JP2002061246A - 建物の排水管配管構造 - Google Patents

建物の排水管配管構造

Info

Publication number
JP2002061246A
JP2002061246A JP2000245109A JP2000245109A JP2002061246A JP 2002061246 A JP2002061246 A JP 2002061246A JP 2000245109 A JP2000245109 A JP 2000245109A JP 2000245109 A JP2000245109 A JP 2000245109A JP 2002061246 A JP2002061246 A JP 2002061246A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
building
drain pipe
pipe
drain
drainage
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000245109A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuyuki Omichi
康之 大道
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sekisui Chemical Co Ltd filed Critical Sekisui Chemical Co Ltd
Priority to JP2000245109A priority Critical patent/JP2002061246A/ja
Publication of JP2002061246A publication Critical patent/JP2002061246A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】住宅の品質確保促進法」の基準を満足し、住宅
を傷めることなく、排水管の点検や清掃は勿論のこと、
部分的な補修や排水管全体の交換が可能な建物の排水管
配管構造を提供することを目的としている。 【解決手段】建物内の排水を排水する排水管が、建物の
床下を通り、建物の基礎外壁を貫通した後、建物外で敷
地内に設けられた排水経路に接続されているとともに、
排水管の建物外の地上部分が着脱自在な配管カバーで覆
われている構成とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建物の排水管配管
構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、戸建住宅分野では、図2に示すよ
うに、トイレ,洗面化粧台、浴室、洗濯機受パン、台所
の流し台等の排水器具100がそれぞれ最も近い宅地升
101と排水管102を介して接続されていて、各排水
器具100から排水される排水が一旦敷地106内に設
けられた宅地升101に流れ込んだのち、下流の宅地升
101をつぎつぎに経て最終公共升103に集められて
下水等へ排水されるようになっている。宅地升101
は、排水管102の点検や清掃を目的として、一般的
に、地中に埋設されている排水管の起点、合流点、屈曲
点、中間点、落差点等に設けられている。
【0003】また、各排水器具100と宅地升101と
を接続する排水管102は、図3に示すように、各排水
器具100の直下の床下に形成された防湿コンクリート
やコンクリートスラブ等の建物104の基礎部を構成す
るコンクリート層105を貫通したのち、宅地升101
に接続されている。また、コンクリート層105の貫通
部では、排水管102がコンクリート層105を形成す
るコンクリートによって周囲を完全に囲繞されるように
直接にコンクリート層105に埋設されている。
【0004】しかし、平成12年6月施工の「住宅の品質
確保促進法」の維持管理容易性能に関する評価方法基準
には、「専用配管は、壁、床、柱又は梁の貫通部を除
き、コンクリート内に埋め込まれていないこと」、「戸
建住宅においては、地中埋設管が、建物の構造体、スラ
ブ下またはコンクリートのべた基礎内に埋め込まれてい
ないこと」と定められている。したがって、上記のよう
な従来の排水管配管構造では、この基準を満足させるこ
とができない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
事情に鑑みて、上記「住宅の品質確保促進法」の基準を
満足し、住宅を傷めることなく、排水管の点検や清掃は
勿論のこと、部分的な補修や排水管全体の交換が可能な
建物の排水管配管構造を提供することを目的としてい
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明にかかる建物の排
水管配管構造は、このような目的を達成するために、建
物内の排水を排水する排水管が、建物の床下を通り、建
物の基礎外壁を貫通した後、建物外で敷地内に設けられ
た排水経路に接続されているとともに、排水管の建物外
の地上部分が着脱自在な配管カバーで覆われている構成
とした。
【0007】また、本発明の建物の排水管配管構造は、
請求項2のように、基礎外壁の排水管貫通部に予め排水
管と略同径か少し大径の排水管挿通孔が穿設されている
構成としてもよい。
【0008】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を、
図面を参照しつつ詳しく説明する。図1は、本発明にか
かる建物の排水管配管構造の1つの実施の形態をあらわ
している。
【0009】図1に示すように、この排水管配管構造A
は、排水器具1から排水される排水の排水管2が、排水
器具1から建物4の床Fから床下42に入り込み、一旦
建物4の基礎部を構成するコンクリートスラブ43上に
ころがした状態で直接支持され、建物4の基礎外壁44
に予め穿設された排水管2と略同径か少し大径の排水管
挿通孔45を介して基礎外壁44を貫通して建物4外に
出たのち、地中に埋設された宅地升3に接続されてい
る。
【0010】そして、排水管2と排水管挿通孔45との
隙間部分には、シリコーン樹脂製のシール剤6が充填さ
れている。また、基礎外壁44の排水管挿通孔45部分
を含む排水管2の地上露出部21は、配管カバー5によ
って覆われている。
【0011】配管カバー5は、図示していないが、ボル
トによって基礎外壁44あるいは躯体外壁に着脱自在に
固定されている。宅地升3は、従来と同様に排水管3の
点検や清掃を目的として、各排水器具1の近傍で、か
つ、地中に埋設されている排水管2の起点、合流点、屈
曲点、中間点、落差点等に設けられている。
【0012】なお、図1中、GLは敷地面である。
【0013】この排水管配管構造Aは、以上のように、
排水器具1と宅地升2とを接続する排水管3が、コンク
リートスラブ41等の基礎床部を構成するコンクリート
層を貫通していないので、「住宅の品質確保促進法」の
基準を満足している。すなわち、配管カバー5を取り除
き基礎外壁44の内外で、排水管2を切断すれば、簡単
に基礎外壁44の貫通部である排水管挿通孔45から排
水管2を引き抜くことができる。したがって、コンクリ
ートスラブ41などの建物の基礎部分を壊すことなく、
排水管の部分補修が交換を行うことができる。勿論、各
排水器具1が、排水管2を介して最も近い宅地升3に接
続されているので、排水管3の点検や清掃も容易に行う
ことができる。
【0014】また、建物4外で排水管2の地上露出部2
1全体が配管カバー5によって覆われているので、見栄
えがよく、しかも、排水管挿通孔45部分も配管カバー
5によって覆われているので、排水管挿通孔45部分に
雨水がかかったりすることを防止することができる。し
たがって、排水管2と排水管挿通孔45との隙間のシー
ルが不十分であっても、排水管挿通孔45から床下に雨
水等が流れ込んだりすることがない。
【0015】本発明にかかる建物の排水管配管構造は、
上記の実施の形態に限定されない。たとえば、上記の排
水管配管構造Aの場合、基礎外壁に予め排水管挿通孔が
穿設されていたが、基礎外壁に排水管の一部を埋設させ
るようにしても構わない。また、上記の実施の形態で
は、排水管が床下でコンクリートスラブ上に直接受けら
れるようになっているが、コンクリートスラブ上にラッ
ク等を設け、このラック上に支持させるようにしても構
わない。
【0016】
【発明の効果】本発明にかかる建物の排水管配管構造
は、以上のように構成されているので、「住宅の品質確
保促進法」の基準を満足し、住宅を傷めることなく、排
水管の補修、交換、清掃、点検等の作業を行うことがで
きる。
【0017】また、排水管の地上露出部が配管カバーに
よって覆われているので、建物の外観を損なうことがな
く、しかも、排水管の貫通部から建物内側への雨水等の
流入も確実に防止することができる。さらに、請求項2
のようにすれば、排水管の部分的な補修や完全な交換な
どを行う場合の作業性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる建物の排水管配管構造の1つの
実施の形態をあらわす要部断面図である。
【図2】建物の排水経路の1例をあらわす配管図であ
る。
【図3】従来の建物の排水管配管構造をあらわす断面図
である。
【符号の説明】
A 排水管配管構造 1 排水器具 2 排水管 21 地上露出部 3 宅地升 4 建物 41 コンクリートスラブ(コンクリート層) 44 基礎外壁 45 排水管挿通孔 GL 敷地面

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】建物内の排水を排水する排水管が、建物の
    床下を通り、建物の基礎外壁を貫通した後、建物外で敷
    地内に設けられた排水経路に接続されているとともに、
    排水管の建物外の地上部分が着脱自在な配管カバーで覆
    われている建物の排水管配管構造。
  2. 【請求項2】基礎外壁の排水管貫通部に予め排水管と略
    同径か少し大径の排水管挿通孔が穿設されている請求項
    1に記載の建物の排水管配管構造。
JP2000245109A 2000-08-11 2000-08-11 建物の排水管配管構造 Pending JP2002061246A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000245109A JP2002061246A (ja) 2000-08-11 2000-08-11 建物の排水管配管構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000245109A JP2002061246A (ja) 2000-08-11 2000-08-11 建物の排水管配管構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002061246A true JP2002061246A (ja) 2002-02-28

Family

ID=18735687

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000245109A Pending JP2002061246A (ja) 2000-08-11 2000-08-11 建物の排水管配管構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002061246A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002054203A (ja) * 2000-08-11 2002-02-20 Sekisui Chem Co Ltd 建物の排水管配管構造
JP2011132793A (ja) * 2009-05-14 2011-07-07 Akizuki Jimusho:Kk 建物の配管構造および配管の施工方法
JP2015232220A (ja) * 2014-06-10 2015-12-24 アロン化成株式会社 フリーアクセスフロアシステム

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002054203A (ja) * 2000-08-11 2002-02-20 Sekisui Chem Co Ltd 建物の排水管配管構造
JP2011132793A (ja) * 2009-05-14 2011-07-07 Akizuki Jimusho:Kk 建物の配管構造および配管の施工方法
JP2014025342A (ja) * 2009-05-14 2014-02-06 Akizuki Jimusho:Kk 建物の配管構造
JP2015232220A (ja) * 2014-06-10 2015-12-24 アロン化成株式会社 フリーアクセスフロアシステム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4341052A (en) Building utility core
JP3595761B2 (ja) 建物の排水管配管構造および建物の排水管施工方法
KR101146505B1 (ko) 복층 건물 실내바닥의 생활오수 누수방지 시스템
KR102028838B1 (ko) 공동주택의 바닥 배수시스템
KR101565457B1 (ko) 바닥면 누수 유도박스
KR100720969B1 (ko) 건물의 침출오수 차단배수장치
KR100967788B1 (ko) 욕실 플로어 레벨 업 및 층상 배관의 설치가 가능한 욕실실시공법
JP2002061246A (ja) 建物の排水管配管構造
JP3273035B2 (ja) 木造家屋の排水配管構造
KR101219145B1 (ko) 이중배관을 포함한 욕실의 배관 시스템
JP4700213B2 (ja) 建物の排水管配管構造
JP2001254414A (ja) コンクリート駆体貫通排水管の改修方法
JP4376406B2 (ja) 住宅用排水システム
CA3035851A1 (en) An arrangement for a sewerage system comprising a french drain
JP2001227021A (ja) 住宅用排水システム
JP2011089347A (ja) 排水容器及び排水容器の施工方法、排水容器を用いた床排水構造
KR200352175Y1 (ko) 욕실의 저소음 배수 배관 시공법
JP5037321B2 (ja) 排水ヘッダー
JP5809127B2 (ja) 洗濯機の排水構造および洗濯機の間接排水工法
KR200466890Y1 (ko) 배수장치를 구비한 피난구
JP3182500B2 (ja) 屋外ハンドホールの溜り水排水装置
KR100589683B1 (ko) 건축물의 층상 배수장치
JP5725436B2 (ja) 建物における配管用構造体
JP5666515B2 (ja) 排水ヘッダー
JPH0128194B2 (ja)