JP3182500B2 - 屋外ハンドホールの溜り水排水装置 - Google Patents

屋外ハンドホールの溜り水排水装置

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JP3182500B2
JP3182500B2 JP34016895A JP34016895A JP3182500B2 JP 3182500 B2 JP3182500 B2 JP 3182500B2 JP 34016895 A JP34016895 A JP 34016895A JP 34016895 A JP34016895 A JP 34016895A JP 3182500 B2 JP3182500 B2 JP 3182500B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電力設備の屋外地
中埋設管路工事において、地中埋設管路から建屋側への
電線管の引き込み部に築造される屋外ハンドホールにお
ける溜り水排水装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】電力設備の屋外地中埋設管路工事におけ
る屋外ハンドホールの築造は、既製品を採用するか、あ
るいは現場打ちのコンクリート製ハンドホールによって
施工される。この屋外ハンドホールは、施工据付け後
に、ホール壁面に穴を開けて電線管を通し、周囲をモル
タルで穴埋め補修して屋外ハンドホール内への浸水防止
処置を施すようにしている。これは屋外ハンドホール内
への雨水や地下水の浸水を防止するためであり、屋外ハ
ンドホール内への浸水経路は、電線管貫通部の他に、マ
ンホール蓋の隙間、配管の貫通部、電線管の継ぎ手から
管内を伝ってくるもの、屋外ハンドホール自体のひび割
れ等が考えられる。
【0003】屋外ハンドホール内への浸水防止対策は、
施工上の課題の一つであり、従来より種々の工夫がなさ
れているが、施工者の熟練の度合いに依存していること
もあって、ある程度の浸水は避けられない面がある。し
かし、浸水した水の排水処理については、従来よりあま
り関心が払われておらず、人間が屋外ハンドホール内に
入って定期的に汲み上げているのが実情であり、これは
軽視できない労力になっていると共に、電線が入線され
ているために完全に排水するのは困難で、建屋側への浸
水のおそれも残されていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、保安
上定期的に実施している屋外ハンドホール内の水汲み上
げ作業を不要にして、その労力を省力化することができ
る屋外ハンドホールの溜り水排水装置を提供することに
ある。本発明のもう一つの課題は、建屋側への浸水を確
実に回避することができる屋外ハンドホールの溜り水排
水装置を提供することにある。本発明の更なる課題は、
屋外ハンドホール内を常に水気のない、電気的に良好な
環境に維持することが可能な屋外ハンドホールの溜り水
排水装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記した課題を解決する
ため、本発明に係る屋外ハンドホールの溜り水排水装置
は、地中埋設管路から建屋側への電線管の引き込み部に
築造される屋外ハンドホールにおいて、前記屋外ハンド
ホールの底面に排水口を設け、同排水口に他端を建屋側
地下外壁の二重壁部分内に配管してなる排水管を接続す
ると共に、前記屋外ハンドホールの底面に前記排水口へ
の水勾配を設け、更に、前記電線管の屋外ハンドホール
に対する地下外壁貫通部の位置を、前記地中埋設管路の
貫通部位置より低位置とし、同建屋側の電線管を介して
建屋側のプルボックスから排水管を経て建屋側地下外壁
の二重壁部分内に排水可能としてなることを特徴とする
もので、屋外ハンドホールに水が浸水することがあって
も、この水は速やかにその底面の水勾配によって排水口
に集められ、排水口から排水管を経て建屋側の地下二重
壁内に排水され、屋外ハンドホール内に溜まることがな
くなるため、定期的な屋外ハンドホール内の水汲み上げ
作業を省力化することができると共に、常に屋外ハンド
ホール内を水気のない状態に保つことができる。
【0006】また、電線管の屋外ハンドホールに対する
地下外壁貫通部の位置を、地中埋設管路の貫通部位置よ
り低位置とし、建屋側の電線管を介して建屋側のプルボ
ックスから排水管を経て建屋側地下外壁の二重壁部分内
に排水できるようにしているため、万一屋外ハンドホー
ル底面の排水口が目詰まりを生じた場合でも、建屋側の
プルボックスの排水管を経由して地下二重壁部分内に排
水することができるため、建屋側への浸水を確実に回避
することができる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を図1
乃至図3に基づいて説明する。図1は本発明の実施形態
に係る屋外ハンドホールの溜り水排水装置の構成を示す
断面図、図2は図1におけるA部の拡大図、図3は図1
におけるB部の拡大詳細図である。
【0008】建屋1の地下側には地下外壁2が施工され
ており、この地下外壁2には二重壁部分3が設けられ、
建屋1側の地下湧水槽に連なっている。建屋1の地下外
壁2に隣接して、その屋外側に電力設備の屋外地中埋設
管路工事において地中埋設管路4から建屋1側に電線管
5を引き込むための屋外ハンドホール6が築造されてい
る。
【0009】電線管5は、屋外ハンドホール6から地下
外壁2を貫通して建屋1側の地下外壁2内に設置されて
いるプルボックス7に繋がれるようになっており、この
プルボックス7にはその底部に地下外壁2の二重壁部分
3に連なる排水管8が接続配管されている。電線管5の
地下外壁貫通部には、図3に示すように水切つば9付き
の鋼管スリーブ10が使用され、更にはコーキング材1
1や止水コンパウンド材12、押え材13、防水モルタ
ル14等を使用して止水処理を施している。
【0010】屋外ハンドホール6の内面には、上記した
防水モルタル14が施されていると共に、その底面には
排水口15が設けられており、この排水口15に対しモ
ルタルによって排水口15への水勾配16が設けられて
いる。また、排水口15には、排水管17が接続され、
この排水管17の他端は地下外壁2の二重壁部分3に配
管されており、屋外ハンドホール6内に浸水した水を地
下外壁2の二重壁部分3を経て建屋1側の地下湧水槽に
排水できるようになっている。
【0011】なお、電線管5の地下外壁貫通部の位置
は、地中埋設管路4の貫通部位置より低位置に設けられ
ており、万一屋外ハンドホール6の底面に設けた排水口
15が目詰まりした場合でも、電線管5、建屋側のプル
ボックス7を経由し、プルボックス7側の排水管8から
地下外壁2の二重壁部分3へと排水できるように構成さ
れている。
【0012】しかして、種々の浸水防止対策を施した屋
外ハンドホール6内に電線管5の貫通部、マンホール蓋
の隙間、配管の貫通部、電線管の継ぎ手から管内を伝っ
てくるもの、屋外ハンドホール自体のひび割れ等の浸水
経路を経て、万一水が浸水することがあっても、この水
は速やかにその底面の水勾配16によって排水口15に
集められ、同排水口15から排水管17を経て建屋1側
の地下外壁2の二重壁部分3へと導かれ、建屋1側の地
下湧水槽に排水される。
【0013】従って、屋外ハンドホール6内に浸入水が
溜まることがなくなるため、定期的な屋外ハンドホール
6内の水汲み上げ作業を不要とすることができると共
に、常に屋外ハンドホール6内を水気のない、電気的に
良好な環境状態に維持することができる。
【0014】また、屋外ハンドホール6内への浸水は、
排水口15が詰まらない限り速やかに排水されるので、
内部に溜まることがなく、万一排水口15が目詰まりし
た場合でも、電線管5、建屋側のプルボックス7を経由
し、プルボックス7側の排水管8から地下外壁2の二重
壁部分3へと排水できるため、建屋側への浸水を確実に
回避することができる。
【0015】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明に係る屋
外ハンドホールの溜り水排水装置によると、屋外ハンド
ホール内に浸水があっても、その底面の排水口から排水
管を経て速やかに建屋側の地下外壁の二重壁部分に排水
できるため、屋外ハンドホール内に水が溜まることがな
く、従来、保守上定期的に実施していた屋外ハンドホー
ル内の水汲み上げ作業を不要とし、その労力を省力化す
ることができる。また、屋外ハンドホール内に水が溜ま
ることがなく、しかも万一排水口が目詰まりしても、建
屋側のプルボックスを経由して地下外壁の二重壁部分へ
と排水できるため、建屋側への浸水を確実に回避するこ
とができる。更に、屋外ハンドホール内に水を速やかに
排水することができるため、屋外ハンドホール内を常に
水気のない電気的に良好な環境に保つことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る屋外ハンドホールの溜
り水排水装置の断面図である。
【図2】図1におけるA部の拡大図である。
【図3】図1におけるB部の拡大詳細図である。
【符号の説明】
1 建屋 2 地下外壁 3 二重壁部分 4 地中埋設管路 5 電線管 6 屋外ハンドホール 7 プルボックス 8 プルボックスの排水管 15 排水口 16 水勾配 17 排水管

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 地中埋設管路から建屋側への電線管の引
    き込み部に築造される屋外ハンドホールにおいて、 前記屋外ハンドホールの底面に排水口を設け、同排水口
    に他端を建屋側地下外壁の二重壁部分内に配管してなる
    排水管を接続すると共に、前記屋外ハンドホールの底面
    に前記排水口への水勾配を設け、 更に、前記電線管の屋外ハンドホールに対する地下外壁
    貫通部の位置を、前記地中埋設管路の貫通部位置より低
    位置とし、同建屋側の電線管を介して建屋側のプルボッ
    クスから排水管を経て建屋側地下外壁の二重壁部分内に
    排水可能としてなることを特徴とする屋外ハンドホール
    の溜り水排水装置。
JP34016895A 1995-12-27 1995-12-27 屋外ハンドホールの溜り水排水装置 Expired - Fee Related JP3182500B2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2605246A (en) * 2021-01-08 2022-09-28 Uplifting Products Ltd Rotational device

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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GB2605246A (en) * 2021-01-08 2022-09-28 Uplifting Products Ltd Rotational device

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