JP2739901B2 - 排水装置 - Google Patents

排水装置

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JP2739901B2
JP2739901B2 JP5200069A JP20006993A JP2739901B2 JP 2739901 B2 JP2739901 B2 JP 2739901B2 JP 5200069 A JP5200069 A JP 5200069A JP 20006993 A JP20006993 A JP 20006993A JP 2739901 B2 JP2739901 B2 JP 2739901B2
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精治 関口
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A20/00Water conservation; Efficient water supply; Efficient water use
    • Y02A20/20Controlling water pollution; Waste water treatment
    • Y02A20/208Off-grid powered water treatment
    • Y02A20/212Solar-powered wastewater sewage treatment, e.g. spray evaporation

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  • Heat Treatment Of Water, Waste Water Or Sewage (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、排水装置に関し、詳し
くは、設備機器が内設された点検桝内の水を除去するた
めに用いられる排水装置に関する。
【0002】
【従来の技術】設備機器が内設された点検桝では、雨水
の浸入、或いは設備機器からの結露水により、低所に水
が溜まることがある。例えば、地中に埋設され、冷凍設
備の冷媒配管が設けられた点検桝では、冷媒配管に結露
した水が点検桝内に落ち、点検桝の低所部分に溜まる。
このような結露水は、外気の温湿度によりその量が著し
く増減し、結露が生じない季節もある。このことから、
点検桝にはポンプを用いた排水設備が設けられることは
稀で、地中にそのまま排水する、いわゆる浸透式が採用
されることが多かった。このため、特に多量に生じた結
露水と相まって、雨水等が点検桝内に浸入すれば、充分
な排水が行われないことになり、水が溜まったままの状
態となる。そして、このような場合には、人力やバキュ
ームカーなどにより点検桝内の水の汲み上げが行われる
のが一般的であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、点検桝
に非定常的に溜まる水を定期的に確認するのは、煩雑な
作業であり、また、確認が遅れたためその量が多量にな
った場合には、バキュームカーなどによる水の汲み上げ
が必要となり、余計な出費が発生することになった。さ
らに、水溜まりが生じることは、衛生的にも好ましくな
く、場合によっては、ケーブル等の設備機器の水没によ
り、漏電事故が発生する危険性もあった。一方、このよ
うな状況を未然に防ぐため、ポンプを設置した排水設備
を設ければ、高価なイニシャルコストが掛かることにな
り、その上、ランニングコストも発生し、極めて不経済
なものとなった。本発明は上記状況に鑑みてなされたも
ので、ポンプを設置することなく、しかも、一切の管理
を必要とせずに低所に溜まった水を自然に排水すること
ができる排水装置を提供し、もって、安価なコストで点
検桝内への水溜まりによる弊害を解消することを目的と
する。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明は、点検桝内の水を除去する排水装置であっ
て、水溜部と繊維束とを備えている。この水溜部は、上
記点検桝底面の最も低い位置に凹設されたものである。
また、上記繊維束は、上端が点検桝の外に配置され且つ
下端が上記水溜部内に配置され、毛細管現象によって上
記下端から上記上端に水を吸い上げるためのものであ
る。さらに、上記排水装置は、上記繊維束の上端との間
に間隔を設けて当該上端を覆う状態に設けられたカバー
を有している。このカバーは、繊維束の上端に太陽光に
よる熱を集める機能を有していても良い。
【0005】
【作用】点検桝内に侵入した水や結露水は、当該点検桝
底面の最も低い位置に設けられた水溜部内に流れ込む。
水溜部内に流れ込んだ水は、当該水溜部内に配置された
繊維束の下端から当該繊維束の上端、すなわち点検桝の
外に毛細管現象によって吸い上げられる。吸い上げられ
た水は点検桝の外で蒸発し、蒸発した分の水が再び繊維
束の下端から吸い上げられて点検桝内が排水される。ま
た、繊維束の上端にカバーを設けたことによって、例え
ば当該上端が点検桝の外の大気中に配置された場合、当
該繊維束の上端が雨に晒されることが防止される。さら
に、このカバーが太陽光による熱を集める機能を有する
場合には、太陽光が上記カバーに照射されると、カバー
の集熱機能によて繊維束の上端が加熱され、上端の水が
高温となって繊維束の上端からの水の蒸発が促進され
る。そして、繊維束の下端からの水の吸い上げ量が増大
する。
【0006】
【実施例】以下、本発明に係る排水装置の好適な実施例
を図面を参照して詳細に説明する。図1は本発明排水装
置の概要図、図2は排水装置の要部拡大図である。排水
が行われる点検桝1は、天井部分を露出させた状態で地
中に埋設されている。点検桝1の底面は所定勾配で形成
され、その最も低い位置として水溜部3が凹設されてい
る。そして、水溜部3には点検桝1底面の結露水、漏水
等が流れ込むようになっている。また、点検桝1内に
は、機器配管・ケーブル等の設備機器5が配設されてい
る。また、水溜部3直上の点検桝1の天井部には貫通穴
7が穿設され、貫通穴7には点検桝1の外の大気と点検
桝1の内部とを連通させる状態で両端が開口した管9が
挿着されている。図2に示すように、貫通穴部分の管9
には止水鍔11が設けられ、止水鍔11は貫通穴7から
の点検桝1内への雨水の浸入を防止している。管9内に
は毛細管現象を生じさせる繊維束13が挿入されてい
る。この繊維束13の上端13aは、管9の上部から点
検桝1の外に引き出されて大気中に露出した状態で配置
されている。一方、繊維束13の下端13bは、点検桝
1内の水溜部3内に配置されている。管9上端の内周と
繊維束13との間にはリング状のパッキン15が装着さ
れ、パッキン15は管9と繊維束13との間からの雨
水、虫の浸入を防止している。
【0007】管9の上端には集熱機能を有する半球面形
状のカバー17が支持金具19を介して固定され、カバ
ー17は間隙21を有して管9の上端から引き出された
繊維束13の上端13aを覆っている。このカバー17
は、繊維束13の上端13aへの降水を防止すると共
に、太陽光すなわち太陽熱をこの上端13aに集め、上
端13aを加熱する集熱手段としても作用するようにな
っている。集熱手段としての具体的な構成としては、独
立した小レンズ部をカバー17の面に複数形成するもの
や、カバー17の面全体を一つのレンズ体とするもの又
は外面を黒色に塗装した金属板等が考えられる。水溜部
3、管9、繊維束13、カバー17を主な部材として、
排水装置23が構成されている。
【0008】このように構成された排水装置23におい
て、点検桝1内に水が侵入したり当該点検桝1内で発生
した結露水は、水溜部3に流れ込んで溜められる。水溜
部3内の水は毛細管現象により繊維束13の下端13b
から吸収され、繊維束13を通り上端13aに吸い上げ
られる。上端13aがカバー17の集熱作用により太陽
光で加熱されると、上端13aに吸い上げられた水の蒸
発が促進され、当該水が間隙21を通り大気中に蒸発す
ることになる。上端13aの水が蒸発して無くなると、
この分の水が再び繊維束13の下端13bから吸収さ
れ、この作用が繰り返されることにより、水溜部3の水
が汲み上げられることになるのでる。
【0009】このように、上述の実施例に係る排水装置
23にれば、水溜部3に溜まった水を、毛細管現象によ
り繊維束13の上端13aに吸い上げ、点検桝1の外の
大気中に蒸発させることで、汲み上げ用のポンプが不要
となるとともに、排水経路の確保も必要なく、極めて経
済的に水溜部3に流れ込んだ点検桝1内の水を除去する
ことができるようになるのである。これにより、イニシ
ャルコストの低減、ランニングコスト発生の防止、メン
テナンスフリー(保守管理の不要化)など、多くの効果
を得ることができる。また、メンテナンスフリーである
ことから、特に、遠隔地、危険地域などでは、多大な効
果を奏することになる。
【0010】なお、上述の実施例では、繊維束13の上
端13aを、カバー17で覆い、太陽光を繊維束13の
上端13aに集め、上端13aを加熱することで当該上
端13aからの水の蒸発を促進するものとしたが、カバ
ー17は、単に防雨のためのカバーとしてのみ用いられ
るものであってもよい。このような場合では、間隙21
を通過する大気により蒸発が行われることになる。この
ような構成とした場合には、間隙21の大気の流通を良
好とするため、風により自然回転する送気手段を設けれ
ば、蒸発が促進されることになり、汲み上げ量を増大さ
せることができる。また、管9は、水溜部3と直上の貫
通穴7を結ぶ直管状としたが、例えば点検桝1が建物の
地下に埋設されている場合のように、障害物によって点
検桝1の天井部分に管9を立設できない場合、或いは通
気性を良好に確保できない場所である場合には、図3に
示すように、曲管9aを用いれば、所望の場所に蒸発部
分を配置することができる。尚、繊維束としては一般の
繊維だけではなく、中空状繊維を用いることで、その毛
細管作用をより大きく働かせることも可能である。
【0011】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明に係
る排水装置によれば、毛細管現象を生じさせる繊維束の
下端を点検桝底面の最低部に設けた水溜部内に配置し、
上端を点検桝の外に配置したことで、点検桝内の水を水
溜部内に集めて毛細管現象により繊維束の下端から上端
に吸い上げて点検桝の外で蒸発させることができる。こ
のため、ポンプを設置することなく、しかも、一切の管
理を必要とせずに自然に点検桝内の排水を行うことがで
きる。この結果、安価なコストで水溜まりによる弊害を
解消することが可能になる。また、繊維束の上端を覆う
カバーを設けることで、当該上端を点検桝の外の大気中
に配置した場合にこの上端からの水の蒸発が降雨によっ
て妨げられることを防止できる。さらにこのカバーに太
陽光によ集熱機能を持たせれば、繊維束の上端が加熱さ
れて蒸発が促進され、汲み上げ量を増大させることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明排水装置の概要図である。
【図2】排水装置の要部拡大図である。
【図3】曲管を用いた排水装置の概要図である。
【符号の説明】
1 点検桝 3 水溜部 13 繊維束 13a 上端 13b 下端 17 カバー 21 間隙 23 排水装置

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 点検桝内の水を除去する排水装置であっ
    て、 前記点検桝底面の最も低い位置に凹設された水溜部と、 上端が前記点検桝の外に配置され且つ下端が前記水溜部
    内に配置されたもので、毛細管現象によって前記下端か
    ら前記上端に水を吸い上げるための繊維束と、 を備えたことを特徴とする排水装置。
JP5200069A 1993-07-19 1993-07-19 排水装置 Expired - Lifetime JP2739901B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR20240014873A (ko) * 2022-07-26 2024-02-02 재단법인대구경북과학기술원 3차원 구조의 태양광 증발 소자(3D Interfacial solar vapor generator) 및 이의 제조 방법, 이를 포함하는 태양 증류기(Solar Still)

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JPH0618634Y2 (ja) * 1986-02-12 1994-05-18 信 山下 屎尿の蒸発散装置
JP2563900Y2 (ja) * 1990-12-01 1998-02-25 充弘 藤原 下水処理システムにおける覆蓋装置

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