JP2002060918A - 溶融金属めっきの余剰めっき液の処理装置 - Google Patents

溶融金属めっきの余剰めっき液の処理装置

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JP2002060918A JP2000240204A JP2000240204A JP2002060918A JP 2002060918 A JP2002060918 A JP 2002060918A JP 2000240204 A JP2000240204 A JP 2000240204A JP 2000240204 A JP2000240204 A JP 2000240204A JP 2002060918 A JP2002060918 A JP 2002060918A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 金属めっきがなされた金属めっき板の側端面
に付着する余剰めっき液を良好に処理する。 【解決手段】 めっき浴1を通過して上方に引き上げら
れる金属めっき板2の側端面2aに付着した余剰めっき
液aを処理する処理装置である。金属めっき板2の側端
部に係合して金属めっき板2の板厚方向に追随する追随
具4を設ける。追随具4の下方に金属めっき板2の側端
面2aに付着した余剰めっき液aをエアーの吹き出しに
よって均すとともに冷却して固着するエアー吹き出し手
段3を追随具4に設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、溶融金属めっきの
余剰めっき液の処理装置に関し、詳しくは、金属めっき
がなされた金属めっき板の側端面に付着する余剰めっき
液を良好に処理しようとする技術に係るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、めっき浴1を通過して上方に引き
上げられる金属めっき板2の側端面2aに付着した余剰
めっき液を除去する溶融金属めっきの余剰めっき液の処
理装置は、図7に示すように、固定レールAに対して移
動自在に設けられた基体Bに金属めっき板2の側端面に
当接する略V字状の追随ローラCと、金属めっき板2の
側端部に付着した余剰めっき液を吸引して除去するノズ
ルNが付設され、基体Bにワイヤー11が係着され、ワ
イヤー11の先端にウエイト13が係着され、基体B側
のガイドロール9が固定レールAに係合され、しかし
て、ウエイト13により重力付勢された基体Bを金属め
っき板2側に付勢し、追随ローラCが金属めっき板2の
側端面に当接し、めっき浴1を通過して上方に引き上げ
られる金属めっき板2が板面と略平行な方向へ蛇行する
ことに追随し、金属めっき板2の側端部に付着した余剰
めっき液をノズルNにて例えば吸引除去するようにして
ある。図中イはエアー供給路、7はシンクロールであ
り、金属板を誘導している。16はエアーノズルであ
り、金属めっき板2の両面に配設されて、板面の余剰め
っき液をいわゆるエアーナイフのようにして除去するも
のである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述の従来
の構成のものにおいては、金属めっき板2の板面に沿う
方向の蛇行には追随するが、板厚方向の移動には追随し
難く、このため、金属めっき板2の側端面に付着した余
剰めっき液を良好に除去することができないものとなっ
ていた。即ち、従来の金属めっき板2の側端面2aにお
いては、図7(c)に示すように、余剰のめっき液が滴
下玉状体(メタル玉)Dとなって連続して形成されるこ
とになるものである。
【0004】このように、余剰めっき液が除去されるこ
となく側端面2aに滴下玉状体(メタル玉)Dが連続し
て形成されると、金属めっき板2自体が格落ち品とな
り、側端面における金属めっき板2の厚みが厚くなり、
金属めっき板2(ストリップ)をコイル状に巻き取るの
に、所定長さの金属めっき板2の巻き取りが不能となり
重量・長さ不足となる。また、形状不良等にもなるた
め、これらを矯正する工程が増すことにもなる。更に、
側端面2aに滴下玉状体(メタル玉)Dが連続して形成
される場合には、金属めっき板2を例えばロール成形す
るのに際して、連続する滴下玉状体(メタル玉)D…に
よって成形型を損傷しやすくなるものである。そこで、
金属めっき板2の両端の耳部をスリッター等により切断
して予め除去することがおこなわれるのであり、歩留ま
りが大きく低下することになるものである。
【0005】本発明はこのような問題に鑑みてなされた
ものであり、その目的とするところは、金属めっきがな
された金属めっき板の側端面に付着する余剰めっき液を
良好に除去することができる溶融金属めっきの余剰めっ
き液の処理装置を提供しようとするにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1においては、め
っき浴1を通過して上方に引き上げられる金属めっき板
2の側端面2aに付着した余剰めっき液aを処理する処
理装置であって、金属めっき板2の側端部に係合して金
属めっき板2の板厚方向に追随する追随具4を設け、追
随具4の下方に金属めっき板2の側端面2aに付着した
余剰めっき液aをエアーの吹き出しによって均すととも
に冷却して固着するエアー吹き出し手段3を追随具4に
設けてあることを特徴とするものである。このような構
成によれば、追随具4は金属めっき板2の側端部に係合
して板厚方向に追従することができ、追随具4に設けて
いるエアー吹き出し手段3を金属めっき板2の側端面2
aに常に追随させることができ、金属めっき板2の側端
面2aに付着した余剰めっき液をエアーの吹き出しによ
って均すとともに冷却して側端面2aに滑面状に定着さ
せることができるのであり、従来のように、側端面2a
において余剰めっき液が滴下玉状体(メタル玉)に連続
的に形成されることがなく、滴下玉状体(メタル玉)に
よってロール成形機の成形型を損傷することがなく、
又、金属めっき板2の耳部を切断して除去する必要もな
く、歩留まりを高め、金属めっき板2をコイル状に巻い
たフープ材の商品の格を高めることができる。
【0007】請求項2においては、請求項1の構成に加
えて、追随具4は、V溝4bにおいて金属めっき板2の
側端部に係合するV形プーリ4aであり、エアー吹き出
し手段3は筒形のノズル3aを備え、ノズル3aの開口
形状は、追随具4のV溝4bに略合致する山形先端縁3
bと、山形先端縁3bに略平行となる山形後端縁3cと
を備え、山形先端縁3bと山形後端縁3cとを結ぶノズ
ル開口縁3dを金属めっき板2の側端面2aに略平行に
していることを特徴とするものである。このような構成
によれば、ノズル3aの先端縁の山形先端縁3cは、金
属めっき板2の側端部に追随するV形プーリ4aのV溝
4bの形状に略一致していて、V形プーリ4aにエアー
吹き出し手段3のノズル3aを充分に近接させることが
でき、V形プーリ4aの追随具4を金属めっき板2に追
随させるのと同様に金属めっき板2の側端面2aにノズ
ル3aを追随させて所定の位置に位置させることがで
き、ノズル3aから所定の風量及び風速にてエアーを金
属めっき板2の側端面2aに吹き付けることができ、エ
アーの吹き付けによって側端面2aの余剰めっき液aを
滑面に均して、従来のように滴下玉状体(メタル玉)を
形成するのを確実に防止することを、一層、確実におこ
なうことができる。
【0008】更に、ノズル3aの山形先端縁3bと山形
後端縁3cとが略平行となって山形先端縁3bを備えた
ノズル3aからのエアーの吹き出しを安定化させ、か
つ、ノズル開口縁3dを金属めっき板2の側端面2aに
略平行にしていることから、金属めっき板2の側端面2
aに対して、一層、安定的にエアーの吹き付けをおこな
うことができる。
【0009】請求項3においては、エアー吹き出し手段
3は、めっき浴1の液面1aとは間隔dを隔てて上方に
設置し、ノズル3aを金属めっき板2の側端面2aに近
接・離間自在に、かつ、回動自在に構成していることを
特徴とするものである。このような構成によれば、エア
ー吹き出し手段3はめっき浴1の液面1aから間隔dが
隔てられた位置に設けてあることから、めっき浴1より
上昇されて放熱されてやや冷却された金属めっき板2の
側端面2aの余剰めっき液aに対してエアーを吹き付け
ることができ、ノズル3aを良好な位置及び向きに調整
することができ、請求項1又は2の作用を、一層、高め
るものである。
【0010】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態を図面に
基づいて詳述する。図1(a)は概略正面図、同図
(b)は概略側面図である。図2(a)は拡大正面図で
ある。図3は拡大側面図である。図4は拡大側面図であ
る。図5は分解斜視図である。
【0011】長尺な金属板がシンクロール7にガイドさ
れて、めっき浴1に浸漬され、金属めっきが施され、金
属めっき板2がめっき浴1を通過して上方に引き上げら
れ、乾燥工程等を終えて巻取りロールに巻取られる。こ
の場合、めっき浴1から引上げられる金属めっき板2に
は、中央部はもちろん側端部にもめっき液が付着してい
る。金属めっき板2の板面に付着しているめっき液は、
金属めっき板2の両面に設けられていて、板面に対して
一列状に配設されたエアーノズル16からの圧力エアー
の吹き出しによるいわゆるエアーナイフによって、めっ
き液を除去してめっき浴1に流下させることができるよ
うにしてある。ところで、金属めっき板2の側端面2a
に付着している余剰めっき液aを処理するのであり、以
下その構成を詳述する。
【0012】金属めっき板2の移動経路の両側部には、
固定レール8,8が設けられている。移動基体10には
上下にガイドロール9…が設けられ、ガイドロール9…
が固定レール8に係合されて移動基体10を金属めっき
板2の板面に沿う方向に移動できるようにしてある。固
定レール8の上縁部は逆V字状に形成されていて、上縁
部にごみが堆積するのを回避している。
【0013】移動基体10には側端面2aの余剰めっき
液aをエアーの吹き出しにて処理するエアー吹き出し手
段3と、金属めっき板2の所定の移動軌跡から外れるの
に追随する追随具4が設けられている。また、移動基体
10にはワイヤー11が係着され、ワイヤー11はロー
ラ12に巻回されて端部にはウエイト13が係着されて
いる。しかして、ウエイト13の重力がワイヤー11を
介して移動基体10に掛かり、移動基体10を金属めっ
き板2側に付勢し、追随具4のV形プーリ4aのV溝4
bが金属めっき板2の側端部に係合し、このように、金
属めっき板2の両側からV形プーリ4a,4aが係合し
てエアー吹き出し手段3,3を金属めっき板2の板面に
沿う方向の移動に追随することができるようにしてい
る。
【0014】金属めっき板2の板厚方向の揺れに対して
は以下のような構成にて追随することができるようにし
ている。以下、詳述する。
【0015】移動基体10の背面側にはステーを介して
軸6が、その軸芯を金属めっき板2の板面に沿う方向と
略平行になるように取付けられ、この軸6に揺動バー5
が揺動自在に吊下げ保持されている。このように、軸6
を移動基体10に保持する構成は種々設計変更可能であ
る。揺動バー5の下端部にステー22、22を対向して
取付け、ステー22、22間に追随具4のV形プーリ4
aが挟持されるように取付けられている。ステー22、
22の先端部には、一対のガイド板4c,4cが形成さ
れていて、金属めっき板2の端部のガイドを容易におこ
なえるようにしている。また、V形プーリ4aにはエア
ー経路からエアーが吹き付けられてV形プーリ4aの冷
却を図るようにしてある。図1において、矢印イはエア
ー供給路を示している。
【0016】図2に示すように、ステー22には、ブラ
ケット23が取付けられ、対向するブラケット23、2
3にエアー吹き出し手段3が取付けられている。エアー
吹き出し手段3は立方体状の取付けベース24に筒形の
ノズル3aを一体的に付設し、ホース17からの圧力エ
アーが取付けベース24の内部経路をへてノズル3aか
らエアーを吹き出すようにしたものである。ノズル3a
の開口形状は、追随具4のV溝4bに略合致する山形先
端縁3bと、山形先端縁3bに略平行となる山形後端縁
3cとを備えていて、ノズル3aの長さ方向における任
意の位置における横断面形状は略等しくなっている。更
に、山形先端縁3bと山形後端縁3cとを結ぶノズル開
口縁3dは一つの面内に形成されるものであり、このノ
ズル開口縁3dを金属めっき板2の側端面2aに略平行
になるように固定している。このような固定は取付け軸
26の端部のナットの緩め及び締め付けによっておこな
われる。
【0017】しかして、揺動バー5は軸6の廻りに回動
して金属めっき板2の板厚方向に揺動し、揺動バー5に
付設されているV形プーリ4a及びエアー吹き出し手段
3は金属めっき板2の板厚方向の移動に対して充分に追
随するのである。このように、エアー吹き出し手段3を
金属めっき板2の側端部に常に追随させることができ、
金属めっき板2の側端面に付着した余剰めっき液aを良
好に処理することができるのである。かかる場合、V形
プーリ4aにエアー吹き出し手段3が近接して、より一
層追随性を高めるのである。
【0018】又、ノズル3aの先端縁の山形先端縁3c
は、金属めっき板2の側端部に追随するV形プーリ4a
のV溝4bの形状に略一致していて、V形プーリ4aに
エアー吹き出し手段3のノズル3aを充分に近接させる
ことができるのである。しかして、V形プーリ4aの追
随具4を金属めっき板2に追随させるのと同様に金属め
っき板2の側端面2aにノズル3aを追随させて所定の
位置に位置させることができ、ノズル3aから所定の風
量及び風速にてエアーを金属めっき板2の側端面2aに
吹き付けることができ、エアーの吹き付けによって側端
面2aの余剰めっき液aを滑面に均して、従来のように
滴下玉状体(メタル玉)を形成するのを確実に防止する
ものである。更に、滴下玉状体(メタル玉)によってロ
ール成形機の成形型を損傷することがなく、又、金属め
っき板2の耳部を切断して除去する必要もなく、歩留ま
りを高め、金属めっき板2をコイル状に巻いたフープ材
の商品の格を高めることができるものである。又、エア
ーはノズル3aから斜め上方(例えば、45°の角度)
に向けて吹き出されるのであり、滴下玉状体(メタル
玉)が生じるのを、一層、効果的に抑制するものであ
る。図6において、金属めっき板2の巻き取り初期Xに
おいて滴下玉状体(メタル玉)Dが多く連続しているの
が判る。本発明の処理装置を使用したY域においては、
滴下玉状体(メタル玉)が生じていなくてめっき液が側
端面に定着しているのが判る。
【0019】更に、ノズル3aの山形先端縁3bと山形
後端縁3cとが略平行となって山形先端縁3bを備えた
ノズル3aからのエアーの吹き出しを安定化させるので
あり、かつ、ノズル開口縁3dを金属めっき板2の側端
面2aに略平行にしていることから、金属めっき板2の
側端面2aに対して、一層、安定的にエアーの吹き付け
をおこなうことができるものである。
【0020】ところで、エアー吹き出し手段3は、めっ
き浴1の液面1aとは間隔dを隔てて上方に設置してあ
り、かつ、ノズル3aを付設した取付けベース24は、
ブラケット23における長孔25において前後移動及び
取付け軸26の周りに回動自在に構成してあって、ノズ
ル3aを金属めっき板2の側端面2aに近接・離間自在
に、かつ、回動自在に構成しているのである。
【0021】しかして、エアー吹き出し手段3はめっき
浴1の液面1aから間隔dが隔てられた位置に設けてあ
ることから、めっき浴1より上昇されて放熱されてやや
冷却された金属めっき板2の側端面2aの余剰めっき液
aに対してエアーを吹き付けることができるものであ
る。
【0022】更に、V形プーリ4aに対して、ノズル3
aを付設した取付けベース24を長孔25の範囲で前後
に移動及び取付け軸26の周りに回動させることで、ノ
ズル3aの適正位置に位置調整をおこなうことができる
ものである。
【0023】
【発明の効果】請求項1においては、めっき浴を通過し
て上方に引き上げられる金属めっき板の側端面に付着し
た余剰めっき液を処理する処理装置であって、金属めっ
き板の側端部に係合して金属めっき板の板厚方向に追随
する追随具を設け、追随具の下方に金属めっき板の側端
面に付着した余剰めっき液をエアーの吹き出しによって
均すとともに冷却して固着するエアー吹き出し手段を追
随具に設けてあるから、追随具は金属めっき板の側端部
に係合して板厚方向に追従することができ、追随具に設
けているエアー吹き出し手段を金属めっき板の側端面に
常に追随させることができ、金属めっき板の側端面に付
着した余剰めっき液をエアーの吹き出しによって均すと
ともに冷却して側端面に滑面状に定着させることができ
るのであり、従来のように、側端面において余剰めっき
液が滴下玉状体(メタル玉)に連続的に形成されること
がなく、滴下玉状体(メタル玉)によってロール成形機
の成形型を損傷することがなく、又、金属めっき板の耳
部を切断して除去する必要もなく、歩留まりを高め、金
属めっき板をコイル状に巻いたフープ材の商品の格を高
めることができるという利点がある。
【0024】請求項2においては、請求項1の構成に加
えて、追随具は、V溝において金属めっき板の側端部に
係合するV形プーリであり、エアー吹き出し手段は筒形
のノズルを備え、ノズルの開口形状は、追随具のV溝に
略合致する山形先端縁と、山形先端縁に略平行となる山
形後端縁とを備え、山形先端縁と山形後端縁とを結ぶノ
ズル開口縁を金属めっき板の側端面に略平行にしている
から、請求項1の効果に加えて、ノズルの先端縁の山形
先端縁は、金属めっき板の側端部に追随するV形プーリ
のV溝の形状に略一致していて、V形プーリにエアー吹
き出し手段のノズルを充分に近接させることができ、V
形プーリの追随具を金属めっき板に追随させるのと同様
に金属めっき板の側端面にノズルを追随させて所定の位
置に位置させることができ、ノズルから所定の風量及び
風速にてエアーを金属めっき板の側端面に吹き付けるこ
とができ、エアーの吹き付けによって側端面の余剰めっ
き液を滑面に均して、従来のように滴下玉状体(メタル
玉)を形成するのを確実に防止することを、一層、確実
におこなうことができるという利点がある。
【0025】更に、ノズルの山形先端縁と山形後端縁と
が略平行となって山形先端縁を備えたノズルからのエア
ーの吹き出しを安定化させ、かつ、ノズル開口縁を金属
めっき板の側端面に略平行にしていることから、金属め
っき板の側端面に対して、一層、安定的にエアーの吹き
付けをおこなうことができるという利点がある。
【0026】請求項3においては、請求項1又は2の構
成に加えて、エアー吹き出し手段は、めっき浴の液面と
は間隔を隔てて上方に設置し、ノズルを金属めっき板の
側端面に近接・離間自在に、かつ、回動自在に構成して
いるから、請求項1又は2の効果に加えて、エアー吹き
出し手段はめっき浴の液面から間隔が隔てられた位置に
設けてあることから、めっき浴より上昇されて放熱され
てやや冷却された金属めっき板の側端面の余剰めっき液
に対してエアーを吹き付けることができ、ノズルを良好
な位置及び向きに調整することができ、請求項1又は2
の効果を、一層、高めることができるという利点があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態を示し、(a)は概略正
面図、(b)は概略側面図である。
【図2】(a)は同上の部分拡大正面図、(b)は説明
図である。
【図3】同上の部分拡大側面図である。
【図4】同上の説明図である。
【図5】同上の分解斜視図である。
【図6】同上の滴下玉状体(メタル玉)が生じている従
来の状態と滴下玉状体(メタル玉)が生じていない状態
を示す写真データをプリントアウトしたものの複写物で
ある。
【図7】従来例を示し、(a)は概略正面図、(b)は
概略側面図、(c)は説明図である。
【符号の説明】
1 めっき浴 2 金属めっき板 2a 側端面 3 エアー吹き出し手段 3a ノズル 3b 山形先端縁 3c 山形後端縁 3d ノズル開口縁 4 追随具 4a V形プーリ 4b V溝
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 坂野 修 兵庫県尼崎市杭瀬南新町3丁目2番1号 大同鋼板株式会社内 Fターム(参考) 4K027 AA02 AC52 AD22 AE24

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 めっき浴を通過して上方に引き上げられ
    る金属めっき板の側端面に付着した余剰めっき液を処理
    する処理装置であって、金属めっき板の側端部に係合し
    て金属めっき板の板厚方向に追随する追随具を設け、追
    随具の下方に金属めっき板の側端面に付着した余剰めっ
    き液をエアーの吹き出しによって均すとともに冷却して
    固着するエアー吹き出し手段を追随具に設けて成ること
    を特徴とする溶融金属めっきの余剰めっき液の処理装
    置。
  2. 【請求項2】 追随具は、V溝において金属めっき板の
    側端部に係合するV形プーリであり、エアー吹き出し手
    段は筒形のノズルを備え、ノズルの開口形状は、追随具
    のV溝に略合致する山形先端縁と、山形先端縁に略平行
    となる山形後端縁とを備え、山形先端縁と山形後端縁と
    を結ぶノズル開口縁を金属めっき板の側端面に略平行に
    して成ることを特徴とする請求項1記載の溶融金属めっ
    きの余剰めっき液の処理装置。
  3. 【請求項3】 エアー吹き出し手段は、めっき浴の液面
    とは間隔を隔てて上方に設置し、ノズルを金属めっき板
    の側端面に近接・離間自在に、かつ、回動自在に構成し
    て成ることを特徴とする請求項1又は2記載の溶融金属
    めっきの余剰めっき液の処理装置。
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