JP2002060735A - 防眩性帯電防止ハードコート樹脂組成物およびそれを塗布した防眩性帯電防止ハードコート膜形成体 - Google Patents

防眩性帯電防止ハードコート樹脂組成物およびそれを塗布した防眩性帯電防止ハードコート膜形成体

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JP2002060735A
JP2002060735A JP2000253578A JP2000253578A JP2002060735A JP 2002060735 A JP2002060735 A JP 2002060735A JP 2000253578 A JP2000253578 A JP 2000253578A JP 2000253578 A JP2000253578 A JP 2000253578A JP 2002060735 A JP2002060735 A JP 2002060735A
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hard coat
meth
glare
antistatic
resin composition
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JP2000253578A
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English (en)
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Takuzo Watanabe
卓三 渡邉
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Toppan Inc
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Toppan Printing Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】帯電防止性と防眩性の両方を兼ね備え、かつ良
好な透明性を備え、さらに表面硬度が高く、基材との密
着性に優れたハードコート膜を形成できる防眩性帯電防
止ハードコート樹脂組成物とそのハードコート膜形成体
の提供にある。 【解決手段】(メタ)アクリロイル基を分子中に3個以
上有する(メタ)アクリル系樹脂70〜95重量部に、
メタアクロイル基及び4級アンモニウム塩基を有する化
合物又は(メタ)アクロイル基を分子内に有するリン化
合物でなる帯電防止剤5〜30重量部、比重0.1〜
0.9の中空粒子0.01〜10重量部とを混合してな
る防眩性帯電防止ハードコート樹脂組成物とそれを基材
10に塗布してハードコート膜20を形成した防眩性帯
電防止ハードコート膜形成体1とするものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、防眩性に帯電防止
性をも兼ね備え、かつ表面硬度、透明性、密着性などに
優れたハードーコート膜を得ることができる防眩性帯電
防止ハードコート樹脂組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】一般にプラスティック板あるいはフィル
ムのような高分子材料やガラスは、絶縁特性に優れる一
方、帯電しやすいという特性を有する。そのため、これ
らの材料を用いた製品は、表面に埃等の付着による汚れ
が目立つ場合があった。また、これらの材料を使用した
精密機械においては、この材料に起因する帯電により、
障害が発生するという問題があった。
【0003】この問題を解消するために、高分子材料や
ガラスが用いられた製品には、例えば(メタ)アクリル
系樹脂に帯電防止剤を混合したハードコート層を設ける
ことにより、帯電防止性を付与させる手法がなされてい
た。このハードコート層として使用される(メタ)アク
リル系樹脂は、高い表面硬度、光沢性、透明性を有する
ことから、表面保護層として幅広く利用されているが、
その反面、光学部材やディスプレイ用途においては、こ
の高い光沢性が製品の表面をギラギラさせてしまい、マ
イナス面に働く場合がある。そこでこのような用途にお
いては、通常微粒子を添加した(メタ)アクリル系樹脂
を用いてハードコート層表面に凹凸を形成させることに
より、光を散乱させ防眩性を付与したノングレアハード
コートが用いられている。
【0004】しかしながら、上記のように微粒子を添加
すると、単位体積当たりの帯電防止剤の量が低下し、ハ
ードコート膜の帯電防止性能が低下する傾向があった。
更に防眩性を得る為には大量の微粒子の添加が必要とな
り、その作用により、ハードコート膜の表面硬度、基材
との密着性などの他の性能が低下してしまうという問題
があった。また微粒子を添加することにより、ハードコ
ート膜内部での光の散乱が発生し、ハードコート膜の透
明性が大幅に低下するという問題があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、かかる従来
技術の問題点を解決するものであり、その課題とすると
ころは、帯電防止性と防眩性の両方を兼ね備え、かつ良
好な透明性を備えたハードコート膜を形成できる防眩性
帯電防止ハードコート樹脂組成物を提供することにあ
る。さらにまた、表面硬度が高く、基材との密着性に優
れたハードコート膜を形成できる防眩性帯電防止ハード
コート樹脂組成物を提供することを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に於いて上記課題
を達成するために、まず請求項1の発明では、(メタ)
アクリル系樹脂に、帯電防止剤と比重0.1〜0.9の
中空粒子とを混合してなることを特徴とする防眩性帯電
防止ハードコート樹脂組成物としたものである。
【0007】上記請求項1の発明によれば、ハードコー
ト膜の主成分である(メタ)アクリル系樹脂に、防眩性
を付与するための微粒子を比重0.1〜0.9の中空粒
子として混合することによって、その中空粒子が効率よ
く(メタ)アクリル系樹脂に分散し、さらに帯電防止剤
を混合することによって帯電防止性を付与するととも
に、中空粒子がより均一に分散された防眩性帯電防止ハ
ードコート樹脂組成物とすることができる。その中空粒
子の比重が0.1に満たないと、浮き上がったりして
(メタ)アクリル系樹脂に均一に分散することができ
ず、0.9を越えると、(メタ)アクリル系樹脂に沈降
して均一な分散とはならず充分な防眩性を有する防眩性
帯電防止ハードコート樹脂組成物とすることができない
ので好ましくない。
【0008】また、請求項2の発明では、前記(メタ)
アクリル系樹脂70〜95重量部に対し、前記帯電防止
剤の配合量が5〜30重量部、中空粒子の配合量が0.
01〜10重量部であることを特徴とする請求項1記載
の防眩性帯電防止ハードコート樹脂組成物としたもので
ある。
【0009】上記請求項2の発明によれば、(メタ)ア
クリル系樹脂と帯電防止剤の混合物100重量部に対
し、0.01〜10重量部の中空粒子を分散させること
によって、充分な防眩性と帯電防止性と透明性を有する
ハードコート膜とする防眩性帯電防止ハードコート樹脂
組成物とすることができる。この中空粒子の配合量が
0.01重量部に満たないと充分な防眩性が得られず、
また10重量部を越えると膜としたときの透過率を低下
させるので好ましくない。
【0010】また、請求項3の発明では、前記(メタ)
アクリル系樹脂は、(メタ)アクリロイル基を分子中に
3個以上有する化合物であることを特徴とする請求項1
または2記載の防眩性帯電防止ハードコート樹脂組成物
としたものである。
【0011】上記請求項3の発明によれば、(メタ)ア
クリル系樹脂を、分子中に(メタ)アクリロイル基を3
個以上有する化合物とすることによって、透明性に優
れ、表面硬度が高く、かつ基材との密着性に優れたハー
ドコート膜を得るための防眩性帯電防止ハードコート樹
脂組成物を提供することができる。
【0012】また、請求項4の発明では、前記帯電防止
剤は、メタアクリロイル基および4級アンモニウム塩基
を有する化合物もしくは(メタ)アクロイル基を分子内
に有するリン化合物であることを特徴とする請求項1、
2または3記載の防眩性帯電防止ハードコート樹脂組成
物としたものである。
【0013】さらにまた、請求項5の発明では、前記請
求項1、2、3または4に記載の防眩性帯電防止ハード
コート樹脂組成物を基材上に塗布してなることを特徴と
する防眩性帯電性ハードコート膜形成体としたものであ
る。
【0014】上記請求項5の発明によれば、上記請求項
1、2、3または4に記載の防眩性帯電防止ハードコー
ト樹脂組成物を用いて基材にコートすると、中空粒子が
膜表面に浮き上がるようにして露出し、上記のように帯
電防止剤の配合量を多くし、この中空粒子の配合量を少
なくしても、表面に凹凸を効率良く形成するので、帯電
防止性が低下せず、ハードコート膜の表面硬度、基材と
の密着性および透明性の低下のない防眩性帯電防止ハー
ドコート膜形成体とすることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態を詳細に
説明する。本発明は、防眩性に帯電防止性を兼ね備え、
かつ表面硬度、透明性、基材との密着性などに優れたハ
ードーコート膜を得ることが出来る防眩性帯電防止ハー
ドコート樹脂組成物に関するものであり、さらに具体的
には、例えば図1の模式的側断面積層図に示すように、
基材(10)上に前記の防眩性帯電防止ハードコート樹
脂組成物の塗布によるハードコート膜(20)を形成し
た防眩性帯電防止ハードコート膜形成体(1)に関する
もので、特に表面に浮き上がるように効率よく凹凸を形
成することのできる比重0.1〜0.9の中空粒子(2
2)を含有させた防眩性帯電防止ハードコート樹脂組成
物を用いるものである。
【0016】以下に本発明の防眩性帯電防止ハードコー
ト樹脂組成物に用いる材料等について詳細に説明する。
【0017】まず本発明の防眩性帯電防止ハードコート
樹脂組成物を構成する(メタ)アクリル系樹脂はハード
コート膜の製造過程で重合して得られ、ハードコート膜
のベースを形成するものである。この(メタ)アクリル
系樹脂としては3官能以上の(メタ)アクリロイル基を
有するものを用いることができるが、実質的には3〜2
0有するものが好適である。好ましい具体例としては、
例えばトリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレー
ト、ペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレート、
ジペンタエリスリトールヘキサ(メタ)アクリレートな
どを挙げることができる。
【0018】また、本発明の防眩性帯電防止ハードコー
ト樹脂組成物を構成する帯電防止剤としては、特にハー
ドコート膜の表面抵抗の低下に寄与する化合物であり、
分子内に4級アンモニウム塩基を1個以上、好ましくは
1〜3有するものが好ましい。また、(メタ)アクリロ
イル基を1個以上、好ましくは1〜3有するものが好ま
しい。
【0019】その具体例としては、例えば(メタ)アク
リロイルオキシエチルトリメチルアンモニウムクロライ
ドあるいはブロマイド、(メタ)アクリルアミドプロピ
ルトリメチルアンモニウムクロライドまたはブロマイ
ド、(メタ)アクリロイルオキシヒドロキシプロピルト
リメチルアンモニウムクロライドまたはブロマイド、
(メタ)アクリロイルオキシヒドロキシプロピルトリメ
チルアンモニウムアセテート、(メタ)アクリルアミド
プロピルジメチルヒドロキシブチルアンモニウムアセテ
ート、〔ジメチル(メタ)アクリロイルアミドプロピル
グリシン〕ベタイン、(メタ)アクリロイルオキシエチ
ルトリメチルアンモニウムメチルスルファイト、(メ
タ)アクリロイルオキシエチルトリメチルアンモニウム
−p−トルエンスルファイト、(メタ)アクリロイルオ
キシエチルジメチルアンモニウムエチルスルファイト、
(メタ)アクリロイルオキシエチルジメチルエチルスル
ファイトなどを挙げることができる。特に塩基性分がク
ロライドアニオンであるものを用いると、高い帯電防止
性能を得ることが出来好ましい。
【0020】また他の帯電防止剤として、(メタ)アク
ロイル基を分子内に有するリン化合物があり、その具体
例として、例えばEO変性リン酸(メタ)アクリレー
ト、EO変性リン酸ジ(メタ)アクリレート、カプロラ
クトン−EO変性リン酸ジ(メタ)アクリレート、EO
変性リン酸トリ(メタ)アクリレートなどを挙げること
ができる。
【0021】また、本発明の防眩性帯電防止ハードコー
ト樹脂組成物を構成する中空粒子はハードコート膜の表
面に、防眩性と帯電防止性を付与する凹凸を形成するた
めのものである。
【0022】この中空粒子の具体例としては、例えばア
クリル樹脂、スチレン樹脂、ベンゾグアニン樹脂、メラ
ミン樹脂、ホルムアルデヒド樹脂などからなる架橋重合
体またはこれら樹脂の共重合体を挙げることができ、例
えば懸濁重合法、乳化重合法等の一般的な方法により製
造することができる。
【0023】本発明では、この中空粒子の比重は0.1
〜0.9が好ましく、より好ましくは0.5〜0.85
である。比重が0.1に満たないとハードコート樹脂に
均一に分散することができず、0.9を越えるとハード
コート樹脂中で沈降してしまい充分な防眩性が得られな
いためである。
【0024】また、中空粒子の平均粒径は0.1〜10
μmの範囲が好ましく、より好ましくは1〜5μmであ
る。平均粒径が0.1μmに満たないと充分な光の拡散
効果を得ることができず、10μmを越えると透明性が
低下するためである。
【0025】このように適度な比重と平均粒径の中空粒
子を配合し、ハードコート膜表面に選択的に局在化させ
ることにより、効果的に表面の凹凸を形成することがで
きる。したがって透明性の低下を伴うこと無く防眩性が
得られる。また粒子を表面に局在化することにより、膜
内部の帯電防止剤の割合を減少させなくともよいので、
ハードコート膜中の体積抵抗率を低下させることはな
い。同時に、図1に示す基材(10)とハードコート膜
(20)の界面の中空粒子(22)の量も少なくなるこ
とから、基材(10)との密着が低下することのない防
眩性帯電防止ハードコート膜形成体(1)とすることが
できる。
【0026】なお本発明の防眩性帯電防止ハードコート
樹脂組成物に、光開始剤を配合するとハードコート膜が
効率よく硬化し、クラックの発生等を防止することがで
き、好ましい。
【0027】この光開始剤は紫外線などの活性エネルギ
ー線の照射にて、樹脂成分の重合を促進するものであれ
ば特に限定するものではない。例えば紫外線を照射した
際に、ラジカルを発生する化合物などを用いることがで
きる。
【0028】その具体例として、例えば1−ヒドロキシ
シクロヘキシルフェニルケトン、2−ヒドロキシ−2−
メチルー1−フェニルプロパンー1−オン、2−メチル
〔4−(メチルチオ)フェニル〕−2−モルフォリノプ
ロパンー1−オン、2,2−ジメトキシー1,2−ジフ
ェニルエタンー1−オン、ベンゾフェノン、1−〔4−
(2−ヒドロキシエトキシ)フェニル〕−2−ヒドロキ
シー2−メチル1−プロパンー1−オン、2−ベンジル
ー2−ジメチルアミノー1−(4−モルフォリノフェニ
ル)ブタンー1−オン、ビス(2,6−ジメトキシベン
ゾイル)−2,4,4−トリメチルペンチルフォスフィ
ンオキサイドなどを挙げることができる。
【0029】本発明の防眩性帯電防止ハードコート樹脂
組成物を構成する帯電防止剤の配合量は、(メタ)アク
リル系樹脂としての(メタ)アクリロイル基を分子中に
有する化合物70〜95重量部に対して、5〜30重量
部とするとよく、5重量部に満たないと十分な帯電防止
能は得られず、30重量部を越えると成形体の硬度を低
下させる為に好ましくない。特に好ましくは帯電防止剤
の配合量は、(メタ)アクリル系樹脂としての(メタ)
アクリロイル基を分子中に有する化合物70〜95重量
部に対して、10〜20重量部であり、この時成形体の
硬度を低下させること無く高い帯電防止能を得ることが
できる。
【0030】また比重0.1〜0.9の中空粒子の配合
量は、(メタ)アクリル系樹脂である(メタ)アクリロ
イル基を分子中に有する化合物70〜95重量部に対し
て、0.01〜10重量部とすると良く、0.01重量
部に満たないと、充分な防眩性を得ることができず、1
0重量部を越えると透過率を低下させるため好ましくな
い。特に好ましくは比重0.1〜0.9の中空粒子の配
合量は、(メタ)アクリル系樹脂である(メタ)アクリ
ロイル基を分子中に有する化合物70〜95重量部に対
して、0.1〜3重量部であり、この時優れた透明性と
高い防眩性持つハードコート膜が効果的に得られる。
【0031】また光開始剤の配合量は、(メタ)アクリ
ロイル基を分子中に有する化合物70〜95重量部に対
して、0.1〜10重量部とすると良く、0.1重量部
未満であると、十分な硬度が得られず、また10重量部
を越えると、クラックが入りやすくなる。好ましくは、
光開始剤の配合量は、(メタ)アクリル系樹脂としての
(メタ)アクリロイル基を分子中に有する化合物70〜
95重量部に対して、1〜7重量部であり、この時効率
よく硬化することによりクラックの発生を防ぐことがで
きる。
【0032】本発明の防眩性帯電防止ハードコート樹脂
組成物は、例えばこれらの化合物((メタ)アクリル系
樹脂、帯電防止剤)および中空粒子、光開始剤の各成分
を、適当な混合装置、例えばホモミキサーなどを用い
て、適当な溶媒に溶解すると共に、混合することによっ
て調整することが出来る。
【0033】またこの時の溶媒は特に限定することはな
いが、メタノール、エタノール、プロパノール、イソプ
ロパノールなどのアルコール類、メチルエチルケトン、
アセトン、メチルイソブチルケトンなどのケトン類、酢
酸メチル、酢酸エチルなどのエステル類、トルエン、キ
シレンなどの芳香族化合物、ジエチルエーテル、テトラ
ヒドロフランなどのエーテル類などを挙げることができ
る。また濃度は、例えば化合物((メタ)アクリル系樹
脂、帯電防止剤)および中空粒子、光開始剤の固形分に
対して、30〜80%程度である。
【0034】本発明では、図1に示すように、以上のよ
うな防眩性帯電防止ハードコート樹脂組成物を基材(1
0)の表面に塗工し、好ましくは加熱して溶媒を除去し
た後、紫外線などの光開始剤の活性エネルギー線を照射
することによってハードコート膜(20)を形成してな
る防眩性帯電防止ハードコート膜形成体(1)とするも
のである。
【0035】その塗工方式としては、例えばスロットコ
ータ、スピンコータ、ロールコータ、カーテンコータ、
スクリーン印刷等の従来の方式が挙げられ、形成体の形
状、膜の形状や精度、量産性などを考慮して適宜選定で
きる。
【0036】また溶媒を除去するための加熱温度や各工
程の処理時間などは材料、溶媒の種類やハードコート膜
の厚さなどによって適宣選定するものである。
【0037】なお、ハードコート膜(20)の厚さは
0.1〜50μm程度、好ましくは5〜30μmであ
る。0.1μm未満では十分な鉛筆硬度は得られず、ま
た50μmを越えて厚い場合にはクラックが入りやすく
なるので好ましくない。
【0038】本発明におけるハードコート膜(20)を
設ける基材(10)としては、特に限定するものではな
く、プラスティック板、プラスチックフィルム、ガラ
ス、金属等からなるものが挙げられ、本発明の防眩性帯
電防止ハードコート膜形成体(1)としては、帯電防止
性能と防眩性の両方を備えたハードコート膜を提供でき
る為、光学部品やディスプレイなどに適用すると好適で
ある。具体的には、例えばレンズ、ミラー、ゴーグル、
窓ガラスや、液晶表示装置、CRT表示装置、プラズマ
表示装置、エレクトロクロミック表示装置、発光ダイオ
ード表示装置、EL表示装置などの各種ディスプレイの
画面保護などに適用すると好ましい。
【0039】以上のように本発明の防眩性帯電防止ハー
ドコート樹脂組成物は、帯電防止性能の向上に寄与する
帯電防止剤、および防眩性の向上に寄与する中空粒子を
適当な配合量で(メタ)アクリル系樹脂に添加すること
により、(メタ)アクリル系樹脂が本来備えている性
能、例えば高い表面硬度、透明性を維持、発揮させ、か
つ基材との密着性を低下させること無く、帯電防止性能
と防眩性を併せ持つハードコート膜を得ることが出来
る。
【0040】
【実施例】次に実施例により、本発明を具体的に説明す
る。〈実施例1〉ベースハードコート樹脂((メタ)ア
クリル系樹脂)としてジペンタエリスリトールヘキサア
クリレート(日本化薬社製、KAYARAD−DPH
A)85重量部と、帯電防止剤としてメタクリロイルオ
キシエチルトリメチルアンモニウムクロライド(共栄社
製、ライトエステルDQ−100)15重量部と、比重
0.24で平均粒径8.2μmの中空粒子0.03重量
部と、光開始剤として2−ヒドロキシ−2−メチル−1
−フェニルプロパン−1−オン(チバガイギー社製、ダ
ロキュア1173)3重量部をメタノール中にホモミキ
サーを用いて混合溶解し、ロールコータにてポリエチレ
ンテレフタレートフィルム上に厚さ20μmになるよう
に塗布し、オーブンにて溶媒除去後、紫外線照射にて硬
化させ、ハードコート膜を得た。得られたハードコート
膜は、鉛筆硬度、表面抵抗、密着性、擦傷性、ヘイズを
測定した。
【0041】〈実施例2〉ベースハードコート樹脂
((メタ)アクリル系樹脂)としてペンタエリスリトー
ルトリアクリレート(日本化薬社製、KAYARAD−
PET−30)95重量部と、帯電防止剤としてアクリ
ロイルオキシエチルトリメチルアンモニウムクロライド
(大阪有機社製、DMA−MC)5重量部と、比重0.
76で平均粒径0.3μmの中空粒子2.0重量部と、
光開始剤として2−メチルー1〔4−(メチルチオ)フ
ェニル〕―2−モルフォリノプロパンー1−オン(チバ
ガイギー社製、イルガキュア907)1重量部とした以
外は実施例1と同様にしてハードコート膜を得た。
【0042】〈実施例3〉ベースハードコート樹脂
((メタ)アクリル系樹脂)としてペンタエリスリトー
ルテトラアクリレート(共栄社製、PE−4A)80重
量部と、帯電防止剤としてメタクリルアミドプロピルト
リメチアルアンモニウムクロライド(三菱レイヨン社
製、MAPTAC)20量部と、比重0.82で平均粒
径1.4μmの中空粒子7.9重量部と、光開始剤とし
て1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン(チバ
ガイギー社製、イルガキュア184)10重量部とした
以外は実施例1と同様にしてハードコート膜を得た。
【0043】〈実施例4〉ベースハードコート樹脂
((メタ)アクリル系樹脂)としてジペンタエリスリト
ールヘキサアクリレート(日本化薬社製、KAYARA
D−DPHA)50重量部と、ペンタエリスリトールト
リアクリレート(日本化薬社製、KAYARAD−PE
T−30)20重量部と、帯電防止剤としてメタクリロ
イルオキシエチルトリメチルアンモニウムブロマイド3
0量部と、比重0.51で平均粒径3.1μmの中空粒
子0.41重量部と、光開始剤として1−ヒドロキシシ
クロヘキシルフェニルケトン(チバガイギー社製、イル
ガキュア184)0.3重量部とした以外は実施例1と
同様にしてハードコート膜を得た。
【0044】〈実施例5〉ベースハードコート樹脂
((メタ)アクリル系樹脂)としてジペンタエリスリト
ールヘキサアクリレート(日本化薬社製、KAYARA
D−DPHA)80重量部と、帯電防止剤としてEO変
性リン酸ジ(メタ)アクリレート(大八化学社製、AR
−2000)20重量部と、比重0.69で平均粒径
2.0μmの中空粒子5.0重量部と、光開始剤として
1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン(チバガ
イギー社製、イルガキュア184)2重量部とした以外
は実施例1と同様にしてハードコート膜を得た。
【0045】〈比較例1〉ベースハードコート樹脂
((メタ)アクリル系樹脂)としてジペンタエリスリト
ールヘキサアクリレート(日本化薬社製、KAYARA
D−DPHA)90重量部と、帯電防止剤としてメタク
リロイルオキシエチルトリメチルアンモニウムクロライ
ド(共栄社製、ライトエステルDQ−100)10重量
部と、比重1.06で平均粒径3.9μmの中空粒子
3.5重量部と、光開始剤として1−ヒドロキシシクロ
ヘキシルフェニルケトン(チバガイギー社製、イルガキ
ュア184)5重量部とした以外は実施例1と同様にし
てハードコート膜を得た。
【0046】〈比較例2〉ベースハードコート樹脂
((メタ)アクリル系樹脂)としてペンタエリスリトー
ルトリアクリレート(日本化薬社製、KAYARAD−
PET−30)88重量部と、帯電防止剤としアクリロ
イルオキシエチルトリメチルアンモニウムクロライド
(大阪有機社製、DMA−MC)12量部と、比重1.
20で平均粒径1.2μmの中空粒子0.8重量部と、
光開始剤として2−ヒドロキシー2−メチルー1−フェ
ニルプロパンー1−オン(チバガイギー社製、ダロキュ
ア1173)6重量部とした以外は実施例1と同様にし
てハードコート膜を得た。
【0047】〈比較例3〉ベースハードコート樹脂
((メタ)アクリル系樹脂)としてペンタエリスリトー
ルテトラアクリレート(共栄社製、PE−4A)90重
量部と、帯電防止剤としてメタクリロイルオキシエチル
トリメチルアンモニウムクロライド(共栄社製、ライト
エステルDQ−100)10重量部と、比重1.06平
均粒径3.9μmの中空粒子80重量部と、光開始剤と
して1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン(チ
バガイギー社製、イルガキュア184)5重量部とした
以外は実施例1と同様にしてハードコート膜を得た。
【0048】上記の実施例、比較例で評価したハードコ
ート膜の鉛筆硬度、体積抵抗、密着性、ヘイズ、全光透
過率は以下の方法で測定し、表1に示した。 〔鉛筆硬度〕・・・JIS K5400に準拠して行っ
た。 〔体積抵抗〕・・・JIS K6911に準拠して行っ
た。 〔密着性〕・・・ハードコート層を碁盤目上に切断後、
テープにより180℃剥離を行い残存率を測定した。 〔ヘイズ〕・・・ASTM D 1003−61に準拠
して行った。 〔全光透過率〕・・・ASTM D 1003−61に
準拠して行った。
【0049】
【表1】
【0050】上記表1の結果より、特に実施例1のよう
に比重0.24の中空粒子の配合量が0.03重量部と
非常に少ない量でも充分なヘイズ値(防眩性)が得ら
れ、したがって表面硬度、透過率、密着性に優れたハー
ドコート膜であった。それに比べ比較例での中空粒子
は、いずれも比重が1.0以上のものを用いているの
で、他の化合物等に沈降して分散が悪くなり、配合量を
多くしても充分なヘイズ値(防眩性)が得られず、さら
に基材との密着性も透過率にも劣るものであった。
【0051】
【発明の効果】本発明は以上の構成であるから、下記に
示す如き効果がある。即ち、ハードコート膜の主成分で
ある(メタ)アクリル系樹脂に、防眩性を付与するため
の微粒子を比重0.1〜0.9の中空粒子として混合す
ることによって、その中空粒子が効率よく(メタ)アク
リル系樹脂に分散し、さらに帯電防止剤を混合すること
によって帯電防止性を付与するとともに、中空粒子がよ
り均一に分散される防眩性帯電防止ハードコート樹脂組
成物とすることができる。
【0052】また、(メタ)アクリル系樹脂と帯電防止
剤の混合物100重量部に対し、0.01〜10重量部
と配合量の少ない中空粒子を分散させるので、充分な防
眩性と帯電防止性とともに透明性や基材との密着性を低
下させないハードコート膜とする防眩性帯電防止ハード
コート樹脂組成物とすることができる。
【0053】また、(メタ)アクリル系樹脂を、分子中
に(メタ)アクリロイル基を3個以上有する化合物とす
ることによって、透明性に優れ、表面硬度が高く、かつ
基材との密着性に優れたハードコート膜を得るための防
眩性帯電防止ハードコート樹脂組成物を提供することが
できる。
【0054】即ち上記本発明の防眩性帯電防止ハードコ
ート樹脂組成物は、帯電防止性の向上に寄与する帯電防
止剤、および防眩性の向上に寄与する中空粒子を適当な
配合量で(メタ)アクリル系樹脂に添加することによ
り、(メタ)アクリル系樹脂が本来備えている高い表面
硬度、高い透明性を維持、発揮させ、かつ基材との密着
性を低下させること無く、帯電防止性と防眩性を併せ持
つハードコート膜を得ることが出来る。
【0055】従って本発明は、帯電防止性と防眩性の両
方を備えたハードコート膜を提供できるので、レンズ、
ゴーグルなどの光学部品や液晶表示装置、CRT表示装
置などの各種ディスプレイの如き防眩性帯電防止ハード
コート膜形成体として、優れた実用上の効果を発揮す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の防眩性帯電防止ハードコート膜形成体
の一実施の形態を模式的に表した側断面図である。
【符号の説明】
1‥‥防眩性帯電防止ハードコート膜形成体 10‥‥基材 20‥‥ハードコート膜 22‥‥中空粒子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C09D 133/00 C09D 133/00 // C08L 101:00 C08L 101:00

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(メタ)アクリル系樹脂に帯電防止剤と比
    重0.1〜0.9の中空粒子とを混合してなることを特
    徴とする防眩性帯電防止ハードコート樹脂組成物。
  2. 【請求項2】前記(メタ)アクリル系樹脂70〜95重
    量部に対し、前記帯電防止剤の配合量が5〜30重量
    部、中空粒子の配合量が0.01〜10重量部であるこ
    とを特徴とする請求項1記載の防眩性帯電防止ハードコ
    ート樹脂組成物。
  3. 【請求項3】前記(メタ)アクリル系樹脂は、(メタ)
    アクリロイル基を分子中に3個以上有する化合物である
    ことを特徴とする請求項1または2記載の防眩性帯電防
    止ハードコート樹脂組成物。
  4. 【請求項4】前記帯電防止剤は、メタアクリロイル基お
    よび4級アンモニウム塩基を有する化合物もしくは(メ
    タ)アクロイル基を分子内に有するリン化合物であるこ
    とを特徴とする請求項1、2または3記載の防眩性帯電
    防止ハードコート樹脂組成物。
  5. 【請求項5】前記請求項1、2、3または4に記載の防
    眩性帯電防止ハードコート樹脂組成物を基材上に塗布し
    てなることを特徴とする防眩性帯電性ハードコート膜形
    成体。
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