JP2002060605A - 乳酸系ポリマー成形物 - Google Patents

乳酸系ポリマー成形物

Info

Publication number
JP2002060605A
JP2002060605A JP2000248246A JP2000248246A JP2002060605A JP 2002060605 A JP2002060605 A JP 2002060605A JP 2000248246 A JP2000248246 A JP 2000248246A JP 2000248246 A JP2000248246 A JP 2000248246A JP 2002060605 A JP2002060605 A JP 2002060605A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lactic acid
based polymer
compound
acid
molded product
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000248246A
Other languages
English (en)
Inventor
Seiji Obuchi
省二 大淵
Takayuki Watanabe
孝行 渡辺
Yasuhiro Kitahara
泰広 北原
Akinobu Takehara
明宣 竹原
Takayuki Kuroki
孝行 黒木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsui Chemicals Inc
Original Assignee
Mitsui Chemicals Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsui Chemicals Inc filed Critical Mitsui Chemicals Inc
Priority to JP2000248246A priority Critical patent/JP2002060605A/ja
Publication of JP2002060605A publication Critical patent/JP2002060605A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】適度の弾性率を有し、穴等を打ち抜いたとき、
切り口が良好で、そこからひび割れすることがなく、ま
た、用いた可塑剤が、水中でも溶出せず、高温でもブリ
ードせず、高い耐熱性を有する乳酸系樹脂成形物を提供
する。 【解決手段】L−乳酸比率が75%以上である乳酸系ポ
リマー100重量部に対し、一般式(1) (式中、R1、R2及びR3の少なくとも1つは炭素数6
〜18のアシル基であり、残りが水素原子またはアセチ
ル基である)で表される化合物(A)及びグリセリン1
〜10分子の縮合物と炭素数6〜18のカルボン酸との
反応生成物である化合物(B)から選ばれた少なくとも
1種の化合物5〜15重量部を含む乳酸系ポリマー組成
物を真空成形、圧空成形または真空圧空成形によって得
られたL−乳酸系ポリマー成形物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は真空、圧空成形した
L−乳酸系ポリマー成形物に関する。さらに詳しくは、
該成形物を打ち抜き機で打ち抜いたときに、切り口が良
好な程度に柔軟で、耐水性に優れ、使用後、自然環境下
で分解するL−乳酸系ポリマー成形物である。
【0002】
【従来の技術】従来、プラスチック製シートから作られ
る成形物の材料としては、ポリスチレン、ポリ塩化ビニ
ル、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート樹脂
が使用されている。かかる樹脂から製造された成形物は
透明性に優れているものもあるが廃棄する際、ゴミの量
を増すうえに、自然環境下では殆ど分解しないため、埋
設処理しても、半永久的に地中に残留する。また投棄さ
れたプラスチック類により、景観が損なわれ海洋生物の
生活環境が破壊されるなどの問題が起こっている。
【0003】一方、熱可塑性樹脂で生分解性のあるポリ
マーとして、ポリ乳酸または乳酸とその他のヒドロキシ
カルボン酸のコポリマー(以下乳酸系ポリマーと略称す
る。)が開発されている。これらのポリマーは、動物の
体内で数カ月から1年以内に100%生分解し、また、
土壌や海水中に置かれた場合、湿った環境下では数週間
で分解を始め、約1年から数年で消滅し、さらに分解生
成物は、人体に無害な乳酸と二酸化炭素と水になるとい
う特性を有している。
【0004】乳酸系ポリマーの中でポリ乳酸は、通常ラ
クタイドと呼ばれる乳酸の環状2量体から合成され、そ
の製造方法に関しては、USP1,995,970、U
SP2,362,511、USP2、683、136に
開示されている。また乳酸とその他のヒドロキシカルボ
ン酸のコポリマーは、通常乳酸の環状2量体であるラク
タイドとヒドロキシカルボン酸の環状エステル中間体
(通常グリコール酸の2量体であるグリコライド)から
合成され、その製造方法に関しては、USP3,63
5,956、USP3,797,499に開示されてい
る。又、乳酸系ポリマーの原料である乳酸は発酵法や化
学合成で製造されているが、特に発酵法によるL−乳酸
が大量に作られ安価になってきたこと、また、得られた
ポリマーの性能として剛性が強いという特徴があるため
に、現在L−乳酸含有量の多いポリマーの用途開発が進
められている。
【0005】中でもL−乳酸含有率の多いポリマーを原
料とするシートを用いて真空又は圧空成形で得られる成
形物は、成形法が容易であり、しかも所望する形状のも
のが幅広く製造できるためにその将来性が期待されてい
る。しかし、上記成形法で得られる成形物は、L−乳酸
含有率の多いポリマーを原料とする場合、不透明となり
用途面に制約をうけていた。乳酸系ポリマーのL−乳酸
の含有率が75%以上になると特に顕著になることが認
められた。この現象はポリマー中のL−乳酸が非常に結
晶化しやすく、結晶化した乳酸ポリマー成分が透明性を
阻害するものと考えられる。
【0006】そのため、特開平6−122148号公報
には、L−乳酸比率が75%以上の乳酸系ポリマーを特
定の製造法による透明な真空、圧空成形体が開示されて
いる。しかしながら、この成形物は、堅くて、成形物に
適当な形の穴等を打ち抜こうとしたとき、切り口がきれ
いでなく、また、そこからひび割れするなど不都合があ
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記欠点の
ない、L−乳酸系ポリマーよりなる真空、圧空成形物を
提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
を解決すべく種々検討した結果、L−乳酸系ポリマー
に、特定のグリセリンエステル類を可塑剤として混合す
ることにより得られるL−乳酸系ポリマーの真空、圧空
成形物が、適度の柔らかさを有し、穴等を打ち抜いたと
き、切り口が良好で、そこからひび割れすることがない
こと、また、用いた可塑剤が、水中でも溶出せず、高温
でもブリードせず、高い耐熱性を有することを見出し、
本発明を完成した。
【0009】すなわち本発明は、L−乳酸比率が75%
以上である乳酸系ポリマー100重量部に対し、一般式
(1)〔化2〕
【0010】
【化2】 (式中、R1、R2及びR3の少なくとも1つは炭素数6
〜18のアシル基であり、残りが水素原子またはアセチ
ル基である)で表される化合物(A)及びグリセリン1
〜10分子の縮合物と炭素数6〜18のカルボン酸との
反応生成物である化合物(B)から選ばれた少なくとも
1種の化合物5〜15重量部を含む乳酸系ポリマー組成
物を真空成形、圧空成形または真空圧空成形によって得
られたL−乳酸系ポリマー成形物、である。
【0011】本発明において、成形物に穴等を打ち抜い
たとき、切り口が良好で、そこからひび割れすることが
ない程度の柔らかさとは、JIS K6732によって
測定した弾性率が1000〜2000MPaであり、ポ
リプロピレンやPETがもつ程度の柔らかさを言う。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明を詳細に説明する。
本発明のL−乳酸系ポリマーの真空、圧空成形物は、L
−乳酸比率を75%以上を含む乳酸系ポリマーに、可塑
剤として特定のグリセリンエステルを混合して得られる
乳酸系ポリマー組成物を、真空、圧空成形して得られ
る。本発明において、乳酸系ポリマーとは、ポリマーを
構成する全モノマー成分中のL−乳酸成分が、少なくと
も75モル%以上であるホモポリマー及びコポリマーを
いう。L−乳酸成分が75%より少なくなると、透明性
を失う場合がある。
【0013】本発明の乳酸系ポリマーは、例えば、ポリ
乳酸、乳酸と脂肪族ヒドロキシカルボン酸のコポリマー
(例えば、乳酸とグリコール酸のコポリマー、乳酸とカ
プロン酸のコポリマー、ポリ乳酸とポリカプロン酸のブ
ロックコポリマー等)、乳酸及び脂肪族多価アルコール
と脂肪族多価カルボン酸のコポリマー(例えば、乳酸と
ブタンジオールとコハク酸及びアジピン酸のコポリマ
ー、乳酸とエチレングリコール、及びブタンジオールと
コハク酸のコポリマー、ポリ乳酸とポリブチレンサクシ
ネートのブロックコポリマー等)、及びそれらの混合物
を包含する。更に、ポリ乳酸と脂肪族ポリエステル(例
えば、ポリカプロン酸、ポリブチレンサクシネート、ポ
リエチレンサクシネート、β−ヒドロキシ酪酸とβ−ヒ
ドロキシ吉草酸とのコポリマーなど)との混合物を包含
する。又、混合物の場合、相溶化剤を含有してもよい。
乳酸系ポリマーがコポリマーの場合、コポリマーの配列
の様式は、ランダム共重合体、交替共重合体、ブロック
共重合体、グラフト共重合体等のいずれの様式でもよ
い。さらに、これらは少なくとも一部が、キシリレンジ
イソシアネート、2,4−トリレンジイソシアネート等
のような多価イソシアネートやセルロース、アセチルセ
ルロースやエチルセルロース等のような多糖類等の架橋
剤で架橋されたものでもよく、少なくとも一部が、線
状、環状、分岐状、星形、三次元網目構造、等のいずれ
の構造をとってもよく、何ら制限はない。
【0014】本発明の乳酸系ポリマーにおいて、ポリ乳
酸、特にポリ−L−乳酸、ポリ乳酸とポリ−6−ヒドロ
キシカプロン酸のブロックコポリマー、特にポリ−L−
乳酸とポリ−6−ヒドロキシカプ口ン酸のブロックコポ
リマー、ポリ乳酸とポリブチレンサクシネートのブロッ
クコポリマー、特にポリ−L−乳酸とポリブチレンサク
シネートのブロックコポリマー、ポリ乳酸とβ−ヒドロ
キシ酪酸とβ−ヒドロキシ吉草酸とのブロックコポリマ
ー、特にポリ−L−乳酸とβ−ヒドロキシ酪酸とβ−ヒ
ドロキシ吉草酸とのブロックコポリマーが好ましい。
【0015】本発明において乳酸系ポリマーを構成する
脂肪族ヒドロキシカルボン酸の具体例としては、例え
ば、グリコール酸、乳酸、3−ヒドロキシ酩酸、4−ヒ
ドロキシ酩酸、3−ヒドロキシ吉草酸、4−ヒドロキシ
吉草酸、5−ヒドロキシ吉草酪、6−ヒドロキシカプロ
ン酸等が挙げられる。これらは一種類又は二種類以上の
混合物であってもよい。また脂肪族ヒドロキシカルボン
酸が不斉炭素を有する場合、L体、D体、及びその混合
物、すなわち、ラセミ体であってもよい。
【0016】本発明において乳酸系ポリマーを構成する
脂肪族多価カルボン酸の具体例としては、例えば、シュ
ウ酸、コハク酸、マロン酸、グルタル酸、アジピン酸、
ピメリン酸、スベリン酸、アゼライン酸、セバシン酸、
ウンデカンニ酸、ドデカン二酸等の脂肪族ジカルボン酸
等及びその無水物等が挙げられる。これらは一種類又は
二種類以上の混合物であってもよい。
【0017】本発明において乳酸系ポリマーを構成する
脂肪族多価アルコールの具体例としては、例えば、エチ
レングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレン
グリコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリ
コール、1,3−ブタンジオール、1,4−ブタンジオ
ール、3−メチル−1,5−ペンタンジオール、1,6
−ヘキサンジオール、1,9−ノナンジオール、ネオペ
ンチルグリコール、テトラメチレングリコール、1,4
−シクロヘキサンジメタノ一ル等が挙げられる。これら
は一種類又は二種類以上の混合物であってもよい。
【0018】本発明において乳酸系ポリマーを構成する
多糖類の具体例としては、例えば、セルロース、硝酸セ
ルロース、酢酸セルロース、メチルセルロース、エチル
セルロース、セルロイド、ビスコースレーヨン、再生セ
ルロース、セロハン、キュプラ、銅アンモニアレーヨ
ン、キュプロファン、ベンベルグ(登録商標)、ヘミセ
ルロース、デンプン、アミロペクチン、デキストリン、
デキストラン、グリコーゲン、ペクチン、キチン、キト
サン、アラビアガム、グァーガム、ローカストビーンガ
ム、アカシアガム、等、及びこれらの誘導体が挙げられ
るが、特にアセチルセルロース、エチルセルロースが好
適に用いられる。これらは、一種類又は二種類以上の混
合物であってもよい。
【0019】本発明において使用する乳酸系ポリマーの
分子量は、実質的に充分な機械物性を示すものであれ
ば、その分子量は特に制限されないが、一般的には、重
量平均分子量として、1〜300万が好ましく、3〜2
00万がより好ましく、5〜100万がより好ましく、
7〜50万がさらに好ましく、9〜30万が最も好まし
い。一般的には、重量平均分子量が1万より小さい場
合、機械物性が充分でなかったり、逆に分子量が300
万より大きい場合、成形加工上取扱いが困難となった
り、また製造コスト上不経済となったりする場合があ
る。
【0020】本発明において使用する乳酸系ポリマーの
重量平均分子量及び分子量分布は、その製造方法におい
て、溶媒の種類、触媒の種類及び量、反応温度、反応時
間、共沸により留出した溶媒の処埋方法、反応系中の溶
媒乾燥の程度等、反応条件を適宜選択することにより所
望のものに制御することができる。
【0021】本発明の乳酸系ポリマーの製造方法は、特
に制限されない。例えば、ポリ乳酸及び構造単位に乳酸
を有する乳酸系ポリマーの製造方法の例としては、特開
平6−65360号公報に開示されている方法を参考し
た、後述の製造例1に示すような方法が挙げられる。す
なわち、乳酸及び/又は乳酸以外の脂肪族ヒドロキシカ
ルボン酸を、あるいは脂肪族ジオールと脂肪族ジカルボ
ン酸を、有機溶媒及び触媒の存在下、そのまま脱水縮合
する直接脱水縮合法である。
【0022】構造単位に乳酸を有する乳酸系ポリマーの
製造方法の他の例としては、例えば、特開平7−173
266号公報に開示されている方法を参考にした方法が
挙げられる。すなわち、少なくとも2種類の乳酸系ポリ
マーのホモポリマーを重合触媒の存在下、共重合並びに
エステル交換反応させる方法である。
【0023】ポリ乳酸の製造方法の他の例としては、例
えば、米国特許第2,703,316号に開示されてい
る方法を参考にした方法が挙げられる。すなわち、乳酸
及び/又は乳酸以外のヒドロキシカルボン酸を、一旦、
脱水し環状二量体とした後に、開環重合する間接重合法
である。
【0024】本発明では、乳酸系ポリマーに柔軟性を付
与する目的で、可塑剤として、一般式(1)〔化3〕
【化3】 (式中、R1、R2及びR3の少なくとも1つは炭素数6
〜18のアシル基であり、残りが水素原子またはアセチ
ル基である)で表される化合物(A)及びグリセリン1
〜10分子の縮合物と炭素数6〜18のカルボン酸との
反応生成物である化合物(B)から選ばれた少なくとも
1種の化合物が用いられる。
【0025】これらの可塑剤の添加量は、得られるフィ
ルムの結晶化度、柔軟性、耐熱性等に影響を及ぼす。添
加量が多すぎると結晶化度及び耐熱性が低下する。少な
すぎると十分な柔軟性が得られない。かかる観点から、
可塑剤の添加量は、脂肪族ポリエステル100重量部に
対し5〜15重量部であることが好ましい。さらに好ま
しくは7〜13重量部である。この量の添加で、適度の
柔らかさ、すなわち成形物に穴等を打ち抜いたとき、切
り口が良好で、そこからひび割れすることがない程度の
柔らかさが得られる。またこの柔らかさは、JIS K
6732によって測定した弾性率が1000〜2000
MPaであり、ポリプロピレンやPETがもつ程度の柔
らかさである。
【0026】本発明で用いる化合物(A)は、前記一般
式(1)で表されるグリセリンエステルである。通常、
該化合物のアセチル基はグリセリン1モルに対して平均
2モル以下である。炭素数6〜18のアシル基(以下、
C6〜18アシル基という)は、グリセリン1モルに対
して平均0.9モル以上である。アセチル基とC6〜1
8アシル基の総量がグリセリン1モルに対して平均2.
7〜3.0モルの範囲のものである。好ましくは、アセ
チル基とC6〜18アシル基の総量が、グリセリン1モ
ルに対して平均2.9〜3.0モルの範囲のものであ
る。また、ポリマーの可塑化効果及び非ブリード性等の
観点から、このグリセリンエステルにおいて、C6〜1
8アシル基のうち、アシル基の炭素数が8〜18のもの
が好ましい。
【0027】一般式(1)において、R1、R2、及びR
3の少なくとも1つが炭素数8〜18のアシル基であ
り、残りがアセチル基であるエステルがさらに好まし
い。特に好ましい化合物(A)として、グリセリンジア
セトモノカプリレート、グリセリンジアセトモノラウレ
ート、及びグリセリンジアセトモノオレートが挙げられ
る。化合物(A)は単独で使用しても、混合して使用し
てもよい。
【0028】また、本発明において、可塑剤として用い
る化合物(B)は、通常、グリセリン1〜10分子の縮
合物1モルに対し、炭素数6〜18のカルボン酸0.8
〜1.2モルを反応させて得られる化合物である。ポリ
マーの可塑化効果及び非ブリード性の観点から、グリセ
リン2〜10分子の縮合物及び炭素数8〜18であるカ
ルボン酸とのエステル化合物が好ましい。更に好ましく
はグリセリン4〜10分子の縮合物とのエステルであ
る。特に好ましい具体的化合物として、テトラグリセリ
ンカプリレート、デカグリセリンラウレート、及びデカ
グリセリンオレートが挙げられる。化合物(B)は単独
で使用しても、混合して使用してもよい。
【0029】可塑剤のブリード抑制を考慮すると、化合
物(A)及び化合物(B)を併用することが好ましい。
その場合、(A)対(B)の混合重量比は1:1〜4:
1の範囲が好ましい。さらに好ましい(A)対(B)の
混合重量比は2:1〜3:1の範囲である。
【0030】本発明に係る乳酸系ポリマー組成物は、乳
酸系ポリマーに前記可塑剤と、必要ならば、目的とする
成形物に応じて添加剤等を添加、混合することにより得
られる。その方法としては、乳酸系ポリマーと可塑剤、
場合によっては他の添加剤を高速攪拌機または低速攪拌
機などを用いて均一に混合した後、十分な混練能力を有
する一軸あるいは多軸の押出機を用いて溶融混練する方
法等を採用することができる。本発明に係る樹脂組成物
の形状は、ペレット、棒状、粉末等が好ましい。
【0031】本発明の透明性に優れたL−乳酸系ポリマ
ーよりなる成形物は、L−乳酸含有率が75%以上であ
るL−乳酸系ポリマーシートを用い、真空または圧空成
形により製造される。この場合L−乳酸系ポリマーシー
トは厚みが0.2−2mmの透明なシートである。厚み
が0.2−2mmの範囲を外れたり、透明でないシート
を使用した場合は、本発明の成形物を得ることは困難な
場合がある。
【0032】厚みが0.2−2mmの透明なシートは、
L−乳酸系ポリマー組成物を原料に用いて押出成形また
はプレス成形により製造される。押出成形による場合、
原料を180−300℃、好ましくは200−250℃
で溶融させ、押出機の先端に取りつけたTダイからシー
トを得、該シートを10〜50℃好ましくは20〜30
℃に冷却して得る。またプレス成形による場合、180
〜260℃に加熱された金型内に原料を装入し加圧成形
した後、金型温度を10〜50℃好ましくは20〜30
℃に急冷し金型から取り出して得る。
【0033】上のようにして得られたシートは、外観上
透明性に優れたものであり、続いて本発明の成形物の製
造に使用される。本発明の成形物は例えば、つぎのよう
にして製造することができる。 1.透明性に優れたL−乳酸系ポリマーシートの両面を
55〜90℃の範囲で加熱保持する。 2.上記加熱処理したシートを、真空成形機又は圧空成
形機を使用して、金型温度をL−乳酸系ポリマーのTg
点以上の温度(50〜70℃)に設定し、圧力を真空成
形の場合には100torr以下に、圧空成形の場合には
1.1−4.0kg/cm2 にして成形した後、金型内温度
をTg点未満の温度(例えば、20℃)にして成形物を
金型から取り出すことにより製造される。また、真空圧
空成形の場合には、減圧で吸引し、さらに加圧圧縮する
ことによって金型内に該シートを密着成形させて成形す
ることができる。
【0034】本発明で使用される圧空真空成形機は、ポ
リマーシートを金型内に密着させる機能を有するもので
あればよく、減圧吸引、加圧圧縮するものいずれのタイ
プでもよい。代表的な成形機としては、例えば布施真空
株式会社製圧空真空成形機1010−PWB型(真空成
形および圧空成形が可能である)、株式会社製浅野研究
所製圧空真空成形機FK−0531−5型がある。
【0035】本発明の成形物は、厚み0.1−2.0 m
m の成形物の製造に適しており、成形物は厚みが2.0
mmに換算してそのヘーズが5%以下であるので、汎用
樹脂であるポリスチレン製の真空又は圧空成形物と大型
のものから小型のものまで成形可能であり、成形物は日
用品から雑貨品にいたる各種の用途に使用される。
【0036】本発明のL−乳酸系ポリマー成形物は透明
性が優れており、成形物中の内容物の状態が明確とな
り、食品用トレー、飲料用カップ等に好適に利用され
る。更に、廃棄物として地中に埋設されたり海や川に投
棄された場合、紙や木等の天然物と同じように自然環境
下で比較的短い期間の内に無害な水と炭酸ガスに分解す
る。
【0037】
【実施例】以下、実施例をあげて本発明を具体的に説明
する。なお、文中、部とあるのはいずれも重量基準であ
る。尚、ポリマーの平均分子量(重量平均分子量)はポ
リスチレンを標準としてゲルパーミエーションクロマト
グラフィーにより以下の条件で測定した。 装置 :島津LC−10AD 検出器:島津RID−6A カラム:日立化成GL−S350DT−5、GL−S3
70DT−5 溶媒 :クロロホルム 濃度 :1% 注入量:20μl 流速 :1.0ml /min
【0038】製造例1 Dien−Starkトラップを設置した100l 反応
器に、90%L−乳酸10kgを150℃/50mmH
gで3時間攪拌しながら水を留出させた後、錫末6.2
gを加え、150℃/30mmHgでさらに2時間攪拌
してオリゴマー化した。このオリゴマーに錫末28.8
gとジフェニルエーテル21.1kgを加え、150℃
/35mmHg共沸脱水反応を行い留出した水と溶媒を
水分離器で分離して溶媒のみを反応機に戻した。2時間
後、反応機に戻す有機溶媒を4.6kgモレキュラシー
ブ3Aを充填したカラムに通してから反応機に戻るよう
にして、150℃/35mmHgで40時間反応を行い
平均分子量11万のポリ乳酸溶液を得た。この溶液に脱
水したジフェニルエーテル44kgを加え希釈した後4
0℃まで冷却して、析出した結晶を濾過し、10kgの
n−へキサンで3回洗浄して60℃/50mmHgで乾
燥した。この粉末を0.5N−HCll2kgとエタノ
ール12kgを加え、35℃で1時間攪拌した後濾過
し、60℃/50mmHgで乾燥して、ポリ乳酸粉末
6.1kg(収率85%)を得た。この粉末を押出機で
溶融しペレット化し、L−乳酸ポリマーを得た。このポ
リマーの平均分子量11万であり、Tgは59℃であっ
た。
【0039】以下、製造例1で得た乳酸系ポリマーを用
いて、それから得られるシート及びシートからの成形物
の製造方法およびその成形物について説明する。なお、
実施例において、成形物の、弾性率、打抜き性、耐水性
とヘーズは下記の方法により測定した。 フィルムの弾性率:シートの弾性率は、JIS K67
32に準じて求めた。打抜き性:所望の厚さのシートか
ら真空成形で作成した成形体を、所望の形状より少し大
き目の形状刃を有する打抜き機で打抜き、その切り口を
観察した。 ○:切り口良好 ×:時々切り口が割れる 耐水性:成形物を23℃の水中に5日間漬け込み、その
後23℃で50%RHの条件下に一昼夜放置した。得ら
れた成形物の堅さを観察した。 ○:変化なし △:少し固くなっている ×:明らかに固くなっている ヘーズ:東京電色製 Haze Meterを使用し
て、ヘーズを測定し、厚み2mmに換算した時の値を求
めた。
【0040】実施例1 製造例1で得られたL−乳酸系ポリマ−100重量部に
対し、可塑剤としてグリセリンジアセトモノカプリレー
ト(以下モノカプリレートという)7重量部をヘンシェ
ルミキサーで混合して、乳酸系ポリマー組成物を得た。
この組成物をプレス成形機を使用して、200℃に加熱
された金型内に装入し、加圧成形し、20℃のエアーで
冷却して厚み0.7mm、タテ×ヨコが500×500
mmの透明性の良好なシートを作成した。つぎにこのシ
ートを真空圧空成形機(布施真空株式会社製1010−
PWB型)を用いて、保持温度 が85℃、保持時間が
1.5分で加熱保持して軟化状態にした後、楕円形金型
(長径146mm、短径100mm、深さ30mm)を
使用して、金型に減圧度50torrで吸引密着させ
て、真空成形した後、成形物を金型から取り出した。成
形物の厚みは0.6−0.63mmであった。得られた
成形物の打抜き性、耐水性、透明性を測定した。結果を
表1(表1)に示す。
【0041】実施例2 L−乳酸系ポリマ−100重量部の代わりに、ポリ乳酸
70重量部とポリブチレンサクシネート(ビオノーレ♯
1020、昭和高分子社製)15重量部を用いたほかは
実施例1と同様にして、乳酸系ポリマー組成物を得た。
この組成物をプレス成形機を使用して、200℃に加熱
された金型内に装入し、加圧成形し、20℃のエアーで
冷却して厚み0.7mm、タテ×ヨコが500×500
mmの透明性の良好なシートを作成した。つぎにこのシ
ートを真空圧空成形機(布施真空株式会社製1010−
PWB型)を用いて、保持温度 が85℃、保持時間が
1.5分で加熱保持して軟化状態にした後、楕円形金型
(長径146mm、短径100mm、深さ30mm)を
使用して、金型に減圧度50torrで吸引密着させ
て、真空成形した後、成形物を金型から取り出した。成
形物の厚みは0.6−0.63mmであった。得られた
成形物の打抜き性、耐水性、透明性を測定した。結果を
表1(表1)に示す。
【0042】比較例1 可塑剤をグリセリントリアセテート(以下、トリアセチ
ンという)とした以外は実施例1と同様にして成形物を
得た。成形物の厚みは0.6−0.63mmであった。
得られた成形物の打抜き性、耐水性、透明性を測定し
た。結果を表1(表1)に示す。
【0043】比較例2 可塑剤をグリセリンジアセトモノプロピオネート(以
下、モノプロピオネートという)とした以外は実施例1
と同様にして成形物を得た。成形物の厚みは0.6−
0.63mmであった。得られた成形物の、弾性率、打
抜き性、耐水性、透明性を測定した。結果を表1(表
1)に示す。
【0044】比較例3 可塑剤をアセチルクエン酸トリブチル(以下、ATBC
という)とした以外は実施例1と同様にして成形物を得
た。成形物の厚みは0.6−0.63mmであった。得
られた成形物の弾性率、打抜き性、耐水性、透明性を測
定した。結果を表1(表1)に示す。
【0045】比較例4 可塑剤を用いなかった以外は実施例1と同様にして成形
物を得た。成形物の厚みは0.6−0.63mmであっ
た。得られた成形物の弾性率、打抜き性、耐水性、透明
性を測定した。結果を表1(表1)に示す。
【0046】
【表1】
【0047】
【発明の効果】本発明の成形物は、適度の弾性率を有
し、穴等を打ち抜いたとき、切り口が良好で、そこから
ひび割れすることがないこと、また、用いた可塑剤が、
水中でも溶出せず、高温でもブリードせず、高い耐熱性
を有する。また、本発明のL−乳酸系ポリマー成形物は
透明性が優れており、成形物中の内容物の状態が明確と
なり、食品用トレー、飲料用カップ等に好適に利用する
ことができる
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 北原 泰広 神奈川県横浜市栄区笠間町1190番地 三井 化学株式会社内 (72)発明者 竹原 明宣 神奈川県横浜市栄区笠間町1190番地 三井 化学株式会社内 (72)発明者 黒木 孝行 愛知県名古屋市南区丹後通2丁目1番地 三井化学株式会社内 Fターム(参考) 4F071 AA43 AA51 AC10 AE04 BB01 BC10 4F208 AA24K AB19 MA01 MA02 MA03 MB01 MG11 4J002 CF181 CH052 EH046 EH056 FD022 FD026

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】L−乳酸比率が75%以上である乳酸系ポ
    リマー100重量部に対し、一般式(1)〔化1〕 【化1】 (式中、R1、R2及びR3の少なくとも1つは炭素数6
    〜18のアシル基であり、残りが水素原子またはアセチ
    ル基である)で表される化合物(A)及びグリセリン1
    〜10分子の縮合物と炭素数6〜18のカルボン酸との
    反応生成物である化合物(B)から選ばれた少なくとも
    1種の化合物5〜15重量部を含む乳酸系ポリマー組成
    物を真空成形、圧空成形または真空圧空成形によって得
    られたL−乳酸系ポリマー成形物。
  2. 【請求項2】一般式(1)において、R1、R2、及びR
    3の少なくとも1つが炭素数8〜18のアシル基であ
    り、残りがアセチル基である請求項1記載のL−乳酸系
    ポリマー成形物。
  3. 【請求項3】化合物(A)が、グリセリンジアセトモノ
    カプリレート、グリセリンジアセトモノラウレート、及
    びグリセリンジアセトモノオレートから選ばれた少なく
    とも1種の化合物である請求項2記載のL−乳酸系ポリ
    マー成形物。
  4. 【請求項4】化合物(B)が、グリセリン縮合物1モル
    に対し、カルボン酸0.8〜1.2モルを反応させたエ
    ステルである請求項1記載のL−乳酸系ポリマー成形
    物。
  5. 【請求項5】化合物(B)を形成するカルボン酸の炭素
    数が8〜18である請求項1記載のL−乳酸系ポリマー
    成形物。
  6. 【請求項6】化合物(B)を形成するグリセリン縮合物
    のグリセリン分子数が2〜10である請求項1記載のL
    −乳酸系ポリマー成形物。
  7. 【請求項7】化合物(B)を形成するグリセリン縮合物
    のグリセリン分子数が4〜10である請求項6記載のL
    −乳酸系ポリマー成形物。
  8. 【請求項8】化合物(B)が、テトラグリセリンカプリ
    レート、デカグリセリンラウレート、及びデカグリセリ
    ンオレートから選ばれた少なくとも1種の化合物である
    請求項7記載のL−乳酸系ポリマー成形物。
  9. 【請求項9】化合物(A)及び化合物(B)を共に含
    み、(A)対(B)の重量比が1:1〜4:1である請
    求項1記載のL−乳酸系ポリマー成形物。
  10. 【請求項10】霞度(ヘイズ)が厚さ2mm当たり5%
    以下である請求項1〜9のいずれかに記載のL−乳酸系
    ポリマー成形物。
JP2000248246A 2000-08-18 2000-08-18 乳酸系ポリマー成形物 Pending JP2002060605A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000248246A JP2002060605A (ja) 2000-08-18 2000-08-18 乳酸系ポリマー成形物

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000248246A JP2002060605A (ja) 2000-08-18 2000-08-18 乳酸系ポリマー成形物

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002060605A true JP2002060605A (ja) 2002-02-26

Family

ID=18738189

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000248246A Pending JP2002060605A (ja) 2000-08-18 2000-08-18 乳酸系ポリマー成形物

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002060605A (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004168927A (ja) * 2002-11-21 2004-06-17 Miyoshi Oil & Fat Co Ltd 生分解性樹脂水系分散体及びヒートシール性材料
JP2006117737A (ja) * 2004-10-19 2006-05-11 Kaneka Corp ポリエステル樹脂組成物およびそれから得られる成形体
US7226655B2 (en) 2002-07-26 2007-06-05 Asahi Kasei Kabushiki Kaisha Wrap film
WO2008072514A1 (ja) * 2006-12-11 2008-06-19 Kuraray Co., Ltd. 熱可塑性樹脂組成物
JP2010191293A (ja) * 2009-02-19 2010-09-02 Kuraray Co Ltd 偏光フィルム用ポリビニルアルコールフィルムおよびその製造方法、ならびにそれを用いた偏光フィルムの製造方法
JP5258296B2 (ja) * 2005-10-25 2013-08-07 ユニチカ株式会社 ポリエステル樹脂組成物及びそれを用いた成形体
WO2013125359A1 (ja) 2012-02-22 2013-08-29 花王株式会社 ポリエステル樹脂組成物からなる成形体

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7226655B2 (en) 2002-07-26 2007-06-05 Asahi Kasei Kabushiki Kaisha Wrap film
JP2004168927A (ja) * 2002-11-21 2004-06-17 Miyoshi Oil & Fat Co Ltd 生分解性樹脂水系分散体及びヒートシール性材料
JP2006117737A (ja) * 2004-10-19 2006-05-11 Kaneka Corp ポリエステル樹脂組成物およびそれから得られる成形体
JP5258296B2 (ja) * 2005-10-25 2013-08-07 ユニチカ株式会社 ポリエステル樹脂組成物及びそれを用いた成形体
WO2008072514A1 (ja) * 2006-12-11 2008-06-19 Kuraray Co., Ltd. 熱可塑性樹脂組成物
JP2010191293A (ja) * 2009-02-19 2010-09-02 Kuraray Co Ltd 偏光フィルム用ポリビニルアルコールフィルムおよびその製造方法、ならびにそれを用いた偏光フィルムの製造方法
WO2013125359A1 (ja) 2012-02-22 2013-08-29 花王株式会社 ポリエステル樹脂組成物からなる成形体
US9062199B2 (en) 2012-02-22 2015-06-23 Kao Corporation Molded product composed of polyester resin composition

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3753254B2 (ja) ポリ乳酸樹脂組成物及びそれからなるフィルム
US6136905A (en) L-lactic acid polymer composition, molded product and film
JP5867084B2 (ja) ポリ乳酸系フィルム
JP4807544B2 (ja) ポリエステル組成物
WO2010074185A1 (ja) 樹脂組成物、フィルム、袋製品、および、樹脂組成物の製造方法
JP2004518808A (ja) 生分解性ポリエステル類の三成分混合物とそれから製造された製品
JP2004518781A (ja) 生分解性ポリエステル類の三成分混合物とそれから製造された製品
JP2004517204A (ja) 生分解性ポリエステル類の三成分混合物とそれから得られた製品
CN1464896A (zh) 脂族聚酯树脂组合物以及包含该组合物的膜
JP3891692B2 (ja) 生分解性気泡シート
JP5200208B2 (ja) 脂肪族芳香族ポリエステル及び樹脂組成物
JPH11116788A (ja) ポリ乳酸系樹脂組成物
JPH11241008A (ja) ポリ乳酸系樹脂組成物
JP5007623B2 (ja) 鮮度保持材
JP2009221337A (ja) 樹脂組成物並びに該樹脂組成物からなる成形品及びフィルム
US6462105B1 (en) Aliphatic polyester composition for masterbatch and process for producing aliphatic polyester film with the composition
JP2009155531A (ja) 樹脂組成物及びその製造方法並びに該樹脂組成物からなるフィルム
JP4652082B2 (ja) 生分解性防湿材料およびその製造方法
JP2002060605A (ja) 乳酸系ポリマー成形物
JPH11241009A (ja) ポリ乳酸系樹脂組成物
JP3430125B2 (ja) マスターバッチ用脂肪族ポリエステル組成物及び該組成物を用いる脂肪族ポリエステルフィルムの製造方法
JP2004237625A (ja) 生分解性樹脂からなる多層フィルム及びその製造方法
JPH1081815A (ja) 樹脂組成物
JP2002060604A (ja) 乳酸系ポリマーからなるフィルム
JP2013049760A (ja) 樹脂組成物の製造方法、並びに、成形体、フィルム及び袋の製造方法