JPH11241009A - ポリ乳酸系樹脂組成物 - Google Patents

ポリ乳酸系樹脂組成物

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JPH11241009A
JPH11241009A JP4587598A JP4587598A JPH11241009A JP H11241009 A JPH11241009 A JP H11241009A JP 4587598 A JP4587598 A JP 4587598A JP 4587598 A JP4587598 A JP 4587598A JP H11241009 A JPH11241009 A JP H11241009A
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polylactic acid
acid
resin composition
weight
aliphatic
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JP4587598A
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English (en)
Inventor
Ikunori Yoshida
育紀 吉田
Seiji Obuchi
省二 大淵
Yasuhiro Kitahara
泰広 北原
Takayuki Watanabe
孝行 渡辺
Hisashi Aihara
久 相原
Tomoyuki Nakada
智之 中田
Masanobu Ajioka
正伸 味岡
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Mitsui Chemicals Inc
Original Assignee
Mitsui Chemicals Inc
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Abstract

(57)【要約】 【解決手段】 ポリ乳酸(a1)と融点が50〜250
℃の脂肪族ポリエステル(a2)からなる高分子成分
(A)に天然物(B)を添加することにより、土中での
生分解性の制御を可能にする。 【効果】 本発明に係るポリ乳酸系樹脂組成物は、ポリ
乳酸の特徴を保持したまま、土壌中での生分解性を制御
することが可能な樹脂組成物である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、乳酸系樹脂組成物
及びその成形加工品に関する。さらに詳しくは使用後、
生分解性の優れた乳酸系樹脂組成物及びその成形加工品
に関する。
【0002】
【従来の技術分野】一般的に、柔軟性、耐熱性、耐水性
に優れている樹脂としてポリエチレン、ポリプロピレ
ン、軟質ポリ塩化ビニル、ポリエチレンテレフタレート
等の樹脂が挙げられ、ゴミ袋、包装袋等に使用されてい
る。しかしながら、これらの樹脂は使用後廃棄する際、
ゴミの量を増すうえに、自然環境下で殆ど分解されない
ために、埋設処理しても、半永久的に地中に残留する。
また投棄されたプラスチック類により、景観が損なわ
れ、海洋生物の生活環境が破壊されるなどの問題が起こ
っている。
【0003】これに対し、熱可塑性樹脂で生分解性を有
するポリマーとして、ポリ乳酸及び乳酸と他の脂肪族ヒ
ドロキシカルボン酸とのコポリマー、脂肪族多価アルコ
ールと脂肪族多価カルボン酸から誘導されるポリエステ
ル等が開発されている。
【0004】これらのポリマーは、動物の体内で数カ月
から1年以内に100%生分解し、又は、土壌や海水中
に置かれた場合、湿った環境下では数週間で分解を始
め、約1年から数年で消滅する。さらに、分解生成物
は、人体に無害な乳酸と二酸化炭素と水になるという特
性を有している。
【0005】特にポリ乳酸は、近年、原料のL−乳酸が
発酵法により大量且つ安価に製造されるようになってき
た事や、堆肥中での分解速度が速く、カビに対する抵抗
性、食品に対する耐着臭性や耐着色性等、優れた特徴を
有することより、その利用分野の拡大が期待されてい
る。
【0006】しかしながら、ポリ乳酸自身も優れた点の
多い樹脂であるが、単独の生分解性についていうと、そ
の使用環境によっては必ずしも適当でない場合がある。
例えばポリ乳酸はコンポスト中では分解速度が速いが、
土中ではそれほど速くないといった性質が有り、用途あ
るいは使用環境によっては適切な樹脂とは言い難い。ま
た、ポリ乳酸は剛性が高いためフィルムや包装材等の柔
軟性が要求される用途には適切な樹脂とは言い難く、他
の生分解性樹脂とブレンドして軟質化する技術が知られ
ている。この様な樹脂としては、例えばポリブチレンサ
クシネート、ポリエチレンサクシネート、ポリカプロラ
クトン等が挙げられ、既に特開平8−245866号公
報、及び、特開平9−111107号公報に開示されて
いる。上記のような他の生分解性樹脂とブレンドするこ
とにより、ポリ乳酸の軟質化だけでなく、ポリ乳酸の生
分解性をある程度コントロールすることができるが、そ
れでも用途によっては生分解性の制御がまだ不十分であ
る。生分解性速度を制御する方法として特公平6−78
475号公報に無機及び/又は有機フィラーを添加する
方法が記載されている。しかしながら、この方法をポリ
乳酸にそのまま用いても用途によっては、特に土壌中で
のポリ乳酸の生分解性の制御の効果が十分ではなく、満
足できるものではない。このように、ポリ乳酸の特徴を
損なう事なく生分解性を制御する事は、従来の技術によ
ったのでは、なし得ないのが実情であった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようと
する課題の一つは、ポリ乳酸の特徴を維持しながら生分
解性を制御することが可能なことを特徴とするポリ乳酸
系樹脂組成物を提供することである。本発明が解決しよ
うとする課題の一つは、ポリ乳酸の特徴を維持しながら
生分解性を制御することが可能なことを特徴とするポリ
乳酸系樹脂組成物からなる成形加工品を提供することで
ある。本発明が解決しようとする課題の一つは、ポリ乳
酸の特徴を維持しながら生分解性を制御することが可能
なことを特徴とするポリ乳酸系樹脂組成物からなるフィ
ルム又はシートを提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、ポリ乳酸
について鋭意検討した結果、ポリ乳酸と特定の生分解性
樹脂との混合物に対し、特定の天然物を混合する事よ
り、上記課題を満足するポリ乳酸系樹脂組成物を見い出
し本発明を完成するに至った。すなわち、本発明は以下
の[1]〜[7]に記載した事項により特定される。
【0009】[1] ポリ乳酸(a1)と、融点が50
〜250℃の生分解性を有する脂肪族ポリエステル(a
2)を含有する高分子成分(A)からなる樹脂組成物で
あって、前記ポリ乳酸(a1)と前記脂肪族ポリエステ
ル(a2)の合計重量を基準として、前記ポリ乳酸(a
1)を90〜50重量%、及び、前記脂肪族ポリエステ
ル(a2)を10〜50重量%含有し、かつ、前記高分
子成分(A)100重量部に対して、生分解性を有する
天然物(B)を0.1〜100重量部含有することを特
徴とするポリ乳酸系樹脂組成物
【0010】[2] 天然物(B)が、澱粉、セルロー
ス、キチン、キトサンからなる群より選ばれた少なくと
も1種である、[1]に記載した、ポリ乳酸系樹脂組成
物。
【0011】[3] 脂肪族ポリエステル(a2)が、
ポリブチレンサクシネート、ポリカプロラクタム、ヒド
ロキシブチレートとバリレートの共重合体からなる群よ
り選ばれた少なくとも1種である、[1]又は[2]に記載
した、ポリ乳酸系樹脂組成物。
【0012】[4] 天然物(B)が、多糖類からなる
群より選ばれた少なくとも1種である、[1]乃至
[3]の何れかに記載した、ポリ乳酸系樹脂組成物。
【0013】[5] [1]乃至[4]の何れかに記載し
た、ポリ乳酸系樹脂組成物からなる成形加工品。
【0014】[6] [1]乃至[4]の何れかに記載し
た、ポリ乳酸系樹脂組成物からなる、5〜1000μm
のフィルム及び/又はシート。
【0015】[7] [1]乃至[4]の何れかに記載し
た、ポリ乳酸系樹脂組成物からなる、5〜1000μm
のインフレーションフィルム及び/又はインフレーショ
ンシート。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明を詳細に説明する。 [ポリ乳酸(a1)]本発明において、ポリ乳酸(a
1)の原料である乳酸の具体例としては、L−乳酸、D
−乳酸、DL−乳酸又はそれらの混合物、又は、乳酸の
環状2量体であるラクタイドを挙げることができる。但
し、得られたポリ乳酸は、L−乳酸とD−乳酸を混合し
て用いる場合、L−乳酸又はD−乳酸いづれかが75重
量%以上であることが必要である。本発明において使用
されるポリ乳酸(a1)の製造方法の具体例としては、
例えば、 乳酸又は乳酸と脂肪族ヒドロキシカルボン酸の混合
物を原料として、直接脱水重縮合する方法(例えば、U
SP 5,310,865号に示されている製造方
法)、 乳酸の環状二量体(ラクタイド)を溶融重合する開
環重合法(例えば、米国特許2,758,987号に開
示されている製造方法)、 乳酸と脂肪族ヒドロキシカルボン酸の環状2量体、
例えば、ラクタイドやグリコライドとε一カプロラクト
ンを、触媒の存在下、溶融重合する開環重合法(例え
ば、米国特許4,057,537号に開示されている製
造方法)、 乳酸、脂肪族二価アルコールと脂肪族二塩基酸の混
合物を、直接脱水重縮合する方法(例えば、米国特許
5,428,126号に開示されている製造方法)、
ポリ乳酸と脂肪族二価アルコールと脂肪族二塩基酸と
のポリマーを、有機溶媒存在下に縮合する方法(例え
ば、欧州特許公報0712880 A2号に開示されて
いる製造方法)等を挙げることができるが、その製造方
法には、特に限定されない。また、少量のグリセリンの
ような脂肪族多価アルコール、ブタンテトラカルボン酸
のような脂肪族多塩基酸、多糖類等のような多価アルコ
ール類を共存させて、共重合させても良く、又ジイソシ
アネート化合物等のような結合剤(高分子鎖延長剤)を
用いて分子量を上げてもよい。
【0017】[脂肪族ポリエステル(a2)]本発明に
おける脂肪族ポリエステル(a2)は、脂肪族ヒドロキ
シカルボン酸、脂肪族二価アルコール及び脂肪族二塩基
酸を種々組み合わせて製造できる生分解性を有するポリ
マーである。脂肪族ポリエステル(a2)の製造方法と
しては、ポリ乳酸(a1)の製造方法と同様な方法を用
いる事もできるが、その方法に限定されない。市販され
ているものを用いてもよく、例えばビオノーレ(昭和高
分子製)、バイオポール(モンサント製)、セルグリー
ン(ダイセル化学製)、トーン(ユニオン・カーバイド
製)等を用いてもよい。
【0018】[脂肪族ヒドロキシカルボン酸]脂肪族ヒ
ドロキシカルボン酸の具体例としては、グリコール酸、
3−ヒドロキシ酪酸、4−ヒドロキシ酪酸、3−ヒドロ
キシ吉草酸、4−ヒドロキシ吉草酸、6−ヒドロキシカ
プロン酸等を挙げることができ、さらに、脂肪族ヒドロ
キシカルボン酸の環状エステル、例えば、グリコール酸
の2量体であるグリコライドや6−ヒドロキシカプロン
酸の環状エステルであるε−カプロラクトンを挙げるこ
とができる。これらは、単独で又は二種以上組合せて使
用することができる。
【0019】[脂肪族二価アルコール]脂肪族二価アル
コールの具体例としては、例えば、エチレングリコー
ル、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、
ポリエチレングリコール、プロピレングリコール、ジプ
ロピレングリコール、1,3−ブタンジオール、1,4
−ブタンジオール、3−メチル−1,5−ペンタンジオ
−ル、1,6−へキサンジオール、1,9−ノナンジオ
ール、ネオペンチルグリコール、ポリテトラメチレング
リコール、1,4−シクロヘキサンジメタノール、1,
4−ベンゼンジメタノール等が挙げられる。これらは、
単独で又は二種以上の組合せて使用することができる。
【0020】[脂肪族二塩基酸]脂肪族二塩基酸の具体
例としては、例えば、コハク酸、シュウ酸、マロン酸、
グルタル酸、アジピン酸、ピメリン酸、スベリン酸、ア
ゼライン酸、セバシン酸、ウンデカン二酸、ドデカン二
酸、フェニルコハク酸、1,4−フェニレンジ酢酸等が
挙げられる。これらは、単独で又は二種以上の組合せて
使用することができる。本発明において、脂肪族ポリエ
ステル(a2)は、前記した脂肪族ヒドロキシカルボン
酸、脂肪族二価アルコール及び脂肪族二塩基酸を種々組
み合わせて製造できる50℃〜250℃の融点を有す
る、生分解性を有する脂肪族ポリエステルであれば何ら
制限はない。特に、結晶性を有し、軟質の脂肪族ポリエ
ステルが好ましい。脂肪族ポリエステルの融点が50℃
より低くなると、得られるポリ乳酸系樹脂組成物の耐熱
性が低下し、逆に250℃より高くなるとペレット化時
の溶融温度が高くなるためポリ乳酸成分が劣化したり、
着色する傾向に有るので好ましくない。好ましい脂肪族
ポリエステルとしては、ポリエチレンオキサレート、ポ
リブチレンオキサレート、ポリネオペンチルグリコール
オキサレート、ポリエチレンサクシネート、ポリブチレ
ンサクシネート、ポリヒドロキシ酪酸及びβ−ヒドロキ
シ酪酸とβ−ヒドロキシ吉草酸とのコポリマー等が挙げ
られ、特にポリエチレンサクシネート及びポリブチレン
サクシネート、ポリカプロラクタム、ヒドロキシブチレ
ートとバリレートの共重合体が好ましい。また、これら
の脂肪族ポリエステルは、ジイソシアネート等の結合剤
によってポリマー鎖が延長されたものであってもよく、
また、少量のグリセリンのような脂肪族多価アルコー
ル、アジピン酸やブタンテトラカルボン酸のような脂肪
族多塩基酸、多糖類等のような多価アルコール類を共存
させて、共重合させても良い。ポリ乳酸(a1)及び脂
肪族ポリエステル(a2)の重量平均分子量(Mw)や
分子量分布は、実質的に、成形加工が可能であれば特に
制限されない。本発明で使用するポリ乳酸(a1)及び
脂肪族ポリエステル(a2)の重量平均分子量は、実質
的に充分な機械物性を示すものであれば特に制限されな
いが、一般的には、重量平均分子量(Mw)で、1〜1
00万が好ましく、3〜50万がより好ましく、5〜3
0万がさらに好ましい。一般的には、重量平均分子量
(Mw)が1万より小さい場合、機械物性が充分でなか
ったり、逆に分子量が100万を越える場合、取扱い困
難となったり、不経済となったりする場合がある。
【0021】[高分子成分(A)]本発明では、ポリ乳
酸(a1)に軟質性、特に耐熱性を付与する目的で脂肪
族ポリエステル(a2)を添加する。従って、結晶性を
有し、軟質の生分解性を有する脂肪族ポリエステルが好
ましい。その混合量は、高分子成分(A)100重量部
に対し、ポリ乳酸(a1)90〜50重量部/脂肪族ポ
リエステル(a2)10〜50重量部が良く、好ましく
は85〜55重量部/15〜45重量部,更に好ましく
は80〜60重量部/20〜40重量部が良い。ポリ乳
酸成分が90重量部を越えた場合、土壌中での生分解性
が不十分な場合がある。また、柔軟性が不十分となる場
合がある。逆に、ポリ乳酸成分が50重量部より小さい
場合、ポリ乳酸の有する堆肥中での易分解性が低下する
傾向があり、例えば、食器包装袋等の食品と接触するよ
うな用途へ用いられなくなる場合がある。
【0022】[天然物(B)の種類]天然物(B)の具
体例としては、例えば澱粉(馬鈴薯、とうもろこし、さ
つまいも、タピオカ、サゴヤシ、米、小麦などから得ら
れる)、変性澱粉(上記の澱粉を一部エーテル化、エス
テル化、架橋、酸化、あるいは酵素分解して得られた変
性澱粉)、セルロース(ヘミセルロース含む)、アセチ
ルセルロース、メチルセルロース、エチルセルロース等
のセルロース誘導体、リグニン、キチン、キトサン、蛋
白質、ゼラチン等が挙げられ、これらは単独あるいは2
種以上混合して用いられる。これらの中でも特に澱粉が
好ましい。
【0023】[天然物(B)の添加量]天然物(B)の
添加量は、ポリ乳酸系樹脂組成物(A)100重量部に
対して、0.1〜100重量部の範囲である。好ましく
は0.5〜5020重量部、より好ましくは1〜30重
量部の範囲である。0.1重量部未満では生分解性の制
御効果が十分でなくなる場合がある。100重量部を超
えると用途によっては十分な機械強度が維持できなかっ
たり、フィルム等では成形中に破ける等、成形がうまく
できなくなる場合がある。生分解性を有する天然物を添
加することにより、高分子成分のマトリックスに微孔を
多くあけることになり、生分解性を制御することが可能
になる。
【0024】本発明に係るポリ乳酸系樹脂組成物には、
目的(例えば、引張強度、耐熱性、耐候性等の向上)に
応じて各種添加剤(酸化防止剤、紫外線吸収剤、熱安定
剤、難燃剤、内部離型剤、無機添加剤、帯電防止剤、表
面ぬれ改善剤、焼却補助剤、顔料等滑剤)などを添加す
ることができる。例えば、インフレーション成形、Tダ
イ押出成形では、フィルム、シートのブロッキング防止
やすべり性を改良するために、無機添加剤や滑剤(脂肪
族カルボン酸アミド)を添加する事が推奨される。
【0025】無機添加剤としては、シリカ、炭酸カルシ
ウム、タルク、カオリン、カオリナイト、酸化亜鉛等が
挙げられ、特にシリカが好適である。又、これ等は一種
又は二種以上の混合物として用いる事もできる。無機添
加剤の添加量は、一般的には、高分子成分(A)100
重量部に対し0.05〜15重量%であり、好ましくは
0.5〜10重量%、さらに好ましくは1〜5重量%が
よい。その添加量は目的とするTダイ押出成形やインフ
レーション成形時の成形性、得られたフィルムの耐ブロ
ッキング性、フィルムの滑り性が良好となる最適量が適
宜選択される。
【0026】[滑剤(脂肪族カルボン酸アミド)]脂肪
族カルボン酸アミドには、「10889の化学商品(1
989年、化学工業日報社、東京都中央区日本橋浜
町)」の389頁右欄〜391頁左欄に記載の「脂肪酸
アミド」を包含する。その記載は全て、引用文献及び引
用範囲を明示したことにより本出願明細書の開示の一部
とし、明示した引用範囲を参照することにより、本出願
明細書に記載した事項又は開示からみて、当業者が直接
的かつ一義的に導き出せる事項は開示とする。
【0027】脂肪族カルボン酸アミドの具体例として
は、例えば、オレイン酸アミド、ステアリン酸アミド、
エルカ酸アミド、ベヘニン酸アミド、N−オレイルパル
ミトアミド、N−ステアリルエルカ酸アミド、N,N′
一エチレンビス(ステアロミド)、N,N′−メチレン
ビス(ステアロアミド)、メチロール・ステアロアミ
ド、エチレンビスオレイン酸アマイド、エチレンビスベ
ヘン酸アマイド、エチレンビスステアリン酸アマイド、
エチレンビスラウリン酸アマイド、ヘキサメチレンビス
オレイン酸アマイド、ヘキサメチレンビスステアリン酸
アマイド、ブチレンビスステアリン酸アマイド、N,
N′−ジオレイルセバシン酸アミド、N,N′−ジオレ
イルアジピン酸アミド、N,N′−ジステアリルアジピ
ン酸アミド、N,N′−ジステアリルセバシン酸アミ
ド、m−キシリレンビスステアリン酸アミド、N,N′
−ジステアリルイソフタル酸アミド、N,N′−ジステ
アリルテレフタル酸アミド、N−オレイルオレイン酸ア
ミド、N−ステアリルオレイン酸アミド、N−ステアリ
ルエルカ酸アミド、N−オレイルステアリン酸アミド、
Nーステアリルステアリン酸アミド、N−ブチル−N′
ステアリル尿素、N−プロピルーN′ステアリル尿素、
N−アリル−N′ステアリル尿素、N−フェニル−N′
ステアリル尿素、N−ステアリル−N′ステアリル尿
素、ジメチトール油アマイド、ジメチルラウリン酸アマ
イド、ジメチルステアリン酸アマイド等が挙げられる。
特に、オレイン酸アミド、ステアリン酸アミド、エルカ
酸アミド、ベヘニン酸アミド、N−オレイルパルミトア
ミド、N−ステアリルエルカ酸アミドが好適に用いられ
る。これらは一種又は二種以上の混合物であってもよ
い。
【0028】[滑剤(脂肪族カルボン酸アミド)の添加
量]脂肪族カルボン酸アミドの添加量は、高分子成分
(A)100重量部に対して、0.05〜10重量部、
好ましくは、0.l〜7.0重量部、さらに好ましくは
0.3〜5.00、最も好ましくは0.5〜3重量部が
よい。その添加量は、無機添加剤の場合と同様に、目的
とするTダイ押出成形やインフレーション成形時の成形
性や、得れたフィルム・シートの耐ブロッキング性、滑
り性が良好となる最適量が適宜、選択される。
【0029】[ポリ乳酸系樹脂組成物]ポリ乳酸系樹脂
組成物の製造法としては、ポリ乳酸(a1)と脂肪族ポ
リエステル(a2)からなる高分子成分(A)と天然物
(B)、場合によっては他の添加剤を高速撹拌機または
低速攪拌機などを用いて均一混合した後、十分な混練能
力のある一軸あるいは多軸の押出機で溶融混練する方法
を採用することができる。 本発明に係る樹脂組成物の
形状は、通常、ペレット、棒状、粉末等が好ましい。
【0030】[成形加工]本発明の組成物は射出成形、押
出成形、真空成形、異形押出、ブロー成形、インフレー
ション成形等、いずれの成形方法が可能で、特にその成
形方法に制限はない。成形物の形状、厚み等に制限はな
く、目的とする用途や分解速度によって任意に選択でき
る。
【0031】[フィルムやシートの製造・製膜]本発明
に係るポリ乳酸系樹脂組成物は、フィルムやシートの製
造に好適な材料である。本発明に係るフィルム・シート
・板状の成形体の成形方法としては、インフレーション
成形、Tダイ成形,熱成形等が挙げられるが、その方法
に何ら制限はない。本発明のフィルム、シートは、例え
ば、公知・公用の成形法で得られるフィルム、シートを
包含し、その形状、大きさ、厚み、意匠等に関しては何
ら制限はない。
【0032】[製造技術]本発明に係る樹脂組成物から
なるフィルムやシートは、公知・公用の押出法、共押出
法、カレンダー法、ホットプレス法、溶媒キャスティン
グ法、インフレーション法、バルーン法、テンター法等
の技術により製造できる。
【0033】[押出法又は共押出法の方法論]押出法又
は共押出法において、Tダイ、インフレーションダイ
(円形ダイ)、フラットダイ、フィードブロック/シン
グルマニホールドダイやいくつかのフィードブロックを
組み合わせたシングルマニホールドダイ等の公知・公用
のダイを用いることができる。共押出法においては、性
質の異なる複数の該ポリマー及び又は他種ポリマーを用
いて、多層フィルムを製造することができる。
【0034】インフレーション法を採用すると、二軸同
時延伸ができ、更に高い生産性で相対的に安価に製造す
ることができ、かつ、形状が袋状(シームレス状)であ
るため、スーパーマーケット用持ち帰りバッグ、冷凍食
品や精肉等の低温の食品パックに結露する水が周囲を濡
らすことを防ぐための袋、コンポストバッグ、等の袋や
バッグの生産に好適である。共押出法と組み合わせるこ
とにより、性質の異なる複数の本発明に係る樹脂組成物
及び/又は他種ポリマーを用いて多層フィルムを、高い
生産性で製造することができる。
【0035】インフレーション法と共押出法と組み合わ
せることもできる。本発明に係る樹脂組成物からなるフ
ィルム又はシートは、目的に応じて工程条件を設定する
ことにより、ロール状、テープ状、カットシート状、板
状、袋状(シームレス状)に製造することができる。
【0036】[二次加工]本発明に係る樹脂組成物から
なるフィルム又はシートは、さらに、延伸加工、ブロー
加工、真空成形等の二次元的又は三次元的な形状を賦与
する二次的な加工にも好適な材料である。
【0037】[用途の具体例]本発明に係わる樹脂組成
物からなる成形品としては芝止め杭、防虫ネット、マル
チフィルム、土嚢袋、接木テープ等が挙げられる。本発
明に係る樹脂組成物からなるフィルム又はシートは、シ
ョッピングバッグ、ゴミ袋、コンポストバッグ、食品・
菓子包装用フィルム、食品用ラップフィルム、化粧品・
香粧品用ラップフィルム、医薬品用ラップフィルム、生
薬用ラップフィルム肩こりや捻挫等に適用される外科用
貼付薬用ラップフィルム、農業用・園芸用フィルム、農
薬品用ラップフィルム、温室用フィルム、肥料用袋、ビ
デオやオーディオ等の磁気テープカセット製品包装用フ
ィルム、フロッピーディスク包装用フィルム、製版用フ
ィルム、粘着テープ、テープ、防水シート、土嚢用袋、
等として好適に使用することができる。
【0038】本発明の成形体の一態様であるフィルム又
はシートは、その特性を活かし、分解性が要求される用
途に、特に、好適に使用することができる。本発明に係
る成形体の一態様であるフィルム又はシートを、包装材
として食品・菓子用袋として使用する際に、食品・菓子
密封時に、袋内に酸素吸収剤を中に入れておくことによ
り、保存期間・賞味期間を大幅に延長することができ
る。
【0039】
【実施例】以下に実施例を挙げて、本発明を具体的に説
明するが、本発明の技術範囲を越えない限り、これに限
定されるものではない。高分子成分(A)の重量平均分
子量(Mw)、実施例中の生分解性は以下に示す方法に
より測定した。 重量平均分子量(Mw) ポリスチレンを標準としてゲルバーミエーシヨンクロマ
トグラフィー(GPC)により、カラム温度40℃、ク
ロロホルム溶媒で測定した。 生分解性 厚み100μmの10cm×10cmのプレスフィルム
を作成し、これを温度35℃、水分量30%の土壌中に
埋設し、外観の経時変化を観察した。 評価方法 ○:6ヶ月以内に分解して原形をとどめず △:6〜12ヶ月で分解して原形をとどめず ×:12ヶ月でも外観に変化なし
【0040】製造例1 L−ラクタイド400gおよびオクタン酸第一スズ0.
04gと、ラウリルアルコール0.12gを、攪拌機を
備えた肉厚の円筒型ステンレス製重合容器へ封入し、真
空で2時間脱気した。窒素ガスで置換した後、200℃
/10mmHgで2時間加熱攪拌した。反応終了後、下
部取り出し口からポリ乳酸の溶融物を抜き出し、空冷
し、ペレタイザーにてカットした。得られたポリ乳酸
は、収量340g、収率85%、重量平均分子量(M
w)13.8万であった。
【0041】製造例2 Dien−Starkトラップを設置した反応器に、9
0%L−乳酸10kg、錫末45gを装入し、150℃
/50mmHgで3時間攪拌しながら水を留出させた
後、150℃/30mmHgでさらに2時間攪拌してオ
リゴマー化した。このオリゴマーにジフェニルエーテル
21.1kgを加え、150℃/35mmHg共沸脱水
反応を行い、留出した水と溶媒を水分離器で分離して溶
媒のみを反応機に戻した。2時間後、反応機に戻す有機
溶媒を4.6kgのモレキュラシーブ3Aを充填したカ
ラムに通してから反応機に戻るようにして、130℃/
17mmHgで20時間反応を行い、重量平均分子量
(Mw)15.0万のポリ乳酸溶液を得た。この溶液に
脱水したジフェニルエーテル44kgをを加え希釈した
後、40℃まで冷却して、析出した結晶を瀘過した。こ
の結晶に0.5N−HCl12kgとエタノール12k
gを加え、35℃で1時間撹拌した後瀘過し、60℃/
50mmHgで乾燥して、ポリ乳酸粉末6.lkg(収
率85%)を得た。この粉末を押出機で溶融しペレット
化し、ポリ乳酸を得た。このポリマ一の重量平均分子量
(Mw)は14.7万であった。
【0042】製造例3 Dien−Starkトラップを設置した反応器に、
1,4一ブタンジオール50.5kgとコハク酸66.
5kg、錫末45gを装入し、100℃で3時間攪拌し
ながら水を留出させた後、150℃/50mmHgでさ
らに2時間攪拌してオリゴマー化した。このオリゴマー
にジフェニルエーテル385kgを加え、150℃/3
5mmHg共沸脱水反応を行い、留出した水と溶媒を水
分離器で分離して溶媒のみを反応機に戻した。2時間
後、反応機に戻す有機溶媒を50kgのモレキュラシー
プ3Aを充填したカラムに通してから反応機に戻るよう
にして、130℃/17mmHgで15時間反応を行
い、重量平均分子量(Mw)14.0万のポリブチレン
サクシネート(以下PSB−1と略す)溶液を得た。こ
の溶液に脱水したジフェニルエーテル180kgを加え
希釈した後、40℃まで冷却して、析出した結晶を瀘過
した。この粉末に0.5N−HCl20Okgとエタノ
ール200kgを加え、25℃で1時間攪拌した後瀘過
し、60℃/50mmHgで乾燥して、PSB−1 9
1.5kg(収率94.8%)を得た。このPSB−1
の重量平均分子量(Mw)は13.8万であった。
【0043】実施例1〜13 脂肪族ポリエステル(a1)成分として、製造例1〜2
で得られたポリ乳酸と脂肪族ポリエステル(a2)各種
成分、天然物(B)、無機添加剤を、表−1[表1]に
示す割合でへンシェルミキサーで混合後、押出機シリン
ダー設定温度160〜210℃の条件にてペレット化し
た。このペレットを60℃で10時間乾燥した後、40
mmのインフレーション成形機(ダイス径40mm)に
て、温度160〜170℃で成形し、折り径150m
m)厚み30μmのインフレーションフィルムを作成し
巻き取った。得られたフィルムについて、生分解性を測
定した。結果を表−1[表1]及び表−2[表2]に示
す。
【0044】比較例1〜3 製造例1〜2で得られたポリ乳酸、その他各種ポリエス
テル、天然物(B)、無機添加剤を表−3に示す割合で
へンシェルミキサーで混合後、実施例と同様にしてイン
フレーションフィルムを作成し、得られたフィルムにつ
いて各種測定を行った。結果を表−3[表3]に示す。
【0045】[表−1、2、3の凡例] PSB ・・・ポリブチレンサクシネート ・PSB−1・・・製造例−3に示したポリブチレンサ
クシネート ・PSB−2・・・ビオノーレ#3001(昭和高分子
社製) PCL・・・トーン(ユニオンカーバイド社製) BPL・・・バイオポール(ゼネカ社製) 澱粉・・・PA#220(日本食品加工社製) セルロース・・・KCフロック(日本製紙社製) キチン・・・太洋化学社製 キトサン・・・太洋化学社製
【0046】
【表1】 (注)無機充填剤は樹脂組成物100重量部に対する添加量 *:△〜○
【0047】
【表2】 (注)無機充填剤は樹脂組成物100重量部に対する添加量
【0048】
【表3】 (注)無機充填剤は樹脂組成物100重量部に対する添加量
【0049】
【発明の効果】本発明に係るポリ乳酸系樹脂組成物は、
土中での生分解性の制御を可能にした組成物である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI B29L 7:00 C08L 67:00 (72)発明者 渡辺 孝行 神奈川県横浜市栄区笠間町1190番地 三井 化学株式会社内 (72)発明者 相原 久 神奈川県横浜市栄区笠間町1190番地 三井 化学株式会社内 (72)発明者 中田 智之 神奈川県横浜市栄区笠間町1190番地 三井 化学株式会社内 (72)発明者 味岡 正伸 神奈川県横浜市栄区笠間町1190番地 三井 化学株式会社内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポリ乳酸(a1)と、融点が50〜25
    0℃の生分解性を有する脂肪族ポリエステル(a2)を
    含有する高分子成分(A)からなる樹脂組成物であっ
    て、前記ポリ乳酸(a1)と前記脂肪族ポリエステル
    (a2)の合計重量を基準として、前記ポリ乳酸(a
    1)を90〜50重量%、及び、前記脂肪族ポリエステ
    ル(a2)を10〜50重量%含有し、かつ、前記高分
    子成分(A)100重量部に対して、生分解性を有する
    天然物(B)を0.1〜100重量部含有することを特
    徴とするポリ乳酸系樹脂組成物
  2. 【請求項2】 天然物(B)が、澱粉、セルロース、キ
    チン、キトサンからなる群より選ばれた少なくとも1種
    である、請求項1に記載した、ポリ乳酸系樹脂組成物。
  3. 【請求項3】 脂肪族ポリエステル(a2)が、ポリブ
    チレンサクシネート、ポリカプロラクタム、ヒドロキシ
    ブチレートとバリレートの共重合体からなる群より選ば
    れた少なくとも1種である、請求項1又は2に記載し
    た、ポリ乳酸系樹脂組成物。
  4. 【請求項4】 天然物(B)が、多糖類からなる群より
    選ばれた少なくとも1種である、請求項1乃至3の何れ
    かに記載した、ポリ乳酸系樹脂組成物。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至4の何れかに記載した、ポ
    リ乳酸系樹脂組成物からなる成形加工品。
  6. 【請求項6】 請求項1乃至4の何れかに記載した、ポ
    リ乳酸系樹脂組成物からなる、5〜1000μmのフィ
    ルム及び/又はシート。
  7. 【請求項7】 請求項1乃至4の何れかに記載した、ポ
    リ乳酸系樹脂組成物からなる、5〜1000μmのイン
    フレーションフィルム及び/又はインフレーションシー
    ト。
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