JP2002060094A - 紙葉類搬送装置、紙葉類搬送方法、紙葉類区分装置、および紙葉類区分方法 - Google Patents

紙葉類搬送装置、紙葉類搬送方法、紙葉類区分装置、および紙葉類区分方法

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JP2002060094A
JP2002060094A JP2000248891A JP2000248891A JP2002060094A JP 2002060094 A JP2002060094 A JP 2002060094A JP 2000248891 A JP2000248891 A JP 2000248891A JP 2000248891 A JP2000248891 A JP 2000248891A JP 2002060094 A JP2002060094 A JP 2002060094A
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Osamu Maruyama
修 丸山
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Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】この発明は、装置のメンテナンスにかかる手間
を低減でき、装置の稼働率を向上させることができる紙
葉類搬送装置、および紙葉類区分装置を提供することを
課題とする。 【解決手段】ギャップ補正装置20は、搬送路4を規定
する搬送ベルト21、および搬送路4の途中に設けられ
た一対の補正ローラ24、26を有する。各補正ローラ
24、26の外周には紙葉類との間の十分な摩擦力を得
るためのゴム25、27が巻かれている。経時的にゴム
25、27が擦り減った場合、ギャップ補正部10の上
流側における紙葉類の搬送ギャップと下流側の紙葉類の
搬送ギャップとを比較して補正機能が所定レベルより低
下したか否かを判断する。そして、補正機能が低下して
いる場合には、可動ローラ26を初期化して補正ローラ
24、26間の押圧力を調整する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、複数枚の郵便物
等の紙葉類の搬送ギャップを補正して搬送する紙葉類搬
送装置、およびその方法、および、この紙葉類搬送装置
を含み各紙葉類から読み取った区分情報に基づいて所定
の区分先へ区分する紙葉類区分装置、およびその方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、紙葉類区分装置として、複数枚の
紙葉類を1枚ずつ取出す取出し部、取出された紙葉類を
搬送する搬送路、各紙葉類からその区分先に関する情
報、即ち区分情報を読み取る読取部、および読み取り結
果に基づいて各紙葉類を所定の区分先へ区分する区分部
を有する装置が知られている。
【0003】搬送路の途中には、紙葉類の搬送位置を監
視するための複数のセンサが設けられ、且つ連続して搬
送される紙葉類の搬送ギャップを補正するギャップ補正
部が設けられている。
【0004】ギャップ補正部は、搬送路を挟む位置関係
で互いに転接されて配設された一対の補正ローラを有す
る。各補正ローラの外周にはゴムが巻かれており、搬送
路を介して搬送される紙葉類の表面との間の十分な摩擦
力を生じるようになっている。そして、一対の補正ロー
ラ間に紙葉類を挟持した状態で補正ローラの回転速度を
変化させ、当該紙葉類の搬送速度を変更し、当該紙葉類
の前後の紙葉類との間の搬送ギャップを調整する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述したよう
に外周にゴムを巻いた補正ローラでは、多数枚の紙葉類
を搬送すると、経時的にゴムが摩耗して擦り減り、補正
ローラ間のギャップが広がってしまう。補正ローラ間の
ギャップが広がると、紙葉類を確実に挟持できなくな
り、紙葉類の搬送速度を正確に補正できなくなるばかり
か、紙葉類の搬送ジャムを生じてしまう場合がある。
【0006】このため、従来の装置では、上述したよう
な不具合を生じた場合、補正ローラ間のギャップをオペ
レータが目視により確認し、各補正ローラの回転軸を保
持している部材のネジを一旦緩めて、補正ローラ間のギ
ャップが適切な値になるように、その取り付け位置を手
作業で調整するようにしていた。或いは、ゴムの摩耗が
ひどい場合には、ゴムを交換していた。
【0007】従って、従来の装置では、補正ローラ間の
ギャップ調整の必要回数が比較的多く、調整作業に手間
がかかり、装置の稼働率を低下させる原因となってい
た。
【0008】この発明は、以上の点に鑑みなされたもの
で、その目的は、装置のメンテナンスにかかる手間を低
減でき、装置の稼働率を向上させることができる紙葉類
搬送装置、紙葉類搬送方法、紙葉類区分装置、および紙
葉類区分方法を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の紙葉類搬送装置は、所定の搬送路を介して
複数枚の紙葉類を搬送する搬送手段と、上記搬送路を介
して搬送されている当該紙葉類の搬送速度を変更せしめ
て、当該紙葉類と前後の紙葉類との間の搬送ギャップを
補正する補正手段と、この補正手段における補正機能が
所定レベルより低下したことを判断する判断手段と、こ
の判断手段で上記補正機能が所定レベルより低下したこ
とが判断されたのに基づき、低下した補正機能を回復さ
せるように上記補正手段を自動的に調整する調整手段
と、を備えている。
【0010】上記発明によると、紙葉類の搬送ギャップ
を補正するための補正手段における補正機能が低下した
場合、調整手段によって補正手段を自動的に調整して補
正機能を回復する。このため、補正機能の低下に伴うメ
ンテナンス作業を自動化でき、作業員の負担を低減でき
る。
【0011】また、上述した発明によると、上記補正手
段は、上記搬送路を介して搬送中の紙葉類の両面にそれ
ぞれ転接して回転する一対の補正ローラと、これら一対
の補正ローラを可変速で回転させる駆動手段と、を有
し、上記調整手段は、上記一対の補正ローラ間のギャッ
プを調整して上記補正手段における補正機能を回復させ
ることを特徴とする。このため、多くの紙葉類を搬送し
たことによって補正ローラが摩滅した場合であっても、
補正ローラ間のギャップを自動的に調整でき、紙葉類の
搬送速度を安定して補正できる。
【0012】また、上述した発明によると、上記判断手
段は、紙葉類の搬送方向に沿って上記補正手段の上流側
で当該紙葉類の前後の搬送ギャップを検出する第1の検
出手段と、上記搬送方向に沿って上記補正手段の下流側
で当該紙葉類の前後の搬送ギャップを検出する第2の検
出手段と、を有し、これら第1および第2の検出手段に
よる検出結果に基づいて、上記補正手段における補正機
能の低下を判断することを特徴とする。
【0013】また、上述した発明によると、上記補正手
段は、略真っ直ぐに長く引き延ばされた搬送路の終端近
くに設けられていることを特徴とする。
【0014】また、上述した発明によると、上記補正手
段は、鉛直方向に沿って延びた搬送路の下端近くに設け
られていることを特徴とする。
【0015】つまり、略真っ直ぐに引き延ばされた比較
的長い搬送路を紙葉類が搬送された場合、または鉛直方
向に延びた搬送路の上方から下方に向けて紙葉類が搬送
された場合、紙葉類の拘束力が弱く搬送ギャップを生じ
易い。このため、長い搬送路の終端近く、または鉛直方
向に延びた搬送路の下端近くに補正手段を設けることが
有効となる。
【0016】また、本発明の紙葉類搬送方法によると、
所定の搬送路を介して複数枚の紙葉類を搬送する搬送工
程と、上記搬送路を介して搬送されている当該紙葉類の
搬送速度を変更せしめて、当該紙葉類と前後の紙葉類と
の間の搬送ギャップを補正する補正工程と、この補正工
程における補正機構による補正機能が所定レベルより低
下したことを判断する判断工程と、この判断工程で上記
補正機能が所定レベルより低下したことが判断されたの
に基づき、低下した補正機能を回復させるように上記補
正機構を自動的に調整する調整工程と、を有する。
【0017】また、上述した発明によると、上記判断工
程では、当該紙葉類が上記補正機構を通過する前の当該
紙葉類の前後の搬送ギャップと、当該紙葉類が上記補正
機構を通過した後の当該紙葉類の前後の搬送ギャップ
と、を比較して上記補正機構による補正機能の低下を判
断することを特徴とする。
【0018】また、本発明の紙葉類区分装置は、所定の
搬送路上に1枚ずつ取出された複数枚の紙葉類を一定速
度で搬送する搬送手段と、この搬送手段で搬送されてい
る紙葉類の表面に付与されている当該紙葉類の区分先に
関する区分情報を読み取る読取手段と、この読取手段を
通過した当該紙葉類と前後の紙葉類との間の搬送ギャッ
プを補正する補正装置と、この補正装置を通過した紙葉
類を上記読取手段で読み取った区分情報に基づいて区分
集積する区分集積手段と、を有し、上記補正装置は、上
記搬送手段によって上記搬送路を介して搬送されている
当該紙葉類の搬送速度を変更せしめて、当該紙葉類と前
後の紙葉類との間の搬送ギャップを補正する補正手段
と、この補正手段における補正機能が所定レベルより低
下したことを判断する判断手段と、この判断手段で上記
補正機能が所定レベルより低下したことが判断されたの
に基づき、低下した補正機能を回復させるように上記補
正手段を自動的に調整する調整手段と、を備えている。
【0019】また、上述した発明によると、上記補正手
段は、上記搬送路を介して搬送中の紙葉類の両面にそれ
ぞれ転接して回転する一対の補正ローラと、これら一対
の補正ローラを可変速で回転させる駆動手段と、を有
し、上記調整手段は、上記一対の補正ローラ間のギャッ
プを調整して上記補正手段における補正機能を回復させ
ることを特徴とする。
【0020】また、上述した発明によると、上記判断手
段は、紙葉類の搬送方向に沿って上記補正手段の上流側
で当該紙葉類の前後の搬送ギャップを検出する第1の検
出手段と、上記搬送方向に沿って上記補正手段の下流側
で当該紙葉類の前後の搬送ギャップを検出する第2の検
出手段と、を有し、これら第1および第2の検出手段に
よる検出結果に基づいて、上記補正手段における補正機
能の低下を判断することを特徴とする。
【0021】また、上述した発明によると、上記補正手
段は、略真っ直ぐに長く引き延ばされた搬送路の終端近
くに設けられていることを特徴とする。
【0022】また、上述した発明によると、上記補正手
段は、鉛直方向に沿って延びた搬送路の下端近くに設け
られていることを特徴とする。
【0023】また、本発明の紙葉類区分方法によると、
複数枚の紙葉類を所定の搬送路上に順次取出して搬送
し、各紙葉類の表面に付与されている当該紙葉類の区分
先に関する区分情報を読み取り、各紙葉類から読み取っ
た区分情報に基づいて各紙葉類を所定の区分先へ区分集
積する紙葉類区分方法において、上記搬送路を介して搬
送されている当該紙葉類の搬送速度を変更せしめて、当
該紙葉類と前後の紙葉類との間の搬送ギャップを補正す
る補正工程と、この補正工程における補正機構による補
正機能が所定レベルより低下したことを判断する判断工
程と、この判断工程で上記補正機能が所定レベルより低
下したことが判断されたのに基づき、低下した補正機能
を回復させるように上記補正機構を自動的に調整する調
整工程と、を備えている。
【0024】更に、上述した発明によると、上記判断工
程では、当該紙葉類が上記補正機構を通過する前の当該
紙葉類の前後の搬送ギャップと、当該紙葉類が上記補正
機構を通過した後の当該紙葉類の前後の搬送ギャップ
と、を比較して上記補正機構による補正機能の低下を判
断することを特徴とする。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながらこの発
明の実施の形態について詳細に説明する。
【0026】図1には、この発明の実施の形態に係る紙
葉類区分装置1(以下、単に区分装置1と称する)の概
略構成を示してある。
【0027】区分装置1は、複数枚の紙葉類を立位で集
積する集積部2、集積された端部の紙葉類から順に1枚
ずつ取出す取出し部3、取出した紙葉類を搬送すべく区
分装置1全体に亘って長く引き延ばされた搬送路4、お
よび搬送路4を介して搬送されている紙葉類の表面から
その区分先に関する情報(以下、単に区分情報と称す
る)を読み取る読取部5を含む供給部6を有する。
【0028】供給部6の図中右側には、上下左右に整列
配置された複数の区分ポケット7を有する区分部8が配
設されている。供給部6の取出し部3から延びた搬送路
4は、区分部8の下方を通って振分部9まで延びてい
る。区分部8の下方を通る搬送路4は、殆ど折り曲げら
れずに略真っ直ぐに延びている。
【0029】区分部8の図中右側に配設された振分部9
は、複数の区分ポケット7に対応して設けられた複数の
段パスゲートを鉛直方向に並設し、搬送路4を介して搬
送された紙葉類を読取部5における読取結果に応じて区
分部8の所定の段に振り分ける。尚、区分部7には、各
段に振り分けられた紙葉類を所定の区分ポケット7へ落
とし込むための図示しない複数の振分ゲートが設けられ
ている。つまり、読取部5における読取結果に従って複
数の段パスゲートおよび振分ゲートを所定のタイミング
で切換えることにより、当該紙葉類を所定の区分ポケッ
ト7へ区分集積できる。
【0030】振分部9の図中右側には、搬送路4を介し
て搬送された紙葉類の表面に、読取部5における読取結
果に基づくバーコードを付与するためのバーコード処理
部11が配設されている。バーコード処理部11は、紙
葉類にバーコードを印刷するプリンタ12、および印刷
されたバーコードをベリファイリードするバーコードリ
ーダ13を有する。
【0031】振分部9の下端近くには、読取部5から搬
送路4を介して搬送された紙葉類の搬送方向を2方向、
即ち振分部9に向かう方向とバーコード処理部11へ向
かう方向とに選択的に切換える切換ゲート14が設けら
れている。尚、バーコード処理部11を通って延びた搬
送路4は、振分部9の下端近くで搬送路4に接続されて
いる。つまり、バーコード処理部11を通過した紙葉類
は、振分部9に送られる。
【0032】また、振分部9の手前の切換ゲート14の
直前の搬送路4上、およびバーコード処理部11のプリ
ンタ12からバーコードリーダ13に至る鉛直方向に延
びた搬送路4上には、搬送路4を介して連続して搬送さ
れる紙葉類の搬送ギャップを必要に応じて補正するため
のギャップ補正部10(後に詳述する)がそれぞれ配設
されている。本実施の形態では区分装置1内の2個所に
ギャップ補正部10を設けたが、区分装置1内の適切な
個所にさらに多くのギャップ補正部10を設けても良
い。
【0033】しかしながら、このギャップ補正部10
は、比較的真っ直ぐに長く引き延ばされた搬送路の終端
近くや、鉛直方向に延びた搬送路の下端近くに設けられ
ることが望ましい。つまり、略真っ直ぐに長く引き延ば
された搬送路を通過する紙葉類や鉛直方向に落下する紙
葉類は、搬送ベルトによる拘束が弱く搬送ギャップを生
じ易いため、この位置にギャップ補正部10を配置する
ことが有効である。
【0034】上記のように構成された区分装置1は以下
のように動作される。
【0035】まず、区分対象となる複数枚の紙葉類が集
積部2に立位で集積される。この状態で区分装置1の動
作が開始され、集積部2に集積された端部の紙葉類から
順に取出し部3を介して搬送路4上に1枚ずつ取出され
る。そして、搬送路4を搬送される紙葉類の表面から読
取部5を介して区分情報が順次読み取られる。
【0036】供給部6から送り出された紙葉類は、区分
部8の下方を通って延びた搬送路4を介して搬送され、
切換ゲート14の手前に配置された1つ目のギャップ補
正部10を介して必要に応じて搬送ギャップが補正され
る。搬送ギャップが補正された紙葉類は、振分部9へ搬
送され、ここで、読取部5における読取結果に従って所
定の段に振り分けられる。
【0037】振分部9を通過して所定の段に振り分けら
れた紙葉類は、各区分ポケットに対応して設けられた振
分ゲートを読取部5における読取結果に従って切換える
ことにより、所望する区分ポケット7へ区分集積され
る。
【0038】一方、切換ゲート14を切換えてバーコー
ド処理部11へ送られた紙葉類には、読取部5における
読取結果に応じたバーコードがプリンタ12を介して印
刷される。バーコードが印刷された紙葉類は、バーコー
ドリーダ13を介してバーコードがベリファイリードさ
れた後、振分部9へ送られる。
【0039】この時、プリンタ12を通過して鉛直下方
に搬送(この場合、重力による落下も含まれる)される
紙葉類が2つ目のギャップ補正部10を通過され、バー
コードリーダ13に送り込まれる前に、必要に応じて搬
送ギャップが補正される。
【0040】次に、上述したギャップ補正部10を含む
ギャップ補正装置20について、図2および図3を参照
して説明する。図2には、ギャップ補正装置20、およ
びその周辺部材を概略的に示してあり、図3には、この
ギャップ補正装置20による動作を制御する制御系のブ
ロック図を示してある。尚、ここでは、振分部9の直前
に配設された1つ目のギャップ補正部10を含むギャッ
プ補正装置20について代表して説明するが、バーコー
ドリーダ13の直前に配設された2つ目のギャップ補正
部10を含むギャップ補正装置20も略同じ構成を有し
同様に機能することは言うまでもない。
【0041】図2に示すように、ギャップ補正装置20
は、切換ゲート14に向かう搬送路4を途中で分割した
中間位置にギャップ補正部10を備えている。ギャップ
補正部10の前後に分割された搬送路4は、搬送路4の
上面および下面に沿って図中矢印A方向に走行する複数
対の搬送ベルト21によって規定されている。各搬送ベ
ルト21は、それぞれ複数のローラ22に巻回されて張
設され、複数のローラ22のうち駆動ローラ22aの回
転軸に取り付けられた駆動モータ23を回転することに
より所定速度で搬送路4に沿って走行されるようになっ
ている。
【0042】ギャップ補正部10は、搬送路4の上面側
に配設された駆動ローラ24、およびこの駆動ローラ2
4に対向する位置関係で搬送路4の下面側に配設された
可動ローラ26を有する。可動ローラ26は、後述する
昇降機構によって鉛直上下方向に移動可能に設けられ、
駆動ローラ24に対して所定の押圧力で転接された状態
で駆動ローラ24に従動するようになっている。これら
2つのローラ24、26(以下、総称して補正ローラと
称する場合もある)は、搬送ベルト21が分割された中
間位置に設けられ、搬送ベルト21に干渉することなく
独立して紙葉類を搬送可能となっている。
【0043】各補正ローラ24、26は、搬送路4によ
る紙葉類の搬送方向(図中矢印A方向)と略直交する方
向に延びた回転軸を有し、その外周面が搬送路4を挟ん
で所定の押圧力で転接するように配置される。各補正ロ
ーラ24、26の外周面には、搬送路4を通過する紙葉
類の表面との間の十分な摩擦力を得るための帯状のゴム
25、27がそれぞれ巻き付けられている。このゴム2
5、27は、多数枚の紙葉類を搬送するにつれて徐々に
摩滅する。
【0044】一対の補正ローラ24、26間の押圧力
は、補正ローラ24、26による紙葉類の拘束力が両側
に配設された搬送ベルト21による拘束力より常に強く
なるように設定されており、一対の補正ローラ24、2
6間に挟持した紙葉類の搬送速度を、搬送ベルト21の
走行速度に関係無く、独立して変更可能となっている。
つまり、搬送ベルト21によって一定速度で搬送される
紙葉類は、一対の補正ローラ24、26間を通過する際
に、その搬送速度が必要に応じて加速或いは減速される
ことになる。これにより、連続して搬送される紙葉類間
のギャップ(搬送ギャップ)が適切な値に補正される。
【0045】駆動ローラ24の回転軸24aには、駆動
ローラ24を可変速で回転させるためのACサーボモー
タ28が接続されている。ACサーボモータ28には、
ACサーボモータ28の回転速度を制御するためのAC
サーボモータ制御装置31が接続されている。また、A
Cサーボモータ制御装置31には、ACサーボモータ2
8を駆動させるためのACサーボモータ駆動装置32が
接続されている。さらに、ACサーボモータ駆動装置3
2には、ギャップ補正装置20全体の動作を制御するギ
ャップ補正用CPU30が接続されている。ACサーボ
モータ制御装置31は、ギャップ補正用CPU30内に
ある後述するパルス変換回路62から出力される回転速
度信号に基づいて、ACサーボモータ28の回転速度を
制御する。
【0046】可動ローラ26の回転軸は、可動ローラ2
6の昇降機構の鉛直方向に移動可能に延設されたラック
33に対して回動自在に取り付けられている。ラック3
3には、ステッピングモータ34に取り付けられたピニ
オン35が歯合されている。つまり、ステッピングモー
タ34を所定方向に所定量だけ回転させることにより、
ラック33を所定の高さ位置に上下動させ、可動ローラ
26を鉛直上下方向に移動するようになっている。この
昇降機構により、駆動ローラ24と可動ローラ26との
間のギャップを調節でき、ギャップ補正装置20による
補正機能を回復できる。
【0047】また、このステッピングモータ34は、可
動ローラ26が上昇されて駆動ローラ24に転接されて
から両者間の押圧力が所定の押圧力になった時点でトル
クリミッタが作動して停止するようになっている。つま
り、可動ローラ26を上昇させて駆動ローラ24に押し
付けた際(補正ローラの初期化)には、両者の間の押圧
力が常に一定になるようになっている。
【0048】ステッピングモータ34には、ステッピン
グモータ34の回転量を制御するためのステッピングモ
ータ制御装置36が接続されている。また、制御装置3
6には、ステッピングモータ34を駆動させるためのス
テッピングモータ駆動装置37が接続されている。さら
に、駆動装置37には、上述したギャップ補正用CPU
30が接続されている。
【0049】また、可動ローラ26を上下動させるラッ
ク33の上方および下方に離間した位置には、ラック3
3の上端33aおよび下端33bをそれぞれ検知してラ
ック33がその上限位置或いは下限位置にスライドした
ことを検知するための上限センサ38および下限センサ
39がそれぞれ設けられている。上限センサ38は、駆
動ローラ24に巻き付けられたゴム25および可動ロー
ラ26に巻き付けられたゴム27が摩滅して、ゴム2
5、27の摩耗の度合いが限界に達した時点でラック3
3の上端33aを検知する位置に配設されている。
【0050】さらに、ギャップ補正部10の前後の搬送
路4上には、搬送路4を介して搬送される紙葉類の先端
および後端の通過を検知して各紙葉類の搬送状態を監視
するための第1乃至第4のセンサ41、42、43、4
4が設けられている。第1乃至第3のセンサ41、4
2、43は、ギャップ補正部10より上流側の搬送路4
上の所定位置に配設されており、第4のセンサ44は、
ギャップ補正部10より下流側の搬送路4上の所定位置
に配設されている。各センサ41、42、43、44
は、搬送路4を介して搬送される紙葉類によって遮られ
る光軸を有する。
【0051】搬送路4に沿って最も上流側に設けられた
第1のセンサ41は、ギャップ補正部10に搬送される
当該紙葉類の先端とその前に搬送されている紙葉類の後
端との間の搬送ギャップ、および当該紙葉類の後端とそ
の後に搬送される紙葉類の先端との間の搬送ギャップを
検出するギャップ検出センサとして機能する。また、搬
送路4に沿って最も下流側に設けられた第4のセンサ4
4は、ギャップ補正部10を通過した当該紙葉類の先端
とその前に搬送されている紙葉類の後端との間の搬送ギ
ャップ、および当該紙葉類の後端とその後に搬送される
紙葉類の先端との間の搬送ギャップを検出するギャップ
検出センサとして機能する。第1および第4のセンサ4
1、44は、各紙葉類の先端通過および後端通過を検知
して前後の搬送ギャップを検出する。
【0052】また、第2のセンサ42は、紙葉類の後端
通過を検知することにより補正ローラ24、26の減速
タイミングを取得するタイミングセンサとして機能し、
第3のセンサ43は、紙葉類の先端通過を検知すること
により補正ローラ24、26の加速タイミングを取得す
るタイミングセンサとして機能する。
【0053】図3に示すように、ギャップ補正装置20
のギャップ補正用CPU30は、制御用CPU50を有
する。制御用CPU50には、それぞれ書換え可能なデ
ータを記憶するための4種類のメモリ(RAM)51、
52、53、54、および書換え不能なデータを予め記
憶した3種類のメモリ(ROM)55、56、57が接
続されている。4種類のRAM51、52、53、54
には、それぞれ紙葉類1000枚分のデータを書き込め
るようになっている。
【0054】RAM51には、各紙葉類の先端および後
端が第1乃至第4のセンサ41、42、43、44をそ
れぞれ通過した時刻が格納され(図4参照)、RAM5
2には、各紙葉類が第1のセンサ41、および第4のセ
ンサ44を通過した際の、当該紙葉類と前後の紙葉類と
の間の搬送ギャップがそれぞれ格納され(図5参照)、
RAM53には、各紙葉類がギャップ補正部10を通過
した際に設定されたACサーボモータ28の回転速度が
格納される(図6参照)。各紙葉類間の搬送ギャップ
は、先行して搬送される紙葉類の後端から後続の紙葉類
の先端までの長さとして検出される。
【0055】また、ROM55には、ギャップ補正装置
20の制御プログラムが格納され、ROM56には、当
該紙葉類の前後の搬送ギャップの長さに対応して予め設
定されたACサーボモータ28の回転速度がマトリック
ス状のテーブルとして格納され(図7参照)、ROM5
7には、各センサ間における紙葉類の搬送許容時間を予
め設定した時間範囲が格納されている(図8参照)。
尚、RAM54は、予備のメモリとして用意されてい
る。
【0056】また、制御用CPU50には、紙葉類の搬
送時間を測定するためのタイマーコントローラ61、回
転速度をパルス波形に変換するためのパルス変換回路6
2、紙葉類が第1乃至第4のセンサ41、42、43、
44を通過した時に割り込み処理させるための割り込み
コントローラ63、第1のセンサ41または第4のセン
サ44から出力される検知信号(各紙葉類の先端および
後端を検知した時刻)に基づいて連続して搬送される2
枚の紙葉類間のギャップ長を測定するためのギャップ測
定回路64、およびこれらの検知信号に基づいて紙葉類
の長さを測定するための長さ測定回路65が接続されて
いる。
【0057】さらに、制御用CPU50には、搬送ベル
ト21を走行させるための駆動モータ、補正ローラ2
4、26を可変速で回転させるためのACサーボモータ
28、および可動ローラ26を上下動させるためのステ
ッピングモータ34を駆動させるための出力回路67が
接続されている。
【0058】また、制御用CPU50には、区分装置1
全体を制御するメイン制御CPU100との間の交信を
行なうための交信コントローラ68が接続されている。
さらに、制御用CPU50には、センサ入力回路66を
介して複数のセンサ41、42、43、44、38、3
9が接続されている。
【0059】センサ入力回路66を介して各センサ4
1、42、43、44、38、39からギャップ補正用
CPU30に入力された検知信号は、割り込みコントロ
ーラ63、ギャップ測定回路64、および長さ測定回路
65へ送られる。
【0060】割り込みコントローラ63は、各センサか
らの検知信号を受け取ると、制御用CPU50による通
常処理を一時中断させ、当該検知信号に基づく割り込み
処理を実行させる。
【0061】ギャップ測定回路64は、タイマーコント
ローラ61から出力されるクロックを用いて、第1およ
び第4のセンサ41、44から受け取った検知信号に基
づいて、先行する紙葉類の後端検知に基づく割り込み発
生時から後続の紙葉類の先端検知に基づく割り込み発生
時までのクロックを測定する。制御用CPU50は、ギ
ャップ測定回路64で測定したクロックを搬送ギャップ
として各紙葉類毎に取得できる。
【0062】タイマーコントローラ61は、ある一定の
クロックを任意の時間に分周する機能を有し、上述した
ギャップ測定回路で用いるクロックのみならず、紙葉類
の搬送時間の測定やステッピングモータ34の一定時間
の回転制御などにも用いられる。
【0063】ギャップ補正用CPU30は、各紙葉類の
先端を各センサ41、42、43、44が検知した時刻
に基づき、隣接する2つのセンサ間における当該紙葉類
の搬送時間をそれぞれ算出する。このとき、各センサが
紙葉類の先端を検知したときの割り込み発生時における
タイマーコントローラ61のカウント値の差が搬送時間
として取得される。そして、この搬送時間が各センサ間
で予め設定した許容範囲内であることに基づき、当該紙
葉類が正常に搬送されていることが判断されるようにな
っている。
【0064】また、ギャップ補正用CPU30は、第1
のセンサ41を介して取得した当該紙葉類の前後の搬送
ギャップの大小関係に基づいて、ギャップ補正部10駆
動ローラ24の回転速度を加減速し、当該紙葉類の前後
の搬送ギャップが略一定となるように、ギャップ補正部
10を通過する当該紙葉類の搬送速度を調整する。この
とき、当該紙葉類が加速すべき紙葉類である場合、当該
紙葉類の先端が第3のセンサ43を通過して先端割り込
み処理が発生した後、所定のディレイ時間D1を経てA
Cサーボモータ28の回転速度が時間D2だけ所定の速
度に加速される。また、当該紙葉類が減速すべき紙葉類
である場合、当該紙葉類の後端が第2のセンサ42を通
過して後端割り込み処理が発生した時点で、ACサーボ
モータ28の回転速度が時間D3だけ所定の速度に減速
される。
【0065】尚、ギャップ補正部10の駆動ローラ24
の加減速タイミングを取得するための第2および第3の
センサ42、43の配置位置は、駆動ローラ24を回転
させるACサーボモータ28の応答速度を考慮して設定
されている。つまり、加減速する当該紙葉類の先端が補
正ローラ24、26間のニップに到達した時点で補正ロ
ーラ24、26を加速させることのできる位置に第3の
センサ43を配置し、当該紙葉類が補正ローラ24、2
6間のニップに挟み込まれた状態で補正ローラ24、2
6を減速させることのできる位置に第2のセンサ42を
配置した。
【0066】また、当該紙葉類の前後の搬送ギャップに
基づいて、この搬送ギャップを略一定に補正するための
ACサーボモータ28の適切な回転速度を抽出するため
の図7に示すデータテーブルは、下記の表1に示す規則
に従ってROM56に予め用意されている。
【0067】
【表1】
【0068】つまり、当該紙葉類の先端と先行して搬送
されている紙葉類の後端との間の搬送ギャップ(前方と
のギャップ値)と、当該紙葉類の後端と後続の紙葉類の
先端との間の搬送ギャップ(後方とのギャップ値)と、
の間の大小関係に基づいて、ACサーボモータ28の回
転速度を加速するか減速するかが決められる。例えば、
前方とのギャップ値が比較的大きくて後方とのギャップ
値が比較的小さい場合、ACサーボモータ28の回転速
度は加速されることになる。
【0069】以下、上記構成のギャップ補正装置20に
よる補正動作について、図9乃至図14を参照して説明
する。図9には補正動作を説明するための動作説明図を
示してあり、図10には各センサ41、42、43、4
4による検知タイミングおよびACサーボモータの制御
タイミングを説明するためのタイミングチャートを示し
てあり、図11乃至図14には、各センサ41、42、
43、44による割り込み処理を説明するためのフロー
チャートを示してある。
【0070】ギャップ補正装置20のギャップ補正用C
PU30がメイン制御CPU100から装置の稼動命令
を受けると、ギャップ補正用CPU30は、まず最初
に、ステッピングモータ34を作動させてギャップ補正
部10の初期化処理を行なう。この初期化処理では、ス
テッピングモータ34を所定方向に回転させて、下限セ
ンサ39が暗となるまで可動ローラ26を一旦下降さ
せ、その後、ステッピングモータ34を逆方向に回転さ
せて可動ローラ26を上昇させる。このとき、可動ロー
ラ26が上昇されて駆動ローラ24に押圧され、所定の
押圧力になった時点でステッピングモータ34のトルク
リミッタが作動し、その時点で可動ローラ26の上昇が
停止される。この状態で、駆動ローラ24と可動ローラ
26との間の押圧力は、ギャップ補正部10における十
分な補正機能を発揮するに十分な押圧力に設定される。
尚、このとき、上限センサ38の出力を監視して上限セ
ンサ38が暗となった場合には、各補正ローラ24、2
6に巻き付けられたゴム25、27が許容レベルを超え
て摩滅したこと、すなわち十分な補正機能を発揮しえな
い状態であることが判断され、ギャップ補正用CPU3
0からメイン制御CPU100へゴム交換の要求が出さ
れ、区分装置1が停止される。
【0071】ギャップ補正部10の初期化処理が終了す
ると、ギャップ補正用CPU30の出力回路67から駆
動モータ23に駆動開始命令が出され、駆動ローラ22
aが所定方向に回転されて搬送ベルト21が所定方向に
走行を開始される。同時に、ACサーボモータ制御装置
32に対してある一定の回転速度信号が出力され、ギャ
ップ補正部10の補正ローラ24、26が搬送ベルト2
1の走行速度と略同じ周速度で回転を開始される。この
状態で、区分装置1の取出し部3を介して連続して取出
された複数枚の紙葉類が搬送路4を介して搬送され、ギ
ャップ補正装置20のギャップ補正部10を順次通過さ
れる。ここでは、4枚の紙葉類がギャップ補正部10を
通して連続的に搬送される場合の処理について説明す
る。
【0072】まず、搬送路4を介して搬送される4枚の
紙葉類の先端が第1のセンサ41によって順次検知され
る。例えば、1枚目の紙葉類の先端が第1のセンサ41
によって検知されると、図11に示すように、第1のセ
ンサ41による先端割り込み処理が実行される。このと
き、ギャップ補正用CPU30は、第1のセンサ41に
よる検知信号に基づいて紙葉類の搬送枚数をカウントす
る(ステップ11)とともに、タイマーコントローラ6
1のカウンタ値を読み込み、1枚目の紙葉類の先端が第
1のセンサ41を通過した時刻t11をRAM51に格納
する(ステップ12)。また、ギャップ補正用CPU3
0は、この後、1枚目の紙葉類の後端が第1のセンサ4
1を通過した時刻も取得し、RAM51に格納する。
【0073】1枚目の紙葉類の先端が第1のセンサ41
によって検知されると同時に、ギャップ補正用CPU3
0は、当該紙葉類に先行して搬送されている紙葉類(こ
の場合、当該紙葉類が1枚目であるため先行する紙葉類
は無い)の後端と当該紙葉類の先端との間の搬送ギャッ
プg1(ここでは無限大となる)をギャップ測定回路6
4で算出する。そして、このギャップ測定回路64で算
出した搬送ギャップg1をRAM52へ格納する(ステ
ップ13)。
【0074】続いて、2枚目の紙葉類の先端が第1のセ
ンサ41によって検知されると、ギャップ補正用CPU
30は、上述した1枚目の紙葉類の処理と同様に、2枚
目の紙葉類の先端通過時刻t12をRAM51に格納する
とともに、先行する1枚目の紙葉類の後端と2枚目の紙
葉類の先端との間の搬送ギャップg2をギャップ測定回
路64を介して算出してRAM52へ格納する。この搬
送ギャップg2は、1枚目の紙葉類から見ると、後続の
紙葉類、つまり2枚目の紙葉類との間の後ろ側の搬送ギ
ャップとなる。
【0075】同様にして、ギャップ補正用CPU30
は、3枚目以降の紙葉類についても、第1のセンサ41
に到達した時刻t13、t14、…をRAM51に順次格納
するとともに、各紙葉類の前後の搬送ギャップg3、g
4、…をRAM52に順次格納する。
【0076】上記のように第1のセンサ41を通過した
4枚の紙葉類は、続いて、第2のセンサ42を通過され
る。このとき、各紙葉類の先端が第2のセンサ42によ
って順次検知される。例えば、1枚目の紙葉類の先端が
第2のセンサ42によって検知されると、図12に示す
ように、第2のセンサ42による先端割り込み処理が実
行される。
【0077】このとき、ギャップ補正用CPU30は、
タイマーコントローラ61から出力されるクロックを用
いて、1枚目の紙葉類の先端が第2のセンサ42を通過
した時刻t21を取得し、RAM51に格納する(ステッ
プ21)。また、ギャップ補正用CPU30は、1枚目
の紙葉類の後端が第2のセンサ42を通過した時刻も取
得してRAM51に格納する。
【0078】1枚目の紙葉類の先端が第2のセンサ42
を通過すると同時に、ギャップ補正用CPU30は、1
枚目の紙葉類の先端が第1のセンサ41を通過した時刻
t11をRAM51から読み出し、1枚目の紙葉類が第1
のセンサ41に到達してから第2のセンサ42に到達す
るまでの搬送時間T1=t21−t11を算出する(ステッ
プ22)。そして、ギャップ補正用CPU30は、この
算出した実際の搬送時間T1をROM57に予め格納し
たデータテーブルに照会し、実際の搬送時間が予め設定
した許容時間範囲内であるか否かを判断する(ステップ
23)。
【0079】ステップ23の結果、搬送時間T1が許容
範囲内であることが判断されると(ステップ23;Ye
s)、当該紙葉類、つまり1枚目の紙葉類が第1のセン
サ41から第2のセンサ42まで正常な搬送速度で搬送
されたことが判定される。一方、ステップ23で搬送時
間T1が許容範囲から外れていることが判断されると
(ステップ23;No)、ギャップ補正用CPU30が
当該紙葉類の搬送異常を判定し、ギャップ補正処理が中
止される。
【0080】ステップ23で1枚目の紙葉類が正常に搬
送されたことが判定されると、ギャップ補正用CPU3
0は、ステップ13で格納した当該紙葉類の前後の搬送
ギャップ(この場合、g1とg2)をRAM52から抽出
し、この抽出した搬送ギャップをROM56に予め格納
されているACサーボモータ28の回転速度テーブルに
照会する。そして、ギャップ補正用CPU30は、前後
の搬送ギャップに基づいてギャップ補正装置20のAC
サーボモータ28の適切な回転速度(この場合、s1と
なる)をROM56から抽出する(ステップ24)。こ
の回転速度は、ギャップ補正部10における当該紙葉類
の後述する搬送速度制御に用いられる。
【0081】さらに、ギャップ補正用CPU30は、ス
テップ24で取得したACサーボモータ28の速度制御
のための回転速度を通常の回転速度(装置を起動したと
きの回転速度)と比較(ステップ25)し、ROM56
から取得した回転速度が通常の回転速度より速い場合
(ステップ25;No)、当該紙葉類をギャップ補正部
10にて加速する。すなわち、ギャップ補正用CPU3
0は、当該紙葉類の先端が第3のセンサ43によって検
知された後、予め設定したディレイ時間D1が経過した
時点で、ACサーボモータ28を上記制御用の回転速度
で所定時間D2だけ回転させる(ステップ26)。これ
により、当該紙葉類の搬送速度が所定の時間間隔D2だ
け加速され、当該紙葉類の前の搬送ギャップが縮まると
ともに、後ろの搬送ギャップが広がる。
【0082】一方、ステップ25でROM56から取得
した制御用の回転速度が通常の回転速度より遅いことが
判断されると(ステップ25;Yes)、ギャップ補正
用CPU30は、このタイミングでは、通常の回転速度
でACサーボモータ28を回転させる。このとき、ギャ
ップ補正用CPU30は、減速すべき当該紙葉類の後端
が第3のセンサ43に到達した時点でACサーボモータ
28の回転速度を減速させるためのフラグをセットする
(ステップ27)。
【0083】そして、ギャップ補正用CPU30は、図
13に示すように、ステップ27でセットしたフラグに
基づいて(ステップ31;Yes)、当該紙葉類の後端
が第3のセンサ43で検知された時点で、ACサーボモ
ータ28の回転速度を減速させる。このとき、ギャップ
補正用CPU30は、ACサーボモータ28を制御用の
回転速度で所定時間D3だけ回転させ、当該紙葉類の搬
送速度を所定時間D3だけ減速させる(ステップ3
2)。
【0084】ギャップ補正用CPU30は、2枚目以降
の紙葉類についても、その先端が第2のセンサ42によ
って検知された時点で、当該紙葉類が正常に搬送されて
いるか否かを判定し、当該紙葉類が正常に搬送されてい
る場合に限り、その前後の搬送ギャップに基づいてAC
サーボモータ28の制御用の回転速度を設定する。そし
て、ギャップ補正用CPU30は、この設定した回転速
度に基づいて、ACサーボモータ28の回転速度を所定
のタイミングで加減速し、各紙葉類間の搬送ギャップを
略一定に補正する。
【0085】本実施の形態では、図9および図10に示
すように、1枚目の紙葉類と2枚目の紙葉類との間の搬
送ギャップg2と3枚目の紙葉類と4枚目の紙葉類との
間の搬送ギャップg4が比較的広がっており、2枚目の
紙葉類と3枚目の紙葉類との間の搬送ギャップg3が比
較的狭まっている。このため、2枚目の紙葉類の搬送速
度を加速するとともに、3枚目の紙葉類の搬送速度を減
速させ、各紙葉類の搬送ギャップを略一定の長さに補正
するようにした。
【0086】このようにして、ギャップ補正部10を通
過されて搬送ギャップが補正された紙葉類は、続いて、
第4のセンサ44を順次通過される。例えば、1枚目の
紙葉類の先端が第4のセンサ44によって検知される
と、図14に示すように、第4のセンサ44による先端
割り込み処理が実行される。
【0087】このとき、ギャップ補正用CPU30は、
第4のセンサ44による検知信号に基づいて、タイマー
コントローラ61のカウンタ値を読み込み、1枚目の紙
葉類の先端が第4のセンサ44を通過した時刻t41をR
AM51に格納する(ステップ41)。また、ギャップ
補正用CPU30は、この後、1枚目の紙葉類の後端が
第4のセンサ44を通過した時点でその通過時刻もRA
M51に格納する。
【0088】また、ギャップ補正用CPU30は、1枚
目の紙葉類が第4のセンサ44を通過すると同時に、1
枚目の紙葉類の先端が第3のセンサ43を通過した時刻
t31をRAM51から読み出し、1枚目の紙葉類の先端
が第3のセンサ43に到達してから第4のセンサ44に
到達するまでの時間T3=t41−t31を算出する(ステ
ップ42)。
【0089】そして、ギャップ補正用CPU30は、こ
の算出した実際の搬送時間T3をROM57に予め格納
したデータテーブルに照会し、実際の搬送時間が予め設
定した許容時間範囲内であるか否かを判断する(ステッ
プ43)。
【0090】ステップ43の結果、搬送時間T3が許容
範囲内であることが判断されると(ステップ43;Ye
s)、当該紙葉類、つまり1枚目の紙葉類が第3のセン
サ43から第4のセンサ44まで正常な搬送速度で搬送
されたことが判定される。一方、ステップ43で搬送時
間T3が許容範囲から外れていることが判断されると
(ステップ43;No)、ギャップ補正用CPU30が
当該紙葉類の搬送異常を判定し、ギャップ補正処理が中
止される。
【0091】ステップ43で1枚目の紙葉類が正常に搬
送されたことが判定されると、ギャップ補正用CPU3
0は、当該紙葉類に先行して搬送されている紙葉類(こ
の場合、当該紙葉類が1枚目であるため先行する紙葉類
は無い)の後端と当該紙葉類の先端との間の補正後の搬
送ギャップh1(ここでは無限大となる)をギャップ測
定回路64を介して算出する。そして、このギャップ測
定回路64で算出した補正後の搬送ギャップh1をRA
M52へ格納する。
【0092】2枚目以降の紙葉類についても、ギャップ
補正用CPU30は、第3のセンサ43から第4のセン
サ44に至る搬送時間を確認した後、正常に搬送されて
いることが判定されたのに基づき、各紙葉類の補正後の
搬送ギャップhxをギャップ測定回路64で算出し、R
AM52へ順次格納する。
【0093】1枚目の紙葉類の前の搬送ギャップh1を
取得したギャップ補正用CPU30は、当該紙葉類がギ
ャップ補正部10を通過する前に第1のセンサ41を介
して取得した当該紙葉類の前の搬送ギャップg1をRA
M52から抽出する(ステップ44)。そして、ギャッ
プ補正用CPU30は、補正前の搬送ギャップg1と補
正後の搬送ギャップh1との間の差を常時監視し、両者
の差の絶対値が予め設定した正常値Gaを下回っている
か否かを判断する(ステップ45)。2枚目以降の紙葉
類についても同様に処理される。
【0094】ステップ45で補正前後の搬送ギャップの
差が正常値Gaを下回っていることが判断されると(ス
テップ45;Yes)、ギャップ補正用CPU30は、
当該紙葉類の搬送ギャップの補正異常を判定し、補正異
常カウンタをカウントする(ステップ46)。この場
合、各補正ローラ24、26に巻き付けられたゴム2
5、27が経時的に摩滅していることが予想できる。
【0095】そして、ステップ46で連続してカウント
した補正異常回数が予め設定した許容値(Emax)に達
した場合(ステップ47;No)、ギャップ補正用CP
U30は、ギャップ補正部10における補正機能が所定
レベルより低下していることを判断し、メイン制御CP
U100に対し区分装置1を停止するための停止要求を
出す(ステップ48)。
【0096】ギャップ補正用CPU30は、区分装置1
の動作が停止した後、ステッピングモータ34を回転さ
せてギャップ補正部10の上述した初期化処理を行な
う。これにより、一対の補正ローラ24、26間の押圧
力が十分な補正機能を発揮するに十分な押圧力に回復さ
れる。尚、このとき、ゴム25、27の摩滅の度合いが
限界に達している場合には、十分な補正機構を回復する
ことは不可能となり、装置が停止されたままゴム25、
27が交換される。
【0097】ギャップ補正部10における初期化処理が
終了すると、ギャップ補正用CPU30は、メイン制御
CPU100に対して、区分装置1の運転を再開させる
ための信号を出力する。
【0098】一方、ステップ45で補正前後の搬送ギャ
ップの差が正常値Ga以上であることが判断されると
(ステップ45;No)、ステップ46でカウントした
補正以上回数がクリアされる(ステップ49)。
【0099】以上のように、本発明によると、ギャップ
補正部10の前後で補正前の搬送ギャップと補正後の搬
送ギャップとを比較することによりギャップ補正部10
における補正機能の低下を自動的に判定し、補正機能が
所定レベルより低下している場合に、ギャップ補正部1
0における初期化処理を自動的に実行し、ギャップ補正
部10における補正機能を自動的に回復するようにして
いる。このため、従来のように、補正機能が低下した際
に補正ローラのギャップを作業員による手作業で調整す
る必要がなく、補正ローラのメンテナンスを自動化で
き、作業員による作業負担を低減できる。また、これに
より、メンテナンスのために装置を停止する時間を短縮
でき、装置の稼働率を向上させることができる。
【0100】尚、この発明は、上述した実施の形態に限
定されるものではなく、この発明の範囲内で種々変形可
能である。例えば、上述した実施の形態では、ギャップ
補正部の可動ローラを昇降移動させて補正ローラのギャ
ップを調整することによりギャップ補正部における補正
機能を回復するようにしたが、駆動ローラを昇降移動さ
せてギャップを調整しても良い。また、上述した実施の
形態では、ギャップ補正部の前後で搬送ギャップを比較
して補正機能の低下を判定したが、ギャップ補正部にお
ける補正機能の低下を別の手段によって判定しても良
い。
【0101】
【発明の効果】以上説明したように、この発明の紙葉類
搬送装置、および紙葉類区分装置は、上記のような構成
および作用を有しているので、装置のメンテナンスにか
かる手間を低減でき、装置の稼働率を向上させることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態に係る紙葉類区分装置の
概略構成を示す正面図。
【図2】図1の紙葉類区分装置の要部の構成を概略的に
示す斜視図。
【図3】図2の構成による動作を制御するための制御系
を示すブロック図。
【図4】図3のRAM51に格納されるデータを示す
図。
【図5】図3のRAM52に格納されるデータを示す
図。
【図6】図3のRAM53に格納されるデータを示す
図。
【図7】図3のROM56に予め格納されているデータ
テーブルを示す図。
【図8】図3のROM57に予め格納されているデータ
を示す図。
【図9】図2のギャップ補正装置による補正動作を説明
するための動作説明図。
【図10】図9の各センサによる紙葉類の検知タイミン
グとともにACサーボモータの加減速タイミングを示し
たタイミングチャート。
【図11】第1のセンサによる先端割り込み処理動作を
説明するためのフローチャート。
【図12】第2のセンサによる先端割り込み処理動作を
説明するためのフローチャート。
【図13】第2のセンサによる後端割り込み処理動作を
説明するためのフローチャート。
【図14】第4のセンサによる先端割り込み処理動作を
説明するためのフローチャート。
【符号の説明】
1…紙葉類区分装置、 2…集積部、 3…取出し部、 4…搬送路、 5…読取部、 6…供給部、 7…区分ポケット、 8…区分部、 9…振分部、 10…ギャップ補正部、 11…バーコード処理部、 12…プリンタ、 13…バーコードリーダ、 14…切換ゲート、 20…ギャップ補正装置、 21…搬送ベルト、 22a…駆動ローラ、 23…駆動モータ、 24…駆動ローラ、 25、27…ゴム、 26…可動ローラ、 28…ACサーボモータ、 30…ギャップ補正用CPU、 31…ACサーボモータ制御装置、 32…ACサーボモータ駆動装置、 33…ラック、 34…ステッピングモータ、 35…ピニオン、 36…ステッピングモータ制御装置、 37…ステッピングモータ駆動装置、 38…上限センサ、 39…下限センサ、 41、42、43、44…第1乃至第4のセンサ、 50…制御用CPU、 51〜57…メモリ、 61…タイマーコントローラ、 62…パルス変換回路、 63…割り込みコントローラ、 64…ギャップ測定回路、 65…長さ測定回路、 66…センサ入力回路、 67…出力回路、 68…交信コントローラ、 100…メイン制御CPU。

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の搬送路を介して複数枚の紙葉類を
    搬送する搬送手段と、 上記搬送路を介して搬送されている当該紙葉類の搬送速
    度を変更せしめて、当該紙葉類と前後の紙葉類との間の
    搬送ギャップを補正する補正手段と、 この補正手段における補正機能が所定レベルより低下し
    たことを判断する判断手段と、 この判断手段で上記補正機能が所定レベルより低下した
    ことが判断されたのに基づき、低下した補正機能を回復
    させるように上記補正手段を自動的に調整する調整手段
    と、 を備えていることを特徴とする紙葉類搬送装置。
  2. 【請求項2】 上記補正手段は、上記搬送路を介して搬
    送中の紙葉類の両面にそれぞれ転接して回転する一対の
    補正ローラと、これら一対の補正ローラを可変速で回転
    させる駆動手段と、を有し、 上記調整手段は、上記一対の補正ローラ間のギャップを
    調整して上記補正手段における補正機能を回復させるこ
    とを特徴とする請求項1に記載の紙葉類搬送装置。
  3. 【請求項3】 上記判断手段は、紙葉類の搬送方向に沿
    って上記補正手段の上流側で当該紙葉類の前後の搬送ギ
    ャップを検出する第1の検出手段と、上記搬送方向に沿
    って上記補正手段の下流側で当該紙葉類の前後の搬送ギ
    ャップを検出する第2の検出手段と、を有し、これら第
    1および第2の検出手段による検出結果に基づいて、上
    記補正手段における補正機能の低下を判断することを特
    徴とする請求項1または2に記載の紙葉類搬送装置。
  4. 【請求項4】 上記補正手段は、略真っ直ぐに長く引き
    延ばされた搬送路の終端近くに設けられていることを特
    徴とする請求項1に記載の紙葉類搬送装置。
  5. 【請求項5】 上記補正手段は、鉛直方向に沿って延び
    た搬送路の下端近くに設けられていることを特徴とする
    請求項1に記載の紙葉類搬送装置。
  6. 【請求項6】 所定の搬送路を介して複数枚の紙葉類を
    搬送する搬送工程と、 上記搬送路を介して搬送されている当該紙葉類の搬送速
    度を変更せしめて、当該紙葉類と前後の紙葉類との間の
    搬送ギャップを補正する補正工程と、 この補正工程における補正機構による補正機能が所定レ
    ベルより低下したことを判断する判断工程と、 この判断工程で上記補正機能が所定レベルより低下した
    ことが判断されたのに基づき、低下した補正機能を回復
    させるように上記補正機構を自動的に調整する調整工程
    と、 を備えていることを特徴とする紙葉類搬送方法。
  7. 【請求項7】 上記判断工程では、当該紙葉類が上記補
    正機構を通過する前の当該紙葉類の前後の搬送ギャップ
    と、当該紙葉類が上記補正機構を通過した後の当該紙葉
    類の前後の搬送ギャップと、を比較して上記補正機構に
    よる補正機能の低下を判断することを特徴とする請求項
    6に記載の紙葉類搬送方法。
  8. 【請求項8】 所定の搬送路上に1枚ずつ取出された複
    数枚の紙葉類を一定速度で搬送する搬送手段と、 この搬送手段で搬送されている紙葉類の表面に付与され
    ている当該紙葉類の区分先に関する区分情報を読み取る
    読取手段と、 この読取手段を通過した当該紙葉類と前後の紙葉類との
    間の搬送ギャップを補正する補正装置と、 この補正装置を通過した紙葉類を上記読取手段で読み取
    った区分情報に基づいて区分集積する区分集積手段と、
    を有し、 上記補正装置は、 上記搬送手段によって上記搬送路を介して搬送されてい
    る当該紙葉類の搬送速度を変更せしめて、当該紙葉類と
    前後の紙葉類との間の搬送ギャップを補正する補正手段
    と、 この補正手段における補正機能が所定レベルより低下し
    たことを判断する判断手段と、 この判断手段で上記補正機能が所定レベルより低下した
    ことが判断されたのに基づき、低下した補正機能を回復
    させるように上記補正手段を自動的に調整する調整手段
    と、 を備えていることを特徴とする紙葉類区分装置。
  9. 【請求項9】 上記補正手段は、上記搬送路を介して搬
    送中の紙葉類の両面にそれぞれ転接して回転する一対の
    補正ローラと、これら一対の補正ローラを可変速で回転
    させる駆動手段と、を有し、上記調整手段は、上記一対
    の補正ローラ間のギャップを調整して上記補正手段にお
    ける補正機能を回復させることを特徴とする請求項8に
    記載の紙葉類区分装置。
  10. 【請求項10】 上記判断手段は、紙葉類の搬送方向に
    沿って上記補正手段の上流側で当該紙葉類の前後の搬送
    ギャップを検出する第1の検出手段と、上記搬送方向に
    沿って上記補正手段の下流側で当該紙葉類の前後の搬送
    ギャップを検出する第2の検出手段と、を有し、これら
    第1および第2の検出手段による検出結果に基づいて、
    上記補正手段における補正機能の低下を判断することを
    特徴とする請求項8または9に記載の紙葉類区分装置。
  11. 【請求項11】 上記補正手段は、略真っ直ぐに長く引
    き延ばされた搬送路の終端近くに設けられていることを
    特徴とする請求項8に記載の紙葉類区分装置。
  12. 【請求項12】 上記補正手段は、鉛直方向に沿って延
    びた搬送路の下端近くに設けられていることを特徴とす
    る請求項8に記載の紙葉類区分装置。
  13. 【請求項13】 複数枚の紙葉類を所定の搬送路上に順
    次取出して搬送し、各紙葉類の表面に付与されている当
    該紙葉類の区分先に関する区分情報を読み取り、各紙葉
    類から読み取った区分情報に基づいて各紙葉類を所定の
    区分先へ区分集積する紙葉類区分方法において、 上記搬送路を介して搬送されている当該紙葉類の搬送速
    度を変更せしめて、当該紙葉類と前後の紙葉類との間の
    搬送ギャップを補正する補正工程と、 この補正工程における補正機構による補正機能が所定レ
    ベルより低下したことを判断する判断工程と、 この判断工程で上記補正機能が所定レベルより低下した
    ことが判断されたのに基づき、低下した補正機能を回復
    させるように上記補正機構を自動的に調整する調整工程
    と、 を備えていることを特徴とする紙葉類区分方法。
  14. 【請求項14】 上記判断工程では、当該紙葉類が上記
    補正機構を通過する前の当該紙葉類の前後の搬送ギャッ
    プと、当該紙葉類が上記補正機構を通過した後の当該紙
    葉類の前後の搬送ギャップと、を比較して上記補正機構
    による補正機能の低下を判断することを特徴とする請求
    項13に記載の紙葉類区分方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005350174A (ja) * 2004-06-09 2005-12-22 Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd 搬送装置
JP2016169075A (ja) * 2015-03-12 2016-09-23 株式会社東芝 搬送装置

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JP4608954B2 (ja) * 2004-06-09 2011-01-12 株式会社Ihi 搬送装置
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