JP2002060043A - 粉粒体の冷却搬送装置 - Google Patents

粉粒体の冷却搬送装置

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JP2002060043A
JP2002060043A JP2000244653A JP2000244653A JP2002060043A JP 2002060043 A JP2002060043 A JP 2002060043A JP 2000244653 A JP2000244653 A JP 2000244653A JP 2000244653 A JP2000244653 A JP 2000244653A JP 2002060043 A JP2002060043 A JP 2002060043A
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rotating shaft
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paddle
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Yasutaka Fukami
庸孝 深海
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Sumitomo Heavy Industries Ltd
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Sumitomo Heavy Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 粉粒体の搬送性能の低下を防止しつつ、粉粒
体を十分に冷却すると共に、装置のコンパクト化を図る
のも可能とする。 【解決手段】 本体6内部に導入される高温の粉粒体
を、当該本体6内部に配設される回転軸7のその上流側
のつる巻状を成すスクリュー羽根9により、その導入量
が変化してもこれに対応して高精度に切り出しながら下
流側に搬送し、この下流側に搬送される粉粒体を、回転
軸7のスクリュー羽根9より下流側に配設される各々が
独立して成るパドル羽根10により、撹拌しながらさら
に下流側に搬送し、この撹拌により、冷却部の冷却媒体
に間接的に接触する粉粒体の面積をスクリュー羽根9の
場合に比して増大して、当該粉粒体に対する冷却効果を
高めるように構成して成るもの。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高温の粉粒体を冷
却しながら搬送する粉粒体の冷却搬送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般廃棄物や産業廃棄物等のごみや石炭
等の可燃物を熱分解ガス化するガス化炉では、この熱分
解ガス化により可燃性ガスが生成されると共に炉底灰が
発生する。この炉底灰は、ガス化炉底部より適宜排出さ
れ、搬送装置により所定位置まで搬送される。
【0003】この炉底灰の搬送装置としては、炉底灰の
排出量の変化に対応して当該炉底灰の切り出し量(送り
出し量)を高精度に制御可能とすべく、スクリューコン
ベアが一般的に採用される。このスクリューコンベア
は、筒状を成す本体内部に、回転する回転軸と、この回
転軸に周設されるスクリュー羽根と、を備え、このスク
リュー羽根の回転により炉底灰を切り出しながら搬送す
る。
【0004】また、ガス化炉より排出される炉底灰は高
温であり、この高温の炉底灰は、篩等を用いた選別工程
にて常温で選別されるため、上記スクリューコンベア
は、例えば特開平8−151113号公報に記載されて
いるように、冷却水が流れる冷却部を本体(外筒)及び
回転軸内に備え、炉底灰を搬送しながら当該炉底灰を冷
却水により間接的に冷却する構成に成されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな冷却部を備えるスクリューコンベア(冷却搬送装
置)では、炉底灰に対する冷却が十分ではない。
【0006】本発明は、このような課題を解決するため
になされたものであり、炉底灰を始めとした高温の粉粒
体の導入量変化に対応した当該粉粒体の高精度な切り出
し制御を可能として粉粒体の搬送性能の低下を防止しつ
つ、搬送時の粉粒体に対する冷却効果を高めて当該粉粒
体を十分に冷却し得ると共に、装置のコンパクト化を図
るのも可能とする粉粒体の冷却搬送装置を提供すること
を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明による粉粒体の冷
却搬送装置は、筒状を成す本体と、この本体内部に配設
される回転軸と、この回転軸に周設される羽根と、冷却
媒体が流れる冷却部と、を備え、本体内部に導入される
高温の粉粒体を、冷却媒体により間接的に冷却しながら
羽根の回転で搬送する粉粒体の冷却搬送装置であって、
回転軸の上流側の羽根を、つる巻状を成すスクリュー羽
根とし、回転軸のスクリュー羽根より下流側の羽根を、
各々が独立して成るパドル羽根としたことを特徴として
いる。
【0008】このように構成された粉粒体の冷却搬送装
置によれば、本体内部に導入される高温の粉粒体は、当
該本体内部に配設される回転軸のその上流側のつる巻状
を成すスクリュー羽根により、その導入量が変化しても
これに対応して高精度に切り出されながら下流側に搬送
され、この下流側に搬送される粉粒体は、回転軸のスク
リュー羽根より下流側に配設される各々が独立して成る
パドル羽根により、撹拌されながらさらに下流側に搬送
され、この撹拌により、冷却部の冷却媒体に間接的に接
触する粉粒体の面積がスクリュー羽根の場合に比して増
大されて、当該粉粒体に対する冷却効果が高められる。
【0009】また、本発明による粉粒体の冷却搬送装置
は、筒状を成す本体と、この本体内部に配設される回転
軸と、この回転軸に周設される羽根と、を備え、本体内
部に導入される高温の粉粒体を羽根の回転で搬送する搬
送コンベアを、複数台連続搬送可能に並設し、1段目の
搬送コンベアを、羽根がつる巻状を成すスクリュー羽根
としたスクリューコンベアとし、2段目以降の搬送コン
ベアの少なくとも1台を、羽根が各々独立して成るパド
ル羽根としたパドルコンベアとし、このパドルコンベア
は、冷却媒体が流れ粉粒体を間接的に冷却する冷却部を
備えることを特徴としている。
【0010】このように構成された粉粒体の冷却搬送装
置によれば、1段目のスクリューコンベアに導入される
高温の粉粒体は、当該スクリューコンベアのつる巻状を
成すスクリュー羽根の回転により、その導入量が変化し
てもこれに対応して高精度に切り出されながら搬送さ
れ、この1段目のスクリューコンベアで搬送された高温
の粉粒体は、2段目以降の少なくとも1台に採用されて
いるパドルコンベアに導入されると、このパドルコンベ
アの各々が独立して成るパドル羽根の回転により、撹拌
されながら搬送され、この撹拌により、当該パドルコン
ベアに採用されている冷却部の冷却媒体に間接的に接触
する粉粒体の面積がスクリュー羽根の場合に比して増大
されて、当該粉粒体に対する冷却効果が高められる。
【0011】ここで、冷却媒体としては、具体的には、
例えば、冷却水が挙げられ、この冷却水が流れる冷却部
としては、具体的には、例えば、水冷ジャケットが挙げ
られ、この水冷ジャケットの形成部位としては、具体的
には、例えば、筒状を成す本体が挙げられる。このよう
な構成を採用することで、高温の粉粒体をパドル羽根で
撹拌する際の冷却効果が十分に確保される。
【0012】また、高温の粉粒体としては、具体的に
は、例えば、可燃物を熱分解ガス化するガス化炉から排
出された炉底灰が挙げられる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る粉粒体の冷却
搬送装置の好適な実施形態について添付図面を参照しな
がら説明する。本実施形態の粉粒体の冷却搬送装置は、
ごみ熱分解ガス化溶融システムに採用されているガス化
炉に付設されるもので、このガス化炉で発生する粉粒体
としての炉底灰を冷却しながら搬送するものである。
【0014】図1は、この炉底灰の冷却搬送装置をガス
化炉と共に示す構成図、図2は、図1中の1段目の搬送
コンベアを示す図であって、(a)は図1のX1−X1
矢示図、(b)は(a)のX2−X2矢示図、図3は、
図1中の2段目の搬送コンベアを示す断面図、図4は、
図1中の3段目の搬送コンベアを示す図であって、図1
のX3−X3矢示図である。なお、各図において、同一
の要素には同一符号を付し、重複する説明は省略する。
【0015】図1に示すように、このごみ熱分解ガス化
溶融システムのガス化炉1は、投入される一般廃棄物や
産業廃棄物等のごみAを、所定の加圧(正圧)下で温度
約900°Cにて熱分解ガス化する流動床型ガス化炉で
あって、この熱分解ガス化により、可燃性ガスを生成す
ると共に炉底灰を発生する。
【0016】可燃性ガスは、後段の所定のガス処理系に
より、冷却されると共に脱有害物質、無塵とされた清浄
な可燃性ガスとして回収され、ごみ熱分解ガス化溶融シ
ステムに採用されている、例えば、ガス化炉1で発生す
る炉底灰を溶融する溶融炉の可燃性ガスとして、また、
ごみ乾燥装置の熱風炉で使用する可燃性ガスとして、ま
た、発電システムの一部を構成する燃焼炉で燃焼される
可燃性ガスとして供されて、有効利用される。
【0017】一方、高温の炉底灰はガス化炉1底部から
適宜排出され、この排出される高温の炉底灰は、ガス化
炉1に付設される炉底灰の冷却搬送装置2により所定位
置まで冷却されながら搬送される。この炉底灰の冷却搬
送装置2は、図1〜図4に示すように、3台の搬送コン
ベア3,4,5を連続搬送可能にこの順に並設して成
り、ガス化炉1底部から高温の炉底灰が導入される1段
目の搬送コンベア3は、導入される高温の炉底灰の切り
出しを制御しつつ炉底灰を冷却しながら搬送し、2段目
及び3段目の搬送コンベア4,5は、専ら炉底灰を冷却
しながら搬送する。
【0018】1段目の搬送コンベア3は、図2に示すよ
うに、高精度な切り出しを可能とすべく水平に設置さ
れ、筒状を成し水平方向に延在する本体6を備える。本
体6の上流側(図示右側)には、ガス化炉1底部からの
高温の炉底灰を内部に導入する導入口18が開口され、
下流側には、搬送してきた炉底灰を排出する排出口19
が開口されている。
【0019】本体6内部には、当該本体6と同軸を成し
回転自在に支持される回転軸7が配設される。この回転
軸7は、図示を省略した駆動モータの駆動力が、図2
(a)に示すように、回転軸7の一方端に固定されるプ
ーリ8に伝達されることで回転する。
【0020】この回転軸7には、その上流側に、つる巻
状を成すスクリュー羽根9が周設され、このスクリュー
羽根9より下流側に、図2(a)、(b)に示すよう
に、複数のパドル羽根10が周設されている。このパド
ル羽根10は、図2(b)に示すように、各々が独立し
て成り、炉底灰の搬送を可能とすべく、図2(a)に示
すように、各々が傾斜すると共に軸線に沿って各々が順
次搬送方向下流側に離間していくように配設されてい
る。
【0021】また、この1段目の搬送コンベア3は、本
体6に、冷却水が流れる水冷ジャケット(冷却部;不図
示)を周方向且つ軸線方向に沿って備えると共に、回転
軸7に、当該回転軸7内を冷却水が流れる冷却水路(冷
却部;不図示)を備えている。
【0022】さらに、搬送コンベア3は、ガス化炉1が
加圧下にあることから、当該ガス化炉1に連通する本体
6内部の加圧状態を維持すると共にこの加圧状態のリー
ク(漏出)を一早く検出することが必要であり、従っ
て、回転軸7を支持する軸受部11をエアシールすると
共に、この軸受部11をシールしている例えばパッキン
等から成るメカニカルシール12のリークを検出するシ
ール及びリーク検出装置13を、回転軸7の両端部に対
応して備えている。
【0023】このシール及びリーク検出装置13は、軸
受部11及びメカニカルシール12が位置している画成
空間14に、N2ガス供給源15からN2ガスを供給する
ことで軸受部11をシールする一方で、メカニカルシー
ル12がリークすると、N2ガス供給源15のガス供給
経路の流量を測定可能に配設されている流量計16が振
れ、この流量計16の振れが監視手段17により検出さ
れて、早急な対応をすべく当該リークを作業者やオペレ
ータに報知する構成に成されている。
【0024】このような構成を有する1段目の搬送コン
ベア3に接続される2段目の搬送コンベア4は、図3に
示すように、冷却距離を水平設置に比して長くすべく傾
斜設置されている。
【0025】この2段目の搬送コンベア4は、1段目の
搬送コンベア3のスクリュー羽根9を全てパドル羽根1
0に代えたパドルコンベアである。このパドルコンベア
4の本体6は、その上流側(図示左側)に、1段目の搬
送コンベア3の排出口19から排出される炉底灰を内部
に導入する導入口20を備え、その下流側に、搬送して
きた炉底灰を瓦礫と選別するメッシュ21を備えると共
に当該メッシュ21の直下に、選別された炉底灰を排出
する炉底灰排出口22を備え、メッシュ21よりさらに
下流側に、当該メッシュ21を通過しないで搬送される
瓦礫を排出する瓦礫排出口23を備える。他の構成に関
しては1段目の搬送コンベア3と同様である。
【0026】図1に示すように、このような2段目のパ
ドルコンベア4の炉底灰排出口22には2重ダンパ装置
24を介装して3段目の搬送コンベア5が接続され、瓦
礫排出口23には2重ダンパ装置25を介装して瓦礫コ
ンテナ26が接続されている。
【0027】この2重ダンパ装置24,25は、開閉可
能なダンパを上下方向の2箇所に備え、このダンパの開
閉を互いに排他的に行う(一方を開にして他方を閉に
し、他方を開にして一方を閉にし、これを繰り返す)こ
とで、ガス化炉1及び第1、第2段目の搬送コンベア
3,4内の圧力を外部に漏出することなく、2段目の搬
送コンベア4の搬送物を排出可能とするものであり、2
重ダンパ装置24では炉底灰を3段目の搬送コンベア5
に排出し、一方、2重ダンパ装置25では瓦礫を瓦礫コ
ンテナ26に排出する。
【0028】図4に示す3段目の搬送コンベア5は、2
段目の搬送コンベア4と同様な構成のパドルコンベアで
あり、その下流側に、搬送されてきて排出される炉底灰
を収容する炉底灰コンテナ27が接続されている。な
お、当該パドルコンベア5は、その必要上、前述したシ
ール及びリーク検出装置13は備えていない。
【0029】このように構成された炉底灰の冷却搬送装
置2によれば、ガス化炉1底部から排出され、1段目の
搬送コンベア3に導入口18を介して導入される高温の
炉底灰は、上流側のスクリュー羽根9の回転により、切
り出されながら下流側に搬送される。
【0030】このスクリュー羽根9は、炉底灰の導入量
が変化してもこれに対応して回転数を変えることで高精
度に炉底灰を切り出すのが可能であるため、当該炉底灰
は、導入量の変化に関係なく高精度に切り出されながら
搬送される。
【0031】このスクリュー羽根9の回転により下流側
に搬送される高温の炉底灰は、パドル羽根10に達する
と、回転するパドル羽根10により、撹拌されながらさ
らに下流側に搬送される。この撹拌により、高温の炉底
灰は、本体6の水冷ジャケット及び回転軸7の冷却水路
を流れる冷却水に間接的に接触する面積がスクリュー羽
根9の場合に比して増大され、冷却効果が高められなが
ら下流側に搬送される。
【0032】このようにして1段目の搬送コンベア3で
冷却された炉底灰は、排出口19、導入口20を介して
2段目のパドルコンベア4に導入され、この導入された
炉底灰は、回転軸7の全長に渡って周設されるパドル羽
根10の回転により、撹拌されながら搬送される。従っ
て、炉底灰は、この撹拌により、1段目の搬送コンベア
3のパドル羽根10による場合と同様にして冷却効果が
高められながら、全長を搬送される。
【0033】2段目のパドルコンベア4でさらに冷却さ
れた炉底灰は、メッシュ21で選別され、瓦礫はさらに
搬送されて、瓦礫排出口23、2重ダンパ装置25を介
して瓦礫コンテナ26に排出される。
【0034】一方、2段目のパドルコンベア4のメッシ
ュ21で選別された炉底灰は、炉底灰排出口22、2重
ダンパ装置24を介して3段目のパドルコンベア5に導
入され、この3段目のパドルコンベア5で、2段目のパ
ドルコンベア4と同様にして冷却効果が高められながら
全長を搬送されて、炉底灰コンテナ27に排出される。
【0035】そして、この炉底灰は、例えば、前述した
脱有害物質、無塵とされた清浄な可燃性ガスと共に溶融
炉に導入され、この可燃性ガスを燃料の一部とした火炎
により溶融される。
【0036】このように、本実施形態においては、1段
目の搬送コンベア3の上流側がスクリュー羽根9とさ
れ、このスクリュー羽根9より下流側がパドル羽根10
とされているため、導入される高温の炉底灰が、スクリ
ュー羽根9により、その導入量が変化してもこれに対応
して高精度に切り出されながら下流側に搬送され、炉底
灰の搬送性能の低下が防止されていると共に、高温の炉
底灰が、パドル羽根10により、撹拌されながら搬送さ
れ、この撹拌により、冷却水に間接的に接触する炉底灰
の面積がスクリュー羽根の場合に比して増大され当該炉
底灰に対する冷却効果が高められて、高温の炉底灰を十
分に冷却するのが可能とされていると共に、装置のコン
パクト化を図るのも可能とされている。
【0037】また、2段目以降の搬送コンベアとして、
パドルコンベア4,5が採用されているため、炉底灰を
より一層冷却するのが可能とされている。
【0038】以上、本発明をその実施形態に基づき具体
的に説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるも
のではなく、例えば、上記実施形態においては、冷却媒
体を冷却水としているが、他の冷却用液体でも良く、ま
た、冷却用気体であっても良い。
【0039】また、搬送コンベアを、複数台連続搬送可
能に並設する場合には、1段目の搬送コンベアを、スク
リュー羽根9を全長に有するスクリューコンベアとし、
2段目以降の搬送コンベアの少なくとも1台を、全長に
パドル羽根10を有するパドルコンベアとし、このパド
ルコンベアに、冷却媒体が流れ炉底灰を間接的に冷却す
る冷却部を備える構成としても良い。このように構成す
れば、1段目のスクリューコンベアにより、正確な切り
出し量が制御されて高温の炉底灰が搬送され、2段目以
降のパドルコンベアにより、高温の炉底灰が撹拌されな
がら搬送され、この撹拌により当該炉底灰が、冷却媒体
が流れる冷却部に間接的に良好に接触して冷却されるこ
とになり、上記実施形態とほぼ同様な効果を得ることが
できる。
【0040】また、上記実施形態においては、ごみAを
熱分解ガス化するガス化炉1に対する適用が述べられて
いるが、可燃物を石炭として当該石炭を熱分解ガス化す
るガス化炉に対しても同様に適用可能である。
【0041】さらにまた、本発明の冷却搬送装置は、炉
底灰を排出するガス化炉に対する適用に限定されるもの
ではなく、高温の粉粒体を排出する装置に対して全て適
用可能である。
【0042】
【発明の効果】本発明による粉粒体の冷却搬送装置は、
本体内部に導入される高温の粉粒体を、当該本体内部に
配設される回転軸のその上流側のつる巻状を成すスクリ
ュー羽根により、その導入量が変化してもこれに対応し
て高精度に切り出しながら下流側に搬送するように構成
したものであるから、粉粒体の搬送性能の低下を防止す
るのが可能であると共に、この下流側に搬送される粉粒
体を、回転軸のスクリュー羽根より下流側に配設される
各々が独立して成るパドル羽根により、撹拌しながらさ
らに下流側に搬送し、この撹拌により、冷却部の冷却媒
体に間接的に接触する粉粒体の面積をスクリュー羽根の
場合に比して増大して、当該粉粒体に対する冷却効果を
高めるように構成したものであるから、粉粒体を十分に
冷却するのが可能となると共に、装置のコンパクト化を
図るのも可能となる。
【0043】また、本発明による粉粒体の冷却搬送装置
は、1段目のスクリューコンベアに導入される高温の粉
粒体を、当該スクリューコンベアのつる巻状を成すスク
リュー羽根の回転により、その導入量が変化してもこれ
に対応して高精度に切り出しながら搬送するように構成
したものであるから、粉粒体の搬送性能の低下を防止す
るのが可能であると共に、この1段目のスクリューコン
ベアで搬送された高温の粉粒体を、2段目以降の少なく
とも1台に採用されているパドルコンベアに導入するこ
とで、このパドルコンベアの各々が独立して成るパドル
羽根の回転により、撹拌しながら搬送し、この撹拌によ
り、当該パドルコンベアに採用されている冷却部の冷却
媒体に間接的に接触する粉粒体の面積をスクリュー羽根
の場合に比して増大して、当該粉粒体に対する冷却効果
を高めるように構成したものであるから、粉粒体を十分
に冷却するのが可能となると共に、装置のコンパクト化
を図るのも可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による炉底灰の冷却搬送装置をガス化炉
と共に示す構成図である。
【図2】図1中の1段目の搬送コンベアを示す図であ
り、(a)は図1のX1−X1矢示図、(b)は(a)
のX2−X2矢示図である。
【図3】図1中の2段目の搬送コンベアを示す断面図で
ある。
【図4】図1中の3段目の搬送コンベアを示す図であ
り、図1のX3−X3矢示図である。
【符号の説明】
1…ガス化炉、2…炉底灰の冷却搬送装置、3…搬送コ
ンベア(粉粒体の冷却搬送装置)、4,5…パドルコン
ベア(2段目以降の搬送コンベア)、6…本体、7…回
転軸、9…スクリュー羽根、10…パドル羽根。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F28D 11/02 F28D 11/06 11/06 B09B 3/00 ZAB

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筒状を成す本体と、この本体内部に配設
    される回転軸と、この回転軸に周設される羽根と、冷却
    媒体が流れる冷却部と、を備え、前記本体内部に導入さ
    れる高温の粉粒体を、前記冷却媒体により間接的に冷却
    しながら前記羽根の回転で搬送する粉粒体の冷却搬送装
    置であって、 前記回転軸の上流側の羽根を、つる巻状を成すスクリュ
    ー羽根とし、 前記回転軸の前記スクリュー羽根より下流側の羽根を、
    各々が独立して成るパドル羽根としたことを特徴とする
    粉粒体の冷却搬送装置。
  2. 【請求項2】 筒状を成す本体と、この本体内部に配設
    される回転軸と、この回転軸に周設される羽根と、を備
    え、前記本体内部に導入される高温の粉粒体を前記羽根
    の回転で搬送する搬送コンベアを、複数台連続搬送可能
    に並設し、 1段目の搬送コンベアを、前記羽根がつる巻状を成すス
    クリュー羽根としたスクリューコンベアとし、 2段目以降の搬送コンベアの少なくとも1台を、前記羽
    根が各々独立して成るパドル羽根としたパドルコンベア
    とし、 このパドルコンベアは、冷却媒体が流れ前記粉粒体を間
    接的に冷却する冷却部を備えることを特徴とする粉粒体
    の冷却搬送装置。
  3. 【請求項3】 前記冷却媒体は、冷却水であり、この冷
    却水が流れる前記冷却部としての水冷ジャケットが、前
    記筒状を成す本体に形成されていることを特徴とする請
    求項1または2記載の粉粒体の冷却搬送装置。
  4. 【請求項4】 前記高温の粉粒体は、可燃物を熱分解ガ
    ス化するガス化炉から排出された炉底灰であることを特
    徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載の粉粒体の冷
    却搬送装置。
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Cited By (9)

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