JP2006315899A - 活性炭化物の製造方法とその装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】スクリューコンベヤの賦活ゾーンにおいてスクリュー羽根とケーシング内壁とを常に接触させてスケーリングの発生を防止し、高品質の活性炭化物を製造することができる、活性炭化物の製造装置を提供する。
【解決手段】円筒状ケーシング4内の中心部軸方向にガス流路が形成されるようにスクリュー6を配設したスクリューコンベヤ2を、加熱炉3内の前後方向に貫通させて、上流部が乾燥ゾーン2x、中流部が炭化ゾーン2y、下流部が賦活ゾーン2zとなるように設け、乾燥ゾーン2xで発生する水蒸気および炭化ゾーン2yで発生する乾留ガスを賦活ゾーン2zで炭化物に接触させて同炭化物を賦活・活性化させる活性炭化物製造装置において、円筒状ケーシング4内において同ケーシング4に対しスクリュー6の回転軸5を、賦活ゾーン2zの後端部寄りでスクリュー6の羽根がケーシング4内壁に接触するように後方へ向け下向きに傾斜させている。
【選択図】 図1

Description

この発明は、下水汚泥、畜産廃棄物、食品廃棄物、石炭、RDFなどの炭素を含有する有機性可燃物から吸着用活性炭、その他利用できる用途の広い活性炭化物として使用可能な高品質の活性炭化物を製造する方法とその装置に関するものである。
下水道の普及率が向上するのに伴って下水汚泥の発生量が増大する一方、社会経済活動の高度化により廃棄物が増大し、廃棄物処理場の新規立地が困難な状況にある。このような状況の中、とくに下水汚泥の炭化は、その焼却や溶融と比較して排ガス発生量が少ないうえに、その製品としての炭化物は木炭に似た特性をもつことから、有効利用可能な用途先が多く、新しい資材として注目されている。また、下水汚泥から製造される活性炭化物は、例えばごみ焼却排ガスのダイオキシン吸着材として有効に利用できるが、こうしたダイオキシン類の吸着用活性炭化物として利用するためには、品質の向上、つまり賦活化が十分に行われる必要がある。しかし、従来の活性炭化物製造装置では、高品質の活性炭化物を長期間継続して製造することができなかった。
この種の製造装置に関する先行技術として、円筒ケーシング内の中心部軸方向にガス流路が形成されるようにスクリューを収納したスクリューコンベヤを、炉体を貫通させて、前部が乾燥ゾーン、中部が炭化ゾーン、後部が賦活ゾーンとなるように設け、前部の乾燥ゾーンのスクリューコンベヤの端部入口に有機性可燃物を投入するための原料投入口を設け、後部の賦活ゾーンのスクリューコンベヤの端部出口に製品排出口を設け、乾燥ゾーンで発生した水蒸気及び炭化ゾーンで発生した乾留ガスを炭化ゾーンからの炭化物と後部の賦活ゾーンのスクリューコンベヤ内で接触させて炭化物を賦活・活性化させることができるようにした活性炭化物の製造装置であって、後部の賦活ゾーンより処理物流れの下流部分の円筒ケーシングを耐火材で被覆し、この被覆耐火材及び円筒ケーシングに乾留ガス排気口を設け、この排気口の周りを遮蔽壁で区分して熱風発生部とし、この熱風発生部にバーナを接続した構造の装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
また、同装置において、円筒ケーシング内壁とスクリューとの間隙を自動又は手動で調節する機構を設けた構成とすること、および円筒ケーシングに対してスクリュー軸を偏心させて取り付ける構成とすることも提案されている。その理由として、スクリューと円筒ケーシングとの間には機器の構造上及び熱膨張差により間隙が生じ、その処理物が通過する部分で間隙が拡張したことにより、スケーリングが発生・残留しやすくなる。そのため、処理物はスケーリングにより断熱されることになり、処理物と円筒ケーシングとの直接接触による加熱が妨げられ、熱伝達効率の低下を招き、製品の品質の安定性に悪影響を与える。−との記載がある。
特開2004−352538公報(5〜7頁および図1・図2・図4〜図6)
上記公報に記載の製造装置では、スクリュー羽根の周縁部とケーシング内壁との間隙が最小限になるように間隙を調整する対策がとられているが、この間隙を最小にするのは乾燥・炭化・賦活ゾーンのいずれのゾーンで行うのかについて一切特定されていない。間隙を最小にしてスケーリングの発生を防止するのは、スケーリングによる断熱で処理物が必要とする温度まで加熱されず、品質が低下するからである。上記した通り、活性炭化物の製造に際して、乾燥、炭化、賦活の3つの工程があるが、最も高い加熱温度が要求される
のは、賦活工程(賦活ゾーン)であり、ここでは材料温度において800℃以上(炉内温度において950℃以上)が必要になる。つまり、間隙を最小限にする必要があるのは賦活工程であり、最小限であっても間隙があれば、スケーリングが発生する可能性がある。いいかえれば、スクリュー羽根とケーシング内壁とを接触させて間隙をなくすことが望ましい。
また、上記公報に記載の装置の構造では、とくにスクリューコンベヤの賦活ゾーンにおいて後端寄りの間隙を最小限に調整するものではなく、間隙を最小にする位置が特定されていないため、例えば長手方向の中間位置の間隙を小さくしてスクリュー羽根を接触させる場合には、後端寄りに間隙が生じてスクリュー羽根が接触しないおそれがある。さらに、同装置の構造では、円筒状ケーシングの長手方向の両端部は加熱炉の縦向きの炉壁で支持されているが、中間部は支持されていないためにケーシングが自重で垂れ下がってスクリュー羽根との間に大きな間隙が生じるおそれがある。さらに、間隙を自動化するため回転軸をケーシング端面のフランジとともに移動させる構造にしているが、フランジのシール部分が不完全でガスが漏れ出すおそれがあり、また回転軸が全長にわたってほぼ水平に支持されているため、スクリュー周縁部をケーシングに接触させようとしても、ケーシング内の状態を外部から見ることができず、製作誤差もあり、賦活ゾーンでスクリュー周縁部をケーシングに接触させることは困難である。そこで、従来は、スクリューコンベヤのスクリューの回転数を変更したり、炭化炉内の温度を調整したりすることによって活性炭化物の品質維持を図っている。
この発明は上述の点に鑑みなされたもので、スクリューコンベヤの賦活ゾーンにおいてスクリュー羽根とケーシング内壁とを常に接触させてスケーリングの発生を防止し、高品質の活性炭化物を製造することができる、活性炭化物の製造方法と同装置を提供することを目的としている。
上記の目的を達成するために本発明に係る活性炭化物の製造方法は、円筒状ケーシング内の中心部軸方向にガス流路が形成されるようにスクリューを配設したスクリューコンベヤを、加熱炉内の前後方向に貫通させて配置し、上流部で乾燥工程が、中流部で炭化工程が、下流部で賦活工程が行われるようにし、前記乾燥工程で有機性可燃物を乾燥することにより発生する水蒸気と、前記炭化工程で乾燥有機性可燃物を炭化することにより発生する乾留ガスとを、前記賦活工程で炭化物に接触させて同炭化物を賦活・活性化させる活性炭化物の製造方法において、前記賦活工程で円筒状ケーシングの内壁に前記スクリューの羽根を接触させて回転させることにより、同スクリュー羽根および前記ケーシング内壁にスケーリングが付着するのを防止したことを特徴とする。
上記の構成を備えた活性炭化物の製造方法によれば、賦活工程においてスクリュー羽根の周縁部をケーシング内壁に積極的に接触させるので、スケーリング(一種の炭化物の膜層)が発生したり、ケーシング内壁やスクリュー羽根にスケーリングが付着したりしない。この結果、加熱炉内の燃焼ガスによる加熱がケーシング内の炭化物に十分に伝達され、賦活に必要な温度(通常、材料温度で800℃以上)まで加熱されるので、高品質の活性炭化物が製造される。
上記の目的を達成するために本発明に係る活性炭化物の製造装置は、請求項2記載のように、円筒状ケーシング内の中心部軸方向にガス流路が形成されるようにスクリューを配設したスクリューコンベヤを、加熱炉内の前後方向に貫通させて、上流部が乾燥ゾーン、中流部が炭化ゾーン、下流部が賦活ゾーンとなるように設け、前記乾燥ゾーンの前記加熱炉より前方に突出するスクリューコンベヤの端部に原料投入口を設けるとともに、前記賦活ゾーンの前記加熱炉より後方に突出するスクリューコンベヤの端部に製品排出口を設け
、前記乾燥ゾーンで発生する水蒸気および前記炭化ゾーンで発生する乾留ガスを前記賦活ゾーンで炭化物に接触させて同炭化物を賦活・活性化させる活性炭化物の製造装置において、前記円筒状ケーシング内において同ケーシングに対し前記スクリューの回転軸を、前記賦活ゾーンの後端部寄りで前記スクリューの羽根が前記ケーシング内壁に接触するように後方へ向け下向きに傾斜させたことを特徴とするか、あるいは請求項3記載のように、円筒状ケーシング内の中心部軸方向にガス流路が形成されるようにスクリューを配設したスクリューコンベヤを複数段、それぞれ加熱炉内の前後方向に貫通させて、上流段が乾燥ゾーン、中流段が炭化ゾーン、下流段が賦活ゾーンとなるように接続して設け、前記乾燥ゾーンの前記加熱炉より前方に突出するスクリューコンベヤの端部に原料投入口を設けるとともに、前記賦活ゾーンの前記加熱炉より後方に突出するスクリューコンベヤの端部に製品排出口を設け、前記乾燥ゾーンで発生する水蒸気および前記炭化ゾーンで発生する乾留ガスを前記賦活ゾーンで炭化物に接触させて同炭化物を賦活・活性化させる活性炭化物の製造装置において、前記円筒状ケーシング内において同ケーシングに対し前記スクリューの回転軸を、前記賦活ゾーンの後端部寄りで前記スクリューの羽根が前記ケーシング内壁に接触するように後方へ向け下向きに傾斜させたことを特徴とする。
上記構成を有する各活性炭化物製造装置によれば、上記請求項1の製造方法の作用と同様の作用が得られ、加熱炉内の燃焼ガスによる加熱がケーシング内の炭化物に十分に伝達され、賦活に必要な温度(通常、材料温度で800℃以上)まで加熱されるので、高品質の活性炭化物が製造される。
請求項4に記載のように、前記スクリューコンベヤの円筒状ケーシングの、前部寄り、中間部および後部寄りの少なくとも3箇所を、前記加熱炉の上下方向の炉壁で支持することが好ましい。
このようにすれば、ケーシングの前後方向の中間部が自重で垂れ下がることがないため、ケーシングの中間部で間隙が大きくならず、後端部でスクリュー羽根の周縁部をケーシング内壁に確実に接触させられる。
請求項5に記載のように、前記スクリューコンベヤのスクリュー回転軸の前端部を前記円筒状ケーシングの前端壁より前方へ突出させ、長手方向に間隔をあけて配置した少なくとも2つの軸受けにより回転可能に支持することが好ましい。
このようにすれば、スクリュー回転軸の前部から中間部にかけては水平に近い状態の保持され、中間部から後端部分が後方下向きに傾斜し、後端寄りのスクリュー羽根がケーシング内壁に接触するとともに、中間部から前部にかけてはほぼ水平に保持されるので、回転軸の全長にわたり間隙が比較的小さくなり、内容物(乾燥汚泥や炭化物)の搬送が確実に行われ、かつスケーリングも発生しにくい。
請求項6に記載のように、前記スクリューコンベヤのスクリュー回転軸の後端部を前記円筒状ケーシングの後方へ突出させ、前記スクリュー回転軸の軸方向の熱伸縮を許容する可動軸受けを介して同スクリュー回転軸の突出部をシリンダ装置により昇降可能に支持することが望ましい。
このようにすれば、スクリュー回転軸が加熱されて熱膨張しても後端部の可動軸受けで外輪が滑ることで回転軸の伸長動が許容されるので、軸受けを損傷するなどの悪影響がなく、またケーシングの内壁に対する接触でスクリュー羽根の周縁部が摩耗してもシリンダ装置によりスクリュー回転軸の後端部の位置を下げて対応できるので、スクリュー羽根の周縁部をケーシング内壁に常に一定圧下で接触させられる。
請求項7に記載のように、前記スクリュー回転軸の一端に接続され、同回転軸を回転させる電動モータの負荷測定器(例えば電流計又は電力計)と、同負荷測定器による測定値があらかじめ定めた規定値を下回ると前記シリンダ装置のピストンロッドを伸縮して前記測定値が規定値に保たれるように制御する制御装置を設けると、さらに望ましい。
このようにすれば、スクリュー回転軸の回転負荷を負荷測定器で測定し、測定値が既定値に保たれるように制御装置にてシリンダ装置によりピストンロッドを伸縮しスクリュー回転軸の後端部の位置を制御するので、ケーシング内壁に対するスクリュー羽根の周縁部の接触が保たれ、またスクリュー回転時の摩擦力(負荷力)も一定に保たれる。
請求項8に記載のように、前記スクリュー回転軸の前記可動軸受けによる支持部位にかけて前記回転軸端より冷却水通路を穿設し、同回転軸端にロータリージョイントを介して前記冷却水通路に冷却水を流通させることによって前記支持部位を冷却するようにすると、さらによい。
このようにすれば、可動軸受けによる支持部位を冷却水で冷却するので、回転軸および軸受けの半径方向への熱膨張を抑え、可動軸受けの摩耗や損傷を防止し、長期間安定した使用を可能にする。
以下、この発明に係る活性炭化物の製造方法と同製造装置について実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は下水汚泥を原料とする活性炭化物の製造装置の実施例を概略的に示す断面図、図2は図1の製造装置を含む製造システムの全体構成を概略的に示す説明図である。
図1に示すように、本実施例の活性炭化物製造装置1は、スクリューコンベヤ2と加熱炉3とを備え、スクリューコンベヤ2は加熱炉3内を前後方向に貫通して設けられ、スクリューコンベヤ2の前部突出部上面に原料としての乾燥汚泥Bの投入口21が、後部突出部下面に製品としての活性炭化物の排出口22がそれぞれ開口されている。また、スクリューコンベヤ2の後部上面にガス排気口23が開口されている。スクリューコンベヤ2は、円筒状ケーシング4内にスクリュー6として本例ではリボンスクリューが回転軸5の周囲に配設され、ケーシング4内の軸方向中央部にガス流路が形成されている。スクリュー回転軸5はケーシング4内の前後方向において後方へ向けやや下向きに傾斜させ、かつ軸方向に貫通して配置されている。この構成により、スクリュー6の周縁部がケーシング4の後端寄りで内壁に接触している。
加熱炉3内には、燃焼設備31のバーナ32がスクリューコンベヤ2のガス排気口23の上方に臨ませて設けられている。そして、バーナ32により燃焼される高温ガスが加熱炉3内のスクリューコンベヤ2周りを後部から前部にかけて蛇行しながら移動するように、前後方向に間隔をあけてスクリューコンベヤ2の上下に交互に配置される上下方向の炉壁33,34,35によって加熱炉3内が仕切られている。また、下側の中央炉壁34は前後端の炉壁3a、3bと相俟って円筒状ケーシング4の下側を支持している。加熱炉3の前端部上面には排ガスの排出口3cが設けられ、その下流側に煙突36が立設されている。これにより、スクリューコンベヤ2内部は前部(上流部)が乾燥ゾーン(乾燥工程)2
xに、中部(中流部)が炭化ゾーン(炭化工程)2yに、後部(下流部)が賦活ゾーン(賦活
工程)2zに構成されている。
円筒状ケーシング4から前方に突出する回転軸5の前部は、軸方向に間隔をあけて支持台7上に設置される一対の軸受け71・72によって回転可能にかつ定位置に支持されて
いる。回転軸5はケーシング4の円形端面42を貫通して前方へ突出するが、この円形端面42は本体前端壁41に対し蛇腹式金属円筒壁43にて接続されている。また、回転軸5の前端には減速機構81を介して電動モータ8に接続されている。
一方、回転軸5の後部は可動軸受け9により、回転可能にかつ軸方向(前後方向)へ変
位可能に支持されており、可動軸受け9の支持ボックス92の前端と本体後端壁44とは蛇腹式円筒状金属継手45により接続され、回転軸受け9により支持された回転軸5の上下動に追随する。可動軸受け9は支持ボックス92の外壁に対し外輪93が前後に摺動可能な構造で、回転軸5の熱膨張による伸びを許容する。また、回転軸5の可動軸受け9部位には、回転軸5端面より給排用冷却水通路51・52を二重管状に穿設し、複式内筒固定式ロータリージョイント10を回転軸5の端部に装着している、これにより、冷却水をロータリージョイント10の内筒部10aを通して内周部の冷却水通路51へ供給し、外周部の冷却水通路52を流通させてロータリージョイント10の外筒部10bを通して排水することによって回転軸5の端部および可動軸受け9をそれぞれ冷却することができる。
また、可動軸受け9を下からレベル調整装置としてのシリンダ装置、本例ではエアシリンダ11により昇降可能に支持し、スクリュー回転軸5の後端部の上下方向の位置を調整することによって回転軸5の傾斜状態を調整し、賦活ゾーン2z内におけるスクリュー6の周縁部がケーシング4の内壁に常に一定圧で接触するようにしている。さらに、本例の場合、円筒状ケーシング4の内径とスクリュー6の外径との差を可能な限り小さくし、スクリュー6の周縁部の、ケーシング4内壁に対する接触長さが長くなるようにしている。これにより、スクリュー6の周縁部がケーシング4の内壁に十分に、つまりスクリュー6の周縁部の接触長さが延長された状態で回転し、スケーリングの発生を抑制している。
本例では、ケーシング4の内壁に対するスクリュー6の周縁部の接触状態を自動的に適正に保つために、次のような自動レベル制御装置15を付加している。つまり、スクリュー6の回転軸5を回転駆動する電動モータ8に電流測定器(電流計)13又は電力測定器(電力計)14を接続し、電流値又は電力値を測定して検出元とする。また、エアシリンダ11にはピストンロッド11aの伸長量いいかえればピストンロッド11aの最上端の上下方向の位置を検出するポテンショメータ12を接続する。そして、電動モータ8の電流値又は電力値およびポテンショメータ12による測定値があらかじめ設定した値(規定値ともいう)を保つように、電流測定器13又は電力測定器14から信号をエアシリンダ11へ送り、スクリュー回転軸5の後端部のレベル(高さ)を調整する。また、同信号は
同時にポテンショメータ12へも送られ、ポテンショメータ12を介してエアシリンダ11によりスクリュー回転軸5のレベルが微調整される。つまり、本例では、電流測定器13又は電力測定器14から信号をエアシリンダ11へ送り、スクリュー回転軸5の後端部のレベル(高さ)を調整するとともに、ポテンショメータ12によってエアシリンダ11
によりスクリュー回転軸5のレベルを微調整する、電気的な制御装置15を設けている。
この結果、スクリュー6の周縁部が摩耗して減肉しても、ケーシング4の内壁に対し常に一定の負荷の下に接触する。したがって、スクリューコンベヤ2内の賦活ゾーン2zにおいて、スクリュー6の周縁部とケーシング4の内壁とにスケーリングがほとんど付着することがないから、加熱炉3内の燃焼ガス(バーナ32部付近では950℃程度)による間接加熱で炭化物の温度が規定の材料温度(通常800℃以上)になって賦活・活性化が
確実に遂行される。
さて、下水汚泥処理の全体システム100は、図2に示すように、脱水汚泥の供給設備101,乾燥設備102、活性炭化物製造装置1を含む炭化設備103および排ガス処理設備104からなる。下水処理場(図示せず)の下水汚泥Aが含水率80%前後まで脱水
されて脱水汚泥ホッパ111に投入され、一軸偏心ねじポンプ112によりスクリューコンベヤ121からなる混合機に供給管122を通して送られる。スクリューコンベヤ121の下部には乾燥汚泥Bが貯留タンク123から導入され、脱水汚泥Aと混合されて解砕機124へ排出される。解砕機124には熱交換器152からの乾燥系ガスが導入され、乾燥汚泥Bとが混合された脱水汚泥Aが配管126内をサイクロン125までガス輸送(空気輸送)され、汚泥A・Bの混合物が含水率において20%程度まで乾燥される。サイクロン125では粒径の大小で分離され、大粒径の乾燥汚泥Bが搬送コンベヤ127および貯留タンク123内へ落下する。小粒径の乾燥汚泥Bは第2サイクロン128へ流入して排ガスGと分離される。
サイクロン125にて選別された比較的大径の乾燥汚泥Bが搬送コンベヤ(スクリューコンベヤ)127により活性炭化物製造装置1へ供給するためのホッパー131に搬送され、貯留される。図1に示すように、ホッパーから一軸偏心ねじポンプなどの定容量搬送ポンプ132により乾燥汚泥Bが投入口21から外軌と遮断された状態の下にスクリューコンベヤ2内の乾燥ゾーン2xに投入される。乾燥ゾーン2xでは、加熱炉3内を流通する燃焼排ガスにより円筒状ケーシング4を介して間接加熱され、乾燥汚泥Bが水蒸気を発生して乾燥される。乾燥された乾燥汚泥Bはスクリュー6により円筒状ケーシング4内を後方の炭化ゾーン2yへ送られる。炭化ゾーン2yでは、乾燥汚泥Cが乾留・炭化されて乾留ガスを発生する。炭化ゾーン2yで汚泥炭化物Dはスクリュー6によりさらに後方の賦活ゾーン2zへ贈られる。賦活ゾーン2zでは、汚泥炭化物D自体が賦活に必要かつ十分な温度である800℃以上に燃焼排ガスによって円筒状ケーシング4を介して間接加熱されるとともに、前方から送られてくる水蒸気および乾留ガスと接触し反応して賦活化される。これにより、汚泥炭化物Dは表面に多数の細孔を有する活性炭化物Eになる。また、この賦活ゾーン2zにおいて、スクリュー6の周縁部が円筒状ケーシング4の内壁に接触して回転するため、スケーリングの発生およびケーシング4の内壁などへの付着がなく、燃焼排ガスによる熱がケーシング4の内壁およびスクリュー6を伝導して炭化物D・Eに伝達され、間接加熱処理される。
一方、スクリュー6の周縁部が次第に摩耗(減肉)していき、ケーシング4の内壁に対する接触圧が低下すると、電流値が規定値より下がる。すると、電流計13から信号が発信されてエアシリンダ11へ送られ、シリンダ装置11はピストンロッド11aを収縮する。これにより、エアシリンダ11のピストンロッド11aの最上端位置が下がって回転軸5の後端部が下降する。電流計13からの信号は同時にポテンショメータ12へも送られる。そして、ポテンショメータ12からの位置検出信号に基づいてエアシリンダ11のピストンロッド11aの収縮量、つまり回転軸5後端部の高さが微調整される。こうして、回転軸5後端寄りのスクリュー6の周縁部がやや下降し、スクリュー6の自重下によるケーシング4の内壁に対する接触圧が増加する。このため、スクリュー6(回転軸5)の回転時の負荷(摩擦)抵抗が増え、電流値が上がる。この結果、電流値が規定値に戻ると、エアシリンダ11へ送られピストンロッド11aの伸縮動作を指示する信号の発信が中止され、エアシリンダ11によるピストンロッド11aの収縮動が中止され、回転軸5の後端部の下降が停止する。
また、スクリュー6の回転軸5は間接加熱によりスクリュー6とともに熱膨張するが、後端側を可動軸受け9で支持しているので、回転軸5の伸長が許容される。さらに、可動軸受け9の箇所も回転軸5が間接加熱され、温度が上昇しようとするが、冷却水で冷却されているので、過加熱状態とならない。なお、上記実施例では、シリンダ装置11にエアシリンダを使用しているが、これに限定するものではなく、例えば、油圧シリンダや電動シリンダを使用することができる。
以上のようにして、乾燥汚泥Bから活性炭化物Eが製造され、後端の排出口22から冷
却コンベヤ141上に排出され、搬送の間に常温付近まで冷却される。そして、製品貯留サイロ142に投入され、ここで貯留される。なお、炭化設備102には、バーナ32に給気するためのファン143および助燃材タンク144内の燃料をバーナ32へ供給して噴射するための噴燃ポンプ145が配備されている。
加熱炉3から排出される排ガスGは排ガス誘引ファン151で吸引されて熱交換器152へ導入されたのち、煙突153から大気中へ排出される。また、煙突153へ送られる排ガスGの一部が加熱炉3へ戻されることもある。
乾燥設備102において、第2サイクロン128の上端から排ガスGが排ガスファン127を介して除湿装置130および熱交換器152へ送られ、排ガスGの一部は熱交換器152からの排ガスに混合されて解砕機へ戻される。また、除湿装置130で除湿された排ガスGは活性炭化物製造装置1へ送られる。
以上に、本発明の活性炭化物製造装置の一実施例を示したが、これに限定されるものではなく、例えば、図3に示すように、活性炭化物製造装置1’のスクリューコンベヤ2’を上段2a、中段2b、下段2cの3段に分けて加熱炉3’内に設置し、上段2aを乾燥ゾーン2x、中段2bを炭化ゾーン2y、下段2cを賦活ゾーン2zとして接続筒2d、2eにて一連に接続する。そして、下段2cのスクリューコンベヤ2の回転軸5だけを後端に向け下方へ傾斜させてスクリュー6の周縁部を円筒状ケーシング4に接触するようにすることができる。また、リボンスクリュー6に代えてパドルを用いることができ、通常のスクリューにガス流通用の孔を設けた構造とすることもできる。さらに、スクリューコンベヤ127に代えてフライトコンベヤを用いることもできる。
下水汚泥を原料とする活性炭化物の製造装置の実施例を概略的に示す断面図である。 図1の製造装置を含む製造システムの全体構成を概略的に示す説明図である。 下水汚泥を原料とする活性炭化物の製造装置の他の実施例を概略的に示す断面図である。
符号の説明
1 活性炭化物製造装置
2 スクリューコンベヤ
3 加熱炉
4 円筒状ケーシング
5 スクリュー回転軸
6 スクリュー
7 支持台
8 電動モータ
9 可動軸受け
10 ロータリジョイント
11 エアシリンダ(シリンダ装置)
12 ポテンショメータ
13 電流計(電流測定器)
14 電力計(電力測定器)
15 制御装置
21 原料投入口
22 製品排出口
2x 乾燥ゾーン
2y 炭化ゾーン
2z 賦活ゾーン
32 バーナ

Claims (8)

  1. 円筒状ケーシング内の中心部軸方向にガス流路が形成されるようにスクリューを配設したスクリューコンベヤを、加熱炉内の前後方向に貫通させて配置し、上流部で乾燥工程が、中流部で炭化工程が、下流部で賦活工程が行われるようにし、前記乾燥工程で有機性可燃物を乾燥することにより発生する水蒸気と、前記炭化工程で乾燥有機性可燃物を炭化することにより発生する乾留ガスとを、前記賦活工程で炭化物に接触させて同炭化物を賦活・活性化させる活性炭化物の製造方法において、
    前記賦活工程で円筒状ケーシングの内壁に前記スクリューの羽根を接触させて回転させることにより、同スクリュー羽根および前記ケーシング内壁にスケーリングが付着するのを防止すること
    を特徴とする活性炭化物の製造方法。
  2. 円筒状ケーシング内の中心部軸方向にガス流路が形成されるようにスクリューを配設したスクリューコンベヤを、加熱炉内の前後方向に貫通させて、上流部が乾燥ゾーン、中流部が炭化ゾーン、下流部が賦活ゾーンとなるように設け、前記乾燥ゾーンの前記加熱炉より前方に突出するスクリューコンベヤの端部に原料投入口を設けるとともに、前記賦活ゾーンの前記加熱炉より後方に突出するスクリューコンベヤの端部に製品排出口を設け、前記乾燥ゾーンで発生する水蒸気および前記炭化ゾーンで発生する乾留ガスを前記賦活ゾーンで炭化物に接触させて同炭化物を賦活・活性化させる活性炭化物の製造装置において、
    前記円筒状ケーシング内において同ケーシングに対し前記スクリューの回転軸を、前記賦活ゾーンの後端部寄りで前記スクリューの羽根が前記ケーシング内壁に接触するように後方へ向け下向きに傾斜させたこと
    を特徴とする活性炭化物の製造装置。
  3. 円筒状ケーシング内の中心部軸方向にガス流路が形成されるようにスクリューを配設したスクリューコンベヤを複数段、それぞれ加熱炉内の前後方向に貫通させて、上流段が乾燥ゾーン、中流段が炭化ゾーン、下流段が賦活ゾーンとなるように接続して設け、前記乾燥ゾーンの前記加熱炉より前方に突出するスクリューコンベヤの端部に原料投入口を設けるとともに、前記賦活ゾーンの前記加熱炉より後方に突出するスクリューコンベヤの端部に製品排出口を設け、前記乾燥ゾーンで発生する水蒸気および前記炭化ゾーンで発生する乾留ガスを前記賦活ゾーンで炭化物に接触させて同炭化物を賦活・活性化させる活性炭化物の製造装置において、
    前記円筒状ケーシング内において同ケーシングに対し前記スクリューの回転軸を、前記賦活ゾーンの後端部寄りで前記スクリューの羽根が前記ケーシング内壁に接触するように後方へ向け下向きに傾斜させたこと
    を特徴とする活性炭化物の製造装置。
  4. 前記スクリューコンベヤの円筒状ケーシングの、前部寄り、中間部および後部寄りの少なくとも3箇所を、前記加熱炉の上下方向の炉壁で支持したこと
    を特徴とする請求項2または3記載の活性炭化物の製造装置。
  5. 前記スクリューコンベヤのスクリュー回転軸の前端部を前記円筒状ケーシングの前端壁より前方へ突出させ、長手方向に間隔をあけて配置した少なくとも2つの軸受けにより回転可能に支持したこと
    を特徴とする請求項2または3記載の活性炭化物の製造装置。
  6. 前記スクリューコンベヤのスクリュー回転軸の後端部を前記円筒状ケーシングの後方へ突出させ、前記スクリュー回転軸の軸方向の熱伸縮を許容する可動軸受けを介して同スクリュー回転軸の突出部をシリンダ装置により昇降可能に支持したこと
    を特徴とする請求項2または3記載の活性炭化物の製造装置。
  7. 前記スクリュー回転軸の一端に接続され、同回転軸を回転させる電動モータの負荷測定器と、同負荷測定器の測定値があらかじめ定めた規定値を下回ると前記シリンダ装置のピストンロッドを伸縮して前記測定値が規定値に保たれるように制御する制御装置を設けたこと
    を特徴とする請求項6記載の活性炭化物の製造装置。
  8. 前記スクリュー回転軸の前記可動軸受けによる支持部位にかけて前記回転軸端より冷却水通路を穿設し、同回転軸端にロータリージョイントを介して前記冷却水通路に冷却水を流通させることによって前記支持部位を冷却するようにしたこと
    を特徴とする請求項6記載の活性炭化物の製造装置。
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