JP2002059847A - リフトトラック - Google Patents

リフトトラック

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JP2002059847A
JP2002059847A JP2000247485A JP2000247485A JP2002059847A JP 2002059847 A JP2002059847 A JP 2002059847A JP 2000247485 A JP2000247485 A JP 2000247485A JP 2000247485 A JP2000247485 A JP 2000247485A JP 2002059847 A JP2002059847 A JP 2002059847A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 所望速度で安全に前後進させること。 【解決手段】 前部にリフト7を配置した自走式トラッ
ク本体3から後方に操作アーム13が延ばされており、
該操作アーム13を左右に振ることによりトラック本体
3の走行方向を変更するようにしたリフトトラックにお
いて、操作アーム13の基端部がスライド機構25を介
してトラック本体3に前後進a,b方向に一定範囲内ス
ライド可能に取り付けられると共に、該操作アーム13
のスライドを検知するポテンショメータ17が設けられ
ており、該ポテンショメータ17の検知信号に基づいて
トラック本体3を前進aまたは後進bさせるようにし
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばローリフト
型リフトトラックなどを所望速度で安全に前後進させる
ことができるようにしたリフトトラックに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ローリフト型リフトトラックの一
例として図7及び図8に示すものがある。これは、1つ
のドライブホイール1と2つのキャスタホイール2とを
有する自走式トラック本体3を有し、該トラック本体3
内に、歯車機構4を介してドライブホイール1を正逆回
転させる電磁ブレーキ5a付き電動機5が垂直軸心O回
りで回転可能に配置されると共に、トラック本体3のケ
ーシング3aの上面に起動スイッチ6が設けられてい
る。
【0003】また、トラック本体3の前部に左右一対の
リフト7が昇降可能に設けられ、該各リフト7の先端に
揺動ブラケット8を介して設けたロードホイール9が床
面Fに接地され、トラック本体3内に左右一対設けた油
圧シリンダ10のピストンロッドがリンク機構11を介
して揺動ブラケット8に連結されている。
【0004】更に、電動機5の上端からケーシング3a
を貫通して垂直軸心Oに沿って上方に延びる軸受部5b
が設けられ、該軸受部5bに連結軸12を介して操作ア
ーム13が所定角度α(約90°)内上下動可能に連結
され、該操作アーム13の先端部両側面に左右一対の略
コ字状ハンドル14が突設されており、そのハンドル1
4を把持して左右に振ることにより、操作アーム13及
び電動機5を介してドライブホイール1を垂直軸Oを中
心に回転させて、トラック本体3の走行方向を自由に変
更することができる。
【0005】前記各ハンドル14の先端側端部に回転可
能に外嵌させた左右一対の操作リング15どうしが連結
軸16を介して互いに一体連結され、一方のハンドル1
4内に内蔵したロータリー式ポテンショメータ(検知
器)17が一方の操作リング15に接続されており、操
作リング15を中立位置Nから左回しcまたは右回しd
することにより(図10参照、それを検知するポテンシ
ョメータ17の検知信号に基づいて電動機5を正転また
は逆転させてトラック本体3を所望速度で前進aまたは
後進bさせる。なお、18は操作アーム13を上方に付
勢する引き上げばね、19は操作アーム13の起立状態
(図7仮想線参照)及びその操作アーム13を水平状態
(図7実線参照)から若干の角度β(約3°)だけ押し
下げた状態を検知して電磁ブレーキ5aを作動させるブ
レーキスイッチ、20〜22は昇降用リフト釦と非常停
止釦であって、操作アーム13の先端面に設けられてい
る。
【0006】上記構成において、荷物Wをリフトアップ
する場合には、起動スイッチ6をオン状態とし、オペレ
ータMが一方のハンドル14を把持して操作アーム13
をほぼ水平状態まで押し下げ(図7実線参照)、図9及
び図10に示すように、親指Maを操作リング15の凹
部15a内に挿入し、該操作リング15を中立位置Nか
ら左回しcすることにより、トラック本体3を所望速度
で前進aさせ、リフト7を荷物Wの下にもぐり込ませた
後、上昇用リフト釦20を押せばよい。これによって、
油圧シリンダ10を伸長駆動させることにより、リンク
機構11を介して揺動ブラケット8が起立され、リフト
7を上昇させて荷物Wを持ち上げることができる(図7
仮想線参照)。
【0007】荷物Wを所定位置まで搬送する場合には、
前記と同様の手順で操作リング15を中立位置Nから左
回しcすることにより、トラック本体3を所望速度で前
進aさせるか、または、操作リング15を中立位置Nか
ら右回しdすることにより、トラック本体3を所望速度
で後進bさせればよい。
【0008】荷物Wをリフトダウンする場合には、下降
用リフト釦21を押せばよい。これによって、油圧シリ
ンダ10を縮小駆動させることにより、リンク機構11
を介して揺動ブラケット8が倒され、リフト7を下降さ
せて荷物Wを降ろすことができる(図7実線参照)。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の構成では、
例えばトラック本体3を後進bさせる場合に、オペレー
タMが後方に向いた状態で親指Maにより操作リング1
5を操作するようになっており(図9及び図10参
照)、該操作リング15を無理な姿勢でしかも目視でき
ない状態で操作する必要があるため、その操作リング1
5を円滑に操作することが困難であり、トラック本体3
の走行速度が遅過ぎたり早過ぎたりして、トラック本体
3の走行速度を適正に保つことが難しく、特に、その速
度が早過ぎたときに、トラック本体3がオペレータMに
接触する虞れがあり、安全性に問題がある。
【0010】本発明は、上記従来の欠点に鑑み、所望速
度で安全に前後進させることができるようにしたリフト
トラックを提供することを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明は、前部にリフトを配置した自
走式トラック本体から後方に操作アームが延ばされてお
り、該操作アームを左右に振ることによりトラック本体
の走行方向を変更するようにしたリフトトラックにおい
て、前記操作アームの基端部がスライド機構を介してト
ラック本体に前後方向に一定範囲内スライド可能に取り
付けられると共に、該操作アームのスライドを検知する
検知器が設けられており、該検知器の検知信号に基づい
て前記トラック本体を前進または後進させるようにした
ことを特徴としている。
【0012】上記構成によれば、操作アームを押し引き
して、該操作アームをスライド機構を介して前後にスラ
イドさせることにより、その操作アームの押し引き方向
及び押し引き力が検知器により検知され、その検知信号
に基づいてトラック本体を押し引き力に比例した速度で
前進または後進させることができ、この場合、トラック
本体の前後進の向きと操作アームの押し引き方向とが一
致しているから、オペレータが楽な操作姿勢でトラック
本体を所望の速度で円滑に前後進させることができる。
従って、例えばオペレータが後方に向いた状態でトラッ
ク本体を後進させる場合でも、そのトラック本体をオペ
レータに接触しないように安全に走行させることができ
る。
【0013】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、前記スライド機構が、トラック本体側に設
けたベース板と、前記操作アームの基端部側に設けたス
ライドブロックとを有し、該スライドブロックがスライ
ドガイドを介して前記ベース板に一定範囲内スライド可
能に嵌合されており、前記検知器によりスライドブロッ
クのスライドを検知するようにしたことを特徴としてい
る。
【0014】上記構成によれば、操作アーム側スライド
ブロックがスライドガイドを介してトラック本体側ベー
ス板にスライド可能に支持されているので、操作アーム
を押し引きすることにより、それに連動して前後にスラ
イドされるスライドブロックを介して操作アームの押し
引き方向及び押し引き力を検知器により精密に検知する
ことができる。また、スライド機構のベース板とスライ
ドブロックとがスライドガイドを介して一体的に連結さ
れているので、操作アームを左右に振ることにより、そ
のスライド機構を介してトラック本体の走行方向を確実
に変更することができる。更に、スライド機構がトラッ
ク本体と操作アームとの間に外部に露出した状態で介在
されているので、メンテナンス作業を容易に行なうこと
ができる。
【0015】請求項3記載の発明は、請求項2記載の発
明において、前記スライドブロックを間に挟んで互いに
押圧する前後一対のばねがそのスライドブロックと前記
ベース板との間に介在されていることを特徴としてい
る。
【0016】上記構成によれば、操作アームを前方また
は後方にスライドさせた後、該操作アームの押し引きを
解除するだけで、一対のばねによりその操作アームを自
動的に中立位置に戻すことができる。
【0017】請求項4記載の発明は、請求項3記載の発
明において、前記ベース板の周縁部に、前記一対のばね
を受支する前後一対のばね受け座が突設され、その一方
のばね受け座に前記検知器が設けられており、その検知
器の検知杆が前記一方のばね受け座に受支されたばねの
中を通って前記スライドブロックに当接されていること
を特徴としている。
【0018】上記構成によれば、一方のばね受け座がば
ねの受支作用と検知器の支持作用とに兼用されているか
ら、その兼用している分だけ構造が簡単になって、製作
費が安くつく。また、検知器の検知杆がばねの中に通さ
れているので、その検知杆が障害物などに衝突して損傷
される虞れがない。
【0019】請求項5記載の発明は、請求項4記載の発
明において、前記検知杆の先端にローラが回転可能に取
り付けられており、そのローラを前記スライドブロック
に当接させていることを特徴としている。
【0020】上記構成によれば、検知杆の先端に回転可
能に取り付けたローラをスライドブロックに当接させて
いるので、スライドブロックのスライドに迅速に追従す
ることができると共に、その検知杆の先端の摩耗を防ぐ
ことができる。
【0021】請求項6記載の発明は、請求項4または5
記載の発明において、前記他方のばね受け座に、一対の
ばねの付勢力を調整するためのばね調整具が設けられて
いることを特徴としている。
【0022】上記構成によれば、一対のばねの付勢力を
ばね調整具で調整することにより、スライドブロックを
中立位置に精密に位置決めすることができる。
【0023】請求項7記載の発明は、請求項1から6の
いずれかに記載の発明において、前記検知器がポテンシ
ョメータからなることを特徴としている。
【0024】上記構成によれば、ポテンショメータによ
り操作アームにかかる押し引き力及びその押し引き方向
を精密に検知することができ、その検知信号に基づいて
トラック本体を所望通りに前進または後進させることが
できる。
【0025】
【発明の実施の形態】図1及び図2は本発明の実施の一
形態であるローリフト型リフトトラックを示すものであ
って、操作アーム13の基端部がスライド機構25を介
してトラック本体3に前後方向に一定範囲内スライド可
能に取り付けられると共に、該操作アーム13のスライ
ドを検知するスライド式ポテンショメータ(検知器)1
7が設けられている。上記以外の構成は図7及び図8に
示す構成とほぼ同じであるから、同一部分に同一符号を
付してその説明を省略する。
【0026】前記スライド機構25は、図3〜図5に示
すように、電磁ブレーキ5a付き電動機5の上面に固着
したベース板25Aと、操作アーム13の基端部に連結
軸12を介して回動可能に連結したスライドブロック2
5Bとを有し、該スライドブロック25Bが左右一対の
スライドガイド26を介してベース板25Aにスライド
可能に嵌合されている。
【0027】前記各スライドガイド26は、図3〜図5
に示すように、ベース板25Aの上面に固着された前後
進a,b方向に延びる左右一対のガイドレール26a
と、スライドブロック25Bの両側面に突設した翼部2
7の下面に固着されて前記ガイドレール26aにスライ
ドのみ可能に嵌合するスライダー26bとからなってい
る。
【0028】上記構成によれば、操作アーム13に連結
したスライドブロック25Bがスライドガイド26を介
してベース板25Aにスライド可能に支持されているの
で、操作アーム13を押し引きすることにより、それに
連動して前後にスライドされるスライドブロック25B
を介して操作アーム13の押し引き方向及び押し引き力
をポテンショメータ17により精密に検知することがで
きる。また、スライド機構25のベース板25Aとスラ
イドブロック25Bとがスライドガイド26を介して一
体的に連結されているので、操作アーム13を左右に振
ることにより、そのスライド機構25を介して電動機5
を垂直軸心O回りで回転させて、トラック本体3の走行
方向を確実に変更することができる。
【0029】図2に示すように、ケーシング3aの天板
部33の中央部にスライドブロック25Bを挿通するた
めの貫通孔34が貫設され、天板部33の前縁から貫通
孔34に向けて2本のスリット35を形成することによ
り、その両スリット35に挟まれたプレート33aがケ
ーシング3aから着脱可能に形成され、該プレート33
a及び天板部33がビスなどの止着具36によりトラッ
ク本体3に止着されている。
【0030】上記構成において、スライド機構25のメ
ンテナンスを行なう場合には、止着具36による止着を
解除して、プレート33aを取り外すと共に、ケーシン
グ3aをトラック本体3から取り外して、スライド機構
25の周辺を開放すればよく、この場合、スライド機構
25がトラック本体3と操作アーム13との間に外部に
露出した状態で介在されているので、メンテナンス作業
を容易に行なうことができる。
【0031】図3〜図5に示すように、ベース板25A
の周縁部に前後一対のばね受け座28a,28bが立設
され、該各ばね受け座28a,28bとスライドブロッ
ク25Bの前後面に形成した凹部25aの底面との間に
前後一対のばね29a,29bが介在されている。ま
た、前記一方のばね受け座28aにポテンショメータ1
7が固着されると共に、該ポテンショメータ17の検知
杆17aが一方のばね29a内に挿入されると共に、該
検知杆17aの先端に回転可能に取り付けたローラ30
が凹部25aの底面に当接されている。
【0032】上記構成によれば、一対のばね29a,2
9bによりスライドブロック25Bを中立位置Nに位置
決めしているので、操作アーム13を中立位置Nから前
方eまたは後方fに押し引きしたときに、その押し引き
方向及び押し引き力をポテンショメータ17により精密
に検知することができると共に、操作アーム13の押し
引きを解除するだけで、一対のばね29a,29bによ
りその操作アーム13を自動的に中立位置Nに戻すこと
ができる。また、一方のばね受け座28aがばね29a
の受支作用とポテンショメータ17の支持作用とに兼用
されているから、その兼用している分だけ構造が簡単に
なって、製作費が安くつく。更に、ポテンショメータ1
7の検知杆17aがばね29aの中に通されているの
で、その検知杆17aが障害物などに衝突して損傷され
る虞れがない。しかも、検知杆17aの先端に回転可能
に取り付けたローラ30を凹部25aの底面に当接させ
ているので、スライドブロック25Bのスライドに迅速
に追従することができると共に、その検知杆17aの先
端の摩耗を防ぐことができる。
【0033】図3〜図5に示すように、他方のばね受け
座28bにばね調整具31が設けられており、これは、
他方のばね受け座28bに固着したナット37にねじ込
まれた調整ボルト31aと、該調整ボルト31aの先端
に嵌合するばね受け部31bと、該ばね受け部31bに
突設されてばね29bの端部に嵌入する突起部31cと
からなり、調整ボルト31aを正逆回転させることによ
り、ばね29a,29bの付勢力を調整して、スライド
ブロック25Bを中立位置Nに精密に位置決めすること
ができる。
【0034】上記構成に基づいてトラック本体3の前後
進a,bの作用を説明すると、操作アーム13を押し引
き操作していない状態では、スライドブロック25Bが
中立位置Nに保持されており(図3参照)、図6(a)
に示すように、ポテンショメータ17の検知杆17aの
突出長さH1が中間に設定され、トラック本体3を停止
させている。
【0035】上記状態からトラック本体3を前進aさせ
る場合には、オペレータMがハンドル14を把持して操
作アーム13を前方eに押せばよい。これによって、図
6(b)に示すように、スライドブロック25Bがばね
29aに抗して中立位置Nから前方eにスライドされる
ことにより、検知杆17aが押し込まれて、その突出長
さH2が短くなり、その押し込みに比例してポテンショ
メータ17から出力される検知信号に基づいて電動機5
が所定速度で正転され、トラック本体3を所望速度で前
進aさせることができる。つまり強く押せば電動機5の
回転数が高くなってトラックが早く前進し、弱く押せば
電動機5の回転数が低くなってトラックが遅く前進す
る。またオペレータMが立ち止まれば押す力がなくなる
ので、トラックは自然に速度を落として停止する
【0036】また、トラック本体3を後進bさせる場合
には、オペレータMがハンドル14を把持して操作アー
ム13を後方fに引けばよい。これによって、図6
(c)に示すように、スライドブロック25Bがばね2
9bに抗して中立位置Nから後方fに移動されることに
より、検知杆17aが引き出されて、その突出長さH3
が長くなり、その引き出しに比例してポテンショメータ
17から出力される検知信号に基づいて電動機5が所定
速度で逆転され、トラック本体3を所望速度で後進bさ
せることができる。
【0037】上記構成によれば、操作アーム13を押し
引きして、該操作アーム13をスライド機構25を介し
て前後にスライドさせることにより、その操作アーム1
3の押し引き方向及び押し引き力がポテンショメータ1
7により検知され、その検知信号に基づいてトラック本
体3を押し引き力に比例した速度で前進aまたは後進b
させることができ、この場合、トラック本体3の前後進
a,bの向きと操作アーム13の押し引き方向e,fと
が一致しているから、オペレータMが楽な操作姿勢でト
ラック本体3を所望の速度で円滑に前後進させることが
できる。従って、例えばオペレータMが後方fに向いた
状態でトラック本体3を後進bさせる場合でも(図1参
照)、そのトラック本体3をオペレータMに接触しない
ように安全に走行させることができる。
【0038】上記の実施の形態では、ポテンショメータ
17により操作アーム13の押し引きを検知するように
したが、これに限定されるわけではなく、そのポテンシ
ョメータ17に代えて例えばロードセルなどの各種検知
機器を用いてもよい。
【0039】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、操作アー
ムを押し引きして、該操作アームをスライド機構を介し
て前後にスライドさせることにより、その操作アームの
押し引き方向及び押し引き力が検知器により検知され、
その検知信号に基づいてトラック本体を押し引き力に比
例した速度で前進または後進させることができ、この場
合、トラック本体の前後進の向きと操作アームの押し引
き方向とが一致しているから、オペレータが楽な操作姿
勢でトラック本体を所望の速度で円滑に前後進させるこ
とができる。従って、例えばオペレータが後方に向いた
状態でトラック本体を後進させる場合でも、そのトラッ
ク本体をオペレータに接触しないように安全に走行させ
ることができる。
【0040】請求項2記載の発明によれば、操作アーム
側スライドブロックがスライドガイドを介してトラック
本体側ベース板にスライド可能に支持されているので、
操作アームを押し引きすることにより、それに連動して
前後にスライドされるスライドブロックを介して操作ア
ームの押し引き方向及び押し引き力を検知器により精密
に検知することができる。また、スライド機構のベース
板とスライドブロックとがスライドガイドを介して一体
的に連結されているので、操作アームを左右に振ること
により、そのスライド機構を介してトラック本体の走行
方向を確実に変更することができる。更に、スライド機
構がトラック本体と操作アームとの間に外部に露出した
状態で介在されているので、メンテナンス作業を容易に
行なうことができる。
【0041】請求項3記載の発明によれば、操作アーム
を前方または後方にスライドさせた後、該操作アームの
押し引きを解除するだけで、一対のばねによりその操作
アームを自動的に中立位置に戻すことができる。
【0042】請求項4記載の発明によれば、一方のばね
受け座がばねの受支作用と検知器の支持作用とに兼用さ
れているから、その兼用している分だけ構造が簡単にな
って、製作費が安くつく。また、検知器の検知杆がばね
の中に通されているので、その検知杆が障害物などに衝
突して損傷される虞れがない。
【0043】請求項5記載の発明によれば、検知杆の先
端に回転可能に取り付けたローラをスライドブロックに
当接させているので、スライドブロックのスライドに迅
速に追従することができると共に、その検知杆の先端の
摩耗を防ぐことができる。
【0044】請求項6記載の発明によれば、一対のばね
の付勢力をばね調整具で調整することにより、スライド
ブロックを中立位置に精密に位置決めすることができ
る。
【0045】請求項7記載の発明によれば、ポテンショ
メータにより操作アームにかかる押し引き力及びその押
し引き方向を精密に検知することができ、その検知信号
に基づいてトラック本体を所望通りに前進または後進さ
せることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の一形態であるリフトトラック
の側面図である。
【図2】 同平面図である。
【図3】 同要部の一部切り欠き側面図である。
【図4】 図3のB−B矢視図である。
【図5】 同要部の分解斜視図である。
【図6】 (a)〜(c)は検知作用を示す説明図であ
る。
【図7】 従来例を示す側面図である。
【図8】 同平面図である。
【図9】 同要部の拡大平面図である。
【図10】 図9のA−A矢視図である。
【符号の説明】
3 トラック本体 7 リフト 13 操作アーム 17 ポテンショメータ(検知器) 17a ポテンショメータの検知杆 25 スライド機構 25A ベース板 25B スライドブロック 26 スライドガイド 28a,28b ばね受け座 29a,29b ばね 30 ローラ 31 ばね調整具 a 前進 b 後進

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前部にリフトを配置した自走式トラック
    本体から後方に操作アームが延ばされており、該操作ア
    ームを左右に振ることによりトラック本体の走行方向を
    変更するようにしたリフトトラックにおいて、前記操作
    アームの基端部がスライド機構を介してトラック本体に
    前後方向に一定範囲内スライド可能に取り付けられると
    共に、該操作アームのスライドを検知する検知器が設け
    られており、該検知器の検知信号に基づいて前記トラッ
    ク本体を前進または後進させるようにしたことを特徴と
    するリフトトラック。
  2. 【請求項2】 前記スライド機構が、トラック本体側に
    設けたベース板と、前記操作アームの基端部側に設けた
    スライドブロックとを有し、該スライドブロックがスラ
    イドガイドを介して前記ベース板に一定範囲内スライド
    可能に嵌合されており、前記検知器によりスライドブロ
    ックのスライドを検知するようにしたことを特徴とする
    請求項1記載のリフトトラック。
  3. 【請求項3】 前記スライドブロックを間に挟んで互い
    に押圧する前後一対のばねがそのスライドブロックと前
    記ベース板との間に介在されていることを特徴とする請
    求項2記載のリフトトラック。
  4. 【請求項4】 前記ベース板の周縁部に、前記一対のば
    ねを受支する前後一対のばね受け座が突設され、その一
    方のばね受け座に前記検知器が設けられており、その検
    知器の検知杆が前記一方のばね受け座に受支されたばね
    の中を通って前記スライドブロックに当接されているこ
    とを特徴とする請求項3記載のリフトトラック。
  5. 【請求項5】 前記検知杆の先端にローラが回転可能に
    取り付けられており、そのローラを前記スライドブロッ
    クに当接させていることを特徴とする請求項4記載のリ
    フトトラック。
  6. 【請求項6】 前記他方のばね受け座に、一対のばねの
    付勢力を調整するためのばね調整具が設けられているこ
    とを特徴とする請求項4または5記載のリフトトラッ
    ク。
  7. 【請求項7】 前記検知器がポテンショメータからなる
    ことを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載のリ
    フトトラック。
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