JP2002057318A - 固体撮像素子及びその製造方法 - Google Patents

固体撮像素子及びその製造方法

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JP2002057318A
JP2002057318A JP2000238679A JP2000238679A JP2002057318A JP 2002057318 A JP2002057318 A JP 2002057318A JP 2000238679 A JP2000238679 A JP 2000238679A JP 2000238679 A JP2000238679 A JP 2000238679A JP 2002057318 A JP2002057318 A JP 2002057318A
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imaging device
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JP2000238679A
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Takashi Fukusho
孝 福所
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Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 微細化を図ることができると共に、混色を防
止することができる固体撮像素子及びその製造方法を提
供する。また、無効領域を低減して感度の向上を図るこ
とができる固体撮像素子を提供する。 【解決手段】 半導体基体1の内部をトレンチ加工し
て、絶縁膜を埋め込むことにより素子分離層20が形成
された固体撮像素子30を構成する。そして、この固体
撮像素子30の製造において、トレンチ加工した溝の周
囲にP型不純物をイオン注入するか、或いはP型不純物
が導入された絶縁膜を埋め込み素子分離層20を形成
し、この素子分離層20からP型不純物を拡散させる。
また、センサ部と垂直転送レジスタを有して成り、垂直
転送レジスタの下方に混色防止のための不純物領域がこ
の垂直転送レジスタより狭い幅に形成されている固体撮
像素子を構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばCCD固体
撮像素子等の固体撮像素子及びその製造方法に係わる。
【0002】
【従来の技術】CCD固体撮像素子において、感度向上
を図る目的で、例えば半導体基体の内部の深い位置にオ
ーバーフローバリアを形成する構造が考えられている。
この構造は、例えばN型シリコン基板等の半導体基体の
内部の深い位置に、オーバーフローバリアとなる不純物
領域例えばP型半導体ウエル領域を形成して構成されて
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】近年、CCD固体撮像
素子の多画素化や小型化の要求に伴い、画素を微細化す
る必要が生じている。
【0004】しかしながら、上述のオーバーフローバリ
アを深い位置に形成した構造では、以下の問題点があ
り、微細化に対応するのが難しくなってきている。 1)オーバーフローバリアとなる例えばP型ウエル領域
は、高エネルギーのイオン注入により半導体基体の深い
位置に形成している。このオーバーフローバリアが深い
構造においては、画素分離のための例えばP型のチャネ
ルストップ領域も、混色を防止するためには深く形成す
る必要があるため、同様に高エネルギーのイオン注入に
より形成される。この高エネルギーのイオン注入をフォ
トレジストマスクを用いて行う場合には、現状ではフォ
トレジストの厚さが数μm必要であるため、チャネルス
トップ領域の幅は1.0μm弱程度に微細化することが
ほぼ限界となっている。従って、さらにチャネルストッ
プ領域の幅を例えば0.5μm以下にすることや、イオ
ン注入のエネルギーを増やすことが困難になっており、
固体撮像素子の微細化に追随できなくなっている。 2)センサ部の形成とセンサ部の下部のN型半導体ウエ
ル領域の形成においても、高エネルギーイオン注入で形
成するため、同様の理由で微細化に追従できない。 3)固体撮像素子の外部にあるカメラレンズのF値が開
放側(F値が小さい側)等となっている状態では、セン
サ部への入射光に斜め光成分が多くなっている。このと
き、画素分離をP型のイオン注入のみで形成する構成で
は、長波長光がシリコン内部の深い所まで透過するため
に、特に微細化が進むに伴って、光が画素の分離層を超
えて隣接画素へ漏れ込みやすくなり、混色を発生させて
しまうことになる。 4)垂直CCD転送レジスタの下部が光電変換に寄与し
ない無効領域となっている。CCD固体撮像素子の微細
化が進み画素のサイズが小さくなっても、垂直CCD転
送レジスタの微細化は比較的難しいため、微細化に伴い
垂直CCD転送レジスタの面積比が増えてセンサ部の面
積比が相対的に減少する。このため感度が減少してしま
う。
【0005】上述した問題の解決のために、本発明にお
いては、微細化を図ることができると共に、混色を防止
することができる固体撮像素子及びその製造方法を提供
し、また無効領域を低減して感度の向上を図ることがで
きる固体撮像素子を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の固体撮像素子
は、半導体基体の内部をトレンチ加工して、絶縁膜を埋
め込むことにより素子分離層が形成されたものである。
【0007】上述の本発明の固体撮像素子の構成によれ
ば、半導体基体の内部をトレンチ加工して、絶縁膜を埋
め込むことにより素子分離層が形成されたことにより、
隣接する画素間が絶縁膜により絶縁されて、隣接する画
素へ電荷が漏れ込むことを防止することができる。ま
た、埋め込まれた絶縁膜との界面に入射した光が反射す
るため、隣接する画素へ光が漏れ込むことを防止するこ
とができる。さらに、トレンチ加工して素子分離層を形
成しているため、不純物のイオン注入による素子分離層
のような拡散を生じないため、素子分離層の幅を制御性
良く形成することができる。
【0008】本発明の固体撮像素子は、半導体基体の内
部をトレンチ加工して、凹部の下にセンサ部が形成され
たものである。
【0009】上述の本発明の固体撮像素子の構成によれ
ば、半導体基体の内部をトレンチ加工して、凹部の下に
センサ部が形成されたことにより、センサ部に対して凹
部の外の他部が高い位置に形成され、センサ部の周囲の
他部(例えば転送レジスタ)の下方の領域も光電変換に
寄与する領域として利用することが可能になる。
【0010】本発明の固体撮像素子は、センサ部と垂直
転送レジスタを有して成り、垂直転送レジスタの下方に
混色防止のための不純物領域がこの垂直転送レジスタよ
り狭い幅に形成されているものである。
【0011】上述の本発明の固体撮像素子の構成によれ
ば、垂直転送レジスタの下方に混色防止のための不純物
領域が垂直転送レジスタより狭い幅に形成されているこ
とにより、この不純物領域により、垂直転送レジスタを
挟む両側の画素において互いに電荷が漏れ込んで混色が
生じることを防止することができる。
【0012】本発明の固体撮像素子の製造方法は、半導
体基体の内部をトレンチ加工して溝を形成する工程と、
溝の側壁部付近にP型不純物をイオン注入する工程と、
溝内に絶縁膜を埋め込み素子分離層を形成する工程と、
素子分離層により分離された領域にセンサ部を形成する
工程とを有するものである。
【0013】上述の本発明製法によれば、溝の側壁部付
近にP型不純物をイオン注入する工程と、溝内に絶縁膜
を埋め込み素子分離層を形成する工程により、素子分離
層の周囲にP型不純物領域を形成することができる。
【0014】本発明の固体撮像素子の製造方法は、半導
体基体の内部をトレンチ加工して溝を形成する工程と、
溝内にP型不純物が導入された絶縁膜を埋め込み素子分
離層を形成する工程と、絶縁膜に導入されたP型不純物
を素子分離層の周囲に拡散させる工程と、素子分離層に
より分離された領域にセンサ部を形成する工程とを有す
るものである。
【0015】上述の本発明製法によれば、溝内にP型不
純物が導入された絶縁膜を埋め込み素子分離層を形成す
る工程と、絶縁膜に導入されたP型不純物を素子分離層
の周囲に拡散させる工程により、素子分離層の周囲にP
型不純物領域を形成することができる。
【0016】本発明の固体撮像素子の製造方法は、半導
体基板の内部をトレンチ加工して溝を形成する工程と、
半導体基板の溝内に絶縁膜を埋め込み第1の素子分離層
を形成する工程と、半導体基板上に半導体エピタキシャ
ル層を選択成長させる工程と、半導体エピタキシャル層
が形成されていない部分に絶縁膜を埋め込み第2の素子
分離層を形成する工程とを有するものである。
【0017】上述の本発明製法によれば、半導体基板の
溝内に絶縁膜を埋め込み第1の素子分離層を形成し、こ
の半導体基板上に半導体エピタキシャル層を選択成長さ
せることにより、絶縁膜により形成された第1の素子分
離層上にはエピタキシャル層が成長しないので溝状に残
る。そして、この溝状の半導体エピタキシャル層が形成
されていない部分に絶縁膜を埋め込み第2の素子分離層
を形成することにより、半導体基板及び半導体エピタキ
シャル層のそれぞれに素子分離層を同じ平面位置に連続
して形成することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明は、半導体基体の内部をト
レンチ加工して、絶縁膜を埋め込むことにより素子分離
層が形成された固体撮像素子である。
【0019】また本発明は、上記固体撮像素子におい
て、素子分離層の側壁部の周囲に、P型不純物が導入さ
れた領域が形成されている構成とする。
【0020】また本発明は、上記固体撮像素子におい
て、半導体基体が半導体基板及びその上の半導体エピタ
キシャル層から成り、半導体基板の内部の素子分離層と
半導体エピタキシャル層の内部の素子分離層とが同じ平
面位置に連続して形成されている構成とする。
【0021】また本発明は、上記固体撮像素子におい
て、半導体基板の内部の上記素子分離層と、上記半導体
エピタキシャル層の内部の上記素子分離層とにおいて、
各素子分離層の側壁部の周囲にP型不純物が導入された
領域が形成されている構成とする。
【0022】本発明は、半導体基体の内部をトレンチ加
工して、凹部の下にセンサ部が形成された固体撮像素子
である。
【0023】また本発明は、上記固体撮像素子におい
て、センサ部に対応して、凹部の外に垂直転送レジスタ
が設けられ、センサ部の下部の領域に加えて垂直転送レ
ジスタの下部の領域を光電変換領域として利用する構成
とする。
【0024】また本発明は、上記固体撮像素子におい
て、センサ部に対応して、凹部の外に垂直転送レジスタ
が設けられ、垂直転送レジスタの下方に、混色防止のた
めの不純物領域が垂直転送レジスタより狭い幅に形成さ
れている構成とする。
【0025】本発明は、センサ部と垂直転送レジスタを
有して成り、垂直転送レジスタの下方に混色防止のため
の不純物領域が垂直転送レジスタより狭い幅に形成され
ている固体撮像素子である。
【0026】本発明は、半導体基体の内部をトレンチ加
工して溝を形成する工程と、溝の側壁部付近にP型不純
物をイオン注入する工程と、溝内に絶縁膜を埋め込み素
子分離層を形成する工程と、素子分離層により分離され
た領域にセンサ部を形成する工程とを有する固体撮像素
子の製造方法である。
【0027】本発明は、半導体基体の内部をトレンチ加
工して溝を形成する工程と、溝内にP型不純物が導入さ
れた絶縁膜を埋め込み素子分離層を形成する工程と、絶
縁膜に導入されたP型不純物を素子分離層の周囲に拡散
させる工程と、素子分離層により分離された領域にセン
サ部を形成する工程とを有する固体撮像素子の製造方法
である。
【0028】また本発明は、上記固体撮像素子の製造方
法において、溝内にP型不純物が導入された絶縁膜を埋
め込み素子分離層を形成する工程は、不純物が導入され
ていない絶縁膜とP型不純物が導入された絶縁膜とを順
次溝内に埋め込む工程とする。
【0029】本発明は、半導体基板の内部をトレンチ加
工して溝を形成する工程と、半導体基板の溝内に絶縁膜
を埋め込み第1の素子分離層を形成する工程と、半導体
基板上に半導体エピタキシャル層を選択成長させる工程
と、半導体エピタキシャル層が形成されていない部分に
絶縁膜を埋め込み第2の素子分離層を形成する工程とを
有する固体撮像素子の製造方法である。
【0030】図1及び図2は本発明の一実施の形態とし
て、CCD固体撮像素子の概略構成図を示す。図1は要
部の平面図を示し、図2は図1のX−X´における断面
図を示す。図1に示すように、このCCD固体撮像素子
30は、画素となるセンサ部11がマトリックス状に配
置され、これらセンサ部11の各列毎に垂直転送レジス
タ13が形成され、この垂直転送レジスタ13には、2
層構造の転送電極12(12A,12B)が配置されて
いる。2層の転送電極12A,12Bは一部重なりを有
し、特に上下のセンサ部11の間においては、第1層の
転送電極12A上に第2層の転送電極12Bが配置され
ている。
【0031】また、図2に示すように、このCCD固体
撮像素子30の内部構造は、半導体基板1の内部深くに
前述のオーバーフローバリアとなる第1のP型半導体ウ
エル領域2が形成され、この第1のP型半導体ウエル領
域2の上方にN型半導体ウエル領域3が形成されてい
る。N型半導体ウエル領域3内に、N型の不純物拡散領
域4が形成され、その上にP型の正電荷蓄積領域5が形
成されている。
【0032】センサ部11以外の領域上には、例えば多
結晶シリコンから成る転送電極12A,12Bが薄い絶
縁膜を介して形成され、これら転送電極12A,12B
を覆って層間絶縁膜14が形成されている。層間絶縁膜
14上には、センサ部11上に開口を有してAl膜やタ
ングステン膜等の遮光膜15が形成され、さらに全体を
覆ってリフロー膜16が形成されている。リフロー膜1
6は下地の各層による段差に応じて凹凸を有しており、
このリフロー膜16の上の絶縁層17を例えば高屈折率
の材料により形成することによりセンサ部11上に層内
レンズ18を構成することができる。この層内レンズ1
8により、光を集光して感度を向上させることも可能と
なる。絶縁層17の表面は平坦化され、フィルタ層19
や図示しないオンチップレンズ等が形成される。
【0033】そして、N型の不純物拡散領域4の形成さ
れている部分がセンサ部11となっており、空乏層はオ
ーバーフローバリアである第1のP型半導体ウエル領域
2の上まで広がり、広い領域を光電変換に寄与させるこ
とができる。従って、長波長の光に対しても高い感度を
有するものである。
【0034】本実施の形態では、図1及び図2に示すよ
うに、特にセンサ部11間にある転送電極12A,12
Bの下方の半導体基板1の内部に、素子分離層20が第
1のP型半導体ウエル領域2に達するように形成されて
いる。素子分離層20の内部には絶縁膜例えばSiO2
膜等の酸化膜が埋め込まれており、この素子分離層20
は、半導体基板1の内部を溝状にトレンチ加工すること
によって形成される。この素子分離層20は、図1に示
すように、平面的には同列の上下のセンサ部11間に配
置されている。
【0035】この絶縁膜による素子分離層20が形成さ
れていることにより、従来のP型のチャネルストップ領
域による素子分離層と同様に、隣接する画素間が絶縁さ
れるため、電荷が隣接する画素に流れ込むのを防止する
ことができる。そして、この素子分離層20は、絶縁膜
(SiO2 膜)であるために屈折率が周囲のシリコンよ
り低くなっているため、素子分離層20の界面に入射し
た光はほとんど反射される。これにより、光が隣接する
画素に漏れ込むことも防止することができる。
【0036】この素子分離層20は、半導体基板1に対
してトレンチ加工を行って溝を形成し、溝の内部に絶縁
膜を埋め込むことにより形成する。
【0037】また、素子分離層20の周囲のシリコン界
面には、素子分離層20の絶縁膜を全て囲うように、高
濃度のP+ 領域21が形成されている。
【0038】トレンチ加工した素子分離層20の界面に
は結晶欠陥が存在するため、もし空乏層がこの結晶欠陥
まで広がると、暗電流や白点の発生の原因となる。高濃
度のP+ 領域21が形成されていることにより、この高
濃度のP+ 領域21がホール蓄積層となって、ホールを
蓄積させるため、空乏層が素子分離層20の界面まで広
がらない。従って、暗電流や白点の発生を抑制すること
ができる。
【0039】この高濃度のP+ 領域21は、半導体基板
1の内部をトレンチ加工して溝を形成した後、斜めイオ
ン注入を行って溝の側壁にP型不純物を導入することに
より形成することができる。斜めイオン注入の具体的な
手法は、例えば左右前後の4方向に斜めに注入する方法
や、基板を回転させながら注入する方法を採用すること
ができる。この場合には、P+ 領域21を形成した後に
溝の内部に絶縁膜を埋め込む。
【0040】また、高濃度のP+ 領域21は、素子分離
層20のSiO2 膜を埋め込む際に、P型不純物例えば
ボロンをドープしたSiO2 膜(BSG膜)を埋め込
み、その後のウエハの熱処理によりBSG膜からP型不
純物を拡散させて形成することも可能である。
【0041】さらに、図3に示すように、素子分離層2
0のSiO2 膜を埋め込む際に、溝内の外側(外壁部及
び底部)の不純物が導入されていないSiO2 膜(NS
G膜)20NとP型不純物例えばボロンをドープしたS
iO2 膜(BSG膜)20Bとの積層構造を形成しても
よい。この場合、NSG膜20Nの膜厚やBSG膜20
Bの不純物濃度を制御することにより、BSG膜20B
からのP型不純物の横方向の拡散の程度を制御して、例
えば必要最小限の拡散量にすることができる。
【0042】本実施の形態のCCD固体撮像素子30
は、例えば次のようにして製造することができる。ま
ず、例えばCZ(チョクラルスキー)法やMCZ( Mag
netic field CZ)法により形成されたシリコン基板等
の半導体基板1に対して、異方性エッチングによりトレ
ンチ加工を行って溝を形成する。
【0043】次に、例えば高密度プラズマCVD法によ
りSiO2 膜を全面的に形成して、溝の内部を埋め込
む。さらに、CMP(化学的機械的研磨)法等により表
面を平坦化して、素子分離層20を形成する。
【0044】尚、トレンチ加工の工程の前後において、
素子分離以外に必要な不純物拡散層を形成する。
【0045】その後、フィールド部の絶縁層を形成した
後、半導体基板1の表面に転送電極12の下のゲート絶
縁膜を形成する。ゲート絶縁膜は、例えばSiO2 膜或
いはSiO2 膜とSiN膜との積層膜により形成する。
【0046】続いて、第1層の多結晶シリコン膜を堆積
し、その後所望のパターンに加工して第1層の転送電極
12Aを形成する。さらに層間絶縁膜を介して、第2層
の多結晶シリコン膜を堆積し、その後所望のパターンに
加工して第2層の転送電極12Bを形成する。これら転
送電極12A,12Bを同時に撮像領域外の周辺部のト
ランジスタのゲート電極の加工も行うようにする。続い
て、必要な拡散層例えばセンサ部11のN型不純物拡散
領域4や正電荷蓄積領域5等を形成し、さらに転送電極
12上の層間絶縁膜14を形成する。
【0047】その後、遮光膜15やその上層のリフロー
膜16等を堆積させ、センサ部11上の層内レンズ18
やフィルタ層(カラーフィルタ)19やパッシベーショ
ン膜等を堆積加工して、ウエハ工程を終了する。このよ
うにして、図1及び図2に示したCCD固体撮像素子3
0を製造することができる。
【0048】上述の本実施の形態のCCD固体撮像素子
30によれば、同列のセンサ部11間にトレンチ加工さ
れて絶縁膜が埋め込まれた素子分離層20が形成されて
いることにより、絶縁膜により画素間を絶縁することが
できる。これにより、垂直方向(図1の上下方向)にお
いて、隣接する画素への電荷の流れ込みを防止すること
ができる。
【0049】また、素子分離層20の絶縁膜の方が、セ
ンサ部11のシリコンよりも屈折率が低いため、入射光
は素子分離層20の界面でほとんど反射してセンサ部1
1側に向かうようになる。これにより、素子分離層20
で光を反射させて、垂直方向において隣接画素への光の
漏れ込みを防止することができる。さらに、従来は素子
分離層に入ってしまって光電変換に寄与しなかった光に
ついても、受光して電荷に変換することが可能になる。
【0050】従って、CCD固体撮像素子30の感度を
向上させることができる。特に、波長の長い近赤外領域
の光において、感度の向上が計れる効果が大きい。ま
た、素子分離層20により確実に画素間の分離がなさ
れ、CCD固体撮像素子30を微細化しても画素間の電
荷の流れ込みや光の漏れ込みを防止することができるた
め、CCD固体撮像素子30の微細化、多画素化を図る
ことができる。
【0051】さらに、トレンチ加工して素子分離層20
を形成しているため、不純物のイオン注入による素子分
離層のような拡散を生じないため、素子分離層20の幅
を制御性良く形成することができる。従って、微細な素
子分離層20を形成することが可能であり、この点にお
いてもCCD固体撮像素子30の微細化を図ることが可
能になる。
【0052】また、トレンチ加工により形成された素子
分離層20の側壁部に高濃度のP+領域21を形成して
いることにより、センサ部11の空乏層の伸びが素子分
離層20の界面付近に達することが防止される。従っ
て、トレンチ加工された界面付近の結晶欠陥に起因する
暗電流や白点の発生を抑制することができる。
【0053】次に、本発明の他の実施の形態のCCD固
体撮像素子の概略構成図を図4及び図5に示す。図4は
要部の平面図を示し、図5は図4のY−Y´における断
面図を示す。先の実施の形態では、トレンチ加工された
素子分離層20を同列のセンサ部11間に設けた。本実
施の形態のCCD固体撮像素子31は、同列のセンサ部
11間だけでなく、センサ部11と隣の列の垂直転送レ
ジスタ13との間にもトレンチ加工された素子分離層2
0を設けている。
【0054】素子分離層20は、平面的には、図4に示
すように、垂直転送レジスタ13の左端部に上下に連続
する長い溝から、横方向にセンサ部11間に櫛状に溝が
延長されたパターンとなっている。内部構造は、図5に
示すように、センサ部11を構成するN型の不純物導入
領域4及びP+ の正電荷蓄積領域5と、垂直転送レジス
タ13を構成する転送チャネル領域8との間に、従来の
+ のチャネルストップ領域に代えて、図2に示したと
同様のトレンチ加工して絶縁膜を埋め込んだ素子分離層
20が形成されている。素子分離層20の周囲は、図2
と同様にP+ 領域21により囲われている。また、転送
チャネル領域8の下には、第2のP型半導体ウエル領域
7が形成されている。尚、図4のX−X´における断面
図は、図2の断面図と同様になる。
【0055】本実施の形態によれば、隣接する画素列の
垂直転送レジスタ13とセンサ部11にも、トレンチ加
工された素子分離層20が形成されていることにより、
垂直方向だけでなく、水平方向(図4の横方向)におい
ても隣接する画素への電荷の流れ込み及び光の漏れ込み
を防止することができる。これにより、さらにCCD固
体撮像素子の感度向上を図ることができる。
【0056】尚、図4では、素子分離層20のパターン
を櫛状にしているが、センサ部間のパターンとセンサ部
−垂直転送レジスタ間のパターンとをそれぞれ独立させ
たパターンとしてもよい。
【0057】上述の各実施の形態のCCD固体撮像素子
30,31では、半導体基板1の内部にセンサ部11を
形成した構成であったが、例えば半導体基板上にエピタ
キシャル層を形成して半導体基体を構成し、この半導体
基体内にセンサ部を形成する構成とすることも可能であ
る。
【0058】ここで、半導体基体を半導体基板及びその
上のエピタキシャル層により形成した場合の図1のX−
X´における断面図を図6に示す。このCCD固体撮像
素子32においては、先のCCD固体撮像素子30,3
1と同様に、半導体基板1の内部に第1のP型半導体ウ
エル領域2が形成され、P型半導体ウエル領域2の上に
N型半導体ウエル領域3が形成されている。さらに、こ
のCCD固体撮像素子32においては、半導体基板1上
にエピタキシャル層10が形成されており、このエピタ
キシャル層10の表面付近に、N型不純物拡散領域4や
正電荷蓄積領域5が形成されている。
【0059】そして、このCCD固体撮像素子32にお
いて、素子分離層20は、半導体基板1内にトレンチ加
工により形成された素子分離層20Cと、エピタキシャ
ル層10内にトレンチ加工により形成された素子分離層
20Dとが、同じ平面位置に積層されて成る。素子分離
層20(20C,20D)の周囲には、先の実施の形態
と同様のP+領域21が形成されている。
【0060】この場合にも、先の実施の形態と同様に、
隣接する画素への電荷の流れ込み及び光の漏れ込みを防
止することができ、感度の向上を図ることができる。
【0061】このCCD固体撮像素子32の素子分離層
20(20C,20D)は、例えば次のようにして形成
する。まず、半導体基板1の内部にトレンチ加工により
絶縁膜を埋め込んで素子分離層20Cを形成する。その
後、半導体基板1上にエピタキシャル層10を選択的に
成長させる。このとき、素子分離層20Cの上には単結
晶シリコンが成長しないので、エピタキシャル層10の
形成後に、溝状にエピタキシャル層10のない部分が残
る。次に、エピタキシャル層10のない溝状の部分に絶
縁膜を埋め込んで素子分離層20Dを形成する。これに
より、同じ平面位置に連続して素子分離層20C及び2
0Dを形成することができる。エピタキシャル層10が
厚い場合には、エピタキシャル層10を成長させた後に
トレンチ加工して微細な溝を形成することが困難になる
が、上述の製造方法によれば、選択成長によりエピタキ
シャル層10内に溝が自動的に形成されるため、容易に
微細な溝を深く形成することができる。これにより、微
細で深い素子分離層20を形成することができる。
【0062】この場合も、素子分離層20C及び20D
の酸化膜を前述のBSG膜単層或いはNSG膜及びBS
G膜の積層構造により形成することができる。
【0063】続いて、本発明のさらに他の実施の形態を
説明する。本実施の形態は、センサ部をトレンチ加工し
た凹部に形成するものである。
【0064】本発明のさらに他の実施の形態として、C
CD固体撮像素子の概略構成図を図7A及び図7Bに示
す。図7Aは要部の平面図を示し、図7Bは図7AのP
−P´における断面図を示す。このCCD固体撮像素子
40は、半導体基板1をトレンチ加工した凹部45の下
にセンサ部11を構成するN型不純物拡散領域4及び正
電荷蓄積領域5が形成されている。垂直転送レジスタ1
3を構成するN型の転送チャネル領域42は、凹部45
の外のトレンチ加工されていない部分に形成されてい
る。転送チャネル領域42の左側にはP+ のチャネルス
トップ領域43が形成され、転送チャネル領域の右側は
読み出しゲート領域44となっている。転送チャネル領
域42の下には第2のP型半導体ウエル領域41が形成
されている。
【0065】転送チャネル領域42のある部分は、セン
サ部11より高い位置にあり、センサ部11側の部分は
斜面となっている。転送電極12A、12Bは、読み出
しゲート領域44上では、この斜面に沿って形成されて
いる。これにより、センサ部11から信号電荷を転送チ
ャネル領域42へ読み出すことが可能になる。尚、図7
Bにおいて、層間絶縁膜及び遮光膜より上層の各層は省
略している。
【0066】本実施の形態のCCD固体撮像素子40に
よれば、半導体基板1をトレンチ加工した凹部45の下
にセンサ部11が形成され、転送チャネル領域42が凹
部45の外のセンサ部11より高い位置に形成されてい
るため、転送チャネル領域42の下方の領域を光電変換
に利用することが可能になる。これにより、例えば図7
中破線で示すように広い空乏層46を形成して、感度を
向上させることができる。この構成においても、特に長
波長の近赤外領域の光に対して感度を向上させる効果が
大きい。そして、従来より感度を向上させることができ
るため、CCD固体撮像素子を微細化や多画素化しても
充分な感度を確保することができる。
【0067】尚、このCCD固体撮像素子40におい
て、図示しない同列のセンサ部11間において、図1及
び図2に示した素子分離層20を形成した構成を採用し
て、水平方向の画素分離を行うことも可能である。ま
た、同列のセンサ部11間に、P型拡散層によりチャネ
ルストップ領域を形成して、水平方向の画素分離を行う
ことも可能である。
【0068】また、この場合も、半導体基板1の代わり
に、半導体基板上にエピタキシャル層を形成して成る半
導体基体を用いた構成とすることができる。
【0069】また、センサ部11と転送チャネル領域4
2との間を斜面とする代わりに、垂直な面とする構成も
可能である。その場合も転送電極は垂直な側壁に被るよ
うに形成し、側壁付近に読み出しゲート領域を形成す
る。この面の傾きは、良好な特性が得られるように設定
する。
【0070】このCCD固体撮像素子40は、例えば次
のようにして形成することができる。まず、図8Aに示
すように、内部に第1のP型半導体ウエル領域2を形成
した半導体基板1の表面付近に、必要な不純物拡散層即
ち第2のP型半導体ウエル領域41、N型の転送チャネ
ル領域42、P+ のチャネルストップ領域43を形成す
る。そして、フィールド部の絶縁層を形成した後、セン
サ部11となる領域の半導体基板1の表面にトレンチ加
工を行う。これにより、図8Bに示すようにセンサ部1
1となる領域に凹部45を形成する。このとき、例えば
センサ部11となる凹部45の深さを0.1〜1.0μ
m程度とする。その後は、読み出しゲート領域44や所
定のパターンの転送電極12A,12Bを形成し、セン
サ部11を構成するN型不純物拡散領域4と正電荷蓄積
領域5を形成し、さらに上層の各層を形成してCCD固
体撮像素子40を形成することができる。尚、チャネル
ストップ領域43は、図8Aのようにトレンチ加工の前
にイオン注入して形成する代わりに、トレンチ加工によ
り凹部45を形成した後にイオン注入して形成してもよ
い。
【0071】続いて、本発明の別の実施の形態を説明す
る。本実施の形態は、垂直転送レジスタの下方に、混色
防止のための不純物領域が形成されているものである。
【0072】本発明の別の実施の形態として、CCD固
体撮像素子の概略構成図を図9A及び図9Bに示す。図
9Aは要部の平面図を示し、図9Bは図9AのQ−Q´
における断面図を示す。このCCD固体撮像素子50
は、従来のオーバーフローバリアが形成された固体撮像
素子と同様の構成となっているが、垂直転送レジスタ1
3とセンサ部11との間にP+ のチャネルストップ領域
を設ける代わりに、垂直転送チャネル8下の第2のP型
半導体ウエル領域7よりさらに下方に、第3のP型半導
体ウエル領域51を深く形成して混色防止を行う構成と
なっている。この第3のP型半導体ウエル領域51は、
例えば主としてボロンをイオン注入することにより形成
される。
【0073】そして、この第3のP型半導体ウエル領域
51は、垂直転送レジスタ13の中央部の下方に、垂直
転送レジスタ13の幅より狭い幅に形成されている。
【0074】本実施の形態のCCD固体撮像素子50に
よれば、第3のP型半導体ウエル領域51により、垂直
転送レジスタ13を挟む水平方向の画素間の電荷の漏れ
込みを防いで、水平方向の画素分離を行うことができ
る。
【0075】また、第3のP型半導体ウエル領域51は
垂直転送レジスタ13より狭い幅に形成されており、第
3のP型半導体ウエル領域51の手前まで横方向に広く
空乏層を形成することができるため、光電変換に寄与す
る領域を広くとって、感度を向上させることができる。
これにより、CCD固体撮像素子50を微細化・多画素
化しても、充分な感度を確保することが可能になる。ま
た、この構成においても、特に長波長の近赤外領域の光
に対して感度を向上させる効果が大きい。
【0076】尚、先の図7に示したセンサ部11をトレ
ンチ加工した凹部45に形成したCCD固体撮像素子4
0においても、第2のP型半導体ウエル領域41の下方
に深く(垂直転送レジスタ13の幅より狭い幅の)第3
のP型半導体ウエル領域を形成することにより、同様に
水平方向の画素分離を行うことができる。
【0077】上述の各実施の形態では、CCD固体撮像
素子に本発明を適用した場合であったが、その他の構成
の固体撮像素子においても、同様に本発明を適用するこ
とができる。例えばMOS型やCMOS型の固体撮像素
子においても、トレンチ加工した素子分離層を形成して
混色を防止したり感度向上を図ることができる。また、
素子分離層の周囲にP型不純物領域を形成して暗電流や
白点の発生を抑制することができる。また、センサ部を
トレンチ加工により形成することにより、光電変換領域
を広げて感度の向上を図ることが可能である。
【0078】本発明は、上述の実施の形態に限定される
ものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲でその他
様々な構成が取り得る。
【0079】
【発明の効果】上述の本発明によれば、半導体基体の内
部をトレンチ加工して、絶縁膜を埋め込むことにより素
子分離層が形成されたことにより、隣接する画素への電
荷の漏れ込みや隣接する画素へ光が漏れ込むことを防止
することができる。また、素子分離層の幅を制御性良く
形成することができる。
【0080】従って、素子分離層を形成したことによ
り、固体撮像素子の微細化に伴い増加する隣接画素への
光漏れ込みや電荷漏れ込みが抑制され、その分感度の向
上、特に近赤外領域の感度を図ることができる。また、
固体撮像素子を微細化・多画素化しても、画素間を確実
に分離し、かつ充分な感度を確保することが可能にな
る。
【0081】また、上述の本発明によれば、半導体基体
の内部をトレンチ加工して、凹部の下にセンサ部が形成
されたことにより、センサ部に対して凹部の外の他部が
高い位置に形成され、センサ部の周囲の他部も光電変換
に寄与する領域として利用することが可能になる。従っ
て、光電変換に寄与する領域を広げて、その分感度の向
上、特に近赤外領域の感度の向上を図ることができる。
【0082】また、上述の本発明によれば、垂直転送レ
ジスタの下方に混色防止のための不純物領域が垂直転送
レジスタより狭い幅に形成されていることにより、垂直
転送レジスタを挟む両側の画素において互いに電荷が漏
れ込んで混色が生じることを防止することができる。ま
た、この不純物領域付近まで光電変換に寄与する領域と
することが可能であり、光電変換に寄与する領域を広げ
て、その分感度の向上、特に近赤外領域の感度の向上を
図ることができる。
【0083】また、上述の本発明によれば、素子分離層
の絶縁膜を埋め込む溝の側壁部付近にP型不純物をイオ
ン注入することにより、或いはP型不純物が導入された
素子分離層の絶縁膜からP型不純物を拡散させることに
より、素子分離層の周囲にP型不純物が導入された領域
を形成することができる。このP型不純物が導入された
領域により、結晶欠陥を有する素子分離層の界面に空乏
層が達するのを防いで、暗電流・白点の発生を抑制させ
ることができる。
【0084】また、上述の本発明によれば、半導体基板
の内部に第1の素子分離層を形成した後、半導体エピタ
キシャル層を選択成長させることにより、深いエピタキ
シャル層においても微細で深い溝を形成することができ
る。そして、この溝を絶縁膜で埋めて第2の素子分離層
を形成することにより、第1の素子分離層と連続して合
わせて微細で深い素子分離層を形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態のCCD固体撮像素子の
概略構成図(要部の平面図)である。
【図2】図1のX−X´における断面図である。
【図3】図2の素子分離層を積層構造とした場合の断面
図である。
【図4】本発明の他の実施の形態のCCD固体撮像素子
の概略構成図(要部の平面図)である。
【図5】図4のY−Y´における断面図である。
【図6】半導体基体を半導体基板及びその上のエピタキ
シャル層により形成した場合の図1のX−X´における
断面図である。
【図7】本発明のさらに他の実施の形態のCCD固体撮
像素子の概略構成図である。A 要部の平面図である。
B 図7AのP−P´における断面図である。
【図8】A,B 図7のCCD固体撮像素子の製造工程
を示す断面図である。
【図9】本発明の別の実施の形態のCCD固体撮像素子
の概略構成図である。 A 要部の平面図である。 B 図9AのQ−Q´における断面図である。
【符号の説明】
1 半導体基板、2 第1のP型半導体ウエル領域、3
N型半導体ウエル領域、4 N型不純物拡散領域、5
正電荷蓄積領域、6 読み出しゲート部、7,41
第2のP型半導体ウエル領域、8,42 転送チャネル
領域、10 エピタキシャル層、11 センサ部、1
2,12A,12B 転送電極、13 垂直転送レジス
タ、14 層間絶縁膜、15 遮光膜、16 リフロー
膜、18 層内レンズ、19 フィルタ層、20,20
B,20N,20C,20D 素子分離層、21 P+
領域、30,31,32,40,50 CCD固体撮像
素子、43 チャネルストップ領域、44 読み出しゲ
ート領域、45 凹部、51第3のP型半導体ウエル領
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4M118 AA03 AA05 AA06 AB01 BA08 CA03 DA02 DA03 DA33 DA40 FA28 5C024 CX32 CX41 CY47 EX43 EX51 GX03 GY01 GZ01 GZ36 JX21 5F049 NA01 NA04 NA17 NB05 PA08 PA10 QA14 QA15 RA03 RA06

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基体の内部をトレンチ加工して、
    絶縁膜を埋め込むことにより素子分離層が形成されたこ
    とを特徴とする固体撮像素子。
  2. 【請求項2】 上記素子分離層の側壁部の周囲に、P型
    不純物が導入された領域が形成されていることを特徴と
    する請求項1に記載の固体撮像素子。
  3. 【請求項3】 上記半導体基体が、半導体基板及びその
    上の半導体エピタキシャル層から成り、該半導体基板の
    内部の上記素子分離層と、該半導体エピタキシャル層の
    内部の上記素子分離層とが同じ平面位置に連続して形成
    されていることを特徴とする請求項1に記載の固体撮像
    素子。
  4. 【請求項4】 上記半導体基板の内部の上記素子分離層
    と、上記半導体エピタキシャル層の内部の上記素子分離
    層とにおいて、各素子分離層の側壁部の周囲にP型不純
    物が導入された領域が形成されていることを特徴とする
    請求項3に記載の固体撮像素子。
  5. 【請求項5】 半導体基体の内部をトレンチ加工して、
    凹部の下にセンサ部が形成されたことを特徴とする固体
    撮像素子。
  6. 【請求項6】 上記センサ部に対応して、上記凹部の外
    に垂直転送レジスタが設けられ、上記センサ部の下部の
    領域に加えて該垂直転送レジスタの下部の領域を光電変
    換領域として利用することを特徴とする請求項5に記載
    の固体撮像素子。
  7. 【請求項7】 上記センサ部に対応して、上記凹部の外
    に垂直転送レジスタが設けられ、該垂直転送レジスタの
    下方に、混色防止のための不純物領域が該垂直転送レジ
    スタより狭い幅に形成されていることを特徴とする請求
    項5に記載の固体撮像素子。
  8. 【請求項8】 センサ部と垂直転送レジスタを有して成
    り、上記垂直転送レジスタの下方に、混色防止のための
    不純物領域が該垂直転送レジスタより狭い幅に形成され
    ていることを特徴とする固体撮像素子。
  9. 【請求項9】 半導体基体の内部をトレンチ加工して溝
    を形成する工程と、 上記溝の側壁部付近にP型不純物をイオン注入する工程
    と、 上記溝内に絶縁膜を埋め込み素子分離層を形成する工程
    と、 上記素子分離層により分離された領域にセンサ部を形成
    する工程とを有することを特徴とする固体撮像素子の製
    造方法。
  10. 【請求項10】 半導体基体の内部をトレンチ加工して
    溝を形成する工程と、 上記溝内にP型不純物が導入された絶縁膜を埋め込み素
    子分離層を形成する工程と、 上記絶縁膜に導入されたP型不純物を上記素子分離層の
    周囲に拡散させる工程と、 上記素子分離層により分離された領域にセンサ部を形成
    する工程とを有することを特徴とする固体撮像素子の製
    造方法。
  11. 【請求項11】 上記溝内にP型不純物が導入された絶
    縁膜を埋め込み素子分離層を形成する工程は、不純物が
    導入されていない絶縁膜とP型不純物が導入された絶縁
    膜とを順次上記溝内に埋め込む工程とすることを特徴と
    する請求項10に記載の固体撮像素子の製造方法。
  12. 【請求項12】 半導体基板の内部をトレンチ加工して
    溝を形成する工程と、 上記半導体基板の上記溝内に絶縁膜を埋め込み第1の素
    子分離層を形成する工程と、 上記半導体基板上に、半導体エピタキシャル層を選択成
    長させる工程と、 上記半導体エピタキシャル層が形成されていない部分
    に、絶縁膜を埋め込み第2の素子分離層を形成する工程
    とを有することを特徴とする固体撮像素子の製造方法。
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