JP2002055656A - 液晶表示装置 - Google Patents

液晶表示装置

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JP2002055656A
JP2002055656A JP2000240013A JP2000240013A JP2002055656A JP 2002055656 A JP2002055656 A JP 2002055656A JP 2000240013 A JP2000240013 A JP 2000240013A JP 2000240013 A JP2000240013 A JP 2000240013A JP 2002055656 A JP2002055656 A JP 2002055656A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 フリッカや垂直ストロークが低減されるため
に高表示品位であり、かつ、高開口率である液晶表示装
置を提供する。 【解決手段】 縦横に多数配列される画素電極10と、
この画素電極10の周囲で行方向に配列されるゲートラ
イン12および列方向に配列されるデータライン13
と、ゲートライン12と平行に行方向に設けられる補助
容量ライン14と、を備える液晶表示装置である。駆動
に際して、ゲートラインとの寄生容量が画素電位の変動
に与える寄与分をうち消すように、補助容量ライン14
の各行で異なる波形の電圧を印加する。上記構成によれ
ば、寄生容量の影響を低減してフリッカや垂直クロスト
ークなどの表示劣化が抑制されると共に、補助容量を小
さくできるために高開口率化が図られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高開口率であり、
かつ、フリッカや垂直ストロークが低減されるために高
表示品位である液晶表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、アクティブマトリクス駆動の液晶
表示装置では、図13に示すように、画素電極100の
周囲に縦横にゲートライン101およびデータライン1
02が設けられ、画素電極100につながるTFT10
3を介して所定の電圧が印加されて駆動される。しかし
ながら、駆動に際して、1画素を囲む2つのゲートライ
ン101および2つのデータライン102の電圧変動
が、画素電極100に印可される電圧に影響を与え、フ
リッカや垂直クロストークなどが生じ、表示品位の低下
につながる場合がある。これらの現象は、画素電極10
0とゲートライン101および画素電極100とデータ
ライン102との間の寄生容量に基づく。このために、
補助容量ライン104が設けられ、駆動に際してこの補
助容量ライン104に所定の電圧を印可して補助容量C
sをもたせ、フリッカや垂直クロストークなどの表示劣
化が低減される。この補助容量ライン104は、例え
ば、図15および図16に等価回路で示すように接続さ
れる。図15では、補助容量ラインは共通電極に接続さ
れ、「Cs on common」と呼ばれ、補助容量ライン104
には共通電極と同じ信号が印加される。図16では、補
助容量ラインは隣行ゲートライン(図16中、Vg(0)
g(4)で図示)に接続され、「Cs on Gate」と呼ばれ、
補助容量ライン104には隣行ゲートライン信号と同じ
信号が印加される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】図14に、図13に示
す構成の1画素(n行m列目)の等価回路を示す。この
画素は、この画素のTFT103につながるn行目の自
行ゲートライン(Vg(n))と、この画素の隣に配置する
画素のTFTにつながる(n−1)行目の隣行ゲートラ
イン(Vg(n1))と、この画素のTFT103につな
がるm列目の自列データライン(Vd(m))と、この画素
の隣に配置する画素のTFTにつながる(m+1)列目
の隣列データライン(Vd(m+1))と、に囲まれる。そし
て、n行目の自行ゲートラインおよび(n−1)行目の
隣行ゲートラインと画素電極100との間の寄生容量
を、各々、Cpg-selfおよびCpg-preで示す。また、m
列目の自列データラインおよび(m+1)列目の隣列デ
ータラインと画素電極100との間の寄生容量を、各
々、Cpd-leftおよびCpd-rightで示す。また、液晶層
がもつ容量をClcで示し、補助容量をCsで示す。な
お、図2中では、一般性のため全ての寄生容量を示して
いるが、画素構造によってはこのうちの幾つかは非常に
小さく無視できる場合もある。ここで、ゲートラインと
の寄生容量Cpg-self、Cpg-preは主にフリッカの原因
となる。データラインとの寄生容量Cpd-left、C
pd-rightは主に垂直クロストークの原因となる。
【0004】ゲートラインとの寄生容量Cpg-self、C
pg-preは、主に画素トランジスタ部分の容量に依存し、
画素電極100を一辺Lの正方形とした場合、画素面積
2(図13に図示)にほぼ比例する。データライン1
02との寄生容量Cpd-left、Cpd-rightは、画素電極
100の長さL(データライン102の方向の長さ、図
1に図示)に依存する。また、液晶容量Clcは画素面積
2に比例する。従って、画素寸法Lがある程度大きい
場合には、画素面積L2に比例するゲートラインとの寄
生容量Cpg-self、Cpg-preの影響が生じやすく、垂直
クロストークよりもフリッカが生じ易いという傾向があ
り。逆に、画素寸法Lがある程度小さい場合には、画素
の長さLに比例するデータラインとの寄生容量C
pd-left、Cpd-rightの影響が生じやすく、フリッカよ
りも垂直クロストークが生じ易いという傾向がある。
【0005】フリッカや垂直クロストークを抑えるに
は、これらの寄生容量が、画素電位の変動に与える影響
を小さくすることが必要である。1画素(n行m列目)
を囲む2つのゲートラインおよび2つのデータラインか
ら与えられる画素電位の変動ΔVP(n)は下記式(1)で
与えられる。なお、補助容量Csに印加される電圧は一
定として考える。
【数1】式(1) 式(1)中、右辺第1項および第2項が、自行および隣
行ゲートラインからの寄与分を示し、第3項および第4
項が、自列および隣列データラインからの寄与分を示
す。なお、1つの画素電極に対してこれらの容量は並列
に接続されるとみなせ、全容量Ctotalはこれらの容量
の総和となる。なお、Δは各電圧の時間変化を示してい
るが、より数学的に時間要素を含めて表すには、微分形
式を用いて下記式(2)の通りに示される。
【数2】式(2) 式(1)中、例えば、右辺第1項は、自行ゲートライン
(n行目)の電位Vg( n)の変動ΔVg(n)が与える画素電
位の変動を示す。この電位変動ΔVg(n)を「0」とする
ことは原理的に出来ないので、Cpg-selfが「0」でな
い限り、右辺第1項を「0」とすることはできない。ま
た、右辺第2項から第4項までについても同様である。
そこで、画素電位の変動ΔVp(n)を小さくするために
は、補助容量Csを大きくとることで右辺各項の分母C
totalを大きくし、各項全ての値を十分小さく抑えるこ
とになる。
【0006】しかしながら、補助容量Csを大きくとる
ことは、補助容量ラインの面積を大きくすることであ
る。このために、補助容量ラインが占有する面積が大き
くなり開口率の低下を招く。これにより、充分な明るさ
が得られず表示品位が低下してしまう。そこで、補助容
量Csを大きくとることなく、フリッカや垂直クロスト
ークを抑制して高品位の表示が可能である液晶表示装置
が要求されていた。
【0007】本発明の課題は、フリッカや垂直ストロー
クが低減されるために高表示品位であり、かつ、高開口
率である液晶表示装置を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決するた
め、請求項1記載の発明は、ゲートラインに沿った行方
向に、該ゲートラインに平行となるように補助容量ライ
ンを設け、駆動に際して、画素電極の周囲のゲートライ
ンと画素電極との間の寄生容量が、画素電位の変動に与
える寄与分をうち消すように、前記補助容量ラインごと
に異なる波形の補助容量電圧が印加されることを特徴と
する。
【0009】請求項1記載の発明によれば、画素電極の
周囲のゲートラインと画素電極との間の寄生容量は、主
にフリッカの原因となるが、駆動に際して、画素電極の
周囲のゲートラインと画素電極との間の寄生容量が画素
電位の変動に与える寄与分をうち消すように、補助容量
ラインごとに異なる波形の補助容量電圧を印加すること
でフリッカが抑制され、良好な表示品位の液晶表示装置
が得られる。また、従来、補助容量ラインは、フリッカ
などの表示劣化を抑制するために、所定の補助容量をも
つ。ここで、請求項1記載の発明を適用すれば、一定寸
法の画素電極に対して従来必要な補助容量よりも小さな
補助容量で、フリッカなどの表示劣化が抑制され、良好
な表示品位の液晶表示装置が得られる。また、このよう
に「補助容量を小さくする」とは、補助容量ラインの面
積を小さくできることに対応する。この補助容量ライン
は、例えば、画素電極上に配設されるので、「補助容量
ラインの面積を小さくする」ことで、液晶表示装置の高
開口率化が図られる。以上から、フリッカなどの表示劣
化を抑制すると共に、高開口率化が図られ、優れた表示
品位の液晶表示装置が得られる。
【0010】また、フリッカや垂直クロストークなどの
表示劣化は、画素電極の寸法に応じて発生傾向が異な
る。すなわち、ある程度大きな寸法の画素電極では、垂
直クロストークよりもフリッカの方が生じ易い。ここ
で、垂直クロストークは、主に画素電極の周囲のデータ
ラインと画素電極との間の寄生容量が原因となる。従っ
て、請求項1記載の発明を適用するには、フリッカが生
じ易いある程度大きな画素電極の寸法の範囲内で、予め
垂直クロストークが抑制される程度の補助容量ラインの
寸法に設定しておくことが好ましい。この場合には、予
め補助容量ラインの寸法を調整することで垂直クロスト
ークが抑制されると共に、補助容量ラインごとに寄生容
量が画素電位の変動に与える寄与分をうち消すように異
なる波形の補助容量電圧が印加されることで、フリッカ
が抑制される。これにより、フリッカと垂直クロストー
クの両方が抑制され、優れた表示品位の液晶表示装置が
得られる。
【0011】請求項2記載の発明は、請求項1記載の液
晶表示装置において、画素電極が、自行あるいは隣行の
ゲートライン上にまで広がることを特徴とする。
【0012】請求項2記載の発明によれば、請求項1と
同様の効果を奏することができるとともに、ゲートライ
ンと画素電極とはアクティブ素子(例えば、TFTな
ど)を介して接続され、他の部分では、両者は絶縁膜を
介して短絡が防止されるが、自行あるいは隣行ゲートラ
イン上に画素電極が広がって絶縁膜を挟んで重なる部分
が、寄生容量として機能する。従って、この寄生容量の
分だけ、補助容量ラインがもつべき補助容量を小さくで
き、補助容量ラインの面積が低減され、さらに、高開口
率化が図られる。また、自行あるいは隣行ゲートライン
上に画素電極が広がる部分は遮光性を与える。これによ
り、ブラックマスクなどの遮光性を与えるための構成を
設けることなく、表示のコントラストが向上される。
【0013】なお、画素電極が、自行あるいは隣行のゲ
ートライン上にまで広がると共に、この画素電極の周囲
に配設されるデータライン上にも広がる構成としても良
い。この場合には、画素電極の周囲に全体的に遮光性が
与えられ、さらに表示のコントラストが向上される。
【0014】また、「自行ゲートライン」とは、ある1
つの画素電極に対して、この画素電極のTFTにつなが
るゲートラインを意味する。また、「隣行ゲートライ
ン」とは、この画素電極の隣に配設される画素電極のT
FTにつながり、行方向に多数配設されるゲートライン
のうちの自行ゲートラインの隣に配設されるゲートライ
ンを意味する。
【0015】請求項3記載の発明は、データラインに沿
った列方向に、該データラインに平行となるように補助
容量ラインを設け、駆動に際して、画素電極の周囲のデ
ータラインと画素電極との間の寄生容量が、画素電位の
変動に与える寄与分をうち消すように、前記補助容量ラ
インごとに異なる波形の補助容量電圧が印加されること
を特徴とする。
【0016】請求項3記載の発明によれば、画素電極の
周囲のデータラインと画素電極との間の寄生容量は、主
に垂直クロストークの原因となるが、駆動に際して、画
素電極の周囲のデータラインと画素電極との間の寄生容
量が、画素電位の変動に与える寄与分をうち消すよう
に、補助容量ラインごとに異なる波形の補助容量電圧を
印加することで垂直クロストークが抑制され、良好な表
示品位の液晶表示装置が得られる。また、請求項1と同
様に、一定寸法の画素電極に対して従来必要な補助容量
よりも小さな補助容量で、垂直クロストークなどの表示
劣化が抑制され、良好な表示品位の液晶表示装置が得ら
れる。これにより、液晶表示装置の高開口率化が図られ
る。以上から、垂直クロストークなどの表示劣化を抑制
すると共に、高開口率化が図られ、優れた表示品位の液
晶表示装置が得られる。
【0017】また、請求項1の場合と逆に、ある程度小
さな寸法の画素電極では、フリッカよりも垂直クロスト
ークの方が生じ易い。従って、請求項3記載の発明を適
用するには、垂直クロストークが生じ易いある程度小さ
な画素電極の寸法の範囲内で、予めフリッカが抑制され
る程度の画素電極の寸法に設定しておくことが好まし
い。
【0018】請求項4記載の発明は、請求項3記載の液
晶表示装置において、例えば、図9に示すように、画素
電極が、自列あるいは隣列のデータライン上にまで広が
ることを特徴とする。
【0019】請求項4記載の発明によれば、請求項3と
同様の効果を奏することができるとともに、請求項2の
場合と同様に、自列あるいは隣列データライン上に画素
電極が広がる部分の絶縁膜の部分が、寄生容量として機
能する。従って、この寄生容量の分だけ、補助容量ライ
ンがもつべき補助容量を小さくでき、補助容量ラインの
面積が低減され、さらに、高開口率化が図られる。ま
た、自列あるいは隣列データラインが画素電極上に広が
る部分が、画素に対して遮光性を与え、ブラックマスク
などの遮光性を与えるための構成を設けることなく、表
示のコントラストが向上する。なお、画素電極が、自列
あるいは隣列のデータライン上にまで広がると共に、こ
の画素電極の周囲に配設されるゲートライン上にも広が
る構成としても良い。この場合には、画素電極の周囲に
全体的に遮光性が与えられ、さらに表示のコントラスト
が向上される。
【0020】また、「自列データライン」とは、ある1
つの画素電極に対して、この画素電極のTFTにつなが
るデータラインを意味する。また、「隣列データライ
ン」とは、この画素電極の隣に配設される画素電極のT
FTにつながり、列方向に多数配設されるデータライン
のうちの自列データラインの隣に配設されるデータライ
ンを意味する。
【0021】請求項5記載の発明は、請求項3または4
記載の液晶表示装置において、駆動に際して、補助容量
ラインごとに印加される補助容量電圧の波形が、データ
ラインから画素電極に与えられる信号電圧の波形の極性
を反転させた波形とされていることを特徴とする。
【0022】請求項5記載の発明によれば、請求項3ま
たは4と同様の効果を奏することができる。また、以下
に示す通りに、補助容量ラインをデータラインと平行に
列状に設けると共に、隣列データラインとの寄生容量が
ほぼ「0」とみなせ、かつ、補助容量が自列データライ
ンとの寄生容量とほぼ同じとなるように構成する場合に
は、補助容量ラインに印加する補助容量電圧は、自列デ
ータラインから印加される信号電極の極性を反転させた
波形に単純化される。
【0023】すなわち、先ず、画素電位の変動ΔVp(n)
は、さらに補助容量ライン(m列目)の補助容量電圧の
変動ΔVcs(m)を考慮して下記式(3)で与えられる。
【数3】式(3) ここで、ΔVcs(m)として下記式(4)で示される波形
の電圧を印加すると、データラインの補助容量の寄与分
に関する項が相殺され、画素電位の変動ΔVp( n)は下記
式(5)で与えられる。すなわち、下記式(5)には、
画素電極の周囲のゲートラインとの寄生容量の寄与分を
示す項のみが残り、予め画素寸法をある程度小さく設定
しておけば、下記式(5)の右辺は十分に小さい。
【数4】式(4)
【数5】式(5) ここで、上述の通り「Cpd-right=0」かつ「Cs=C
pd-left」となるように構成されているので、これらの
条件を上記式(4)に適用すると、補助容量ラインに印
加する電圧ΔVcs(m)は下記式(6)の通りに単純化さ
れる。
【数6】式(6) すなわち、この場合には、補助容量ラインに印加される
補助容量電圧としては、信号電圧の極性を反転させた電
圧を印加すれば良い。従って、より単純な制御でフリッ
カや垂直クロストークなどの表示劣化が抑制され、良好
な表示品位の液晶表示装置が得られる。
【0024】
【発明の実施の形態】〔第1の実施の形態〕以下、図1
〜3を参照して、本発明の第1の実施の形態の液晶表示
装置を詳細に説明する。図1に示すように、第1の実施
の形態の液晶表示装置の基本的な構成要素は、周知のア
クティブマトリクス方式で駆動される液晶表示装置と同
様であり、補助容量ライン14の構成が本実施の形態特
有の構成とされる。そして、駆動に際して、補助容量ラ
イン14に所定の電圧(後述する)が印加されて補助容
量Csを与え、フリッカや垂直クロストークが低減され
る。従って、以下の説明では、補助容量ライン14の周
辺の構成および駆動方法を主体に説明し、その他の構成
要素については周知の構成要素が適用可能である。
【0025】図1に示すように、第1の実施の形態の液
晶表示装置は、TFT11を備えかつ縦横に多数配列さ
れる画素電極10と、この画素電極10の周囲で行方向
に配設されるゲートライン12および列方向に配設され
るデータライン13と、補助容量Csを与えてゲートラ
イン12およびデータライン13との寄生容量の影響を
低減する補助容量ライン14と、を備えている。第1の
実施の形態では、補助容量ライン14は、ゲートライン
12と平行に行方向に設けられる。1本の補助容量ライ
ン14は、例えば、行方向に配設される各画素電極10
のほぼ中心で各画素電極10に渡るように設けられる。
そして、補助容量ライン14の各行で異なる波形の電圧
を印加できるようになっている。また、図示はしない
が、本実施の形態の液晶表示装置は、互いに間隔をあけ
て平行に配置された1対の透明基板(例えば、ガラス基
板)と、この1対の透明基板の間に封入された液晶と、
透明基板の内面に設けられ画素電極10と対向して配設
される共通電極(コモン電極)と、を備える。さらに、
この液晶表示装置には、ブラックマスク、配向膜、偏光
板などが設けられる。
【0026】画素電極としては、第1の実施の形態で
は、比較的大きな寸法(データライン13の方向の寸法
L)のものが適用される。このために、1画素を囲むゲ
ートライン12およびデータライン13から画素電位に
与えられる変動ΔVp(n)(以下、画素電位の変動ΔV
p(n))は、データライン13との寄生容量の寄与(前記
寸法Lにほぼ比例する)よりも、ゲートライン12との
寄生容量の寄与(画素電極10を一辺Lの正方形とした
場合、画素電極の面積L2にほぼ比例する)の方が大き
くなる。上述の通り、ゲートライン12との寄生容量は
フリッカの原因となり、データライン13との寄生容量
は垂直クロストークの原因となる。すなわち、第1の実
施の形態では、ある一定の面積の補助容量ライン14に
おいて(すなわち一定の補助容量Cs)、垂直クロスト
ークよりもフリッカの方が生じやすい構成となってい
る。
【0027】補助容量ライン14は、その面積が以下の
通りに考慮されている。すなわち、先ず、図2(図1の
構成の等価回路)に示す1つの画素において、画素電位
の変動ΔVp(n)は下記式(1)で与えられる。従って、
下記式(1)において、ΔVp(n)を小さくするために
は、補助容量Csを大きくすることになる。なお、図2
中、画素電極10と、データライン13との寄生容量
と、については省略されている。
【数7】式(1)
【0028】第1の実施の形態では、上述の通り、画素
電極10の寸法Lはある程度の大きさをもち、垂直クロ
ストークよりもフリッカの方が生じ易い。従って、例え
ば、補助容量ライン14の面積を大きくしていくと、先
ず、垂直クロストークが視認されなくなり、次いで、フ
リッカが視認されなくなる。ここで、第1の実施の形態
の補助容量ライン14の面積は、従来同様の方法で駆動
したときに、少なくとも垂直クロストークは視認され
ず、かつ、フリッカは視認される範囲に設定される。こ
れにより、補助容量ライン14は、周知の構成(例え
ば、図13に示す従来の構成)と比較して幅(データラ
イン13の方向)が小さくされ、補助容量ライン14の
面積が小さくなるように設定される。これにより、従来
より開口率が大きく取れ、十分な明るさの液晶表示装置
が得られる。
【0029】補助容量ライン14に印加される電圧の波
形は、以下の通りに考慮されている。すなわち、先ず、
上記式(1)中で、さらに、n行目の補助容量ライン1
4の電位変動ΔVcs(n)を考慮すると、画素電位の変動
ΔVp(n)は下記式(7)で与えられる。
【数8】式(7) ここで、第1の実施の形態ではΔVcs(n)として下記式
(8)に示す波形の電圧が印加される。従って、式
(7)中で第1項と第2項と第5項とが相殺され、画素
電位の変動ΔVp(n)は、下記式(9)で与えられる。
【数9】式(8)
【数10】式(9)
【0030】すなわち、上記式(9)に示されるよう
に、駆動に際して、補助容量電圧ΔV cs(n)として上記
式(8)に示される波形の電圧が印加されることで、ゲ
ートライン12との寄生容量の寄与分がうち消される。
そして、画素電位の変動ΔVP( n)としては、データライ
ン13との寄生容量の寄与分に関する項だけが残る。こ
れは、液晶表示装置の表示との対応で言うと、フリッカ
がキャンセルされ、垂直クロストークに関する寄与分だ
けが残ることを意味する。しかしながら、上述の通り
に、第1の実施の形態では、補助容量ライン14の面積
は垂直クロストークを生じない程度の大きさを持つよう
に設定されており、上記式(5)の右辺は既に十分に小
さい。すなわち、以上の通りに駆動することで、補助容
量ライン14の面積を大きく取ることなく、フリッカや
垂直クロストークが視認されない程度に低減される。す
なわち、フリッカや垂直クロストークなどの表示劣化が
抑制されると共に、高い開口率をもち、高表示品の液晶
表示装置が得られる。
【0031】例えば、図3のタイムチャートに示すよう
に、駆動に際して、(n−1)行目のゲートライン12
に時刻T1から時刻T2のあいだ所定の電圧が印加され
(図3(a)にVg(n-1)として図示)、次いで、n行目
のゲートライン12に時刻T2から時刻T3のあいだ所定
の電圧が印加される(図3(b)にVg(n)として図示)
場合を考える。ここでコモン電圧は一定とする。この場
合に、n行目の補助容量ライン14には、上記式(8)
に基づいて、図3(c)に示す補助容量電圧Vcs(n)
印加されるように制御される。すなわち、Vcs(n)とし
ては、上記式(8)に基づいて、印加される電圧V
g(n-1)とVg(n )との時間変化が生じる時刻(すなわち、
時刻T1、時刻T2、時刻T3)で、寄生容量Cpg-self
pg-preの大きさにより電圧値が階段状の波形となると
共に、Vg(n-1)やVg(n)と極性が反転された波形の電圧
が印加される。
【0032】次に、第1の実施の形態の液晶表示装置の
駆動方法は、補助容量ライン14に上記式(8)に基づ
いた波形の電圧ΔVcs(n)が入力されることを除いて
は、基本的に従来の駆動方法と同様である。すなわち、
基本的には、あるゲートライン12に所定の電圧を印加
したときに、個々のデータライン13に順次所定の電圧
を印加していくことで、ゲートライン12とデータライ
ン13との対応する交差部分の画素電極10に所定の電
圧が順次供給されて駆動される。このように画素電極1
0に電圧が順次供給されるに伴って、補助容量ライン1
4には、上記式(8)に基づいて、補助容量ライン14
ごとに異なる波形の電圧ΔVcs(n)が印加される。これ
により、上述の通り、ゲートライン12との寄生容量が
画素電位の変動ΔVP(n)に与える寄与分がうち消され
る。従って、従来必要となる面積よりも小さな面積の補
助容量ライン14でも、フリッカがキャンセルされる。
以上の通りにして、第1の実施の形態の液晶表示装置が
駆動される。
【0033】以上の第1の実施の形態の液晶表示装置に
よれば、フリッカや垂直クロストークなどの表示劣化が
視認されない程度に低減される。また、駆動に際して、
ゲートライン12との寄生容量の寄与分をうち消すよう
に、補助容量ライン14に所定の波形の電圧が印加され
るので、補助容量ライン14の面積が小さくでき、十分
な開口率をもたせられる。以上により、高表示品の液晶
表示装置を得ることができる。
【0034】〔第2の実施の形態〕以下、図4〜5を参
照して、本発明の第2の実施の形態の液晶表示装置を詳
細に説明する。第2の実施の形態の液晶表示装置は、画
素電極10がゲートライン12上にまで広がっている所
を除いては、基本的に第1の実施の形態の液晶表示装置
と同様である。従って、以下の説明では、第1の実施の
形態と異なる部分を主体に説明し、同様の構成要素につ
いては同一の符号を付してその説明を省略する。
【0035】第2の実施の形態では、図4に示すよう
に、1つの画素電極10aは、この画素電極10aのT
FT11aにつながる自行ゲートライン12aと、この
画素電極10aの隣(列方向)に配置される画素電極1
0bのTFT11bにつながる隣行ゲートライン12b
と、互いに上下に重なる部分Pを持つように構成され
る。この互いに重なる部分Pでは、自行ゲートライン1
2aおよび隣行ゲートライン12bと画素電極10aと
の間に絶縁膜(図示しない)が設けられ、両者の短絡が
防止される。また、第1の実施の形態と同様に、補助容
量ライン14は、ゲートライン12と平行に設けられる
と共に、駆動に際して、上記式(8)に基づいた波形の
電圧ΔVcs(n)が印加される。
【0036】本実施の形態では、ゲートライン12と画
素電極10との間の容量が、寄生容量として否定的に働
くのではなく、むしろ補助容量として積極的に働く。す
なわち、駆動に際して、上記式(8)に基づく電圧ΔV
cs(n)が補助容量ライン14に印加されると、画素電位
の変動ΔVp(n)には、下記式(9)に示すように、垂直
クロストークに関する項のみが残る。
【数11】式(9) ここで、全容量Ctotalは、下記式(10)で与えられ
る。
【数12】式(10) 従って、残った垂直クロストークを抑えるために必要な
補助容量Csは、自行ゲートライン12aおよび隣行ゲ
ートライン12bとの寄生容量Cpg-self、Cp g-pre
大きい程小さくできる。
【0037】これにより、自行ゲートライン12aおよ
び隣行ゲートライン12bと画素電極10aとの重なる
部分Pが、第2の補助容量として機能する。従って、第
2の実施の形態では、この互いに重なる部分Pの容量に
相当する分だけ、補助容量ライン14の面積が小さくさ
れる(すなわち第1の実施の形態よりも幅が細くされ
る)。これにより、第1の実施の形態よりもさらに開口
率が大きく取られる。従って、さらに高開口率でかつ良
好な表示品位を得ることができる。
【0038】また、液晶表示装置では、一般に表示のコ
ントラストを向上させるために画素電極とゲートライン
12,データライン13との隙間(図1における、S
a、Sb、Sc、Sd)を遮光するように構成される。
何故ならば、この隙間部分の液晶には電圧が印加されな
いため、光が透過してしまい、表示のコントラストを低
下させる原因となるためである。遮光のためには、例え
ば、ブラックマスクが設けられる。このブラックマスク
は、例えばコモン基板側に設けられる。この場合には、
ブラックマスクの配置には、製造時の「基板合わせのず
れ分」を見込んでマージンを余計に取らなくてはならな
いため、開口率が低下する。しかしながら、第2の実施
の形態の構成では、自行ゲートライン12aおよび隣行
ゲートライン12bが画素電極10aと重なるように構
成されるため、画素電極10aとゲートライン12a、
12bとの隙間Sa、Sbが無くなり、ゲートライン1
2が遮光性を与える。また、この部分は、従来のブラッ
クマスクのように「基板合わせのずれ分」を見込む必要
がないため、開口率をより向上させることができる。
【0039】第2の実施の形態では、自行ゲートライン
12aおよび隣行ゲートライン12bと画素電極10a
とが互いに重なる部分Pに介在する絶縁膜は、光吸収に
よる大きな損失が伴わない厚さに設定できる。すなわ
ち、従来の駆動方式のもとで、本実施の形態と同様の構
成を実現するためには、自行ゲートライン12aおよび
隣行ゲートライン12bと画素電極10aとが互いに重
なる部分に介在する絶縁膜を厚くして、この間の寄生容
量を小さく抑える必要があった。しかし、このように絶
縁膜を厚くすると、絶縁膜での光吸収により透過率の低
下を招き表示品位が劣化するという問題があった。対し
て、本実施の形態では、駆動に際して、補助容量ライン
14に上記式(8)に基づく波形の電圧ΔVcs(n)が印
加され、画素電位の変動ΔVp(n)に対するゲートライン
との寄生容量の寄与分がキャンセルされる。これによ
り、垂直クロストークやフリッカが抑制される。このた
めに、絶縁膜の厚さは光吸収による大きな損失が伴わな
い厚さの範囲で設定でき、表示品位の劣化を抑制するこ
とができる。
【0040】なお、以上の構成では、ゲートラインとの
寄生容量Cpg-self、Cpg-preを各々任意に与えている
が、これら容量Cpg-self、Cpg-preが同じとなるよう
に設計しても良い。この場合には、図5にタイムチャー
トを示すように、補助容量ライン14に印加される電圧
cs(n)の波形が、時刻T2での電圧値が同じとなるため
に、矩形状に単純化される。これにより、駆動の際の制
御がより単純にされる。
【0041】次に、第2の実施の形態の液晶表示装置の
駆動方法は、第1の実施の形態の液晶表示装置と同様に
駆動される。すなわち、駆動に際して、補助容量ライン
14に上記式(8)に基づく電圧ΔVcs(n)が印加さ
れ、周知のアクティブマトリクス方式と同様に駆動され
る。
【0042】以上の第2の実施の形態の液晶表示装置に
よれば、第1の実施の形態と同様の効果を奏するととも
に、1つの画素電極10aが自行ゲートライン12aお
よび隣行ゲートライン12bと重なる部分Pを持つよう
に構成されることで、補助容量ライン14の面積を低減
して、高開口率化に寄与する。同時に、この構成によっ
て、画素電極10aとゲートライン12a、12bとの
隙間が無くなり、ゲートラインが遮光性を与えるため、
その部分に「基板合わせのずれ分」を見込んだブラック
マスクを設ける必要がなく、さらに高開口率化に寄与す
る。
【0043】〔第3の実施の形態〕以下、図6〜8を参
照して、第3の実施の形態の液晶表示装置を詳細に説明
する。第3の実施の形態の液晶表示装置は、画素電極の
寸法、補助容量ライン14がデータラインと平行に設け
られること、駆動に際して補助容量ライン14に与えら
れる電圧の波形、を除いては、第1の実施の形態と同様
である。従って、以下の説明においては、第1の実施の
形態の液晶表示装置と異なる部分を主体に説明し、同様
の構成要素については同一の符号を付してその説明を省
略する。
【0044】第3の実施の形態の液晶表示装置は、図6
に示すように構成される。補助容量ライン14は、図6
(a)に示すように、データライン13に沿った列状に
配設され、例えば、データライン13と同層に配設され
る。これら同層に配設されるデータライン13および補
助容量ライン14と、画素電極10とは、図6(b)に
示すように、層間絶縁膜15を介して配設され互いに絶
縁される。また、列状に配設されるデータライン13お
よび補助容量ライン14と、行状に配設されるゲートラ
イン12とは、ゲート絶縁膜16を介して配設され互い
に絶縁される。なお、図6(b)は、図6(a)に示す
A−B間の断面構成を示す。また、第3の実施の形態の
画素電極10としては、第1の実施の形態とは異なり、
比較的小さな寸法のものが適用されている。これによ
り、第1の実施の形態とは反対に、一定の補助容量Cs
の下で、フリッカよりも垂直クロストークの方が生じや
すい構成となっている。従って、補助容量ライン14の
面積は、フリッカを視認させない程度の面積となるよう
に設定されている。
【0045】補助容量ライン14に印加される電圧の波
形は、以下の通りに考慮される。先ず、図7(図6の構
成の等価回路)に示す1つの画素電極10において、画
素電位の変動ΔVp(n)は、m列目の補助容量ライン14
の電位変動ΔVcs(m)を考慮して下記式(3)で与えら
れる。
【数13】式(3) ここで、ΔVcs(m)を下記式(4)の通りに定めると、
式(3)中で第3項と第4項と第5項とが相殺され、画
素電位の変動ΔVp(n)は、下記式(5)で与えられる。
【数14】式(4)
【数15】式(5)
【0046】上記式(5)に示されるように、駆動に際
して、補助容量電圧ΔVcs(m)として上記式(4)に示
される電圧を印加すると、データライン13との寄生容
量の寄与分がうち消される。これにより、画素電位の変
動ΔVp(n)としては、ゲートライン12との寄生容量の
寄与分に関する項だけが残る。しかしながら、上述の通
りに、本実施の形態では、補助容量ライン14の面積は
フリッカを生じない程度の大きさを持つように考慮され
ており、上記式(5)の右辺は既に十分に小さい。従っ
て、以上の通りに駆動することで、フリッカや垂直クロ
ストークが視認されない程度に低減され、充分な開口率
をもち、かつ、良好な表示品位の液晶表示装置が得られ
る。例えば、本実施の形態では、図8のタイムチャート
に示すように、駆動に際して、補助容量ライン14に、
上記式(4)に示すΔVcs(m)に基づいた波形の電圧が
印加されるように制御される。
【0047】次に、第3の実施の形態の液晶表示装置の
駆動方法は、上記式(4)に基づいて、補助容量ライン
14の各列で異なる波形の電圧ΔVcs(m)が印加される
ことを除いては、基本的に第1の実施の形態と同様に駆
動される。
【0048】以上の第3の実施の形態の液晶表示装置に
よれば、第1の実施の形態と同様の効果を奏し、フリッ
カや垂直クロストークなどの表示劣化が視認されない程
度に低減されると共に、高開口率かつ高表示品位の液晶
表示装置が得られる。
【0049】〔第4の実施の形態〕以下、図9、10を
参照して、第4の実施の形態の液晶表示装置を詳細に説
明する。第4の実施の形態の液晶表示装置は、画素電極
10がデータライン13上にまで広がっている所を除い
ては、基本的に第3の実施の形態の液晶表示装置と同様
である。また、第2の実施の形態では、補助容量ライン
14をゲートライン12と平行に行方向に配設すると共
に、画素電極10がゲートライン12上にまで広がる構
成とした。対して、第4の実施の形態では、補助容量ラ
イン14をデータライン13と平行の列方向に配設し、
第2の実施の形態と同様の構成を列方向に置き換えて適
用したものである。従って、以下の説明では、第2の実
施の形態および第3の実施の形態と異なる部分を主体に
説明し、同様の構成要素については同一の符号を付して
その説明を省略する。
【0050】第4の実施の形態では、図9に示すよう
に、1つの画素電極10aは、この画素電極10aのT
FT11aにつながる自列データライン13aと、この
画素電極10aの隣(行方向)に配置される画素電極1
0cのTFT11cにつながる隣列データライン13c
と、互いに上下に重なる部分Qを持つように構成され
る。この互いに重なる部分Qでは、第2の実施の形態と
同様に、自列データライン13aおよび隣列データライ
ン13cと画素電極10との間に層間絶縁膜15が設け
られ、両者の短絡が防止される。
【0051】第4の実施の形態では、データライン13
と画素電極10との間の容量が、寄生容量として否定的
に働くのではなく、第2の補助容量として積極的に働
く。このことは、第2の実施の形態において、ゲートラ
イン12と画素電極10との間に介在する絶縁膜の容量
が、第2の補助容量として機能し、補助容量ライン14
の面積を低減させ高開口率化に寄与することと同様であ
る。
【0052】すなわち、駆動に際して、上記式(4)に
基づく電圧ΔVcs(m)が補助容量ライン14に印加され
ると、画素電位の変動ΔVp(n)としては、下記式(5)
に示すように、フリッカに関する項のみが残る。また、
全容量Ctotalは、下記式(10)で与えられる。
【数16】式(5)
【数17】式(10) 従って、残ったフリッカに関する項を抑えるために必要
な補助容量Csは、Cp d-left、Cpd-rightが大きい程小
さくできる。これにより、第2の実施の形態と同様に、
自列データライン13aおよび隣列データライン13b
と画素電極10aとの重なる部分Qが、第2の補助容量
として機能する。従って、第4の実施の形態では、第2
の実施の形態と同様に、この互いに重なる部分Qの容量
に相当する分だけ、補助容量ライン14の面積が小さく
され、第3の実施の形態よりもさらに開口率が大きく取
られる。従って、さらに高開口率でかつ良好な表示品位
を得ることができる。
【0053】また、自列データライン13aおよび隣列
データライン13bと画素電極10aとの重なるように
構成されるため、画素電極10aとデータライン13
a、13cとの隙間Sc、Sd(図1に図示)が無くな
り、データライン13が遮光性を与えるため、第2の実
施の形態と同様に、この部分において、「基板合わせの
ずれ分」を見込む必要がなく高開口率化が図られる。さ
らに、第2の実施の形態と同様に、互いに重なる部分Q
に介在する絶縁膜は、光吸収による大きな損失が伴わな
い厚さに設定でき、表示品位の劣化を抑制することがで
きる。
【0054】なお、以上の構成では、画素電極10がデ
ータライン13上にまで広がる構成としたが、第2の実
施の形態の画素電極10がゲートライン12上にまで広
がる構成を組み合わせた構成としても良い。この場合に
は、図10に示すように、1つの画素電極10aは、先
ず、第4の実施の形態と同様、自列データライン13a
と隣列データライン13cと互いに上下に重なる部分Q
を持つ。さらに、この画素電極10aのTFT11aに
つながる自行ゲートライン12aと、この画素電極10
aの隣(列方向)に配置される画素電極10bのTFT
11bにつながる隣行ゲートライン12bと、互いに上
下に重なる部分Pを持つように構成される。また、デー
タライン13a、13bと平行に列状に配設される補助
容量ライン14dと、ゲートライン12a、12cと平
行に行状に配設される補助容量ライン14gと、が設け
られる。
【0055】図10に示す構成によれば、画素電極10
aの周囲の全てに重なる部分P、Qを持たせることがで
きる。これにより、画素電極10aの全ての隙間Sa、
Sb、Sc、Sd(図1に図示)が無くなるため、液晶
表示装置の表示のコントラストがさらに高められる。
【0056】次に、第4の実施の形態の液晶表示装置の
駆動方法は、第3の実施の形態の液晶表示装置と同様に
駆動される。すなわち、駆動に際して、補助容量ライン
14に上記式(4)に基づく電圧ΔVcs(m)が印加さ
れ、周知のアクティブマトリクス方式と同様に駆動され
る。
【0057】以上の第4の実施の形態の液晶表示装置に
よれば、第3の実施の形態と同様の効果を奏するととも
に、1つの画素電極10aが自列データライン13aお
よび隣列データライン13bと重なる部分Qを持つよう
に構成されることで、補助容量ライン14の面積を低減
して、高開口率化に寄与する。同時に、この構成によっ
て、画素電極10aとデータライン13a、13cとの
隙間が無くなり、データラインが遮光性を与えるため、
その部分に「基板合わせのずれ分」を見込んだブラック
マスクを設ける必要がなく、さらに高開口率化に寄与す
る。
【0058】〔第5の実施の形態〕以下、図11、12
を参照して、本発明の第5の実施の形態の液晶表示装置
を詳細に説明する。第5の実施の形態の基本的な構成要
素は、第1〜4の実施の形態と同様であり、補助容量ラ
イン14がデータライン13と平行に列状に設けられる
所が、第3の実施の形態と共通する。従って、以下の説
明では、第3の実施の形態と異なる部分を主体に説明
し、同様の構成要素については同一の符号を付してその
説明を省略する。なお、図11は画素電極10aの部分
の要部拡大図であり、データライン13としては、自列
データライン13aおよび隣列データライン13bのみ
図示し、ゲートライン12としては、自行ゲートライン
12aおよび隣行ゲートライン12cのみ図示する。
【0059】1つの画素電極10aにおいて、この画素
電極10aのTFT11aにつながる自列データライン
13aは、画素電極10aの端部10aaで上下に重な
る部分Qを持つように配設される。第4の実施の形態と
は異なり、この自列データライン13aは、隣に配設さ
れる画素電極10とは重なる部分を持たない。そして、
補助容量ライン14が、画素電極10aのもう一方の端
部10abで、上下に重なる部分Qを持つように配設さ
れる。補助容量ライン14は、データライン13と平行
に列状に配設される。ここで、第5の実施の形態では、
自列データライン13aとの寄生容量Cpd-l eftは、補
助容量Csと同じになるように形成される。
【0060】以上の通りに構成されることで、ΔV
cs(m)としては、先ず、第3の実施の形態と同様に、下
記式(4)で定まる波形とされる。
【数18】式(4) ここで、第5の実施の形態では、画素電極10aは隣列
データライン13cには及んでいない。このために、隣
列データラインとの寄生容量Cpd-rightはほぼ「0」と
みなせる。また、上述の通り、Cs=Cpd-leftとなるよ
うに形成されており、上記式(4)にこれらの条件を適
用すると、ΔVcs(m)は下記式(6)で定まり単純化さ
れる。
【数19】式(6)
【0061】すなわち、第5の実施の形態の液晶表示装
置では、上記式(6)に示されるように、補助容量ライ
ン14には、自列データラインのデータ電圧ΔVd(m)
極性を単に反転させた波形の電圧が印加される。図12
にこのタイムチャートを示す。これにより、駆動に際し
て、複雑な制御が伴わず制御系の簡略化が図られると共
に、高開口率でかつ良好な表示品位の液晶表示装置が得
られる。ここで、補助容量ライン14をダミーのデータ
ラインとみなすと、上記式(6)で示される駆動波形
は、いわゆる周知のドット反転駆動と共通する。すなわ
ち、周知のドット反転駆動用と同じ構成のドライブ回路
を用いて、第5の実施の形態の液晶表示装置で、補助容
量ライン14に印加する電圧波形が容易に得られる。
【0062】次に、第5の実施の形態の液晶表示装置の
駆動方法は、上記式(6)に基づいて、自列データライ
ンのデータ電圧ΔVd(m)を反転した波形の電圧が印加さ
れることを除いては、基本的に第3の実施の形態と同様
に駆動される。
【0063】以上の第5の実施の形態の液晶表示装置に
よれば、第3の実施の形態と同様の効果を奏すると共
に、補助容量ライン14には、自列データラインのデー
タ信号を反転した波形の電圧を印加すれば良く、高開口
率かつ良好な表示品位の液晶表示装置が簡単に得られ
る。
【0064】なお、本発明は上記実施の形態に限定され
るものではない。すなわち、本発明の趣旨を逸脱しない
範囲において、適宜に変更可能であることは勿論であ
る。
【0065】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、ゲートラ
インと画素電極との間との寄生容量に基づくフリッカが
抑制され、良好な表示品位の液晶表示装置が得られる。
また、従来必要な補助容量よりも小さな補助容量で、フ
リッカなどの表示劣化が抑制され、液晶表示装置の高開
口率化が図られる。
【0066】請求項2記載の発明によれば、請求項1と
同様の効果を奏することができるとともに、画素電極が
自行あるいは隣行ゲートライン上に広がる部分の絶縁膜
の部分が、補助容量として機能する。この容量の分だ
け、補助容量ラインがもつべき補助容量を小さくでき、
さらに高開口率化が図られる。さらに、画素電極が自行
あるいは隣行ゲートライン上に広がる構成によって画素
電極とゲートライン間の間隙が無くなり、表示のコント
ラストが向上される。
【0067】請求項3記載の発明によれば、データライ
ンと画素電極との間の寄生容量に基づく垂直クロストー
クが抑制され、良好な表示品位の液晶表示装置が得られ
る。また、補助容量を従来必要な補助容量よりも小さく
でき、液晶表示装置の高開口率化が図られる。
【0068】請求項4記載の発明によれば、請求項3と
同様の効果を奏することができるとともに、補助容量ラ
インがもつべき補助容量を小さくでき、さらに高開口率
化が図られる。さらに、画素電極が自行あるいは隣列デ
ータライン上に広がる構成によって画素電極とデータラ
イン間の間隙が無くなり、表示のコントラストが向上さ
れる。
【0069】請求項5記載の発明によれば、請求項3ま
たは4と同様の効果を奏することができるとともに、よ
り単純な制御でフリッカや垂直クロストークなどの表示
劣化が抑制され、良好な表示品位の液晶表示装置が得ら
れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した第1の実施の形態の液晶表示
装置の構成を示す図である。
【図2】図1の等価回路図である。
【図3】第1の実施の形態の液晶表示装置に印可される
電圧のタイムチャートを示した図である。
【図4】本発明を適用した第2の実施の形態の液晶表示
装置の構成を示す図である。
【図5】第2の実施の形態の液晶表示装置において、自
行ゲートラインおよび隣行ゲートラインとの寄生容量C
pg-self、Cpg-preが同じとなるように構成した場合の
タイムチャートを示した図である。
【図6】本発明を適用した第3の実施の形態の液晶表示
装置の構成を示す図である。
【図7】図6の等価回路図である。
【図8】第3の実施の形態の液晶表示装置に印可される
電圧のタイムチャートを示した図である。
【図9】本発明を適用した第4の実施の形態の液晶表示
装置の構成を示す図である。
【図10】第4の実施の形態の液晶表示装置において、
さらにゲートライン12を画素電極10上にまで広げた
場合の構成を示す図である。
【図11】本発明を適用した第5の実施の形態の液晶表
示装置の構成を示す図である。
【図12】第5の実施の形態の液晶表示装置に印可され
る電圧のタイムチャートを示した図である。
【図13】従来例の液晶表示装置の構成を示す図であ
る。
【図14】図13の等価回路図である。
【図15】従来例の液晶表示装置において、補助容量ラ
インを共通電極に接続する場合の等価回路図である。
【図16】従来例の液晶表示装置において、補助容量ラ
インをゲートラインに接続する場合の等価回路図であ
る。
【符号の説明】
10、10a、10b、10c 画素電極 12 ゲートライン 12a 自行ゲートライン 12b 隣行ゲートライン 13 データライン 13a 自列データライン 13c 隣列データライン 14 補助容量ライン
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G09G 3/20 624 G09G 3/20 680F 680 G02F 1/136 500 Fターム(参考) 2H092 JA24 JB62 JB69 NA01 NA23 NA25 PA06 2H093 NA16 NC13 NC35 NC36 NC90 ND35 NF05 NH05 5C006 AA22 AC02 AC25 AF64 BB16 BC06 FA23 FA36 5C080 AA10 BB05 CC03 DD06 DD10 EE32 FF09 JJ02 JJ04 JJ06 KK02 KK43

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 相対向する一対の基板間に液晶が封入さ
    れてなり、 画素電極の周囲に縦横に設けられるゲートラインおよび
    データラインと、補助容量ラインと、を少なくとも一方
    の基板に備える液晶表示装置であって、 ゲートラインに沿った行方向に、該ゲートラインに平行
    となるように補助容量ラインを設け、 駆動に際して、画素電極の周囲のゲートラインと画素電
    極との間の寄生容量が、画素電位の変動に与える寄与分
    をうち消すように、前記補助容量ラインごとに異なる波
    形の補助容量電圧が印加されることを特徴とする液晶表
    示装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の液晶表示装置において、 画素電極が、自行あるいは隣行のゲートライン上にまで
    広がることを特徴とする液晶表示装置。
  3. 【請求項3】 相対向する一対の基板間に液晶が封入さ
    れてなり、 画素電極の周囲に縦横に設けられるゲートラインおよび
    データラインと、補助容量ラインと、を少なくとも一方
    の基板に備える液晶表示装置であって、 データラインに沿った列方向に、該データラインに平行
    となるように補助容量ラインを設け、 駆動に際して、画素電極の周囲のデータラインと画素電
    極との間の寄生容量が、画素電位の変動に与える寄与分
    をうち消すように、前記補助容量ラインごとに異なる波
    形の補助容量電圧が印加されることを特徴とする液晶表
    示装置。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の液晶表示装置において、 画素電極が、自列あるいは隣列のデータライン上にまで
    広がることを特徴とする液晶表示装置。
  5. 【請求項5】 請求項3または4記載の液晶表示装置に
    おいて、 駆動に際して、補助容量ラインごとに印加される補助容
    量電圧の波形が、データラインから画素電極に与えられ
    る信号電圧の波形の極性を反転させた波形とされている
    ことを特徴とする液晶表示装置。
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