JP2002055529A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

Info

Publication number
JP2002055529A
JP2002055529A JP2000245146A JP2000245146A JP2002055529A JP 2002055529 A JP2002055529 A JP 2002055529A JP 2000245146 A JP2000245146 A JP 2000245146A JP 2000245146 A JP2000245146 A JP 2000245146A JP 2002055529 A JP2002055529 A JP 2002055529A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
toner
intermediate transfer
image
image forming
forming apparatus
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2000245146A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4099621B2 (ja
Inventor
Kisho Kojima
紀章 小島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Xerox Co Ltd filed Critical Fuji Xerox Co Ltd
Priority to JP2000245146A priority Critical patent/JP4099621B2/ja
Publication of JP2002055529A publication Critical patent/JP2002055529A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4099621B2 publication Critical patent/JP4099621B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 除去すべきトナー量が多いような場合にも、
中間転写体を複数回転させることなくトナーを除去す
る。 【解決手段】 トナー像Tが形成担持される像担持体1
と、前記像担持体1に対向配置される中間転写体2と、
前記中間転写体2上に前記像担持体1上のトナー像Tを
転写する一次転写手段3と、記録媒体K上に前記中間転
写体2上のトナー像Tを転写する二次転写手段4と、前
記二次転写手段4の下流側且つ前記一次転写手段3の上
流側で、前記中間転写体2上のトナーに当該トナー本来
の帯電極性とは逆極性の帯電バイアスを印加する逆帯電
手段5とを備えた画像形成装置において、前記二次転写
手段4の下流側且つ前記逆帯電手段5の上流側で、前記
中間転写体2上のトナーを補助的に回収する補助回収手
段6を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、電子写真複写機
やレーザープリンタ等の画像形成装置に係り、詳細に
は、感光体ドラム等の像担持体上に形成されたトナー像
を、中間転写体を介して用紙等の記録媒体に転写するタ
イプの画像形成装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の中間転写型の画像形成装置とし
て、トナー像が形成担持される像担持体と、前記像担持
体に対向配置される中間転写体と、前記中間転写体上に
前記像担持体上のトナー像を転写する一次転写手段と、
記録媒体上に前記中間転写体上のトナー像を転写する二
次転写手段と、前記二次転写手段の下流側且つ前記一次
転写手段の上流側で、前記中間転写体上のトナーに当該
トナー本来の帯電極性とは逆極性の帯電バイアスを印加
する逆帯電手段とを備えたものが知られている(例えば
特開平9−44007号、特開平9−50198号公報
参照)。
【0003】この画像形成装置では、二次転写後に中間
転写体上に残留した残トナーを、逆帯電手段によってト
ナー本来の帯電極性とは逆極性に帯電させることで、次
の一次転写と同時に像担持体へと戻し、像担持体に設け
られたクリーナでクリーニングするようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような手法は、確
かに、二次転写後の残トナーのように除去すべきトナー
量が少ない場合においては、逆帯電手段を一度通過させ
るだけですべての残トナーの帯電極性を本来の帯電極性
とは逆極性に帯電することができ、一次転写と同時に残
トナーすべてを像担持体へと戻すことが可能である。し
かしながら、例えば紙詰まりによって記録媒体に二次転
写を実行できなかった未転写トナーのように、除去すべ
きトナー量が多い場合においては、逆帯電手段を一度通
過させるだけではすべての未転写トナーの帯電極性を本
来の帯電極性と逆極性に帯電することができなくなって
しまい、逆帯電手段を何度も通過させて徐々に極性反転
を行わせ、像担持体へと戻すことが必要になる。従っ
て、その間は次の画像形成を開始することができず、画
像形成効率の低下を招くこととなってしまう。
【0005】また、この種の画像形成装置では、中間転
写体上の画像と画像の間の領域(インターイメージ部)
等に、例えば画像濃度や画像の位置合わせ等の画質調整
用トナー像を形成するものがあるが、これらは記録媒体
に転写されずに中間転写体上に残り、しかも、二次転写
後の残トナーよりもトナー量が多いことから、上述した
未転写トナーと同様の問題が生じる。
【0006】本発明は、以上の技術的課題を解決するた
めになされたものであって、除去すべきトナー量が多い
ような場合にも、中間転写体を複数回転させることなく
トナーを除去することのできる画像形成装置を提供する
ものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明は、図
1に示すように、トナー像Tが形成担持される像担持体
1と、前記像担持体1に対向配置される中間転写体2
と、前記中間転写体2上に前記像担持体1上のトナー像
Tを転写する一次転写手段3と、記録媒体K上に前記中
間転写体2上のトナー像Tを転写する二次転写手段4
と、前記二次転写手段4の下流側且つ前記一次転写手段
3の上流側で、前記中間転写体2上のトナーに当該トナ
ー本来の帯電極性とは逆極性の帯電バイアスを印加する
逆帯電手段5とを備えた画像形成装置において、前記二
次転写手段4の下流側且つ前記逆帯電手段5の上流側
で、前記中間転写体2上のトナーを補助的に回収する補
助回収手段6を備えることを特徴とする。
【0008】このような技術的手段において、本発明の
対象となる画像形成装置は、例えば図1に示すように一
つの像担持体1を具備した態様のものは勿論のこと、例
えば、複数の像担持体1を具備した態様のもの(所謂タ
ンデム型)や、これらを組み合わせた態様のもの等も含
まれる。
【0009】また、像担持体1としては、トナー像Tが
形成担持されるものであれば、感光体、誘電体等適宜選
定して差し支えなく、その形状についてもドラム状、ベ
ルト状を問わない。更に、中間転写体2は、トナー像T
を担持搬送できるものであれば、その形状はロール状、
ベルト状等適宜選定して差し支えない。更にまた、一次
転写手段3は、前記中間転写体2に前記像担持体1上の
トナー像Tを静電転写するものであればよく、二次転写
手段4も、記録媒体K上に前記中間転写体2上のトナー
像Tを静電転写するものであればよい。
【0010】また、逆帯電手段5は、二次転写手段4の
下流側且つ一次転写手段3の上流側で、中間転写体2上
のトナーに当該トナー本来の帯電極性とは逆極性の帯電
バイアスを印加する機能を有するものであれば、中間転
写体2に接触して帯電バイアスを印加する接触帯電タイ
プや中間転写体2に非接触に帯電バイアスを印加する非
接触帯電タイプ等適宜選定して差し支えない。ここで、
逆帯電性能の確保という観点からすれば、前記逆帯電手
段5として、非接触帯電方式と比較してトナーの内部層
まで電荷を付与することのできる接触帯電方式を採用す
ることが好ましく、特に、中間転写体2に回転可能に接
触配置され且つその体積抵抗率ρVが4≦ρV≦10lo
gΩcmに設定される帯電ロールと、当該帯電ロールに
所定の帯電バイアスを印加する帯電バイアス印加手段と
を備えたもので構成することが好ましい。
【0011】このような態様において、前記帯電バイア
ス印加手段による帯電バイアスは、中間転写体2上のト
ナーを確実にトナー本来の帯電極性とは逆極性に帯電す
るという観点からすれば、交流成分のピークトゥピーク
電圧値をVPP2、トナー本来の帯電極性とは逆極性の直
流成分の電圧値をVDC2としたとき、 |VDC2|+VPP2/2≧1.5kV なる関係を有していることが好ましい。但し、前記帯電
バイアス印加手段による帯電バイアスが直流成分のみか
らなるものにおいては、前記帯電ロールにトナーが転移
して付着するおそれがあるため、これを防止するという
観点からすれば、前記帯電ロールに対しトナー本来の帯
電極性と同極性のバイアスを印加する戻しバイアス印加
手段を具備させることが好ましい。
【0012】更に、補助回収手段6は、二次転写手段4
の下流側且つ前記逆帯電手段5の上流側で、前記中間転
写体2上のトナーを補助的に回収する機能を有するもの
であれば適宜選定して差し支えなく、例えば、中間転写
体2に当接配置されるブレードや、中間転写体2に接触
する磁気ブラシを備え回転可能に配設されるマグネット
ロールと、当該磁気ブラシに所定の回収バイアスを印加
する回収バイアス印加手段とを備えたもの等を用いるこ
とができる。
【0013】ここで、後者の態様すなわち補助回収手段
6として、中間転写体2に接触する磁気ブラシを備え回
転可能に配設されるマグネットロールと、当該磁気ブラ
シに所定の回収バイアスを印加する回収バイアス印加手
段とを備えたものを用いる態様にあっては、回収性能の
確保という観点からすれば、前記磁気ブラシを構成する
磁性粉の抵抗は3logΩ以下とし、回収バイアス印加
手段による回収バイアスは、交流成分のピークトゥピー
ク電圧値をVPP1、トナー本来の帯電極性とは逆極性の
直流成分の電圧値をVDC1としたとき、 |VDC1|+VPP1/2≧1kV なる関係を有していることが好ましい。
【0014】そして、同様に回収性能の確保という観点
からすれば、前記マグネットロールの回転方向について
は、前記中間転写体との対向部において当該中間転写体
の移動方向とは逆方向とすることが好ましい。
【0015】また、補助回収手段6は、常時作動させる
ようにしても差し支えないが、中間転写体2にかかる負
担等を考慮すれば、除去すべきトナー量が多い条件下で
のみ作動させることが好ましい。ここで、本発明者の調
査によれば、逆帯電手段5を一度通過させることで本来
の帯電極性と逆極性に帯電することのできるトナー量は
0.5g/m2以下、好ましくは0.4g/m2以下であ
るので、補助回収手段6通過後の前記中間転写体2上の
残トナー量を0.5g/m2以下(あるいは0.4g/
2以下)とすること、すなわち、補助回収手段6通過
前のトナー量がこれより大きい場合には補助回収手段6
を作動させることが好ましい。そして、記録媒体Kへの
二次転写が実行不能となった画像用トナーや、画質調整
用トナーは、除去すべきトナー量が多くなるので、これ
らの通過時には補助回収手段6を作動させることが好ま
しい。
【0016】また、本発明の別の態様として、トナー像
が形成担持される像担持体と、前記像担持体に対向配置
される中間転写体と、前記中間転写体上に前記像担持体
上のトナー像を転写する一次転写手段と、記録媒体上に
前記中間転写体上のトナー像を転写する二次転写手段
と、前記二次転写手段の下流側且つ前記一次転写手段の
上流側で、前記中間転写体上のトナーに当該トナー本来
の帯電極性とは逆極性の帯電バイアスを印加する逆帯電
手段とを備えた画像形成装置において、前記二次転写手
段の下流側且つ前記逆帯電手段の上流側で、前記中間転
写体上のトナーを均すトナー均し手段を備えることを特
徴とするものが挙げられる。
【0017】この態様において、像担持体、中間転写
体、一次転写手段、二次転写手段、及び逆帯電手段につ
いては、上述したものと同様のものから適宜選定して差
し支えない。
【0018】そして、トナー均し手段については、前記
二次転写手段の下流側且つ前記逆帯電手段の上流側で、
前記中間転写体上のトナーを均す機能を有するものであ
れば適宜選定して差し支えない。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に示す実施の形態
に基づいてこの発明を詳細に説明する。 ◎実施の形態1 図2は、本発明の第一の態様が適用された画像形成装置
の実施の形態1の概略構成を示したものである。同図に
おいて、符号11は像担持体としての感光体ドラムであ
り、矢線A方向への回転に伴い、その表面には帯電装置
12及び露光装置13(図中露光ビームを符号Bmで示
す)などの周知の電子写真プロセスによって画像情報に
応じた静電潜像が形成される。また、この感光体ドラム
11の周囲にはイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シア
ン(C)及びブラック(BK)の各色に対応した現像器
14Y、14M、14C、14Kを搭載したロータリー
現像装置14が配設されており、感光体ドラム11に形
成された静電潜像を現像器14Y、14M、14C、1
4Kのいずれかで現像することでトナー像Tを形成する
ようになっている。尚、符号16は感光体ドラム11上
の残留トナーを除去するドラムクリーナであり、17は
感光体ドラム11上の残留電荷を除去する除電ランプで
ある。
【0020】本実施の形態において、感光体ドラム11
は、アルミニウムからなる素管の表面に負帯電系の有機
光半導体層を設けたもので構成される。また、現像は反
転現像方式にて行われるため、使用されるトナーは全て
負極性に帯電するものである。そして、本実施の形態に
おいては、各色成分トナーとして、スチレンアクリル樹
脂微粒子と各々イエロー、マゼンタ、シアン、及び、ブ
ラックの顔料微粒子を凝集・合一して体積平均粒径約3
〜7μmに調製してなる、乳化凝集合一法(EA法)で
製造したトナーを用いた。粒度分布指標(GSD)は
1.23であった。平均粒径はコールターカウンター
(コールター社製)で測定した体積平均粒径の値であ
る。そして、重合の際の加熱時間と加熱温度を調整し、
平均粒径、粒度分布が略同じ4種類(4色)のトナーを
作成した。トナーの形状は、形状係数ML2/Aで表
し、光学顕微鏡(ミクロフォトFXA;ニコン社製)で
得た該トナーの拡大写真を、イメージアナライザーLu
zex3(NIRECO社製)により画像解析を行って
以下の数式1により算出した値である。
【0021】
【数1】
【0022】形状係数ML2/Aは、トナーの投影面積
と、それに外接する円の面積との比で表しており、真球
の場合100となり、形状が崩れるにつれ増加する。形
状係数は、トナー粒子複数個に対して計算され、その平
均値を代表値とする。本実施の形態では、形状係数10
0〜125の略球形なトナーを用いた。また、離型性を
高めるため、該トナーに、平均粒径10〜150nmの
シリカ及び酸化チタン(チタニア)の無機微粒子を外添
剤として適宜量外添し、平均粒径35μmのフェライト
ビーズからなるキャリアと混合し現像剤とした。尚、ト
ナーとしては、本製造法により作成したトナー以外に
も、懸濁重合法、溶解懸濁法、乳化重合法、混練粉砕法
等により形成された球形トナーを使用してもよく、ま
た、上述したようなトナーとキャリアとを混在させた二
成分系現像剤でも、トナーのみの一成分系現像剤でも構
わないことは勿論である。
【0023】また、符号20は感光体ドラム11の表面
に当接するように配置された中間転写体としての中間転
写ベルトであり、複数(本実施の形態では四つ)のロー
ル21〜24に張架されて矢線B方向へ回動するように
なっている。ここで、符号21は中間転写ベルト20の
駆動ロール、22は従動ロール、23は中間転写ベルト
20の張力を一定に制御するようにしたテンションロー
ル、24は二次転写用の対向ロール(バックアップロー
ル)である。この中間転写ベルト20は、ポリイミドあ
るいはポリアミド等の樹脂にカーボンブラック等の帯電
防止剤を適当量含有させたものを用い、その体積抵抗率
が106〜1014Ω・cmとなるように形成され、その
厚みは例えば0.1mmに設定される。
【0024】更に、中間転写ベルト20の感光体ドラム
11に対向する部位(一次転写位置)において、中間転
写ベルト20の裏面側には一次転写装置(本実施の形態
では一次転写ロール)15が配設されており、この一次
転写ロール15に図示しない電源によりトナーの帯電極
性とは逆極性(本実施の形態では正極性)の一次転写バ
イアスを印加することで、感光体ドラム11上のトナー
像Tが中間転写ベルト20に静電吸引されるようになっ
ている。
【0025】また、用紙Pの搬送経路に面した中間転写
ベルト20の二次転写位置には、二次転写装置30が配
設されており、本実施の形態では、中間転写ベルト20
のトナー担持面側に圧接配置される二次転写ロール25
と、中間転写ベルト20の裏面側に配設されて二次転写
ロール25の対向電極をなす対向ロール(バックアップ
ロール)24とを備えており、このバックアップロール
24には転写バイアスが安定的に印加される金属製の給
電ロール26が当接配置されている。この給電ロール2
6には、図示しない電源によりトナーの帯電極性と同極
性(本実施の形態では負極性)の二次転写バイアスを印
加することで、中間転写ベルト20上のトナー像Tが用
紙P上に静電吸引される。尚、符号27は二次転写ロー
ル25表面に当接配置されるポリウレタン製のクリーニ
ングブレード27aを具備したロールクリーナである。
【0026】ここで、バックアップロール24は、絶縁
性ロールに半導電性の薄層フィルムを被覆して形成され
ている。この薄層フィルムは厚さ10〜200μmであ
り、その表面抵抗率が107〜1011Ω/□(□:単位
面積)となるように調整されている。
【0027】また、二次転写ロール25は、接地された
導電性ロールであり、その表面電位を常に接地電位と同
電位に保つため、その体積抵抗率は107Ωcm以下の
低抵抗であることが好ましい。
【0028】そして、二次転写装置30の下流側には、
補助回収装置40が配設され、更に補助回収装置40の
下流側には、逆帯電装置60が配設されている。
【0029】本実施の形態において、補助回収装置40
は、図3に示すように、中間転写ベルト20のトナー担
持面側に回転可能に配設されるブラシロール41と、中
間転写ベルト20を挟んでこのブラシロール41に対向
配置される対向ロール42とを備えている。ここで、ブ
ラシロール41は、マグネットを内蔵したロール本体4
1aと、このロール本体41a表面に付着せしめられた
磁性粉からなる磁気ブラシ41bとを有しており、中間
転写ベルト20との対向部において中間転写ベルト20
の移動方向と逆方向に回転するようになっている。この
磁性粉の抵抗は、1013Ω以下に設定される。尚、磁性
粉の抵抗が高すぎるとトナーの掻き取り能力がなくなっ
てしまう。そして、このブラシロール41には、交流電
源43及び正の電圧を印加する直流電源44が接続され
ている。一方、対向ロール42は、例えばステンレス、
アルミニウム等の導電性の金属シャフトで構成され、接
地されるようになっている。また、前記ブラシロール4
1の磁気ブラシ41bには、クリーニングロール45が
回転可能に当接配置されており、このクリーニングロー
ル45には、正の電圧を印加する直流電源46が接続さ
れている。尚、符号45aはクリーニングロール45上
に転移したトナーを掻き取るブレードである。
【0030】更に、逆帯電装置60は、中間転写ベルト
20の担持面側に配設される帯電ロール61と、中間転
写ベルト20を挟んでこの帯電ロール61に対向配置さ
れる対向ロール21(本実施の形態では中間転写ベルト
20の駆動ロールと兼用)とを備えている。ここで、帯
電ロール61は、導電性ウレタンスポンジからなる内部
層と、導電性ゴムチューブからなる被覆層とで構成さ
れ、その体積抵抗率は例えば106Ωcmに設定され、
この帯電ロール61には、交流電源63及び正の電圧を
印加する直流電源64が接続されている。尚、帯電ロー
ル61の体積抵抗率が104Ωcmより小さい場合に
は、抵抗が小さすぎるためにトナーのない部位に電流が
流れてしまい、トナーを逆極性に帯電できなくなり、1
10Ωcmより大きい場合には、抵抗が大きすぎるため
にトナーを逆極性に帯電する能力が著しく低下してしま
うことになる。一方、対向ロール21は接地される。
【0031】また、本実施の形態に係る画像形成装置で
は、二次転写ロール25、ブラシロール41及び帯電ロ
ール61が、夫々図示しないリトラクト装置によって中
間転写ベルト20と接離自在に配設されており、複数色
の画像すなわち重ね画像が形成される場合には、最終色
(本実施の形態ではBK)のトナー像Tが中間転写ベル
ト20に一次転写されるまで、これら両者は中間転写ベ
ルト20から離間するようになっている。尚、図2にお
いて、符号28は中間転写ベルト20の端部且つ非画像
部に設けられた基準位置検知用の反射マーク20aを検
知するベルト位置検知センサである。
【0032】更に、用紙搬送系は、図2に示すように、
用紙トレイ50からの用紙Pをフィードロール51で送
出し、搬送ロール52を介してレジストレーションロー
ル(レジストロール)53で一旦位置決め停止させた後
に所定のタイミングで二次転写位置へと用紙Pを送り込
むようになっており、二次転写後の用紙Pを図示外の用
紙搬送ガイドを介して定着器54へと搬送し、その後搬
送ロール52で排出するようになっている。
【0033】次に、本実施の形態に係るカラー画像形成
装置の作像プロセスについて説明する。今、図示外のス
タートスイッチがオン操作されると、所定の作像プロセ
スが実行される。まず、感光体ドラム11の表面が帯電
装置12によって帯電された後、露光装置13からの露
光ビームBmによって潜像が書き込まれる。このとき、
感光体ドラム11に書き込まれた静電潜像がイエローの
画像情報に対応したものであれば、この静電潜像はイエ
ローのトナーが収容されるイエロー現像器14Yで現像
され、感光体ドラム11上にはイエローのトナー像Tが
形成される。そして、感光体ドラム11上に形成された
トナー像Tは、感光体ドラム11と中間転写ベルト20
とが接する一次転写位置で一次転写ロール15に印加さ
れる一次転写バイアスによって中間転写ベルトに転写さ
れる。一方、一次転写後に感光体ドラム11上に残留し
たトナーはドラムクリーナ16によって除去され、感光
体ドラム11の残留電荷は除電ランプ17によって除去
される。
【0034】このとき、単色画像を形成する場合には、
中間転写ベルト20に一次転写されたトナー像Tを直ち
に用紙Pに二次転写するのであるが、複数色のトナー像
Tを重ね合わせたカラー画像を形成する場合には、感光
体ドラム11上でのトナー像Tの形成並びにこのトナー
像Tの一次転写の工程が色数分だけ繰り返される。例え
ば、4色のトナー像Tを重ね合わせたフルカラー画像を
形成する場合には、感光体ドラム11上にはその一回転
毎にイエロー、マゼンタ、シアン及びブラックの順でト
ナー像Tが形成され、これらトナー像Tは順次中間転写
ベルト20に一次転写される。一方、中間転写ベルト2
0は、最初に一次転写されたイエローのトナー像Tを保
持したまま感光体ドラム11と同一周期で回動し、中間
転写ベルト20上には、所定の位置にその一回転毎にマ
ゼンタ、シアン及びブラックのトナー像Tが重ねられて
いく。
【0035】このようにして中間転写ベルト20に一次
転写されたトナー像Tは、中間転写ベルト20の回動に
伴って二次転写位置へと搬送される。一方、用紙Pはフ
ィードロール51により用紙トレイ50から取り出さ
れ、搬送ロール52によって送り出されてレジストロー
ル53の位置まで搬出される。その後用紙Pは所定のタ
イミングで二次転写位置へと供給され、バックアップロ
ール24に対して、二次転写ロール25が用紙Pをニッ
プする。すると、二次転写位置では、二次転写ロール2
5とバックアップロール24との間に形成される転写電
界の作用で、中間転写ベルト20に担持されたトナー像
Tが用紙Pに一括転写(二次転写)される。その後、ト
ナー像Tが二次転写された用紙Pは、定着器54へと搬
送され、用紙P上のトナー像Tが定着される。
【0036】次に、二次転写後に中間転写ベルト20上
に残った残留トナーの処理を、図3及び図4に示す模式
図に基づいて説明する。尚、図4において、符号Sは中
間転写ベルト20一周分の周長を示し、本実施の形態で
は周長Sが例えば500mmに設定される。また、この
説明では、例えばJISA3サイズ(420mm×29
7mm)のフルカラー画像を連続して複数枚作像するも
のとする。従って、中間転写ベルト20の周長S(50
0mm)との関係から、中間転写ベルト20上が4周し
て1枚の画像が形成されることになる。
【0037】上述した通常の画像形成プロセスにおいて
は、二次転写後の残留トナーの量が少なく、逆帯電装置
60を一回通過させるだけで残留トナーを逆極性に帯電
させることが可能である。この場合には、残留トナー
(図中の1枚目4色目に対応する部位に存在)が到達す
るタイミングに合わせ、中間転写ベルト20が一周する
間にわたって帯電ロール61を接触させながら逆転写バ
イアスを印加する一方で、ブラシロール41は中間転写
ベルト20から離間させたままとする。
【0038】すると、二次転写後の残留トナーは、逆帯
電装置60によって、そのすべてがトナー本来の帯電極
性とは逆極性(本実施の形態では正極性)に帯電せしめ
られ、その後、感光体ドラム11と中間転写ベルト20
とが接する一次転写位置で、2枚目の一次転写を行うた
めに一次転写ロール15に印加される一次転写バイアス
(本実施の形態では正極性)によって感光体ドラム11
へと転移し、最終的にドラムクリーナ16によって除去
されることとなる。
【0039】また、本実施の形態では、一連の画像形成
プロセスの最中に、高品質な画像を保持するために、例
えば50枚プリントを行う毎に画質調整を行っている。
この画質調整は、図5に示すように、前記中間転写ベル
ト20上であって用紙Pにトナー像Tを転写しない領域
に画質調整用画像を作成し、これをモニターして各画像
形成デバイス(本実施の形態では、例えば帯電装置1
2、露光装置13及びロータリー現像装置14等)のパ
ラメータを設定し直す、いわゆるフィードバック制御に
よって行われる。
【0040】この画質調整用画像の作像は、トナー像T
の形成と同時に行われるのであるが、画質調整用画像は
トナー像Tと違って用紙Pに転写されることがない。従
って、このような特殊な画像形成プロセスにおいては、
上述した通常の画像形成プロセスにおける残留トナーの
他に、画質調整用画像のトナーが多量に残留することに
なり、逆帯電装置60を一回通過させるだけでは、すべ
てのトナーを逆極性に帯電させることができなくなる。
この場合には、画質調整用画像が通過するタイミングに
合わせ、ブラシロール41を接触させながら回収バイア
スを印加し、画質調整用画像を構成するトナーを、回収
バイアスによってブラシロール41の磁気ブラシ41b
側に転移させ、中間転写ベルト20上には、少量のトナ
ーのみを残すようにする。尚、ブラシロール41に転移
したトナーは、その後、更にクリーニングロール45側
へと移動した後、ブレード45aによって掻き取られ
る。そして、残留トナー(図中の1枚目4色目に対応す
る部位に存在)が到達するタイミングに合わせ、中間転
写ベルト20が一周する間にわたって帯電ロール61を
接触させながら逆転写バイアスを印加する。
【0041】すると、残留トナー(ここでは、二次転写
後の残留トナー及び画質調整用画像の残留トナーの両方
を指す)は、逆帯電装置60によって、そのすべてがト
ナー本来の帯電極性とは逆極性(本実施の形態では正極
性)に帯電せしめられ、その後、感光体ドラム11と中
間転写ベルト20とが接する一次転写位置で、2枚目の
一次転写を行うために一次転写ロール15に印加される
一次転写バイアス(本実施の形態では正極性)によって
感光体ドラム11へと転移し、最終的にドラムクリーナ
16によって除去されることとなる。
【0042】更に、本実施の形態に係る画像形成装置に
おいて、用紙搬送中に用紙ジャムが生じたような場合に
は、マシンを一度停止させ、ジャムとなった用紙Pを取
り除いた後に、画像形成が再開されるようになってい
る。その際、作像中であったトナー像Tについては、一
度完全に中間転写ベルト20上から取り除く必要があ
る。
【0043】このトナー像T(以下、必要に応じて未転
写トナー像という)は、図6に示すように、4色のトナ
ーを重ね合わせた状態でそのまま残っているので、トナ
ーが多量に残留することになり、上述した画質調整用画
像と同様に逆帯電装置60を一回通過させるだけでは、
すべてのトナーを逆極性に帯電させることができなくな
る。この場合には、未転写トナー像が通過するタイミン
グに合わせ、ブラシロール41を接触させながら回収バ
イアスを印加し、未転写トナー像を構成するトナーを、
回収バイアスによってブラシロール41の磁気ブラシ4
1b側に転移させ、中間転写ベルト20上には、少量の
トナーのみを残すようにする。尚、ブラシロール41に
転移したトナーは、その後、更にクリーニングロール4
5側へと移動した後、ブレード45aによって掻き取ら
れる。そして、残留トナー(図中の1枚目4色目に対応
する部位に存在)が到達するタイミングに合わせ、中間
転写ベルト20が一周する間にわたって帯電ロール61
を接触させながら逆転写バイアスを印加する。
【0044】すると、残留トナー(ここでは、未転写ト
ナー像の残留トナーを指す)は、逆帯電装置60によっ
て、そのすべてがトナー本来の帯電極性とは逆極性(本
実施の形態では正極性)に帯電せしめられ、その後、感
光体ドラム11と中間転写ベルト20とが接する一次転
写位置で、2枚目の一次転写を行うために一次転写ロー
ル15に印加される一次転写バイアス(本実施の形態で
は正極性)によって感光体ドラム11へと転移し、最終
的にドラムクリーナ16によって除去されることとな
る。
【0045】このように、本実施の形態では、画質調整
用画像や未転写トナー像など、除去すべきトナーが多い
場合には、補助回収装置40でトナーを補助的に回収す
ることで、中間転写ベルト20上の残留量を少なくする
ようにしたので、残留トナーを一度で逆極性に帯電する
ことができ、除去のために中間転写ベルト20を複数回
回転させることなく、感光体ドラム11側へと戻すこと
ができる。また、通常の画像形成プロセスのように、残
留トナーが少ない場合には、補助回収装置40を使用し
ないようにしたので、中間転写ベルト20に係るストレ
スを低減することができる。
【0046】本発明者は、逆帯電装置60を通過する中
間転写ベルト20上の残留トナー量(残トナー密度)
と、次のプリントに現れる残像との関係について調査を
行った。評価は目視で行い、次のプリント上でわからな
いものを○、ややわかるものを△、わかるものを×とし
た。尚、この調査において、帯電ロール61には、直流
+1.0kVに交流1.0kV(ピークトゥピーク値)
を重畳した逆帯電バイアスを印加した。結果を図7に示
す。これによれば、中間転写ベルト20上の残留トナー
量が0.4g/m2以下(実際は2cm×5cmの面積
中に存在するトナー量をみているので0.4mg/10
cm2以下)では、次のプリントに残留トナーによる残
像が現れないことがわかる。従って、通常の画像形成プ
ロセスでは、残留トナー量が上述した値以下となるた
め、補助回収を行わなくても問題は発生しないことが理
解される。一方、画質調整用画像や未転写トナー像など
の場合は、補助回収を行って残留トナー量を上述した値
以下にすることで、残像の発生を防止できることが理解
される。
【0047】次に、本発明者は、逆帯電装置60の帯電
ロール61に印加する逆帯電バイアスと、次のプリント
に現れる残像との関係について調査を行った。評価は目
視で行い、次のプリント上でわからないものを○、わか
るものを×とした。尚、この調査において、中間転写ベ
ルト20上には0.4g/m2の密度で残留トナーを形
成した。また、交流電圧の周波数は2kHzで、dut
y=50%の矩形波とした。結果を図8に示す。これに
よれば、直流電圧VDC2及び交流電圧VAC2が、 |VDC2|+VPP2/2≧1.5kV なる関係を有している場合には、次のプリントに残留ト
ナーによる残像が現れないことが理解される。
【0048】更に、本発明者は、補助回収装置40のブ
ラシロール41に印加する回収バイアスと次のプリント
に現れる残像との関係について調査を行った。評価は目
視で行い、次のプリント上でわからないものを○、わか
るものを×とした。尚、この調査において、帯電ロール
61には、直流+1.0kVに交流1.0kV(ピーク
トゥピーク値)を重畳した逆帯電バイアスを印加した。
この交流電圧の周波数は2kHzで、duty=50%
の矩形波である。また、中間転写ベルト20上には、最
も条件の厳しい濃度300%の未転写像(トナーの密度
=11.0g/m2)を形成した。更に、ブラシロール
41の表面は、中間転写ベルト20の1.5倍の速度で
回転させた。結果を図9に示す。これによれば、直流電
圧VDC1及び交流電圧VAC1が、 |VDC1|+VPP1/2≧1.0kV なる関係を有している場合には、次のプリントに残留ト
ナーによる残像が現れないこと、すなわち、補助回収装
置40通過後の中間転写ベルト20上の残留トナー量
が、0.4g/m2以下にまで減少することが理解され
る。
【0049】尚、帯電ロール61に直流バイアスのみを
印加する場合、すなわち、 |VDC2|≧1.5kV に設定を行う場合には、逆極性に帯電できなかったトナ
ーが電界によって帯電ロール61に付着してしまうこと
になる。従って、このような態様にあっては、図10に
示すように、直流電源64とは逆極性の電圧を印加する
直流電源65を配設すると共に、スイッチ66によって
切り替えを行うようにする。具体的には、非画像形成時
に直流電源65によって逆帯電バイアスの逆極性のバイ
アスを印加し、帯電ロール61に付着したトナーを中間
転写ベルト20に戻すようにすればよい。
【0050】◎実施の形態2 本実施の形態は、実施の形態1と略同様であるが、図1
1に示すように、補助回収装置40としてドクターブレ
ード47を用いるようにしたものである。尚、本実施の
形態に係る画像形成装置の構成要素のうち、実施の形態
1に係る画像形成装置と同様のものについては、実施の
形態1と同様の符号を付してここではその詳細な説明を
省略する。
【0051】本実施の形態において、ドクターブレード
47は、例えばポリウレタン等から構成されるものであ
って、その自由端が中間転写ベルト20の移動方向に対
向する所謂ドクター方向に接触するように配設される。
また、ドクターブレード47は、実施の形態1で説明し
たブラシロール41と同様に、図示しないリトラクト装
置によって中間転写ベルト20と接離自在に配設されて
おり、複数色の画像すなわち重ね画像が形成される場合
には、最終色(本実施の形態ではBK)のトナー像Tが
中間転写ベルト20に一次転写されるまで、中間転写ベ
ルト20から離間するようになっている。
【0052】本実施の形態においても、画質調整用画像
や未転写トナー像など、除去すべきトナーが多い場合に
は、補助回収装置40でトナーを補助的に回収すること
で、中間転写ベルト20上の残留量を少なくするように
すれば、残留トナーを一度で逆極性に帯電することがで
き、除去のために中間転写ベルト20を複数回回転させ
ることなく、感光体ドラム11側へと戻すことができ
る。また、通常の画像形成プロセスのように、残留トナ
ーが少ない場合には、補助回収装置40を使用しないよ
うにすれば、中間転写ベルト20に係るストレスを低減
することができる。
【0053】◎実施の形態3 本実施の形態は、実施の形態2と略同様であるが、図1
2に示すように、補助回収装置40の代わりにトナー均
し装置70を配設するようにしたものである。ここで、
トナー均し装置70は、その自由端が中間転写ベルト2
0の移動方向に沿う所謂ワイパー方向に接触するように
配設されるワイパーブレード71と、中間転写ベルト2
0を挟んでワイパーブレード71に対向配置される対向
ロール72とを備えている。また、ワイパーブレード7
1は、実施の形態1で説明したブラシロール41と同様
に、図示しないリトラクト装置によって中間転写ベルト
20と接離自在に配設されており、複数色の画像すなわ
ち重ね画像が形成される場合には、最終色(本実施の形
態ではBK)のトナー像Tが中間転写ベルト20に一次
転写されるまで、中間転写ベルト20から離間するよう
になっている。
【0054】本実施の形態では、画質調整用画像や未転
写トナー像など、除去すべきトナーが多い場合には、ト
ナー均し装置70でトナーを均すことで、中間転写ベル
ト20上の残留量を薄く均一化できるので、残留トナー
を一度で逆極性に帯電することができ、除去のために中
間転写ベルト20を複数回回転させることなく、感光体
ドラム11側へと戻すことができる。また、通常の画像
形成プロセスのように、残留トナーが少ない場合には、
トナー均し装置70を使用しないようにすることで、中
間転写ベルト20に係るストレスを低減することができ
る。
【0055】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
中間転写体上のトナーを逆帯電する前に、トナーを補助
的に回収するようにしたので、除去すべきトナー量が多
いような場合にも、中間転写体を複数回転させることな
くトナーを除去することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る画像形成装置の概要を示す説明
図である。
【図2】 本発明が適用された画像形成装置の実施の形
態1の概略構成図である。
【図3】 実施の形態1に係る補助回収装置及び逆帯電
装置の説明図である。
【図4】 通常の画像形成プロセスにおけるブラシロー
ル及び逆帯電ロールの作動を示す説明図である。
【図5】 画質調整用画像が作成される特殊な画像形成
プロセスにおけるブラシロール及び逆帯電ロールの作動
を示す説明図である。
【図6】 用紙ジャムが発生した場合のブラシロール及
び逆帯電ロールの作動を示す説明図である。
【図7】 逆帯電装置を通過する残留トナー量と残像の
発生との関係を示す図表である。
【図8】 逆帯電装置に印加する逆帯電バイアスと残像
の発生との関係を示す図表である。
【図9】 補助回収装置に印加する回収バイアスと残像
の発生との関係を示す図表である。
【図10】 実施の形態1の変形例に係る補助回収装置
及び逆帯電装置の説明図である。
【図11】 実施の形態1に係る補助回収装置及び逆帯
電装置の説明図である。
【図12】 実施の形態1に係る補助回収装置及び逆帯
電装置の説明図である。
【符号の説明】
1…像担持体,2…中間転写体,3…一次転写手段,4
…二次転写手段,5…逆帯電手段,6…補助回収手段,
K…記録媒体,T…トナー像

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トナー像が形成担持される像担持体と、 前記像担持体に対向配置される中間転写体と、 前記中間転写体上に前記像担持体上のトナー像を転写す
    る一次転写手段と、 記録媒体上に前記中間転写体上のトナー像を転写する二
    次転写手段と、 前記二次転写手段の下流側且つ前記一次転写手段の上流
    側で、前記中間転写体上のトナーに当該トナー本来の帯
    電極性とは逆極性の帯電バイアスを印加する逆帯電手段
    とを備えた画像形成装置において、 前記二次転写手段の下流側且つ前記逆帯電手段の上流側
    で、前記中間転写体上のトナーを補助的に回収する補助
    回収手段を備えることを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の画像形成装置におい
    て、 前記補助回収手段は、前記記録媒体への二次転写が実行
    不能となった画像用トナーの通過時に作動することを特
    徴とする画像形成装置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の画像形成装置におい
    て、 前記補助回収手段は、画質調整用トナーの通過時に作動
    することを特徴とする画像形成装置。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載の画像形成装置におい
    て、 前記補助回収手段は、前記中間転写体に当接配置される
    ブレードからなることを特徴とする画像形成装置。
  5. 【請求項5】 請求項1に記載の画像形成装置におい
    て、 前記補助回収手段は、前記中間転写体に接触する磁気ブ
    ラシを備え回転可能に配設されるマグネットロールと、
    当該磁気ブラシに所定の回収バイアスを印加する回収バ
    イアス印加手段とを備えることを特徴とする画像形成装
    置。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載の画像形成装置におい
    て、 前記磁気ブラシを構成する磁性粉の抵抗は13logΩ
    以下であり、 前記回収バイアス印加手段による回収バイアスは、交流
    成分のピークトゥピーク電圧値をVPP1、トナー本来の
    帯電極性とは逆極性の直流成分の電圧値をVDC1とした
    とき、 |VDC1|+VPP1/2≧1kV なる関係を有していることを特徴とする画像形成装置。
  7. 【請求項7】 請求項5に記載の画像形成装置におい
    て、 前記マグネットロールの回転方向は、前記中間転写体と
    の対向部において当該中間転写体の移動方向とは逆方向
    であることを特徴とする画像形成装置。
  8. 【請求項8】 請求項1に記載の画像形成装置におい
    て、 前記補助回収手段通過後の前記中間転写体上の残トナー
    量が0.5g/m2以下であることを特徴とする画像形
    成装置。
  9. 【請求項9】 請求項1に記載の画像形成装置におい
    て、 前記逆帯電手段は、前記中間転写体に回転可能に接触配
    置され且つその体積抵抗率ρVが4≦ρV≦10logΩ
    cmに設定される帯電ロールと、当該帯電ロールに所定
    の帯電バイアスを印加する帯電バイアス印加手段とを備
    えることを特徴とする画像形成装置。
  10. 【請求項10】 請求項9に記載の画像形成装置におい
    て、 前記帯電バイアス印加手段による帯電バイアスは、交流
    成分のピークトゥピーク電圧値をVPP2、トナー本来の
    帯電極性とは逆極性の直流成分の電圧値をVDC2とした
    とき、 |VDC2|+VPP2/2≧1.5kV なる関係を有していることを特徴とする画像形成装置。
  11. 【請求項11】 請求項10に記載の画像形成装置のう
    ち、前記帯電バイアス印加手段による帯電バイアスが直
    流成分のみからなるものにおいて、 前記帯電ロールに対しトナー本来の帯電極性と同極性の
    バイアスを印加する戻しバイアス印加手段を具備させる
    ことを特徴とする画像形成装置。
  12. 【請求項12】 トナー像が形成担持される像担持体
    と、 前記像担持体に対向配置される中間転写体と、 前記中間転写体上に前記像担持体上のトナー像を転写す
    る一次転写手段と、 記録媒体上に前記中間転写体上のトナー像を転写する二
    次転写手段と、 前記二次転写手段の下流側且つ前記一次転写手段の上流
    側で、前記中間転写体上のトナーに当該トナー本来の帯
    電極性とは逆極性の帯電バイアスを印加する逆帯電手段
    とを備えた画像形成装置において、 前記二次転写手段の下流側且つ前記逆帯電手段の上流側
    で、前記中間転写体上のトナーを均すトナー均し手段を
    備えることを特徴とする画像形成装置。
JP2000245146A 2000-08-11 2000-08-11 画像形成装置 Expired - Fee Related JP4099621B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000245146A JP4099621B2 (ja) 2000-08-11 2000-08-11 画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000245146A JP4099621B2 (ja) 2000-08-11 2000-08-11 画像形成装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002055529A true JP2002055529A (ja) 2002-02-20
JP4099621B2 JP4099621B2 (ja) 2008-06-11

Family

ID=18735720

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000245146A Expired - Fee Related JP4099621B2 (ja) 2000-08-11 2000-08-11 画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4099621B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007078803A (ja) * 2005-09-12 2007-03-29 Fuji Xerox Co Ltd クリーニング装置及びこれを用いた画像形成装置
JP2011133664A (ja) * 2009-12-24 2011-07-07 Ricoh Co Ltd クリーニング装置および画像形成装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007078803A (ja) * 2005-09-12 2007-03-29 Fuji Xerox Co Ltd クリーニング装置及びこれを用いた画像形成装置
JP2011133664A (ja) * 2009-12-24 2011-07-07 Ricoh Co Ltd クリーニング装置および画像形成装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP4099621B2 (ja) 2008-06-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3780136B2 (ja) 画像形成装置
JP3516551B2 (ja) 静電画像形成装置
JP4872026B2 (ja) 画像形成装置
JP2009063681A (ja) 画像形成装置
JP4865408B2 (ja) 画像形成装置
JP3890141B2 (ja) 画像形成装置
JP2002351232A (ja) 画像形成装置
JP2003186284A (ja) 画像形成装置
JP2001075448A (ja) 画像形成装置
JP3907293B2 (ja) 画像形成装置
JP2001188424A (ja) 画像形成装置
JP4250259B2 (ja) 画像形成装置
JP2005165217A (ja) 画像形成装置
JP2000242152A (ja) カラー画像形成装置
JP4099621B2 (ja) 画像形成装置
JP2004021142A (ja) 画像形成装置
JP2004021178A (ja) 画像形成装置
JP2001272833A (ja) 画像形成装置
JP2000227727A (ja) 画像形成装置
JP4439669B2 (ja) 画像形成装置
JP2003177610A (ja) 画像形成装置
JP2002278315A (ja) 画像形成装置
JP2003131536A (ja) 画像形成装置および制御方法
JP2000181169A (ja) カラー画像形成装置
JP2002169389A (ja) 画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040921

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20070802

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070905

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20071102

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20071128

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080123

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080220

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080304

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110328

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120328

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130328

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130328

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140328

Year of fee payment: 6

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees