JP2000181169A - カラー画像形成装置 - Google Patents

カラー画像形成装置

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JP2000181169A
JP2000181169A JP10361556A JP36155698A JP2000181169A JP 2000181169 A JP2000181169 A JP 2000181169A JP 10361556 A JP10361556 A JP 10361556A JP 36155698 A JP36155698 A JP 36155698A JP 2000181169 A JP2000181169 A JP 2000181169A
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Kisho Kojima
紀章 小島
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 所謂クリーナレス方式のカラー画像形成装置
を前提とし、像担持体上の残余トナーによる現像手段内
での混色を有効に防止する。 【解決手段】 複数の現像手段3には、黒色トナーを有
する黒現像剤が内包され且つ最終作像サイクル()で
現像動作する黒現像手段3dと、黒色以外のカラートナ
ーを有するカラー現像剤が内包され且つ最終作像サイク
ル以外の作像サイクル(〜)で現像動作するカラー
現像手段3a〜3cとを具備させ、黒現像手段3dには
現像動作時に像担持体1上の残余トナーが回収せしめら
れる残トナー回収現像条件を具備させる一方、カラー現
像手段3a〜3cのうち、少なくとも2番目以降の作像
サイクルで現像動作するカラー現像手段3b,3cには
現像動作時に像担持体1上の残余トナーが回収されない
残トナー非回収現像条件を具備させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の色トナーの
現像手段を用いてカラー画像を得る電子写真複写機やレ
ーザプリンタ等のカラー画像形成装置に係り、特に、黒
色成分を含む各色成分の作像サイクル毎に回転する像担
持体を有し、像担持体上の各色成分のトナー像を転写材
に順次若しくは一括転写すると共に、像担持体から転写
材に転写した転写残りトナーに対してクリーナを設置し
ない、所謂クリーナレス方式のカラー画像形成装置の改
良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来この種のカラー画像形成装置として
は、例えば感光体ドラム等の像担持体上に形成した各色
成分トナー像を中間転写体に順次一次転写し、かかる各
色成分トナー像を中間転写体から用紙等の転写材へ二次
転写(一括転写)する態様(例えば特開昭62−206
567号公報)や、転写ドラムに用紙等の転写材を保持
しておき、感光体ドラム等の像担持体上に形成したトナ
ー像を転写材に順次転写する態様(例えば特開昭59−
181376号公報)などが既に知られている。
【0003】この種のカラー画像形成装置にあっては、
感光体ドラム等の像担持体上に形成したトナー像を用紙
等の転写材や中間転写体へ転写すると、完全に転写され
ない限り転写残りトナーが発生する。また、フルカラー
の場合、例えば1色目トナー像を転写した後に、2色目
トナー像を転写する際に、1色目に画像が有り、2色目
に画像が無い位置においては、1色目トナー像の一部が
像担持体上に逆転写してしまう現象が発生する。このよ
うな転写残りトナーや逆転写したトナーは、通常クリー
ナ、例えば像担持体に接触配置されるゴム等のクリーニ
ングブレードによって掻き取り除去されるようになって
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この種
のカラー画像形成装置にあっては、感光体ドラム等の像
担持体に対し例えばクリーナとしてのクリーニングブレ
ード等の接触部材を当接し続けているため、像担持体表
面を摩耗させたり、傷の発生で像担持体の寿命を短くし
てしまう。また、粉砕トナーの様な不定形のトナーは、
感光体ドラム等の像担持体との接触点(面)が多いた
め、付着力が増し転写効率が低下する。そこで、転写効
率向上のためには、像担持体との接触点(面)が少なく
付着力も低い、重合法等で作られた球形トナーを用いる
ことが望まれるが、粒度(粒径)分布が均一で摩擦力の
小さい球形トナーは、簡単な構成で安価なクリーニング
ブレードではクリーニングが困難である。
【0005】このような状況下において、従来より、ク
リーナレス、つまりクリーニングブレード等の接触部材
を設けず、球形トナーを用い、高転写効率を達成しつつ
転写残りトナーや逆転写したトナーを回収する手段が提
案されている。例えば、特開平7−84456号公報に
開示された手段では、モノクロで、転写残りトナーを現
像器で回収するようにしている。しかし、この手段で
は、フルカラーの場合、例えば1色目トナー像を転写す
ると、その時の転写残りトナーは、2色目現像の際に2
色目の現像器に回収されてしまう。従って、2色目の現
像器内には1色目のトナーが混入し、混色して本来所望
の色とは異なった画像になってしまう。また、例えば1
色目トナー像を転写した後に、2色目トナー像を転写す
る際に、1色目に画像が有り、2色目に画像が無い位置
においては、1色目トナー像は転写域の放電の影響によ
り幾らかのトナーは正規の帯電性とは逆極に帯電してし
まい、転写電界により感光体ドラム等の像担持体上に逆
転写してしまう現象(リトランスファー)が発生する。
このため、1色目の逆転写したトナーは、2色目以降の
夫々の現像の際に2色目以降の現像器に回収されてしま
う。このように、2色目以降の現像器内には前色以前の
逆転写した他の色トナーが混入し、混色して本来所望の
色合いとは異なった画像になってしまう。
【0006】上記混色の課題を軽減する手法として、感
光体ドラム、帯電器、露光ユニット、1色のみの現像器
を有する作像プロセスユニットを4色配列したタンデム
構成において、各色(イエロ、マゼンタ、シアン、ブラ
ック)の色度変化特性を考慮し、逆転写したトナーを現
像器で回収し混色しても、現像器内のトナーの色度変化
を最低限に抑えるように、作像プロセスユニットの配列
をイエロ、マゼンタ、シアン、ブラックの順にするもの
が提案されている(例えば特開平8−137174号公
報)が、混色の根本的解決策とはならない。
【0007】本発明は、以上の技術的課題を解決するた
めになされたものであって、所謂クリーナレス方式のカ
ラー画像形成装置を前提とし、像担持体上の転写残りト
ナーや逆転写したトナーによる現像手段内での混色を有
効に防止するようにしたカラー画像形成装置を提供する
ものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明は、図
1に示すように、黒色成分を含む各色成分の作像サイク
ル毎に回転する像担持体1と、この像担持体1上に各色
成分の静電潜像を形成する潜像形成手段2と、前記像担
持体1上の各色成分の静電潜像に対応する色のトナーで
選択的に現像する複数の現像手段3(例えば3a〜3
d)と、前記像担持体1上の各色成分のトナー像を転写
材5に順次若しくは一括転写する転写手段4とを備え、
像担持体1上の残留トナー回収用のクリーナ6を除外し
たカラー画像形成装置において、複数の現像手段3に
は、黒色トナーを有する黒現像剤が内包され且つ最終作
像サイクル()で現像動作する黒現像手段3dと、黒
色以外のカラートナーを有するカラー現像剤が内包され
且つ最終作像サイクル以外の作像サイクル(〜)で
現像動作するカラー現像手段3a〜3cとを具備させ、
黒現像手段3dには現像動作時に像担持体1上の残余ト
ナーが回収せしめられる残トナー回収現像条件を具備さ
せる一方、カラー現像手段3a〜3cのうち、少なくと
も2番目以降の作像サイクルで現像動作するカラー現像
手段3b,3cには現像動作時に像担持体1上の残余ト
ナーが回収されない残トナー非回収現像条件を具備させ
ることを特徴とするものである。
【0009】このような技術的手段において、本願の対
象とするカラー画像形成装置は、黒色成分を含む各色成
分の作像サイクル毎に像担持体1を回転させ、像担持体
1上に各色成分トナー像を選択的に形成するものであれ
ばいかなる態様のものであってもよい。ここで、像担持
体1としては、潜像形成手段2による静電潜像を形成担
持するものであれば、感光体、誘電体など適宜選定して
差し支えなく、その形態についてはドラム状、ベルト状
を問わない。また、潜像形成手段2については、静電潜
像を形成するものであれば、帯電、露光工程を経た方
式、あるいは、イオン流による潜像書込み工程を含む方
式など適宜選定して差し支えない。
【0010】更に、複数の現像手段3(3a〜3d)に
ついては、現像位置に各現像手段3を選択的に配置する
ものであれば、図1に例示するように、回転ホルダに複
数の現像手段3を搭載させたロータリー型現像ユニット
であってもよいし、あるいは、像担持体1に対し各現像
手段3を並列的に配置する態様でもよい。そして、各現
像手段3の現像方式については、一成分現像、二成分現
像、接触現像、非接触現像など適宜選定して差し支えな
い。
【0011】複数の現像手段3のうち黒現像手段3d
は、黒色トナーを有する黒現像剤が内包され且つ最終作
像サイクルで現像動作するものであり、現像動作時に像
担持体1上の残余トナーが回収せしめられる残トナー回
収現像条件を具備することを要する。ここでいう残トナ
ー回収現像条件とは、現像動作時に像担持体1上の残余
トナーを回収する条件であればよく、代表的には、像担
持体1に対向する現像剤担持体に担持される黒現像剤を
像担持体1表面に接触配置するものが挙げられる。
【0012】また、複数の現像手段3のうち、カラー現
像手段3a〜3cは黒色以外のカラートナーを有するカ
ラー現像剤が内包され且つ最終作像サイクル以外の作像
サイクルで現像動作するものであり、少なくとも2番目
以降の作像サイクルで現像動作するカラー現像手段3
b,3cは現像動作時に像担持体1上の残余トナーが回
収されない残トナー非回収現像条件を具備することを要
する。ここでいう残トナー非回収現像条件とは、像担持
体1上の残余トナーを回収しない条件であればよく、代
表的には、像担持体1に対向する現像剤担持体に担持さ
れるカラー現像剤を像担持体1表面に対し非接触配置す
る態様が挙げられるが、これに限られるものではなく、
例えば像担持体1に対向する現像剤担持体に担持される
カラー現像剤を像担持体表面に接触配置し、かつ、像担
持体1上の残余トナーと現像剤担持体との間の作用電界
を像担持体1上の残余トナーが現像剤担持体側へ移行し
ない程度に設定するものでも差し支えない。
【0013】更に、各現像手段3において、トナーの高
転写効率を考慮すれば、形状係数が100〜125であ
る略球形なトナーを使用することが好ましい。
【0014】また、転写手段4については、像担持体1
上の各色成分のトナー像を転写材5に順次若しくは一括
転写するものであればよく、例えば像担持体1に対向配
置される転写材担持体に転写材5を担持し、像担持体1
上の各色成分トナー像を転写材5に順次転写させる態様
や、図1に例示するように、像担持体1に中間転写体4
aを対向配置し、像担持体1上の各色成分トナー像を中
間転写体4aに順次転写した後、中間転写体4a上の多
重トナー像を転写材5に一括転写する態様が挙げられ
る。尚、図1に例示した態様において、符号4bは中間
転写体クリーナであり、中間転写体4aに付着した転写
材5の紙粉やジャム時におけるトナー等を除去するよう
になっている。ここで、ゴースト画像の発生を有効に抑
えるという観点からすれば、像担持体1と中間転写体4
a若しくは転写材担持体との周長を等しく設定すること
が好ましい。
【0015】次に、上述した技術的手段の作用について
説明する。図1において、カラー現像手段3a〜3dの
うち、少なくとも2番目以降の作像サイクルで現像動作
するカラー現像手段3b,3cは像担持体1上の残余ト
ナーが回収されない残トナー非回収現像条件にて現像動
作を行う。従って、カラー現像手段3b,3cの中に、
転写残りトナーや逆転写トナーなどの残余トナーが混入
することはない。また、黒現像手段3dは、最終作像サ
イクルで像担持体1上の残余トナーが回収せしめられる
残トナー回収現像条件にて現像動作を行う。このとき、
像担持体1上の残余トナーが黒現像手段3dに回収され
ることから、像担持体1表面が実質的に清浄される。一
方、黒現像手段3dには他のカラートナーの残余トナー
が混入することになるが、そもそも混入する残余トナー
は微小であり、黒現像手段3d内では微小残余トナーは
黒色トナーにほとんど紛れてしまい、当該黒色トナーの
現像手段3d内での画質劣化の程度は非常に少ない。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に示す実施の形態
に基づいてこの発明を詳細に説明する。 ◎実施の形態1 図2は本発明を適用したカラー画像形成装置(本実施の
形態ではカラー電子写真複写機)の概略構成を示す。同
図において、符号10は感光体ドラム(潜像担持体)で
あり、矢線A方向への回転に伴いその表面には例えばコ
ロトロン等の非接触型の帯電器11及びレーザ走査装置
などの露光装置12などの周知の電子写真プロセスによ
って画情報に応じた静電潜像が形成される。また、この
感光体ドラム10の周囲には例えばロータリー型現像装
置13が配設されており、このロータリー型現像装置1
3はイエロ(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)及び
ブラック(BK)の各色に対応した現像器131〜13
4を回転ホルダに搭載したもので、感光体ドラム10に
形成された静電潜像を現像器131〜134のいずれか
で現像してトナー像Tを形成するようになっている。
尚、符号15は転写域通過後の感光体ドラム10の表面
電位を0にする除電ランプである。
【0017】また、符号20は感光体ドラム10の表面
に当接されるように配置された中間転写ベルト(中間転
写体)であり、複数(本実施の形態では)4つのロール
21〜24に張架されて矢線B方向へ回動するようにな
っている。ここで、本実施の形態では、符号21は中間
転写ベルト20の駆動ロール、22は従動ロール、23
は中間転写ベルト20の張力を一定に制御するようにし
たテンションロール、24は二次転写用の対向ロール
(バックアップロール)である。そしてまた、本実施の
形態では、上記中間転写ベルト20は、ポリイミド、ポ
リカーボネート、ポリエステル、ポリプロピレン、ポリ
エチレンテレフタレート等の樹脂又は各種ゴムにカーボ
ンブラック等を適当量含有させて体積抵抗率が106
1014Ω・cmとなるように形成され、その厚みは例え
ば0.1mmに設定される。特に、本実施の形態では、
感光体ドラム10と中間転写ベルト20との周長が等し
く設定されている。
【0018】更に、中間転写ベルト20の感光体ドラム
10に対向する部位(一次転写位置)において、中間転
写ベルト20の裏面側には一次転写装置(本実施の形態
では一次転写ロール)14が配設されており、この一次
転写ロール14にトナーの帯電極性と逆極性の電圧を印
加することで、感光体ドラム10上のトナー像Tが中間
転写ベルト20に静電吸引されるようになっている。
【0019】更にまた、転写材としての用紙50の搬送
経路に面した中間転写ベルト20の二次転写位置には二
次転写装置40が配設されており、本実施の形態では、
中間転写ベルト20のトナー像担持面側に圧接配置され
る二次転写ロール(バイアスロール)25と、中間転写
ベルト20の裏面側に配置されて二次転写ロール25の
対向電極をなす対向ロール(バックアップロール)24
とを備えている。ここで、上記バックアップロール24
は、絶縁性ロールを半導電性の薄層フィルムで被覆して
形成されている。この薄層フィルムは厚さ10μm〜2
00μmに形成され、その表面抵抗率が107〜1011
Ω/□(□:単位面積)に調整されている。更に、バッ
クアップロール24には中間転写ベルト20との当接位
置から円周方向へ20〜40mmの距離をおいて電極ロ
ール26が当接しており、電極ロール26にはトナーと
同極性の電圧が適宜印加されるようになっている。一
方、上記バイアスロール25は接地された導電性ロール
であり、その表面電位を常に接地位置と等電位に保つた
め、その抵抗値は107Ω・cm以下の低抵抗であるこ
とが望ましい。また、このバイアスロール25の周面に
はロールクリーナ27が設けられており、このロールク
リーナ27はポリウレタンゴム製のクリーニングブレー
ド27aをバイアスロール25の周面に常時当接させ、
バイアスロール25に付着したトナーを除去するように
なっている。
【0020】更に、二次転写装置40の下流側には、中
間転写ベルト20上の残留トナーを除去するベルトクリ
ーナ41が設けられている。そして、中間転写ベルト2
0の一側端部且つ非画像形成領域には反射型の基準マー
ク42が一枚貼り付けられており、この基準マーク42
に対向した位置に発光、受光素子からなる位置検知セン
サ43が離間配置されており、この位置検知センサ43
が基準マーク42を検知することによって全ての作像プ
ロセスのタイミング制御を行うための基準信号が得られ
るようになっている。また、本実施の形態において、用
紙搬送系は、用紙トレイ51からの用紙50をフィード
ロール52で送出し、所定のタイミングで二次転写位置
へと用紙50を送り込み、二次転写後の用紙50を定着
装置53へと搬送するようになっている。尚、符号54
は用紙経路中に設けられる搬送ロールである。
【0021】特に、本実施の形態では、カラー画像を作
像する順番は、ブラック(BK)が最終色であり、その
他の3色は順不問であるが、ここでは、イエロ(Y)、
マゼンタ(M)、シアン(C)の順である。また、各色
の現像器131〜134内には、トナーとキャリアとを
混在させた二成分系現像剤でもトナーのみの一成分系現
像剤でも構わない。但し、イエロ(Y)、マゼンタ
(M)、シアン(C)のカラー現像器131〜133に
ついては、図3(a)に示すように、現像ロール31表
面に担持された現像剤32が感光体ドラム10表面とは
非接触であるのに対し、ブラック(BK)の黒現像器1
34については、図3(b)に示すように、現像ロール
31表面に担持された現像剤32が感光体ドラム10表
面と接触している。尚、各現像器131〜134の現像
ロール31には夫々所定の現像バイアスVB(必ずしも
全て同一とは限らない)が印加されている。
【0022】また、ここで用いたトナーは、スチレンア
クリル樹脂微粒子と各々イエロ、マゼンタ、シアン、及
び、ブラックの顔料微粒子を凝集・合一して平均粒径約
6μmに調製してなる、乳化凝集合一法(EA法)で製
造したトナーを用いた。粒度分布指標(GSD)は1.
23であった。平均粒径はコールターカウンター(コー
ルター社製)で測定した、体積平均粒径の値である。そ
して、重合の際の加熱時間と加熱温度を調整し、平均粒
径、粒度分布が略同じでの4種類(4色)のトナーを作
成した。トナーの形状は、形状係数ML2/Aで表し、
光学顕微鏡(ミクロフォトFXA;ニコン社製)で得た
該トナーの拡大写真を、イメージアナライザーLuze
x3(NIRECO社製)により画像解析を行って以下
の数式1により算出した値である。
【0023】
【数1】
【0024】ML2/Aは、トナーの投影面積と、それ
に外接する円の面積の比で表しており、真球の場合10
0となり、形状が崩れるにつれ、増加する。形状係数
は、トナー粒子複数個に対して計算され、その平均値を
代表値とする。本実施の形態では、形状係数100〜1
25の略球形なトナーを用いた。また、該トナーに、平
均粒径10〜100nmの、シリカ及びチタニアの無機
微粒子を適宜量外添し、平均粒径50μmのフェライト
ビーズからなるキャリアと混合し現像ロール上で−25
〜−35μC/gの帯電量を得た。尚、トナーとして
は、乳化凝集合一法以外にも懸濁重合法、溶解懸濁法、
乳化重合法、混練粉砕法等により形成された球形トナー
を使用してもよいのは勿論である。
【0025】次に、本実施の形態に係るカラー画像形成
装置の作像プロセスについて説明する。今、図示外のス
タートスイッチがオン操作されると、所定の作像プロセ
スが実行される。具体的に述べると、感光体ドラム10
に書き込まれた静電潜像が例えばイエロの画情報に対応
したものであれば、この静電潜像はイエロ(Y)のトナ
ーを内包する現像器131で現像され、感光体ドラム1
0上にはイエロのトナー像Tが形成される。そして、感
光体ドラム10上に形成された未定着トナー像Tは、感
光体ドラム10と中間転写ベルト20とが接する一次転
写位置で一次転写ロール14にて感光体ドラム10から
中間転写ベルト20の表面に静電転写される。
【0026】このとき、単色画像を形成する場合には、
中間転写ベルト20に一次転写されたトナー像Tを直ち
に用紙50に二次転写するのであるが、複数色のトナー
像を重ね合わせたカラー画像を形成する場合には、感光
体ドラム10上でのトナー像の形成並びにこのトナー像
Tの一次転写の工程が色数分だけ繰り返される。例えば
4色のトナー像を重ね合わせたフルカラー画像を形成す
る場合には、感光体ドラム10上にはその一回転毎にイ
エロ、マゼンタ、シアン及びブラックのトナー像Tが形
成され、これらトナー像Tは順次中間転写ベルト20に
一次転写される。一方、中間転写ベルト20は最初に一
次転写されたイエロのトナー像Tを保持したまま感光体
ドラム10と同一周期で回動し、中間転写ベルト20上
には位置検知センサ43によって決められた所定の位置
にその一回転毎にマゼンタ、シアン及びブラックのトナ
ー像Tがイエロのトナー像Tに順次重ねて転写される。
【0027】このようにして中間転写ベルト20に一次
転写されたトナー像Tは、中間転写ベルト20の回動に
伴って二次転写位置へと搬送される。一方、フィードロ
ール52によって用紙トレイ51から用紙50が搬出さ
れ、この用紙50は所定のタイミングで二次転写位置へ
と供給され、バイアスロール25と中間転写ベルト20
との間に挟み込まれる。すると、二次転写位置では、二
次転写装置40であるバイアスロール25とバックアッ
プロール24との間に形成される転写電界の作用で、中
間転写ベルト20に担持されたトナー像Tが二次転写位
置において用紙50に静電転写される。
【0028】そして、未定着トナー像Tが転写された用
紙50は中間転写ベルト20から剥離された後に、定着
装置53に送り込まれ、未定着トナー像の定着処理がな
される。一方、未定着トナー像の二次転写が終了した中
間転写ベルト20についてはベルトクリーナ41によっ
て残留トナーが除去される。尚、二次転写装置40のバ
イアスロール25及びベルトクリーナ41は、中間転写
ベルト20と接離自在に配設されており、カラー画像が
形成される場合には最終色の未定着トナー像が中間転写
ベルト20に一次転写されるまで、これらの部材は中間
転写ベルト20から離間されている。
【0029】以上のような作像プロセスにおいて、転写
残りトナー及び逆転写トナーの挙動について具体的に説
明する。先ず、転写残りトナーに関して説明する。例え
ばフルカラー画像を得る場合、図4(a)に示すよう
に、イエロ現像器131にて1色目のイエロ(Y)画像
TYを感光体ドラム10上へ現像し、中間転写ベルト2
0へ一次転写する際、完全に転写するのは難しく、転写
残りトナー像TY'が発生する。このイエロ(Y)の転写
残りトナー像TY'は、図4(b),(c)に示すよう
に、2色目のマゼンタ(M)、3色目のシアン(C)の
現像時に夫々の現像器132,133が対向した時に現
像域を通過する。尚、3色目のシアン(C)の現像時に
は、マゼンタ(M)の転写残りトナー像TM'も現像域を
通過する。しかし、夫々のマゼンタ現像器132,シア
ン現像器133はいずれも非接触型現像器のため、現像
ロールに担持されている現像剤と感光体ドラム10との
間にギャップgがあり、転写残りトナー像TY'が回収さ
れることは無い。
【0030】ここで、イエロ(Y)の転写残りトナー像
は仮に逆極性のトナーが存在したとしても、帯電器11
を通過するので、正規の帯電性(マイナス)となる。そ
の場合、非接触型現像器といえども、条件によっては、
イエロ(Y)の転写残りトナー像は2色目のマゼンタ
(M)の現像の際に回収される場合があり得る。そこ
で、本実施の形態では、帯電器11により感光体ドラム
10表面は−700Vに帯電され、露光装置12からの
光ビームBmによって画像信号に応じた露光がなされ、
感光体ドラム10表面は例えば−300Vとなる。現像
バイアスはDC=−550V、VP-P(ピークツウピー
ク電圧)=1.2kV、周波数4kHz、Duty比=
50%の矩形波を印加し、現像ロール31表面に担持さ
れた現像剤の外接円と、感光体ドラム10表面の空隙は
0.5mmである。
【0031】イエロ(Y)の転写残りトナー像TY'の上
から露光された場所は、感光体ドラム10と現像ロール
(現像バイアスのDC成分)間の電界の向きによれば、
そのトナー像は感光体ドラム10表面に止まり、回収さ
れない。しかし、イエロ(Y)の転写残りトナー像TY'
の上から露光されなかった場所は電界の向きによれば、
回収される場合がある。ここで、図5に示すように、感
光体ドラム10表面の帯電器11により帯電される電位
VHと、現像バイアスのDC成分電位VB(DC)との電位差
をVCLNとすると、VCLNが小さいと、実際は現像ロール
31のAC成分により、現像ロール31表面に担持され
たトナー像は感光体ドラム10表面へ飛翔し戻るという
現象が起きているが、その際AC成分が大きければ感光
体ドラム10表面のイエロ(Y)の転写残りトナー像T
Y'も一緒に戻してしまい、回収してしまう。また、VCL
Nが大きいと、感光体ドラム10表面のイエロ(Y)の
転写残りトナー像TY'は、クーロン力増大により、戻し
てしまい、回収してしまう。このように、非接触型現像
器といえども、VCLN、現像ロール31へ印加するAC
成分の条件によっては回収してしまう。本実施の形態で
は、AC成分を固定とした場合、VCLN=70〜500
Vまで回収しないことを確認した。
【0032】また、このイエロ(Y)の転写残りトナー
像TY'は2色目のマゼンタ(M)、3色目のシアン
(C)の一次転写時に中間転写ベルト20へ転写される
場合がある。このとき、感光体ドラム10と中間転写ベ
ルト20の周長が等しくない場合、本来のイエロ(Y)
画像以外の場所に薄いイエロ(Y)画像がゴースト画像
として発生してしまう。ここで、トナーの形状係数(M
2/A)と感光体ドラム10から中間転写ベルト20
への一次転写効率の関係は、図6に示すように、真球
(100)に近づく程一次転写効率が良い。一次転写効
率とは、感光体ドラム10から中間転写ベルト20へ転
写される割合である。従って、極力一次転写残りトナー
像を発生させず、目視で確認できないゴーストレベルに
抑えるためには、真球に近い方が望ましい。また、転写
残りトナー像が発生してしまう場合でも、本実施の形態
では、感光体ドラム10と中間転写ベルト20の周長を
等しく設定するようにしたので、本来のイエロ(Y)画
像の上に、転写残りイエロ(Y)画像が転写されるの
で、ゴースト画像は発生することが無い。
【0033】次に、逆転写トナーに関して説明する。例
えば、中間転写ベルト20へ一次転写された1色目のイ
エロ(Y)画像は、2色目のマゼンタ(M)、3色目の
シアン(C)の4色目のブラック(BK)の一次転写の
際に、夫々がイエロ(Y)画像の上に重ねて転写されな
い場所では、転写域の放電の影響によりいくらかのイエ
ロ(Y)トナー像は正規の帯電性とは逆極に帯電してし
まい、転写電界により感光体ドラム10上に逆転写して
しまう。この逆転写したイエロ(Y)トナー像は帯電位
置で正規の帯電となり、次色以降の一次転写時に中間転
写ベルト20へ転写されてしまう。この場合、転写残り
トナー同様感光体ドラム10と中間転写ベルト20の周
長が等しくない場合、本来のイエロ(Y)画像以外の場
所に薄いイエロ(Y)画像がゴースト画像として発生し
てしまう。
【0034】ところで、本実施の形態では、図7に示す
ように、金属製の一次転写ロール14が、感光体ドラム
10直下よりも下流側にb(本例では3mm)の位置に
配設されている。このとき、一次転写域の下流側での感
光体ドラム10表面と中間転写ベルト20表面との電位
差と放電開始電圧の計算での関係を図8に示す。この中
で、感光体ドラム10と中間転写ベルト20との接触幅
は例えば2mmであるので、中心位置(0mm)から感
光体ドラム10表面と中間転写ベルト20表面が離れ始
める位置は1mmからである。そして、一次転写ロール
14の頂点と中間転写ベルト20との接点は3mmの位
置となる。放電開始電圧はパッシェン則より求め、感光
体ドラム10表面と中間転写ベルト20表面との電位差
V(V)とギャップd(μm)との関係が以下の数式2
の値以上となると放電が起こる。
【0035】数式2: V=312+6.2×d
【0036】一次転写ロール14に転写バイアスを印加
するので、感光体ドラム10表面と中間転写ベルト20
表面との電位差が一番大きくなるのは、3mmの位置
で、感光体ドラム10表面と中間転写ベルト20表面と
の接点(1mm)位置では電位差ゼロとなる。そこで、
図8に示すように、3mmの位置での電位差を700〜
1200Vと振り、放電開始電圧と比較すると、約90
0V以下であれば放電が発生しないことが理解される。
従って、3mmの位置での電位差を900V以下にすれ
ば逆転写も発生しないのではないかと推測される。
【0037】図9に中間転写ベルト20の体積抵抗率2
水準に関して一次転写ロール14に印加する電流値と感
光体ドラム10表面と中間転写ベルト20表面との電位
差との関係を示す。図中及びの体積抵抗率は、夫々
11及び7logΩ・cmである。これによれば、低体積
抵抗率のは転写電流40μAまでは電位差が900V
以下であった。それに対応する逆転写率及び一次転写効
率を図10及び図11に示す。図10により、が転写
電流の増加に伴い逆転写率が大きくなるのに対して、
は殆ど逆転写していないことが分かった。また、図11
により、は一次転写電流が小さいと転写電界不足によ
る転写不良、転写電流が大きいと逆転写トナー発生のメ
カニズム同様逆極性化するトナーの割合が増え、一次転
写効率が低下する。このようにピークを持った曲線とな
るが、はで発生した転写電流が大きい場合の不具合
が解消され、高転写効率を維持している。
【0038】以上のように極力逆転写トナー像を発生さ
せず、目視で確認できないゴーストレベルに抑えるため
には、放電を抑えるという観点から、中間転写ベルト2
0の抵抗をある程度下げることが望ましいことが理解さ
れる。また、逆転写トナー像が発生してしまう場合に
は、感光体ドラム10と中間転写ベルト20の周長を等
しくすれば、本来のイエロ(Y)画像の上に、転写残り
イエロ(Y)画像が転写されるので、ゴースト画像は発
生することがない。
【0039】更に、3色目の一次転写終了後、感光体ド
ラム10表面に残った転写残りトナー像TY'(TM',T
C')は、図4(d)に示すように、接触型現像器である
黒現像器134による4色目のブラック(BK)現像時
に一部回収される。すなわち、本実施の形態では、帯電
器11により感光体ドラム10表面は−700Vに帯電
され、光ビームBmによって画像信号に応じた露光がな
され、感光体ドラム10表面は例えば−300Vとな
る。現像バイアスのDC成分は−550Vであり、露光
された画像部は現像電界によりマイナス電荷のトナーが
感光体ドラム10表面に現像される。ブラック(BK)
現像時にブラック(BK)の非画像部(未露光部)につ
いては感光体ドラム10表面に残ったマイナス電荷の転
写残りトナー像TY'(TM',TC')が現像電界により黒
現像器134側へ移動し、黒現像器134内に回収され
る。また、ブラック(BK)の画像部(露光部)は感光
体ドラム10表面に残った転写残りトナー像TY'(T
M',TC')があれば、その上からブラック(BK)のト
ナー像が現像される。
【0040】ブラック(BK)のトナー像が転写された
後に最終的に感光体ドラム10表面に残ったトナー像
は、感光体ドラム10表面を帯電器11により所定の暗
電位に帯電させたまま、黒現像器134を感光体ドラム
10に対向させ、少なくとも感光体ドラム10を1回転
させることにより、全て黒現像器134内に回収され
る。ここで、黒現像器134内に多少他色のトナーが混
入しても、色合いには殆ど影響を及ぼさない。
【0041】尚、本実施の形態では、中間転写ベルト2
0を用いているが、用紙等の転写材を担持し、用紙等に
カラー画像を形成していく方式においても、感光体ドラ
ム10と転写ドラム等の転写材担持体を同一周長にする
ことによって、ゴースト画像の発生は有効に抑えられ
る。また、本実施の形態では、感光体ドラム10、中間
転写ベルト20を使用した態様であるが、これに限られ
るものではなく、夫々ドラム、ベルトのいずれでも構わ
ない。
【0042】◎実施の形態2 図12は本実施の形態に係るカラー画像形成装置で使用
される現像器の概要を示す。同図において、カラー画像
形成装置の基本的構成は、実施の形態1と略同様である
が、実施の形態1と異なるロータリー型現像装置13を
備えている。尚、実施の形態1と同様な構成要素につい
ては実施の形態1と同様な符号を付してここではその詳
細な説明を省略する。このロータリー型現像装置13は
イエロ(Y),マゼンタ(M),シアン(C),ブラッ
ク(BK)の現像器131〜134を回転ホルダに搭載
したものであるが、各現像器131〜134については
いずれも現像ロール31上の現像剤32が感光体ドラム
10表面に接触する接触型現像器を採用している。但
し、カラー現像器131〜133の現像ロール31に印
加する現像バイアスVB1は、現像時に感光体ドラム10
上の転写残トナーTY'などを回収しないように設定され
ており、一方、黒現像器134の現像ロール31に印加
する現像バイアスVB2は、現像時に感光体ドラム10上
の転写残トナーTY',TM',TC'を回収するように設定
されている。
【0043】より具体的に述べると、例えばカラー現像
器132(又は133)を例に挙げて説明すると、図1
3(a)に示すように、感光体ドラム10表面の帯電器
11により帯電される電位VHと、現像バイアスのDC
成分電位VB1(DC)との電位差をVCLN1とすると、カラー
現像器132(又は133)による現像動作を損なわ
ず、かつ、VCLN1による作用電界によって転写残トナー
TY'などが現像ロール側へ静電誘引されない程度に前記
VB1(DC)を選定するようにすればよい。一方、黒現像器
134については、図13(b)に示すように、感光体
ドラム10表面の帯電器11により帯電される電位VH
と、現像バイアスのDC成分電位VB2(DC)との電位差を
VCLN2とすると、黒現像器134による現像動作を損な
わず、かつ、VCLN2による作用電界によって転写残トナ
ーTY'などが現像ロール側へ静電誘引されて黒現像器1
34に回収されるように前記VB2(DC)を選定するように
すればよい。
【0044】尚、本実施の形態では、最初の作像サイク
ルで動作するイエロ現像器131の現像バイアスVB1も
他のカラー現像器132,133と同様に設定している
が、イエロ現像器131については、特に転写残トナー
の回収を阻止するという必要性がないため、他のカラー
現像器132,133と異なる観点から現像バイアスV
B1を設定しても差し支えない。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
感光体ドラム等の像担持体表面に接触したゴムのクリー
ニング部材などが不要となるため、像担持体の摩耗や傷
の発生を防止でき、その分、像担持体の寿命を延ばすこ
とができる。また、ゴムのクリーニング部材などではク
リーニングが困難な略球形トナーにも対応可能である。
そして、不要な排トナーが発生しないため、エコロジー
となり、クリーニング後の排トナーを回収する容器が不
要となるため、低コスト、小スペース(小型化)とな
る。特に、本発明にあっては、各色トナーの現像手段に
おいて、別色のトナー混入による混色を防止でき、所望
の色合いの画像を安定して得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るカラー画像形成装置の概要を示
す説明図である。
【図2】 本発明が適用されたカラー画像形成装置の概
略構成図である。
【図3】 (a)(b)は実施の形態1で用いられる現
像器の概略構成である。
【図4】 (a)〜(d)は実施の形態1における作像
プロセスの概要を示す説明図である。
【図5】 図4(b)又は(c)における作像プロセス
時の感光体ドラム電位分布を示す説明図である。
【図6】 トナー形状係数と一次転写効率との関係を示
すグラフ図である。
【図7】 感光体ドラムと一次転写装置との位置関係を
示す説明図である。
【図8】 一次転写域下流側の空隙電位差と放電開始電
圧との関係を示すグラフ図である。
【図9】 一次転写電流、及び、一次転写域下流側の感
光体ドラムと中間転写ベルトとの空隙電位差の関係を示
すグラフ図である。
【図10】 中間転写ベルトの抵抗差をパラメータとし
た一次転写電流と逆転写率との関係を示すグラフ図であ
る。
【図11】 中間転写ベルトの抵抗差をパラメータとし
た一次転写電流と一次転写効率との関係を示すグラフ図
である。
【図12】 (a)(b)は実施の形態2に係るカラー
画像形成装置で用いられる現像器の概要を示す説明図で
ある。
【図13】 (a)は2番目以降の作像サイクルで動作
するカラー現像器の現像動作過程を示す説明図、(b)
は黒現像器の現像動作過程を示す説明図である。
【符号の説明】 1…像担持体,2…潜像形成手段,3(3a〜3d)…
現像手段,4…転写手段,4a…中間転写体,4b…中
間転写体クリーナ,5…転写材,6…クリーナ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 黒色成分を含む各色成分の作像サイクル
    毎に回転する像担持体と、この像担持体上に各色成分の
    静電潜像を形成する潜像形成手段と、前記像担持体上の
    各色成分の静電潜像に対応する色のトナーで選択的に現
    像する複数の現像手段と、前記像担持体上の各色成分の
    トナー像を転写材に順次若しくは一括転写する転写手段
    とを備え、像担持体上の残留トナー回収用のクリーナを
    除外したカラー画像形成装置において、 複数の現像手段は、黒色トナーを有する黒現像剤が内包
    され且つ最終作像サイクルで現像動作する黒現像手段
    と、黒色以外のカラートナーを有するカラー現像剤が内
    包され且つ最終作像サイクル以外の作像サイクルで現像
    動作するカラー現像手段とからなり、 黒現像手段は現像動作時に像担持体上の残余トナーが回
    収せしめられる残トナー回収現像条件を具備する一方、 カラー現像手段のうち、少なくとも2番目以降の作像サ
    イクルで現像動作するカラー現像手段は現像動作時に像
    担持体上の残余トナーが回収されない残トナー非回収現
    像条件を具備することを特徴とするカラー画像形成装
    置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のカラー画像形成装置にお
    いて、 黒現像手段によるトナー回収現像条件は、像担持体に対
    向する現像剤担持体に担持される黒現像剤を像担持体表
    面に接触配置するものであることを特徴とするカラー画
    像形成装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のカラー画像形成装置にお
    いて、 カラー現像手段によるトナー非回収現像条件は、像担持
    体に対向する現像剤担持体に担持されるカラー現像剤を
    像担持体表面に対し非接触配置するものであることを特
    徴とするカラー画像形成装置。
  4. 【請求項4】 請求項1記載のカラー画像形成装置にお
    いて、 カラー現像手段によるトナー非回収現像条件は、像担持
    体に対向する現像剤担持体に担持されるカラー現像剤を
    像担持体表面に接触配置し、かつ、像担持体上の残余ト
    ナーと現像剤担持体との間の作用電界を像担持体上の残
    余トナーが現像剤担持体側へ移行しない程度に設定する
    ものであることを特徴とするカラー画像形成装置。
  5. 【請求項5】 請求項1記載のカラー画像形成装置にお
    いて、 各現像手段は、形状係数が100〜125であるトナー
    を使用するものであることを特徴とするカラー画像形成
    装置。
  6. 【請求項6】 請求項1記載のカラー画像形成装置のう
    ち、転写手段が像担持体に対向配置される中間転写体若
    しくは転写材担持体を有し、像担持体上の各色成分トナ
    ー像を中間転写体を介して転写材に若しくは転写材担持
    体に担持された転写材に転写する態様において、 像担持体と中間転写体若しくは転写材担持体との周長を
    等しく設定したことを特徴とするカラー画像形成装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7738815B2 (en) 2007-02-20 2010-06-15 Konica Minolta Business Technologies, Inc. Image forming apparatus including a toner discharge operation
US7848680B2 (en) 2007-01-10 2010-12-07 Kabushiki Kaisha Toshiba Image forming apparatus and toner collection method
JP2014016538A (ja) * 2012-07-10 2014-01-30 Canon Inc 画像形成装置

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