JP2002054245A - 通気層利用型室内換気構造 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】室内空気を排気することにより木造外壁通気層
の換気を促進する換気構造 【解決手段】外装材Ａ、通気層Ｂ、躯体Ｃにより構成さ
れる木造外壁を有する建物において躯体Ｃに貫通孔Ｄを
設ける。その室内側端部にはモーターの作動により回転
するファン２を設け、作動することで室内空気の排気及
び通気層Ｂの換気を促進することが可能な装置である。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明が属する技術分野】本発明は、通気層を介して室
内空気を排気することにより通気層内の通風を促し、外
装材に穴を設けないことにより外装材の耐久性を高め、
外観美観を損ねることなく設置が可能な換気構造に関す
るものである。

【０００２】

【従来の技術】木造外壁には、壁体内の結露防止の点か
ら通気層が設置され、室内空気の排気の点から室内と外
部を貫通する換気口が設置されていた。

【０００３】しかし、通気手段を自然駆動に任せている
ため、通気を確実に行うという点で問題がある。

【０００４】また、室内と外部を貫通する換気口は外装
材に穴を開けるため、建物の耐久性を低下させるという
問題点もある。

【０００５】建物外観上からも、外部に設置される屋外
カバーが美観を損ねている。

【０００６】

【発明が解決しようとする課題】解決しようとする問題
点は、木造外壁通気層の通気を確実に行い、かつ、建物
の耐久性を維持して建物美観を損ねない室内排気の換気
口を設置する点である。

【０００７】

【課題を解決するための手段】本発明は、室内排気の換
気口を躯体の貫通に止めて外装材には穴を設けないこと
により、通気層内の通気を機械駆動として上記課題を解
決したものである。

【０００８】

【実施例】図１は、本発明装置の１実施例の断面図であ
る。

【０００９】躯体Ｃに、室内空気排気のための貫通孔Ｄ
を設置する。

【００１０】貫通孔Ｄの室内側には、排気手段としての
ファン２を設置する。

【００１１】

【発明の効果】本発明をもちいることで、通気層内の通
風が促進される。

【００１２】また、外装材の耐久性を高め、建物の美観
も損ねない。

【図面の簡単な説明】

【図１】室内空気を通気層へと排気する場合の換気構造
と空気の流れを示す断面図である。

【符号の説明】

Ａ 外装材 Ｂ 通気層 Ｃ 躯体 Ｄ 貫通孔 Ｅ 空気の流れ １ ファンカバー ２ ファン

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 室内の滞留空気を通気層内に排気して通
   気層内の換気を促進する換気構造
2. 【請求項２】 外装材に穴を開けず、屋外フードを必要
   とせずに室内空気の排気を行う換気構造