JP2002053925A - 改良された耐疲労割れ成長性を有するアルミニウム薄板製品およびその製造方法 - Google Patents

改良された耐疲労割れ成長性を有するアルミニウム薄板製品およびその製造方法

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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 改良された耐疲労割れ成長性、改良された強
度と破壊靱性の組み合わせを含む、航空機の機体などの
航空宇宙用途に有用なアルミニウム合金圧延薄板製品、
及びその製造方法を提供する。 【解決手段】 約4対1よりも大きい平均の長さ対幅の
平均アスペクト比を有する結晶粒によって規定されるマ
イクロ組織を有するアルミニウム合金圧延薄板製品。ア
ルミニウム−銅基合金、アルミニウム−マグネシウム基
合金、アアルミニウム−マグネシウム−シリコン基合
金、アルミニウム−亜鉛基合金のそれぞれにつき、合金
組成の規制、圧延と熱処理のパラメータ制限、及びこれ
等の組み合わせにより所定のアスペクト比、高度の異方
性を持つマイクロ組織、及び改良された品質特性を実現
する。更に具体的には所望量の析出物を発達させるた
め、合金の組成、圧延方法、熱処理方法を制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、改良された特性を
有する圧延アルミニウム製品の生産に係わり、特に、改
良された強度と耐疲労割れ成長性を呈するとともに制御
されたマイクロ組織を有するアルミニウム薄板製品の製
造に関するものである。アルミニウム薄板製品は、航空
機の機体などの航空宇宙用途、およびその他の用途に有
用である。
【0002】
【従来の技術】機体などの航空機の構成要素は、通常、
アルミニウム薄板製品から作成される。このような航空
宇宙製品の耐疲労割れ成長性は非常に重要である。耐疲
労割れ成長性の向上とは、成長が遅くなり、したがって
航空機がより安全になることを意味する。というのは、
小さい割れが、破局的な故障に至る重大なサイズに到達
する前に、より容易に検出できるからである。また、割
れの成長が遅いことは、検査間隔を長くすることができ
るので、経済的利点にもなり得る。Colvin他による米国
特許第5213639号は、航空機用アルミニウム合金
製品を開示している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、改良された
耐疲労割れ成長性、さらに強度と破壊靱性の改良された
組合せを含む有利な他の特性を有するアルミニウム圧延
薄板製品を提供する。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明により作成したア
ルミニウム薄板製品は、改良された耐割れ伝播性を呈す
る。アルミニウム合金の組成および処理パラメータは、
耐疲労割れ成長性が向上するように制御される。この耐
疲労割れ成長性は、高度に異方性の結晶粒マイクロ組織
の結果であり、これによって割れが蛇行性の粒内または
粒間伝播経路を辿ることになる。これらの蛇行性の割れ
が重大な割れ長さまで伝播するために必要なサイクル数
は、滑らかな粒間経路または非蛇行経路を辿る割れが伝
播するために必要なサイクル数よりも遥かに少ない。
【0005】本発明の一形態では、非再結晶マイクロ組
織または所望の量の析出物を発達させるため、合金の組
成、熱機械的および熱的方法を管理する。マイクロ組織
は、中間処理ステップで、つまり転位および粒界動作の
障害物を生成する析出処理で形成される分散物または析
出物の助けにより管理される。薄板製品は伸長形状の結
晶粒を有し、これは高度に異方性のマイクロ組織を形成
する。
【0006】或る形態によれば、異方性マイクロ組織
は、熱間圧延と追加的熱操作の結果として発達するかも
しれない。所望のタイプ、体積分率および分布の結晶学
的結晶集合組織を促進するため、熱間圧延処理を管理す
る。一つの実施形態では、熱間圧延後の回復焼鈍は、最
終的な溶体化熱処理および任意選択の延伸および焼戻し
作業の後に、所望の異方性マイクロ組織を生成する。追
加の中間焼戻しを使用して、再結晶化のための運動力を
制御してもよい。
【0007】アルミニウム製品の組成は、分散質を形成
する合金元素を提供するように選択することが好まし
く、これは生産中の再結晶および回復プロセスを制御す
る。一形態では、凝集性のCu3Auプロトタイプ構造
(構造学的用語ではL12)を形成する合金元素の混合
が好ましい。このような元素にはZr、HfおよびSc
がある。また、Cr、V、Mn、NiおよびFeなどの
凝集性分散質を形成する合金元素も使用してよい。この
ような合金元素の組合せを使用することができる。
【0008】本発明の一観点によれば、高レベルの結晶
学的異方性を有するアルミニウム合金製圧延薄板製品が
提供される。
【0009】本発明の別の観点によれば、高レベルの結
晶学的異方性を有するAl−Cu基合金製薄板製品が提
供される。
【0010】本発明のさらに別の観点によれば、異方性
マイクロ組織を有するアルミニウム合金製圧延薄板製品
を含む航空機機体の薄板が提供される。
【0011】本発明の別の観点によれば、高度の異方性
結晶粒マイクロ組織を有するアルミニウム合金製薄板製
品を作成する方法が提供される。方法は、アルミニウム
合金を提供するステップと、アルミニウム合金を熱間圧
延して薄板を形成するステップと、熱間圧延した薄板に
回復/再結晶焼鈍を施すステップと、焼き鈍した薄板を
溶体化熱処理するステップと、異方性マイクロ組織を有
する薄板製品を回復するステップとを含む。
【0012】本発明の前記特徴およびその他の特徴は、
以下の説明から更らに明らかになるだろう。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明によると、高度に異方性の
マイクロ組織を有するアルミニウム合金製圧延薄板製品
が提供される。本明細書では、「異方性マイクロ組織」
という用語は、結晶粒が、約4対1よりも大きい長さ対
太さの平均アスペクト比を有する、伸長形状の非再結晶
粒または伸長形状の再結晶粒である結晶粒マイクロ組織
を意味する。結晶粒の平均アスペクト比は、約6対1よ
りも大きいことが好ましく、約8対1よりも大きいこと
がさらに好ましい。特に好ましい形態では、異方性マイ
クロ組織は約10対1よりも大きい平均結晶粒アスペク
ト比を有する。再結晶粒または非再結晶粒の両方の場合
で、再結晶および非再結晶粒マイクロ組織に共通の特徴
は、結晶粒が伸長形状であることである。これらの結晶
粒の観察は、例えば50倍から100倍の光学顕微鏡
で、適切に研磨しエッチングしたサンプルを、厚さを通
して縦方向長手方向に観察することによって実行するこ
とができる。再結晶製品については、本発明により達成
された異方性マイクロ組織は、標準的な方法で判断して
20を超える、より好ましくは30または40を超える
Goss集合組織(テクスチャー)を呈することが好ま
しい。非再結晶製品の場合、異方性マイクロ組織は、標
準的な方法で判断して20を超える、より好ましくは3
0または40を超える黄銅Brass集合組織(テクス
チャー)を呈することが好ましい。
【0014】本明細書では、「薄板」という用語は、厚
さ約0.254mm〜約8.89mm(約0.01〜約
0.35インチ)を有するアルミニウム圧延製品を含
む。薄板の厚さは、好ましくは約0.635〜約8.2
55mm(約0.025〜約0.325インチ)、より
好ましくは約1.27〜約7.62mm(約0.05〜
約0.3インチ)である。一部の航空機機体など、多く
の用途では、薄板は、好ましくは厚さ約1.27〜約
6.35mm(約0.05〜約0.25インチ)、より
好ましくは約1.27〜約5.08mm(約0.05〜
約0.2インチ)である。薄板はクラッディングして
も、しなくてもよく、好ましいクラッディング層の厚さ
は薄板の厚さの約1から約5%である。
【0015】本明細書では、「非再結晶」という用語
は、インゴットまたは中間スラブ時に存在する元の結晶
粒に関連する結晶粒を呈する薄板製品を意味する。元の
結晶粒は、物理的に変形しているだけである。その結
果、非再結晶粒マイクロ組織も、強力な熱間圧延の結晶
学的結晶集合組織を呈する。本明細書では、「再結晶」
という用語は、元の変形した結晶粒から形成された結晶
粒を意味する。これは通常、熱間圧延中、溶体化熱処理
中、または焼鈍中に生じ、これらの焼鈍は、熱間圧延の
中間および/または溶体化熱処理前でよい。
【0016】本発明の一態様では、薄板製品は航空機機
体の薄板として有用である。図1は、本発明の鍛錬アル
ミニウム合金製薄板で作成することができる機体12を
含む航空機10を模式的に示す。アルミニウム合金製薄
板には、当技術分野で知られている方法により少なくと
も1種のアルミニウム・クラッド層を設けてもよい。本
発明のクラッドまたは非クラッド板は、当技術分野で知
られている従来通りの方法で、航空機の機体として組み
立てることができる。図1の矢印AおよびBは、航空機
の機体薄板に生じる傾向がある疲労破壊の方向および伝
播経路を示す。或る形態によると、本発明の薄板製品の
異方性マイクロ組織は、高いアスペクト比の結晶粒の長
手方向が、機体薄板で可能性が高い疲労割れ破壊伝播経
路に実質的に直角になるように、機体上で配向される。
例えば、薄板の縦方向長手方向および/または長い横手
方向を、図1の方向AまたはBに実質的に直角に配置す
ることができる。
【0017】本発明によると、耐疲労割れ成長性を向上
させるため、アルミニウム合金の組成を管理する。幾つ
かの適切な合金組成には、アルミニウム協会の2xx
x、5xxx、6xxxおよび7xxx合金、およびそ
の変形体が含まれる。例えば、本発明による使用に適し
たアルミニウム合金の組成は、2xxx合金などのAl
−Cu基合金を含む。好ましいAl−Cu基合金は、約
1〜約5質量%のCu、より好ましくは少なくとも約3
質量%のCu、および約0.1〜約6質量%のMgを含
む。
【0018】特に好ましいAl−Cu基合金の一例は、
約3.5〜約4.5質量%のCu、約0.6〜約1.6
質量%のMg、約0.3〜約0.7質量%のMn、約
0.08〜約0.13質量%のZrを含む。別の好まし
い実施形態によると、アルミニウム合金製圧延薄板製品
は、約3.8〜約4.4質量%のCu、約0.3〜約
0.7質量%のMn、約1.0〜約1.6質量%のM
g、および約0.09〜約0.12質量%のZrという
組成を有する。さらなる好ましい実施形態によると、ア
ルミニウム圧延薄板製品は、約3.4〜約4.0質量%
のCu、0〜約0.4質量%のMn、約1.0〜約1.
6質量%のMg、および約0.09〜約0.12質量%
のZrという組成を有する。別の好ましい実施形態によ
ると、アルミニウム合金製圧延薄板製品は、約3.2〜
約3.8質量%のCu、約0.3〜約0.7質量%のM
n、約1.0〜約1.6質量%のMg、約0.09〜約
0.12質量%のZr、および約0.25〜約0.75
質量%のLiという組成を有する。
【0019】本発明により製造したAl−Cu基合金
は、Zn、Ag、LiおよびSiから選択された少なく
とも1種の追加の合金元素を最大約1質量%含んでもよ
い。これらの元素は、適切に熱処理すると、補強析出物
を形成することができる。このような析出物は、自然時
効中に室温で、または人工時効中に、例えば最高17
6.6℃までの温度で形成される。
【0020】Al−Cu基合金は、さらに、Hf、S
c、ZrおよびLiから選択された少なくとも1種の追
加の合金元素を最高約1質量%まで含んでもよい。これ
らの元素は、適切に熱処理すると、凝集性分散質を形成
するか、これを強化することができる。このような分散
質は、伸長形状の再結晶または非再結晶粒でマイクロ組
織を生成する能力を強化することができる。
【0021】Al−Cu基合金は、さらに、Cr、V、
Mn、NiおよびFeから選択された少なくとも1種の
追加の合金元素を最高約1質量%まで含んでもよい。こ
れらの元素は、適切に熱処理すると、凝集性分散質を形
成することができる。このような分散質は、再結晶およ
び結晶粒の成長の制御を補助することができる。
【0022】Al−Cu基合金に加えて、Al−Mg基
合金、Al−Si基合金、Al−Mg−Si基合金およ
びAl−Zn基合金を、本発明による異方性マイクロ組
織を有する薄板製品として製造することができる。例え
ば、アルミニウム協会の5xxx、6xxxおよび7x
xx合金、またはその変形を、異方性マイクロ組織を有
する薄板製品に製造することができる。
【0023】適切なAl−Mg基合金は、約0.2〜約
7.0質量%のMg、0〜約1質量%のMn、0〜約
1.5質量%のCu、0〜約3質量%のZn、および0
〜約0.5質量%のSiという組成を有する。また、A
l−Mg基合金は、最高で約1質量%までの、Li、A
g、Cdおよびランタニドから選択された補強添加物お
よび/または最高で約1質量%のCr、Fe、Ni、S
c、Hf、Ti、VおよびZrなどの分散質形成剤とい
うさらなる合金添加物を、必要に応じて含んでもよい。
【0024】適切なAl−Mg−Si基合金は、約0.
2〜約2.5質量%のMg、約0.2〜約2.5質量%
のSi、0〜約2質量%のCu、0〜約3質量%のZ
n、および0〜約1質量%のLiという組成を有する。
また、Al−Mg−Si基合金は、最高で約1質量%ま
での、Ag、Cdおよびランタニドから選択された補強
添加物および/または最高で約1質量%のMn、Cr、
Ni、Fe、Sc、Hf、Ti、VおよびZrなどの分
散質形成剤というさらなる合金添加物を、必要に応じて
含んでもよい。
【0025】適切なAl−Zn基合金は、約1〜約10
質量%のZn、約0.1〜約3質量%のCu、約0.1
〜約3質量%のMg、0〜約2質量%のLi、および0
〜約2質量%のAgという組成を有する。また、Al−
Zn基合金は、最高で約1質量%までの、Cdおよびラ
ンタニドから選択された補強添加物および/または最高
で約1質量%のMn、Cr、Ni、Fe、Sc、Hf、
Ti、VおよびZrなどの分散質形成剤というさらなる
合金添加物を、必要に応じて含んでもよい。
【0026】本発明によると、アルミニウム合金製圧延
薄板製品の耐疲労割れ成長性を向上させるため、処理パ
ラメータを管理する。好ましいプロセスは、鋳造するス
テップと、皮剥ぎのステップと、予熱ステップと、初期
熱間圧延のステップと、再加熱ステップと、仕上げ熱間
圧延のステップと、必要に応じた冷間圧延ステップと、
熱間圧延および/または冷間圧延中の必要に応じた中間
焼鈍ステップと、異方性結晶粒マイクロ組織を管理する
焼鈍ステップと、溶体化熱処理ステップと、平坦化ステ
ップと、延伸および/または冷間圧延ステップとを含
む。製造図の一例を図2に示す。製造の別の例を図3に
示す。
【0027】図2に示すように、回復焼鈍ステップは、
本発明による薄板製品の製造に使用することが好まし
い。図3に示すように、熱間圧延および/または冷間圧
延中の中間焼鈍は、回復焼鈍に加えて、またはその代わ
りに使用することができる。焼鈍は、制御された加熱に
よって、または1つまたは幾つかの温度での1つまたは
複数の滞留時間によって提供することができる。
【0028】特定の合金組成に応じて、予熱ステップ
は、温度427℃〜566℃(800〜1050F)で
2〜50時間実行することが好ましい。初期熱間圧延
は、温度399〜549℃(750〜1020F)で、
行程(pass:パス)ごとに厚さを2.54〜76.
2mm減少させて実行することが好ましい。予熱は、温
度371〜566℃(700〜1050F)で2〜40
時間実行することが好ましい。仕上げ熱間圧延ステップ
は、温度360〜566℃(680〜1050F)で、
行程ごとに厚さを2.54〜76.2mm減少させて実
行することが好ましい。
【0029】図3に示すように、必要に応じて熱間圧延
または冷間圧延間に行う中間焼鈍は、温度約204〜約
538℃(約400〜約1000F)の温度で0.5〜
24時間実行うすることが好ましい。
【0030】冷間圧延ステップは、室温で、行程ごとに
厚さを5%から50%減少させて実行することが好まし
い。
【0031】図2に示すように、回復/伸長形状の結晶
粒再結晶焼鈍は、温度約149℃〜と約538℃(約3
00〜約1000F)の間の温度で0.5〜96時間実
行することが好ましい。非再結晶異方性マイクロ組織
は、通常、比較的低い温度、例えば約204〜約371
℃(約400〜約700F)での焼鈍が必要である。再
結晶異方性マイクロ組織は、通常、比較的高温、例えば
約316〜約538℃(約600〜約1000F)での
焼鈍が必要である。
【0032】溶体化熱処理は、温度約454〜約571
℃(約850〜約1060F)の温度で約1ないし2分
〜約1時間実行することが好ましい。
【0033】焼入れ作業は、適切な冷却液への浸漬を使
用する急速冷却か、適切な冷却液の噴霧によって実行す
ることが好ましい。
【0034】平坦化および引張り作業は、合計冷間変形
の6%以下の変形を提供するように実行することが好ま
しい。
【0035】溶体化熱処理の後、冷間加工を、好ましく
は引張りまたは冷間圧延により、必要に応じて行っても
よい。冷間加工プロセスは、薄板製品に最大で15%の
冷間変形を、より好ましくは最大約8%の冷間変形を与
えることが好ましい。
【0036】本発明により製造した薄板製品は、異方性
マイクロ組織の結果として、非常に向上した強度および
/または耐疲労割れ成長性を呈する。好ましい実施形態
では、圧延薄板製品は、310.1MPa(45ks
i)を超える、より好ましくは330.7MPa(48
ksi)を超える縦方向長手方向(L)引張り降伏強度
(TYS)を呈する。圧延薄板製品は、275.6MP
a(40ksi)を超える、より好ましくは43ksi
を超える長い横手(LT)引張り降伏強度を呈すること
が好ましい。長い横手(T−L)方向では、T3調質し
た圧延薄板は、11MPa√m(10ksi√インチ)
のΔKで約127×10-6mm/サイクル(約5×10
-6インチ/サイクル)未満の、より好ましくは約10
1.6×10 -6(約4×10-6インチ/サイクル)また
は76.2×10-6mm/サイクル(約3×10-6イン
チ/サイクル)の疲労破壊割れ成長率成長速度da/d
Nを呈することが好ましい。T36調質では、圧延薄板
は11MPa√m(10ksi√インチ)のΔKで10
1.6×10-6mm/サイクル(4×10-6インチ/サ
イクル)未満の、より好ましくは76.2×10-6(3
×10-6インチ/サイクル)または50.8×10-6
m/サイクル(2×10-6インチ/サイクル)のT−L
方向疲労破壊割れ成長率成長速度da/dNを呈する。
【0037】さらに、本発明の鍛錬されたアルミニウム
合金製薄板製品は、ASTM E561およびB646
標準による406.4×1117.6mm(16×44
インチ)の中央切欠き破壊靱性試料で試験した状態で、
改良された破壊靱性値を呈する。例えば、本発明により
製造された薄板製品は、143MPa√m(130ks
i√インチ)または154MPa√m(140ksi√
インチ)を超える縦方向長手方向(L−T)または長い
横手(T−L)Kc破壊靱性値を呈することが好まし
い。薄板製品は、93.5MPa√m(85ksi√イ
ンチ)または99MPa√m(90ksi√インチ)を
超えるL−TまたはT−LのKapp破壊靱性値を有する
ことも好ましい。
【0038】したがって、改良された耐疲労割れ成長性
に加えて、本発明の製品は改良された強度と破壊靱性の
組合せを呈する。
【0039】図4aおよび図4bは、機体薄板として使
用する従来合金2024および2524薄板製品の実質
的に等軸の結晶粒を示す顕微鏡写真である。図4aおよ
び図4bで図示したような従来の機体薄板と異なり、本
発明の薄板製品の異方性マイクロ組織では、航空機製造
業者が、改良された縦方向長手方向および/または長い
横手方向の耐疲労割れ成長性、破壊靱性および/または
強度など、薄板の向上した機械的特性を利用する方向に
薄板を配向することができる。
【0040】表1は、本発明例による異方性マイクロ組
織を提供するように処理することができる幾つかの薄板
製品の組成を列挙する。
【0041】
【表1】
【0042】表1に挙げた組成を有する薄板製品は、以
下のように作成した。152.4mm×406.4×1
524mm(6×16×60インチ)の寸法のインゴッ
トを、直接チル(DC)モールドを使用して鋳造した。
表I表1で報告した組成は、溶融金属浴から獲得した金
属試料から測定したものである。インゴットを、最初に
399℃(750F)まで6時間加熱することにより、
応力除去した。次に、インゴットを皮剥ぎし、両方の圧
延表面から6.35mm(0.25インチ)の表面層を
除去して、側部を355.6mm(14インチ)の幅ま
で截断ソーイングした。予熱のため、インゴットを45
4℃(850F)まで加熱し、2時間均熱化処理してか
ら、468℃(875F)まで加熱し、さらに2時間均
熱化処理した。予熱炉から取り出したインゴットは、2
2%十字圧延して114.3mm(4.5インチ)ゲー
ジにし、その後、50.8mm(2インチ)ゲージまで
延伸した。金属の温度は299℃(750F)に維持
し、454℃(850F)まで15分間再加熱した。5
0.8mm(2インチ)のスラブを半分に剪断して、4
91℃(915F)で8時間再加熱し、テーブルを48
2℃(900F)に冷却して、6.35mm(0.25
インチ)ゲージまで熱間圧延した。適切な再加熱は、熱
間圧延の間に491℃(915F)で15分間提供され
た。金属の温度は399℃(750F)よりも上に維持
された。熱間圧延の間に、薄板製品の3.81mm
(0.150インチ)ゲージを製造した。204℃〜2
88℃(400〜550F)の温度で8〜から24時間
行う溶体化熱処理前の回復焼鈍で、溶体化熱処理後に非
再結晶マイクロ組織が生じ成された。
【0043】圧延、溶体化熱処理および焼入れの後、薄
板の全部片をクラスBまで超音波検査し、全部が合格し
た。マイクロ組織分析で、全ての試料が最終的調質で非
再結晶マイクロ組織を呈することが判明した。図5a〜
図10bは、表I表1に列挙した薄板製品の異方性マイ
クロ組織を示す顕微鏡写真である。各ケースで、薄板は
高レベルの結晶学的異方性を有し、伸長形状の結晶粒を
呈した。結晶粒の異方性は、各薄板の縦方向長手方向
(L)で最も顕著であったが、各薄板の長い横手方向に
も存在する。
【0044】本発明により製造した試験片料を、機械的
特性について試験した。図11の線図は、各種様々な試
験用に採取した試験片料の位置および方位向を示す。
【0045】L、LTおよび45°方向での引張り試験
の結果を図12に示す。表I表1に挙げた合金367
は、3方向全部で最高の強度を示した。しかし、表I表
1に挙げた他の合金も、好ましい強度レベルを呈した。
【0046】中央に101.6mm(4インチ)の初期
割れを有する406.4×1117.6mm(16×4
4インチ)の中央切欠き試料で、破壊靱性試験を実施し
た。図13および図14は破壊靱性試験のR曲線を示
し、本発明の薄板製品の試験試料が、アルミニウム・ク
ラッドのT3薄板に匹敵する好ましい破壊靱性値を有す
ることを示す。R曲線は、試験した合金全部で互角であ
る。
【0047】獲得された改良型の強度/靱性の組合せを
図15に示す。図15は、比較の目的で向上で製造した
2524−T3アルミニウム・クラッド板の平均値も示
す。図15に示す最小値は、−3に標準偏差の挿入値を
掛けた値に相当する。
【0048】一定振幅での疲労試験を図16に示す。こ
れらの試験は、強度および靱性試験で最も有望に見えた
試料で実施した。その結果により、本発明により作成し
た製品が、非常に低い破壊割れ成長速度、つまり改良さ
れた耐疲労割れ成長性を呈することが判明した。
【0049】T36調質の試料は、図17に示す特性を
呈した。図17では、冷間圧延または引張りを介して5
%の冷間変形を提供することにより、T36調質を獲得
した。冷間圧延した試料の強度は、わずかに高くなる。
【0050】以上の試験の結果で、強度および耐疲労割
れ成長性が本発明によりも大幅に改良されたことが判明
した。回復焼鈍を使用した比較的高温での熱間圧延によ
り、および分散質を形成する添加剤としてZrおよび/
またはScを添加することにより、薄板ゲージに非再結
晶マイクロ組織を作成することが可能であった。理由は
不明であるが、Li添加剤は、非再結晶マイクロ組織を
獲得するのにも役立つようである。2xxx合金では、
胴が強化に大きい影響を与えるようである。スカンジウ
ム添加剤は、非再結晶マイクロ組織の獲得に役立つが、
強化には好ましくないことがある。マンガン添加剤は強
度特性に有益である。冷間圧延は、疲労または破壊靱性
を低下させることなく、強度を大幅に、例えば5%上昇
させ、これも驚異的であった。Liを含む合金は、冷間
変形の結果として、Li添加剤のない合金より特性の改
良点が大きいことがある。
【0051】強度が向上し、耐疲労割れ成長性が向上し
た薄板製品で異方性結晶粒マイクロ組織を生産する目的
で、工場圧延実験を実施した。表2に示す合金は、68
10kg(15,000ポンド)のインゴットとして鋳
造し、図2に示したものに似た製造ルートを使用して本
発明の方法により製造した。
【0052】
【表2】
【0053】表2に挙げた組成を有する薄板製品は、以
下のように作成した。355.6mm×1879.6×
4572mm(14×74×180インチ)の寸法のイ
ンゴットを、直接チル(DC)モールドを使用して鋳造
した。表2で報告した組成は、鋳造中に獲得した金属試
料から測定したものである。インゴットを、最初に39
9℃(750F)まで6時間加熱することにより、応力
除去した。次に、インゴットを皮剥ぎし、両方の圧延表
面から12.7mm(0.50インチ)の表面層を除去
した。予熱のため、インゴットを454℃(850F)
まで加熱し、2時間均熱化処理してから、468℃(8
75F)まで加熱し、さらに2時間均熱化処理した。予
熱炉から取り出したインゴットは、アルミニウム・クラ
ッド1100の板に圧延接合接着し、158.8mm
(6.24インチ)ゲージに圧延した。158.8mm
(6.24インチ)のアルミニウム・クラッド・スラブ
を491℃(915F)で8時間予熱し、テーブルを4
54℃(850F)まで冷却して、4.57mm(0.
180インチ)ゲージに熱間圧延した。金属の温度は3
16℃(600F)よりも上に維持した。熱間圧延の
後、溶体化熱呂利の前に、薄板製品に371℃(700
F)で8時間、再結晶焼鈍を与えた。薄板製品を496
℃(925F)で11分間、バッチ溶体熱処理し、水焼
入れした。ゲージを4.57mm(0.180インチ)
から4.507484mm(0.17746インチ)に
減少させて、薄板を平坦化した。次に、T3およびT3
6調質を製造した。アルミニウム・クラッド材は、最終
厚さの2.5%の厚さを有した。最終T3で獲得した伸
長形状の再結晶粒を有する異方違法性マイクロ組織を、
図18〜図21に示す。
【0054】引張り強度測定の結果を、図22に示す。
引張り特性の測定値は、表2に挙げたMn値が高い変形
体試料が、Mn値が低い変形体試料よりも高い強度を呈
することを示した。Mnの強化効果は、Cuの場合より
も驚くほど高い。
【0055】406.4mm×1117.6mm(16
×44インチ)の中心切欠き靱性試料を使用して、破壊
靱性測定を実施した。強度および靱性測定の結果を図2
3〜図26に示す。これらの図は、比較目的のために2
524−T3アルミニウム・クラッド板の平均値も示
す。これらの図に示す最小値は、−3に標準偏差の挿入
値を掛けた値に相当する。Mn値が高い変形体試料の薄
板製品の強度と靱性との組合せは、2524−T3より
も優れている。驚くべきことに、Cuが少なくMnが多
い試料は、Cuが多くMnが数内サンプルよりも、高い
特性を呈する。
【0056】図27は、T3およびT36調質のCuが
少なくMnが多い変形体試料のda/dN性能を示す。
試験は、二重反復で実施し、二重反復試験からの良好な
相関関係という結果となった。これらの結果は、10の
ΔKで疲労破壊割れ成長速度がT3調質で低下し、T3
6調質ではさらに低下することを示す。これらの結果
は、本発明により製造した製品が、より良いFCG性能
を呈することを示す。
【0057】図28は、S/N疲労試験の結果を示す。
任意のサイクル数の値で、本発明により製造した製品の
方が最大応力が高いことに留意されたい。つまり、この
組成は、同じ寿命を経験する従来の組成よりも高い応力
に耐えられる。本発明により製造した製品のS/N疲労
性能も、アルミニウム・クラッド2524−T3薄板製
品より優れている。
【0058】表3は、圧縮降伏強度試験の結果を示し、
合金2524および本発明の合金の一つ(Cuが少なく
Mnが多い変形体試料354−391)について、縦方
向長手方向(L)と長い横手方向(LT)の圧縮強度特
性を比較する。従来の2524薄板製品と比較して、本
発明により圧縮降伏強度特性の大幅な改良が達成され
る。
【0059】
【表3】
【0060】本発明の幾つかの再結晶および非再結晶薄
板製品の異方性マイクロ組織を、従来合金2024およ
び2524薄板製品と比較して測定した。表4は、0.
3175mm(0.0125インチ)ゲージの2024
−T3および2524−T4薄板製品の黄銅Brass
およびGoss集合組織の組成を列挙する。これを、表
1で列挙した本発明の770−309および770−3
11非再結晶薄板製品、および表2で列挙した本発明の
354−391および354−401再結晶薄板製品と
比較する。
【0061】
【表4】
【0062】表4で示すように、本発明の非再結晶薄板
試料770−309および770−311は、30を超
える黄銅Brass集合組織組成を有し、高度に異方性
のマイクロ組織であることを示す。本発明の再結晶薄板
試料354−391および354−401は、40を超
えるGoss集合組織組成を有し、これは従来の202
4−T3および2524−T4再結晶薄板製品のGos
s集合組織組成よりもはるかに高い。
【0063】本発明の製品および方法は、従来通りに製
造されたアルミニウム製品に対して幾つかの利点を提供
する。本発明によると、高い破壊表面靱性および2次割
れおよび分岐を呈する、結晶粒マイクロ組織に高い異方
性を含むアルミニウム薄板製品が提供され、このため製
品は、疲労破壊割れ成長が少ないことが必要な用途に特
に適切である。また、製品は強度と破壊靱性の好ましい
組合せを呈する。
【0064】例示のために、以上では本発明の特別な例
について説明したが、特許請求の範囲で定義される内容
から逸脱することなく、本発明の細目について多くの変
形が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】アルミニウム合金製機体薄板を含む航空機の部
分模式図であり、機体薄板に生じる傾向がある典型的な
疲労破壊割れの方向を示す。
【図2】本発明の一例として製造した異方性マイクロ組
織を有するアルミニウム薄板製品の製造図である。
【図3】本発明の別の例として製造した異方性マイクロ
組織を有するアルミニウム薄板製品の製造図である。
【図4a】機体薄板として従来使用されているアルミニ
ウム協会の合金2024薄板製品の実質的に「等軸」の
結晶粒を示す顕微鏡写真である。
【図4b】機体薄板として従来使用されているアルミニ
ウム協会の合金2524薄板製品の実質的に「等軸」の
結晶粒を示す顕微鏡写真である。
【図5a】本発明例として製造したアルミニウム薄板製
品の異方性マイクロ組織を示す顕微鏡写真である。
【図5b】本発明例として製造したアルミニウム薄板製
品の異方性マイクロ組織を示す顕微鏡写真である。
【図6a】本発明例として製造した別のアルミニウム薄
板製品の異方性マイクロ組織を示す顕微鏡写真である。
【図6b】本発明例として製造した別のアルミニウム薄
板製品の異方性マイクロ組織を示す顕微鏡写真である。
【図7a】本発明例として製造したさらなるアルミニウ
ム薄板製品の異方性マイクロ組織を示す顕微鏡写真であ
る。
【図7b】本発明例として製造したさらなるアルミニウ
ム薄板製品の異方性マイクロ組織を示す顕微鏡写真であ
る。
【図8a】本発明例として製造した別のアルミニウム薄
板製品の異方性マイクロ組織を示す顕微鏡写真である。
【図8b】本発明例として製造した別のアルミニウム薄
板製品の異方性マイクロ組織を示す顕微鏡写真である。
【図9a】本発明例として製造したさらなるアルミニウ
ム薄板製品の異方性マイクロ組織を示す顕微鏡写真であ
る。
【図9b】本発明例として製造したさらなるアルミニウ
ム薄板製品の異方性マイクロ組織を示す顕微鏡写真であ
る。
【図10a】本発明例として製造した別のアルミニウム
薄板製品の異方性マイクロ組織を示す顕微鏡写真であ
る。
【図10b】本発明例として製造した別のアルミニウム
薄板製品の異方性マイクロ組織を示す顕微鏡写真であ
る。
【図11】試験用に薄板サンプルからの採取した試験片
料の板取り関係レイアウトを示す。
【図12】本発明の薄板サンプルの引張り降伏強さの値
を様々な方向で示すグラフである。
【図13】本発明の薄板サンプルの耐破壊割れ成長性曲
線を示すグラフである。
【図14】本発明の薄板サンプルの耐破壊割れ成長性曲
線を示すグラフである。
【図15】本発明の薄板サンプルの破壊靱性および引張
り降伏強さを示すグラフである。
【図16】非再結晶マイクロ組織を呈する本発明の合金
のうち2つの疲労試験結果を示すグラフである。
【図17】本発明の薄板サンプルの引張り降伏強さを様
々な方向で示すグラフである。
【図18】本発明例として製造したアルミニウム薄板製
品の異方性マイクロ組織を示す顕微鏡写真である。
【図19】本発明例として製造した別のアルミニウム薄
板製品の異方性マイクロ組織を示す顕微鏡写真である。
【図20】本発明例として使用したさらなるアルミニウ
ム薄板製品の異方性マイクロ組織を示す顕微鏡写真であ
る。
【図21】本発明例として製造した別のアルミニウム薄
板製品異方性マイクロ組織を示す顕微鏡写真である。
【図22】本発明の薄板製品の引張り降伏強さ値強度を
様々な方向で示すグラフである。
【図23】本発明例として製造した薄板製品の疲労靱性
および引張り降伏強さ値強度を示すグラフである。
【図24】本発明例として製造した薄板製品の疲労靱性
および引張り降伏強さ値強度を示すグラフである。
【図25】本発明例として製造した薄板製品の疲労靱性
および引張り降伏強さ値強度を示すグラフである。
【図26】本発明例として製造した薄板製品の疲労靱性
および引張り降伏強さ値強度を示すグラフである。
【図27】伸長形状の再結晶粒を呈する2つのアルミニ
ウム・クラッド合金に関する二重反復疲労試験を示すグ
ラフである。
【図28】伸長形状の再結晶粒を呈する2つのアルミニ
ウム・クラッド合金に関するS/N疲労試験の結果を示
すグラフである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C22C 21/18 C22C 21/18 C22F 1/047 C22F 1/047 1/053 1/053 1/057 1/057 // C22F 1/00 606 1/00 606 623 623 627 627 630 630A 630B 630G 683 683 684 684C 685 685Z 686 686A (72)発明者 ロバート ダブリュ、ウエスタールンド アメリカ合衆国 アイオワ、ベッテンドー フ、 ステート ストリート 4879、デブ ンポート ワークス (72)発明者 アンヌ イー、ロバーツ アメリカ合衆国 アイオワ、ベッテンドー フ、 ステート ストリート 4879、デブ ンポート ワークス (72)発明者 ドルバ ジェイ、チャクラバルティ アメリカ合衆国 ペンシルバニア、アルコ ア センター、 テクニカル ドライブ 100、アルコア テクニカル センター (72)発明者 ダイアナ ケイ、デンザー アメリカ合衆国 ペンシルバニア、アルコ ア センター、 テクニカル ドライブ 100、アルコア テクニカル センター (72)発明者 アンソニー モラルズ アメリカ合衆国 アイオワ、ベッテンドー フ、ステート ストリート 4879、デブン ポート ワークス (72)発明者 ポール イー、マグヌセン アメリカ合衆国 ペンシルバニア、アルコ ア センター、 テクニカル ドライブ 100、アルコア テクニカル センター (72)発明者 グレゴリー ビー、ベヌマ アメリカ合衆国 アイオワ、ベッテンドー フ、 ステート ストリート 4879、デブ ンポート ワークス

Claims (164)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 約4対1よりも大きい平均の長さ対幅の
    平均アスペクト比を有する結晶粒によって規定される異
    方性マイクロ組織を有するアルミニウム合金製圧延薄板
    製品。
  2. 【請求項2】 アルミニウム合金が、Al、約1〜約5
    質量%のCu、最大で約6質量%のMg、最大で約1質
    量%のMn、および最大で約0.5質量%のZrを含む
    Al−Cu基合金である請求項1に記載されたアルミニ
    ウム合金製圧延薄板製品。
  3. 【請求項3】 Al−Cu基合金が少なくとも約3質量
    %のCuを含む請求項2に記載されたアルミニウム合金
    製圧延薄板製品。
  4. 【請求項4】 Al−Cu基合金が、約3.5〜約4.
    5質量%のCu、約0.6〜約1.6質量%のMg、約
    0.3〜約0.7質量%のMn、および約0.08〜約
    0.13質量%のZrを含む請求項2に記載されたアル
    ミニウム合金製薄板製品。
  5. 【請求項5】 Al−Cu基合金が、約3.8〜約4.
    4質量%のCu、約0.3〜約0.7質量%のMn、約
    1.0〜約1.6質量%のMg、および約0.09〜約
    0.12質量%のZrを含む請求項2に記載されたアル
    ミニウム合金製圧延薄板製品。
  6. 【請求項6】 Al−Cu基合金が、約3.4〜約4.
    0質量%のCu、0〜約0.4質量%のMn、約1.0
    〜約1.6質量%のMg、および約0.09〜約0.1
    2質量%のZrを含む請求項2に記載されたアルミニウ
    ム合金製圧延薄板製品。
  7. 【請求項7】 Al−Cu基合金が、約3.2〜約3.
    8質量%のCu、約0.3〜約0.7質量%のMn、約
    1.0〜約1.6質量%のMg、約0.09〜約0.1
    2質量%のZr、および約0.25〜約0.75質量%
    のLiを含む請求項2に記載されたアルミニウム合金製
    圧延薄板製品。
  8. 【請求項8】 Al−Cu基合金が、さらに、最大で約
    1質量%の、Zn、Ag、LiおよびSiから選択され
    た少なくとも1種の元素を含む請求項2に記載されたア
    ルミニウム合金製圧延薄板製品。
  9. 【請求項9】 Al−Cu基合金が、さらに、最大で約
    1質量%の、Hf、ScおよびLiから選択された少な
    くとも1種の元素を含む請求項2に記載されたアルミニ
    ウム合金製圧延薄板製品。
  10. 【請求項10】 Al−Cu基合金が、さらに、最大で
    約1質量%の、Cr、V、Mn、NiおよびFeから選
    択された少なくとも1種の元素を含む請求項2に記載さ
    れたアルミニウム合金製圧延薄板製品。
  11. 【請求項11】 アルミニウム合金が、Al、約0.2
    〜約7質量%のMg、0〜約1質量%のMn、0〜約
    1.5質量%のCu、0〜約3質量%のZn、および0
    〜約0.5質量%のSiを含むAl−Mg基合金である
    請求項1に記載された圧延アルミニウム合金製薄板製
    品。
  12. 【請求項12】 Al−Mg基合金が、さらに、最大で
    約1質量%の、Li、Ag、Cd、ランタニド、Cr、
    Fe、Ni、Sc、Hf、Ti、VおよびZrから選択
    された少なくとも1種の合金添加剤を含む請求項11に
    記載されたアルミニウム合金製圧延薄板製品。
  13. 【請求項13】 アルミニウム合金が、約0.1〜約
    2.5質量%のMg、約0.1〜約2.5質量%のS
    i、0〜約2質量%のCu、0〜約3質量%のZn、お
    よび0〜約1質量%のLiを含むAl−Mg−Si基合
    金である請求項1に記載されたアルミニウム合金製圧延
    薄板製品。
  14. 【請求項14】 Al−Mg−Si基合金が、さらに、
    最大で約1質量%の、Ag、Cd、ランタニドMn、C
    r、Ni、Fe、Sc、Hf、Ti、VおよびZrから
    選択された少なくとも1種の合金添加剤を含む請求項1
    3に記載されたアルミニウム合金製圧延薄板製品。
  15. 【請求項15】 アルミニウム合金が、Al、約1〜約
    10質量%のZn、約0.1〜約3質量%のCu、約
    0.1〜約3質量%のMg、0〜約2質量%のLi、お
    よび0〜約2質量%のAgを含むAl−Zn基合金であ
    る請求項1に記載されたアルミニウム合金製圧延薄板製
    品。
  16. 【請求項16】 Al−Zn基合金が、さらに、Cd、
    ランタニド、Mn、Cr、Ni、Fe、Sc、Hf、T
    i、VおよびZrから選択された少なくとも1種の合金
    添加剤を含む請求項15に記載されたアルミニウム合金
    製圧延薄板製品。
  17. 【請求項17】 アスペクト比が約6対1よりも大きい
    請求項1に記載されたアルミニウム合金製圧延薄板製
    品。
  18. 【請求項18】 アスペクト比が約8対1よりも大きい
    請求項1に記載されたアルミニウム合金製圧延薄板製
    品。
  19. 【請求項19】 アスペクト比が約10対1よりも大き
    い請求項1に記載されたアルミニウム合金製圧延薄板製
    品。
  20. 【請求項20】 薄板製品が非再結晶である請求項1に
    記載されたアルミニウム合金製圧延薄板製品。
  21. 【請求項21】 非再結晶薄板製品が20を超える黄銅
    Brass集合組織を有する請求項20に記載されたア
    ルミニウム合金製圧延薄板製品。
  22. 【請求項22】 非再結晶薄板製品が30を超える黄銅
    Brass集合組織を有する請求項20に記載されたア
    ルミニウム合金製圧延薄板製品。
  23. 【請求項23】 非再結晶薄板製品が40を超える黄銅
    Brass集合組織を有する請求項20に記載されたア
    ルミニウム合金製圧延薄板製品。
  24. 【請求項24】 薄板製品が再結晶している請求項1に
    記載されたアルミニウム合金製圧延薄板製品。
  25. 【請求項25】 再結晶薄板製品が20を超えるGos
    s集合組織を有する請求項24に記載されたアルミニウ
    ム合金製圧延薄板製品。
  26. 【請求項26】 再結晶薄板製品が30を超えるGos
    s集合組織を有する請求項24に記載されたアルミニウ
    ム合金製圧延薄板製品。
  27. 【請求項27】 再結晶薄板製品が40を超えるGos
    s集合組織を有する請求項24に記載されたアルミニウ
    ム合金製圧延薄板製品。
  28. 【請求項28】 薄板製品が最大厚さで厚さ約8.9m
    m(約0.35インチ)を有する請求項1に記載された
    アルミニウム合金製圧延薄板製品。
  29. 【請求項29】 薄板製品が最大厚さで厚さ約8.3m
    m(約0.325インチ)を有する請求項1に記載され
    たアルミニウム合金製圧延薄板製品。
  30. 【請求項30】 薄板製品が最大厚さで厚さ約7.6m
    m(約0.3インチ)を有する請求項1に記載されたア
    ルミニウム合金製圧延薄板製品。
  31. 【請求項31】 薄板製品が最大厚さで厚さ約6.4m
    m(約0.25インチ)を有する請求項1に記載された
    アルミニウム合金製圧延薄板製品。
  32. 【請求項32】 薄板製品が最大厚さで厚さ約5.1m
    m(約0.2インチ)を有する請求項1に記載されたア
    ルミニウム合金製圧延薄板製品。
  33. 【請求項33】 薄板製品が少なくとも1種のクラッド
    層を含む請求項1に記載されたアルミニウム合金製圧延
    薄板製品。
  34. 【請求項34】 少なくとも1種のクラッド層が、薄板
    製品の厚さの約1〜約5パーセントの厚さを有する請求
    項33に記載されたアルミニウム合金製圧延薄板製品。
  35. 【請求項35】 薄板製品が回復焼鈍されている請求項
    1に記載されたアルミニウム合金製圧延薄板製品。
  36. 【請求項36】 薄板製品が、さらに、回復焼鈍後に溶
    体化熱処理されている請求項35に記載されたアルミニ
    ウム合金製圧延薄板製品。
  37. 【請求項37】 薄板製品が溶体化熱処理され、その後
    に冷間加工されている請求項1に記載されたアルミニウ
    ム合金製圧延薄板製品。
  38. 【請求項38】 薄板製品が、さらに、溶体化熱処理の
    前に回復焼鈍されている請求項37に記載されたアルミ
    ニウム合金製圧延薄板製品。
  39. 【請求項39】 薄板製品が航空機の機体薄板を含む請
    求項1に記載されたアルミニウム合金製圧延薄板製品。
  40. 【請求項40】 Al、約1〜約5質量%のCu、最大
    で約6質量%のMg、最大で約1質量%のMn、最大で
    約0.5質量%のZrを含むAl−Cu基合金製薄板製
    品であって、薄板製品が、約4対1を超える平均長さ対
    幅の平均アスペクト比を有する結晶粒によって規定され
    る異方性マイクロ組織を有するAl−Cu基合金製薄板
    製品。
  41. 【請求項41】 Al−Cu基合金が、少なくとも約3
    質量%のCuを含む請求項40に記載されたAl−Cu
    基合金製薄板製品。
  42. 【請求項42】 Al−Cu基合金が約3.5〜約4.
    5質量%のCu、約0.6〜約1.6質量%のMg、約
    0.3〜約0.7質量%のMn、および約0.08〜約
    0.13質量%のZrを含む請求項40に記載されたA
    l−Cu基合金製薄板製品。
  43. 【請求項43】 Al−Cu基合金が約3.8〜約4.
    4質量%のCu、約0.3〜約0.7質量%のMn、約
    1.0〜約1.6質量%のMg、および約0.09〜約
    0.12質量%のZrを含む請求項40に記載されたA
    l−Cu基合金製薄板製品。
  44. 【請求項44】 Al−Cu基合金が約3.4〜約4.
    0質量%のCu、0〜約0.4質量%のMn、約1.0
    〜約1.6質量%のMg、および約0.09〜約0.1
    2質量%のZrを含む請求項40に記載されたAl−C
    u基合金製薄板製品。
  45. 【請求項45】 Al−Cu基合金が約3.2〜約3.
    8質量%のCu、約0.3〜約0.7質量%のMn、約
    1.0〜約1.6質量%のMg、約0.09〜約0.1
    2質量%のZr、および約0.25〜約0.75質量%
    のLiを含む請求項40に記載されたAl−Cu基合金
    製薄板製品。
  46. 【請求項46】 Al−Cu基合金が、さらに、最大で
    約1質量%の、Zn、Ag、LiおよびSiから選択さ
    れた少なくとも1種の元素を含む請求項40に記載され
    たAl−Cu基合金製薄板製品。
  47. 【請求項47】 Al−Cu基合金が、さらに、最大で
    約1質量%の、Hf、ScおよびLiから選択された少
    なくとも1種の元素を含む請求項40に記載されたAl
    −Cu基合金製薄板製品。
  48. 【請求項48】 Al−Cu基合金が、さらに、最大で
    約1質量%の、Cr、V、Mn、NiおよびFeから選
    択された少なくとも1種の元素を含む請求項40に記載
    されたAl−Cu基合金製薄板製品。
  49. 【請求項49】 アスペクト比が約6対1を超えるる請
    求項40に記載されたAl−Cu基合金製薄板製品。
  50. 【請求項50】 アスペクト比が約8対1を超えるる請
    求項40に記載されたAl−Cu基合金製薄板製品。
  51. 【請求項51】 アスペクト比が約10対1を超える請
    求項40に記載されたAl−Cu基合金製薄板製品。
  52. 【請求項52】 薄板製品が非再結晶である請求項40
    に記載されたAl−Cu基合金製薄板製品。
  53. 【請求項53】 非再結晶薄板製品が20を超える黄銅
    Brass集合組織を有する請求項52に記載されたA
    l−Cu基合金製薄板製品。
  54. 【請求項54】 非再結晶薄板製品が30を超える黄銅
    Brass集合組織を有する請求項52に記載されたA
    l−Cu基合金製薄板製品。
  55. 【請求項55】 非再結晶薄板製品が40を超える黄銅
    Brass集合組織を有する請求項52に記載されたA
    l−Cu基合金製薄板製品。
  56. 【請求項56】 薄板製品が再結晶している請求項40
    に記載されたAl−Cu基合金製薄板製品。
  57. 【請求項57】 再結晶薄板製品が20を超えるGos
    s集合組織を有する請求項56に記載されたAl−Cu
    基合金製薄板製品。
  58. 【請求項58】 再結晶薄板製品が30を超えるGos
    s集合組織を有する請求項56に記載されたAl−Cu
    基合金製薄板製品。
  59. 【請求項59】 再結晶薄板製品が40を超えるGos
    s集合組織を有する請求項56に記載されたAl−Cu
    基合金製薄板製品。
  60. 【請求項60】 薄板製品が最大厚さで厚さ約8.9m
    m(約0.35インチ)のを有する請求項40に記載さ
    れたAl−Cu基合金製薄板製品。
  61. 【請求項61】 薄板製品が最大で厚さで約8.3mm
    (約0.325インチ)の厚さを有する請求項40に記
    載されたAl−Cu基合金製薄板製品。
  62. 【請求項62】 薄板製品が最大で厚さで約7.6mm
    (約0.3インチ)の厚さを有する請求項40に記載さ
    れたAl−Cu基合金製薄板製品。
  63. 【請求項63】 薄板製品が最大でで厚さ約6.4mm
    (約0.25インチ)の厚さを有する請求項40に記載
    されたAl−Cu基合金製薄板製品。
  64. 【請求項64】 薄板製品が最大でで厚さ約5.1mm
    (約0.2インチ)の厚さを有する請求項40に記載さ
    れたAl−Cu基合金製薄板製品。
  65. 【請求項65】 薄板製品が少なくとも1種のクラッド
    層を含む請求項40に記載されたAl−Cu基合金製薄
    板製品。
  66. 【請求項66】 少なくとも1種のクラッド層が、薄板
    製品の厚さの約1〜約5%の厚さを有する請求項65に
    記載されたAl−Cu基合金製薄板製品。
  67. 【請求項67】 T3調質の薄板が、9.1M11MP
    a√m(10ksi√インチ)のΔKで約5×10-6
    満のT−L方向疲労破壊割れ成長速度da/dNを呈す
    る請求項40に記載されたAl−Cu基合金製薄板製
    品。
  68. 【請求項68】 T3調質の薄板が、9.1M11MP
    a√m(10ksi√インチ)のΔKで約4×10-6
    満のT−L方向疲労破壊割れ成長速度da/dNを呈す
    る請求項40に記載されたAl−Cu基合金製薄板製
    品。
  69. 【請求項69】 T3調質の薄板が、9.1M11MP
    a√m(10ksi√インチ)のΔKで約3×10-6
    満のT−L方向疲労破壊割れ成長速度da/dNを呈す
    る請求項40に記載されたAl−Cu基合金製薄板製
    品。
  70. 【請求項70】 T36調質の薄板が、9.1M11M
    Pa√m(10ksi√インチ)のΔKで約4×10-6
    未満のT−L方向疲労破壊割れ成長速度da/dNを呈
    する請求項40に記載されたAl−Cu基合金製薄板製
    品。
  71. 【請求項71】 T36調質の薄板が、9.1M11M
    Pa√m(10ksi√インチ)のΔKで約3×10-6
    未満のT−L方向疲労破壊割れ成長速度da/dNを呈
    する請求項40に記載されたAl−Cu基合金製薄板製
    品。
  72. 【請求項72】 T3調質の薄板が、9.1M11MP
    a√m(10ksi√インチ)のΔKで約2×10-6
    満のT−L方向疲労破壊割れ成長速度da/dNを呈す
    る請求項40に記載されたAl−Cu基合金製薄板製
    品。
  73. 【請求項73】 薄板製品が310.140.95MP
    a√m(45ksi)を超える縦方向長手方向の引張り
    降伏強さを有する請求項40に記載されたAl−Cu基
    合金製薄板製品。
  74. 【請求項74】 薄板製品が330.743.68MP
    a√m(48ksi)を超える縦方向長手方向の引張り
    降伏強さを有する請求項40に記載されたAl−Cu基
    合金製薄板製品。
  75. 【請求項75】 薄板製品が275.636.4MPa
    √m(40ksi)を超える長い横手方向の引張り降伏
    強さを有する請求項40に記載されたAl−Cu基合金
    製薄板製品。
  76. 【請求項76】 薄板製品が296.339.13MP
    a√m(43ksi)を超える長い横手方向の引張り降
    伏強さを有する請求項40に記載されたAl−Cu基合
    金製薄板製品。
  77. 【請求項77】 薄板製品が143118.3MPa√
    m(130ksi√インチ)を超える長い横手方向のK
    c破壊靱性を有する請求項40に記載されたAl−Cu
    基合金製薄板製品。
  78. 【請求項78】 薄板製品が15427.4MPa√m
    (140ksi√インチ)を超える長い横手方向のKc
    破壊靱性を有する請求項40に記載されたAl−Cu基
    合金製薄板製品。
  79. 【請求項79】 薄板製品が93.577.35MPa
    √m(85ksi√インチ)を超える長い横手方向のK
    app破壊靱性を有する請求項40に記載されたAl−C
    u基合金製薄板製品。
  80. 【請求項80】 薄板製品が9981.9MPa√m
    (90ksi√インチ)を超える長い横手方向のKapp
    破壊靱性を有する請求項40に記載されたAl−Cu基
    合金製薄板製品。
  81. 【請求項81】 薄板製品が、310.140.95M
    Pa√m(45ksi)を超える縦方向長手方向の引張
    り降伏強さ、および143118.3MPa√m(13
    0ksi√インチ)を超える長い横手方向のKc破壊靱
    性を有する請求項40に記載されたAl−Cu基合金。
  82. 【請求項82】 薄板製品が、330.743.68M
    Pa√m(48ksi)を超える縦方向長手方向の引張
    り降伏強さ、および154127.4MPa√m(14
    0ksi√インチ)を超える長い横手方向のKc破壊靱
    性を有する請求項40に記載されたAl−Cu基合金。
  83. 【請求項83】 薄板製品が熱間圧延後に回復焼鈍され
    ている請求項40に記載されたAl−Cu基合金。
  84. 【請求項84】 薄板製品が、さらに、回復焼鈍前に中
    間焼鈍されている請求項83に記載されたAl−Cu基
    合金。
  85. 【請求項85】 薄板製品が、熱間圧延中に中間焼鈍さ
    れている請求項84に記載されたAl−Cu基合金。
  86. 【請求項86】 薄板製品が、熱間圧延後に冷間圧延さ
    れ、冷間圧延中に中間焼鈍されている請求項84に記載
    されたAl−Cu基合金。
  87. 【請求項87】 薄板製品が航空機の機体部分区間を含
    む請求項40に記載されたAl−Cu基合金。
  88. 【請求項88】 約4対1を超える平均長さ対幅のアス
    ペクト比を有する結晶粒によって規定される異方性マイ
    クロ組織を有するアルミニウム合金製圧延薄板製品を含
    む航空機機体薄板。
  89. 【請求項89】 アルミニウム合金が、Al、約1〜約
    5質量%のCu、最大で約6質量%のMg、最大で約1
    質量%のMn、最大で約0.5質量%のZrを含むAl
    −Cu基合金製薄板製品である請求項88に記載された
    航空機機体薄板。
  90. 【請求項90】 Al−Cu基合金が少なくとも約3質
    量%のCuを含む請求項89に記載された航空機機体薄
    板。
  91. 【請求項91】 Al−Cu基合金が約3.5〜約4.
    5質量%のCu、約0.6〜約1.6質量%のMg、約
    0.3〜約0.7質量%のMn、および約0.08〜約
    0.13質量%のZrを含む請求項89に記載された航
    空機機体薄板。
  92. 【請求項92】 Al−Cu基合金が約3.8〜約4.
    4質量%のCu、約0.3〜約0.7質量%のMn、約
    1.0〜約1.6質量%のMg、および約0.09〜約
    0.12質量%のZrを含む請求項89に記載された航
    空機機体薄板。
  93. 【請求項93】 Al−Cu基合金が約3.4〜約4.
    0質量%のCu、0〜約0.4質量%のMn、約1.0
    〜約1.6質量%のMg、および約0.09〜約0.1
    2質量%のZrを含む請求項89に記載された航空機機
    体薄板。
  94. 【請求項94】 Al−Cu基合金が約3.2〜約3.
    8質量%のCu、約0.3〜約0.7質量%のMn、約
    1.0〜約1.6質量%のMg、約0.09〜約0.1
    2質量%のZr、および約0.25〜約0.75質量%
    のLiを含む請求項89に記載された航空機機体薄板。
  95. 【請求項95】 アルミニウム合金が、Al、約0.2
    〜約7質量%のMg、0〜約1質量%のMn、0〜約
    1.5質量%のCu、0〜約3質量%のZr、および0
    〜約0.5質量%のSiを含むAl−Mg基合金である
    請求項88に記載された航空機機体薄板。
  96. 【請求項96】 アルミニウム合金が、Al、約0.1
    〜約2.5質量%のMg、約0.1〜約2.5質量%の
    Si、0〜約2質量%のCu、0〜約3質量%のZn、
    および0〜約1質量%のLiを含むAl−Mg−Si基
    合金である請求項88に記載された航空機機体薄板。
  97. 【請求項97】 アルミニウム合金が、Al、約1〜約
    10質量%のZn、約0.1〜約3質量%のCu、約
    0.1〜約3質量%のMg、0〜約2質量%のLi、お
    よび0〜約2質量%のAgを含むAl−Zn基合金であ
    る請求項88に記載された航空機機体薄板。
  98. 【請求項98】 航空機上で結晶粒の長手方向が、薄板
    を通過する可能性のが高い疲労割れ破壊成長方向に対し
    て結晶粒の長手方向が実質的に直角になる状態で、薄板
    を航空機における上で薄板を配向する請求項88に記載
    された航空機機体薄板。
  99. 【請求項99】 可能性が高い疲労破壊割れ成長方向
    が、航空機機体の軸方向と実質的に平行である請求項9
    8に記載された航空機機体薄板。
  100. 【請求項100】 可能性が高い疲労破壊割れ成長方向
    が、航空機機体の周方向と実質的に平行である請求項9
    8に記載された航空機機体薄板。
  101. 【請求項101】 アルミニウム合金製薄板製品を作成
    する方法であって、 アルミニウム合金を設けることと、 薄板を形成するためアルミニウム合金を熱間圧延するこ
    とと、 熱間圧延した薄板を回復焼鈍することと、 回復焼鈍した薄板を溶体化熱処理することと、 約4対1を超える平均長さ対幅の平均アスペクト比を有
    する結晶粒によって規定される異方性マイクロ組織を有
    する薄板製品を回復することとを含む方法。
  102. 【請求項102】 回復焼鈍を、温度約149〜約53
    8℃(約300〜約1000F)の温度で約0.5〜約
    96時間実行する請求項101に記載された方法。
  103. 【請求項103】 回復焼鈍を約204〜約371℃
    (約400〜約700F)で実行する請求項101に記
    載された方法。
  104. 【請求項104】 薄板製品が非再結晶である請求項1
    03に記載された方法。
  105. 【請求項105】 回復焼鈍を温度約316〜約538
    ℃(約600〜約1000F)の温度で実行する請求項
    101に記載された方法。
  106. 【請求項106】 薄板製品が再結晶している請求項1
    05に記載された方法。
  107. 【請求項107】 さらに、回復焼鈍の前に薄板を中間
    焼鈍することを含む請求項101に記載された方法。
  108. 【請求項108】 中間焼鈍を熱間圧延中に実行する請
    求項107に記載された方法。
  109. 【請求項109】 中間焼鈍を約204〜約53837
    1℃(約400〜約1000F)で実行する請求項10
    7に記載された方法。
  110. 【請求項110】 さらに、熱間圧延後に冷間圧延する
    ことを含む請求項101に記載された方法。
  111. 【請求項111】 さらに、回復焼鈍の前に薄板を中間
    焼鈍することを含む請求項110に記載された方法。
  112. 【請求項112】 中間焼鈍を冷間焼鈍中に実行する請
    求項110に記載された方法。
  113. 【請求項113】 さらに、熱間圧延中に中間焼鈍する
    ことを含む請求項112に記載された方法。
  114. 【請求項114】 中間焼鈍を温度約204〜約538
    ℃(約400〜約1000F)の温度で実行する請求項
    110に記載された方法。
  115. 【請求項115】 熱間圧延ステップが、複数の熱間圧
    延作業を含む請求項101に記載された方法。
  116. 【請求項116】 熱間圧延作業が、回復焼鈍前の仕上
    げ熱間圧延を含む請求項115に記載された方法。
  117. 【請求項117】 さらに、仕上げ熱間圧延中に薄板を
    中間焼鈍することを含む請求項116に記載された方
    法。
  118. 【請求項118】 さらに、溶体化熱処理した薄板を冷
    間加工することを含む請求項101に記載された方法。
  119. 【請求項119】 アルミニウム合金が、Al、約1〜
    約5質量%のCu、最大で約6質量%のMg、最大で約
    1質量%のMn、および最大で約0.5質量%のZrを
    含むAl−Cu基合金製薄板製品である請求項101に
    記載された方法。
  120. 【請求項120】 Al−Cu基合金が少なくとも約3
    質量%のCuを含む請求項101に記載された方法。
  121. 【請求項121】 Al−Cu基合金が約3.5〜約
    4.5質量%のCu、約0.6〜約1.6質量%のM
    g、約0.3〜約0.7質量%のMn、および約0.0
    8〜約0.13質量%のZrを含む請求項101に記載
    された方法。
  122. 【請求項122】 Al−Cu基合金が約3.8〜約
    4.4質量%のCu、約0.3〜約0.7質量%のM
    n、約1.0〜約1.6質量%のMg、および約0.0
    9〜約0.12質量%のZrを含む請求項101に記載
    された方法。
  123. 【請求項123】 Al−Cu基合金が約3.4〜約
    4.0質量%のCu、0〜約0.4質量%のMn、約
    1.0〜約1.6質量%のMg、および約0.09〜約
    0.12質量%のZrを含む請求項101に記載された
    方法。
  124. 【請求項124】 Al−Cu基合金が約3.2〜約
    3.8質量%のCu、約0.3〜約0.7質量%のM
    n、約1.0〜約1.6質量%のMg、約0.09〜約
    0.12質量%のZr、および約0.25〜約0.75
    質量%のLiを含む請求項101に記載された方法。
  125. 【請求項125】 アルミニウム合金が、Al、約0.
    2〜約7質量%のMg、0〜約1質量%のMn、0〜約
    1.5質量%のCu、0〜約3質量%のZr、および0
    〜約0.5質量%のSiを含むAl−Mg基合金である
    請求項101に記載された方法。
  126. 【請求項126】 アルミニウム合金が、Al、約0.
    1〜約2.5質量%のMg、約0.1〜約2.5質量%
    のSi、0〜約2質量%のCu、0〜約3質量%のZ
    n、および0〜約1質量%のLiを含むAl−Mg−S
    i基合金である請求項101に記載された方法。
  127. 【請求項127】 アルミニウム合金が、Al、約1〜
    約10質量%のZn、約0.1〜約3質量%のCu、約
    0.1〜約3質量%のMg、0〜約2質量%のLi、お
    よび0〜約2質量%のAgを含むAl−Zn基合金であ
    る請求項101に記載された方法。
  128. 【請求項128】 薄板製品が最大で厚さで約8.89
    mmの厚さを有する請求項101に記載された方法。
  129. 【請求項129】 薄板製品が非再結晶である請求項1
    01に記載された方法。
  130. 【請求項130】 非再結晶薄板製品が20を超える黄
    銅Brass集合組織を有する請求項129に記載され
    た方法。
  131. 【請求項131】 非再結晶薄板製品が30を超える黄
    銅Brass集合組織を有する請求項129に記載され
    た方法。
  132. 【請求項132】 非再結晶薄板製品が40を超える黄
    銅Brass集合組織を有する請求項129に記載され
    た方法。
  133. 【請求項133】 薄板製品が再結晶している請求項1
    01に記載された方法。
  134. 【請求項134】 再結晶薄板が20を超えるGoss
    集合組織を有する請求項133に記載された方法。
  135. 【請求項135】 再結晶薄板が30を超えるGoss
    集合組織を有する請求項133に記載された方法。
  136. 【請求項136】 再結晶薄板が40を超えるGoss
    集合組織を有する請求項133に記載された方法。
  137. 【請求項137】 アルミニウム合金製薄板製品を作成
    する方法であって、 アルミニウム合金を設けることと、 薄板を形成するためアルミニウム合金を熱間圧延するこ
    とと、 熱間圧延した薄板を中間焼鈍することと、 中間焼鈍した薄板を溶体化熱処理することと、 約4対
    1を超える平均長さ対幅の平均アスペクト比を有する結
    晶粒によって規定される異方性マイクロ組織を有する薄
    板製品を回復することとを含む方法。
  138. 【請求項138】 中間焼鈍を温度約204〜約538
    ℃(約400〜約1000F)の温度で実行する請求項
    137に記載された方法。
  139. 【請求項139】 中間焼鈍を熱間圧延中に実行する請
    求項137に記載された方法。
  140. 【請求項140】 さらに、中間焼鈍の後、溶体化熱処
    理の前に薄板を回復焼鈍することを含む請求項137に
    記載された方法。
  141. 【請求項141】 さらに、熱間圧延後に薄板を冷間圧
    延することを含む請求項137に記載された方法。
  142. 【請求項142】 中間焼鈍を冷間圧延中に実行する請
    求項141に記載された方法。
  143. 【請求項143】 さらに、冷間圧延後に薄板を回復焼
    鈍することを含む請求項142に記載された方法。
  144. 【請求項144】 さらに、熱間圧延中に別の中間焼鈍
    を実行することを含む請求項142に記載された方法。
  145. 【請求項145】 さらに、冷間圧延後に薄板を回復焼
    鈍することを含む請求項144に記載された方法。
  146. 【請求項146】 さらに、溶体化熱処理した薄板を冷
    間圧延することを含む請求項137に記載された方法。
  147. 【請求項147】 アルミニウム合金が、Al、約1〜
    約5質量%のCu、最大で約6質量%のMg、最大で約
    1質量%のMn、および最大で約0.5質量%のZrを
    含むAl−Cu基合金製薄板製品である請求項137に
    記載された方法。
  148. 【請求項148】 Al−Cu基合金が少なくとも約3
    質量%のCuを含む請求項147に記載された方法。
  149. 【請求項149】 Al−Cu基合金が約3.5〜約
    4.5質量%のCu、約0.6〜約1.6質量%のM
    g、約0.3〜約0.7質量%のMn、および約0.0
    8〜約0.13質量%のZrを含む請求項147に記載
    された方法。
  150. 【請求項150】 Al−Cu基合金が約3.8〜約
    4.4質量%のCu、約0.3〜約0.7質量%のM
    n、約1.0〜約1.6質量%のMg、および約0.0
    9〜約0.12質量%のZrを含む請求項147に記載
    された方法。
  151. 【請求項151】 Al−Cu基合金が約3.4〜約
    4.0質量%のCu、0〜約0.4質量%のMn、約
    1.0〜約1.6質量%のMg、および約0.09〜約
    0.12質量%のZrを含む請求項147に記載された
    方法。
  152. 【請求項152】 Al−Cu基合金が約3.2〜約
    3.8質量%のCu、約0.3〜約0.7質量%のM
    n、約1.0〜約1.6質量%のMg、約0.09〜約
    0.12質量%のZr、および約0.25〜約0.75
    質量%のLiを含む請求項147に記載された方法。
  153. 【請求項153】 アルミニウム合金が、Al、約0.
    2〜約7質量%のMg、0〜約1質量%のMn、0〜約
    1.5質量%のCu、0〜約3質量%のZr、および0
    〜約0.5質量%のSiを含むAl−Mg基合金である
    請求項137に記載された方法。
  154. 【請求項154】 アルミニウム合金が、Al、約0.
    1〜約2.5質量%のMg、約0.1〜約2.5質量%
    のSi、0〜約2質量%のCu、0〜約3質量%のZ
    n、および0〜約1質量%のLiを含むAl−Mg−S
    i基合金である請求項137に記載された方法。
  155. 【請求項155】 アルミニウム合金が、Al、約1〜
    約10質量%のZn、約0.1〜約3質量%のCu、約
    0.1〜約3質量%のMg、0〜約2質量%のLi、お
    よび0〜約2質量%のAgを含むAl−Zn基合金であ
    る請求項137に記載された方法。
  156. 【請求項156】 薄板製品が最大で厚さで約8.89
    mm(約0.35インチ)の厚さを有する請求項137
    に記載された方法。
  157. 【請求項157】 薄板製品が非再結晶である請求項1
    37に記載された方法。
  158. 【請求項158】 非再結晶薄板製品が20を超える黄
    銅Brass集合組織を有する請求項157に記載され
    た方法。
  159. 【請求項159】 非再結晶薄板製品が30を超える黄
    銅Brass集合組織を有する請求項157に記載され
    た方法。
  160. 【請求項160】 非再結晶薄板製品が40を超える黄
    銅Brass集合組織を有する請求項157に記載され
    た方法。
  161. 【請求項161】 薄板製品が再結晶している請求項1
    37に記載された方法。
  162. 【請求項162】 再結晶薄板が20を超えるGoss
    集合組織を有する請求項161に記載された方法。
  163. 【請求項163】 再結晶薄板が30を超えるGoss
    集合組織を有する請求項161に記載された方法。
  164. 【請求項164】 再結晶薄板が40を超えるGoss
    集合組織を有する請求項161に記載された方法。
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