JP2002052662A - 漬物包装用積層フィルム、それからなる袋、及び漬物を充填した包装体 - Google Patents

漬物包装用積層フィルム、それからなる袋、及び漬物を充填した包装体

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JP2002052662A
JP2002052662A JP2000243262A JP2000243262A JP2002052662A JP 2002052662 A JP2002052662 A JP 2002052662A JP 2000243262 A JP2000243262 A JP 2000243262A JP 2000243262 A JP2000243262 A JP 2000243262A JP 2002052662 A JP2002052662 A JP 2002052662A
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Toru Saiga
徹 雑賀
Hiroyuki Oba
弘行 大場
Hiroshi Ohira
洋 大平
Mikuo Noda
三九雄 野田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 漬物包装において、保存性に優れ、充填時に
手作業等の作業性がよく、漬物を充填し、加熱殺菌した
後に偏ってしまった充填物を袋内に均一に分布させるた
めの手作業を支障なく行うことができ、充填した包装体
は商品としての見栄えがよく、ボリューム感、陳列性、
段ボール箱への充填性がよく、且つ、充填した漬物の取
り出しが容易に行える漬物包装用積層フィルムを提供す
ること。 【解決手段】 ポリ(メタ)アクリル酸系ポリマーとポ
リ(メタ)アクリル酸系ポリマーの部分中和物から選ば
れる少なくとも1種のポリマーとポリアルコール系ポリ
マーとの混合物から形成されるガスバリヤ層(A)、及
び融着温度が90℃以上のポリオレフィン系樹脂から形
成されるシール層(B)からなる漬物包装用積層フィル
ム。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ガスバリヤ性に優
れ、ボイル殺菌などの加熱殺菌処理による酸素ガスバリ
ヤ性の低下が少ない漬物包装用積層フィルム、それから
なる袋、及びその袋に漬物を充填した包装体に関する。
本発明の漬物包装用積層フィルムは、各種物品の包装材
料としても広く使用することができるが、特に、たくあ
ん漬け、奈良漬け等の固形物を含む食品の密封包装材料
として好適である。
【0002】
【従来の技術】漬物は、一般に酸素により酸化を受け、
変色、褪色し易いためガスバリヤ性積層フィルムで包装
される。ガスバリヤ性の優れた漬物包装用積層フィルム
としては、各種プラスチックフィルムをラミネートした
ものが用いられている。例えば、ナイロンフィルムとポ
リエチレン(PE)フィルム、又はナイロンフィルムと
未延伸ポリプロピレン(CPP)フィルムのラミネート
フィルム、また、ナイロンフィルム上にアルミニウムを
蒸着したフィルム、ガスバリヤ層をアルミニウム蒸着物
からポリ塩化ビニリデンやエチレン・ビニルアルコール
共重合体に置き換えたものをPEやCPPフィルムとラ
ミネートした包装材料を使い、袋、カップ、トレイと云
った様々な包装体が作製され使用されている。また、最
近はガスバリヤ層として酸化珪素などの薄膜を使用した
ものも提案されている。
【0003】特開平6−238838号公報には、合成
樹脂フィルム表面に酸化アルミニウムと酸化珪素を蒸着
したガスバリヤ性フィルムが提案されているが、その被
膜はもろく、これを構成の一部又は全部とする漬物包装
用積層フィルムを過酷に取り扱った場合には、ガスバリ
ヤ性が大きく低下することがある。また、特開平6−2
20221号公報、特開平7−102083号公報、特
開平7−165942号公報、特開平7−205379
号公報、特開平7−251485号公報、特開平8−4
1218号公報及び特開平10−128923号公報に
は、ポリアクリル酸(PAA)と澱粉、ポリビニルアル
コール(PVA)とPAAからなるガスバリヤ性フィル
ムが提案されているが、漬物の保存性や手作業性を満足
する積層フィルムの開示はない。
【0004】ナイロンフィルムとPEフィルム又は、ナ
イロンフィルムとCPPフィルムをラミネートしたフィ
ルムは、酸素などのガスバリヤ性が不十分であり、短期
間で内容物の変色・褪色が起こり易い。また、香気成分
が散逸・移香し易く、風味が変化し易く、保存できる期
間が短い。ポリ塩化ビニリデンを漬物包装用積層フィル
ムの構成の一部に含むものは、酸素ガスバリヤ性が不十
分であり、保存できる期間が短い。エチレン・ビニルア
ルコール共重合体は、乾燥時のバリヤ性は優れているも
のの、高湿度下においては酸素ガスバリヤ性の低下が著
しく、保存できる期間が更に短くなる。
【0005】アルミニウム箔、或いはアルミニウム蒸着
を用いたものは、ガスバリヤ性には優れるが、アルミニ
ウムを漬物包装用積層プラスチックフィルムの構成の一
部に含むとプラスチックフィルムを回収再利用(リサイ
クリング)し難くなる。
【0006】漬物用包材は、内容物の保存は勿論、充填
後の商品の見栄え、ボリューム感、陳列性、段ボールへ
の充填性(嵩張らないようにきれいに並べて入れるこ
と。)、内容物の取り出し易さが要求される。また、漬
物包装用袋に漬物を充填する工程で、重力を利用して充
填することから、内容物が袋の底に偏ってしまう。そこ
で、漬物を充填し、加熱殺菌した後、偏ってしまった内
容物を袋内に均一に分布させるための手作業を行ってい
る。その際、袋の最内層同士が加熱殺菌処理時に融着し
てしまうと、内容物を均一にする手作業が著しく損なわ
れ、場合によっては手作業が不可能となることがある。
又、内容物が充填されていない部分では最内層が融着す
ると、開封後の内容物の取り出し性が損なわれることが
ある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、漬物
包装において、保存性に優れ、充填時に手作業等の作業
性がよく、漬物を充填し、加熱殺菌した後に偏ってしま
った充填物を袋内に均一に分布させるための手作業を支
障なく行うことができ、充填した包装体は商品としての
見栄えがよく、ボリューム感、陳列性、段ボール箱への
充填性がよく、且つ、充填した漬物の取り出しが容易に
行える漬物包装用積層フィルムを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、ポリ(メ
タ)アクリル酸系ポリマーとポリ(メタ)アクリル酸系
ポリマーの部分中和物から選ばれる少なくとも1種のポ
リマーとポリアルコール系ポリマーとの混合物から形成
されるガスバリヤ層と特定のポリオレフィン系樹脂から
形成されるシール層からなる積層フィルムがかかる課題
を解決し得ることを見い出し、本発明を完成するに至っ
た。
【0009】即ち、本発明は、ポリ(メタ)アクリル酸
系ポリマーとポリ(メタ)アクリル酸系ポリマーの部分
中和物から選ばれる少なくとも1種のポリマーとポリア
ルコール系ポリマーとの混合物から形成されるガスバリ
ヤ層(A)、及び融着温度が90℃以上のポリオレフィ
ン系樹脂から形成されるシール層(B)からなる漬物包
装用積層フィルムを提供する。更に、熱可塑性樹脂から
形成された層(C)を含む前記発明の漬物包装用積層フ
ィルムを提供する。ポリオレフィン系樹脂が直鎖状低密
度ポリエチレン(LLDPE)、エチレン・酢酸ビニル
共重合体(EVA)、アイオノマーから選ばれた少なく
とも1種の樹脂である前記発明の漬物包装用積層フィル
ムを提供する。熱可塑性樹脂が熱可塑性ポリエステル樹
脂、ポリアミド樹脂、ポリオレフィン樹脂、及びポリア
リーレンスルフィド樹脂から選ばれる少なくとも1種で
ある前記発明の漬物包装用積層フィルムを提供する。ガ
スバリヤ層(A)が最外層である前記発明の漬物包装用
積層フィルムを提供する。前記発明のいずれかの漬物包
装用積層フィルムからなる袋を提供する。前記発明の袋
に漬物を充填した包装体を提供する。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明を詳細に説明する。
本発明の漬物包装用積層フィルムのガスバリヤ層(A)
は、ポリ(メタ)アクリル酸系ポリマーとポリ(メタ)
アクリル酸系ポリマーの部分中和物から選ばれる少なく
とも1種のポリマーとポリアルコール系ポリマーとの混
合物から形成されている。このガスバリヤ層の材質及び
膜の製造方法については、前記従来技術の項で挙げた特
許公開公報に開示されている。
【0011】本発明のガスバリヤ層(A)を構成するポ
リ(メタ)アクリル酸系ポリマーは、分子内にカルボキ
シル基を2個以上有するポリマーであり、具体的には、
ポリアクリル酸、ポリメタクリル酸、アクリル酸・メタ
クリル酸共重合体、及びこれらの(共)重合体の部分中
和物、又はこれらの2種以上の混合物を挙げることがで
きる。ポリ(メタ)アクリル酸系ポリマーの数平均分子
量は、特に限定されないが、通常2,000〜250,
000程度である。
【0012】また、これらの(共)重合体の部分中和物
は、ポリ(メタ)アクリル酸のカルボキシル基をアルカ
リで部分的に中和して、カルボン酸塩としたものであ
る。アルカリとしては、水酸化ナトリウム、水酸化リチ
ウム、水酸化カリウムなどのアルカリ金属水酸化物、水
酸化アンモニウム等を挙げることができる。部分中和物
は、ポリ(メタ)アクリル酸水溶液にアルカリを添加す
ることにより得ることができる。中和度は、通常20重
量%以下、更には15重量%以下、特には5〜15重量
%が好ましい。中和度は、次式:中和度(%)=(X/
Y)×100により求めることができる。式中、Xは、
部分中和されたポリ(メタ)アクリル酸1g中の中和さ
れたカルボキシル基のモル数であり、Yは、中和前のポ
リ(メタ)アクリル酸1g中のカルボキシル基のモル数
である。
【0013】ガスバリヤ層(A)を構成するポリアルコ
ール系ポリマーは、分子内に2個以上の水酸基を有する
化合物であって、低分子量物から高分子量物まで含むも
のであり、糖類、ポリビニルアルコール、及びこれらの
混合物であることが好ましい。ポリビニルアルコール
(PVA)は、通常95%以上のケン化度、更には98
%以上のケン化度を有し、通常300〜2,500、更
には300〜1,500の重合度を有するものが好まし
い。糖類としては、単糖類、オリゴ糖類、多糖類などが
挙げられ、糖アルコールや各種置換体・誘導体なども含
まれる。
【0014】ポリ(メタ)アクリル酸系ポリマーとポリ
アルコール系ポリマーとの混合割合は、重量比で、通常
99:1〜5:95、更には95:5〜10:90、特
には90:10〜20:80である。両者の混合物は、
各成分を水に溶解させる方法、各成分の水溶液を混合す
る方法、ポリアルコール系ポリマー水溶液中で(メタ)
アクリル酸モノマーを重合させ、重合後、必要に応じて
部分中和する方法等が挙げられる。溶剤としては、水単
独でもよいが、所望により、水とアルコールなどの混合
溶剤を用いてもよい。ポリ(メタ)アクリル酸系ポリマ
ーとポリアルコール系ポリマーとの反応を促進するため
に、混合物中に、水に可溶性の無機酸金属塩(例、塩化
リチウム、塩化ナトリウム、次亜リン酸ナトリウム)ま
たは有機酸金属塩(例、酢酸ナトリウム、安息香酸ナト
リウム)を少量添加してもよい。
【0015】これらの混合物から被膜を形成するには、
先ず、基材フィルムの少なくとも片面に混合物の水溶液
を流延し、乾燥して被膜を形成させ、次いで、熱処理を
行う。混合物の水溶液の固形分濃度は、通常1〜30重
量%、更には5〜20重量%程度が好ましい。乾燥被膜
の厚さは通常0.05〜50μm、更には0.1〜5μ
m、特に0.1〜2μm程度が好ましい。
【0016】ポリ(メタ)アクリル酸系ポリマーとポリ
アルコール系ポリマーとの混合物からなる乾燥被膜を熱
処理することにより、ガスバリヤ性の高い被膜(ガスバ
リヤ層(GB))が形成できる。熱風や加熱炉などの乾
熱雰囲気下での熱処理条件は、140〜250℃で、1
秒間〜4時間、更には180〜250℃で1秒間〜30
分間、特には200〜250℃で10秒間〜30分間が
好ましい。また、特開平10−237180号公報に記
載がある通り、ガスバリヤ性を向上させる目的で、(G
B)に隣接する層に、酸化マグネシウム、酸化カルシウ
ム、酸化亜鉛、水酸化マグネシウム、水酸化カルシウ
ム、及び水酸化亜鉛の群から選ばれる選ばれた少なくと
も1種の金属化合物を含有させてもよい。
【0017】本発明においてシール層(B)を形成する
樹脂として用いるポリオレフィン系樹脂としては、融着
温度が90℃以上、好ましくは90〜120℃、特に好
ましくは90〜100℃のものが用いられる。ここで融
着温度とは、ヒートシールに際しシール圧力3kg/c
2、シール時間1秒、シール幅20mm、シール長さ
100mmの条件でヒートシールした時に5N/15m
mのヒートシール強度が得られる時のヒートシール温度
を云う。ここで、ヒートシール温度とは、ヒートシール
するときのシールバーの設定温度を云う。ポリオレフィ
ン系樹脂としては、例えばポリエチレン、エチレン・α
−オレフィン共重合体、ポリプロピレン、エチレン・酢
酸ビニル共重合体(EVA)、エチレン・アクリル酸共
重合体(EAA)、エチレン・アクリル酸メチル共重合
体(EMA)、アイオノマー樹脂、及びこれらの2種以
上の混合物等が挙げられる。エチレン・α−オレフィン
共重合体を構成するα−オレフィンとしては、プロピレ
ン、1−ブテン、1−ペンテン、3−メチル−1−ペン
テン、1−ヘキセン、1−ヘプテン、1−オクテンなど
の炭素原子数3〜20個のα−オレフィン類を挙げるこ
とができる。エチレン・α−オレフィン共重合体には、
チーグラー・ナッタ触媒を用いて得られたもの以外に、
メタロセン触媒や拘束幾何触媒などの活性点が均一なシ
ングルサイト触媒を用いて得られたものも含まれる。ポ
リエチレンやエチレン・α−オレフィン共重合体には、
低密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、直鎖状低密
度ポリエチレン(LLDPE)、超低密度ポリエチレン
(VLDPE)等が含まれる。このシール層は、ガスバ
リヤ層の基材として用いてもよい。即ち、このポリオレ
フィン系樹脂から形成される層を基材として、ガスバリ
ヤ層(A)をこの表面に形成し、ガスバリヤ層(A)/
シール層(B)の2層構成の積層フィルムが得られる。
製袋する場合、シール層同士を対向させてシールする。
従って、シール層は最内層となり、充填物に接する層と
なる。漬物における加熱殺菌処理は、60℃〜90℃で
行われるのが一般的な条件である。90℃、40分間で
加熱殺菌処理することがあることから、融着温度が90
℃未満のポリオレフィン系樹脂では、最内層が加熱殺菌
処理時に融着することがあり、内容物を均一にする手作
業時の作業性(手作業性)が著しく損なわれたり、或い
は、不可能になることもある。更に、最内層が融着する
と、内容物の取り出し性が損なわれることがあり好まし
くない。これらの中、LLDPE、EVA、アイオノマ
ーから選ばれた少なくとも1種の樹脂がシール層として
好ましいポリオレフィン系樹脂である。特に、融点が約
118℃、融着温度が約92℃、密度が0.918g/
cm3のLLDPEは、この樹脂を用いることで積層フ
ィルムの柔軟性が増し、前記手作業性が向上すると云う
観点から好ましく用いられる。また、手作業性の目安の
一つとして、ループスティフネス値が低い方が積層フィ
ルムの柔軟性が増し、前記手作業性が向上する。ループ
スティフネス値とは、フィルムの硬さを直接測定するも
のであり、フィルの硬さを表す指標である。ループステ
ィフネス値としては、積層フィルムで8g以下、好まし
くは5g以下であると手作業性が良好である。
【0018】本発明の漬物包装用積層フィルムは、ガス
バリヤ層(A)/シール層(B)の層構成の他、ガスバ
リヤ層(A)、シール層(B)及び熱可塑性樹脂から形
成された層(C)(以下、層(C)と称することもあ
る。)からなる積層フィルムを含む。必要に応じて、各
層間に接着剤層を配置したものであることが好ましい。
層(C)を構成する熱可塑性樹脂としては、熱可塑性ポ
リエステル、ポリアミド樹脂、ポリオレフィン樹脂、及
びポリアリレーンスルフィド樹脂から選ばれる少なくと
も1種の樹脂を挙げることができる。この層(C)は、
ガスバリヤ層の基材として用いてもよい。熱可塑性ポリ
エステルとしては、例えば、ポリエチレンテレフタレー
ト(PET)、ポリブチレンテレフタレート(PB
T)、ポリエチレンナフタレート、ポリエチレンテレフ
タレート共重合体(CoPET)がある。ポリエステル
共重合体としては、酸成分としてテレフタル酸、イソフ
タル酸、ポリオール成分としてエチレングリコール、ジ
エチレングリコールからなる共重合エステルが例示でき
る。ポリアミド樹脂(PA)としては、例えば、ナイロ
ン6、ナイロン66、ナイロン12、ナイロン6・66
共重合体、ナイロン6・12共重合体、芳香族ナイロン
がある。これらの樹脂からなるフィルムのうち、強度特
性、耐熱性の観点から延伸ポリアミドフィルムが好まし
く、2軸延伸ナイロン6フィルム(ONy)が特に好ま
しい。ポリオレフィン系樹脂としては、例えば、ポリプ
ロピレン、低密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、
LLDPE、VLDPE、エチレン・酢酸ビニル共重合
体、エチレン・アクリル酸共重合体、エチレン・アクリ
ル酸エチル共重合体、エチレン・メタクリル酸メチル共
重合体等がある。ポリアリレーンスルフィド樹脂として
は、ポリフェニレンスルフィドなどがある。
【0019】層構成としては、例えば、GB/PET/
/PO、PET/GB//PO、GB/PET//Ny
//PO、Ny//GB/PET//PO、GB/Ny
//PO、PET/GB//Ny//PO、Ny//G
B/PET//PO、Ny/GB//Ny//PO、P
O/GB//PO及びGB/PO等を挙げることができ
る{但し、GBはガスバリヤ層(A層)を、POはポリ
オレフィン系樹脂からなるシール層(B層)を、PA
層、PET層は熱可塑性樹脂から形成された層(C層)
を、//は接着剤層を表す}。
【0020】接着剤層を形成する接着剤としては、例え
ば、押出ラミネート用接着剤とて、酸変性エチレン・ア
クリル酸共重合体、酸変性エチレン・アクリル酸エチル
共重合体、酸変性LLDPE、酸変性VLDPE、エチ
レン・酢酸ビニル共重合体、ドライラミネート用接着剤
としては、ウレタン系接着剤(ポリエステル系ポリウレ
タン樹脂、ポリエーテル系ポリウレタン樹脂)等を挙げ
ることができる。これらの中でも、2液型のウレタン系
接着剤などのドライラミネート用接着剤が好ましい。接
着剤層の厚さは、通常1〜10μm、更には1〜5μ
m、特には1〜3μm程度が好ましい。
【0021】積層フィルムの製造方法の一例を挙げる。
ドライラミネート法により、接着剤をポリオレフィン系
樹脂から形成されるシール層(B)上に塗布し、必要に
応じて乾燥することにより接着剤層を形成する。接着剤
層を形成後、該接着剤層の面と熱可塑性樹脂から形成さ
れる層(C)(基材層であってもよい)の片面に形成さ
れたガスバリヤ層(A)の面とを合わせ熱ロールでニッ
プしてシール層(B)に貼り合わせ、(B)層/接着剤
層/ガスバリヤ層(A)/層(C)の積層フィルムを得
るなど、常法に従ってドライラミネーションを行うこと
により、積層フィルムを得ることができる。接着剤層は
必要に応じて、ガスバリヤ層(A)とシール層(B)の
間、ガスバリヤ層(A)と熱可塑性樹脂から形成された
層(C)との間、層(C)とシール層(B)との間に設
ける。しかし、これに限定されるものではない。
【0022】次に、包装体の製造方法の一例を挙げる。
本発明の漬物包装用積層フィルムは、通常包装用袋に製
袋して、種々の被包装品を包装するのに使用することが
できる。被包装品としては、通常、食品であるが、その
中でも醤油漬け、たくあん漬け、奈良漬けなどの固形物
を含む食品に好適である。固形物を含む食品は、固形物
のみでもよいが、固形物と液体との混合物であってもよ
い。
【0023】ガスバリヤ層(A)とポリオレフィン系樹脂
からなるシール層(B)とを含む積層フィルム、好まし
くは最外層であるガスバリヤ層(A)の片側の面に、基
材である層(C)、接着剤層、シール層(B)がこの順
で積層された積層フィルムのシール層同士を合わせて周
辺部をヒートシールすることにより、包装用袋に成形さ
れる。包装用袋としては、3方シール袋(パウチ)が典
型的なものである。
【0024】包装用袋の中に、被包装物を充填し、開口
部をシールする。被包装物が固形物を含む食品の場合に
は、ヒートシール後、包装体を前述の条件で加熱殺菌処
理を行う。本発明の漬物包装用積層フィルムは、加熱殺
菌処理によって、酸素ガスバリヤ性が低下したり、包材
の材質自体が変質したりすることはない。
【0025】
【実施例】以下、実施例により本発明を具体的に説明す
るが、本発明はこれらに限定されるものではない。尚、
物性の測定は以下の方法に従って行った。 (1)酸素ガス透過度 モダンコントロール(Modern Control)社製、酸素透過
試験器OX−TRAN TM2/20を用い、温度20℃、
相対湿度80%の条件下での積層フィルムの酸素透過度
(cm3/m2・d・atm)を測定した。 (2)色調 日本電色(株)社製の色差計Spectro Color Meter S
E−200を用いて、室温条件下で積層フィルの上から
被包装体の色調を測定した。また、目視による評価も同
時に行い、製造直後の色調に近いものを○、大きく変化
したものを×とした。 (3)融点測定 パーキンエルマー社製の走査型熱量計(DSC)を用い
て、30℃から20℃/分で昇温し、走査したときの吸
熱カーブのピークの温度を融点とした。 (4)ループスティフネス値 フィルムを25mm幅に切り出して試料を調製し、東洋
精機(株)製、ループスティフネステスタを用いて、温
度23℃、相対湿度60%の条件下で、ループ周長10
0mmでのループスティフネス値を測定した。 (5)手作業性 手作業性は、サンプル(シール層を内層として、縦21
0mm×横160mmの3方シールした袋)に内容物を
充填し、シールした後、90℃、40分間ボイルする加
熱殺菌処理を行ったものについて、手作業により内容物
を平滑にする時の容易さで評価した。容易に平滑にでき
たサンプルを○、平滑にするのがやや困難であったサン
プルを△、平滑にするのが困難であったサンプルを×と
した。 (6)取り出し性 取り出し性は、サンプル(シール層を内層として、縦2
10mm×横160mmの3方シールした袋)に内容物
を充填し、シールした後、90℃、40分間ボイルする
加熱殺菌処理を行ったものについて、袋を開封し内容物
を取り出す。内容物が容易に取り出せたサンプルを○と
し、取り出しがやや困難であったサンプルを△、取り出
しが困難であったサンプルを×とした。 (7)シール層融着温度 以下に示すヒートシール強度の測定において、強度が5
N/15mmとなるシールバーの設定温度を融着温度と
した。ヒートシール強度は、ヒートシールテスター(テ
スター産業(株)製)を用い、シールバーの設定温度を
80〜200℃の範囲で変えて、シール圧力3kg/c
2、シール時間1秒、シールバーの幅20mm、シー
ルの長さ100mmで、熱シールバーを用い試料フィル
ムのシール層同士をヒートシールする。この試料をTENS
ILON ORIENTEC RTC-1210ATMを用い、試料幅15mm、
引張速度200cm/分の条件でヒートシール強度を測
定し、複数のデータを得る。これらのデータから強度が
5N/15mmとなる温度を外挿又は内挿して融着温度
を得る。
【0026】(実施例1) (ガスバリヤ層(A)のフィルム形成)ポリアクリル酸
(和光純薬工業(株)製、固形分25重量%、粘度8〜
12Pa・s(30℃)、数平均分子量15×104
を水で希釈して、濃度10重量%に水溶液を調製した。
この水溶液に、ポリアクリル酸のカルボキシル基のモル
数に対して中和度が10%となるように水酸化ナトリウ
ムを添加して、ポリアクリル酸の部分中和の水溶液を調
製した。一方、糖類として可溶性澱粉(和光純薬(株)
製)を用い、その10重量%水溶液を調製した。上記部
分中和ポリアクリル酸水溶液と可溶性澱粉水溶液を、固
形分比80:20となるように混合して、混合物の10
重量%水溶液を調製した。この水溶液を延伸ポリエチレ
ンテレフタレート(PET)フィルム(厚さ12μm)
上に塗工し、ドライヤーを用いて水を蒸発させ、乾燥被
膜(厚さ1μm)を得た。この乾燥被膜が形成されたP
ETフィルムを230℃の熱風で1分間熱処理して、P
ETフィルム上に塗工積層されたガスバリヤ層(A)フ
ィルム(ガスバリヤ層をGBと略称することもある。)
を作製した。
【0027】(積層フィルムの作成)上記で得られたP
ET層−ガスバリヤ(GB)層(A)の積層体のPET
層の面に、接着剤(東洋モートン社製、主剤:TM−5
90、硬化剤:CAT−56)層を介して融着温度92
℃(融点118℃)のLLDPEフィルム(厚さ60μ
m、住友化学工業(株)製、スミカセンα FZ251
−1)をドライラミネートした。 (パウチの作成)次いで、上記で得た積層フィルムのL
LDPE面を合わせ、ヒートシーラー(富士インパルス
(株)製、キュートシーラー V−300−10W)を
用い、加熱時間調節つまみの目盛りを5〜6にし、周辺
をヒートシールし、3方シール袋(パウチ;横 175
mm、縦 285mm、ヒートシール部幅 10mm)
を作成した。 (漬物の充填包装及び加熱殺菌処理)被包装物である瓜
の醤油漬けを、上記パウチに充填し、開口部をヒートシ
ールして密封した。得られた瓜の醤油漬け充填包装体
を、90℃、40分間のボイル処理条件で加熱殺菌処理
した。
【0028】加熱殺菌処理の済んだ充填包装体の内容物
の偏りを手作業により均一化するときの手作業性の評
価、上記のように調製した瓜の醤油漬け充填包装体(加
熱殺菌済)を室温で、調湿なし、遮光の保存条件下に1
18日間保存した後、瓜の醤油漬けの色調変化の前記色
差計を用いた測定結果、加熱殺菌済の充填包装体の内容
物を取り出す際のパウチからの取り出し性の評価、ルー
プスティフネス値及び袋の積層フィルムの酸素透過度を
表1に示した。
【0029】(比較例1)ガスバリヤ性ナイロンフィル
ム(三菱化学(株)製、スーパーニール、厚さ15μ
m)の片面に、PE(厚さ25μm)を接着剤(東洋モ
ートン社製、主剤:TM−590、硬化剤:CAT−5
6)層を介してドライラミネートした。このPEのもう
一方の面に、実施例1で用いたのと同じLLDPE(厚
さ60μm)を接着剤(東洋モートン社製、主剤:TM
−590、硬化剤:CAT−56)層を介してドライラ
ミネートした。この積層フィルムをLLDPEフィルム
の面を合わせ、実施例1と同様の条件で3方シール袋
(パウチ)にした。実施例1と同様に瓜の醤油漬けをこ
の3方シール袋に充填した。次いで、開口部をシールし
て密閉し、充填包装体を90℃、40分間のボイル条件
で加熱殺菌処理した。加熱殺菌処理の済んだ充填包装体
の内容物の偏りを均一にするときの手作業性、実施例1
と同じ条件で保存した充填物の色調変化、内容物のパウ
チからの取り出し性の評価、ループスティフネス値及び
酸素透過度を表1に示した。
【0030】(比較例2)実施例1で用いたものと同じ
PET層上に塗工してなるPET層−ガスバリヤ層
(A)のPET層の面に、融着温度85℃、融点98℃
のエチレン・酢酸ビニル共重合体(EVA)フィルム
(タマポリ(株)製、EVA SB−10、厚さ40μ
m)層を接着剤(東洋モートン社製、主剤:TM−59
0、硬化剤:CAT−56)層を介してドライラミネー
トし、積層フィルムを得た。この積層フィルムのEVA
フィルムの面を合わせ、実施例1と同様の条件で、3方
シール袋(パウチ)を作成した。このパウチに実施例1
と同様に瓜の醤油漬けを充填し、開口部をシールして密
閉した。得られた瓜の醤油漬け充填包装体を90℃、4
0分間のボイル処理条件で加熱殺菌処理した。この包装
体について、手作業性、色調変化、内容物のパウチから
の取り出し性、ループスティフネス値及び酸素透過度の
評価を表1に示した。
【0031】(比較例3)実施例1で用いたと同じPE
T層上に塗工してなるPET層−ガスバリヤ層(A)の
PET層の面に、融着温度155℃、融点160℃の未
延伸ポリプロピレン(CPP)フィルム(東レ合成フィ
ルム社製、トレファンNOZK93K、厚さ60μm)
層を接着剤(東洋モートン社製、主剤:TM−590、
硬化剤:CAT−56)層を介してドライラミネート
し、積層フィルムを得た。この積層フィルムのCPPフ
ィルムの面を合わせ、実施例1と同様の条件で、3方シ
ール袋(パウチ)を作成した。このパウチに実施例1と
同様に瓜の醤油付けを充填し、開口部をシールした。得
られた瓜の醤油漬け充填包装体を90℃、40分間のボ
イル処理条件で加熱殺菌処理した。この包装体につい
て、手作業性、色調変化、内容物のパウチからの取り出
し性、ループスティフネス値、及び酸素透過度の評価を
表1に示した。
【0032】(実施例2)実施例1で得たPET層−ガ
スバリヤ層(A)からなる積層フィルムのPET層の面
に、接着剤(東洋モートン社製、主剤:TM−590、
硬化剤:CAT−56)層を介して、融着温度92℃、
融点118℃のLLDPE(住友化学工業(株)製、ス
ミカセンα FZ−251−1、厚さ50μm)層をド
ライラミネートし、積層フィルムを得た。この積層フィ
ルムのLLDPEフィルム面を合わせ、実施例1と同様
の条件で、3方シール袋(パウチ)を作成した。このパ
ウチに蓮根醤油漬けを充填し、開口部をヒートシールし
て密閉した。この包装体を90℃、40分間のボイル処
理条件で加熱殺菌処理した。包装体の手作業性、加熱殺
菌処理済の充填包装体を30℃、60%調湿、自然光の
保存条件下で、51日間保存した後の色調変化の目視に
よる観察結果、内容物の袋からの取り出し性の評価、ル
ープスティフネス値、及び酸素透過度を表1に示した。
【0033】(比較例4)バリヤ性ナイロンフィルム
(三菱化学(株)製、スーパーニール、厚さ15μm)
の片面に、PE(厚さ25μm)を接着剤(東洋モート
ン社製、主剤:TM−590、硬化剤:CAT−56)
層を介してドライラミネートした。このPEのもう一方
の面に、実施例2で用いたのと同じLLDPE(厚さ6
0μm)を接着剤(東洋モートン社製、主剤:TM−5
90、硬化剤:CAT−56)層を介してドライラミネ
ートした。得られた積層フィルムのLLDPE面を合わ
せ、実施例1と同じ条件で、3方シール袋(パウチ)を
作成した。このパウチに蓮根醤油漬けを充填し、開口部
をヒートシールして密閉した。この包装体を90℃、4
0分間ボイル処理条件で加熱殺菌処理した。包装体の手
作業性、加熱殺菌処理済の充填包装体を30℃、60%
調湿、自然光の保存条件下で、51日間保存した後の色
調変化の目視による観察、内容物の袋からの取り出し
性、ループスティフネス値、及び酸素透過度の評価を表
1に示した。
【0034】
【表1】
【0035】表1の結果から明らかなように、本発明の
漬物包装用積層フィルムを用いた包装体(実施例1)
は、比較例1の積層フィルムを用いた包装体に比べて、
保存後の漬物の色調の変化が少なく、且つ、加熱殺菌処
理後の手作業性も良好である。更に、本発明の積層フィ
ルムは、加熱殺菌時やその後の保存時における被包装物
の色調変化や褪色、腐敗などを効果的に抑制することが
できる。
【0036】
【発明の効果】本発明によれば、高度のガスバリヤ性を
有すると共に、加熱殺菌処理によってもガスバリア性の
低下がなく、しかも、適度の柔軟性があって、食品の充
填作業性、包装体の取り扱い性などが良好な漬物包装用
積層フィルムが提供される。本発明の漬物包装用積層フ
ィルムは、高度のガスバリヤ性を有し、機械的強度と柔
軟性とのバランスに優れ、長期保存しても漬物などの被
包装物の色調変化が少ない包装材料である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B65D 81/24 B65D 81/24 D 4F100 85/50 85/50 A 4J002 C08L 29/02 C08L 29/02 33/02 33/02 Fターム(参考) 3E035 AA13 BA08 BC02 BD02 3E064 AA05 BA27 BA28 BA29 BA30 BA36 BA46 BA55 BA60 BC01 BC08 BC18 EA05 EA30 FA01 GA01 HN05 3E067 AA11 AB01 BA12A BB14A BB15A BB16A BB25A CA04 CA06 CA24 GD02 3E086 AD01 BA04 BA15 BB01 BB05 BB51 CA01 4B069 DA19 HA02 KD07 4F100 AH02A AJ03A AJ07 AK01C AK03B AK03C AK21A AK25A AK41C AK42 AK46C AK57C AK63B AK68B AK70B AL05A AL06A BA03 BA07 BA10A EH46 EJ42 GB23 JB16C JD02 JD02A JL01 JL05 JL12B 4J002 AB05X AB053 BE02X BE023 BG01W BG011 BG012 FD010 GG02

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポリ(メタ)アクリル酸系ポリマーとポ
    リ(メタ)アクリル酸系ポリマーの部分中和物から選ば
    れる少なくとも1種のポリマーとポリアルコール系ポリ
    マーとの混合物から形成されるガスバリヤ層(A)、及
    び融着温度が90℃以上のポリオレフィン系樹脂から形
    成されるシール層(B)からなる漬物包装用積層フィル
    ム。
  2. 【請求項2】 更に、熱可塑性樹脂から形成された層
    (C)を含む請求項1記載の漬物包装用積層フィルム。
  3. 【請求項3】 ポリオレフィン系樹脂が直鎖状低密度ポ
    リエチレン(LLDPE)、エチレン・酢酸ビニル共重
    合体(EVA)、アイオノマーから選ばれた少なくとも
    1種の樹脂である請求項1又は2に記載の漬物包装用積
    層フィルム。
  4. 【請求項4】 熱可塑性樹脂が熱可塑性ポリエステル樹
    脂、ポリアミド樹脂、ポリオレフィン樹脂、及びポリア
    リーレンスルフィド樹脂から選ばれる少なくとも1種で
    ある請求項2又は3に記載の漬物包装用積層フィルム。
  5. 【請求項5】 ガスバリヤ層(A)が最外層である請求
    項1〜4のいずれかに記載の漬物包装用積層フィルム。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5のいずれかに記載の漬物包
    装用積層フィルムからなる袋。
  7. 【請求項7】 請求項6記載の袋に漬物を充填した包装
    体。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004249614A (ja) * 2003-02-20 2004-09-09 Tohcello Co Ltd 二軸延伸ポリプロピレン複合フィルム及びその製造方法
JP2020062040A (ja) * 2015-10-30 2020-04-23 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構 食品に対する脱気・加熱・高圧処理方法

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JP2021153605A (ja) * 2015-10-30 2021-10-07 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構 食品に対する脱気・加熱・高圧処理方法
JP2021153604A (ja) * 2015-10-30 2021-10-07 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構 食品に対する脱気・加熱・高圧処理方法
JP7209309B2 (ja) 2015-10-30 2023-01-20 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構 食品に対する脱気・加熱・高圧処理方法
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