JP2002051825A - ヘアアイロン及びこれを使用した毛髪の矯正方法 - Google Patents

ヘアアイロン及びこれを使用した毛髪の矯正方法

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 一回でヘアアイロンをかけることができる毛
髪の量を増やすことで毛髪全体へのヘアアイロンをかけ
る回数を減らし、ストレートパーマの施術時間を短縮す
るためのヘアアイロンを提供する。 【構成】 各々に毛髪押圧部11a,12aを有する第
一アーム11と第二アーム12が回動自在に連結された
ヘアアイロン1であって、第一アーム11と第二アーム
12の中間に毛髪押圧部13aを有する中間アーム13
を設けることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、美容院や理髪店な
どで行われるストレートパーマの施術のうち、癖毛を矯
正しストレートにするために、毛髪に熱と圧力とを加え
るヘアアイロンに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、自分の髪型を好みのものとす
るために強制的に癖をつけるパーマと呼ばれるものがあ
り、このパーマは美容院や理髪店で施術されるものであ
る。
【0003】このパーマには、癖毛を強制的にストレー
トにするストレートパーマと呼ばれるものがあり、癖毛
に悩みストレートの髪型にしたい人、特に女性には大変
な人気がある。
【0004】このストレートパーマの施術は、洗髪、
毛髪診断、第1剤塗布、第1剤の浸透、水洗
い、癖毛の矯正、第2剤塗布、水洗い、ブロー
の順でおこなわれ、美容院ごとに第1剤及び第2剤の成
分を変えたり、上記の施術の間に新たな施術を加えたり
することで差別化を図っているので、いくつかのストレ
ートパーマの施術が存在しているのである。
【0005】このうち、癖毛の矯正は、ストレートパ
ーマをかけるにあたり最も重要な施術の一つであり、ま
ず、第一剤によって形が変化しやすくなっている毛髪の
一部を取り分け、平面状にして人差し指と中指とで挟持
する。次に、ヘアアイロンの二本のアームの間にこの毛
髪を挟持しつつ頭皮から毛先まで移動させることで強制
的に癖毛をまっすぐな状態とするものである。このヘア
アイロンの二本のアームの内側には毛髪押圧部が設けら
れている。この毛髪押圧部はヒータを備えており、この
ヒータを加熱し、挟持した毛髪に熱と圧力を加えること
で癖毛の矯正をするものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ヘアア
イロンによって毛髪に熱や圧力を均一に加えるためには
一回に取り分けられる毛髪の量は、平面状としたもので
あって、かつ、人差し指と中指にて挟持できる量に限ら
れるため、毛髪全体の量と比較してかなり少ない量とな
らざるを得ない。これにより、毛髪全体にヘアアイロン
をかける時間は膨大なものとなっていた。
【0007】本発明は、上記諸点にかんがみ、一回でヘ
アアイロンをかけることができる毛髪の量を増やすこと
で毛髪全体へのヘアアイロンをかける回数を減らし、ス
トレートパーマの施術時間を大幅に短縮できるヘアアイ
ロンを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、各々に毛髪押
圧部を有する第一アームと第二アームとが回動自在に連
結されたヘアアイロンであって、第一アームと第二アー
ムの中間に毛髪押圧部を有する中間アームを設けること
を特徴とするヘアアイロを要旨とする。
【0009】前記第一アームと前記第二アームが回動し
ているとき、該第一アームと前記中間アームとがなす角
度と、該第二アームと該中間アームとがなす角度が常に
同じ角度となることが好ましい。
【0010】前記第一アーム及び前記第二アーム若しく
は前記中間アームのどちらかの先端、または、前記第一
アーム、前記第二アーム及び前記中間アームのすべての
先端が尖っていることが好ましい。
【0011】前記第一アーム及び前記第二アーム若しく
は前記中間アームのどちらかの毛髪押圧部、または、前
記第一アーム、前記第二アーム及び前記中間アームのす
べての毛髪押圧部が加熱することが好ましい。
【0012】前記第一アーム及び前記第二アームの側面
が曲面であり、この曲面に合わせて該第一アーム及び該
第二アームの毛髪押圧部の側端が曲線であり、前記中間
アームの毛髪押圧部の側面が曲面であることが好まし
い。
【0013】前記第一アーム、前記第二アーム及び前記
中間アームの連結部分の近傍には開角度調整部材が設け
られており、該開角度調整部材は、中間アームの連結部
分の近傍の側面に設けられた長孔と、この長孔に嵌入さ
れ長穴内を移動するピンと、このピンに一端が回動自在
に嵌挿された同じ長さの二本の位置決め部材と、一方の
位置決め部材の他端を第一アームに回動自在に軸支する
第一ピンと、他方の位置決め部材の他端を第二アームに
回動自在に軸支する第二ピンとで構成され、該第一ピン
から第一アームと第二アームの回動の中心までの距離
と、第二ピンから第一アームと第二アームの回動の中心
までの距離は等しいことが好ましい。
【0014】また、本発明は、ヘアアイロンの中間アー
ムを中指と頭皮との間であって人差し指と中指で取り分
けられた第一毛髪群と中指と薬指で取り分けられた第二
毛髪群との間に挿入し、第一アームを人差し指と頭皮と
の間であって第一毛髪群の上に、第二アームを薬指と頭
皮との間であって第二毛髪群の下になるように位置さ
せ、第一アームと第二アームを閉じ、第一アームと中間
アームとで第一毛髪群を、中間アームと第二アームとで
第二毛髪群を各々挟持し、第一毛髪群に第一アームの毛
髪押圧部と中間アームの毛髪押圧部とによって熱と圧力
を加え、第二毛髪群に中間アームの毛髪押圧部と第二ア
ームの毛髪押圧部とによって熱と圧力を加え、この状態
のまま、ヘアアイロンを毛先まで移動させ、毛髪押圧部
の熱と圧力、さらに、ヘアアイロンの移動によって発生
する頭皮からヘアアイロンまでの引張力により、癖毛を
矯正することを特徴とする毛髪の矯正方法をも要旨とし
ている。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第一の実施の形態
を図面に基づいて説明する。図1に示すように、本実施
形態のヘアアイロン1は、第一アーム11と第二アーム
12とが回動軸10によって回動自在に連結されてお
り、第一アーム11及び第二アーム12が開いた状態で
は側面がV字形状となっている。また、第一アーム11
及び第二アーム12の各々の先端部分にはヒータの機能
を備えた毛髪押圧部11a,12aが設けられている。
なお、この毛髪押圧部11a,12aは内側になる面の
みが露出しており、それ以外は第一アーム11又は第二
アーム12の本体によって覆われている。
【0016】また、第一アーム11と第二アーム12と
の連結部分からは中間アーム13が延出しており、第一
アーム11と第二アーム12の中間に位置している。こ
の中間アーム13の先端部分にはヒータを備えた毛髪押
圧部13aが設けられており、この毛髪押圧部13aは
第一アーム11と第二アーム12とを閉じたとき各々の
毛髪押圧部11a,12aと一致するようになってい
る。また、第一アーム11、第二アーム12及び中間ア
ーム13の連結部分の近傍には開角度調整部材14が設
けられている。この開角度調整部材14は、中間アーム
13の連結部分近傍の両側面に設けられた長孔14a
と、この長孔14aのそれぞれに嵌入され長穴14a内
を移動するピン14bと、このピン14bに一端が回動
自在に嵌挿された同じ長さの二本の位置決め部材14
c,14dと、一方の位置決め部材14cの他端を第一
アーム11に回動自在に軸支する第一ピン14eと、他
方の位置決め部材14dの他端を第二アーム12に回動
自在に軸支する第二ピン14fとで構成されている。な
お、第一ピン14eから回動軸10までの距離と、第二
ピン14fから回動軸10までの距離とは等しくなって
いる。
【0017】第一アーム11の連結部分近傍の外表面か
らは電源コード15が延出しており、その途中にはスイ
ッチ部16が設けられている。このスイッチ部16には
毛髪押圧部11a,12a,13aを加熱するスイッチ
16aと、毛髪押圧部11a,12a,13aを所望の
温度に設定するための温度調整つまみ16bが設けられ
ている。
【0018】次に、本実施形態の作動態様について説明
する。図2(a)に示すように、第一アーム11、第二
アーム12及び中間アーム13の連結部分には巻バネ1
7が設置されており、この巻きバネ17は第一アーム1
1と第二アーム12とが開く方向に付勢されている。そ
して、図2(b)に示すように、巻きバネ17によって
第一アーム11と第二アーム12とが開いていくとそれ
に連動して開角度調整部材14の位置決め部材14cは
第一ピンを中心として回転し、位置決め部材14dは第
二ピン14fを中心として回転するのである。この位置
決め部材14c,14dの回転によりピン14bが長孔
14a内を図中右(矢印)方向に移動して、図2(c)
に示すように、ピン14bは長孔14aの端部に接触す
ることで第一アーム11と第二アーム12との開きが停
止するのである。なお、この第一アーム11と第二アー
ム12との開閉角度は施術者が無理なく作業できる程
度、即ち、10度から25度くらいの範囲の角度となる
ように予め設定されている。
【0019】次に、第一アーム11と第二アーム12と
がなす角度と、第一アーム11と中間アーム13とがな
す角度及び中間アーム13と第二アーム12とがなす角
度との関係について説明する。図3に示すように、線O
Aと線OBとは角AOBを構成している。そして、点O
を中心とした円O2(一部省略)を描き、円O2と線O
Aと線OBとのそれぞれの交点を点A1,点B1とし、
この点A1,点B1を中心とした同一半径の円A2,円
B2を描く。この円A2と円B2との交点の一つを点C
1とし、点Oから点C1を通過する線を線OCとする。
このとき、角AOCと角COBとは同じ角度となるの
で、線OCは角AOBを二等分する線となるのである。
なお、角AOBの角度が変わっても、上記の条件で描か
れた線OCは常に角AOBを二等分する線となるのであ
る。また、点C1の位置も変動することとなるが、常に
線OC上を移動するのこととなるのである。
【0020】上記原理をヘアアイロン1に適用すると、
線OAは第一アーム11、線OBは第二アーム12、点
Oは回動軸10、点A1は第一ピン14e、点B1は第
二ピン14f、点C1はピン14、点A1と点C1を結
んだ線は位置決め部材14c、点B1と点C1を結んだ
線は位置決め部材14d、そして、線OCは中間アーム
13に対応することとなるのである。従って、第一アー
ム11と第二アーム12とがなす角度が変わっても、中
間アーム13は第一アーム11と第二アーム12とがな
す角度を常に二等分する位置にくるのである。
【0021】次に、本実施形態の使用態様を説明する。
まず、毛髪の矯正の作業にはいる前にヘアアイロン1の
電源を入れる。施術する人の毛髪の状態を考慮して毛髪
押圧部11a,12a,13aを所望の温度とするため
に温度調節目盛り16bによって温度が設定されるので
ある。このとき、ダメージヘアや軟毛の髪では120℃
から160℃、普通毛や硬毛の毛髪では160℃から1
80℃を目安とする。
【0022】そして、毛髪押圧部11a,12a,13
aが所望の温度となったら、ヘアアイロン1をかける部
分以外の毛髪を束ねて、施術の邪魔にならない場所にヘ
アピンなどで固定しておく。次に、ヘアアイロン1をか
ける部分の毛髪に櫛やブラシをかけて毛髪が交差しない
ようにしておき、図4(a)に示すように、施術者のヘ
アアイロンを持たない手18の人差し指18a、中指1
8b及び薬指18cを使い毛髪を取り分ける。このとき
取り分けられた毛髪は平面に近い状態となるようにし、
人差し指18aと中指18bとの間と、中指18bと薬
指18cとの間にそれぞれ挟持するのである。なお、人
差し指18aと中指18bとの間に挟持された毛髪を第
一毛髪群19aとし、中指18bと薬指18cとの間に
挟持された毛髪を第二毛髪群19bとする。また、毛髪
を取り分ける手18は手のひらが施術者の方に向いてい
るので、第一毛髪群19aの方が第二毛髪群19bの上
にくることとなる。
【0023】次に、図4(b)に示すように、ヘアアイ
ロン1の中間アーム13を中指18bと頭皮との間であ
って第一毛髪群19aと第二毛髪群19bとの間に挿入
する。そして、中間アーム13の毛髪押圧部13aの範
囲に第一毛髪群19a及び第二毛髪群19bがくるよう
に中間アーム13の挿入位置を調整する。このとき、第
一アーム11は人差し指18aと頭皮との間であって第
一毛髪群19aの上に、第二アーム12は薬指18cと
頭皮との間であって第二毛髪群19bの下となるように
するのである。
【0024】次に、第一アーム11と第二アーム12を
閉じ、第一アーム11と中間アーム13とで第一毛髪群
19aを、中間アーム13と第二アーム12とで第二毛
髪群19bを挟持する。これにより、第一毛髪群19a
は第一アーム11の毛髪押圧部11aと中間アーム13
の毛髪押圧部13aとによって熱と圧力を加えられ、第
二毛髪群19bは中間アーム13の毛髪押圧部13aと
第二アーム12の毛髪押圧部12aとによって熱と圧力
を加えられる。図5に示すように、第一毛髪群19a及
び第二毛髪群19bを第一アーム11、第二アーム12
及び中間アーム13にて挟持したままヘアアイロン1を
毛先まで移動させる。このとき、毛髪押圧部11a,1
2a,13aの熱と圧力、さらに、ヘアアイロン1の移
動によって発生する頭皮からヘアアイロン1までの引張
力により、第一毛髪群19a及び第二毛髪群19bの毛
髪を矯正するのである。このようにして、この作業を1
回若しくは数回繰り返してこの部分の癖毛を矯正し、さ
らに、毛髪全体にこの作業を施すことで、毛髪全体の癖
毛の矯正をするのである。
【0025】次に、第二の実施形態を図面に基づいて説
明する。本実施形態は概ね第一の実施形態と同じである
ので相違する部分のみを説明する。図6に示すように、
本実施形態のヘアアイロン2は、第一アーム21及び第
二アーム22の先端部が外側から内側に向かって傾斜し
ており、側面から見て先端が尖った状態となっている。
さらに、中間アーム23の先端部も傾斜しており、側面
から見て先端が尖った状態となっている。なお、本実施
形態の作動態様は、第一の実施形態の作動態様と同じで
あるので説明を省略する。
【0026】次に、第二の実施形態の使用態様を説明す
る。本実施形態の使用態様は概ね第一の実施形態の使用
態様と同じであるが、ヘアアイロン2の中間アーム23
を中指18b(図4(b))と頭皮との間であって、第
一毛髪群19a(図4(b))と第二毛髪群19b(図
4(b))との間に挿入するとき、中間アーム23の先
端が尖っているので、抵抗なく中間アーム23を挿入す
ることができるのである。
【0027】また、第一アーム21と第二アーム22の
それぞれの先端も尖っているので櫛のような作用もあ
り、毛髪を施術者の人差し指18a、中指18b及び薬
指18cとによって取り分けることなく、毛髪の中にこ
のヘアアイロン2を入れるだけで毛髪を取り分けること
ができるのである。
【0028】次に、本発明の第三の実施の形態を図面に
基づいて説明する。図7に示すように、本実施形態のヘ
アアイロン3は、第一アーム31と第二アーム32とが
回動軸30によって回動自在に連結されている。そし
て、第一アーム31には連結部分を介して連続する第一
ハンドル37と、第二アーム32には連結部分を介して
連続する第二ハンドル38とが各々延出しており第一ハ
ンドル37と第二ハンドル38とを開くとそれに連動し
て第一アーム31と第二アーム32も開き、この開いた
状態では側面がX字形状となっている。また、第一アー
ム31と第二アーム32の各々の先端部分にはヒータの
機能を備えた毛髪押圧部31a,32aが設けられてい
る。
【0029】そして、第一アーム31と第二アーム32
の連結部分からは中間アーム33が延出しており、第一
アーム31と第二アーム32の中間に位置している。こ
の中間アーム33の先端部分にはヒータの機能を備えた
髪押圧部33aが設けられており、この毛髪押圧部33
aは上記第一アーム31と第二アーム32とを閉じたと
き各々の毛髪押圧部31a,32aと一致するようにな
っている。また、第一アーム31、第二アーム32及び
中間アーム33の連結部分近傍には開角度調整部材34
が設けられている。この開角度調整部材34は、中間ア
ーム33の連結部分の近傍に設けられた長孔34aと、
この長孔34aに嵌入され長穴34a内を移動するピン
34bと、このピン34bに一端が回動自在に嵌挿され
た同じ長さの二本の位置決め部材34c,34dと、一
方の位置決め部材34cの他端を第一アーム31に回動
自在に軸支する第一ピン34eと、他方の位置決め部材
34dの他端を第二アーム32に回動自在に軸支する第
二ピン32fとで構成されている。なお、第一ピン34
eから回動軸30までの距離と、第二ピン34fから回
動軸30までの距離は等しくなっている。
【0030】そして、第二ハンドル38の端部からは電
源コード35が延びており、その途中にはスイッチ部
(図示せず。)が設けられている。このスイッチ部には
毛髪押圧部を加熱するスイッチと、毛髪押圧部を所望の
温度に設定するための温度調整つまみが設けられてい
る。
【0031】次に、第三の実施形態の作動態様について
説明する。本実施形態の作動態様は概ね第一の実施形態
の作動態様とほぼ同じであるが、第一ハンドル37と第
二ハンドル38とが施術者によって開閉されると、これ
に連動して第一アーム31と第二アーム32とが開閉す
る。なお、第一アーム31、第二アーム32及び中間ア
ーム33との角度の関係は第一の実施形態と同様なので
説明を省略する。
【0032】次に、第三の実施形態の使用態様を説明す
る。本実施形態の使用態様は概ね第一の実施形態の使用
態様と同じであるが、取り分けられた第一毛髪群19a
と第二毛髪群19bを挟持するとき、第一ハンドル37
と第二ハンドル38とを握ることで第一アーム31と第
二アーム32を閉じ、第一アーム31と中間アーム33
とで第一毛髪群19aを挟持し、中間アーム33と第二
アーム32とで第二毛髪群19bを挟持するのである。
【0033】次に、第四の実施形態を図面に基づいて説
明する。本実施形態は概ね第一の実施形態と同じである
ので相違する部分のみを説明する。図8に示すように、
本実施形態のヘアアイロン4は、第一アーム41及び第
二アーム42の側面が人の頭部形状に対応した凹曲面に
なっている。また、この曲面に平行となるように毛髪押
圧部41a,42aの側端が曲線となっているのであ
る。さらに、中間アーム43の毛髪押圧部43aも第一
アーム41及び第二アーム42の毛髪押圧部41a,4
2aの側端の曲線に合わせて側面が曲面となっているの
である。
【0034】次に、第四の実施形態の使用態様を説明す
る。本実施形態の使用態様は概ね第一の実施形態の使用
態様と同じであるが、ヘアアイロン4の中間アーム43
を中指18bと頭皮の間であって第一毛髪群19aと第
二毛髪群19bとの間に挿入し、第一アーム41を人差
し指18aと頭皮との間であって第一毛髪部19aの上
に、第二アーム42を薬指18cと頭皮との間であって
第二毛髪部19bの下に位置させたとき、第一アーム4
1、第二アーム42及び中間アーム43の側面が曲面と
なっていることから、頭皮にかなり近い位置の毛髪から
ヘアアイロン4をかけることが可能となるのである。
【0035】なお、本発明の趣旨を逸脱しない範囲にお
いて、種々なる実施の態様をとることができることは無
論である。例えば、本発明に係るヘアアイロン1は、美
容院や理髪店で使用される業務用だけではなく一般家庭
用として使用してもよく、家庭用のヘアアイロンとして
普及しているスチーム式のヘアアイロンに中間アームを
設けた構成としてもよいものである。また、第一アーム
21及び第二アーム22の先端のみを尖らせたり、中間
アーム23の先端のみを尖らせてもよい。さらに、加熱
するヒータを備えた毛髪押圧部11a,12a,13a
を第一アーム11及び第二アーム12のみに設けたり、
中間アーム13のみに設けることもできるのである。
【0036】
【発明の効果】以上のように、本発明は、各々に毛髪押
圧部を有する第一アームと第二アームとが回動自在に連
結されたヘアアイロンであって、第一アームと第二アー
ムの中間に毛髪押圧部を有する中間アームを設けること
を特徴とするヘアアイロを要旨としているので、毛髪を
二箇所で挟持できることから、癖毛の矯正が二箇所で可
能となり、従来と比べて作業効率が二倍となり、それに
伴い施術作業時間も大幅に短縮させることとなるのであ
る。
【0037】また、前記第一アームと前記第二アームが
回動しているとき、該第一アームと前記中間アームとが
なす角度と、該第二アームと該中間アームとがなす角度
が常に同じ角度となるので、中間アームの位置を固定し
ていれば第一アームと中間アーム及び中間アームと第二
アームのそれぞれに挟持される毛髪は同時に挟持される
ことで毛髪にかけられる熱や圧力にムラがなくなるので
ある。
【0038】さらに、前記第一アーム及び前記第二アー
ム若しくは前記中間アームのどちらかの先端、または、
前記第一アーム、前記第二アーム及び前記中間アームの
すべての先端が尖っているので、中間アームの先端のみ
尖っていれば取り分けられて二つの毛髪の間に抵抗なく
中間アームを差し込むことができるのである。また、第
一アーム、第二アーム及び中間アームのすべての先端が
尖っていれば櫛のような作用もあるので、毛髪を取り分
けることなく毛髪の中にこのヘアアイロンを入れるだけ
で毛髪を取り分けることができるのである。
【0039】また、前記第一アーム及び前記第二アーム
若しくは前記中間アームのどちらかの毛髪押圧部、また
は、前記第一アーム、前記第二アーム及び前記中間アー
ムのすべての毛髪押圧部が加熱するので、第一アーム及
び第二アーム若しくは中間アームのうちのどちらかの毛
髪押圧部が加熱すれば、第一アーム、第二アーム及び中
間アームのすべての毛髪押圧部が加熱するより省エネル
ギーとなり、第一アーム、第二アーム及び中間アームの
すべての毛髪押圧部が加熱すれば、第一アーム及び第二
アーム若しくは中間アームのどちらかの毛髪押圧部が加
熱するより強力に癖毛の矯正をすることができるのであ
る。
【0040】さらに、前記第一アーム及び前記第二アー
ムの側面が曲面であり、この曲面に合わせて該第一アー
ム及び該第二アームの毛髪押圧部の側端が曲線であり、
前記中間アームの毛髪押圧部の側面が曲面であるので、
頭皮にかなり近い位置の毛髪からヘアアイロンをかける
ことが可能となるので、頭皮にかなり近い位置からの毛
髪の矯正が可能となるのである。
【0041】また、前記第一アーム、前記第二アーム及
び前記中間アームの連結部分の近傍には開角度調整部材
が設けられており、該開角度調整部材は、中間アームの
連結部分の近傍の側面に設けられた長孔と、この長孔に
嵌入され長穴内を移動するピンと、このピンに一端が回
動自在に嵌挿された同じ長さの二本の位置決め部材と、
一方の位置決め部材の他端を第一アームに回動自在に軸
支する第一ピンと、他方の位置決め部材の他端を第二ア
ームに回動自在に軸支する第二ピンとで構成され、該第
一ピンから第一アームと第二アームの回動の中心までの
距離と、第二ピンから第一アームと第二アームの回動の
中心までの距離は等しいので、中間アームは常に第一ア
ームと第二アームとの角度を二等分する位置になるので
ある。さらに、中間アームの位置を固定していれば第一
アームと中間アームと、中間アームと第二アームのそれ
ぞれに挟持される毛髪は同時に挟持されることで毛髪に
かけられる熱や圧力にムラがなくなるのである。
【0042】また、本発明は、ヘアアイロンの中間アー
ムを中指と頭皮との間であって人差し指と中指で取り分
けられた第一毛髪群と中指と薬指で取り分けられた第二
毛髪群との間に挿入し、第一アームを人差し指と頭皮と
の間であって第一毛髪部の上に、第二アームを薬指と頭
皮との間であって第二毛髪部の下になるように位置さ
せ、第一アームと第二アームを閉じ、第一アームと中間
アームとで第一毛髪群を、中間アームと第二アームとで
第二毛髪群を各々挟持し、第一毛髪群に第一アームの毛
髪押圧部と中間アームの毛髪押圧部とによって熱と圧力
を加え、第二毛髪群に中間アームの毛髪押圧部と第二ア
ームの毛髪押圧部とによって熱と圧力を加え、この状態
のまま、ヘアアイロンを毛先まで移動させ、毛髪押圧部
の熱と圧力、さらに、ヘアアイロンの移動によって発生
する頭皮からヘアアイロンまでの引張力により、癖毛を
矯正することを特徴とする毛髪の矯正方法をも要旨とし
ているので、ヘアアイロンをかける回数が従来の2分の
1となり、それに伴い、施術時間を大幅に短縮すること
ができる方法である。
【図面の簡単な説明】
【図1】第一の実施形態のヘアアイロンの斜視図であ
る。
【図2】第一の実施形態の作動態様についての説明図で
ある。
【図3】第一アームと第二アームとがなす角度と、第一
アームと中間アームとがなす角度と、中間アームと第二
アームとがなす角度の関係についての説明図である。
【図4】第一の実施形態の使用態様についての説明図で
ある。
【図5】第一の実施形態の使用態様についての説明図で
ある。
【図6】第二の実施形態の側面図である。
【図7】第三の実施形態の側面図である。
【図8】第四の実施形態の斜視図である。
【符号の説明】
1,2,3,4 ヘアアイロン 10,30 回動軸 11,21,31,41 第一アーム 11a,12a,13a,31a,32a,33a,4
1a,42a、43a毛髪押圧部 12,22,32,42 第二アーム 13,23,33,43 中間アーム 14,34 開角度調整部材 14a,34a 長孔 14b,34b ピン 14c,14d,34c,34d 位置決め部材 14e,34e 第一ピン 14f,34f 第二ピン 17 巻きバネ 19a 第一毛髪群 19b 第二毛髪群 37 第一ハンドル 38 第二ハンドル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A45D 1/04 A45D 1/04 C

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各々に毛髪押圧部を有する第一アームと
    第二アームとが回動自在に連結されたヘアアイロンであ
    って、第一アームと第二アームの中間に毛髪押圧部を有
    する中間アームを設けることを特徴とするヘアアイロ
    ン。
  2. 【請求項2】 前記第一アームと前記第二アームが回動
    しているとき、該第一アームと前記中間アームとがなす
    角度と、該第二アームと該中間アームとがなす角度が常
    に同じ角度となることを特徴とする請求項1に記載のヘ
    アアイロン。
  3. 【請求項3】 前記第一アーム及び前記第二アーム若し
    くは前記中間アームのどちらかの先端、または、前記第
    一アーム、前記第二アーム及び前記中間アームのすべて
    の先端が尖っていることを特徴とする請求項1又は2に
    記載のヘアアイロン。
  4. 【請求項4】 前記第一アーム及び前記第二アーム若し
    くは前記中間アームのどちらかの毛髪押圧部、または、
    前記第一アーム、前記第二アーム及び前記中間アームの
    すべての毛髪押圧部が加熱することを特徴とする請求項
    1ないし3のいずれか1項に記載のヘアアイロン。
  5. 【請求項5】 前記第一アーム及び前記第二アームの側
    面が曲面であり、この曲面に合わせて該第一アーム及び
    該第二アームの毛髪押圧部の側端が曲線であり、前記中
    間アームの毛髪押圧部の側面が曲面であることを特徴と
    する請求項1ないし4のいずれか一項に記載のヘアアイ
    ロン。
  6. 【請求項6】 前記第一アーム、前記第二アーム及び前
    記中間アームの連結部分の近傍には開角度調整部材が設
    けられており、該開角度調整部材は、中間アームの連結
    部分の近傍の側面に設けられた長孔と、この長孔に嵌入
    され長穴内を移動するピンと、このピンに一端が回動自
    在に嵌挿された同じ長さの二本の位置決め部材と、一方
    の位置決め部材の他端を第一アームに回動自在に軸支す
    る第一ピンと、他方の位置決め部材の他端を第二アーム
    に回動自在に軸支する第二ピンとで構成され、該第一ピ
    ンから第一アームと第二アームの回動の中心までの距離
    と、第二ピンから第一アームと第二アームの回動の中心
    までの距離は等しいことを特徴とする請求項1ないし5
    のいずれか1項に記載のヘアアイロン。
  7. 【請求項7】 ヘアアイロンの中間アームを中指と頭皮
    との間であって人差し指と中指で取り分けられた第一毛
    髪群と中指と薬指で取り分けられた第二毛髪群との間に
    挿入し、第一アームを人差し指と頭皮との間であって第
    一毛髪群の上に、第二アームを薬指と頭皮との間であっ
    て第二毛髪群の下になるように位置させ、第一アームと
    第二アームを閉じ、第一アームと中間アームとで第一毛
    髪群を、中間アームと第二アームとで第二毛髪群を各々
    挟持し、第一毛髪群に第一アームの毛髪押圧部と中間ア
    ームの毛髪押圧部とによって熱と圧力を加え、第二毛髪
    群に中間アームの毛髪押圧部と第二アームの毛髪押圧部
    とによって熱と圧力を加え、この状態のまま、ヘアアイ
    ロンを毛先まで移動させ、毛髪押圧部の熱と圧力、さら
    に、ヘアアイロンの移動によって発生する頭皮からヘア
    アイロンまでの引張力により、癖毛を矯正することを特
    徴とする毛髪の矯正方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009537620A (ja) * 2006-05-24 2009-10-29 ロレアル 加熱手段および酸誘導体を使用してケラチン線維をストレート化するための方法
JP2011022054A (ja) * 2009-07-17 2011-02-03 Toppan Printing Co Ltd ゲル分離媒体の形成法
WO2020141295A1 (en) * 2019-01-02 2020-07-09 Dyson Technology Limited A hair styling appliance

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