JP2009136304A - ヘアーアイロン - Google Patents

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Abstract

【課題】 ユーザの希望する髪型に合った操作性の高い操作形状に簡単に変更することが可能なヘアードライヤを提供すること。
【解決手段】 本発明のヘアーアイロン1は、送風装置11を内蔵した本体ケース2と、側面に複数個の吹出し孔24、51が設けられ本体ケース2の先端部に取付けられた支持体21と、複数の連通孔56、61を有し支持体21の外周面の一部に当接するように支持体21に作動自在に枢支された第1クリップ30と、第1クリップ30の一部に当接するように支持体21に作動自在に枢支された第2クリップ40と、からなるアイロン部材3と、を有し、支持体21と第1クリップ30との間に第1挟持領域が形成され、第1クリップ30と第2クリップ40との間に第2挟持領域が形成され、第1、第2挟持領域は互いに異なる形状に毛髪を挟持するようにその形状が異なっている。
【選択図】 図3

Description

本発明はヘアーアイロンに係り、詳しくは1つのヘアーアイロンで異なる毛髪のくせ付けを行うことが可能なヘアーアイロンに関するものである。
毛髪を挟んでカールやウェーブ等を行ったり、はね毛やくせ毛を真っ直ぐに矯正したりするヘアーアイロンが従来から知られている。
図6は下記特許文献1に開示された髪処理装置の側面図である。また、図7は下記特許文献2に開示されたヘアードライヤの分解斜視図である。
例えば、下記特許文献1に開示されている髪処理装置(ヘアーアイロン)は、図6に示すように、グリップ部101Aと、グリップ部101Aに隣接する処理部101Bとが隣接して設けてある挟持体100を有し、挟持体100は、対向配置した第1、第2の挟み腕102、103同士を揺動軸104で連結して、両挟み腕102、103が揺動軸104まわりに揺動開閉できるよう構成されており、第1挟み腕102は、送風用のファン109およびモータ110と、イオン発生装置111と、これらを収容するケース体108と、ケース体108に開口されるイオン吹出口113と、を含み、第2挟み腕103と対向するケース体108の周面に、ファン109用の吸風口115が開口した構成を備えているものである。加えて、この第1、第2の挟み腕102、103の対向面は、実質的に平坦面で形成されているとともに、この対向面には髪を挟持する髪挟み体105、106が形成されている。
また、下記特許文献2に開示されているヘアーアイロンは、図7に示すように、送風装置を内蔵した本体ケース201と、本体ケース201の先端部に配されるアイロンアタッチメント209とからなり、アイロンアタッチメント209は、本体ケース201に連結されて本体ケース201からの風を吹き出す整髪アタッチメントホルダー210と、整髪アタッチメントホルダー210の風吹出し面上に対し接離自在に取り付けられた髪押え板211とを有するヘアーアイロンにおいて、整髪アタッチメントホルダー210に、髪押え板211との間で髪を挟む整髪アタッチメント227を着脱自在に取り付けてあり、整髪アタッチメント227は、これの上半面227aおよび下半面227bにそれぞれ風吹出し孔を設け、かつ上半面227aの外形と下半面227bの外形とを異ならせて上下反転使用を可能にした構成を備えているものである。なお、整髪アタッチメント227の上下半面227a、227bは、図7からも分かるように、ほぼ円弧状に形成されており、円弧状に形成された面に合わせて、髪押え板211も円弧状に湾曲している。
以上のように、下記特許文献2に開示されたヘアーアイロンは、上記構成を備えることにより、アイロンアタッチメント209は本体ケース201に装着したままの状態で、そのセットに対応する整髪アタッチメント227のみを整髪アタッチメントホルダー210に対し取り替えることで足りる。その際、使用する整髪アタッチメント227は上半面227aおよび下半面227bにそれぞれ風吹出し孔を設け、かつ上半面227aの外形と下半面227bの外形とを異ならせてあるので、これを上下反転させて整髪アタッチメントホルダー210に付け替えることにより、上半面227aまたは下半面227bの外形に対応した二種の異なる整髪が行える。
更にまた、下記特許文献3に開示されたヘアーアイロンは、毛髪を挟持する巻胴部分の断面がほぼ円形状のものである。
特開2003−310339号公報(請求項1、図1) 実用新案登録公報第25701015号公報(請求項1、段落[0006]、図1) 特開平10−113212号公報(請求項1)
しかしながら、上記特許文献1〜3に開示されたヘアーアイロンのように、公知のヘアーアイロンの毛髪を挟持する部分は、平坦面であったり、円弧状であったり、円形状であったりと種々の形状が存在し、その形状に合わせて矯正しやすい髪型も変化する。すなわち、ユーザは自分の毛髪の質に合わせて最も使いやすいものを適宜選択することになる。
詳しく述べれば、上記特許文献1に開示された髪処理装置においては、第1、第2の挟み腕102、103の対向面が実質的に平坦面で形成されているので、例えばくせのある髪を真っ直ぐに矯正する場合には非常に操作性がよいが、カールやウェーブ等に形を変形する場合にはユーザの細かな操作を必要とする。また、上記特許文献2及び3に開示されたヘアーアイロンにおいては、挟持面が円弧状に湾曲しているので、上記特許文献1に開示された髪処理装置とは反対に、例えばカールやウェーブ等に形を変形する場合には非常に操作性がよいが、くせのある髪を真っ直ぐに矯正する場合などにはユーザの細かな操作を必要とする。
以上の理由により、ヘアーアイロンを使用するユーザが一人であれば適宜選択すればよいが、例えば一般家庭のように1つのヘアーアイロンを複数人で共有して使用し得る場合には、各人にとって操作性が良いものであるとは限らず、場合によっては各人がそれぞれ異なるヘアーアイロンを準備する必要が出てしまうことがあり得る。
さらには、ユーザがたとえ1人であってもその日の気分によって髪型を変更したい場合等には、上記特許文献1〜3に開示のヘアードライヤでは常に操作性の高いものであるとは言えない。
また、上記特許文献2にはアタッチメントの変更を可能とすることにより上記の問題点を解消することが可能である点が明記されているが、アタッチメントを変更する手間が生じる。
本発明は、上述したような課題を解決するためになされたものであって、本発明の目的は、ユーザの希望する髪型に合った操作性の高い操作形状に簡単に変更することが可能なヘアードライヤを提供することである。
上記目的を達成するために、本願の請求項1に記載のヘアーアイロンの発明は、送風装置を内蔵した本体ケースと、側面に複数個の吹出し孔が設けられ前記本体ケースの先端部に取付けられた支持体と、複数の連通孔を有し前記支持体の外周面の一部に当接するように該支持体に作動自在に枢支された第1クリップと、該第1クリップの一部に当接するように前記支持体に作動自在に枢支された第2クリップと、からなるアイロン部材と、を有し、前記支持体と前記第1クリップとの間に第1挟持領域が形成され、前記第1クリップと前記第2クリップとの間に第2挟持領域が形成され、前記第1、第2挟持領域は互いに異なる形状に毛髪を挟持するようにその形状が異なっていることを特徴とする。
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のヘアーアイロンにおいて、前記第1挟持領域は、前記支持体の外周面の一部に形成された平坦な第1支持面と、前記第1クリップに形成された前記第1支持面に当接する平坦な第1押さえ面と、からなり、前記第2挟持領域は、前記第1クリップの前記第1押さえ面の裏側に形成された円弧状の第2支持面と、前記第2クリップに形成された前記第2支持面に当接する円弧状の第2押さえ面と、からなることを特徴とする。
また、請求項3に記載の発明は、請求項2に記載のヘアーアイロンにおいて、前記連通孔は、前記第1クリップの前記第1押さえ面と前記第2支持面とを連通させるように複数個設けられていることを特徴とする。
また、請求項4に記載の発明は、請求項2に記載のヘアーアイロンにおいて、前記支持体の前記第1支持面を除く側壁と前記第1クリップの第2支持面とは、同一半径を有する円弧状に形成されていることを特徴とする。
また、請求項5に記載の発明は、請求項1に記載のヘアーアイロンにおいて、前記第1、第2クリップは、該第1、第2クリップを作動操作するための第1、第2作動レバーがそれぞれ形成されており、前記第2作動レバーが前記第1作動レバーの下方に位置するとともに、前記第1作動レバーは前記第2作動レバーより短尺に形成されていることを特徴とする。
また、請求項6に記載の発明は、請求項1に記載のヘアーアイロンにおいて、前記支持体は側壁に複数個の前記吹出し孔を有する円筒状部材で形成されており、該円筒状の支持体の内部にはスチーム発生器が配設されていることを特徴とする。
また、請求項7に記載の発明は、請求項1に記載のヘアーアイロンにおいて、前記第1クリップに形成された連通孔は、前記第1クリップが前記支持体に当接した状態で前記支持体に設けられた前記吹出し孔に連通するように設けられていることを特徴とする。
また、請求項8に記載の発明は、請求項1に記載のヘアーアイロンにおいて、前記本体ケース内には、イオン発生器が配設されていることを特徴とする。
本発明は上記構成を備えることにより、以下に示すような優れた効果を奏するものである。すなわち、請求項1の発明によれば、アイロン部材が第1挟持領域と第2挟持領域の2つの挟持領域を形成することができると共に、この第1、第2挟持領域がそれぞれ異なる形に毛髪把持することが可能な形状を備えているので、ユーザはアイロン部材を取り替えたり、別途異なる挟持形状を有するアイロンを準備したりすることなく、髪質に合った挟持領域を適宜選択するだけで所望の髪型に簡単に整髪することが可能となる。
また、請求項2の発明によれば、第1挟持領域の毛髪の挟持形状と、第2挟持領域の毛髪の挟持形状とを、支持体と第1、第2クリップの形状を調整することで簡単に変更することができるので、アイロン部材の形状が複雑になることがなく、低コストで製造することが可能となる。
また、請求項3の発明によれば、第1クリップに形成される連通孔を第1押さえ面と第2支持面との間を連通するように設けることにより、第2支持面への温風等の供給量を十分に確保することができるようになり、第2挟持領域による整髪も快適に実行することができるようになる。
また、請求項4の発明によれば、支持体の円弧状の側壁と第1クリップの第2支持面とが同一半径を有する円弧状に形成されることにより、第1支持面と第1押さえ面とを当接あるいは近接させた際に、アイロン部材がほぼ円筒状となるので、美観上好ましくなる。
また、請求項5の発明によれば、第2クリップの第2作動レバーが第1クリップの第1作動レバーの下方に位置するように形成し、さらに第2作動レバーを第1作動レバーより長尺に形成することにより、第2作動レバーを操作したときは第1作動レバーとは独立して第2作動レバーが動作し、第1作動レバーを操作したときは第1、第2作動レバーが同時に動作することになる。したがって各クリップを操作する際の操作性が向上する。
また、請求項6の発明によれば、支持体の内部にスチーム発生器を配設することにより、供給する温風にスチームを含有させることができ、毛髪にスチームを供給させながら整髪できるので、乾燥によって毛髪を痛めることなく整髪作業が行えるようになる。
また、請求項7の発明によれば、第1クリップに形成される連通孔を支持体の吹出し孔に連通するように設けることにより、支持体の吹出し孔から供給される温風等が外部に放出されることなく、温風を効率的に毛髪に供給することが可能となる。
また、請求項8の発明によれば、本体ケース内にイオン発生器を配設することにより、供給する温風にマイナスイオンを含有させることができ、毛髪にマイナスイオンを供給させながら整髪できるので、毛髪を痛めることなく整髪作業が行えるようになる。
以下、図面を参照して本発明の最良の実施形態を説明する。但し、以下に示す実施形態は、本発明の技術思想を具体化するためのヘアーアイロンを例示するものであって、本発明をこのヘアーアイロンに特定することを意図するものではなく、特許請求の範囲に含まれるその他の実施形態のものも等しく適応し得るものである。
図1は本発明の一実施形態に係るヘアードライヤの斜視図、図2Aは図1のヘアードライヤの平面図、図2Bは図2AのIIA−IIA線で切断した断面図、図3はアイロン部材の分解斜視図、図4は第1クリップ作動時のアイロン部材を示す斜視図、図5は第2クリップ作動時のアイロン部材を示す斜視図である。
本実施例に係るヘアーアイロン1は、内部に送風装置11等を内蔵した本体ケース2と、本体ケース2に取付けられるアイロン部材3と、本体ケース2に接続されて外部電源から電力を供給する電源コード4と、から構成されている。なお、本実施例においては電源コード4を介して外部電源から電圧を得るものについて説明するが、本体ケース2内部に携帯可能な電源、例えば電池等を有していてもよい。
本体ケース2は、図2A及び図2Bに示すように、内部に空間が設けられた耐熱性の高い合成樹脂等からなる円筒状部材で形成されている。この本体ケース2の内部空間には、送風装置11と、送風装置11から送られた空気を加温するヒータ14と、が収納されている。また、本体ケース2の電源コード4が設けられた側の端部には外部から本体ケース2内に空気を取り入れるための吸気口15が設けられており、吸気口15が設けられた端部の反対側に位置する端部には、アイロン部材3に空気を供給するための吐風口16が設けられている。
送風装置11はモータ12とファン13とで構成されており、モータ12を作動してファン13を回転させることにより吸気口15から空気を取り入れ、取り入れた空気を吐風口16に供給する。また、ヒータ14は、例えば空気の流路に沿って複数枚の放熱板が設けられるとともに、この放熱板の外縁をつなぐようにニクロム線(図示せず)等が熱源として巻かれて構成されている。
さらに、本体ケース2の側壁面には、送風装置11及びヒータ14の駆動を操作するスイッチ17と、吐風口16の近傍に設けられて吐風口16に取付けられるアイロン部材3を着脱自在に固定する係止部材18が設けられている。なお、係止部材18は公知の固定機構、例えば先端部に鉤状片を有し、この鉤状片を本体ケース2の外面に設けられた押しボタンを押圧することで操作する機構が採用される。
さらにまた、送風装置11とヒータ14との間にイオン発生器19を設けると好ましい。なお、イオン発生器19の構成は公知のものを用いるため、その説明は省略する。このようにイオン発生器19を設けると、吐風口16から供給される温風等にマイナスイオンを含有させることができるので、毛髪にマイナスイオンを供給できるようになり、毛髪に潤いを与えながら整髪することができるようになる。
次に、アイロン部材3の構成について主に図3を参照して説明する。
アイロン部材3は、図3に示すように、本体ケース2から供給される温風が通過するように内部に空間が形成された筒状体からなる支持体21と、支持体21の一部を覆うようにこの支持体21に枢支された第1、第2クリップ30、40と、から構成されている。
支持体21は、本体ケース2の吐風口16が設けられた端部の外周囲を覆うように円筒状に形成されて内部に係止部材18に係合する係止溝(図示省略)が形成された取付け部22と、側壁に円形の吹出し孔24を複数個有し、この側壁の一部に平坦面からなる第1支持面50が形成されるとともに他の側壁が円弧状に湾曲した筒状体からなる胴部23と、胴部23の円弧状に湾曲した側壁に取付けられる円形の吹出し孔25Aを複数個有する化粧板25と、胴部23の先端に回動自在に枢支された蓋体26と、から構成されている。また、胴部23の取付け部22側の端部には第1、第2クリップ30、40を枢支する枢支軸27が形成されており、更にこの胴部23の、特に第1支持面50の取付け部22側の端部近傍には、第1、第2クリップ30、40を付勢する、例えばトーションバネで形成された弾性部材28が形成されている。なお、このトーションバネからなる弾性部材は、後述する第1、第2作動レバー34、44のそれぞれを付勢するように端部が分岐されて形成されている(図3参照)。
上記構成のうち、胴部23は内部に空間を有するほぼ円筒体で形成されており、この胴部23の内部にはスチーム発生器29(図2参照)が配設されると好ましい。このスチーム発生器29は、例えば、水を貯留するタンク29aと、温風等にタンク29内の水を含有させるためのフィルタ29bとから構成されており、本体ケース2の吐風口16から供給される温風等がフィルタ29bに接触することで、この温風等内にスチームが含有されるようになっている。なお、このスチーム発生器29あるいはこのスチーム発生器29の有するタンク29a等の着脱作業は、胴部23の先端に設けられた蓋体26を開閉させて行う。
さらに、この胴部23の側壁に設けられた吹出し孔24は比較的大径に、詳しくは化粧板25に設けられた複数個の吹出し孔25Aより大径に形成されている。また、化粧板25は方形状の板材を湾曲成形することで形成されるものであり、胴部23に取付けた際に胴部23の吹出し孔24に連通する位置に複数個の吹出し孔25Aが設けられている。
また、この胴部23の側壁の一部に形成された平坦面からなる第1支持面50は、その内部に複数個の吹出し孔51が形成されるとともに、その長手方向に延びる両側壁に沿って、くし歯状の突起52が複数個設けられている。さらに、この第1支持面50の先端部には、第1クリップ30を位置決め固定するための支持突起53が形成されている。なお、この支持突起53は突起52より背高に形成されており、支持突起53により第1クリップ30が位置決めされた際に、第1支持面50と第1クリップ30に形成される後述する第1押さえ面55との間に所定の隙間が形成されるようになっている。また、第1支持面50に形成された吹出し孔51は、胴部23の円形側壁及び化粧板25に形成された他の吹出し孔24、25Aに比して大径となるように、例えば長円状に形成されている。これにより、本体ケース2から供給された温風または冷風は主に吹出し孔51から供給されることになる。
第1クリップ30は、実質的に逆くの字状に形成された第1クリップ本体31と、第1クリップ本体31の後述する第1押さえ片33に取付けられる中空部材35と、から構成されている。
このうち、第1クリップ本体31は、実質的に逆くの字状の屈曲部分が枢支軸27に枢支される支点32を形成し、この支点32から第1支持面50に沿って延びる片が第1押さえ片33を形成し、さらに支点32からこの第1押さえ片33に対して反対側に延びる片が第1作動レバー34を形成している。
第1押さえ片33は、断面がかまぼこ型の部材で形成されており、さらに、その長手方向に沿って複数本のスリット33Aが形成されている。そして、この第1押さえ片33は、一方の面が平坦面からなる第1押さえ面55を構成し、この第1押さえ面55の反対側の面が円弧状に湾曲した面からなる第2支持面60を構成し、更にこの第1押さえ面55と第2支持面60との間に空洞部36が形成された中空部材35の空洞部36内に挿入・固定される。この中空部材35は、一端が開放し、他端が閉鎖した断面が略かまぼこ型の筒状体で形成されており、また、この中空部材35の第1押さえ面55と第2支持面60には複数個の連通孔56、61が形成されている。なお、この連通孔56、61は、円形状又はスリット状に形成されている。このような構成を備えることにより、例えば中空部材35の第1押さえ面55を胴部23の第1支持面50に当接させた状態では、第1支持面50の吹出し孔51から供給される温風等は、第1押さえ面55の連通孔56(図2B参照)、第1押さえ片33のスリット33A、及び第2支持面60の連通孔61の順に通過して、第2支持面60に供給されることになる。
中空部材35の円弧状に形成された第2支持面60の湾曲面は、支持体21の胴部23の円弧状に形成された側壁と同一軸心且つ同一半径で形成されたものであると好ましい。このように第2支持面60を胴部23の円弧状側壁と同一の円の一部から形成することにより、第1支持面50と第1押さえ面55とを当接させた状態でアイロン部材3がほぼ円筒状となり、美観上好ましいものとなる。
また、第1クリップ本体31の第1作動レバー34は、支点32から垂直に延設した基部34Aと、この基部34Aの先端部から所定角度で屈曲するように延在する操作部34Bと、で形成されている。このうち、操作部34Bはユーザの指による操作を行う部分となる。また、基部34Aには、その中心部分に切り欠き34Cが形成されており、この切り欠き34Cは後述する第2作動レバー44が挿通される部分であり、第2作動レバー44の可動域に合わせてその大きさが調節されている。
第2クリップ40は、実質的に逆くの字状に形成された第2クリップ本体41からなる。この第2クリップ本体41は、第1クリップ本体31と同様に、実質的に逆くの字状の屈曲部分が枢支軸27に枢支される支点42を形成し、この支点42から第2支持面60に沿って延びる片が第2押さえ片43を形成し、さらに支点42からこの第2押さえ片43に対して反対側に延びる片が第2作動レバー44を形成している。
このうち、第2押さえ片43の第2支持面60に対向する面が第2押さえ面65を形成しており、また、この第2押さえ片43の第2支持面60に設けられた連通孔61の延長線上に位置する部分には吹出し孔66が形成されている。この吹出し孔66は、連通孔61から供給される温風等の風圧により第2クリップ40が持ち上がることを防止するために設けられたものである。
また、第2作動レバー44は、第1作動レバー34に比して幅狭に且つ長尺に形成された板状体で形成されている。そして、この第2作動レバー44は第1作動レバー34に形成された切り欠き34Cに挿通されている。また、この第2作動レバー44の先端部の上面には、ユーザの指による操作が容易に行えるように、例えば合成樹脂で形成された操作板44Aが取付けられている。
次に、上述の構成からなるアイロン部材3を有するヘアーアイロン1の使用方法について、図4及び図5を参照して説明する。
初めに、例えばユーザがはね毛やくせ毛を真っ直ぐに矯正したい場合には、図4に示すように、第1支持面50及び第1押さえ面55からなる第1挟持領域に毛髪を挟んで毛髪の矯正を実行する。詳しくは、ユーザは、先ずスイッチ17を操作して送風装置11及びヒータ14を作動させ、温風あるいは冷風をアイロン部材3に供給する。そして、この状態でユーザは本体ケース2把持し、指で第1作動レバー34の操作部34Bをアイロン部材3の取付け部22側に弾性部材28の付勢力に抗して押し下げることにより第1、第2クリップ30、40を回動させて、第1支持面50と第1押さえ面55との間を大きく開口する。次いで、ユーザは矯正したい毛髪をこの開口した第1支持面50と第1押さえ面55との隙間に挿入し、操作部34Bの押し下げを解除する。すると弾性部材28の付勢力により第1、第2クリップ30、40が回動して第1押さえ面55が第1支持面50に近接し、第1挟持領域に挿入された毛髪を挟持した状態となる。この状態で毛髪を櫛でとかすようにヘアーアイロン1を動作させることにより、毛髪が真っ直ぐに矯正することができる。
また、例えばユーザがカールやウェーブ等を行いたい場合には、図5に示すように、第2支持面60及び第2押さえ面65からなる第2挟持領域に毛髪を挟んでカールやウェーブ等を行う。詳しくは、ユーザは、上記毛髪を矯正する場合と同様に、スイッチ17を操作して送風装置11及びヒータ14を作動させ、温風あるいは冷風をアイロン部材3に供給する。そして、この状態でユーザは本体ケース2把持し、指で第2作動レバー24の操作板44Aをアイロン部材3の取付け部22側に弾性部材28の付勢力に抗して押し下げることにより第2クリップ40のみを回動させて、第2支持面60と第2押さえ面65との間を大きく開口する。次いで、ユーザは矯正したい毛髪をこの開口した第2支持面60と第2押さえ面65との隙間に挿入し、操作板44Aの押し下げを解除する。すると弾性部材28の付勢力により第2クリップ40が回動して第2押さえ面65が第2支持面60に近接し、第2挟持領域に挿入された毛髪を挟持した状態となる。この状態で毛髪を櫛でとかすようにヘアーアイロン1を動作させることにより、毛髪にカールやウェーブ等を行うことができる。
なお、第2挟持領域を用いて毛髪にカールやウェーブ等を行う場合には、送風装置11から供給される温風等は第1支持面50の吹出し孔51から供給された後、この吹出し孔51に対向するように形成された複数の連通孔56及びスリット33Aを介して第2支持面60の連通孔61に供給されるので、この連通孔61に供給される温風等の供給量も確保することができるので、カールやウェーブ等を行うための十分な温風量を確保することが可能となる。
また、弾性部材28は第1、第2作動レバー34、44をそれぞれ独立して付勢しており、加えて、第2作動レバー44は第1作動レバー34の切り欠き34Cに挿入されることで第1作動レバー34の下方に位置している。したがって、操作板44Aを操作すれば第2クリップ40を第1クリップ30とは独立して操作でき、また、操作部34Bを操作すれば操作板44Aを操作しなくても第1、第2クリップ30、40を同時に操作することが可能となる。
なお、上記実施形態にかかるヘアードライヤ1においては、第1挟持領域を互いに平坦面で形成された第1支持面50と第1押さえ面55とで形成し、第2挟持領域を互いに縁故状に湾曲した面で形成された第2支持面60と第2押さえ面65とで形成した例について説明したが、挟持領域の形状はこの組み合わせに限定されることはなく、適宜その面形状を変更することが可能である。
図1は本発明の一実施形態に係るヘアードライヤの斜視図である。 図2Aは図1のヘアードライヤの平面図、図2Bは図2AのIIA−IIA線で切断した断面図である。 図3はアイロン部材の分解斜視図である。 図4は第1クリップ作動時のアイロン部材を示す斜視図である。 図5は第2クリップ作動時のアイロン部材を示す斜視図である。 図6は従来技術の髪処理装置の側面図である。 図7は他の従来技術のヘアードライヤの分解斜視図である。
符号の説明
1:ヘアーアイロン 2:本体ケース 3:アイロン部材 4:電源コード 11:送風装置 14:ヒータ 15:吸気口 16:吐風口 19:イオン発生器 21:支持体 22:取付け部 23:胴部 24、25A、51、66:吹出し孔 25:化粧板 26:蓋体 27:枢支軸 28:弾性部材 29:スチーム発生器 30:第1クリップ 31:第1クリップ本体 32、42:支点 33:第1押さえ片 33A:スリット 34:第1作動レバー 35:中空部材 36:空洞部 40:第2クリップ 41:第2クリップ本体 43:第2押さえ片 44:第2作動レバー 50:第1支持面 52:突起 53:支持突起 55:第1押さえ面 56、61:連通孔 60:第2支持面 65:第2押さえ面

Claims (8)

  1. 送風装置を内蔵した本体ケースと、
    側面に複数個の吹出し孔が設けられ前記本体ケースの先端部に取付けられた支持体と、複数の連通孔を有し前記支持体の外周面の一部に当接するように該支持体に作動自在に枢支された第1クリップと、該第1クリップの一部に当接するように前記支持体に作動自在に枢支された第2クリップと、からなるアイロン部材と、
    を有し、
    前記支持体と前記第1クリップとの間に第1挟持領域が形成され、前記第1クリップと前記第2クリップとの間に第2挟持領域が形成され、前記第1、第2挟持領域は互いに異なる形状に毛髪を挟持するようにその形状が異なっていることを特徴とするヘアーアイロン。
  2. 前記第1挟持領域は、前記支持体の外周面の一部に形成された平坦な第1支持面と、前記第1クリップに形成された前記第1支持面に当接する平坦な第1押さえ面と、からなり、前記第2挟持領域は、前記第1クリップの前記第1押さえ面の裏側に形成された円弧状の第2支持面と、前記第2クリップに形成された前記第2支持面に当接する円弧状の第2押さえ面と、からなることを特徴とする請求項1に記載のヘアーアイロン。
  3. 前記連通孔は、前記第1クリップの前記第1押さえ面と前記第2支持面とを連通させるように複数個設けられていることを特徴とする請求項2に記載のヘアーアイロン。
  4. 前記支持体の前記第1支持面を除く側壁と前記第1クリップの第2支持面とは、同一半径を有する円弧状に形成されていることを特徴とする請求項2に記載のヘアーアイロン。
  5. 前記第1、第2クリップは、該第1、第2クリップを作動操作するための第1、第2作動レバーがそれぞれ形成されており、前記第2作動レバーが前記第1作動レバーの下方に位置するとともに、前記第1作動レバーは前記第2作動レバーより短尺に形成されていることを特徴とする請求項1に記載のヘアーアイロン。
  6. 前記支持体は側壁に複数個の前記吹出し孔を有する円筒状部材で形成されており、該円筒状の支持体の内部にはスチーム発生器が配設されていることを特徴とする請求項1に記載のヘアーアイロン。
  7. 前記第1クリップに形成された連通孔は、前記第1クリップが前記支持体に当接した状態で前記支持体に設けられた前記吹出し孔に連通するように設けられていることを特徴とする請求項1に記載のヘアーアイロン。
  8. 前記本体ケース内には、イオン発生器が配設されていることを特徴とする請求項1に記載のヘアーアイロン。
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