JP2012075796A - ヘアーアイロン - Google Patents

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【課題】使用勝手及び耐久性の向上を図ると共に、1台で種々のヘアースタイルに容易に対応する。
【解決手段】本発明は、毛髪を挟持し加熱して該毛髪に癖を付けるためのヘアーアイロン10において、基端を支点として互いに近接離間方向に回動可能な一対のアーム21,22と、各アーム21,22の先端側内面にそれぞれ互いに対向して設けられ、前記毛髪を挟持可能な加熱部23,24と、加熱部23,24から発生した熱を外部に放出可能なように各アーム21,22の先端側外面に形成された多数の放熱孔31と、各アーム21,22の先端側外面の先端部において放熱孔31を避けた位置に形成された凹部33,343と、を備えていることを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、毛髪を挟持し加熱して該毛髪に癖を付けるためのヘアーアイロンに関するものである。
従来、毛髪にウェーブやカールを付けたり、毛髪をストレートにしたりする等、毛髪に癖を付けるためにヘアーアイロンが使用されている。
従来のヘアーアイロンは、一般に、基端を支点に回動可能な一対のアームと、該各アームの先端側内面に互いに対向して設けられる加熱部と、該加熱部の反対側であって前記アームの先端側外面に所定の曲率を有して形成される巻付け部とを備えて構成されている。そして、前記加熱部で毛髪を挟持し加熱した後、アームを回して毛髪を巻付け部に巻き付けることにより、毛髪に所定の癖が付けられるようになっている(例えば、特許文献1参照)。
特開2007−260059号公報
しかしながら、上記した従来のヘアーアイロンを使用する場合、使用者は前記各アームの基端を掴持すると共に前記各アームの先端を互いに押え付ける方向に把持するのが一般的であるが、各アームの先端が把持しやすい形状となっていないため、前記加熱部で毛髪をしっかりと挟持することができず、使用勝手が悪いといった問題があった。
また、前記加熱部から発生した熱が本体内部に篭ってしまい、加熱部等が故障し易く、耐久性の向上が図り難いといった問題もあった。
さらに、上記した従来のヘアーアイロンでは、所定の曲率を有する巻付け部に毛髪を巻きつけてカール等の癖付けを行うようになっているため、癖付けのスタイルが限定されてしまい、1台のヘアーアイロンで種々のヘアースタイルに対応することが難しいといった問題もあった。
本発明は、上記した各種課題を解決すべくなされたものであり、使用勝手及び耐久性の向上を図ると共に、1台で種々のヘアースタイルに容易に対応することのできるヘアーアイロンを提供することを目的とするものである。
上記した目的を達成するため、本発明は、毛髪を挟持し加熱して該毛髪に癖を付けるためのヘアーアイロンにおいて、基端を支点として互いに近接離間方向に回動可能な一対のアームと、該各アームの先端側内面にそれぞれ互いに対向して設けられ、前記毛髪を挟持可能な加熱部と、該加熱部から発生した熱を外部に放出可能なように前記各アームの先端側外面に形成された多数の放熱孔と、前記各アームの先端側外面の先端部において前記放熱孔を避けた位置に形成された凹部と、を備えていることを特徴とする。
そして、本発明に係るヘアーアイロンにおいて、前記各アームの先端側外面には、毛髪を巻き付け可能に湾曲した溝部が外面に多数形成された半円筒状の癖付け部材が着脱自在に設けられ、該癖付け部材を前記各アームの先端側外面に装着した際に前記癖付け部材と前記各放熱孔との間に外部と連通する空気の流通空間が形成されるように構成されているのが好ましい。
また、本発明に係るヘアーアイロンにおいて、前記癖付け部材には大小の曲率半径を有する湾曲した溝部が交互に形成されていてもよい。
さらに、本発明に係るヘアーアイロンにおいて、前記癖付け部材の頂部にはトルマリンがコーティングされており、前記頂部の両側に前記溝部が形成されていてもよい。
さらにまた、本発明に係るヘアーアイロンにおいて、前記癖付け部材には前記各溝部の間に仕切り部が設けられており、該仕切り部の両端部は櫛状に突出していてもよい。
本発明によれば、使用勝手及び耐久性の向上を図ると共に、1台で種々のヘアースタイルに容易に対応することができる等、種々の効果を得ることができる。
本発明の実施の形態に係るヘアーアイロンの本体を示す斜視図である。 本発明の実施の形態に係るヘアーアイロンの癖付け部材を示す斜視図である。 本発明の実施の形態に係るヘアーアイロンの大サイズの癖付け部材を示す斜視図である。 本発明の実施の形態に係るヘアーアイロンの小サイズの癖付け部材を示す斜視図である。 本発明の実施の形態に係るヘアーアイロンの別のタイプの癖付け部材を示す斜視図である。 本発明の実施の形態に係るヘアーアイロンのさらに別のタイプの癖付け部材を示す斜視図である。 本発明の実施の形態に係るヘアーアイロンのさらに別のタイプの癖付け部材を示す斜視図である。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態に係るヘアーアイロンについて説明する。
本発明の実施の形態に係るヘアーアイロン10は、本体20と、本体20に着脱自在に設けられる癖付け部材40とにより構成されている。
図1に示すように、本体20は、基端を支点として互いに近接離間方向に回動可能なように連結される一対のアーム21,22と、各アーム21,22の先端側内面にそれぞれ互いに対向して設けられる加熱部23,24とを備えている。
一対のアーム21,22は、耐熱性及び不燃又は難燃性プラスチックの内部に断熱又は遮熱性素材が充填されて形成され、基端側に設けられる板バネ(図示省略)等の弾性部材によって互いに離間方向に付勢され、先端の離間距離が例えば5cm以上確保できるようになっている。また、一対のアーム21,22の基端側には把持部25,26が形成されており、いずれか一方の把持部25の内側にはリチウム電池等のバッテリ(図示省略)を収容するバッテリ収容部(図示省略)が設けられている。このバッテリ収容部の開口面は蒲鉾状に湾曲した蓋体27により閉塞されており、この蓋体27の一端面には係止凹部28が形成され、前記バッテリの交換時にこの係止凹部28に爪や治具等を係止させることにより蓋体27を簡単に開放できるようになっている。
いずれか他方のアーム22の基端側には、側面に加熱部23,24のオン・オフや温度を設定するために操作部29が設けられていると共に、上側部分にLCDディスプレイ30が設けられ、このLCDディスプレイ30には操作部29の押圧操作に従って加熱部23,24の設定温度や表面温度及び電池残量等が表示されるようになっている。
各アーム21,22の先端側外面の左右側面には、それぞれ多数の放熱孔31が穿設されており、これらの放熱孔31を介して加熱部23,24から発生した熱を外部に放出できるようになっている。また、各アーム21,22の先端側外面の先端部は先細形状を成し、この先端部の放熱孔31を避けた位置に凹部33,34がそれぞれ形成されている。さらにまた、各アーム21,22の先端側外面の左右側面には、アーム21,22の長手方向に沿って直線状に係合溝35,36がそれぞれ形成されている。
図2に示すように、癖付け部材40は半円筒形状を成しており、外面には癖付け部材40の周形状に沿って湾曲した仕切り部41が軸方向に所定間隔で多数突設されている。そして、各仕切り部41の間にはそれぞれ溝部42が癖付け部材40の周形状に沿って湾曲して形成されており、この溝部42に毛髪を巻き付け可能となっている。
また、癖付け部材40の内面の互いに対向する位置には、突条部43,44がそれぞれ突設されており、突条部43,44をそれぞれアーム21,22の先端側から係合溝35,36に挿入することにより、癖付け部材40が本体20のアーム21,22にそれぞれ装着されるようになっている。そして、癖付け部材40をそれぞれ装着したアーム21,22を閉じて合わせると、一対の癖付け部材40,40によって円筒状に形成されるようになっている。
また、癖付け部材40が本体20のアーム21,22に装着された際には、癖付け部材40と各放熱孔31との間に空気の流通空間が形成され、この流通空間は先端側及び基端側に形成された各開口37を介して外部と連通するようになっている。これにより、癖付け部材40を本体20に装着した時でも、各放熱孔31,32から放出された熱は前記流通空間及び開口37を介して外部に確実に放出される。
なお、癖付け部材は、例えば、図3に示されているように、曲率半径のより大きい大サイズのもの50や、図4に示されているように、曲率半径のより小さい小サイズのもの60など、サイズの異なる癖付け部材50,60を用意しておくこともできる。これにより、使用者の好みに応じて、カールやウェーブの大きさを自由に変えることができる。
さらにまた、図5に示されているように、大小の曲率半径を有する湾曲した溝部71,72が交互に形成されている癖付け部材70や、図6に示されているように、頂部にトルマリンがコーティングされた平板部81が形成されていると共に平板部81の左右両側に溝部82が形成されている癖付け部材80や、図7に示されているように、各溝部91の間に形成された仕切り部92の左右両端部93,94が櫛状に突出している癖付け部材90など、タイプの異なる癖付け部材を用意しておくこともできる。これにより、図5の癖付け部材70の場合の場合には毛髪のカールやウェーブに変化を持たせたり、或いは、図6の癖付け部材80の場合には艶のある美しい毛髪を与えたり、或いは、図7の癖付け部材90の場合にはボリュームのあるカールやウェーブを毛髪に与えたりすることができる。
このように上記した構成を備えた本発明の実施の形態に係るヘアーアイロン10によれば、毛髪にカールやウェーブ等の癖を付ける場合、ユーザの好みに合った曲率半径を有する癖付け部材40,50,60,70,80,90を選択し、本体20に装着することによって、1台のヘアーアイロン10で種々のヘアースタイルを容易に作り上げることができるようになる。
また、本発明の実施の形態に係るヘアーアイロン10は、各アーム21,22の先端に形成された凹部33,34によってアーム21,22の先端を把持しやすい形状を備えているため、ヘアーアイロン10の使用時に各アーム21,22の基端を掴持すると共に凹部33,34を互いに押え付ける方向にしっかりと把持することができる。したがって、加熱部23,24で毛髪をしっかりと挟持することができず、使用勝手の向上を図ることができる。
さらに、加熱部23,24から発生した熱は、癖付け部材40を本体20に未装着の場合は各放熱孔31,32から直接外部に放出される一方、癖付け部材40を本体20に装着した場合は各放熱孔31,32から前記流通空間及び開口37を通って外部に確実に放出されるため、前記熱が本体20の内部に篭ることがなく、ヘアーアイロン10の耐久性を向上させることができる。
10 ヘアーアイロン
21 アーム
22 アーム
23 加熱部
24 加熱部
31 放熱孔
33 凹部
34 凹部
40 癖付け部材
42 溝部
50 癖付け部材
60 癖付け部材
70 癖付け部材
71 溝部
72 溝部
80 癖付け部材
82 溝部
90 癖付け部材
92 仕切り部
93 端部
94 端部

Claims (5)

  1. 毛髪を挟持し加熱して該毛髪に癖を付けるためのヘアーアイロンにおいて、
    基端を支点として互いに近接離間方向に回動可能な一対のアームと、
    該各アームの先端側内面にそれぞれ互いに対向して設けられ、前記毛髪を挟持可能な加熱部と、
    該加熱部から発生した熱を外部に放出可能なように前記各アームの先端側外面に形成された多数の放熱孔と、
    前記各アームの先端側外面の先端部において前記放熱孔を避けた位置に形成された凹部と、
    を備えていることを特徴とするヘアーアイロン。
  2. 前記各アームの先端側外面には、毛髪を巻き付け可能に湾曲した溝部が外面に多数形成された半円筒状の癖付け部材が着脱自在に設けられ、該癖付け部材を前記各アームの先端側外面に装着した際に前記癖付け部材と前記各放熱孔との間に外部と連通する空気の流通空間が形成されるように構成されている請求項1に記載のヘアーアイロン。
  3. 前記癖付け部材には大小の曲率半径を有する湾曲した溝部が交互に形成されている請求項2に記載のヘアーアイロン。
  4. 前記癖付け部材の頂部にはトルマリンがコーティングされており、前記頂部の両側に前記溝部が形成されている請求項2に記載のヘアーアイロン。
  5. 前記癖付け部材には前記各溝部の間に仕切り部が設けられており、該仕切り部の両端部は櫛状に突出している請求項2に記載のヘアーアイロン。

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