JP2009273900A - ヘアーアイロン - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明の課題は、本発明は、一つのヘアーアイロンで髪毛をカールするときの曲げ度合いを変えることができるようにしたヘアーアイロンを提供することである。
【解決手段】本発明に係るヘアーアイロン1は、基端を回動自在に連結して開閉自在に設けた一対のグリップ9と、各グリップ9の先端側に対向して設けた発熱部11と、補助ケース15とを備え、各発熱部11は対向面が平面状を成し、発熱部の裏面側には湾曲状を成すカール部13が設けてあり、少なくとも一方のカール部13の両側部には先端側から基端側に沿って形成された係合部17が設けてあり、補助ケース13は外側面がカール部13の湾曲の曲率よりも小さい曲率の湾曲を成す略半円筒形状であり、内周側面に被係合部19が形成してあり、補助ケース15の被係合部19をカール部13の係合部17に係合してカール部の先端から補助ケースを抜き差し自在としてある。
【選択図】図2

Description

本発明は、髪毛をカールするヘアーアイロンに関する。
特許文献1には、対向して設けた各発熱部に発熱部を覆うクロスサックを脱着自在に設け、クロスサックを装着して発熱部が髪毛に直接当たるのを防止したことが開示されている。
また、髪毛をカールするときには、髪毛を発熱部で挟み、そのまま湾曲した背面部の曲面を利用して髪毛を巻き上げてカールすることが公知である。
実用新案登録第3117886号公報
しかしながら、特許文献1のヘアーアイロンは、一対の発熱部の対向面部をカバーして熱を抑える構成としたものであり、仮に特許文献1のヘアーアイロンで髪毛をカールするときには、発熱部で髪毛を挟み、髪毛を巻き込むようにしてカバーの両側部で髪毛を押圧することになるので、曲げ度合い大きいカールに限られてしまうという問題がある。
また、従来の背面部を湾曲した構成のヘアーアイロンにおいては、一定の曲げ度合いのカールに限られてしまう。
一方、ヘアーアイロンを用いて髪毛をカールするときに、種々のヘアースタイルや嗜好に応じて、髪毛のカールの曲げ度合い(曲率)を大きくしたり、小さくしたいという要求がある。
本発明は、上記事情に鑑みなされたものであり、一つのヘアーアイロンで髪毛をカールするときの曲げ度合いを変えることができるようにしたヘアーアイロンを提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、請求項1に記載された発明は、基端を回動自在に連結して開閉自在に設けた一対のグリップと、各グリップの先端側に対向して設けた発熱部と、補助ケースとを備え、各発熱部は対向面が平面状を成し、発熱部の裏面側には湾曲状を成すカール部が設けてあり、少なくとも一方のカール部の両側部には先端側から基端側に沿って形成された係合部が設けてあり、補助ケースは外側面がカール部の湾曲の曲率よりも小さい曲率の湾曲を成す略半円筒形状であり、内周側面に被係合部が形成してあり、補助ケースの被係合部をカール部の係合部に係合してカール部の先端から補助ケースを抜き差し自在としてあることを特徴とする。
請求項2に記載された発明は、請求項1に記載された発明において、補助ケースの外周面に、周方向に沿った突条が間隔を空けて複数形成してあることを特徴とする。
請求項1に記載された発明によれば、髪毛をカールするときには、発熱部で髪毛を挟むようにして髪毛に沿って引き下ろすときに、グリップを回転させるようにして、髪毛を巻き上げ、発熱部で挟んだ髪毛をカール部に押し当てて熱によるカールくせを付ける。
カールの曲げ度合い(曲率)を小さくしたい場合には、補助ケースを装着してカール面の曲率を小さくする。これにより、補助ケースのカール面に沿って髪毛を押し当てて熱によるカールくせを付けることにより髪毛に曲げ度合いの小さいカールを施すことができる。
補助ケースを装着したり、外したりすることにより、一つのヘアーアイロンで髪毛をカールするときの曲げ度合いを変えることができる。
補助ケースの脱着により、カールの曲げ度合いを変えるので、カールの曲げ度合いの変更が容易にでき、且つ構成が簡易である。
補助ケースはグリップの先端側から挿入により装着するので、補助ケースの脱着が容易にでき、操作性が良い。
請求項2に記載された発明によれば、請求項1に記載された発明と同様な効果を奏すると共に、髪毛束が補助ケースの隣なり合う突条の間に入り込んだ状態で巻き上げられるので、髪毛が偏って巻き上げられることを防止できる。従って、髪毛をスムーズに巻き上げることができ且つ髪毛を均一にカールすることができる。
第1実施の形態に係るヘアーアイロンの斜視図である。 図1に示すヘアーアイロンを他の方向から見た斜視図である。 図2に示すヘアーアイロンにおいて、補助ケースを外した状態を示す斜視図である。 一方の腕部を先端側から見た正面図である。 第1実施の形態に係るヘアーアイロンの使用方法を説明した正面図である。 第2実施の形態に係るヘアーアイロンの斜視図である。 図6に示すヘアーアイロンにおいて、補助ケースを外した状態を示す斜視図である。 第2実施の形態に係るヘアーアイロンのカール部を抜き出して示す平面図である。 第2実施の形態の変形例に係るヘアーアイロンのカール部を抜き出して示す平面図である。
以下に、添付図面を参照しつつ本発明の第1実施の形態について説明する。図3に示すように、本実施形態のヘアーアイロン1は、対向して設けた一対の腕部3、5を備え、一方の腕部3には他方の腕部5が回動自在に設けてあり、一方の腕部3と他方の腕部5とは、回動軸7に設けたスプリング(図示せず)の付勢力により互いに開き方向に付勢されている。
一方及び他方の腕部3、5には、各々基端側(回動軸側)にグリップ9が設けてあり、グリップ9の先端には発熱部11が設けられている。
各発熱部11は対向面が平面であり、発熱部11の裏面側に半円筒形状のカール部13が設けてある。カール部13は耐熱性樹脂材でできている。カール部13の外周は断面が略半円の円弧を成している。このカール部13には、図1及び図2に示すように、後述する補助ケース15が脱着自在になっている。
図3に示すように、各カール部13の延出方向(腕部の基端から先端に沿う方向)の両側には、延出方向に沿って係合部17が形成してある。カール部13に設けた係合部17は間隔を空けて列状に突設する突部17aであり、髪毛をカールするときには突部17a間に髪毛を分け入れることができるようになっている。
補助ケース15は、図2及び図4に示すように、断面が略半円形状であり、湾曲した外周面15aがカール面になっている。補助ケース15は半円の各端部に内周に向けて突設した被係合部19が形成されており、被係合部19は、長手方向(基端側から先端側)に連続した直線状を成し、カール部13の先端から係合部17に係合して挿入するようになっている。
また、補助ケース15には、カール部13の半円の略中央に当接する当接部21が設けてあり、カール部13に装着したときに補助ケース15の半円の略中央を支持するようになっている。
グリップ9の先端は、外周がカール部13の外面より外側に突設した段部22が形成してあり、補助ケース15をカール部13の先端側から挿入したときに、補助ケース15の挿入側端がグリップ9の段部21に当接して補助ケース15を位置決めするようになっている。尚、グリップ9の基端側に設けているのは電源コードの挿入部23である。
次に、本実施の形態に係るヘアーアイロン1の使用方法、作用効果について説明する。 髪毛をストレートにする場合には、発熱部11間に髪毛を挟んでヘアーアイロン1で髪毛を引き延ばすように、髪毛に対してアーアイロン1を直線状に引き下ろすようにして使用する。この場合には、発熱部11のみを用いるので、補助ケース15は装着していなくても良いし、装着したままでも良い。
髪毛をカールする場合において、カールの曲げ度合いを小さくする(曲率を小さくする)場合には、図3に示す状態において、カール部13に補助ケース15を装着する。補助ケース15の装着は、カール部13の先端から補助ケース15を端から挿入し、カール部13の両側に設けてある係合部17に、補助ケース15の被係合部19を係合させて、押し込むようにして挿入する。補助ケース15は、直線状に配置してある係合部17に沿って被係合部19が案内されて移動し、補助ケース15の挿入側端がグリップ9の段部22に当たるまで押し込み、補助ケース15の挿入側端がグリップ9の段部21に当たると、補助ケース15が位置決めされる。
従って、補助ケース15の装着は、カール部13の先端側から補助ケース15を押し込むだけで容易に装着でき、且つ位置決めできる。
髪毛をカールするときには、図5に示すように、発熱部11、11で髪毛を挟むようにして髪毛に沿って発熱部11、11を矢印S方向に引き下ろしつつ、グリップ9、9を矢印T方向に回転させるようにして、髪毛Wを巻き上げ、発熱部11、11で挟んだ髪毛Wを補助ケース15の外面15aに押し当てて発熱部11、11の熱によるカールくせを付ける。
一方、髪毛カールの曲げ度合い(曲率)を大きくしたい場合には、補助ケース15を外す。補助ケース15は腕部の先端側から引き抜くことにより、容易に外すことができる。補助ケース15を外した後、即ち、図3に示す状態において、図5に示す場合と同様に、発熱部11、11間に髪毛を挟み、カール部13の外周面に髪毛を押し当てて曲率の大きなカール面で、カールくせを付ける。
この場合、係合部17はカール部13の長手方向に沿って間隔を空けた複数の突部17aで形成してあるので、突部17a、17a間に髪毛を分け入れることができ、係合部17がカールの邪魔になることがない。
本実施の形態によれば、補助ケース15を装着したり、外したりすることにより、一つのヘアーアイロン1で髪毛をカールするときの曲げ度合いを、曲げの大きいものと小さいものとに変えることができる。
補助ケース15の脱着により、カールの曲げ度合いを複数設定できるので、カールの曲げ度合いの変更が容易にでき、且つ構成が簡易である。
補助ケース15の被係合部19は内周側に突設しているので、補助ケースを装着した場合には外面全体をカール面として利用でき、被係合部19が邪魔にならない。
また、本実施の形態によれば、髪毛をストレートにする場合にも、カールする場合にも何れの場合にも使用できる。
以下に、本発明の他の実施の形態を説明するが、以下の説明において、上述した第1実施の形態と同一の作用効果を奏する部分には同一の符号を付することにより、その部分の詳細な説明を省略し、以下の説明では上述の第1実施の形態と異なる点を主に説明する。 第2実施の形態を、図6〜図8を参照して説明する。本実施の形態では、図7及び図8に示すように、カール部13の外周面に、周方向に沿った複数の突条20が、カール部13の長手方向に沿って等間隔に且つ互いに平行に形成されている。各突条20は、図8に示すように、カール部13の長手方向に直交する方向に形成されている。また、図6に示すように、補助ケース15の外周面にも同様な突条24が形成されている。
本実施の形態では、図7に示すように、カール部13に突部(係合部)17аを設けておらず、補助ケース15の被係合部19とカール部13の縁部26とが係合して、補助ケース15がカール部13に対して、スライドして着脱自在となっている。
本実施の形態によれば、髪毛束がカール部13の隣なり合う突条20の間に入り込んだ状態で巻き上げられるので、髪毛が偏って巻き上げられることを防止できる。従って、髪毛をスムーズに巻き上げることができ且つ髪毛を均一にカールすることができる。
毛束が補助ケース15の隣なり合う突条24の間に入り込んだ状態で巻き上げられるので、髪毛が偏って巻き上げられることを防止できる。従って、髪毛をスムーズに巻き上げることができ且つ髪毛を均一にカールすることができる。
本発明は、前述した実施形態に限定されず、その要旨を逸脱しない範囲で種々変形可能である。
例えば、補助ケース15は、外周面の曲率や形状が異なるものを複数用意して、髪毛を様々なカールの曲げ度合いや形状に対応するようにしても良い。
補助ケース15は、対向する一方及び他方の腕部3、5に各々設けることに限らず、一方の腕部3(5)にのみ設けるものであっても良い。
カール部13の外周面に沿って形成する突条20は、図9に示すように、カール部13の長手方法に対して角度を成して形成しても良い。グリップ9を斜めに構えて、髪毛を巻き上げても、髪毛束をスムーズに隣り合う突条20の間に分け入れることができる。これと同様に、補助ケース15の外周面に形成する突条24を、補助ケース15の長手方向に対して角度を成して形成しても良い。
外周面に形成する突条24の数や形状の異なる補助ケース15を複数用意して、髪毛の巻き上げ量等に応じて、隣り合う突条24の間に分け入れる髪毛束の量を調整するようにしても良い。
1 ヘアーアイロン
9 グリップ
11 発熱部
13 カール部
15 補助ケース
17 係合部
19 被係合部
20 カール部の突条
22 段部
24 補助部材の突条

Claims (2)

  1. 基端を回動自在に連結して開閉自在に設けた一対のグリップと、各グリップの先端側に対向して設けた発熱部と、補助ケースとを備え、各発熱部は対向面が平面状を成し、発熱部の裏面側には湾曲状を成すカール部が設けてあり、少なくとも一方のカール部の両側部には先端側から基端側に沿って形成された係合部が設けてあり、補助ケースは外側面がカール部の湾曲の曲率よりも小さい曲率の湾曲を成す略半円筒形状であり、内周側面に被係合部が形成してあり、補助ケースの被係合部をカール部の係合部に係合してカール部の先端から補助ケースを抜き差し自在としてあることを特徴とするヘアーアイロン。
  2. 補助ケースの外周面に、周方向に沿った突条が間隔を空けて複数形成してあることを特徴とする請求項1に記載のヘアーアイロン。
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