JP2002051501A - ファンモータ - Google Patents

ファンモータ

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JP2002051501A
JP2002051501A JP2000229070A JP2000229070A JP2002051501A JP 2002051501 A JP2002051501 A JP 2002051501A JP 2000229070 A JP2000229070 A JP 2000229070A JP 2000229070 A JP2000229070 A JP 2000229070A JP 2002051501 A JP2002051501 A JP 2002051501A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 外周囲にファン部を有するモータを回転駆動
するための駆動手段を、簡易な構成にてコンパクトに設
けることができ、以ってファンモータの薄型化をはか
る。 【解決手段】 外周囲にファン部26を備えたモータ1
5と、該モータ15を複数のスポーク18a〜18dを
介して支持するモータケーシング18と、前記モータ1
5を回転駆動する駆動手段17とを有し、前記駆動手段
17を前記スポーク18aに配設した構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、モータの外周囲に
ファン部を一体的に備えたファンモータに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のファンモータとしては、
冷蔵庫に用いられるファンモータが知られており、斯か
るファンモータは、その送風作用により冷気を庫内に循
環供給するとともに庫内冷気の撹拌用に供している。図
8は、その冷蔵庫1に採用した一例を示すもので、該図
面は要部の概略構成を示す断面図である。まず、冷蔵庫
1の構成につき大略的に述べると、これは冷蔵庫本体2
内に形成された冷蔵室3と、この冷蔵室3の前面開口を
開閉する扉4と、前記冷蔵室3内への冷気の供給撹拌を
行うために設けたファンモータとしてのファン部5bを
有するモータ5と、このモータ5の風上側に配設され図
示しない冷凍サイクルを構成するうちの蒸発器6等を具
備した構成にある。
【0003】今少し具体的に述べると、前記モータ5の
設置部位を境に風下側が前記冷蔵室3であり、これと間
仕切りされ前記蒸発器6を有する風上側との間において
はモータ5のファン部5bの回転により空気(冷気)が
図中矢印S方向に流れて循環する構成にある。従って、
空気が蒸発器6を通過する際、熱交換作用により空気中
の熱が奪われて冷却され、庫内たる冷蔵室3内に冷気と
して供給される。
【0004】また、前記モータ5としては、近年、長寿
命および低消費電力、更には薄型化による省スペース等
の観点から外転形(アウターロータ形)のDCブラシレ
スモータを多用しており、そのアウターロータ5aの外
周囲に上記したファン部5bを一体的に設けてファンモ
ータとして構成している。この場合、斯かるファンモー
タを回転駆動させるため該モータ5の図示しないコイル
への通電を所定のタイミングで切替える駆動回路を構成
する駆動手段7が必要となり、この駆動手段7はコイル
通電のスイッチングデバイスとしてトランジスタやFE
Tなどの発熱性の素子を含む電子部品を搭載している。
【0005】そして、このような電子部品を備えた駆動
手段7は、モータ5のコネクタ8から導出された複数本
のリード線9を介して本体2内下方の機械室10内に位
置して設けられている。尚、この機械室10内にはその
ほか図示しないが冷凍サイクル中の冷媒圧送用の圧縮機
および凝縮器(いずれも図示せず)等を備えている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、上記構成に
よれば駆動手段7を機械室10に設けているので、一端
がモータ5のコイルに接続された複数本のリード線9
を、本体2下部の機械室10にまで延出しなければなら
ず、該リード線9は長くなり材料費が嵩むとともに、結
線を含む組立作業性も悪くコストも高騰化するなどの問
題を有していた。
【0007】本発明は上述の事情に鑑みてなされたもの
であり、その目的は、ファン部を有するモータの駆動手
段を、モータケーシングを構成するスポークを利用して
取付けるようにして、部品点数の増加を抑え作業性も良
好でコスト的にも有利なファンモータを提供するにあ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のファンモータは、外周囲にファン部を備え
たモータと、該モータを複数のスポークを介して支持す
るモータケーシングと、前記モータを回転駆動する駆動
手段とを有し、前記駆動手段を前記スポークに配設した
ことを特徴とする(請求項1の発明)。斯かる構成によ
れば、モータのコイルへの通電制御を行う駆動手段は、
モータケーシングのスポークを利用して設けているの
で、長いリード線を配線したりすることなくコンパクト
に装備できて、取扱い性も良好で組立作業も効率良く行
えるなどの実用的効果を有する。
【0009】そして、請求項1記載のものにおいて、駆
動手段は、スポーク内に断熱層を介して設けたことを特
徴とする(請求項2の発明)。斯かる構成によれば、駆
動手段が発熱性の電子部品を有していても、外部への熱
伝達を抑えることができ、従って、冷蔵庫のファンモー
タとして採用した場合には、空気(冷気)に対する無用
な温度上昇を回避できる。
【0010】また、請求項1記載のものにおいて、一端
がモータのコイルと電気的に接続されたリードを有し、
その他端をスポーク部位に延出して、該リード上に駆動
手段を設けたことを特徴とする(請求項3の発明)。斯
かる構成によれば、リードを利用して駆動手段を設けた
ので、構成の簡素化とともに部品点数が低減でき組立作
業も好率良く実行できる。
【0011】また、請求項1記載のものにおいて、モー
タのコイルと駆動手段とを電気的に接続されたリードを
有し、該リードはモータケーシングに一体に埋設したこ
とを特徴とする(請求項4の発明)。斯かる構成によれ
ば、リードをモータケーシングと一体的に設けたので、
同じくモータケーシングのスポークに配置する駆動手段
との接続が、より確実に誤差なく作業でき、組立作業性
を一層向上できる。
【0012】そして、請求項3または4記載のものにお
いて、コイルと接続されたリードは、該コイルと接続し
た基端部を径方向に延ばした後、軸方向に折曲し、その
折曲端部を駆動手段と電気的に接続したことを特徴とす
る(請求項5の発明)。斯かる構成によれば、コイルと
駆動手段とそれぞれ接続されるリードをコンパクトに配
置でき、延いてはファンモータとして一層薄型化に寄与
できる利点を有する。
【0013】
【発明の実施の形態】(第1の実施の形態)図1〜図4
は、本発明を冷蔵庫に採用した第1実施例を示したもの
で、そのうち図1〜図3はファンモータの全体構成を示
し、図1は図2のA−O−A線に沿って切断して示す断
面図で、図2は全体の背面図、図3は背面側から見た全
体の斜視図で、図4は冷蔵庫の概略構成を示した断面図
である。以下、これら図1〜図4を参照して説明する。
【0014】まず、図4に基づき冷蔵庫11の概略構成
につき述べると、大略的には冷蔵庫本体12内に形成さ
れた冷蔵室13と、この冷蔵室13の前面開口を開閉す
る扉14と、前記冷蔵室13内への冷気の供給撹拌を行
うために設けたファンモータを構成するファン部26を
有するモータ15と、このモータ15の風上側に配設し
た蒸発器16等を具備した構成にある。今少し具体的に
述べると、上記蒸発器16および本体12内下部の機械
室17に配備される圧縮機や凝縮器(いずれも図示せ
ず)は周知の如く冷凍サイクルを構成するものである。
【0015】従って、前記モータ15の駆動に基づき、
ファン部26による空気流は風下側の前記冷蔵室13に
向って流れ、流入した空気は、これと間仕切りされ前記
蒸発器16を有する風上側に戻り、再び冷蔵室13に向
って流れ、所謂空気は同図中矢印S方向に循環する。こ
の場合、空気は蒸発器16を通過する際、蒸発器16と
の間に行われる熱交換作用により熱が奪われて冷却さ
れ、庫内たる冷蔵室13内に新たな冷気として供給され
撹拌される。
【0016】また、前記モータ15としては、外転形
(アウターロータ形)のDCブラシレスモータを採用し
ているが、その詳細構成については後述する。そして、
斯かるモータ15を回転駆動させるため該モータ15へ
の通電を所定のタイミングで切替える駆動回路を構成す
る駆動手段17を備えており、該駆動手段17はモータ
15を支持するモータケーシング18に配備している
が、その詳細についても後述する。
【0017】しかして、図1〜図3を参照してモータ1
5および駆動手段17の具体構成につき述べると、モー
タ15は、前記したようにアウターロータ形のDCブラ
シレスモータを採用してなり、概述すると前記モータケ
ーシング18の背面後部(後述する円筒状部18e)に
後部軸受組立19が取付けられるとともに、この後部軸
受組立19の内方に設けられ3巻線方式によりコイル2
0を巻装してなるステータ21と、このステータ21を
挟んで後部軸受組立19と対向して設けられた前部軸受
組立22と、これら前記両軸受組立19,22に回転自
在に支持されるモータ軸23を中心部に備えたカップ状
のロータ24(アウターロータ)を有し、このロータ2
4には前記ステータ21の外周囲に僅かのギャップを介
して径方向に対向配置されたマグネット25を具備する
とともに、このマグネット25の外周囲にロータ24と
一体的に設けられた前記ファン部26とを備えた構成と
しており、斯かる構成を以って、ファンモータを構成し
ている。
【0018】そして、上記モータケーシング18は、具
体的には、例えばPBT(ポリブタジエンテレフタレー
ト)等の合成樹脂からなり、中心部の背面後部(図1の
右側の面)が開放した円筒状部18eを有するととも
に、その外周部には、特に図2,図3に明示するように
放射方向に延びる4本の前記スポーク18a〜18dが
ほぼ等間隔で一体に設けられ、更にその外周部に円筒状
のベルマウス18fが一体に設けられている。そして、
このベルマウス18fの外周部には外方に延びた角形の
フランジ部18gを形成していて、このフランジ部18
gのコーナー部を介して前記冷蔵室13の間仕切り部分
に取付固定している。
【0019】また、上記円筒状部18eに嵌合取着され
た前記後部軸受組立19は、亜鉛メッキ鋼板からなり前
記モータ軸23を挿通する筒状のブラケット27と、そ
の内方後部に装着された焼結メタルからなる軸受28
と、潤滑油が充填された含油フェルト29等を具備して
なり、その後面開口部は、適宜の蓋部材30により塞が
れている。尚、この蓋部材30の内面中心部において、
前記モータ軸23の先端を受ける構成としている。斯く
して、後部軸受組立19は、前記モータケーシング18
内に、背面後部側から密に嵌め込まれ、そのブラケット
27がステータ21の中心穴に圧入され取付固定され
る。
【0020】また、前記ステータ21は、ステータコア
21aに前記巻線20が巻装された状態で、これを端子
台31とともに合成樹脂(PBT)のモールド材32に
よりモールド成形されている。そして、このモールド材
32の後端部を前記モータケーシング18に係合し、且
つステータコア21aの中心穴に前記ブラケット27が
圧入嵌合することにより、後部軸受組立19とステータ
21とが、モータケーシング18を両側から挟み付ける
ようにして強固に固定される構成となり、延いてはモー
タ15がモータケーシング18の円筒状部18eおよび
スポーク18a〜18dを介して支持される。
【0021】このように、ステータ21がモールド成形
される際、図1に示すように3巻線によるコイル20の
3本の接続端は3本の接続ピン33(1本のみ図示)に
予め接続され、且つ接続ピン33の軸方向に導出された
先端部が前記した端子台31に埋設されたリード34と
電気的に接続され、このリード34の先端は前記スポー
ク18a部位に導出されている。
【0022】具体的には、このリード34は、基端部が
前記接続ピン33と接続されて径方向外方に延び、スポ
ーク18a部位に達したら軸方向後方に向けて折曲され
たL字状に形成されていて、このスポーク18aに位置
するリード34先端は、モータ15の前記駆動手段17
に接続されている。しかるに、このスポーク18aは他
の単純形状のスポーク18b〜18dと異なり、特に図
3から明らかなようにやや幅広で背面側を開放する溝状
部35を形成していて、この内方に駆動手段17が収納
配置される。
【0023】この駆動手段17は、前記したように上記
構成のモータ15を回転駆動させるためコイル20への
通電を所定のタイミングで切替える駆動回路を構成する
もので、回路基板36と、コイル20に通電するスイッ
チングデバイスとしてのトランジスタやFETなどの発
熱性素子を含む電子部品37a,37bを該回路基板3
6の両面に搭載した構成としており、特に本実施例で
は、上記した発熱性の高い素子を電子部品37a側に配
置し、即ちスポーク18aの溝状部35と回路基板36
とで囲う空間38内に配置するとともに、これと反対側
の開放側をエポキシ樹脂のポッティング材39にて充填
し駆動手段17を封止する。
【0024】従って、スポーク18a内に封鎖された空
間38は、これに配された電子部品37aからの熱が直
接外部へ伝達するのを抑え、所謂断熱作用をなす断熱層
を形成する。また、上記駆動手段17をポッティングす
る際、回路基板36の外端部に搭載され、図示しない電
源に接続されるコネクタ40も同時に埋設するようにし
ている。
【0025】一方、前記した前部軸受組立22は、先に
詳述した後部軸受組立19とほぼ対称的に同等の構成を
有しており、従って、筒状のブラケット41、焼結メタ
ルからなる軸受42、含油フェルト43および蓋部材4
4等を備えた構成にある。ただし、この前部軸受組立2
2では、モータ軸23は完全に貫通して挿通せられて前
記ロータ24に連結固定されている。そして、上記と同
様に この前部軸受組立22のブラケット41はステー
タコア21aの中心穴に圧入嵌合され、該ステータ21
に固定されるようになっている。
【0026】斯くして、上記構成とした本実施例の作用
につき述べるに、今、図1および図4等に示す駆動手段
17を介してステータ21のコイル20に通電される
と、ロータ24のマグネット25を回転させる。即ち、
アウターロータ形のモータ15が通電駆動され、これに
よりファン部26も一体に回転される。従って、図4に
示すように冷蔵庫11の冷蔵室13に供給される冷気
は、同図中矢印S方向に循環送風され、蒸発器16と交
差する際に熱が奪われ冷蔵用の冷気として再生される。
このように、駆動手段17に基づきファンモータを構成
するモータ15が通電駆動され、ファン部26の回転に
より冷蔵室13に対して冷気の供給並びに撹拌作用が行
われ、冷蔵室13たる庫内の図示しない食品等を所要温
度にてむらなく冷蔵保存するものである。
【0027】そして、本実施例のファンモータによれ
ば、次のような効果を有する。まず、モータ15は、ア
ウターロータ形のDCブラシレスモータとしているの
で、長寿命で低消費電力の上、ファン部26を含め軸方
向に薄型化が図れ、従って設置スペースを最小限にして
冷蔵室13(庫内容積)の形成に有効である。そして、
コイル20への通電制御を行う駆動手段17は、モータ
15を支えるモータケーシング18のスポーク18aを
利用して設けているので、従来技術で述べたように長い
リード線を用いたり、下方の機械室まで導出した後に結
線するなどの煩わしさもなくモータケーシング18に支
持されたモータ15と一体的にコンパクトに装備でき
て、取扱い性も良くて電気的な接続作業も含む組立作業
が効率良く行える。
【0028】しかも、駆動手段17が有するスイッチン
グデバイスとして、発熱性の高い電子部品37aをスポ
ーク18aの溝状部35内方において回路基板36との
間に形成される空間38内に配置しているので、該空間
38が断熱層として機能し外部への熱伝達が抑制され
る。従って、当該電子部品37aからの発熱が冷蔵室1
3に流入するのを極力防止でき、冷蔵効果の妨げとなる
ことを低減できる。
【0029】また、モータ15の中心部に位置するステ
ータコア21aに巻装された3巻線のコイル20に対
し、これと電気的に接続して外部に導出されたリード3
4は、その基端部を径方向に延出して後部軸受組立19
を回避した後、後方への軸方向に折曲してスポーク18
aに配設した駆動手段17と接続してなる段差を有する
L字状の構成としているのでコンパクトに配置でき、特
に軸方向に対し厚くすることなく、この種ファンモータ
の一層の薄型化に寄与し得、勿論径方向への延出寸法も
最小限にして軸方向に折曲しているので径方向に大型化
することもない。しかも、ステータ21のモールド成形
時に、該コイル20と接続した上記形状のリード34を
有する端子台31とともにモールド成形できるので、簡
単確実に組立ができる点でも有利である。
【0030】(第2の実施の形態)図5および図6は、
本発明の第2実施例を示したもので、図5は図6のB−
O−B線に沿って切断して示す断面図で、図6は本実施
例のファンモータ全体の背面図である。以下、上記第1
実施例と同一部分には同一符号を付して説明を省略し、
異なる点を中心に述べる。概述すると、上記第1実施例
ではリード34を有する端子台31をステータ21のモ
ールド材32にて同時にモールド成形した後、リード3
4の先端部を駆動手段17の回路基板36に接続した構
成であるのに対し、本実施例ではリード46の先端部を
延長して、そのリード46上に直接駆動手段47を搭載
した構成としたものである。
【0031】以下、図5,6を参照して具体的に述べる
と、まずモータ45の主たる構成部分は上記第1実施例
と共通とするアウターロータ形のDCブラシレスモータ
にある。ところで、本実施例では上記したように異なる
点はリード46に関連した構成にあるので、この異なる
構成のみにつき詳述すると、ステータコア21aに巻装
された3巻線方式によるコイル20を接続ピン33に接
続してなる構成は、上記第1実施例と同様である。しか
るに、上記接続ピン33と電気的に接続される3個のリ
ード46(図5では1個のみ図示)は、該リード46を
有した端子台48とともにステータ21のモールド成形
と同時にインサート成形される点については同じである
が、特に本実施例におけるリード46は具体的には、図
1に示すようにクランク状に曲成されている点で異な
る。
【0032】即ち、接続ピン33と接続された基端部側
のほぼL字状部分を同形状の端子台48に埋設されてい
て、斯かる端子台48がモータケーシング49のスポー
ク49a部位に達した以降はリード46のみが径方向外
方に向けて延出され、モータケーシング49の外周域ま
で達している。そして、本実施例におけるスポーク49
aは、他のスポーク49b〜49dと異なりやや幅広で
風上側に開放する溝状部50を有していて、その内方に
上記リード46の延出端を収納するとともに、これらリ
ード46に対応してスイッチングデバイスの電子部品5
1a,51bを実装し駆動回路を構成する駆動手段47
を直接接続している。
【0033】加えて、リード46の先端部はモータケー
シング49の外方を望む位置まで導出され、この先端部
を囲繞するようにして電源に接続されるコネクタ52を
形成している。そして、駆動手段47は絶縁部材による
モールド材53によりモールドされた後、当該スポーク
49aの開放側をカバー部材54にて塞ぎ、空気(冷
気)が直接駆動手段に触れない構成としている。
【0034】このように構成された本実施例によれば、
次のような効果を有する。まず、モータ45は、上記第
1実施例と同様にアウターロータ形のDCブラシレスモ
ータとして、および図示しない冷蔵庫に採用するに当っ
て薄型化などによる種々の効果を有するとともに、該モ
ータ45を支えるモータケーシング49のスポーク49
aを利用して駆動手段47を設けたことなどによる構成
の簡素化とか作業性が良いことなど共通である。
【0035】しかるに、特に本実施例ではリード46を
クランク状に形成して、その延出端部に直接電子部品5
1a,51bを実装して駆動手段47を構成したもの
で、構成簡単にしてコンパクト化ができ、更にはリード
46の先端部をコネクタ52としても兼用できる構成と
しているので、よりコンパクトに構成でき部品点数も低
減した簡易な構成を提供できる。尚、上記リード46上
に搭載した駆動手段47の形成と、その他端たる基端部
側の端子台48の形成とは、いずれから形成しても良
く、例えば、リード46に駆動手段47を構成してモー
ルド成形した後、端子台48を形成するようにしても良
い。
【0036】(第3の実施の形態)図7は、本発明の第
3実施例を示した要部を分解した断面図である。以下、
上記第1実施例と同一部分には同一符号を付して説明を
省略し、異なる点を中心に述べる。概述すると、上記第
1実施例ではリード34を有する端子台31をステータ
21のモールド材32にて同時にモールド成形した構成
であるのに対し、本実施例ではリード56をモータケー
シング57の成形時にインサート成形する構成としたも
ので、これ以外は実質的に共通である。
【0037】以下、図7を参照して具体的に述べると、
モータ55としては、第1実施例と同じくアウターロー
タ形のDCブラシレスモータを構成するものであって、
斯かるモータ55のステータ21を構成するステータコ
ア21aおよび3巻線方式によるコイル20をモールド
成形する際、各コイル20端と接続した3本の接続ピン
33(1本のみ図示)を軸方向にモールド材32から突
出して植設した状態に同時成形する。
【0038】一方、上記接続ピン33と電気的に接続さ
れる各リード56(1個のみ図示)は、モータケーシン
グ57の成形と同時にインサート成形される。即ち、モ
ータケーシング57は、4本のスポーク57a〜57d
(2本のみ図示)とともにPBT樹脂により成形され、
そしてリード56は、図示するように第1実施例と同様
にほぼL字状をなし、接続孔56aを有する基端部を径
方向に延出してスポーク57a部位に達した位置で軸方
向後方に向けて折曲され、その折曲端部はスポーク57
aの溝状部58内に突出状態に成形される。
【0039】このようにモータケーシング57にインサ
ート成形されたリード56は、斯かるモータケーシング
57をステータ21側に組込むことにより、コイル20
と接続された接続ピン33の突出端部がリード56の接
続孔56aに挿入され、次いで半田付け等にて接続固定
される。そして、後部軸受組立19をステータ21の中
心に圧送するようにしてモータケーシングの円筒状部5
8eに宛がうように組立てた後、上記したリード56の
先端部に第1実施例と同様に駆動手段17の回路基板3
6が接続される。従って、この駆動手段17がスポーク
57aの内方に配設された後、その溝状部58の開放側
を図示しないポッティング材で充填し、併せて電源に接
続されるコネクタ40もポッティングして埋設固定す
る。
【0040】このように構成された本実施例によれば、
次のような効果を有する。まず、ファンモータを構成す
るモータ55は、上記第1実施例と同様にアウターロー
タ形のDCブラシレスモータとして、および図示しない
冷蔵庫に採用するに当って薄型化などによる種々の効果
を有するとともに、モータ55を支えるモータケーシン
グ57のスポーク57aを利用して駆動手段17を設け
たことなどによる構成の簡素化とか作業性が良いことな
ど共通に有する。
【0041】しかるに、特に本実施例ではリード56を
モータケーシング57の成形時に一体化して設けたの
で、簡単確実に製作できるとともに、斯かるモータケー
シング57のスポーク57aに装着される駆動手段17
との位置決めが正確に得られて、リード56との接続作
業も容易にできて組立精度の向上も期待できるなど、効
率良く組立てることができる。
【0042】また、コイル20と電気的に接続して外部
に導出されたL字状に曲成したリード56は、モータケ
ーシング57と一体化されているが、軸方向に後部軸受
組立19を移動したり特殊構造に変更する必要もなく、
或はモータケーシング57にしても特別に大型化するこ
となくインサート成形ができ、以って本実施例において
も第1実施例と同様に、特に軸方向に対し厚くすること
なく、この種ファンモータの薄型化に一層寄与できる。
尚、本発明は、上記し且つ図面に示した上記実施例に限
定されるものではなく、例えば上記各実施例を適宜組合
わせて実施することも可能であるなど、本発明の要旨を
逸脱しない範囲内にて設計的に種々変更して実施できる
ものである。
【0043】
【発明の効果】本発明は、以上の説明から明らかなよう
に、外周囲にファン部を備えたモータを有し、このモー
タを回転駆動するための駆動手段を、該モータを支持す
るモータケーシングのスポークに配設したものである。
これにより、モータのコイルへの通電制御を行う駆動手
段は、モータケーシングのスポークを利用して設けてい
るので、長いリード線を用いたりすることなくコンパク
トに装備できて、取扱い性も良好で組立作業が効率良く
行えるなど、実用的効果を有するファンモータを提供で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示し、図2のA−O−A
線に沿って切断して示す断面図
【図2】全体の背面図
【図3】背面側から見た全体の斜視図
【図4】冷蔵庫の概略構成を示す断面図
【図5】本発明の第2実施例を示し、図6のB−O−B
線に沿って切断して示す断面図
【図6】図2相当図
【図7】本発明の第3実施例を示す要部を分解した断面
【図8】従来例を示す図4相当図
【符号の説明】
11は冷蔵庫、13は冷蔵室、15,45,55はモー
タ、16は蒸発器、17,47は駆動手段、18,4
9,57はモータケーシング、18a,49a,57a
はスポーク、19は後部軸受組立、20はコイル、21
はステータ、23はモータ軸、24はロータ(アウター
ロータ)、26はファン部、31,48は端子台、33
は接続ピン、34,46,56はリード、36は回路基
板、37a,37b,51a,51bは電子部品、38
は空間(断熱層)、および40,52はコネクタを示
す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H02K 7/14 H02K 7/14 A 5H609 9/06 9/06 C 5H611 11/00 21/22 M 5H621 21/22 29/00 Z 29/00 11/00 X Fターム(参考) 5H019 AA09 AA10 CC04 CC07 FF01 5H603 AA09 BB01 BB10 BB13 CA01 CA05 CB04 CB12 CB13 CB26 CC17 EE10 5H604 AA08 BB01 BB07 BB14 BB17 CC01 CC05 PB03 QB03 QB04 5H605 BB05 BB09 BB19 CC01 CC08 DD11 EA16 EC01 EC07 EC20 5H607 AA02 BB04 BB09 BB14 CC01 CC05 CC07 DD01 DD02 DD08 DD17 FF04 5H609 BB06 BB15 BB18 PP01 PP05 PP06 PP07 PP08 PP09 PP10 PP11 PP17 QQ02 QQ18 RR02 RR24 RR67 5H611 AA09 BB08 TT01 UA04 UB01 5H621 GB14 HH01 JK07 JK14

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外周囲にファン部を備えたモータと、該
    モータを複数のスポークを介して支持するモータケーシ
    ングと、前記モータを回転駆動する駆動手段とを有し、 前記駆動手段を前記スポークに配設したことを特徴とす
    るファンモータ。
  2. 【請求項2】 駆動手段は、スポーク内に断熱層を介し
    て設けたことを特徴とする請求項1記載のファンモー
    タ。
  3. 【請求項3】 一端がモータのコイルと電気的に接続さ
    れたリードを有し、その他端をスポーク部位に延出し
    て、該リード上に駆動手段を設けたことを特徴とする請
    求項1記載のファンモータ。
  4. 【請求項4】 モータのコイルと駆動手段とを電気的に
    接続されたリードを有し、該リードはモータケーシング
    に一体に埋設したことを特徴とする請求項1記載のファ
    ンモータ。
  5. 【請求項5】 コイルと接続されたリードは、該コイル
    と接続した基端部を径方向に延ばした後、軸方向に折曲
    し、その折曲端部を駆動手段と電気的に接続したことを
    特徴とする請求項3または4記載のファンモータ。
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