JP5076311B2 - ブラシレスモータ - Google Patents

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Description

本発明は、電気機器、例えば空調機器に搭載され、送風ファンを駆動するためのモータに関する。
例えばエアコンに搭載され、送風ファンを駆動するためのファンモータは、近年、エアコン本体の省エネルギー化に伴い、高効率化が要望されている。そのファンモータは、インダクションモータに代わって、高効率のブラシレスモータが採用される場合が多くなってきている。そして、そのブラシレスモータの駆動方式として、パルス幅変調(Pulse
Width Modulation)方式(以下、PWM方式という)のインバータにより駆動する場合が多くなってきている。
こうしたPWM方式の駆動の採用において、モータシャフトを支承するための軸受の高周波電食(以下、単に、電食という)が進行した場合、波状磨耗現象が発生して異常音に至ることがある。
従来のこの種のブラシレスモータには、例えば日本特許出願特開2004―242413号公報に記載されているモータ構造がある。従来のこの種のブラシレスモータについて、図3から図4を用いて説明する。図3は従来のブラシレスモータの構造断面図であり、図4は図3に示すブラシレスモータの浮遊容量略分布のモデル図である。
図3において、固定子巻線12が巻装された固定子鉄心11を、絶縁樹脂13にてモールド成形をすることで固定子が構成されている。その固定子の内側には空隙を介して回転子14が挿入されている。その回転子14のシャフト16には2つの軸受15が取り付けられている。その2つの軸受15はそれぞれ、固定子の絶縁樹脂13とブラケット17とに支持されている。回転子14は、シャフト16が2つの軸受15に支承され回転することが可能である。
さらに、このブラシレスモータには駆動回路を実装したプリント配線板18が内蔵されており、更にブラケット17を固定子に圧入することにより、ブラシレスモータが形成されている。
特開2004―242413号公報
しかしながら、従来のこの種のモータの構造においては、図4のように各構成部材間に浮遊容量C1からC7などが存在している。このような従来のモータの固定子巻線12をPWM方式のインバータにより駆動した場合、浮遊容量C1からC7などを通じてスルー電流が流れる。その結果、各構成部材間に電位差が発生し、ある条件においては電食が発生することがあった。
特に電食が発生しやすい条件として、モータ印加電圧が高い地域(例えば商用電源240V地域等)で、比較的低温時、かつモータとして回転数変動が少ない状態で長時間運転した場合に起こることが知られている。電食が発生するメカニズムの一例は、次の通りである。
固定子巻線12をPWM方式のインバータにより駆動した場合、各構成部材間の浮遊容
量C1からC7を通じて、固定子鉄心11から固定子巻線12、プリント配線板18、ブラケット17、軸受15、シャフト16、回転子14、そして固定子鉄心11に戻るというループ状の高周波の循環電流が発生する。
その時に、軸受15内部で潤滑剤であるグリスの油膜が切れたり、又は油膜厚が薄くなったりすると、それに伴い局所的な絶縁破壊による放電現象が発生して軸受15の転送面に微小の放電痕が形成され、それが長時間継続することで電食に至ることがある。なお、この放電現象の有無は、浮遊容量C1からC7で分圧されたときのC3又はC6、すなわちそれぞれの軸受15にかかる電圧の大きさに密接に関係している。ここで、図中のVdcは、プリント配線板18に印加される電圧である。
そして、この電食現象が繰り返されることにより、軸受15の転送面が荒れ、波状磨耗に至ると最終的にモータの異常音に発生につながる。これを確実に対策する方法の一例として、軸受の内輪と外輪の間に非導電物質であるセラミックボールを使用した軸受を使用する方法が挙げられる。
しかし、このセラミックボールの軸受は非常に高価であり、まだ大量生産での使用には至っていない。
また、その他の方法としては、軸受のグリスを導電性のものとしたり、固定子鉄心を接地したり、PWM駆動のキャリア周波数を下げたりといった方法がある。
しかし、いずれの方法も信頼性やコスト、品質、使い勝手の面で必ずしも満足できるものではなく、採用には至っていないのが実情である。以上のように、電食の対策は、軸受のコストアップやモータの材料費アップ、使い勝手の低下を伴うものである。
上記従来の課題を解決するために本発明は、例えばエアコンに搭載され、送風ファンを駆動するためのファンモータにおいて、巻線を巻装した固定子鉄心を絶縁樹脂にてモールド成形した固定子と、前記固定子の内側に配置される回転体と前記回転体の中央を貫通するように前記回転体を締結したシャフトとを含む回転子と、前記シャフトを回転自在に支持する軸受と、前記軸受を固定するブラケットと、前記固定子と前記ブラケットの間に配設されたプリント基板を含み、インバータ駆動されるブラシレスモータであって、
前記固定子鉄心と、前記プリント配線側に位置する前記ブラケットを短絡する構造にしたものである。
この構造とすることで、図4における固定子鉄心とブラケット間が短絡されて同電位となるため、軸受にかかる電圧を大幅に低減することができ電食の発生を抑制することができる。
以上のように、本発明の電動機のブラシレスモータによれば、固定子鉄心とプリント配線側のブラケットを短絡する構造とすることで電食の発生を抑制することができる。
そのため、セラミックボールの軸受を使用するといった対策をすることなく比較的簡単で安価に対策が可能となり、低価格の電食対策を施したブラシレスモータを提供することができる。なお、この方法では、プリント基板側のブラケットと固定子鉄心を短絡した場合に効果が最大となる。
以下本発明を実施するための最良の形態を、図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
図1は本発明の実施の形態1におけるモータの構造断面図であり、図2は図1に示す鉄心接続端子及びブラケット接続端子周辺部の構造断面拡大図である。
図1に示すモータ80は、エアコン室内機用ファンモータ(以下、室内機用モータという)である。図1において、本実施の形態のモータ80は、固定子鉄心11と、その固定子鉄心11に巻装した固定子巻線12とを絶縁樹脂13にてモールド一体成形してなる固定子70と、シャフト16を備えた回転子14と、シャフト16を支承するための第1の軸受151及び第2の軸受152、固定子70に結合されるとともに、第1の軸受151又は第2の軸受152の少なくともどちらか一方を保持するブラケット17と、固定子鉄心11とブラケット17とを短絡する鉄心導通端子19とブラケット導通端子20を含む。
さらに、図1及び図2を用いてモータ80の構成を詳細に説明する。固定子鉄心11にインシュレータ21が挿入され、その後固定子巻線12が巻装されており、更に鉄心接続端子19はインシュレータ21に固定したのち固定子鉄心11の外周部と接触又は溶接する。
なお、固定子鉄心11と鉄心接続端子19との接触又は溶接は固定子巻線を施す前でも問題はない。この工程により、固定子鉄心11と鉄心接続端子19との導通が可能となり、更に絶縁樹脂13にてモールド一体成型され固定子70を形成しているが、モールド後の鉄心接続端子19先端(ブラケット接続端子20との勘合部)は露出される構造である。
さらに、固定子70の少なくとも1箇所にブラケット接続端子20を支持できる溝を設けて、位置決めされた鉄心接続端子19にブラケット接続端子20を挿入し、はんだ又は溶接固定をすることで、固定子鉄心11とブラケット接続端子20が導通可能となる。
その後、モータ80を駆動させるための駆動回路が実装されたプリント配線板18を付加してモールド完成体が構成されており、最終的にブラケット17は固定子70に圧入固定されるが、この時ブラケット接続端子20はモールド完成品端面より突き出た構成とし、ブラケット17を圧入されると同時にブラケット接続端子20を変形させてブラケット17と固定される構造である。結果、固定子鉄心11は鉄心接続端子19とブラケット接続端子20を介してとブラケット17とが短絡される構造となる。
なお、樹脂部材21には熱可塑性樹脂(PETやPBT等)が使用されており、絶縁樹脂13は、熱硬化性樹脂である不飽和ポリエステル樹脂を使用している。
一方、回転子14には、シャフト16が圧入固定されている。さらに、そのシャフト1
6には、そのシャフト16を回転自在に支承する2つの軸受、すなわち、第1の軸受151及び第2の軸受152が取り付けられている。
固定子70にプリント配線板18を付加したモールド完成体、すなわち、固定子70に対して、シャフト16に第1の軸受151及び第2の軸受152が保持された回転子14が、空隙を介して組み込まれることにより、モータ80が構成される。第1の軸受151は固定子70に形成されたハウジング30に保持され、第2の軸受152はブラケット17に保持される。
この構成により、鉄心接続端子19とブラケット接続端子20を介して固定子鉄心11とブラケット17との間が短絡されて同電位となるため、2つの軸受151、152にかかる電圧を大幅に低減することができ、その結果、電食の発生を抑制することができる。したがって、セラミックボールの軸受を使用するといった対策が必要なく、比較的簡単で安価に電食対策を施したモータを提供することができる。なお、この構成においては、図2に示すように、プリント配線板18側に配設されたブラケット17と固定子鉄心11とを短絡した場合に効果が大となる。
(実施の形態2)
図5は本発明の形態2における鉄心接続端子19の側面図であり、図6はブラケット接続端子20の側面図である。図5において鉄心接続端子19は、寸法Kの距離分を曲げた形状である。これは、図2による固定子鉄心11との接触を確実にするため一例である。また、図6においてブラケット接続端子20は、鉄心接続端子19との固定接続を考慮して、鉄心接続部品挿入穴23を設けた構造である。
また、これらの部品はバネ製のある素材(例えば、燐青銅)や溶接、はんだ可能なメッキを施した黄銅等が望ましい。
この2つの接続部品を設けることで、固定子鉄心11とブラケット17を確実に位置決め及び短絡が可能となる。
(実施の形態3)
図7及び図8は本発明の形態3における本発明の実施の形態3におけるモー
ルド前の固定子側面図(固定子鉄心と鉄心接続端子溶接前の拡大図)とモールド前の固定子側面図(固定子鉄心と鉄心接続端子溶接後の拡大図)である。
図5に示した鉄心接続端子19をインシュレータ22に圧入固定することで、鉄心接続端子19が位置決めされ、固定子鉄心11との接触が可能である。更に図8に示す通り、固定子鉄心11と鉄心接続端子19とをスポット溶接等で溶接部24を設ける構造である。
このことで、固定子鉄心11と鉄心接続端子19とが確実に短絡させる構造が可能である。
(実施の形態4)
図9及び図10は本発明の形態4におけるブラケット接続端子20挿入前の構造断面図の拡大図とブラケット17挿入前の構造断面図の拡大図である。
図9において、モールド完成品の外周部に少なくとも1箇所の切り欠きを設けられており、その場所にブラケット接続端子20が収納可能としている。更に、ブラケット接続端子20が指定箇所に挿入されはんだ24固定された後、ブラケット17の内径側と外径側の両方で圧入固定される。このブラケット17圧入する際、ブラケット接続端子20は寸法Lの距離はモールド完成品端面より、突き出た構成とし、ブラケット17を圧入させる時に前記寸法Lの距離を変形させブラケット底部と確実に接触させる構造としている。最終、固定子鉄心11は2種類の端子(鉄心接続端子19、ブラケット接続端子20)を経
由してブラケット17とを確実に短絡させる構造が可能である。
さらに、図10の構成において、ブラケット17の寸法Mよりブラケット接続端子20の寸法Nが長い構造にすることで、ブラケット17が挿入された後(モータ組立後)でもブラケット接続端子20が見える構造であるため、ブラケット17とブラケット接続端子17(最終的には固定子鉄心11)との導通(短絡)確認が可能である。
なお導通の確認方法としては導通チェック装置、例えばテスターやマルチメータ、アース導通試験装置などにて確認が可能である。
(実施の形態5)
図11は本発明の実施の形態5における図9に示すブラケット接続端子20挿入前の固定子完成の正面図(鉄心接続端子部19の拡大図)、図12は図10に示すブラケット挿入前の固定子完成の正面図(ブラケット接続端子20挿入部の拡大図)である。図11において、絶縁樹脂13の一部に切り掛けを設けて、その場所にブラケット接続端子20を挿入し、鉄心接続端子部19との位置決めを実施する構造としている。
また、図12において、ブラケット接続端子20がはんだ固定または溶接固定され、更にブラケット17を圧入される際、はんだ固定または溶接固定部に応力が掛からないよう、ブラケット接続端子20の側面部とブラケット17側面両側(ブラケットの内側と外側:ハッチング部)が接触しない構造としている。
(実施の形態6)
図13は本発明の形態6におけるブラシレスモータの構造断面図であり、図14は図13に示す鉄心接続端子19及びブラケット接続端子20周辺部の構造断面拡大図であり、主に空調用に室外で使用するファンモータ(以下、「室外用モータ」という)での実施例を示している。 室内用モータとの違いは、鉄心接続端子19及びブラケット接続端子20が図中の下方(リード線側)に位置している点と、ブラケット17の反対側の軸受がブラケットA25にて保持されていることである。
室外用モータでは、その使用環境によっては風雨に晒されることがあり、導通ピン周辺部の隙間からのモータ内への水の浸入が懸念される。これに対する対策のひとつとして、モータ取り付け時に鉄心接続端子19及びブラケット接続端子20を下側になるようにを位置することにより、直接的に風雨に晒されることがなくなりモータ内への水の浸入を防止することができる。
また、電食はプリント基板18に近いほうの軸受で発生している例が多いことが広く知られているが、先に述べた理由によりブラケットA25ではなくブラケット17からブラケット接続端子20、鉄心接続端子19を経由して固定子鉄心11と短絡した方が軸受にかかる電圧の低減効果が大きいため、室外用モータにおいてもそのように実施している。(実施の形態7)
本発明にかかる電気機器の例として、まず、エアコン室内機の構成を実施の形態7として、詳細に説明する。
図15において、エアコン室内機210の筐体211内にはブラシレスモータ201が搭載されている。そのブラシレスモータ201の回転軸にはクロスフローファン212が取り付けられている。ブラシレスモータ201はモータ駆動装置213によって駆動される。モータ駆動装置213からの通電により、ブラシレスモータ201が回転し、それに伴いクロスフローファン212が回転する。そのクロスフローファン212の回転により、室内機用熱交換器(図示せず)によって空気調和された空気を室内に送風する。ここで、ブラシレスモータ201は、例えば、上記実施の形態1から実施の形態6のものが適用できる。
本発明の電気機器は、ブラシレスモータと、そのブラシレスモータが搭載された筐体とを備え、ブラシレスモータとして上記構成の本発明のモータを採用したものである。
(実施の形態8)
次に、本発明にかかる電気機器の例として、エアコン室外機の構成を実施の形態8として、詳細に説明する。
図16において、エアコン室外機301は、筐体311の内部にブラシレスモータ308を搭載している。そのブラシレスモータ308は回転軸にファン312を取り付けており、送風用ファンモータとして働く。
エアコン室外機301は、筐体311の底板302に立設した仕切り板304により、圧縮機室306と熱交換器室309とに区画されている。圧縮機室306には圧縮機305が配設されている。熱交換器室309には熱交換器307及び前記送風用ファンモータが配設されている。仕切り板304の上部には電装品箱310が配設されている。
その前記送風用ファンモータは、電装品箱310内に収容されたモータ駆動装置303により駆動されるブラシレスモータ308の回転に伴い、送風ファン312が回転し、熱交換器307を通して熱交換器室309に送風する。ここで、ブラシレスモータ308は、例えば、上記実施の形態1から実施の形態6のものが適用できる。
本発明の電気機器は、ブラシレスモータと、そのブラシレスモータが搭載された筐体とを備え、ブラシレスモータとして上記構成の本発明のブラシレスモータを採用したものである。
(実施の形態9)
次に、本発明にかかる電気機器の例として、給湯機の構成を実施の形態9として、詳細に説明する。
図17において、給湯器330の筐体331内にはブラシレスモータ333が搭載されている。そのブラシレスモータ333の回転軸にはファン332が取り付けられている。
ブラシレスモータ333はモータ駆動装置334によって駆動される。モータ駆動装置334からの通電により、ブラシレスモータ333が回転し、それに伴いファン332が回転する。そのファン332の回転により、燃料気化室(図示せず)に対して燃焼に必要な空気を送風する。ここで、ブラシレスモータ333は、例えば、上記実施の形態1から実施の形態6のものが適用できる。
本発明の電気機器は、ブラシレスモータと、そのブラシレスモータが搭載された筐体とを備え、ブラシレスモータとして上記構成の本発明のモータを採用したものである。
(実施の形態10)
次に、本発明にかかる電気機器の例として、空気清浄機の構成を実施の形態10として、詳細に説明する。
図18において、空気清浄機340の筐体341内にはブラシレスモータ343が搭載されている。そのブラシレスモータ343の回転軸には空気循環用ファン342が取り付けられている。ブラシレスモータ343はモータ駆動装置344によって駆動される。モータ駆動装置344からの通電により、ブラシレスモータ343が回転し、それに伴いファン342が回転する。そのファン342の回転により空気を循環する。
ここで、ブラシレスモータ343は、例えば、上記実施の形態1から実施の形態6のも
のが適用できる。
本発明の電気機器は、ブラシレスモータと、そのブラシレスモータが搭載された筐体とを備え、ブラシレスモータとして上記構成の本発明のモータを採用したものである。
上述の説明では、本発明にかかる電気機器の実施例として、エアコン室外機、エアコン室内機、給湯機、空気清浄機などに搭載されるファンモータを取り上げたが、その他のモータにも、また、各種情報機器に搭載されるブラシレスモータや、産業機器に使用されるブラシレスモータにも適用できることは言うまでもない。
本発明にかかるブラシレスモータは、絶縁樹脂にてモールドされたブラシレスモータの固定子において、固定子鉄心とブラケットを鉄心接続端子とブラケット接続端子を介して短絡させる構造にすることで軸受にかかる電圧を減少させることが可能であり、軸受の電食および波状磨耗現象を防止することを目的とする。
主に電動機の低価格で高寿命が要望される機器で、例えばエアコン室内機、エアコン室外機、給湯機、空気清浄機などに搭載されるファンモータ等の電動機のブラシレスモータに有効である。
本発明の実施の形態1におけるブラシレスモータの構造断面図 図1に示す鉄心接続端子及びブラケット接続端子周辺部の構造断面拡大図 従来のブラシレスモータの構造断面図 ブラシレスモータの浮遊容量略分布のモデル図 本発明の実施の形態2における鉄心接続端子側面図 本発明の実施の形態2におけるブラケット接続端子側面図 本発明の実施の形態3におけるモールド前の固定子側面図(固定子鉄心と鉄心接続端子溶接前の拡大図) 本発明の実施の形態3におけるモールド前の固定子側面図(固定子鉄心と鉄心接続端子溶接後の拡大図) 本発明の実施の形態4におけるブラケット接続端子挿入前の構造断面図の拡大図 本発明の実施の形態4におけるブラケット挿入前の構造断面図の拡大図 本発明の実施の形態5における図9に示すブラケット接続端子挿入前の固定子完成の正面図(鉄心接続端子部の拡大図) 本発明の実施の形態5における図10に示すブラケット挿入前の固定子完成の正面図(ブラケット接続端子挿入部の拡大図) 本発明の実施の形態6におけるブラシレスモータの構造断面図 図13に示す鉄心接続端子及びブラケット接続端子周辺部の構造断面拡大図 本発明の実施の形態7における電気機器(エアコン室内機)の構造図 本発明の実施の形態8における電気機器(エアコン室外機)の構造図 本発明の実施の形態9における電気機器(給湯機)の構造図 本発明の実施の形態10における電気機器(空気清浄機)の構造図
符号の説明
11 固定子鉄心
12 固定子巻線
13 絶縁樹脂
14 回転子
15 軸受
16 シャフト
17 ブラケット
18 プリント基板
19 鉄心接続端子
20 ブラケット接続端子
21 インシュレータ
22 はんだ
23 鉄心接続部品挿入穴
24 溶接部
25 ブラケットA
30 ハウジング
70 固定子
80 モータ
151 第1の軸受
152 第2の軸受
201 ブラシレスモータ
210 エアコン室内機
211 筐体
212 クロスフローファン
213 モータ駆動装置
301 エアコン室外機
302 底板
303 モータ駆動装置
304 仕切り板
305 圧縮機
306 圧縮機室
307 熱交換器
308 ブラシレスモータ
309 熱交換器室
310 電装品箱
311 筐体
312 ファン
330 給湯器
331 筐体
332 ファン
333 ブラシレスモータ
334 モータ駆動装置
340 空気清浄機
341 筐体
342 ファン
343 ブラシレスモータ
344 モータ駆動装置

Claims (3)

  1. 巻線を巻装した固定子鉄心を絶縁樹脂にてモールド成形した固定子と、前記固定子の内側に配置される回転体と前記回転体の中央を貫通するように前記回転体を締結したシャフトとを含む回転子と、前記シャフトを回転自在に支持する軸受と、前記軸受を固定するブラケットと、前記固定子と前記ブラケットの間にプリント基板を含み、PWM駆動方式で駆動されるブラシレスモータであって、
    前記固定子鉄心と前記ブラケットを短絡するための接続端子の一端が、前記固定子鉄心に接触固定され、他端が前記プリント基板が配設された空間に露出して前記ブラケットと接触するようにしたことを特徴とするブラシレスモータ。
  2. 前記接続端子の一部が、前記固定子と前記ブラケットで構成される外郭の外部に露出していることを特徴とする請求項1記載のブラシレスモータ。
  3. 請求項1または請求項2に記載のブラシレスモータを搭載したことを特徴とする電気機器。
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