JPH09285075A - 軸流ファンモータ - Google Patents

軸流ファンモータ

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JPH09285075A
JPH09285075A JP8118296A JP11829696A JPH09285075A JP H09285075 A JPH09285075 A JP H09285075A JP 8118296 A JP8118296 A JP 8118296A JP 11829696 A JP11829696 A JP 11829696A JP H09285075 A JPH09285075 A JP H09285075A
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JP
Japan
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board
stator
integrated circuit
terminal
fan motor
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JP8118296A
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Inventor
Kaoru Matsumoto
薫 松本
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Minebea Co Ltd
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Minebea Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ステータの固定構造に改良を加えるとと
もに、制御回路の部品数を削減し、これを搭載したPC
ボードの面積を小さくする。 【解決手段】 ベアリング4,5で軸6を回転自在に支
持し、この軸6にインペラ9を取付けた軸流ファンモー
タにおいて、ベアリング4,5の外輪を保持する軸受箱
3に孔33を設けて、ステータ21側のインシュレータ
20の一部に形成した突起34を嵌入した。また、軸受
箱3の孔33を避けた部位に、制御回路を組み込んだP
Cボード15を配設した。インシュレータ20の突起3
4により、従来行っていた接着やかしめによることな
く、ステータ21を確実に支持することができる。ま
た、部品点数の削減と製作工数の減少を図ることができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、各種のOA機器等
に設けられる軸流ファンモータの改良に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】各種OA機器等のように、多数の電子回
路をケーシング内に収容したものでは、電子部品が発生
する熱がこもって電子部品を破損させる虞がある。そこ
でケーシングの側壁に通気孔を設け、ここに軸流ファン
モータを取り付けてケーシング内部の熱を外部に放出す
るようにしている。
【0003】従来多く用いられていた軸流ファンモータ
の一例を図11について説明する。1はケーシングであ
って、内側を斜面に形成した筒状のベンチュリ部2と、
このベンチュリ部2と一体成形された軸受箱3とから構
成されている。軸受箱3の起立部の内側には2個のベア
リング4,5が並べて装着されており、このベアリング
4,5の内輪で金属製の軸6を回転自在に支持してい
る。7は軸6の抜け止め用の止め輪である。
【0004】軸6の図における上方部位にはローレット
(またはDカット)8が刻設されており、ここに、イン
ペラ9のボス部10の中央部分が取り付けられている。
軸6をボス部10に取り付けるのは、インペラ9の成形
時に軸6をインサートして行なう。ボス部10の外周部
には、複数枚のファン11が放射状に取り付けられてい
る。インペラ9は、軸6に一体化された状態でベアリン
グ4,5の内輪に挿入される。12はベアリング5の内
輪に適度のスラスト予圧を与えるコイルスプリングであ
る。
【0005】インペラ9のボス部10は、図示するよう
に軸6とともに概略E型をしており、その外周部分にフ
ァン11が取り付けられているが、その部分の内側には
ヨーク13が装着されて、円筒状で周方向に着磁された
マグネット14を保持している。軸受箱3の起立部の外
周部分には円板状のPCボード15が設けられ、後述す
るようにDCブラシレスモータとしての電子回路および
部品を搭載している。16はそのうちの一つである集積
回路(IC)である。
【0006】PCボード15にはリード線17が接続さ
れ、電子回路に電源を供給するようになっている。PC
ボード15の上部で、マグネット14の内側に位置する
部分には、コア18と、このコア18に巻回されたコイ
ル19およびコア18を保持するインシュレータ20と
からなるステータ21が搭載されている。そしてステー
タ21は、コア18を軸受箱3の起立部の外側に接着剤
で接着することにより固定され、あるいは軸受箱3の上
端をかしめて、コア18が抜けないように固定される。
【0007】図12に示すものはモータの駆動回路であ
り、後述する図13の各部品の接続を示すものである。
図12において22は正側の電源端子であり、23は負
側の電源端子である。電源端子23は接地回路に接続さ
れている。これらの電源端子22,23にはリード線1
7が接続される(図13参照)。電源端子22にはダイ
オード24,25のカソード側が接続されており、ダイ
オード24のアノード側は集積回路(IC)16の端子
16mに接続されている。
【0008】集積回路16には16aないし16pの1
6個の端子が設けられている。これらの端子は、正側お
よび負側の電源端子と信号の入出力端子であるが、モー
タの駆動回路としてはそのうちの一部を使用する。端子
16oは接地回路に接続され、端子16jと接地回路と
の間にはコンデンサ26が接続されている。
【0009】ダイオード25のカソードは、ロータの磁
界を検知するホール素子27の正側の電源端子27aに
接続されている。ホール素子27の負側の電源端子27
bは抵抗器28を介して接地回路に接続されている。ホ
ール素子27の出力端子27c,27dは集積回路16
の端子16a,16bに接続されている。集積回路16
の端子16fと端子16mとの間、および端子16hと
端子16mとの間にはコイル18,18が接続されてい
る。29,30,31はコイル18,18の接続端子で
ある。ホール素子27と集積回路16は、コイル18,
18に流す電流を制御し、インペラ9を所定方向に回転
させる。
【0010】このような構成からなるこの軸流モータ
は、次のように作動する。すなわち、リード線17によ
り電源端子22,23に電源電圧を供給すると、集積回
路16の作用でコイル18,18に電流が流れ、ステー
タ21のコア18を所定の順に従って励磁する。これに
よって生ずる磁界とマグネット14の発する磁界との関
係により、インペラ9は軸6を中心にして回転する。こ
の回転により、ファン11がケーシング1のベンチュリ
部2内で一定方向の空気流を発生させるので、この軸流
ファンモータを取り付けたケーシング内の熱を外部に放
出することができる。
【0011】コイル18,18に電流が流れるとき、コ
ンデンサ26にはこの電流値に対応した充電電流が流
れ、コンデンサ26は充電される。何らかの原因により
回転障害が発生してロックが生じ、軸6に大きな力が加
わると、コンデンサ26に印加される充電電圧は急激に
上昇する。この電圧がある値以上になると集積回路16
はコイル18,18に流れる電流をカットオフし、コイ
ル18,18の焼損防止をする。
【0012】図13に示すものはPCボード15に図1
2の回路部品を配列した図である。この図から明らかな
ように、PCボード15は円形で中央に円形の孔15a
を設けた形状である。孔15aには軸受箱3の起立部が
貫通する。このPCボード15には図12と同一の符号
を付して示したように、各部品が全周の4分の3程度の
面積を占めて取付けられている。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】以上説明した軸流ファ
ンモータをOA機器等に使用した場合、空気流がインペ
ラ9によって軸6に沿った方向に流れるので、これをO
A機器等のケーシングの壁に軸6が交差する向きにして
取付けることにより、ケーシング内部で温度上昇した空
気が効率よく外部に排出され、ケーシング内の温度上昇
を一定値以内に抑える効果がある。ただ、この機能には
関係がないが、ステータを軸受箱に取付ける構造が接着
あるいはかしめによっていたため、その組付け作業に熟
練を要し、また煩雑であった。また、信頼性と機能はそ
のままで、さらなる小型化とコスト低減が求められた。
【0014】本発明はこの点に鑑みてなされたものであ
り、ステータの固定構造を改良すると共に、部品の削減
と配置に改良を加えることにより、信頼性と機能はその
ままで、小型化とコスト低減を図ることができる軸流フ
ァンモータを提供しようとするものである。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するための手段として、請求項1に記載された発明
は、ベアリングで回転自在に支持した軸にインペラを取
付けた軸流ファンモータにおいて、前記ベアリングの外
輪を保持する軸受箱と一体となっているステータ収納部
に孔を設けてステータ側のインシュレータの一部に形成
した突起を嵌入し、前記孔を設けたところを避けた部位
にステータ収納部の30〜60%程度の面積をもつPC
ボードを配設し、該PCボードにコイルへの通電制御を
する集積回路を含むモータの制御回路を組込んだことを
特徴とする。
【0016】請求項2に記載された発明は、請求項1に
記載されたものにおいて、ステータのコイルの端子を、
ステータの最外周および隣接するステータの極間に設け
ると共に、PCボードの該端子の位置に対応するところ
に孔を設けて、該孔に前記端子を挿入し、接続したこと
を特徴とする。
【0017】請求項3に記載された発明は、請求項1に
記載されたものにおいて、ステータのコイルの端子を、
ステータ1極に対して複数個設けると共に、PCボード
の該端子の位置に対応するところに孔を設けて、該孔に
前記端子を挿入し、接続したことを特徴とする。
【0018】請求項4に記載された発明は、請求項1に
記載されたものにおいて、コイルへの通電制御をする集
積回路としてサーマルシャットダウン機能を搭載したも
のを用い、該サーマルシャットダウン機能の作動温度
を、モータがロック状態になったときに生ずる最大許容
ジャンクション温度より10〜80℃程度低い温度に設
定したことを特徴とする。
【0019】請求項1に記載された発明によれば、ベア
リングの外輪を保持する軸受箱に孔を設けてステータ側
のインシュレータの一部に形成した突起を嵌入すること
により、ステータの取付けが簡単になる。そしてPCボ
ードの面積を小さくしたことにより、ケーシングの内部
空間を広くとることができるので通気性が向上し、冷却
風の流れが良くなる。
【0020】請求項2および3に記載された発明によれ
ば、PCボード上の部品配置に支障を生じないところ
で、ステータ側のコイルとPCボード側との接続が容易
かつ、確実に行われる。
【0021】請求項4に記載された発明によれば、回転
障害が発生してロックが生じ、軸に大きな力が加わった
ときには、集積回路がこれを検知し、モータの焼損を防
ぐように機能する。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を、図
1について、図11と同一の部分には同一の符号を付し
て説明する。1はケーシングであって、内側を斜面に形
成した筒状のベンチュリ部2と、このベンチュリ部2と
一体成形された軸受箱3とから構成されるものである。
軸受箱3の起立部の内側には2個のベアリング4,5が
装着されており、このベアリング4,5の内輪で金属製
の軸6を回転自在に支持している。7は軸6の抜け止め
用の止め輪である。
【0023】図示するように、軸6はインペラ9のボス
部10の中央部分に一体にモールドされている。インペ
ラ9は合成樹脂で製作される。ボス部10の外周部に
は、複数枚のファン11が放射状に取り付けられてい
る。インペラ9は、軸6の部分でベアリング4,5に挿
入される。
【0024】インペラ9のボス部10は、図示するよう
に軸6とともに概略E型をしており、その外周部分にフ
ァン11が取り付けられているが、その部分の内側には
ヨーク13が装着されて、円筒状で周方向に着磁された
マグネット14を保持している。軸受箱3の起立部の外
周部分で図における右側部分には、図11のものの半分
の面積にした半円板状のPCボード15が設けられ、後
述するようにDCブラシレスモータとしての電子回路お
よび部品を搭載しいる。16はそのうちの一つである集
積回路(IC)である。
【0025】PCボード15にはリード線17が接続さ
れ、電子回路に電源を供給するようになっている。PC
ボード15の上部で、マグネット14の内側に位置する
部分には、コア18と、このコア18に巻回されたコイ
ル19およびコア18を保持するインシュレータ20と
からなるステータ21が搭載されている。
【0026】軸受箱3と一体となっているステータ収納
部で、PCボード15を配設した側と反対の側(図1で
は左側)には、コイル19に達しない程度の高さで断面
形状がコ字状の起立部32が形成されており、その中央
に孔33が設けられている(図2参照)。そしてこの孔
33には、ステータ21のうちのインシュレータ20の
一部を下方に突出させて形成した突起34が嵌入してい
る。図3に示すように、突起34には爪34aおよびス
リット34bが設けられており、爪34aが孔33の縁
に係合するようになっている。スリット34bは突起3
4を孔33に嵌入するときに撓み、爪34aがあっても
孔33を通過できるようにする。
【0027】図4はモータの駆動回路を示す回路図であ
る。22は正側の電源端子であり、23は負側の電源端
子である。電源端子23は接地回路に接続されている。
これらの電源端子22,23にはリード線17(図1参
照)が接続される。電源端子22には集積回路16の端
子16kが接続されている。この端子16kと端子16
mとの間には、集積回路16の内部において図12に示
すダイオード24に相当するものが入っている。この集
積回路16は内部にサーマルシャットダウン機能を搭載
している。
【0028】ホール素子27の正側の電源端子27a
は、集積回路16の端子16iに接続されている。この
端子16iと端子16kとの間には、集積回路16の内
部において図12に示すダイオード25に相当するもの
が入っている。ホール素子27の負側の電源端子27b
は、集積回路16の端子16cに接続されている。この
端子16cと端子16oとの間には、集積回路16の内
部において図12に示す抵抗器28に相当するものが入
っている。ホール素子27と集積回路16のこのような
接続により、集積回路16は、常にホール素子27の端
子27a,27bに1〜3ボルト程度の電圧を印加する
ようになっている。
【0029】ホール素子27の出力端子27c,27d
は集積回路16の端子16a,16bに接続されてい
る。端子16fと端子16nとの間、および端子16h
と端子16nとの間にはコイル18,18が接続されて
いる。29,30,31はコイル18,18の接続端子
である。ホール素子27と集積回路16は、コイル1
8,18に流す電流を制御し、インペラ9を所定方向に
回転させる。
【0030】図5はPCボード15に図4の回路部品を
配列した図である。この図から明らかなように、PCボ
ード15は半円形で中央に円形の凹部15bを設けた形
状である。凹部15bは軸受箱部3の一部に対向する。
このPCボード15には、図4と同一の符号を付して示
したように各部品が取付けられている。そしてこの実施
形態では、図6および図7に示すように、ステータ21
のコイルの端子29,30,31を、ステータ21(イ
ンシュレータ20の部分)の最外周および隣接するステ
ータ21(コイル18の部分)の間に設けると共に、P
Cボード15の、これら端子29,30,31の位置に
対応するところに孔15c,15d,15eを設けて、
これらの孔15c,15d,15eに、端子29,3
0,31を挿入し、それぞれの回路に半田付けにより接
続してある。
【0031】図7に示すように、左側のインシュレータ
19からは下方に向けて突起34が突出している。この
突起34は、先に図3について説明したように、軸受箱
3の一部に形成された起立部32の孔33に嵌入し、P
Cボード15の孔15c,15d,15eを通ってそれ
ぞれの回路に半田付けされる端子29,30,31と共
にステータ21全体を支持する。
【0032】図8に示すものはPCボード15に図4の
回路部品を配列したもので、図5のものとは配置に変更
を加えたものである。この実施形態においても、PCボ
ード15は半円形で中央に円形の凹部15bを設けた形
状である。凹部15bは軸受箱3の一部に対向する。こ
の実施形態では、図9および図10に示すようにステー
タ21のコイルの端子29,30を、ステータ21の1
極に設けると共に、PCボード15の、端子29,3
0,31の位置に対応するところに孔15c,15d,
15eを設けて、これらの孔15c,15d,15eに
端子29,30,31を挿入し、それぞれの回路に半田
付けにより接続してある。
【0033】図5および図8から明らかなように、PC
ボード15には電源端子22,23、集積回路16およ
びホール素子27のみが搭載されている。図13に示し
た従来のものに比して著しく部品点数が減少している。
本発明では、この使用しなくなった部品の機能を、集積
回路16に搭載されているものを利用することになる。
PCボード15の形状と構造を図5と図8に示したよう
なものとすることによって、PCボード15上の部品配
置が重量配分および回路構成の上で良好になり、またP
Cボードのステータ21への取付けが確実に行われるこ
とになる。端子29,30は、回路構成上ホール素子2
7に近い方がよいので、そのようにしてある。
【0034】前述のように、集積回路16には内部にサ
ーマルシャットダウン機能が搭載されている。これは、
集積回路16の温度がある設定値に達したとき負荷への
通電を瞬時に断ち、集積回路16の破損を防止するもの
である。本発明においてはこの機能を利用し、何らかの
原因によってモータがロック状態になり、過大電流が流
れて発熱し、その熱が集積回路16に伝達したとき、コ
イル18への通電を即時に断つようにしてある。サーマ
ルシャットダウン機能の作動温度は任意に設定すること
ができるが、本発明においては、モータがロック状態に
なったときに生ずる最大許容ジャンクション温度(10
0〜175℃)より10〜80℃程度低い温度に設定し
てある。
【0035】上記のように構成された軸流ファンモータ
は、電源端子22,23に電源電圧を印加すると、コイ
ル18,18に電流が流れてインペラ9は回転する。ホ
ール素子27はコイル18,18の磁界を検知し、その
信号を集積回路16に送る。集積回路16はコイル1
8,18に一定方向、一定値の電流が維持されるように
管理する。何らかの原因によってモータがロック状態に
なり、過大電流が流れて発熱し、その熱が集積回路16
に伝達するとコイル18への通電が即時に断たれ、集積
回路16の破損とコイル18,18の焼損を防止するこ
とになる。
【0036】以上説明した実施形態では、従来は円形で
あったPCボードを半円形にし、その面に電子部品を配
置したが、本発明に係るPCボード15は半円形に限定
されるものではなく、全円の30〜60%以内の円弧状
あるいはこれに近似した形状に形成すればよい。なお、
集積回路16には、回転信号出力、ロック信号出力、回
転異常(所定回転数より回転数が低下したとき)信号出
力等の機能を持たせる場合もあるが、その場合にはPC
ボード15に信号出力端子を取付けることになる。
【0037】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
た軸流ファンモータであり、ベアリングの外輪を保持す
る軸受箱と一体となっているステータ収納部に孔を設け
てステータ側のインシュレータの一部に形成した突起を
嵌入したものであるから、ステータのコイルの端子をP
Cボードの孔に挿入することと相まって、ステータが簡
単に固定でき、しかも回り止めおよび抜け止めが確実に
なる。また、ステータの固定を従来のように接着あるい
はかしめによらずに容易に行うことができる。これらに
より、信頼性と機能はそのままで、作業性の向上とコス
ト低減を図ることができる。そしてPCボードの面積
を、従来の半分程度のものにすることができることか
ら、ケーシング内部にPCボードの面積に近いスペース
が生じて冷却性が向上する。また集積回路のサーマルシ
ャットダウン機能を利用したことにより、回転障害が発
生したときの集積回路の破損防止とコイルの焼損防止を
図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の縦断面図である。
【図2】図1の軸受箱の要部をステータ側から見た平面
図である。
【図3】本発明に係る起立部の孔と突起との関係を示す
説明図である。
【図4】モータの駆動回路を示す回路図である。
【図5】PCボードに図4の回路部品を配列したところ
を示す平面図である。
【図6】モータの底面図である。
【図7】図6のものの正面図である。
【図8】PCボードに図4の回路部品を配列した他の例
の平面図である。
【図9】図6のものの変形例を示す底面図である。
【図10】図9のものの正面図である。
【図11】従来の軸流ファンモータの一例の縦断面図で
ある。
【図12】モータの駆動回路を示す従来の回路図であ
る。
【図13】PCボードに図12の回路部品を配列したと
ころを示す平面図である。
【符号の説明】
1 ケーシング 3 軸受箱 4 ベアリング 5 ベアリング 6 軸 9 インペラ 10 ボス部 11 ファン 15 PCボード 16 集積回路 18 コア 19 コイル 20 インシュレータ 21 ステータ 27 ホール素子 32 起立部 33 孔 34 突起 34a 爪 34b スリット

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベアリングで回転自在に支持した軸にイ
    ンペラを取付けた軸流ファンモータにおいて、前記ベア
    リングの外輪を保持する軸受箱と一体になっているステ
    ータ収納部に孔を設けてステータ側のインシュレータの
    一部に形成した突起を嵌入し、前記孔を設けたところを
    避けた部位にPCボードを配設し、該PCボードにコイ
    ルへの通電制御をする集積回路を含むモータの制御回路
    を組込んだことを特徴とする軸流ファンモータ。
  2. 【請求項2】 ステータのコイルの端子を、ステータの
    最外周および隣接するステータの極間に設けると共に、
    PCボードの該端子の位置に対応するところに孔を設け
    て、該孔に前記端子を挿入し、接続したことを特徴とす
    る請求項1に記載の軸流ファンモータ。
  3. 【請求項3】 ステータのコイルの端子を、ステータ1
    極に対して複数個設けると共に、PCボードの該端子の
    位置に対応するところに孔を設けて、該孔に前記端子を
    挿入し、接続したことを特徴とする請求項1に記載の軸
    流ファンモータ。
  4. 【請求項4】 コイルへの通電制御をする集積回路とし
    てサーマルシャットダウン機能を搭載したものを用い、
    該サーマルシャットダウン機能の作動温度を、モータが
    ロック状態になったときに生ずる最大許容ジャンクショ
    ン温度より10〜80℃程度低い温度に設定したことを
    特徴とする請求項1に記載の軸流ファンモータ。
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