JP2002050720A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置の製造方法

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JP2002050720A JP2000236020A JP2000236020A JP2002050720A JP 2002050720 A JP2002050720 A JP 2002050720A JP 2000236020 A JP2000236020 A JP 2000236020A JP 2000236020 A JP2000236020 A JP 2000236020A JP 2002050720 A JP2002050720 A JP 2002050720A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明の半導体装置への製造品名、ロット番
号、特性等のレーザー印刷工程では、基板上に一体に複
数個形成された半導体装置に対して、裏面から個々の半
導体装置の位置を自動認識し、表面から個々の半導体装
置の樹脂層にレーザー印刷する工程で、従来の半導体装
置の製造方法には無い工程であった。 【解決手段】 本発明では、複数の搭載部20を有する
基板21の周囲には分割パターン61が設けられてい
る。そして、基板21の裏面から個々の搭載部20を自
動認識する際、分割パターン61を用いて分割ライン6
2を行および列ごとにそれぞれ形成し組み合わせること
で、個々の搭載部20の位置を認識することができ、表
面から個々のの搭載部20に対応する樹脂層35に製造
品名、ロット番号、特性等をそれぞれレーザー印刷する
ことに特徴を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は半導体装置の製造方
法に関し、特にリードレスによりパッケージ外形を縮小
して実装面積を低減し、大幅なコストダウンが可能な半
導体装置の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体装置の製造においては、ウェハか
らダイシングして分離した半導体チップをリードフレー
ムに固着し、金型と樹脂注入によるトランスファーモー
ルドによってリードフレーム上に固着された半導体チッ
プを封止し、封止された半導体チップを個々の半導体装
置毎に分離するという工程が行われている。このリード
フレームには短冊状あるいはフープ状のフレームが用い
られており、いずれにしろ1回の封止工程で複数個の半
導体装置が同時に封止されている。
【0003】図13は、トランスファーモールド工程を
示す。トランスファーモールド工程では、ダイボンド、
ワイヤボンドにより半導体チップ1が固着されたリード
フレーム2を、上下金型3A、3Bで形成したキャビテ
ィ4の内部に設置し、キャビティ4内にエポキシ樹脂を
注入することにより、半導体チップ1の封止が行われ
る。このようなトランスファーモールド工程の後、リー
ドフレーム2を各半導体チップ1毎に切断して、個別の
半導体装置が製造される(例えば特開平05−1294
73号)。
【0004】この時、図14に示すように、金型3Bの
表面には多数個のキャビティ4a〜4fと、樹脂を注入
するための樹脂源5と、ランナー6、及びランナー6か
ら各キャビティ4a〜4fに樹脂を流し込むためのゲー
ト7とが設けられている。これらは全て金型3B表面に
設けた溝である。短冊状のリードフレームであれば、1
本のリードフレームに例えば10個の半導体チップ1が
搭載されており、1本のリードフレームに対応して、1
0個のキャビティ4と10本のゲート7、及び1本のラ
ンナー6が設けられる。そして、金型3表面には例えば
リードフレーム20本分のキャビティ4が設けられる。
【0005】図15は、上記のトランスファーモールド
によって製造した半導体装置を示す。トランジスタ等の
素子が形成された半導体チップ1がリードフレームのア
イランド8上に半田等のろう材9によって固着実装さ
れ、半導体チップ1の電極パッドとリード10とがワイ
ヤ11で接続され、半導体チップ1の周辺部分が上記キ
ャビティの形状に合致した樹脂12で被覆され、樹脂1
2の外部にリード端子10の先端部分が導出されたもの
である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来の半導体装置への
製造品名、ロット番号、特性等のレーザー印刷工程で
は、トランスファーモールド工程により個々に製造され
た半導体装置にそれぞれ1個ずつ製造品名、ロット番
号、特性等をレーザー印刷していた。
【0007】しかし、本発明の半導体装置への製造品
名、ロット番号、特性等のレーザー印刷工程では、基板
上に一体に複数個形成された半導体装置に対して、裏面
から個々の半導体装置の位置を自動認識し、表面から個
々の半導体装置の樹脂層に製造品名、ロット番号、特性
等をレーザー印刷する必要があり、従来の半導体装置の
製造方法には無い工程であった。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述した事情
に鑑みて成されたものであり、複数の搭載部を有する基
板の該搭載部の各々に半導体チップを固着し、前記各搭
載部に固着した前記半導体チップの各々を共通の樹脂層
で被覆した後に、基板上に一体に複数個形成された半導
体装置に対して、裏面から個々の前記搭載部を自動認識
し、表面から個々の前記搭載部に対応する樹脂層に連続
して製造品名、ロット番号、特性等をレーザー印刷する
工程を行うことに特徴を有する。
【0009】また本発明では、裏面から個々の前記搭載
部を自動認識する際に、複数の前記搭載部を有する基板
の周囲に設けられた分割パターンにおいて、行および列
ごとに複数の該分割パターンを1度に認識し、該分割パ
ターン間の距離を測定し、該分割パターン間を等間隔に
分割することで1列ごとの分割ラインを形成する。そし
て、行および列方向の複数の該分割ラインを組み合わせ
ることで個々の前記搭載部の位置を認識し、表面から複
数の前記搭載部に対応する前記樹脂層に半導体装置の製
造品名、ロット番号、特性等を連続してレーザー印刷す
ることに特徴を有する。
【0010】更に、複数の搭載部を有する基板の4角に
は基準マークが4箇所設けられ、該基準マークの中心を
結ぶ線が前記分割ラインの水平および垂直ラインの基準
ラインとして形成され、前記分割ラインの基準となるこ
とに特徴を有する。
【0011】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を詳細
に説明する。
【0012】本発明の第1の工程は、図1から図3に示
すように、複数の搭載部を有する基板を準備することに
ある。
【0013】まず図1に示すように、1個の半導体装置
に対応する搭載部20を複数個分、例えば100個分を
10行10列に縦横に配置した大判の基板21を準備す
る。基板21は、セラミックやガラスエポキシ等からな
る絶縁基板であり、それらが1枚あるいは数枚重ね合わ
されて、合計の板厚が200〜350μmと製造工程に
おける機械的強度を維持し得る板厚を有している。
【0014】基板21の各搭載部20の表面には、タン
グステン等の金属ペーストの印刷と、金の電解メッキに
よる導電パターンが形成されている。また、基板21の
裏面側には、外部接続電極としての電極パターンが形成
されている。
【0015】図2(A)は基板21の表面に形成した導
電パターンを示す平面図、図2(B)は基板21の断面
図である。
【0016】点線で囲んだ各搭載部20は、例えば長辺
×短辺が1.0mm×0.8mmの矩形形状を有してお
り、これらは互いに20〜50μmの間隔を隔てて縦横
に配置されている。前記間隔は後の工程でのダイシング
ライン24となる。導電パターンは、各搭載部20内に
おいてアイランド部25とリード部26を形成し、これ
らのパターンは各搭載部20内において同一形状であ
る。アイランド部25は半導体チップを搭載する箇所で
あり、リード部26は半導体チップの電極パッドとワイ
ヤ接続する箇所である。アイランド部25からは2本の
第1の連結部27が連続したパターンで延長される。こ
れらの線幅はアイランド部25よりも狭い線幅で、例え
ば0.1mmの線幅で延在する。第1の連結部27はダ
イシングライン24を超えて隣の搭載部20のリード部
26に連結する。更に、リード部26からは各々第2の
連結部28が、第1の連結部27とは直行する方向に延
在し、ダイシングライン24を越えて隣の搭載部20の
リード部24に連結する。第2の連結部28は更に、搭
載部20群の周囲を取り囲む共通連結部29に連結す
る。このように第1と第2の連結部27、28が延在す
ることによって、各搭載部20のアイランド部25とリ
ード部26とを電気的に共通接続する。これは金等の電
解メッキを行う際に、共通電極とするためである。
【0017】図2(B)を参照して、絶縁基板21に
は、各搭載部20毎にスルーホール30が設けられてい
る。スルーホール30の内部はタングステンなどの導電
材料によって埋設されている。そして、各スルーホール
30に対応して、裏面側に外部電極31を形成する。
【0018】図3は、基板21を裏面側から観測して外
部電極31a〜31dのパターンを示した平面図であ
る。これらの外部電極31a、31b、31c、31d
は、搭載部20の端から0.05〜0.1mm程度後退
されており、且つ各々が独立したパターンで形成されて
いる。にもかかわらず、電気的には各スルーホール30
を介して共通連結部29に接続される。これにより、導
電パターンを一方の電極とする電解メッキ法ですべての
導電パターン上に金メッキ層を形成することが可能とな
る。また、ダイシングライン24を横断するのは線幅が
狭い第1と第2の連結部27、28だけにすることがで
きる。
【0019】本発明の第2の工程は、図4に示すよう
に、搭載部の各々に半導体チップを固着し、ワイヤーボ
ンディングすることにある。
【0020】金メッキ層を形成した基板21の各搭載部
20毎に、半導体チップ33をダイボンド、ワイヤボン
ドする。半導体チップ33はアイランド部25表面にA
gペーストなどの接着剤によって固定し、半導体チップ
33の電極パッドとリード部32a、32bとを各々ワ
イヤ34で接続する。半導体チップ33としては、バイ
ポーラトランジスタ、パワーMOSFET等の3端子の
能動素子を形成している。バイポーラ素子を搭載した場
合は、アイランド部25に接続された外部電極31a、
31bがコレクタ端子であり、リード部26に各々接続
された外部電極31c、31dがベース・エミッタ電極
となる。
【0021】次に、本発明の第3の工程は、図5に示す
ように、基板の上を樹脂層で被覆し、各搭載部に固着し
た半導体チップの各々を共通の樹脂層で被覆することに
ある。
【0022】図5(A)に示すように、基板21の上方
に移送したディスペンサ(図示せず)から所定量のエポ
キシ系液体樹脂を滴下(ポッティング)し、すべての半
導体チップ33を共通の樹脂層35で被覆する。例えば
一枚の基板21に100個の半導体チップ33を搭載し
た場合は、100個全ての半導体チップ33を一括して
被覆する。前記液体樹脂として例えばCV576AN
(松下電工製)を用いた。滴下した液体樹脂は比較的粘
性が高く、表面張力を有しているので、その表面が湾曲
する。
【0023】続いて図5(B)に示すように、滴下した
樹脂層35を100〜200度、数時間の熱処理(キュ
ア)にて硬化させた後に、湾曲面を研削することによっ
て樹脂層35の表面を平坦面に加工する。研削にはダイ
シング装置を用い、ダイシングブレード36によって樹
脂層35の表面が基板21から一定の高さに揃うよう
に、樹脂層35表面を削る。この工程では、樹脂層35
の膜厚を0.3〜1.0mmに成形する。平坦面は、少
なくとも最も外側に位置する半導体チップ33を個別半
導体装置に分離したときに、規格化したパッケージサイ
ズの樹脂外形を構成できるように、その端部まで拡張す
る。前記ブレードには様々な板厚のものが準備されてお
り、比較的厚めのブレードを用いて、切削を複数回繰り
返すことで全体を平坦面に形成する。
【0024】また、滴下した樹脂層35を硬化する前
に、樹脂層35表面に平坦な成形部材を押圧して平坦且
つ水平な面に成形し、後に硬化させる手法も考えられ
る。
【0025】次に、本発明の第4の工程は、図6に示す
ように、樹脂層35に製造品名、ロット番号、特性等を
レーザー印刷にて個々に行うことにある。
【0026】図6(A)に示すように、基板21上を被
覆した樹脂層35の表面は、平坦且つ水平な面に成形さ
れる。上記したように、この樹脂層35は一体に基板2
1上に形成されているため、表面からは搭載部20同士
の境界の区別が付かなくなってしまう。
【0027】しかし、図6(B)に示すように、基板2
1の裏面には、外部電極31が露出しており、また、基
板21上に複数形成された搭載部20を個々に分割する
ために設けられた分割パターン61がある。その結果、
基板21の裏面から分割パターン61と外部電極31と
を自動認識することで、個々の搭載部20に対応して樹
脂層35の表面に製造品名、ロット番号、特性等を連続
してレーザー印刷することができる。
【0028】具体的には、基板21上に被覆した樹脂層
35が平坦面に形成された後、基板21の裏面が自動認
識される。このとき、まず、行および列ごとに複数の分
割パターン61が認識され、分割パターン61間の距離
を測定し、分割パターン61間を等間隔に分割する。こ
こで、この分割パターン61の幅は搭載部20間の幅と
同じ幅で形成されており、図6(B)に示したように行
および列間にそれぞれ1ずつ設けられている。そして、
1列ごとの分割ライン62が形成され、行および列方向
の複数の分割ライン62とを組み合わせることで個々の
搭載部20の位置が認識される。その結果、搭載部20
間の境界を認識することのできない表面から個々の搭載
部20に対応して、樹脂層35の表面に製造品名、ロッ
ト番号、特性等が連続してレーザー印刷にてそれぞれ形
成される。
【0029】更に、裏面から個々の搭載部20を自動認
識する作業において、複数の搭載部20を有する基板の
4角には基準マーク63が4点設けられ、基準マーク6
3の中心を結ぶ線が分割ライン62の水平および垂直ラ
インの基準ライン64となっている。その結果、分割ラ
イン62が形成される際、この基準ライン64と比較さ
れることで分割ラインの精度が向上し、搭載部20上か
らはみ出すことなく製造品名、ロット番号、特性等がレ
ーザー印刷にて樹脂層35上に形成される。
【0030】次に、本発明の第5の工程は、図7に示す
ように、基板21を樹脂層35を当接させて粘着シート
50を貼り付けることにある。
【0031】図7(A)に示すように、基板21を反転
し、樹脂層35の表面に粘着シート50(たとえば、商
品名:UVシート、リンテック株式会社製)を貼り付け
る。先の工程で樹脂層35表面を平坦且つ基板21表面
に対して水平の面に加工したことによって、樹脂層35
側に貼り付けても基板21が傾くことなく、その水平垂
直の精度を維持することができる。
【0032】図7(B)に示すように、ステンレス製の
リング状の金属枠51に粘着シート50の周辺を貼り付
け、粘着シート50の中央部分には6個の基板21が間
隔を設けて貼り付けられる。
【0033】次に、本発明の第6の工程は、図8に示す
ように、基板の裏面側から、搭載部毎に、基板と樹脂層
とをダイシングして、個々の半導体装置に分離すること
にある。
【0034】図8(A)に示すように、搭載部20毎に
基板および樹脂層35を切断して各々の半導体装置に分
離する。切断にはダイシング装置のダイシングブレード
36を用い、ダイシングライン24に沿って樹脂層35
と基板21とを同時にダイシングすることにより、搭載
部20毎に分割した半導体装置を形成する。ダイシング
工程においては前記ダイシングブレード36がダイシン
グシート50の表面に到達するような切削深さで切断す
る。この時には、基板21の裏面側からも観測可能な合
わせマーク(例えば、基板21の周辺部分に形成した貫
通孔や、金メッキ層の一部)をダイシング装置側で自動
認識し、これを位置基準として用いてダイシングする。
また、電極パターン31a、31b、31c、31dや
アイランド部25がダイシングブレード36に接しない
パターン設計としている。これは、金メッキ層の切断性
が比較的悪いので、金メッキ層のバリが生じるのを極力
防止する事を目的にしたものである。従って、ダイシン
グブレード36と金メッキ層とが接触するのは、電気的
導通を目的とした第1と第2の接続部27、28のみで
ある。
【0035】図8(B)に示すように、金属枠51に周
辺を貼り付けられた粘着シート50に貼り付けられた複
数枚の基板21は1枚ずつダイシングライン24を認識
して、ダイシング装置で縦方向の各ダイシングライン2
4に従って分離され、続いて金属枠51を90度回転さ
せて横方向の各ダイシングライン24に従って分離され
る。ダイシングにより分離された各半導体装置は粘着剤
で粘着シート50にそのままの状態で指示されており、
個別にバラバラに分離されない。
【0036】次に、本発明の第7の工程は、図9に示す
ように、粘着シート50に一体に支持された各半導体装
置の特性の測定が行われる。
【0037】図9(A)に示すように、粘着シート50
に一体に支持された各半導体装置の基板21を裏面側に
露出した外部電極31a〜31dにプローブ52を当て
て、各半導体装置の特性パラメータ等を個別に測定して
良不良の判定を行い、不良品には磁気インク等でマーキ
ングを行う。
【0038】図9(B)に示すように、金属枠51には
複数枚の基板21が貼り付けられており、ダイシング工
程のままの状態で個別の半導体装置を支持しているの
で、測定は金属枠51を位置認識される半導体装置40
のところにだけ移動させれば良く必要最小限の動きで行
えるため、極めて容易に且つ大量に行える。すなわち、
半導体装置の表裏の判別および外部電極のエミッタ、ベ
ース、コレクタ等の種別の判別も不要にできる。
【0039】更に、本発明の第8の工程は、図10に示
すように、粘着シート50に一体に支持された各半導体
装置を直接キャリアテープ41に収納することにある。
【0040】図10(A)に示すように、粘着シート5
0に一体に支持された測定済みの各半導体装置は良品の
みを識別してキャリアテープ41の収納孔に吸着コレッ
ト53により粘着シートから離脱させて収納する。
【0041】図10(B)に示すように、金属枠51に
は複数枚の基板21が貼り付けられており、ダイシング
工程のままの状態で個別の半導体装置を支持しているの
で、キャリアテープ41に収納には金属枠51を必要と
される半導体装置40のところにだけ移動させれば良く
必要最小限の動きだけで行えるため、極めて容易に且つ
大量に行える。
【0042】図11は本工程で用いるキャリアテープの
(A)平面図(B)AA線断面図(C)BB線断面図を
示す。テープ本体41は膜厚が0.5〜1.0mm、幅
が6〜15mm、長さが数十mにも及ぶ帯状の部材であ
り、素材は段ボールのような紙である。テープ本体41
には一定間隔で貫通孔42が穿設される。また、テープ
本体41を一定間隔で送るための送り孔43が形成され
ている。該貫通孔42と送り孔43は金型などの打ち抜
き加工によって形成される。テープ本体41の膜厚と貫
通孔42の寸法は、梱包すべき電子部品40を収納でき
る大きさに設計される。
【0043】テープ本体41の裏面側には、透明なフィ
ルム状の第1のテープ44が貼り付けられて貫通孔42
の底部を塞いでいる。テープ本体41の表面側には、同
じく透明なフィルム状の第2のテープ45が貼り付けら
れて貫通孔43の上部を塞いでいる。第2のテープ45
は側部近傍の接着部46でテープ本体41と接着されて
いる。また、第1のテープ44も第2のテープ45と同
様の箇所でテープ本端41に接着されている。これらの
接着は、フィルム上部から接着部46に対応する加熱部
を持つ部材で熱圧着する事によって行われており、両者
共にフィルムを引っ張ることによって剥離することが可
能な状態の接着である。
【0044】最後に図12は、上述の工程によって完成
された各半導体装置を示す斜視図である。パッケージの
周囲4側面は、樹脂層35と基板21の切断面で形成さ
れ、パッケージの上面は平坦化した樹脂層35の表面で
形成され、パッケージの下面は絶縁基板21の裏面側で
形成される。
【0045】この半導体装置は、縦×横×高さが、例え
ば、1.0mm×0.6mm×0.5mmのごとき大き
さを有している。基板21の上には0.5mm程度の樹
脂層35が被覆して半導体チップ33を封止している。
半導体チップ33は約150μm程度の厚みを有する。
アイランド部25とリード部26はパッケージの端面か
ら後退されており、第1と第2の接続部27、28の切
断部分だけがパッケージ側面に露出する。
【0046】外部電極31a〜31dは基板21の4隅
に、0.2×0.3mm程度の大きさで配置されてお
り、パッケージ外形の中心線に対して左右(上下)対象
となるようなパターンで配置されている。この様な対称
配置では電極の極性判別が困難になるので、樹脂層35
の表面側に凹部を形成するか印刷するなどして、極性を
表示するマークを刻印するのが好ましい。
【0047】上述した製造方法によって形成された半導
体装置は、多数個の素子をまとめて樹脂でパッケージン
グするので、個々にパッケージングする場合に比べて、
無駄にする樹脂材料を少なくでき、材料費の低減につな
がる。また、リードフレームを用いないので、従来のト
ランスファーモールド手法に比べて、パッケージ外形を
大幅に小型化することができる。更に、外部接続用の端
子が基板21の裏面に形成され、パッケージの外形から
突出しないので、装置の実装面積を大幅に小型化できる
ものである。
【0048】更に、上記の製造方法は、基板21側でな
く樹脂層35側に粘着シート50を貼り付けてダイシン
グを行っている。例えば基板21側に貼り付けた場合
は、素子を剥離したときに粘着シート50の粘着剤が電
極パターン31a〜31dの表面に付着してしまう。こ
のような粘着剤が残った状態で素子を自動実装装置に投
入すると、実装時における電極パターン31a〜31d
の半田付け性を劣化させる危惧がある。また、電極パタ
ーン31a〜31d表面にゴミが付着することによる弊
害も危惧される。本発明によれば、樹脂層35側に貼り
付けることによってこれらの弊害を解消している。
【0049】更に、樹脂層35側に粘着シート50を貼
り付けるに際して、樹脂層35の表面を水平且つ平坦面
に加工することによって、基板21側に粘着シート50
を貼り付けた場合と同じ垂直水平精度を維持することが
できる。
【0050】尚、上記実施例は3端子素子を封止して4
個の外部電極を形成した例で説明したが、例えば2個の
半導体チップを封止した場合や、集積回路を封止した場
合も同様にして実施することが可能である。
【0051】
【発明の効果】本発明によれば、第1に、基板上に一体
に樹脂層を被覆した後に、個々の半導体装置に分離する
ことなく、前記基板の裏面から個々の搭載部を自動認識
し、前記樹脂層の表面から製造品名、ロット番号、特性
等をレーザー印刷にて連続して行うことで、各半導体装
置は微小パッケージでも基板の状態での取り扱いがで
き、極めて量産性に富んだ半導体装置の製造方法が実現
できる。
【0052】第2に、裏面から個々の前記搭載部の位置
を認識する際、複数の前記搭載部を有する基板の周囲に
設けられた分割パターンにおいて、行および列ごとに複
数の該分割パターンを1度に認識し、該分割パターン間
の距離を測定し、該分割パターン間を等間隔に分割する
ことで1列ごとの分割ラインを形成する。そして、行お
よび列方向の複数の前記分割ラインを組み合わせること
で個々の前記搭載部の位置を認識することができ、表面
から複数の前記搭載部に対応する前記樹脂層に半導体装
置の製造品名、ロット番号、特性等をそれぞれレーザー
印刷するのに、微小パッケージ構造に拘わらず極めて精
度の高い製造品名、ロット番号、特性等のレーザー印刷
工程を達成する半導体装置の製造方法が実現できる。
【0053】第3に、複数の搭載部を有する基板の4角
には基準マークが4箇所設けられ、該基準マークの中心
を結ぶ線が分割ラインの水平および垂直ラインの基準ラ
インとなり、前記分割ラインは必要に応じて前記基準ラ
インと比較されることで前記分割ラインの精度を向上さ
せ、微小パッケージ構造に拘わらず極めて精度の高い製
造品名、ロット番号、特性等のレーザー印刷工程を達成
する半導体装置の製造方法が実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の製造方法を説明するための斜視図であ
【図2】本発明の製造方法を説明するための(A)平面
図(B)断面図である。
【図3】本発明の製造方法を説明するための平面図であ
る。
【図4】本発明の製造方法を説明するための断面図であ
る。
【図5】本発明の製造方法を説明するための(A)断面
図(B)断面図である。
【図6】本発明の製造方法を説明するための(A)断面
図(B)平面図である。
【図7】本発明の製造方法を説明するための(A)断面
図(B)平面図である。
【図8】本発明の製造方法を説明するための(A)断面
図(B)平面図である。
【図9】本発明の製造方法を説明するための(A)断面
図(B)平面図である。
【図10】本発明の製造方法を説明するための(A)断
面図(B)平面図である。
【図11】本発明の製造方法を説明するための(A)平
面図(B)断面図(C)断面図である。
【図12】本発明の製造方法を説明するための(A)斜
視図(B)斜視図である。
【図13】従来例を説明するための断面図である。
【図14】従来例を説明するための平面図である。
【図15】従来例を説明するための断面図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 渋谷 隆生 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 Fターム(参考) 4M109 AA01 BA07 CA21 GA08 5F061 AA01 BA07 CA21 CB13 GA01

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の搭載部を有する基板の該搭載部の
    各々に半導体チップを固着し、前記各搭載部に固着した
    前記半導体チップの各々を共通の樹脂層で被覆した後
    に、裏面から個々の前記搭載部を自動認識し表面から個
    々の前記搭載部に対応する前記樹脂層にレーザー印刷す
    ることを特徴とする半導体装置の製造方法。
  2. 【請求項2】 前記基板の周囲には分割パターンが設け
    られ、複数の該分割パターンを1度に認識し、該分割パ
    ターン間の距離を測定し、該分割パターン間を等間隔に
    分割することで1列ごとの分割ラインを形成し、行およ
    び列の該分割ラインを組み合わせることで個々の前記搭
    載部の位置を認識し、表面から個々の前記搭載部に対応
    する前記樹脂層に半導体装置の製造品名、ロット番号、
    特性をそれぞれレーザー印刷することを特徴とする請求
    項1記載の半導体装置の製造方法。
  3. 【請求項3】 前記基板の周囲には認識マークが4箇所
    に設けられ、該認識マークを結ぶラインを水平および垂
    直ラインは基準ラインとして形成され、前記分割ライン
    の基準となることを特徴とする請求項1記載の半導体装
    置の製造方法。
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WO2014188810A1 (ja) * 2013-05-23 2014-11-27 日東電工株式会社 封止シート貼付け方法

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