JP2002050415A - 車輌用電流検出装置 - Google Patents

車輌用電流検出装置

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JP2002050415A
JP2002050415A JP2000238826A JP2000238826A JP2002050415A JP 2002050415 A JP2002050415 A JP 2002050415A JP 2000238826 A JP2000238826 A JP 2000238826A JP 2000238826 A JP2000238826 A JP 2000238826A JP 2002050415 A JP2002050415 A JP 2002050415A
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JP2000238826A
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Toru Iwasa
徹 岩佐
Kazuyuki Tamura
和之 田村
Norio Miyahara
紀夫 宮原
Taketoshi Kogure
健敏 小暮
Toshio Niwa
寿夫 丹羽
Naohiko Okubo
尚彦 大久保
Tomohiro Uchida
智洋 内田
Shinji Kishida
晋二 岸田
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Toyota Motor Corp
Jeco Corp
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Toyota Motor Corp
Jeco Corp
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  • Measuring Instrument Details And Bridges, And Automatic Balancing Devices (AREA)
  • Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)
  • Connections Effected By Soldering, Adhesion, Or Permanent Deformation (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 小型化を推進し、省スペース化を図るととも
に、構成が簡単で取り付け作業性を向上させた車輌用電
流検出装置を提供すること。 【解決手段】 ケース13は、コア収容部13aと基板
収容部13bとを有している。コア収容部13aの略中
心には、バッテリ端子32の大径部33より小径で、バ
ッテリ端子32の小径部34の最大径部よりも大径の中
心孔14が設けられ、中心孔14の内周縁には板状部2
5が形成されている。コア収容部13aの上面には、第
1リブ16a及び第2リブ16bが一体成形されてい
る。基板収容部13bの一側面には接続部12が形成さ
れている。そして、基板収容部13b及び接続部12
は、中心孔14を中心とした放射線Nとほぼ平行で、か
つ中心孔14の中心から所定量オフセットした位置に配
置され、接続部12の開口12aの開口方向が放射線N
の延長方向とほぼ平行となっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、バッテリと車輌電
装品との間で入出力される電流を検出するための車輌用
電流検出装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、バッテリの端子に接続されたハー
ネスに流れる電流により生じる磁束を検出することによ
り、バッテリと車輌電装品との間で入出力される電流の
強弱を検出する電流検出装置が知られている。この電流
検出装置においては、検出孔にバッテリ端子に接続され
たハーネスの一部を挿通し、次いで、ブラケットを用い
て電流検出装置をエンジンルーム内の車体の一部にビス
止めすることなどにより取り付けられていた。
【0003】また、実開平6−50248号公報におい
ては、バッテリの外部の電極端子に電流検出装置が設け
られた電流計測機能付バッテリが開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
電流検出装置においては、ハーネスを検出孔に挿通させ
る必要があるため、取り付け作業性が悪いという問題が
あった。また、電流検出装置及びブラケットを設置する
ためのスペースをバッテリ周辺に確保する必要があるた
め、省スペース化を図ることができなかった。さらに、
ブラケット等の専用部品を必要とするため取り付け作業
性が悪く、しかも、部品点数が増加し、構成が複雑とな
るという問題もあった。
【0005】一方、実開平6−50248号公報におい
て開示されている電流計測機能付バッテリにおいても、
電流検出装置をバッテリに固定するための別体の取り付
け具を必要とするため、取り付け作業性が悪く、構成が
複雑になるという問題があった。
【0006】本発明は、上記課題に着目してなされたも
のであり、その目的は、小型化を推進し、省スペース化
を図るとともに、構成が簡単で取り付け作業性を向上さ
せた車輌用電流検出装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに、請求項1に記載の発明は、バッテリに入出力され
る電流により生じる磁束を通すためのコアと、そのコア
を通る磁束を電圧に変換して外部に出力するようにした
磁電変換部とを備えた車輌用電流検出装置において、バ
ッテリ端子の基端側に形成された大径部の外周に、当該
車両用電流検出装置の少なくとも一部を配置可能にした
ことを特徴とする。
【0008】従って、バッテリの上面と、バッテリ端子
の基端側における大径部の上面との間のスペースを、電
流検出装置を搭載するためのスペースとして利用でき
る。このため、電流検出装置の搭載スペースの高さを低
くでき、バッテリが装備されるエンジンルーム内のスペ
ースを有効利用することが可能になる。
【0009】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の車輌用電流検出装置において、前記コアが収容された
環状のコア収容部の内側に板状部を形成し、その板状部
には、バッテリ端子の基端側の大径部より小径で、か
つ、バッテリ端子の先端側の小径部より大径の中心孔を
形成し、当該中心孔をバッテリ端子の小径部に取り付け
た状態において、板状部がバッテリ端子の大径部上に載
置されるように構成したことを特徴とする。
【0010】以上のように、コア収容部の中心側の板状
部がバッテリ端子の大径部上に載置されるため、その板
状部が前記大径部とバッテリ端子の小径部に取り付けら
れるハーネスターミナルとの間に挟まれる。従って、電
流検出装置がこの状態で固定されるため、電流検出装置
を取り付けるための専用部品が不要となり、構成が簡単
になる。このため、バッテリへの電流検出装置の取り付
け作業を簡略化することができ、取り付け作業性を向上
することができる。また、バッテリ端子の大径部とハー
ネスターミナルとに挟まれることから、電流検出装置に
加えられる応力が、板状部にて受け止められるため、装
置の内部機構等の破損が生じにくくなる。
【0011】請求項3に記載の発明は、請求項2に記載
の車輌用電流検出装置において、前記中心孔の内周面と
バッテリ端子の小径部の外周面との間に、ハーネスター
ミナルの一部が進入可能な間隙が形成されるように、中
心孔の径を設定したことを特徴とする。
【0012】このように構成すると、ハーネスターミナ
ルの一部がその間隙に進入してバッテリ端子の小径部に
係合するようになる。これにより、ハーネスターミナル
のバッテリ端子に対する締め付け領域を拡大することが
でき、安定した締め付けを行うことができるようにな
る。しかも、ハーネスターミナルの一部がバッテリ端子
の大径部に係合させるようにすると、ハーネスターミナ
ルの取り付け作業を行う際、ボルトの締付けなどにより
加えられる応力が、電流検出装置に作用しなくなるた
め、電流検出装置の破損を未然に防止することができ
る。
【0013】請求項4に記載の発明は、請求項2または
請求項3に記載の車輌用電流検出装置において、前記コ
ア収容部の上面に、ハーネスターミナルの向きを規制す
るための突起を設けたことを特徴とする。
【0014】従って、ハーネスターミナルを所定の向き
を保持にすることができる。このため、例えば、ハーネ
スターミナルに接続された配線に不要な負荷が加わるの
を抑制でき、配線の断線等を防止できる。突起は、コア
収容部の上面に一体形成されることになるため、部品点
数が増加することはなく、構成が簡単である。
【0015】請求項5に記載の発明は、請求項4に記載
の車輌用電流検出装置において、前記車輌用電流検出装
置の電源接続部に接続される車両側配線の方向が前記ハ
ーネスターミナルの延長方向と略平行であるように、当
該電源側接続部を配置したことを特徴とする。
【0016】従って、電源接続部及びハーネスターミナ
ルに接続される車両側配線の延びる方向がほぼ同方向に
なるため、配線スペースを狭くできるとともに、配線の
取り回しが容易になって、電流検出装置に対する配線の
接続作業性を向上することができる。
【0017】請求項6に記載の発明は、請求項1から請
求項5のいずれかに記載の車輌用電流検出装置におい
て、前記車輌用電流検出装置の電源接続部に接続される
車両側配線が下方に向かうように、電源接続部を配置し
たことを特徴とする。
【0018】このため、水平方向に延出するハーネスタ
ーミナルと前記配線とが干渉することがなく、電流検出
装置に対する配線の接続作業性を向上することができる
ようになる。
【0019】請求項7に記載の発明は、請求項1から請
求項6のいずれかに記載の車輌用電流検出装置におい
て、前記コア収容部の上面に、ハーネスターミナルを覆
う絶縁カバーを設けたことを特徴とする。
【0020】従って、絶縁カバーにより、ハーネスター
ミナルからの漏電を防止することができる。
【0021】
【発明の実施の形態】(第1実施形態)以下、本発明を
具体化した車輌用電流検出装置の第1実施形態を、図1
〜図3に基づいて説明する。
【0022】図1,図2(a)〜(c)に示すように、
電流検出装置11のケース13は全体が合成樹脂で構成
され、環状のコア収容部13aと、そのコア収容部13
aの一部上面に位置する平箱状の基板収容部13bとを
有している。コア収容部13aの内側の上端において、
ケース13には板状部25が一体形成され、その板状部
25にはコア収容部13aの中心から基板収容部13b
とは反対側にわずかに偏心した位置に中心孔14が形成
されている。この中心孔14は、バッテリ端子32の基
端側の大径部33より小径で、バッテリ端子32の先端
側のテーパ状をなす小径部34の最大径部よりも大径と
なっている。
【0023】ケース13の下面外周縁には、外側壁15
aが下方へ向かって形成されるとともに、その内側に
は、前記中心孔14を間隔をあけて包囲するように内側
壁15bが下方へ向かって形成されている。前記外側壁
15aと内側壁15bとの間の下部開口は、蓋52によ
り閉鎖されている。基板収容部13bの一側面には、前
記外側壁15aの外側において電源接続部としての角筒
状の接続部12が形成され、その端部には、水平方向に
向かう開口12aが形成されている。
【0024】コア収容部13aの上面には、中心孔14
を中心とした放射線N上に位置し、間隔を置いて直列状
に配置された突起としての一対の第1リブ16aと、前
記中心孔14を介して第1リブ16aと反対側に位置
し、放射線Nに対して平行に位置する同じく突起として
の一対の第2リブ16bとが一体形成されている。第2
リブ16bは、前記放射線Nに直交する放射線Mに対し
て平行な直線上に間隔をおいて配置されている。
【0025】コア収容部13a内には環状のコア21が
収容されている。また、基板収容部13b内には基板2
3が配置され、前記コア21の両端間に位置するように
磁電変換部としてのホール素子22がマウントされてい
る。基板23には、外側壁15aを貫通して前記接続部
12内に突出する複数の接続ピン20がマウントされて
いる。なお、コア21及び基板23は、コア収容部13
a及び基板収容部13bに充填された封止材(図示しな
い)を凝固させることにより、固定されている。
【0026】そして、この第1実施形態においては、前
記基板収容部13b及び接続部12が、中心孔14を中
心とした放射線Nとほぼ平行で、かつ中心孔14の中心
から所定量オフセットした位置に配置され、接続部12
の開口12aの開口方向が放射線Nの延長方向とほぼ平
行となっている。
【0027】さて、この電流検出装置11を取り付ける
には、まず、図2(b)に示すように、電流検出装置1
1のコア収容部13aの中心孔14をバッテリ31のバ
ッテリ端子32に取り付ける。すると、板状部25がバ
ッテリ端子32の基端側の大径部33の上面に載置され
る。
【0028】次に、図3(a),(b)に示すように車
輌用電装品に接続されたハーネス43のハーネスターミ
ナル41を、ケース13の上面に設けられた第1リブ1
6a及び第2リブ16b間に配置してバッテリ端子32
に係止させ、ボルト42によりバッテリ端子32に締付
ける。この状態においては、図2(b)の仮想線で示す
ように、板状部25がバッテリ端子32の大径部33の
上面とハーネスターミナル41の下面との間に挟まれ、
電流検出装置11がバッテリ端子32とハーネスターミ
ナル41との間で共締めされることとなる。
【0029】そして、図3(a)に示すように、図示し
ない車輌用電装品に接続されたコネクタ44を、接続部
12の接続ピン20に接続させることにより、バッテリ
31に対する電流検出装置11の取り付けが完了する。
【0030】ここで、接続部12及び基板収容部13b
が、バッテリ端子32が挿通される中心孔14を中心と
した放射線Nの延長方向とほぼ平行で、かつ中心孔14
の中心から所定量オフセットした位置に配置され、接続
部12の開口12aの開口方向が放射線Nの延長方向と
ほぼ平行となっている。このため、図3からも明らかな
ように、コネクタ44の接続方向がハーネス43の延長
方向とほぼ平行となる。一方、前記第1リブ16aが前
記放射線N上に配置されているとともに、第2リブ16
bが放射線Mと平行な直線上に配置されている。このた
め、図3からも明らかなように、ハーネスターミナル4
1は、バッテリ端子32に締付けるためのボルト42が
第1リブ16a間に嵌合されるとともに、接続部12に
対するコネクタ44の接続方向と平行な状態を保持する
ように第2リブ16bにより位置規制されることとな
る。これにより、ハーネスターミナル41は、前記向き
を維持することとなる。
【0031】そして、この電流検出装置11において
は、バッテリ端子32に流れる電流により生じる磁束を
コア21を介してホール素子22が検出することによ
り、バッテリ端子32を流れる電流の強弱が検出され
る。
【0032】本実施形態の車輌用電流検出装置によれ
ば、以下のような効果を得ることができる。 (1) コア収容部13aの内側に設けられた中心孔1
4においてバッテリ31のバッテリ端子32の小径部3
4にはめて、板状部25を大径部33に載置するように
した。このため、コア収容部13aがバッテリ端子32
の大径部33の周囲に位置することになる。従って、比
較的スペースに余裕があるバッテリ31肩部周辺の空間
を利用して電流検出装置11を取り付けることができ、
省スペース化が図れ、スペースの有効利用が可能にな
る。また、ハーネスターミナル41のボルト42を締付
けることのみにより、電流検出装置11をバッテリ端子
32とハーネスターミナル41との間に共締め固定する
ことができる。そのため、従来の構成と比較して、電流
検出装置11の取り付け作業を簡略化することができ、
作業性を向上させることができる。しかも、電流検出装
置11を固定するための専用部品が不要になり、構成が
簡単となる。
【0033】(2) コア収容部13aの内側に設けら
れた中心孔14の内周縁に形成された板状部25がバッ
テリ端子32の大径部33の上面とハーネスターミナル
41の下面との間に挟持されるように構成した。これに
より、電流検出装置11を確実にバッテリ端子32とハ
ーネスターミナル41との間に共締め固定することがで
きるようになる。しかも、ハーネスターミナル41と大
径部33とより加えられる挟着力が板状部25において
受け止められるようになるため、コア21や基板23に
過度の応力が加わらなくなり、取り付け作業の際におい
て電流検出装置11の破損が生じにくくなる。そして、
コア21に応力が加わらなくなることにより、例えば、
コア21に加わった応力によって保磁力が変化し、ヒス
テリシスが増大する等の悪影響を生じないため、電流検
出を正確に行うことができるようになる。
【0034】(3)ハーネスターミナル41はコア収容
部13aの上面に設けられた第1,第2リブ16a,1
6bにより規制されて、その取り付け方向が保持され
る。従って、ハーネスターミナル41に接続された配線
を所要の位置を通るように配置でき、配線を整然と配置
できるとともに、エンジンルーム内のスペースを有効に
利用できるようになる。また、第1,第2リブ16a,
16bは、ケース13に一体形成されただけであるか
ら、構成が複雑になるのを避けることができる。
【0035】(4) ハーネスターミナル41は前記中
心孔14の中心上に位置するとともに、放射線Nに沿っ
て延びるように位置規制される。そして、接続部12が
前記放射線Nと平行な方向を向くように構成されてい
る。従って、ハーネスターミナル41に接続される車両
側配線のコネクタ44の接続方向とハーネスターミナル
41の向きとが、平行な状態に保持される。このため、
コネクタ44の接続方向がハーネスターミナル41の延
長方向と同一方向となり、コネクタ44の取り付け作業
性を向上することができるとともに、ハーネス43を同
方向に延びるようにまとめて束ねることができ、省スペ
ース化に寄与することができる。
【0036】(第2実施形態)以下、本発明を具体化し
た車輌用電流検出装置の第2実施形態を、図4(a)〜
(c)に基づいて説明する。なお、以降の各実施形態に
おいては、それらの実施形態に固有の構成のみを説明
し、他の構成についての説明は省略する。
【0037】図4(a)〜(c)に示すように、本実施
形態における電流検出装置11においては、接続部12
及び基板収容部13bが、中心孔14を中心とした放射
線N上にほぼ並んで配置された構成となっている。ま
た、第1リブ16a及び第2リブ16bは設けられてい
ない。
【0038】従って、本実施形態によれば、上記(1)
及び(2)に記載の効果に加えて以下の効果を得ること
ができる。 (5) 接続部12及び基板収容部13bを、中心孔1
4を中心とした放射線N上にほぼ並ぶように配置した。
これにより、コネクタ44の接続部12への接続方向が
バッテリ端子32の中心を向くため、コネクタ挿入力に
より電流検出装置11に回転力が加わることがない。従
って、コネクタ44の取り付け作業性を向上することが
できる。また、電流検出装置11を、LタイプまたはR
タイプのどちらのバッテリに取り付ける場合であって
も、接続部12が中心孔14とほぼ同一線N上にあるた
め、電流検出装置11を共通で使用することができる。
【0039】(第3実施形態)以下、本発明を具体化し
た車輌用電流検出装置の第3実施形態を、図5(a)〜
(c)に基づいて説明する。
【0040】図5(a)〜(c)に示すように、本実施
形態における電流検出装置11においては、接続部12
及び基板収容部13bが、中心孔14を中心とした放射
線N上に位置するとともに、接続部12が放射線Nの延
長方向を向く構成となっている。また、第1リブ16a
及び第2リブ16bは設けられていない。
【0041】従って、本実施形態によれば、上記(1)
及び(2)に記載の効果に加えて以下の効果を得ること
ができる。 (6) 接続部12に対する車両側配線の延びる方向と
ハーネスターミナル41に接続される配線の延びる方向
とが直交するため、メインの電源ラインと電流検出装置
11の検出ラインとが分離することになり、検出信号に
対するノイズの影響を少なくすることができる。しか
も、図5(a)から明らかなように、ハーネスターミナ
ル41のボルト42と基板収容部13bとの干渉を避け
ることでき、バッテリ端子32に対するハーネスターミ
ナル41の接続作業及び接続部12に対するコネクタの
接続作業を容易に行うことができる。
【0042】(第4実施形態)以下、本発明を具体化し
た車輌用電流検出装置の第4実施形態を、図6(a)〜
(c)に基づいて説明する。
【0043】図6(a)〜(c)に示すように、本実施
形態における電流検出装置11においては、接続部12
及び基板収容部13bが、中心孔14を中心とした放射
線N上にほぼ並んで配置され、接続部12が垂直方向下
方に向かうように形成された構成となっている。また、
外側壁15a及び内側壁15bが上方に向かって形成さ
れ、その上面側の開口部には、その開口部を閉塞するた
めの蓋52が設けられている。さらに、内側壁15bの
内側面には、バッテリ端子32の大径部33が支持され
るリブ53が設けられている。なお、第1リブ16a及
び第2リブ16bは設けられていない。
【0044】従って、本実施形態によれば、上記(1)
及び(2)に記載の効果に加えて以下の効果を得ること
ができる。 (7) 接続部12を垂直方向下方に向かうように設け
た。これにより、水平方向に延出するハーネスターミナ
ル41と、コネクタ44の接続部12への取り付け作業
領域とが互いに干渉することがなく、コネクタ44の取
り付け作業性を向上することができる。また、ハーネス
ターミナル41の方向は、360度任意の方向に設定で
きる。
【0045】(第5実施形態)以下、本発明を具体化し
た車輌用電流検出装置の第5実施形態を、図7(a)〜
(c)に基づいて説明する。
【0046】図7(a)〜(c)に示すように、本実施
形態における電流検出装置11においては、接続部12
及び基板収容部13bが、中心孔14を中心とした放射
線N上にほぼ並んで配置され、接続部12が垂直方向下
方に向かうように形成された構成となっている。また、
外側壁15a及び内側壁15bが上方に向かって形成さ
れ、その上面側の開口部には、その開口部を閉塞するた
めの蓋52が設けられている。さらに、内側壁15bの
内側面には、バッテリ端子32の大径部33が支持され
るリブ53が設けられている。なお、第1リブ16a及
び第2リブ16bは設けられていない。
【0047】また、コア収容部13aにおいては、中心
孔14を大径にし、バッテリ端子32に嵌合させた際に
バッテリ端子32の小径部34の外周面と、中心孔14
の内周面(板状部25の内周面)との間に、ハーネスタ
ーミナル41の一部が進入可能な間隙Sを有するように
構成した。そして、その間隙Sにハーネスターミナル4
1の一部を突出させると、バッテリ端子32の大径部3
3にハーネスターミナル41が載置され、バッテリ端子
32の小径部34とハーネスターミナル41との接触面
積が広くなるように構成した。
【0048】従って、本実施形態によれば、上記
(1),(2),(7)に記載の効果に加えて以下の効
果を得ることができる。 (8) バッテリ端子32の小径部34の外周面と、中
心孔14の内周面(板状部25の内周面)との間に、ハ
ーネスターミナル41の一部が進入可能な間隙Sを有す
るように構成し、バッテリ端子32の小径部34とハー
ネスターミナル41との接触面積が広くなるように構成
した。これにより、ハーネスターミナル41をボルト4
2により締付ける際の締め付け領域を拡大することがで
き、ハーネスターミナル41とバッテリ端子32との取
り付け状態を安定させることができる。
【0049】(9) 間隙Sにハーネスターミナル41
の一部が突出してハーネスターミナル41がバッテリ端
子32の大径部33の上に載置されるように構成した。
これにより、電流検出装置11の板状部25がハーネス
ターミナル41の下面とバッテリ端子32の大径部33
の上面との間で挟持されたときに必要以上の締付け力が
板状部25に加わらないため、電流検出装置11の取り
付け作業を行う際に、ボルト42の締付けなどによる応
力が電流検出装置11に加わらなくなる。従って、取り
付け作業の際において電流検出装置11の破損が生じに
くくなり、取り付け作業性を向上させることができると
ともに、コア21に応力が加わりにくくなることによ
り、電流検出を正確に行うことができるようになる。
【0050】(第6実施形態)以下、本発明を具体化し
た車輌用電流検出装置の第6実施形態を、図8(a)〜
(c)に基づいて説明する。
【0051】図8(a)〜(c)に示すように、本実施
形態における電流検出装置11においては、第1実施形
態における電流検出装置11の接続部12、コア収容部
13a、基板収容部13b及び絶縁カバー51が合成樹
脂により一体成形されるとともに、接続部12及び基板
収容部13bの取り付け位置が左右反転されている。
【0052】また、コア収容部13aの上面において
は、第1リブ16a及び第2リブ16bが省略され、絶
縁カバー51がケース13に一体成形されている。絶縁
カバー51の外周には、ハーネスターミナル41を位置
規制するための壁51aが一体成形されている。
【0053】そして、基板収容部13bは上方へ向かっ
て開口され、そこには閉塞のための蓋52が設けられて
いる。そして、コア21がコア収容部13aに埋設され
ている。そして、バッテリ31への電流検出装置11の
取り付けの際には、絶縁カバー51上にハーネスターミ
ナル41が配置されるように構成されている。
【0054】従って、本実施形態によれば、前記第1実
施形態の(1)から(3)に記載の効果に加えて以下の
効果を得ることができる。 (10) ケース13のコア収容部13aの上面に、ハ
ーネスターミナル41が配置されるように構成された絶
縁カバー51を形成した。これにより、ハーネスターミ
ナル41からの漏電を防止することができるようにな
る。また、ハーネスターミナル41を絶縁カバー51の
壁51aに係止させることにより、ハーネスターミナル
41を有効に保持することができるようになる。
【0055】(11) 電流検出装置11の接続部1
2、コア収容部13a、基板収容部13b及び絶縁カバ
ー51を合成樹脂により一体成形した。これにより、電
流検出装置11の部品点数を減少させることができ、構
成が簡単となるとともに、製造コストを減少させること
ができる。
【0056】尚、本発明は、前記実施形態の構成に限定
されるものではなく、この発明の趣旨から逸脱しない範
囲で、各部の構成を任意に変更して具体化することも可
能である。
【0057】・ ケース13の形状を変更すること。例
えば、バッテリ31肩部周辺の空間に対応させて長方
形、正方形などの形状とすることなどが挙げられる。 ・ 第1リブ16a,第2リブ16bの形状や構成を変
更すること。例えば、第1リブ16a,第2リブ16b
の配置をハーネスターミナル41の形状に適合させて変
更したり、その設置数を増減したりすることなどが挙げ
られる。
【0058】・前記各実施形態では、コア収容部13a
を円形環状に構成したが、四角環状等、他の形の環状に
構成すること。 ・前記各実施形態では、板状部25を中心孔14の上端
部に設けたが、中間部あるいは下端部に設けること。こ
のように板状部25を中心孔14の中間部あるいは下端
部に設けた場合には、中心孔14内に、上方からハーネ
スターミナル41の一部が進入するように構成してもよ
い。
【0059】次に上記実施形態及び別例から把握できる
請求項に記載した以外の技術的思想について、それらの
効果とともに以下に記載する。 ・ バッテリに入出力される電流により生じる磁束を通
すためのコアと、そのコアを通る磁束を電圧に変換して
外部に出力するようにした磁電変換部とを備えた車輌用
電流検出装置において、前記コアを内装したコア収容部
に中心孔を設け、当該コア収容部をバッテリ端子とバッ
テリ端子に接続されるハーネスターミナルとの間に配置
するとともに、ハーネスターミナルをバッテリ端子に係
止させることにより共締め固定されるように構成したこ
とを特徴とする車輌用電流検出装置。
【0060】このように構成することにより、構成が簡
単になり、省スペース化に寄与することができるととも
に、取り付け作業性を向上させることができる。
【0061】
【発明の効果】以上、詳述したように、本発明によれ
ば、電流検出装置の取り付けスペースの省スペース化を
図るとともに、構成が簡単で取り付け作業性を向上させ
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1実施形態における車輌用電流検出装置の
斜視図。
【図2】 (a)は第1実施形態における車輌用電流検
出装置の平面図、(b)は断面図、(c)は蓋52を取
り除いて示す底面図。
【図3】 (a)は第1実施形態における車輌用電流検
出装置をバッテリに取り付けた状態を示す平面図、
(b)は側面図。
【図4】 (a)は第2実施形態における車輌用電流検
出装置の平面図、(b)は断面図、(c)は蓋52を取
り除いて示す底面図。
【図5】 (a)は第3実施形態における車輌用電流検
出装置の平面図、(b)は断面図、(c)は蓋52を取
り除いて示す底面図。
【図6】 (a)は第4実施形態における車輌用電流検
出装置の平面図、(b)は断面図、(c)は底面図。
【図7】 (a)は第5実施形態における車輌用電流検
出装置の平面図、(b)は断面図、(c)は底面図。
【図8】 第6実施形態における車輌用電流検出装置の
絶縁カバーの平面図、断面図及び底面図。
【符号の説明】
S…間隙、11…電流検出装置、13a…コア収容部、
14…中心孔、16a…突起としての第1リブ、16b
…突起としての第2リブ、21…コア、22…磁電変換
部としてのホール素子、25…板状部、31…バッテ
リ、32…バッテリ端子、33…大径部、34…小径
部、41…ハーネスターミナル、44…配線としてのコ
ネクタ、51…絶縁カバー。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田村 和之 埼玉県行田市富士見町1丁目4番地1 ジ ェコー 株式会社内 (72)発明者 宮原 紀夫 埼玉県行田市富士見町1丁目4番地1 ジ ェコー 株式会社内 (72)発明者 小暮 健敏 埼玉県行田市富士見町1丁目4番地1 ジ ェコー 株式会社内 (72)発明者 丹羽 寿夫 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車 株式会社内 (72)発明者 大久保 尚彦 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車 株式会社内 (72)発明者 内田 智洋 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車 株式会社内 (72)発明者 岸田 晋二 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車 株式会社内 Fターム(参考) 2G025 AA05 AB01 AC04 5E021 FA02 FB20 FC32 FC40 MA05 MA14 5E085 BB17 CC03 DD09 FF16 JJ38 JJ50

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バッテリに入出力される電流により生じ
    る磁束を通すためのコアと、そのコアを通る磁束を電圧
    に変換して外部に出力するようにした磁電変換部とを備
    えた車輌用電流検出装置において、 バッテリ端子の基端側に形成された大径部の外周に、当
    該車両用電流検出装置の少なくとも一部を配置可能にし
    たことを特徴とする電流検出装置。
  2. 【請求項2】 前記コアが収容された環状のコア収容部
    の内側に板状部を形成し、その板状部には、バッテリ端
    子の基端側の大径部より小径で、かつ、バッテリ端子の
    先端側の小径部より大径の中心孔を形成し、当該中心孔
    をバッテリ端子の小径部に取り付けた状態において、板
    状部がバッテリ端子の大径部上に載置されるように構成
    したことを特徴とする請求項1に記載の車輌用電流検出
    装置。
  3. 【請求項3】 前記中心孔の内周面とバッテリ端子の小
    径部の外周面との間に、ハーネスターミナルの一部が進
    入可能な間隙が形成されるように、中心孔の径を設定し
    たことを特徴とする請求項2に記載の車輌用電流検出装
    置。
  4. 【請求項4】 前記コア収容部の上面に、ハーネスター
    ミナルの向きを規制するための突起が設けられているこ
    とを特徴とする請求項2または請求項3に記載の車輌用
    電流検出装置。
  5. 【請求項5】 前記車輌用電流検出装置の電源接続部に
    接続される車両側配線の方向が、前記ハーネスターミナ
    ルの延長方向と略平行であるように、当該電源側接続部
    を配置したことを特徴とする請求項4に記載の車輌用電
    流検出装置。
  6. 【請求項6】 前記車輌用電流検出装置の電源接続部に
    接続される車両側配線が、下方に向かうように電源接続
    部を配置したことを特徴とする請求項1から請求項5の
    いずれかに記載の車輌用電流検出装置。
  7. 【請求項7】 前記コア収容部の上面に、ハーネスター
    ミナルを覆う絶縁カバーが設けられていることを特徴と
    する請求項1から請求項6のいずれかに記載の車輌用電
    流検出装置。
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