JP2009064816A - フライバックトランス保持装置 - Google Patents

フライバックトランス保持装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2009064816A
JP2009064816A JP2007229100A JP2007229100A JP2009064816A JP 2009064816 A JP2009064816 A JP 2009064816A JP 2007229100 A JP2007229100 A JP 2007229100A JP 2007229100 A JP2007229100 A JP 2007229100A JP 2009064816 A JP2009064816 A JP 2009064816A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
flyback transformer
rib
lateral boss
boss
holding device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Ceased
Application number
JP2007229100A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshiro Iwai
啓郎 岩井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Funai Electric Co Ltd
Original Assignee
Funai Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Funai Electric Co Ltd filed Critical Funai Electric Co Ltd
Priority to JP2007229100A priority Critical patent/JP2009064816A/ja
Publication of JP2009064816A publication Critical patent/JP2009064816A/ja
Ceased legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Coils Or Transformers For Communication (AREA)

Abstract

【課題】 長い横向きボスを有するフライバックトランスであっても、短い横向きボスを有するフライバックトランスであっても、それらに共用することのできるフライバックトランス保持装置を提供することを目的とする。
【解決手段】 フライバックトランス100の横向きボス110にビス止めされる第1結合部20と電気機器筐体200に固着される第2結合部90とを有する。第1結合部20は、囲枠部30とビス挿通孔35とを有する。囲枠部30に、直径や長さの異なる第1及び第2の2種類の横向きボス110A,110Bを位置規制してその孔部130,140をビス挿通孔35に各別に位置合わせする位置合わせ手段40を付加する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、フライバックトランス保持装置、特に、フライバックトランスに備わっている横向きボスの直径寸法や長さ寸法などの相違を吸収する機能を備えたフライバックトランス保持装置に関する。
CRT型テレビジョン受像機などに用いられるフライバックトランスは、配線基板に搭載される背高で重さの重い電気部品である。このため、フライバックトランスを備えた電気機器では、配線基板に搭載されているフライバックトランスを電気機器筐体によって支持させることが多々行われている。
図10はフライバックトランス100の基本的な外観形状を示した概略斜視図である。同図のように、フライバックトランス100には、その上部に円柱状の横向きボス110が設けられている。そして、フライバックトランス100を電気機器筐体によって支持させるときには、上記横向きボス110を電気機器筐体などに連結するということが行われている(たとえば、特許文献1、同文献2、同文献3参照)。
そして、特許文献1には、フライバックトランスの横向きボスに連結したフライバックトランス保持装置を筐体であるバックカバーに結合するという構成が開示されている。このものによると、フライバックトランス保持装置に備わっている筒形部に上記横向きボスがルーズに嵌合されていることにより、横向きボスなどの部品の寸法バラツキや組立て作業のバラツキを吸収することができるとされている。また、同文献2にはフライバックトランスの横向きボスを直接にキャビネトにビス止めする構成が示されている。同文献3には、フライバックトランスの横向きボスをトレイシャーシに連結する構成が示されている。
また、フライバックトランスをカバーなどによって支持させる構造についても種々提案されている(たとえば、特許文献4参照)。さらに、フライバックトランスの特性を改善する試みも行われている(たとえば、特許文献5参照)。
一方、図10に示したフライバックトランス100においては、そのメーカが異なると、横向きボス110の直径寸法Dや長さ寸法Lなども相違していることが多い。そのため、電気機器筐体でその横向きボス110を支持させるために、両者をつなぐ継手としてのフライバックトランス保持装置を用いる場合には、そのフライバックトランス保持装置に、横向きボス110の直径寸法や長さ寸法などの相違を吸収させる機能を付与しておくと、メーカの異なるフライバックトランス100に対して1種類のフライバックトランス保持装置を共用することができるという利便性が生じる。
特開平5−343236号公報 特開平6−124837号公報 特開2005−347434号公報 特開平7−161557号公報 特開平5−166634号公報
そこで、本願発明者は、メーカ数社から提供されるフライバックトランス100の横向きボス110についてその直径寸法Dや長さ寸法Lを調査したところ、直径寸法Dの小さな径小の横向きボス110は長さ寸法Lが長く、直径寸法Dの大きな径大の横向きボス110は長さ寸法Lが短いという傾向があることを見出した。そして、そのような直径寸法Dや長さ寸法の相違を吸収する機能をフライバックトランス保持装置に付与することを試みることによって本発明をなすに至った。
すなわち、本発明は、たとえば電気機器筐体に収容されている配線基板に搭載されたフライバックトランスの横向きボスの根元と電気機器筐体との間隔が略同じように定められている場合に、細い横向きボスを有するフライバックトランスであっても、太い横向きボスを有するフライバックトランスであっても、それらに共用することのできるフライバックトランス保持装置を提供することを目的とする。
また、本発明は、長い横向きボスを有するフライバックトランスであっても、短い横向きボスを有するフライバックトランスであっても、それらに共用することのできるフライバックトランス保持装置を提供することを目的とする。
さらに、本発明は、細くて長い横向きボスを有するフライバックトランスであっても、太くて短い横向きボスを有するフライバックトランスであっても、それらに共用することのできるフライバックトランス保持装置を提供することを目的とする。
さらに、本発明は、上記した各目的を達成し得るフライバックトランス保持装置において、フライバックトランスの横向きボスへの取付け作業性や成形性を向上させるための対策を講じたフライバックトランス保持装置を提供することを目的とする。
本発明に係るフライバックトランス保持装置は、フライバックトランスの上部の円柱状の横向きボスにビス止めされる第1結合部と電気機器筐体に固着される第2結合部とを有して、フライバックトランスを電気機器筐体に連結することに用いられる。そして、上記第1結合部は、上記横向きボスに嵌合される囲枠部と、この囲枠部の前板に開設されてその囲枠部を嵌合した上記横向きボスにねじ込まれる取付けビスのビス挿通孔とを有し、上記囲枠部に、直径の異なる第1及び第2の2種類の上記横向きボスを位置規制してその横向きボスの孔部を上記挿通孔に各別に位置合わせする位置合わせ手段が付加されている。
この構成を有するフライバックトランス保持装置によると、フライバックトランスの横向きボスの直径の相違が位置合わせ手段によって吸収される。そのため、細い横向きボスを有するフライバックトランスであっても、太い横向きボスを有するフライバックトランスであっても、それらに当該フライバックトランス保持装置を共用することが可能になる。
本発明では、上記位置合わせ手段が、径小な第1横向きボスの外周面に係合してその第1横向きボスの孔部を上記挿通孔に位置合わせする第1係合面と、径大な第2横向きボスの外周面に係合してその第1横向きボスの孔部を上記挿通孔に位置合わせする第2係合面と、を有している、という構成を採用することが可能である。
そして、この構成を採用する場合においては、上記第1係合面が、上記前板部の複数箇所に設けられて上記第1横向きボスの外周面の複数箇所に係合可能なリブ状の第1突片に具備され、上記第2係合面が、上記前板部の複数箇所に設けられて上記第2横向きボスの外周面の複数箇所に係合可能なリブ状の第2突片に具備されているという構成を採用することが可能である。
本発明においては、第1係合面を具備している上記第1突片が、ビス挿通孔の上部に設けられて下向きに延びる第1センターリブと、上記ビス挿通孔を挟む両側に設けられて下向きに延びる一対の第1サイドリブとに分かれていて、上記第1係合面が、第1センターリブの長さ方向一端に備わっている下側端面と、一対の第1サイドリブのそれぞれの内向き端面とによって形成されていることが望ましい。
また、第2係合面を具備している上記第2突片が、ビス挿通孔の上部に設けられて下向きに延びる第2センターリブと、上記ビス挿通孔を挟む両側に設けられて下向きに延びる一対の第2サイドリブとに分かれていて、上記第2係合面が、第2センターリブの長さ方向一端に備わっている下側端面と、一対の第2サイドリブのそれぞれの内向き端面とによって形成されているという構成を採用することが望ましい。
特に、本発明では、第1及び第2の各センターリブが上記前板に設けられた同一のリブによって共用され、第1センターリブが第2センターリブよりも背低で長さが長くなっていると共に、上記前板の板面が上記第1横向きボスの突当り面として形成され、かつ、第1センターリブの頂面が上記第2横向きボスの突当り面として形成されていることが望ましい。
本発明に係るフライバックトランス保持装置では、上記前板の板面と第1センターリブの頂面との段差寸法、及び、上記前板の板面と第1サイドリブの頂面との段差寸法が、第1横向きリブと第2横向きリブの長さの差に見合う寸法に定められているという構成を採用することが望ましい。これによれば、第1横向きリブと第2横向きリブの長さの差を吸収する機能が当該フライバックトランス保持装置に付与される。
本発明では、上記前板の両端から側板が立ち上げられていて、それらの側板が一対の上記第2サイドリブとして用いられているものであってもよい。
また、本発明では、上記囲枠部が、上記前板の両端から立ち上げられた側板とそれらの側板の上端部間に亘る上板とを備えて上記側板の下端相互間が開放され、かつ、上記ビス挿通孔が上記前板の下端で開放する切込み形状に形成されていると共に、上記第1サイドリブの下端部に、上記囲枠部を下降させて第2横向きボスに嵌合させるときにその第2横向きボスを第1サイドリブの頂面に乗り上がらせるための傾斜ガイド面が形成されていることが望ましい。この構成を採用すると、フライバックトランスの横向きボスへの取付け作業性や成形性が向上する。
本発明に係るフライバックトランス保持装置の構成や作用は、後述する実施形態によっでさらに具体性をもって明らかになる。
上記のように構成される本発明に係るフライバックトランス保持装置によれば、たとえば電気機器筐体に収容されている配線基板に搭載されたフライバックトランスの横向きボスの根元と電気機器筐体との間隔が略同じように定められている場合に、細くて長い横向きボスを有するフライバックトランスであっても、太くて短い横向きボスを有するフライバックトランスであっても、それらを同一仕様のフライバックトランス保持装置を用いて電気機器筐体に支持させることが可能になるという効果が奏される。そのため、フライバックトランスの横向きボスの直径寸法や長さ寸法が相違するごとに別々のフライバックトランス保持装置を用いる必要がなくなって、部品の共通化によるフライバックトランス保持装置のコストダウンや管理コストの低減化を図りやすくなる。
また、本発明に係るフライバックトランス保持装置は、フライバックトランスの横向きボスへの取付け作業性を改善して電気機器の組立てコストを低減化したりその量産性を高めたり、さらには、フライバックトランス保持装置自体の成形性を改善してその部品コストを低減化したりしやすくなるという効果も奏される。
図1は本発明の実施形態に係るフライバックトランス保持装置などを示した概略分解斜視図である。フライバックトランス保持装置10は、フライバックトランス100を電気機器筐体(たとえばキャビネット)によって支持させるためのホルダーとしての役割を備えている。したがって、以下の説明では、フライバックトランス保持装置10をホルダー10と称することにする。
ホルダー10は、配線基板300に搭載されているフライバックトランス100の上部の円柱状の横向きボス110にビス止めされる第1結合部20と電気機器筐体であるキャビネット200に固着される第2結合部90とを有して、フライバックトランス100をキャビネット200に連結することに用いられる。
図2は図1のII矢視方向から見た第1結合部20の正面図、図3は図2のIII−III線に沿う部分の垂直断面図である。
第1結合部20は、矩形の前板31と、その前板31の左右の端部とから立ち上げられている左右の側板33,33と、前板31の上端部から立ち上げられて左右の側板33,33の上端部間に亘る上板32とを備えた囲枠部30を有している。この囲枠部3は、上板32と左右の側板33,33とによって囲まれた後面が開放されていることと併せて、左右の側板33,33の下端相互間も開放されている。そして、この囲枠部3が、図1に示したフライバックトランス100の横向きボス110に嵌合可能になっている。
また、第1結合部20は、囲枠部20の前板31に形成された取付けビス120(図1参照)のビス挿通孔35を有している。この実施形態では、ビス挿通孔35を前板31の下端で開放する切込み形状に形成してある。
このほか、囲枠部30には、直径や長さの異なる2種類の横向きボス110を位置規制してその横向きボス110の孔部112(図1参照)をビス挿通孔35に各別に位置合わせする位置合わせ手段40が付加されている。
次に、この実施形態で採用している位置合わせ手段40の具体的構成を図2又は図3を参照して説明する。
囲枠部30の前板31には、ビス挿通孔35の上部に設けられて下向きに延びる第1及び第2のセンターリブ51,61と、ビス挿通孔35を挟む両側対称位置に設けられた左右一対ずつの第1及び第2のサイドリブ52,62とが形成されている。このうち、第1センターリブ51と第2センターリブ61とは前板31に設けられた同一のリブによって共用されている。
ここで、図2及び図3に矢印Aで示した上下方向が、第1及び第2のセンターリブ51,61及び第1及び第2のサイドリブ52,62の長さ方向に一致し、図3に矢印Bで示した前後方向が、第1及び第2のセンターリブ51,61及び第1及び第2のサイドリブ52,62の背高方向(高さ方向)に一致するものとする。この前提の下で、図2及び図3のように、第1センターリブ51が第2センターリブ61よりも背低で長さが長くなっている。図3において、H1は第1センターリブ51の背高(高さ)を示し、H2は第2センターリブ61の背高(高さ)を示している。また、図2及び図3において、L1は第1センターリブ51の長さを示し、L2は第2センターリブ61の長さを示している。
そして、前板31の板面がフライバックトランス100の横向きボス110(図1参照)の突当り面81として形成されているのに対し、第1センターリブ51や第1サイドリブ52の頂面も横向きボス110の突当り面82として形成されている。
また、第2サイドリブ62は、囲枠部30の側板33そのものによって形成されているのに対し、第1サイドリブ52は、そのような第2サイドリブ62の内側に位置している。そして、図3に示したように、第1センターリブ51と第1サイドリブ52とが、それらに分かれている第1突片50を形成しているのに対し、第2センターリブ61と第2サイドリブ62とが、それらに分かれている第2突片60を形成している。また、第1センターリブ51の下側端面51aと、第1サイドリブ52の内向き端面52aとが、それらに分かれている第1係合面50aを形成しているのに対し、第2センターリブ61の下側端面61aと、第2サイドリブ62の内向き端面62aとが、それらに分かれている第2係合面60aを形成している。そして、第1係合面50aと第2係合面60aとによって、位置合わせ手段40が形成されている。
図1を参照して既述したように、フライバックトランス100の横向きボス110は、メーカによってその直径寸法Dや長さ寸法Lが相違しているけれども、それを大別すると、直径寸法Dの小さな径小の横向きボス110は長さ寸法Lが長く、直径寸法Dの大きな径大の横向きボス110は長さ寸法Lが短いという2種類のサイズに分かれる傾向がある。そこで、以下では、前者のように径小で長さの長い横向きボス110を第1横向きボス110Aといい、後者のように径大で長さの短い横向きボス110を第2横向きボス110Bという。
上記した位置合わせ手段40において、第1センターリブ51の下側端面51aと第1サイドリブ52の内向き端面52aとに分かれている第1係合面50aが、第1横向きボス10A(図4、図5参照)を形成していて、前板31の板面によって形成されている突当り面81が、その第1横向きボス110Aを受け止めるようになっている。また、第2センターリブ61の下側端面61aと第2サイドリブ62の内向き端面62aとに分かれている第2係合面60aが、第2横向きボス110B(図6、図7参照)を形成していて、第1センターリブ51の頂面や第1サイドリブ52の頂面によって形成されている突当り面82が、その第2横向きボス110Bを受け止めるようになっている。そして、前板の板面(突当り面81)と第1センターリブ51の頂面との段差寸法、及び、上記前板の板面(突当り面81)と第1サイドリブ52の頂面との段差寸法が、第1横向きリブ110Aと第2横向きリブ110Bの長さの差に見合う寸法に定められている。そして、上記各段差寸法は、図3に示した第1センターリブ51や第1サイドリブ52の背高(高さ)に一致している。
さらに、この実施形態では、第1サイドリブ52の下端部に傾斜ガイド面53を形成してある。この傾斜ガイド面53は、囲枠部30を下降させて第2横向きボス110Bに嵌合させるときに、その第2横向きボス110Bを第1サイドリブ52の頂面(突当り面82)に乗り上がらせることに役立つ。
次に、図4〜図7を参照して上記位置合わせ手段40の作用を説明し、図8及び図9を参照して取付け作業を説明する。
図4は位置合わせ手段40によって第1横向きボス110Aが位置合わせされている状態を示した図2に相当する正面図、図5は同状態を示した図3に相当する垂直断面図であり、図6は位置合わせ手段40によって第2横向きボス110Bが位置合わせされている状態を示した図2に相当する正面図、図7は同状態を示した図3に相当する垂直断面図である。また、図8及び図9は第2横向きボス110Bに対する取付け作業手順の一例を示した説明図である。
図4又は図5のように、直径寸法Dが短くて長さLの長い第1横向きボス110A、すなわち、径小で長さの長い第1横向きボス110Aに、囲枠部30を適正に結合した状態では、囲枠部30が第1横向きボス110Aに嵌合している。この嵌合状態において、第1横向きボス110Aの外周面には、第1係合面50aを形成している第1センターリブ51の下側端面51aと左右一対の第1サイドリブ52の内側端面52aとが3箇所で係合している。また、第1横向きボス110Aは、前板31の板面によって形成されている突当り面81に突き合わされている。そして、上記した第1係合面50aによって形成されている位置合わせ手段40の作用によって第1横向きボス110Aの孔部130が囲枠部30の前板31に備わっているビス挿通孔35に位置合わせされている。この場合において、第1センターリブ51の下側端面51aと左右一対の第1サイドリブ52の内側端面52aによって形成されている第1係合面50aは、第1横向きボス110Aの外周面の3箇所に接触している必要は必ずしもなく、第1係合面50aが第1横向きボス110Aの外周面に微少な隙間を隔てて対向している状態であってもよく、その状態でも、第1横向きボス110Aの孔部130がビス挿通孔35に位置合わせされる。したがって、ビス挿通孔35に挿通させた取付けビス120を第1横向きボス110Aの孔部130に容易にねじ込んで締め付けることが可能であり、そうすることによって第1横向きボス110Aが囲枠部30を有する第1結合部20にビス止めされる。
第1横向きボス110Aに囲枠部30を嵌合させる作業は、囲枠部30を第1横向きボス110Aの上方から下降させて行っても、囲枠部30を第1横向きボス110Aの手前側(前側)からその第1横向きボス110Aに近付けて行ってもよい。
図6又は図7のように、直径寸法Dが長くて長さLの短い第2横向きボス110B、すなわち、径大で長さの短い第2横向きボス110Bに、囲枠部30を適正に結合した状態では、囲枠部30が第2横向きボス110Bに嵌合している。この嵌合状態において、第2横向きボス110Bの外周面には、第2係合面60aを形成している第2センターリブ61の下側端面61aと左右一対の第2サイドリブ62の内側端面62aとが3箇所で係合している。また、第2横向きボス110Bは、第1センターリブ51の頂面や第1サイドリブ52の頂面によって形成されている突当り面82に突き合わされている。そして、上記した第2係合面60aによって形成されている位置合わせ手段40の作用によって第2横向きボス110Bの孔部140が囲枠部30の前板31に備わっているビス挿通孔35に位置合わせされている。この場合において、第1係合面60aは、第2横向きボス110Bの外周面の3箇所に接触している必要は必ずしもなく、第2係合面60aが第1横向きボス110Bの外周面に微少な隙間を隔てて対向している状態であってもよく、その状態でも、第2横向きボス110Bの孔部140がビス挿通孔35に位置合わせされる。したがって、ビス挿通孔35に挿通させた取付けビス120を第2横向きボス110Bの孔部140に容易にねじ込んで締め付けることが可能であり、そうすることによって第2横向きボス110Bが囲枠部30を有する第1結合部20にビス止めされる。
第2横向きボス110Bに囲枠部30を嵌合させる作業は、囲枠部30を第2横向きボス110Bの上方から下降させて行っても、囲枠部30を第2横向きボス110Bの手前側(前側)からその第2横向きボス110Bに近付けて行ってもよい。
囲枠部30を第2横向きボス110Bの上方から下降させて第2横向きボス110Bに囲枠部30を嵌合させる作業の手順の一例を図8及び図9に示してある。図8は手順の初期段階を示した説明図、図9は囲枠部30を第2横向きボス110Bに嵌合させた状態を示した説明図である。図8のように、手順の初期段階では、第2横向きボス110Bの上方から囲枠部30を下降させる。このときに、図示のように、第1サイドリブ52の傾斜ガイド面53を第2横向きボス110Bの先端に乗せ掛けるようにすると、その傾斜ガイド面53の案内作用によって、第2横向きボス110Bが第1サイドリブ52の頂面や第1センターリブ51の頂面によって形成されている突当り面82に容易に乗り上がる。そのために、第2横向きボス110Bに囲枠部30を嵌合させる作業を容易にしかも正確に行うことができるようになる。
以上説明した実施形態に係るホルダー10にあっては、図1によって判るように、第2結合部90が電気機器筐体であるキャビネット200に取付けビス210を用いてビス止めによって固着される。
以上のようにして、ホルダー10を、図1に示したフライバックトランス100の横向きボス110とキャビネット200とにそれぞれビス止めしておくことによって、フライバックトランス100の上部がキャビネット200に支えられるために、フライバックトランス100の取付け強度が向上する。
この実施形態では、第1横向きボス110Aと第2横向きボス110Bの長さ差が、2つの突当り面81,82の段差(第1センターリブ51の高さH1)によって吸収される。そのために、横向きボス100の軸方向での横向きボス110の根元とキャビネット200に対するねじ止め箇所との距離が同一である場合には、その横向きボス100が、細くて長い第1横向きボス110Aであっても、太くて短い第2横向きボス110Bであっても、ホルダー10の第1結合部20を横向きボス110にビス止めすることが可能になる。さらに、上記囲枠部30はその上板32と左右の側板33,33とによって囲まれた後面が開放されていて、成形後の離型の障害になるアンダーカット部分を持たないので、成形性にも優れている。
また、この実施形態では、第1係合面50aを、第1センターリブ51と第1サイドリブ52とに分かれている第1突片50に具備させてあり、第2係合面60aを、第2センターリブ61と第2サイドリブ62とに分かれている第2突片60に具備させてある。一方、第1係合面や第2係合面を、囲枠部30の前板31の肉厚を内外で2段階に変化させて階段状に形成することも可能である。しかし、ホルダー10の軽量化を図る上では、実施形態の構成にすることが好ましい。
本発明の実施形態に係るフライバックトランス保持装置などを示した概略分解斜視図である。 図1のII矢視方向から見た第1結合部の正面図である。 図2のIII−III線に沿う部分の垂直断面図である。 第1横向きボスが位置合わせされている状態を示した図2に相当する正面図である。 第1横向きボスが位置合わせされている状態を示した図3に相当する垂直断面図である。 第2横向きボスが位置合わせされている状態を示した図2に相当する正面図である。 第2横向きボスが位置合わせされている状態を示した図3に相当する垂直断面図である。 第2横向きボスに対する取付け作業手順の初期段階を示した説明図である。 第2横向きボスに対する取付け作業手順の最終段階を示した説明図である。 フライバックトランスの基本的な外観状態を示した概略斜視図である。
符号の説明
10 フライバックトランス保持装置(ホルダー)
20 第1結合部
30 囲枠部
31 前板
33 側板
35 ビス挿通孔
40 位置合わせ手段
50 第1突片
50a 第1係合面
51 第1センターリブ
51a 第1センターリブの下側端面
52 第1サイドリブ
52a 第1サイドリブの内向き端面
53 傾斜ガイド面
60 第2突片
60a 第2係合面
61 第2センターリブ
62 第2サイドリブ
61a 第2センターリブの下側端面
62a 第2サイドリブの内向き端面
81,82 突当り面
90 第2結合部
100 フライバックトランス
110 横向きボス
110A 第1横向きボス
110B 第2横向きボス
120 取付けビス
130,140 孔部
200 電気機器筐体(キャビネット)

Claims (9)

  1. フライバックトランスの上部の円柱状の横向きボスにビス止めされる第1結合部と電気機器筐体に固着される第2結合部とを有して、フライバックトランスを電気機器筐体に連結することに用いられるフライバックトランス保持装置であって、
    上記第1結合部は、上記横向きボスに嵌合される囲枠部と、この囲枠部の前板に開設されてその囲枠部を嵌合した上記横向きボスにねじ込まれる取付けビスのビス挿通孔とを有し、上記囲枠部に、直径の異なる第1及び第2の2種類の上記横向きボスを位置規制してその横向きボスの孔部を上記挿通孔に各別に位置合わせする位置合わせ手段が付加されていることを特徴とするフライバックトランス保持装置。
  2. 上記位置合わせ手段が、径小な第1横向きボスの外周面に係合してその第1横向きボスの孔部を上記挿通孔に位置合わせする第1係合面と、径大な第2横向きボスの外周面に係合してその第1横向きボスの孔部を上記挿通孔に位置合わせする第2係合面と、を有している請求項1に記載したフライバックトランス保持装置。
  3. 上記第1係合面が、上記前板部の複数箇所に設けられて上記第1横向きボスの外周面の複数箇所に係合可能なリブ状の第1突片に具備され、上記第2係合面が、上記前板部の複数箇所に設けられて上記第2横向きボスの外周面の複数箇所に係合可能なリブ状の第2突片に具備されている請求項2に記載したフライバックトランス保持装置。
  4. 第1係合面を具備している上記第1突片が、ビス挿通孔の上部に設けられて下向きに延びる第1センターリブと、上記ビス挿通孔を挟む両側に設けられて下向きに延びる一対の第1サイドリブとに分かれていて、上記第1係合面が、第1センターリブの長さ方向一端に備わっている下側端面と、一対の第1サイドリブのそれぞれの内向き端面とによって形成されている請求項3に記載したフライバックトランス保持装置。
  5. 第2係合面を具備している上記第2突片が、ビス挿通孔の上部に設けられて下向きに延びる第2センターリブと、上記ビス挿通孔を挟む両側に設けられて下向きに延びる一対の第2サイドリブとに分かれていて、上記第2係合面が、第2センターリブの長さ方向一端に備わっている下側端面と、一対の第2サイドリブのそれぞれの内向き端面とによって形成されている請求項4に記載したフライバックトランス保持装置。
  6. 第1及び第2の各センターリブが上記前板に設けられた同一のリブによって共用され、第1センターリブが第2センターリブよりも背低で長さが長くなっていると共に、上記前板の板面が上記第1横向きボスの突当り面として形成され、かつ、第1センターリブの頂面が上記第2横向きボスの突当り面として形成されている請求項5に記載したフライバックトランス保持装置。
  7. 上記前板の板面と第1センターリブの頂面との段差寸法、及び、上記前板の板面と第1サイドリブの頂面との段差寸法が、第1横向きリブと第2横向きリブの長さの差に見合う寸法に定められている請求項6に記載したフライバックハウジング保持装置。
  8. 上記前板の両端から側板が立ち上げられていて、それらの側板が一対の上記第2サイドリブとして用いられている請求項5ないし請求項7のいずれか1項に記載したフライバックハウジング保持装置。
  9. 上記囲枠部が、上記前板の両端から立ち上げられた側板とそれらの側板の上端部間に亘る上板とを備えて上記側板の下端相互間が開放され、かつ、上記ビス挿通孔が上記前板の下端で開放する切込み形状に形成されていると共に、上記第1サイドリブの下端部に、上記囲枠部を下降させて第2横向きボスに嵌合させるときにその第2横向きボスを第1サイドリブの頂面に乗り上がらせるための傾斜ガイド面が形成されている請求項8に記載したフライバックトランス保持装置。
JP2007229100A 2007-09-04 2007-09-04 フライバックトランス保持装置 Ceased JP2009064816A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007229100A JP2009064816A (ja) 2007-09-04 2007-09-04 フライバックトランス保持装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007229100A JP2009064816A (ja) 2007-09-04 2007-09-04 フライバックトランス保持装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2009064816A true JP2009064816A (ja) 2009-03-26

Family

ID=40559184

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007229100A Ceased JP2009064816A (ja) 2007-09-04 2007-09-04 フライバックトランス保持装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2009064816A (ja)

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58218107A (ja) * 1982-06-11 1983-12-19 Matsushita Electric Ind Co Ltd トランス取付装置
JPS59161538U (ja) * 1983-04-09 1984-10-29 ソニー株式会社 円盤状記録媒体のロ−デイング機構
JPS59178994U (ja) * 1983-05-18 1984-11-29 松下電器産業株式会社 洗濯機等の表示装置
JPH0388368U (ja) * 1989-12-27 1991-09-10
JPH10326712A (ja) * 1997-05-26 1998-12-08 Fuji Electric Co Ltd 樹脂モールド変圧器
JP2002050415A (ja) * 2000-08-07 2002-02-15 Jeco Co Ltd 車輌用電流検出装置
JP2004114169A (ja) * 2002-09-24 2004-04-15 Akamatsu Sangyo Kk けがき用治具およびけがき方法

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58218107A (ja) * 1982-06-11 1983-12-19 Matsushita Electric Ind Co Ltd トランス取付装置
JPS59161538U (ja) * 1983-04-09 1984-10-29 ソニー株式会社 円盤状記録媒体のロ−デイング機構
JPS59178994U (ja) * 1983-05-18 1984-11-29 松下電器産業株式会社 洗濯機等の表示装置
JPH0388368U (ja) * 1989-12-27 1991-09-10
JPH10326712A (ja) * 1997-05-26 1998-12-08 Fuji Electric Co Ltd 樹脂モールド変圧器
JP2002050415A (ja) * 2000-08-07 2002-02-15 Jeco Co Ltd 車輌用電流検出装置
JP2004114169A (ja) * 2002-09-24 2004-04-15 Akamatsu Sangyo Kk けがき用治具およびけがき方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR102248085B1 (ko) 자동차용 카메라 모듈
JP2001155826A (ja) パネルへのコネクタ取付構造
JP2008129369A (ja) 薄型表示装置の電源スイッチ取付構造
JP5011157B2 (ja) 電子基板の保持構造
WO2013132674A1 (ja) ワイヤーホルダー取付構造及び表示装置
JP2012191082A (ja) 壁掛け金具取付け部材の装着部構造
EP3499285A1 (en) Lens driving device, camera device and electronic apparatus background of the invention
JP2009064816A (ja) フライバックトランス保持装置
JP2007194318A (ja) Dinレール取付け型電気機器の取付け構造
CN210306167U (zh) 一种双头气体保护焊机组
KR200486056Y1 (ko) 와이어하네스용 가변지그
JP2006237771A (ja) スピーカユニット、スピーカ装置及びスピーカシステム
CN213278653U (zh) 碳刷盒
CN215498980U (zh) 一种具有防护性能的易拆装光纤收发器
CN220933897U (zh) 一种变压器树脂限位座
JP5682696B1 (ja) 電気コネクタの取付構造
CN210327883U (zh) 一种新型扬声器
JP5464593B2 (ja) 照明器具
CN208489158U (zh) 断路器安装结构
JP2010272486A (ja) ジャック型端子の取付構造
JP2012022859A (ja) スイッチボックス
JPS6133749Y2 (ja)
CN108668186A (zh) 电子设备
CN102983040A (zh) 一种直接安装式中间继电器
JP2005174687A (ja) コネクタの取付構造

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100128

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100202

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100315

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20101012

A045 Written measure of dismissal of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A045

Effective date: 20110222