JP2004226081A - 電流センサ、電流センサの取り付け構造、及びブラケット - Google Patents
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Abstract
【解決手段】電流センサ1の複数箇所に設けた一対の係止突起11,12の何れかにブラケット2の貫通孔17,17を係止させ、ブラケット2の一対の挟持部材15,16で電流センサ1を挟持させる。そして、このようにして電流センサ1に係止させたブラケット2をエンジンルーム内のボディ5に設けられた固定部3に固定することにより、ハーネス4に対して電流センサ1が取り付けられる。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、車載バッテリの残存容量を監視するために取り付けられる電流センサ及び電流センサの取り付け構造及びブラケットに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、自動車の電装品が増加し、その分バッテリの消耗が激しくなっていることから、バッテリの残存容量を監視するための電流センサが車両に取り付けられている(例えば特許文献1、2、3参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開2001−272422号公報
【0004】
【特許文献2】
特開2002−141050号公報
【0005】
【特許文献3】
特開2002−141054号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
前記電流センサは、電流検出回路に接続されるコネクタを有しているが、近年、エンジンルーム内が過密化した状態にあり、電流センサを取り付けるスペースが狭くなっていることから、電流センサの取り付けの向きによっては、このコネクタが取り付けの妨げとなるおそれがある。したがって、エンジンルーム内のレイアウトによって、電流センサの取り付けの向きを変えてこれを取り付ける必要性がある。しかしながら、上記従来技術では、コネクタが取り付けの妨げとならないように電流センサの取り付けの向きを自由に変えることができないことから、エンジンルーム内のレイアウトに応じた部材を製造しなければならず、汎用性を有していないという問題点を有している。
【0007】
また、上記従来技術にあっては、電流センサが剛体に対して固定されるような構造を有していないことから、電流センサの予想外の振れによって感度に影響を来してしまい、その結果正確な検出ができなくなるおそれがある。
【0008】
本発明の目的は、エンジンルーム内のレイアウトに左右されない汎用性を有する電流センサを提供することにある。
【0009】
本発明の他の目的は、正確な検出ができる電流センサの取り付け構造及びブラケットを提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明に係る電流センサは、電流検出対象近傍の固定部に固定されるブラケットを備えるとともに、該ブラケットに対する係止位置を自由に変えられる係止部を形成したことを特徴とする。
【0011】
このような請求項1に記載の本発明によれば、電流センサを電流検出対象に取り付けるには、電流センサの取り付け向きが、該電流センサのコネクタによって取り付けが妨げられない向きとなる係止位置の係止部に前記ブラケットを係止させるとともに、係止部に係止させたブラケットを電流検出対象近傍の固定部に固定する。したがって、上記構成によれば、エンジンルーム内のレイアウトに応じて、電流センサを取り付ける向きを変えることができる汎用性のある電流センサを提供することができる。
【0012】
請求項2に記載の発明に係る電流センサは、前記係止部を、複数箇所に設けた係止手段によって構成したことを特徴とする。
【0013】
このような請求項2に記載の本発明によれば、電流センサを電流検出対象に取り付けるには、前記複数箇所に設けた係止手段のうち、電流センサをそのコネクタによって取り付けが妨げられない向きで取り付けることができる係止手段に、前記ブラケットを係止させるとともに、該ブラケットを前記電流検出対象近傍の固定部に固定する。したがって、上記構成によれば、エンジンルーム内のレイアウトに応じて、電流センサを取り付ける向きを変えることができる汎用性のある電流センサを提供することができる。
【0014】
請求項3に記載の発明に係る電流センサは、前記ブラケットを介して剛体に固定したことを特徴とする。
【0015】
このような請求項3に記載の本発明によれば、ブラケットを介して剛体に取り付けられた電流センサの振れが少なくなり、電流センサの感度に影響を来すことが少なくなるので、正確な検出をすることができる。
【0016】
請求項4に記載の発明に係る電流センサは、前記電流検出対象を非接触状態で配置することが可能な貫通孔を形成したことを特徴とする。
【0017】
このような請求項4に記載の本発明によれば、前記貫通孔内に電流検出対象を配置して電流の検出を行う。そして、電流検出対象を非接触にて配置することが可能であるので、様々な電流検出対象に対応することができ、汎用性を持たせることができる。
【0018】
請求項5に記載の発明に係る電流センサは、前記貫通孔内に少なくとも一部を挿通した前記ブラケットの、該挿通した一部に、前記貫通孔内に配置した電流検出対象を固定するための固定部を形成したことを特徴とする。
【0019】
このような請求項5に記載の本発明によれば、前記固定部に貫通孔内に配置した前記電流検出対象を固定することにより、該電流検出対象を電流検出部分である貫通孔に対して固定することができる。これにより、正確な検出を行うことができる。また、このような固定手段は、エンジンルーム内に、電流検出部分に対して電流検出対象を固定するための手段を設けるスペースがない場合に特に有効である。
【0020】
請求項6に記載の発明に係る電流センサは、前記ブラケットに形成した挟持部によって前記係止部を形成したセンサケースを挟持可能に構成したことを特徴とする。
【0021】
このような請求項6に記載の本発明によれば、ブラケットを電流センサに係止させた際に前記挟持部によって電流センサが挟持される。したがって、電流センサを、ブラケットに対して安定して係止することができる。
【0022】
請求項7に記載の発明に係る電流センサの取り付け構造は、電流センサに形成した係止部にブラケットを係止させるとともに、該係止部に係止させたブラケットを、電流検出対象近傍の剛体に固定することを特徴とする。
【0023】
このような請求項7に記載の本発明によれば、電流センサはブラケットを介して剛体に固定される。これにより、電流センサの振れが少なくなり、電流センサの感度に影響を来すことが少なくなるので、正確な検出をすることができる。
【0024】
請求項8に記載の発明に係る電流センサの取り付け構造は、前記電流センサに、前記電流検出対象を非接触状態で配置することが可能な貫通孔を形成したことを特徴とする。
【0025】
このような請求項8に記載の本発明によれば、前記貫通孔内に電流検出対象を配置して電流の検出を行う。そして、電流検出対象を非接触にて配置することが可能であるので、様々な電流検出対象に対応することができ、汎用性を持たせることができる。
【0026】
請求項9に記載の発明に係る電流センサの取り付け構造は、前記貫通孔内に前記電流センサに係止させたブラケットの少なくとも一部を挿通し、該ブラケットの貫通孔内に挿通した一部に、前記貫通孔内に配置した電流検出対象を固定するための固定部を形成したことを特徴とする。
【0027】
このような請求項9に記載の本発明によれば、前記固定部に前記電流検出対象を固定することにより、該電流検出対象を電流検出部分である貫通孔に対して固定することができる。これにより、正確な検出を行うことができる。また、このような固定手段は、エンジンルーム内に、電流検出部分に対して電流検出対象を固定するための手段を設けるスペースがない場合に特に有効である。
【0028】
請求項10に記載の発明に係る電流センサの取り付け構造は、前記ブラケットは、前記電流センサを挟持する挟持部を有することを特徴とする。
【0029】
このような請求項10に記載の本発明によれば、ブラケットを電流センサに係止させた際に前記挟持部によって電流センサが挟持される。したがって、電流センサを、ブラケットに対して安定して係止させることができる。これにより、ブラケットを介して剛体に固定されている電流センサの振れを一層少なくすることができ、より一層正確な検出をすることが可能となる。
【0030】
請求項11に記載の発明に係るブラケットは、電流センサを挟持する挟持部を有し、前記電流センサに形成した係止部に係止して該電流センサを前記挟持部で挟持するとともに、電流検出対象近傍の剛体に固定されることを特徴とする。
【0031】
このような請求項11に記載の本発明によれば、前記電流センサがブラケットを介して剛体に固定される。しかもそのブラケットは、電流センサを前記挟持部で挟持した状態で電流センサに係止するので、ブラケットに対して電流センサが安定して係止される。このようなことから、電流センサの振れが少なくなり、電流センサの感度に影響を来すことが少なくなるので、正確な検出をすることができる。
【0032】
請求項12に記載の発明に係るブラケットは、前記挟持部を、平板状に形成された一対の挟持部材で構成し、該一対の挟持部材で、前記係止部の平面部分を挟持させることを特徴とする。
【0033】
このような請求項12に記載の本発明によれば、電流センサに係止させたブラケットの挟持部により、前記電流センサが安定して挟持される。
【0034】
請求項13に記載の発明に係るブラケットは、前記電流検出対象を非接触状態で配置可能となるように前記電流センサに形成した貫通孔内に少なくとも一部が挿通され、該貫通孔に挿通された一部に、前記電流検出対象を固定するための固定部を形成したことを特徴とする。
【0035】
このような請求項13に記載の本発明によれば、前記固定部に前記電流検出対象を固定することにより、該電流検出対象を電流検出部分である貫通孔に対して固定することができる。これにより、正確な検出を行うことができる。また、このような固定手段は、エンジンルーム内に、電流検出部分に対して電流検出対象を固定するための手段を設けるスペースがない場合に特に有効である。
【0036】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態の一例について説明する。
図1は電流センサの取り付け例を示す斜視図、図2は図1に示す電流センサ及びブラケットの斜視図、図3は図2に示す状態から電流センサにブラケットを係止させた状態を示す図、図4及び図5は電流センサへのブラケットの係止位置を変えた例を示す図である。
【0037】
図において、引用符号1は電流センサであり、この電流センサ1は、該電流センサ1に係止したブラケット2を介して固定部3に固定され、電流検出対象であるハーネス4に対して取り付けられるようになっている。本例では、固定部3はエンジンルーム内のボディ5に設けられており、固定部3を構成するスタッドボルト6に、電流センサ1に係止させたブラケット2を固定して、剛体であるボディ5に対し、電流センサ1が固定されるようになっている。
【0038】
前記電流センサ1は、本例においては外形形状が直方体形状に形成されたセンサケース7を有しており、該センサケース7内に、図示しないコア及びホール素子が備えられていて、コアにハーネス4に流れる電流の強弱に応じた磁束が発生すると、その磁束がホール素子によって検知されその結果検出が行えるように構成されている。なお、引用符号8はコネクタであり、このコネクタ8に、図示しない電流検出回路に接続されるケーブル9の端末に設けられたコネクタ(不図示)が接続されるようになっている。
【0039】
このような電流センサ1には、貫通孔10が形成されている。この貫通孔10は、四角形状となっていて、センサケース7の側面と貫通孔10内の壁面とが平行になるように形成されている。さらに、貫通孔10は、電流検出対象(本例においてはハーネス4)を非接触状態で配置することができるように形成されており、電流検出対象よりも十分に大きく形成されている。
【0040】
そして、センサケース7の側面と貫通孔10内の壁面には、前記ブラケットが係止する係止突起11,12(請求項にいう係止手段)が対になって設けられている。かかる一対の係止突起11,12には、ブラケット2を係止させ易いようにテーパ面13が形成されている。そして、センサケース7の側面に設けられている係止突起11は、コネクタ8が設けられた側面以外の三面に設けられている。また、貫通孔10内の壁面に設けられている係止突起12は、貫通孔10内のコネクタ8側の壁面以外の三面に設けられている。なお、このようにして三箇所に設けられた一対の係止突起11,12の全てで請求項にいう係止部を構成している。
【0041】
このように設けられた一対の係止突起11,12により、電流センサ1に対するブラケット2の係止位置を変えることが可能となっている(図4参照)。言い換えれば、電流センサ1は、固定部3に固定されたブラケット2に対する係止位置を変えることができ、電流検出対象への取り付け向きが変えられるようになっている。
【0042】
前記ブラケット2は、金属製の平板を折り曲げて略コの字状に形成されている。かかるブラケット2は、基部14の両端から平行に延びて形成される一対の挟持部材15,16を備えている。
【0043】
前記一対の挟持部材15,16は、ブラケット2を電流センサ1に係止させた時に電流センサ1を挟持する挟持部を構成しており、各挟持部材15,16には、前記係止突起11,12に係止する貫通孔17がそれぞれ形成されている。そして、このような一対の挟持部材15,16のうち、一方の挟持部材16は、他方の挟持部材15よりも長く形成されており、一方の挟持部材16の先端部には、固定部3のスタッドボルト6を挿通するための貫通孔18が形成されている。
【0044】
本例においては、一方の挟持部材16が電流センサ1の貫通孔10内に挿通されるようになっており、かかる一方の挟持部材16には、貫通孔10内に配置したハーネス4を固定するための固定部を構成する貫通孔19が形成されている。この貫通孔19にハーネス4に取り付けた既知の構成のハーネス固定クリップ20を挿通してハーネス4が挟持部材16に固定されるようになっている。
【0045】
次に、電流センサ1の取り付けについて説明する。なお、以下では、図1において、固定部3よりも上側にしかコネクタを位置させることができるスペースがない場合の取り付け例について説明する。
【0046】
先ず、ブラケット2を電流センサ1の一対の係止突起11,12に前記テーパ面13側から係止させる。具体的には、前記ブラケット2の一方の挟持部材16を、電流センサ1の係止突起12のテーパ面13側から貫通孔10内に挿通するとともに、電流センサ1を取り付ける向きを考慮して、三箇所に設けられた係止突起11,12のうちの、コネクタ8に対して図面向かって右側に設けられた係止突起11,12に、各挟持部材15,16の貫通孔17,17を係止させる。このとき、係止突起12が形成されている貫通孔10内の壁面(平面部分)に平板状の一方の挟持部材16が当接するとともに、係止突起11が形成されている電流センサ1の側面(平面部分)に平板状の他方の挟持部材15が当接して、これら一対の挟持部材15,16によって電流センサ1が挟持される。
【0047】
次に、ブラケット2を係止させた電流センサ1の貫通孔10内にハーネス4を挿通する。そして、ハーネス4に取り付けたハーネス固定クリップ20を、前記一方の挟持部材16の貫通孔19に挿通することにより、前記貫通孔10内に配置したハーネス4を一方の挟持部材16に固定する。
【0048】
そして、このような状態のブラケット2の貫通孔18に固定部3のスタッドボルト6を挿通してナット21を締め付けることにより、電流センサ1が剛体であるエンジンルーム内のボディ5に対して固定されるとともに、電流検出対象であるハーネス4に対して取り付けられる。
【0049】
そして、このようにして電流検出対象であるハーネス4に対して取り付けられた電流センサ1においては、ハーネス4が配置された貫通孔10内が電流検出部となって検出を行う。
【0050】
なお、以上説明した取り付け例では、図1において固定部3に対して上側にコネクタ8を位置させることができるスペースがある場合の取り付け例について説明したが、電流センサ1を取り付ける場所に応じて、図4に示すように、電流センサ1へのブラケット2の係止位置を変える。また、上記取り付け例では、ブラケット2を構成する一対の挟持部材15,16のうち一方の挟持部材16を貫通孔10内に挿通しているが、他方の挟持部材15を貫通孔10内に挿通してもよい。例えば、図1に示すような固定部3に固定する場合に、固定部3の側方にしかコネクタ8を位置させることができるスペースがない場合には、図4及び図5に示すように、三箇所に設けられた係止突起11,12のうち、コネクタ8とは反対側の位置の係止突起11,12にブラケット2を係止させる。このとき、図示するように他方の挟持部材15を貫通孔10内に挿入してもよい。このような係止位置に係止させたブラケット2を固定部3に固定することにより、固定部3の側方にコネクタ8が位置するような向きに電流センサ1が取り付けられ、コネクタ8が取り付けの妨げとならない。
【0051】
以上説明したように、本発明によれば、エンジンルーム内のレイアウトに応じて、電流センサ1を取り付ける向きを変えることができる汎用性のある電流センサを提供することができる。
【0052】
また、電流センサ1は、ブラケット2を介して剛体に取り付けられるので、電流センサ1の振れが少なくなり、電流センサ1の感度に影響が来すことが少なくなるので、正確な検出をすることができる。さらに、一対の挟持部材15,16によって電流センサ1が挟持されるので電流センサ1にブラケット2が安定して係止される。しかも、係止突起12が形成されている貫通孔10内の壁面(平面部分)に平板状の一方の挟持部材16が当接するとともに、係止突起11が形成されている電流センサ1の側面(平面部分)に平板状の他方の挟持部材15が当接した状態で挟持されているので、安定して挟持される。このようなことから、電流検出対象に対する電流センサ1の振れが一層少なくなり、一層正確な検出を行うことができる。
【0053】
また、貫通孔10内に電流検出対象であるハーネス4を非接触にて配置することが可能であるので、様々な電流検出対象に対応することができ、汎用性を持たせることができる。
【0054】
また、電流センサ1に係止したブラケット2の挟持部材16に、貫通孔10内に配置したハーネス4を固定することができるので、該ハーネス4が電流検出部分である貫通孔10に対して固定される。これにより、正確な検出を行うことができる。また、このような固定手段であれば、エンジンルーム内に、電流検出部分に対して電流検出対象を固定するための手段を設けるスペースがない場合に特に有効である。
【0055】
なお、上記実施の形態においては、係止突起11,12が複数箇所に形成されているが、電流センサ1の振れを少なくして正確な検出を行うという課題を解決するだけであれば、係止突起は一箇所に設けられていればよい。
【0056】
また、ブラケット2を係止させるための係止手段は、一対の係止突起に限られるものではない。例えば、一対ではなく、単独の係止突起であってもよい。この場合、係止突起に係止させる貫通孔は1つ形成されていればよい。
【0057】
また、上記実施の形態では、ハーネス4は、ブラケット2の一方の挟持部材16に固定されているが、電流検出部に対してハーネス4が固定されていれば、このような構成には限られない。
【0058】
また、電流センサ1の外形形状は直方体形状に限られるものではなく、さらに貫通孔10の形状は四角形状に限られるものではない。
【0059】
その他、電流センサ1及びブラケット2は、本発明の要旨を変更しない範囲であれば、上記構成のものに限られるものではない。
【0060】
【発明の効果】
以上説明したように請求項1に記載の発明によれば、エンジンルーム内のレイアウトに応じて、電流センサを取り付ける向きを変えることができる汎用性のある電流センサを提供することができる。
【0061】
請求項2に記載の発明によれば、エンジンルーム内のレイアウトに応じて、電流センサを取り付ける向きを変えることができる汎用性のある電流センサを提供することができる。
【0062】
請求項3に記載の発明によれば、ブラケットを介して剛体に取り付けられた電流センサの振れが少なくなり、電流センサの感度に影響を来すことが少なくなるので、正確な検出をすることができる。
【0063】
請求項4に記載の発明によれば、様々な電流検出対象に対応することができ、汎用性を持たせることができる。
【0064】
請求項5に記載の発明によれば、電流検出対象を電流検出部分である貫通孔に対して固定することができる。これにより、正確な検出を行うことができる。そして、エンジンルーム内に、固定手段を設けるスペースがない場合であっても、電流検出部分に対して電流検出対象を固定することが可能である。
【0065】
請求項6に記載の発明によれば、電流センサを、ブラケットに対して安定して係止することができる。
【0066】
請求項7に記載の発明によれば、ブラケットを介して剛体に固定された電流センサの振れが少なくなり、電流センサの感度に影響を来すことが少なくなるので、正確な検出をすることができる。
【0067】
請求項8に記載の発明によれば、様々な電流検出対象に対応することができ、汎用性を持たせることができる。
【0068】
請求項9に記載の発明によれば、電流検出対象を電流検出部分である貫通孔に対して固定することができる。これにより、正確な検出を行うことができる。そして、エンジンルーム内に、固定手段を設けるスペースがない場合であっても、電流検出部分に対して電流検出対象を固定することが可能である。
【0069】
請求項10に記載の発明によれば、ブラケットを介して剛体に固定されている電流センサの振れを一層少なくすることができ、より一層正確な検出をすることが可能となる。
【0070】
請求項11に記載の発明によれば、電流センサの振れが少なくなり、電流センサの感度に影響を来すことが少なくなるので、正確な検出をすることができる。
【0071】
請求項12に記載の発明によれば、電流センサに係止させたブラケットの挟持部により、前記電流センサが安定して挟持される。
【0072】
請求項13に記載の発明によれば、電流検出対象を電流検出部分である貫通孔に対して固定することができる。これにより、正確な検出を行うことができる。そして、エンジンルーム内に、固定手段を設けるスペースがない場合であっても、電流検出部分に対して電流検出対象を固定することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】電流センサの取り付け例を示す斜視図。
【図2】図1に示す電流センサ及びブラケットの斜視図。
【図3】図2に示す状態から電流センサにブラケットを係止させた状態を示す図。
【図4】電流センサへのブラケットの係止位置を変えた例を示す図。
【図5】電流センサへのブラケットの係止位置を変えた例を示す図。
【符号の説明】
1 電流センサ
2 ブラケット
3 固定部
7 センサケース
10 貫通孔
11,12 係止突起
15,16 挟持部材
19 貫通孔
Claims (13)
- 電流検出対象近傍の固定部に固定されるブラケットを備えるとともに、該ブラケットに対する係止位置を自由に変えられる係止部を形成したことを特徴とする電流センサ。
- 前記係止部を、複数箇所に設けた係止手段によって構成したことを特徴とする請求項1に記載の電流センサ。
- 前記ブラケットを介して剛体に固定したことを特徴とする請求項1又は2に記載の電流センサ。
- 前記電流検出対象を非接触状態で配置することが可能な貫通孔を形成したことを特徴とする請求項1,2又は3に記載の電流センサ。
- 前記貫通孔内に少なくとも一部を挿通した前記ブラケットの、該挿通した一部に、前記貫通孔内に配置した電流検出対象を固定するための固定部を形成したことを特徴とする請求項4に記載の電流センサ。
- 前記ブラケットに形成した挟持部によって前記係止部を形成したセンサケースを挟持可能に構成したことを特徴とする請求項1,2,3,4又は5に記載の電流センサ。
- 電流センサに形成した係止部にブラケットを係止させるとともに、該係止部に係止させたブラケットを、電流検出対象近傍の剛体に固定することを特徴とする電流センサの取り付け構造。
- 前記電流センサに、前記電流検出対象を非接触状態で配置することが可能な貫通孔を形成したことを特徴とする請求項7に記載の電流センサの取り付け構造。
- 前記貫通孔内に前記電流センサに係止させたブラケットの少なくとも一部を挿通し、該ブラケットの貫通孔内に挿通した一部に、前記貫通孔内に配置した電流検出対象を固定するための固定部を形成したことを特徴とする請求項8に記載の電流センサの取り付け構造。
- 前記ブラケットは、前記電流センサを挟持する挟持部を有することを特徴とする請求項7,8又は9に記載の電流センサの取り付け構造。
- 電流センサを挟持する挟持部を有し、前記電流センサに形成した係止部に係止して該電流センサを前記挟持部で挟持するとともに、電流検出対象近傍の剛体に固定されることを特徴とするブラケット。
- 前記挟持部を、平板状に形成された一対の挟持部材で構成し、該一対の挟持部材で、前記係止部の平面部分を挟持させることを特徴とする請求項11に記載のブラケット。
- 前記電流検出対象を非接触状態で配置可能となるように前記電流センサに形成した貫通孔内に少なくとも一部が挿通され、該貫通孔に挿通された一部に、前記電流検出対象を固定するための固定部を形成したことを特徴とする請求項11又は12に記載のブラケット。
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