JP2002050309A - 偏向ヨーク及び表示装置 - Google Patents

偏向ヨーク及び表示装置

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JP2002050309A
JP2002050309A JP2000234029A JP2000234029A JP2002050309A JP 2002050309 A JP2002050309 A JP 2002050309A JP 2000234029 A JP2000234029 A JP 2000234029A JP 2000234029 A JP2000234029 A JP 2000234029A JP 2002050309 A JP2002050309 A JP 2002050309A
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magnetic field
coil
coils
deflection
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Kazuhiko Endo
和彦 遠藤
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Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 画面の上側と下側で上下画像湾曲歪みの歪み
量が異なる場合に適切に補正できなかった。 【解決手段】 偏向ヨークの構成として、偏向ヨークの
後端側で電子ビームを垂直偏向させる補正磁界を形成す
る第1の補正コイル21Aと、偏向ヨークの後端側で電
子ビームを垂直偏向させる補正磁界を形成する第2の補
正コイル21Bと、これら第1,第2の補正コイル21
A,21Bに対して補正電流I1,I2を供給するとと
もに、垂直偏向周期1Vの前半部分Vfと後半部分Vs
で補正電流I1,I2の供給先を切り替える電流供給手
段とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、陰極線管(CR
T)を用いたテレビジョン受像機やコンピュータ用ディ
スプレイ等の表示装置に係り、特に、表示装置において
電子ビームを偏向する偏向ヨーク(Deflection Yoke;
DY)に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、陰極線管を用いた表示装置は、
電子銃から出射された電子ビームを上下左右に偏向する
偏向ヨークを備えている。偏向ヨークは、水平偏向コイ
ルと垂直偏向コイルとを有するもので、陰極線管に搭載
して用いられる。また、水平偏向コイルは、電子ビーム
を左右(水平方向)に偏向させる水平偏向磁界を形成
し、垂直偏向コイルは、電子ビームを上下(垂直方向)
に偏向させる垂直偏向磁界を形成する。
【0003】ところで、電子ビームが照射される陰極線
管の蛍光面は、周辺にいくほど偏向中心からの距離が大
きく、電子ビームを偏向させると最も距離のある四隅
(画面のコーナー部)で偏向のふれが最大となる。その
結果、電子ビームの水平及び垂直走査によって形成され
るラスター画像は、ピンクッション形(糸巻形)に歪む
ことになる。こうしたピンクッション形の画像歪みは、
画面上で縦線が湾曲して現れる左右ピンクッション歪み
と、画面上で横線が湾曲して現れる上下ピンクッション
歪みとに分けられ、それぞれ個別に補正されている。
【0004】このうち、上下ピンクッション歪みに対す
る補正手段としては、偏向ヨークの前端側(蛍光面に近
い側)に上下一対の補正マグネット(棒状の永久磁石)
を配置し、これら一対の補正マグネットによる磁界の作
用で上下ピンクッション歪みを補正する技術が知られて
いる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記一
対の補正マグネットを用いた補正技術では、例えば、垂
直偏向コイルの巻線分布にバラツキがあったり、補正マ
グネット自体の特性にバラツキがあったりすると、上下
ピンクッション歪みに対する補正量に過不足が生じる場
合があった。これにより、補正量が少なすぎた場合は、
画面上で横線が内側に湾曲するピンクッション形の画像
歪みが残り、補正量が多すぎた場合は画面上で横線が外
側に湾曲するバレル形の画像歪みが残ってしまう。以
下、画面上で横線が湾曲するピンクッション形及びバレ
ル形の画像歪みを「上下画像湾曲歪み」とも称する。
【0006】この対策としては、垂直偏向コイルに供給
される垂直偏向電流(鋸歯状波電流)に、垂直偏向周期
で変調した水平パラボラ電流を重畳させる技術が提案さ
れているが、この技術では、水平偏向周波数が変化する
マルチスキャン信号の場合に補正量を同じにすることが
困難になり、また回路構成も複雑になってコスト高を招
くという欠点があった。
【0007】そこで、偏向ヨークの後端側(電子銃に近
い側)に補正コイルを付設し、この補正コイルに垂直偏
向周期に対応した補正電流を流すことにより、上下画像
湾曲歪みを解消する技術も提案されている。
【0008】ここで、補正コイルを用いた上下画像湾曲
歪みの補正原理につき、図7を用いて説明する。この図
7においては、偏向ヨーク30にコア31及び垂直偏向
コイル32が設けられ、電子銃(不図示)から出射され
た電子ビームを垂直偏向させ、所定の軌道を描いて蛍光
面33に入射させるようになっている。そして、これら
コア31及び垂直偏向コイル32の電子銃側、即ち偏向
ヨーク30の後端側に補正コイル34が配設されてい
る。
【0009】いま、補正コイル34に垂直偏向周期の補
正電流を流さず、何らの補正磁界も発生させていない場
合に、電子ビームがK0の軌道を描いて蛍光面33に入
射するものとする。これに対して、補正コイル34に垂
直偏向周期に対応した補正電流を流すと、これによって
発生する補正磁界の向きに応じて電子ビームの軌道が次
のように変化する。即ち、垂直偏向コイル32による垂
直偏向磁界と同じ向きで補正磁界を発生させると、電子
ビームはK1の軌道を描いて蛍光面33に入射し、上記
垂直偏向磁界と反対の向きで補正磁界を発生させると、
電子ビームはK2の軌道を描いて蛍光面33に入射す
る。
【0010】このように補正コイル34が発生する補正
磁界によって電子ビームの軌道が変化すると、それに応
じて蛍光面33に対する電子ビームの入射角度θも変化
する。具体的には、電子ビームがK1の軌道を描く場
合、K0の軌道を描く場合及びK2の軌道を描く場合の
順で、入射角度θが相対的に小さくなる。
【0011】これに対して、上下画像湾曲歪みのうち、
ピンクッション形の画像歪みは、蛍光面33に対する電
子ビームの入射角度θが相対的に大きくなると歪み量が
小さくなり、逆に入射角度θが相対的に小さくなると歪
み量が大きくなる傾向にある。そのため、ピンクッショ
ン形の画像歪みが生じた場合は、補正コイル34による
補正磁界によって電子ビームの軌道をK0からK1に変
化させることにより、歪み量を小さくすることができ
る。また、バレル形の画像歪みが生じた場合は、補正コ
イル34による補正磁界によって電子ビームの軌道をK
0からK2に変化させることにより、歪み量を小さくす
ることができる。さらに、補正コイル34に流す電流の
量を制御して補正磁界の強さを調整することにより、ピ
ンクッション形及びバレル形の画像歪みをいずれも適切
に補正することが可能となる。
【0012】ところで、上記補正コイル34を用いた上
下画像湾曲歪みの補正技術にあっては、画面の上側に電
子ビームを偏向する場合と画面の下側に電子ビームを偏
向する場合で、それぞれ上下画像湾曲歪みに対する補正
量が等しいものとなっている。そのため、図8(A)に
示すように、画面35の上側における歪み量αと画面3
5の下側における歪み量βが等しい場合には適切に補正
することができる。
【0013】しかしながら、陰極線管、偏向ヨーク及び
電子銃の取り付け状態として上下方向にずれがある場合
などでは、図8(B)に示すように、画面35の上側に
おける歪み量αと画面35の下側における歪み量βが異
なる場合があり、このような場合には上記補正コイル3
4を用いた補正技術によって上下画像湾曲歪み(図例で
はピンクッション形の画像歪み)を適切に補正できない
という難点があった。
【0014】本発明は、上記課題を解決するためになさ
れたもので、その目的とするところは、画面の上側と下
側で上下画像湾曲歪みの歪み量が異なる場合でも、これ
を適切に補正することが可能な偏向ヨーク及び表示装置
を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明に係る偏向ヨーク
においては、偏向ヨークの後端側で電子ビームを垂直偏
向させる補正磁界を形成する第1の補正コイルと、偏向
ヨークの後端側で電子ビームを垂直偏向させる補正磁界
を形成する第2の補正コイルと、これら第1,第2の補
正コイルに対して補正電流を供給するとともに、垂直偏
向周期の前半部分と後半部分で補正電流の供給先を切り
替える電流供給手段とを備えた構成となっている。ま
た、本発明に係る表示装置においては、上記構成の偏向
ヨークを用いたものとなっている。
【0016】上記構成の偏向ヨーク及びこれを用いた表
示装置においては、電流供給手段の切り替え機能によ
り、垂直偏向周期の前半部分で第1の補正コイルに補正
電流が供給されると、第1の補正コイルによる補正磁界
が形成され、この補正磁界によって画面の上側における
上下画像湾曲歪みが補正される。また、垂直偏向周期の
後半部分で第2の補正コイルに補正電流が供給される
と、第2の補正コイルによる補正磁界が形成され、この
補正磁界によって画面の下側における上下画像湾曲歪み
が補正される。これにより、画面上に発生した上下画像
湾曲歪みを、画面の上側と下側で上下に独立(個別)に
補正することが可能となる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、例えばインライン式陰極線
管を備えた表示装置とこの表示装置に用いられる偏向ヨ
ークに適用した場合の本発明の実施の形態につき、図面
を参照しつつ詳細に説明する。
【0018】図1は本発明に係る陰極線管の全体像を示
す概略斜視図である。図1において、陰極線管バルブ
(陰極線管本体)10は、パネル部11、ファンネル部
12及びネック部13により構成されている。パネル部
11の内面には、赤,青,緑の各色蛍光体をパターン配
列した蛍光面(不図示)が形成されている。一方、ネッ
ク部13には、電子ビームの出射源となる電子銃14が
内装されている。また、ネック部13からファンネル部
12に至るコーン部には、電子ビームを偏向する偏向ヨ
ーク15が装着されている。この偏向ヨーク15は、当
該ヨーク中心軸が陰極線管バルブ10の中心軸に一致す
るように取り付け調整されている。
【0019】上記構成の陰極線管は、パネル部11内面
の蛍光面にカラー画像(又は白黒画像)を再現するのに
必要な各種の付属部品とともに図示せぬ筐体に組み込ま
れ、これによってテレビジョン受像機やコンピュータ用
ディスプレイ等の表示装置が構成される。
【0020】図2は本発明に係る偏向ヨークの一部破断
面を含む側面図である。図2において、偏向ヨーク15
には、水平偏向コイル16、垂直偏向コイル17、セパ
レータ18、DYコア19及びリングマグネット20等
の部品が装備されている。水平偏向コイル16はセパレ
ータ18の内周側に組み込まれ、垂直偏向コイル17は
セパレータ18の外周側に組み込まれている。セパレー
タ18は樹脂等の絶縁材料からなるもので、全体として
略ラッパ状に形成されている。
【0021】また、水平偏向コイル16は偏向ヨーク1
5の上下に対をなしてサドル形に巻線され、垂直偏向コ
イル17は偏向ヨーク15の左右に対をなしてサドル形
に巻線されている。そして、電子銃14から出射される
電子ビームの軌道上において、水平偏向コイル16は電
子ビームを左右(水平方向)に偏向する磁界(水平偏向
磁界)を発生し、垂直偏向コイル17は電子ビームを上
下(垂直方向)に偏向する磁界(垂直偏向磁界)を発生
する。なお、垂直偏向コイル17はDYコア19にトロ
イダル形に巻線される場合もある。
【0022】DYコア19はフェライト等の磁性材料か
らなるもので、ヨーク中心軸方向の一方を他方よりも大
きく開口した略円錐筒形状に形成されている。このDY
コア19は、水平偏向コイル16及び垂直偏向コイル1
7が発生する磁界の効力を高めるために、それらの偏向
コイル16,17を覆うように装着されている。リング
マグネット20は、電子銃14の組み立て誤差等による
電子ビームの軌道ずれを補正するために、偏向ヨーク1
5の後端部に取り付けられている。
【0023】さらに、偏向ヨーク15の後端側には、上
下画像湾曲歪みを補正するための補正コイル部21が設
けられている。この補正コイル部21は、図3に示すよ
うに、第1の補正コイル21Aと第2の補正コイル21
Bを備えて構成されている。第1の補正コイル21A
は、陰極線管のネック部13内を進行する3本の電子ビ
ームB,G,Rを垂直偏向させる補正磁界(後述)を形
成するものである。また、第2の補正コイル21Bは、
上記第1の補正コイル21Aとは別に、3本の電子ビー
ムB,G,Rを垂直偏向させる補正磁界(後述)を形成
するものである。
【0024】第1の補正コイル21Aは6つのコイルL
1〜L6によって構成され、第2の補正コイル21Bも
6つのコイルL7〜L12によって構成されている。こ
れらのコイルL1〜L12は、ネック部13の外側に配
置された一対のC形磁性体22A,22Bと一対のT形
磁性体23A,23Bを用いて巻線されている。一対の
C形磁性体22A,22Bは、偏向ヨーク15の垂直軸
となるY軸上(上下)で互いに対向する状態に配置され
ている。一対のT形磁性体23A,23Bは、偏向ヨー
ク15の水平軸となるX軸上(左右)で互いに対向する
状態に配置されている。
【0025】第1の補正コイル21Aを構成する6つの
コイルL1〜L6のうち、コイルL1はT形磁性体23
Aの端部、コイルL2はC形磁性体22Bの一方(図の
左側)の端部、コイルL3はC形磁性体22Bの他方
(図の右側)の端部、コイルL4はT形磁性体23Bの
端部、コイルL5はC形磁性体22Aの一方(図の右
側)の端部、コイルL6はC形磁性体22Aの他方(図
の左側)の端部に、それぞれ巻線されている。
【0026】また、第2の補正コイル21Bを構成する
6つのコイルL7〜L12のうち、コイルL7はT形磁
性体23Aの端部、コイルL8はC形磁性体22Bの一
方(図の左側)の端部、コイルL9はC形磁性体22B
の他方(図の右側)の端部、コイルL10はT形磁性体
23Bの端部、コイルL11はC形磁性体22Aの一方
(図の右側)の端部、コイルL12はC形磁性体22A
の他方(図の左側)の端部に、それぞれ巻線されてい
る。
【0027】上述のようにコイルL1〜L12を巻線す
るにあたっては、絶縁層を有する導線(コイル線材)を
2本重ねて同時に巻くことで2つのコイルを作るバイフ
ァイラー巻きを採用することが望ましい。即ち、T形磁
性体22AにコイルL1,L7を、C形磁性体22Bの
一方の端部にコイルL2,L8を、C形磁性体22Bの
他方の端部にコイルL3,L9を、T形磁性体23Bの
端部にコイルL4,L10を、C形磁性体22Aの一方
の端部にコイルL5,L11を、C形磁性体22Aの他
方の端部にコイルL6,L12を、それぞれバイファイ
ラー巻きにて巻線する。
【0028】このバイファイラー巻きによれば、コイル
L1〜L12の巻線作業を簡素化できるとともに、それ
ぞれ同じ部位に巻かれる2つのコイルの巻線状態が等し
くなり、両コイルに対してほぼ等しい磁気的特性を持た
せることができる。ただし、別個に巻く場合でも、各コ
イルの特性がほぼ等しくなるように巻線を調整すれば良
いので、必ずしもバイファイラー巻きに限定されるもの
ではない。また、コイルL1〜L12が巻線される磁性
体の形状としても、上記のC形、T形に限定されるもの
ではなく、さらにコイルL1〜L12を空芯コイルで構
成することも可能である。
【0029】図4は本発明の実施形態に係るコイル結線
状態を示す回路図である。図4において、一対の垂直偏
向コイル17,17は互いに直列に接続されている。こ
の一対の垂直偏向コイル17,17には、図示しない垂
直偏向回路から垂直偏向周期に対応した鋸歯状波電流I
vが供給される構成となっている。
【0030】ここで、一般に、垂直偏向周期とは、電子
ビームを画面の上から下に順に走査する垂直走査期間
(有効走査期間)と電子ビームを画面の下から上に一気
に戻す帰線期間とを合わせた繰り返し周期をいう。鋸歯
状波電流Ivは、垂直偏向周期に同期して一対の垂直偏
向コイル17,17に与えられる電流、つまり垂直偏向
電流である。そこで本発明においては、一つの垂直偏向
周期1Vのなかで、垂直偏向電流Ivの値がゼロとなる
時点を境に、それよりも前を前半部分Vf、それよりも
後を後半部分Vsとしている。そして本実施形態におい
ては、垂直偏向周期1Vの前半部分Vfで垂直偏向電流
Ivがプラス(正)の値、後半部分Vsでマイナス
(負)の値をとるものとしている。
【0031】上記一対の垂直偏向コイル17,17に対
しては、第1,第2の補正コイル21A,21Bを含む
補正回路24が直列に接続されている。この補正回路2
4は、ダイオードD1、第1の補正コイル21A及び可
変抵抗VR1からなる第1の直列接続回路24Aと、ダ
イオードD2、第2の補正コイル21B及び可変抵抗V
R2からなる第2の直列接続回路24Bとを備えて構成
されている。これら第1、第2の直列接続回路24A,
24Bは、それぞれ両端の接続点T1,T2をもって互
いに並列に接続されている。また、接続点T1,T2の
間には、第1,第2の直列接続回路24A,24Bと並
列に固定抵抗Rが接続されている。
【0032】第1の直列接続回路24Aにおいては、第
1の補正コイル21Aを構成する6つのコイルL1〜L
6が互いに直列に接続されている。ダイオードD1は、
コイルL1の一端と接続点T1との間に直列に接続され
ている。可変抵抗VR1は、コイルL6の一端と接続点
T2との間に直列に接続され、かつその摺動子S1がコ
イルL6の一端に接続されている。
【0033】一方、第2の直列接続回路24Bにおいて
は、第2の補正コイル21Bを構成する6つのコイルL
7〜L12が互いに直列に接続されている。ダイオード
D2は、コイルL7の一端と接続点T1との間に直列に
接続されている。可変抵抗VR2は、コイルL12の一
端と接続点T2との間に直列に接続され、かつその摺動
子S2がコイルL12の一端に接続されている。
【0034】ここで、第1の直列接続回路24Aにおい
て、ダイオードD1のアノードは接続点T1に接続さ
れ、同カソードはコイルL1の一端に接続されている。
これに対し、第2の直列接続回路24Bにおいて、ダイ
オードD2のアノードはコイルL7の一端に接続され、
同カソードは接続点T1に接続されている。つまり、こ
れら2つのダイオードD1,D2は、一対の垂直偏向コ
イル17,17に供給される垂直偏向電流Iv(電流の
方向)に対して、一方は順方向、他方は逆方向となるよ
うに接続されている。
【0035】こうした回路構成において、一対の垂直偏
向コイル17,17に垂直偏向電流Ivが流れると、垂
直偏向周期1Vの前半部分Vfでは、垂直偏向電流Iv
に対してダイオードD1が順方向、ダイオードD2が逆
方向となるため、垂直偏向電流Ivのレベルに対応した
補正電流I1(図3及び図4参照)が第1の補正コイル
21Aにのみ流れる。
【0036】また、可変抵抗VR1の摺動子S1をセン
ター位置から一方側(図の左側)に移動させると、それ
に応じて第1の補正コイル21Aに流れる補正電流I1
の量が減少し、これと反対に、摺動子S1を他方側(図
の右側)に移動させると、それに応じて第1の補正コイ
ル21Aに流れる補正電流I1の量が増加する。このこ
とから、第1の直列接続回路24Aにおいては、可変抵
抗VR1の摺動子S1の位置を変えることにより、第1
の補正コイル21Aに流れる補正電流I1の量を任意に
調整(制御)し得る構成となっている。
【0037】これに対して、垂直偏向周期1Vの後半部
分Vsでは、垂直偏向電流Ivに対してダイオードD1
が逆方向、ダイオードD2が順方向となるため、垂直偏
向電流Ivのレベルに対応した補正電流I2(図3及び
図4)が第2の補正コイル21Bにのみ流れる。
【0038】また、可変抵抗VR2の摺動子S2をセン
ター位置から一方側(図の左側)に移動させると、それ
に応じて第2の補正コイル21Bに流れる補正電流I2
の量が減少し、これと反対に、摺動子S2を他方側(図
の右側)に移動させると、それに応じて第2の補正コイ
ル21Bに流れる補正電流I2の量が増加する。このこ
とから、第2の直列接続回路24Bにおいても、可変抵
抗VR2の摺動子S2の位置を変えることにより、第2
の補正コイル21Bに流れる補正電流I2の量を任意に
調整(制御)し得る構成となっている。
【0039】このように本実施形態においては、一対の
垂直偏向コイル17,17に対して補正回路24を直列
に接続することにより、図示しない垂直偏向回路を、第
1,第2の補正コイル21A,21Bに補正電流I1,
I2を供給する電流供給源として有効に利用している。
さらに、2つのダイオードD1,D2の整流作用によ
り、垂直偏向周期1Vの前半部分Vfと後半部分Vsで
補正電流I1,I2の供給先を切り替えるようにしてい
る。
【0040】このことから本実施形態においては、垂直
偏向回路と2つのダイオードD1,D2とを用いて電流
供給手段を具現化した構成となっている。ただし、電流
供給手段としては、第1,第2の補正コイル21A,2
1Bに個別に補正電流I1,I2を供給するものであっ
てもよい。
【0041】続いて、第1の補正コイル21Aに補正電
流I1が流れた場合に形成される補正磁界について、図
5及び図6を用いて説明する。なお、図5及び図6は、
いずれも陰極線管のネック部13をパネル側から見た状
態を示している。
【0042】先ず、図5(A)に示すように、一対のC
形磁性体22A,22Bに巻線された4つのコイルL
2,L3,L5,L6に補正電流I1が流れると、イン
ライン配列で出射された3本の電子ビームB,G,Rの
軌道上において、一対のC形磁性体22A,22Bの両
端部をそれぞれ磁極(N極、S極)とする4重極磁界φ
1が形成される。
【0043】この4重極磁界φ1は、一対のC形磁性体
22A,22Bの各一端をN極、各他端をS極としたピ
ンクッション形の磁界となる。そのため、3本の電子ビ
ームB,G,Rに対しては、これらを上側に垂直偏向さ
せるかたちで4重極磁界φ1が作用する。また、4重極
磁界φ1がピンクッション形をなすことから、両側のサ
イドビームB,Rに比較して中央のセンタービームGに
より強く磁界が作用する。
【0044】一方、図5(B)に示すように、一対のT
形磁性体23A,23Bに巻線された2つのコイルL
1,L4に補正電流I1が流れると、上記3本の電子ビ
ームB,G,Rの軌道上において、一対のT形磁性体2
3A,23Bの各端部をそれぞれ磁極(N極、S極)と
する2重極磁界φ2が形成される。
【0045】この2重極磁界φ2は、一方のT形磁性体
23Aの端部をS極、他方のT形磁性体23Bの端部を
N極としたバレル形の磁界となる。そのため、3本の電
子ビームB,G,Rに対しては、これらを上側に垂直偏
向させるかたちで2重極磁界φ2が作用する。また、2
重極磁界φ2がバレル形をなすことから、中央のセンタ
ービームGに比較して両側のサイドビームB,Rにより
強く磁界が作用する。
【0046】ただし、実際の回路動作では、6つのコイ
ルL1〜L6に同時に補正電流I1が流れるため、第1
の補正コイル21Aによって形成される補正磁界は、上
記4重極磁界φ1と2重極磁界φ2を合成したものとな
る。このうち、4重極磁界φ1はピンクッション形をな
し、2重極磁界φ2はバレル形をなすため、これらを合
成した磁界は、各々の磁界φ1,φ2が3本の電子ビー
ムB,G,Rに及ぼす作用の強弱を補完し合うものとな
る。
【0047】その結果、第1の補正コイル21Aによる
補正磁界は、図6に示すように3本の電子ビームB,
G,Rを上側に垂直偏向させる略斉一な磁界φ3とな
る。この補正磁界φ3は、一方のサイドビームRに近い
3つの磁極がN極でかつ他方のサイドビームBに近い3
つの磁極がSをなす6重極の磁界となる。
【0048】これに対して、第2の補正コイル21Bに
補正電流I2が流れた場合に形成される補正磁界は、垂
直偏向周期の前後半で垂直偏向電流Ivの方向(極性)
が反転することから、第1の補正コイル21Aの場合と
逆向きの磁界となる。
【0049】即ち、第2の補正コイル21Bを構成する
6つのコイルL7〜L12のうち、コイルL8,L9,
L11,L12に補正電流I2が流れると、図5(A)
に示す4重極磁界φ1と逆向きの4重極磁界が形成さ
れ、コイルL7,L10に補正電流I2が流れると、図
5(B)に示す2重極磁界φ2と逆向きの2重極磁界が
形成される。したがって、第2の補正コイル21Bによ
って形成される補正磁界は、図6に示す補正磁界φ3と
逆向きの6重極磁界となり、この磁界作用によって3本
の電子ビームB,G,Rが下側に垂直偏向される。
【0050】このように本実施形態においては、垂直偏
向周期1Vの前半部分Vfで第1の補正コイル21Aに
補正電流I1を供給することにより、コイルL1〜L6
によって形成される補正磁界(6重極磁界)φ3によっ
て3本の電子ビームB,G,Rを上側(垂直偏向コイル
17,17による電子ビームの偏向方向と同じ側)に垂
直偏向させることができる。これにより、画面の上側に
おいて蛍光面に対する電子ビームの入射角度が相対的に
大きくなることから、画面の上側における上下画像湾曲
歪み(ピンクッション形の画像歪み)を補正することが
可能となる。
【0051】また、垂直偏向周期1Vの後半部分Vsで
第2の補正コイル21Bに補正電流I2を供給すること
により、コイルL7〜L12によって形成される補正磁
界(6重極磁界)によって3本の電子ビームB,G,R
を下側(垂直偏向コイル17,17による電子ビームの
偏向方向と同じ側)に垂直偏向させることができる。こ
れにより、画面の下側においても蛍光面に対する電子ビ
ームの入射角度が相対的に大きくなることから、画面の
下側における上下画像湾曲歪み(ピンクッション形の画
像歪み)を補正することが可能となる。
【0052】このことから本実施形態の構成によれば、
画面の上側における上下画像湾曲歪みと、画面の下側に
おける上下画像湾曲歪みを、それぞれ第1,第2の補正
コイル21A,21Bによって独立(個別)に補正する
ことが可能となる。
【0053】さらに、垂直偏向周期1Vの前半部分Vf
においては、可変抵抗VR1の摺動子S2の位置を変え
ることにより、第1の補正コイル21Aに流れる補正電
流I1の量を制御し、これによって第1の補正コイル2
1Aによる補正磁界φ3の強さを調整することができ
る。同様に、垂直偏向周期1Vの後半部分Vsにおいて
は、可変抵抗VR2の摺動子S2の位置を変えることに
より、第2の補正コイル21Bに流れる補正電流I2の
量を制御し、これによって第2の補正コイル21Bによ
る補正磁界の強さを調整することができる。
【0054】これにより、画面の上側における画像歪み
の補正量と、画面の下側における画像歪みの補正量を、
それぞれ別々に調整することが可能となる。その結果、
上下画像湾曲歪みの発生形態として、図8(A)に示す
ように画面35の上側における歪み量αと画面35の下
側における歪み量βが等しい場合は勿論のこと、図8
(B)に示すように画面35の上側における歪み量αと
画面35の下側における歪み量βが異なる場合であって
も、それぞれの歪み量α,βに応じて補正電流I1,I
2の量を制御することにより、上下画像湾曲歪みを適切
に補正することが可能となる。
【0055】さらに、第1の補正コイル21Aを構成す
る6つのコイルL1〜L6のうち、コイルL2,L3,
L5,L6によってピンクッション形の4重極磁界φ1
を形成する一方、コイルL1,L2によってバレル形の
2重極磁界φ2を形成し、これによって略斉一な補正磁
界(6重極磁界)φ3を得るようにしたので、画面の上
側に電子ビームを垂直偏向するにあたって、インライン
配列で出射された3本の電子ビームB,G,Rに対し、
それぞれ均一に補正磁界φ3を作用させることができ
る。
【0056】同様に、第2の補正コイル21Bを構成す
る6つのコイルL7〜L12のうち、コイルL8,L
9,L11,L12によってピンクッション形の4重極
磁界を形成する一方、コイルL7,L10によってバレ
ル形の2重極磁界を形成し、これによって略斉一な補正
磁界(6重極磁界)を得るようにしたので、画面の下側
に電子ビームを垂直偏向するにあたって、インライン配
列で出射された3本の電子ビームB,G,Rに対し、そ
れぞれ均一に補正磁界を作用させることができる。
【0057】その結果、画面の上側及び下側の双方で、
コンバージェンスを変化させることなく、上下画像湾曲
歪みを適切に補正することが可能となる。
【0058】ここで、本実施形態における回路構成(図
4)では、可変抵抗VR1,VR2の摺動子S1,S2
をどのように移動させても、第1,第2の補正コイル2
1A,21Bに流れる補正電流I1,I2の量がゼロに
はならない。そのため、偏向ヨーク15の動作時には、
第1,第2の補正コイル21A,21Bによる補正磁界
が常に形成されることになる。
【0059】したがって、例えば第1,第2の補正コイ
ル21A,21Bによる補正磁界が無しの状態で上下画
像湾曲歪みの歪み量がゼロとなるような場合は、補正磁
界そのものが上下画像湾曲歪みに悪影響を及ぼすことが
懸念される。また、上下画像湾曲歪みの発生形態とし
て、ピンクッション形の画像歪みには適応できるもの
の、バレル形の画像歪みを補正する場合は、第1,第2
の補正コイル21A,21Bに流れる補正電流I1,I
2の方向が逆になるよう、例えばダイオードD1,D2
の向きを逆向きに設定する必要がある。
【0060】ただし、こうした点に関しては、偏向ヨー
ク15を設計するうえで、可変抵抗VR1,VR2の摺
動子S1,S2がセンター位置(或いはその近傍)にあ
るとき、つまり可変抵抗VR1,VR2による調整範囲
内において第1,第2の補正コイル21A,21Bに流
れる補正電流I1,I2の量が中間レベルにあるとき
に、一対の垂直偏向コイル17,17による垂直偏向磁
界と第1,第2の補正コイル21A,21Bによる補正
磁界との相互作用によって上下画像湾曲歪みの歪み量が
ほぼゼロとなるように設定すればよい。
【0061】このような条件で偏向ヨーク15を設計す
ることにより、可変抵抗VR1,VR2の摺動子S1,
S2をセンター位置(初期位置)から移動させた場合
に、それに応じて第1,第2の補正コイル21A,21
Bに流れる補正電流I1,I2の量が増減し、これに伴
う補正磁界の強弱によって蛍光面に対する電子ビームの
入射角度が相対的に変化(大きくなったり小さくなった
り)する。
【0062】そのため、画面上に上下画像湾曲歪みが発
生しなかった場合は、可変抵抗VR1,VR2の摺動子
S1,S2をセンター位置(初期位置)に固定すること
により、補正磁界による画像歪みへの悪影響を回避する
ことができる。
【0063】また、画面上に発生した上下画像湾曲歪み
がピンクッション形の画像歪みであった場合は、補正電
流I1,I2の量が増加する方向(図4の右側)に摺動
子S1,S2を移動させ、これに伴う補正磁界の強度ア
ップによって蛍光面に対する電子ビームの入射角度を相
対的に大きくすることにより補正可能となる。
【0064】これに対して、画面上に発生した上下画像
湾曲歪みがバレル形の画像歪みであった場合は、補正電
流I1,I2の量が減少する方向(図4の左側)に摺動
子S1,S2を移動させ、これに伴う補正磁界の強度ダ
ウンによって蛍光面に対する電子ビームの入射角度を相
対的に小さくすることにより補正可能となる。したがっ
て、実用上の不具合は何ら生じない。
【0065】なお、本実施形態においては、第1,第2
の補正コイル21A,21Bによって形成される補正磁
界を、一対の垂直偏向コイル17,17による垂直偏向
磁界と同じ向きで形成するものとしたが、これを逆向き
で形成しても同様の効果を得ることができる。
【0066】また、上記実施形態においては、第1,第
2の補正コイル21A,21Bによる補正磁界をそれぞ
れ6重極として略斉一な磁界を得るようにしたが、特
に、6重極の磁界を採用しなくても、例えば極数を増や
して8重極、10重極の磁界を採用し、これによって完
全な斉一に近い補正磁界を実現することも可能である。
ただし、ピンクッション形の磁界とバレル形の磁界の組
み合わせ(合成)によって略斉一な磁界を得るには、6
重極が最少の極数となるため、回路構成を簡素化する観
点からすると6重極を採用することが望ましい。
【0067】さらに、一対のC形磁性体22A,22B
の各中間部(Y軸上)にそれぞれ第1,第2の補正コイ
ル21A,21Bに対応する合計4つのコイル(コイル
L2,L3とコイルL8,L9に代わる2つのコイル
と、コイルL5,L6とコイルL11,L12に代わる
2つのコイル)を巻線することにより、コイル全体の個
数を減らしたうえで、略斉一な補正磁界(6重極磁界)
を形成することが可能となる。この場合、第1,第2の
補正コイル21A,21Bを構成するコイルの個数はそ
れぞれ4つになる。
【0068】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、画
面上に発生した上下画像湾曲歪みを補正するにあたっ
て、画面の上側における上下画像湾曲歪みを第1の補正
コイルによる補正磁界で補正し、画面の下側における上
下画像湾曲歪みを第2の補正コイルによる補正磁界で補
正するといった具合に、上下画像湾曲歪みを上下独立に
補正し得る構成としたので、画面の上側と下側で歪み量
が異なる場合でも、それぞれの歪み量に応じて第1,第
2の補正コイルに流れる補正電流の量を調整することに
より、画面全体にわたって上下画像湾曲歪みを適切に補
正することが可能となる。これにより、上下画像湾曲歪
みのない良好な画像表示を実現できるため、画質性能に
優れた表示装置を提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る陰極線管の全体像を示す概略斜視
図である。
【図2】本発明に係る偏向ヨークの一部破断面を含む側
面図である。
【図3】本発明の実施形態における補正コイルの配置状
態を示す図である。
【図4】本発明の実施形態におけるコイル結線状態を示
す回路図である。
【図5】補正コイルによって形成されるピンクッション
形及びバレル形の磁界を説明する図である。
【図6】補正コイルによって形成される補正磁界を説明
する図である。
【図7】補正コイルによる上下画像湾曲歪みの補正原理
を説明する図である。
【図8】上下画像湾曲歪みの発生形態を示す図である。
【符号の説明】
15…偏向ヨーク、17…垂直偏向コイル、21…補正
コイル部、21A…第1の補正コイル、21B…第2の
補正コイル、22A,22B…C形磁性体、23A,2
3B…T形磁性体、24…補正回路、D1,D2…ダイ
オード、I1,I2…補正電流、Iv…垂直偏向電流
(鋸歯状波電流)、L1〜L12…コイル、R…固定抵
抗、VR1,VR2…可変抵抗

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 偏向ヨークの後端側で電子ビームを垂直
    偏向させる補正磁界を形成する第1の補正コイルと、 偏向ヨークの後端側で電子ビームを垂直偏向させる補正
    磁界を形成する第2の補正コイルと、 前記第1,第2の補正コイルに対して補正電流を供給す
    るとともに、垂直偏向周期の前半部分と後半部分で補正
    電流の供給先を切り替える電流供給手段とを備えること
    を特徴とする偏向ヨーク。
  2. 【請求項2】 前記第1の補正コイルによって形成され
    る補正磁界と前記第2の補正コイルによって形成される
    補正磁界の向きが逆向きに設定されたことを特徴とする
    請求項1記載の偏向ヨーク。
  3. 【請求項3】 前記第1,第2の補正コイルに流れる補
    正電流の量を調整する電流調整手段を具備することを特
    徴とする請求項1記載の偏向ヨーク。
  4. 【請求項4】 前記第1,第2の補正コイルの各々は、
    電子ビームを垂直偏向させるピンクッション形の磁界を
    形成するコイルと、電子ビームを垂直偏向させるバレル
    形の磁界を形成するコイルとによって構成されることを
    特徴とする請求項1記載の偏向ヨーク。
  5. 【請求項5】 前記電流調整手段による調整範囲内にお
    いて前記第1,第2の補正コイルに流れる補正電流の量
    が中間レベルにあるときに、一対の垂直偏向コイルによ
    る垂直偏向磁界と前記第1,第2の補正コイルによる補
    正磁界との相互作用によって上下画像湾曲歪みの歪み量
    がほぼゼロとなるように設定してなることを特徴とする
    請求項3記載の偏向ヨーク。
  6. 【請求項6】 偏向ヨークの後端側で電子ビームを垂直
    偏向させる補正磁界を形成する第1の補正コイルと、 偏向ヨークの後端側で電子ビームを垂直偏向させる補正
    磁界を形成する第2の補正コイルと、 前記第1,第2の補正コイルに対して補正電流を供給す
    るとともに、垂直偏向周期の前半部分と後半部分で補正
    電流の供給先を切り替える電流供給手段とを備える偏向
    ヨークを用いたことを特徴とする表示装置。
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