JP2002050060A - 光ピックアップ装置 - Google Patents

光ピックアップ装置

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JP2002050060A
JP2002050060A JP2000352884A JP2000352884A JP2002050060A JP 2002050060 A JP2002050060 A JP 2002050060A JP 2000352884 A JP2000352884 A JP 2000352884A JP 2000352884 A JP2000352884 A JP 2000352884A JP 2002050060 A JP2002050060 A JP 2002050060A
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magnet
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optical pickup
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Takeshi Ozawa
健 小澤
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Nidec Instruments Corp
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Sankyo Seiki Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 磁気駆動機構を備えた光ピックアップ装置に
おいて、レンズホルダを磁気的な中立位置に保持するた
めの磁気ばねを装置薄型化を阻害することなく付設する
こと。 【解決手段】 光ピックアップ装置1では、レンズホル
ダ9に取り付けたトラッキングコイル11、12がレン
ズホルダ9の回転中心線Lに対して点対称の位置に配置
され、マグネット31、32も同様に点対称の位置に配
置され、各トラッキングコイル11、12における一方
の側の巻き線部分11a、12aのみがマグネットの磁
束に鎖交するようになっている。磁気ばね40は一方の
マグネット31とレンズホルダ9に取り付けた磁性片4
1から構成され、マグネット31には円形貫通孔31a
が形成されて、磁性片41から見た場合のマグネット見
付け領域Aの中に磁界の強さが変化する部分が形成さ
れ、この変化が急な位置に対峙するように磁性片41が
配置されている。マグネット31の外周縁に対峙するよ
うに磁性片を配置する場合に比べて、簡単に磁性片の設
置場所を確保でき、装置の薄型化に有利である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、CD等の光記録媒
体の情報再生、情報記録を行なうために用いられる光ピ
ックアップ装置に関し、特に、対物レンズを保持したレ
ンズホルダを磁気的な中立位置に保持する磁気ばねの改
良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】光ピックアップ装置は、一般に、対物レ
ンズを保持したレンズホルダを磁気駆動機構によってト
ラッキング方向およびフォーカシング方向に駆動させる
ように構成されている。図5には、磁気駆動機構を備え
た軸摺動回動型の光ピックアップ装置の概略構成を示し
てある。この図に示すように、光ピックアップ装置10
0は、ケーシング101に立設した摺動軸102を有
し、この摺動軸102に、対物レンズ103が保持され
ているレンズホルダ104が摺動軸の軸線方向に摺動可
能、かつ当該軸線回りに回転可能な状態で支持されてい
る。レンズホルダ104は、当該レンズホルダとケーシ
ング101の間に形成した磁気駆動機構によってフォー
カシング方向(軸線方向)およびトラッキング方向(軸
線を中心とする回転方向)に移動される。
【0003】磁気駆動機構は、レンズホルダ104に外
周面に取り付けた一対のトラッキングコイル106、1
06と、レンズホルダ104の内部に配置したフォーカ
シングコイル105と、ケーシング101に形成した外
ヨーク109、109に取り付けたトラッキング・フォ
ーカシング兼用のマグネット107、107とを備えて
いる。また、フォーカシングコイル105の内側にはケ
ーシング101の一部を起立させることにより一対の内
ヨーク111、111が形成されている。
【0004】各トラッキングコイル106は空芯コイル
であり、一方の側の巻き線部分108に対して他方の側
の巻き線部分109の巻き線方向が180度反転した状
態となっている。マグネット107と内ヨーク111の
間に形成される平行磁束に対して、各トラッキングコイ
ル106の一方の巻き線部分108が鎖交するように、
これらトラッキングコイル106が配置されている。
【0005】しかしながら、この構成の光ピックアップ
装置では、各トラッキングコイル106がレンズホルダ
104の回転中心線(摺動軸の軸線)に対して非対称に
配置されている。このために、レンズホルダ104がト
ラッキング方向に回転すると、一方の側におけるトラッ
キングコイル106とマグネット107の相対位置関係
と、他方の側におけるトラッキングコイル106とマグ
ネット107の相対位置関係とが異なったものとなる。
この結果、磁気的に非対称な状態が形成される。また、
図示の状態からレンズホルダが回転すると、一方のトラ
ッキングコイル106において、平行磁束に鎖交してい
る巻き線部分108の反対側の巻き線部分109、すな
わち、逆向きに通電されている巻き線部分109がマグ
ネット107に接近するので、当該マグネット107か
らの漏れ磁界の影響を受けることがある。この結果、ト
ラッキングサーボ制御動作における高周波領域で位相乱
れが起き易くなる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】かかる弊害を解消する
ために、本願人は先に、摺動軸に対してトラッキングコ
イルを点対称な位置に配置し、対物レンズを保持したレ
ンズホルダがトラッキング方向に回転しても、左右のト
ラッキングコイルと、それぞれに対峙しているマグネッ
トとの間の相対位置が、相互に異なったものとならない
ようにした光ピックアップ装置を提案している(特願平
11−273145号)。この構成によれば、トラッキ
ングサーボ制御の高速化、高周波領域における位相乱れ
の対策にとって極めて有利である。
【0007】この新規な構成の光ピックアップ装置にお
いては、マグネットをトラッキングコイルよりも十分に
大きくしておく必要がある。そうしないと、非線形部分
の磁界を使ってレンズホルダをトラッキング方向に駆動
しなくてはならなくなり、かかる駆動により位相乱れが
発生するからである。
【0008】ここで、この構成の光ピックアップ装置に
おいて、レンズホルダを磁気的な中立位置に保持するた
めの磁気ばねは、マグネットと、このマグネットの磁界
強さが変化する領域に対峙させた磁性片から構成するこ
とができる。
【0009】マグネットは均一に磁化されているので、
一般には、磁性片をマグネットの外周縁に対峙する位置
に配置する必要がある。
【0010】しかしながら、マグネットは大寸法とされ
ることが多く、その外周縁に対峙した位置に磁性片を取
り付けるスペースを確保できない場合が多い。特に、マ
グネットにおけるフォーカシング方向の外周縁に磁性片
を配置する場合、光記録媒体の側にはスペースが無いの
で、光記録媒体とは反対側のマグネット外周縁に対峙す
る位置に磁性片を配置せざるを得ない。この結果、マグ
ネットと、その外周縁に対峙している磁性片が占めるフ
ォーカシング方向の寸法によって光ピックアップ装置の
厚さが決ってしまうので、装置厚さの薄型化にとって好
ましくない。
【0011】本発明の課題は、このような点に鑑みて、
トラッキングコイルおよびマグネットのそれぞれが、対
物レンズを保持したレンズホルダの回転中心線に対して
点対称に配置されている光ピックアップ装置において、
その薄型化を阻害することなく、レンズホルダを磁気的
な中立位置に保持するための磁気ばねを構成することに
ある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本発明は、対物レンズが保持されているレンズホ
ルダと、このレンズホルダをトラッキング方向に回転可
能およびフォーカシング方向に移動可能に支持している
ホルダ支持部と、前記レンズホルダをトラッキング方向
およびフォーカシング方向に移動させる磁気駆動機構
と、前記レンズホルダを磁気的な中立位置に保持する磁
気ばねとを有する光ピックアップ装置において、前記磁
気駆動機構および前記磁気ばねを次のように構成してい
る。
【0013】まず、前記磁気駆動機構は、一対のトラッ
キングコイルと、フォーカシングコイルと、前記トラッ
キングコイルとの間および前記フォーカシングコイルと
の間で磁気回路を形成する一対のマグネットとを備えて
おり、前記一対のトラッキングコイルおよび前記一対の
マグネットは、それぞれ、前記レンズホルダにおけるト
ラッキング方向への回転中心線に対して点対称の位置に
配置されており、各トラッキングコイルにおける巻き線
方向が相互に180度反転している第1の巻き線部分と
第2の巻き線部分のうち、一方の巻き線部分にのみ前記
マグネットによる磁束が鎖交するように、前記マグネッ
トと前記トラッキングコイルの相対位置が定められてい
る。
【0014】また、前記磁気ばねは、磁性片と、当該磁
性片に対峙している前記マグネットとから構成されてお
り、前記マグネットには、前記磁性片が移動可能な範囲
を前記マグネット上に投影した領域内(以下“見付け領
域”という)に、磁界強さが変化する部分が形成されて
おり、前記磁性片はこの部分に対峙している。
【0015】ここで、前記マグネットは、第1の磁化部
分と、この第1の磁化部分とは磁化の程度が異なる第2
の磁化部分とを備え、これらの磁化部分によって前記の
磁界強さが変化する部分が形成された構成とすることが
できる。
【0016】この代わりに、前記マグネットは均一に磁
化されていると共に当該マグネットの前記見付け領域内
に切り欠きあるいは貫通孔が形成されており、当該切り
欠きあるいは貫通孔によって前記の磁界強さが変化する
部分が形成された構成とすることもできる。
【0017】本発明の光ピックアップ装置では、マグネ
ットの見付け領域の中に磁界強さが変化する部分を形成
したので、当該見付け領域中に磁性片を配置できる。よ
って、マグネットの外周縁に対峙させて磁性片を配置す
る場合に問題となる設置スペースの確保や装置の厚さ寸
法の増加を回避できる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下に、図面を参照して、本発明
を適用した光ピックアップ装置の実施例を説明する。
【0019】図1(a)、(b)は本例の光ピックアッ
プ装置の概略平面図および概略側面図であり、図2はそ
の分解斜視図である。本例の光ピックアップ装置1は軸
摺動回動型のものであり、また、対物レンズをトラキン
グ方向およびフォーカシング方向に駆動する磁気駆動機
構が組み込まれている。
【0020】詳細に説明すると、本例の光ピックアップ
装置1はケーシング2を備え、その中央には摺動軸3が
垂直に起立しており、この摺動軸3を挟み、点対称の位
置にケーシングの一部を垂直に起立させることにより形
成した一対の外ヨーク4、5が形成されている。また、
これらの外ヨーク4、5の内側位置にも、摺動軸3を挟
み点対称の位置にケーシングの一部を垂直に起立させる
ことにより形成した一対の内ヨーク6、7が形成されて
いる。
【0021】摺動軸3には、対物レンズ8を保持してい
るレンズホルダ9が摺動軸軸線Fの方向(フォーカシン
グ方向)に摺動自在であると共に、当該軸線Fを中心す
る回転方向T(トラッキング方向)に回転自在の状態で
支持されている。レンズホルダ9には内ヨーク6、7が
貫通する貫通孔9a、9bが形成されている。
【0022】磁気駆動機構は、レンズホルダ9の外周面
に取り付けた一対のトラッキングコイル11、12と、
レンズホルダ9に取り付けたフォーカシングコイル21
と、ケーシング側に取り付けたトラッキング・フォーカ
シング兼用の一対のマグネット31、32を備えてい
る。トラッキングコイル11、12は、レンズホルダ9
の外周面に形成した一対のコイル取り付け面9c、9d
に、軸線F、すなわちレンズホルダの回転中心線Lに対
して点対称の位置となるように、接着固定されている。
フォーカシングコイル21は一対の内ヨーク6、7を取
り囲む状態にレンズホルダ9に取り付けられている。一
対のマグネット31、32は、回転中心線Lに対して点
対称の位置となるように、外ヨーク4、5の内側面に接
着固定されている。
【0023】各トラッキングコイル11、12と、対応
する各マグネット31、32との相対位置関係は次のよ
うになっている。すなわち、各トラッキングコイル1
1、12における巻き線方向が相互に180度反転して
いる第1の巻き線部分11a、12aと第2の巻き線部
分11b、12bのうち、一方の巻き線部分11a、1
2aにのみマグネット31、32による磁束が鎖交する
ように、これらの配置関係が定められている。
【0024】ここで、本例の光ピックアップ装置1はレ
ンズホルダ9に搭載されている対物レンズ8を磁気的な
中立位置に保持するための磁気ばね40a、40bが組
み込まれている。本例の磁気ばね40aは、一方のマグ
ネット31と、レンズホルダ9に取り付けた磁性片41
から構成されている。同様に、本例の磁気ばね40b
は、他方のマグネット32と、レンズホルダ9に取り付
けた他方の磁性片42から構成されている。本例のマグ
ネット31、32は、一定厚さの長方形をした磁性体を
均一に磁化することにより、トラッキングコイル11、
12に対峙している内側面の一方の磁極、例えばN極が
形成され、他方の外側面に他方の磁極、例えばS極が形
成されている。
【0025】また、マグネット31、32の中心には円
形貫通孔31a、32aが開いており、この円形貫通孔
31a、32aを形成することにより、マグネット3
1、32には、磁性片41、42が移動可能な範囲をマ
グネット31、32上に投影した領域内(“見付け領
域”)(磁性片41においては図1(b)において斜線
で示す領域)A内に磁界強さが変化する部分が形成され
ている。なお、磁性片42においては図1(b)と同様
に見付け領域Aを形成する。磁性片41(42)は、こ
のようにして形成された磁界の強さが最も大きく変化す
る部分に対峙する位置に配置されている。本例では、円
形貫通孔31a(32a)に対峙する位置に配置されて
いる。
【0026】このように構成した本例の光ピックアップ
装置1においては、軸線Fに対してトラッキングコイル
11、12を点対称に配置し、同様にマグネット31、
32も点対称に配置してある。よって、一方のトラッキ
ングコイル11とマグネット31の相対位置関係と、他
方のトラッキングコイル12とマグネット32の相対位
置関係は、レンズホルダ9がトラッキング方向に回転し
た場合においても、相互に同一の状態に保持される。ま
た、トラッキングコイル11、12における一方の巻き
線部分11a、12aにのみマグネット31、32によ
る磁束が鎖交している。
【0027】この結果、レンズホルダ9の回転時に各ト
ラッキングコイル11、12に発生する余分な力が相互
に打ち消されるので、高周波領域でも安定した回転モー
メントが得られる。また、各トラッキングコイル11、
12における通電方向が逆になっている巻き線部分11
b、12bがマグネット31、32からの漏れ磁界の影
響を受けることがないので、高周波領域ので位相乱れも
防止できる。
【0028】これに加えて、本例の光ピックアップ装置
1の磁気ばね40a、40bでは、マグネット31、3
2の見付け領域Aの中に磁界の強さが変化する部分を形
成し、その変化が最も急な部分に対峙させて磁性片4
1、42を位置させてある。よって、マグネット31、
32の外周縁部分に磁性片41、42を対峙させる必要
がないので、レンズホルダ9におけるマグネット31、
32の外周縁に対峙している部分に磁性片設置スペース
を確保しておく必要がない。特に、マグネット31、3
2のフォーカシング方向Fに位置する上下の外周縁に磁
性片を配置した場合のように装置寸法が増加するという
弊害を回避できる。
【0029】次に、マグネット31、32における見付
け領域Aの中で磁界の強さが変わるようにするために
は、貫通孔を形成する代わりに、後述する実施例(図3
参照)に用いられている図1(c)に示すマグネット3
1A、32Aのように、そのフォーカシング方向の中程
に位置に横方向に円弧状に切り欠いた切り欠き31b、
32bを形成してもよい。この場合、共通部品として他
方のマグネット32Aは、軸線Fに対して点対称の状態
で配置すればよい。
【0030】一方、マグネット31、32を均一に磁化
する代わりに、部分的に磁化の程度を異なるようにして
も、見付け領域Aの中において磁界の強さを変化させる
ことができる。
【0031】次に、図4には、本発明を適用したワイヤ
サスペンション方式の光ピックアップ装置を示してあ
る。この図に示す光ピックアップ装置51では、対物レ
ンズ52が保持されているレンズホルダ53が左右一対
ずつのワイヤサスペンション54、55によってフォー
カシング方向Fおよびトラッキング方向Tに移動可能に
支持されている。レンズホルダ53をトラッキング方向
およびフォーカシング方向に駆動するための磁気駆動機
構は、二対のトッラキングコイル61、62および7
1、72と、トッラキング・フォーカシング兼用の一対
のマグネット81、82と、フォーカシングコイル91
から構成されている。
【0032】この場合においても、一対のトラッキング
コイル61、62は、レンズホルダ53のトラッキング
方向への回転中心線に対して点対称な位置に配置され、
残りの一対のトラッキングコイル71、72も同様に点
対称に配置され、さらに、一対のマグネット81、82
も点対称に配置されている。これに加えて、トラッキン
グコイル61、71における一方の側の巻き線部分61
a、71aにのみ、マグネット81、82の磁束が鎖交
するように配置関係が定められており、同様に、トラッ
キングコイル62、72における一方の側の巻き線部分
62a、72aにのみマグネット81、82の磁束が鎖
交するように配置関係が定められている。
【0033】ここで、マグネット81と、レンズホルダ
53に取り付けた磁性片56によって磁気ばねが構成さ
れている。本例の場合も、マグネット81の中心に貫通
孔81aを開け、磁界の強さが変化する部分を形成し、
この変化が最も急な部分に対峙する位置に磁性片56を
配置してある。
【0034】このように構成した本例の光ピックアップ
装置51によっても、図1、2に示した光ピックアップ
装置1と同様な作用効果を得ることができる。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、レンズ
ホルダのトラッキング方向への回転中心線に対して点対
称の状態にマグネットおよびトラッキングコイルを配置
し、トラッキングコイルにおける巻き線方向が一方へ向
かう巻き線部分にのみマグネットの磁束が鎖交するよう
にしてある光ピックアップ装置において、レンズホルダ
を磁気的中立位置に保持するための磁気ばねを、上記マ
グネットと、磁性片から構成し、前記マグネットには、
前記磁性片が移動可能な範囲を前記マグネット上に投影
した領域内(以下、“見付け領域”という)に、磁界の
強さが変化する部分を形成し、当該変化部分に対峙する
ように磁性片を配置している。
【0036】従って、本発明によれば、マグネットの外
周縁に対峙するように磁性片を配置して磁気ばねを構成
する場合に比べて、磁性片の設置スペースを簡単に確保
でき、装置の薄型化に極めて有利である。また、マグネ
ットと磁性片の間の磁気回路の設計が簡単になるので、
磁性片の形状選択や取り付け作業も簡単になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)および(b)は本発明を適用した光ピッ
クアップ装置の概略平面図および概略側面図であり、
(c)はマグネットの別の例を示す説明図である。
【図2】図1の光ピックアップ装置の分解斜視図であ
る。
【図3】図1の光ピックアップ装置の変形例を示す分解
斜視図である。
【図4】(a)および(b)は本発明を適用した光ピッ
クアップ装置の別の例を示す概略平面図および概略側面
図である。
【図5】従来の光ピックアップ装置を示す概略構成図で
ある。
【符号の説明】
1、51 光ピックアップ装置 2 ケーシング 3 摺動軸 4、5 外ヨーク 6、7 内ヨーク 8、52 対物レンズ 9、53 レンズホルダ 11、12、61、62、71、72 トラッキングコ
イル 11a、11b、12a、12b、61a、62a、7
1a、72a 巻き線部分 21、91 フォーカシングコイル 31、31A、32、32A、81、82 マグネット 31a、32a、81a 円形貫通孔 31b、32b 切り欠き 40 磁気ばね 41、54 磁性片 F フォーカシング方向 T トラッキング方向 L レンズホルダの回転中心線

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 対物レンズが保持されているレンズホル
    ダと、このレンズホルダをトラッキング方向に回転可能
    およびフォーカシング方向に移動可能に支持しているホ
    ルダ支持部と、前記レンズホルダをトラッキング方向お
    よびフォーカシング方向に移動させる磁気駆動機構と、
    前記レンズホルダを磁気的な中立位置に保持する磁気ば
    ねとを有する光ピックアップ装置において、 前記磁気駆動機構は、一対のトラッキングコイルと、フ
    ォーカシングコイルと、前記トラッキングコイルとの間
    および前記フォーカシングコイルとの間で磁気回路を形
    成する一対のマグネットとを備えており、 前記一対のトラッキングコイルおよび前記一対のマグネ
    ットは、それぞれ、前記レンズホルダにおけるトラッキ
    ング方向への回転中心線に対して点対称の位置に配置さ
    れており、 各トラッキングコイルにおける巻き線方向が相互に18
    0度反転している第1の巻き線部分と第2の巻き線部分
    のうち、一方の巻き線部分にのみ前記マグネットによる
    磁束が鎖交するように、前記マグネットと前記トラッキ
    ングコイルの相対位置が定められており、 前記磁気ばねは、磁性片と、当該磁性片に対峙している
    前記マグネットとから構成されており、前記マグネット
    には、前記磁性片が移動可能な範囲を前記マグネット上
    に投影した領域内に、磁界の強さが変化する部分が形成
    されており、前記磁性片はこの部分に対峙していること
    を特徴とする光ピックアップ装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記マグネットは、第1の磁化部分と、この第1の磁化
    部分とは磁化の程度が異なる第2の磁化部分とを備え、
    これらの磁化部分によって前記の磁界強さが変化する部
    分が形成されていることを特徴とする光ピックアップ装
    置。
  3. 【請求項3】 請求項1において、 前記マグネットは均一に磁化されていると共に当該マグ
    ネット上に投影した領域内に切り欠きあるいは貫通孔が
    形成されており、当該切り欠きあるいは貫通孔によって
    前記の磁界強さが変化する部分が形成されていることを
    特徴とする光ピックアップ装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7251819B2 (en) 2003-08-07 2007-07-31 Funai Electric Co., Ltd. Optical pickup device employing magnet and tracking coil to drive objective lens in tracking direction

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US7251819B2 (en) 2003-08-07 2007-07-31 Funai Electric Co., Ltd. Optical pickup device employing magnet and tracking coil to drive objective lens in tracking direction

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