JP2002049947A - 混雑度合表示システム及び、混雑度合算出方法 - Google Patents

混雑度合表示システム及び、混雑度合算出方法

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JP2002049947A
JP2002049947A JP2000233009A JP2000233009A JP2002049947A JP 2002049947 A JP2002049947 A JP 2002049947A JP 2000233009 A JP2000233009 A JP 2000233009A JP 2000233009 A JP2000233009 A JP 2000233009A JP 2002049947 A JP2002049947 A JP 2002049947A
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Japan
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vehicle
congestion degree
antenna
passing
display system
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JP2000233009A
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English (en)
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Tadahide Kunitachi
忠秀 國立
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Yazaki Corp
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Yazaki Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 料金所進入口に進入してきた車両が、一番待
ち時間の少ない料金所ゲートを簡単に選択することがで
き、各料金所ゲートでの待ち時間を平均化することがで
きる混雑度合表示システムを提供する。 【解決手段】 料金所ゲートの手前に設けられた第1の
アンテナAT1が、無線通信による料金収受を可能とす
る車載器を搭載した搭載車両と無線通信を行う。料金所
ゲートに各々設けられた複数の第2のアンテナAT2a
〜AT2eが、搭載車両との無線通信を行う。混雑度合
算出手段41が、第1のアンテナAT1及び、各第2の
アンテナAT2a〜AT2eと、搭載車両との無線通信
を利用して、搭載車両が第1のアンテナAT1を通過し
てから、各第2のアンテナAT2a〜AT2eを通過す
るまでの通過時間を算出し、算出した通過時間に基づ
き、各料金所の混雑度合を算出する。表示手段30が、
算出した混雑度合を表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、混雑度合表示シ
ステム及び、混雑度合算出方法に係わり、特に、有料道
路において、無線通信による料金収受を行っている料金
所ゲートの混雑度合表示システム及び、混雑度合算出方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般的に、有料道路での料金収受は以下
に説明するように行われている。まず、利用客は、入口
料金所ゲートで車両を一旦停止して収受員や、自動発券
機から通行券を受け取る。その後、利用客が、出口料金
所ゲートに到達すると、そこで車両を一旦停止させると
共に、入口料金所ゲートで受け取った通行券を収受員に
手渡す。収受員は、利用客から受け取った通行券を通行
券確認機に挿入する。
【0003】通行券確認機は、通行券に記録された情報
を読み取り、出口料金所番号、読取時刻、入口料金所番
号、車種情報及び、入口料金所への進入時刻から料金計
算を行い表示器に表示する。この料金を収受員が現金や
クレジットカード等で利用客から徴収し、領収書を発行
し利用客に手渡す。その後、利用客が出口料金所を発進
する。
【0004】上述したように、利用客は入口料金所ゲー
トで通行券を受け取るため一旦停止しなければならな
い。また、出口料金所ゲートでは、上記収受動作が終了
するまでの間のさらに長い時間車両を停止させていなけ
ればならない。このため、料金所ゲートを通過する車両
が多いときなど渋滞が発生する恐れがあった。特に出口
料金所ゲートでは収受動作に時間がかかり大渋滞となる
恐れがある。
【0005】そこで、近年では、このような大渋滞の発
生を防止する自動料金収受システムが普及しつつある。
自動料金収受システムとは、入口料金所や出口料金所の
ゲートに設置された質問器と、車両に搭載された応答器
との間で無線により交信を行うことで、自動的に料金の
収受を行うシステムである。以上のように、無線で料金
収受を行うことによって、入口や出口料金所ゲートでの
料金収受動作を省き、車両を停止させることなくスムー
ズに料金収受をすることができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記自
動料金収受システムが普及してくると、料金所ゲートに
無線通信による料金収受を可能とする車載器を搭載した
搭載車両と、車載器を搭載しない非搭載車両とが混在し
てし進入する場合が考えられる。このような料金所で
は、非搭載車の料金収受動作に時間がかかり、料金所に
進入してくる車両台数が多ければ、依然料金所渋滞が発
生する恐れがある。
【0007】また、自動料金収受システムが完全に普及
して、料金所に進入する車両がほとんど搭載車両となっ
たとしても、料金所ゲートには速度を落として進む必要
があるため、料金所に進入してくる車両台数が多けれ
ば、この場合もやはり料金所渋滞が発生する恐れがあ
る。
【0008】ところで、通行車両の多い料金所では、有
料道路の車線数より、料金所ゲート数を多くして上述し
たような料金所渋滞の防止を図っている。料金所渋滞が
発生しているとき、このような料金所に進入する車両
は、有料道路から料金所進入口に進入した後、各料金所
ゲートの内、並んでる台数の一番少ない料金所ゲートを
選択して並ぶこととなる。
【0009】しかしながら、長い列を作っている車両
や、車高の高い車両などにより視界が遮られて、各料金
所に並んでいる車両を利用者が視認できないときもあ
る。この結果、料金所進入口近くの料金所ゲートは混ん
でいるが、料金所進入口から離れた料金所ゲートは空い
ているという状態が発生し、各料金所ゲートでの待ち時
間にバラツキが生じるという問題があった。
【0010】そこで、本発明は、上記のような問題点に
着目し、料金所進入口に進入してきた車両が、一番待ち
時間の少ない料金所ゲートを簡単に選択することがで
き、各料金所ゲートでの待ち時間を平均化することがで
きる混雑度合表示システムを提供することを第1の課題
とする。
【0011】本発明はまた、料金所ゲートでの混雑度合
を正確に算出することができる混雑度合算出方法を提供
することを第2の課題とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
になされた請求項1記載の発明は、図1に示す基本構成
図によれば、料金所ゲートの手前に設けられ、無線通信
による料金収受を可能とする車載器を搭載した搭載車両
と無線通信を行う第1のアンテナAT1と、複数の料金
所ゲートに各々設けられ、前記搭載車両と無線通信を行
う複数の第2のアンテナAT2a〜AT2eと、前記第
1のアンテナ及び、前記各第2のアンテナと、前記搭載
車両との間で行われる無線通信を利用して、前記搭載車
両が前記第1のアンテナを通過してから、前記第2のア
ンテナを通過するまでの通過時間を算出し、該算出した
通過時間に基づき、前記各料金所ゲートの混雑度合を算
出する混雑度合算出手段41と、前記混雑度合を表示す
る表示手段30とを備えることを特徴とする混雑度合表
示システムに存する。
【0013】請求項1記載の発明によれば、料金所ゲー
トの手前に設けられた第1のアンテナAT1が、無線通
信による料金収受を可能とする車載器を搭載した搭載車
両と無線通信を行う。料金所ゲートに各々設けられた複
数の第2のアンテナAT2a〜AT2eが、搭載車両と
の無線通信を行う。混雑度合算出手段41が、第1のア
ンテナAT1及び、各第2のアンテナAT2a〜AT2
eと、搭載車両との無線通信を利用して、搭載車両が第
1のアンテナAT1を通過してから、各第2のアンテナ
AT2a〜AT2eを通過するまでの通過時間を算出
し、算出した通過時間に基づき、各料金所の混雑度合を
算出する。表示手段30が、算出した混雑度合を表示す
る。
【0014】従って、搭載車両が実際に第1のアンテナ
AT1を通過してから、第2のアンテナAT2a〜AT
2e、すなわち各料金所ゲートを通過するまでの通過時
間に基づき、各料金所ゲートの混雑度合を算出して、利
用者から見やすい位置に設けられた表示手段30に表示
すれば、利用者が各料金所の混雑度合を容易に把握する
ことができる。
【0015】請求項2記載の発明は、請求項1記載の混
雑度合表示システムであって、前記表示手段は、料金所
進入口より手前に設けられていることを特徴とする混雑
度合表示システムに存する。
【0016】請求項2記載の発明によれば、表示手段
が、料金所進入口より手前に設けられている。従って、
料金所進入口手前で、各料金所の混雑度合を認識するこ
とができる。
【0017】請求項3記載の発明は、請求項1又は2記
載の混雑度合表示システムであって、前記各料金所ゲー
トに、当該料金所ゲートの混雑度合を表示する前記表示
手段を各々設けることを特徴とする混雑度合表示システ
ムに存する。
【0018】請求項3記載の発明によれば、料金所ゲー
トに、その料金所ゲートの混雑度合を表示する表示手段
を設けるので、利用者が、どの料金所ゲートがどれだけ
の混雑度合なのか直感的に、判断することができる。
【0019】請求項4記載の発明は、図1に示す基本構
成図によれば、請求項1〜3何れか1項記載の混雑度合
表示システムであって、前記混雑度合算出手段は、前記
第1のアンテナが前記搭載車両との無線通信により得た
当該車載器内に記憶された車両識別情報と、当該搭載車
両が前記第1のアンテナを通過したときの第1の通過時
刻とを記憶する記憶手段43を有し、該記憶手段に記憶
された前記識別情報を有する搭載車両が、前記第2のア
ンテナを通過したときの第2の通過時刻と、前記第1の
通過時刻とに基づき、前記通過時間を算出することを特
徴とする混雑度合表示システムに存する。
【0020】請求項4記載の発明によれば、混雑度合算
出手段41において、記憶手段43が、第1のアンテナ
AT1が搭載車両との無線通信により得たその搭載器内
に記憶された識別情報と、その搭載車両が第1のアンテ
ナAT1を通過したときの第1の通過時刻とを記憶し、
記憶手段43に記憶された識別情報を有する搭載車両が
第2のアンテナAT2a〜AT2eを通過したときの第
2の通過時刻と、第1の通過時刻とに基づき、通過時間
を算出する。従って、道路側に設置される混雑度合算出
手段41内の記憶手段43に記憶された第1の通過時刻
に基づいて、通過時間を算出することができる。
【0021】請求項5記載の発明は、図1に示す基本構
成図によれば、請求項1〜4何れか1項記載の混雑度合
表示システムであって、前記混雑度合算出手段は、前記
通過時間を混雑度合として算出することを特徴とする混
雑度合表示システムに存する。
【0022】請求項5記載の発明によれば、混雑度合算
出手段41が、通過時間を混雑度合として算出する。従
って、利用者は混雑度合を具体的な通過時間によって確
認することができる。
【0023】請求項6記載の発明は、図1に示す基本構
成図によれば、請求項1〜5何れか1項記載の混雑度合
表示システムであって、前記混雑度合算出手段は、前記
第1のアンテナへの車両の通過状況を示す通過状況情報
を収集する収集手段41aと、前記通過状況情報に基づ
き、前記算出した混雑度合を修正する修正手段41bと
をさらに有することを特徴とする混雑度合表示システム
に存する。
【0024】請求項6記載の発明によれば、混雑度合算
出手段41において、収集手段41aが第1のアンテナ
AT1への車両の通過状況を示す通過状況情報を収集
し、修正手段41bが、通過状況情報に基づき、算出し
た混雑度合を修正する。
【0025】搭載車両が料金所ゲートを通過した直後に
算出され、表示される混雑度合は非常に正確であるが、
道路状況は時々刻々と変化するものであるため、搭載車
両が料金所ゲートを通過しない状況の継続に従って、表
示されている混雑度合は不正確となる。そこで、第1の
アンテナAT1への車両の通過状況情報に基づき、混雑
度合を修正することにより、搭載車両が料金所ゲートを
通過しない状況が継続しても、通過状況情報に基づき、
正確に混雑度合を算出し、表示することができる。
【0026】請求項7記載の発明は、図1に示す基本構
成図によれば、請求項6記載の混雑度合表示システムで
あって、前記第1のアンテナへの通過車両を検出する車
両検出手段をさらに備え、前記収集手段は、前記第1の
アンテナと前記通過車両との無線通信の有無に基づき、
前記検出した通過車両が搭載車両であるか否かを識別す
る識別手段を有し、通過状況情報として、所定時間毎に
前記第1のアンテナを通過する車両の台数情報を、搭載
車両、非搭載車両の識別可能に収集し、前記修正手段
は、前記所定時間内での通過車両のうち、非搭載車両
が、搭載車両に比べ所定台数以上多いとき又は、前記所
定時間内での通過車両が全て非搭載車両のとき、前記台
数情報に基づいて予想した混雑度合に修正することを特
徴とする混雑度合表示システムに存する。
【0027】請求項7記載の発明によれば、車両検出手
段20が、第1のアンテナAT1への通過車両を検出す
る。収集手段41aにおいて、識別手段41a1が、第
1のアンテナAT1と通過車両との無線通信の有無に基
づき、検出した通過車両が搭載車両であるか否かを識別
する。そして、収集手段41aは、通過状況情報とし
て、所定時間毎に第1のアンテナAT1を通過する車両
の台数情報を、搭載車両、非搭載車両の識別可能に収集
する。修正手段41bが、所定時間内での通過車両のう
ち、非搭載車両が、搭載車両に比べ所定台数以上多いと
き又は、所定時間内での通過車両が全て非搭載車両であ
るとき、台数情報に基づいて予想した混雑度合に修正す
る。
【0028】第1のアンテナAT1を通過する車両のう
ち、ほとんどが非搭載車両であったとき、搭載車両が料
金所ゲートを通過しない状況が継続して、その混雑度合
の表示が不正確となってしまう恐れがある。しかしなが
ら、以上のように、所定時間内での第1のアンテナAT
1への通過車両のほとんどが非搭載車両であったとき、
通過した台数情報に基づいて予想した混雑度合に修正す
ることにより、正確に混雑度合を算出し、表示すること
ができる。
【0029】請求項8記載の発明は、図1に示す基本構
成図によれば、請求項6記載の混雑度合表示システムで
あって、前記第1のアンテナへの通過車両を検出する車
両検出手段20をさらに備え、前記収集手段は、通過状
況情報として、所定時間毎に前記第1のアンテナを通過
する車両の台数情報を収集し、前記修正手段は、一定台
数以下の台数情報が継続したとき、その後収集された前
記台数情報に基づいて予想した混雑度合に修正すること
を特徴とする混雑度合表示システムに存する。
【0030】請求項8記載の発明によれば、車両検出手
段20が、第1のアンテナAT1への通過車両を検出す
る。収集手段41aが、通過状況情報として、所定時間
毎に第1のアンテナAT1を通過する車両の台数情報を
収集する。修正手段41bが、一定台数以下の台数情報
が継続したとき、その後収集された台数情報に基づいて
予想した混雑度合に修正する。
【0031】第1のアンテナAT1を通過する車両が、
所定時間以内で一定台数以下、すなわち、ほとんどない
とき、搭載車両が料金所ゲートを通過しない状況が継続
して、その混雑度合の表示が不正確となってしまう恐れ
がある。しかしながら、以上のように、一定台数以下の
台数情報が継続したとき、その後収集された台数情報に
基づいて予想した混雑度合に修正することにより、正確
に混雑度合を算出し、表示することができる。
【0032】請求項9記載の発明は、図1に示す基本構
成図によれば、請求項1〜7何れか1項記載の混雑度合
表示システムであって、前記混雑度合算出手段は、前記
混雑度合の変化量を抑制する抑制手段41をさらに有す
ることを特徴とする混雑度合表示システムに存する。
【0033】請求項9記載の発明によれば、混雑度合算
出手段41において、抑制手段41cが、混雑度合の変
化量を抑制するので、表示される混雑度合が極端に変化
することがない。
【0034】請求項10記載の発明は、料金所ゲートの
手前に設けられた第1のアンテナ及び、前記料金所ゲー
トに各々設けられた第2のアンテナと、無線通信による
料金収受を可能とする車載器を搭載した搭載車両との間
で行われる無線通信を利用して、前記搭載車両が前記第
1のアンテナを通過してから、前記第2のアンテナを通
過するまでの通過時間を算出し、前記算出した通過時間
に基づいて各料金所ゲートの混雑度合を算出することを
特徴とする混雑度合算出方法に存する。
【0035】請求項10記載の発明によれば、料金所ゲ
ートの手前に設けられた第1のアンテナ及び、料金所ゲ
ートに各々設けられた第2のアンテナと、無線通信によ
る料金収受を可能とする車載器を搭載した搭載車両との
間で行われる無線通信を利用して、搭載車両が第1のア
ンテナを通過してから、第2のアンテナを通過するまで
の通過時間を算出し、この算出した通過時間に基づいて
各料金所ゲートの混雑度合を算出する。
【0036】従って、搭載車両が実際に第1のアンテナ
を通過してから、第2のアンテナ、すなわち料金所ゲー
トを通過するまでの通過時間に基づき、各料金所ゲート
の混雑度合を算出することができる。
【0037】
【発明の実施の形態】以下、この発明の一実施の形態を
図面を参照して説明する。図2は、本発明の混雑度合算
出方法を実施した混雑度合表示システムを示す図であ
る。同図に示すように、料金所ゲートはA〜Eまでの5
つあり、本発明の実施形態においては、この料金所ゲー
トA〜Eを、出口料金所ゲートとして以下説明する。
【0038】上述した料金所ゲートA〜Eでは、無線通
信による自動料金収受と、ブース1a〜1e内にいる収
受員による料金収受とが混在して行われ、無線通信によ
る自動料金収受が可能な車載器101を搭載している搭
載車両100と、車載器101を搭載していない非搭載
車両200とが混在して進入する。
【0039】上記各料金所ゲートA〜Eへの進入口手前
には、搭載車両100と無線通信を行い、車載器101
内に記憶されている車両情報等を受信する第1のアンテ
ナとしての予告アンテナAT1と、予告アンテナAT1
への通過車両を検出する車両検出手段としての車両検出
センサ20と、各料金所ゲートA〜Eまでの通過時間が
混雑度合として表示される表示手段としての表示器30
が設置されている。
【0040】一方、各料金所ゲートA〜Eには、搭載車
両100の車載器101と無線通信を行い、入口情報や
車両情報等を受信すると共に、料金収受に関する情報を
送信する第2のアンテナとしての本アンテナAT2a〜
AT2eと、車両が料金所ゲートA〜Eを通過したこと
を検出する車両検出センサ2a〜2eとが各々設けられ
ている。
【0041】上記車載器101には、図示しないICカ
ードが着脱可能に挿入され、このICカードには、先払
い(プリペイド)か、後払い(ポストペイド)かを示す
支払区分情報、銀行等を通じて通行料金用に予納した現
金の残額情報(先払いの場合)や、引き落とし銀行口座
等の残額情報(後払いの場合)である支払者情報及び、
これらに付随する使用認証用IDが予め書き込まれてい
る。また、車載器101内の不揮発性メモリ(図示せ
ず)には、車両の識別番号情報(=識別情報)及び、有
料道路の通行料金体系上による車両の車種を示す車種情
報が保持されている。
【0042】上述した予告アンテナAT1、本アンテナ
AT2a〜AT2e、車両検出センサ2a〜2e、表示
器30及び、車両検出センサ20は、それぞれ料金ホス
トコンピュータ40に接続されている。
【0043】この料金ホストコンピュータ40は、処理
プログラムに従って各種の処理を行う中央処理ユニット
(CPU)41と、CPU41が行う処理のプログラム
などを格納した読み出し専用のメモリであるROM42
と、CPU41での各種の処理過程で利用するワークエ
リア、各種データを格納するデータ格納エリアなどを有
する読み出し書き込み自在のメモリであるRAM43と
を有する。
【0044】上述した料金ホストコンピュータ40内の
CPU41は、本アンテナAT2a〜2eを使って搭載
車両100と無線通信を行うことにより、自動的に通行
料金を収受する通行料金収受処理、予告アンテナAT
1、本アンテナAT2a〜AT2eと、搭載車両100
との間で行われる無線通信を利用して、搭載車両100
が予告アンテナAT1を通過してから、本アンテナAT
2a〜AT2eの何れかを通過するまでの通過時間を算
出する通過時間算出処理、算出した各料金所ゲートA〜
Eまでの通過時間を表示する表示処理を行う。
【0045】上述した構成の混雑度合算出方法を実施し
た混雑度合表示システムをCPU41の処理手順を示す
図3のフローチャートを参照して以下説明する。まず、
CPU41は、図示しない初期ステップにおいて、RA
M43に形成した各種のエリアの初期設定を行う。
【0046】その後、車載器101を搭載した搭載車両
100が予告アンテナAT1を通過すると、車両検出セ
ンサ20が通過車両を検出する(ステップS1でYE
S)。CPU41は、この車両検出センサ20による通
過車両の検出に応じ、予告アンテナAT1を介して質問
信号を出力する(ステップS2)。
【0047】搭載車両100の車載器101は、予告ア
ンテナAT1からの質問信号を受信すると、ICカード
内に格納された支払区分情報、支払者情報及び、使用認
証用IDと、不揮発性メモリに格納された識別番号情報
及び、車種情報とを含む応答信号を送信する。CPU4
1は、この応答信号を受信すると(ステップS3でYE
S)、応答信号に含まれる識別番号情報及び、予告アン
テナ通過時刻(=第1の通過時刻)を記憶手段としての
RAM43内に格納された通過車両エリアに格納する
(ステップS4)。その後、CPU100は、RAM4
c内に形成された搭載車両台数エリアM1をインクリメ
ントする(ステップS5)。
【0048】一方、車載器101を搭載していない非搭
載車両200が予告アンテナAT1を通過して、車両検
出センサ20が通過車両を検出した場合、CPU41は
同様に質問信号を出力するが、この質問信号に応じて応
答信号が受信されることはない(ステップS3でN
O)。このとき、CPU41は、無線通信が行われず非
搭載車両200が通過したと判断して、RAM4c内に
形成された非搭載車両台数エリアM2をインクリメント
する(ステップS6)。
【0049】CPU41は、以上のステップS1〜S6
までの動作をΔT(=所定時間)時間継続して行った後
(ステップS7でYES)、次のステップS8に進む。
以上の動作により、ΔT時間の間に通過した搭載車両1
00の台数が搭載車両台数エリアM1にカウントされる
と共に、通過した搭載車両100の識別番号情報及び、
予告アンテナ通過時刻が各々RAM43内に格納され
る。また、ΔT時間の間に通過した非搭載車両200の
台数は、非搭載車両台数エリアM2にカウントされる。
その後、CPU41は、フラグF1をリセットして通過
状況情報を収集した旨を示す(ステップS8)。
【0050】その後、CPU41は、再び通過車両が検
出されると(ステップS9でYES)、質問信号を送信
し(ステップS10)、この質問信号に対応する応答信
号を受信したとき(ステップS11でYES)、搭載車
両100が通過したと判断して応答信号に含まれる識別
番号情報及び、予告アンテナ通過時刻を保持すると共に
(ステップS12)、今度は搭載台数エリアM3をイン
クリメントする(ステップS13)。一方、応答信号を
受信しなければ(ステップS11でNO)、非搭載車両
200が通過したと判断して、非搭載台数エリアM4を
インクリメントする(ステップS14)。
【0051】CPU41は、以上のステップS9〜S1
4までの動作をΔT時間継続して行った後(ステップS
15でYES)、次のステップS16に進む。以上ステ
ップS1〜ステップS15の動作により、搭載車両台数
エリアM1及び、M3には、相前後するΔT時間の間に
通過した搭載車両100の台数が各々カウントされる。
一方、非搭載車両台数エリアM2及び、M4には、相前
後するΔT時間の間に通過した非搭載車両200の台数
が各々カウントされる。その後、CPU41は、再びフ
ラグF1をリセットして通過状況情報を収集した旨を示
す(ステップS16)。
【0052】以上のステップS3及び、S11の動作か
ら明らかなように、CPU41は、応答信号受信の有無
に基づき、車両検出センサ20が検出した通過車両が搭
載車であるか否かを識別する識別手段として働く。ま
た、ステップS1〜S16の動作から明らかなように、
CPU41は、通行状況情報を収集する収集手段として
働く。
【0053】また、CPU41は、一定時間毎に後述す
る混雑度合算出手段として働きである通過時間算出処理
及び、自動料金収受処理を割り込ませる。以下、通過時
間算出処理及び、自動料金収受処理の詳細について、C
PU41の処理手順を示す図4のフローチャートを参照
して以下説明する。
【0054】車載器101を搭載した搭載車両100
が、例えば料金所ゲートAを進入して、本アンテナAT
2aを通過しようとすると、車両検出センサ2aが料金
所ゲートAへの通過車両を検出する(ステップS17で
YES)。CPU41は、この車両検出センサ2aによ
る通過車両の検出に応じ、本アンテナAT2aを介して
質問信号を出力する(ステップS18)。
【0055】搭載車両100の車載器101は、本アン
テナAT2aから質問信号を受信すると、予告アンテナ
AT1を通過したときと同様に、支払区分情報、支払情
報、使用認証用ID、識別番号情報及び、車種情報とを
含む応答信号を送信する。CPU41は、この応答信号
を受信すると(ステップS19でYES)、出口信号を
生成して本アンテナAT2aを介して送信させる(ステ
ップS20)。
【0056】出口信号とは、出口料金所情報と通過日時
と入口料金所情報及び、車種情報に基づき算出された通
行料金所情報とからなる出口情報である。この出口信号
を受信すると、車載器101は、利用明細書情報を生成
しICカードに書き込み、通行料金の収受が完了するこ
ととなる。
【0057】その後、CPU41は、通過時間算出処理
を行う(ステップS21)。通過時間算出処理におい
て、CPU41は、車載器101から送信された応答信
号に含まれる識別番号情報に基づき、図3のステップS
4又は、ステップS12でRAM43内の通過車両エリ
アに記憶したその搭載車両100の予告アンテナ通過時
刻を読み込む。
【0058】そして、読み込んだ予告アンテナ通過時刻
と現在の時刻である本アンテナ通過時刻(=第2の通過
時刻)から、搭載車両100が予告アンテナAT1を通
過してから本アンテナAT2aを通過するまでの通過時
間を算出する。その後、CPU41は、表示器30内に
形成された料金所ゲートAまでの通過時間を示す表示部
分に、上記ステップS21で算出した通過時間を表示さ
せる(ステップS22)。
【0059】以上の動作を料金所に進入してくる各搭載
車両100について繰り返せば、表示器30には、搭載
車両100が通過した料金所ゲートA〜Eまでの通過時
間が表示される。従って、利用者は、表示器30に表示
された通過時間を見ることにより、各料金所ゲートA〜
Eの混雑度合を把握することができ、一番待ち時間の少
ない料金所ゲートを簡単に選択することができる。この
結果、各料金所ゲートA〜Eでの待ち時間を平均化する
ことができることとなる。
【0060】しかも、この表示器30を料金所進入口手
前に設けることにより、料金所進入口の手前で各料金所
ゲートA〜Eの混雑度合を確認することができる。この
ため、料金所ゲート間際での危険な車線変更を防止する
ことができ、料金所での安全性をより一層向上すること
ができる。
【0061】ところで、搭載車両100が料金所ゲート
A〜Eを通過した直後に算出され、表示される通過時間
は非常に正確であるが、道路状況は時々刻々と変化する
ものであるため、搭載車両100が料金所ゲートA〜E
を通過しない状況の継続に従って、表示されている混雑
度合は不正確となる。そこで、このような状況のとき
は、CPU41は、図3のステップS1〜S16で収集
した予告アンテナAT1への車両の通過状況を示す通過
状況情報に基づき、混雑度合を修正する修正手段として
働く。
【0062】すなわち、CPU41は、フラグF1が0
にリセットしてあり、通過状況情報が収集されたか否か
を判断する(ステップS23)。フラグF1が0にリセ
ットされていたとき(ステップS23でYES)、搭載
車両台数エリアM1又はM3及び、非搭載車両台数エリ
アM2又はM4から前回のΔT時間の間の通過台数0台
であるか(ステップS24)、若しくは今回のΔT時間
の間に通過した車両が全部非搭載車両200であるかを
判断する(ステップS25)。
【0063】CPU41は、何れか一方でも該当する場
合は(ステップS24でYES又は、ステップS25で
YES)、搭載車両100の通過台数がほとんどないと
判断して、各料金所ゲートA〜Eまでの通過時間を予告
アンテナAT1を通過する台数情報に基づいて、以下に
示す式(1)で予想した通過時間に修正して表示した
後、ステップS27に進む。
【0064】 (a×ti1+b×ti2)/g …(1)
【0065】なお、aは今回のΔT時間の間に予告アン
テナAT1を通過した搭載車両100の台数、bは今回
のΔT時間の間に予告アンテナAT1を通過した非搭載
車両200の台数、ti1は料金所ゲートA〜Eが空い
ているとき、搭載車両100が予告アンテナAT1から
本アンテナAT2a〜AT2eの何れかを通過するまで
にかかる時間、ti2は料金所ゲートA〜Eが空いてい
るとき、非搭載車両200が予告アンテナAT1から本
アンテナAT2a〜AT2eを通過するまでにかかる時
間をそれぞれ示している。
【0066】なお、上述したように、前回のΔT時間の
間の通過台数が0台のとき通過時間を修正することによ
り、請求項中の一定台数が0台、継続時間がΔT時間に
相当することとなる。
【0067】一方、前回のΔT時間の間に通過した台数
が0台でもなく(ステップS24でNO)、今回のΔT
時間の間に通過した車両が全部非搭載車両200でもな
かった場合(ステップS25でNO)は直ちにステップ
S27に進む。ステップS27においては、フラグF1
に1を代入して、次の通過状況情報が収集され、フラグ
F1が0になるまでステップS24〜ステップS26の
修正動作が行われないようにする。
【0068】なお、上述した実施例では、算出した通過
時間を表示器30に表示させていたが、例えば、現在表
示されている通過時間T2と、今回算出した通過時間T
1とに差があれば、CPU41を抑制手段として働か
せ、以下に示す式(2)〜(3)の何れかに通過時間T
1及び、T2を代入して、表示される通過時間の変化量
を抑制するようにしてもよい。
【0069】 (T1+T2)/2 …(2) T2−α×(T2−T1)(αは予め定めた係数)…(3) T2−β×|T2−T1|×(T2−T1)(αは予め定めた係数) …(4)
【0070】以上のように、通過時間の変化量を抑制す
れば、表示される混雑度合が極端に変化することがない
ので、通過する料金所ゲートをより一層容易に選択する
ことができる。
【0071】また、上述した実施例では、図4のステッ
プS21で算出した通過時間を混雑度合として表示して
いたが、例えば、算出した通過時間T1に基づき、「混
んでる」「やや混んでいる」「空いている」等の段階的
な指標の何れかを選択して表示するようにしてもよい。
しかしながら、上述した実施例のように、通過時間を混
雑度合とした方が、具体的な通行時間を利用者が確認す
ることができ、混雑度合の把握がし易くなる。
【0072】また、上述した実施例では、CPU41
が、搭載車両100との無線通信により予告アンテナA
T1が得た、識別番号情報及び、その通過時刻をRAM
43内に形成した通行車両エリアに記憶させ、記憶され
た識別情報を有する搭載車両100が本アンテナAT2
a〜AT2eを通過したときの通過時刻と、RAM43
内に記憶された通過時刻とに基づき、通過時間を算出し
ていたが、例えば、以下に示すように通過時間を算出す
るようにしても良い。
【0073】予告アンテナAT1を搭載車両100が通
過したとき、その通過時刻を無線により搭載器101に
送信し、搭載器101内のメモリに格納させる。その
後、搭載車両100が本アンテナAT2a〜AT2eの
何れかを通過したとき、車載器101が通過時刻をさら
に含む応答信号を本アンテナAT2a〜AT2eに送信
する。そして、CPU41が、搭載車両100が本アン
テナAT2a〜AT2eを通過したときの通過時刻と、
受信した通過時刻とに基づき、通過時間を算出するよう
にしてもよい。
【0074】しかし、上述した搭載器101内に記憶さ
れた通過時刻により算出するものは、搭載器101の応
答信号のフレームを増やさなくてはならないため、上記
実施例のようにRAM43内に記憶された通過時刻によ
り算出した方が、現行の搭載車両100内の車載器10
0により簡単に通過時間を算出することができる。
【0075】また、上述した実施例では、ΔT時間での
予告アンテナAT1への通過車両の全てが非搭載車両で
あるとき、台数情報に基づき通過時間を修正していたが
(図4のステップS25参照)、例えば、ΔT時間内で
の通過車両のうち、非搭載車両が、搭載車両に比べ所定
台数以上多いとき、台数情報に基づき通過時間を修正す
るようにしてもよい。
【0076】さらに、上述した実施例では、表示器30
を料金所進入口手前に設けていたが、さらに、表示器を
各料金所ゲート付近にも各々設けてもよい。すなわち、
料金所ゲートAには、料金所ゲートAの混雑度合を表示
する表示器を、料金所ゲートBには、料金所ゲートBに
は、料金所ゲートBの混雑度合を表示する表示器を……
と言ったように表示器を設ける。以上のように表示器を
設ければ、料金所進入口に設けられた1台の表示器で表
示する場合に比べ、直感的に、どの料金所ゲートがどれ
だけの混雑度合なのか判断することができる。
【0077】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の発
明によれば、搭載車両が実際に第1のアンテナを通過し
てから、第2のアンテナ、すなわち各料金所ゲートを通
過するまでの通過時間に基づき、各料金所ゲートの混雑
度合を算出して、利用者から見やすい位置に設けられた
表示手段に表示すれば、利用者が各料金所の混雑度合を
容易に把握することができるので、一番待ち時間の少な
い料金所ゲートを簡単に選択することができ、各料金所
ゲートでの待ち時間を平均化することができる混雑度合
表示システムを得ることができる。
【0078】請求項2記載の発明によれば、料金所進入
口手前で、各料金所の混雑度合を認識することができる
ので、料金所ゲート間際での危険な車線変更を防止する
ことができ、料金所での安全性をより一層向上させた混
雑度合表示システムを得ることができる。
【0079】請求項3記載の発明によれば、利用者が、
どの料金所ゲートがどれだけの混雑度合なのか直感的
に、判断することができるので、各料金所ゲートの混雑
度合を容易に把握することができる混雑度合表示システ
ムを得ることができる。
【0080】請求項4記載の発明によれば、道路側に設
置される混雑度合算出手段内の記憶手段に記憶された第
1の通過時刻に基づいて、通過時間を算出することがで
きるので、現行の搭載車両の通過時間を簡単に算出する
ことができる混雑度合表示システムを得ることができ
る。
【0081】請求項5記載の発明によれば、利用者は混
雑度合を具体的な通過時間によって確認することができ
るので、利用者による混雑度合の把握をし易くした混雑
度合表示システムを得ることができる。
【0082】請求項6記載の発明によれば、第1のアン
テナへの車両の通過状況情報に基づき、混雑度合を修正
することにより、搭載車両が料金所ゲートを通過しない
状況が継続しても、通過状況情報に基づき、正確に混雑
度合を算出し、表示することができるので、表示に従っ
て料金所ゲートを選択すれば、各料金所ゲートでの待ち
時間をより確実に平均化することができる混雑度合表示
システムを得ることができる。
【0083】請求項7記載の発明によれば、所定時間内
での第1のアンテナへの通過車両のほとんどが非搭載車
両であったとき、通過した台数情報に基づいて予想した
混雑度合に修正することにより、正確に混雑度合を算出
し、表示することができるので、表示に従って料金所ゲ
ートを選択すれば、各料金所ゲートでの待ち時間をより
確実に平均化することができる混雑度合表示システムを
得ることができる。
【0084】請求項8記載の発明によれば、一定台数以
下の台数情報が継続したとき、その後収集された台数情
報に基づいて予想した混雑度合に修正することにより、
正確に混雑度合を算出し、表示することができるので、
表示に従って料金所ゲートを選択すれば、各料金所ゲー
トでの待ち時間をより確実に平均化することができる混
雑度合表示システムを得ることができる。
【0085】請求項9記載の発明によれば、表示される
混雑度合が極端に変化することがないので、通過する料
金所ゲートをより一層容易に選択することができる混雑
度合表示システムを得ることができる。
【0086】請求項10記載の発明によれば、搭載車両
が実際に第1のアンテナを通過してから、第2のアンテ
ナ、すなわち料金所ゲートを通過するまでの通過時間に
基づき、各料金所ゲートの混雑度合を算出することがで
きるので、料金所ゲートでの混雑度合を正確に算出する
ことができる混雑度合算出方法を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の混雑度合算出方法及び、混雑度合表示
システムの基本構成図を示すブロック図である。
【図2】本発明の混雑度合算出方法を実施した混雑度合
表示システムの一実施の形態を示す図である。
【図3】図2に示す混雑度合表示システムを構成するC
PUの処理手順を示すフローチャートである。
【図4】図2に示す混雑度合表示システムを構成するC
PUの混雑度合算出処理及び、自動料金収受処理の処理
手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
AT1 第1のアンテナ(予告アンテナ) AT2a〜AT2e 第2のアンテナ(本アンテナ) 41 混雑度合算出手段(CPU) 30 表示手段(表示器) 43 記憶手段(RAM) 41a 収集手段(CPU) 41b 修正手段(CPU) 20 車両検出手段(車両検出センサ) 41a1 識別手段(CPU) 41c 抑制手段(CPU)

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 料金所ゲートの手前に設けられ、無線通
    信による料金収受を可能とする車載器を搭載した搭載車
    両と無線通信を行う第1のアンテナと、 複数の料金所ゲートに各々設けられ、前記搭載車両と無
    線通信を行う複数の第2のアンテナと、 前記第1のアンテナ及び、前記各第2のアンテナと、前
    記搭載車両との間で行われる無線通信を利用して、前記
    搭載車両が前記第1のアンテナを通過してから、前記第
    2のアンテナを通過するまでの通過時間を算出し、該算
    出した通過時間に基づき、前記各料金所ゲートの混雑度
    合を算出する混雑度合算出手段と、 前記混雑度合を表示する表示手段とを備えることを特徴
    とする混雑度合表示システム。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の混雑度合表示システムで
    あって、 前記表示手段は、料金所進入口より手前に設けられてい
    ることを特徴とする混雑度合表示システム。
  3. 【請求項3】 請求項1又は、2記載の混雑度合表示シ
    ステムであって、 前記各料金所ゲートに、当該料金所ゲートの混雑度合を
    表示する前記表示手段を各々設けることを特徴とする混
    雑度合表示システム。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3何れか1項記載の混雑度合
    表示システムであって、 前記混雑度合算出手段は、前記第1のアンテナが前記搭
    載車両との無線通信により得た当該車載器内に記憶され
    た車両識別情報と、当該搭載車両が前記第1のアンテナ
    を通過したときの第1の通過時刻とを記憶する記憶手段
    を有し、該記憶手段に記憶された前記識別情報を有する
    搭載車両が、前記第2のアンテナを通過したときの第2
    の通過時刻と、前記第1の通過時刻とに基づき、前記通
    過時間を算出することを特徴とする混雑度合表示システ
    ム。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4何れか1項記載の混雑度合
    表示システムであって、 前記混雑度合算出手段は、前記通過時間を混雑度合とし
    て算出することを特徴とする混雑度合表示システム。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5何れか1項記載の混雑度合
    表示システムであって、 前記混雑度合算出手段は、前記第1のアンテナへの車両
    の通過状況を示す通過状況情報を収集する収集手段と、
    前記通過状況情報に基づき、前記算出した混雑度合を修
    正する修正手段とをさらに有することを特徴とする混雑
    度合表示システム。
  7. 【請求項7】 請求項6記載の混雑度合表示システムで
    あって、 前記第1のアンテナへの通過車両を検出する車両検出手
    段をさらに備え、 前記収集手段は、前記第1のアンテナと前記通過車両と
    の無線通信の有無に基づき、前記検出した通過車両が搭
    載車両であるか否かを識別する識別手段を有し、通過状
    況情報として、所定時間毎に前記第1のアンテナを通過
    する車両の台数情報を、搭載車両、非搭載車両の識別可
    能に収集し、 前記修正手段は、前記所定時間内での通過車両のうち、
    非搭載車両が、搭載車両に比べ所定台数以上多いとき又
    は、前記所定時間内での通過車両が全て非搭載車両のと
    き、前記台数情報に基づいて予想した混雑度合に修正す
    ることを特徴とする混雑度合表示システム。
  8. 【請求項8】 請求項6記載の混雑度合表示システムで
    あって、 前記第1のアンテナへの通過車両を検出する車両検出手
    段をさらに備え、 前記収集手段は、通過状況情報として、所定時間毎に前
    記第1のアンテナを通過する車両の台数情報を収集し、 前記修正手段は、一定台数以下の台数情報が継続したと
    き、その後収集された前記台数情報に基づいて予想した
    混雑度合に修正することを特徴とする混雑度合表示シス
    テム。
  9. 【請求項9】 請求項1〜8何れか1項記載の混雑度合
    表示システムであって、 前記混雑度合算出手段は、前記混雑度合の変化量を抑制
    する抑制手段をさらに有することを特徴とする混雑度合
    表示システム。
  10. 【請求項10】 料金所ゲートの手前に設けられた第1
    のアンテナ及び、前記料金所ゲートに各々設けられた第
    2のアンテナと、無線通信による料金収受を可能とする
    車載器を搭載した搭載車両との間で行われる無線通信を
    利用して、前記搭載車両が前記第1のアンテナを通過し
    てから、前記第2のアンテナを通過するまでの通過時間
    を算出し、 前記算出した通過時間に基づいて各料金所ゲートの混雑
    度合を算出することを特徴とする混雑度合算出方法。
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