JP2002049406A - 制御装置および制御方法 - Google Patents

制御装置および制御方法

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JP2002049406A JP2000236684A JP2000236684A JP2002049406A JP 2002049406 A JP2002049406 A JP 2002049406A JP 2000236684 A JP2000236684 A JP 2000236684A JP 2000236684 A JP2000236684 A JP 2000236684A JP 2002049406 A JP2002049406 A JP 2002049406A
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    • G05B11/00Automatic controllers
    • G05B11/01Automatic controllers electric
    • G05B11/36Automatic controllers electric with provision for obtaining particular characteristics, e.g. proportional, integral, differential
    • G05B11/42Automatic controllers electric with provision for obtaining particular characteristics, e.g. proportional, integral, differential for obtaining a characteristic which is both proportional and time-dependent, e.g. P. I., P. I. D.
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 最遅制御ループ以外のコントローラの整定待
機時間を削減して、省エネルギーを実現する。 【解決手段】 コントローラPID1 〜PIDn は、第
1〜第n制御ループの制御量を各設定値と一致させるべ
く制御を行う。ステップ応答進捗度算出部C_R1は、制
御量変化が最も遅い第1制御ループのステップ応答の進
捗度α1 を算出する。制御ループ内部設定値算出部C_
S2〜C_Snは、第2〜第n制御ループの制御量が第1制
御ループの制御量に同期して変化するように、第2〜第
n制御ループの設定値をステップ応答の進捗度α1 に基
づいて補正して対応するコントローラPID2 〜PID
n に与える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の制御ループ
の制御量を各設定値と一致させるべく制御を行う複数の
コントローラを備えた制御装置に係り、特に制御量変化
が最も遅い最遅制御ループ以外のコントローラの整定待
機時間を削減して、省エネルギーを実現することができ
る制御装置および制御方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、制御系を1つの装置内に複数
ループ有する装置(例えば電気ヒータをアクチュエータ
とする半導体製造装置)が知られている。このような装
置では、各制御ループ毎のコントローラを独立に動作さ
せていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、各制御
ループの制御量は必ずしも同一の速度で変化するもので
はない。各制御ループの制御量変化に速度差がある場
合、最も変化の遅い最遅制御ループ以外の制御ループの
応答が最遅制御ループの応答よりも速く進むため、最遅
制御ループ以外の制御ループのコントローラは最遅制御
ループの応答が完了するまで整定状態を維持しつつ待機
しなければならない。したがって、これらのコントロー
ラでは、応答完了後の整定状態を維持しつつ待機する整
定待機時間が発生し、この整定待機時間の分だけエネル
ギー消費量が大きくなるという問題点があった。本発明
は、上記課題を解決するためになされたもので、最遅制
御ループ以外のコントローラの整定待機時間を削減し
て、省エネルギーを実現することができる制御装置およ
び制御方法を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の制御装置は、第
1制御ループの制御量を設定値と一致させるべく制御を
行う第1のコントローラ(PID1 )と、前記第1制御
ループより制御量変化が速い1つ以上の他の制御ループ
の制御量を各設定値と一致させるべく制御を行う1つ以
上の他のコントローラ(PID2 〜PIDn )と、前記
第1制御ループのステップ応答の進捗度(α1 )を算出
するステップ応答進捗度算出部(C_R1)と、前記他の
コントローラ毎に設けられ、対応する前記他の制御ルー
プの制御量が前記第1制御ループの制御量に同期して変
化するように、対応する前記他の制御ループの設定値を
前記ステップ応答の進捗度に基づいて補正して対応する
前記他のコントローラに与える制御ループ内部設定値算
出部(C_S2〜C_Sn)とからなるものである。
【0005】また、本発明の制御装置は、複数の制御ル
ープの制御量を各設定値と一致させるべく制御を行う複
数のコントローラ(PID1 〜PIDn )と、このコン
トローラ毎に設けられ、対応する前記制御ループのステ
ップ応答の進捗度(α1 〜αn )を算出する複数のステ
ップ応答進捗度算出部(C_R1a 〜C_Rna )と、この
ステップ応答進捗度算出部によって算出されたステップ
応答の進捗度のうち最も遅い最遅進捗度(αmin )を選
択する最遅ステップ応答進捗度算出部(C_Rm)と、前
記コントローラ毎に設けられ、対応する前記制御ループ
の制御量が前記最遅進捗度の制御量に同期して変化する
ように、対応する前記制御ループの設定値を前記最遅進
捗度に基づいて補正して対応する前記コントローラに与
える制御ループ内部設定値算出部(C_S1a 〜C_Sna
)とからなるものである。
【0006】また、本発明の制御方法は、複数の制御ル
ープの制御量を各設定値と一致させるべく制御を行う複
数のコントローラを備えた制御装置において、制御量変
化が最も遅い第1制御ループのステップ応答の進捗度を
算出し、前記第1制御ループ以外の他の制御ループの制
御量が前記第1制御ループの制御量に同期して変化する
ように、前記他の制御ループの設定値を前記ステップ応
答の進捗度に基づいて補正して対応する前記コントロー
ラに与えるようにしたものである。
【0007】そして、本発明の制御方法は、各制御ルー
プのステップ応答の進捗度を算出し、算出したステップ
応答の進捗度のうち最も遅い最遅進捗度を選択し、各制
御ループの制御量が前記最遅進捗度の制御量に同期して
変化するように、各制御ループの設定値を前記最遅進捗
度に基づいて補正して対応する前記コントローラに与え
るようにしたものである。
【0008】
【発明の実施の形態】[実施の形態の1]次に、本発明
の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
図1は本発明の第1の実施の形態となる制御装置の構成
を示すブロック図である。図1の制御装置は、第1〜第
n(nは2以上の整数)制御ループの制御量を各設定値
と一致させるべく制御を行う第1〜第nのコントローラ
PID1 〜PIDn と、制御量変化が最も遅い第1制御
ループのステップ応答の進捗度を算出するステップ応答
進捗度算出部C_R1と、第1制御ループのコントローラ
PID1 以外の他のコントローラPID2 〜PIDn 毎
に設けられ、第2〜第n制御ループの制御量が第1制御
ループの制御量に同期して変化するように、第2〜第n
制御ループの設定値を前記ステップ応答の進捗度に基づ
いて補正してコントローラPID2 〜PIDn に与える
制御ループ内部設定値算出部C_S2〜C_Snとから構成
されている。
【0009】第1制御ループは第1のコントローラPI
D1 と制御対象Proc1 とから構成され、第2制御ル
ープは第2のコントローラPID2 と制御対象Proc
2 とから構成され、第3制御ループは第3のコントロー
ラPID3 と制御対象Proc3 とから構成され、第n
制御ループは第nのコントローラPIDn と制御対象P
rocn とから構成される。
【0010】本実施の形態は、例えば立ち上げ等のステ
ップ応答を同時に行う複数の制御系を1つの装置内に複
数ループ備える装置(半導体製造装置等)において、各
制御ループが独立した制御系として動作し、かつ各制御
ループのステップ応答完了までの所要時間が異なる場合
に、これら複数ループを対象として適用することができ
る。特に、本実施の形態は、制御量変化が最も遅い制御
ループ(第1の制御ループ)を予め把握している場合に
適用することができる。
【0011】以下、本実施の形態の制御装置の動作につ
いて説明する。図2、図3は図1の制御装置の動作を示
すフローチャート図である。最初に、ステップ応答進捗
度算出部C_R1は、図示しないセンサによって計測され
た、第1制御ループの制御対象Proc1 の制御量PV
1 に次式のような伝達関数表現で表されるノイズ処理を
施して制御量PV1 のノイズを低減する(ステップ10
1)。 PV1*={1/(1+Tfs)}PV1 ・・・(1)
【0012】式(1)において、PV1*はノイズ処理後
の制御量、Tfはノイズフィルタ時定数である。このよ
うにローパスフィルタに相当するノイズ処理を施すこと
により、制御量PV1 のノイズを低減することができ
る。制御量PV1 のノイズとしては、制御量PV1 を測
定する図示しないセンサによる測定ノイズ等がある。
【0013】続いて、ステップ応答進捗度算出部C_R1
は、第1制御ループ、第2制御ループ、第3制御ルー
プ、・・・、第n制御ループについて設定された外部設
定値SP1x,SP2x,SP3x,・・・,SPnxのいずれ
かが予め指定された対応する所定値dSP1 ,dSP2
,dSP3 ,・・・,dSPn よりも大幅に変更され
たかどうかを判定する(ステップ104)。
【0014】 SPkx>SPkx’+dSPk (ただし、k=1,2,3,・・・,n) ・・・(2) SPkx<SPkx’−dSPk (ただし、k=1,2,3,・・・,n) ・・・(3) 式(2)、式(3)において、SPkx’は第k制御ルー
プの1制御周期前の外部設定値である。
【0015】ステップ応答進捗度算出部C_R1は、式
(2)または式(3)が成立した場合、すなわち第k
(k=1,2,3,・・・,n)制御ループの現制御周
期の外部設定値SPkxが1制御周期前の外部設定値SP
kx’に所定値dSPk を足した値より大きい場合、また
は外部設定値SPkxが1制御周期前の外部設定値SPk
x’から所定値dSPk を引いた値より小さい場合、外
部設定値SPkxの変更量が所定値dSPk より大である
と判定して、現制御周期をステップ応答の開始時点とす
る(ステップ104においてYES)。
【0016】ステップ応答進捗度算出部C_R1は、ステ
ップ104において判定YESとなった場合、第1制御
ループの現制御周期のノイズ処理制御量PV1*をステッ
プ応答開始前の第1制御ループ制御量PV1aとし、現制
御周期の外部設定値SP1xをステップ応答開始後の第1
制御ループ設定値SP1bとし、第1制御ループのステッ
プ応答の進捗度α1 を0にリセットする(ステップ10
5)。制御量PV1*をステップ応答開始前の制御量PV
1aとするのは、制御量PV1*が現制御周期より前にコン
トローラPID1 から出力された操作量出力MV1 に対
する制御対象Proc1 の応答を示しているからであ
る。
【0017】なお、動作開始後の最初の制御周期では、
ステップ応答進捗度算出部C_R1は、ステップ104,
105の処理を実施せずに、初期化処理を行う(ステッ
プ102,103)。すなわち、ステップ応答進捗度算
出部C_R1は、現制御周期のノイズ処理制御量PV1*を
制御量PV1aの初期値とし、現制御周期の外部設定値S
P1xを設定値SP1bの初期値とし、ステップ応答進捗度
α1 を0にリセットする。
【0018】そして、ステップ応答進捗度算出部C_R1
は、第1制御ループのステップ応答進捗度α1 を算出す
る(ステップ106)。ステップ応答進捗度α1 はΔα
〜1の実数であり、1に近いほどステップ応答が進んで
いることを示す。Δαはステップ応答進捗度補正量(例
えば、0.05)である。
【0019】ステップ応答進捗度算出部C_R1は、制御
量PV1aと設定値SP1bとが等しい場合、ステップ応答
進捗度α1 を1とする。また、制御量PV1aと設定値S
P1bとが等しくない場合、制御量PV1aと設定値SP1b
とノイズ処理制御量PV1*とを用いてステップ応答進捗
度α1 を次式のように算出する。 α1 =(PV1*−PV1a)/(SP1b−PV1a)+Δα ・・・(4)
【0020】さらに、ステップ応答進捗度算出部C_R1
は、算出したステップ応答進捗度α1 が1制御周期前の
ステップ応答進捗度α1’ より小さい場合、1制御周期
前のステップ応答進捗度α1’ を現制御周期におけるス
テップ応答進捗度α1 とする。また、ステップ応答進捗
度算出部C_R1は、算出したステップ応答進捗度α1が
1より大きい場合、現制御周期におけるステップ応答進
捗度α1 を1とする。ただし、最初の制御周期では、α
1’ は0である。こうして、ステップ106の処理が終
了する。
【0021】なお、ステップ101において制御量PV
1 にノイズ処理を施す理由は、ステップ106において
ステップ応答進捗度α1 を正しく算出するためである。
制御量PV1 にノイズ成分が存在すると、ステップ応答
進捗度α1 の算出に誤差が発生する。
【0022】次に、第2制御ループ内部設定値算出部C
_S2は、図示しないセンサによって計測された、第2制
御ループの制御対象Proc2 の制御量PV2 に次式の
ような伝達関数表現で表されるノイズ処理を施して制御
量PV2 のノイズを低減する(ステップ107)。 PV2*={1/(1+Tfs)}PV2 ・・・(5) 式(5)において、PV2*はノイズ処理後の制御量であ
る。
【0023】続いて、第2制御ループ内部設定値算出部
C_S2は、第1制御ループ、第2制御ループ、第3制御
ループ、・・・、第n制御ループについて設定された外
部設定値SP1x,SP2x,SP3x,・・・,SPnxのい
ずれかが予め指定された対応する所定値dSP1 ,dS
P2 ,dSP3 ,・・・,dSPn よりも大幅に変更さ
れたかどうかを判定する(ステップ110)。
【0024】第2制御ループ内部設定値算出部C_S2
は、前記の式(2)または式(3)が成立した場合、外
部設定値SPkx(k=1,2,3,・・・,n)の変更
量が所定値dSPk より大であると判定して、現制御周
期をステップ応答の開始時点とする(ステップ110に
おいてYES)。
【0025】第2制御ループ内部設定値算出部C_S2
は、ステップ110において判定YESとなった場合、
第2制御ループの現制御周期のノイズ処理制御量PV2*
をステップ応答開始前の第2制御ループ制御量PV2aと
し、現制御周期の外部設定値SP2xをステップ応答開始
後の第2制御ループ設定値SP2bとする(ステップ11
1)。
【0026】なお、動作開始後の最初の制御周期では、
第2制御ループ内部設定値算出部C_S2は、ステップ1
10,111の処理を実施せずに、初期化処理を行う
(ステップ108,109)。すなわち、第2制御ルー
プ内部設定値算出部C_S2は、現制御周期のノイズ処理
制御量PV2*を制御量PV2aの初期値とし、現制御周期
の外部設定値SP2xを設定値SP2bの初期値とし、制御
量PV2aを内部設定値SP2 の初期値とする。
【0027】次に、第2制御ループ内部設定値算出部C
_S2は、第2制御ループの内部設定値SP2 を次式のよ
うに算出する(ステップ112)。 SP2 =(SP2’Tx+SP2*dT )/(Tx+dT) ・・・(6) SP2’ は第2制御ループの1制御周期前の内部設定値
SP2 であり、最初の制御周期の場合には制御量PV2a
を初期値として用いる。Txは移行時間であり、例えば
Tx=2Tf〜5Tfとする。dTは制御周期である。
また、SP2*は第2制御ループの内部設定値リファレン
スであり、次式のように求められる。
【0028】 SP2*=(SP2b−PV2a)α1 +PV2a ・・・(7) 以上でステップ112の処理が終了する。なお、ステッ
プ107において制御量PV2 にノイズ処理を施す理由
は、ステップ112において内部設定値SP2を正しく
算出するためである。
【0029】次に、第3制御ループ内部設定値算出部C
_S3は、図示しないセンサによって計測された、第3制
御ループの制御対象Proc3 の制御量PV3 に次式の
ような伝達関数表現で表されるノイズ処理を施して制御
量PV3 のノイズを低減する(ステップ113)。 PV3*={1/(1+Tfs)}PV3 ・・・(8) 式(8)において、PV3*はノイズ処理後の制御量であ
る。
【0030】続いて、第3制御ループ内部設定値算出部
C_S3は、前記の式(2)または式(3)が成立するか
どうかを判定する(ステップ116)。第3制御ループ
内部設定値算出部C_S3は、ステップ116において式
(2)または式(3)が成立して判定YESとなった場
合、第3制御ループの現制御周期のノイズ処理制御量P
V3*をステップ応答開始前の第3制御ループ制御量PV
3aとし、現制御周期の外部設定値SP3xをステップ応答
開始後の第3制御ループ設定値SP3bとする(ステップ
117)。
【0031】なお、動作開始後の最初の制御周期では、
第3制御ループ内部設定値算出部C_S3は、ステップ1
16,117の処理を実施せずに、初期化処理を行う
(ステップ114,115)。すなわち、第3制御ルー
プ内部設定値算出部C_S3は、現制御周期のノイズ処理
制御量PV3*を制御量PV3aの初期値とし、現制御周期
の外部設定値SP3xを設定値SP3bの初期値とし、制御
量PV3aを内部設定値SP3 の初期値とする。
【0032】次に、第3制御ループ内部設定値算出部C
_S3は、第3制御ループの内部設定値SP3 を次式のよ
うに算出する(ステップ118)。 SP3 =(SP3’Tx+SP3*dT )/(Tx+dT) ・・・(9) SP3’ は第3制御ループの1制御周期前の内部設定値
SP3 であり、最初の制御周期の場合には制御量PV3a
を初期値として用いる。また、SP3*は第3制御ループ
の内部設定値リファレンスであり、次式のように求めら
れる。 SP3*=(SP3b−PV3a)α1 +PV3a ・・・(10)
【0033】以上のようにステップ107〜112,1
13〜118と同様の処理を繰り返して、第n−1制御
ループ内部設定値算出部C_Sn-1(不図示)が内部設定
値SPn-1 を算出し終えた後、第n制御ループ内部設定
値算出部C_Snは、図示しないセンサによって計測され
た、第n制御ループの制御対象Procn の制御量PV
n に次式のような伝達関数表現で表されるノイズ処理を
施して制御量PVn のノイズを低減する(ステップ15
1)。 PVn*={1/(1+Tfs)}PVn ・・・(11) 式(11)において、PVn*はノイズ処理後の制御量で
ある。
【0034】続いて、第n制御ループ内部設定値算出部
C_Snは、前記の式(2)または式(3)が成立するか
どうかを判定する(ステップ154)。第n制御ループ
内部設定値算出部C_Snは、ステップ154において式
(2)または式(3)が成立して判定YESとなった場
合、第n制御ループの現制御周期のノイズ処理制御量P
Vn*をステップ応答開始前の第n制御ループ制御量PV
naとし、現制御周期の外部設定値SPnxをステップ応答
開始後の第n制御ループ設定値SPnbとする(ステップ
155)。
【0035】なお、動作開始後の最初の制御周期では、
第n制御ループ内部設定値算出部C_Snは、ステップ1
54,155の処理を実施せずに、初期化処理を行う
(ステップ152,153)。すなわち、第n制御ルー
プ内部設定値算出部C_Snは、現制御周期のノイズ処理
制御量PVn*を制御量PVnaの初期値とし、現制御周期
の外部設定値SPnxを設定値SPnbの初期値とし、制御
量PVnaを内部設定値SPn の初期値とする。
【0036】次に、第n制御ループ内部設定値算出部C
_Snは、第n制御ループの内部設定値SPn を次式のよ
うに算出する(ステップ156)。 SPn =(SPn’Tx+SPn*dT )/(Tx+dT) ・・・(12) SPn’ は第n制御ループの1制御周期前の内部設定値
SPn であり、最初の制御周期の場合には制御量PVna
を初期値として用いる。また、SPn*は第n制御ループ
の内部設定値リファレンスであり、次式のように求めら
れる。 SPn*=(SPnb−PVna)α1 +PVna ・・・(13)
【0037】次に、第1のコントローラPID1 は、次
式のような伝達関数表現で表されるPID演算を実行し
て操作量出力MV1 を算出する(ステップ157)。 MV1 =Kg1 {1+1/(Ti1 s)+Td1 s}(SP1x−PV1 ) ・・・(14) 式(14)において、Kg1 、Ti1 、Td1 はそれぞ
れコントローラPID1 の比例ゲイン、積分時間、微分
時間である。第1のコントローラPID1 は、算出した
操作量出力MV1 を制御対象Proc1 へ出力する。
【0038】第2のコントローラPID2 は、第2制御
ループ内部設定値算出部C_S2から出力された内部設定
値SP2 を用いて次式のような伝達関数表現で表される
PID演算を実行して操作量出力MV2 を算出する(ス
テップ158)。 MV2 =Kg2 {1+1/(Ti2 s)+Td2 s}(SP2 −PV2 ) ・・・(15) 式(15)において、Kg2 、Ti2 、Td2 はそれぞ
れコントローラPID2 の比例ゲイン、積分時間、微分
時間である。第2のコントローラPID2 は、算出した
操作量出力MV2 を制御対象Proc2 へ出力する。
【0039】第3のコントローラPID3 は、第3制御
ループ内部設定値算出部C_S3から出力された内部設定
値SP3 を用いて次式のようなPID演算を実行して操
作量出力MV3 を算出する(ステップ159)。 MV3 =Kg3 {1+1/(Ti3 s)+Td3 s}(SP3 −PV3 ) ・・・(16) 式(16)において、Kg3 、Ti3 、Td3 はそれぞ
れコントローラPID3 の比例ゲイン、積分時間、微分
時間である。第3のコントローラPID3 は、算出した
操作量出力MV3 を制御対象Proc3 へ出力する。
【0040】以上のような操作量出力の算出を順次行
い、第n−1のコントローラPIDn-1 (不図示)が操
作量出力MVn-1 を算出し終えた後、第nのコントロー
ラPIDn は、第n制御ループ内部設定値算出部C_Sn
から出力された内部設定値SPn を用いて次式のような
PID演算を実行して操作量出力MVn を算出する(ス
テップ190)。
【0041】 MVn =Kgn {1+1/(Tin s)+Tdn s}(SPn −PVn ) ・・・(17) 式(17)において、Kgn 、Tin 、Tdn はそれぞ
れコントローラPIDn の比例ゲイン、積分時間、微分
時間である。第nのコントローラPIDn は、算出した
操作量出力MVn を制御対象Procn へ出力する。以
上のステップ101〜190を1制御周期における処理
とし、ステップ101〜190の処理を制御周期毎に繰
り返す。
【0042】本実施の形態では、2ループ以上の制御系
に対する外部からの操作として、ほぼ同時に外部設定値
SP1x,SP2x,SP3x,・・・,SPnxの変更を行な
った後に、予め把握されている最も変化の遅い制御量
(第1制御ループ)のステップ応答進捗度α1 が、ステ
ップ応答進捗度算出部C_R1で算出され、その結果が他
の制御ループの内部設定値算出部C_S2〜C_Snに出力
される。
【0043】各内部設定値算出部C_S2〜C_Snでは、
それぞれ対応する第2〜第n制御ループの制御量PV2
〜PVn の進捗度を最も変化の遅い第1制御ループの制
御量PV1 に同期させるために、ステップ応答進捗度α
1 に基づいて第2〜第n制御ループのステップ応答を抑
制する方向に補正した内部設定値SP2 〜SPn が算出
される。
【0044】最も変化の遅い第1制御ループのコントロ
ーラPID1 は、オペレータによって設定された本来の
外部設定値SP1xに基づき操作量出力MV1 を算出す
る。第2〜第n制御ループのコントローラPID2 〜P
IDn は、補正された内部設定値SP2 〜SPn に基づ
き操作量出力MV2 〜MVn を算出する。
【0045】以上の構成により、第1〜第n制御ループ
において外部設定値SP1x〜SPnxがほぼ同時に変更さ
れたときに、最も変化の遅い第1制御ループ以外の制御
ループのステップ応答が第1制御ループのステップ応答
よりも際立って速く進むのを抑制することができ、第1
制御ループ以外のコントローラPID2 〜PIDn にお
いて、ステップ応答完了後の整定状態を維持しつつ待機
する整定待機時間を削減することができる。
【0046】コントローラPID1 〜PIDn が例えば
ヒータを制御して昇温制御を行う場合、従来の制御装置
では、少なくとも第1制御ループのステップ応答が完了
するまで、コントローラPID2 〜PIDn は高温の整
定状態を維持しつつ待機しなければならず、エネルギー
消費量が大きくなる。これに対して、本実施の形態の制
御装置では、コントローラPID2 〜PIDn の整定待
機時間を削減することができるので、エネルギー消費量
を低減することができ、省エネルギーを実現することが
できる。
【0047】図4は各制御ループのコントローラPID
1 〜PIDn を独立に動作させる従来の制御装置の制御
動作例を示す図、図5は本実施の形態の制御装置の制御
動作例を示す図である。図4、図5は、第1制御ループ
の外部設定値SP1xがSP1aからSP1bに変更され、第
2制御ループの外部設定値SP2xがSP2aからSP2bに
変更され、第3制御ループの外部設定値SP3xがSP3a
からSP3bに変更され、第n制御ループの外部設定値S
PnxがSPnaからSPnbに変更されたときの制御量PV
1 ,PV2 ,PV3 ,・・・,PVn を求めたシミュレ
ーション結果である。ただし、図4、図5では、第1〜
第3制御ループについてのみ記載している。また、図
4、図5の例では、第1制御ループを最も制御量変化の
遅いループとしている。
【0048】図4に示すように、従来の制御装置では、
第1制御ループの制御量PV1 が設定値SP1bに到達す
る前に第2制御ループ、第3制御ループ、・・・、第n
制御ループの制御量PV2 ,PV3 ,・・・,PVn が
先にSP2b,SP3b,・・・,SPnbに到達するので、
第2制御ループ、第3制御ループ、・・・、第n制御ル
ープのコントローラPID2 ,PID3 ,・・・,PI
Dn にそれぞれ整定待機時間T_w2,T_w3,・・・,
T_wnが発生する。
【0049】これに対して、本実施の形態では、図5に
示すように、第1制御ループの制御量PV1 の変化に同
期して第2制御ループ、第3制御ループ、・・・、第n
制御ループの制御量PV2 ,PV3 ,・・・,PVn を
変化させるので、第2制御ループ、第3制御ループ、・
・・、第n制御ループのコントローラPID2 ,PID
3 ,・・・,PIDn に整定待機時間が発生しない。
【0050】[実施の形態の2]図6は本発明の第2の
実施の形態となる制御装置の構成を示すブロック図であ
る。図6の制御装置は、第1〜第nのコントローラPI
D1 〜PIDn と、コントローラPID1 〜PIDn 毎
に設けられ、第1〜第n制御ループのステップ応答の進
捗度を算出するステップ応答進捗度算出部C_R1a 〜C
_Rna と、ステップ応答進捗度算出部C_R1a 〜C_Rn
a によって算出されたステップ応答の進捗度のうち最も
遅い最遅進捗度を選択する最遅ステップ応答進捗度算出
部C_Rmと、コントローラPID1 〜PIDn 毎に設け
られ、第1〜第n制御ループの制御量が最遅進捗度の制
御量に同期して変化するように、第1〜第n制御ループ
の設定値を最遅進捗度に基づいて補正してコントローラ
PID1 〜PIDn に与える制御ループ内部設定値算出
部C_S1a 〜C_Sna とから構成されている。
【0051】実施の形態の1では、制御量変化が最も遅
い制御ループを予め把握している場合に適用している
が、本実施の形態では、制御量変化が最も遅い制御ルー
プを予め把握できない場合に適用することができる。
【0052】以下、本実施の形態の制御装置の動作につ
いて説明する。図7、図8は図6の制御装置の動作を示
すフローチャート図である。第1制御量ステップ応答進
捗度算出部C_R1a によるステップ201〜206の処
理は、実施の形態の1で説明した第1制御量ステップ応
答進捗度算出部C_R1によるステップ101〜106の
処理と殆ど同じであるので、詳細な説明は省略する。実
施の形態の1と異なるのは、ステップ応答進捗度算出部
C_R1a が設定値SP1bと制御量PV1aとを第1制御ル
ープ内部設定値算出部C_S1a へ出力する点である。
【0053】次に、第2制御量ステップ応答進捗度算出
部C_R2a は、図示しないセンサによって計測された、
第2制御ループの制御対象Proc2 の制御量PV2 に
式(5)の伝達関数表現で表されるノイズ処理を施して
ノイズ処理制御量PV2*を生成する(ステップ20
7)。
【0054】続いて、第2制御量ステップ応答進捗度算
出部C_R2a は、第1制御ループ、第2制御ループ、第
3制御ループ、・・・、第n制御ループについて設定さ
れた外部設定値SP1x,SP2x,SP3x,・・・,SP
nxのいずれかが予め指定された対応する所定値dSP1
,dSP2 ,dSP3 ,・・・,dSPn よりも大幅
に変更されたかどうかを判定する(ステップ210)。
【0055】第2制御量ステップ応答進捗度算出部C_
R2a は、前記の式(2)または式(3)が成立した場
合、外部設定値SPkx(k=1,2,3,・・・,n)
の変更量が所定値dSPk より大であると判定して、現
制御周期をステップ応答の開始時点とする(ステップ2
10においてYES)。
【0056】第2制御量ステップ応答進捗度算出部C_
R2a は、ステップ210において判定YESとなった場
合、第2制御ループの現制御周期のノイズ処理制御量P
V2*をステップ応答開始前の第2制御ループ制御量PV
2aとし、現制御周期の外部設定値SP2xをステップ応答
開始後の第2制御ループ設定値SP2bとし、第2制御ル
ープのステップ応答の進捗度α2 を0にリセットする
(ステップ211)。
【0057】なお、動作開始後の最初の制御周期では、
第2制御量ステップ応答進捗度算出部C_R2a は、ステ
ップ210,211の処理を実施せずに、初期化処理を
行う(ステップ208,209)。すなわち、第2制御
量ステップ応答進捗度算出部C_R2a は、現制御周期の
ノイズ処理制御量PV2*を制御量PV2aの初期値とし、
現制御周期の外部設定値SP2xを設定値SP2bの初期値
とし、ステップ応答進捗度α2 を0にリセットする。
【0058】そして、第2制御量ステップ応答進捗度算
出部C_R2a は、第2制御ループのステップ応答進捗度
α2 を算出する(ステップ212)。第2制御量ステッ
プ応答進捗度算出部C_R2a は、制御量PV2aと設定値
SP2bとが等しい場合、ステップ応答進捗度α2 を1と
する。また、制御量PV2aと設定値SP2bとが等しくな
い場合、制御量PV2aと設定値SP2bとノイズ処理制御
量PV2*とを用いてステップ応答進捗度α2 を次式のよ
うに算出する。 α2 =(PV2*−PV2a)/(SP2b−PV2a)+Δα ・・・(18)
【0059】さらに、第2制御量ステップ応答進捗度算
出部C_R2a は、算出したステップ応答進捗度α2 が1
制御周期前のステップ応答進捗度α2’ より小さい場
合、1制御周期前のステップ応答進捗度α2’ を現制御
周期におけるステップ応答進捗度α2 とする。また、第
2制御量ステップ応答進捗度算出部C_R2a は、算出し
たステップ応答進捗度α2 が1より大きい場合、現制御
周期におけるステップ応答進捗度α2 を1とする。ただ
し、最初の制御周期では、α2’ は0である。こうし
て、ステップ212の処理が終了する。
【0060】次に、第3制御量ステップ応答進捗度算出
部C_R3a は、図示しないセンサによって計測された、
第3制御ループの制御対象Proc3 の制御量PV3 に
式(8)の伝達関数表現で表されるノイズ処理を施して
ノイズ処理制御量PV3*を生成する(ステップ21
3)。
【0061】続いて、第3制御量ステップ応答進捗度算
出部C_R3a は、第1制御ループ、第2制御ループ、第
3制御ループ、・・・、第n制御ループについて設定さ
れた外部設定値SP1x,SP2x,SP3x,・・・,SP
nxのいずれかが予め指定された対応する所定値dSP1
,dSP2 ,dSP3 ,・・・,dSPn よりも大幅
に変更されたかどうかを判定する(ステップ216)。
【0062】第3制御量ステップ応答進捗度算出部C_
R3a は、前記の式(2)または式(3)が成立した場
合、外部設定値SPkx(k=1,2,3,・・・,n)
の変更量が所定値dSPk より大であると判定して、現
制御周期をステップ応答の開始時点とする(ステップ2
16においてYES)。
【0063】第3制御量ステップ応答進捗度算出部C_
R3a は、ステップ216において判定YESとなった場
合、第3制御ループの現制御周期のノイズ処理制御量P
V3*をステップ応答開始前の第3制御ループ制御量PV
3aとし、現制御周期の外部設定値SP3xをステップ応答
開始後の第3制御ループ設定値SP3bとし、第3制御ル
ープのステップ応答の進捗度α3 を0にリセットする
(ステップ217)。
【0064】なお、動作開始後の最初の制御周期では、
第3制御量ステップ応答進捗度算出部C_R3a は、ステ
ップ216,217の処理を実施せずに、初期化処理を
行う(ステップ214,215)。すなわち、第3制御
量ステップ応答進捗度算出部C_R3a は、現制御周期の
ノイズ処理制御量PV3*を制御量PV3aの初期値とし、
現制御周期の外部設定値SP3xを設定値SP3bの初期値
とし、ステップ応答進捗度α3 を0にリセットする。
【0065】そして、第3制御量ステップ応答進捗度算
出部C_R3a は、第3制御ループのステップ応答進捗度
α3 を算出する(ステップ218)。第3制御量ステッ
プ応答進捗度算出部C_R3a は、制御量PV3aと設定値
SP3bとが等しい場合、ステップ応答進捗度α3 を1と
する。また、制御量PV3aと設定値SP3bとが等しくな
い場合、制御量PV3aと設定値SP3bとノイズ処理制御
量PV3*とを用いてステップ応答進捗度α3 を次式のよ
うに算出する。 α3 =(PV3*−PV3a)/(SP3b−PV3a)+Δα ・・・(19)
【0066】さらに、第3制御量ステップ応答進捗度算
出部C_R3a は、算出したステップ応答進捗度α3 が1
制御周期前のステップ応答進捗度α3’ より小さい場
合、1制御周期前のステップ応答進捗度α3’ を現制御
周期におけるステップ応答進捗度α3 とする。また、第
3制御量ステップ応答進捗度算出部C_R3a は、算出し
たステップ応答進捗度α3 が1より大きい場合、現制御
周期におけるステップ応答進捗度α3 を1とする。ただ
し、最初の制御周期では、α3’ は0である。こうし
て、ステップ218の処理が終了する。
【0067】以上のようにステップ207〜212,2
13〜218と同様の処理を繰り返して、第n−1制御
量ステップ応答進捗度算出部C_Rn-1a (不図示)が第
n−1制御ループのステップ応答進捗度αn-1 を算出し
終えた後、第n制御量ステップ応答進捗度算出部C_Rn
a は、図示しないセンサによって計測された、第n制御
ループの制御対象Procn の制御量PVn に式(1
1)の伝達関数表現で表されるノイズ処理を施してノイ
ズ処理制御量PVn*を生成する(ステップ251)。
【0068】続いて、第n制御量ステップ応答進捗度算
出部C_Rna は、第1制御ループ、第2制御ループ、第
3制御ループ、・・・、第n制御ループについて設定さ
れた外部設定値SP1x,SP2x,SP3x,・・・,SP
nxのいずれかが予め指定された対応する所定値dSP1
,dSP2 ,dSP3 ,・・・,dSPn よりも大幅
に変更されたかどうかを判定する(ステップ254)。
【0069】第n制御量ステップ応答進捗度算出部C_
Rna は、前記の式(2)または式(3)が成立した場
合、外部設定値SPkx(k=1,2,3,・・・,n)
の変更量が所定値dSPk より大であると判定して、現
制御周期をステップ応答の開始時点とする(ステップ2
54においてYES)。
【0070】第n制御量ステップ応答進捗度算出部C_
Rna は、ステップ254において判定YESとなった場
合、第n制御ループの現制御周期のノイズ処理制御量P
Vn*をステップ応答開始前の第n制御ループ制御量PV
naとし、現制御周期の外部設定値SPnxをステップ応答
開始後の第n制御ループ設定値SPnbとし、第n制御ル
ープのステップ応答の進捗度αn を0にリセットする
(ステップ255)。
【0071】なお、動作開始後の最初の制御周期では、
第n制御量ステップ応答進捗度算出部C_Rna は、ステ
ップ254,255の処理を実施せずに、初期化処理を
行う(ステップ252,253)。すなわち、第n制御
量ステップ応答進捗度算出部C_Rna は、現制御周期の
ノイズ処理制御量PVn*を制御量PVnaの初期値とし、
現制御周期の外部設定値SPnxを設定値SPnbの初期値
とし、ステップ応答進捗度αn を0にリセットする。
【0072】そして、第n制御量ステップ応答進捗度算
出部C_Rna は、第n制御ループのステップ応答進捗度
αn を算出する(ステップ256)。第n制御量ステッ
プ応答進捗度算出部C_Rna は、制御量PVnaと設定値
SPnbとが等しい場合、ステップ応答進捗度αn を1と
する。また、制御量PVnaと設定値SPnbとが等しくな
い場合、制御量PVnaと設定値SPnbとノイズ処理制御
量PVn*とを用いてステップ応答進捗度αn を次式のよ
うに算出する。 αn =(PVn*−PVna)/(SPnb−PVna)+Δα ・・・(20)
【0073】さらに、第n制御量ステップ応答進捗度算
出部C_Rna は、算出したステップ応答進捗度αn が1
制御周期前のステップ応答進捗度αn’ より小さい場
合、1制御周期前のステップ応答進捗度αn’ を現制御
周期におけるステップ応答進捗度αn とする。また、第
n制御量ステップ応答進捗度算出部C_Rna は、算出し
たステップ応答進捗度αn が1より大きい場合、現制御
周期におけるステップ応答進捗度αn を1とする。ただ
し、最初の制御周期では、αn’ は0である。こうし
て、ステップ256の処理が終了する。
【0074】次に、最遅ステップ応答進捗度算出部C_
Rmは、第1制御ループ、第2制御ループ、第3制御ルー
プ、・・・、第n制御ループの全てのステップ応答進捗
度α1 ,α2 ,α3 ,・・・,αn から最小値(最遅制
御量ステップ応答進捗度)αmin を算出して、各内部設
定値算出部C_S1a 〜C_Sna へ出力する(ステップ2
57)。
【0075】すなわち、最遅ステップ応答進捗度算出部
C_Rmは、ステップ応答進捗度α1がステップ応答進捗
度α2 より小さい場合、α1 を最小値αmin とし、α1
がα2 以上の場合、α2 を最小値αmin とする。さら
に、最遅ステップ応答進捗度算出部C_Rmは、この最小
値αmin よりステップ応答進捗度α3 が小さい場合、α
3 を最小値αmin とする。以下、同様に最小値αmin と
ステップ応答進捗度との大小比較をαn まで繰り返し
て、最小値αmin を確定する。
【0076】次いで、第1制御ループ内部設定値算出部
C_S1a は、第1制御ループの内部設定値SP1 を次式
のように算出する(ステップ258)。 SP1 =(SP1’Tx+SP1*dT )/(Tx+dT) ・・・(21) SP1’ は第1制御ループの1制御周期前の内部設定値
SP1 であり、最初の制御周期の場合には制御量PV1a
を初期値として用いる。また、SP1*は第1制御ループ
の内部設定値リファレンスであり、次式のように求めら
れる。 SP1*=(SP1b−PV1a)αmin +PV1a ・・・(22)
【0077】第2制御ループ内部設定値算出部C_S2a
は、第2制御ループの内部設定値SP2 を次式のように
算出する(ステップ259)。 SP2 =(SP2’Tx+SP2*dT )/(Tx+dT) ・・・(23) SP2’ は第2制御ループの1制御周期前の内部設定値
SP2 であり、最初の制御周期の場合には制御量PV2a
を初期値として用いる。また、SP2*は第2制御ループ
の内部設定値リファレンスであり、次式のように求めら
れる。 SP2*=(SP2b−PV2a)αmin +PV2a ・・・(24)
【0078】第3制御ループ内部設定値算出部C_S3a
は、第3制御ループの内部設定値SP3 を次式のように
算出する(ステップ260)。 SP3 =(SP3’Tx+SP3*dT )/(Tx+dT) ・・・(25) SP3’ は第3制御ループの1制御周期前の内部設定値
SP3 であり、最初の制御周期の場合には制御量PV3a
を初期値として用いる。また、SP3*は第3制御ループ
の内部設定値リファレンスであり、次式のように求めら
れる。 SP3*=(SP3b−PV3a)αmin +PV3a ・・・(26)
【0079】以下同様に内部設定値の算出を繰り返し
て、第n−1制御ループ内部設定値算出部C_Sn-1a
(不図示)が第n−1制御ループの内部設定値SPn-1
を算出し終えた後、第n制御ループ内部設定値算出部C
_Sna は、第n制御ループの内部設定値SPn を次式の
ように算出する(ステップ290)。 SPn =(SPn’Tx+SPn*dT )/(Tx+dT) ・・・(27)
【0080】SPn’ は第n制御ループの1制御周期前
の内部設定値SPn であり、最初の制御周期の場合には
制御量PVnaを初期値として用いる。また、SPn*は第
n制御ループの内部設定値リファレンスであり、次式の
ように求められる。 SPn*=(SPnb−PVna)αmin +PVna ・・・(28)
【0081】次に、第1のコントローラPID1 は、第
1制御ループ内部設定値算出部C_S1a から出力された
内部設定値SP1 を用いて次式のような伝達関数表現で
表されるPID演算を実行して操作量出力MV1 を算出
する(ステップ291)。 MV1 =Kg1 {1+1/(Ti1 s)+Td1 s}(SP1 −PV1 ) ・・・(29) 式(29)において、Kg1 、Ti1 、Td1 はそれぞ
れコントローラPID1 の比例ゲイン、積分時間、微分
時間である。第1のコントローラPID1 は、算出した
操作量出力MV1 を制御対象Proc1 へ出力する。
【0082】第2のコントローラPID2 は、第2制御
ループ内部設定値算出部C_S2a から出力された内部設
定値SP2 を用いて式(15)のようなPID演算を実
行して操作量出力MV2 を算出する(ステップ29
2)。第2のコントローラPID2 は、算出した操作量
出力MV2 を制御対象Proc2 へ出力する。
【0083】第3のコントローラPID3 は、第3制御
ループ内部設定値算出部C_S3a から出力された内部設
定値SP3 を用いて式(16)のようなPID演算を実
行して操作量出力MV3 を算出する(ステップ29
3)。第3のコントローラPID3 は、算出した操作量
出力MV3 を制御対象Proc3 へ出力する。
【0084】以上のような操作量出力の算出を順次行
い、第n−1のコントローラPIDn-1 (不図示)が操
作量出力MVn-1 を算出し終えた後、第nのコントロー
ラPIDn は、第n制御ループ内部設定値算出部C_Sn
a から出力された内部設定値SPn を用いて式(17)
のようなPID演算を実行して操作量出力MVn を算出
する(ステップ320)。第nのコントローラPIDn
は、算出した操作量出力MVn を制御対象Procn へ
出力する。以上のステップ201〜320を1制御周期
における処理とし、ステップ201〜320の処理を制
御周期毎に繰り返す。
【0085】本実施の形態では、2ループ以上の制御系
に対する外部からの操作として、ほぼ同時に外部設定値
SP1x,SP2x,SP3x,・・・,SPnxの変更を行な
った後に、各制御ループのステップ応答進捗度α1 〜α
n がステップ応答進捗度算出部C_R1a 〜C_Rna で算
出され、その結果が最遅ステップ応答進捗度算出部C_
Rmに出力される。
【0086】最遅ステップ応答進捗度算出部C_Rmで
は、各制御ループのステップ応答進捗度α1 〜αn の最
小値、すなわち最も遅いステップ応答進捗度αmin が算
出され、この最遅進捗度αmin が各制御ループの内部設
定値算出部C_S1a 〜C_Snaに出力される。
【0087】各内部設定値算出部C_S1a 〜C_Sna で
は、それぞれ対応する第1〜第n制御ループの制御量P
V1 〜PVn の進捗度を最も変化の遅い制御ループの制
御量に同期させるために、最遅進捗度αmin に基づいて
第1〜第n制御ループのステップ応答を抑制する方向に
補正した内部設定値SP1 〜SPn が算出される。この
際、最も遅い制御ループについても同様の処理が行われ
るが、設定値補正演算は、この最遅制御ループの応答速
度に影響を与えない程度の処理とする。そして、第1〜
第n制御ループのコントローラPID1 〜PIDn は、
補正された内部設定値SP1 〜SPn に基づいて操作量
出力MV1 〜MVn を算出する。
【0088】以上の構成により、第1〜第n制御ループ
において外部設定値SP1x〜SPnxがほぼ同時に変更さ
れたときに、最も変化の遅い制御ループ以外の制御ルー
プのステップ応答が最遅制御ループのステップ応答より
も際立って速く進むのを抑制することができ、最遅制御
ループ以外のコントローラにおいて整定待機時間を削減
することができ、省エネルギーを実現することができ
る。特に、本実施の形態では、最も変化の遅い最遅制御
ループを予め把握しておく必要がなく、状況によりステ
ップ応答速度が異なり、最遅制御ループが変わる場合で
も、適切に動作させることができる。
【0089】図9は本実施の形態の制御装置の制御動作
例を示す図である。図9は、第1制御ループの外部設定
値SP1xがSP1aからSP1bに変更され、第2制御ルー
プの外部設定値SP2xがSP2aからSP2bに変更され、
第3制御ループの外部設定値SP3xがSP3aからSP3b
に変更され、第n制御ループの外部設定値SPnxがSP
naからSPnbに変更されたときの制御量PV1 ,PV2
,PV3 ,・・・,PVn を求めたシミュレーション
結果である。ただし、図9では、第1〜第3制御ループ
についてのみ記載している。また、図9の例では、第2
制御ループを最も制御量変化の遅いループとしている。
【0090】図9から分かるように、本実施の形態を適
用すれば、制御量変化が最も遅い第2制御ループの制御
量PV2 の変化に同期して第1制御ループ、第3制御ル
ープ、・・・、第n制御ループの制御量PV1 ,PV3
,・・・,PVn を変化させるので、第1制御ルー
プ、第3制御ループ、・・・、第n制御ループのコント
ローラPID1 ,PID3 ,・・・,PIDn に整定待
機時間が発生しない。なお、実施の形態の1,2では、
n≧4の場合について説明しているが、n≧2であれ
ば、本発明を適用できることは言うまでもない。また、
実施の形態の1,2では、全ての外部設定値を同時に変
更しているが、これに限るものではなく、実施の形態の
1では、nループ中の最遅ループを含む2ループ以上を
若干タイミングをずらして変更した場合でも、効果を得
ることができる。また、実施の形態の2では、nループ
中の任意の2ループ以上を若干タイミングをずらして変
更した場合でも、効果を得ることができる。
【0091】
【発明の効果】本発明によれば、制御量変化が最も遅い
第1制御ループのステップ応答の進捗度を算出し、第1
制御ループ以外の他の制御ループの制御量が第1制御ル
ープの制御量に同期して自動的に変化するように、他の
制御ループの設定値をステップ応答の進捗度に基づいて
補正して対応するコントローラに与えるようにしたこと
により、他の制御ループのコントローラの整定待機時間
を削減することができるので、エネルギー消費量を低減
することができ、省エネルギーを実現することができ
る。
【0092】また、各制御ループのステップ応答の進捗
度を算出し、算出したステップ応答の進捗度のうち最も
遅い最遅進捗度を選択し、各制御ループの制御量が最遅
進捗度の制御量に同期して自動的に変化するように、各
制御ループの設定値を最遅進捗度に基づいて補正して対
応するコントローラに与えるようにしたことにより、他
の制御ループのコントローラの整定待機時間を削減する
ことができるので、エネルギー消費量を低減することが
でき、省エネルギーを実現することができる。また、算
出したステップ応答の進捗度のうち最も遅い最遅進捗度
を選択するようにしたので、最も変化の遅い最遅制御ル
ープを予め把握しておく必要がなく、状況によりステッ
プ応答速度が異なり、最遅制御ループが変わる場合で
も、適切に動作させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施の形態となる制御装置の
構成を示すブロック図である。
【図2】 図1の制御装置の動作を説明するためのフロ
ーチャート図である。
【図3】 図1の制御装置の動作を説明するためのフロ
ーチャート図である。
【図4】 従来の制御装置の制御動作例を示す図であ
る。
【図5】 図1の制御装置の制御動作例を示す図であ
る。
【図6】 本発明の第2の実施の形態となる制御装置の
構成を示すブロック図である。
【図7】 図6の制御装置の動作を説明するためのフロ
ーチャート図である。
【図8】 図6の制御装置の動作を説明するためのフロ
ーチャート図である。
【図9】 図6の制御装置の制御動作例を示す図であ
る。
【符号の説明】
PID1 〜PIDn …コントローラ、Proc1 〜Pr
ocn …制御対象、C_R1、C_R1a 〜C_Rna …ステ
ップ応答進捗度算出部、C_S2〜C_Sn、C_S1a 〜C
_Sna …制御ループ内部設定値算出部、C_Rm…最遅ス
テップ応答進捗度算出部。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1制御ループの制御量を設定値と一致
    させるべく制御を行う第1のコントローラと、 前記第1制御ループより制御量変化が速い1つ以上の他
    の制御ループの制御量を各設定値と一致させるべく制御
    を行う1つ以上の他のコントローラと、 前記第1制御ループのステップ応答の進捗度を算出する
    ステップ応答進捗度算出部と、 前記他のコントローラ毎に設けられ、対応する前記他の
    制御ループの制御量が前記第1制御ループの制御量に同
    期して変化するように、対応する前記他の制御ループの
    設定値を前記ステップ応答の進捗度に基づいて補正して
    対応する前記他のコントローラに与える制御ループ内部
    設定値算出部とからなることを特徴とする制御装置。
  2. 【請求項2】 複数の制御ループの制御量を各設定値と
    一致させるべく制御を行う複数のコントローラと、 このコントローラ毎に設けられ、対応する前記制御ルー
    プのステップ応答の進捗度を算出する複数のステップ応
    答進捗度算出部と、 このステップ応答進捗度算出部によって算出されたステ
    ップ応答の進捗度のうち最も遅い最遅進捗度を選択する
    最遅ステップ応答進捗度算出部と、 前記コントローラ毎に設けられ、対応する前記制御ルー
    プの制御量が前記最遅進捗度の制御量に同期して変化す
    るように、対応する前記制御ループの設定値を前記最遅
    進捗度に基づいて補正して対応する前記コントローラに
    与える制御ループ内部設定値算出部とからなることを特
    徴とする制御装置。
  3. 【請求項3】 複数の制御ループの制御量を各設定値と
    一致させるべく制御を行う複数のコントローラを備えた
    制御装置において、 制御量変化が最も遅い第1制御ループのステップ応答の
    進捗度を算出し、 前記第1制御ループ以外の他の制御ループの制御量が前
    記第1制御ループの制御量に同期して変化するように、
    前記他の制御ループの設定値を前記ステップ応答の進捗
    度に基づいて補正して対応する前記コントローラに与え
    るようにしたことを特徴とする制御方法。
  4. 【請求項4】 複数の制御ループの制御量を各設定値と
    一致させるべく制御を行う複数のコントローラを備えた
    制御装置において、 各制御ループのステップ応答の進捗度を算出し、 算出したステップ応答の進捗度のうち最も遅い最遅進捗
    度を選択し、 各制御ループの制御量が前記最遅進捗度の制御量に同期
    して変化するように、各制御ループの設定値を前記最遅
    進捗度に基づいて補正して対応する前記コントローラに
    与えるようにしたことを特徴とする制御方法。
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