JP2002048043A - 点火コイル装置の取付構造 - Google Patents

点火コイル装置の取付構造

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JP2002048043A
JP2002048043A JP2000189469A JP2000189469A JP2002048043A JP 2002048043 A JP2002048043 A JP 2002048043A JP 2000189469 A JP2000189469 A JP 2000189469A JP 2000189469 A JP2000189469 A JP 2000189469A JP 2002048043 A JP2002048043 A JP 2002048043A
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秀敏 中島
Yoshitaka Sato
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 組み付けが容易で安価な点火コイル装置の取
付構造を提供する。 【解決手段】 点火コイル装置10のコイルケース11
外に露出しているコア21の高圧タワー12近傍に、一
箇所貫通孔が形成されている。ボルト40は、この貫通
孔に挿入され、取付座2にコア21を締め付けている。
ケース突部30は、コイルケース11と樹脂で一体成形
されている突部本体31と、突部本体31のエンジン側
端部に嵌合しているゴム部材としてのゴムキャップ32
を有している。ボルト40で取付座2にコア21を締め
付けると、ゴムキャップ32は大きな力でエンジンヘッ
ドカバー1の表面1aに押し付けられ、ゴムキャップ3
2とエンジンヘッドカバー1との間に大きな摩擦力が働
く。さらに、ボルト40を締め付けるときにボルト40
が回転する方向と同一方向に点火コイル装置10に回転
力が加わっても、回転規制突部3がケース突部30を係
止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、点火プラグに高電
圧を印加する点火コイル装置を内燃機関(以下、「内燃
機関」をエンジンという)に取り付ける取付構造に関す
る。
【0002】
【従来の技術】点火プラグに高電圧を印加して火花を発
生させ燃料に点火する従来の点火コイル装置において、
所謂箱型のものは、コイルケースの外部に露出したコア
に貫通孔を複数、例えば二箇所形成し、貫通孔に挿入し
たボルトでエンジン表面に設けた取付座にコアを締め付
けることによりエンジンに点火コイル装置を取り付けて
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、一つの点火コ
イル装置当たりエンジン表面に2個の取付座を形成しコ
アの二箇所をボルト締めするので、部品点数および組み
付け工数が増加する。したがって、製造コストが増加す
るという問題がある。本発明の目的は、組み付けが容易
で安価な点火コイル装置の取付構造を提供することにあ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1または
5記載の点火コイル装置の取付構造によると、エンジン
の表面と取付座の頂面との距離をL1、コイルケースに
設けた肉厚部のエンジン側端面とコアの取付座側端面と
の距離をL2とすると、L1<L2である。したがっ
て、取付座にコアをボルト締めすると、肉厚部がエンジ
ン表面に押し付けられて固定される。この際肉厚部が縮
むので、エンジン表面からコイルケースへの垂直抗力が
高められる。したがって、一箇所だけで取付座にコアを
ボルト締めするときにボルトが回転する方向と同一方向
に点火コイル装置に回転力が加わっても、エンジン表面
と肉厚部との間に大きな摩擦力が働くので、点火コイル
装置が回転することを防止する。
【0005】また、肉厚部がエンジン表面に押し付けら
れているため、エンジンの振動が点火コイル装置に伝わ
ることを低減する。したがって、ボルトの締め付け力の
緩みを防止できる。さらに、点火コイル装置内の各部材
のずれを防止できる。また、一つの点火コイル装置当た
り一箇所のボルト締めでエンジンに点火コイル装置を取
り付けることができるので、部品点数および組み付け工
数が減少し、組み付けが容易である。したがって、製造
コストが低減する。
【0006】本発明の請求項2記載の点火コイル装置の
取付構造によると、肉厚部は樹脂製であるから、取付座
にコアをボルト締めするときに樹脂製の肉厚部とエンジ
ン表面との間で大きな摩擦力が働く。したがって、ボル
ト締めするときにボルトの回転方向と同一方向に点火コ
イル装置が回転することを防止できる。
【0007】本発明の請求項3記載の点火コイル装置の
取付構造によると、肉厚部はエンジン側端部に弾性部材
を有しているので、取付座にコアをボルト締めするとき
にエンジン表面と弾性部材との間で大きな摩擦力が働
く。したがって、ボルト締めするときにボルトの回転方
向と同一方向に点火コイル装置が回転することを防止で
きる。さらに、エンジンの振動または車両走行時の振動
が肉厚部の弾性部材で低減されるので、ボルトの締め付
け力が緩むことを防止するとともに、点火コイル装置内
の部材のがたつきを防止できる。本発明の請求項4記載
の点火コイル装置の取付構造によると、ボルトでコアを
締め付ける位置は高圧タワーの近傍である。高圧タワー
に結合したハイテンションコードの振動が点火コイル装
置に伝わっても、高圧タワーの近傍でコアがボルト締め
されているので、点火コイル装置に加わる振動を低減で
きる。
【0008】本発明の請求項6記載の点火コイル装置の
取付構造によると、高圧タワーの軸線とボルトの軸線と
は直交している。つまり、高圧タワーはエンジン表面に
沿って延びている。したがって、点火コイル装置がエン
ジン表面から突出する高さを低くできる。本発明の請求
項7記載の点火コイル装置の取付構造によると、エンジ
ンは、肉厚部を係止しボルト締めするときにボルトの回
転方向と同一方向に点火コイル装置が回転することを規
制する回転規制突部を有している。したがって、ボルト
締めするときに点火コイル装置が回転することを確実に
防止する。
【0009】本発明の請求項8記載の点火コイル装置の
取付構造によると、複数の磁性部材で環状に構成されて
いるコアにおいて、周方向に隣接している一箇所の磁性
部材同士を重ね合わせ、この重ね部を取付部材によりエ
ンジンの取付座に押し付け、エンンジンに点火コイル装
置を取り付けている。取付部材でコアの一箇所を取付座
に押し付けた状態で、エンジンの振動や車両走行時の振
動が点火コイル装置に加わっても、磁性部材同士の重ね
部の緩みを防止し、さらに磁性部材同士の他の結合部の
緩みを防止できる。さらに、一つの点火コイル装置を一
箇所でエンジンに取り付けることができるので、部品点
数および組み付け工数が減少し、組付けが容易である。
したがって、製造コストが低減する。
【0010】本発明の請求項9記載の点火コイル装置の
取付構造によると、コイルケースの外部に位置するコア
の一箇所を取付部材でエンジンの取付座に押し付けるこ
とにより、点火コイル装置の一部がエンジンの突部に押
し付けられる。取付座および凸部の2点で点火コイル装
置がエンジンに支持されるので、取付部材を用いてエン
ジンに点火コイル装置を押し付ける箇所が一箇所だけで
あっても、エンジンの振動または車両走行時の振動が点
火コイル装置に加わっても、取付座を支点として点火コ
イル装置が振動することを低減する。したがって、取付
座と接触しているコアの摩耗を防止し、点火コイル装置
の取付箇所が緩むことを防止する。
【0011】また、エンジンの凸部と点火コイル装置と
の間に垂直効力が働くので、例えば取付部材としてボル
トを用い、コアをボルト締めするときにボルトが回転す
る方向と同一方向に点火コイル装置に回転力が加わって
も、エンジンの凸部と点火コイル装置との間に大きな摩
擦力が働く。したがって、点火コイル装置が回転するこ
とを防止する。また、一つの点火コイル装置当たり一箇
所でエンジンに点火コイル装置を取り付けることができ
るので、部品点数および組み付け工数が減少し、組付け
が容易である。したがって、製造コストが低減する。
【0012】本発明の請求項10記載の点火コイル装置
の取付構造によると、点火コイル装置と凸部との間に弾
性部材が挟持されるので、エンジンの振動または車両走
行時の振動が弾性部材で低減される。したがって、取付
座と接触しているコアの摩耗を防止し、点火コイル装置
の取付箇所が緩むことを防止する。また、例えば取付座
にコアをボルト締めするときに弾性部材と点火コイル装
置との間で大きな摩擦力が働く。したがって、ボルト締
めするときにボルトの回転方向と同一方向に点火コイル
装置が回転することを防止できる。
【0013】本発明の請求項11記載の点火コイル装置
の取付構造によると、取付部材で取付座にコアを押し付
けると、点火コイル装置が弾性部材に押し付けられる。
取付座および弾性部材の2点で点火コイル装置が支持さ
れるので、取付部材を用いてエンジンに点火コイル装置
を押し付ける箇所が一箇所だけであっても、エンジンの
振動または車両走行時の振動が点火コイル装置に加わっ
ても、取付座を支点として点火コイル装置が振動するこ
とを低減する。したがって、取付座と接触しているコア
の摩耗を防止し、点火コイル装置の取付箇所が緩むこと
を防止する。
【0014】また、弾性部材と点火コイル装置との間に
垂直効力が働くので、例えば取付部材としてボルトを用
い、コアをボルト締めするときにボルトが回転する方向
と同一方向に点火コイル装置に回転力が加わっても、弾
性部材と点火コイル装置との間に大きな摩擦力が働くの
で、点火コイル装置が回転することを防止する。また、
一つの点火コイル装置当たり一箇所でエンジンに点火コ
イル装置を取り付けることができるので、部品点数およ
び組み付け工数が減少し、組み付けが容易である。した
がって、製造コストが低減する。
【0015】本発明の請求項12記載の点火コイル装置
の取付構造によると、弾性部材は点火コイル装置および
エンジンと当接する部位に粘着性または接着性を有して
いる。取付部材としてボルトを用い、コアをボルト締め
するときにボルトが回転する方向と同一方向に点火コイ
ル装置に回転力が加わっても、弾性部材とエンジンおよ
び点火コイル装置との間に大きな抵抗力が働くので、点
火コイル装置が回転することを防止する。
【0016】本発明の請求項13記載の点火コイル装置
の取付構造によると、取付座に一箇所を固定されるとと
もに、この固定箇所から離れた位置で付勢部材が点火コ
イル装置を付勢しているので、エンジンの振動または車
両走行時の振動が点火コイル装置に加わっても、取付座
を支点として点火コイル装置が振動することを低減す
る。したがって、取付座と接触しているコアの摩耗を防
止し、点火コイル装置の取付箇所が緩むことを防止す
る。
【0017】本発明の請求項14、15または16記載
の点火コイル装置の取付構造によると、取付座およびコ
アの接触部において、一方の接触部が他方の接触部に嵌
合することにより、点火コイル装置の回転が規制され
る。したがって、コアをボルト締めするときにボルトが
回転する方向と同一方向に点火コイル装置に回転力が加
わっても、点火コイル装置が回転することを防止する。
また、一つの点火コイル装置当たり一箇所でエンジンに
点火コイル装置を取り付けることができるので、部品点
数および組み付け工数が減少し、組み付けが容易であ
る。したがって、製造コストが低減する。
【0018】本発明の請求項17記載の点火コイル装置
の取付構造によると、互いに隣接する一組の点火コイル
装置の各コアを一箇所で重ね合わせ、重ね部を取付部材
で取付座に押し付けている。点火コイル装置の数をnと
すると、両端に位置する点火コイル装置のコアをエンジ
ンに取り付ける取付部材を含み、(n+1)個の取付部
材でn個の点火コイル装置をエンジンに取り付けること
ができるので、取付部材の個数を低減できる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を示す
複数の実施例を図に基づいて説明する。 (第1実施例)本発明の第1実施例による点火コイル装
置の取付構造を図1に示す。点火コイル装置10は閉磁
路型であり、エンジンヘッドカバー1に取り付けられて
いる。エンジンヘッドカバー1にエンジンヘッドカバー
1から突出する柱状の取付座2が形成されている。エン
ジンヘッドカバー1の取付座2から離れた位置に、円弧
状の回転規制突部3が形成されている。
【0020】樹脂製のコイルケース11にコイル部2
0、環状ロ字状のコア21の一部およびイグナイタ22
が収容されている。コイル部20は一次コイルおよび二
次コイルを有している。一次コイルはコイルケース11
内のコア21に巻回され、その外周にさらに二次コイル
が巻回されている。二次コイルの高圧側は、高圧タワー
12内の高圧ターミナルと電気的に接続している。高圧
ターミナルは図示しないハイテンションコードと電気的
に接続し、図示しない点火プラグに高電圧を印加する。
【0021】コイルケース11外に露出しているコア2
1の高圧タワー12近傍に、一箇所貫通孔が形成されて
いる。取付部材としてのボルト40は、この貫通孔に挿
入され、取付座2にコア21を締め付けている。ボルト
40の軸線と高圧タワー12の軸線とは直交している。
【0022】イグナイタ22はコネクタ13のターミナ
ルおよび一次コイルと電気的に接続している。イグナイ
タ22は、半導体スイッチング素子としてのパワートラ
ンジスタの他に、一次コイル電流値の制御回路等を含ん
でいる。イグナイタ22が一次コイルに印加する電圧を
スイッチングすることにより、二次コイルに高電圧が発
生する。
【0023】コイルケース11は肉厚部としてのケース
突部30を有している。ケース突部30は、コイルケー
ス11と樹脂で一体成形されている突部本体31と、突
部本体31のエンジン側端部に嵌合している弾性部材と
してのゴムキャップ32を有している。
【0024】エンジンヘッドカバー1の表面1aと取付
座2の頂面2aとの距離をL1、コア21の取付座側端
面21aとケース突部30のエンジンヘッドカバー側端
面、つまりゴムキャップ32のエンジンヘッドカバー側
端面32aとの距離をL2とすると、エンジンヘッドカ
バー1に点火コイル装置10を取り付ける前の状態で、
L1<L2である。
【0025】ボルト40で取付座2にコア21を締め付
けると、L1<L2であるからゴムキャップ32は大き
な力でエンジンヘッドカバー1の表面1aに押し付けら
れる。したがって、ボルト40を締め付けるときにボル
ト40が回転する方向と同一方向に点火コイル装置10
に回転力が加わっても、ゴムキャップ32とエンジンヘ
ッドカバー1との間に大きな摩擦力が働く。さらに、ボ
ルト40の締め付けにより点火コイル装置10が回転し
ようとすると、ケース突部30が回転規制突部3に係止
される。
【0026】このような第1実施例の点火コイル装置1
0の取付構造により、ボルト40で取付座2にコア21
を締め付ける箇所が一箇所でも点火コイル装置10が回
転することを防止できる。また、エンジンヘッドカバー
1とゴムキャップ32が接触しているので、エンジン振
動または車両走行中の振動が点火コイル装置10に伝わ
ることを低減する。さらに、ボルト40によるコア21
の締め付け箇所が高圧タワー12の近傍であるから、高
圧タワーに結合したハイテンションコードが振動して
も、この振動が点火コイル装置10に加わることを低減
する。したがって、ボルト40の締め付け力の緩みを防
止する。さらに、点火コイル装置10内の各部材のずれ
を防止できる。また、高圧タワー12の軸線がボルト4
0の軸線と直交しているので、点火コイル装置10がエ
ンジンヘッドカバー1上に突出する高さを低くできる。
【0027】(第2実施例)本発明の第2実施例を図2
に示す。第1実施例と実質的に同一構成部分に同一符号
を付す。第2実施例のケース突部33はゴムキャップを
持たず、コイルケース11と樹脂で一体成形されてい
る。ボルト40によるコア23の締め付け箇所はコイル
部20を挟んで高圧タワー12の反対側である。
【0028】エンジンヘッドカバー1の表面1aと取付
座2の頂面2aとの距離をL1、コア23の取付座側端
面23aとケース突部33のエンジンヘッドカバー側端
面33aとの距離をL2とすると、エンジンヘッドカバ
ー1に点火コイル装置50を取り付ける前の状態で、L
1<L2である。L2はL1に対し、わずかに(1mm程
度またはそれ以下)大きい。
【0029】ケース突部33がエンジンヘッドカバー側
端部を覆うゴムキャップを持たなくても、L1とL2の
関係を調整することにより、ボルト40で取付座2にコ
ア23を締め付けると、ケース突部33とエンジンヘッ
ドカバー1との間に大きな摩擦力が働く。さらに、ボル
ト40の締め付けによりボルト40の回転方向と同一方
向に点火コイル装置50が回転しようとすると、ケース
突部33が回転規制突部3に係止される。
【0030】以上説明した第1実施例および第2実施例
では、肉厚部としてのケース突部がボルト40の締め付
けにより縮むことで垂直抗力が高められてエンジンヘッ
ドカバー1との間で摩擦力が働き、回転規制突部3がケ
ース突部を係止することにより、ボルト40で取付座2
にコアを締め付ける箇所が一箇所であっても、点火コイ
ル装置が回転することを防止できる。
【0031】また上記複数の実施例では、エンジンヘッ
ドカバー1に回転規制突部3を形成してケース突部を係
止した。これに対し、エンジンヘッドカバー1に回転規
制突部を形成せず、ケース突部とエンジンヘッドカバー
1との摩擦力だけで、ボルト40を締め付けるときの点
火コイル装置の回転を防止することも可能である。ま
た、コイルケースは樹脂製であるが、非磁性材であれば
樹脂以外の材料でコイルケースを形成してもよい。この
とき、エンジンヘッドカバー1と接触するケース突部
は、例えば金属でもよい。
【0032】また、回転規制突部は、ボルト40の締め
付けによりボルト40が回転する方向と同一方向に点火
コイル装置が回転しようとするときにケース突部を係止
するのであれば、円弧状に限らず、どのような形状でも
よい。また、弾性部材の材質としては、ゴム、プラステ
ィック、布、紙、発泡スチロール、スポンジ等が考えら
れる。
【0033】(第3実施例、第4実施例)本発明の第3
実施例を図3に、第4実施例を図4に示す。第1実施例
と実質的に同一構成部分に同一符号を付す。第3実施例
の点火コイル装置60のコイルケース61は、第1実施
例のコイルケース11からケース突部30を除去したも
のである。コア65は、2個のコ字状の磁性部材66、
67から構成されている。両磁性部材は、結合部におい
て、一方が厚み方向中央部に凹部を有し、他方が厚み方
向中央部に凸部を有している。この凹部と凸部が嵌合し
重なり合うことにより、全体として環状ロ字状のコア6
5が構成されている。2箇所の結合部のうち、一箇所は
コイルケース61内で接着されている。他の一箇所はコ
イルケース61の外に位置している。コイルケース61
の外に位置している磁性部材66、67の結合部にそれ
ぞれ貫通孔66a、67aが形成されており、磁性部材
66、67の凸部と凹部とを嵌合することにより、ボル
ト40を挿入する貫通孔68が形成されている。
【0034】ボルト40を貫通孔68に挿入し取付座2
にボルト40でコア65を締め付けることにより、磁性
部材66、67の重なり部が取付座2に押し付けられ、
点火コイル装置60がエンジンヘッドカバー1に取り付
けられる。コア65を構成する磁性部材66、67の重
ね部のうち一箇所をボルト40で取付座2に押し付けて
固定することにより、エンジンの振動または車両走行時
の振動が点火コイル装置60に伝わっても、磁性部材6
6、67の重ね部、ならびにコイルケース内の磁性部材
66、67の結合部の緩みを防止できる。
【0035】第4実施例では、磁性部材72、73の重
ね部における厚みは他の部位のほぼ半分になっている。
両磁性部材の重ね部が嵌合し重なり合うことにより、全
体として環状ロ字状のコア71が構成されている。磁性
部材72、73の結合部に貫通孔72a、73aが形成
されており、磁性部材72、73の結合を重ねることに
より、ボルト40を挿入する貫通孔74が形成されてい
る。第3実施例および第4実施例では、取付部材とし
て、ボルト40に代えてかしめピン等を用いても良い。
【0036】(第5実施例、第6実施例)本発明の第5
実施例を図5に、第6実施例を図6に示す。両実施例
は、取付座2以外にエンジンヘッドカバー1に設けた突
部に点火下コイル装置を押し付けることにより、2点で
点火コイル装置を支持している例である。第1実施例と
実質的に同一構成部分に同一符号を付す。
【0037】第5実施例では、エンジンヘッドカバー1
は、取付座2に加え、点火コイル装置80側に突出する
凸部4を有している。コア21の凸部4に支持される位
置に弾性部材としてのゴム材81が装着されている。ボ
ルト40でコア21を取付座2に締め付けることによ
り、ゴム材81はコア21が取付座2に押し付けられる
方向で凸部4の段部4aに押し付けられている。また、
ボルト40を締め付けるときに点火コイル装置80に回
転力が加わっても、ゴム材81を装着したコア21が回
転方向で段部4bに係止されるので、点火コイル装置8
0が回転することを防止する。
【0038】凸部4とコア21との間にゴム材81が挟
持されているので、エンジンの振動や、車両走行時の振
動が点火コイル装置80に加わっても、取付座2を支点
として点火コイル装置80が振動することを防止する。
これにより、ボルト40による締め付け箇所の緩みを防
止できる。
【0039】第6実施例では、エンジンヘッドカバー1
は、取付座2に加え、点火コイル装置80側に突出する
凸部5を有している。凸部5に弾性部材としてのゴムキ
ャップ82が被せられている。ボルト40でコア21を
取付座2に締め付けることにより、コア21はゴムキャ
ップ82に押し付けられている。したがって、エンジン
の振動や、車両走行時の振動が点火コイル装置80に加
わっても、取付座2を支点として点火コイル装置80が
振動することを防止する。これにより、ボルト40によ
る締め付け箇所の緩みを防止できる。また、ボルト40
を締め付けるときに点火コイル装置80に回転力が加わ
っても、ゴムキャップ82とコア21との間に大きな摩
擦力が働くので、点火コイル装置80が回転することを
防止する。
【0040】(第7実施例、第8実施例、第9実施例)
本発明の第7実施例を図7に、第8実施例を図8に、第
9実施例を図9に示す。第7実施例、第8実施例および
第9実施例は、点火コイル装置とエンジンヘッドカバー
1との間に弾性部材を挟持した例である。第6実施例と
実質的に同一構成部分に同一符号を付す。
【0041】第7実施例では、点火コイル装置80のコ
イルケース61とエンジンヘッドカバー1との間に弾性
部材85が挟持されている。弾性部材85は、ゴムシー
ト、布、プラスティック、発泡スチロールまたはスポン
ジ等の弾性部材本体86と、弾性部材本体86の少なく
ともエンジンヘッドカバー1側およびコイルケース61
側の一方に塗布した接着剤87とを有している。
【0042】ボルト40でコア21を取付座2に締め付
けることにより、弾性部材85は縮みコイルケース61
を支持する。したがって、エンジンの振動や、車両走行
時の振動が点火コイル装置80に加わっても、取付座2
を支点として点火コイル装置80が振動することを防止
する。これにより、ボルト40による締め付け箇所の緩
みを防止できる。また、ボルト40を締め付けるときに
点火コイル装置80に回転力が加わっても、コイルケー
ス61およびエンジンヘッドカバー1と弾性部材85と
の間に大きな抵抗力が働くので、点火コイル装置80が
回転することを防止する。
【0043】第8実施例における点火コイル装置90の
取付構造は、第7実施例において、ボルト40の締め付
け箇所と、弾性部材85の位置を入れ替えた例である。
第9実施例では、U字状の受け部を有する弾性部材とし
てのゴム材91がコネクタ13とエンジンヘッドカバー
1との間に挟持されている。第7、第8および第9実施
例の弾性部材として、スプリングを用いても良い。
【0044】(第10実施例、第11実施例)本発明の
第10実施例を図10に、第11実施例を図11に示
す。第10実施例および第11実施例は、取付座から離
れた位置で点火コイル装置を一方向に付勢する付勢部材
を設けた例である。第10実施例において、付勢部材と
しての板ばね95は一端をボルト40とコア21との間
に挟持され、取付座2から離れた位置でコイルケース6
1をエンジンヘッドカバー1に向けて付勢している。
【0045】第11実施例において、付勢部材としての
板ばね96は一端を取付座2とコア21との間に挟持さ
れ、取付座2から離れた位置でコイルケース61をエン
ジンヘッドカバー1から離れる方向に付勢している。両
実施例とも、コア21を一箇所で取付座2に固定し、取
付座2から離れた位置で板ばねがコイルケース61を一
方向に付勢しているので、エンジンの振動や車両走行時
の振動が点火コイル装置80に加わっても、取付座2を
支点として点火コイル装置80が振動することを防止す
る。したがって、ボルト40により締め付け箇所が緩む
ことを防止できる。
【0046】(第12実施例、第13実施例、第14実
施例、第15実施例)本発明の第12実施例を図12
に、第13実施例を図13に、第14実施例を図14
に、第15実施例を図15に示す。各実施例は、ボルト
40による締め付け箇所において、コアとエンジンヘッ
ドカバーの取付座とが嵌合し、点火コイル装置の回転を
防止している例である。
【0047】第12実施例では、点火コイル装置100
の接触部としてのコア101の取付座2側に、ボルト4
0を挿入する貫通孔102の周囲に四角形状の凹部10
3が形成されている。接触部としての取付座2のコア1
01側に四角形状の凸部2bが形成されている。ボルト
40でコア101を取付座2に締め付けた状態で、凹部
103は凸部2bに嵌合している。点火コイル装置10
0に回転力が加わっても、多角形状の凸部2bに凸部2
bと形状の一致する凹部103が嵌合しているので、点
火コイル装置100が回転することを防止する。
【0048】第13実施例では、コア101の取付座2
側において、ボルト40を挿入する貫通孔102の周囲
に六角形状の凹部104が形成されている。取付座2の
コア101側に六角形状の凸部2cが形成されている。
ボルト40でコア101を取付座2に締め付けた状態
で、凹部104は凸部2cに嵌合している。したがっ
て、点火コイル装置100に回転力が加わっても、点火
コイル装置100が回転することを防止する。
【0049】第14実施例では、接触部としての取付座
6の頂部にほぼ平行な辺を有する凹部7が形成されてい
る。また、点火コイル装置110の接触部としてのコア
111は、ボルト40による締め付け箇所に、凹部7に
嵌合するほぼ平行な辺を有する張出部112を形成して
いる。ボルト40でコア111を取付座6に締め付けた
状態で、張出部112は凹部7に嵌合している。したが
って、点火コイル装置110に回転力が加わっても、点
火コイル装置110が回転することを防止する。
【0050】第15実施例では、エンジンヘッドカバー
1に段差が形成されており、接触部および取付座として
の段差の上段8に四角形状の凸部1bが形成されてい
る。ボルト40でコア101をエンジンヘッドカバー1
の上段8に締め付けた状態で、凹部103は凸部1bに
嵌合している。したがって、点火コイル装置100に回
転力が加わっても、点火コイル装置100が回転するこ
とを防止する。第15実施例のように、エンジンヘッド
カバー1に段差がある場合、第1実施例に示す取付座2
をエンジンヘッドカバー1に設ける必要はなく、エンジ
ンヘッドカバー1の表面自体が取付座になっている。
【0051】(第16実施例)本発明の第16実施例を
図16に示す。エンジンヘッドカバー1上に気筒数分の
点火コイル装置120が直線上に配置されている。各点
火コイル装置120のコア121は、隣接している点火
コイル装置120側、つまり180度反対側にボルト4
0を挿入する貫通孔を有している。そして、隣接するコ
ア121の重ね部の厚みは、他の部位のほぼ半分になっ
ている。このように、隣接するコア121を重ね、1個
のボルト40で重ね部を取付座2に締め付けることによ
り、点火コイル装置120の数をn個とすると、両端に
位置し、他の点火コイル装置120のコア121と重な
っていない点火コイル装置120のコア121をエンジ
ンヘッドカバー1に締め付ける2個のボルト40を含
め、(n+1)個のボルト40でn個の点火コイル装置
を取り付けることができる。したがって、ボルト40の
個数が低減し、ボルト40の締め付け工数が低減する。
なお、第1実施例から第16実施例を組み合わせて実施
しても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)は本発明の第1実施例による点火コイル
装置の取付構造を示す平面図であり、(B)は(A)の
B方向矢視図であり、(C)は(A)のC方向矢視図で
ある。
【図2】(A)は本発明の第2実施例による点火コイル
装置の取付構造を示す平面図であり、(B)は(A)の
B方向矢視図であり、(C)は(A)のC方向矢視図で
ある。
【図3】(A)は本発明の第3実施例による点火コイル
装置の取付構造を示す平面図であり、(B)は(A)の
B方向矢視図であり、(C)は(A)のC−C線断面図
である。
【図4】(A)は本発明の第4実施例による点火コイル
装置の取付構造を示す平面図であり、(B)は(A)の
B方向矢視図であり、(C)は(A)のC−C線断面図
である。
【図5】(A)は本発明の第5実施例による点火コイル
装置の取付構造を示す平面図であり、(B)は(A)の
B方向矢視図であり、(C)は(A)のC方向矢視図で
ある。
【図6】(A)は本発明の第6実施例による点火コイル
装置の取付構造を示す平面図であり、(B)は(A)の
B方向矢視図であり、(C)は(A)のC方向矢視図で
ある。
【図7】(A)は本発明の第7実施例による点火コイル
装置の取付構造を示す平面図であり、(B)は(A)の
B方向矢視図であり、(C)は(A)のC方向矢視図で
ある。
【図8】(A)は本発明の第8実施例による点火コイル
装置の取付構造を示す平面図であり、(B)は(A)の
B方向矢視図であり、(C)は(A)のC方向矢視図で
ある。
【図9】(A)は本発明の第9実施例による点火コイル
装置の取付構造を示す平面図であり、(B)は(A)の
B方向矢視図であり、(C)は(A)のC方向矢視図で
ある。
【図10】(A)は本発明の第10実施例による点火コ
イル装置の取付構造を示す平面図であり、(B)は
(A)のB方向矢視図である。
【図11】(A)は本発明の第11実施例による点火コ
イル装置の取付構造を示す平面図であり、(B)は
(A)のB方向矢視図である。
【図12】(A)は本発明の第12実施例による点火コ
イル装置を示す平面図であり、(B)は点火コイル装置
の取付構造を示す側面図である。
【図13】(A)は本発明の第13実施例による点火コ
イル装置を示す平面図であり、(B)は点火コイル装置
の取付構造を示す側面図である。
【図14】(A)は本発明の第14実施例による点火コ
イル装置の取付構造を示す平面図であり、(B)は
(A)のB方向矢視図である。
【図15】(A)は本発明の第15実施例による点火コ
イル装置を示す平面図であり、(B)は点火コイル装置
の取付構造を示す側面図である。
【図16】(A)は本発明の第16実施例による点火コ
イル装置の取付構造を示す平面図であり、(B)は
(A)のB方向矢視図である。
【符号の説明】
1 エンジンヘッドカバー 1b 凸部 2、6 取付座 2a、2b 凸部 3 回転規制突部 4、5 凸部 7 凹部 10、50、60、70、80、90、100、11
0、120 点火コイル装置 11、61 コイルケース 12 高圧タワー 20 コイル部 21、23、65、71、101、111、121
コア 30、33 ケース突部(肉厚部) 31 突部本体 32 ゴムキャップ(弾性部材) 66、67、72、73 磁性部材 68、102 貫通孔 81、91 ゴム材(弾性部材) 82 ゴムキャップ(弾性部材) 85 弾性部材 87 接着剤 95、96 板ばね(付勢部材) 102 貫通孔 103、104 凹部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐藤 美孝 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 株式会 社デンソー内 Fターム(参考) 3G019 KC02 KC05 KC10

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コアと、前記コアに巻回されている一次
    コイルおよび二次コイルと、前記コアの一部および前記
    両コイルを収容するコイルケースとを有する点火コイル
    装置を内燃機関に取り付ける取付構造であって、 前記コイルケースは内燃機関側に向けて突出する肉厚部
    を有し、 前記内燃機関は、前記内燃機関の表面に前記点火コイル
    装置を取り付ける取付座を有し、 前記内燃機関の表面と前記取付座の頂面との距離をL
    1、前記肉厚部の内燃機関側端面と前記コアの前記取付
    座側端面との距離をL2とすると、L1<L2であり、 前記コイルケースの外部に位置する前記コアにボルトを
    挿入する一つの貫通孔が形成されており、前記貫通孔に
    挿入した前記ボルトで前記コアを前記取付座に締め付け
    ることで前記肉厚部が縮むことを特徴とする点火コイル
    装置の取付構造。
  2. 【請求項2】 前記肉厚部は樹脂製であることを特徴と
    する請求項1記載の点火コイル装置の取付構造。
  3. 【請求項3】 前記肉厚部は内燃機関側端部に弾性部材
    を有していることを特徴とする請求項1記載の点火コイ
    ル装置の取付構造。
  4. 【請求項4】 前記点火コイル装置は前記二次コイルの
    高圧側と電気的に接続している高圧ターミナルを収容す
    る高圧タワーを有し、前記ボルトによる前記コアの締め
    付け箇所は前記高圧タワーの近傍に位置していることを
    特徴とする請求項1、2または3記載の点火コイル装置
    の取付構造。
  5. 【請求項5】 前記点火コイル装置は前記二次コイルの
    高圧側と電気的に接続している高圧ターミナルを収容す
    る高圧タワーを有し、前記ボルトによる前記コアの締め
    付け箇所は前記両コイルを挟み前記高圧タワーの反対側
    に位置していることを特徴とする請求項1、2または3
    記載の点火コイル装置の取付構造。
  6. 【請求項6】 前記高圧タワーの軸線と前記ボルトの軸
    線とは直交していることを特徴とする請求項4または5
    記載の点火コイル装置の取付構造。
  7. 【請求項7】 前記内燃機関は、前記肉厚部を係止し前
    記ボルトを締め付けるときに前記ボルトが回転する方向
    と同一方向に前記点火コイル装置が回転することを規制
    する回転規制突部を有することを特徴とする請求項1か
    ら6のいずれか一項記載の点火コイル装置の取付構造。
  8. 【請求項8】 環状のコアと、前記コアに巻回されてい
    る一次コイルおよび二次コイルと、前記コアの一部およ
    び前記両コイルを収容するコイルケースとを有する点火
    コイル装置を内燃機関に取り付ける取付構造であって、 前記内燃機関に前記点火コイル装置を取り付ける取付部
    材を備え、 前記内燃機関は、前記内燃機関の表面に前記点火コイル
    装置を取り付ける取付座を有し、 前記コアは環状に配置されている複数の磁性部材で構成
    され、前記コイルケースの外部において周方向に隣接し
    ている一箇所の前記磁性部材同士を重ね合わせ、前記磁
    性部材同士の重ね部を前記取付部材により前記取付座に
    押し付けることを特徴とする点火コイル装置の取付構
    造。
  9. 【請求項9】 コアと、前記コアに巻回されている一次
    コイルおよび二次コイルと、前記コアの一部および前記
    両コイルを収容するコイルケースとを有する点火コイル
    装置を内燃機関に取り付ける取付構造であって、 前記内燃機関に前記点火コイル装置を取り付ける取付部
    材を備え、 前記内燃機関は、前記内燃機関の表面に前記点火コイル
    装置を取り付ける取付座と、前記点火コイル装置側に突
    出し前記点火コイル装置に当接する凸部とを有し、 前記コイルケースの外部に位置する前記コアの一箇所を
    前記取付部材で前記取付座に押し付けることにより、前
    記点火コイル装置の一部が前記突部に押し付けられるこ
    とを特徴とする点火コイル装置の取付構造。
  10. 【請求項10】 前記点火コイル装置と前記凸部との間
    に弾性部材を挟持していることを特徴とする請求項9記
    載の点火コイル装置の取付構造。
  11. 【請求項11】 コアと、前記コアに巻回されている一
    次コイルおよび二次コイルと、前記コアの一部および前
    記両コイルを収容するコイルケースとを有する点火コイ
    ル装置を内燃機関に取り付ける取付構造であって、 前記内燃機関に前記点火コイル装置を取り付ける取付部
    材を備え、 前記点火コイル装置と前記内燃機関との間に弾性部材を
    挟持し、 前記内燃機関は、前記内燃機関の表面に前記点火コイル
    装置を取り付ける取付座を有し、 前記コイルケースの外部に位置する前記コアの一箇所を
    前記取付部材で前記取付座に押し付けることにより、前
    記弾性部材が縮むことを特徴とする点火コイル装置の取
    付構造。
  12. 【請求項12】 前記弾性部材は、前記点火コイル装置
    および前記内燃機関と当接する部位に粘着性または接着
    性を有することを特徴とする請求項11記載の点火コイ
    ル装置の取付構造。
  13. 【請求項13】 コアと、前記コアに巻回されている一
    次コイルおよび二次コイルと、前記コアの一部および前
    記両コイルを収容するコイルケースとを有する点火コイ
    ル装置を内燃機関に取り付ける取付構造であって、 前記内燃機関に前記点火コイル装置を取り付ける取付部
    材と、前記取付座に一箇所を固定されるとともに、この
    固定箇所から離れた位置で前記点火コイル装置を一方向
    に付勢する付勢部材とを備え、 前記内燃機関は、前記内燃機関の表面に前記点火コイル
    装置を取り付ける取付座を有し、 前記コイルケースの外部に位置する前記コアの一箇所を
    前記取付部材で前記取付座に押し付けることを特徴とす
    る点火コイル装置の取付構造。
  14. 【請求項14】 コアと、前記コアに巻回されている一
    次コイルおよび二次コイルと、前記コアの一部および前
    記両コイルを収容するコイルケースとを有する点火コイ
    ル装置を内燃機関に取り付ける取付構造であって、 前記コイルケースの外部に位置する前記コアにボルトを
    挿入する一つの貫通孔が形成されており、前記貫通孔に
    挿入した前記ボルトで前記コアを前記取付座に締め付
    け、 互いに接触する前記取付座および前記コアの接触部にお
    いて、一方の接触部が他方の接触部に嵌合することによ
    り、前記点火コイル装置の回転が規制されることを特徴
    とする点火コイル装置の取付構造。
  15. 【請求項15】 一方の接触部に断面多角形状の凸部を
    設け、他方の接触部に断面多角形状で有り前記突部と嵌
    合する凹部を設けていることを特徴とする請求項14記
    載の点火コイル装置の取付構造。
  16. 【請求項16】 前記取付座に一組のほぼ平行な辺を有
    する凹部を形成し、一組のほぼ平行な辺を有する前記コ
    アが前記凹部に嵌合することを特徴とする請求項14記
    載の点火コイル装置の取付構造。
  17. 【請求項17】 コアと、前記コアに巻回されている一
    次コイルおよび二次コイルと、前記コアの一部および前
    記両コイルを収容するコイルケースとを有する点火コイ
    ル装置を内燃機関に取り付ける取付構造であって、 前記内燃機関に前記点火コイル装置を取り付ける取付部
    材を備え、 前記内燃機関は、前記内燃機関の表面に複数の前記点火
    コイル装置を取り付ける取付座を有し、 互いに隣接する一組の前記点火コイル装置の各コアを一
    箇所で重ね合わせ、重ね部を前記取付部材で前記取付座
    に押し付けることを特徴とする点火コイル装置の取付構
    造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008117847A (ja) * 2006-11-01 2008-05-22 Toyota Motor Corp 電圧変換装置およびこの電圧変換装置を備えた車両
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JP2013057294A (ja) * 2011-09-08 2013-03-28 Kubota Corp 火花点火式エンジン
JP2013204537A (ja) * 2012-03-29 2013-10-07 Kubota Corp 火花点火式エンジン

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