JP2002047474A - カチオン系光架橋型接着剤およびそれを用いた接着シート - Google Patents
カチオン系光架橋型接着剤およびそれを用いた接着シートInfo
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- JP2002047474A JP2002047474A JP2000231246A JP2000231246A JP2002047474A JP 2002047474 A JP2002047474 A JP 2002047474A JP 2000231246 A JP2000231246 A JP 2000231246A JP 2000231246 A JP2000231246 A JP 2000231246A JP 2002047474 A JP2002047474 A JP 2002047474A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 酸素重合禁止作用がなく、基材面への塗工性
に優れ、硬化速度が早く生産性を向上でき、接着性、折
り曲げ耐性に優れており、低価格接着シートにも適用で
きるカチオン系光架橋型接着剤およびそれを用いた接着
シートの提供。 【解決手段】 (A)カチオン系光架橋型モノマー、オ
リゴマー、樹脂などの光架橋成分、(B)カチオン系光
架橋開始剤、(C)非光架橋型モノマー、オリゴマー、
樹脂などの非光架橋成分を必須成分として含み、かつ
(A)成分と(C)成分との質量比が2:3〜3:2の
カチオン系光架橋型接着剤を用いる。基材面の所定部に
この接着剤の塗布層を設けた接着シートにより課題を解
決できる。
に優れ、硬化速度が早く生産性を向上でき、接着性、折
り曲げ耐性に優れており、低価格接着シートにも適用で
きるカチオン系光架橋型接着剤およびそれを用いた接着
シートの提供。 【解決手段】 (A)カチオン系光架橋型モノマー、オ
リゴマー、樹脂などの光架橋成分、(B)カチオン系光
架橋開始剤、(C)非光架橋型モノマー、オリゴマー、
樹脂などの非光架橋成分を必須成分として含み、かつ
(A)成分と(C)成分との質量比が2:3〜3:2の
カチオン系光架橋型接着剤を用いる。基材面の所定部に
この接着剤の塗布層を設けた接着シートにより課題を解
決できる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カチオン系光架橋
型接着剤およびそれを用いた接着シートに関し、更に詳
しくは、一般的なフォーム、ラベル、タグ類や、これら
フォーム、ラベル、タグ類の形態の非接触ICメデイア
(RF−ID;Radio Frequency Id
entification)、葉書、封筒の形態の非接
触ICメデイア(RF−ID)などに適用可能なカチオ
ン系光架橋型接着剤およびそれを用いた接着シートに関
する。
型接着剤およびそれを用いた接着シートに関し、更に詳
しくは、一般的なフォーム、ラベル、タグ類や、これら
フォーム、ラベル、タグ類の形態の非接触ICメデイア
(RF−ID;Radio Frequency Id
entification)、葉書、封筒の形態の非接
触ICメデイア(RF−ID)などに適用可能なカチオ
ン系光架橋型接着剤およびそれを用いた接着シートに関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、紙、プラスチックフィルムなどの
基材同志を貼り合わせるために使用される接着剤として
は、溶剤揮発型接着剤、熱硬化型接着剤、ホットメルト
タイプ接着剤などがあり、また、接着剤を使用せず基材
同志を熱融着する方法がある。しかし、溶剤揮発型接着
剤を用いると基材を貼り合わせた際に溶剤が抜けない問
題があるとともに、環境への影響も懸念される問題があ
る。また熱硬化型接着剤を用いると基材に耐熱性が要求
されるため基材の選択肢が狭くなる上、硬化速度が遅い
問題がある。ホットメルトタイプ接着剤を用いるとやは
り基材に耐熱性が要求されるため基材の選択肢が狭くな
る上、基材に塗工、塗布するには専用アプリケータが必
要となる問題がある。一方、接着剤を使用せず基材同志
を熱融着する方法は基材を溶融して圧着するので生産性
が悪く、低価格が要求される接着シートには不向きであ
った。
基材同志を貼り合わせるために使用される接着剤として
は、溶剤揮発型接着剤、熱硬化型接着剤、ホットメルト
タイプ接着剤などがあり、また、接着剤を使用せず基材
同志を熱融着する方法がある。しかし、溶剤揮発型接着
剤を用いると基材を貼り合わせた際に溶剤が抜けない問
題があるとともに、環境への影響も懸念される問題があ
る。また熱硬化型接着剤を用いると基材に耐熱性が要求
されるため基材の選択肢が狭くなる上、硬化速度が遅い
問題がある。ホットメルトタイプ接着剤を用いるとやは
り基材に耐熱性が要求されるため基材の選択肢が狭くな
る上、基材に塗工、塗布するには専用アプリケータが必
要となる問題がある。一方、接着剤を使用せず基材同志
を熱融着する方法は基材を溶融して圧着するので生産性
が悪く、低価格が要求される接着シートには不向きであ
った。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の第1の目的
は、このような従来の問題を解決し、塗工性および塗布
性に優れるとともに、硬化速度が早いので生産性を向上
できる上、接着性および折り曲げ耐性に優れており、低
価格が要求される接着シートにも適用でき、酸素重合禁
止作用のないカチオン系光架橋型接着剤を提供すること
であり、本発明の第2の目的は、基材の所定部に、その
ようなカチオン系光架橋型接着剤の塗布層を設けた接着
シート[一般的なフォーム、ラベル、タグ類や、これら
フォーム、ラベル、タグ類の形態の非接触ICメデイア
(RF−ID)、葉書、封筒の形態の非接触ICメデイ
ア(RF−ID)など]を提供することである。
は、このような従来の問題を解決し、塗工性および塗布
性に優れるとともに、硬化速度が早いので生産性を向上
できる上、接着性および折り曲げ耐性に優れており、低
価格が要求される接着シートにも適用でき、酸素重合禁
止作用のないカチオン系光架橋型接着剤を提供すること
であり、本発明の第2の目的は、基材の所定部に、その
ようなカチオン系光架橋型接着剤の塗布層を設けた接着
シート[一般的なフォーム、ラベル、タグ類や、これら
フォーム、ラベル、タグ類の形態の非接触ICメデイア
(RF−ID)、葉書、封筒の形態の非接触ICメデイ
ア(RF−ID)など]を提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者等は前記課題を
解決すべく鋭意研究を重ねた結果、カチオン系光架橋成
分、カチオン系光架橋開始剤および非光架橋成分を含有
し、かつ前記カチオン系光架橋成分と非光架橋成分との
質量比が特定の範囲にあるカチオン系光架橋型接着剤を
用いることにより、その目的を達成し得ることを見い出
して本発明を完成するに至った。
解決すべく鋭意研究を重ねた結果、カチオン系光架橋成
分、カチオン系光架橋開始剤および非光架橋成分を含有
し、かつ前記カチオン系光架橋成分と非光架橋成分との
質量比が特定の範囲にあるカチオン系光架橋型接着剤を
用いることにより、その目的を達成し得ることを見い出
して本発明を完成するに至った。
【0005】本発明の請求項1は、下記の(A)〜
(C)成分を必須成分として含み、かつ(A)成分と
(C)成分との質量比が2:3〜3:2であることを特
徴とするカチオン系光架橋型接着剤である。 (A)カチオン系光架橋型モノマー、オリゴマー、樹脂
から選ばれる少なくとも1種の光架橋成分 (B)カチオン系光架橋開始剤 (C)非光架橋型モノマー、オリゴマー、樹脂から選ば
れる少なくとも1種の非光架橋成分
(C)成分を必須成分として含み、かつ(A)成分と
(C)成分との質量比が2:3〜3:2であることを特
徴とするカチオン系光架橋型接着剤である。 (A)カチオン系光架橋型モノマー、オリゴマー、樹脂
から選ばれる少なくとも1種の光架橋成分 (B)カチオン系光架橋開始剤 (C)非光架橋型モノマー、オリゴマー、樹脂から選ば
れる少なくとも1種の非光架橋成分
【0006】本発明のカチオン系光架橋型接着剤は、上
記の(A)〜(C)成分を必須成分として含むことによ
って粘度が適切に調整されるので塗工性および塗布性に
優れるとともに、硬化速度が早く、低価格化を達成でき
る。本発明のカチオン系光架橋型接着剤は、酸素重合禁
止作用がなく、高圧水銀ランプやメタルハライドランプ
などの適当な紫外線源などにより光を適当な条件下で照
射すると、(A)光架橋成分が架橋して硬化し、(C)
非光架橋成分は架橋して硬化しないため接着剤全体の適
当な硬化が行われるので硬化物は接着性および折り曲げ
耐性に優れている。
記の(A)〜(C)成分を必須成分として含むことによ
って粘度が適切に調整されるので塗工性および塗布性に
優れるとともに、硬化速度が早く、低価格化を達成でき
る。本発明のカチオン系光架橋型接着剤は、酸素重合禁
止作用がなく、高圧水銀ランプやメタルハライドランプ
などの適当な紫外線源などにより光を適当な条件下で照
射すると、(A)光架橋成分が架橋して硬化し、(C)
非光架橋成分は架橋して硬化しないため接着剤全体の適
当な硬化が行われるので硬化物は接着性および折り曲げ
耐性に優れている。
【0007】本発明の請求項2は、請求項1記載のカチ
オン系光架橋型接着剤において、常温における粘度を
5,000〜40,000mPa・sに調製してなるこ
とを特徴とする。接着剤全体の粘度を適切な範囲に調製
すれば、塗工性および塗布性を一層改善できる。
オン系光架橋型接着剤において、常温における粘度を
5,000〜40,000mPa・sに調製してなるこ
とを特徴とする。接着剤全体の粘度を適切な範囲に調製
すれば、塗工性および塗布性を一層改善できる。
【0008】本発明の請求項3は、請求項1あるいは請
求項2記載のカチオン系光架橋型接着剤において、前記
(C)成分が飽和ポリエステルおよび/またはポリビニ
ルアルキルエーテルであることを特徴とする。(C)成
分として飽和ポリエステルおよび/またはポリビニルア
ルキルエーテルを用いると、接着剤全体の粘度を調整し
たり、低ガラス転移温度を有するものを選択して可撓性
を付与したり、基材への接着性や密着性を容易に最適化
することができる。
求項2記載のカチオン系光架橋型接着剤において、前記
(C)成分が飽和ポリエステルおよび/またはポリビニ
ルアルキルエーテルであることを特徴とする。(C)成
分として飽和ポリエステルおよび/またはポリビニルア
ルキルエーテルを用いると、接着剤全体の粘度を調整し
たり、低ガラス転移温度を有するものを選択して可撓性
を付与したり、基材への接着性や密着性を容易に最適化
することができる。
【0009】本発明の請求項4は、請求項1から請求項
3のいずれかに記載のカチオン系光架橋型接着剤におい
て、さらに(D)微粒状充填剤を含むことを特徴とす
る。(D)微粒状充填剤を含むことにより接着剤全体の
粘度の調整、レオロジー特性の制御などができる。
3のいずれかに記載のカチオン系光架橋型接着剤におい
て、さらに(D)微粒状充填剤を含むことを特徴とす
る。(D)微粒状充填剤を含むことにより接着剤全体の
粘度の調整、レオロジー特性の制御などができる。
【0010】本発明の請求項5は、基材面の所定部に請
求項1から請求項4のいずれかに記載のカチオン系光架
橋型接着剤の塗布層を設けてなる接着シートである。
求項1から請求項4のいずれかに記載のカチオン系光架
橋型接着剤の塗布層を設けてなる接着シートである。
【0011】基材の所定部に、本発明のカチオン系光架
橋型接着剤の塗布層を設けてなる本発明の感圧接着性シ
ートは、基材が透明な場合は例えば他の基材を重ね合わ
せた状態で光を適当な条件下で透明な基材を通して塗布
層へ照射することにより、塗布層全体の適当な硬化を行
うことができる。また、基材が不透明な場合は塗布層へ
直接光を適当な条件下で照射することにより、塗布層全
体の適当な硬化を行い、この硬化層に例えば他の基材を
重ね合わせて適当に加圧することにより両者を接着でき
る。
橋型接着剤の塗布層を設けてなる本発明の感圧接着性シ
ートは、基材が透明な場合は例えば他の基材を重ね合わ
せた状態で光を適当な条件下で透明な基材を通して塗布
層へ照射することにより、塗布層全体の適当な硬化を行
うことができる。また、基材が不透明な場合は塗布層へ
直接光を適当な条件下で照射することにより、塗布層全
体の適当な硬化を行い、この硬化層に例えば他の基材を
重ね合わせて適当に加圧することにより両者を接着でき
る。
【0012】
【発明の実施の形態】以下本発明を詳細に説明する。本
発明で用いる(A)光架橋成分はカチオン系光架橋開始
剤の存在下で光照射することにより重合反応や架橋反応
を起こすモノマーやオリゴマーあるいは樹脂であり、エ
ポキシ化合物、環状エーテル化合物、環状ラクトン化合
物、環状アセタール化合物、環状チオエーテル化合物、
スピロオルソエステル化合物、ビニルエーテル化合物な
ど公知のカチオン系光架橋型化合物(例えば特開平1−
213304号公報参照)を使用できる。
発明で用いる(A)光架橋成分はカチオン系光架橋開始
剤の存在下で光照射することにより重合反応や架橋反応
を起こすモノマーやオリゴマーあるいは樹脂であり、エ
ポキシ化合物、環状エーテル化合物、環状ラクトン化合
物、環状アセタール化合物、環状チオエーテル化合物、
スピロオルソエステル化合物、ビニルエーテル化合物な
ど公知のカチオン系光架橋型化合物(例えば特開平1−
213304号公報参照)を使用できる。
【0013】本発明において好ましく使用できるカチオ
ン系光架橋型化合物としては具体的には、例えば特開平
11−228610号公報に記載されている一般式
(1)で表されるような置換オキシシクロヘキサン骨格
を有する脂環式化合物(市販品としてはEHPE315
0、ダイセル化学工業(株)製)や、この脂環式化合物
以外のエポキシ化合物、オキセタン化合物、オキソラン
化合物、環状アセタール化合物、環状ラクトン化合物、
チイラン化合物、チエタン化合物、ビニルエーテル化合
物、エポキシ化合物とラクトンとの反応生成物であるス
ピロオルソエステル化合物、エチレン性不飽和化合物、
環状エーテル化合物、環状チオエーテル化合物、ビニル
化合物などであり、具体的には、例えば、3,4−エポ
キシシクロヘキシルメチル−3’,4’−エポキシシク
ロヘキサンカルボキシレート、2−(3,4−エポキシ
シクロヘキシル−5,5−スピロ−3,4−エポキシ)
シクロヘキサン−メタ−ジオキサン;ビス(3,4−エ
ポキシシクロヘキシルメチル)アジペート;ε−カプロ
ラクトン変性3,4−エポキシシクロヘキシルメチル−
3’,4’−エポキシシクロヘキサンカルボキシレー
ト;トリメチルカプロラクトン変性3,4−エポキシシ
クロヘキシルメチル−3’,4’−エポキシシクロヘキ
サンカルボキシレート;β−メチル−δ−バレロラクト
ン変性3,4−エポキシシクロヘキシルメチル−3’,
4’−エポキシシクロヘキサンカルボキシレート;ビニ
ルシクロヘキセンオキサイド;4−ビニルエポキシシク
ロヘキサン;ビス(3,4−エポキシ−6−メチルシク
ロヘキシルメチル)アジペート;3,4−エポキシ−6
−メチルシクロヘキシル−3’,4’−エポキシ−6’
−メチルシクロヘキサンカルボキシレート;メチレンビ
ス(3,4−エポキシシクロヘキサン);ジシクロペン
タジエンジエポキサイド;エチレングリコールのジ
(3,4−エポキシシクロヘキシルメチル)エーテル;
エチレンビス(3,4−エポキシシクロヘキサンカルボ
キシレート);エポキシ化テトラベンジルアルコール;
ラクトン変性エポキシ化テトラヒドロベンジルアルコー
ル;シクロヘキセンオキサイド;ビスフェノールAジグ
リシジルエーテル;ビスフェノールFジグリシジルエー
テル;ビスフェノールSジグリシジルエーテル;臭素化
ビスフェノールAジグリシジルエーテル;臭素化ビスフ
ェノールFジグリシジルエーテル;臭素化ビスフェノー
ルSジグリシジルエーテル;エポキシノボラック樹脂;
1,4−ブタンジオールジグリシジルエーテル;1,6
−ヘキサンジオールジグリシジルエーテル;グリセリン
トリグリシジルエーテル;トリメチロールプロパントリ
グリシジルエーテル;ポリエチレングリコールジグリシ
ジルエーテル;ポリプロピレングリコールジグリシジル
エーテル類;エチレングリコール、プロピレングリコー
ル;グリセリンなどの脂肪族多価アルコールに1種また
は2種以上のアルキレンオキサイドを付加することによ
り得られるポリエーテルポリオールのポリグリシジルエ
ーテル類;脂肪族長鎖二塩基酸のジグリシジルエステル
類;脂肪族高級アルコールのモノグリシジルエーテル
類;フェノール、クレゾール、ブチルフェノールまたは
これらにアルキレンオキサイドを付加して得られるポリ
エーテルアルコールのモノグリシジルエーテル類;高級
脂肪酸のグリシジルエステル類;エポキシ化大豆油;エ
ポキシステアリン酸ブチル;エポキシステアリン酸オク
チル;エポキシ化アマニ油;エポキシ化ポリブタジエン
などを例示することができる。またトリメチレンオキシ
ド、3,3−ジメチルオキセタン、3,3−ジクロロメ
チルオキセタン、3−エチル−3−フェノキシメチルオ
キセタン、ビス(3−エチル−3−メチルオキシ)ブタ
ンなどのオキセタン類;テトラヒドロフラン、2,3−
ジメチルテトラヒドロフランなどのオキソラン類;トリ
オキサン、1,3−ジオキソラン、1,3,6−トリオ
キサンシクロオクタンなどの環状アセタール類;β−プ
ロピオラクトン、ε−カプロラクトンなどの環状ラクト
ン類;エチレンスルフィド、1,2−プロピレンスルフ
ィド、チオエピクロロヒドリンなどのチイラン類;3,
3−ジメチルチエタンなどのチエタン類;エチレングリ
コールジビニルエーテル、トリエチレングリコールジビ
ニルエーテル、トリメチロールプロパントリビニルエー
テルなどのビニルエーテル類;エポキシ化合物とラクト
ンとの反応によって得られるスピロオルソエステル類;
ビニルシクロヘキサン、イソブチレン、ポリブタジエン
などのエチレン性不飽和化合物類;上記の各化合物の誘
導体なども例示することができる。
ン系光架橋型化合物としては具体的には、例えば特開平
11−228610号公報に記載されている一般式
(1)で表されるような置換オキシシクロヘキサン骨格
を有する脂環式化合物(市販品としてはEHPE315
0、ダイセル化学工業(株)製)や、この脂環式化合物
以外のエポキシ化合物、オキセタン化合物、オキソラン
化合物、環状アセタール化合物、環状ラクトン化合物、
チイラン化合物、チエタン化合物、ビニルエーテル化合
物、エポキシ化合物とラクトンとの反応生成物であるス
ピロオルソエステル化合物、エチレン性不飽和化合物、
環状エーテル化合物、環状チオエーテル化合物、ビニル
化合物などであり、具体的には、例えば、3,4−エポ
キシシクロヘキシルメチル−3’,4’−エポキシシク
ロヘキサンカルボキシレート、2−(3,4−エポキシ
シクロヘキシル−5,5−スピロ−3,4−エポキシ)
シクロヘキサン−メタ−ジオキサン;ビス(3,4−エ
ポキシシクロヘキシルメチル)アジペート;ε−カプロ
ラクトン変性3,4−エポキシシクロヘキシルメチル−
3’,4’−エポキシシクロヘキサンカルボキシレー
ト;トリメチルカプロラクトン変性3,4−エポキシシ
クロヘキシルメチル−3’,4’−エポキシシクロヘキ
サンカルボキシレート;β−メチル−δ−バレロラクト
ン変性3,4−エポキシシクロヘキシルメチル−3’,
4’−エポキシシクロヘキサンカルボキシレート;ビニ
ルシクロヘキセンオキサイド;4−ビニルエポキシシク
ロヘキサン;ビス(3,4−エポキシ−6−メチルシク
ロヘキシルメチル)アジペート;3,4−エポキシ−6
−メチルシクロヘキシル−3’,4’−エポキシ−6’
−メチルシクロヘキサンカルボキシレート;メチレンビ
ス(3,4−エポキシシクロヘキサン);ジシクロペン
タジエンジエポキサイド;エチレングリコールのジ
(3,4−エポキシシクロヘキシルメチル)エーテル;
エチレンビス(3,4−エポキシシクロヘキサンカルボ
キシレート);エポキシ化テトラベンジルアルコール;
ラクトン変性エポキシ化テトラヒドロベンジルアルコー
ル;シクロヘキセンオキサイド;ビスフェノールAジグ
リシジルエーテル;ビスフェノールFジグリシジルエー
テル;ビスフェノールSジグリシジルエーテル;臭素化
ビスフェノールAジグリシジルエーテル;臭素化ビスフ
ェノールFジグリシジルエーテル;臭素化ビスフェノー
ルSジグリシジルエーテル;エポキシノボラック樹脂;
1,4−ブタンジオールジグリシジルエーテル;1,6
−ヘキサンジオールジグリシジルエーテル;グリセリン
トリグリシジルエーテル;トリメチロールプロパントリ
グリシジルエーテル;ポリエチレングリコールジグリシ
ジルエーテル;ポリプロピレングリコールジグリシジル
エーテル類;エチレングリコール、プロピレングリコー
ル;グリセリンなどの脂肪族多価アルコールに1種また
は2種以上のアルキレンオキサイドを付加することによ
り得られるポリエーテルポリオールのポリグリシジルエ
ーテル類;脂肪族長鎖二塩基酸のジグリシジルエステル
類;脂肪族高級アルコールのモノグリシジルエーテル
類;フェノール、クレゾール、ブチルフェノールまたは
これらにアルキレンオキサイドを付加して得られるポリ
エーテルアルコールのモノグリシジルエーテル類;高級
脂肪酸のグリシジルエステル類;エポキシ化大豆油;エ
ポキシステアリン酸ブチル;エポキシステアリン酸オク
チル;エポキシ化アマニ油;エポキシ化ポリブタジエン
などを例示することができる。またトリメチレンオキシ
ド、3,3−ジメチルオキセタン、3,3−ジクロロメ
チルオキセタン、3−エチル−3−フェノキシメチルオ
キセタン、ビス(3−エチル−3−メチルオキシ)ブタ
ンなどのオキセタン類;テトラヒドロフラン、2,3−
ジメチルテトラヒドロフランなどのオキソラン類;トリ
オキサン、1,3−ジオキソラン、1,3,6−トリオ
キサンシクロオクタンなどの環状アセタール類;β−プ
ロピオラクトン、ε−カプロラクトンなどの環状ラクト
ン類;エチレンスルフィド、1,2−プロピレンスルフ
ィド、チオエピクロロヒドリンなどのチイラン類;3,
3−ジメチルチエタンなどのチエタン類;エチレングリ
コールジビニルエーテル、トリエチレングリコールジビ
ニルエーテル、トリメチロールプロパントリビニルエー
テルなどのビニルエーテル類;エポキシ化合物とラクト
ンとの反応によって得られるスピロオルソエステル類;
ビニルシクロヘキサン、イソブチレン、ポリブタジエン
などのエチレン性不飽和化合物類;上記の各化合物の誘
導体なども例示することができる。
【0014】これらの中でも3、4−エポキシシクロヘ
キシルメチル−3、4−エポキシシクロヘキシルカルボ
キシレートなど、1分子に脂環式エポキシ基を2個以上
有する化合物は好ましく使用できる。これらのカチオン
系光架橋可能なモノマーやオリゴマーあるいは樹脂は単
独で用いてもよいし、また2種以上を組み合わせて用い
てもよい。本発明で用いる(A)成分のカチオン系光架
橋型モノマーやオリゴマーあるいは樹脂は適当なものを
選択することにより硬化速度を早めたり、接着剤全体の
粘度を調整したり、低ガラス転移温度を有するものを選
択して可撓性を付与したり、基材への接着性や密着性を
最適化することができる。
キシルメチル−3、4−エポキシシクロヘキシルカルボ
キシレートなど、1分子に脂環式エポキシ基を2個以上
有する化合物は好ましく使用できる。これらのカチオン
系光架橋可能なモノマーやオリゴマーあるいは樹脂は単
独で用いてもよいし、また2種以上を組み合わせて用い
てもよい。本発明で用いる(A)成分のカチオン系光架
橋型モノマーやオリゴマーあるいは樹脂は適当なものを
選択することにより硬化速度を早めたり、接着剤全体の
粘度を調整したり、低ガラス転移温度を有するものを選
択して可撓性を付与したり、基材への接着性や密着性を
最適化することができる。
【0015】本発明で用いる(B)成分のカチオン系光
架橋開始剤は、光などのエネルギー線を受けることによ
って、前記(A)光架橋成分のカチオン架橋を開始させ
る物質を放出することができる化合物であり、公知のカ
チオン系光架橋開始剤の中から任意のものを選択して用
いることができる。特に好ましい化合物としては、オニ
ウム塩を挙げることができる。このオニウム塩は、光を
受けることによりルイス酸を放出する化合物である。こ
こで光とは、可視光、紫外光、赤外光、X線、α線、β
線、γ線などを意味する。このような公知のオニウム塩
のうち、特開昭50−151996号公報、特開昭50
−158680号公報などに記載の芳香族ハロニウム
塩、特開昭50−151997号公報、特開昭52−3
0899号公報、特開昭56−55420号公報、特開
昭55−125105号公報などに記載のVIA族芳香
族オニウム塩、特開昭50−158698号公報などに
記載のVA族芳香族オニウム塩、特開昭56−8428
号公報、特開昭56−149402号公報、特開昭57
−192429号公報などに記載のオキソスルホキソニ
ウム塩、特開昭49−17040号公報などに記載の芳
香族ジアゾニウム塩、米国特許第4,139,655号
明細書に記載のチオビリリウム塩などが好ましい。ま
た、鉄/アレン錯体、アルミニウム錯体/光分解ケイ素
化合物系開始剤なども挙げることができる。
架橋開始剤は、光などのエネルギー線を受けることによ
って、前記(A)光架橋成分のカチオン架橋を開始させ
る物質を放出することができる化合物であり、公知のカ
チオン系光架橋開始剤の中から任意のものを選択して用
いることができる。特に好ましい化合物としては、オニ
ウム塩を挙げることができる。このオニウム塩は、光を
受けることによりルイス酸を放出する化合物である。こ
こで光とは、可視光、紫外光、赤外光、X線、α線、β
線、γ線などを意味する。このような公知のオニウム塩
のうち、特開昭50−151996号公報、特開昭50
−158680号公報などに記載の芳香族ハロニウム
塩、特開昭50−151997号公報、特開昭52−3
0899号公報、特開昭56−55420号公報、特開
昭55−125105号公報などに記載のVIA族芳香
族オニウム塩、特開昭50−158698号公報などに
記載のVA族芳香族オニウム塩、特開昭56−8428
号公報、特開昭56−149402号公報、特開昭57
−192429号公報などに記載のオキソスルホキソニ
ウム塩、特開昭49−17040号公報などに記載の芳
香族ジアゾニウム塩、米国特許第4,139,655号
明細書に記載のチオビリリウム塩などが好ましい。ま
た、鉄/アレン錯体、アルミニウム錯体/光分解ケイ素
化合物系開始剤なども挙げることができる。
【0016】これらの中でも芳香族スルホニウム塩また
は芳香族ヨードニウム塩が特に好ましい。また、対アニ
オンとして、6フッ化アンチモンアニオン、6フッ化砒
素アニオン、6フッ化リンアニオン、テトラキス(5フ
ッ化フェニル)ホウ素アニオンが挙げられるが、反応性
の点で6フッ化アンチモンアニオンおよびテトラキス
(5フッ化フェニル)ホウ素アニオンが好ましく使用で
きる。
は芳香族ヨードニウム塩が特に好ましい。また、対アニ
オンとして、6フッ化アンチモンアニオン、6フッ化砒
素アニオン、6フッ化リンアニオン、テトラキス(5フ
ッ化フェニル)ホウ素アニオンが挙げられるが、反応性
の点で6フッ化アンチモンアニオンおよびテトラキス
(5フッ化フェニル)ホウ素アニオンが好ましく使用で
きる。
【0017】(B)カチオン系光架橋開始剤の市販品と
しては、UVI−6950、UVI−6970、UVI
−6974、UVI−6990(以上、ユニオンカーバ
イド社製)、アデカオプトマーSP−150、SP−1
51、SP−170、SP−171(以上、旭電化工業
(株)製)、Irgacure 261(以上、チバス
ペシャルティケミカルズ(株)製)、CI−2481、
CI−2624、CI−2639、CI−2064(以
上、日本曹達(株)製)、CD−1010、CD−10
11、CD−1012(以上、サートマー社製)、DT
S−102、DTS−103、NAT−103、NDS
−103、TPS−103、MDS−103、MPI−
103、BBI−103(以上、みどり化学(株)
製)、PCI−061T、PCI−062T、PCI−
020T、PCI−022T(以上、日本化薬(株)
製)などを挙げることができる。
しては、UVI−6950、UVI−6970、UVI
−6974、UVI−6990(以上、ユニオンカーバ
イド社製)、アデカオプトマーSP−150、SP−1
51、SP−170、SP−171(以上、旭電化工業
(株)製)、Irgacure 261(以上、チバス
ペシャルティケミカルズ(株)製)、CI−2481、
CI−2624、CI−2639、CI−2064(以
上、日本曹達(株)製)、CD−1010、CD−10
11、CD−1012(以上、サートマー社製)、DT
S−102、DTS−103、NAT−103、NDS
−103、TPS−103、MDS−103、MPI−
103、BBI−103(以上、みどり化学(株)
製)、PCI−061T、PCI−062T、PCI−
020T、PCI−022T(以上、日本化薬(株)
製)などを挙げることができる。
【0018】これらのカチオン系光架橋開始剤は、それ
ぞれ単独で用いてもよいし、2種以上を組み合わせて用
いてもよい。その配合量は、接着剤全体を基準として約
0.1質量%〜10質量%の範囲で選ばれる。
ぞれ単独で用いてもよいし、2種以上を組み合わせて用
いてもよい。その配合量は、接着剤全体を基準として約
0.1質量%〜10質量%の範囲で選ばれる。
【0019】光硬化性を損なわない範囲において、さら
に硬化性を向上させるために光増感剤(重合促進剤)、
反応性希釈剤などを含有させることもできる。光増感剤
としては、チオキサントン、チオキサントンの誘導体、
アントラキノン、アントラキノンの誘導体、アントラセ
ン、アントラセンの誘導体、ペリレン、ペリレンの誘導
体、ベンゾフェノン、ベンゾインイソプロピルエーテル
などが、また反応性希釈剤としては、ビニルエーテル
類、ビニルスルフィド類、ビニルウレタン類、ウレタン
アクリレート類、ビニルウレア類などが挙げられる。
に硬化性を向上させるために光増感剤(重合促進剤)、
反応性希釈剤などを含有させることもできる。光増感剤
としては、チオキサントン、チオキサントンの誘導体、
アントラキノン、アントラキノンの誘導体、アントラセ
ン、アントラセンの誘導体、ペリレン、ペリレンの誘導
体、ベンゾフェノン、ベンゾインイソプロピルエーテル
などが、また反応性希釈剤としては、ビニルエーテル
類、ビニルスルフィド類、ビニルウレタン類、ウレタン
アクリレート類、ビニルウレア類などが挙げられる。
【0020】また、本発明で用いる(B)成分のカチオ
ン系光架橋開始剤とともに熱架橋開始剤を用いることが
できる。熱架橋開始剤は加熱によりルイス酸を放出する
ような化合物であり、本発明で用いる(B)成分が光を
受けることによりルイス酸を放出するとその相乗作用、
相互作用によっても熱架橋開始剤はルイス酸を放出す
る。このように熱架橋開始剤を併用することにより硬化
速度をより早くすることができる。熱架橋開始剤として
は、光吸収基を持たないオニウム塩、特にヨードニウム
塩、スルホニウム塩などの公知の熱架橋開始剤を挙げる
ことができ、特に好ましくはスルホニウム塩である。具
体的には例えばアデカオプトンCP−66(旭電化
(株)社製)などがある。
ン系光架橋開始剤とともに熱架橋開始剤を用いることが
できる。熱架橋開始剤は加熱によりルイス酸を放出する
ような化合物であり、本発明で用いる(B)成分が光を
受けることによりルイス酸を放出するとその相乗作用、
相互作用によっても熱架橋開始剤はルイス酸を放出す
る。このように熱架橋開始剤を併用することにより硬化
速度をより早くすることができる。熱架橋開始剤として
は、光吸収基を持たないオニウム塩、特にヨードニウム
塩、スルホニウム塩などの公知の熱架橋開始剤を挙げる
ことができ、特に好ましくはスルホニウム塩である。具
体的には例えばアデカオプトンCP−66(旭電化
(株)社製)などがある。
【0021】本発明で用いる(C)成分の非光架橋型モ
ノマー、オリゴマー、樹脂などの非光架橋成分は、高圧
水銀ランプやメタルハライドランプなどの紫外線源など
により光を照射しても架橋して硬化せず、本発明で用い
る(A)光架橋成分と反応しない成分である。
ノマー、オリゴマー、樹脂などの非光架橋成分は、高圧
水銀ランプやメタルハライドランプなどの紫外線源など
により光を照射しても架橋して硬化せず、本発明で用い
る(A)光架橋成分と反応しない成分である。
【0022】そして本発明で用いる(C)非光架橋成分
は、本発明で用いる(A)光架橋成分と混合して、好ま
しくは互いに相溶して、接着剤全体に適度の粘性や粘度
を付与して、塗布性や塗工性を改善し、かつ、基材面に
塗布・塗工した接着剤の塗布層に対して光を照射するこ
とにより塗布層全体が架橋して適当な硬化が行われるよ
うな非光架橋型モノマー、オリゴマー、樹脂などであれ
ば特に限定されるものではない。
は、本発明で用いる(A)光架橋成分と混合して、好ま
しくは互いに相溶して、接着剤全体に適度の粘性や粘度
を付与して、塗布性や塗工性を改善し、かつ、基材面に
塗布・塗工した接着剤の塗布層に対して光を照射するこ
とにより塗布層全体が架橋して適当な硬化が行われるよ
うな非光架橋型モノマー、オリゴマー、樹脂などであれ
ば特に限定されるものではない。
【0023】本発明で用いる(C)非光架橋成分は、例
えば飽和ポリエステル、ポリビニルアルキルエーテルな
どの公知の非光架橋成分から適当なものを選択すること
により接着剤全体の粘度を調整したり、低ガラス転移温
度を有するものを選択して可撓性を付与したり、基材へ
の接着性や密着性を最適化することができる。
えば飽和ポリエステル、ポリビニルアルキルエーテルな
どの公知の非光架橋成分から適当なものを選択すること
により接着剤全体の粘度を調整したり、低ガラス転移温
度を有するものを選択して可撓性を付与したり、基材へ
の接着性や密着性を最適化することができる。
【0024】本発明で用いる(C)非光架橋成分の配合
量は重要であり、(A)光架橋成分と(C)非光架橋成
分との質量比が2:3〜3;2の範囲にあることが肝要
である。(C)非光架橋成分の配合量がこの範囲を外れ
ると、接着性や折り曲げ耐性の改善が行われず、塗布性
や塗工性が低下する恐れがある。
量は重要であり、(A)光架橋成分と(C)非光架橋成
分との質量比が2:3〜3;2の範囲にあることが肝要
である。(C)非光架橋成分の配合量がこの範囲を外れ
ると、接着性や折り曲げ耐性の改善が行われず、塗布性
や塗工性が低下する恐れがある。
【0025】本発明のカチオン系光架橋接着剤には、粘
度の調整、レオロジー特性の制御などのためにさらに
(D)微粒状充填剤を配合することができる。(D)微
粒状充填剤としては具体的には例えば、微粒状アクリル
樹脂、微粒状メタクリル樹脂、微粒状ポリエチレン、粒
状アルミナ、ガラス粉末、シラスバルーン、シリカゲ
ル、天然ゼオライト、合成ゼオライト、炭酸カルシウ
ム、活性白土などが挙げられる。これらの微粒状充填剤
は、単独で用いてもよいし、2種以上組み合わせて用い
てもよい。
度の調整、レオロジー特性の制御などのためにさらに
(D)微粒状充填剤を配合することができる。(D)微
粒状充填剤としては具体的には例えば、微粒状アクリル
樹脂、微粒状メタクリル樹脂、微粒状ポリエチレン、粒
状アルミナ、ガラス粉末、シラスバルーン、シリカゲ
ル、天然ゼオライト、合成ゼオライト、炭酸カルシウ
ム、活性白土などが挙げられる。これらの微粒状充填剤
は、単独で用いてもよいし、2種以上組み合わせて用い
てもよい。
【0026】本発明のカチオン系光架橋接着剤には、所
望に応じて一般の感光性樹脂組成物において慣用されて
いる添加成分、例えば、熱重合禁止剤、粘着付与剤、粘
度調整剤、可塑剤、無機充填剤、顔料、老化防止剤、安
定剤、着色剤などを含有させることができる。
望に応じて一般の感光性樹脂組成物において慣用されて
いる添加成分、例えば、熱重合禁止剤、粘着付与剤、粘
度調整剤、可塑剤、無機充填剤、顔料、老化防止剤、安
定剤、着色剤などを含有させることができる。
【0027】この熱重合禁止剤としては、例えばヒドロ
キノン、モノ第三ブチルヒドロキノン、ベンゾキノン、
2,5‐ジフェニル‐p‐ベンゾキノン、ピクリン酸、
ジ‐p‐フルオロフェニルアミン、ジ‐p‐メトキシフ
ェノール、2,6‐ジ第三ブチル‐p‐クレゾールなど
を挙げることができる。これらの熱重合禁止剤は、熱重
合反応を防止するためのものであり、したがって、熱重
合禁止剤の含有量は、通常接着剤100質量部当り、
0.01〜5質量部の範囲で選ばれる。
キノン、モノ第三ブチルヒドロキノン、ベンゾキノン、
2,5‐ジフェニル‐p‐ベンゾキノン、ピクリン酸、
ジ‐p‐フルオロフェニルアミン、ジ‐p‐メトキシフ
ェノール、2,6‐ジ第三ブチル‐p‐クレゾールなど
を挙げることができる。これらの熱重合禁止剤は、熱重
合反応を防止するためのものであり、したがって、熱重
合禁止剤の含有量は、通常接着剤100質量部当り、
0.01〜5質量部の範囲で選ばれる。
【0028】本発明の接着シートは、基材面の所定部に
本発明のカチオン系光架橋型接着剤の塗布層を設けてな
るものであり、例えば、次のようにして製造することが
できる。すなわち、所定の基材シート面の所定部に、グ
ラビアコーター、フレキソ、エアナイフコーター、バー
コーターなどの塗布手段により、本発明のカチオン系光
架橋型接着剤を塗布し、次いで乾燥することにより塗布
層を形成させる。この際の塗布は、基材シート表面の全
面にわたって行ってもよいし、一部分の表面のみに行っ
てもよい。
本発明のカチオン系光架橋型接着剤の塗布層を設けてな
るものであり、例えば、次のようにして製造することが
できる。すなわち、所定の基材シート面の所定部に、グ
ラビアコーター、フレキソ、エアナイフコーター、バー
コーターなどの塗布手段により、本発明のカチオン系光
架橋型接着剤を塗布し、次いで乾燥することにより塗布
層を形成させる。この際の塗布は、基材シート表面の全
面にわたって行ってもよいし、一部分の表面のみに行っ
てもよい。
【0029】本発明で用いる基材としては、例えば、非
塗被紙である上質紙、中質紙、ザラ紙、コットン紙;塗
被紙であるアート紙、コート紙、軽量コート紙など、そ
の他公知の紙基材、プラスチックラミネート紙、布、プ
ラスチックラミネート布、プラスチックフィルム、金属
箔などを挙げることができる。基材の坪量は通常50〜
160g/m2 程度である。本発明において、基材とし
て、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエチレンテレ
フタレート、ポリ塩化ビニル、アクリロニトリルブタジ
エンスチレン共重合体、ポリフェニレンスルフィド樹
脂、ポリイミド樹脂、その他公知の熱可塑性樹脂や熱硬
化性樹脂フィルムなどの合成プラスチックフィルムを用
いることができるが、この場合には、これらの基材の表
面をマット処理、コロナ処理などの物理的、化学的表面
処理を施すのが好ましい。
塗被紙である上質紙、中質紙、ザラ紙、コットン紙;塗
被紙であるアート紙、コート紙、軽量コート紙など、そ
の他公知の紙基材、プラスチックラミネート紙、布、プ
ラスチックラミネート布、プラスチックフィルム、金属
箔などを挙げることができる。基材の坪量は通常50〜
160g/m2 程度である。本発明において、基材とし
て、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエチレンテレ
フタレート、ポリ塩化ビニル、アクリロニトリルブタジ
エンスチレン共重合体、ポリフェニレンスルフィド樹
脂、ポリイミド樹脂、その他公知の熱可塑性樹脂や熱硬
化性樹脂フィルムなどの合成プラスチックフィルムを用
いることができるが、この場合には、これらの基材の表
面をマット処理、コロナ処理などの物理的、化学的表面
処理を施すのが好ましい。
【0030】また、基材の表面への本発明のカチオン系
光架橋型接着剤の塗布量は、特に限定されないが、1〜
30g/m2 、好ましくは3〜20g/m2 、さらに好
ましくは5〜15g/m2 の範囲内になるように選ばれ
る。
光架橋型接着剤の塗布量は、特に限定されないが、1〜
30g/m2 、好ましくは3〜20g/m2 、さらに好
ましくは5〜15g/m2 の範囲内になるように選ばれ
る。
【0031】このようにして製造された基材の所定部
に、本発明のカチオン系光架橋型接着剤の塗布層を設け
てなる本発明の感圧接着性シートは、基材が透明な場合
は例えば他の基材を重ね合わせた状態で例えば高圧水銀
ランプやメタルハライドランプなどの適当な紫外線源な
どにより光を適当な条件下で透明な基材を通して塗布層
へ照射することにより、塗布層全体の適当な硬化を行い
両者を接着することができる。硬化物は基材への接着性
に優れかつ折り曲げ耐性に優れている。また、基材が不
透明な場合は塗布層へ直接高圧水銀ランプやメタルハラ
イドランプなどの適当な紫外線源などにより光を適当な
条件下で照射することにより、塗布層全体の適当な硬化
を行い、この硬化層に例えば他の基材を重ね合わせて、
例えば加圧ローラによって適当に加圧することにより両
者を接着できる。硬化物は基材への接着性に優れかつ折
り曲げ耐性に優れている。
に、本発明のカチオン系光架橋型接着剤の塗布層を設け
てなる本発明の感圧接着性シートは、基材が透明な場合
は例えば他の基材を重ね合わせた状態で例えば高圧水銀
ランプやメタルハライドランプなどの適当な紫外線源な
どにより光を適当な条件下で透明な基材を通して塗布層
へ照射することにより、塗布層全体の適当な硬化を行い
両者を接着することができる。硬化物は基材への接着性
に優れかつ折り曲げ耐性に優れている。また、基材が不
透明な場合は塗布層へ直接高圧水銀ランプやメタルハラ
イドランプなどの適当な紫外線源などにより光を適当な
条件下で照射することにより、塗布層全体の適当な硬化
を行い、この硬化層に例えば他の基材を重ね合わせて、
例えば加圧ローラによって適当に加圧することにより両
者を接着できる。硬化物は基材への接着性に優れかつ折
り曲げ耐性に優れている。
【0032】次に、本発明の接着シートの構成例につい
て添付図面に基づき詳細に説明するが、本発明はこれら
の構成例によって限定されるものではない。図1は本発
明の第一の構成例である接着シートの断面説明図、図2
は本発明の第二の構成例である接着シートの断面説明
図、図3は本発明の第三の構成例である接着シートの製
造工程を示す説明図、図4は本発明の第四の構成例であ
る接着シートの製造工程を示す説明図、図5は本発明の
第五の構成例である接着シートの製造工程を示す説明図
である。
て添付図面に基づき詳細に説明するが、本発明はこれら
の構成例によって限定されるものではない。図1は本発
明の第一の構成例である接着シートの断面説明図、図2
は本発明の第二の構成例である接着シートの断面説明
図、図3は本発明の第三の構成例である接着シートの製
造工程を示す説明図、図4は本発明の第四の構成例であ
る接着シートの製造工程を示す説明図、図5は本発明の
第五の構成例である接着シートの製造工程を示す説明図
である。
【0033】図1において、1は基材フィルム、2は本
発明のカチオン系光架橋型接着剤の塗布層であり、本発
明の接着シートaは、基材フィルム1面の所定部に本発
明のカチオン系光架橋型接着剤を塗布して塗布層2が形
成されて構成されている。そして本発明の接着シートa
の使用時には、基材フィルム1が透明な場合は、例え
ば、他の基材フィルムを塗布層2が形成されている側の
上に重ね合わせ、重ね合わせた状態で、例えば、高圧水
銀ランプやメタルハライドランプなどの適当な紫外線源
などにより光を適当な条件下で透明な基材フィルム1を
通して塗布層2へ照射することにより、塗布層2全体の
硬化を行って両者を接着することができる。また、基材
フィルム1が不透明な場合は塗布層2へ直接光を適当な
条件下で照射することにより、塗布層2全体の硬化を行
い、この硬化層に例えば他の基材フィルムを重ね合わせ
て適当に加圧することにより両者を接着できる。
発明のカチオン系光架橋型接着剤の塗布層であり、本発
明の接着シートaは、基材フィルム1面の所定部に本発
明のカチオン系光架橋型接着剤を塗布して塗布層2が形
成されて構成されている。そして本発明の接着シートa
の使用時には、基材フィルム1が透明な場合は、例え
ば、他の基材フィルムを塗布層2が形成されている側の
上に重ね合わせ、重ね合わせた状態で、例えば、高圧水
銀ランプやメタルハライドランプなどの適当な紫外線源
などにより光を適当な条件下で透明な基材フィルム1を
通して塗布層2へ照射することにより、塗布層2全体の
硬化を行って両者を接着することができる。また、基材
フィルム1が不透明な場合は塗布層2へ直接光を適当な
条件下で照射することにより、塗布層2全体の硬化を行
い、この硬化層に例えば他の基材フィルムを重ね合わせ
て適当に加圧することにより両者を接着できる。
【0034】図2において、1は基材フィルム、3は本
発明のカチオン系光架橋型接着剤の硬化層であり、本発
明の接着シートbは、基材フィルム1面の所定部に本発
明のカチオン系光架橋型接着剤を塗布して塗布層を形成
した後、この塗布層に直接光を適当な条件下で照射する
ことにより、塗布層全体の適当な硬化を行って硬化層3
が形成されて構成されている。本発明の接着シートbの
使用時には、この硬化層3に例えば他の基材フィルムを
重ね合わせて適当に加圧することにより両者を接着でき
る。
発明のカチオン系光架橋型接着剤の硬化層であり、本発
明の接着シートbは、基材フィルム1面の所定部に本発
明のカチオン系光架橋型接着剤を塗布して塗布層を形成
した後、この塗布層に直接光を適当な条件下で照射する
ことにより、塗布層全体の適当な硬化を行って硬化層3
が形成されて構成されている。本発明の接着シートbの
使用時には、この硬化層3に例えば他の基材フィルムを
重ね合わせて適当に加圧することにより両者を接着でき
る。
【0035】図3において、1、1は透明な基材フィル
ム、2は本発明のラジカル系光架橋型接着剤の塗布層で
あり、(1)工程で、先ず、一方の基材フィルム1面の
所定部に本発明のラジカル系光架橋型接着剤を塗布して
塗布層2を形成し、(2)工程で塗布層2を形成してい
ない他方の基材フィルム1を重ね合わせ、上方より矢印
で示したように透明な基材フィルム1を通して光を塗布
層2へ照射する。(3)工程で、このようにして塗布層
2を硬化させて硬化層3を形成して、上下の基材フィル
ム1、1を接着して、本発明の接着シートcを形成する
ことができる。
ム、2は本発明のラジカル系光架橋型接着剤の塗布層で
あり、(1)工程で、先ず、一方の基材フィルム1面の
所定部に本発明のラジカル系光架橋型接着剤を塗布して
塗布層2を形成し、(2)工程で塗布層2を形成してい
ない他方の基材フィルム1を重ね合わせ、上方より矢印
で示したように透明な基材フィルム1を通して光を塗布
層2へ照射する。(3)工程で、このようにして塗布層
2を硬化させて硬化層3を形成して、上下の基材フィル
ム1、1を接着して、本発明の接着シートcを形成する
ことができる。
【0036】図4において、1、1は不透明な基材フィ
ルム、2は本発明のラジカル系光架橋型接着剤の塗布層
であり、(1)工程で、先ず、一方の基材フィルム1面
の所定部に本発明のラジカル系光架橋型接着剤を塗布し
て塗布層2を形成し、上方より矢印で示したように光を
塗布層2へ照射して硬化させる。(2)工程で塗布層2
を形成していない他方の基材フィルム1を重ね合わせ
る。(3)工程で、適当に加圧することにより、上下の
基材フィルム1、1を接着して、本発明の接着シートd
を形成することができる。
ルム、2は本発明のラジカル系光架橋型接着剤の塗布層
であり、(1)工程で、先ず、一方の基材フィルム1面
の所定部に本発明のラジカル系光架橋型接着剤を塗布し
て塗布層2を形成し、上方より矢印で示したように光を
塗布層2へ照射して硬化させる。(2)工程で塗布層2
を形成していない他方の基材フィルム1を重ね合わせ
る。(3)工程で、適当に加圧することにより、上下の
基材フィルム1、1を接着して、本発明の接着シートd
を形成することができる。
【0037】図5は非接触ICメデイアの形態の本発明
の接着シートeを形成する工程を示す説明図である。 (1)工程で、先ず透明な基材フィルム1面の所定部
に、導電ペーストを用いてスクリーン印刷して固化乾燥
するか、あるいは金属を蒸着するなどの方法によりアン
テナ部4およびジャンパ部5を形成する。ジャンパ部5
は、後の工程でジャンパ部5のA、Bをアンテナ部4と
絶縁した状態でA’とB’と接続させるためのものであ
る。 (2)工程で、ジャンパ部5の所定部に絶縁インクを印
刷するなどの方法により絶縁層6を形成する。 (3)工程で、絶縁層6を形成後、ワイヤーボンデイン
グなどの方法によりICチップ7を実装する。 (4)工程で、基材フィルム1面の所定部に、コーテイ
ング法などにより本発明のカチオン系光架橋型接着剤を
塗布して塗布層を形成後、光を塗布層へ照射して硬化さ
せ硬化層3を形成する。 (5)工程で、ジャンパ部5を形成した方の基材フィル
ム部分を折り目線8で折り曲げて重ね合わせ、適当に加
圧することにより、上下の基材フィルム1を接着して、
本発明の接着シートe(非接触ICメデイア)を形成す
る。本発明の接着シートa〜eはいずれも接着性に優れ
かつ折り曲げ耐性に優れている。
の接着シートeを形成する工程を示す説明図である。 (1)工程で、先ず透明な基材フィルム1面の所定部
に、導電ペーストを用いてスクリーン印刷して固化乾燥
するか、あるいは金属を蒸着するなどの方法によりアン
テナ部4およびジャンパ部5を形成する。ジャンパ部5
は、後の工程でジャンパ部5のA、Bをアンテナ部4と
絶縁した状態でA’とB’と接続させるためのものであ
る。 (2)工程で、ジャンパ部5の所定部に絶縁インクを印
刷するなどの方法により絶縁層6を形成する。 (3)工程で、絶縁層6を形成後、ワイヤーボンデイン
グなどの方法によりICチップ7を実装する。 (4)工程で、基材フィルム1面の所定部に、コーテイ
ング法などにより本発明のカチオン系光架橋型接着剤を
塗布して塗布層を形成後、光を塗布層へ照射して硬化さ
せ硬化層3を形成する。 (5)工程で、ジャンパ部5を形成した方の基材フィル
ム部分を折り目線8で折り曲げて重ね合わせ、適当に加
圧することにより、上下の基材フィルム1を接着して、
本発明の接着シートe(非接触ICメデイア)を形成す
る。本発明の接着シートa〜eはいずれも接着性に優れ
かつ折り曲げ耐性に優れている。
【0038】
【実施例】次に実施例および比較例により本発明をさら
に詳細に説明するが、本発明の主旨を逸脱しない限り本
発明はこれらの実施例に限定されるものではない。 (実施例1〜5) (A)光架橋成分として、LDD(リモネンジオキシ
ド、2官能エポキシモノマー、粘度10mPa・s、e
lf atochem社製)、KS−871(オプトマ
ーKS−871、エポキシ系UV/熱硬化性オリゴマ
ー、粘度500mPa・s、旭電化工業(株)製)、U
VR−6105(3,4−エポキシシクロヘキシルメチ
ル−3,4−エポキシシクロカルボキシレート、粘度2
20〜250mPa・s、ユニオンカーバイド日本
(株)製)のいずれか1種を表1に示した量(質量部)
使用し、(B)カチオン系光架橋開始剤として、SP−
170(アデカオプトンSP−170、旭電化工業
(株)製)を表1に示した量(質量部)使用するととも
に、熱架橋開始剤としてCP−66(アデカオプトンC
P−66、旭電化工業(株)製)を表1に示した量(質
量部)併用し、(C)非光架橋成分として、V500
(バイロン500、飽和ポリエステル樹脂、粘着付与、
東洋紡(株)製)、M40(ルトナールM40、ポリビ
ニルエチルエーテル、粘度、超粘稠体、粘着付与、BA
SF社製)、LMO(リモネンモノオキシド、1官能エ
ポキシモノマー、粘度10mPa・s、elf ato
chem社製)のいずれか1種を表1に示した量(質量
部)使用し、本発明のカチオン系光架橋型接着剤を調製
した。各成分の配合割合を表1に示す。
に詳細に説明するが、本発明の主旨を逸脱しない限り本
発明はこれらの実施例に限定されるものではない。 (実施例1〜5) (A)光架橋成分として、LDD(リモネンジオキシ
ド、2官能エポキシモノマー、粘度10mPa・s、e
lf atochem社製)、KS−871(オプトマ
ーKS−871、エポキシ系UV/熱硬化性オリゴマ
ー、粘度500mPa・s、旭電化工業(株)製)、U
VR−6105(3,4−エポキシシクロヘキシルメチ
ル−3,4−エポキシシクロカルボキシレート、粘度2
20〜250mPa・s、ユニオンカーバイド日本
(株)製)のいずれか1種を表1に示した量(質量部)
使用し、(B)カチオン系光架橋開始剤として、SP−
170(アデカオプトンSP−170、旭電化工業
(株)製)を表1に示した量(質量部)使用するととも
に、熱架橋開始剤としてCP−66(アデカオプトンC
P−66、旭電化工業(株)製)を表1に示した量(質
量部)併用し、(C)非光架橋成分として、V500
(バイロン500、飽和ポリエステル樹脂、粘着付与、
東洋紡(株)製)、M40(ルトナールM40、ポリビ
ニルエチルエーテル、粘度、超粘稠体、粘着付与、BA
SF社製)、LMO(リモネンモノオキシド、1官能エ
ポキシモノマー、粘度10mPa・s、elf ato
chem社製)のいずれか1種を表1に示した量(質量
部)使用し、本発明のカチオン系光架橋型接着剤を調製
した。各成分の配合割合を表1に示す。
【0039】このようにして調製した本発明のカチオン
系光架橋型接着剤を透明な基材フィルム(ルミラーT−
60、100μm厚さ、東レ(株)製)面にワイヤーバ
ーを用いて0.3mm厚に塗布した。そして他のこれと
同じ基材フィルムを塗布層上に重ねて塗布層を透明な基
材フィルムで挟んだ。メタルハライドランプ1灯を用い
て160W/cm、ベルト速度10m/分、照度110
0mW/cm2 、照射エネルギー415mJ/cm2 の
条件で1パスで透明な基材フィルムを通して光を塗布層
へ照射して硬化させ接着して本発明の接着シートを製造
した。
系光架橋型接着剤を透明な基材フィルム(ルミラーT−
60、100μm厚さ、東レ(株)製)面にワイヤーバ
ーを用いて0.3mm厚に塗布した。そして他のこれと
同じ基材フィルムを塗布層上に重ねて塗布層を透明な基
材フィルムで挟んだ。メタルハライドランプ1灯を用い
て160W/cm、ベルト速度10m/分、照度110
0mW/cm2 、照射エネルギー415mJ/cm2 の
条件で1パスで透明な基材フィルムを通して光を塗布層
へ照射して硬化させ接着して本発明の接着シートを製造
した。
【0040】次いでこの接着シートを、幅25mm、長
さ100mmに裁断して試料を作成し、オートグラフA
GS50(島津製作所製)を用いて基材フィルムを引き
剥がして接着力(N/25mm)を測定した。測定結果
を表2に示す。また、本発明のカチオン系光架橋型接着
剤の粘度(mPa・s)、本発明のカチオン系光架橋型
接着剤の塗工性、基材への定着性についても評価した。
評価結果をまとめて表2に示す。なお基材への定着性に
ついては下記のピッキングテストにより評価した。
さ100mmに裁断して試料を作成し、オートグラフA
GS50(島津製作所製)を用いて基材フィルムを引き
剥がして接着力(N/25mm)を測定した。測定結果
を表2に示す。また、本発明のカチオン系光架橋型接着
剤の粘度(mPa・s)、本発明のカチオン系光架橋型
接着剤の塗工性、基材への定着性についても評価した。
評価結果をまとめて表2に示す。なお基材への定着性に
ついては下記のピッキングテストにより評価した。
【0041】(ピッキングテスト)上記のようにして本
発明のカチオン系光架橋型接着剤を透明な基材フィルム
(ルミラーT−60、100μm厚さ、東レ(株)製)
面にワイヤーバーを用いて0.3mm厚に塗布した後、
塗布層に上記のようにしてメタルハライドランプ1灯を
用いて160W/cm、ベルト速度10m/分、照度1
100mW/cm2、照射エネルギー415mJ/cm2
の条件で光を照射して硬化させた。硬化層に市販のセ
ロテープ(登録商標)を置き、2kgのロールを1回転
させて貼付させる。5分放置後万能引っ張り試験機(オ
リエンテック社製)を使用して剥離スピード30mm/
分でセロテープを剥離し、セロテープへの硬化層の転移
量を目視にて確認した。なお、ピッキングテストの評価
結果は、◎:非常に良好、○:良好、×:不可で示し
た。 ◎:セロテープへ全く移行しない ○:5%以下の接着層がセロテープへ移行した ×:50%以上の接着層がセロテープへ移行した
発明のカチオン系光架橋型接着剤を透明な基材フィルム
(ルミラーT−60、100μm厚さ、東レ(株)製)
面にワイヤーバーを用いて0.3mm厚に塗布した後、
塗布層に上記のようにしてメタルハライドランプ1灯を
用いて160W/cm、ベルト速度10m/分、照度1
100mW/cm2、照射エネルギー415mJ/cm2
の条件で光を照射して硬化させた。硬化層に市販のセ
ロテープ(登録商標)を置き、2kgのロールを1回転
させて貼付させる。5分放置後万能引っ張り試験機(オ
リエンテック社製)を使用して剥離スピード30mm/
分でセロテープを剥離し、セロテープへの硬化層の転移
量を目視にて確認した。なお、ピッキングテストの評価
結果は、◎:非常に良好、○:良好、×:不可で示し
た。 ◎:セロテープへ全く移行しない ○:5%以下の接着層がセロテープへ移行した ×:50%以上の接着層がセロテープへ移行した
【0042】(比較例1〜3) (A)光架橋成分と(C)非光架橋成分との質量比を本
発明の範囲外とした以外は表1に示す各成分の配合割合
として実施例1と同様にして比較のためのカチオン系光
架橋型接着剤を調製し、実施例1と同様にして比較のた
めの接着シートを製造し、そして接着力、粘度、塗工
性、基材への定着性を評価した。評価結果をまとめて表
2に示す。
発明の範囲外とした以外は表1に示す各成分の配合割合
として実施例1と同様にして比較のためのカチオン系光
架橋型接着剤を調製し、実施例1と同様にして比較のた
めの接着シートを製造し、そして接着力、粘度、塗工
性、基材への定着性を評価した。評価結果をまとめて表
2に示す。
【0043】(比較例4〜5) (C)非光架橋成分を配合せず表1に示す各成分の配合
割合とした以外は実施例1と同様にして比較のためのカ
チオン系光架橋型接着剤を調製し、実施例1と同様にし
て比較のための接着シートを製造し、そして接着力、粘
度、塗工性、基材への定着性を評価した。評価結果をま
とめて表2に示す。
割合とした以外は実施例1と同様にして比較のためのカ
チオン系光架橋型接着剤を調製し、実施例1と同様にし
て比較のための接着シートを製造し、そして接着力、粘
度、塗工性、基材への定着性を評価した。評価結果をま
とめて表2に示す。
【0044】
【表1】
【0045】
【表2】
【0046】表2から、実施例1〜5の本発明のカチオ
ン系光架橋型接着剤は適当な粘度を有していて塗工性に
優れる上、基材への定着性が良好であり、接着シートは
接着力に優れていることが判る。それに対して、比較例
1のカチオン系光架橋型接着剤は粘度が高く塗工性が不
可であり、基材への定着性も不可であり、接着シートは
接着力が0.5N/25mmと非常に低く、比較例2の
カチオン系光架橋型接着剤は塗工性は良好であるが、基
材への定着性が不可であり、接着シートは接着力が2.
5N/25mmと低く、比較例3のカチオン系光架橋型
接着剤は基材への定着性は良いが、塗工性が不可であ
り、接着シートは接着力が0.2N/25mmと非常に
低く、比較例4のカチオン系光架橋型接着剤は粘度が低
く塗工性が不可であり、基材への定着性も不可であり、
接着シートは接着せず、比較例5のカチオン系光架橋型
接着剤は粘度が低く塗工性が不可であり、基材への定着
性も不可であり、接着シートは接着しなかった。
ン系光架橋型接着剤は適当な粘度を有していて塗工性に
優れる上、基材への定着性が良好であり、接着シートは
接着力に優れていることが判る。それに対して、比較例
1のカチオン系光架橋型接着剤は粘度が高く塗工性が不
可であり、基材への定着性も不可であり、接着シートは
接着力が0.5N/25mmと非常に低く、比較例2の
カチオン系光架橋型接着剤は塗工性は良好であるが、基
材への定着性が不可であり、接着シートは接着力が2.
5N/25mmと低く、比較例3のカチオン系光架橋型
接着剤は基材への定着性は良いが、塗工性が不可であ
り、接着シートは接着力が0.2N/25mmと非常に
低く、比較例4のカチオン系光架橋型接着剤は粘度が低
く塗工性が不可であり、基材への定着性も不可であり、
接着シートは接着せず、比較例5のカチオン系光架橋型
接着剤は粘度が低く塗工性が不可であり、基材への定着
性も不可であり、接着シートは接着しなかった。
【0047】
【発明の効果】本発明の請求項1記載のカチオン系光架
橋型接着剤は、酸素重合禁止作用がなく、基材面への塗
工性に優れる上、高圧水銀ランプやメタルハライドラン
プなどの適当な紫外線源などを用いた光照射による硬化
速度が早いので生産性を向上できる上、接着性および折
り曲げ耐性に優れており、低価格が要求される接着シー
トにも適用できるという顕著な効果を奏する。
橋型接着剤は、酸素重合禁止作用がなく、基材面への塗
工性に優れる上、高圧水銀ランプやメタルハライドラン
プなどの適当な紫外線源などを用いた光照射による硬化
速度が早いので生産性を向上できる上、接着性および折
り曲げ耐性に優れており、低価格が要求される接着シー
トにも適用できるという顕著な効果を奏する。
【0048】本発明の請求項2記載のカチオン系光架橋
型接着剤は、接着剤全体の粘度を適切な範囲に調製した
ので、塗工性および塗布性に一層優れるという顕著な効
果を奏する。
型接着剤は、接着剤全体の粘度を適切な範囲に調製した
ので、塗工性および塗布性に一層優れるという顕著な効
果を奏する。
【0049】本発明の請求項3記載のカチオン系光架橋
型接着剤は、(C)成分が飽和ポリエステルおよび/ま
たはポリビニルアルキルエーテルであるので、接着剤全
体の粘度を調整したり、低ガラス転移温度を有するもの
を選択して可撓性を付与したり、基材への接着性や密着
性を容易に最適化することができるという顕著な効果を
奏する。
型接着剤は、(C)成分が飽和ポリエステルおよび/ま
たはポリビニルアルキルエーテルであるので、接着剤全
体の粘度を調整したり、低ガラス転移温度を有するもの
を選択して可撓性を付与したり、基材への接着性や密着
性を容易に最適化することができるという顕著な効果を
奏する。
【0050】本発明の請求項4記載のカチオン系光架橋
型接着剤は、さらに(D)微粒状充填剤を含むので、接
着剤全体の粘度の調整、レオロジー特性の制御などがで
きるという顕著な効果を奏する。
型接着剤は、さらに(D)微粒状充填剤を含むので、接
着剤全体の粘度の調整、レオロジー特性の制御などがで
きるという顕著な効果を奏する。
【0051】本発明の請求項5記載の接着シートは、接
着性および折り曲げ耐性に優れており、一般的なフォー
ム、ラベル、タグ類や、これらフォーム、ラベル、タグ
類の形態の非接触ICメデイア(RF−ID)、葉書、
封筒の形態の非接触ICメデイア(RF−ID)などに
使用することができるという顕著な効果を奏するととも
に、低価格の接着シートとすることもできるという効果
を奏する。
着性および折り曲げ耐性に優れており、一般的なフォー
ム、ラベル、タグ類や、これらフォーム、ラベル、タグ
類の形態の非接触ICメデイア(RF−ID)、葉書、
封筒の形態の非接触ICメデイア(RF−ID)などに
使用することができるという顕著な効果を奏するととも
に、低価格の接着シートとすることもできるという効果
を奏する。
【図1】 本発明の第一の構成例である接着シートの断
面説明図である。
面説明図である。
【図2】 本発明の第二の構成例である接着シートの断
面説明図である。
面説明図である。
【図3】 本発明の第三の構成例である接着シートの製
造工程を示す説明図である。
造工程を示す説明図である。
【図4】 本発明の第四の構成例である接着シートの製
造工程を示す説明図である。
造工程を示す説明図である。
【図5】 本発明の第五の構成例である接着シートの製
造工程を示す説明図である。
造工程を示す説明図である。
a〜e 本発明の接着シート 1 基材フィルム 2 塗布層 3 硬化層 4 アンテナ部 5 ジャンパ部 6 絶縁層 7 ICチップ 8 折り目線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4J004 AA11 AA13 AA15 AA18 AB07 4J040 DD052 EC001 ED002 JA09 JB07 KA03 KA14
Claims (5)
- 【請求項1】 下記の(A)〜(C)成分を必須成分と
して含み、かつ(A)成分と(C)成分との質量比が
2:3〜3:2であることを特徴とするカチオン系光架
橋型接着剤。 (A)カチオン系光架橋型モノマー、オリゴマー、樹脂
から選ばれる少なくとも1種の光架橋成分 (B)カチオン系光架橋開始剤 (C)非光架橋型モノマー、オリゴマー、樹脂から選ば
れる少なくとも1種の非光架橋成分 - 【請求項2】 常温における粘度を5,000〜40,
000mPa・sに調製してなることを特徴とする請求
項1記載のカチオン系光架橋型接着剤。 - 【請求項3】 前記(C)成分が飽和ポリエステルおよ
び/またはポリビニルアルキルエーテルであることを特
徴とする請求項1あるいは請求項2記載のカチオン系光
架橋型接着剤。 - 【請求項4】 さらに(D)微粒状充填剤を含むことを
特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載のカ
チオン系光架橋型接着剤。 - 【請求項5】 基材面の所定部に請求項1から請求項4
のいずれかに記載のカチオン系光架橋型接着剤の塗布層
を設けてなることを特徴とする接着シート。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000231246A JP2002047474A (ja) | 2000-07-31 | 2000-07-31 | カチオン系光架橋型接着剤およびそれを用いた接着シート |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000231246A JP2002047474A (ja) | 2000-07-31 | 2000-07-31 | カチオン系光架橋型接着剤およびそれを用いた接着シート |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002047474A true JP2002047474A (ja) | 2002-02-12 |
Family
ID=18724110
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000231246A Pending JP2002047474A (ja) | 2000-07-31 | 2000-07-31 | カチオン系光架橋型接着剤およびそれを用いた接着シート |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002047474A (ja) |
Cited By (5)
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---|---|---|---|---|
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JPWO2003106582A1 (ja) * | 2002-06-17 | 2005-10-13 | 積水化学工業株式会社 | 有機エレクトロルミネッセンス素子封止用接着剤、有機エレクトロルミネッセンス素子封止用粘着テープ、有機エレクトロルミネッセンス素子封止用両面粘着テープ、有機エレクトロルミネッセンス素子の封止方法、及び、有機エレクトロルミネッセンス素子 |
US7053133B2 (en) | 2001-05-29 | 2006-05-30 | Hiroaki Yamaguchi | Ultraviolet activatable adhesive film |
JP2007254743A (ja) * | 2002-06-17 | 2007-10-04 | Sekisui Chem Co Ltd | 有機エレクトロルミネッセンス素子封止用接着剤、有機エレクトロルミネッセンス素子封止用粘着テープ、有機エレクトロルミネッセンス素子封止用両面粘着テープ、有機エレクトロルミネッセンス素子の封止方法、及び、有機エレクトロルミネッセンス素子 |
JP2008233874A (ja) * | 2007-02-02 | 2008-10-02 | Jsr Corp | 偏光板及びその製造方法 |
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-
2000
- 2000-07-31 JP JP2000231246A patent/JP2002047474A/ja active Pending
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