JPH07179511A - 光重合性樹脂組成物 - Google Patents

光重合性樹脂組成物

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JPH07179511A
JPH07179511A JP34571293A JP34571293A JPH07179511A JP H07179511 A JPH07179511 A JP H07179511A JP 34571293 A JP34571293 A JP 34571293A JP 34571293 A JP34571293 A JP 34571293A JP H07179511 A JPH07179511 A JP H07179511A
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JP
Japan
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resin composition
group
resin
photopolymerizable
photopolymerizable resin
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Application number
JP34571293A
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English (en)
Inventor
Junko Hasegawa
順子 長谷川
Makoto Ebisawa
誠 海老沢
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Japan Carlit Co Ltd
Original Assignee
Japan Carlit Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 樹脂中に容易かつ均一に分散できる、一般式
<A>で表されるヨードニウム塩化合物を2種以上混合
した液状光重合開始剤と、1種以上のカチオン重合性樹
脂とを含有した光重合性樹脂組成物である。 【化1】 (式中、R1及びR2は、ハロゲン原子、ハロアルキル
基、ニトロ基、スルフォン基、アミノ基、水酸基、シア
ノ基、アルキル基、アルケニル基、アルコキシ基、置換
または非置換のシクロアルキル基、芳香環基または複素
環基(共に縮合環も含む)を示し、同一であっても異な
っていてもよい。m及びnは、0から5までの整数であ
る。Xー1は、アニオンを示す。) 【効果】 室温での短時間の光照射で容易かつ迅速に硬
化する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は新規な光重合性樹脂組成
物に関する。より詳細には、樹脂との相溶性に優れた液
状光重合開始剤とカチオン重合性樹脂とを含有する光重
合性樹脂組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】光(紫外線)により分解する重合開始剤
を取り入れた光重合性樹脂組成物は、従来の熱重合性樹
脂組成物に比べ、非常に容易、かつ短時間で硬化でき、
機器の密集した場所や微小な部位にも使用でき、また、
機材に熱がかからないという利点から、最近、塗料用、
インキ用、接着剤用、粘着剤用、封止材用、保護コーテ
ィング材用、写真感光材用、導電性化合物及び電気、電
子部品の絶縁材用等として多く提案されている。
【0003】特開昭48−36281号には、エチレン
系不飽和物によるトリアジン環と共役された少なくとも
1つのトリハロメチル基と少なくとも1つの発色団部分
を持つS−トリアジンを光重合開始剤とする光重合性樹
脂組成物が、特開昭52−134692号には、多環性
キノンと3級アミンを光重合開始剤とする光重合性樹脂
組成物が、特開昭54−155292号には、P−ジア
ルキルアミノアニリデンと共役した不飽和ケトンを光重
合開始剤とする光重合性樹脂組成物が、特開昭58−2
9803号には、シアニン色素とトリアジン誘導体と組
合せて光重合開始剤とする光重合性樹脂組成物が開示さ
れている。しかしながら、これらの光重合性樹脂組成物
は、熱安定性に乏しい、光重合中に発生する窒素による
硬化物中のピンホールや気泡、空気中の酸素による光感
度の劣化、貯蔵安定性がない等の問題点がある。
【0004】特公昭52−40334号、特公昭53−
36515号、特開昭60−104158号、特開昭6
0−221509号には、レドックス系触媒の光重合開
始剤とメルカプト基ないしはアクリレート基を含有した
樹脂とからなる光重合性樹脂組成物が開示されている
が、メルカプタン及びアクリレートは、極めて不快な臭
気や毒性を持ち、安全面や環境面で問題がある。
【0005】特開昭63−301213号、特開平3−
160001号等には、キノン、ベンゾフェノン、アセ
トフェノン、チオキサントン、アシルナフタレン、アシ
ルクマリン、アロイルメチレンチアゾリン、ヘキサアリ
ールとイミダゾール二量体、アシルホスフィン、チオア
シルホスフィン、ジカルボニル化合物、アロイルオキシ
ム、ベンゾイルジオキソラン及び有機過酸化物等のオキ
シラジカルを発生する化合物を光重合開始剤とする光重
合性樹脂組成物が開示されているが、発生するラジカル
が空気中の酸素によって阻害され、硬化が速やかに進ま
ないという欠点がある。
【0006】ヨードニウム塩やスルホニウム塩等のオニ
ウム塩化合物を光重合開始剤とする光重合性樹脂組成物
もまた、多数報告(Macromolecules,10,1307(1977)、Jo
urnal of radiation Curing,5,2(1978)、Journal of Po
lymer Science Polymer Chemistry Edition,17,2877(19
79)、同,22,69(1984)、Journal of Porymer SciencePol
ymer Letters Edition,17,759(1973)、特開昭55−6
5219号、特開昭56−38350号、米国特許第4
069054号、英国特許第1516511号)されて
いる。しかしながら、いずれの場合も、光重合開始剤で
あるオニウム塩が、常温で固体または高粘度の液体のた
め、分散しにくく、光重合性樹脂組成物中に偏りが生じ
るため、不透明で、光感度が悪く、かつ硬化速度も遅く
なり、均一な硬化ができない。加えて、多量の光重合開
始剤と長時間の光(紫外線)照射が必要で、経済的にも
不利である。有機溶剤や希釈剤として低粘度のオリゴマ
ーの使用も提案されているが、保存安定性及び安全性や
環境面で問題がある。
【0007】また、特開昭64−186号、特開平1−
297421号、特開平4−126767号には、水酸
基、カルボキシル基及びエーテル結合を導入して、オニ
ウム塩化合物に対する相溶性を高めた樹脂を用いる光重
合性樹脂組成物が開示されているが、使用する光重合開
始剤あるいは樹脂が限定されるため、光重合性樹脂組成
物の使用特性も制限される。
【0008】一方、硬化速度の問題を解決するために、
種々の増感剤を添加する方法が提案されている。
【0009】例えば、特開昭54−95960号、特開
昭56−26927号、特開平1−145824号等に
開示されている塩化銅、炭酸銅等の鉱酸の銅塩及び安息
香酸銅、酢酸銅、クエン酸銅等の有機銅塩、特開昭55
−155018号に開示されているポリアリーレン等の
化合物、特開昭60−28426号に開示されているベ
ンゾフェノン、アセトフェノン等のフェニルケトン類、
特開昭60−76735号に開示されているメロシアニ
ン、特開昭60−257444号に開示されている共役
したジアルキルアミノフェニル体等があげられるが、い
ずれも分散性の問題が解決されておらず、均一な硬化の
点で問題がある。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、かか
る問題点を克服した光重合性樹脂組成物を提供すること
であり、樹脂との相溶性に優れ、樹脂中に容易かつ均一
に分散でき、使用される環境に適した粘度に制御し得る
液状光重合開始剤とカチオン重合性樹脂とを含有した、
光(紫外線)に対する感度がよい光重合性樹脂組成物を
提供することであり、加熱が不要で、酸素による劣化
(阻害)がなく、短時間の光(紫外線)照射により、容
易かつ迅速に硬化し得る省エネルギー、省コストの光重
合性樹脂組成物を提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、鋭意研究
を重ねた結果、2種類以上のヨードニウム塩化合物を含
有させることにより、粘度の制御が容易にでき、カチオ
ン重合性樹脂との相溶性が極めて良好で、均一に分散
し、室温で短時間の光(紫外線)照射により、迅速にカ
チオンを放出することのできる液状光重合開始剤を見出
し、カチオン重合性樹脂に配合し光重合性樹脂組成物を
得、本発明を完成するに至った。
【0012】すなわち、本発明は、下記一般式<A>で
表されるヨードニウム塩化合物の2種類以上を含む液状
光重合開始剤と、1種類以上のカチオン重合性樹脂とを
含有する光重合性樹脂組成物である。
【0013】
【化2】
【0014】式中、R1及びR2は、ハロゲン原子、ハロ
アルキル基、ニトロ基、スルフォン基、アミノ基、水酸
基、シアノ基、アルキル基、アルケニル基、アルコキシ
基、置換または非置換のシクロアルキル基、フェニル基
または複素環基(共に縮合環も含む)を示し、同一であ
っても異なっていてもよい。m及びnは、0から5までの
整数である。Xー1は、アニオンを示す。
【0015】R1及びR2のハロゲン原子としては、フッ
素、塩素、臭素、ヨウ素等があげられ、ハロアルキル基
としては、トリフルオロメチル基、トリクロロメチル
基、1,2−ジクロロエチル基等があげられる。アルキ
ル基としては、メチル基、エチル基、n−プロピル基、i
so−プロピル基、n−ブチル基、iso−ブチル基、t−ブ
チル基、n−ペンチル基、iso−ペンチル 基、n−ヘキシ
ル基、n−ヘプチル基、n−オクチル基、n−ノニル基、
2−メチルノニル基、3,4,8−トリメチルノニル基、
4−メチル−8−エチルノニル基、n−デシル基、2−
メチルデシル基、3−エチルデシル基、6−プロピルデ
シル基、9−エチルデシル基、5,8−ジメチルデシル
基、9,9−ジメチルデシル基、n−ウンデシル基、2−
メチルウンデシル基、8−プロピルウンデシル基、2,
5,6,9−テトラメチルウンデシル基、n−ドデシル
基、2−メチルドデシル基、2−エチルドデシル基、3
−メチルドデシル基、5−エチルドデシル基、n−トリ
デシル基、2−メチルトリデシル基、n−テトラデシル
基、3−メチルテトラデシル基、n−ペンタデシル基、
4,4−ジメチルペンタデシル基、n−ヘキサデシル基、
n−ヘプタデシル基、n−オクタデシル基、n−ノナデシ
ル基、n−エイコシル基、シクロヘキシル基等があげら
れる。アルケニル基としては、ビニル基、1−プロペニ
ル基、アリル基、2−ブテニル基、2−エチル−2−ブ
テニル基、4,4'−ジ−t−ブチル−3−ブテニル基、
2−ペンテニル基、4−ヘキセニル基、5−ノネニル
基、3,7−デカジエニル基、1,10−ウンデカジエニ
ル基、5−ドデセニル基、2,4,6,8−ウンデカテト
ラエニル基等があげられる。アルコキシ基としては、メ
トキシ基、エトキシ基、n−プロポキシ基、n−ブトキシ
基、t−ブトキシ基、n−ペンタオキシ基、iso−ペンタ
オキシ基、n−ヘキサオキシ基、n−ヘプタオキシ基、n
−オクタオキシ基、n−ノナオキシ基、n−デカオキシ基
等があげられる。
【0016】また、芳香環基としては、ベンゼン環、ナ
フタリン環等が、複素環基としては、ピリジン環、ジオ
キサン環、シクロトリシロキサン環等があげられ、その
置換基としては、メチル基、エチル基、n−プロピル
基、n−ブチル基、iso−ブチル基、t−ブチル基、iso−
ペンチル基、n−デシル基、n−ウンデシル基、n−ドデ
シル基、n−トリデシル基、n−テトラデシル基、n−オ
クタデシル基等のアルキル基、アルケニル基、アルコキ
シ基、ハロゲン原子、アリール基、アラルキル基、ニト
ロ基、アミノ基、スルフォン基、スルファミド基、シア
ノ基、水酸基、カルボキシ基等があげられる。
【0017】X-1のアニオンとしては、ハロゲンイオ
ン、鉱酸の陰イオン、ハロゲン化物イオン等の1価の無
機アニオンがあげられる。
【0018】ハロゲンイオンとしては、F-、Cl-、Br
-、I-があげられ、鉱酸の陰イオンとしては、HS
4 -、NO3 -があげられ、ハロゲン化物イオンとして
は、BF4 -、PF4 -、AsF4 -、SbF6 -、SiF6 -、Sb
Cl6 -、ClO4 -、IO3 -、CF3SO3 -等があげられ
る。
【0019】Macromolecules,10,1307(1977)には、ヨー
ドニウム塩化合物を得る方法として、以下に示すMetho
d A〜Cが記載されている。
【0020】Method A ヨウ素、ヨウ素酸カリウム、濃硫酸の混合物に、温度10
℃でニトロベンゼンを加えた後、室温で24時間、さらに
温度45〜50℃で40時間攪拌する。その後、温度5℃以下
で水で希釈し、ろ別し、ろ液をエーテルで抽出し、ヘキ
サフロオロヒ酸カリウム水溶液を加え、4,4'−ジニト
ロジフェニルヨードニウムヘキサフルオロヒ酸塩を得
る。
【0021】Method B ヨウ素酸カリウム、無水酢酸、ベンゼンの混合物を温度
−5℃に冷却する。温度5℃以下で濃硫酸と無水酢酸の
混酸を滴下した後、室温で48時間攪拌し、温度10℃以下
で水で希釈し、ろ別し、ろ液をエーテルで抽出し、塩化
アンモニウム水溶液を加え、ジフェニルヨードニウム塩
化物を得る。得られた塩化物に、酸化銀を加え、攪拌し
た後、ろ別し、ろ液を凍らせる。45wt%テトラフルオロ
ホウ酸を加えた後、室温まで加温し、ジフェニルヨード
ニウムテトラフルオロホウ酸塩を得る。
【0022】Method C ヨードベンゼンジアセテート、アニソール、無水酢酸、
氷酢酸の混合物に、温度10℃以下で濃硫酸を滴下し、45
分後、臭化ナトリウム水溶液を加え、4−メトキシジフ
ェニルヨードニウム臭化物を得る。得られた臭化物に、
酸化銀を加え、攪拌した後、ろ別し、ろ液を凍らせる。
45wt%テトラフルオロホウ酸を加えた後、室温まで加温
し、4−メトキシジフェニルヨードニウムテトラフルオ
ロホウ酸塩を得る。
【0023】本発明に用いられる一般式<A>で表され
るヨードニウム塩化合物も、上記に記載したMthod A
〜Cに準じた方法により得ることができる。
【0024】本発明に用いられる一般式<A>で表され
るヨードニウム塩化合物の例を以下に示す。なお、化合
物のNO.は、実施例中でも共通に用いる。
【0025】
【化3】
【0026】
【化4】
【0027】
【化5】
【0028】
【化6】
【0029】
【化7】
【0030】
【化8】
【0031】
【化9】
【0032】
【化10】
【0033】
【化11】
【0034】本発明に用いられる液状光重合開始剤は、
以下の方法により得ることができる。
【0035】方法1 本発明に用いられる一般式<A>で表されるヨードニウ
ム塩化合物を、MthodA〜Cに準じた方法により得る。
次いで、得られたヨードニウム塩化合物の2種類以上を
適当な溶剤で溶解し、混合した後、濃縮して、本発明に
用いられる液状光重合開始剤を得る。
【0036】方法2 Method AまたはBにおいて、Method Aのニトロベン
ゼンまたはMethod Bのベンゼンの代りに、炭素数1〜
20のアルキル基及びアルケニル基、あるいは炭素数1〜
20のアルコキシ基で、1〜5個置換されたベンゼンの2
種類以上を混合したものを用いる以外は、Method Aま
たはBと同様にして、本発明に用いられる液状光重合開
始剤を得る。
【0037】方法3 Method Cにおいて、ヨードソベンゼンジアセテートの
代りに、炭素数1〜20のアルキル基及びアルケニル基、
あるいは炭素数1〜20のアルコキシ基で、1〜5個置換
されたヨードソベンゼンの2種類以上を混合したものを
用い、かつ、アニソールの代りに、炭素数1〜20のアル
キル基及びアルケニル基、あるいは炭素数1〜20のアル
コキシ基で、1〜5個置換されたベンゼンの2種類以上
を混合したものを用いる以外は、Method Cと同様にし
て、本発明に用いられる液状光重合開始剤を得る。
【0038】カチオン重合性樹脂に配合される液状光重
合開始剤の量は、樹脂100重量部に対して、一般に0.01
〜20重量部であり、好ましくは0.1〜10重量部である。
【0039】また、カチオン重合性樹脂に配合される液
状光重合開始剤の粘度は、0.5〜200ポイズであり、好ま
しくは1〜100ポイズである。
【0040】本発明に用いられるカチオン重合性樹脂と
しては、1個以上のエポキシ基を含有するモノマー、二
量体、オリゴマーまたは重合体のエポキシ樹脂、あるい
はビニル化合物、ビニルエーテル、環状エーテル、環状
エステル、環状酸無水物、不飽和環状化合物、複素環状
化合物またはオルガノシロキサン化合物をモノマーとす
る樹脂等があげられ、これらの1種類以上の樹脂を用い
ることができる。
【0041】さらに、本発明に用いられるカチオン重合
性樹脂としては、上記の樹脂をアクリル酸エステルモノ
マー、メタクリル酸エステルモノマー、マレイン酸エス
テルモノマー、フマル酸エステルモノマー、アクリロニ
トリルモノマーまたは酢酸ビニルモノマー等と共重合し
たものもあげられる。
【0042】エポキシ樹脂としては、フェニルグリシジ
ルエーテル、ブチルグリシジルエーテル、4−ビニルヘ
キサンジオキシド、リモネンジオキシド、アクリル酸グ
リシジル、メタアクリル酸グリシジル、スチレンオキシ
ド等のエポキシ化合物;2個以上のエポキシ基を含有す
るビスフェノールA型エポキシ樹脂;2個以上のエポキ
シ基を含有するビスフェノールF型エポキシ樹脂;ビス
フェノールAの各々の水酸基のオルト位にアリル基を有
するジアリルビスフェノール化合物またはオルト位にハ
ロゲン原子を有するハロゲン化ビスフェノール化合物と
エピクロロヒドリンとの反応で得られる2個以上のエポ
キシ基を含有するグリシジルエーテル型エポキシ樹脂;
2個以上のエポキシ基を含有するビスフェノールAの側
鎖型ジグリシジルエーテル型エポキシ樹脂;2個以上の
エポキシ基を含有するフェノールノボラック型エポキシ
樹脂;o−アリルフェノールノボラック化合物とエピク
ロロヒドリンとの反応で得られる2個以上のエポキシ基
を含有するグリシジルエーテル型エポキシ樹脂;2個以
上のエポキシ基を含有する脂環式エポキシ樹脂;2個以
上のエポキシ基を含有するシクロヘキセンオキサイドま
たはシクロペンテンオキサイド型エポキシ樹脂;2個以
上のエポキシ基を含有するトリグリシジルイソシアネー
トまたはヒダントインエポキシ等の含複素環エポキシ樹
脂;2個以上のエポキシ基を含有する水添ビスフェノー
ルA型エポキシ樹脂;2個以上のエポキシ基を含有する
プロピレングリコール−ジグリシジルエーテル、ペンタ
エリスリトール−ポリグリシジルエーテル等のポリアル
コールまたはポリグリコール型エポキシ樹脂;2個以上
のエポキシ基を含有する芳香族、脂肪族または脂環式の
カルボン酸とエピクロロヒドリンからなるエポキシ樹
脂;2個以上のエポキシ基を含有するスピロ環含有エポ
キシ樹脂等があげられる。
【0043】また、上記のエポキシ樹脂には、1個以上
のエポキシ基を含有するポリシロキサン樹脂、ポリウレ
タン樹脂、ポリエステル樹脂、ポリエーテル樹脂、ポリ
アクリル樹脂またはポリスチレン樹脂等も含まれる。ま
た、エポキシ−ポリシロキサン樹脂においては、アミ
ン、カルボン酸、チオール、フェノールまたはアルコー
ル等で変性された樹脂でもよい。
【0044】エポキシ基として特に好ましいのは、エチ
レンオキシド基、プロピレンオキシド基、γ−グリシジ
ルオキシプロピル基またはβ−(3,4−エポキシシク
ロヘキシル)エチル基である。
【0045】ビニル化合物としては、ブテン、イソブテ
ン、4−メチル−1−ペンテン、1−ドデセン、3,4
−ジメチル−1−オクテン、ビニルアセタミド、2−ビ
ニルピリジンまたはイソブチレン等のモノビニル化合
物、スチレン、o−ないしはp−メトキシスチレンまたは
α−メチルスチレン等のビニルベンゼン化合物、3−シ
クロヘキシル−1−ブテン、2−ビニルシクロプロパン
カルボン酸エチル、4−メチル−1−ビニルシクロヘキ
サンまたは4−ビニルシクロヘキセンオキシド等のビニ
ルシクロ化合物、1,4−ペンタジエン、3−メチル−
1,5−ヘキサジエン、1,2−ジビニルシクロブタンま
たは1−アリル−1−シクロペンテン等のジエン化合
物、メチレンシクロプロパン、β−ピネン、カンフェン
または1−メチレン−2−ビニルシクロヘキサン等のエ
キソメチレン型環状化合物あるいはポリビニルプレポリ
マー等があげられる。
【0046】ビニルエーテルとしては、α−メチルビニ
ルエーテル、n−ブチルビニルエーテル、2−クロルエ
チルビニルエーテル、イソブチルビニルエーテル、n−
オクチルビニルエーテル、2−メトキシエチルビニルエ
ーテル、トリメチルシリルビニルエーテル、イソブチル
プロペニルエーテル、β−クロルビニルブチルエーテ
ル、1,2,3−プロパントリビニルエーテル、m−アミ
ノフェニルビニルエーテル、p−メチルフェニルビニル
エーテル、ペンタクロロフェニルビニルエーテル、トリ
エタノールアミンジビニルエーテル、ジビニルホルマー
ル、フェニルビニルスルフォキシド、ジビニルスルフォ
キシドまたはポリビニルエーテルプレポリマー等があげ
られる。
【0047】環状エーテルとしては、テトラヒドロフラ
ン、2,3−ジヒドロフラン、テトラヒドロピラン、2
−アセチル−6−メチル−2,3−ジヒドロピラン、p−
ジオキセン、1,3−ジオキサン、2−フェニル−1,3
−ジオキサン、トリオキサン、1,3−ジオキソール、
フェニルオキセタン、アルコキシオキセタン、ビニレン
カーボネートまたはポリ環状エーテルプレポリマー等が
あげられる。
【0048】環状エステルとしては、β−プロピオラク
トン、γ−ブチロラクトンまたはδ−カプロラクトン等
があげられる。
【0049】環状酸無水物としては、無水フタル酸、無
水マレイン酸または無水コハク酸等があげられる。
【0050】不飽和環状化合物としては、2−メチル−
4,5−インデン、ベンゾ−4,5−インデンまたはアセ
ナフチレン等があげられる。
【0051】複素環状化合物としては、ジビニルチオア
セタール、2−ビニルチオフェン、カルバゾール、ピロ
リドン、4−ビニルピリミジン、1,3,3−トリメチル
アゼチジン、アジリジン、オキサゾリン、オキサジン、
オキサゾロン、β−プロピオラクタム、γ−ブチロラク
タムまたはδ−カプロラクタム等があげられる。
【0052】オルガノシロキサン化合物としては、ヘキ
サメチルシクロトリシロキサン、オクタメチルシクロテ
トラシロキサン、トリフェニルトリメチルシクロトリシ
ロキサン、オクタフェニルシクロテトラシロキサン、
1,3,3,7−テトラビニル−1,3,5,7−テトラメチ
ルシクロテトラシロキサンまたはポリオルガノシロキサ
ン等があげられる。
【0053】また、本発明の光重合性組成物は、用途に
応じて、本発明の目的が阻害されない範囲内で、得られ
る光重合硬化物の使用温度範囲、耐薬品性、耐候性、電
気的性質、接着力、使用特性、作業条件、機械的性質等
を向上させるために、シリカ、タルク、粘土、ガラス繊
維、水和アルミナ、アスベスト、バライト、チタンホワ
イト、フタロシアニンやカーボンブラック等の顔料、フ
ッ素系界面活性剤等を用いることができる。
【0054】本発明の光重合性組成物は、金属板、プラ
スチック板、ガラス板、紙等の被塗布物に、本発明の光
重合組成物を、噴霧、浸漬、ハケ塗、ローラー塗、流延
または工業的塗膜形成法等によって、塗布した後、得ら
れた塗膜に光(紫外線)を照射することにより、室温で
も短時間で容易に硬化させることができる。
【0055】光(紫外線)を照射する光源としては、通
常、波長200〜400nmの光を供給できる水銀アーク灯、
中圧水銀ランプ、高圧水銀ランプ、メタルハライドラン
プ、キセノンランプ等が用いられる。
【0056】
【実施例】以下、本発明を、実施例により詳細に説明す
る。実施例中の「部」は、「重量部」を示し、粘度は、
温度25℃の値を示す。なお、本発明は、これらの実施例
になんら限定されない。
【0057】実施例1 化合物NO.1、NO.2、NO.3、NO.4及びNO.
59により、粘度60ポイズとなるように調製したヨード
ニウム塩化合物の光重合開始剤1部と、カチオン重合性
樹脂として粘度150ポイズのビスフェノールA型エポキ
シ樹脂100部とを、三本ロールで30分間混練し、光重合
性樹脂組成物を得た。組成を表1に示す。
【0058】得られた光重合性樹脂組成物の1滴を、各
々2枚のスライド板に挟み、顕微鏡により相溶性の良否
を調べ、4段階評価(非常によい、良い、やや不良、不
良)を行った。結果を表5に示す。
【0059】得られた光重合性樹脂組成物を、スピンコ
ーターを用いて、ガラス板上に塗布(膜厚5μm)した
後、強度80KW/cmの紫外線照射装置を用いて、試料か
ら10cmの距離で光(紫外線)を照射した。塗膜に粘着性
がなくなり、軽く指で触れても跡が残らなくなったもの
を硬化したものと見なし、この硬化に要した光(紫外
線)照射の最小時間を硬化時間とした。結果を表5に示
す。
【0060】また、硬化した塗膜を、クロスカット(縦
1cm×横1mm)し、セロファンテープを密着させた後、
一気にはがして、100個のマス目の内、残ったマス目の
数を調べ、密着性試験を行った。結果を表5に示す。
【0061】実施例2 実施例1において、化合物NO.5、NO.6、NO.7
及びNO.8により、粘度45ポイズとなるように調製し
たヨードニウム塩化合物の光重合開始剤1部を用いた以
外は、実施例1と同様にして、光重合性樹脂組成物を得
た。組成を表1に示す。得られた光重合性樹脂組成物に
ついて、実施例1と同様に、相溶性、硬化時間、密着性
の試験を行った。結果を表5に示す。
【0062】実施例3 実施例1において、化合物NO.9、NO.10、NO.
11、NO.12及びNO.13により、粘度35ポイズと
なるように調製したヨードニウム塩化合物の光重合開始
剤0.5部を用いた以外は、実施例1と同様にして、光重
合性樹脂組成物を得た。組成を表1に示す。得られた光
重合性樹脂組成物について、実施例1と同様に、相溶
性、硬化時間、密着性の試験を行った。結果を表5に示
す。
【0063】実施例4 実施例1において、化合物NO.38、NO.39、N
O.40及びNO.41により、粘度25ポイズとなるよう
に調製したヨードニウム塩化合物の光重合開始剤1部を
用い、混練時間を15分とした以外は、実施例1と同様に
して、光重合性樹脂組成物を得た。組成を表1に示す。
得られた光重合性樹脂組成物について、実施例1と同様
に、相溶性、硬化時間、密着性の試験を行った。結果を
表5に示す。
【0064】実施例5 実施例1において、化合物NO.48、NO.49及びN
O.50により、粘度20ポイズとなるように調製したヨ
ードニウム塩化合物の光重合開始剤0.5部を用い、混練
時間を15分とした以外は、実施例1と同様にして、光重
合性樹脂組成物を得た。組成を表1に示す。得られた光
重合性樹脂組成物について、実施例1と同様に、相溶
性、硬化時間、密着性の試験を行った。結果を表5に示
す。
【0065】実施例6 化合物NO.9、NO.10、NO.11、NO.12、N
O.13、NO.14、NO.15、NO.16、NO.1
7、NO.18、NO.19、NO.20、NO.21、N
O.22、NO.23、NO.35、NO.36、NO.3
7、NO.38、NO.39、NO.40及びNO.41に
より、粘度1ポイズとなるように調製したヨードニウム
塩化合物の光重合性開始剤10部と、カチオン重合性樹脂
として粘度80ポイズのビスフェノールF型エポキシ樹脂
100部とを、三本ロールで30分間混練し、光重合性樹脂
組成物を得た。組成を表1に示す。得られた光重合性樹
脂組成物について、実施例1と同様に、相溶性、硬化時
間、密着性の試験を行った。結果を表5に示す。
【0066】実施例7 化合物NO.4、NO.59及びN0.60により、粘度7
0ポイズとなるように調製したヨードニウム塩化合物の
光重合性開始剤5部と、カチオン重合性樹脂として粘度
350ポイズのクレゾールノボラック型エポキシ樹脂100部
とを、三本ロールで30分間混練し、光重合性樹脂組成物
を得た。組成を表1に示す。得られた光重合性樹脂組成
物について、実施例1と同様に、相溶性、硬化時間、密
着性の試験を行った。結果を表5に示す。
【0067】実施例8 化合物NO.9、NO.10、NO.11、NO.35、N
O.36及びNO.37により、粘度30ポイズとなるよう
に調製したヨードニウム塩化合物の光重合開始剤0.1部
と、カチオン重合性樹脂として粘度350ポイズのクレゾ
ールノボラック型エポキシ樹脂80部及び4−ビニルシク
ロヘキセンオキシド20部とを、三本ロールで15分間混練
し、光重合性樹脂組成物を得た。組成を表1に示す。得
られた光重合性樹脂組成物について、実施例1と同様
に、相溶性、硬化時間、密着性の試験を行った。結果を
表5に示す。
【0068】実施例9 化合物NO.16、NO.17、NO.42及びNO.43
により、粘度40ポイズとなるように調製したヨードニウ
ム塩化合物の光重合開始剤1部と、カチオン重合性樹脂
として粘度250ポイズのポリグリコール型エポキシ樹脂1
00部とを、三本ロールで30分間混練し、光重合性樹脂組
成物を得た。組成を表1に示す。得られた光重合性樹脂
組成物について、実施例1と同様に、相溶性、硬化時
間、密着性の試験を行った。結果を表5に示す。
【0069】実施例10 化合物NO.9、NO.10、NO.11、NO.12、N
O.13、NO.14、NO.15、NO.16、NO.1
7、NO.18、NO.19、NO.20、NO.21、N
O.22及びNO.23により、粘度55ポイズとなるよう
に調製したヨードニウム塩化合物の光重合開始剤1部
と、カチオン重合性樹脂として粘度150ポイズのビスフ
ェノールA型エポキシ樹脂20部及び粘度150ポイズのプ
ロピレンオキシド基末端ポリオルガノシロキサン樹脂80
部とを、三本ロールで30分間混練し、光重合性樹脂組成
物を得た。組成を表2に示す。得られた光重合性樹脂組
成物について、実施例1と同様に、相溶性、硬化時間、
密着性の試験を行った。結果を表5に示す。
【0070】実施例11 化合物NO.61、NO.62及びNO.63により、粘
度10ポイズとなるように調製したヨードニウム塩化合物
の光重合開始剤1部と、カチオン重合性樹脂として粘度
100ポイズのβ−(3,4−エポキシシクロヘキシル)エ
チル基末端カルボキシル基含有ポリオルガノシロキサン
樹脂100部とを、三本ロールで15分間混練し、光重合性
樹脂組成物を得た。組成を表2に示す。得られた光重合
性樹脂組成物について、実施例1と同様に、相溶性、硬
化時間、密着性の試験を行った。結果を表5に示す。
【0071】実施例12 化合物NO.51、NO.52、NO.53、NO.54、
NO.55及びNO.56により、粘度50ポイズとなるよ
うに調製したヨードニウム塩化合物の光重合開始剤0.5
部と、カチオン重合性樹脂として粘度180ポイズのγ−
グリシジルオキシプロピル基末端アルコール変性ポリオ
ルガノシロキサン樹脂90部及びリモネンオキシド10部と
を、三本ロールで30分間混練し、光重合性樹脂組成物を
得た。組成を表2に示す。得られた光重合性樹脂組成物
について、実施例1と同様に、相溶性、硬化時間、密着
性の試験を行った。結果を表5に示す。
【0072】実施例13 化合物NO.10、NO.11、NO.12、NO.16、
NO.17及びNO.18により、粘度45ポイズとなるよ
うに調製したヨードニウム塩化合物の光重合開始剤1部
と、カチオン重合性樹脂として粘度300ポイズのノボラ
ック型エポキシ樹脂50部及び粘度320ポイズのエポキシ
変性ポリオールポリアクリレート樹脂50部とを、三本ロ
ールで30分間混練し、光重合性樹脂組成物を得た。組成
を表2に示す。得られた光重合性樹脂組成物について、
実施例1と同様に、相溶性、硬化時間、密着性の試験を
行った。結果を表5に示す。
【0073】実施例14 化合物NO.26及びNO.27により、粘度65ポイズと
なるように調製したヨードニウム塩化合物の光重合開始
剤1部と、カチオン重合性樹脂として粘度280ポイズの
ビスフェノールA型エポキシ樹脂50部及び粘度320ポイ
ズのプロピレンオキシド基末端ポリメタクリレート樹脂
50部とを、三本ロールで30分間混練し、光重合性樹脂組
成物を得た。組成を表2示す。得られた光重合性樹脂組
成物について、実施例1と同様に、相溶性、硬化時間、
密着性の試験を行った。結果を表5に示す。
【0074】実施例15 化合物NO.52及びNO.58により、粘度80ポイズと
なるように調製したヨードニウム塩化合物の光重合開始
剤1部と、カチオン重合性樹脂として粘度210ポイズの
クレゾールノボラック型エポキシ樹脂80部及び粘度270
ポイズのポリビニルホルマール樹脂20部とを、三本ロー
ルで30分間混練し、光重合性樹脂組成物を得た。組成を
表2に示す。得られた光重合性樹脂組成物について、実
施例1と同様に、相溶性、硬化時間、密着性の試験を行
った。結果を表5に示す。
【0075】実施例16 化合物NO.32、NO.33、NO.34、NO.44及
びNO.45により、粘度75ポイズとなるように調製し
たヨードニウム塩化合物の光重合開始剤1部と、カチオ
ン重合性樹脂として粘度240ポイズのスピロ環含有エポ
キシ樹脂20部及び粘度200ポイズのヒドロキシ基含有ポ
リエステル樹脂80部とを、三本ロールで30分間混練し、
光重合性樹脂組成物を得た。組成を表3に示す。得られ
た光重合性樹脂組成物について、実施例1と同様に、相
溶性、硬化時間、密着性の試験を行った。結果を表5に
示す。
【0076】実施例17 化合物NO.24及びNO.25により、粘度50ポイズと
なるように調製したヨードニウム塩化合物の光重合開始
剤1部と、カチオン重合性樹脂として粘度60ポイズのポ
リクロロビニルエーテル樹脂50部及び粘度100ポイズの
ポリスチレン樹脂50部とを、三本ロールで30分間混練
し、光重合性樹脂組成物を得た。組成を表3に示す。得
られた光重合性樹脂組成物について、実施例1と同様
に、相溶性、硬化時間、密着性の試験を行った。結果を
表5に示す。
【0077】実施例18 化合物NO.28及びNO.29により、粘度65ポイズと
なるように調製したヨードニウム塩化合物の光重合開始
剤1部と、カチオン重合性樹脂として粘度300ポイズの
ブタジエン樹脂100部とを、三本ロールで30分間混練
し、光重合性樹脂組成物を得た。組成を表3に示す。得
られた光重合性樹脂組成物について、実施例1と同様
に、相溶性、硬化時間、密着性の試験を行った。結果を
表5に示す。
【0078】実施例19 化合物NO.48、NO.49、NO.50及びNO.57
により、粘度30ポイズとなるように調製したヨードニウ
ム塩化合物の光重合開始剤1部と、カチオン重合性樹脂
として粘度260ポイズのポリテトラヒドロフラン樹脂60
部及びアルコキシオキセタン40部とを、三本ロールで30
分間混練し、光重合性樹脂組成物を得た。組成を表3に
示す。得られた光重合性樹脂組成物について、実施例1
と同様に、相溶性、硬化時間、密着性の試験を行った。
結果を表5に示す。
【0079】実施例20 化合物NO.46及びNO.47により、粘度100ポイズ
となるように調製したヨードニウム塩化合物の光重合開
始剤1部と、カチオン重合性樹脂として粘度100ポイズ
のポリδ−カプロラクトン樹脂30部、粘度80ポイズのポ
リ無水コハク酸樹脂20部及び粘度60ポイズのポリビニル
シクロヘキサン樹脂50部とを、三本ロールで30分間混練
し、光重合性樹脂組成物を得た。組成を表3に示す。得
られた光重合性樹脂組成物について、実施例1と同様
に、相溶性、硬化時間、密着性の試験を行った。結果を
表5に示す。
【0080】実施例21 化合物NO.30及びNO.31により、粘度90ポイズと
なるように調製したヨードニウム塩化合物の光重合開始
剤1部と、カチオン重合性樹脂として粘度350ポイズの
クロロメチルスチレンとメタクリル酸メチルの1:1共
重合体100部とを、三本ロールで30分間混練し、光重合
性樹脂組成物を得た。組成を表3に示す。得られた光重
合性樹脂組成物について、実施例1と同様に、相溶性、
硬化時間、密着性の試験を行った。結果を表5に示す。
【0081】実施例22 化合物NO.35、NO.36、NO.37、NO.38、
NO.39、NO.40及びNO.41により、粘度20ポ
イズとなるように調製したヨードニウム塩化合物の光重
合開始剤1部と、カチオン重合性樹脂として粘度260ポ
イズの酢酸ビニルと2−メチル−4,5−インデンの
1:1共重合体100部とを、三本ロールで30分間混練
し、光重合性樹脂組成物を得た。組成を表3に示す。得
られた光重合性樹脂組成物について、実施例1と同様
に、相溶性、硬化時間、密着性の試験を行った。結果を
表5に示す。
【0082】実施例23 化合物NO.32、NO.33及びNO.34により、粘
度50ポイズとなるように調製したヨードニウム塩化合物
の光重合開始剤1部と、粘度200ポイズのビニルアセタ
ミドとアジリジンの2:1共重合体100部とを、三本ロ
ールで30分間混練し、光重合性樹脂組成物を得た。組成
を表3に示す。得られた光重合性樹脂組成物について、
実施例1と同様に、相溶性、硬化時間、密着性の試験を
行った。結果を表5に示す。
【0083】比較例1 実施例1において、光重合開始剤として化合物NO.1
1(固体)のみを1部用いた以外は、実施例1と同様に
して、光重合性樹脂組成物を得た。組成を表4に示す。
得られた光重合性樹脂組成物について、実施例1と同様
に、相溶性、硬化時間、密着性の試験を行った。結果を
表6に示す。
【0084】比較例2 実施例7において、光重合開始剤として化合物NO.6
0(固体)のみを5部用い、混練時間を1時間とした以
外は、実施例7と同様にして、光重合性樹脂組成物を得
た。組成を表4に示す。得られた光重合性樹脂組成物に
ついて、実施例1と同様に、相溶性、硬化時間、密着性
の試験を行った。結果を表6に示す。
【0085】比較例3 実施例12において、光重合開始剤として化合物NO.
55(固体)のみを1部用い、混練時間を1時間とした
以外は、実施例12と同様にして、光重合性樹脂組成物
を得た。組成を表4に示す。得られた光重合性樹脂組成
物について、実施例1と同様に、相溶性、硬化時間、密
着性の試験を行った。結果を表6に示す。
【0086】比較例4 実施例22において、光重合開始剤として化合物NO.
36(固体)のみを10部用い、混練時間を1時間とした
以外は、実施例22と同様にして、光重合性樹脂組成物
を得た。組成を表4に示す。得られた光重合性樹脂組成
物について、実施例1と同様に、相溶性、硬化時間、密
着性の試験を行った。結果を表6に示す。
【0087】
【表1】
【0088】
【表2】
【0089】
【表3】
【0090】
【表4】
【0091】
【表5】
【0092】
【表6】
【0093】
【発明の効果】本発明に用いられる液状光重合開始剤
は、カチオン重合性樹脂との相溶性が極めて良好で、樹
脂中に容易に均一に分散できる。本発明の光重合性樹脂
組成物は、光(紫外線)に対する感度がよく、また、光
(紫外線)照射により、加熱を必要とすることなく、従
来よりも短時間で硬化できる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G03F 7/038 503

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式<A>で表されるヨードニウム塩
    化合物の2種類以上を含む液状光重合開始剤と、1種類
    以上のカチオン重合性樹脂とを含有する光重合性樹脂組
    成物。 【化1】 (式中、R1及びR2は、ハロゲン原子、ハロアルキル
    基、ニトロ基、スルフォン基、アミノ基、水酸基、シア
    ノ基、アルキル基、アルケニル基、アルコキシ基、置換
    または非置換のシクロアルキル基、芳香環基または複素
    環基(共に縮合環も含む)を示し、同一であっても異な
    っていてもよい。m及びnは、0から5までの整数であ
    る。Xー1は、アニオンを示す。)
  2. 【請求項2】 カチオン重合性樹脂の少なくとも1種類
    が、エポキシ樹脂である請求項1記載の光重合性樹脂組
    成物。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の光重合性樹脂組成物にお
    いて、一般式<A>で表されるヨードニウム塩化合物の
    1及びR2がアルキル基及びアルケニル基であり、かつ
    カチオン重合性樹脂の少なくとも1種類がエポキシ樹脂
    である光重合性樹脂組成物。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の光重合性樹脂組成物にお
    いて、一般式<A>で表されるヨードニウム塩化合物の
    1及びR2がアルコキシ基であり、かつカチオン重合性
    樹脂の少なくとも1種類がエポキシ樹脂である光重合性
    樹脂組成物。
  5. 【請求項5】 カチオン重合性樹脂がエポキシ樹脂であ
    る請求項1記載の光重合性樹脂組成物。
  6. 【請求項6】 請求項1記載の光重合性樹脂組成物にお
    いて、一般式<A>で表されるヨードニウム塩化合物の
    1及びR2がアルキル基及びアルケニル基であり、かつ
    カチオン重合性樹脂がエポキシ樹脂である光重合性樹脂
    組成物。
  7. 【請求項7】 請求項1記載の光重合性樹脂組成物にお
    いて、一般式<A>で表されるヨードニウム塩化合物の
    1及びR2がアルコキシ基であり、かつカチオン重合性
    樹脂がエポキシ樹脂である光重合性樹脂組成物。
  8. 【請求項8】 カチオン重合性樹脂の少なくとも1種類
    が、2個以上のエポキシ基を含むオルガノポリシロキサ
    ン樹脂である請求項1記載の光重合性樹脂組成物。
  9. 【請求項9】 請求項1記載の光重合性樹脂組成物にお
    いて、一般式<A>で表されるヨードニウム塩化合物の
    1及びR2がアルキル基であり、かつカチオン重合性樹
    脂の少なくとも1種類が、2個以上のエポキシ基を含む
    オルガノポリシロキサン樹脂である光重合性樹脂組成
    物。
  10. 【請求項10】 請求項1記載の光重合性樹脂組成物に
    おいて、一般式<A>で表されるヨードニウム塩化合物
    のR1及びR2がアルコキシ基であり、かつカチオン重合
    性樹脂の少なくとも1種類が、2個以上のエポキシ基を
    含むオルガノポリシロキサン樹脂である光重合性樹脂組
    成物。
  11. 【請求項11】 カチオン重合性樹脂がアルケニル樹脂
    である請求項1記載の光重合性樹脂組成物。
  12. 【請求項12】 請求項1記載の光重合性樹脂組成物に
    おいて、一般式<A>で表されるヨードニウム塩化合物
    のR1及びR2がアルキル基であり、かつカチオン重合性
    樹脂がアルケニル樹脂である光重合性樹脂組成物。
  13. 【請求項13】 請求項1記載の光重合性樹脂組成物に
    おいて、一般式<A>で表されるヨードニウム塩化合物
    のR1及びR2がアルコキシ基であり、かつカチオン重合
    性樹脂がアルケニル樹脂である光重合性樹脂組成物。
  14. 【請求項14】 液状光重合開始剤が、カチオン重合性
    樹脂100重量部に対して、0.01〜20重量部である請求項
    1〜13のいずれか1項に記載の光重合性樹脂組成物。
  15. 【請求項15】 液状光重合開始剤が、カチオン重合性
    樹脂100重量部に対して、0.1〜10重量部である請求項1
    〜13のいずれか1項に記載の光重合性樹脂組成物。
  16. 【請求項16】 液状重合開始剤の粘度が、0.5〜200ポ
    イズである請求項1〜13のいずれか1項に記載の光重
    合性樹脂組成物。
  17. 【請求項17】 液状重合開始剤の粘度が、1〜100ポ
    イズである請求項1〜13のいずれか1項に記載の光重
    合性樹脂組成物。
  18. 【請求項18】 波長200〜400nmの光の照射により硬化
    する請求項1〜13のいずれか1項に記載の光重合性樹
    脂組成物。
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