JP2002046599A - 軌道用作業機 - Google Patents
軌道用作業機Info
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Abstract
は最高速度の不足を解消することができる軌道用作業機
を提供する。 【解決手段】 陸上走行用のクローラ(または車輪)と軌
道走行用の軌道走行車輪とを備え、軌道走行時には軌道
走行車輪を軌道上に載せる一方、クローラを地上から浮
かし、軌道上を移動できるように構成された軌道用作業
機において、油圧ポンプ11からの作動油を、クローラ駆
動用の陸上走行モータ20,22及び軌道走行車輪駆動用の
軌道走行モータ18のいずれか一方側に供給する軌道/陸
上走行切換弁16と、その軌道/陸上走行切換弁16が軌道
走行モータ18側に切り換えられたときに、軌道走行モー
タ18の回転速度を増加させる増速装置25,24,23と、を備
えてなることを特徴とする。
Description
その付帯設備の補修作業等に使用される軌道用作業機に
関するものである。
ルをベースとして軌道走行用の車輪を付加し、陸上と軌
道を走行できるようにした軌道用作業機が知られてい
る。
補修作業を行なう場合、まず陸上を走行して作業現場の
最寄りの踏切から線路内に入り、下部走行機体の前後に
配置されている軌道走行車輪を軌道上に載せる一方、陸
上走行用のクローラ(または車輪)を浮上させる。次に
この状態で軌道走行車輪を駆動させることにより軌道を
使って作業現場に移動する。
部または後端部を支点として揺動するアームの先端部に
備えられており、このアームに軌道走行車輪を駆動させ
るための軌道走行用油圧モータ(以下軌道走行モータと
呼ぶ)が設けられている。
の陸上走行モータの駆動は、キャビン内の軌道/陸上切
換スイッチを操作することによって切り換えることがで
きる。
機において自走式クレーンをベースとしている場合に
は、吊荷を吊った状態で陸上走行を行うことが想定され
るため、吊荷の振れが大きくならないように走行におけ
る最高速度が規制されている。ところが、このように最
高速度が陸上走行用に設定されている作業機で軌道走行
を行なうと走行最高速度が不足するという問題がある。
すなわち、従来の軌道用作業機では、軌道走行時にクレ
ーン作業の行われることがないにも拘わらず、軌道走行
モータの能力を100パーセント発揮させることができ
ない。
における課題を考慮してなされたものであり、陸上走行
では最高速度が規制されて安全走行を行なうことがで
き、軌道走行では最高速度の不足を解消して迅速に移動
することができる軌道用作業機を提供するものである。
上走行用の車輪またはクローラと軌道走行用の軌道走行
車輪とを備え、軌道走行時には上記軌道走行車輪を軌道
上に載せる一方、上記車輪またはクローラを地上から浮
かし、軌道上を移動できるように構成された軌道用作業
機において、油圧ポンプからの作動油を、上記車輪また
はクローラ駆動用の油圧モータ及び上記軌道走行車輪駆
動用の油圧モータのいずれか一方側に供給する軌道/陸
上走行切換弁と、その軌道/陸上走行切換弁が軌道走行
車輪駆動用の油圧モータ側に切り換えられたときに、上
記軌道走行車輪駆動用の油圧モータの回転速度を増加さ
せる増速手段と、を備えてなる軌道用作業機である。
記油圧ポンプの傾転角を調整する傾転角調整装置から構
成されていることを要旨とする。
行切換弁を軌道走行車輪駆動用の油圧モータ側に切り換
えると、増速手段は例えば吊荷の振れを考慮して設定さ
れている走行最高速度の規制を解除し、軌道走行車輪駆
動用の油圧モータの回転速度を高める。それにより、陸
上走行時には従来と同様に走行最高速度が規制され、一
方、軌道走行時には陸上走行時に比べ高速で移動するこ
とが可能になる。
転角調整装置で構成したため、傾斜板の傾きを、走行速
度を規制している傾転角よりも大きくすれば軌道走行用
モータに供給される作動油流量が増加し、それにより、
軌道走行用モータの回転速度が高められる。このよう
に、本発明では陸上走行時の走行最高速度を規制するた
めに用いられている傾転角調整装置で増速を行うため、
油圧回路を設計変更することなく本発明を実現すること
ができる。
基づいて本発明を詳細に説明する。
構成を示したものであり、(a)は軌道用作業機を前方
から見た正面図であり、(b)はその右側面図である。
ラ2aを装着した下部走行機体2とその下部走行機体2
に対して旋回自在に搭載された上部旋回機体3とからな
り、上部旋回機体3の前部左側にはキャビン3aが備え
られ、その後部にメインエンジンMを格納したエンジン
ルーム3bが形成されている。
aの横側には多段伸縮式の伸縮ブーム4が装備されてい
る。この伸縮ブーム4は、最外筒4a内に複数段の内筒
4b〜4dが入れ子式に格納されており、最内筒4dの
先端にブームヘッド4eが設けられ、そのブームヘッド
4eにフック4fが装着されている。なお、4gは伸縮
ブーム4を起伏させるための起伏シリンダである。
陸上走行用の走行油圧モータ2bによって駆動する駆動
スプロケット2c及びアイドラ2d間を周回するように
なっている。
揺動する平行アーム2e,2eが備えられ、この平行ア
ーム2e,2eの先端部にそれぞれ軌道走行用前車輪
(以下、軌道前車輪と呼ぶ)2f,2fが備えられてい
る。この構成において、アーム昇降シリンダ2gを伸長
させると、走行フレームの前端部を支点として平行アー
ム2e,2eが下向きに回転し、軌道前車輪2f,2f
を軌道に載せることができる。
行アーム2h,2h、軌道後車輪2i,2i及びアーム
昇降シリンダ2jが備えられている。
iが軌道6に沿うようにして軌道用作業機1を位置決め
し、アーム昇降シリンダ2g及び2jをそれぞれ伸長さ
せると、軌道前車輪2f,2f及び軌道後車輪2i,2
iがそれぞれ下降して軌道6,6上に載せられる。さら
に各シリンダ2g及び2jの伸長動作を継続させると、
陸上走行用のゴムクローラ2aが地上から浮上し、この
状態で軌道用作業機1は軌道6,6上を移動することが
できる(図中二点鎖線で示す軌道前車輪及び軌道後車輪
位置)。
は、平行アーム2e及び2hに取り付けられた軌道走行
用油圧モータ2m及び2nを駆動源とし、ベルトを介し
て駆動するようになっている。
圧回路を示したものである。
容量型の第二油圧ポンプ11及びパイロットポンプ12
はエンジン13によって駆動し、第一油圧ポンプ10か
ら吐出される作動油は旋回モータ用制御弁14を介して
旋回モータ15に供給される。
の一部は軌道/陸上走行切換弁16に供給される。軌道
/陸上走行切換弁16は、軌道側及び陸上側切換位置
ア,イを有し、軌道側アに切り換えられると、軌道走行
モータ用制御弁17を介して軌道走行モータ18を駆動
させることができ、陸上側イに切り換えられると、走行
モータ用制御弁19を介して陸上走行右モータ20及び
走行モータ用制御弁21を介して陸上走行左モータ22
をそれぞれ駆動させることができる。
23によってその流量を調整することができ、傾転角調
整装置23の斜板23aは、速度規制電磁弁24から与
えられる油圧信号によってその傾きが変更されるように
なっている。
れると、すなわち、陸上走行モードに切り換えられる
と、速度規制信号S1が速度規制電磁弁24の制御ポー
トに与えられ、速度規制電磁弁24は速度規制位置エに
切り換わる。それにより速度規制電磁弁24からの油圧
信号P1が傾転角調整装置23に与えられて斜板23a
の傾きを小さくする(矢印A方向に一定角度小さくす
る)。その結果、第二油圧ポンプ11からの吐出流量が
減少する。通常、上記一定角度は、走行最高速度の略7
0%となるような値に決められる。
/陸上走行切換弁16の制御ポートにも与えられるた
め、軌道/陸上走行切換弁16は陸上側イに切り換えら
れる。
1を操作すれば陸上走行右モータ20及び陸上走行左モ
ータ22を駆動させることができ、走行最高速度が規制
された状態で軌道用作業機1を走行させることができ
る。
開かれると、すなわち、軌道走行モードに切り換えられ
ると、速度規制信号S1が出力されないことにより速度
規制電磁弁24はスプリングに戻されて速度規制解除位
置ウに切り換わる。それにより傾転角調整装置23の斜
板23aの傾きが大きくなり(矢印A方向と反対方向に
一定角度大きくなる)。その結果、第二油圧ポンプ11
からの吐出流量が増加する。この場合の一定角度は、走
行最高速度を規制するときに傾転角を小さくする場合の
一定角度と同一である。なお、上記した軌道/陸上走行
切換スイッチ25、速度規制電磁弁24及び傾転角調整
装置23は増速手段として機能する。
とにより軌道/陸上走行切換切換弁16は軌道側アに切
り換えられる。
を操作すれば軌道走行モータ18を駆動させることがで
き、走行最高速度で軌道用作業機1を軌道走行させるこ
とができる。
切換電磁弁16に通じる油路26から分岐された油路2
7は、ウインチモータ28用の制御弁29、ブーム起伏
シリンダ4g用の制御弁30及びブーム伸縮シリンダ3
1用の制御弁32の各センターバイパスに通じている。
のパイロットポートには操作レバーの第一リモコン弁3
3及び第二リモコン弁34から導出されるリモコン圧が
与えられるようになっており、各リモコン弁33,34
の各出力ポート〜は、パイロットポート〜にそ
れぞれ接続される。
を始めすべての作業装置は動作させないため、これら各
制御弁14,29,30,32はすべてセンターバイパ
ス位置にある。従って第二油圧ポンプ11から吐出され
る作動油は全量軌道走行モータ18に供給されることに
なる。
請求項1の本発明によれば、軌道/陸上走行切換弁を軌
道走行車輪駆動用の油圧モータ側に切り換えると、増速
手段が、例えば吊荷の振れを考慮して設定されている走
行最高速度の規制を解除し、軌道走行車輪駆動用の油圧
モータの回転速度を高めるため、陸上走行時には従来と
同様に走行最高速度が規制され、一方、軌道走行時には
陸上走行時に比べ高速で移動することが可能になる。
転角調整装置で構成したため、傾斜板の傾きを、走行速
度を規制している傾転角よりも大きくすれば軌道走行用
モータに供給される作動油流量が増加し、それにより、
軌道走行用モータの回転速度が高められる。このよう
に、本発明では陸上走行時の走行最高速度を規制するた
めに用いられている傾転角調整装置で増速を行うため、
油圧回路を設計変更することなく本発明を実現すること
ができる。
(b)はその右側面図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 陸上走行用の車輪またはクローラと軌道
走行用の軌道走行車輪とを備え、軌道走行時には上記軌
道走行車輪を軌道上に載せる一方、上記車輪またはクロ
ーラを地上から浮かし、軌道上を移動できるように構成
された軌道用作業機において、 油圧ポンプからの作動油を、上記車輪またはクローラ駆
動用の油圧モータ及び上記軌道走行車輪駆動用の油圧モ
ータのいずれか一方側に供給する軌道/陸上走行切換弁
と、その軌道/陸上走行切換弁が軌道走行車輪駆動用の
油圧モータ側に切り換えられたときに、上記軌道走行車
輪駆動用の油圧モータの回転速度を増加させる増速手段
と、を備えてなることを特徴とする軌道用作業機。 - 【請求項2】 上記増速手段が、上記油圧ポンプの傾転
角を調整する傾転角調整装置から構成されている請求項
1記載の軌道用作業機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000236084A JP3487271B2 (ja) | 2000-08-03 | 2000-08-03 | 軌道用作業機 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2000236084A JP3487271B2 (ja) | 2000-08-03 | 2000-08-03 | 軌道用作業機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JP2002046599A true JP2002046599A (ja) | 2002-02-12 |
JP3487271B2 JP3487271B2 (ja) | 2004-01-13 |
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006256436A (ja) * | 2005-03-16 | 2006-09-28 | Yanmar Agricult Equip Co Ltd | 軌道走行可能な作業車両 |
CN113460179A (zh) * | 2021-08-18 | 2021-10-01 | 中煤科工集团重庆研究院有限公司 | 一种轮履快速切换的农业通用移动平台 |
CN113460178A (zh) * | 2021-08-18 | 2021-10-01 | 中煤科工集团重庆研究院有限公司 | 一种轮履快速切换结构 |
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- 2000-08-03 JP JP2000236084A patent/JP3487271B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JP2006256436A (ja) * | 2005-03-16 | 2006-09-28 | Yanmar Agricult Equip Co Ltd | 軌道走行可能な作業車両 |
JP4520338B2 (ja) * | 2005-03-16 | 2010-08-04 | ヤンマー株式会社 | 軌道走行可能な作業車両 |
CN113460179A (zh) * | 2021-08-18 | 2021-10-01 | 中煤科工集团重庆研究院有限公司 | 一种轮履快速切换的农业通用移动平台 |
CN113460178A (zh) * | 2021-08-18 | 2021-10-01 | 中煤科工集团重庆研究院有限公司 | 一种轮履快速切换结构 |
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