JPH06264471A - 建設機械の油圧駆動装置 - Google Patents
建設機械の油圧駆動装置Info
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- JPH06264471A JPH06264471A JP5050789A JP5078993A JPH06264471A JP H06264471 A JPH06264471 A JP H06264471A JP 5050789 A JP5050789 A JP 5050789A JP 5078993 A JP5078993 A JP 5078993A JP H06264471 A JPH06264471 A JP H06264471A
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- Japan
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- control valve
- directional control
- pressure oil
- hydraulic pump
- discharge plate
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-
- E—FIXED CONSTRUCTIONS
- E02—HYDRAULIC ENGINEERING; FOUNDATIONS; SOIL SHIFTING
- E02F—DREDGING; SOIL-SHIFTING
- E02F9/00—Component parts of dredgers or soil-shifting machines, not restricted to one of the kinds covered by groups E02F3/00 - E02F7/00
- E02F9/20—Drives; Control devices
- E02F9/22—Hydraulic or pneumatic drives
- E02F9/2217—Hydraulic or pneumatic drives with energy recovery arrangements, e.g. using accumulators, flywheels
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mining & Mineral Resources (AREA)
- Civil Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Structural Engineering (AREA)
- Operation Control Of Excavators (AREA)
- Fluid-Pressure Circuits (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 走行しながら排土板下げ作業を実施するとき
の走行速度の急激な低下を抑制することのできる建設機
械の油圧駆動装置の提供。 【構成】 第1の油圧ポンプ1と、第2の油圧ポンプ2
と、これらの油圧ポンプ1,2から吐出される圧油によ
って駆動する走行モータ4,7及び排土板昇降シリンダ
9を含むアクチュエータと、油圧ポンプ1,2から上記
アクチュエータのそれぞれに供給される圧油の流れを制
御する走行用方向制御弁34,37,及び排土板昇降用
方向制御弁39を含む方向制御弁とを備えるとともに、
排土板昇降シリンダ9のロッド側9bの油をボトム側9
aに再生供給可能な再生手段として、排土板昇降用方向
制御弁39内に設けられる圧油供給通路と戻り通路とを
連絡する連絡通路17と、この連絡通路17中に配置さ
れ、ボトム側9aからロッド側9bへの圧油の逆流を防
止する逆止弁18を設けた。
の走行速度の急激な低下を抑制することのできる建設機
械の油圧駆動装置の提供。 【構成】 第1の油圧ポンプ1と、第2の油圧ポンプ2
と、これらの油圧ポンプ1,2から吐出される圧油によ
って駆動する走行モータ4,7及び排土板昇降シリンダ
9を含むアクチュエータと、油圧ポンプ1,2から上記
アクチュエータのそれぞれに供給される圧油の流れを制
御する走行用方向制御弁34,37,及び排土板昇降用
方向制御弁39を含む方向制御弁とを備えるとともに、
排土板昇降シリンダ9のロッド側9bの油をボトム側9
aに再生供給可能な再生手段として、排土板昇降用方向
制御弁39内に設けられる圧油供給通路と戻り通路とを
連絡する連絡通路17と、この連絡通路17中に配置さ
れ、ボトム側9aからロッド側9bへの圧油の逆流を防
止する逆止弁18を設けた。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、小型油圧ショベル等の
建設機械に備えられ、排土板の昇降と走行との複合操作
が可能な油圧駆動装置に関する。
建設機械に備えられ、排土板の昇降と走行との複合操作
が可能な油圧駆動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図3は、この種の従来の油圧駆動装置の
一例を示す回路図である。この従来技術は、主油圧ポン
プとして第1の油圧ポンプ1,第2の油圧ポンプ2,第
3の油圧ポンプ3の3つの油圧ポンプを備えている。ま
た、第1の油圧ポンプ1から吐出される圧油によって駆
動するアクチュエータとして、図示しない走行体を形成
する左側履帯を駆動する左走行モータ4と、図示しない
フロントを形成するブームを駆動するブームシリンダ5
と、図示しないフロントを形成するバケットを駆動する
バケットシリンダ6とを備えており、第2の油圧ポンプ
2から吐出される圧油によって駆動するアクチュエータ
として、図示しない走行体を形成する右側履帯を駆動す
る右走行モータ7と、図示しないフロントを形成するア
ームを駆動するアームシリンダ8とを備えており、第3
の油圧ポンプ3から吐出される圧油によって駆動するア
クチュエータとして、図示しない排土板を駆動する排土
板昇降シリンダ9と、図示しない運転席が配置される本
体を形成する旋回体を駆動する旋回モータ10とを備え
ている。さらに、第1の油圧ポンプ1から左走行モータ
4,ブームシリンダ5,バケットシリンダ6のそれぞれ
に供給される圧油の流れを制御する左走行用方向制御弁
34,ブーム用方向制御弁35,バケット用方向制御弁
36を備えており、第2の油圧ポンプ2から右走行モー
タ7,アームシリンダ8に供給される圧油の流れを制御
する右走行用方向制御弁37,アーム用方向制御弁38
を備えており、第3の油圧ポンプ3から排土板昇降シリ
ンダ9,旋回モータ10に供給される圧油の流れを制御
する排土板昇降用方向制御弁39,旋回用方向制御弁4
0を備えている。
一例を示す回路図である。この従来技術は、主油圧ポン
プとして第1の油圧ポンプ1,第2の油圧ポンプ2,第
3の油圧ポンプ3の3つの油圧ポンプを備えている。ま
た、第1の油圧ポンプ1から吐出される圧油によって駆
動するアクチュエータとして、図示しない走行体を形成
する左側履帯を駆動する左走行モータ4と、図示しない
フロントを形成するブームを駆動するブームシリンダ5
と、図示しないフロントを形成するバケットを駆動する
バケットシリンダ6とを備えており、第2の油圧ポンプ
2から吐出される圧油によって駆動するアクチュエータ
として、図示しない走行体を形成する右側履帯を駆動す
る右走行モータ7と、図示しないフロントを形成するア
ームを駆動するアームシリンダ8とを備えており、第3
の油圧ポンプ3から吐出される圧油によって駆動するア
クチュエータとして、図示しない排土板を駆動する排土
板昇降シリンダ9と、図示しない運転席が配置される本
体を形成する旋回体を駆動する旋回モータ10とを備え
ている。さらに、第1の油圧ポンプ1から左走行モータ
4,ブームシリンダ5,バケットシリンダ6のそれぞれ
に供給される圧油の流れを制御する左走行用方向制御弁
34,ブーム用方向制御弁35,バケット用方向制御弁
36を備えており、第2の油圧ポンプ2から右走行モー
タ7,アームシリンダ8に供給される圧油の流れを制御
する右走行用方向制御弁37,アーム用方向制御弁38
を備えており、第3の油圧ポンプ3から排土板昇降シリ
ンダ9,旋回モータ10に供給される圧油の流れを制御
する排土板昇降用方向制御弁39,旋回用方向制御弁4
0を備えている。
【0003】この従来技術では、例えば排土板の昇降と
走行との複合操作は、左走行用方向制御弁34,右走行
用方向制御弁37,排土板昇降用方向制御弁39のそれ
ぞれを切換えることによっておこなわれる。すなわち、
左走行用方向制御弁34の切換えで第1の油圧ポンプ1
の圧油が左走行モータ4に供給され、右走行用方向制御
弁37の切換えで第2の油圧ポンプ2の圧油が右走行モ
ータ7に供給され、排土板昇降用方向制御弁39の切換
えで第3の油圧ポンプ3の圧油が排土板昇降シリンダ9
に供給され、これにより図示しない走行体を形成する左
側履帯,右側履帯、及び排土板が駆動され、排土板の昇
降と走行との複合操作を実施することができる。
走行との複合操作は、左走行用方向制御弁34,右走行
用方向制御弁37,排土板昇降用方向制御弁39のそれ
ぞれを切換えることによっておこなわれる。すなわち、
左走行用方向制御弁34の切換えで第1の油圧ポンプ1
の圧油が左走行モータ4に供給され、右走行用方向制御
弁37の切換えで第2の油圧ポンプ2の圧油が右走行モ
ータ7に供給され、排土板昇降用方向制御弁39の切換
えで第3の油圧ポンプ3の圧油が排土板昇降シリンダ9
に供給され、これにより図示しない走行体を形成する左
側履帯,右側履帯、及び排土板が駆動され、排土板の昇
降と走行との複合操作を実施することができる。
【0004】図4は従来の油圧駆動装置の別の例を示す
回路図である。この別の従来技術は、主油圧ポンプとし
て2つの油圧ポンプ、すなわち第1の油圧ポンプ1と第
2の油圧ポンプ2だけを設けてある。第1の油圧ポンプ
1には、左走行モータ4の駆動を制御する左走行用方向
制御弁34を接続してあり、その下流にブームシリンダ
5の駆動を制御するブーム用方向制御弁35と、バケッ
トシリンダ6の駆動を制御するバケット用方向制御弁3
6とをパラレルに接続してある。また、第2の油圧ポン
プ2には、排土板昇降シリンダ9の駆動を制御する排土
板昇降用方向制御弁39と、旋回モータ10の駆動を制
御する旋回用方向制御弁40と、アームシリンダ8の駆
動を制御するアーム用方向制御弁38とをパラレルに接
続してあり、これらの方向制御弁39,40,38の下
流に右走行モータ7の駆動を制御する右走行用方向制御
弁37を設けてある。
回路図である。この別の従来技術は、主油圧ポンプとし
て2つの油圧ポンプ、すなわち第1の油圧ポンプ1と第
2の油圧ポンプ2だけを設けてある。第1の油圧ポンプ
1には、左走行モータ4の駆動を制御する左走行用方向
制御弁34を接続してあり、その下流にブームシリンダ
5の駆動を制御するブーム用方向制御弁35と、バケッ
トシリンダ6の駆動を制御するバケット用方向制御弁3
6とをパラレルに接続してある。また、第2の油圧ポン
プ2には、排土板昇降シリンダ9の駆動を制御する排土
板昇降用方向制御弁39と、旋回モータ10の駆動を制
御する旋回用方向制御弁40と、アームシリンダ8の駆
動を制御するアーム用方向制御弁38とをパラレルに接
続してあり、これらの方向制御弁39,40,38の下
流に右走行モータ7の駆動を制御する右走行用方向制御
弁37を設けてある。
【0005】また、左走行用方向制御弁34の入力ポー
ト11dと、右走行用方向制御弁37の入力ポート11
eとを連通させる連通管路12と、この連通管路12上
に設けた開閉弁13と、油圧源11と、この油圧源11
と開閉弁13の駆動部とを連絡する管路11aと、この
管路11a上に設けた絞り11bと、この絞り11bと
開閉弁13の駆動部との間に位置する管路11aの部分
に一端が接続され、各方向制御弁39,40,38,3
7,36,35,34を通って他端がタンクに連絡され
る管路11cとを備えている。
ト11dと、右走行用方向制御弁37の入力ポート11
eとを連通させる連通管路12と、この連通管路12上
に設けた開閉弁13と、油圧源11と、この油圧源11
と開閉弁13の駆動部とを連絡する管路11aと、この
管路11a上に設けた絞り11bと、この絞り11bと
開閉弁13の駆動部との間に位置する管路11aの部分
に一端が接続され、各方向制御弁39,40,38,3
7,36,35,34を通って他端がタンクに連絡され
る管路11cとを備えている。
【0006】この図4に示す別の従来技術では、排土板
の昇降と走行複合操作に際して、左走行用方向制御弁3
4,右走行用方向制御弁37,排土板昇降用方向制御弁
39を切り換えると、排土板昇降用方向制御弁39の切
換えで第2の油圧ポンプ2の圧油が排土板昇降シリンダ
9に供給され、図示しない排土板が昇降するとともに、
排土板昇降用方向制御弁39等の切換えで管路11cの
タンクとの接続が遮断され、これに伴って開閉弁13の
駆動部に圧力が与えられ、この開閉弁13がばねの力に
抗して連通位置である下段位置に切り換えられる。これ
により、左走行用方向制御弁34と右走行用方向制御弁
37とが第1の油圧ポンプ1に対してパラレルに接続さ
れる状態となり、第1の油圧ポンプ1の圧油が左走行モ
ータ4,右走行モータ7の双方に供給され、図示しない
走行体を形成する左側履帯,右側履帯が駆動して走行を
おこなわせることができる。
の昇降と走行複合操作に際して、左走行用方向制御弁3
4,右走行用方向制御弁37,排土板昇降用方向制御弁
39を切り換えると、排土板昇降用方向制御弁39の切
換えで第2の油圧ポンプ2の圧油が排土板昇降シリンダ
9に供給され、図示しない排土板が昇降するとともに、
排土板昇降用方向制御弁39等の切換えで管路11cの
タンクとの接続が遮断され、これに伴って開閉弁13の
駆動部に圧力が与えられ、この開閉弁13がばねの力に
抗して連通位置である下段位置に切り換えられる。これ
により、左走行用方向制御弁34と右走行用方向制御弁
37とが第1の油圧ポンプ1に対してパラレルに接続さ
れる状態となり、第1の油圧ポンプ1の圧油が左走行モ
ータ4,右走行モータ7の双方に供給され、図示しない
走行体を形成する左側履帯,右側履帯が駆動して走行を
おこなわせることができる。
【0007】このように構成した別の従来技術では、2
つの油圧ポンプ1,2を設けるだけで排土板の昇降と走
行の複合操作を実現でき、前述した図3に示す従来技術
に比べて製作費を安くすることができるとともに、第3
の油圧ポンプに係る配置スペースを考慮しなくて良いこ
とから、他の機器のために十分な配置スペースを確保す
ることができ、一般に機器の配置スペースに制約を受け
やすい小型の油圧ショベル等に装備するのに好適であ
り、前述した図3に示す従来技術に比べて優れている。
つの油圧ポンプ1,2を設けるだけで排土板の昇降と走
行の複合操作を実現でき、前述した図3に示す従来技術
に比べて製作費を安くすることができるとともに、第3
の油圧ポンプに係る配置スペースを考慮しなくて良いこ
とから、他の機器のために十分な配置スペースを確保す
ることができ、一般に機器の配置スペースに制約を受け
やすい小型の油圧ショベル等に装備するのに好適であ
り、前述した図3に示す従来技術に比べて優れている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た図4に示す従来技術では、第1の油圧ポンプ1による
圧油を左走行モータ4に供給し、第2の油圧ポンプ2に
よる圧油を右走行モータ7に供給して走行の単独操作を
行なっているときに、例えば排土板下げ動作のために排
土板昇降用方向制御弁39を同図4の下段位置に切り換
えて排土板昇降シリンダ9のボトム側に第2の油圧ポン
プ2による圧油を供給し、排土板昇降シリンダ9を伸長
させるように作動させると、第2の油圧ポンプ2の圧油
は右走行モータ7に供給されなくなり、上述したように
右走行モータ7と左走行モータ4とが第1の油圧ポンプ
1の圧油によって駆動する状態となる。したがって、走
行速度がそれまでに比べて急激に低下し、この走行,排
土板下げ複合操作の操作性が劣化し、作業能率が著しく
低下するという問題がある。
た図4に示す従来技術では、第1の油圧ポンプ1による
圧油を左走行モータ4に供給し、第2の油圧ポンプ2に
よる圧油を右走行モータ7に供給して走行の単独操作を
行なっているときに、例えば排土板下げ動作のために排
土板昇降用方向制御弁39を同図4の下段位置に切り換
えて排土板昇降シリンダ9のボトム側に第2の油圧ポン
プ2による圧油を供給し、排土板昇降シリンダ9を伸長
させるように作動させると、第2の油圧ポンプ2の圧油
は右走行モータ7に供給されなくなり、上述したように
右走行モータ7と左走行モータ4とが第1の油圧ポンプ
1の圧油によって駆動する状態となる。したがって、走
行速度がそれまでに比べて急激に低下し、この走行,排
土板下げ複合操作の操作性が劣化し、作業能率が著しく
低下するという問題がある。
【0009】本発明は、上記した従来技術における実情
に鑑みてなされたもので、その目的は、走行しながら排
土板下げ作業を実施するときの走行速度の急激な低下を
抑制することのできる建設機械の油圧駆動装置を提供す
ることにある。
に鑑みてなされたもので、その目的は、走行しながら排
土板下げ作業を実施するときの走行速度の急激な低下を
抑制することのできる建設機械の油圧駆動装置を提供す
ることにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、本発明は、第1の油圧ポンプと、第2の油圧ポンプ
と、これらの油圧ポンプから吐出される圧油によって駆
動する走行モータ及び排土板昇降シリンダを含むアクチ
ュエータと、上記第1,第2の油圧ポンプから上記アク
チュエータのそれぞれに供給される圧油の流れを制御す
る走行用方向制御弁及び排土板昇降用方向制御弁を含む
方向制御弁とを備え、排土板の昇降と走行との複合操作
が可能な建設機械の油圧駆動装置において、上記排土板
昇降シリンダのロッド側の油をボトム側に再生供給可能
な再生手段を備えた構成にしてある。
に、本発明は、第1の油圧ポンプと、第2の油圧ポンプ
と、これらの油圧ポンプから吐出される圧油によって駆
動する走行モータ及び排土板昇降シリンダを含むアクチ
ュエータと、上記第1,第2の油圧ポンプから上記アク
チュエータのそれぞれに供給される圧油の流れを制御す
る走行用方向制御弁及び排土板昇降用方向制御弁を含む
方向制御弁とを備え、排土板の昇降と走行との複合操作
が可能な建設機械の油圧駆動装置において、上記排土板
昇降シリンダのロッド側の油をボトム側に再生供給可能
な再生手段を備えた構成にしてある。
【0011】
【作用】排土板の下げ作業は上述したように、排土板昇
降シリンダのボトム側に圧油が供給され、ロッド側の圧
油が戻し管路に流出し当該排土板昇降シリンダが伸長す
ることによっておこなわれる。
降シリンダのボトム側に圧油が供給され、ロッド側の圧
油が戻し管路に流出し当該排土板昇降シリンダが伸長す
ることによっておこなわれる。
【0012】したがって、本発明は上記の構成にしてあ
ることから、走行動作とともに排土板下げ作業が実施さ
れるときには、再生手段によってロッド側から流出する
圧油がボトム側に再生供給されて排土板下げ作業を実施
することができるとともに、排土板昇降シリンダのボト
ム側に供給されるべき余剰流量を走行モータに供給する
ことができ、これにより走行と排土板下げ動作との複合
操作時の走行速度の急激な低下を抑制することができ
る。
ることから、走行動作とともに排土板下げ作業が実施さ
れるときには、再生手段によってロッド側から流出する
圧油がボトム側に再生供給されて排土板下げ作業を実施
することができるとともに、排土板昇降シリンダのボト
ム側に供給されるべき余剰流量を走行モータに供給する
ことができ、これにより走行と排土板下げ動作との複合
操作時の走行速度の急激な低下を抑制することができ
る。
【0013】
【実施例】以下、本発明の建設機械の油圧駆動装置の実
施例を図に基づいて説明する。図1は本発明の一実施例
の構成を示す回路図、図2は図1に示す実施例が適用さ
れる建設機械の一例として挙げた小型油圧ショベルを示
す側面図である。
施例を図に基づいて説明する。図1は本発明の一実施例
の構成を示す回路図、図2は図1に示す実施例が適用さ
れる建設機械の一例として挙げた小型油圧ショベルを示
す側面図である。
【0014】はじめに図2に示す小型油圧ショベルの構
成について説明する。この小型油圧ショベルは、走行体
を形成する左側履帯20,図示しない右側履帯と、この
走行体上に形成され、運転席が設けられる本体を構成す
る旋回体21と、この旋回体21の前方位置に回動可能
に設けられ、ブームシリンダ5によって駆動するブーム
22と、このブーム22に回動可能に設けられ、アーム
シリンダ8によって駆動するアーム23と、このアーム
23に回動可能に設けられ、バケットシリンダ6によっ
て駆動するバケット24と、走行体に回動可能に設けら
れ、排土板昇降シリンダ9によって駆動する排土板25
とを備えている。
成について説明する。この小型油圧ショベルは、走行体
を形成する左側履帯20,図示しない右側履帯と、この
走行体上に形成され、運転席が設けられる本体を構成す
る旋回体21と、この旋回体21の前方位置に回動可能
に設けられ、ブームシリンダ5によって駆動するブーム
22と、このブーム22に回動可能に設けられ、アーム
シリンダ8によって駆動するアーム23と、このアーム
23に回動可能に設けられ、バケットシリンダ6によっ
て駆動するバケット24と、走行体に回動可能に設けら
れ、排土板昇降シリンダ9によって駆動する排土板25
とを備えている。
【0015】このような小型油圧ショベルに備えられる
実施例は、前述した図4に対応させて描いた図1に示す
ように、主油圧ポンプとして第1の油圧ポンプ1と第2
の油圧ポンプ2の2つの油圧ポンプだけを備えている。
第1の油圧ポンプ1には、左側履帯を作動させる左走行
モータ4の駆動を制御する左走行用方向制御弁34を接
続してあり、その下流にブーム22を回動させるブーム
シリンダ5の駆動を制御するブーム用方向制御弁35
と、バケット24を回動させるバケットシリンダ6の駆
動を制御するバケット用方向制御弁36とをパラレルに
接続してある。また、第2の油圧ポンプ2には、排土板
25を回動させる排土板昇降シリンダ9の駆動を制御す
る排土板昇降用方向制御弁39と、旋回体21を旋回さ
せる旋回モータ10の駆動を制御する旋回用方向制御弁
40と、アーム23を回動させるアームシリンダ8の駆
動を制御するアーム用方向制御弁38と、図示しない右
側履帯を作動させる右走行モータ7の駆動を制御する右
走行用方向制御弁37とをパラレルに接続してある。
実施例は、前述した図4に対応させて描いた図1に示す
ように、主油圧ポンプとして第1の油圧ポンプ1と第2
の油圧ポンプ2の2つの油圧ポンプだけを備えている。
第1の油圧ポンプ1には、左側履帯を作動させる左走行
モータ4の駆動を制御する左走行用方向制御弁34を接
続してあり、その下流にブーム22を回動させるブーム
シリンダ5の駆動を制御するブーム用方向制御弁35
と、バケット24を回動させるバケットシリンダ6の駆
動を制御するバケット用方向制御弁36とをパラレルに
接続してある。また、第2の油圧ポンプ2には、排土板
25を回動させる排土板昇降シリンダ9の駆動を制御す
る排土板昇降用方向制御弁39と、旋回体21を旋回さ
せる旋回モータ10の駆動を制御する旋回用方向制御弁
40と、アーム23を回動させるアームシリンダ8の駆
動を制御するアーム用方向制御弁38と、図示しない右
側履帯を作動させる右走行モータ7の駆動を制御する右
走行用方向制御弁37とをパラレルに接続してある。
【0016】また、前述した図4に示す回路と同様に、
左走行用方向制御弁34の入力ポート11dと、右走行
用方向制御弁37の入力ポート11eとを連通させる連
通管路12と、この連通管路12上に設けた開閉弁13
と、油圧源11と、この油圧源11と開閉弁13の駆動
部とを連絡する管路11aと、この管路11a上に設け
た絞り11bと、この絞り11bと開閉弁13の駆動部
との間に位置する管路11aの部分に一端が接続され、
各方向制御弁39,40,38,37,36,35,3
4を通って他端がタンクに連絡される管路11cとを備
えている。これらの連通管路12,開閉弁13,油圧源
11,管路11a,絞り11b,及び管路11cは、左
走行用方向制御弁34の入力ポート11dと右走行用方
向制御弁37の入力ポート11eとを選択的に連通させ
る連通手段を構成している。
左走行用方向制御弁34の入力ポート11dと、右走行
用方向制御弁37の入力ポート11eとを連通させる連
通管路12と、この連通管路12上に設けた開閉弁13
と、油圧源11と、この油圧源11と開閉弁13の駆動
部とを連絡する管路11aと、この管路11a上に設け
た絞り11bと、この絞り11bと開閉弁13の駆動部
との間に位置する管路11aの部分に一端が接続され、
各方向制御弁39,40,38,37,36,35,3
4を通って他端がタンクに連絡される管路11cとを備
えている。これらの連通管路12,開閉弁13,油圧源
11,管路11a,絞り11b,及び管路11cは、左
走行用方向制御弁34の入力ポート11dと右走行用方
向制御弁37の入力ポート11eとを選択的に連通させ
る連通手段を構成している。
【0017】そして特に、この実施例では、排土板昇降
シリンダ9のロッド側9bの油をボトム側9aに再生供
給可能な再生手段を備えている。この再生手段は、例え
ば排土板昇降用方向制御弁39内に設けられる圧油供給
通路と戻り通路とを連絡する連絡通路17と、この連絡
通路17中に配置され、排土板昇降シリンダ9のボトム
側9aからロッド側9bへの圧油の逆流を防止する逆止
弁18とから構成してある。なお、14,15はそれぞ
れ排土板昇降用方向制御弁39内の圧油供給通路に設け
た絞りで、例えば排土板25の回動と走行との複合操作
時に第2の油圧ポンプ2からの圧油を走行モータ7に分
流させるために設けてある。
シリンダ9のロッド側9bの油をボトム側9aに再生供
給可能な再生手段を備えている。この再生手段は、例え
ば排土板昇降用方向制御弁39内に設けられる圧油供給
通路と戻り通路とを連絡する連絡通路17と、この連絡
通路17中に配置され、排土板昇降シリンダ9のボトム
側9aからロッド側9bへの圧油の逆流を防止する逆止
弁18とから構成してある。なお、14,15はそれぞ
れ排土板昇降用方向制御弁39内の圧油供給通路に設け
た絞りで、例えば排土板25の回動と走行との複合操作
時に第2の油圧ポンプ2からの圧油を走行モータ7に分
流させるために設けてある。
【0018】このように構成した実施例にあっては、走
行直進動作中に排土板25の下げ操作を同時に実施しよ
うとして排土板昇降用方向制御弁39を図1の下段位置
に切り換えると、第2の油圧ポンプ2から吐出される圧
油の一部が排土板昇降用方向制御弁39の圧油供給管
路,絞り14を介して排土板昇降シリンダ9のボトム側
9aに供給され、この排土板昇降シリンダ9のロッド側
9bの圧油が絞り14aによってタンク方向への流れを
規制され、連絡通路17,逆止弁18を経て排土板昇降
シリンダ9のボトム側9aに再生供給される。これによ
り、排土板昇降シリンダ9は伸長し、排土板25の下げ
操作がおこなわれる。
行直進動作中に排土板25の下げ操作を同時に実施しよ
うとして排土板昇降用方向制御弁39を図1の下段位置
に切り換えると、第2の油圧ポンプ2から吐出される圧
油の一部が排土板昇降用方向制御弁39の圧油供給管
路,絞り14を介して排土板昇降シリンダ9のボトム側
9aに供給され、この排土板昇降シリンダ9のロッド側
9bの圧油が絞り14aによってタンク方向への流れを
規制され、連絡通路17,逆止弁18を経て排土板昇降
シリンダ9のボトム側9aに再生供給される。これによ
り、排土板昇降シリンダ9は伸長し、排土板25の下げ
操作がおこなわれる。
【0019】この実施例では、上述のように走行しなが
ら排土板下げ作業を実施する際には、再生手段によって
排土板昇降シリンダ9のロッド側9bの戻り油をボトム
側9aに再生供給できることから、パラレル管路16を
介して比較的大きな流量を右走行モータ7に供給するこ
とができ、また、排土板昇降用方向切換弁39を切り換
えたことにより、管路11cとタンクとの連通が遮断さ
れることから、絞り11bの下流に圧が立ち、開閉弁1
3がばねの力に抗して連通位置、すなわち図1の下段位
置に切り換えられ、連通管路12を介して左走行用方向
制御弁34の入力ポート11dと右走行用方向制御弁3
7の入力ポート11eとが連通状態となる。このとき、
第1の油圧ポンプ1の圧油が左走行用方向制御弁34を
介して左走行モータ4に与えられてこの左走行モータ4
が駆動し、走行体を形成する左側履帯20が作動すると
ともに、第1の油圧ポンプ1の圧油の一部が連通管路1
2を介して右走行用方向制御弁37へ補給されるため、
左走行モータ4,右走行モータ7に供給される流量の急
激な減少を防ぐことができ、すなわち、走行速度の急激
な低下を抑制することができ、この走行,排土板下げ複
合操作の操作性の劣化を防止でき、作業能率を向上させ
ることができる。
ら排土板下げ作業を実施する際には、再生手段によって
排土板昇降シリンダ9のロッド側9bの戻り油をボトム
側9aに再生供給できることから、パラレル管路16を
介して比較的大きな流量を右走行モータ7に供給するこ
とができ、また、排土板昇降用方向切換弁39を切り換
えたことにより、管路11cとタンクとの連通が遮断さ
れることから、絞り11bの下流に圧が立ち、開閉弁1
3がばねの力に抗して連通位置、すなわち図1の下段位
置に切り換えられ、連通管路12を介して左走行用方向
制御弁34の入力ポート11dと右走行用方向制御弁3
7の入力ポート11eとが連通状態となる。このとき、
第1の油圧ポンプ1の圧油が左走行用方向制御弁34を
介して左走行モータ4に与えられてこの左走行モータ4
が駆動し、走行体を形成する左側履帯20が作動すると
ともに、第1の油圧ポンプ1の圧油の一部が連通管路1
2を介して右走行用方向制御弁37へ補給されるため、
左走行モータ4,右走行モータ7に供給される流量の急
激な減少を防ぐことができ、すなわち、走行速度の急激
な低下を抑制することができ、この走行,排土板下げ複
合操作の操作性の劣化を防止でき、作業能率を向上させ
ることができる。
【0020】なお、上記実施例では排土板昇降シリンダ
9の駆動を制御する排土板昇降用方向制御弁39の内部
に絞り14,15,14aを設けてあるが、これらは排
土板昇降用方向制御弁39の内部に設けずに、外部管路
に設ける構成とすることもできる。
9の駆動を制御する排土板昇降用方向制御弁39の内部
に絞り14,15,14aを設けてあるが、これらは排
土板昇降用方向制御弁39の内部に設けずに、外部管路
に設ける構成とすることもできる。
【0021】
【発明の効果】本発明は以上の構成にしてあることか
ら、走行しながら排土板下げ作業を実施するときの走行
速度の急激な低下を抑制することができ、この走行,排
土板下げ複合操作の操作性の劣化を防止でき、作業能率
を向上させることができる効果がある。
ら、走行しながら排土板下げ作業を実施するときの走行
速度の急激な低下を抑制することができ、この走行,排
土板下げ複合操作の操作性の劣化を防止でき、作業能率
を向上させることができる効果がある。
【図1】本発明の建設機械の油圧駆動装置の一実施例を
示す回路図である。
示す回路図である。
【図2】図1に示す実施例が備えられる建設機械の一例
として挙げた小型油圧ショベルを示す側面図である。
として挙げた小型油圧ショベルを示す側面図である。
【図3】従来の建設機械の油圧駆動装置の一例を示す回
路図である。
路図である。
【図4】従来の建設機械の油圧駆動装置の他の例を示す
回路図である。
回路図である。
1 第1の油圧ポンプ 2 第2の油圧ポンプ 3 第3の油圧ポンプ 4 左走行モータ 5 ブームシリンダ 6 バケットシリンダ 7 右走行モータ 8 アームシリンダ 9 排土板昇降シリンダ 9a ボトム側 9b ロッド側 10 旋回モータ 11 油圧源 11a 管路 11b 絞り 11c 管路 11d 入力ポート 11e 入力ポート 12 連通管路 13 開閉弁 14 絞り 14a 絞り 15 絞り 16 パラレル管路 17 連絡通路(再生手段) 18 逆止弁(再生手段) 20 左側履帯 21 旋回体 22 ブーム 23 アーム 24 バケット 25 排土板 34 左走行用方向制御弁 35 ブーム用方向制御弁 36 バケット用方向制御弁 37 右走行用方向制御弁 38 アーム用方向制御弁 39 排土板昇降用方向制御弁 40 旋回用方向制御弁
Claims (2)
- 【請求項1】 第1の油圧ポンプと、第2の油圧ポンプ
と、これらの油圧ポンプから吐出される圧油によって駆
動する走行モータ及び排土板昇降シリンダを含むアクチ
ュエータと、上記第1,第2の油圧ポンプから上記アク
チュエータのそれぞれに供給される圧油の流れを制御す
る走行用方向制御弁及び排土板昇降用方向制御弁を含む
方向制御弁とを備え、排土板の昇降と走行との複合操作
が可能な建設機械の油圧駆動装置において、上記排土板
昇降シリンダのロッド側の油をボトム側に再生供給可能
な再生手段を備えたことを特徴とする建設機械の油圧駆
動装置。 - 【請求項2】 第1の油圧ポンプに左もしくは右走行用
方向制御弁の一方を接続し、第2の油圧ポンプに排土板
昇降用方向制御弁と他方の走行用方向制御弁とをパラレ
ルに接続し、一方の走行用方向制御弁の入力ポートと他
方の走行用方向制御弁の入力ポートとを選択的に連通さ
せる連通手段を設けるとともに、再生手段が、排土板昇
降用方向制御弁内に設けられる圧油供給通路と戻り通路
とを連絡する連絡通路と、この連絡通路中に配置され、
排土板昇降シリンダのボトム側からロッド側への圧油の
逆流を防止する逆止弁とから成ることを特徴とする請求
項1記載の建設機械の油圧駆動装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5050789A JPH06264471A (ja) | 1993-03-11 | 1993-03-11 | 建設機械の油圧駆動装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5050789A JPH06264471A (ja) | 1993-03-11 | 1993-03-11 | 建設機械の油圧駆動装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06264471A true JPH06264471A (ja) | 1994-09-20 |
Family
ID=12868581
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5050789A Pending JPH06264471A (ja) | 1993-03-11 | 1993-03-11 | 建設機械の油圧駆動装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06264471A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2004083646A1 (ja) * | 2003-03-17 | 2004-09-30 | Hitachi Construction Machinery Co., Ltd. | 作業機の油圧回路 |
-
1993
- 1993-03-11 JP JP5050789A patent/JPH06264471A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2004083646A1 (ja) * | 2003-03-17 | 2004-09-30 | Hitachi Construction Machinery Co., Ltd. | 作業機の油圧回路 |
US7127887B2 (en) | 2003-03-17 | 2006-10-31 | Hitachi Construction Machinery Co., Ltd. | Oil pressure circuit for working machines |
CN100378343C (zh) * | 2003-03-17 | 2008-04-02 | 日立建机株式会社 | 工作机的液压回路 |
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