JP2002046166A - ポリスチレン系積層体の製造方法 - Google Patents

ポリスチレン系積層体の製造方法

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JP2002046166A
JP2002046166A JP2000233421A JP2000233421A JP2002046166A JP 2002046166 A JP2002046166 A JP 2002046166A JP 2000233421 A JP2000233421 A JP 2000233421A JP 2000233421 A JP2000233421 A JP 2000233421A JP 2002046166 A JP2002046166 A JP 2002046166A
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JP2000233421A
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English (en)
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Masami Kogure
真巳 木暮
Keisuke Funaki
圭介 舟木
Takaaki Uchida
隆明 内田
Yasusuke Arai
庸介 新井
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Idemitsu Petrochemical Co Ltd
Original Assignee
Idemitsu Petrochemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 積層体の製造工程中に破断、クラック等が発
生せず、薄いスチレン系多層延伸フィルムを安定して連
続生産するのに好適なスチレン系多層シートの製造方法
を提供すること。 【解決手段】 SPS又はSPS含有組成物及びダイス
温度での粘度が前記SPS又はSPS組成物の粘度より
高いアタクチック構造のスチレン系重合体又はこの重合
体を含有する重合体組成物を250℃〜300℃の温度
で共押出し、端部表面をSPS又はSPS含有組成物か
ら成る層とすることを特徴とするポリスチレン系積層体
の製造方法である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ポリスチレン系積
層体の製造方法に関し、さらに詳しくは、食品,薬剤,
文具,日用品の包装用フィルム及び容器や産業用の各種
フィルム、袋及び容器として有用なポリスチレン系積層
体の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】シンジオタクチック構造を有するスチレ
ン系重合体(以下、「SPS」と略称することがあ
る。)延伸フィルムは、耐熱性,耐薬品性,剛性,透明
性,易カット性,デッドフォールド性,耐湿性,離型性
などの各種特性に優れているため、その製造方法,フィ
ルム特性,その用途について種々提案されている。ま
た、SPS延伸フィルムの熱成形性及びヒートシール性
の向上とコストダウンを目的として、別のスチレン系重
合体を積層した積層フィルムが提案されている。さら
に、アタクチック構造のスチレン系重合体(以下、GP
PSと略称することがある。)フィルムは、剛性,熱成
形性,ヒートシール密着性に優れ、種々の用途に使用さ
れている。また、その延伸フィルムは、透明性に優れて
いる。
【0003】例えば、SPS/GPPS/SPSの3層
構成の積層体を製造する場合、共押出法が使用されてい
るが、共押出を実施する際に粘度及び成形条件により、
端部構造が3層構造にならず、GPPS単層、SPS単
層になってしまうことがある。これらの端部構造のう
ち、GPPS単層が端部にきてしまうと、薄い多層フィ
ルム製膜時には、キャスト〜縦延伸前のロールパスで端
部が割れ、破断が発生する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、端部表面を
SPS又はこのSPSを含む組成物とするスチレン系多
層シートの製造方法、及び積層体の製造工程中に破断、
クラック等が発生せず、薄いスチレン系多層延伸フィル
ムを安定して連続生産するための製膜方法を提供するこ
とを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、シンジオタク
チック構造のスチレン系重合体又はこの重合体を含有す
る重合体組成物及びダイス温度での粘度が前記重合体又
は重合体組成物の粘度より高いアタクチック構造のスチ
レン系重合体又はこの重合体を含有する重合体組成物を
250℃〜300℃の温度で共押出し、端部表面をシン
ジオタクチック構造のスチレン系重合体又はこの重合体
を含有する重合体組成物から成る層とすることを特徴と
するポリスチレン系積層体の製造方法を提供するととも
に、このポリスチレン系積層体を二軸延伸することを特
徴とするポリスチレン系積層体の製造方法を提供するも
のである。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明においては、シンジオタク
チック構造のスチレン系重合体(SPS)又はSPS含
有組成物を用いる。SPSにおけるシンジオタクチック
構造とは、立体化学構造がシンジオタクチック構造、即
ち炭素−炭素結合から形成される主鎖に対して側鎖であ
るフェニル基が交互に反対方向に位置する立体構造を有
するものであり、そのタクティシティーは同位体炭素に
よる核磁気共鳴法(13C−NMR)により定量される。
13C−NMR法により測定されるタクティシティーは、
連続する複数個の構成単位の存在割合、例えば2個の場
合はダイアッド、3個の場合はトリアッド、5個の場合
はペンタッドによって示すことができるが、本発明に言
うSPSとは、通常はラセミダイアッドで75%以上、
好ましくは85%以上、若しくはラセミペンタッドで3
0%以上、好ましくは50%以上のシンジオタクティシ
ティーを有するポリスチレン,ポリ(アルキルスチレ
ン),ポリ(ハロゲン化スチレン),ポリ(ハロゲン化
アルキルスチレン),ポリ(アルコキシスチレン),ポ
リ(ビニル安息香酸エステル),これらの水素化重合体
及びこれらの混合物、あるいはこれらを主成分とする共
重合体を指称する。なお、ここでポリ(アルキルスチレ
ン)としては、ポリ(メチルスチレン),ポリ(エチル
スチレン),ポリ(イソプロピルスチレン),ポリ(タ
ーシャリーブチルスチレン),ポリ(フェニルスチレ
ン),ポリ(ビニルナフタレン),ポリ(ビニルスチレ
ン)などがあり、ポリ(ハロゲン化スチレン)として
は、ポリ(クロロスチレン),ポリ(ブロモスチレ
ン),ポリ(フルオロスチレン)などがある。また、ポ
リ(ハロゲン化アルキルスチレン)としては、ポリ(ク
ロロメチルスチレン)など、またポリ(アルコキシスチ
レン)としては、ポリ(メトキシスチレン),ポリ(エ
トキシスチレン)などがある。
【0007】なお、これらのうち特に好ましいスチレン
系重合体としては、ポリスチレン,ポリ(p−メチルス
チレン),ポリ(m−メチルスチレン),ポリ(エチル
スチレン),ポリ(ジビニルベンゼン),ポリ(p−タ
ーシャリーブチルスチレン),ポリ(p−クロロスチレ
ン),ポリ(m−クロロスチレン),ポリ(p−フルオ
ロスチレン),水素化ポリスチレン及びこれらの構造単
位を含む共重合体が挙げられる。
【0008】このようなSPSは、例えば不活性炭化水
素溶媒中または溶媒の不存在下に、チタン化合物及び水
とトリアルキルアルミニウムの縮合生成物を触媒とし
て、スチレン系単量体(上記スチレン系重合体に対応す
る単量体)を重合することにより製造することができる
(特開昭62―187708号公報)。また、ポリ(ハ
ロゲン化アルキルスチレン)については特開平1−46
912号公報、これらの水素化重合体は特開平1−17
8505号公報記載の方法などにより得ることができ
る。
【0009】更に、スチレン系共重合体におけるコモノ
マーとしては、上述の如きスチレン系重合体のモノマー
のほか、エチレン,プロピレン,ブテン,ヘキセン,オ
クテン等のオレフィンモノマー、ブタジエン,イソプレ
ン等のジエンモノマー、環状ジエンモノマーやメタクリ
ル酸メチル,無水マレイン酸,アクリロニトリル等の極
性ビニルモノマー等を挙げることができる。特に、スチ
レン繰返し単位が80〜100モル%,p−メチルスチ
レン繰返し単位が0〜20モル%からなるスチレン系重
合体が好ましく用いられる。
【0010】本発明において、SPSの重量平均分子量
は150,000以上、300,000以下であること
が必要である。ここで重量平均分子量が150,000
未満であると、多層化したときにシート及びフィルムの
力学物性に問題があり、300,000を超えると、端
部にSPSがくるような構造の積層体を形成することが
困難となる。さらに、分子量分布については、その広狭
は制約がなく、様々なものを充当することが可能であ
る。
【0011】上記高度のSPSは、SPS含有組成物中
に70〜100重量%、さらには80〜100重量%、
特に90〜100重量%含有されるのが好ましい。SP
S含有組成物には、上記のSPSに、本発明の目的を阻
害しない範囲で、SPS以外の熱可塑性樹脂,熱可塑性
エラストマー,相溶化剤などを配合することができる。
これらの配合剤は、組成物中に0〜30重量%、さらに
は0〜20重量%、特に0〜10重量%の範囲で配合し
てもよい。さらにSPS含有組成物には、必要に応じて
各種添加剤を配合してもよい。以下これらの配合剤や添
加剤について説明する。
【0012】(1−1)SPS以外の熱可塑性樹脂 本発明で用いてもよいSPS以外の熱可塑性樹脂として
は、直鎖状高密度ポリエチレン,直鎖状低密度ポリエチ
レン,高圧法低密度ポリエチレン,アイソタクチックポ
リプロピレン,シンジオタクチックポリプロピレン,ブ
ロックポリプロピレン,ランダムポリプロピレン,ポリ
ブテン,1,2−ポリブタジエン,ポリ4−メチルペン
テン,環状ポリオレフィン及びこれらの共重合体に代表
されるポリオレフィン系樹脂、アタクチックポリスチレ
ン,アイソタクチックポリスチレン,HIPS,AB
S,AS,スチレン−メタクリル酸共重合体,スチレン
−メタクリル酸アルキルエステル共重合体,スチレン−
メタクリル酸グリシジルエステル共重合体,スチレン−
アクリル酸共重合体,スチレン−アクリル酸アルキルエ
ステル共重合体,スチレン−マレイン酸共重合体,スチ
レン−フマル酸共重合体に代表されるポリスチレン系樹
脂、ポリカーボネート,ポリエチレンテレフタレート,
ポリブチレンテレフタレートをはじめとするポリエステ
ル系樹脂、ポリアミド6、ポリアミド6,6をはじめと
するポリアミド系樹脂、ポリフェニレンエーテル、PP
S等公知のものから任意に選択して用いることができ
る。これらの熱可塑性樹脂は一種のみを単独で、また
は、二種以上を組み合わせて用いることができる。
【0013】(1−2) 熱可塑性エラストマー 本発明で用いてもよい熱可塑性エラストマーの具体例と
しては、例えば、天然ゴム,ポリブタジエン,ポリイソ
プレン,ポリイソブチレン,ネオプレン(登録商標),
ポリスルフィドゴム,チオコールゴム,アクリルゴム,
ウレタンゴム,シリコーンゴム,エピクロロヒドリンゴ
ム,スチレン−ブタジエンブロック共重合体(SB
R),水素添加スチレン−ブタジエンブロック共重合体
(SEB),スチレン−ブタジエン−スチレンブロック
共重合体(SBS),水素添加スチレン−ブタジエン−
スチレンブロック共重合体(SEBS),スチレン−イ
ソプレンブロック共重合体(SIR),水素添加スチレ
ン−イソプレンブロック共重合体(SEP),スチレン
−イソプレン−スチレンブロック共重合体(SIS),
水素添加スチレン−イソプレン−スチレンブロック共重
合体(SEPS)などのスチレン系ゴム、さらにはエチ
レンプロピレンゴム(EPM),エチレンプロピレンジ
エンゴム(EPDM),直鎖状低密度ポリエチレン系エ
ラストマー等のオレフィン系ゴム,あるいはブタジエン
−アクリロニトリル−スチレン−コアシェルゴム(AB
S),メチルメタクリレート−ブタジエン−スチレン−
コアシェルゴム(MBS),メチルメタクリレート−ブ
チルアクリレート−スチレン−コアシェルゴム(MA
S),オクチルアクリレート−ブタジエン−スチレン−
コアシェルゴム(MABS),アルキルアクリレート−
ブタジエン−アクリロニトリル−スチレン−コアシェル
ゴム(AABS),ブタジエン−スチレン−コアシェル
ゴム(SBR),メチルメタクリレート−ブチルアクリ
レート−シロキサンをはじめとするシロキサン含有コア
シェルゴム等のコアシェルタイプの粒子状弾性体、また
はこれらを変性したゴム等が挙げられる。これらは一種
のみを単独で、または、二種以上を組み合わせて用いる
ことができる。
【0014】(1−3) 相溶化剤 本発明で用いてもよい相溶化剤としては、例えばスチレ
ン構造を含む共重合体であって、分子中にスチレン構造
を40モル%以上、好ましくは50モル%以上含む重合
体が挙げられる。このような相溶化剤の具体例として
は、例えばスチレン−ブタジエンブロック共重合体(S
BR),水素添加スチレン−ブタジエンブロック共重合
体(SEB),スチレン−ブタジエン−スチレンブロッ
ク共重合体(SBS),水素添加スチレン−ブタジエン
−スチレンブロック共重合体(SEBS),スチレン−
イソプレンブロック共重合体(SIR),水素添加スチ
レン−イソプレンブロック共重合体(SEP),スチレ
ン−イソプレン−スチレンブロック共重合体(SI
S),水素添加スチレン−イソプレン−スチレンブロッ
ク共重合体(SEPS)などが挙げられる。これらはい
ずれもスチレン構造を50モル%以上含む重合体であ
る。
【0015】(1−4) 各種添加剤 アンチブロッキング剤(AB剤) アンチブロッキング剤としては、下記のような無機粒子
又は有機粒子が挙げられる。無機粒子としては、IA
族,IIA族,IVA族,VIA族,VIIA族,VI
II族,IB族,IIB族,IIIB族,IVB族元素
の酸化物,水酸化物,硫化物,窒素化物,ハロゲン化
物,炭酸塩,硫酸塩,酢酸塩,燐酸塩,亜燐酸塩,有機
カルボン酸塩,珪酸塩,チタン酸塩,硼酸塩並びにそれ
らの含水化合物,それらを中心とする複合化合物及び天
然鉱物粒子が挙げられる。
【0016】具体的には、弗化リチウム,ホウ砂(硼酸
ナトリウム含水塩)等のIA族元素化合物、炭酸マグネ
シウム,燐酸マグネシウム,酸化マグネシウム(マグネ
シア),塩化マグネシウム,酢酸マグネシウム,弗化マ
グネシウム,チタン酸マグネシウム,珪酸マグネシウ
ム,珪酸マグネシウム含水塩(タルク),炭酸カルシウ
ム,燐酸カルシウム,亜燐酸カルシウム,硫酸カルシウ
ム(石膏),酢酸カルシウム,テレフタル酸カルシウ
ム,水酸化カルシウム,珪酸カルシウム,弗化カルシウ
ム,チタン酸カルシウム,チタン酸ストロンチウム,炭
酸バリウム,燐酸バリウム,硫酸バリウム,亜硫酸バリ
ウム等のIIA族元素化合物、二酸化チタン(チタニ
ア),一酸化チタン,窒化チタン,二酸化ジルコニウム
(ジルコニア),一酸化ジルコニウム等のIVA族元素
化合物、二酸化モリブデン,三酸化モリブデン,硫化モ
リブデン等のVIA族元素化合物、塩化マンガン,酢酸
マンガン等のVIIA族元素化合物、塩化コバルト,酢
酸コバルト等のVIII族元素化合物、沃化第一銅等の
IB族元素化合物、酸化亜鉛,酢酸亜鉛等のIIB族元
素化合物、酸化アルミニウム(アルミナ),水酸化アル
ミニウム,弗化アルミニウム,アルミノシリケート(珪
酸アルミナ,カオリン,カオリナイト)等のIIIB族
元素化合物、酸化珪素(シリカ,シリカゲル),石墨,
カーボン,グラファイト,ガラス等のIVB族元素化合
物、カーナル石,カイナイト,雲母(マイカ,キンウン
モ),バイロース鉱等の天然鉱物の粒子が挙げられる。
ここで、用いる無機粒子の平均粒径は0.1〜10μm
のものが好ましい。
【0017】有機粒子としては、テフロン(登録商
標),メラミン系樹脂,スチレン−ジビニルベンゼン共
重合体,アクリル系樹脂,シリコーン樹脂及びおよびそ
れらの架橋体が挙げられる。なお、前記のような無機又
は有機のAB剤は、一種のみを単独または二種以上を組
み合わせて用いることができる。
【0018】 酸化防止剤 酸化防止剤としてはリン系、フェノール系,イオウ系等
公知のものから任意に選択して用いることができる。な
お、これらの酸化防止剤は一種のみを単独で、または、
二種以上を組み合わせて用いることができる。さらに
は、2−〔1−ヒドロキシ−3,5−ジ−t−ペンチル
フェニル)エチル〕−4,6−ジ−t−ペンチルフェニ
ルアクリレート、ペンタエリスリチル−テトラキス〔3
−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフエニ
ル)プロピオネート〕なども好適に使用される。
【0019】 核剤 核剤としては、アルミニウムジ(p−t−ブチルベンゾ
エート)をはじめとするカルボン酸の金属塩、メチレン
ビス(2,4−ジ−t−ブチルフェノール)アシッドホ
スフェートナトリウムをはじめとするリン酸の金属塩、
タルク、フタロシアニン誘導体等、公知のものから任意
に選択して用いることができる。なお、これらの核剤は
一種のみを単独で、または、二種以上を組み合わせて用
いることができる
【0020】 可塑剤 可塑剤としては、ポリエチレングリコール,ポリアミド
オリゴマー,エチレンビスステアロアマイド,フタル酸
エステル,ポリスチレンオリゴマー,ポリエチレンワッ
クス,シリコーンオイル等公知のものから任意に選択し
て用いることができる。なお、これらの可塑剤は一種の
みを単独で、または、二種以上を組み合わせて用いるこ
とができる。
【0021】 離型剤 離型剤としては、ポリエチレンワックス,シリコーンオ
イル,長鎖カルボン酸,長鎖カルボン酸金属塩等公知の
ものから任意に選択して用いることができる。なお、こ
れらの離型剤は一種のみを単独で、または、二種以上を
組み合わせて用いることができる。
【0022】 プロセスオイル 本発明においては、伸度の向上のために、さらに40℃
での動粘度が15〜600mm2 /sであるプロセスオ
イルを配合することが好ましい。プロセスオイルは、油
種により、パラフィン系オイル,ナフテン系オイル,ア
ロマ系オイルに大別されるが、この中でもn−d−M法
で算出されるパラフィン(直鎖)に関わる炭素数の全炭
素数に対する百分率が60%Cp以上のパラフィン系オ
イルが好ましい。プロセスオイルの粘度としては、40
℃での動粘度が15〜600mm2 /sが好ましく、1
5〜500mm2 /sが更に好ましい。プロセスオイル
の動粘度が15mm2 /s未満では伸度向上効果がある
ものの、沸点が低くSPSとの溶融混練、及び成形時に
白煙、ガス焼け、ロール付着等の発生原因になる。また
動粘度が600mm2 /sを超えると、白煙ガス焼け等
は抑制されるものの、伸度向上効果に乏しい。なおこれ
らのプロセスオイルは一種のみを単独で、又は二種以上
を組み合わせて用いることができる。
【0023】上記の各種添加剤の添加量は、SPS含有
組成物中に、必要に応じて、好ましくは0〜3重量%、
より好ましくは0〜1.5重量%の範囲で配合すればよ
い。また、上記の各種添加剤は、使用する重合体を用い
てマスターバッチを作製して添加することもできる。
【0024】本発明においては、さらにGPPS又はG
PPS含有組成物を用いる。本発明で用いるGPPSと
は、工業的には塊状重合、溶液重合、懸濁重合、乳化重
合などの方法によるラジカル重合で得られるスチレン系
重合体である。このようなラジカル重合で得られたポリ
スチレンは、通常アタクチック構造のもので立体規則性
を有していない。また、ここで言うアタクチック構造の
ポリスチレンは、一種類以上の芳香族ビニル化合物から
なる重合体、あるいは一種類以上の芳香族ビニル化合物
と共重合可能な一種類以上の他のビニル単量体の共重合
体、これらの重合体の水素化重合体及びこれらの混合物
であっても良い。
【0025】ここで芳香族ビニル化合物としては、スチ
レン,α―メチルスチレン,メチルスチレン,エチルス
チレン,イソプロピルスチレン,ターシャリーブチルス
チレン,フェニルスチレン,ビニルスチレン,クロロス
チレン,ブロモスチレン,フルオロスチレン,クロロメ
チルスチレン,メトキシスチレン,エトキシスチレン等
があり、これらは一種または2種以上で使用される。こ
れらのうち、好ましい芳香族ビニル化合物としては、ス
チレン,p−メチルスチレン,m−メチルスチレン,エ
チルスチレン,p−ターシャリーブチルスチレンが挙げ
られる。
【0026】共重合可能な他のビニル単量体としては、
アクリロニトリル,メタクロルニトリル等のビニルシア
ン化合物、メチルアクリレート,エチルアクリレート,
プロピルアクリレート,ブチルアクリレート,アミルア
クリレート,ヘキシルアクリレート,オクチルアクリレ
ート,2−エチルヘキシルアクリレート,シクロヘキシ
ルアクリレート,ドデシルアクリレート,オクタデシル
アクリレート,フェニルアクリレート,ベンジルアクリ
レート等のアクリル酸アルキルエステル、メチルメタク
リレート,エチルメタクリレート,ブチルメタクリレー
ト,アミルメタクリレート,ヘキシルメタクリレート,
オクチルメタクリレート,2−エチルヘキシルメタクリ
レート,シクロヘキシルメタクリレート,ドデシルメタ
クリレート,オクタデシルメタクリレート,フェニルメ
タクリレート,ベンジルメタクリレート等のメタクリル
酸アルキルエステル、マレイミド,N−メチルマレイミ
ド,N−エチルマレイミド,N−ブチルマレイミド,N
−ラウリルマレイミド,N−シクロヘキシルマレイミ
ド,N−フェニルマレイミド,N−(p−ブロモフェニ
ル)マレイミド等のマレイミド化合物等がある。
【0027】このGPPSとしては、重量平均分子量が
220,000以上のものが用いられる。重量平均分子
量が220,000未満のものでは、本発明のような構
造の積層体を形成することが困難となる。
【0028】GPPS含有組成物は、上記GPPSに、
本発明の目的を阻害しない範囲で他の熱可塑性樹脂,熱
可塑性エラストマー,相溶化剤などの配合剤、さらには
必要に応じて各種添加剤を配合してもよい。これらの具
体例は、前記SPS含有組成物ところで述べたものを用
いることができる。その配合割合についても同様であ
る。但し、他の熱可塑性樹脂には、(1−1)で例示し
た、アタクチックポリスチレン、アイソタクチックポリ
スチレン、HIPSは除かれ、これに変って(1−1)
にはなかったSPSが含まれる。
【0029】なお、GPPSを主成分とする層(GPP
S層)は、スチレン系重合体成分を70%以上、好まし
くは80%以上、さらに好ましくは90%以上含むこと
が好ましい。スチレン系重合体成分が少ないと積層後の
透明性が悪化したり、SPSを主成分とする層(SPS
層)との密着性が不十分となり、熱加工時に層間剥離が
生ずることがある。
【0030】さらに、本発明に用いるGPPS又はGP
PS含有組成物は、ダイス温度における粘度がSPS又
はSPS含有組成物の粘度以上であることを必要とす
る。この粘度条件に満たすことにより、端部表面がSP
S層である積層体を得ることが可能となる。粘度の調整
は、主に分子量によって調節することができ、GPPS
層の重量平均分子量/SPS層の重量平均分子量比が、
1.3以上の組み合わせとすることが望ましい。
【0031】本発明により製造する端部表面がSPS層
である積層体を、3層の積層体を例にとって示すと、図
1及び図2の二つの形態がある。図1に示した積層体
は、GPPS層2の両面にSPS層1が積層されてお
り、端部表面は末端までSPS層となっており、3層構
造となっている。図1に示した構造の積層体は、ダイス
温度におけるSPS層の粘度とGPPS層の粘度が同程
度である場合に得られる。この場合には、端部まで両方
の層比が維持され、3層構造となる。一方、図2に示し
た積層体は、GPPS層2の全面がSPS層1で包まれ
ており、端面までSPS層1となっている。この構造の
積層体は、ダイス温度におけるSPS層の粘度がGPP
S層の粘度より低い場合に得られる。この場合、SPS
層がGPPS層より相対的に流れやすいため、SPS層
がGPPS層を包み込むようになり、端部がSPS層の
みから形成されることとなる。
【0032】本発明により製造される積層体は、上記の
ようにSPS層とGPPS層から構成されるものである
が、その層の数は特に限定されるものではないが、SP
S層/GPPS/SPS層の3層から構成されるものが
好ましい。この場合に、図1におけるGPPS層の両面
に存在する2つのSPS層は、同一の組成,性質であっ
てもよいが、上記の範囲内で互いに異なる組成,性質で
あってもよい。また、SPS層/GPPS/SPS層の
層厚みの比については、1/18/1〜2/1/2、さ
らには1/18/1〜3/2/3、特に1/18/1〜
1/1/1にするのが好ましい。ここでSPS層が相対
的に薄すぎると、積層体の力学物性に問題が生じやす
く、SPS層が相対的に厚すぎると、積層体の熱加工性
に問題が生じやすい。またSPS層の厚みは、1〜50
0μm、さらには1〜400μm、特に1〜300μm
が好ましい。SPS層が1μm未満では積層体の力学物
性に問題が生じやすく、500μm以上では積層体の熱
加工性に問題が生じやすい。
【0033】本発明の方法においては、上記のようなS
PS又はSPS含有組成物とGPPS又はGPPS含有
組成物を250〜300℃で溶融共押出する方法を用い
ることにより効率よく製造することが出来る。共押出方
式は、特に制限はないが、フィードブロック方式,マル
チマニホールド方式のいずれでもよく、ダイスはコート
ハンガーダイ,T−ダイ,円環ダイなどを用いることが
できる。本発明においては、共押出により、厚さ100
0μm以下の積層体を製造するのが好ましい。共押出後
の未延伸積層体の厚さが1000μmを超えると、キャ
スト時に端部SPSが結晶化し、延伸が困難になる。
【0034】溶融共押出後、冷却し、共延伸することで
SPSの結晶化度を向上させるとともに、透明性を発現
させることができる。共延伸の方法としては、例えば一
軸延伸,同時二軸延伸,逐次二軸延伸およびこれらを組
み合わせた多段延伸法を用いることができる。なかでも
本発明においては同時又は逐次二軸延伸法を用いること
が好ましい。また、その場合の面積延伸倍率は3〜20
倍が好ましく、5〜10倍がより好ましい。この共延伸
温度は、90〜200℃が好ましく、90〜150℃が
より好ましい。なお共延伸後、熱処理を行うことが好ま
しく、緊張下において、好ましくは100〜270℃、
より好ましくは150〜270℃で、好ましくは1〜3
00秒、より好ましくは1〜60秒行えばよい。以上の
方法により接着剤を用いることなく、層間密着性に優
れ、透明性がより高い積層体を製造することができる。
なお、上記方法以外の方法として、それぞれ単体フィル
ムを作成し、それを接着剤を用いて積層してもよい。本
発明の方法によれば、厚さが50μm以下の薄い延伸フ
ィルムを好適に製造することができる。
【0035】
【実施例】次に、本発明を実施例によりさらに具体的に
説明するが、本発明はこれらの例により何ら限定される
ものではない。なお、実施例及び比較例で使用するSP
S及びGPPSは、下記のとおりである。
【0036】 SPS PMS1:シンジオタクチックポリスチレン共重合体
(出光石油化学社製) コモノマー:パラメチルスチレン、共重合比12モル
%、重量平均分子量230,000 PMS2:シンジオタクチックポリスチレン共重合体
(出光石油化学社製) コモノマー:パラメチルスチレン、共重合比15モル
%、重量平均分子量200,000 PMS3:シンジオタクチックポリスチレン共重合体
(出光石油化学社製) コモノマー:パラメチルスチレン、共重合比15モル
%、重量平均分子量170,000 PMS4:シンジオタクチックポリスチレン共重合体
(出光石油化学社製) コモノマー:パラメチルスチレン、共重合比7モル%、
重量平均分子量290,000
【0037】HOMO1:シンジオタクチックポリスチ
レン(出光石油化学社製)重量平均分子量220,00
0 HOMO2:シンジオタクチックポリスチレン(出光石
油化学社製)重量平均分子量100,000 HOMO3:シンジオタクチックポリスチレン(出光石
油化学社製)重量平均分子量400,000 HOMO4:シンジオタクチックポリスチレン(出光石
油化学社製)重量平均分子量290,000
【0038】GPPS GPPS1:アタクチックポリスチレン(大日本インキ
化学社製、商品名、UX600)、重量平均分子量44
0,000 GPPS2:アタクチックポリスチレン(出光石油化学
社製、商品名HH32)、重量平均分子量340,00
0 GPPS3:アタクチックポリスチレン(出光石油化学
社製、商品名NF20)、重量平均分子量230,00
0 GPPS4:アタクチックポリスチレン(出光石油化学
社製、商品名HH30)、重量平均分子量270,00
【0039】 添加剤(酸化防止剤、アンチブロッキ
ング剤添加用マスターバッチ) ・共重合体SPS用には、各PMS1、2にアンチブロ
ッキング剤アルミノシリケート(水澤化学製、シルトン
AMT08)を10,000ppm粉体混合し、300
℃で溶融押出後、ペレット化した。 ・ホモSPS用には、各HOMO1〜4に共重合体用と
同じアルミノシリケートを同量、酸化防止剤ペンタエリ
スリチル−テトラキス[3−(3,5−ジ−t−ブチル
−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート](チバス
ペシャリチティーケミカル社製、商品名IRGANOX
1010)を30,000ppm粉体混合し、ペレッ
ト化した。
【0040】実施例1 上記のマスターバッチをドライブレンドしたPMS1及
びGPPS1をそれぞれの50mmφ単軸押出機で27
0℃で押出し、270℃に設定したフィードブロック、
コートハンガーダイを介して共押出し、85℃の冷却ロ
ールで冷却してSPS/GPPS/SPSの250μm
の多層未延伸シートを得た。この未延伸シートを連続的
に縦方向に105℃で3.3倍に延伸し、ついで横方向
に115℃で3.8倍に延伸後、200℃で幅方向に5
%弛緩させながら10秒間熱処理を施し、約20μmの
3層延伸フィルムを得た。
【0041】実施例2 SPSをPMS2、GPPSをGPPS2に変えた以外
は、実施例1と同様にして多層延伸フィルムを作成し
た。 実施例3 SPSをPMS3、GPPSをGPPS3に変えた以外
は、実施例1と同様にして多層延伸フィルムを作成し
た。
【0042】実施例4 マスターバッチをドライブレンドしたHOMO1及びG
PPS1をそれぞれの50mmφ単軸押出機で300℃
及び270℃で押出し、300℃に設定したフィードブ
ロック、コートハンガーダイを介して共押出し、85℃
の冷却ロールで冷却してSPS/GPPS/SPSの2
00μm多層未延伸シートを得た。この未延伸シートを
連続的に縦方向に105℃で2.8倍に延伸し、ついで
横方向に115℃で3.3倍に延伸後、200℃で幅方
向に5%弛緩させながら10秒間熱処理を施し、約20
μmの3層延伸フィルムを得た。
【0043】実施例5 SPSをHOMO2、GPPSをGPPS2に変えた以
外は、実施例4と同様にして多層延伸フィルムを作成し
た。
【0044】比較例1 SPSをPMS4、GPPSをGPPS3に変えた以外
は、実施例1と同様にして実施したところ、MD延伸前
のロールパスで端部が破断し、MD延伸及びTD延伸は
不可能であった。
【0045】比較例2 SPSをHOMO3、GPPSをGPPS4に変えた以
外は、実施例4と同様にして実施したが、MD延伸前の
ロールパスで端部が破断し、MD延伸及びTD延伸は不
可能であった。
【0046】比較例3 SPSをHOMO4、GPPSをGPPS3に変えた以
外は、実施例1と同様にして実施したが、MD延伸前の
ロールでクラックが発生し、MD延伸時に端部から割れ
が発生し、その後のTD延伸は不可能であった。
【0047】前記の各実施例及び比較例で作成した積層
体の層構成材料と端部の層構造を第1表に示す。なお、
積層体端部の層構造の確認は、下記の方法で行った。す
なわち、DSCで、昇温速度20℃/分で50℃から3
00℃まで測定し、220〜300℃の範囲で融解ピー
クが確認できなければ、GPPS層のみから成り、融解
ピークが確認でき、かつ、SPS単層フィルムと同一融
解エンタルピー量であれば、SPS層のみから成り、S
PS単層より小さければ、SPS/GPPS/SPSの
3層構造から成る。なお、表中、端部の層構造における
記号は下記の意味を示す。 A:端部はSPSのみから成る。 B:端部がSPS/GPPS/SPSの3層構造から成
る。 C:端部がGPPSのみから成る。 また、ロールパス適性は、コートハンガーダイからの未
延伸シートをMD延伸ゾーンへと送るS字ニップロール
(径200mm、室温、シートへの張力:20kgf)
通過時におけるシート外観を下記の基準で評価した。 ○:ロールパスに問題なし。 △:端部にクラックが発生した(TD延伸時に破断し
た)。 ×:端部が破断した。
【0048】
【表1】
【0049】
【表2】
【0050】
【発明の効果】本発明によれば、積層体の製造工程中に
破断、クラック等が発生せず、薄いスチレン系多層延伸
フィルムを安定して連続生産することができる。したが
って、本発明は、食品,薬剤,文具,日用品等の包装用
フィルム及び容器や離型フィルム,粘着テープ,コンデ
ンサー,誘電体などの産業用の各種フィルム、袋及び容
器として有用なポリスチレン系積層体の製造に有効であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例により得られる積層体の断面
図である。
【図2】本発明の別の実施例により得られる積層体の断
面図である。
【符号の説明】
1 SPS層 2 GPPS層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4F100 AK12A AK12B AL05A AL05B BA02 BA06 BA13 BA16 BA25 BA26 DD31 EH112 EH202 EJ382 EK172 GB15 GB16 GB17 JA07A JA07B JA11A JA12B JK14 JL02 YY00A YY00B 4F207 AA13A AA13C AD29 AG03 AR06 AR12 KA01 KB26 KE06 KF01 KJ09 KK64 KM15 KW21 4F210 AA13A AA13C AG03 AR06 AR12 QA02 QA03 QC06 QG01 QG15 QG18 QW12

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シンジオタクチック構造のスチレン系重
    合体又はこの重合体を含有する重合体組成物及びダイス
    温度での粘度が前記重合体又は重合体組成物の粘度より
    高いアタクチック構造のスチレン系重合体又はこの重合
    体を含有する重合体組成物を250℃〜300℃の温度
    で共押出し、端部表面をシンジオタクチック構造のスチ
    レン系重合体又はこの重合体を含有する重合体組成物か
    ら成る層とすることを特徴とするポリスチレン系積層体
    の製造方法。
  2. 【請求項2】 シンジオタクチック構造のスチレン系重
    合体又はこの重合体を含有する重合体組成物から成る層
    /アタクチック構造のスチレン系重合体又はこの重合体
    を含有する重合体組成物から成る層/シンジオタクチッ
    ク構造のスチレン系重合体又はこの重合体を含有する重
    合体組成物から成る層から成る3層構成である請求項1
    記載のポリスチレン系積層体の製造方法。
  3. 【請求項3】 層比が1/18/1〜2/1/2である
    請求項2記載のポリスチレン系積層体の製造方法。
  4. 【請求項4】 積層体の厚さが1000μm以下である
    請求項1〜3のいずれか1項に記載のポリスチレン系積
    層体の製造方法。
  5. 【請求項5】 共押出後に二軸延伸する請求項1〜4の
    いずれか1項に記載のポリスチレン系積層体の製造方
    法。
  6. 【請求項6】 延伸により厚さを50μm以下とする請
    求項5記載のポリスチレン系積層体の製造方法。
  7. 【請求項7】 シンジオタクチック構造のスチレン系重
    合体の分子量が150,000〜300,000であ
    り、アタクチック構造のスチレン系重合体の分子量が2
    20,000以上である請求項1〜6のいずれか1項に
    記載のポリスチレン系積層体の製造方法。
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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62149411A (ja) * 1985-12-24 1987-07-03 Shin Kobe Electric Mach Co Ltd 共押出シ−トの製造法
JPH11349705A (ja) * 1998-06-05 1999-12-21 Gunze Ltd ブリスタパック包装体の蓋材用シート
JP2002036455A (ja) * 2000-07-28 2002-02-05 Idemitsu Petrochem Co Ltd ポリスチレン系多層フィルム及びその製造方法

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