JP2002046156A - 射出成形方法 - Google Patents

射出成形方法

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JP2002046156A JP2000232734A JP2000232734A JP2002046156A JP 2002046156 A JP2002046156 A JP 2002046156A JP 2000232734 A JP2000232734 A JP 2000232734A JP 2000232734 A JP2000232734 A JP 2000232734A JP 2002046156 A JP2002046156 A JP 2002046156A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数のゲートが設けられた射出成形型Aを用
い、先順位のゲートからキャビティ3に溶融樹脂Jを射
出注入した後に、後順位のゲート4からキャビティ3に
溶融樹脂Jを射出注入するようにして自動車用の樹脂製
フロントバンパを射出成形する際に、先順位のゲートか
ら射出注入された溶融樹脂Jにより後順位のゲート4の
スプルー部8内にエア溜りが発生するという事態を回避
できるようにし、もって、後順位のゲート4から射出注
入される溶融樹脂Jにエアが混入することに起因するバ
ンパの強度低下及び表面の見栄え低下を未然に防止す
る。 【解決手段】 先順位のゲートから射出注入された溶融
樹脂Jの流頭が後順位のゲート4に達する前に、該後順
位のゲート4に対応するゲート弁7を一旦開いて溶融樹
脂Jを後順位のゲート4の少なくともスプルー部8に充
填した後にゲート弁7を閉じるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数のゲートが設
けられた射出成形型を用いて行う射出成形方法に関し、
特に先順位のゲートからキャビティに射出注入された溶
融樹脂が後順位のゲートに流入してエア溜りが生じるの
を回避する対策に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、特開平11−58478号公報
に記載されているように、自動車の樹脂製バンパ等のよ
うな比較的薄肉でかつ大形の樹脂成形品を射出成形する
際に、複数のゲートが設けられてなるバルブゲート仕様
の射出成形型を用い、各ゲートに溶融樹脂の射出注入順
位を予め定めておき、その順位に従って各ゲートからキ
ャビティに溶融樹脂を射出注入するようにすることは知
られている。
【0003】そして、先順位のゲートからキャビティに
射出注入された溶融樹脂の流頭が後順位のゲートに達し
た後に、その後順位のゲートに対応するゲート弁を開
き、スプルー部を経由して該ゲートからキャビティに溶
融樹脂を射出注入するようになされる。
【0004】このとき、先順位のゲートから射出注入さ
れた溶融樹脂が後順位のゲートに流入する際には、該後
順位のゲート内のエアは射出成形型のパーティングライ
ン(合せ面)を経由して外部へ排出されることになり、
よって、後順位のゲートから溶融樹脂が射出注入される
際のエアの巻込みは生じないとされている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
場合には、図4に示すように、先順位のゲートから射出
注入されて後順位のゲートaに流入した溶融樹脂Jによ
りスプルー部bの出口が塞がれ、それにより、スプルー
部b内にエアKが閉じ込められることがあり、このため
に、ゲート弁cを開いて後順位のゲートaからキャビテ
ィdに溶融樹脂Jを射出注入する際に、図5に示すよう
に、スプルー部b内のエアKがその溶融樹脂Jに混入し
てキャビティd内に入り込むことになり、その結果、成
形品の強度が低下するのみならず、成形品の表面に「ふ
くれ」や「肌荒れ」等が生じて見栄えも低下するという
問題がある。
【0006】本発明は斯かる点に鑑みてなされたもので
あり、その主なる目的は、複数のゲートを有する射出成
形型を用い、先順位のゲートからキャビティに溶融樹脂
を射出注入してその流頭が後順位のゲートに達した後に
該後順位のゲートからキャビティに溶融樹脂を射出注入
するようにした射出成形方法において、後順位のゲート
のゲート弁を活用することで、先順位のゲートから射出
注入された溶融樹脂により後順位のゲートのスプルー部
内にエアが閉じ込められないようにし、もって、溶融樹
脂にエアが混入することに起因して成形品の強度及び成
形品表面の見栄えが低下するのを未然に防止できるよう
にすることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明では、先順位のゲートからキャビティに射
出注入された溶融樹脂が後順位のゲートに達する前に、
該後順位のゲート弁を少しの間だけ開いて少なくともス
プルー部に溶融樹脂を充填しておくようにし、このこと
で、スプルー部内にエア溜りが生じないようにした。
【0008】具体的には、請求項1の発明では、共通の
キャビティに連通するように設けられていてパーティン
グラインに沿って形成される複数のゲートと、対応する
ゲートに連通する複数のスプルー部と、対応するスプル
ー部の上流に設けられた複数のゲート弁とを有する射出
成形型を用い、複数のゲートに溶融樹脂の射出注入順位
を予め定めておき、先順位のゲートからキャビティに溶
融樹脂を射出注入してその流頭が後順位のゲートに達し
た後に、該後順位のゲートからキャビティに溶融樹脂を
射出注入するようにした射出成形方法が前提である。
【0009】そして、上記先順位のゲートからキャビテ
ィに射出注入された溶融樹脂の流頭が後順位のゲートに
達する前に、該後順位のゲートに対応するゲート弁を一
旦開いて溶融樹脂を少なくともスプルー部に充填される
ように射出注入した後に上記ゲート弁を閉じることとす
る。
【0010】上記の構成において、射出成形型の有する
複数のゲートのうち、先順位のゲートからキャビティに
射出注入された溶融樹脂は、やがて、後順位のゲートに
その流頭が達するようになる。その際に、後順位のゲー
トに上記溶融樹脂の流頭が達する前に、該後順位のゲー
トに対応するゲート弁が一旦開き、該ゲートから溶融樹
脂が少なくともスプルー部を充填するように射出注入さ
れた後に上記ゲート弁が閉じる。これにより、先順位の
ゲートから射出注入された溶融樹脂の流頭が後順位のゲ
ートに達したときには、該後順位のゲートの少なくとも
スプルー部は既に溶融樹脂が充填されているので、この
スプルー部内にエア溜りが生じるという事態は回避され
る。
【0011】請求項2の発明では、上記請求項1の発明
において、後順位のゲートに対応するゲート弁を一旦開
いて溶融樹脂をゲートのキャビティ近傍位置まで充填さ
れるように射出注入した後に上記ゲート弁を閉じること
とする。
【0012】上記の構成において、後順位のゲートに対
応するゲート弁が一旦開いて該ゲートから溶融樹脂が射
出注入される際、その溶融樹脂は、後順位のゲートにお
けるキャビティ近傍位置まで充填される。これにより、
先順位のゲートから射出注入された溶融樹脂が後順位の
ゲートに達したときには、該後順位のゲート内のエアは
射出成形型のパーティングラインを経由して該射出成形
型の外部へ略抜け切っていて殆ど残留していないので、
従来のように、先順位のゲートから射出注入された溶融
樹脂が後順位のゲートに流入することで該後順位のゲー
ト内のエアを排出する場合に比べ、後順位のゲートから
射出注入された溶融樹脂に該後順位のゲート内のエアが
混入してキャビティ内に侵入するということは少なくな
る。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面に基づいて説明する。
【0014】図1及び図2は、本発明の実施形態に係る
射出成形工程を示しており、本射出成形工程は、図3に
示す自動車用の樹脂製フロントバンパの製造に用いられ
る。
【0015】本射出成形工程では、3つのゲートを有す
る射出成形型Aが使用される。この射出成形型Aは、該
射出成形型Aの開閉方向(図1及び図2の左右方向)に
移動可能に設けられた可動型としての第1成形型1と、
移動不能に設けられた固定型としての第2成形型2とか
らなっており、図外の型締装置により第1成形型1が第
2成形型2に対し開閉方向に移動されることで射出成形
型Aの開閉が行われるようになっている。
【0016】上記第1成形型1における第2成形型2と
の合せ面には、両成形型1,2間のパーティングライン
Lに沿ってキャビティ3を形成するための凹部と、その
キャビティ3に連通する3つのゲート4,4,…(図1
及び図2には、後述する後順位のゲート4を1つのみ示
す)を同じくパーティングラインLに沿って形成するた
めの各々の凹部とが設けられている。
【0017】一方、第2成形型2の第1成形型1とは反
対の側(図1及び図2の左側)には、ホットランナーブ
ロック5が取り付けられており、このホットランナーブ
ロック5には、図外の射出成形機から射出成形型Aに供
給された溶融樹脂Jを各ゲート4に案内するためのホッ
トランナー6が形成されている。ホットランナー6の樹
脂通過方向下流側は、各ゲート4に対応するように3つ
に分岐しており、ホットランナー6の各下流端には、ゲ
ート弁7がそれぞれ設けられている。これら各ゲート弁
7は、スプルー部8を経由して、対応するゲート4に連
通している。
【0018】具体的には、上記ホットランナー6の各下
流端側にはノズル10がそれぞれ配置されている。各ノ
ズル10は、第2成形型2に該成形型2を射出成形型A
の開閉方向に貫通するように設けられており、その樹脂
通過方向上流側の端面はホットランナーブロック5の第
2成形型2側の面に接合されている一方、下流側の端面
は第2成形型2の第1成形型1との合せ面と面一になっ
ている。各ノズル10の樹脂通過方向略中央には、小径
の樹脂通過孔11aを有する弁座11が設けられてい
る。ノズル10内における弁座11の上流側は断面形状
が樹脂通過方向において略一定に形成されており、この
上流側部分によりホットランナー6の下流端部分が構成
されている。一方、ノズル10内の下流側は内径が樹脂
通過方向に向かって漸次大きくなる断面テーパ状に形成
されており、この下流側部分により上記のスプルー部8
が構成されている。
【0019】上記各弁座11の上流側には、該弁座11
の樹脂通過孔11aを開閉するための弁体12が配置さ
れている。この弁体12はホットランナーブロック5を
貫通していて、弁座11に対し進退移動可能に設けられ
ており、これら弁座11及び弁体12により上記のゲー
ト弁7が構成されている。また、ホットランナーブロッ
ク5の第2成形型2とは反対の側には、弁体12を進退
移動させる駆動手段13(例えば、電磁式,油圧式,真
空圧式等)が設置されている。そして、図1に左向きの
矢印で示すように、弁体12が後退移動して弁座11の
樹脂通過孔11aを開放することにより、ホットランナ
ー6内の溶融樹脂Jがゲート4を経由してキャビティ3
に射出注入される一方、図2に右向きの矢印で示すよう
に、弁体12が前進移動して上記樹脂通過孔11aを閉
塞することにより該樹脂通過孔11aにおける溶融樹脂
Jの通過を阻止するようになっている。
【0020】射出成形型Aでは、上記のゲート4,4,
…は、図3に模式的に示すように、樹脂製フロントバン
パの中央部分と両側部分とに対応するように配置(同図
は、樹脂製フロントバンパの右側部分のみを示す背面図
であり、左側部分は図示を省略している)されている。
これら3つのゲート4,4,…は、溶融樹脂Jを射出注
入する際の順位が予め決められて、中央部分のゲート4
が先順位に、また両側部分の各ゲート4が後順位に定め
られている。
【0021】そして、本実施形態では、先順位のゲート
4からキャビティ3内に射出注入された溶融樹脂Jの流
頭が後順位のゲート4に達する前に、該後順位のゲート
4に対応するゲート弁7を一旦開いて溶融樹脂Jを後順
位のゲート4におけるキャビティ3近傍位置まで充填さ
れるように射出注入した後に上記のゲート弁7を閉じる
ようになされる。
【0022】ここで、上記のように構成された射出成形
型Aを用いて樹脂製フロントバンパを射出成形する際の
手順について説明する。
【0023】第1成形型1が型締装置により閉じ方向に
移動して型締めが行われた後、先ず、射出成形機により
射出成形型Aのホットランナー6内に溶融樹脂Jが供給
されるのと略同時に、樹脂製フロントバンパの中央部分
に対応する先順位のゲート4において、対応するゲート
弁7が開いて溶融樹脂Jがキャビティ3に射出注入され
る。これにより、キャビティ3に射出注入された溶融樹
脂Jは、図3に矢印で示すように、キャビティ3の中央
部分から両側部分に向かって徐々に充填されていく。
【0024】このとき、上記先順位のゲート4から射出
注入された溶融樹脂Jの流頭が後順位のゲート4に達す
る前に、後順位のゲート4に対応するゲート弁7が一旦
開く。これにより、先ず、上記後順位のゲート4に対応
するスプルー部8に溶融樹脂Jが充填され、次いで、該
後順位のゲート4におけるキャビティ3の近傍位置まで
溶融樹脂Jが充填された時点で、上記ゲート弁7は閉じ
る。そして、先順位のゲート4から射出注入された溶融
樹脂Jの流頭が後順位のゲート4に達した後に、再び後
順位のゲート4に対応するゲート弁7が開き、これによ
り、後順位のゲート4からキャビティ3に溶融樹脂Jが
射出注入されるようになる。
【0025】上記のようにして、キャビティ3に充填さ
れた溶融樹脂Jが固化した後、型締装置の作動により第
1成形型1が開き方向に移動する。そして、ゲート4,
4,…及びスプルー部8,8,…内の硬化樹脂が一体形
成された状態で、成形品としての樹脂製フロントバンパ
が脱型されることになる。
【0026】したがって、本実施形態によれば、3つの
ゲート4,4,…を有していて、1つのゲート4が先順
位に、また残りの2つのゲート4,4が後順位に予め定
められた射出成形型Aを用い、先順位のゲート4からキ
ャビティ3に溶融樹脂Jを射出注入した後に後順位の各
ゲート4からキャビティ3に溶融樹脂Jを射出注入する
ようにした樹脂製フロントバンパの射出成形工程におい
て、先順位のゲート4から射出注入された溶融樹脂Jの
流頭が後順位のゲート4に達する前に、該後順位のゲー
ト4に対応するゲート弁7を一旦開いて溶融樹脂Jを後
順位のゲート4におけるキャビティ3の近傍位置まで充
填した後に上記ゲート弁7を閉じるようにしたので、上
記先順位のゲート4から射出注入された溶融樹脂Jによ
り後順位の各ゲート4のスプルー部8内にエア溜りが発
生するという事態を回避することができるのみならず、
先順位のゲート4から射出注入された溶融樹脂Jが後順
位のゲート4に流入するときに該後順位のゲート4内の
エアKが両成形型1,2間のパーティングラインLから
射出成形型Aの外部へ抜け切れずに残留するという事態
をも回避することができ、よって、後順位のゲート4,
4から溶融樹脂Jが射出注入される際に上記エアKが溶
融樹脂Jに混入してキャビティ3内に侵入することに起
因する樹脂製フロントバンパの強度低下及び表面の見栄
え低下を未然に防止することができる。
【0027】尚、上記の実施形態では、後順位のゲート
4に対応するゲート弁7を一旦開く際に、後順位の各ゲ
ート4におけるキャビティ3の近傍位置まで溶融樹脂J
を充填するようにしているが、例えば、先順位のゲート
4から射出注入された溶融樹脂Jが後順位の各ゲート4
に流入したときに該後順位の各ゲート4内のエアがパー
ティングラインLから必要な程度に抜け切る場合には、
後順位の各ゲート4に対応するスプルー部8のみに溶融
樹脂Jを充填するようにしてもよい。
【0028】また、上記の実施形態では、3つのゲート
4,4,…を有する射出成形型Aの場合について説明し
ているが、本発明は、2つのゲート又は4つ以上のゲー
トが設けられた射出成形型を用いて行う射出成形方法の
場合にも適用することができる。
【0029】さらに、上記の実施形態では、自動車用樹
脂製フロントバンパを射出成形する場合について説明し
ているが、本発明は、例えば自動車の分野ではインスト
ルメントパネル,ドアトリム及びエアスポイラー等、種
々の成形品の射出成形方法に適用することができる。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よれば、複数のゲートが設けられた射出成形型を用い、
先順位のゲートからキャビティに溶融樹脂を射出注入し
た後に後順位のゲートからキャビティに溶融樹脂を射出
注入するようにした射出成形方法において、先順位のゲ
ートから射出注入された溶融樹脂の流頭が後順位のゲー
トに達する前に、該後順位のゲートに対応するゲート弁
を一旦開いて溶融樹脂を少なくとも後順位のゲートのス
プルー部に充填するようにしたので、上記先順位のゲー
トから射出注入された溶融樹脂により上記スプルー部内
にエア溜りが発生するという事態を回避することがで
き、よって、後順位のゲートから溶融樹脂が射出注入さ
れる際に上記エアが溶融樹脂に混入してキャビティ内に
侵入することに起因する成形品の強度低下及び成形品表
面の見栄え低下を未然に防止することができる。
【0031】請求項2の発明によれば、上記後順位のゲ
ート弁を一旦開く際に、ゲートのキャビティ近傍位置ま
で溶融樹脂を充填するようにしたので、先順位のゲート
から射出注入された溶融樹脂が後順位のゲートに流入す
るときに該ゲート内のエアが射出成形型のパーティング
ラインから外部へ抜け切れずに残留するという事態を回
避することができ、よって、後順位のゲートから溶融樹
脂が射出注入される際に上記エアが溶融樹脂に混入して
キャビティ内に侵入することに起因する成形品の強度低
下及び成形品表面の見栄え低下を未然に防止することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る射出成形工程において
先順位のゲートからキャビティに射出注入された溶融樹
脂の流頭が後順位のゲートに達する前に後順位のゲート
のゲート弁を一旦開いた状態を示す射出成形型の要部拡
大断面図である。
【図2】後順位のゲートに溶融樹脂が充填されかつ先順
位のゲートから射出注入された溶融樹脂が該後順位のゲ
ートに達する前に後順位のゲートに対応するゲート弁を
閉じた状態を示す図1相当図である。
【図3】自動車用樹脂製フロントバンパに対する先順位
のゲート及び後順位のゲートの各配置を模式的に示す背
面図である。
【図4】従来の射出成形工程において先順位のゲートか
ら射出注入された溶融樹脂が後順位のゲートに流入して
該後順位のゲートのスプルー部内にエア溜りが生じた状
態を示す図1相当図である。
【図5】後順位のゲートから溶融樹脂が射出注入される
際にスプルー部内のエアが溶融樹脂に混入してキャビテ
ィ内に侵入する状態を示す図1相当図である。
【符号の説明】
3 キャビティ 4 ゲート 7 ゲート弁 8 スプルー部 A 射出成形型 L パーティングライン J 溶融樹脂 K エア
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4F202 AM32 CA11 CB01 CK03 CK07 CK15 4F206 AM32 JA07 JM04 JQ81

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 共通のキャビティに連通するように設け
    られていてパーティングラインに沿って形成される複数
    のゲートと、対応する上記ゲートに連通する複数のスプ
    ルー部と、対応する上記スプルー部の上流に設けられた
    複数のゲート弁とを有する射出成形型を用い、上記複数
    のゲートに溶融樹脂の射出注入順位を予め定めておき、
    先順位のゲートからキャビティに溶融樹脂を射出注入し
    て該溶融樹脂の流頭が後順位のゲートに達した後に、該
    後順位のゲートからキャビティに溶融樹脂を射出注入す
    るようにした射出成形方法において、 上記先順位のゲートからキャビティに射出注入された溶
    融樹脂の流頭が上記後順位のゲートに達する前に、該後
    順位のゲートに対応するゲート弁を一旦開いて溶融樹脂
    を少なくともスプルー部に充填されるように射出注入し
    た後に上記ゲート弁を閉じることを特徴とする射出成形
    方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の射出成形方法において、 後順位のゲートに対応するゲート弁を一旦開いて溶融樹
    脂を該後順位のゲートのキャビティ近傍位置まで充填さ
    れるように射出注入した後に上記ゲート弁を閉じること
    を特徴とする射出成形方法。
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