JP2002045950A - ストリップ連続鋳造装置及びその使用方法 - Google Patents

ストリップ連続鋳造装置及びその使用方法

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 溶鋼から薄板を効率よく製造できるようにす
る。 【解決手段】 薄板10を送出する鋳造ロール3a,3
bの下方にシールロール6a,6bを設け、ロール3
a,3b、ロール6a,6b、スクラップ箱17、並び
に薄板10の移動経路を、液冷構造の鋳造室4、シール
ロール室5、保冷室15、スクラップ室16で取り囲
み、その内部に雰囲気ガス導入口24,29,44から
無酸化性、あるいは弱還元性の雰囲気ガスを供給して薄
板10の酸化を抑制し、また、シールロール6a,6b
によって、雰囲気ガスの吹き抜けを防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はストリップ連続鋳造
装置及びその使用方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、溶鋼から金属板を直接的に製造す
る手段として、種々のストリップ連続鋳造装置が提案さ
れている。
【0003】図5は特開平8−300108号公報に開
示されたストリップ連続鋳造装置であり、このストリッ
プ連続鋳造装置は、ロール間隙Gを形成するように略水
平に隣接し且つそれぞれの外周面が上側からロール間隙
Gへ向かって回動するように枢支した一対の鋳造ロール
101a,101b、鋳造ロール101a,101b間
に溶鋼を供給する溶鋼供給手段102、鋳造ロール10
1a,101b間への溶鋼の供給、及び鋳造ロール10
1a,101bの回転によりロール間隙Gから送出され
る薄板103を側方へ導く薄板案内手段104、薄板案
内手段104を経た薄板103を挾持するピンチロール
スタンド105、鋳造ロール101a,101bの下方
に位置する開口106を有し且つロール間隙Gからピン
チロールスタンド105へ至る薄板103の移動経路を
取り囲む包囲壁107、上縁部が包囲壁107の開口1
06縁部に下方から当接するスクラップ箱108を備え
ている。
【0004】鋳造ロール101a,101bは、その内
部を流通する冷却水により外周面が冷却され、溶鋼の凝
固を促進させるようになっている。
【0005】また、ロール間隙G、すなわち、製造すべ
き薄板103の板厚を調整するために、鋳造ロール10
1a,101bには、それらの回転中心を近接離反させ
るアクチュエータ(図示せず)が付帯している。
【0006】溶鋼供給手段102は、溶鋼を受け入れる
タンディッシュ109と、該タンディッシュ109から
鋳造ロール101a,101b間へ溶鋼を流下させるノ
ズル110とを有している。
【0007】薄板案内手段104は、鋳造ロール101
bの下方に配置され且つ該鋳造ロール101bに対して
平行な支持軸111と、基端部が支持軸111に枢支さ
れた可動エプロン112と、姿勢を横向きに設定した可
動エプロン112により側方へ導かれる薄板103を下
方から支持する複数のガイドロール113とで構成され
ている。
【0008】ピンチロールスタンド105は、薄板10
3が挿通されるハウジング114と、薄板103の下面
に接し得るようにハウジング114に取り付けた押えロ
ール115aと、薄板103の上面に接し得るようにハ
ウジング114に取り付けた押えロール115bとを有
している。
【0009】包囲壁107は、強度を保持するための鋼
製の外殻116と、該外殻116の内側全面にわたって
取り付けた耐火ライニング117とで構成されている。
【0010】スクラップ箱108は、耐火物によって形
成されており、その上縁部には、シール部材118が取
り付けられている。
【0011】このスクラップ箱108は、レール119
上を転動可能な車輪120を有する台車121に搭載さ
れており、当該台車121には、スクラップ箱108を
押し上げ得るシリンダ122が装備されている。
【0012】図5に示すストリップ連続鋳造装置により
薄板103を製造する際には、台車121に付帯するシ
リンダ122でスクラップ箱108を押し上げ、シール
部材118を介してスクラップ箱108の上縁部を包囲
壁107の開口106縁部に当接させ、可動エプロン1
12を、その先端部が支持軸111の下側に位置する状
態に設定し、また、製造すべき薄板103の厚さに応じ
たロール間隙Gが形成されるように、鋳造ロール101
a,101bの回転中心の距離を設定して、該鋳造ロー
ル101a,101bをそれぞれの外周面が上側からロ
ール間隙Gへ向かって移動するように回動させる。
【0013】次いで、タンディッシュ109へ溶鋼を供
給し、該溶鋼をノズル110により鋳造ロール101
a,101bの間に流下させると、ロール外周面に凝固
殻が形成されるとともに、鋳造ロール101a,101
bの回動に伴って、薄板103がスクラップ箱108へ
送出される。
【0014】送出される薄板103が幅方向に均一な状
態を呈した後、ロール間隙Gが薄板103の1.5〜3
倍程度になるように、鋳造ロール101a,101bの
回転中心の距離をごく短時間(0.1〜0.5秒間程
度)離反させたうえ、ロール間隙Gを元の状態に戻す
と、ロール間隙Gの拡大に起因して、鋳造ロール101
a,101bによる溶鋼の冷却が不充分になり、薄板1
03が復熱で再溶融する。
【0015】これにより、ロール間隙Gが拡大される前
にスクラップ箱108へ送出された薄板103が、ロー
ル間隙Gを元の状態に戻した後に送出される薄板103
から、ロール間隙Gの拡大による薄板103の再溶融部
分を境界として直線的に破断する。
【0016】更に、可動エプロン112の姿勢を横向き
に設定し、上述した破断箇所に後続してロール間隙Gか
ら送出される薄板103をガイドロール113によりピ
ンチロールスタンド105へと導く。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】ところが、図5に示す
ストリップ連続鋳造装置では、ロール間隙Gからピンチ
ロールスタンド105へ至る薄板103の移動経路を取
り囲む包囲壁107と、包囲壁107の開口106縁部
に下方から当接するスクラップ箱108とで形成される
空間内に、無酸化性、あるいは弱還元性などの雰囲気ガ
スを充填することが考慮されていないため、酸化に起因
したスケールが薄板103に発生する。
【0018】また、鋳造ロール101a,101bと可
動エプロン112との間、及び可動エプロン112とガ
イドロール113との間には、雰囲気ガス(空気)の流
通を抑制する手段が設けられておらず、薄板103で熱
せられた高温の空気が、鋳造ロール101a,101b
側へ集中的に吹き抜け、これに加えて、耐火ライニング
117の断熱効果により包囲壁107内の空気の冷却が
阻害されるため、ロール間隙Gより送出された直後の薄
板103に復熱による溶断や鋳造の不安定が生じたり、
高温(1250℃以上)の薄板103がスケールを随伴
した状態でピンチロールスタンド105へ送出されて、
押し込み傷などが発生して、歩留まりが低下することが
懸念される。
【0019】更に、スクラップ箱108のシール部材1
18が、包囲壁107の開口106縁部に当接している
ので、薄板103製造中にスクラップ箱108を交換し
ようとすると、包囲壁107内に大量の外気が流入する
とともに溶鋼のスプラッシュなどが外部へ放出されるた
め、ストリップ連続鋳造装置の稼働時にスクラップ箱1
08の交換を行なうことは実質的に不可能である。
【0020】更にまた、包囲壁107とスクラップ箱1
08の間に介在しているシール部材118には、スプラ
ッシュやスラグが落下して堆積し、あるいは、スクラッ
プ箱108のシリンダ122による押し上げで変形や損
傷が生じるので、スクラップ箱108を交換するごと
に、シール部材118の清掃、交換を行なう必要があ
り、外気の流入を抑制して包囲壁107内を低酸素状態
に保持するのは困難である。
【0021】本発明は上述した実情に鑑みてなしたもの
で、溶鋼から薄板を効率よく製造できるようにすること
を目的としている。
【0022】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の請求項1に記載のストリップ連続鋳造装置
では、径方向へ近接離反し得るように略水平に並設され
且つロール間隙を形成する一対の鋳造ロールと、上方よ
り鋳造ロール間へ溶鋼を供給する溶鋼供給手段と、両鋳
造ロールを一体的に取り囲む液冷構造の鋳造室と、鋳造
ロールの下方に径方向へ近接離反し得るように略水平に
並設され且つロール間隙より下向きに送出される薄板の
通過を許容する一対のシールロールと、前記の鋳造室に
連なって両シールロールを一体的に取り囲む液冷構造の
シールロール室と、各シールロールとともに移動し得る
ようにその反薄板通過経路側に位置し且つシールロール
室の内部に設けたシールガイドを摺動するシール部材
と、両シールロール間より下向きに送出される薄板を側
方へ導く状態、あるいは当該薄板を下降させる状態に設
定され得る可動エプロンと、該可動エプロンの下方に配
置されるスクラップ箱と、前記のシールロール室に連な
って可動エプロンを取り囲み且つ可動エプロンで導かれ
る薄板を外部へ送出可能な出口を有する液冷構造の保冷
室と、該保冷室の出口の開口断面を拡縮可能な出口扉
と、該保冷室に連なってスクラップ箱を取り囲み且つス
クラップ箱を出し入れ可能な気密扉を有する液冷構造の
スクラップ室とを備え、鋳造室、保冷室、スクラップ室
のそれぞれに雰囲気ガス導入口を設けている。
【0023】本発明の請求項2に記載のストリップ連続
鋳造装置では、スクラップ室に連なり且つスクラップ箱
を出し入れ可能な気密扉を有する置換室と、該置換室と
スクラップ室の間を区分可能な気密扉とを備えている。
【0024】本発明の請求項3に記載のストリップ連続
鋳造装置では、保冷室の出口に連なり且つ反保冷室側に
薄板を外部へ送出可能な出口を有する保熱室と、該保熱
室の出口の開口断面を拡縮可能な出口扉と、保熱室内に
設けたラジアントチューブと、保熱炉内に配置され且つ
保冷室から送出される薄板を横向きに搬送するガイドロ
ールとを備え、保熱室に雰囲気ガス導入口を設けてい
る。
【0025】本発明の請求項4に記載のストリップ連続
鋳造装置では、保熱室の出口に連なり且つ反保熱室側に
薄板を外部へ送出可能な出口を有する液冷構造のピンチ
ロール室と、該ピンチロール室の出口の開口断面を拡縮
可能な仕切扉と、ピンチロール室内に配置され且つ薄板
を挾持可能なピンチロールとを備えている。
【0026】本発明の請求項5に記載のストリップ連続
鋳造装置では、ピンチロール室の薄板搬送方向下流側に
圧延機を配置し、ピンチロール室出口から圧延機へ至る
薄板のバスラインを、薄板の移動距離1mあたり10〜
150mm程度低くなるように設定している。
【0027】本発明の請求項6に記載のストリップ連続
鋳造装置の使用方法では、薄板を連続鋳造する際に、雰
囲気ガス導入口から鋳造室、保冷室、スクラップ室へ無
酸化性、あるいは弱還元性の雰囲気ガスを供給する。
【0028】本発明の請求項7に記載のストリップ連続
鋳造装置の使用方法では、薄板を連続鋳造する際に、当
該薄板にシールロール外周面が接し得ない範囲で両シー
ルロールの間隔を狭める。
【0029】本発明の請求項8に記載のストリップ連続
鋳造装置の使用方法では、薄板を連続鋳造する際に、当
該薄板に出口扉が接し得ない範囲で、保冷室の出口の開
口断面を縮小させる。
【0030】本発明の請求項9に記載のストリップ連続
鋳造装置の使用方法では、スクラップ箱を外部から置換
室へ搬入し、当該置換室を締め切ってその内部に無酸化
性、あるいは弱還元性の雰囲気ガスを充填した後、置換
室とスクラップ室との間の気密扉を開き、置換室からス
クラップ室へスクラップ箱を搬入する。
【0031】本発明の請求項10に記載のストリップ連
続鋳造装置の使用方法では、スクラップ箱をスクラップ
室から置換室へ搬出し、置換室とスクラップ室との間の
気密扉を閉じたうえ、置換室から外部へスクラップ箱を
搬出する。
【0032】本発明においては、鋳造ロールのロール間
隙より送出される薄板の移動経路を、無酸化性、あるい
は弱還元性の雰囲気ガスで満たし、薄板の酸化を防止す
る。
【0033】また、シールロールの間隔、出口扉あるい
は仕切扉による開口断面の縮小により、雰囲気ガスの外
部への流出、並びに薄板の移動経路での雰囲気ガスの吹
き抜けを抑制する。
【0034】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
示例とともに説明する。
【0035】図1乃至図4は本発明のストリップ連続鋳
造装置の実施の形態の一例である。
【0036】タンディッシュ1に供給される溶鋼は、ノ
ズル2を経て鋳造ロール3a,3b間へその上方から流
下する。
【0037】鋳造ロール3a,3bは、その内部を流通
する冷却水により外周面が冷却され、溶鋼の凝固を促進
させるようになっている。
【0038】また、鋳造ロール3a,3bは、ロール間
隙Gを形成するように略水平に隣接し且つそれぞれの外
周面が上側からロール間隙Gへ向かって回動するように
枢支されている。
【0039】鋳造ロール3a,3b間へ流下する溶鋼
は、ロール間隙Gを通過するときに、鋳造ロール3a,
3bの外周面に凝固殻を形成し、ロール間隙Gから下方
へ薄板10が送出される。
【0040】この薄板10は、鋳造ロール3a,3b外
周面から離れた直後では、その板厚中心までは凝固して
おらず、板厚中心部30〜50%は未だ溶鋼のままであ
る。
【0041】図1乃至図4に示すストリップ連続鋳造装
置では、鋳造ロール3a,3b外周面から離れた直後の
薄板10が完全に凝固していない性質を利用する。
【0042】すなわち、ロール間隙Gから最初に送出さ
れてくる薄板10は、その先端部が不揃いになってい
る。
【0043】このとき、シールロール6a,6bを、シ
リンダ9a,9bによりロール間隙Gからのスプラッシ
ュがかからない位置(図1に2点鎖線で示す位置)まで
移動させてシールロール6a,6bの間隔を最大に拡げ
ておき、また、可動エプロン14の姿勢を、図1に実線
で示すように下向きに設定しておく。
【0044】このロール間隙Gから最初に送出されてく
る薄板10は、シールロール6a,6bの間を通って下
向きに向かい、スクラップ室16の内に置かれたスクラ
ップ箱17に入る。
【0045】次に、ロール間隙Gが薄板10の1.5〜
3倍程度になるように、鋳造ロール3a,3bの回転中
心の距離をごく短時間(0.1〜0.5秒間程度)離反
させた後、ロール間隙Gを元の状態に戻すと、ロール間
隙Gの拡大に起因して、鋳造ロール3a,3bによる溶
鋼の冷却が不充分になり、薄板10が復熱で再溶融す
る。
【0046】これにより、ロール間隙Gの拡大前にスク
ラップ箱17へ送出された薄板10が、ロール間隙Gを
元の状態に戻した後に送出される薄板10から、ロール
間隙Gの拡大による薄板10の再溶融部分を境界として
直線的に破断する。
【0047】次いで、鋳造ロール3a,3bを取り囲む
鋳造室4より下方へ送出される薄板10の先端が、可動
エプロン14を取り囲む保冷室15の中程に到達した際
に、可動エプロン14の姿勢を、図1に2点鎖線で示す
ように横向きに設定すると、薄板10は、可動エプロン
14上面に案内されてガイドロール18に乗り移り、全
開状態の保冷室出口扉20、保冷室15に連なる保熱室
19、全開状態の保熱室出口扉21を経由した後、保熱
室19に連なるピンチロール室65内のピンチロール2
2で挾持され、薄板10に対して所定の張力が付与され
る。
【0048】ピンチロール22で挾持された薄板10
は、その自重によるスクラップ箱17への落下が抑止さ
れるので、可動エプロン14の姿勢を、図1に実線で示
す下向きに設定し、保冷室15内で薄板10に緩やかな
曲線状の移動経路を形成させ、これにより、ストリップ
連続鋳造装置が起動状態から正常な連続鋳造作業に移行
する。
【0049】このとき、シリンダ9a,9bによってシ
ールロール6a,6bを互いに近接させて、シールロー
ル6a,6bの間隔をシールガイド8で設定される最小
値に狭め、保冷室出口扉20及び保熱室出口扉21を、
薄板10に接触しない最下限位置へ下降させる。
【0050】すなわち、図1乃至図4に示すストリップ
連続鋳造装置では、鋳造ロール3a,3bの隙間を瞬時
的に拡げ且つ元の状態に戻すと、可動エプロン14の姿
勢を適宜変えることの組み合わせによって、ダミーバー
を使用せずに、容易にまた繰り返して薄板10鋳造の開
始、停止を行なうことができる。
【0051】タンディッシュ1と鋳造室4の間には、断
熱性のシール材23が介在し、また、ノズル2は鋳造ロ
ール3a,3bの間に形成される溶鋼プール内に挿入さ
れている。
【0052】従って、連続鋳造作業中、鋳造室4は、シ
ールロール6a,6bと薄板10の隙間、排気制御弁2
7により排気量を制御可能な排気口26を除いて密閉さ
れ、雰囲気ガス導入口24から導入される雰囲気ガス
(無酸化性、または弱還元性の99.99%程度の窒素
ガス、アルゴンガスまたは2〜10%水素と残り窒素の
混合ガス)と、保冷室15からシールロール6a,6b
の隙間を通して吹き上げる雰囲気ガスとの混合ガスで満
たされており、鋳造直後の1300〜1400℃の薄板
10の表面酸化を防止している。
【0053】鋳造室4は、内外2重の鋼板の間に冷却水
を流通させる水冷パネルで構成されており、鋳造室4内
を移動する薄板10は、冷却パネルに対して熱を放射し
て、冷却を継続する。
【0054】鋳造室4と保冷室15の間には、鋳造室4
及び保冷室15の双方に連なり且つシールロール6a,
6bを取り囲むシールロール室5が設けられている。
【0055】シールロール室5も、鋳造室4と同様な水
冷パネルで構成され、シールロール室5内を移動する薄
板10の冷却を継続する。
【0056】また、シールロール6a,6bは、その内
部を流通する冷却水により外周面が冷却され、薄板10
の冷却を促進させるようになっている。
【0057】シールロール6a,6bを設ける目的は、
鋳造室4へ保冷室15からドラフトで吹き上げる雰囲気
ガスを最小限度に抑え、鋳造室4内でのガスの動きを小
さくして鋳造の安定化を図るものであるが、鋳造開始時
と終了時には、ロール間隙Gからスプラッシュが落下し
たり、形状が不安定な薄板10がシールロール6a,6
bに衝突したり、巻き付く可能性があるため、シールロ
ール6a,6bの間隔を拡げておく。
【0058】シールロール6a,6bに対するシール手
段は、当該シールロール6a,6bとともに移動し得る
ようにその反薄板通過経路側に位置するシール部材7
と、該シール部材7が全周にわたって摺接し得るように
シールロール室5内に設置したシールガイド8とで構成
されている。
【0059】シール部材7は、鋳鉄、セラミックス、高
分子樹脂などのシールロール6a,6bの鋼製素材より
も柔らかい材料のブロックを、シールロール6a,6b
の幅方向に複数個並べて枠体に保持したものである。
【0060】また、シール部材7とシールロール6a,
6bとの隙間は、1mm以下に設定されている。
【0061】更に、シールロール6a,6bの移動手段
としては、油圧、空圧、ガス圧などの流体圧で作動する
シリンダ9a,9bの代わりに、電気駆動方式のものを
適用することもできる。
【0062】シールガイド8は、シールロール6a,6
bの間隔が最も狭まる位置を定めるとともに、シール部
材7に接してシール機能を発揮する。
【0063】シールロール6a,6bと薄板10との隙
間は、雰囲気ガスの吹き上げを最少にすること、及びシ
ールロール6a,6bによる挾持に起因した薄板10の
破断を回避することを達成するために、製造すべき薄板
10の板厚よりも、1〜20mm程度大きく設定する。
【0064】また、ロール間隙Gから送出される薄板1
0の板厚も、通常1〜5mm程度の範囲で変動するの
で、シールガイド8も、モータなどの駆動手段によっ
て、20mm程度の範囲で移動できるようにしておくこ
とが望ましい。
【0065】保冷室15も、鋳造室4と同様な水冷パネ
ルで構成され、放射冷却により保冷室15内を移動する
薄板10の冷却を継続する。
【0066】また、可動エプロン14は、その内部を流
通する冷却水によって外周面が冷却され、薄板10の冷
却を促進させるようになっている。
【0067】更に、保冷室15には、雰囲気ガス導入口
29、排気口30、室内圧計31、ガス分析計32、薄
板測温計33が設置され、室内圧計31、ガス分析計3
2、薄板測温計33から出力される信号を制御コンピュ
ーターに送って、保冷室15の内圧、ガス成分、及び温
度を制御している。
【0068】保冷室出口扉20の下端部には、内部に冷
却水が流通する扉ロール38が回転可能に取り付けられ
ている。
【0069】保冷室出口扉20は、薄板10先端が通過
するまでは、流体圧駆動、あるいは電気駆動方式の扉開
閉器37によって全開状態に設定され、薄板10の連続
鋳造作業中には、薄板10に対して2〜10mm程度の
空隙を隔てる最小限の開度に設定される。
【0070】この保冷室出口扉20は、断熱材によって
形成され、保熱室19からの放射熱を遮断するようにな
っている。
【0071】スクラップ室16は、保冷室15に連なる
ように鋳造室4と同様な水冷パネルで構成され、連続鋳
造開始直後、及び連続鋳造完了直前にスクラップ箱17
内に収納される薄板10の冷却を継続する。
【0072】スクラップ室16には、スクラップ箱17
を出し入れするための気密扉42と、該気密扉42に付
帯する扉シール43と、雰囲気ガス導入口44とが設け
られている。
【0073】扉シール43には、バイトンなどの耐熱性
ゴム材料よりなるOリングや、内部に水圧、あるいはガ
ス圧を付与して膨張接触するインフレートシールなどを
用いることが望ましい。
【0074】また、スクラップ室16の下部には、スク
ラップ箱17の底面を支持する搬送ロール40と、スク
ラップ箱17を押し上げるジャッキ41とが設けられて
おり、スクラップ箱17をジャッキ41で押し上げるこ
とにより、スクラップ箱17上縁部と保冷室15下端開
口縁部の間隔をできるだけ狭めて、スクラップ箱17の
外方へ薄板10の破片などが飛び出さないようにしてい
る。
【0075】スクラップ箱17は、鋼板製の外板の内面
に耐火物を取り付けた構造を有し、当該耐火物によっ
て、薄板10落下時の衝撃の緩和と、スクラップ箱17
の周囲に対する断熱を図っている。
【0076】更に、スクラップ室16の気密扉42が設
けられている部分には、スクラップ箱17が配置され得
る置換室45が連なっている。
【0077】置換室45には、スクラップ箱17を出し
入れするための気密扉48と、該気密扉48に付帯する
扉シール49と、置換ガス導入口50と、ガス排出口5
1とが設けられている。
【0078】扉シール49には、バイトンなどの耐熱性
ゴム材料よりなるOリングや、内部に水圧、あるいはガ
ス圧を付与して膨張接触するインフレートシールなどを
用いることが望ましい。
【0079】また、置換室45の下部、及び置換室45
の気密扉48外方には、スクラップ箱17の底面を支持
する搬送ロール46,47が設けられている。
【0080】スクラップ箱17をスクラップ室16の外
部へ取り出す際には、ジャッキ41を縮小させて、スク
ラップ箱17を搬送ロール40に支持させる。
【0081】次いで、気密扉42を開放し、搬送ロール
40,46によりスクラップ箱17を置換室45へ移送
した後、気密扉42を閉止し、更に、気密扉48を開放
したうえ、搬送ロール46,47によりスクラップ箱1
7を置換室45の外部へ移送する。
【0082】スクラップ箱17をスクラップ室16の内
部へ送り込む際には、気密扉48を開放し、搬送ロール
47,46によりスクラップ箱17を置換室45へ移送
した後、気密扉48を閉止する。
【0083】次いで、ガス排出口51を開放するととも
に、置換ガス導入口50から置換室45内へ無酸化性、
または弱還元性の雰囲気ガスを供給することにより、置
換室45内の空気を外部へ排出させ、置換室45内を雰
囲気ガスで満たした後、ガス排出口51と置換ガス導入
口50を閉止する。
【0084】更に、気密扉42を開放したうえ、搬送ロ
ール46,40によりスクラップ箱17をスクラップ室
16へ移送し、気密扉42を閉止した後、スクラップ箱
17をジャッキ41によって押し上げる。
【0085】従って、薄板10の連続鋳造作業中であっ
ても、保冷室15内へ外部から空気を侵入させることな
く、スクラップ箱17の交換を実施でき、薄板10の酸
化を回避することができる。
【0086】また、ガス排出口51に排気用真空ポンプ
を設ければ、空気から雰囲気ガスへの置換に要する時間
を短縮することができる。
【0087】スクラップ箱17の交換を連続鋳造作業完
了後だけに実施する場合には、置換室45を設ける必要
はなく、単に、気密扉42の開閉によりスクラップ箱1
7を出し入れすればよい。
【0088】更に、搬送ロール40,46,47に代え
て、スクラップ箱17自体に車輪を取り付け、スクラッ
プ箱17を移動させるようにしてもよい。
【0089】保冷室15を通過中の薄板10は放射冷却
で凝固されるだけでなく、鋳造速度(板厚により30〜
100m/分)が遅いと、1000℃以下にまで過冷却
され、反対に鋳造速度が速いと、1250℃以上の高温
になって、板幅方向に温度差が生じる。
【0090】このような温度差の補正を図るとともに、
薄板10の移動方向下流側に設けた圧延機76入口での
薄板10の温度を圧延に適した950〜1200℃の範
囲に保持するために、耐熱鋼製、あるいはセラミックス
製のラジアントチューブ53を保熱室19の内部に複数
配置し、保熱室19内面に断熱材を取り付けている。
【0091】この保熱室19には、室内測温計54、ガ
ス分析計55、室内圧計56、及び雰囲気ガス導入口5
7が設置されており、室内測温計54から出力される信
号を制御コンピューターに送って、ラジアントチューブ
53に付帯するバーナ58への燃料59及び燃焼用空気
60の量を調整し、保熱室19内部の温度を制御してい
る。
【0092】保熱室19内へ搬入される薄板10の温度
が低いと、ラジアントチューブ53に付帯するバーナ5
8への燃料59及び燃焼用空気60の供給量が増加し、
薄板10の昇温が図られる。
【0093】また、薄板10の温度が高いと、バーナ5
8への燃料59の供給が中断されて、燃焼用空気60だ
けが供給され、ラジアントチューブ53を介して薄板1
0の冷却が図られる。
【0094】保熱室19内に配置されているガイドロー
ル18には、耐熱鋼製ロール、内部水冷ロール、あるい
は外周面に耐火材を張り付けた内部水冷ロールが用いら
れている。
【0095】更に、ガス分析計55、室内圧計56から
出力される信号を制御コンピュータに送って、雰囲気ガ
ス導入口57から保熱室19へ供給すべき雰囲気ガスを
調整し、薄板10の酸化を防止している。
【0096】保熱室出口扉21の下端部には、内部に冷
却水が流通する扉ロール61が回転可能に取り付けられ
ている。
【0097】保熱室出口扉21は、薄板10先端が通過
するまでは、流体圧駆動、あるいは電気駆動方式の扉開
閉器64によって全開状態に設定され、薄板10の連続
鋳造作業中には、薄板10に対して2〜10mm程度の
空隙を隔てる最小限の開度に設定される。
【0098】この保熱室出口扉21は、鋼板に断熱材を
取り付けたもので、保熱室19からの放射熱を遮断する
ようになっている。
【0099】また、保熱室出口扉21の上方には、保熱
室19に対して位置固定で且つ水が貯留されるシールト
ラフ63と、下端寄り部分がシールトラフ63内の水に
常時没し且つ上端部が扉開閉器64の昇降部分に締結さ
れたシール板62が設けられており、これらシールトラ
フ63及びシール板62によって、保熱室19内から外
部への雰囲気ガスの流出を最小限に抑制している。
【0100】ピンチロール室65も、鋳造室4と同様な
水冷パネルで構成され、ピンチロール室65内を移動す
る薄板10の冷却を継続する。
【0101】ピンチロール22は、その内部を流通する
冷却水によって外周面が冷却され、薄板10の冷却を促
進させるようになっている。
【0102】ピンチロール室65内には、薄板10を下
方から支持する搬送ロール66と、ピンチロール22へ
薄板10が確実に挿通されるようにするための板ガイド
67とが設置されている。
【0103】このピンチロール室65には、その内部に
雰囲気ガスを供給するための雰囲気ガス導入口68と、
ピンチロール22に対してスプレイされてからピンチロ
ール室65内底面へ滴下する潤滑油を外部へ排出するた
めの排液口69とが設けられている。
【0104】また、保熱室19への潤滑油の侵入を回避
するために、保熱室19の出口部分からピンチロール2
2の直前の間で、ガイドロール18と搬送ロール66で
支持される薄板10のパスラインをd1だけ低くしてい
る。
【0105】このパスラインの低下量は、薄板10の移
動距離1mあたり10〜100mmが適当である。
【0106】ピンチロール室65と圧延機76の入口部
分の間における薄板10の移動経路は、圧延機前室72
によって取り囲まれており、また、圧延機76の前後に
は、薄板10を下方から支持する搬送ロール73が設置
されている。
【0107】ピンチロール22から送出される薄板10
は、仕切扉70の下を通過し、圧延機前室72に入り、
圧延機76で圧延された後、後方設備へと搬送される。
【0108】圧延機前室72も、鋳造室4と同様な水冷
パネルで構成され、圧延機前室72内を移動する薄板1
0の冷却を継続する。
【0109】圧延機前室72には、その内部に雰囲気ガ
スを供給するための雰囲気ガス導入口74と、圧延機7
6の各ロールにスプレイされてから圧延機前室72内底
面へ滴下する冷却水を貯留する水溜め77と、該水溜め
77内の冷却水を外部へ排出するための排水口75とが
設けられており、圧延機前室72内に雰囲気ガスを満た
すことで、圧延機76に通板される前の薄板10の酸化
を抑制している。
【0110】仕切扉70は、内部水冷構造のもので、そ
の下端部には、内部に冷却水が流通する扉ロール71が
回転可能に取り付けられている。
【0111】仕切扉70は、薄板10先端が通過するま
では、流体圧駆動、あるいは電気駆動方式の扉開閉器7
8によって全開状態に設定され、薄板10の連続鋳造作
業中には、薄板10に対して2〜10mm程度の空隙を
隔てる最小限の開度に設定される。
【0112】また、圧延機76の各ロールにスプレイさ
れた後の冷却水が、ピンチロール室65へ逆流すること
を防止するために、仕切扉70から圧延機76の入口部
分の間で、搬送ロール66,73で支持される薄板10
のパスラインをd2だけ低くしている。
【0113】このパスラインの低下量は、薄板10の移
動距離1mあたり10〜150mmが適当である。
【0114】仕切扉70の上方には、圧延機前室72に
対して位置固定で且つ水が貯留されるシールトラフ80
と、下端寄り部分がシールトラフ80内の水に常時没し
且つ上端部が扉開閉器78の昇降部分に締結されたシー
ル板79が設けられており、これらシールトラフ80及
びシール板79によって、圧延機前室72内から外部へ
の雰囲気ガスの流出を最小限に抑制している。
【0115】更に、表1は、図1乃至図4に示すストリ
ップ連続鋳造装置に窒素ガスを500Nm3/Hrの割
合で供給した場合、並びに特開平8−300108号公
報に開示されている装置に、窒素ガスを供給しない場合
と2000Nm3/Hrの割合で供給した場合の各部分
の経時変化を示すものある。
【0116】
【表1】
【0117】本発明に基づく図1乃至図4に示す装置で
は、シールロール6a,6bを有しているので、鋳造室
4の酸素濃度を低く保つことができ、これにより、酸化
により薄板10に発生するスケールが0.02μm以下
に抑制することができ、また、鋳造室4内の温度も20
0℃以下に抑えられる。
【0118】このように本発明においては、鋳造ロール
3a,3bのロール間隙Gより送出される薄板10の移
動経路を、無酸化性、あるいは弱還元性の雰囲気ガスで
満たすので、薄板10の歩留まりを向上させることが可
能になる。
【0119】なお、本発明のストリップ連続鋳造装置及
びその使用方法は、上述した実施の形態のみに限定され
るものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内にお
いて変更を加え得ることは勿論である。
【0120】
【発明の効果】以上述べたように、本発明のストリップ
連続鋳造装置及びその使用方法によれば下記のような種
々の優れた効果を奏し得る。
【0121】(1)鋳造ロールのロール間隙より送出さ
れる薄板の移動経路を、無酸化性、あるいは弱還元性の
雰囲気ガスで満たし、薄板の酸化を防止するので、薄板
の歩留まりを向上させることが可能になる。
【0122】(2)シールロールの間隔、出口扉あるい
は仕切扉による開口断面の縮小により、雰囲気ガスの外
部への流出、並びに薄板の移動経路での雰囲気ガスの吹
き抜けを抑制するので、雰囲気ガスの消費量の低減を図
ることができる。
【0123】(3)置換室を設ければ、連続鋳造作業中
のスクラップ箱の交換が可能になり、薄板の生産性が向
上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のストリップ連続鋳造装置の実施の形態
の一例の薄板搬送方向上流寄り部分を示す概念図であ
る。
【図2】本発明のストリップ連続鋳造装置の実施の形態
の一例の薄板搬送方向下流寄り部分を示す概念図であ
る。
【図3】図1におけるシールロール室の概略構造図であ
る。
【図4】図1における保熱室の概略構造図である。
【図5】特開平8−300108号公報に開示されたス
トリップ連続鋳造装置である。
【符号の説明】
1 タンディッシュ(溶鋼供給手段) 2 ノズル(溶鋼供給手段) 3a 鋳造ロール 3b 鋳造ロール 4 鋳造室 5 シールロール室 6a シールロール 6b シールロール 7 シール部材 8 シールガイド 10 薄板 14 可動エプロン 15 保冷室 16 スクラップ室 17 スクラップ箱 18 ガイドロール 19 保熱室 20 保冷室出口扉 21 保熱室出口扉 22 ピンチロール 24 雰囲気ガス導入口 29 雰囲気ガス導入口 42 気密扉 44 雰囲気ガス導入口 45 置換室 48 気密扉 53 ラジアントチューブ 57 雰囲気ガス導入口 65 ピンチロール室 70 仕切扉 76 圧延機 G ロール間隙
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松下 俊郎 神奈川県横浜市磯子区新中原町1番地 石 川島播磨重工業株式会社横浜エンジニアリ ングセンター内 Fターム(参考) 4E004 DA13 NA05 NB07 SB07 SE03

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 径方向へ近接離反し得るように略水平に
    並設され且つロール間隙を形成する一対の鋳造ロール
    と、上方より鋳造ロール間へ溶鋼を供給する溶鋼供給手
    段と、両鋳造ロールを一体的に取り囲む液冷構造の鋳造
    室と、鋳造ロールの下方に径方向へ近接離反し得るよう
    に略水平に並設され且つロール間隙より下向きに送出さ
    れる薄板の通過を許容する一対のシールロールと、前記
    の鋳造室に連なって両シールロールを一体的に取り囲む
    液冷構造のシールロール室と、各シールロールとともに
    移動し得るようにその反薄板通過経路側に位置し且つシ
    ールロール室の内部に設けたシールガイドを摺動するシ
    ール部材と、両シールロール間より下向きに送出される
    薄板を側方へ導く状態、あるいは当該薄板を下降させる
    状態に設定され得る可動エプロンと、該可動エプロンの
    下方に配置されるスクラップ箱と、前記のシールロール
    室に連なって可動エプロンを取り囲み且つ可動エプロン
    で導かれる薄板を外部へ送出可能な出口を有する液冷構
    造の保冷室と、該保冷室の出口の開口断面を拡縮可能な
    出口扉と、該保冷室に連なってスクラップ箱を取り囲み
    且つスクラップ箱を出し入れ可能な気密扉を有する液冷
    構造のスクラップ室とを備え、鋳造室、保冷室、スクラ
    ップ室のそれぞれに雰囲気ガス導入口を設けたことを特
    徴とするストリップ連続鋳造装置。
  2. 【請求項2】 スクラップ室に連なり且つスクラップ箱
    を出し入れ可能な気密扉を有する置換室と、該置換室と
    スクラップ室の間を区分可能な気密扉とを備えた請求項
    1に記載のストリップ連続鋳造装置。
  3. 【請求項3】 保冷室の出口に連なり且つ反保冷室側に
    薄板を外部へ送出可能な出口を有する保熱室と、該保熱
    室の出口の開口断面を拡縮可能な出口扉と、保熱室内に
    設けたラジアントチューブと、保熱炉内に配置され且つ
    保冷室から送出される薄板を横向きに搬送するガイドロ
    ールとを備え、保熱室に雰囲気ガス導入口を設けた請求
    項1あるいは請求項2のいずれかに記載のストリップ連
    続鋳造装置。
  4. 【請求項4】 保熱室の出口に連なり且つ反保熱室側に
    薄板を外部へ送出可能な出口を有する液冷構造のピンチ
    ロール室と、該ピンチロール室の出口の開口断面を拡縮
    可能な仕切扉と、ピンチロール室内に配置され且つ薄板
    を挾持可能なピンチロールとを備えた請求項3に記載の
    ストリップ連続鋳造装置。
  5. 【請求項5】 ピンチロール室の薄板搬送方向下流側に
    圧延機を配置し、ピンチロール室出口から圧延機へ至る
    薄板のバスラインを、薄板の移動距離1mあたり10〜
    150mm程度低くなるように設定した請求項4に記載
    のストリップ連続鋳造装置。
  6. 【請求項6】 薄板を連続鋳造する際に、雰囲気ガス導
    入口から鋳造室、保冷室、スクラップ室へ無酸化性、あ
    るいは弱還元性の雰囲気ガスを供給する請求項1に記載
    のストリップ連続鋳造装置の使用方法。
  7. 【請求項7】 薄板を連続鋳造する際に、当該薄板にシ
    ールロール外周面が接し得ない範囲で両シールロールの
    間隔を狭める請求項1に記載のストリップ連続鋳造装置
    の使用方法。
  8. 【請求項8】 薄板を連続鋳造する際に、当該薄板に出
    口扉が接し得ない範囲で、保冷室の出口の開口断面を縮
    小させる請求項1に記載のストリップ連続鋳造装置の使
    用方法。
  9. 【請求項9】 スクラップ箱を外部から置換室へ搬入
    し、当該置換室を締め切ってその内部に無酸化性、ある
    いは弱還元性の雰囲気ガスを充填した後、置換室とスク
    ラップ室との間の気密扉を開き、置換室からスクラップ
    室へスクラップ箱を搬入する請求項2に記載のストリッ
    プ連続鋳造装置の使用方法。
  10. 【請求項10】 スクラップ箱をスクラップ室から置換
    室へ搬出し、置換室とスクラップ室との間の気密扉を閉
    じたうえ、置換室から外部へスクラップ箱を搬出する請
    求項2に記載のストリップ連続鋳造装置の使用方法。
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