JP2002045353A - 回診用x線撮影装置 - Google Patents

回診用x線撮影装置

Info

Publication number
JP2002045353A
JP2002045353A JP2001042631A JP2001042631A JP2002045353A JP 2002045353 A JP2002045353 A JP 2002045353A JP 2001042631 A JP2001042631 A JP 2001042631A JP 2001042631 A JP2001042631 A JP 2001042631A JP 2002045353 A JP2002045353 A JP 2002045353A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
operation handle
fine movement
round
ray
input
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2001042631A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3412620B2 (ja
Inventor
Yoshiji Akutsu
好二 阿久津
Tatsuya Araki
立哉 荒木
Kimihiro Takahama
公大 高濱
Toshio Kadowaki
利生 門脇
Hajime Takemoto
肇 武本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shimadzu Corp
Original Assignee
Shimadzu Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Family has litigation
First worldwide family litigation filed litigation Critical https://patents.darts-ip.com/?family=27342818&utm_source=google_patent&utm_medium=platform_link&utm_campaign=public_patent_search&patent=JP2002045353(A) "Global patent litigation dataset” by Darts-ip is licensed under a Creative Commons Attribution 4.0 International License.
Application filed by Shimadzu Corp filed Critical Shimadzu Corp
Priority to JP2001042631A priority Critical patent/JP3412620B2/ja
Priority to US09/818,578 priority patent/US6409382B1/en
Publication of JP2002045353A publication Critical patent/JP2002045353A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3412620B2 publication Critical patent/JP3412620B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B6/00Apparatus for radiation diagnosis, e.g. combined with radiation therapy equipment
    • A61B6/44Constructional features of apparatus for radiation diagnosis
    • A61B6/4405Constructional features of apparatus for radiation diagnosis the apparatus being movable or portable, e.g. handheld or mounted on a trolley
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B6/00Apparatus for radiation diagnosis, e.g. combined with radiation therapy equipment
    • A61B6/46Apparatus for radiation diagnosis, e.g. combined with radiation therapy equipment with special arrangements for interfacing with the operator or the patient
    • A61B6/467Apparatus for radiation diagnosis, e.g. combined with radiation therapy equipment with special arrangements for interfacing with the operator or the patient characterised by special input means
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N23/00Investigating or analysing materials by the use of wave or particle radiation, e.g. X-rays or neutrons, not covered by groups G01N3/00 – G01N17/00, G01N21/00 or G01N22/00
    • G01N23/02Investigating or analysing materials by the use of wave or particle radiation, e.g. X-rays or neutrons, not covered by groups G01N3/00 – G01N17/00, G01N21/00 or G01N22/00 by transmitting the radiation through the material
    • G01N23/04Investigating or analysing materials by the use of wave or particle radiation, e.g. X-rays or neutrons, not covered by groups G01N3/00 – G01N17/00, G01N21/00 or G01N22/00 by transmitting the radiation through the material and forming images of the material
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05GX-RAY TECHNIQUE
    • H05G1/00X-ray apparatus involving X-ray tubes; Circuits therefor
    • H05G1/02Constructional details

Abstract

(57)【要約】 【課題】 撮影部位にX線管のコリメータを位置合わせ
するとき、装置を微動させて迅速に行うことができる回
診用X線撮影装置を提供する。 【解決手段】 X線管18のコリメータ7の側面に、装
置を微動させる微動スイッチ8が設けられ、CPU11
が、操作ハンドル14からの入力Fとモータ(左モータ
5、右モータ6)の回転速度V(Vl、Vr)とによ
り、PWM制御回路10の制御幅を制御し、ブリッジ回
路のモータ駆動回路9を制御する。そして、操作ハンド
ル14を操作して、ベッドサイドまで装置を移動させ、
操作ハンドル14から離れて撮影部位にコリメータ7を
向け、上記微動スイッチ8を操作して、所定の微動で正
確に位置合わせを行なう。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、移動型X線装置に
係わり、特に、操作ハンドルの力に応答して前進または
後退する動力駆動型の台車からなる回診用X線撮影装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】図4に従来の回診用X線撮影装置を示
す。(a)は正面図、(b)は側面図、(c)は上面図
を示す。この装置は、X線管18と、それを保持するア
ーム19と、台車21上で旋回可能な支柱20と、その
支柱20に沿ってアーム19が上下する上下移動部と、
旋回自在の前輪23およびかじ取り不能の後輪22(右
車輪2、左車輪1)を備え、台車21に取り付けられた
ハンドル保持台17に設けられた操作ハンドル14を前
後に操作することによって、下部に設けられた駆動モー
タ(右モータ6、左モータ5)で前進または後退するX
線制御部を搭載する台車21とから構成されている。
【0003】そして、X線管18の支持機構と回転機構
を備えて、水平方向に伸縮するアーム19が、支柱20
上をスムースに垂直移動し、バランスが取れる機構に設
計され、被検者の撮影部位に応じてあらゆる方向と空間
的な位置に、X線管18のコリメータ7のX線放射口が
むけられる。この回診用X線撮影装置の重量は、450
kg以上になることがあるので、動力の助けなしに台車
を動かすことは非常に難しい。一般に台車21の後部に
は固定したかじ取り不能の一対の後輪22が設けられ、
台車21の前部は、一対のキャスターすなわち旋回自在
の前輪23によって支持されている。後輪22は、一般
的に台車に装着された駆動モータ(右モータ6、左モー
タ5)により駆動される。
【0004】そして、台車21には、自動車用バッテリ
とインバータで主回路100〜120V、60Hzを内
部電源とし、高電圧変圧器とコンデンサを備えている。
その制御回路はソリッドシステム化され、撮影操作は自
動プログラム化したワンタッチ式の装置が多く使用され
ている。また、台車21はゴムタイヤなどを用い、病
室、手術室、エレベータでの出入りが自在であるように
設計され、その他ブレーキシステム、カセッテボック
ス、付属装置を備えている。この回診用X線撮影装置は
移動型装置として小型・軽量で移動操作性の良いことが
重要であり、病院内でベッドルーム、技工室、手術室、
小児室、レントゲン室、乳児室等に容易に移動して、手
軽に現場でX線撮影用として使用される。
【0005】図5に回診用X線撮影装置の制御ブロック
図を示す。図5の上部に示された左車輪1および右車輪
2が、それぞれ左モータ5および右モータ6によって駆
動され、左モータ5と右モータ6はモータ駆動回路9に
よって個別に制御される。モータ駆動回路9はPWM制
御回路10によってパルス幅制御(PWM)によりスイ
ッチング制御される。そのスイッチング制御のデューテ
ィ制御幅は、CPU35からの信号によって制御され
る。操作者が台車21の操作ハンドル14を前後に操作
すると、操作ハンドル14の両端に設けられた左圧力セ
ンサ15及び右圧力センサ16からの信号が左右独立し
て左入力Fl、及び右入力FrとしてCPU35に入力
される。一方、左車輪1及び右車輪2の車軸に設けられ
回転速度を検出する左エンコーダ3と右エンコーダ4か
ら、その回転速度左Vl及び右Vrの信号がCPU35
に入力される。そして、左圧力センサ15及び右圧力セ
ンサ16からの前進、後退の入力信号Ft(Fl、F
r)と、左エンコーダ3及び右エンコーダ4からの速度
信号Vt(Vl、Vr)とから、CPU35はそれに対
応したスイッチング制御のデューティ制御幅信号を、P
WM制御回路10に入力し、PWM制御回路10はモー
タ駆動回路9を制御し、モータ駆動回路9は左モータ5
及び右モータ6の回転速度を制御するものである。圧力
センサは、可撓性のあるバネ部材とホール効果センサ、
及びマグネットを組み合わせることによって構成され
る。
【0006】操作ハンドル14は比較的堅いが可撓性の
あるバネ部材を介して台車21に接続されている。台車
21両側に接続された2個所のバネ部材は、堅い板バネ
で構成され、そのバネ部材を設けたことにより、操作ハ
ンドル14を押したり引いたりするような操作ハンドル
14に加えられる力に応じて、操作ハンドル14を僅か
に前後方向に変位させることができる。操作ハンドル1
4の両端には、操作ハンドル14と共に動く一対の線形
磁石がそれぞれ取り付けられている。
【0007】一方、一対のホール効果センサが台車21
に取付けられ、それぞれ対応する磁石に隣接して配置さ
れる。そして、ホール効果センサは電源(図示しない)
にそれぞれ接続されている。ホール効果センサが磁石に
対して中心位置にあるとき、ホール効果センサの出力信
号はゼロ・レベルになり、磁石をずらすと、ホール効果
センサの出力信号は正の最大値と負の最大値の間でほぼ
線形に変化する。センサ信号の符号すなわち極性は、操
作ハンドル14の変位の方向を表しセンサ信号の大きさ
は変位量に比例する。操作ハンドル14を前後に操作す
ることで、バネ部材のバネ作用により、操作ハンドル1
4は比較的容易に変位させることができるとともに、操
作ハンドル14を離したとき、中性位置または中心位置
にすばやく復帰させることができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従来の回診用X線撮影
装置は以上のように構成されており、操作ハンドル14
はその両端をバネ部材の板バネなどで保持し、その板バ
ネで重力方向の荷重を支えながら、操作力がゼロの時に
は、操作ハンドル14を中立位置に復帰させる機構であ
り、また、操作力の検知には、操作ハンドル14に取付
けられた磁石の位置をホール効果センサで検出する方法
(もしくは、操作ハンドル14を支える板バネにひずみ
ゲージを貼り付ける方法もある)を用いられ、その力に
応じた速度で装置が駆動される。そして、かかる構成の
回診用X線撮影装置において、操作者は、操作ハンドル
14を押して被検者のベッドサイドまで装置を移動させ
た後、操作ハンドル14を離し、X線管18の近傍に移
動して、X線管18を支柱20に沿って上下に垂直移
動、および回転させ、アーム19を水平方向に伸縮させ
て、被検者の撮影部位に、コリメータ7のX線放射口を
向ける。
【0009】しかしながら、このX線管18の位置合わ
せを行なう時、装置本体の位置によっては、装置全体を
少し移動させなければ、所望の位置に合わせられない場
合がある。従来の装置では、一度装置本体の近くまで戻
り、再び操作ハンドル14を押すことによって、装置全
体を少し移動させていた。このような操作法では、位置
合わせに相当時間がかかり、検査効率が悪いという問題
がある。
【0010】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たものであって、操作ハンドル14を操作して撮影する
場所に装置を移動させ、撮影部位にX線管18のコリメ
ータ7のX線放射口をむけて位置決めするとき、装置全
体を微動させて位置合わせを迅速に行うことができる回
診用X線撮影装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め本発明の回診用X線撮影装置は、独立に駆動される一
対の駆動車輪を有し、操作ハンドルの操作に応じて、左
右に独立して設けられたモータ機構を介して前記駆動車
輪を駆動するよう構成された回診用X線撮影装置におい
て、前記操作ハンドルとは別に装置微動動作用の入力手
段を備えたことを特徴とする。
【0012】また、本発明の回診用X線撮影装置は、装
置微動動作用の入力手段によって装置が微動動作中に、
操作ハンドルによる入力が加わった時、装置を停止させ
るものである。
【0013】また、本発明の回診用X線撮影装置は、装
置微動動作用の入力手段からの入力信号が一定時間オー
バーした時、その入力信号がなくなるまで装置を停止さ
せるものである。
【0014】本発明の回診用X線撮影装置は、上記のよ
うに構成されており、操作ハンドルとは別に装置微動動
作用の入力手段を、X線管やコリメータなど、装置本体
から離れる可能性がある部分に設けているので、操作ハ
ンドルのところまで戻らなくても、その入力手段を操作
することで装置を微動させ、位置合わせを迅速に行なう
ことができ、検査効率を向上させることができる。
【0015】また、入力手段によって装置が微動動作中
に、操作ハンドルによる入力が加わった時、装置を停止
させるので、装置の近傍にいる人が操作ハンドルに接触
しても、移動することがなく安全である。また、入力手
段からの入力信号が一定時間オーバーした時、その入力
信号がなくなるまで装置を停止させるので、常に所定の
距離以上移動することがなく安全である。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明の回診用X線撮影装置の一
実施例を図1を参照しながら説明する。図1は、本発明
の回診用X線撮影装置の駆動回路を示す図である。本装
置は、台車21に独立に駆動される一対の駆動車輪(左
車輪1、右車輪2)と、操作ハンドル14の両端に加え
られた進行方向の操作力に応じて、左右前後に独立して
設けられ圧迫されて操作力を検出する圧力センサ(左圧
力センサ15、右圧力センサ16)と、左右に独立して
設けられたモータ(左モータ5、右モータ6)と、駆動
される車輪(左車輪1、右車輪2)の回転速度を検知す
るエンコーダ(左エンコーダ3、右エンコーダ4)と、
支柱20、アーム19を介して先端に取付けられたX線
管18またはコリメータ7近辺に設けられた、装置を微
動動作させる微動スイッチ8と、圧力センサ(左圧力セ
ンサ15、右圧力センサ16)からの入力F(Fl、F
r)と車輪の回転速度V(Vl、Vr)及び微動スイッ
チ8からの入力を受けてPWM制御回路10にデューテ
ィサイクルのパルス幅制御信号を送るCPU11と、モ
ータ駆動回路9をパルス幅制御するPWM制御回路10
と、それにより左右のモータ(左モータ5、右モータ
6)を制御するモータ駆動回路9とから構成される。
【0017】本装置は、従来の装置と比べて異なるとこ
ろは、支柱20、アーム19を介して先端に取付けられ
たX線管18またはコリメータ7の側面に、装置を微動
動作させる微動スイッチ8が設けられていることであ
り、それによりCPU11の動作が異なるが(CPU1
1の動作については後で説明する)、その他の部品構成
は従来と同じである。
【0018】微動スイッチ8は、操作ハンドル14とは
別に、X線管18やコリメータ7など、装置本体から離
れる可能性がある部分に設けられる。そして、操作ハン
ドル14のところまで戻らなくても、その微動スイッチ
8を操作することで装置を微動させ、位置合わせを正確
に迅速に行なうことができる。図1ではコリメータ7の
側面に設けられ、微動スイッチ8を前後に倒せば、装置
が前後に微動する。又左右に倒せば、車輪(右車輪2も
しくは左車輪1)の一方が回転し、円弧上に左右に微動
するよう構成されている。
【0019】また、微動スイッチ8を一定の方向に倒し
つづけて、一定時間が過ぎると自動的に停止するよう構
成されているため、一度に大幅な移動をさせることはで
きないが、微動スイッチ8をある間隔で倒す操作を繰り
返せば、大幅な移動も可能である。また、微動スイッチ
8を操作中、他の人が装置の操作ハンドル14を誤って
押した場合、装置は自動的に停止するよう構成されてい
る。ここで用いられる微動スイッチ8は、倒して操作す
るハンドルタイプのもの、別々の押しボタン(タッチフ
ィルムを含む)が設けられたもの、何れのものでもよ
い。微動スイッチ8の操作によって装置が一定の速度で
微動する方式と、微動スイッチ8の傾斜の大きさによっ
て速度が変化する方式と、押す力によって速度が変化す
る方式の何れであってもよい。
【0020】操作ハンドル14は比較的堅いが可撓性の
あるバネ部材を介して台車21に接続されている。台車
21両側に接続された2個所のバネ部材は、堅い板バネ
で構成され、そのバネ部材を設けたことにより、操作ハ
ンドル14を押したり引いたりするような操作ハンドル
14に加えられる力に応じて、操作ハンドル14を僅か
に前後方向に変位させることができる。
【0021】操作ハンドル14の両端には、操作ハンド
ル14と共に動く一対の線形磁石がそれぞれ取り付けら
れている。一方、一対のホール効果センサが台車21に
取付けられ、それぞれ対応する磁石に隣接して配置され
る。磁石をずらすと、ホール効果センサの出力信号(左
圧力センサ15、右圧力センサ16の出力信号)は正の
最大値と負の最大値の間でほぼ線形に変化する。
【0022】次に本装置のCPU11の動作について説
明する。図2に、微動スイッチ8または操作ハンドル1
4からの入力信号によって、CPU11が動作する回路
を示す。操作ハンドル14を操作することにより、左圧
力センサ15及び右圧力センサ16からの信号が左右独
立して左入力Fl、及び右入力FrとしてCPU11に
入力される。駆動命令回路36は入力Fの左入力Fl及
び右入力Frの大きさFla及びFraをそれぞれ求
め、方向判別手段30は、入力Fから左入力Fl、及び
右入力Frそれぞれの符号を求め、左車輪1及び右車輪
2それぞれの回転方向を判別し、PWM制御回路10にそ
の結果を出力する。
【0023】左車輪1及び右車輪2の車軸に設けられ回
転速度を検出する左エンコーダ3と右エンコーダ4か
ら、その左回転速度Vl及び右回転速度Vrの信号がC
PU11に入力される。CPU11の操作ハンドル移動
演算回路12は、回転速度V(Vl、Vr)の各成分の
大きさVla、Vraを変数とした変換関数αと、操作
ハンドル14の両端に設けられた圧力センサ(左圧力セ
ンサ15、右圧力センサ16)から駆動命令回路36を
介して得た入力Fの各成分の大きさFlaとFraか
ら、モータ駆動回路9の出力トルクTの各成分の大きさ
Tla、及びTraを次式により求め、対応するパルス
制御信号をPWM制御回路10に出力する。 Tla=α(Vla)・Fla Tra=α(Vra)・Fra そして、PWM制御回路10は、方向判別手段30と操
作ハンドル移動演算回路12との出力から左車輪1及び
右車輪2を駆動すべきトルクがT(Tl、Tr)となる
よう、モータ駆動回路9を介してモータ(左モータ5、
右モータ6)を駆動する。なお、変換関数αは、速度が
増すほどトルクが減少するという特性を補正するための
関数であり、図3はその概略を示している。なお、図3
において、Vaは速度の大きさ、Taはトルクの大きさ
を示している。このように、操作ハンドル14を操作し
て撮影する場所に装置を移動させる。そして、操作ハン
ドル14から離れてコリメータ7近辺に移動し、X線管
18のコリメータ7のX線放射口を撮影部位にむけるこ
とができる。
【0024】そして、コリメータ7の側面に設けられた
微動スイッチ8を操作して、装置全体を微動させて、正
確な位置合わせを行なう。微動スイッチ8を操作する
と、その入力信号がCPU11の駆動命令回路36及び
方向判別回路31に入力され、方向判別回路31はその
微動スイッチ8の方向により、前進、後退、左回転、右
回転の指令を判別する。装置が停止している状態で、駆
動車輪(左車輪1及び右車輪2)の回転速度V=0であ
るが、CPU11の移動演算回路13は、微動スイッチ
8から入力を受けると、モータ駆動回路9がモータを大
きさがβ(βは定数)のトルクで駆動するよう、パルス
制御信号をPWM制御回路10に出力する。また、方向
判別回路31は、微動スイッチ8の前後、左右の操作を
認識して、前後操作では、両輪前進駆動又は両輪後退駆
動の信号を、また、左右の操作では、左車輪1のみの駆
動または右車輪2のみの駆動信号をPWM制御回路10
に対して出力する。PWM制御回路10は、方向判別手
段31と微動スイッチ演算回路13の出力から左車輪1
又は右車輪2を駆動すべきトルクの大きさがβとなるよ
う、モータ駆動回路9を介してモータ(左モータ5、右
モータ6)を制御し、これにより装置は微動することと
なる。
【0025】また、微動スイッチ8を一定の方向に倒し
つづけて、一定時間が過ぎると駆動命令回路36は自動
的に遮断され、装置は停止する。即ち、一定時間微動ス
イッチ8を押しつづけた場合には、安全のために、微動
スイッチ8からの入力がなくなるまで装置は停止する。
従って一度に大幅な移動をさせることはできないが、大
幅な移動を行なうためには、微動スイッチ8をある間隔
で倒す操作を繰り返せばよい。また、微動スイッチ8を
操作中、他の人が装置の操作ハンドル14を誤って押し
た場合、CPU11の駆動命令回路36に両方からの信
号が入力され、駆動命令回路36は自動的に遮断され、
装置は停止する。
【0026】
【発明の効果】本発明の回診用X線撮影装置は上記のよ
うに構成されており、ベッドサイド等に装置を移動さ
せ、撮影部位にX線管のコリメータを、操作ハンドルか
ら離れて位置合わせを行なう時、その近くに装置を微動
させる微動スイッチが設けられているので、操作ハンド
ルのところまで戻らなくても、位置合わせを迅速に行な
うことができ、検査効率を向上させることができる。ま
た、微動操作を行なっている時、誤って他の人が操作ハ
ンドルに接触しても装置が自動的に停止し移動すること
がなく安全である。また、微動スイッチを押しつづけて
も、一定時間経過すれば装置が停止し、常に所定の距離
以上移動することがなく安全である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の回診用X線撮影装置の一実施例を示
す図である。
【図2】 本発明の回診用X線撮影装置のCPU駆動回
路を示す図である。
【図3】 変換関数αを示す図である。
【図4】 回診用X線撮影装置の外観を示す図である。
【図5】 従来の回診用X線撮影装置の駆動系統を示す
図である。
【符号の説明】
1…左車輪 2…右車輪 3…左エンコーダ 4…右エンコーダ 5…左モータ 6…右モータ 7…コリメータ 8…微動スイッチ 9…モータ駆動回路 10…PWM制御回路 11…CPU 12…操作ハンドル移動演算回路 13…微動スイッチ移動演算回路 14…操作ハンドル 15…左圧力センサ 16…右圧力センサ 17…ハンドル保持台 18…X線管 19…アーム 20…支柱 21…台車 22…後輪 23…前輪 30…方向判別回路 31…方向判別回路 35…CPU 36…駆動命令回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高濱 公大 京都市中京区西ノ京桑原町1番地 株式会 社島津製作所内 (72)発明者 門脇 利生 京都市中京区西ノ京桑原町1番地 株式会 社島津製作所内 (72)発明者 武本 肇 京都市中京区西ノ京桑原町1番地 株式会 社島津製作所内 Fターム(参考) 4C093 AA01 CA17 CA18 CA33 CA36 CA39 EA12 EC04 EC15 EC21 FA11 FA42 FA43

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】独立に駆動される一対の駆動車輪を有し、
    操作ハンドルの操作に応じて、左右に独立して設けられ
    たモータ機構を介して前記駆動車輪を駆動するよう構成
    された回診用X線撮影装置において、前記操作ハンドル
    とは別に装置微動動作用の入力手段を備えたことを特徴
    とする回診用X線撮影装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の回診用X線撮影装置におい
    て、装置微動動作用の入力手段によって装置が微動動作
    中に、操作ハンドルによる入力が加わった時、装置を停
    止させる制御回路を備えることを特徴とする回診用X線
    撮影装置。
  3. 【請求項3】請求項1記載の回診用X線撮影装置におい
    て、装置微動動作用の入力手段からの入力信号が一定時
    間オーバーした時、その入力信号がなくなるまで装置を
    停止させる制御回路を備えることを特徴とする回診用X
    線撮影装置。
JP2001042631A 2000-03-28 2001-02-20 回診用x線撮影装置 Expired - Lifetime JP3412620B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001042631A JP3412620B2 (ja) 2000-03-28 2001-02-20 回診用x線撮影装置
US09/818,578 US6409382B1 (en) 2000-03-28 2001-03-28 Mobile X-ray apparatus

Applications Claiming Priority (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000087764 2000-03-28
JP2000-87764 2000-03-28
JP2000-150755 2000-05-23
JP2000150755 2000-05-23
JP2001042631A JP3412620B2 (ja) 2000-03-28 2001-02-20 回診用x線撮影装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002045353A true JP2002045353A (ja) 2002-02-12
JP3412620B2 JP3412620B2 (ja) 2003-06-03

Family

ID=27342818

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001042631A Expired - Lifetime JP3412620B2 (ja) 2000-03-28 2001-02-20 回診用x線撮影装置

Country Status (2)

Country Link
US (1) US6409382B1 (ja)
JP (1) JP3412620B2 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004350833A (ja) * 2003-05-28 2004-12-16 Hitachi Medical Corp 移動型x線装置
JP2009297517A (ja) * 2008-06-12 2009-12-24 General Electric Co <Ge> 可搬式撮像システムを駆動するための方法及び装置
JP2015097728A (ja) * 2013-11-20 2015-05-28 株式会社東芝 移動型x線診断装置
CN106102582A (zh) * 2014-03-11 2016-11-09 株式会社岛津制作所 移动式x射线摄影装置
US10064588B2 (en) 2014-07-07 2018-09-04 Toshiba Madical Systems Corporation Mobile x-ray diagnostic apparatus

Families Citing this family (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4893199B2 (ja) * 2006-09-28 2012-03-07 株式会社島津製作所 回診用x線撮影装置
US7802642B2 (en) * 2006-11-22 2010-09-28 General Electric Company Systems, methods and apparatus of motorised independent main-wheel drive and positioning for a mobile imaging system
JP2010221003A (ja) * 2009-02-26 2010-10-07 Fujifilm Corp 放射線撮影装置
CN102421364B (zh) * 2009-05-08 2014-10-22 皇家飞利浦电子股份有限公司 电机辅助的手动控制移动组件、包括这种组件的x射线系统、方法和使用
EP2475304B1 (en) * 2009-09-08 2020-04-15 Koninklijke Philips N.V. Bidirectional movement assembly
CN102038511B (zh) * 2009-10-23 2015-05-13 Ge医疗系统环球技术有限公司 X射线成像系统
EP2584969B1 (en) 2010-06-25 2016-11-23 Varian Medical Systems, Inc. Conversion of existing portable or mobile analog radiographic apparatus for enabling digital radiographic applications
DE102012204361A1 (de) * 2012-03-20 2013-09-26 Siemens Aktiengesellschaft Verfahren zum Erkennen einer fehlerhaften Funktionsweise einer Schnittstelleneinrichtung, Schaltungsanordnung mit einer Schnittstelleneinrichtung sowie medizinisches Gerät mit einer solchen Schaltungsanordnung
US10271802B2 (en) * 2014-08-12 2019-04-30 Carestream Health, Inc. Digital x-ray imaging apparatus and method
US10448910B2 (en) * 2016-02-03 2019-10-22 Globus Medical, Inc. Portable medical imaging system
US11064961B2 (en) 2018-07-25 2021-07-20 General Electric Company Systems and method for a mobile imaging unit

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5388142A (en) * 1991-11-27 1995-02-07 X-Cel X-Ray Corporation Portable radiographic device
US5425069A (en) * 1993-11-26 1995-06-13 Lorad Corporation Mobile X-ray apparatus
US6131690A (en) * 1998-05-29 2000-10-17 Galando; John Motorized support for imaging means

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004350833A (ja) * 2003-05-28 2004-12-16 Hitachi Medical Corp 移動型x線装置
JP4632638B2 (ja) * 2003-05-28 2011-02-16 株式会社日立メディコ 移動型x線装置
JP2009297517A (ja) * 2008-06-12 2009-12-24 General Electric Co <Ge> 可搬式撮像システムを駆動するための方法及び装置
JP2015097728A (ja) * 2013-11-20 2015-05-28 株式会社東芝 移動型x線診断装置
CN106102582A (zh) * 2014-03-11 2016-11-09 株式会社岛津制作所 移动式x射线摄影装置
US10070833B2 (en) 2014-03-11 2018-09-11 Shimadzu Corporation Mobile X-ray imaging apparatus
US10064588B2 (en) 2014-07-07 2018-09-04 Toshiba Madical Systems Corporation Mobile x-ray diagnostic apparatus

Also Published As

Publication number Publication date
US6409382B1 (en) 2002-06-25
JP3412620B2 (ja) 2003-06-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2002045353A (ja) 回診用x線撮影装置
US6422747B2 (en) Movable type x-ray photographing apparatus
US20220202634A1 (en) Patient Support Apparatus With Adaptive User Interface
JP5820376B2 (ja) 双方向運動装置
WO2017001497A1 (en) Brake assistance system for patient handling equipment
JP5508891B2 (ja) 移動型x線撮影装置
JP5077262B2 (ja) 回診用x線撮影装置
JPH09202235A (ja) 駆動手段付き手押し台車
US10384539B2 (en) Operating handle
JP4352577B2 (ja) 回診用x線撮影装置
JP4487706B2 (ja) 移動式x線撮影装置
JP2009284935A (ja) 回診用x線撮影装置
JP5756252B2 (ja) 回診用x線撮影装置
JP3575405B2 (ja) 移動型x線装置
JP2015139566A (ja) 介護支援装置
JP6079873B2 (ja) 回診用x線撮影装置
JP3587621B2 (ja) 起立歩行動作補助装置
JP2014188043A (ja) 回診用x線撮影装置
JP3617427B2 (ja) 移動型x線装置
JP5077270B2 (ja) 回診用x線撮影装置
JP2001309911A (ja) 回診用x線撮影装置
JP2017148167A (ja) 移動支援装置
WO2023145098A1 (ja) 搬送アシスト装置
JP2000342560A (ja) 移動型x線装置
JPH059512U (ja) 移動型x線装置

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 3412620

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080328

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090328

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100328

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100328

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110328

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110328

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120328

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120328

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130328

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140328

Year of fee payment: 11

EXPY Cancellation because of completion of term