JP2002044107A - 通信システム、通信装置および通信方法 - Google Patents

通信システム、通信装置および通信方法

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JP2002044107A
JP2002044107A JP2000229651A JP2000229651A JP2002044107A JP 2002044107 A JP2002044107 A JP 2002044107A JP 2000229651 A JP2000229651 A JP 2000229651A JP 2000229651 A JP2000229651 A JP 2000229651A JP 2002044107 A JP2002044107 A JP 2002044107A
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transmission
communication device
carrier signal
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Teruko Fujii
照子 藤井
Yoshimasa Baba
義昌 馬場
Yasuyuki Nagashima
康之 長島
Masataka Kato
正孝 加藤
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    • H04L12/00Data switching networks
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 バス型のネットワークにおいて衝突を検出し
ないアクセス方式を採用する場合であっても、容易に伝
送効率を向上させること。 【解決手段】各ノードN1〜N3は、キャリアのみを検
出し、ノードN3は、データD11のキャリアがなくな
った後、一定時間t1後で一定時間t2までの間のラン
ダム時間を待ち時間として設定し、この待ち時間内にデ
ータ送出を試みる。一方、ノードN1は、データD11
のキャリアがなくなった後、一定時間t1前に、データ
D11に対するACKデータD12をノードN12に送
出する。ノードN3は、このACKデータD12のキャ
リアを検出し、再度、一定時間t1後一定時間t2まの
でランダム時間を設定して、データ送出を試みる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、伝送路上に接続
された複数の通信装置が、他の通信装置のキャリア信号
の検出結果をもとにデータの送信タイミングを調整して
信号同士の衝突を防止し、該データの送受信を効率的に
行うことができる通信システム、通信装置および通信方
法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、新たな通信施設を増設することな
く、コスト削減や既存の設備を有効利用するため、既存
の電力線(電灯線ともいう)を利用して通信を行う「電
力線モデム」が注目されている。この電力線モデムは、
電力線によって接続されている家庭内外、ビル、工場、
および店舗などの電気製品をネットワーク化することに
よって、これらの製品の制御やデータ通信などの様々な
処理を行うことができる。
【0003】また、このような電気製品のネットワーク
化以外の有線系ディジタル通信、すなわち多重接続され
た宅外の複数の電力線モデムを用いたネットワーク通信
としては、パーソナルコンピュータを用いたインターネ
ット通信などがあげられる。
【0004】この電力線などのようなバス型のネットワ
ークでは、通常CSMA/CD(Carrier Sense Multip
le Access/Collision Detection)方式を用いてアクセ
ス制御がなされる。CSMA/CD方式は、各ノードが
電力線などの伝送媒体をモニタし、伝送媒体上にキャリ
アがないことを確認して自ノードからパケットを送出
し、衝突を検出した場合に、一定時間、待機してパケッ
トの送出を再試行する。この衝突の検出は、たとえば衝
突時のモニタ電力が2倍になることによって検出し、あ
るいは送信するデータを自ノードが受信してデータの一
致確認を行うことによって検出する。
【0005】このCSMA/CD方式を用いた処理につ
いて説明する。図8は、CSMA/CD方式を説明する
説明図である。図8(a)は、伝送線NNに3つのノー
ドNA〜NCが接続されたバス型のネットワークを示す
図であり、図8(b)は、CSMA/CD方式によるア
クセス制御を示すタイムチャートである。図8におい
て、ノードNAがデータDAを送信中に、ノードNB,
NCにそれぞれ時点TB,TCにおいて送信要求が発生
すると、ノードNB,NCは、伝送線NN上におけるデ
ータDAのキャリアをモニタしており、データDAのキ
ャリアがなくなった時点から、乱数で決定される待ち時
間tB,tC後に送信を許可するアクセス制御を行う。
この場合、待ち時間tB>待ち時間tCであるため、ノ
ードNCから、データDCが先に伝送線NN上に送出さ
れる。この結果、ノードNBは、再び伝送線NN上のキ
ャリアを検出し、再び、乱数で決定される待ち時間が設
定され、データDCのキャリアがなくなった後であっ
て、この待ち時間後に、データの送出を試みる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たCSMA/CD方式を採用せずに、伝送媒体上のキャ
リアのみを検出するノードによって構成されるバス型ネ
ットワークでは、衝突を検出することができないため、
データ送信後に送信先のノードから送信される受信確認
を示すACKデータが衝突した場合、送信データの再送
が実行され、しかも、送信先のノードは、同一送信デー
タの重複受信を行うため、伝送効率が低下するという問
題点があった。
【0007】すなわち、衝突を検出できる場合には、A
CKデータの衝突を検出できるため、ACKデータの再
送のみを行えばよいが、ACKデータの衝突を検出でき
ない場合には、送信元のノードがACKデータを所定時
間内に受信できなかったことから、送信データが正常受
信できなかったものと判断し、送信データの再送を行
い、送信先ノードは、この送信データを受信する処理を
行うことになる。
【0008】この発明は上記に鑑みてなされたもので、
バス型のネットワークにおいて衝突を検出しないアクセ
ス方式を採用する場合であっても、容易に伝送効率を向
上させることができる通信システム、通信装置および通
信方法を得ることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明にかかる通信システムは、伝送路上に接続
された複数の通信装置が、他の通信装置のキャリア信号
の検出結果をもとにデータの送信タイミングを調整して
信号同士の衝突を防止し、該データの送受信を行う通信
システムにおいて、各通信装置は、新規にデータを送信
する場合、前記伝送路上のキャリア信号の消失時から第
1の時間経過後であって第2の時間経過時までの時間を
ランダムに示したランダム時間時に前記データを前記伝
送路上に送出し、優先度の高いデータを送信する場合、
該データを前記第1の時間前に前記伝送路上に送出する
送信制御手段を備えたことを特徴とする。
【0010】この発明によれば、送信制御手段が、新規
にデータを送信する場合、前記伝送路上のキャリア信号
の消失時から第1の時間経過後であって第2の時間経過
時までの時間をランダムに示したランダム時間時に前記
データを前記伝送路上に送出し、優先度の高いデータを
送信する場合、該データを前記第1の時間前に前記伝送
路上に送出し、優先度の高いデータの衝突を回避するよ
うにしている。
【0011】つぎの発明にかかる通信システムは、上記
の発明において、前記優先度の高いデータは、受信確認
を示すACKデータであることを特徴とする。
【0012】この発明によれば、前記優先度の高いデー
タを、受信確認を示すACKデータとして、ACKデー
タの衝突を回避している。
【0013】つぎの発明にかかる通信システムは、上記
の発明において、前記優先度の高いデータは、シーケン
ス番号が付された一連のデータ群の受信に対する非受信
確認を示すNACKデータであることを特徴とする。
【0014】この発明によれば、前記優先度の高いデー
タを、シーケンス番号が付された一連のデータ群の受信
に対する非受信確認を示すNACKデータとし、NAC
Kデータの衝突を回避している。
【0015】つぎの発明にかかる通信システムは、伝送
路上に接続された複数の通信装置が、1つのマスタ通信
装置と他のスレーブ通信装置とに区分されて論理的にス
ター接続され、他の通信装置のキャリア信号の検出結果
をもとにデータの送信タイミングを調整して信号同士の
衝突を防止し、前記マスタ通信装置を介してデータの送
受信を行う通信システムにおいて、前記マスタ通信装置
は、自装置が新規にデータを送信する場合、前記伝送路
上のキャリア信号の消失時から第1の時間経過後であっ
て第2の時間経過時までの時間をランダムに示したラン
ダム時間時に前記データを前記伝送路上に送出し、中継
するデータを送信する場合、該データを前記第1の時間
前に前記伝送路上に送出する送信制御手段を備えたこと
を特徴とする。
【0016】この発明によれば、マスタ通信装置の送信
制御手段が、自装置が新規にデータを送信する場合、前
記伝送路上のキャリア信号の消失時から第1の時間経過
後であって第2の時間経過時までの時間をランダムに示
したランダム時間時に前記データを前記伝送路上に送出
し、中継するデータを送信する場合、該データを前記第
1の時間前に前記伝送路上に送出し、中継するデータの
衝突を回避している。
【0017】つぎの発明にかかる通信システムは、伝送
路上に接続された複数の通信装置が、1つのマスタ通信
装置と他のスレーブ通信装置とに区分されて論理的にス
ター接続され、他の通信装置のキャリア信号の検出結果
をもとにデータの送信タイミングを調整して信号同士の
衝突を防止し、前記マスタ通信装置を介してデータの送
受信を行う通信システムにおいて、前記マスタ通信装置
は、自装置が新規にデータを送信する場合、前記伝送路
上のキャリア信号の消失時から第1の時間経過後であっ
て第2の時間経過時までの時間をランダムに示したラン
ダム時間時に前記データを前記伝送路上に送出し、中継
するデータを受信した場合、該データの受信確認後であ
って前記第1の時間前に該データの受信確認を示すAC
Kデータを送出し、該ACKデータのキャリア信号の消
失時から前記第1の時間前に前記中継するデータを前記
伝送路上に送出する送信制御手段を備えたことを特徴と
する。
【0018】この発明によれば、マスタ通信装置の送信
制御手段が、自装置が新規にデータを送信する場合、前
記伝送路上のキャリア信号の消失時から第1の時間経過
後であって第2の時間経過時までの時間をランダムに示
したランダム時間時に前記データを前記伝送路上に送出
し、中継するデータを受信した場合、該データの受信確
認後であって前記第1の時間前に該データの受信確認を
示すACKデータを送出し、該ACKデータのキャリア
信号の消失時から前記第1の時間前に前記中継するデー
タを前記伝送路上に送出し、一連の伝送手順上における
ACKデータの手順を少なくするようにしている。
【0019】つぎの発明にかかる通信システムは、伝送
路上に接続された複数の通信装置が、1つのマスタ通信
装置と他のスレーブ通信装置とに区分されて論理的にス
ター接続され、他の通信装置のキャリア信号の検出結果
をもとにデータの送信タイミングを調整して信号同士の
衝突を防止し、前記マスタ通信装置を介してデータの送
受信を行う通信システムにおいて、前記マスタ通信装置
は、自装置が新規にデータを送信する場合、前記伝送路
上のキャリア信号の消失時から第1の時間経過後であっ
て第2の時間経過時までの時間をランダムに示したラン
ダム時間時に前記データを前記伝送路上に送出し、中継
する同報データを受信した場合、該データの受信確認後
であって前記第1の時間前に該データの受信確認を示す
ACKデータを送出し、該ACKデータのキャリア信号
の消失時から前記第1の時間前に前記中継する同報デー
タを前記伝送路上に送出し、該同報データのキャリア信
号の消失時から前記第1の時間前に該同報データを送出
する処理を繰り返す送信制御手段を備えたことを特徴と
する。
【0020】この発明によれば、マスタ通信装置の送信
制御手段が、自装置が新規にデータを送信する場合、前
記伝送路上のキャリア信号の消失時から第1の時間経過
後であって第2の時間経過時までの時間をランダムに示
したランダム時間時に前記データを前記伝送路上に送出
し、中継する同報データを受信した場合、該データの受
信確認後であって前記第1の時間前に該データの受信確
認を示すACKデータを送出し、該ACKデータのキャ
リア信号の消失時から前記第1の時間前に前記中継する
同報データを前記伝送路上に送出し、該同報データのキ
ャリア信号の消失時から前記第1の時間前に該同報デー
タを送出する処理を繰り返すようにし、同報データの衝
突を回避している。
【0021】つぎの発明にかかる通信システムは、伝送
路上に接続された複数の通信装置が、1つのマスタ通信
装置と他のスレーブ通信装置とに区分されて論理的にス
ター接続され、他の通信装置のキャリア信号の検出結果
をもとにデータの送信タイミングを調整して信号同士の
衝突を防止し、前記マスタ通信装置を介してデータの送
受信を行う通信システムにおいて、前記通信装置は、自
装置が新規にデータを送信する場合、前記伝送路上のキ
ャリア信号の消失時から第1の時間経過後であって第2
の時間経過時までの時間をランダムに示したランダム時
間時に前記データを前記伝送路上に送出し、同報データ
を送信する場合、前記伝送路上にキャリア信号を生成さ
せる任意のデータである衝突回避データを、前記伝送路
上のキャリア信号の消失時から第1の時間経過後であっ
て第2の時間経過時までの時間をランダムに示したラン
ダム時間時に送出し、該衝突回避データのキャリア信号
の消失時から前記第1の時間前に前記同報データを送出
する送信制御手段を備え、前記マスタ通信装置の送信制
御手段は、前記同報データを受信した場合、該同報デー
タのキャリア信号の消失時から前記第1の時間前に該同
報データを前記伝送路上に送出する処理を繰り返すこと
を特徴とする。
【0022】この発明によれば、前記通信装置の送信制
御手段が、自装置が新規にデータを送信する場合、前記
伝送路上のキャリア信号の消失時から第1の時間経過後
であって第2の時間経過時までの時間をランダムに示し
たランダム時間時に前記データを前記伝送路上に送出
し、同報データを送信する場合、前記伝送路上にキャリ
ア信号を生成させる任意のデータである衝突回避データ
を、前記伝送路上のキャリア信号の消失時から第1の時
間経過後であって第2の時間経過時までの時間をランダ
ムに示したランダム時間時に送出し、該衝突回避データ
のキャリア信号の消失時から前記第1の時間前に前記同
報データを送出し、前記マスタ通信装置の送信制御手段
が、前記同報データを受信した場合、該同報データのキ
ャリア信号の消失時から前記第1の時間前に該同報デー
タを前記伝送路上に送出する処理を繰り返すようにし、
送信元の通信装置から送信されるデータの衝突をも回避
するようにしている。
【0023】つぎの発明にかかる通信システムは、伝送
路上に接続された複数の通信装置が、1つのマスタ通信
装置と他のスレーブ通信装置とに区分されて論理的にス
ター接続され、他の通信装置のキャリア信号の検出結果
をもとにデータの送信タイミングを調整して信号同士の
衝突を防止し、前記マスタ通信装置を介してデータの送
受信を行う通信システムにおいて、前記通信装置は、自
装置が新規にデータを送信する場合、前記伝送路上のキ
ャリア信号の消失時から第1の時間経過後であって第2
の時間経過時までの時間をランダムに示したランダム時
間時に前記データを前記伝送路上に送出し、優先度の高
いデータを送信する場合、前記伝送路上にキャリア信号
を生成させる任意のデータである衝突回避データを、前
記伝送路上のキャリア信号の消失時から第1の時間経過
後であって第2の時間経過時までの時間をランダムに示
したランダム時間時に送出し、該衝突回避データのキャ
リア信号の消失時から前記第1の時間前に前記優先度の
高いデータを送出する送信制御手段を備え、前記マスタ
通信装置の送信制御手段は、前記優先度の高いデータを
受信した場合、該優先度の高いデータのキャリア信号の
消失時から前記第1の時間前に該優先度の高いデータを
前記伝送路上に送出することを特徴とする。
【0024】この発明によれば、前記通信装置の送信制
御手段が、自装置が新規にデータを送信する場合、前記
伝送路上のキャリア信号の消失時から第1の時間経過後
であって第2の時間経過時までの時間をランダムに示し
たランダム時間時に前記データを前記伝送路上に送出
し、優先度の高いデータを送信する場合、前記伝送路上
にキャリア信号を生成させる任意のデータである衝突回
避データを、前記伝送路上のキャリア信号の消失時から
第1の時間経過後であって第2の時間経過時までの時間
をランダムに示したランダム時間時に送出し、該衝突回
避データのキャリア信号の消失時から前記第1の時間前
に前記優先度の高いデータを送出し、前記マスタ通信装
置の送信制御手段が、前記優先度の高いデータを受信し
た場合、該優先度の高いデータのキャリア信号の消失時
から前記第1の時間前に該優先度の高いデータを前記伝
送路上に送出するようにし、優先度の高いデータの衝突
を回避している。
【0025】つぎの発明にかかる通信装置は、伝送路上
に接続された複数の通信装置が、他の通信装置のキャリ
ア信号の検出結果をもとにデータの送信タイミングを調
整して信号同士の衝突を防止し、該データの送受信を行
う通信システムに用いられる通信装置において、新規に
データを送信する場合、前記伝送路上のキャリア信号の
消失時から第1の時間経過後であって第2の時間経過時
までの時間をランダムに示したランダム時間時に前記デ
ータを前記伝送路上に送出し、優先度の高いデータを送
信する場合、該データを前記第1の時間前に前記伝送路
上に送出する送信制御手段を備えたことを特徴とする。
【0026】この発明によれば、送信制御手段が、新規
にデータを送信する場合、前記伝送路上のキャリア信号
の消失時から第1の時間経過後であって第2の時間経過
時までの時間をランダムに示したランダム時間時に前記
データを前記伝送路上に送出し、優先度の高いデータを
送信する場合、該データを前記第1の時間前に前記伝送
路上に送出するようにしている。
【0027】つぎの発明にかかる通信装置は、伝送路上
に接続された複数の通信装置が、他の通信装置のキャリ
ア信号の検出結果をもとにデータの送信タイミングを調
整して信号同士の衝突を防止し、該データの送受信を行
う通信システムに用いられる通信装置において、新規に
データを送信する場合、前記伝送路上のキャリア信号の
消失時から第1の時間経過後であって第2の時間経過時
までの時間をランダムに示したランダム時間時に前記デ
ータを前記伝送路上に送出し、優先度の高いデータを送
信する場合、前記伝送路上にキャリア信号を生成させる
任意のデータである衝突回避データを、前記伝送路上の
キャリア信号の消失時から第1の時間経過後であって第
2の時間経過時までの時間をランダムに示したランダム
時間時に送出し、該衝突回避データのキャリア信号の消
失時から前記第1の時間前に前記優先度の高いデータを
前記伝送路上に送出する送信制御手段を備えたことを特
徴とする。
【0028】この発明によれば、送信制御手段が、新規
にデータを送信する場合、前記伝送路上のキャリア信号
の消失時から第1の時間経過後であって第2の時間経過
時までの時間をランダムに示したランダム時間時に前記
データを前記伝送路上に送出し、優先度の高いデータを
送信する場合、前記伝送路上にキャリア信号を生成させ
る任意のデータである衝突回避データを、前記伝送路上
のキャリア信号の消失時から第1の時間経過後であって
第2の時間経過時までの時間をランダムに示したランダ
ム時間時に送出し、該衝突回避データのキャリア信号の
消失時から前記第1の時間前に前記優先度の高いデータ
を前記伝送路上に送出するようにしている。
【0029】つぎの発明にかかる通信方法は、伝送路上
に接続された複数の通信装置が、他の通信装置のキャリ
ア信号の検出結果をもとにデータの送信タイミングを調
整して信号同士の衝突を防止し、該データの送受信を行
う通信方法において、新規にデータを送信する場合、各
通信装置は、前記伝送路上のキャリア信号の消失時から
第1の時間経過後であって第2の時間経過時までの時間
をランダムに示したランダム時間時に前記データを前記
伝送路上に送出するデータ送出工程と、優先度の高いデ
ータの送信要求が発生した場合、該優先度の高いデータ
を前記第1の時間前に前記伝送路上に送出する優先デー
タ送出工程とを含むことを特徴とする。
【0030】この発明によれば、データ送出工程によっ
て、新規にデータを送信する場合、各通信装置は、前記
伝送路上のキャリア信号の消失時から第1の時間経過後
であって第2の時間経過時までの時間をランダムに示し
たランダム時間時に前記データを前記伝送路上に送出
し、優先データ送出工程によって、優先度の高いデータ
の送信要求が発生した場合、該優先度の高いデータを前
記第1の時間前に前記伝送路上に送出するようにしてい
る。
【0031】つぎの発明にかかる通信方法は、前記優先
度の高いデータは、受信確認を示すACKデータである
ことを特徴とする。
【0032】この発明によれば、前記優先度の高いデー
タを、受信確認を示すACKデータとして、ACKデー
タの衝突を回避している。
【0033】つぎの発明にかかる通信方法は、前記優先
度の高いデータは、シーケンス番号が付された一連のデ
ータ群の受信に対する非受信確認を示すNACKデータ
であることを特徴とする。
【0034】この発明によれば、前記優先度の高いデー
タを、シーケンス番号が付された一連のデータ群の受信
に対する非受信確認を示すNACKデータとし、NAC
Kデータの衝突を回避している。
【0035】つぎの発明にかかる通信方法は、伝送路上
に接続された複数の通信装置が、1つのマスタ通信装置
と他のスレーブ通信装置とに区分されて論理的にスター
接続され、他の通信装置のキャリア信号の検出結果をも
とにデータの送信タイミングを調整して信号同士の衝突
を防止し、前記マスタ通信装置を介してデータの送受信
を行う通信方法において、送信元のスレーブ通信装置
が、送信要求されたデータを送信する場合、前記伝送路
上のキャリア信号の消失時から第1の時間経過後であっ
て第2の時間経過時までの時間をランダムに示したラン
ダム時間時に前記データを前記マスタ通信装置に送出す
るデータ送出工程と、前記データを受信したマスタ通信
装置が、前記データを受信し、前記伝送路上の該データ
のキャリア信号の消失時から前記第1の時間経過前に該
データを送出先のスレーブ通信装置に送出するデータ中
継工程と、前記送出先のスレーブ通信装置が、前記デー
タの受信確認後前記第1の時間前に受信確認を示すAC
Kデータを前記マスタ通信装置に送出するACK送出工
程と、前記ACKデータを受信したマスタ通信装置が、
前記ACKデータを受信し、前記伝送路上の該ACKデ
ータのキャリア信号の消失時から前記第1の時間経過前
に該ACKデータを送信元のスレーブ通信装置に送出す
るACK中継送出工程とを含むことを特徴とする。
【0036】この発明によれば、データ送出工程によっ
て、送信元のスレーブ通信装置が、送信要求されたデー
タを送信する場合、前記伝送路上のキャリア信号の消失
時から第1の時間経過後であって第2の時間経過時まで
の時間をランダムに示したランダム時間時に前記データ
を前記マスタ通信装置に送出し、データ中継工程によっ
て、前記データを受信したマスタ通信装置が、前記デー
タを受信し、前記伝送路上の該データのキャリア信号の
消失時から前記第1の時間経過前に該データを送出先の
スレーブ通信装置に送出し、ACK送出工程によって、
前記送出先のスレーブ通信装置が、前記データの受信確
認後前記第1の時間前に受信確認を示すACKデータを
前記マスタ通信装置に送出し、ACK中継送出工程によ
って、前記ACKデータを受信したマスタ通信装置が、
前記ACKデータを受信し、前記伝送路上の該ACKデ
ータのキャリア信号の消失時から前記第1の時間経過前
に該ACKデータを送信元のスレーブ通信装置に送出す
るようにしている。
【0037】つぎの発明にかかる通信方法は、伝送路上
に接続された複数の通信装置が、1つのマスタ通信装置
と他のスレーブ通信装置とに区分されて論理的にスター
接続され、他の通信装置のキャリア信号の検出結果をも
とにデータの送信タイミングを調整して信号同士の衝突
を防止し、前記マスタ通信装置を介してデータの送受信
を行う通信方法において、送信元のスレーブ通信装置
が、送信要求されたデータを送信する場合、前記伝送路
上のキャリア信号の消失時から第1の時間経過後であっ
て第2の時間経過時までの時間をランダムに示したラン
ダム時間時に前記データを前記マスタ通信装置に送出す
るデータ送出工程と、前記データを受信したマスタ通信
装置が、前記データの受信確認後前記第1の時間前に受
信確認を示すACKデータを前記送信元のスレーブ通信
装置に送出するACK送出工程と、前記マスタ通信装置
が、前記ACKデータの送出後、該ACKデータのキャ
リア信号の消失時から前記第1の時間前に前記データを
送信先のスレーブ通信装置に送出するデータ中継送出工
程とを含むことを特徴とする。
【0038】この発明によれば、データ送出工程によっ
て、送信元のスレーブ通信装置が、送信要求されたデー
タを送信する場合、前記伝送路上のキャリア信号の消失
時から第1の時間経過後であって第2の時間経過時まで
の時間をランダムに示したランダム時間時に前記データ
を前記マスタ通信装置に送出し、ACK送出工程によっ
て、前記データを受信したマスタ通信装置が、前記デー
タの受信確認後前記第1の時間前に受信確認を示すAC
Kデータを前記送信元のスレーブ通信装置に送出し、デ
ータ中継送出工程によって、前記マスタ通信装置が、前
記ACKデータの送出後、該ACKデータのキャリア信
号の消失時から前記第1の時間前に前記データを送信先
のスレーブ通信装置に送出するようにしている。
【0039】つぎの発明にかかる通信方法は、伝送路上
に接続された複数の通信装置が、1つのマスタ通信装置
と他のスレーブ通信装置とに区分されて論理的にスター
接続され、他の通信装置のキャリア信号の検出結果をも
とにデータの送信タイミングを調整して信号同士の衝突
を防止し、前記マスタ通信装置を介してデータの送受信
を行う通信方法において、送信元のスレーブ通信装置
が、送信要求された同報データを送信する場合、前記伝
送路上のキャリア信号の消失時から第1の時間経過後で
あって第2の時間経過時までの時間をランダムに示した
ランダム時間時に前記同報データを前記マスタ通信装置
に送出する同報データ送出工程と、前記同報データを受
信したマスタ通信装置が、前記同報データの受信確認後
前記第1の時間前に受信確認を示すACKデータを前記
送信元のスレーブ通信装置に送出するACK送出工程
と、前記マスタ通信装置が、前記ACKデータの送出
後、該ACKデータのキャリア信号の消失時から前記第
1の時間前に前記同報データを送信先のスレーブ通信装
置に送出し、該同報データのキャリア信号の消失時から
前記第1の時間前に前記同報データを送信先のスレーブ
通信装置に送出する処理を繰り返す同報データ中継送出
工程とを含むことを特徴とする。
【0040】この発明によれば、同報データ送出工程に
よって、送信元のスレーブ通信装置が、送信要求された
同報データを送信する場合、前記伝送路上のキャリア信
号の消失時から第1の時間経過後であって第2の時間経
過時までの時間をランダムに示したランダム時間時に前
記同報データを前記マスタ通信装置に送出し、ACK送
出工程によって、前記同報データを受信したマスタ通信
装置が、前記同報データの受信確認後前記第1の時間前
に受信確認を示すACKデータを前記送信元のスレーブ
通信装置に送出し、同報データ中継送出工程によって、
前記マスタ通信装置が、前記ACKデータの送出後、該
ACKデータのキャリア信号の消失時から前記第1の時
間前に前記同報データを送信先のスレーブ通信装置に送
出し、該同報データのキャリア信号の消失時から前記第
1の時間前に前記同報データを送信先のスレーブ通信装
置に送出する処理を繰り返すようにしている。
【0041】つぎの発明にかかる通信方法は、伝送路上
に接続された複数の通信装置が、1つのマスタ通信装置
と他のスレーブ通信装置とに区分されて論理的にスター
接続され、他の通信装置のキャリア信号の検出結果をも
とにデータの送信タイミングを調整して信号同士の衝突
を防止し、前記マスタ通信装置を介してデータの送受信
を行う通信方法において、送信元のスレーブ通信装置
が、送信要求された同報データを送信する場合、前記伝
送路上のキャリア信号の消失時から第1の時間経過後で
あって第2の時間経過時までの時間をランダムに示した
ランダム時間時に、前記伝送路上にキャリア信号を生成
させる任意のデータである衝突回避データを送出する衝
突回避データ送出工程と、前記送信元のスレーブ通信装
置が、前記衝突回避データのキャリア信号の消失時から
前記第1の時間前に前記マスタ通信装置に前記同報デー
タを送出する同報データ送出工程と、前記同報データを
受信したマスタ通信装置が、前記同報データのキャリア
信号の消失時から前記第1の時間前に前記同報データを
送信先のスレーブ通信装置に送出し、該同報データのキ
ャリア信号の消失時から前記第1の時間前に前記同報デ
ータを送信先のスレーブ通信装置に送出する処理を繰り
返す同報データ中継送出工程とを含むことを特徴とす
る。
【0042】この発明によれば、衝突回避データ送出工
程によって、送信元のスレーブ通信装置が、送信要求さ
れた同報データを送信する場合、前記伝送路上のキャリ
ア信号の消失時から第1の時間経過後であって第2の時
間経過時までの時間をランダムに示したランダム時間時
に、前記伝送路上にキャリア信号を生成させる任意のデ
ータである衝突回避データを送出し、同報データ送出工
程によって、前記送信元のスレーブ通信装置が、前記衝
突回避データのキャリア信号の消失時から前記第1の時
間前に前記マスタ通信装置に前記同報データを送出し、
同報データ中継送出工程によって、前記同報データを受
信したマスタ通信装置が、前記同報データのキャリア信
号の消失時から前記第1の時間前に前記同報データを送
信先のスレーブ通信装置に送出し、該同報データのキャ
リア信号の消失時から前記第1の時間前に前記同報デー
タを送信先のスレーブ通信装置に送出する処理を繰り返
し、送信元の通信装置から送信されるデータの衝突をも
回避するようにしている。
【0043】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して、この
発明にかかる通信システム、通信装置および通信方法の
好適な実施の形態を詳細に説明する。
【0044】実施の形態1.図1は、この発明の実施の
形態1である通信システムの構成およびアクセス制御を
示すブロック図である。図1(a)は、この通信システ
ムの構成を示し、図1(b)は、ノードN1,N2間の
データ送受信の一例を示し、図1(c)は、ノードN1
〜N3によるアクセス制御を説明するタイミングチャー
トを示している。図1において、この通信システムは、
電力線などの伝送線Nに複数のノードN1〜N3がバス
型に接続されている。各ノードN1〜N3は、伝送線N
上のキャリア信号を検出できるが、衝突は検出できな
い。
【0045】一般にデータの送受信処理では、送信デー
タを受信した受信側のノードは、データを正常受信でき
たか否かを示すACKデータを送信元のノードに返送す
る。たとえば、図1(b)に示すように、ノードN1が
ノードN2に対してデータD11を送信すると、ノード
N2は、データを正常受信した受信確認のACKデータ
D12をノードN1に返送する。
【0046】この通信システムでは、各ノードN1〜N
3が衝突を検出することができないため、各ノードN1
〜N3が図1(c)に示すアクセス制御を行う。図1
(c)において、ノードN1が伝送線N上にデータD1
1を送信中に、ノードN3において時点T0でデータの
送信要求が発生した場合を考える。ノードN3は、デー
タD11のキャリアを検出し、データD11のキャリア
がなくなった時点T1後であって、時点T1を基点とし
て時間t1経過後から時間t2までの間の時点T3を乱
数発生によって生成された待ち時間を設定する。
【0047】一方、データD11を受信したノードN2
は、データD11内の実データの終わりを示す「EO
F」などを検出することによって、受信確認を行い、デ
ータD11に対するACKデータD12を、時点T1
後、時間t1前の時点T2時に伝送線N上に送出し、ノ
ードN1に返信する。したがって、ACKデータD12
は、一般のデータD13に優先して送信できることにな
り、ACKデータD12が送信されることによって、ノ
ードN3は、再び、ACKデータD12のキャリアがな
くなった時点T4から時間t1経過後、時間t2前の一
定時間内に設定された時点T5にデータD13の送出を
試行することになる。
【0048】すなわち、一般のデータは、キャリアがな
くなったことを検出した後、一定時間t1の間は送信す
ることができず、ACKデータのみが一定時間t1内に
送出されることになる。これによって、ACKデータの
衝突を確実に回避することができ、ACKデータの衝突
による送信データの再送を行わなくてもよいので、伝送
効率が格段に向上する。特に、データ長の長いデータの
送信が成功した場合に、短いデータであるACKデータ
が衝突すると、データ長の長いデータの再送によって伝
送線Nを時間的に占有してしまうが、この実施の形態1
では、ACKデータが衝突することがないので、伝送効
率が格段に向上することになる。なお、一般のデータの
待ち時間は、乱数によって発生するため、ほとんど衝突
することがないが、待ち時間がほぼ同一時間である場合
には、衝突が発生することになる。
【0049】なお、ACKデータのみならず、優先度の
高いデータを送信する場合に、ACKデータと同様に、
伝送線N上のキャリアがなくなった時点から一定時間t
1内に、この優先度の高いデータを送信することによっ
て、この優先度の高いデータの衝突を確実に回避するこ
とができる。また、ACKデータと優先度の高いデータ
のいずれも衝突回避する場合には、一定時間t1をさら
に分割し、分割したそれぞれの時間を各データに割り当
てるようにすればよい。
【0050】この実施の形態1では、伝送線N上のキャ
リアがなくなった時点から一定時間内に乱数で決定され
る待ち時間を設定するのではなく、伝送線N上のキャリ
アがなくなった時点から一定時間t1経過した時点か
ら、乱数で決定される待ち時間を設定し、この待ち時間
内に一般のデータの送信許可を行い、伝送線N上のキャ
リアがなくなった時点から一定時間t1内にACKデー
タを送信許可するようにしているので、ACKデータの
衝突を確実に回避することができ、これによって伝送効
率を格段に向上させることができる。
【0051】実施の形態2.つぎに、この発明の実施の
形態2について説明する。上述した実施の形態1では、
ACKデータの衝突を確実に回避するものであったが、
この実施の形態2では、一連のデータが送信される場合
に、一連のデータ内の一部のデータを正常受信できなか
った場合に、この一部のデータの再送を行わせるための
NACKデータの衝突を確実に回避できるようにしてい
る。
【0052】図2は、この発明の実施の形態2である通
信システムによるアクセス制御を説明するシーケンス図
である。なお、通信システムの構成は、実施の形態1と
同じである。ここでは、ノードN1がデータ長の長いデ
ータを4つのデータ(1)〜データ(4)に分割し、連
続した一連のデータとして送信する場合を考える。各デ
ータ(1)〜データ(4)には、一連のシーケンス番号
が付されている。図2において、ノードN1は、まず伝
送線N上のキャリアがなくなった時点から一定時間t1
経過後の時点で、データ(1)のデータD21をノード
N2に送信する。同様の待ち時間を設定して、順次、デ
ータ(2)〜データ(4)をデータD22〜D24とし
てノードN2に送信する。
【0053】ここで、データ(3)のデータD23が衝
突した場合、ノードN2は、シーケンス番号「3」のデ
ータ(3)を正常受信できなかったことを検出すると、
最後の一連のデータ(4)であるデータD24の受信
後、データD24のキャリアがなくなった時点から一定
時間t1前に、データ(3)が正常受信できなかった旨
を示すNACKデータD25をノードN1に返信する。
このNACKデータD25は、一般の待ち時間に比して
短い一定時間t1内に唯一のデータとして送信されるた
め、実施の形態1におけるACKデータと同様に、衝突
を確実に回避することができる。
【0054】このNACKデータD25を受信したノー
ドN1は、NACKデータD25内に示すシーケンス番
号「3」に対応するデータ(3)をデータD26とし
て、ノードN2に送信する。その後、ノードN2は、最
終的に全ての一連のデータを受信した場合に、実施の形
態1と同様に、ACKデータD27を一定時間t1前に
ノードN1側に送出する。
【0055】この実施の形態2では、一連のデータを順
次送信する場合であって、一連のデータの一部のデータ
を正常受信できなかった場合に、最後の一連のデータを
受信した後、一定時間t1前にNACKデータを返送す
るようにしているので、NACKデータの衝突を確実に
回避することができ、再度、一連のデータの再送を行わ
なくてもよく、伝送効率を格段に向上させることができ
る。
【0056】実施の形態3.つぎに、この発明の実施の
形態3について説明する。この実施の形態3では、バス
型のネットワークを構成するノードの中から1つのノー
ドをマスタノードに設定し、その他のノードをスレーブ
ノードに設定して、論理的なスター型のネットワークを
形成し、マスタノードと各スレーブノードとがそれぞれ
データ送受信を行うほか、各スレーブノード間のデータ
送受信をマスタノードを介して行う通信システムに、上
述した実施の形態1に示したアクセス制御を適用して、
伝送効率の向上を図っている。
【0057】図3は、この発明の実施の形態3である通
信システムの構成を示す図である。図3(a)は、この
通信システムの物理構成を示す図であり、図3(b)
は、図3(a)に示した通信システムの論理構成を示す
図である。図3において、この通信システムは、伝送線
Nに複数のノードN10〜N13がバス接続され、この
ノードN10〜N13のうちのノードN10がマスタノ
ードに設定され、ノードN11〜N13がマスタノード
N10にスター接続されるスレーブノードに設定され
る。また、各スレーブノードN11〜N13は、マスタ
ノードN10とデータの送受信を行い、各スレーブノー
ドN11〜N13間のデータの送受信は、マスタノード
N10を介して行われる。
【0058】ここで、図4に示すシーケンス図を参照し
て、スレーブノードN11がスレーブノードN12にデ
ータを送信する処理について説明する。なお、マスタノ
ードN10と各スレーブノードN11〜N13との間の
データの送受信は、実施の形態1と同様にして行われ
る。図4において、データの送信元であるスレーブノー
ドN11は、データの送信要求が発生すると、実施の形
態1で示した一般のデータと同様に、一定時間t1後の
待ち時間後にデータD31をマスタノードN10に送出
する。
【0059】データD31を受信したマスタノードN1
0は、一定時間t1前に、データD31を中継するデー
タD32をスレーブノードN12に送出する。さらに、
データD32を受信したスレーブノードN12は、一定
時間t1前に、データD32に対するACKデータD3
3をマスタノードN10に送出する。その後、ACKデ
ータD33を受信したマスタノードN10は、ACKデ
ータD33を中継するACKデータD34を、一定時間
t1前にスレーブノードN11に送出する。
【0060】この場合、データD32〜D34は、すべ
て一定時間t1前にデータを送出しているため、一般の
データと衝突することを確実に回避することができ、一
連のデータ送受信シーケンス上に衝突が発生することは
ない。
【0061】なお、マスタノードN10は、データD3
1およびACKデータD33を受信すると、これらのデ
ータを単にデータD32およびACKデータD34とし
て中継送出するのみで、受信内容を確認することはな
い。したがって、マスタノードN10は、データ中継の
ためのバッファが不必要となる。
【0062】この実施の形態3では、マスタノードN1
0を介してスレーブノードN11〜N13間で一連のデ
ータ送受信を行う場合、一連のデータ送受信中は、すべ
てキャリアがなくなった後、一定時間t1前にデータを
送出するようにしているので、一連のデータが衝突する
ことを確実に回避することができる。
【0063】実施の形態4.つぎに、この発明の実施の
形態4について説明する。上述した実施の形態3では、
スレーブノードN11〜N13間の一連のデータ送受信
を行う場合、伝送手順が4段階にわたっていたが、この
実施の形態4では、伝送手順を3段階に減少させるよう
にし、伝送効率を高めるようにしている。
【0064】この実施の形態4の通信システムの構成
は、実施の形態3と同じである。ここで、図5に示すシ
ーケンス図を参照して、スレーブノードN11がスレー
ブノードN12にデータを送信する処理について説明す
る。データの送信元であるスレーブノードN11は、デ
ータの送信要求が発生すると、実施の形態1で示した一
般のデータと同様に、一定時間t1後の待ち時間後にデ
ータD41をマスタノードN10に送出する。
【0065】データD41を受信したマスタノードN1
0は、データ41の受信確認を行い、一定時間t1前
に、ACKデータD42をスレーブノードN11に返送
する。その後、マスタノードN10は、データD41を
中継するデータD43をスレーブノードN12に送出す
る。このデータD43は、ACKデータD42の送出
後、一定時間t1前に送出される。
【0066】この場合、マスタノードN10は、受信中
継するデータD41の受信確認を行うものの、一連のデ
ータシーケンス上では、実施の形態3に比してACKデ
ータの伝送手順が1つ少なくっている。
【0067】この実施の形態4では、マスタノードN1
0を介してスレーブノードN11〜N13間で一連のデ
ータ送受信を行う場合、一連のデータ送受信中は、すべ
てキャリアがなくなった後、一定時間t1前にデータを
送出するようにしているので、一連のデータが衝突する
ことを確実に回避することができるとともに、一連のデ
ータ伝送にかかる伝送手順を減少させることができる。
【0068】実施の形態5.つぎに、この発明の実施の
形態5について説明する。この実施の形態5では、実施
の形態4において同報データを送信する場合に、伝送効
率を高めることができるようにしている。
【0069】この実施の形態5の通信システムの構成
は、実施の形態3と同じである。ここで、図6に示すシ
ーケンス図を参照して、スレーブノードN11がスレー
ブノードN12,N13に同報データを送信する処理に
ついて説明する。データの送信元であるスレーブノード
N11は、同報データの送信要求が発生すると、実施の
形態1で示した一般のデータと同様に、一定時間t1後
の待ち時間後に同報データD51をマスタノードN10
に送出する。
【0070】同報データD51を受信したマスタノード
N10は、データ51の受信確認を行い、一定時間t1
前に、ACKデータD52をスレーブノードN11に返
送する。その後、マスタノードN10は、データD51
を同報中継する同報データD53,D54をスレーブノ
ードN12,N13に送出する。このデータD53は、
ACKデータD52の送出後、一定時間t1前に送出さ
れる。また、データD54は、データD53の送出後、
一定時間t1前に送出される。
【0071】なお、この実施の形態5では、実施の形態
4に対応して、マスタノードN10のみがACKデータ
D52をスレーブノードN11に返送するようにしてい
たが、これに限らず、実施の形態3に対応して、同報デ
ータを受信したスレーブノードがそれぞれ一定時間t1
前にACKデータをマスタノードN10に送出し、マス
タノードN10が各ACKデータを送信元のスレーブノ
ードに送信するようにしてもよいし、マスタノードN1
0が全ての送信先のスレーブノードからのACKデータ
を受信した場合に、送信元のスレーブノードにACKデ
ータを送信するようにしてもよい。この場合、全て、一
定時間t1前にデータを送信する。
【0072】この実施の形態5では、マスタノードN1
0を介してスレーブノードN11〜N13間で同報デー
タの送受信処理を行う場合であっても、一連のデータ送
受信中は、すべてキャリアがなくなった後、一定時間t
1前にデータを送出するようにしているので、一連のデ
ータが衝突することを確実に回避することができる。
【0073】実施の形態6.つぎに、この発明の実施の
形態6について説明する。上述した実施の形態3〜5で
は、いずれも送信元のスレーブノードがデータを送信す
る場合、一定時間t1後の待ち時間後に送信するように
していが、この実施の形態6では、この最初のデータの
衝突をも確実に回避できるようにしている。
【0074】この実施の形態6の通信システムの構成
は、実施の形態3と同じである。ここで、図7に示すシ
ーケンス図を参照して、スレーブノードN11がスレー
ブノードN12,N13に同報データを送信する処理に
ついて説明する。データの送信元であるスレーブノード
N11は、同報データの送信要求が発生すると、実施の
形態1で示した一般のデータと同様に、一定時間t1後
の待ち時間後に、衝突回避データD61をマスタノード
N10に送出する。この衝突回避データD61の内容
は、任意であり、伝送線N上にキャリアが発生できるも
のであればよい。
【0075】この衝突回避データD61の伝送線N上へ
の送出によって、他のノードは、キャリアを検出し、デ
ータを送信する場合、一般のデータと同様に、一定時間
t1後の待ち時間が設定される。一方、スレーブノード
N11は、衝突回避データD61のキャリアがなくなっ
た後、一定時間t1前に、同報データD62をマスタノ
ードN10に送出する。したがって、同報データD62
は、衝突を回避して確実にマスタノードN10に伝送さ
れる。
【0076】同報データD62を受信したマスタノード
N10は、同報データ62を同報中継する同報データD
63を、同報データD62のキャリアがなくなった後、
一定時間前にスレーブノードN12に送出する。さら
に、マスタノードN10は、同報データD63の送出
後、一定時間t1前に同報データD64をスレーブノー
ドN13に送出する。
【0077】この場合、ACKデータが不要となり、マ
スタノードN10あるいはスレーブノードN12,N1
3は受信確認を行わなくてもよい。また、衝突回避デー
タD61によって同報データ62の衝突をも確実に回避
するようにしているので、一連の伝送手順を衝突なし
に、確実に行うことができる。
【0078】なお、上述した実施の形態6では、同報デ
ータの伝送の場合について説明したが、これに限らず、
一対一の送受信であっても、衝突回避データD61をデ
ータ伝送前に送出し、この衝突回避データD61の送出
後、一定時間t1前にデータを送出することによって、
このデータの伝送手順上の全てのデータの衝突を回避す
ることができる。
【0079】また、マスタノードN10が独立して、他
のスレーブノードにデータを送出する場合であっても、
衝突回避データD61を送出しておくことによって、デ
ータの衝突を確実に回避することができる。この場合、
マスタノードN10およびスレーブノードN11〜N1
3は、同一の伝送プロトコルを保持すればよい。
【0080】この実施の形態5では、一連の同報データ
伝送手順前に衝突回避データD61を送出し、強制的に
同報データD62の衝突を回避させて送信するようにし
ていので、一連の同報データ伝送手順上の全てのデータ
の衝突を確実に回避することができる。
【0081】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、送信制御手段が、新規にデータを送信する場合、前
記伝送路上のキャリア信号の消失時から第1の時間経過
後であって第2の時間経過時までの時間をランダムに示
したランダム時間時に前記データを前記伝送路上に送出
し、優先度の高いデータを送信する場合、該データを前
記第1の時間前に前記伝送路上に送出し、優先度の高い
データの衝突を回避するようにしているので、衝突を検
出しない簡易な構成によっても、伝送効率を高めること
ができるという効果を奏する。
【0082】つぎの発明によれば、前記優先度の高いデ
ータを、受信確認を示すACKデータとして、ACKデ
ータの衝突を回避しているので、送信データの再送によ
る伝送効率の低下を防止することができるという効果を
奏する。
【0083】つぎの発明によれば、前記優先度の高いデ
ータを、シーケンス番号が付された一連のデータ群の受
信に対する非受信確認を示すNACKデータとし、NA
CKデータの衝突を回避しているので、一連のデータ群
を全部再送しなくてもよいので、伝送効率が向上すると
いう効果を奏する。
【0084】つぎの発明によれば、マスタ通信装置の送
信制御手段が、自装置が新規にデータを送信する場合、
前記伝送路上のキャリア信号の消失時から第1の時間経
過後であって第2の時間経過時までの時間をランダムに
示したランダム時間時に前記データを前記伝送路上に送
出し、中継するデータを送信する場合、該データを前記
第1の時間前に前記伝送路上に送出し、中継するデータ
の衝突を回避しているので、中継データの衝突を確実に
回避できるとともに、データの受信確認を行わないの
で、中継時におけるデータバッファを不必要とし、簡易
な構成とすることができるという効果を奏する。
【0085】つぎの発明によれば、マスタ通信装置の送
信制御手段が、自装置が新規にデータを送信する場合、
前記伝送路上のキャリア信号の消失時から第1の時間経
過後であって第2の時間経過時までの時間をランダムに
示したランダム時間時に前記データを前記伝送路上に送
出し、中継するデータを受信した場合、該データの受信
確認後であって前記第1の時間前に該データの受信確認
を示すACKデータを送出し、該ACKデータのキャリ
ア信号の消失時から前記第1の時間前に前記中継するデ
ータを前記伝送路上に送出し、一連の伝送手順上におけ
るACKデータの手順を少なくするようにしているの
で、データ伝送手順が簡易になり、伝送効率を向上させ
ることができるという効果を奏する。
【0086】つぎの発明によれば、マスタ通信装置の送
信制御手段が、自装置が新規にデータを送信する場合、
前記伝送路上のキャリア信号の消失時から第1の時間経
過後であって第2の時間経過時までの時間をランダムに
示したランダム時間時に前記データを前記伝送路上に送
出し、中継する同報データを受信した場合、該データの
受信確認後であって前記第1の時間前に該データの受信
確認を示すACKデータを送出し、該ACKデータのキ
ャリア信号の消失時から前記第1の時間前に前記中継す
る同報データを前記伝送路上に送出し、該同報データの
キャリア信号の消失時から前記第1の時間前に該同報デ
ータを送出する処理を繰り返すようにし、同報データの
衝突を回避しているので、伝送手順の多い同報データを
伝送する場合であっても、同報データの衝突を回避する
ことができるので、伝送効率を向上させることができる
という効果を奏する。
【0087】つぎの発明によれば、前記通信装置の送信
制御手段が、自装置が新規にデータを送信する場合、前
記伝送路上のキャリア信号の消失時から第1の時間経過
後であって第2の時間経過時までの時間をランダムに示
したランダム時間時に前記データを前記伝送路上に送出
し、同報データを送信する場合、前記伝送路上にキャリ
ア信号を生成させる任意のデータである衝突回避データ
を、前記伝送路上のキャリア信号の消失時から第1の時
間経過後であって第2の時間経過時までの時間をランダ
ムに示したランダム時間時に送出し、該衝突回避データ
のキャリア信号の消失時から前記第1の時間前に前記同
報データを送出し、前記マスタ通信装置の送信制御手段
が、前記同報データを受信した場合、該同報データのキ
ャリア信号の消失時から前記第1の時間前に該同報デー
タを前記伝送路上に送出する処理を繰り返すようにし、
送信元の通信装置から送信されるデータの衝突をも回避
するようにしているので、確実なデータ伝送ができると
ともに、伝送効率を一層高めることができるという効果
を奏する。
【0088】つぎの発明によれば、前記通信装置の送信
制御手段が、自装置が新規にデータを送信する場合、前
記伝送路上のキャリア信号の消失時から第1の時間経過
後であって第2の時間経過時までの時間をランダムに示
したランダム時間時に前記データを前記伝送路上に送出
し、優先度の高いデータを送信する場合、前記伝送路上
にキャリア信号を生成させる任意のデータである衝突回
避データを、前記伝送路上のキャリア信号の消失時から
第1の時間経過後であって第2の時間経過時までの時間
をランダムに示したランダム時間時に送出し、該衝突回
避データのキャリア信号の消失時から前記第1の時間前
に前記優先度の高いデータを送出し、前記マスタ通信装
置の送信制御手段が、前記優先度の高いデータを受信し
た場合、該優先度の高いデータのキャリア信号の消失時
から前記第1の時間前に該優先度の高いデータを前記伝
送路上に送出するようにし、優先度の高いデータの衝突
を回避しているので、優先度の高いデータを確実に伝送
することができるという効果を奏する。
【0089】つぎの発明によれば、送信制御手段が、新
規にデータを送信する場合、前記伝送路上のキャリア信
号の消失時から第1の時間経過後であって第2の時間経
過時までの時間をランダムに示したランダム時間時に前
記データを前記伝送路上に送出し、優先度の高いデータ
を送信する場合、該データを前記第1の時間前に前記伝
送路上に送出するようにしているので、衝突を検出しな
い簡易な構成によっても、伝送効率を高めることができ
るという効果を奏する。
【0090】つぎの発明によれば、送信制御手段が、新
規にデータを送信する場合、前記伝送路上のキャリア信
号の消失時から第1の時間経過後であって第2の時間経
過時までの時間をランダムに示したランダム時間時に前
記データを前記伝送路上に送出し、優先度の高いデータ
を送信する場合、前記伝送路上にキャリア信号を生成さ
せる任意のデータである衝突回避データを、前記伝送路
上のキャリア信号の消失時から第1の時間経過後であっ
て第2の時間経過時までの時間をランダムに示したラン
ダム時間時に送出し、該衝突回避データのキャリア信号
の消失時から前記第1の時間前に前記優先度の高いデー
タを前記伝送路上に送出するようにしているので、デー
タ伝送手順上の全てのデータの衝突を回避することがで
きるという効果を奏する。
【0091】つぎの発明によれば、データ送出工程によ
って、新規にデータを送信する場合、各通信装置は、前
記伝送路上のキャリア信号の消失時から第1の時間経過
後であって第2の時間経過時までの時間をランダムに示
したランダム時間時に前記データを前記伝送路上に送出
し、優先データ送出工程によって、優先度の高いデータ
の送信要求が発生した場合、該優先度の高いデータを前
記第1の時間前に前記伝送路上に送出するようにしてい
るので、伝送路上のキャリアを検出し、衝突を検出しな
い場合であっても、優先度の高いデータの衝突を確実に
回避し、伝送効率を高めることができるという効果を奏
する。
【0092】つぎの発明によれば、前記優先度の高いデ
ータを、受信確認を示すACKデータとして、ACKデ
ータの衝突を回避しているので、送信データの再送によ
る伝送効率の低下を防止することができるという効果を
奏する。
【0093】つぎの発明によれば、前記優先度の高いデ
ータを、シーケンス番号が付された一連のデータ群の受
信に対する非受信確認を示すNACKデータとし、NA
CKデータの衝突を回避しているので、一連のデータ群
を全部再送しなくてもよいので、伝送効率が向上すると
いう効果を奏する。
【0094】つぎの発明によれば、データ送出工程によ
って、送信元のスレーブ通信装置が、送信要求されたデ
ータを送信する場合、前記伝送路上のキャリア信号の消
失時から第1の時間経過後であって第2の時間経過時ま
での時間をランダムに示したランダム時間時に前記デー
タを前記マスタ通信装置に送出し、データ中継工程によ
って、前記データを受信したマスタ通信装置が、前記デ
ータを受信し、前記伝送路上の該データのキャリア信号
の消失時から前記第1の時間経過前に該データを送出先
のスレーブ通信装置に送出し、ACK送出工程によっ
て、前記送出先のスレーブ通信装置が、前記データの受
信確認後前記第1の時間前に受信確認を示すACKデー
タを前記マスタ通信装置に送出し、ACK中継送出工程
によって、前記ACKデータを受信したマスタ通信装置
が、前記ACKデータを受信し、前記伝送路上の該AC
Kデータのキャリア信号の消失時から前記第1の時間経
過前に該ACKデータを送信元のスレーブ通信装置に送
出するようにしているので、中継データの衝突を確実に
回避できるとともに、データの受信確認を行わないの
で、簡易な中継処理を行うことができるという効果を奏
する。
【0095】つぎの発明によれば、データ送出工程によ
って、送信元のスレーブ通信装置が、送信要求されたデ
ータを送信する場合、前記伝送路上のキャリア信号の消
失時から第1の時間経過後であって第2の時間経過時ま
での時間をランダムに示したランダム時間時に前記デー
タを前記マスタ通信装置に送出し、ACK送出工程によ
って、前記データを受信したマスタ通信装置が、前記デ
ータの受信確認後前記第1の時間前に受信確認を示すA
CKデータを前記送信元のスレーブ通信装置に送出し、
データ中継送出工程によって、前記マスタ通信装置が、
前記ACKデータの送出後、該ACKデータのキャリア
信号の消失時から前記第1の時間前に前記データを送信
先のスレーブ通信装置に送出するようにしているので、
データ伝送手順が簡易になり、伝送効率を向上させるこ
とができるという効果を奏する。
【0096】つぎの発明によれば、同報データ送出工程
によって、送信元のスレーブ通信装置が、送信要求され
た同報データを送信する場合、前記伝送路上のキャリア
信号の消失時から第1の時間経過後であって第2の時間
経過時までの時間をランダムに示したランダム時間時に
前記同報データを前記マスタ通信装置に送出し、ACK
送出工程によって、前記同報データを受信したマスタ通
信装置が、前記同報データの受信確認後前記第1の時間
前に受信確認を示すACKデータを前記送信元のスレー
ブ通信装置に送出し、同報データ中継送出工程によっ
て、前記マスタ通信装置が、前記ACKデータの送出
後、該ACKデータのキャリア信号の消失時から前記第
1の時間前に前記同報データを送信先のスレーブ通信装
置に送出し、該同報データのキャリア信号の消失時から
前記第1の時間前に前記同報データを送信先のスレーブ
通信装置に送出する処理を繰り返すようにしているの
で、伝送手順の多い同報データを伝送する場合であって
も、同報データの衝突を回避することができるので、伝
送効率を向上させることができるという効果を奏する。
【0097】つぎの発明によれば、衝突回避データ送出
工程によって、送信元のスレーブ通信装置が、送信要求
された同報データを送信する場合、前記伝送路上のキャ
リア信号の消失時から第1の時間経過後であって第2の
時間経過時までの時間をランダムに示したランダム時間
時に、前記伝送路上にキャリア信号を生成させる任意の
データである衝突回避データを送出し、同報データ送出
工程によって、前記送信元のスレーブ通信装置が、前記
衝突回避データのキャリア信号の消失時から前記第1の
時間前に前記マスタ通信装置に前記同報データを送出
し、同報データ中継送出工程によって、前記同報データ
を受信したマスタ通信装置が、前記同報データのキャリ
ア信号の消失時から前記第1の時間前に前記同報データ
を送信先のスレーブ通信装置に送出し、該同報データの
キャリア信号の消失時から前記第1の時間前に前記同報
データを送信先のスレーブ通信装置に送出する処理を繰
り返し、送信元の通信装置から送信されるデータの衝突
をも回避するようにしているので、確実なデータ伝送が
できるとともに、伝送効率を一層高めることができると
いう効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1である通信システム
の構成およびアクセス制御処理を示す図である。
【図2】 この発明の実施の形態2である通信システム
のアクセス制御処理を示すシーケンス図である。
【図3】 この発明の実施の形態3である通信システム
の構成を示すブロック図である。
【図4】 この発明の実施の形態3である通信システム
のアクセス制御処理を示すシーケンス図である。
【図5】 この発明の実施の形態4である通信システム
のアクセス制御処理を示すシーケンス図である。
【図6】 この発明の実施の形態5である通信システム
のアクセス制御処理を示すシーケンス図である。
【図7】 この発明の実施の形態6である通信システム
のアクセス制御処理を示すシーケンス図である。
【図8】 CSMA/CD方式を用いた従来の通信シス
テムの構成およびアクセス制御処理を示す図である。
【符号の説明】
N 伝送線、N1〜N3 ノード、N10 マスタノー
ド、N11〜N13スレーブノード、D11,D13,
D21〜D24,D26,D31,D32,D41,D
43 データ、D12,D27,D33,D34,D4
2,D52ACKデータ、D25 NACKデータ、D
51,D53,D54,D62〜D64 同報データ、
D61 衝突回避データ、T1〜T5 時点、t1,t
2一定時間。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 長島 康之 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 加藤 正孝 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 Fターム(参考) 5K032 AA01 AA07 CA07 CB04 CC01 CC04 DB19

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 伝送路上に接続された複数の通信装置
    が、他の通信装置のキャリア信号の検出結果をもとにデ
    ータの送信タイミングを調整して信号同士の衝突を防止
    し、該データの送受信を行う通信システムにおいて、 各通信装置は、 新規にデータを送信する場合、前記伝送路上のキャリア
    信号の消失時から第1の時間経過後であって第2の時間
    経過時までの時間をランダムに示したランダム時間時に
    前記データを前記伝送路上に送出し、優先度の高いデー
    タを送信する場合、該データを前記第1の時間前に前記
    伝送路上に送出する送信制御手段を備えたことを特徴と
    する通信システム。
  2. 【請求項2】 前記優先度の高いデータは、受信確認を
    示すACKデータであることを特徴とする請求項1に記
    載の通信システム。
  3. 【請求項3】 前記優先度の高いデータは、シーケンス
    番号が付された一連のデータ群の受信に対する非受信確
    認を示すNACKデータであることを特徴とする請求項
    1または2に記載の通信システム。
  4. 【請求項4】 伝送路上に接続された複数の通信装置
    が、1つのマスタ通信装置と他のスレーブ通信装置とに
    区分されて論理的にスター接続され、他の通信装置のキ
    ャリア信号の検出結果をもとにデータの送信タイミング
    を調整して信号同士の衝突を防止し、前記マスタ通信装
    置を介してデータの送受信を行う通信システムにおい
    て、 前記マスタ通信装置は、 自装置が新規にデータを送信する場合、前記伝送路上の
    キャリア信号の消失時から第1の時間経過後であって第
    2の時間経過時までの時間をランダムに示したランダム
    時間時に前記データを前記伝送路上に送出し、中継する
    データを送信する場合、該データを前記第1の時間前に
    前記伝送路上に送出する送信制御手段を備えたことを特
    徴とする通信システム。
  5. 【請求項5】 伝送路上に接続された複数の通信装置
    が、1つのマスタ通信装置と他のスレーブ通信装置とに
    区分されて論理的にスター接続され、他の通信装置のキ
    ャリア信号の検出結果をもとにデータの送信タイミング
    を調整して信号同士の衝突を防止し、前記マスタ通信装
    置を介してデータの送受信を行う通信システムにおい
    て、 前記マスタ通信装置は、 自装置が新規にデータを送信する場合、前記伝送路上の
    キャリア信号の消失時から第1の時間経過後であって第
    2の時間経過時までの時間をランダムに示したランダム
    時間時に前記データを前記伝送路上に送出し、中継する
    データを受信した場合、該データの受信確認後であって
    前記第1の時間前に該データの受信確認を示すACKデ
    ータを送出し、該ACKデータのキャリア信号の消失時
    から前記第1の時間前に前記中継するデータを前記伝送
    路上に送出する送信制御手段を備えたことを特徴とする
    通信システム。
  6. 【請求項6】 伝送路上に接続された複数の通信装置
    が、1つのマスタ通信装置と他のスレーブ通信装置とに
    区分されて論理的にスター接続され、他の通信装置のキ
    ャリア信号の検出結果をもとにデータの送信タイミング
    を調整して信号同士の衝突を防止し、前記マスタ通信装
    置を介してデータの送受信を行う通信システムにおい
    て、 前記マスタ通信装置は、 自装置が新規にデータを送信する場合、前記伝送路上の
    キャリア信号の消失時から第1の時間経過後であって第
    2の時間経過時までの時間をランダムに示したランダム
    時間時に前記データを前記伝送路上に送出し、中継する
    同報データを受信した場合、該データの受信確認後であ
    って前記第1の時間前に該データの受信確認を示すAC
    Kデータを送出し、該ACKデータのキャリア信号の消
    失時から前記第1の時間前に前記中継する同報データを
    前記伝送路上に送出し、該同報データのキャリア信号の
    消失時から前記第1の時間前に該同報データを送出する
    処理を繰り返す送信制御手段を備えたことを特徴とする
    通信システム。
  7. 【請求項7】 伝送路上に接続された複数の通信装置
    が、1つのマスタ通信装置と他のスレーブ通信装置とに
    区分されて論理的にスター接続され、他の通信装置のキ
    ャリア信号の検出結果をもとにデータの送信タイミング
    を調整して信号同士の衝突を防止し、前記マスタ通信装
    置を介してデータの送受信を行う通信システムにおい
    て、 前記通信装置は、 自装置が新規にデータを送信する場合、前記伝送路上の
    キャリア信号の消失時から第1の時間経過後であって第
    2の時間経過時までの時間をランダムに示したランダム
    時間時に前記データを前記伝送路上に送出し、同報デー
    タを送信する場合、前記伝送路上にキャリア信号を生成
    させる任意のデータである衝突回避データを、前記伝送
    路上のキャリア信号の消失時から第1の時間経過後であ
    って第2の時間経過時までの時間をランダムに示したラ
    ンダム時間時に送出し、該衝突回避データのキャリア信
    号の消失時から前記第1の時間前に前記同報データを送
    出する送信制御手段を備え、 前記マスタ通信装置の送信制御手段は、 前記同報データを受信した場合、該同報データのキャリ
    ア信号の消失時から前記第1の時間前に該同報データを
    前記伝送路上に送出する処理を繰り返すことを特徴とす
    る通信システム。
  8. 【請求項8】 伝送路上に接続された複数の通信装置
    が、1つのマスタ通信装置と他のスレーブ通信装置とに
    区分されて論理的にスター接続され、他の通信装置のキ
    ャリア信号の検出結果をもとにデータの送信タイミング
    を調整して信号同士の衝突を防止し、前記マスタ通信装
    置を介してデータの送受信を行う通信システムにおい
    て、 前記通信装置は、 自装置が新規にデータを送信する場合、前記伝送路上の
    キャリア信号の消失時から第1の時間経過後であって第
    2の時間経過時までの時間をランダムに示したランダム
    時間時に前記データを前記伝送路上に送出し、優先度の
    高いデータを送信する場合、前記伝送路上にキャリア信
    号を生成させる任意のデータである衝突回避データを、
    前記伝送路上のキャリア信号の消失時から第1の時間経
    過後であって第2の時間経過時までの時間をランダムに
    示したランダム時間時に送出し、該衝突回避データのキ
    ャリア信号の消失時から前記第1の時間前に前記優先度
    の高いデータを送出する送信制御手段を備え、 前記マスタ通信装置の送信制御手段は、 前記優先度の高いデータを受信した場合、該優先度の高
    いデータのキャリア信号の消失時から前記第1の時間前
    に該優先度の高いデータを前記伝送路上に送出すること
    を特徴とする通信システム。
  9. 【請求項9】 伝送路上に接続された複数の通信装置
    が、他の通信装置のキャリア信号の検出結果をもとにデ
    ータの送信タイミングを調整して信号同士の衝突を防止
    し、該データの送受信を行う通信システムに用いられる
    通信装置において、 新規にデータを送信する場合、前記伝送路上のキャリア
    信号の消失時から第1の時間経過後であって第2の時間
    経過時までの時間をランダムに示したランダム時間時に
    前記データを前記伝送路上に送出し、優先度の高いデー
    タを送信する場合、該データを前記第1の時間前に前記
    伝送路上に送出する送信制御手段を備えたことを特徴と
    する通信装置。
  10. 【請求項10】 伝送路上に接続された複数の通信装置
    が、他の通信装置のキャリア信号の検出結果をもとにデ
    ータの送信タイミングを調整して信号同士の衝突を防止
    し、該データの送受信を行う通信システムに用いられる
    通信装置において、 新規にデータを送信する場合、前記伝送路上のキャリア
    信号の消失時から第1の時間経過後であって第2の時間
    経過時までの時間をランダムに示したランダム時間時に
    前記データを前記伝送路上に送出し、優先度の高いデー
    タを送信する場合、前記伝送路上にキャリア信号を生成
    させる任意のデータである衝突回避データを、前記伝送
    路上のキャリア信号の消失時から第1の時間経過後であ
    って第2の時間経過時までの時間をランダムに示したラ
    ンダム時間時に送出し、該衝突回避データのキャリア信
    号の消失時から前記第1の時間前に前記優先度の高いデ
    ータを前記伝送路上に送出する送信制御手段を備えたこ
    とを特徴とする通信装置。
  11. 【請求項11】 伝送路上に接続された複数の通信装置
    が、他の通信装置のキャリア信号の検出結果をもとにデ
    ータの送信タイミングを調整して信号同士の衝突を防止
    し、該データの送受信を行う通信方法において、 新規にデータを送信する場合、各通信装置は、前記伝送
    路上のキャリア信号の消失時から第1の時間経過後であ
    って第2の時間経過時までの時間をランダムに示したラ
    ンダム時間時に前記データを前記伝送路上に送出するデ
    ータ送出工程と、 優先度の高いデータの送信要求が発生した場合、該優先
    度の高いデータを前記第1の時間前に前記伝送路上に送
    出する優先データ送出工程と、 を含むことを特徴とする通信方法。
  12. 【請求項12】 前記優先度の高いデータは、受信確認
    を示すACKデータであることを特徴とする請求項11
    に記載の通信方法。
  13. 【請求項13】 前記優先度の高いデータは、シーケン
    ス番号が付された一連のデータ群の受信に対する非受信
    確認を示すNACKデータであることを特徴とする請求
    項11または12に記載の通信方法。
  14. 【請求項14】 伝送路上に接続された複数の通信装置
    が、1つのマスタ通信装置と他のスレーブ通信装置とに
    区分されて論理的にスター接続され、他の通信装置のキ
    ャリア信号の検出結果をもとにデータの送信タイミング
    を調整して信号同士の衝突を防止し、前記マスタ通信装
    置を介してデータの送受信を行う通信方法において、 送信元のスレーブ通信装置が、送信要求されたデータを
    送信する場合、前記伝送路上のキャリア信号の消失時か
    ら第1の時間経過後であって第2の時間経過時までの時
    間をランダムに示したランダム時間時に前記データを前
    記マスタ通信装置に送出するデータ送出工程と、 前記データを受信したマスタ通信装置が、前記データを
    受信し、前記伝送路上の該データのキャリア信号の消失
    時から前記第1の時間経過前に該データを送出先のスレ
    ーブ通信装置に送出するデータ中継工程と、 前記送出先のスレーブ通信装置が、前記データの受信確
    認後前記第1の時間前に受信確認を示すACKデータを
    前記マスタ通信装置に送出するACK送出工程と、 前記ACKデータを受信したマスタ通信装置が、前記A
    CKデータを受信し、前記伝送路上の該ACKデータの
    キャリア信号の消失時から前記第1の時間経過前に該A
    CKデータを送信元のスレーブ通信装置に送出するAC
    K中継送出工程と、 を含むことを特徴とする通信方法。
  15. 【請求項15】 伝送路上に接続された複数の通信装置
    が、1つのマスタ通信装置と他のスレーブ通信装置とに
    区分されて論理的にスター接続され、他の通信装置のキ
    ャリア信号の検出結果をもとにデータの送信タイミング
    を調整して信号同士の衝突を防止し、前記マスタ通信装
    置を介してデータの送受信を行う通信方法において、 送信元のスレーブ通信装置が、送信要求されたデータを
    送信する場合、前記伝送路上のキャリア信号の消失時か
    ら第1の時間経過後であって第2の時間経過時までの時
    間をランダムに示したランダム時間時に前記データを前
    記マスタ通信装置に送出するデータ送出工程と、 前記データを受信したマスタ通信装置が、前記データの
    受信確認後前記第1の時間前に受信確認を示すACKデ
    ータを前記送信元のスレーブ通信装置に送出するACK
    送出工程と、 前記マスタ通信装置が、前記ACKデータの送出後、該
    ACKデータのキャリア信号の消失時から前記第1の時
    間前に前記データを送信先のスレーブ通信装置に送出す
    るデータ中継送出工程と、 を含むことを特徴とする通信方法。
  16. 【請求項16】 伝送路上に接続された複数の通信装置
    が、1つのマスタ通信装置と他のスレーブ通信装置とに
    区分されて論理的にスター接続され、他の通信装置のキ
    ャリア信号の検出結果をもとにデータの送信タイミング
    を調整して信号同士の衝突を防止し、前記マスタ通信装
    置を介してデータの送受信を行う通信方法において、 送信元のスレーブ通信装置が、送信要求された同報デー
    タを送信する場合、前記伝送路上のキャリア信号の消失
    時から第1の時間経過後であって第2の時間経過時まで
    の時間をランダムに示したランダム時間時に前記同報デ
    ータを前記マスタ通信装置に送出する同報データ送出工
    程と、 前記同報データを受信したマスタ通信装置が、前記同報
    データの受信確認後前記第1の時間前に受信確認を示す
    ACKデータを前記送信元のスレーブ通信装置に送出す
    るACK送出工程と、 前記マスタ通信装置が、前記ACKデータの送出後、該
    ACKデータのキャリア信号の消失時から前記第1の時
    間前に前記同報データを送信先のスレーブ通信装置に送
    出し、該同報データのキャリア信号の消失時から前記第
    1の時間前に前記同報データを送信先のスレーブ通信装
    置に送出する処理を繰り返す同報データ中継送出工程
    と、 を含むことを特徴とする通信方法。
  17. 【請求項17】 伝送路上に接続された複数の通信装置
    が、1つのマスタ通信装置と他のスレーブ通信装置とに
    区分されて論理的にスター接続され、他の通信装置のキ
    ャリア信号の検出結果をもとにデータの送信タイミング
    を調整して信号同士の衝突を防止し、前記マスタ通信装
    置を介してデータの送受信を行う通信方法において、 送信元のスレーブ通信装置が、送信要求された同報デー
    タを送信する場合、前記伝送路上のキャリア信号の消失
    時から第1の時間経過後であって第2の時間経過時まで
    の時間をランダムに示したランダム時間時に、前記伝送
    路上にキャリア信号を生成させる任意のデータである衝
    突回避データを送出する衝突回避データ送出工程と、 前記送信元のスレーブ通信装置が、前記衝突回避データ
    のキャリア信号の消失時から前記第1の時間前に前記マ
    スタ通信装置に前記同報データを送出する同報データ送
    出工程と、 前記同報データを受信したマスタ通信装置が、前記同報
    データのキャリア信号の消失時から前記第1の時間前に
    前記同報データを送信先のスレーブ通信装置に送出し、
    該同報データのキャリア信号の消失時から前記第1の時
    間前に前記同報データを送信先のスレーブ通信装置に送
    出する処理を繰り返す同報データ中継送出工程と、 を含むことを特徴とする通信方法。
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