JP2752742B2 - パケット送信装置 - Google Patents

パケット送信装置

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JP2752742B2 JP30424289A JP30424289A JP2752742B2 JP 2752742 B2 JP2752742 B2 JP 2752742B2 JP 30424289 A JP30424289 A JP 30424289A JP 30424289 A JP30424289 A JP 30424289A JP 2752742 B2 JP2752742 B2 JP 2752742B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、パケット送信装置に関し、特にスター状
のネツトワークを衛星通信に適用する場合のパケツト送
信に関するものである。
〔従来の技術〕
第7図は、例えば、IEEE SINGAPORE ICCS′88″Multi
access Protocol Desigen of slotted−ALOHA with Res
ervation upon Retransmission″で示されたスター状ネ
ツトワークを説明する概念図であり、(1a),(1b),
(1c)は、複数のパケツト送信装置であり、(2)は通
信衛星であり、(3)は各パケツト送信装置(1a,1b,1
c)と一意に通信を行う親局であり、(4)はパケツト
装置(1a,1d,1c)から親局(3)向けに送信するインバ
ウンドチヤネルと呼ばれる回線である。
以下、パケツト送信装置を子局と呼び代えることとす
る。
第8図は、スロツト付きアロハ方式に関する説明を行
う図であり、(6)はタイムスロツト、(7)はパケツ
ト、(8)はランダムな時間、(9)は再送パケツトで
ある。
第9図は、スロツト付きアロハ方式におけるパケツト
送信装置を示したもので、(10a)は、パケツト送信装
置(1a)の入力バツフア、(11a)はパケツト送信装置
(1a)の送信制御装置である。
第10図は、送信制御装置(11a)を説明するフローチ
ヤートである。
第11図は、選択再送方式であるSREJ方式を説明する図
である。
第12図は、デマンド割当て方式のシーケンスを説明す
る図であり、(20a),(20b)はそれぞれ子局(1a),
(1b)において送信データが発生した時刻を示し、(21
a),(21b)は、子局(1a),(1b)が送信した予約要
求パケツトであり、(22a),(22b)は、割当てられた
タイムスロツトで子局(1a),(1b)からそれぞれ送信
されたパケツトである。(30)は、パケツトを送信する
タイムスロツトを要求するためのパケツトを送信する予
約要求チヤネル、(31)は要求後、割当てられたパケツ
トを送信する予約チヤネルである。(32)は予約要求チ
ヤネル(30)と予約チヤネル(31)とで構成されたフレ
ームであり、(33)はスロツト割当て情報である。
第13図は、図12の方式を実現するパケツト送信装置で
あり、(40a)はデマンド割当て機能を実現する送信制
御装置である。
第14図は、送信制御装置(40a)を説明するフローチ
ヤートである。
次に動作について説明する。従来、スター状ネツトワ
ークを衛星通信に適用する場合、衛星通信特有の、パケ
ツト長に比べて非常に大きな伝搬遅延時間が問題とな
る。1:Nのスター状ネツトワークを第7図に示す。複数
の子局(1a,1b,1c)は衛星(2)を介してひとつの親局
(3)と通信を行う。通信は一般的に全二重で行われ、
子局(1a,1b,1c)から親局(3)向けの通信はインバウ
ンドチヤネル(4)で、親局から子局向けの通信は、ア
ウトバウンドチヤネル(5)によつて行われる。このよ
うなネツトワークにおいては、スループツトや伝送遅延
時間等の性能は、インパウンドチヤネルに、どのような
多元接続方式を用いるか、さらに、どれだけ効率的な再
送方式を用いるかに左右される。一般的に子局の数が多
い場合、インバウンドチヤネル(4)はランダムアクセ
ス方式をベースとした多元接続方式が有利であり、地上
系では、LAN(Local Area Network)などでCSMA/CD(Ca
rrier Sence Multiple Access/Collision Detection)
方式が使われている。しかし、衛星通信の場合、上記し
た伝搬遅延時間の問題があり、CSMA/CD方式は最大スル
ープツトが劣下することから、スロツト付きアロハ方式
が一般的である。スロツト付きアロハ方式を第8図に示
す。子局(1b)を例にとつて説明する。子局(1b)は伝
送するデータが発生すると、ランダムにタイムスロツト
(6)を選択してパケツト(7)を送信する。パケツト
(7)は、他の子局(1a,1c,1d)とは独立して送信され
るので、衝突、干渉が起こり、衝突が起きたら、端末か
らある間隔(8)を置いてパケツトの再送(9)を行
う。この再送の間隔(8)は再度の衝突を避けるためラ
ンダムでなければならない。このため、スロツト付きア
ロハ方式では、誤り再送方式から見れば基本形ARQ(Sto
p−And−Wait ARQ)として動作する。しかし、Stop−An
d−Wait ARQはパケツトを送信してから応答信号を受け
とるまでのむだ時間が存在するため、衛星回線のように
伝搬遅延時間が問題となる場合には、再送効率が低下す
る。スロツト付きアロハ方式を実現するようなパケツト
送信装置の例としては第9図に示すような構成がある。
子局(1a)は入力バツフア(10a)及び送信制御装置(1
1a)とから構成される。入力バルフア(10a)は、伝送
するデータパケツトを取込み先着順(FIFO:First in Fi
rst Out)に出力する。送信制御装置(11a)は、入力バ
ツフア(10a)からのパケツトを送信するか、再送を行
うのかを制御する。送信制御装置(11a)に関して第10
図に詳しく説明する。
子局(1a)は、はじめに、送信応答未確認パケツトが
あるかどうかを(111)でチエツクする。送信応答未確
認パケツトがある場合には応答信号を受信するまで(11
2)で待つ。(113)で親局(3)からアウトバウンド
(5)経由で送られてくる正常応答信号(ACK)を受信
した場合には(114)で入力バルフアに送信待パケツト
があるかどうかチエツクし、それがある場合には(11
5)で送信する。一方、(113)で正常応答信号(ACK)
が受信しれなかつた場合には、NAK信号を受信したもの
とし、(116)でランダム再送遅延時間を作成する。ラ
ンダム再送遅延時間(116)は再送信による再衝突確率
をできる限り押えることを目的としている。(117)で
ランダム再送遅延時間のカウントを終了すると、(11
5)においてただちにパケツトの再送信を行う。また、
(111)で送信応答未確認パケツトがない場合は(113)
でACKを受信した場合と同じ処理を行う。
以上、スロツト付きアロハ方式の送信装置の構成を説
明したが、上述したように、スロツト付きアロハ方式に
は伝搬遅延時間が大きい場合、再送効率が著しく低下す
るという問題がある。このため、再送効率を高め、送信
するパケツト間のむだ時間を減少させるため親局(3)
からアウトバウンドチヤネル(5)を経由して送られて
くる正常応答信号ACKを待たずに、連続的にパケツトを
送信し、かつ再送は、誤りのあつたパケツトのみ行う方
法が考えられている。この方式は、HDLC(High level D
ata Link Control)手順(JIS−C−63631978)に効率
の高い再送方式として規定されているSREJ(Selective
Reject)方式である。SREJ方式について第11図で説明す
る。子局が親局に対して連結してパケツト(I0〜I12
を送信するものとする。送信パケツトには番号が付いて
おり、親局はその番号を確認しながら順番に受信する。
何らかの理由で、親局がパケツトを受信できず受信した
パケツトの番号のシーケンスに順次誤りが生じた場合、
親局は受信できなかつたパケツトの番号をSREJ信号とし
て該当する子局に対して送信する。第11図においては、
I1及びI10のパケツトが該当している。SREJ方式は高い
再送効率が得られるが、プロトコル自体がpoint−to−p
ointを前提にしたものでありスター状ネツトワークのよ
うな1:Nの通信形態に適さない。このため、従来、SERJ
方式のような、連続送信が可能な誤り再送方式(ARQ)
を、スター状のネツトワークに適用する場合、第12図に
示すような回線設定が前提となつていた。
即ち、連続送信が可能となるように、データパケツト
を送信する場合はじめにデータを送信するチヤネルを確
保する方式である。第12図は子局(1a,1b)と親局
(3)間の回線接続シーケンスを示したものである。子
局(1a)は、タイムスロツト(20a)で発生したデータ
を送信するタイムスロツトを親局(3)に要求するため
に予約要求パケツト(21a)を送信する。子局が予約要
求を行うためのスロツトは、予約要求チヤネル(30)と
して予め、それぞれの子局に割当てられている。このた
め、送信すべきデータが発生してから、自分に割当てら
れた予約要求スロツトが来るまで待たなければならな
い。親局(3)は、複数の子局(1a,1b)からの予約要
求を受信し、子局がデータパケツトを送信するためにプ
ールしてある予約チヤネル(31)を割付けを行う。ここ
で予約要求チヤネル(30)と予約チヤネル(31)を合わ
せてフレーム(32)が構成される。それれの子局に割当
てられる予約要求チヤネル(1a,1b)の割当て周期がフ
レーム(32)周期である。予約チヤネル(31)の割付け
結果は、スロツト割当て情報(33)としてアウトバウン
ドチャネル(5)経由で各子局(1a,1b)に通知され
る。子局(1a)はスロツト割当て情報(33)をもとにデ
ータパケツトの送信スロツトを確定しデータパケツト
(22a)を、子局(1b)はデータパケツト(22b)を送信
する。このような回線割当て方式は、デマンド割当て方
式と呼ばれる。この方式を実現するパケツト送信装置を
第13図に示す。送信制御装置(40a)の構成を除いて第
9図に示すスロツト付きアロハ方式と同じ送信装置構成
となる。送信制御装置(40a)に関して第114図に詳しく
説明する。子局(1a)ははじめに入力バツフアに送信待
パケツトがあるかどうかを(51)でチエツクする。も
し、入力バルフアが空であればなにもせず、一方、1パ
ケツト以上である場合にはその数を予約要求パケツトに
書込み、子局(1a)に割当てられた予約要求スロツトが
来るまで、(52)で予約要求パケツトの送信を保留す
る。予約要求タイムスロツトが子局(1a)に割当てられ
たタイムスロツトになると、(53)で子局(1a)は親局
(3)に向けて予約要求パケツトの送信を行う。子局
(1a)は、予約要求パケツトを送信した後、(54)で親
局が子局(1a)に割当てる予約タイムスロツト番号を通
知するタイムスロツト割当て情報を待つ。(54)で子局
(1a)に対する割当て情報を受信した後は、(55)で割
当てられた予約タイムスロツトが来るのを待ち、該当す
るタイムスロツトが来ると、データパケツトを(56)で
送信する。
以上、デマンド割当て方式について第12〜第14図によ
り説明した。この方式は送信に必要なタイムスロツト数
を予め、予約要求パケツトを用いて要求するのでデータ
パケツトの連続送信が可能であり、上述した効率的な再
送方式を適用することができるが、予約要求スロツト数
が子局の数だけ必要となるため、子局の数が多い場合、
データが発生してからデータパケツトが親局(3)に到
着するまでに要する時間が増大するという問題がある。
〔発明が解決しようとする問題点〕
従来のパケツト送信装置は、以上のように構成されて
いるので、1:Nのスター状ネツトワークにおいて、子局
の数が多い場合にもSREJ方式のような効率的な再送方式
を実現しようとすると、データが発生してから、子局が
送信に必要なタイムスロツトを確保するまでに要する時
間が増加し、パケツトの伝送遅延時間が大きくなるとい
う問題があつた。
この発明は、上記のような問題点を解消するためにな
されたもので、多数の子局が参加する1:Nスター状ネツ
トワークにおいて、高いスループツトが得られるととも
に、パケツトの衝突や熱雑音に起因して衛星回線上で起
こるパケツト誤りに対する再送を効率良く行うことがで
きるパケツト送信装置を得ることを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
この発明に係るパケツト送信装置は入力バツフアと、
再送バッファと、送信制御装置とが設けられ、上気入力
バッファは入力パケットを記憶、送信し、上記再送バッ
ファは再送パケットを記憶、送信するものであり、上記
送信制御装置は、上記入力バッファあるいは再送バッフ
ァからの送信待ちのパケットを取り出して送信し、かつ
そのパケツトに対する応答信号を受信することにより次
のパケットを送信する確認応答型送信手段と、上記入力
バツフアあるいは再送バツフア内のパケツトを連続的に
送信し、選択再送要求信号の受信時に再送する選択再送
型送信手段とを有し、上記確認応答型送信手段と選択再
送型送信手段とを、確認応答型手段における応答信号が
正常であるか異常であるかにより切替可能に構成したも
のである。
つまりもつと具体的に表現するならばこの発明に係る
パケツト送信装置は、インバウンドチヤネルにおけるパ
ケツト送信に関し、送信したパケツトが親局に正しく受
信される限りにおいてはスロツト付きアロハ方式による
Stop−and−wait ARQによる再送を施し、パケツトの衝
突あるいは、熱雑音等に起因するビツト誤りによつて、
結果的に親局がパケツトを受信できなかつた場合には、
SREJ方式による効率的な再送を行うようにしたものであ
る。
〔作用〕
この発明におけるパケツト送信装置は、確認応答型送
信手段と選択再送型送信手段とをパケツトの送信状態に
より切替えるということにより高いスループツトと、低
い伝送遅延時間特性を実現できる。
〔発明の実施例〕
以下、この発明の一実施例を図について説明する。第
1図において、(10a)は子局(1a)の入力バツフアで
あり(10b)(10c)はそれぞれ子局(1b)(1c)の入力
バツフアである。また(60a)は子局(1a)の再送バツ
フアであり、(60b),(60c)はそれぞれ子局(1b),
(1c)の再送バツフアである。また(61a),(61b),
(61c)は、それぞれ子局(1a),(1b),(1c)の送
信制御装置である。
第2図において、(70)はストツト付きアロハチヤネ
ル、(71)は予約チヤネルであり、(72a)はデータパ
ケツト、(73a)はACK信号、(74a)はデータパケツ
ト、(75a)はNAK信号、(76a)はランダムな再送遅延
時間K、(77a)は再送パケツト、(78a)はタイムスロ
ツト割当て情報を付加したACK信号、(79a)は予約パケ
ツトである。以上(72a)〜(72a)は子局(1a)に関す
るものであるが、子局(1b)に関しても同様にして(72
b)〜(79b)を定義する。
第3図において、(80a)〜(87a)は予約パケツトで
あり、(88a)と(89a)はSREJ信号である。
次に第1図に示した本発明にかかるパケツト送信装置
について説明する。
図において、各子局(1a,1b,…1c)にそれぞれ装備さ
れる再送バツフア(60a,60b,……60c)と、送信制御装
置(61a,61b,…61c)を除いて第9図あるいは第13図と
同じ構成である。子局(1a)を例に説明する。外部から
の入力パケツトは随時入力され入力バツフア(10a)に
収容される。入力バツフア(10a)のパケツトは先着順
にインバウンドチヤネル(4)に送信される。送信制御
は送信制御装置(61a)で行われ、スロツトアロハ方式
による送信を行い、再送方式としてStop−and−wait AR
Qを用いるか、あるいは、予約チヤネルによる連続送信
を行い再送方式としてSREJ方式を用いるかを選択する。
パケツトは、このいずれかの方法によつて送信される
が、あわせて再送バルフア(60a)にも入力される。再
送バツファ(60a)は送信したパケツトが、親局が受信
されなかつた場合に再送するために一度送信したパケツ
トを記憶しておく機能を持つ。入力バツフア(10a)は
一度読出すと、その内容が消去されるのに対し、再送バ
ツフア(60a)は何度でも読出すことができ、再送する
ことができる。また、送信制御装置(61a)に対する制
御信号は、アウトバウンドチヤンネル(5)を経由して
親局(3)から送られてくる。
次に、本発明によるパケツト送信装置の基本的なパケ
ツト送信手順を第2図に示す。はじめに、ネツトワーク
に参加しようとする子局は、親局(3)が規定する時間
基準に同期しているものとする。即ち、子局によるパケ
ツトの送信タイミングは親局(3)により一意に定める
ことができる。第2図の横軸は、インバウンドチヤネル
(4)のパケツト送信タイミングを表わしたものであ
る。インバウンドチヤンネル(4)は、スロツト付きア
ロハチヤネル(70)と予約チヤネル(71)によりフレー
ム(32)を構成している。スロツト付きアロハチヤネル
(70)と予約チヤネル(71)がフレームに占める割合は
可変であり、その制御は親局(3)によつて行われる。
以下、子局(1a)を例に説明する。子局(1a)は送信
データが入力バツフア(10a)に入力されると、最寄り
のスロツト付きアロハチヤネル(70)のタイムスロツト
(6)にデータパケツト(72a)を送信する。データパ
ケツト(72a)が親局に正しく受信されると、親局は、
正常応答信号ACK(73a)を子局(1a)に返送する。子局
(1a)は、ACK(73a)を受信した時点でデータパケツト
の送信を完了し、次に送るべきデータが入力バツフア
(10a)にある場合は、同様の方法で送信する。第2図
では、データパケツト(74a)に相当する。データパケ
ツト(74a)を送信した結果、他の子局(1b)のデータ
パケツトと衝突を起こしたり、あるいは、熱雑音に起因
するビツト誤りによつて親局(3)がこのデータパケツ
ト(74a)を正しく受信できなかつた場合、親局(3)
は異常応答信号NAK(75a)を返送する。子局(1a)はNA
K(75a)を受信すると、再送信に伴う再衝突を避けるた
めにランダムな再送遅延時間K(76a)を設定し、再送
信を遅らせる処置をとる。再送パケツト(77a)は親局
(3)からACKが返送されるまで繰返される。さらに本
装置では再送時には、再送バツフア(60a)および入力
バツフア(10a)に滞溜しているパケツト数を効率的に
送信するため、予約チヤネル(71)の使用要求と必要ス
ロツト数として再送パケツト(77a)に付加して送信す
る。親局(3)は各子局からの予約チヤネル(71)の使
用要求を一括管理し、正常応答信号ACK(78a)にタイム
スロツト割当て情報を付加してアウトバウンド(5)経
由で子局(1a)に送信する。正常応答信号ACK(78a)を
受信した子局(1a)は、割当て情報をもとに指示された
予約チヤネル(71)のタイムスロツトを使い、再送バツ
フア(60a)および入力バツフア(10a)のパケツトを予
約パケツト(79a)として連続送信する。このため、子
局(1a)によるパケツトの送信は、親局(3)から異常
応答信号NAKが返送されるまではStop−and−wait ARQ方
式により誤り再送を行い、予約チヤネル(71)を使つた
送信を行う場合は、選択再送SREJ方式による誤り再送を
行う。
第3図に、本装置における選択再送(SREJ)方式の手
順を示す。データパケツト(72a)の送信から、正常応
答信号ACK(78a)の受信までの手順は第2図と同一であ
る。第3図は10個のパケツトを予約チヤネルで送信する
場合の例であるが、送信中、(88a)及び(89a)でSREJ
信号を受信すると入力バツフア(10a)内のパケツトに
優先して再送バツフア(60a)内のSREJ信号(88a,89a)
に対応する再送パケツトを送信する。次に本装置におい
て、スロツト付きアロハチヤネル(70)と予約チヤネル
(71)への送信を制御する送信制御装置(61a)の詳細
説明を第4図に示す。なお後述する第5図は第4図のフ
ローの続きであり、この第4図と第5図に示されたもの
が確認応答型送信手段を構成する。送信制御装置(61
a)において、送信応答未確認パケツトがあるかどうか
判定し(200)、ある場合には親局(3)からの応答を
待つ(201)。正常応答信号ACKが返送されるか、異常応
答信号NAKが返送されるかを判定し(202)ACKが返送さ
れたと判定されると、再送バツフア(60a)からACK信号
の対象となるパケツトを消去する(203)。また、送信
応答未確認パケツトがないと判定された場合(200)に
は、(203)の処理後の分岐と共に、入力バルフア(10
a)に送信待パケツトが滞留しているかどうかの判定を
行う(204)。判定の結果送信待パケツトがない場合に
は、送信制御を終了する。一方、送信待パケツトがある
場合には、入力バルフア(10a)からパケツトを取出し
送信パケツトを識別する順序番号を付加してインバウン
ドチヤネル(4)のスロツト付きアロハチャネル(70)
のタイムスロツトに送信し(205)、合わせて送信パケ
ツトを再送バツフア(60a)に収容した後(206)、段階
(200)に戻る。また、段階(202)で、異常応答信号NA
Kを受信した場合には、入力バルフア(10a)内に滞留し
ているパケツト数を計算し(207)、その結果を、再送
バツフア(60a)から取出した再送パケツトに予約要求
スロツト数として付加する(208)。予約要求スロツト
を付加した再送パケツトは、すぐ受信せず段階(209)
で作成したランダム再送遅延時間だけ送信を保留し、ラ
ンダム再送遅延時間の終了を判定し(210)、終了した
場合には、第5図の段階(211)で再送パケツトを送信
する。送信後は親局(3)から予約チヤネル(71)のタ
イムスロツト割当て情報を含む正常応答信号ACKが返送
されるのを待つ(212)。段階(213)で、異常応答信号
NAKの判定が行われると、段階(207)に戻る。一方、正
常応答信号ACKと判定された場合には、段階(214)で予
約チヤネル(71)のタイムスロツトをカウントし割当て
られた予約タイムストツトが来るのを待つ。割当てられ
た予約タイムスロツトの先頭を監視し(215)、先頭タ
イムスロツトを確認すると、段階(216)に進み、予約
チヤネルによる連続送信処理を行う。以上に確認応答型
送信手段の処理例を示した。
次に第6図に段階(216)の詳細を説明する。ここに
示されたものが選択再送型送信手段を構成する。はじめ
に、親局(3)から割当てられた予約チヤネルのタイム
スロツト数をXとする(300)。子局(1a)の予約チヤ
ネルでの送信数をカウンとするカウンタIXをIX=1に初
期化し(301)、アウトバウンドチヤネル(5)を経由
して親局(3)から送られるSREJ信号を監視する(30
2)。SREJ信号を受信しない場合には、段階(303)で入
力バツフアからパケットを取出し、送信順序を識別する
番号を付加して送信し、合わせて、再送バツフア(60
a)に入力する(304)。続いてカウンタIXをカウントア
ツプし(305)、IX>Xが偽であれば(306)段階(30
2)に戻る。一方、IX>Xが真であれば(306)本処理を
終了する。
さらに段階(302)でSREJ信号を受信した場合には、
段階(307)でSREJ信号で指示されたパケツトを再送バ
ツフア(60a)から取出し送信する。
以上に選択再送型送信手段の処理例を示した。
なお、上記実施例では、段階(205)及び(303)でパ
ケツトに順序番号を付加したが、一般的にHDLC手順で用
いられている送受信シーケンス番号で代用してもよい。
また、段階(202)、及び(213)における異常応答信号
NAKの判定にはパケツト送信装置内にパケツト送信と同
時にスタートするタイマを設け、一定時間内に親局
(3)からの正常応答信号ACKが返送されなかつた場合
には、タイムアウトとなり、これを検出することで行つ
てもよい。
〔発明の効果〕
以上のように、この発明によれば、パケツト送信装置
に関し、その再送手順を確認応答型送信手段と選択再送
型送信手段とを、確認応答型手段における応答信号が正
常でえあるか異常であるかによつて切替可能な構成にし
たので参加子局数の多いスター状ネツトワークにおい
て、高いスループツトや低い伝送遅延時間を実現するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明の一実施例によるパケツト送信装置
を示す図である。第2図は本発明によるパケツト送信装
置によるパケツト送信シーケンスを示す図、第3図は本
発明によるパケツト送信装置による再送パケツト送信シ
ーケンスを示す図、第4図から第6図までは、第1図の
送信制御装置の動作を説明するフローチヤートで、第4,
第5図は確認応答型送信手段であり、第6図は選択再送
型送信手段を示す。第7図はスター状ネツトワークを示
す概念図、第8図はスロツト付きアロハ方式によるパケ
ツト送信シーケンスを示す図、第9図は従来のパケツト
送信装置の一例を示す図、第10図は第9図の送信制御装
置の動作を説明するフローチヤートを示す図、第11図は
選択再送方式(SREJ方式)のシーケンスを説明する図、
第12図はデマンド割当て方式のパケツト送信シーケンス
を説明する図、第13図は従来のパケツト送信装置の一例
を示す図、第14図は、第13図の送信制御装置を説明する
図である。 (1a),(1b),(1c)はパケツト送信装置、(2)は
通信衛星、(3)は親局、(4)はインバウンドチヤネ
ル、(5)はアウトバウンドチヤネル、(6)はタイム
スロツト、(7)は送信パケツト、(8)は再送遅延時
間、(9)は再送パケツト、(10a),(10b),(10
c)は入力バツフア、(11a)は送信制御装置、(20
a),(20b)はデータ発生時刻、(21a),(21b)は予
約要求パケツト、(22a),(22b)は予約パケツト、
(30)は予約要求チヤネル、(31)は予約チヤネル、
(32)はフレーム、(33)はスロツト割当て情報を含む
正常応答ACK信号、(40a)は送信制御装置、(60a),
(60b),(60c)は再送バツフア、(61a),(61b),
(61c)は送信制御装置、(70)はスロツト付きアロハ
チヤネル、(71)は予約チヤネル、(72a),(72b)は
データパケツト、(73a),(73b)は正常応答ACK信
号、(74a),(74b)はデータパケツト、(75a),(7
5b)は異常応答NAK信号、(76a),(76b)はランダム
再送遅延時間K、(77a),(77b)は再送パケツト、
(78a),(78b)はタイムスロツト割当て情報を付加し
た正常応答ACK信号、(79a),(79b)は予約パケツ
ト、(80a)〜(87a)は予約パケツト、(88a),(89
a)は選択再送SREJパケツトである。 なお、図中、同一符号は同一又は相当部分を示す。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入力バッファと、再送バッファと、送信制
    御装置とが設けられたパケット送信装置において、上記
    入力バッファは入力パケットを記憶すると共に送信し、
    上記再送バッファは再送パケットを記憶すると共に送信
    するものであり、上記送信制御装置は、上記入力バッフ
    ァあるいは上記再送バッファから送信待ちのパケットを
    取り出して送信し、かつそのパケットに対する応答信号
    を受信することにより次のパケットを送信する確認応答
    型送信手段と、上記入力バッファあるいは再送バッファ
    内のパケットを連続的に送信し、選択再送要求信号の受
    信時に再送する選択再送型送信手段とを有し、上記確認
    応答型送信手段で上記パケットを送信し、当該確認応答
    型送信手段における上記応答信号が異常であるとき、上
    記選択再送型送信手段に切り替えて上記パケットを連続
    的に送信することを特徴とするパケット送信装置。
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