JP3767904B2 - 高効率なポーリング手順によるデータ通信 - Google Patents
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Description
本発明はデータ通信ネットワーク、特に閉回路テレビジョン監視システムと共に用いるデータ通信ネットワークに関する。
発明の背景
データ通信ネットワークは、それぞれデータメッセージの送受信ができるデータメッセージの送受信が可能な複数の装置を提供することが知られている。広く用いられているデータネットワークの種類の1つがローカルエリアネットワーク(LAN)であり、データ送受信装置はすべてツイストペアケーブルや同軸ケーブルのような共用伝送媒体に接続される。
データネットワークに共用伝送媒体を使用するときは、伝送媒体にアクセスしようとする競合を解決または回避するなんらかの装置が必要になる。競合を回避する周知の技術の1つが従局をそれぞれ順にポーリングする主局を設置することである。これにより、従局は媒体へのアクセスを希望する特定の装置に送られるポーリングメッセージに応答してのみ伝送媒体にアクセスすることができる。従来のポーリング方式を用いるネットワークは、各装置が伝送媒体への頻繁なアクセスを必要とするときは満足のいく性能を発揮できるが、メッセージのトラフィックがそれほど輻輳していない場合や、「バースト転送」する場合は、ポーリング方式を用いるネットワークは伝送媒体を効率的に使用することができない。また、伝送媒体に接続した装置の数が多いと、伝送媒体にアクセスを許可する際、許容し難いほどの大きな遅延が生じることもある。
また、いわゆるランダムアクセス制御技術も知られている。この技術は「バースト転送」トラフィックにより適している。例えば、良く知られたランダムアクセス技術の1つはCSMA(Carrier sense multiple access)と呼ばれている。この技術によれば、装置に送信するデータがあると装置は伝送媒体に「問い合せ」て、媒体が現在使用状態にあるかどうか判断する。媒体が使用状態になければデータを送信する。データの衝突が発生、すなわち2つの装置が時間的に重複するデータパケットを送信した場合、端末装置は、再送する前に不定期間遅延させるなどして将来に起こりうる衝突を避けるように各データを再送する。
CSMA技術の欠点は、データ衝突発生の可能性が伝送媒体に結合された装置数の増加とともに、およびトラフィック頻度の増大とともに大きくなることである。これは許容不能なほどの遅延を引き起こす結果になるかも知れない。さらに、この技術は、装置が任意の有限時間内に伝送媒体にアクセスできるか否かを正確に知ることができないという点において「非決定論的」である。これは一定期間に送るデータのときは許容可能な特性でないかも知れない。
ビデオ監視カメラ、カメラ制御コンソール、閉回路テレビジョン監視システムを構成する他の装置の相互接続に用いられるローカルエリアネットワークの管理においては非常に困難な挑戦が求められている。このようなLANは、ネットワークへそれほど多くアクセスしない比較的多数の装置と頻繁にアクセスする少数の装置を含む。さらに、送信するデータパケットのサイズもかなりまちまちである。ビデオ監視システムと共に用いるLANにこれまで適用されているアクセス制御技術を用いても、LANに接続した装置(カメラまたはコントローラ)数を著しく制限することなく満足のいく性能を達成することはできない。
ビデオ監視システムの各部に個別のLANを設置してビデオ監視システムを「分割」することも考えられるが、しかし、ただ制御コンソールと同じLANに接続されていないカメラを制御コンソールが制御することができないという欠点が生じる。このため、システムを分割することは、すべてのコンソールがすべてのカメラを制御するという望ましい特性に矛盾する。
本発明の目的と概要
従って、本発明の目的は、ビデオカメラ、カメラ制御コンソール、ビデオ監視システムを構成する他の装置を相互接続する改良されたローカルエリアネットワークを提供することである。
本発明の別の目的は、大きなスループットと決定論的動作をするデータ通信ネットワークを提供することである。
本発明のまた別の目的は、1つ以上のタイプの異なるデータ送受信装置にデータを効率的に送信するデータ通信ネットワークを提供することである。
本発明のさらに別の目的は、サイズの異なるデータパケットを効率的に処理するデータ通信ネットワークを提供することである。
本発明の第1の局面によると、複数の相互接続された装置をポーリングする方法が提供されており、各装置はデータメッセージの送受信が可能である。各装置は上位グループの装置と下位グループの装置とを含み、上位と下位グループの装置は互いに排他的であり、上位グループの装置は下位グループの装置の少なくともN/M倍の頻度でポーリングされる。ここで、NとMは正の整数でN>Mの関係がある。本発明のこの局面によるさらに別の実施態様によれば、Mは1に等しい。
本発明のこの局面によるさらに別の実施態様では、各装置は装置に送信するデータがないことを示す第1のタイプの応答、または装置に送信するデータがあることを示す第2のタイプの応答のいずれかを送信してポーリングに応答する。また、この局面による方法は、どれくらいの頻度で上位グループの各装置が第1のタイプの応答を送信するか決定するステップと、装置が規定の頻度以上で第1のタイプの応答を送信した場合、装置を上位グループから下位グループに再割り当てするステップとをさらに含む。
本発明のこの局面によるさらに別の実施態様では、この方法は下位グループの各装置がどれくらいの頻度で第2のタイプの応答を送信するか決定するステップと、装置が規定の頻度以上で第2のタイプの応答を送信した場合、装置を下位グループから上位グループに再割り当てするステップとも含む。
本発明のこの局面によると、データネットワークへのより頻繁なアクセスがより頻繁なアクセスを必要とする装置に提供される。ネットワークへの許可されたアクセス頻度は装置により動的かつ適応的に変化させる。
本発明の別の局面によると、複数の相互接続された装置をポーリングする方法が提供されている。各装置はデータメッセージの送受信が可能である。複数の装置は装置の第1のグループの装置と第2のグループの装置とを含む。2つのグループは互いに排他的で、この方法はある一定期間、第1グループの各装置に少なくとも2より大きい整数であるN回ポーリングメッセージを送信するステップと、ある一定期間、1回だけポーリングメッセージを第2のグループの装置の各装置に送信するステップとを含む。
本発明のさらに別の局面によると、複数の相互接続された装置をポーリングする方法が提供されている。各装置はデータメッセージの送受信が可能である。複数の装置は装置の上位グループの装置と下位グループの装置とを含む。上位と下位グループは互いに排他的である。この方法は、1回だけ第1のポーリングメッセージを下位グループの装置の各装置に順に送る第1の送信ステップと、第1の送信ステップの開始後、および第1のポーリングメッセージ以外の任意のポーリングメッセージを第2の下位グループの任意の装置に送信する前に、上位グループの装置の各装置に少なくともN回送る第2の送信ステップとを含む。ここで、Nは1より大きい整数である。
本発明のさらに別の局面によると、複数の相互接続された装置をポーリングする方法が提供されている。各装置はデータメッセージの送受信が可能である。複数の装置は第1の上位グループの装置、第2の上位グループの装置、下位グループの装置とを含む。第1の上位グループ、第2の上位グループ、下位グループはすべて互いに排他的である。第1の上位グループの装置、下位グループより少なくともN倍の頻度でポーリングされる。第2の上位グループの装置のこれらの装置は、下位グループの装置より少なくともN倍の頻度でポーリングされる。ここで、NとMは1より大きな整数で互いに異なる。本発明のさらに別の局面によると、NはMの整数倍である。
本発明のさらに別の局面によると、複数の相互接続された装置をポーリングする方法が提供されている。各装置はデータメッセージの送受信が可能である。複数の装置は第1のグループの装置と第2のグループの装置とを含む。第1と第2のグループの装置はそれぞれ複数の装置から構成されている。この方法は、規定のシーケンスに従って、第1のグループの装置の各装置に一意に送られるポーリングメッセージを第1のグループの装置の各装置に送る第1の送信ステップと、第1の送信ステップの後に、第2のグループの装置のすべての装置に集中ポーリングメッセージを同時に送信するステップと、集中ポーリングメッセージに応答して第2のグループの装置間で競合が発生したかどうか検出するステップと、検出ステップで競合が検出された場合、探索アルゴリズムを実行して検出された競合を解決するステップとを含む。
本発明のこの局面による実施態様は、ネットワークにアクセスする専用の機会に上位装置に比較的多い頻度でアクセスするが、他の装置へはそれほど多くアクセスしない。
本発明のさらに別の局面によると、複数の相互接続された装置をポーリングする方法が提供されている。各装置はデータメッセージの送受信が可能である。この方法は、規定シーケンスに従って、各装置に一意に送られるポーリングメッセージを複数の各装置に送る第1の送信ステップと、第1の送信ステップの後に、集中ポーリングメッセージをすべての装置に送る第2の送信ステップと、集中ポーリングメッセージに応答して装置間で競合が発生したかどうか検出するステップと、検出ステップで競合が検出された場合、探索アルゴリズムを実行して検出された競合を解決するステップとを含む。
本発明のこの局面によると、各装置はネットワークにアクセスするあらかじめ決められた機会を与えられるが、これらの装置へのより頻繁なアクセスを必要とする場合には、より頻繁なアクセスを必要とすることもある。
本発明のさらに別の局面によると、複数の相互接続された装置をポーリングする方法が提供されている。各装置はデータメッセージの送受信が可能である。複数の装置は、上位グループの装置と下位グループの装置とを含む。上位と下位グループは互いに排他的である。この方法は、それぞれ下位グループの装置の各装置に送られるポーリングメッセージにより下位グループの装置を第1の頻度でポーリングするステップと、それぞれ上位グループの装置の各装置に送られるポーリングメッセージにより上位グループの装置を第2の頻度でポーリングするステップとを含み、第2の頻度は第1の頻度のN/M倍であり、NとMは正の整数でN>Mの関係があるステップと、下位グループの装置のすべての装置に集中ポーリングメッセージを同時に第3の頻度で送信するステップと、集中ポーリングメッセージに応答して下位グループの装置間で競合が発生したかどうか検出するステップと、検出ステップで競合が検出された場合、探索アルゴリズムを実行して検出された競合を解決するステップとを含む。
本発明の後者の局面に基づいた別の実施態様によると、第3の頻度は第1の頻度に等しく、M=1の関係がありNは2より大きい。
本発明のさらに別の局面によると、複数の相互接続された装置をポーリングする方法が提供されている。各装置は、データメッセージの送受信が可能である。ポーリングメッセージ以外の各データメッセージは少なくともNバイトから成る第1の規定フォーマットで、Nは1より大きな整数である。この方法は、ポーリングメッセージを各装置に順に送るステップを含む。ここで、各ポーリングメッセージはMバイトから成る第1の規定フォーマットで、Nより小さな正の整数である。本発明の後者の局面に基づく別の実施態様によると、M=5,N=6で、各ポーリングメッセージは、スタートフラグバイト、ポーリングメッセージが送信される装置のそれぞれ1つを識別するアドレスバイト、2バイトから成るエラー検出コード、ストップフラグバイトから構成される。一方、ポーリングメッセージ以外の各データメッセージは少なくとも、スタートフラグバイト、データメッセージが送信される装置のそれぞれ1つを識別するアドレスバイト、データメッセージの種別を識別する型バイト、2バイトから成るエラー訂正コード、ストップフラグバイトから構成される。さらに別の実施態様によると、データメッセージのいくつかは、少なくとも送信する1バイトデータを含み、送信する92バイト以上のデータを含むデータメッセージはない。
本発明のさらに別の局面によると、主ポーリング装置とその他の装置から成る複数の相互接続された装置から構成されるデータネットワークを運用する方法が提供されている。この方法は、各ポーリングメッセージを主ポーリング装置から他の各装置に順に送信するステップと、各ポーリングメッセージに応答してデータメッセージを他の装置から送信するステップとを含む。各ポーリングメッセージに応答して他の装置から送信されたデータメッセージは少なくともNバイト、各ポーリングメッセージはそれぞれMバイトから成り、NとMは正の整数でM<Nの関係がある。
本発明のまたさらに別の局面によると、主ポーリング装置とその他の装置を含む複数の相互接続された装置から構成されるデータネットワークを運用する方法が提供されている。この方法は主ポーリング装置から他の装置の最初の1つにポーリングメッセージを送信するステップと、ポーリングメッセージに応答して、他の装置の最初の1つから他の装置の次の1つにデータメッセージを直接送信するステップとを含む。
本発明のまたさらに別の発明によると、ポーリングされた装置がデータネットワークからポーリングした装置で受信したポーリングメッセージに応答する方法が提供されている。ネットワークは、データメッセージの送受信が可能な複数の装置と、装置間のデータ通信を行う装置を相互接続するネットワーク手段と、複数の装置にポーリングメッセージを送信する手段とを備える。ここでこの方法は、ポーリングした装置に送信するデータがある場合、Nが正の整数である少なくともNバイトから成るデータメッセージを送信するステップと、ポーリングした装置に送信するデータがない場合、なんのバイトも含まないポーリング応答信号を送信するステップとを含む。
本発明の後者の局面に基づくさらに別の実施態様によると、ポーリング応答信号は、複数の回線遷移と、これに続く、少なくとも2クロックサイクルの間、回線遷移がない期間から成り、複数の回線遷移は6つ以上の回線遷移から成る。さらに別の実施態様によると、データメッセージはFM−0エンコーディング方式により送信され、ポーリング応答信号は4つの「0」ビットと回線遷移がない状態から成る。
【図面の簡単な説明】
図1は、監視システムを構成する装置間でデータ通信を行う本発明により提供されるローカルエリアネットワークを設置した、閉回路テレビジョンビデオ監視システムの概略的なブロック図である。
図2は、図1の監視システムとローカルエリアネットワークのシステム制御モジュールのブロック図である。
図3は、図2のシステム制御モジュールで実行されるポーリング手法を示すフローチャートである。
図4は、図2のシステム制御モジュールで実行される別のポーリング手法を示すフローチャートである。
図5Aは、ポーリングメッセージに応答して図1のシステムのポーリングした装置から送信される否定応答信号を示す波形図である。
図5Bは、図2のシステム制御モジュールから送信されたポーリングコマンドのフォーマットを示す。
図5Cと5Dは、図1のシステムから送信された他のメッセージを示す。
図6は、ポーリングメッセージのシーケンスと図1のシステムから送信された他の信号の一例を概略的に示す。
図7は、本発明によるサブネットワークから構成されるローカルエリアネットワークの簡略化した概略図である。
好適な実施例の説明
図面を参照して本発明を詳細に説明する。同じまたは類似した要素は同じ参照番号で示す。
システム概要
まず図1を参照する。図1で参照番号10は閉回路テレビジョン監視システムを示す。システム10は、監視ドーム12で示される複数のテレビジョンカメラを含む。図1には4つの監視ドーム12しか明示的に示されていないが、監視システム10は、これ以上の多くの数のカメラを含み、いくつかのまたはすべてのカメラはドームの中に収容されていなくともよい。すべてのカメラは、本出願の譲受人がビデオ監視用として発売したような従来のものであってもよい。
監視システム10は、カメラ12のパン、ティルト、ズーム、フォーカスなどの制御に用いられる複数のカメラ制御コンソール14を含む。各コンソール14は従来のものか、本出願の譲受人が「TOUCHTRACKER」の商標名で発売したようなジョイステックやキーパッドを装備したコンパクトなコンソールであってもよい。
システム10は、さらに監視ドームカメラ12で発生したビデオ信号を表示する複数のモニタ16を含む。オペレータが制御コンソール14の適切なキーを押し特定のカメラを特定のモニタに表示される信号源として選択できる。また、監視システム10を構成する制御コンソール14とモニタ16の数は図1に示す3台のコンソールと3台のモニタより多い。
システム制御モジュール18は、コンソール14から受け取った命令により、カメラ12からモニタ16にビデオ信号を分配する。また、以下にさらに詳述するように、システムコントローラ18は、コンソール14とカメラ12との間のデータ通信を管理する。
カメラ12から発生されたビデオ信号は、従来の接続ボックス20と入力ビデオ信号接続22によりシステム制御モジュール18に送信される。システム制御モジュール18内で適切に切り替えた後、それぞれの出力ビデオ信号は出力ビデオ信号接続24を介してモニタ16に供給される。
ローカルエリアネットワーク接続26は、システム制御モジュール18、カメラ12、制御コンソール14間を相互接続してデータ通信を行うのに提供されている。LAN接続26は、バス型またはスター型構造、あるいはそれらを組み合わせて構成するのが好ましく、シールドされたまたはシールドされていないツイストペアケーブルから好都合に形成されている。カメラ12のLAN26への接続は接続ボックス20とコネクタ28を通り、カメラ12からのビデオ信号用、およびカメラ12へ/からのデータ通信用の個別のケーブルまたは配線を含む。
図1に示すように、LAN26には1つ以上の補助装置30が接続されるが、これはカメラでも制御コンソールでもない。補助装置は、例えば遠方のビデオスイッチング装置、ある所定のイベント(ドアや商品展示棚の開放など)が発生すると警報メッセージを送出する装置、ライトのオン/オフの検出装置、および/またはライトを点灯または消灯させる装置も含み得る。
監視システム10は、キーボードとモニタを含みビデオ監視システム10の構成とシステムに関する他の管理機能の実行に用いられるワークステーション32をも含有する。ワークステーション32は、VRS2000の商標名で本発明の譲受人により発売されたグラフィックベースの末端のような市販の装置であってもよい。
ワークステーション32は、出力ビデオ信号接続24を介してシステム制御18モジュールに接続されている。出力ビデオ信号接続により、ワークステーション32はシステム制御モジュール18によりカメラ12から送られたビデオ信号の受信と表示ができる。また、ワークステーション32は、別個のローカルエリアネットワーク34によるシステム制御モジュール18とのデータ通信を行うために接続されている。本発明の好適な実施例によれば、LAN34は周知のEHTERNET通信プロトコルに準拠して動作する。
図1に特に示されていないが、監視システム10は、ビデオカセットレコーダやビデオモニタ上に2つ以上のビデオ信号を画面分割して表示できるようにするビデオ信号マルチプレクサのような一般にこの種のシステムに提供される別の構成要素を含む。監視システム10は、EHTERNET LAN34を介し設備アクセス制御装置のような他のシステムにも接続できる。
制御モジュール
システム制御モジュール18を図2を参照してさらに詳細に説明する。システム制御モジュール18は、システムホストプロセッサ36を搭載し、このモジュールの動作を制御し、かつ、ビデオ監視システム10の動作をかなりの程度まで制御する。システムホスト36は、市販の′386パーソナルコンピユータ基板で実現してもかまわない。
システム制御モジュール18は、システムホスト36に接続され、システムホスト36から出力される制御信号の制御下で動作するビデオスイッチャ38を搭載している。ビデオスイッチャ38は接続22を介して入力ビデオを受信し、システムホスト36から受け取った命令に応じて入力ビデオ信号を切り替え、切り替えたビデオ信号をテキストオーバレイカード40に出力する。テキストオーバレーカード40は、制御のためシステムホスト36に接続され、システムホスト36から受け取った命令に応答して適切なテキストオーバレイを生成する。テキストオーバレイを追加して切り替えたビデオ信号は上述した出力ビデオ接続24を介してモニタ16とワークステーション32に出力される。
システムホスト36もリポートを出力するプリンタ42に接続され、通信インタフェース回路44を介して上述したEHTERNET LAN34に接続される。
各要素38,40,42,44は、本発明の譲受人により「VIDEO MANAGER」の商標名で発売された監視システム制御ハードウェアのような周知のものであってもよい。
システム制御モジュール18は、システムホスト36に接続されたネットワーク通信カード46をさらに搭載している。ネットワーク通信カード46により、システム制御モジュール18は、監視システムLAN26に接続した他の装置から/へのデータメッセージの受信と送信を可能にし、以下に説明する方法でLAN26の管理を行う。ネットワーク通信カード46は、Apple Computer社が発売した周知の「LOCALTALK」ローカルエリアネットワークに設けられた通信回路で構成してもよい。ただし、本発明の好適な実施例ではLOCALTALKネットワーク通信カードに搭載されているプロセッサはXilogまたは日立から入手可能なmodel 64180マイクロプロセッサに置き替えられている。以下の説明からわかるように、通信カード46は、格納されたプログラムの制御下で本発明により動作して、LOCALTALK LANで用いている通信プロトコルとは別のプロトコルでデータの送受信を行う。
ネットワークプロトコル
監視システムLAN 26に接続した装置にさまざまな種類があり、いろんな形式のデータを異なる不規則な間隔で送信する必要がある。例えば、制御コンソール14は、カメラ12を制御する信号を含む短いデータパケットを頻繁に送信する。他方、カメラ12はデ-タの境界等を示す短いデータパケットをたまに送信する必要がある。コンソール14から送信されたデータパケットは一定間隔で送信されるが、カメラ12からは通常一定間隔でデータが送信されない。そのうえ、システムモジュール18、またはLAN26に接続された他の装置は、一定間隔ではないが、場合によっては大量の構成データ等を送信する必要がある。
以下に簡単に説明するように、システム制御モジュール18は、装置の各種要件が共用データ接続にわたりすべて満たされるように、LAN26へのすべての装置のアクセスを管理する。この目的のため、さまざまな技法が単独にあるいはより好ましくは全部を組み合わせて用いる。これらの技術の中には、各種クラスの装置に異なる頻度でポーリングする技法、装置をあるクラスから他のクラスへ動的に割り当てて装置のアクセスする必要性の時間ごとの変化を反映する技法、集中ポーリングメッセージに複数応答したとき発生する競合を解消する手順を用いて、特定の装置に送られるポーリングメッセージだけでなく集中ポーリングメッセージも用いる技法、ポーリングメッセージに短い否定応答を返す技法、他のデータメッセージのフォーマットより短いフォーマットのポーリングメッセージを用いる技法、ポーリングメッセージに応答して直接ピア・ツー・ピアデータ転送をする技法等がある。これらのすべての技法は以下に詳述する。これらの技法を用いると、システムLAN26は比較的多数の装置を収容して、満足のいくスループットと応答時間を達成することができる。
上に示唆したように、LAN26を構成するすべてのハードウェア、システム制御モジュール18の関連するインタフェース回路、LAN26に接続した他の装置は、Apple Computer社が発売している上述した市販の「LOCALTALK」LANを用いた標準的なハードウェアから構成してもよい。従って、好適な実施例では、RS−422信号方式とFM−0エンコーディング方式とを分離する変圧器を用いている。クロック速度は230.4Kバイト/秒、プロトコルはSDLC(同期式データリンク制御手順)フレーミング方式である。
装置固有ポーリング頻度
ここで、特定のポーリングと本発明により提供されるネットワークアクセス制御技法に戻り、まずLAN26に接続されている装置は3つのクラスX,Y,Zに分割され、クラスXには8つの装置(8台のコンソール14)、クラスYには96の装置(96台のカメラ12)、クラスZには10の装置(10の補助装置30)が含まれるとしよう。さらに、クラスXの各装置が少なくとも毎秒12回、クラスYの各装置が少なくとも毎秒5回、クラスZの装置が少なくとも毎秒1回、少なくとも平均してポーリングされると仮定する。クラスXに装置を収容するには、各基本ポーリングサイクルを平均して50msより短くしなければならず、クラスXの各装置へ1回ポーリングする必要がある。基本ポーリングサイクル中にポーリングされるYとZの各クラスの装置数は、クラスXまたはZのそれぞれのポーリング頻度に対するクラスXのポーリング頻度の比をクラスに含まれる装置数で割って求め、一番近い整数に丸める。
例えば、クラスYには96の装置があり、クラスXの望ましいポーリング頻度はクラスYの望ましい頻度の4倍である。従って、クラスYの24(=96÷4)の装置が50msごとのポーリング期間中にポーリングされる。同様に、ポーリング頻度はクラスZよりクラスXの方が12倍も多く、クラスZには10の装置が含まれているので、50msごとの基本ポーリング期間中にポーリングされるクラスZの装置数は1(10/20を切り上げて)である。
クラスXの8つの装置を装置X1,X2,…,X8とし、クラスYの96の装置をY1,Y2,…,Y96とし、クラスZの10の装置をZ1,Z2,…,Z10とすると、本発明による代表的なポーリングシーケンスは以下のようになる。
次に、異なる装置への要求の変化に対しては、個々のクラスに装置を割り当てて対応し、異なるクラスの装置を異なる頻度でポーリングする。このため、ポーリング手法は「装置ごとに異なる」と考えることができる。
3つのクラスの装置を装置ごとに異なるポーリングを行なうのでなければ、2つまたは4つ以上の装置クラスがある装置に同じ技法を用いることができる。頻繁にポーリングされるクラスは「上位」とみなされ、たまにしかポーリングされないクラスは「下位」とみなされる。従って、上記の例のように、クラスXとYはそれぞれ第1と第2の上位クラス、クラスZは下位クラスとみなされる。クラスが2つだけの装置であれば、単純に一方が上位クラス、他方は下位クラスであるといってよい。
低いポーリング頻度を最大ポーリング頻度の整約数にするのが好都合かもしれないが、こうする必要ない。最大のポーリング頻度を最小のポーリング頻度の2倍にすることも、それ以上の頻度にすることも必要ない。例えば、任意の2つのポーリング頻度について、最大のポーリング頻度は最初のポーリング頻度のN/M倍である。ここで、NとMは正の整数でN>Mの関係がある。もちろん、M=1であれば、低いポーリング頻度は高いポーリング頻度の整約数になる。
ポーリングクラスの適応的割り当て
LAN26の性能をさらに改善するには、システム制御モジュール18が各種クラスへの装置の割り当てを静的にではなく、むしろネットワークアクセスへの要求に応じて動的に調整するようにする。図3は、システム制御モジュール18で実行される手順(特に、ネットワーク通信カード46で)を示す。ここで装置はポーリングクラスに動的に割り当てられる。図3の説明の目的で、すべての装置は上位クラスXか下位クラスYに割り当てられる。
図3のルーチンはステップ50から始まり、ここでシステム制御モジュール18は、クラスYの装置よりポーリング頻度が頻繁なクラスXのポーリング間隔に基づいて、規定の間隔で順にクラスXとYの装置をポーリングする。例えば、上述した1から4のポーリングサイクルを実行できる(クラスZの装置は無視する)。ポーリングされた装置に転送するデータがあることを通知してポーリングに応答すると(単に転送するデータがあることを通知する)、これがシステム制御モジュール18にログされる(ステップ52)。次いで、ステップ54で、装置がクラスXの各装置に対して連続した一連の規定回数のポーリングメッセージ(N個のポーリングメッセージ)に応答したかどうか判断される。もし、ステップ54でクラスXの特定の装置が最後のN個目のポーリングに応答していなと判断されれば、電源が入っていないか、オペレータが操作していないか等の理由により、装置はアクティブになっていないとみなすことができ、従って、特定の装置はクラスYに再割り当てされ(ステップ56)、ルーチンは次のステップ58に進む。代わりに、ステップ54で特定の装置が最後のN個目のポーリングに対し少なくとも1回応答していることがわかった場合、ルーチンはステップ54からステップ58に直接進む。
ステップ58で、クラスYの各装置に対しクラスYの装置に送られる最後のK個目のポーリングに規定回数(L)以上応答しているかどうか判断される。ここで、Kはあらかじめ定めれられた数である。応答していなければ、ルーチンはステップ50に戻る。そうでなく、クラスYの特定の装置が規定の再割り当て動作の標準を越えれば、ステップ58に続きステップ60が実行され、クラスYの頻繁に応答する装置がクラスXに再割り当てされる。ルーチンがステップ60からステップ50に戻る。
図3に示す特定のルーチンは、ステップ54と58のテストがおそらく各ポーリングサイクルの後、またはN番目のポーリングサイクルごとの一定間隔で実行される。ここで、NはクラスYのすべての装置のポーリングに必要なポーリングサイクル数である。もちろん、ステップ74と58で短いまたは長いサイクルでのテストの実行が考えられている。また、ステップ54のテストがステップ58のテストに比較し同じ頻度でなく、多少多い頻度で実行される。
いうまでもなく、ステップ54と58のテストで変化させてもよい。例えば、クラスXへの割り当てを保持するには、装置に送られる最後のNポーリングメッセージに2回以上応答してもよい。
2つ以上のポーリングクラスを設定するとき、ポーリングクラスに装置を動的に割り当てることも本発明に含まれる。このような場合、ポーリングクラスのいくつかは動的再割り当てから除外してもよい。
グループ統合と特殊なポーリング手法
LAN26の性能は、集中ポーリング手法と上述した装置ごとのポーリング手法と組み合わせて本発明によりさらに向上させることができる。最初に、集中ポーリング手法を図4を参照して簡単に説明する。図4は、システム制御モジュール18で実行される手順を示す。まず、図4のルーチンを説明するため、LAN26に接続された装置の分類がされていないとしよう。
図4のルーチンはステップ70で始まり、ここで、ステップ制御モジュール18がLAN26に接続された各装置を順に個々にポーリングする。ステップ70に続いてステップ72が実行される。ここで、制御モジュール18は、LAN26のすべての装置に集中ポーリングメッセージを送信する。すると、送信するデータがある装置が集中ポーリングメッセージに応答する。集中ポーリングメッセージに応答する装置がない、あるいはたった1つだけの装置しかないのであれば困難ではない。集中ポーリングメッセージに応答する2つ以上の装置があれば、解消すべき競合が発生する。従って、ステップ74(ステップ72に続く)で、競合があるかどうか判断される。競合がなければ、ルーチンは単にステップ70に戻る。そうでなく競合があれば、ステップ74の次にステップ76が実行される。ステップ76で、ステップ74で検出された競合がある方法で解消される。本発明の好適な実施例によると、競合は周知の「探索」と呼ばれる方法で解消される。
探索技術の一例が「Multiaccess Protocols in Packet Communication Systems」F.A. Tobagi, IEEE Transactions on communnications, Vol. COM-28, No.4, April 1980 PP.468-488、特に478頁に記載されている。わかりやすくいうと、探索アルゴリズムの実行中、ポーリングしたグループがツリー構成により副グループに分割され、集中ポーリングメッセージが各副グループに送られる。例えば、主グループが最初に半分に分割され、次に、競合が解消するまで4つ、8つと分割されるように副グループはバイナリで構成される。
競合が解消されると、競合している各装置に情報を転送する機会が与えられ、ルーチンはステップ70に戻る。
この発明は図4の技術を複数の異なる方法で適用することも考えている。例えば、ステップ70で各装置を個々にポーリングして、ステップ72を繰り返し実行してもよい。その結果、集中ポーリングメッセージは、装置が個々に順にポーリングされる期間に繰り返し送信される。例えば、4分割された装置は個々にポーリングされ、必要であれば競合を解消して集中ポーリングメッセージが送信される。そして、次の4分割された装置が個々にポーリングされ、別のグループメッセージが送信される。このように、各装置への最小待ち時間は、ポーリングオーバヘッドを大幅に増大させることなく、かなりの程度まで低減される。
他の変更例として、LAN26に結合された装置は、クラスに分割し、上位クラスの装置でステップ70の個々のポーリングを実行し、必要であれば競合を解消して下位クラスに集中ポーリングされる。この場合、副クラスは全く個々にポーリングされない(競合の解消が必要でない限り)か、下位クラスを個々にポーリングできるが、上位クラスより頻度を低くすることができる。もちろん、2つのクラスの装置を同じ頻度で個々にポーリングすることも考えられているが、2つのクラスの1つだけに定期的に集中ポーリングを行うことになる。
また、2つ以上のグループに集中ポーリングを行うこともできる。このうち、少なくともグループの1つが個々にポーリングされ得る。さらに、3つ以上のクラスの装置が異なるポーリング処理を行なうと定義されている場合に、集中ポーリングを行なうこともできる。図4の基本項目に示す集中ポーリング手法は、必要であれば競合の解消に用いられている探索手法に関する複雑さがあるが、図3の動的再割り当て手順と一緒に実行できる。
LAN26の性能を改善する別の技術を図5A〜5Dを参照して説明する。
ポーリングへの短い否定応答
ポーリングシステムに存在するオーバヘッドの一部は、ポーリングされた装置からの応答を待っている間に経過する時間である。ポーリングされた装置に送信する情報がないとき、このことは2つのうちのいずれかの方法で通知される。最初に考えられるのが、ポーリングされた装置がなんの動作も行なわない場合であり、この場合、ポーリングされた装置は「タイムアウト」してある一定期間待つ。一定期間中にポーリングした装置からなんの信号も受信しなければ、ポーリングした装置は順に次のポーリングの送信に移る。次に考えられるのが、タイミングに関しより効果的なポーリングされた装置が送信するデータがないことを示す信号を送信する方法である。このような否定応答は少なくともいくつかのデータバイトから構成されるのが普通である。しかし、本発明によれば、ポーリングするのに必要な全時間は、ポーリングされた装置から返される否定応答を1バイト以下に低減できる。このタイプの否定応答は、図5Aに示す一連の回線遷移から成る。例えば、少なくとも数クロックサイクル以上にわたり生成される6つの回線遷移と、これに続くなんの回線遷移もない少なくとも2クロックサイクルから構成される。FM−0エンコーディング方式では、図5Aに示す4つの「0」ビットから成る信号の後に0ビットも1ビットも生成されない2クロック期間が続く。ポーリング装置(この場合、システム制御モジュール18)は、ポーリングされた装置が制御モジュール18から送られたポーリングメッセージに応答して送信した図5Aに示す応答信号を検出する。モジュール18はすぐに連続したポーリングメッセージを送信する。これにより、従来のタイムアウト手法や数バイトから成る否定ポーリング応答を用いたものより大きな効率が得られる。
図5Aに示す否定ポーリング応答は、個々の装置に送るポーリングメッセージと共に用いるのに有効であるが、集中ポーリングメッセージに応答する方法の1つとしては満足するものではない。集中ポーリングメッセージの場合は、タイムアウト手法を用いるべきである。
短いポーリングコマンド
本発明の別の方法によると、ポーリングオーバヘッドは、LAN26を経由して送信するデータメッセージの別のタイプに対し、ポーリングコマンドの長さを短くしてさらに低減することができる。この手法を図5B〜5Dを参照してさらに詳しく説明する。図5Bは、システム制御モジュール18から送信されるポーリングコマンドのフォーマットを概略的に示す。図5Cは、制御モジュール18またはLANに接続された他の装置からLAN26を経由して送信されるポーリングコマンド以外の複数のコマンドの任意の1つを示す。
図5Dは、LAN26に接続されたいろんなタイプの装置からLAN26を経由して送信されるデータパケットメッセージのさまざなタイプの1つの各種フォーマットを示す。
図5B〜5Dに示すフォーマットを比べて見ると、ポーリングコマンドのフォーマットは、LAN26を経由して送信されるデータメッセージの他のタイプのフォーマットより短いことがわかる。そのため、ポーリングコマンドはその長さによってのみ認識され、ポーリングコマンドの場合、コマンド種別の指定はしない。さらに、ポーリングコマンドは頻繁に送信されるため、次に短いメッセージタイプに比較してサイズを縮小することにより、オーバヘッドが著しく低減される。特に、図5Bに示すポーリングコマンドは、スタートフラグバイト、アドレスバイト、2バイトのエラー検出コード、ストップフラグバイトの各バイトから成り全部で5バイトである。これに対し、メッセージの他のタイプの最も短いフォーマットは、ポーリングコマンドのフォーマットの5バイトに加え、メッセージ種別を識別する型バイトを含む。また、図5Dに示すデータパケットフォーマットで、各データパケットは、スタートフラグバイト、宛先アドレスバイト、発信アドレスバイト、データパケット種別を識別する型バイト、宛先ソケットアドレスバイト、発信ソケットアドレスバイト、データパケットにより送信されるデータを構成する少なくとも1データバイトで92データバイト以下のバイト、2バイトのエラー検出コード、ストップフラグバイトを含む。従って、各データパケットは少なくとも10バイトから成り、最大101バイトから成り得る。
これらのフォーマットにより、ポーリングコマンドは、LAN26を経由して送信される他のどのようなコメンドやメッセージより短いバイトで構成されることがわかる。従って、ポーリングされた装置は、単にポーリングコマンドの独特の長さによってのみ認識することができる。ポーリングコマンドの長さは、他のどのメッセージの長さよりも短く、そのため、型バイトはポーリングコマンドから削除され、これにより、ポーリング時間を短縮しオーバヘッドを軽減する。
他の種類のコマンドのフォーマット、またはデータパケットメッセージフォーマットの「型」バイトはコマンドまたはデータパケットの種類を識別する。例えば、「型」バイトに含まれる数値は、コマンドをアクノリッジ応答またはリセットコマンドとして識別することがある。同様に、データパケットの「型」バイトの数値は、パケットをアクノリッジが必要なパケットまたはアクノリッジが不要なパケットとして識別することがある。宛先アドレスと発信アドレスバイトによるソケットアドレッシングにより、LAN26に接続された各装置に提供される実行プロセスの個別のアクセス位置又は関数への個別のアドレッシングが可能になる。
宛先アドレス「255」(16進表示の「FF」)は、LAN26に接続されたすべての装置が自分自身を「255」に送られたコマンドの所定の受け取り先とみなすように、送信用に予約されている。
個別に示されていないが、図5Cに示すコマンドフォーマットは、集中ポーリングと上述したような探索動作に容易に適合できる。例えば、適切な型の指定は、任意の装置クラスのグループコマンドを示し、探索コマンドのフォーマットはコマンドが探索コマンドであることを示す型バイトを含むことができる。アドレス範囲の開始値と終了値を示す2バイトの宛先アドレスは、探索コマンドが送られる副クラスを定義する。また、適切な集中ポーリング構成に対し、宛先アドレスはあるが、型バイトがない先頭の集中ポーリングコマンド用の5バイトのフォーマットを用いることも考えられる。
ポーリングに応答するピア・ツー・ピア通信
図6は、本発明によるLAN26で実行される連続的なネットワークアクセス動作を概略的に示す。図6に示すブロック18は、LAN26へのアクセスを制御するポーリング装置として動作するシステム制御モジュールを示す。N1〜N6と印が付けられた各ノードはLAN26に接続されたモジュール18以外の各種装置タイプのそれぞれ1つを示す。さらに、図6は、S1〜S12と印が付けられた信号を示し、すべての信号はLAN26を経由して順に送信される。
特に、このシーケンスの第1の信号は、制御モジュール18から送信され、ノードN1に送られるポーリングコマンドS1である。ノードN1に対応する装置は送信するデータがなく、従って、図5に示すフォーマットの否定応答である信号S2を送信するとする。シーケンスの次の信号はS3であり、これは制御モジュール18から送信され、ノードN2に対応する装置に送られるポーリングメッセージである。ここで、ノードN2の装置は送信するデータがあり、実際、LAN26に接続されたすべての装置にデータパケット(信号S4)を送るとする。次の信号は制御モジュール18から送信される別のポーリングメッセージでS5であり、ノードN3の装置に送られる。ノードN3の装置は他の装置(ノードN6の装置)に送信するデータがあると仮定すると、ノードN3の装置は、LAN26を経由してノードN6の装置に適切にアドレスされたデータパケットS6を直接送信して、ポーリングメッセージに応答する。
図示したシーケンスの次の信号は、制御モジュール18から送信されノードN4の装置に送られるポーリングコマンドS7である。この装置は送信するデータがなく、それゆえ、図5Aに示すような否定応答である信号S8を送信するとする。
シーケンスの次の信号は、制御モジュール18から送信されノードN4の装置に送られるポーリングコマンドS7である。この装置は送信するデータがないとすると、図5Aに示す否定応答である信号を送信する。
シーケンスの次の信号は、制御モジュール18から送信され、ノードN5の装置に送られるポーリングコマンドS9である。ここで、ノードN5の装置はノードN2の装置に送信するデータがあるとすると、ノードN2の装置に送られるデータパケットS10を送信してコマンドS9に応答する。
送信される次の信号は、制御モジュール18により送信され、ノードN6の装置に送られる別のポーリングコマンドS11である。この場合、ノードN6の装置は制御モジュール18に送信するデータがあるとすると、ノードN6の装置は、制御モジュール18に送られるデータパケットS12を送信してポーリングコマンドS11に応答する。
図6に示すシーケンスの注目すべき機能の一つが、主ポーリング装置にデータを送信して最終受け取り先に転送するのではなく、他の装置(モジュール18以外)にデータを直接送信して、装置がポーリングメッセージに応答できるようにする機能である。ポーリングに応答してこのデータを直接転送することにより、LAN26の性能がさらに改善される。このような直接データ転送の例がデータパケットS4,S6,S10である。
一般に、制御モジュール18以外の装置はLAN26へのアクセスが禁止されている。ただし、送られるポーリングコマンドに応答して個別にまたは集中して特定の装置に送られる場合を除く。しかし、この規則に対する例外の1つは、アクノリッジを要求するデータパケットの受け取り装置が、すぐにアクノリッジまたは非アクノリッジを送信するメッセージで、このデータパケットに応答できることである。
サブシステムを構成する監視システム
本発明の好適な実施例によると、ビデオ監視システム10とLAN26は、20または30台までの制御コンソールと約100台までのカメラを収容できるように構成されている。しかし、図7に概略的に示すように、複数のネットワーク10を相互接続してさらに大規模なビデオ監視システムを構成することも考えられている。図7で、参照番号100は、サブシステム10−1,10−2,10−3,10−4から構成されるビデオ監視システムを示す。ビデオとデータ接続102−1,102−2,102−3,102−4がサブシステムのそれぞれの制御モジュールのリンクのために設けられている。制御モジュールの特定の1つ、たとえばモジュール18−1は、システム間の相互接続を管理する主モジュールとして指定されている。図示の目的のため、図7には4つのサブシステムしか表示されていないが、40以上のサブシステムを相互接続して、おそらく4000台のカメラと非常に多くのカメラ制御コンソールから成る大規模な監視システムを構築することが考えられている。
大体において、本発明が提供するポーリング手法はここで互いに独立して説明されており、ここで述べた方法のすべてではなく、いくつかを用いることが考えられている。しかし、ここで開示したすべての方法は単一のLAN管理プロトコルで実現することができ、実際、本発明の好適な実施例で達成される。すなわち、好適な実施例の一つにおいて、異なるポーリング頻度でポーリングする装置の分類、ポーリングクラス間の装置の動的再割り当て、少なくとも装置のいくつかのクラスへの集中ポーリングと共に、必要であれば競合を解消し、ポーリングコマンドに応答してピア・ツー・ピアメッセージを送信して、否定応答、ポーリングコマンド、図5A〜5Dの他のメッセージフォーマットのすべてを用いる。その結果、大規模なビデオ監視ネットワークを構成するすべての装置は、単一のローカルエリアネットワークに収容できる。こうして、スループットとネットワークアクセスの平均遅延時間に関する満足する性能が得られる。
本発明により提供されるネットワーク管理技術をビデオ監視システムにサービスを提供するLANについて説明したが、新規な方法は他の環境にも適用可能である。また、この方法をツイストペアケーブルから成る伝送媒体について説明したが、これらの方法は同軸ケーブル、光ファイバケーブル、並びに赤外線などによるワイヤレス通信などの他のタイプの伝送媒体に適用できる。
好適な実施例を参照して本発明を説明したが、添付した請求の範囲に規定したように、発明の真の精神から逸脱することなくさまざまな変更を加えることができることが理解できよう。
Claims (15)
- 複数の相互接続された装置をポーリングする方法であって、前記複数の装置はデータメッセージの送受信が可能であり、前記複数の装置は、第1のグループと第2のグループとを含み、前記第1のグループと前記第2のグループとは、それぞれ前記複数の装置から構成され、
所定のシーケンスに従って、前記第1のグループの各装置に一意に送られるポーリングメッセージを前記第1のグループの各装置に送る第1の送信ステップと、
前記第1の送信ステップの後、前記第2のグループの全ての装置に集中ポーリングメッセージを同時に送る第2の送信ステップと、
前記集中ポーリングメッセージに応答して前記第2のグループの各装置間で競合が発生したかどうか検出するステップと、
前記検出ステップで競合が検出された場合、探索アルゴリズムを実行して検出された競合を解消するステップとを含み、
前記第1グループの各装置は、この装置には、送信するデータがないことを示す第1のタイプの応答または送信するデータがあること示す第2のタイプの応答のいずれかを送信して、ポーリングに応答し、前記第1のグループの各装置がどれくらいの頻度で第1のタイプの応答を送信するか決定するステップと、
前記第1のグループの各装置が所定の頻度より多い頻度で第1のタイプの応答を送信する場合、この装置を前記第1のグループから前記第2のグループへ再割り当てするステップとを含む方法。 - 複数の相互接続した装置をポーリングする方法であって、前記複数の装置はデータメッセージの送受信が可能であり、前記複数の装置は上位グループの装置と下位グループの装置とを含み、前記上位グループと下位グループとは互いに排他的であり、
前記下位グループの個々の装置の1つに第1の頻度で送られるポーリングメッセージにより前記下位グループの装置をポーリングするステップと、
前記上位グループの個々の装置の1つに前記第1の頻度のN/M倍の第2の頻度で送られるポーリングメッセージにより前記上位グループの装置がポーリングされ、NとMは正の整数でN>Mの関係があるポーリングステップと、
前記下位グループのすべての装置に第3の頻度で同時に集中ポーリングメッセージを送信するステップと、
前記集中ポーリングメッセージに応答して前記下位グループの前記装置間で競合が発生したかどうか検出するステップと、
前記検出ステップで競合が検出された場合、探索アルゴリズムを実行して検出された競合を解消するステップとを含み、
前記上位グループの各装置は、この装置には、送信するデータがないことを示す第1のタイプの応答または送信するデータがあること示す第2のタイプの応答のいずれかを送信してポーリングに応答し、
前記上位グループの各装置がどれくらいの頻度で第1のタイプの応答を送信するか決定するステップと、
前記上位グループの各装置が所定の頻度より多い頻度で第1のタイプの応答を送信する場合、この装置を前記上位グループから前記下位グループへ再割り当てするステップとを含む方法。 - 前記第3の頻度は前記第1の頻度に等しい請求項2の方法。
- M=1の関係がある請求項2の方法。
- Nは2より大きい請求項4の方法。
- データメッセージの送受信が可能な第1の複数の装置を含む第1のグループの装置と、
データメッセージの送受信が可能な第2の複数の装置を含む第2のグループの装置とを備え、前記第1のグループと第2のグループとは互いに排他的であり、
更に、
前記第1のグループの装置及び第2のグループの装置のすべての装置を相互接続して、これら装置間に信号経路を形成する手段と、
前記相互接続された装置に信号経路を介してポーリングメッセージを送信するポーリング手段であり、このポーリング手段は、所定のシーケンスに従って前記第1のグループのすべての装置に一意に送られる集中ポーリングメッセージを同時に送信するポーリング手段と、
前記集中ポーリングメッセージに応答して前記第2のグループの装置間に競合が発生したかどうか検出する手段と、
探索アルゴリズムを実行して前記検出手段により検出された競合を解消する手段とを備え、
前記第1のグループの装置の各々は、この装置には、送信するデータがないことを示す第1のタイプの応答または送信するデータがあることを示す第2のタイプの応答のいずれかを送信してポーリングに応答し、前記第1のグループの各装置がどれくらいの頻度で第1のタイプの応答を送信するか決定する手段と、
前記第1のグループの各装置が所定の回数より多くの頻度で第1のタイプの応答を送信する場合、この装置を前記第1のグループから前記第2のグループへ割り当てる手段とを
備えるデータ通信ネットワーク。 - データメッセージの送受信が可能な第1の複数の装置を含む第1のグループと、
データメッセージの送受信が可能な第2の複数の装置を含む第2のグループであり、前記第1のグループと第2のグループとは互いに排他的である第2のグループの装置と、
前記第1のグループと第2のグループとのすべての装置を相互接続して、これら装置間に信号経路を形成する手段と、
前記相互接続された装置に前記信号経路を介してポーリングメッセージを送信するポーリング手段であり、このポーリング手段は、所定のシーケンスに従って前記第2のグループの装置に一意に送られるそれぞれのポーリングメッセージを第1の頻度で前記第2のグループの各装置に送信し、且つ前記第1のグループの装置に一意に送られるそれぞれのポーリングメッセージを第2の頻度で前記第1のグループの各装置に送信し、前記第2の頻度は前記第1の頻度のN/M(N,Mは正の整数でN>Mの関係がある)倍であると共に、集中ポーリングメッセージを第3の頻度で第2のグループのすべての装置に同時に送信するポーリング手段と、
前記集中ポーリングメッセージに応答して前記第2のグループの装置間に競合が発生したかどうか検出する手段と、
探索アルゴリズムを実行して前記検出手段により検出された競合を解消する手段とを備え、
前記第1のグループの各装置は、この装置には、送信するデータがないことを示す第1のタイプの応答または送信するデータがあることを示す第2のタイプの応答のいずれかを送信してポーリングに応答し、
前記第1のグループの各装置がどれくらいの頻度で第1のタイプの応答を送信するか決定する手段と、
前記第1のグループの各装置が所定の回数より多くの頻度で第1のタイプの応答を送信する場合、この装置を前記第1のグループから前記第2のグループへ割り当てる手段を備えるデータ通信ネットワーク。 - 前記第3の頻度は前記第1の頻度に等しい請求項7のデータ通信ネットワーク。
- M=1の関係がある請求項7のデータ通信ネットワーク。
- Nは2より大きい請求項9のデータ通信ネットワーク。
- 複数の相互接続された装置をポーリングする方法であって、前記複数の装置の各々はデータメッセージの送受信が可能であり、前記複数の装置は上位グループの装置、下位グループの装置、および主ポーリング装置を含み、前記上位グループと下位グループとは互いに排他的であり、
前記下位グループの装置の個々の一つに第1の頻度で送られるポーリングメッセージにより、前記下位グループの装置をポーリングするステップと、
前記上位グループの装置の個々の一つに前記第1の頻度のN/M倍の頻度の第2の頻度で送られるポーリングメッセージにより前記上位グループの装置をポーリングするステップであり、N,Mは正の整数でN>Mの関係があるポーリングステップと、
前記下位グループと前記上位グループとの少なくとも一方のすべての装置に第3の頻度で同時に集中ポーリングメッセージを送信するステップと、
前記集中ポーリングメッセージに応答して前記少なくとも一つのグループの装置間で競合が発生したかどうか検出するステップと、
前記検出ステップで競合が検出された場合、探索アルゴリズムを実行して検出された競合を解消するステップと、
前記上位グループの装置に送信するデータがないことを通知して、前記上位グループの各装置にどれくらいの頻度で応答するか決定するステップと、
前記上位グループの各装置が所定の回数より多い頻度で送信するデータがないことを通知した場合、この装置を前記上位グループから前記下位グループに再割り当てするステップとを含み、
前記上位グループと下位グループの各装置は、ポーリングした装置に送信するデータがない場合、なんのバイトも含まない否定ポーリング応答信号を送信してポーリングした装置に一意に送られるポーリングメッセージに応答し、
ポーリングメッセージ以外の前記各データメッセージは少なくともKバイトから構成される第1の所定フォーマットであり、各ポーリングメッセージはLバイトから構成される第2の所定フォーマットであり、KとLは正の整数でK>Lの関係があり、
前記上位グループの装置と下位グループの装置とのうちの少なくともいくつかは、ポーリングした装置から、前記主ポーリング装置ではない他の装置へデータメッセージを直接送信して、ポーリングメッセージに選択的に応答する方法。 - 前記第3の頻度は、前記第1の頻度と前記第2の頻度とのうちの一方に等しい請求項11の方法。
- K=6,L=5の関係がある請求項11の方法。
- 前記否定ポーリング応答信号は、複数の回線遷移の後に少なくとも2クロックサイクルに亘って回線遷移がない期間が続く信号から成る請求項11の方法。
- 前記下位グループの装置は、遠隔操作可能な複数のビデオカメラを含み、前記上位グループの装置はビデオカメラを制御する複数の制御コンソールを含む請求項11の方法。
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