JP3451440B2 - ポーリング通信システム及びポーリング制御方法 - Google Patents
ポーリング通信システム及びポーリング制御方法Info
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- H04B3/00—Line transmission systems
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- H04B2203/00—Indexing scheme relating to line transmission systems
- H04B2203/54—Aspects of powerline communications not already covered by H04B3/54 and its subgroups
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Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、親局から複数の子
局を順次呼出して通信を行うポーリング通信システム及
びポーリング制御方法並びにポーリング通信システムに
於ける親局及び親局のポーリング制御方法に関する。
局を順次呼出して通信を行うポーリング通信システム及
びポーリング制御方法並びにポーリング通信システムに
於ける親局及び親局のポーリング制御方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】親局に接続したバスに複数の子局を接続
したシステムとして、例えば、図１２の（Ａ）に示す構
成が一般的である。同図に於いて、１００はホスト、１
０１は親局、１０２は子局、１０３は端末装置（ＤＴ
Ｅ）、１０４はバス、Ｍ，Ｍ＃１，Ｍ＃２，・・・はモ
デムを示し、＃１，＃２，・・・は子局１０２のアドレ
スに相当する場合を示す。即ち、ホスト１００に接続し
た親局１０１に対して、複数の子局１０２をバス１０４
を介して接続し、端末装置１０３とホスト１００との間
でデータ通信を行うものである。
したシステムとして、例えば、図１２の（Ａ）に示す構
成が一般的である。同図に於いて、１００はホスト、１
０１は親局、１０２は子局、１０３は端末装置（ＤＴ
Ｅ）、１０４はバス、Ｍ，Ｍ＃１，Ｍ＃２，・・・はモ
デムを示し、＃１，＃２，・・・は子局１０２のアドレ
スに相当する場合を示す。即ち、ホスト１００に接続し
た親局１０１に対して、複数の子局１０２をバス１０４
を介して接続し、端末装置１０３とホスト１００との間
でデータ通信を行うものである。
【０００３】このようなバスを介して接続されたシステ
ムに於いては、例えば、ＣＳＭＡ／ＣＤ（Ｃａｒｒｉｅ
ｒ Ｓｅｎｓｅ Ｍｕｌｔｉｐｌｅ Ａｃｃｅｓｓ／Ｃ
ｏｌｌｉｓｉｏｎ Ｄｅｔｅｃｔｉｏｎ）方式，ポーリ
ング／セレクティング（ｐｏｌｌｉｎｇ／ｓｅｌｅｃｔ
ｉｎｇ）方式等による通信方式が実用化されている。
ムに於いては、例えば、ＣＳＭＡ／ＣＤ（Ｃａｒｒｉｅ
ｒ Ｓｅｎｓｅ Ｍｕｌｔｉｐｌｅ Ａｃｃｅｓｓ／Ｃ
ｏｌｌｉｓｉｏｎ Ｄｅｔｅｃｔｉｏｎ）方式，ポーリ
ング／セレクティング（ｐｏｌｌｉｎｇ／ｓｅｌｅｃｔ
ｉｎｇ）方式等による通信方式が実用化されている。
【０００４】ＣＳＭＡ／ＣＤ方式は、ＬＡＮ（Ｌｏｃａ
ｌ Ａｒｅａ Ｎｅｔｗｏｒｋ）等に於ける標準化され
た方式である。又ポーリング方式は、例えば、図１２の
（Ｂ）に示すように、親局から子局に対して、子局のア
ドレス＃１，＃２，・・・を順次指定して、送信データ
ありか否かを問い合わせる。これに対して、子局は、自
子局が指定された場合に、送信データなしの場合はデー
タなしを通知し、送信データありの場合はデータ送信を
行う。この子局からのデータ送信に対して親局は正常に
受信した場合は正常受信通知を行い、子局は送信終了通
知を送出する。それにより、親局は次の子局のアドレス
を指定して送信データありか否かを問い合わせする。又
ポーリングに対して無応答の子局が存在した場合は、所
定時間経過した後に、次のポーリングアドレスに従った
ポーリングを実施する。
ｌ Ａｒｅａ Ｎｅｔｗｏｒｋ）等に於ける標準化され
た方式である。又ポーリング方式は、例えば、図１２の
（Ｂ）に示すように、親局から子局に対して、子局のア
ドレス＃１，＃２，・・・を順次指定して、送信データ
ありか否かを問い合わせる。これに対して、子局は、自
子局が指定された場合に、送信データなしの場合はデー
タなしを通知し、送信データありの場合はデータ送信を
行う。この子局からのデータ送信に対して親局は正常に
受信した場合は正常受信通知を行い、子局は送信終了通
知を送出する。それにより、親局は次の子局のアドレス
を指定して送信データありか否かを問い合わせする。又
ポーリングに対して無応答の子局が存在した場合は、所
定時間経過した後に、次のポーリングアドレスに従った
ポーリングを実施する。
【０００５】又セレクティング方式は、例えば、図１２
の（Ｃ）に示すように、親局から子局を指定してデータ
を送信する時に、子局のアドレス、この場合＃１を付加
して受信準備ＯＫか否かを問い合わせ、子局から準備Ｏ
Ｋの応答があると、子局のアドレス＃１を付加してデー
タを送信する。子局は正常に受信した時には、正常受信
通知を行い、これに対して親局は送信終了通知を送出す
る。
の（Ｃ）に示すように、親局から子局を指定してデータ
を送信する時に、子局のアドレス、この場合＃１を付加
して受信準備ＯＫか否かを問い合わせ、子局から準備Ｏ
Ｋの応答があると、子局のアドレス＃１を付加してデー
タを送信する。子局は正常に受信した時には、正常受信
通知を行い、これに対して親局は送信終了通知を送出す
る。
【０００６】図１３は従来例のポーリングのフローチャ
ートを示し、（Ａ）は親局のフローチャート、（Ｂ）は
子局のフローチャートを示す。親局は、子局アドレスを
順次変更し、変更した今回の子局のアドレスを付加して
送信データありか否かを問い合わせる。この問い合わせ
に対して、子局からの送信データありの応答か否かを判
定し、送信データなしの応答の場合は、子局アドレスの
変更のステップに移行して、次回の子局アドレスとす
る。又送信データありの応答の場合は、子局からのデー
タを受信し、正常に受信した場合は、正常受信通知を子
局へ送出し、子局からの送信終了通知を受信すると、子
局のアドレス変更のステップに移行して、次回の子局ア
ドレスとする。
ートを示し、（Ａ）は親局のフローチャート、（Ｂ）は
子局のフローチャートを示す。親局は、子局アドレスを
順次変更し、変更した今回の子局のアドレスを付加して
送信データありか否かを問い合わせる。この問い合わせ
に対して、子局からの送信データありの応答か否かを判
定し、送信データなしの応答の場合は、子局アドレスの
変更のステップに移行して、次回の子局アドレスとす
る。又送信データありの応答の場合は、子局からのデー
タを受信し、正常に受信した場合は、正常受信通知を子
局へ送出し、子局からの送信終了通知を受信すると、子
局のアドレス変更のステップに移行して、次回の子局ア
ドレスとする。
【０００７】又子局に於いては、自局アドレスによる呼
出しの待ち状態とし、自局呼出しを認識すると、送信デ
ータの有無を判定し、送信データなしの場合は、親局に
対して送信データなしを通知し、自局アドレスによる呼
出しの待ち状態に移行する。又送信データありの場合
は、データ送信し、親局から正常受信通知を受信する
と、送信終了通知を親局へ送信して、自局アドレスによ
る呼出しの待ち状態に移行する。
出しの待ち状態とし、自局呼出しを認識すると、送信デ
ータの有無を判定し、送信データなしの場合は、親局に
対して送信データなしを通知し、自局アドレスによる呼
出しの待ち状態に移行する。又送信データありの場合
は、データ送信し、親局から正常受信通知を受信する
と、送信終了通知を親局へ送信して、自局アドレスによ
る呼出しの待ち状態に移行する。
【０００８】図１４は従来例のセレクティングのフロー
チャートを示し、（Ａ）は親局のフローチャート、
（Ｂ）は子局のフローチャートを示す。親局は、子局ア
ドレスを変更し、受信準備ＯＫか否かを子局へ問い合わ
せ、子局からの受信準備ＯＫか否かを判定し、受信準備
ＯＫでない場合は、再度、子局に対する受信準備ＯＫか
否かの問い合わせを行う。又受信準備ＯＫの場合は、デ
ータを送信し、子局からの正常受信通知を受信すると、
送信終了通知を子局へ送信する。
チャートを示し、（Ａ）は親局のフローチャート、
（Ｂ）は子局のフローチャートを示す。親局は、子局ア
ドレスを変更し、受信準備ＯＫか否かを子局へ問い合わ
せ、子局からの受信準備ＯＫか否かを判定し、受信準備
ＯＫでない場合は、再度、子局に対する受信準備ＯＫか
否かの問い合わせを行う。又受信準備ＯＫの場合は、デ
ータを送信し、子局からの正常受信通知を受信すると、
送信終了通知を子局へ送信する。
【０００９】
【発明が解決しようとする課題】ＬＡＮに於いて、一般
に使用されるＣＳＭＡ／ＣＤ方式は、ＩＥＥＥ８０２．
３により標準化されている方式であり、データの伝送速
度に対応して、１０ＢＡＳＥ−Ｔ（１０Ｍｂｐｓ）や１
００ＢＡＳＥ−Ｔ（１００Ｍｂｐｓ）等の方式が知られ
ている。そして、現在データ通信が行われているか否か
をキャリア検出により判定し、他の子局がデータ通信を
行っていない時に、自子局からデータを送出する。この
時、同時的に複数の子局がデータを送信すると、送信衝
突が発生する。この送信衝突を検出すると、それぞれラ
ンダム的な待ち時間を設定して、データの送信を再開す
る。従って、高トラフィック状態に於いては、送信衝突
が多発して、スループットが低下する問題がある。
に使用されるＣＳＭＡ／ＣＤ方式は、ＩＥＥＥ８０２．
３により標準化されている方式であり、データの伝送速
度に対応して、１０ＢＡＳＥ−Ｔ（１０Ｍｂｐｓ）や１
００ＢＡＳＥ−Ｔ（１００Ｍｂｐｓ）等の方式が知られ
ている。そして、現在データ通信が行われているか否か
をキャリア検出により判定し、他の子局がデータ通信を
行っていない時に、自子局からデータを送出する。この
時、同時的に複数の子局がデータを送信すると、送信衝
突が発生する。この送信衝突を検出すると、それぞれラ
ンダム的な待ち時間を設定して、データの送信を再開す
る。従って、高トラフィック状態に於いては、送信衝突
が多発して、スループットが低下する問題がある。
【００１０】又ポーリング／セレクティング方式とは、
親局の制御によりデータ通信を行うものであり、セレク
ティング方式は、親局から子局を指定してデータを送信
し、ポーリング方式は、親局から順次子局を指定して子
局から親局へデータを送信する場合についてものであ
る。この従来例のポーリング方式に於いては、複数の子
局の中で電源が投入されていない子局又は障害発生の子
局が存在している場合でも、順次全子局を指定するもの
であり、データ送信待ちの子局は、自局が指定されるま
での時間は待ち合わせの状態となる。従って、高トラフ
ィック量の子局に対して充分な対応ができない問題があ
る。
親局の制御によりデータ通信を行うものであり、セレク
ティング方式は、親局から子局を指定してデータを送信
し、ポーリング方式は、親局から順次子局を指定して子
局から親局へデータを送信する場合についてものであ
る。この従来例のポーリング方式に於いては、複数の子
局の中で電源が投入されていない子局又は障害発生の子
局が存在している場合でも、順次全子局を指定するもの
であり、データ送信待ちの子局は、自局が指定されるま
での時間は待ち合わせの状態となる。従って、高トラフ
ィック量の子局に対して充分な対応ができない問題があ
る。
【００１１】又家庭内等の家電機器に動作電力を供給す
る屋内配線を、データ通信用のネットワークに利用し
て、家電機器の各種の自動制御を可能とする家電ネット
ワークが知られている。この家電ネットワークに於いて
は、通常ＣＳＭＡ／ＣＤ方式を適用する場合が一般的で
ある。又屋内の電灯線に接続したパーソナルコンピュー
タ等に対して、引込み線と低圧配電線とを介した電力線
搬送方式によりインターネット接続するシステムも知ら
れている。この場合、例えば、６６００Ｖの高圧から１
００Ｖ又は２００Ｖの低圧に変換する変圧器の位置に親
局に相当するモデムを設け、又屋内に子局に相当するモ
デムを設け、低圧配電線と引込み線とを電力線搬送シス
テムの伝送路として用いてデータ通信を行うシステムを
構成することになる。その為に、屋内の電灯線を共用す
ることになるから、相互に干渉する問題がある。
る屋内配線を、データ通信用のネットワークに利用し
て、家電機器の各種の自動制御を可能とする家電ネット
ワークが知られている。この家電ネットワークに於いて
は、通常ＣＳＭＡ／ＣＤ方式を適用する場合が一般的で
ある。又屋内の電灯線に接続したパーソナルコンピュー
タ等に対して、引込み線と低圧配電線とを介した電力線
搬送方式によりインターネット接続するシステムも知ら
れている。この場合、例えば、６６００Ｖの高圧から１
００Ｖ又は２００Ｖの低圧に変換する変圧器の位置に親
局に相当するモデムを設け、又屋内に子局に相当するモ
デムを設け、低圧配電線と引込み線とを電力線搬送シス
テムの伝送路として用いてデータ通信を行うシステムを
構成することになる。その為に、屋内の電灯線を共用す
ることになるから、相互に干渉する問題がある。
【００１２】本発明は、高トラフィックに対して対応可
能であり、又家電ネットワークが混在する場合も相互に
干渉することなく、ポーリング方式を適用して高トラフ
ィックのデータ通信を可能とすることを目的とする。
能であり、又家電ネットワークが混在する場合も相互に
干渉することなく、ポーリング方式を適用して高トラフ
ィックのデータ通信を可能とすることを目的とする。
【００１３】
【課題を解決するための手段】（１）本発明のポーリン
グ通信システム及びポーリング制御方法は、親局と複数
の子局とから構成され、親局は、所定のポーリング周期
内をポーリング回数が異なる低速ポーリング期間と高速
ポーリング期間とに分けて、低速ポーリング期間と高速
ポーリング期間対応のポーリング対象子局のアドレスを
保持するアドレス制御部又はアドレスを保持する過程
と、低速ポーリング期間と高速ポーリング期間との切替
えを行うと共に、ポーリングに対する子局の応答の有無
を含む子局の状態に応じて、アドレス制御部に保持され
た子局のアドレスについて低速ポーリング期間と高速ポ
ーリング期間のポーリング対象子局の変更を制御するポ
ーリング制御部又はポーリング対象子局の変更を制御す
る過程とを有し、ポーリング制御部は、所定のポーリン
グ周期内に於いて低速ポーリング期間にポーリングを行
う低速ポーリング対象子局の数が多い時は、低速ポーリ
ングの数を増加して低速ポーリング期間を長くし、高速
ポーリング期間にポーリングを行う高速ポーリング対象
子局の数が多い時は、高速ポーリングの数を増加して高
速ポーリング期間を長くするように変更して切替える手
段又は過程を有するもので、子局は、親局からのポーリ
ングに対して自局が指定された時に送信データの有無に
応じた応答を送出するポーリング制御部又はその過程を
有するものである。
グ通信システム及びポーリング制御方法は、親局と複数
の子局とから構成され、親局は、所定のポーリング周期
内をポーリング回数が異なる低速ポーリング期間と高速
ポーリング期間とに分けて、低速ポーリング期間と高速
ポーリング期間対応のポーリング対象子局のアドレスを
保持するアドレス制御部又はアドレスを保持する過程
と、低速ポーリング期間と高速ポーリング期間との切替
えを行うと共に、ポーリングに対する子局の応答の有無
を含む子局の状態に応じて、アドレス制御部に保持され
た子局のアドレスについて低速ポーリング期間と高速ポ
ーリング期間のポーリング対象子局の変更を制御するポ
ーリング制御部又はポーリング対象子局の変更を制御す
る過程とを有し、ポーリング制御部は、所定のポーリン
グ周期内に於いて低速ポーリング期間にポーリングを行
う低速ポーリング対象子局の数が多い時は、低速ポーリ
ングの数を増加して低速ポーリング期間を長くし、高速
ポーリング期間にポーリングを行う高速ポーリング対象
子局の数が多い時は、高速ポーリングの数を増加して高
速ポーリング期間を長くするように変更して切替える手
段又は過程を有するもので、子局は、親局からのポーリ
ングに対して自局が指定された時に送信データの有無に
応じた応答を送出するポーリング制御部又はその過程を
有するものである。
【００１４】（２）又親局のポーリング制御部は、自局
からのポーリングに対する子局の応答なしの回数が予め
定めた数より多い場合、子局を所定のポーリング周期内
のポーリング回数が多い対象からポーリング回数が少な
い対象へ変更することができる。
からのポーリングに対する子局の応答なしの回数が予め
定めた数より多い場合、子局を所定のポーリング周期内
のポーリング回数が多い対象からポーリング回数が少な
い対象へ変更することができる。
【００１５】（３）又親局のポーリング制御部は、自局
からのポーリングに対する子局の送信データなしの回数
が予め定めた数以上の場合、子局を所定のポーリング周
期内のポーリング回数が多い対象からポーリング回数が
少ない対象へ変更することができる。
からのポーリングに対する子局の送信データなしの回数
が予め定めた数以上の場合、子局を所定のポーリング周
期内のポーリング回数が多い対象からポーリング回数が
少ない対象へ変更することができる。
【００１６】（４）又親局は、所定のポーリング周期内
を低速ポーリング期間と高速ポーリング期間との切替え
を行い、低速ポーリング期間にポーリングを行う低速ポ
ーリング対象子局のアドレスを示す低速ポーリング・ア
ドレステーブル及び高速ポーリング期間にポーリングを
行う高速ポーリング対象子局のアドレスを示す高速ポー
リング・アドレステーブルとを含むアドレス制御部と、
低速ポーリング期間と高速ポーリング期間とを切替え
て、低速ポーリング期間に低速ポーリング・アドレステ
ーブルによるアドレスに従ってポーリングを実施し、高
速ポーリング期間には高速ポーリング・アドレステーブ
ルによるアドレスに従ってポーリングを実施し、低速ポ
ーリング期間に於けるポーリングに対して応答した子局
は、高速ポーリング対象子局に変更し、且つ高速ポーリ
ング期間に於けるポーリングに対して無応答の子局は、
低速ポーリング対象子局に変更するポーリング制御部と
を有する構成とすることができる。
を低速ポーリング期間と高速ポーリング期間との切替え
を行い、低速ポーリング期間にポーリングを行う低速ポ
ーリング対象子局のアドレスを示す低速ポーリング・ア
ドレステーブル及び高速ポーリング期間にポーリングを
行う高速ポーリング対象子局のアドレスを示す高速ポー
リング・アドレステーブルとを含むアドレス制御部と、
低速ポーリング期間と高速ポーリング期間とを切替え
て、低速ポーリング期間に低速ポーリング・アドレステ
ーブルによるアドレスに従ってポーリングを実施し、高
速ポーリング期間には高速ポーリング・アドレステーブ
ルによるアドレスに従ってポーリングを実施し、低速ポ
ーリング期間に於けるポーリングに対して応答した子局
は、高速ポーリング対象子局に変更し、且つ高速ポーリ
ング期間に於けるポーリングに対して無応答の子局は、
低速ポーリング対象子局に変更するポーリング制御部と
を有する構成とすることができる。
【００１７】（５）又親局から子局への下り信号、又は
子局から親局への上り信号を示す信号がセカンダリチャ
ネルとメインチャネルとから構成され、親局は、セカン
ダリチャネルに低速ポーリング対象の子局アドレスを設
定して送出する構成を有し、子局は、上り低速ポーリン
グ時として、アドレス情報を含むセカンダリチャネル
と、トレーニング情報を含むメインチャネルとを用いて
応答する構成を有することができる。
子局から親局への上り信号を示す信号がセカンダリチャ
ネルとメインチャネルとから構成され、親局は、セカン
ダリチャネルに低速ポーリング対象の子局アドレスを設
定して送出する構成を有し、子局は、上り低速ポーリン
グ時として、アドレス情報を含むセカンダリチャネル
と、トレーニング情報を含むメインチャネルとを用いて
応答する構成を有することができる。
【００１８】（６）又親局は、第１のクロック信号を生
成する位相同期発振部と、位相同期発振部で生成された
クロック信号に従って所定のポーリング周期のフレーム
パルスを発生させる同期用フレーム発生部と、この同期
用フレーム発生部で発生されたフレームパルスを入力し
て変調した信号にて子局へフレームパルスを送出する変
復調部と、同期用フレーム発生部からのフレームパルス
を含むタイミング信号に従って低速ポーリング期間と高
速ポーリング期間との切替えを行うポーリング制御部と
を有する構成とすることができる。又子局は、第２のク
ロック信号を生成する位相同期発振部と、変復調を行う
変復調部と、位相同期発振部で生成されたクロック信号
を基に親局から受信して変復調部にて復調された信号か
らフレームパルスを検出してポーリング制御部にタイミ
ング信号を加えるフレーム検出部を有する構成とするこ
とができる。
成する位相同期発振部と、位相同期発振部で生成された
クロック信号に従って所定のポーリング周期のフレーム
パルスを発生させる同期用フレーム発生部と、この同期
用フレーム発生部で発生されたフレームパルスを入力し
て変調した信号にて子局へフレームパルスを送出する変
復調部と、同期用フレーム発生部からのフレームパルス
を含むタイミング信号に従って低速ポーリング期間と高
速ポーリング期間との切替えを行うポーリング制御部と
を有する構成とすることができる。又子局は、第２のク
ロック信号を生成する位相同期発振部と、変復調を行う
変復調部と、位相同期発振部で生成されたクロック信号
を基に親局から受信して変復調部にて復調された信号か
らフレームパルスを検出してポーリング制御部にタイミ
ング信号を加えるフレーム検出部を有する構成とするこ
とができる。
【００１９】（７）更に、本発明のポーリング通信シス
テム又はポーリング制御方法は、親局と複数の子局と家
電ネットワークとから構成され、親局は、第１のクロッ
ク信号を生成する位相同期発振部又は第１のクロック信
号を生成する過程と、位相同期発振部で生成されたクロ
ック信号に従って所定の周期のフレームパルスを発生さ
せる同期用フレーム発生部又はその過程と、同期用フレ
ーム発生部で発生されたフレームパルスを入力して変調
した信号にて子局及び家電ネットワークに接続された各
家電にフレームパルスを送出する変復調部又はそのフレ
ームパルスの送出過程と、所定の周期内を家電ネットワ
ークに於ける通信期間と親局と複数の子局との間のポー
リング通信期間とに分けて、ポーリング通信期間に於い
ては、複数の子局に対するポーリングを実施するポーリ
ング制御部又はその過程とを有し、家電ネットワークに
接続された各家電は、親局から受信した信号からフレー
ムパルスを検出してポーリング通信期間と家電ネットワ
ークに於ける通信期間とを識別する手段又はその過程と
を有する。又子局は、親局からのポーリングに対して送
信データの有無に対応した応答を送出するポーリング制
御部又はその送出過程と、第２のクロック信号を生成す
る位相同期発振部又はその生成過程と、変復調を行う変
復調部又はその過程と、位相同期発振部で生成されたク
ロック信号を基に親局から受信して復調された信号から
フレームパルスを検出してポーリング制御部にタイミン
グ信号を加えるフレーム検出部又はその過程とを有し、
ポーリング制御部は、フレーム検出部から加えられたタ
イミング信号に従ってポーリング通信期間と家電ネット
ワークに於ける通信期間とを識別する手段又はその識別
過程とを有する。
テム又はポーリング制御方法は、親局と複数の子局と家
電ネットワークとから構成され、親局は、第１のクロッ
ク信号を生成する位相同期発振部又は第１のクロック信
号を生成する過程と、位相同期発振部で生成されたクロ
ック信号に従って所定の周期のフレームパルスを発生さ
せる同期用フレーム発生部又はその過程と、同期用フレ
ーム発生部で発生されたフレームパルスを入力して変調
した信号にて子局及び家電ネットワークに接続された各
家電にフレームパルスを送出する変復調部又はそのフレ
ームパルスの送出過程と、所定の周期内を家電ネットワ
ークに於ける通信期間と親局と複数の子局との間のポー
リング通信期間とに分けて、ポーリング通信期間に於い
ては、複数の子局に対するポーリングを実施するポーリ
ング制御部又はその過程とを有し、家電ネットワークに
接続された各家電は、親局から受信した信号からフレー
ムパルスを検出してポーリング通信期間と家電ネットワ
ークに於ける通信期間とを識別する手段又はその過程と
を有する。又子局は、親局からのポーリングに対して送
信データの有無に対応した応答を送出するポーリング制
御部又はその送出過程と、第２のクロック信号を生成す
る位相同期発振部又はその生成過程と、変復調を行う変
復調部又はその過程と、位相同期発振部で生成されたク
ロック信号を基に親局から受信して復調された信号から
フレームパルスを検出してポーリング制御部にタイミン
グ信号を加えるフレーム検出部又はその過程とを有し、
ポーリング制御部は、フレーム検出部から加えられたタ
イミング信号に従ってポーリング通信期間と家電ネット
ワークに於ける通信期間とを識別する手段又はその識別
過程とを有する。
【００２０】（８）又親局は、所定の周期内を、家電ネ
ットワークに於ける通信期間と、親局と複数の子局との
間のポーリング通信期間とに分け、且つポーリング通信
期間をポーリング回数が異なる複数種類のポーリング期
間に分けて、この複数種類のポーリング期間の切替えを
行ってポーリングを実施するポーリング制御部と、複数
種類のポーリング期間に於けるポーリング対象子局のア
ドレスを保持するアドレス制御とを含む構成とすること
ができる。
ットワークに於ける通信期間と、親局と複数の子局との
間のポーリング通信期間とに分け、且つポーリング通信
期間をポーリング回数が異なる複数種類のポーリング期
間に分けて、この複数種類のポーリング期間の切替えを
行ってポーリングを実施するポーリング制御部と、複数
種類のポーリング期間に於けるポーリング対象子局のア
ドレスを保持するアドレス制御とを含む構成とすること
ができる。
【００２１】（９）又親局は、ポーリング通信期間をポ
ーリング回数が異なる低速ポーリング期間と高速ポーリ
ング期間とに分けて、低速ポーリング期間と高速ポーリ
ング期間対応のポーリング対象子局のアドレスを保持す
るアドレス制御部と、このアドレス制御部に保持された
アドレス数に応じて所定のポーリング通信期間内に於け
る低速ポーリング期間と高速ポーリング期間との長さを
変更するポーリング制御部を備えることができる。
ーリング回数が異なる低速ポーリング期間と高速ポーリ
ング期間とに分けて、低速ポーリング期間と高速ポーリ
ング期間対応のポーリング対象子局のアドレスを保持す
るアドレス制御部と、このアドレス制御部に保持された
アドレス数に応じて所定のポーリング通信期間内に於け
る低速ポーリング期間と高速ポーリング期間との長さを
変更するポーリング制御部を備えることができる。
【００２２】
【発明の実施の形態】図１は本発明の実施の形態の説明
図であり、親局１に対してバス５を介して複数の子局＃
１〜＃３０を接続したポーリング通信システムを示し、
２はポーリング制御部、３はアドレス制御部、４は同期
用フレーム発生部を示す。なお、子局を３０局接続した
場合を示すが、子局の個数は任意に選定できる。又バス
５は、通常のデータを伝送する伝送路又は電力線搬送シ
ステムに於ける配電線及び電灯線とすることができる。
図であり、親局１に対してバス５を介して複数の子局＃
１〜＃３０を接続したポーリング通信システムを示し、
２はポーリング制御部、３はアドレス制御部、４は同期
用フレーム発生部を示す。なお、子局を３０局接続した
場合を示すが、子局の個数は任意に選定できる。又バス
５は、通常のデータを伝送する伝送路又は電力線搬送シ
ステムに於ける配電線及び電灯線とすることができる。
【００２３】親局１は、全子局＃１〜＃３０に対して一
律にポーリングを行うものではなく、所定のポーリング
周期内を、ポーリング回数が多いポーリング期間と少な
いポーリング期間等の複数種類のポーリング期間に分け
て、子局の状態に対応したポーリングを実行するもので
ある。例えば、ポーリング回数が多い高速ポーリング期
間と、ポーリング回数が少ない低速ポーリング期間との
２通りに分けることができる。或いは、ポーリング回数
が中間の中速ポーリング期間を含む３通りに分けること
ができる。又は更に多種類の異なるポーリング回数のポ
ーリング期間に分けることができる。
律にポーリングを行うものではなく、所定のポーリング
周期内を、ポーリング回数が多いポーリング期間と少な
いポーリング期間等の複数種類のポーリング期間に分け
て、子局の状態に対応したポーリングを実行するもので
ある。例えば、ポーリング回数が多い高速ポーリング期
間と、ポーリング回数が少ない低速ポーリング期間との
２通りに分けることができる。或いは、ポーリング回数
が中間の中速ポーリング期間を含む３通りに分けること
ができる。又は更に多種類の異なるポーリング回数のポ
ーリング期間に分けることができる。
【００２４】例えば、所定のポーリング周期内を高速ポ
ーリング期間と低速ポーリング期間との２通りに設定す
る場合、低速ポーリング期間に於けるポーリングに対し
て応答した低速ポーリング対象子局は高速ポーリング対
象子局に変更し、無応答の低速ポーリング対象子局はそ
のまま低速ポーリング対象子局とする。この場合、ポー
リング制御部２は、高速ポーリング期間と低速ポーリン
グ期間との切替えを行う機能を有し、又アドレス制御部
３は、高速ポーリング対象子局のアドレスと、低速ポー
リング対象子局のアドレスとを管理する。又同期用フレ
ーム発生部４は、高速ポーリングと低速ポーリングとを
含む所定のポーリング周期を示すフレームパルスを送出
する。なお、複数種類のポーリング期間を設定する場合
は、アドレス制御部３は、それぞれのポーリング回数に
対応したポーリング対象子局のアドレスをポーリング期
間対応に保持することになる。
ーリング期間と低速ポーリング期間との２通りに設定す
る場合、低速ポーリング期間に於けるポーリングに対し
て応答した低速ポーリング対象子局は高速ポーリング対
象子局に変更し、無応答の低速ポーリング対象子局はそ
のまま低速ポーリング対象子局とする。この場合、ポー
リング制御部２は、高速ポーリング期間と低速ポーリン
グ期間との切替えを行う機能を有し、又アドレス制御部
３は、高速ポーリング対象子局のアドレスと、低速ポー
リング対象子局のアドレスとを管理する。又同期用フレ
ーム発生部４は、高速ポーリングと低速ポーリングとを
含む所定のポーリング周期を示すフレームパルスを送出
する。なお、複数種類のポーリング期間を設定する場合
は、アドレス制御部３は、それぞれのポーリング回数に
対応したポーリング対象子局のアドレスをポーリング期
間対応に保持することになる。
【００２５】従って、低速ポーリングに対して応答した
子局は、次に高速ポーリング対象子局に変更し、又高速
ポーリングに対して応答した子局は、引き続き高速ポー
リング対象子局とするが、この高速ポーリングに対して
無応答の子局は、低速ポーリング対象子局に変更する。
この場合、無応答回数を設定し、継続して無応答が設定
回数を超えた時に変更することもできる。
子局は、次に高速ポーリング対象子局に変更し、又高速
ポーリングに対して応答した子局は、引き続き高速ポー
リング対象子局とするが、この高速ポーリングに対して
無応答の子局は、低速ポーリング対象子局に変更する。
この場合、無応答回数を設定し、継続して無応答が設定
回数を超えた時に変更することもできる。
【００２６】又前述の３通りのポーリング期間に分けた
場合は、低速ポーリング対象子局と中速ポーリング対象
子局と高速ポーリング対象子局とに分けることになり、
それぞれの子局のアドレスをアドレス制御部３により管
理し、高速ポーリング対象子局が無応答の場合は、中速
ポーリング対象子局に変更し、又中速ポーリング対象子
局が無応答の場合は、低速ポーリング対象子局に順次変
更することができる。又低速ポーリング対象子局が応答
した場合は、中速ポーリング対象子局に変更し、中速ポ
ーリング対象子局が応答した場合は、高速ポーリング対
象子局に変更することができる。この場合に、無応答回
数が設定回数を超えた時に、その時のポーリング期間か
ら他のポーリング期間に変更することもできる。従っ
て、ポーリングを必要とする子局に対してのポーリング
回数が多くなり、又電源オフ等の子局に対しては低速ポ
ーリングとして、送信データを有する子局側のレスポン
スを向上することができる。
場合は、低速ポーリング対象子局と中速ポーリング対象
子局と高速ポーリング対象子局とに分けることになり、
それぞれの子局のアドレスをアドレス制御部３により管
理し、高速ポーリング対象子局が無応答の場合は、中速
ポーリング対象子局に変更し、又中速ポーリング対象子
局が無応答の場合は、低速ポーリング対象子局に順次変
更することができる。又低速ポーリング対象子局が応答
した場合は、中速ポーリング対象子局に変更し、中速ポ
ーリング対象子局が応答した場合は、高速ポーリング対
象子局に変更することができる。この場合に、無応答回
数が設定回数を超えた時に、その時のポーリング期間か
ら他のポーリング期間に変更することもできる。従っ
て、ポーリングを必要とする子局に対してのポーリング
回数が多くなり、又電源オフ等の子局に対しては低速ポ
ーリングとして、送信データを有する子局側のレスポン
スを向上することができる。
【００２７】図２は本発明の実施の形態の親局の説明図
であり、１１はモデムを含む親局、１２はポーリング制
御部、１３はアドレス制御部、１４は同期用フレーム発
生部、１５は変復調部、１６は制御情報作成部、１７は
位相同期発振部（ＰＬＬ）であり、ポーリング制御部１
２は、低／高速ポーリング切替部１８と低／高速ポーリ
ング回数監視部１９と高速ポーリング応答監視部２０と
データ受信監視部２１とを含む構成を有する。又アドレ
ス制御部１３は、アドレス切替部２２と低速ポーリング
・アドレステーブル２３と高速ポーリング・アドレステ
ーブル２４とを含む構成を有する。即ち、所定のポーリ
ング周期を低速ポーリング期間と高速ポーリング期間と
の２通りのポーリング期間に分けた場合を示す。
であり、１１はモデムを含む親局、１２はポーリング制
御部、１３はアドレス制御部、１４は同期用フレーム発
生部、１５は変復調部、１６は制御情報作成部、１７は
位相同期発振部（ＰＬＬ）であり、ポーリング制御部１
２は、低／高速ポーリング切替部１８と低／高速ポーリ
ング回数監視部１９と高速ポーリング応答監視部２０と
データ受信監視部２１とを含む構成を有する。又アドレ
ス制御部１３は、アドレス切替部２２と低速ポーリング
・アドレステーブル２３と高速ポーリング・アドレステ
ーブル２４とを含む構成を有する。即ち、所定のポーリ
ング周期を低速ポーリング期間と高速ポーリング期間と
の２通りのポーリング期間に分けた場合を示す。
【００２８】又同期用フレーム発生部１４は、位相同期
発振部１７からのクロック信号に従って所定のポーリン
グ周期のフレームパルスを発生して、変復調部１５に入
力し、この変復調部１５から子局側へフレームパルス送
出する。又ポーリング制御部１２の低／高速ポーリング
切替部１８は、同期用フレーム発生部１６からのフレー
ムパルスを含むタイミング信号に従って、所定のポーリ
ング周期内の低速ポーリング期間と高速ポーリング期間
との切替えを行う。なお、更に多種類のポーリング期間
に分けた場合は、それぞれのポーリング期間の切替えを
行う構成とするものである。
発振部１７からのクロック信号に従って所定のポーリン
グ周期のフレームパルスを発生して、変復調部１５に入
力し、この変復調部１５から子局側へフレームパルス送
出する。又ポーリング制御部１２の低／高速ポーリング
切替部１８は、同期用フレーム発生部１６からのフレー
ムパルスを含むタイミング信号に従って、所定のポーリ
ング周期内の低速ポーリング期間と高速ポーリング期間
との切替えを行う。なお、更に多種類のポーリング期間
に分けた場合は、それぞれのポーリング期間の切替えを
行う構成とするものである。
【００２９】又高速ポーリング応答監視部２０は、高速
ポーリングに対して子局が応答したか否かを監視し、応
答ありの場合は、そのままとし、応答なしの場合は、ア
ドレス制御部１３に通知して、無応答の子局を低速ポー
リング対象子局に変更する制御を行い、アドレス制御部
１３は、その無応答の子局のアドレスを、高速ポーリン
グ・アドレステーブル２４から低速ポーリング・アドレ
ステーブル２３に変更する。又データ受信監視部２１
は、子局からのデータの受信を監視する。又低／高速ポ
ーリング回数監視部１９は、低速ポーリングの回数及び
高速ポーリングの回数を監視する。
ポーリングに対して子局が応答したか否かを監視し、応
答ありの場合は、そのままとし、応答なしの場合は、ア
ドレス制御部１３に通知して、無応答の子局を低速ポー
リング対象子局に変更する制御を行い、アドレス制御部
１３は、その無応答の子局のアドレスを、高速ポーリン
グ・アドレステーブル２４から低速ポーリング・アドレ
ステーブル２３に変更する。又データ受信監視部２１
は、子局からのデータの受信を監視する。又低／高速ポ
ーリング回数監視部１９は、低速ポーリングの回数及び
高速ポーリングの回数を監視する。
【００３０】又アドレス制御部１３の低速ポーリング・
アドレステーブル２３に、低速ポーリング対象子局のア
ドレスを格納し、高速ポーリング・アドレステーブル２
４に、高速ポーリング対象子局のアドレスを格納する。
アドレス切替部２２は、ポーリング制御部１２からのタ
イミング制御に応じて、低速ポーリング期間に於いて低
速ポーリング・アドレステーブル２３からの低速ポーリ
ング対象子局のアドレスを読出して送出し、又高速ポー
リング・アドレステーブル２４から高速ポーリング期間
に於いて高速ポーリング対象子局のアドレスを読出して
送出する。なお、低速ポーリング・アドレステーブル２
３と高速ポーリング・アドレステーブル２４とは、子局
のアドレスに、低速ポーリング対象か高速ポーリング対
象かを示すポインタの付け替え、或いはフラグのオン，
オフの切替えを行うアドレステーブルとすることもでき
る。又変復調部１５は、子局へ送信する為の変調と、子
局から受信して復調する機能を有し、例えば、子局から
のデータを復調してホストへ転送する。
アドレステーブル２３に、低速ポーリング対象子局のア
ドレスを格納し、高速ポーリング・アドレステーブル２
４に、高速ポーリング対象子局のアドレスを格納する。
アドレス切替部２２は、ポーリング制御部１２からのタ
イミング制御に応じて、低速ポーリング期間に於いて低
速ポーリング・アドレステーブル２３からの低速ポーリ
ング対象子局のアドレスを読出して送出し、又高速ポー
リング・アドレステーブル２４から高速ポーリング期間
に於いて高速ポーリング対象子局のアドレスを読出して
送出する。なお、低速ポーリング・アドレステーブル２
３と高速ポーリング・アドレステーブル２４とは、子局
のアドレスに、低速ポーリング対象か高速ポーリング対
象かを示すポインタの付け替え、或いはフラグのオン，
オフの切替えを行うアドレステーブルとすることもでき
る。又変復調部１５は、子局へ送信する為の変調と、子
局から受信して復調する機能を有し、例えば、子局から
のデータを復調してホストへ転送する。
【００３１】図３は本発明の実施の形態の子局の説明図
であり、３１はモデムを含む子局、３２はポーリング制
御部、３３は変復調部、３４は制御情報作成部、３５は
フレーム検出部、３６は位相同期発振部（ＰＬＬ）、３
７はトレーニング信号発生部を示し、ポーリング制御部
３２は、低速／高速ポーリング情報識別部３８と、アド
レス照合部３９と、データ送信監視部４０とを含む構成
を有する。
であり、３１はモデムを含む子局、３２はポーリング制
御部、３３は変復調部、３４は制御情報作成部、３５は
フレーム検出部、３６は位相同期発振部（ＰＬＬ）、３
７はトレーニング信号発生部を示し、ポーリング制御部
３２は、低速／高速ポーリング情報識別部３８と、アド
レス照合部３９と、データ送信監視部４０とを含む構成
を有する。
【００３２】変復調部３３は、親局から受信して復調
し、又親局へ送出するデータや制御情報を変調して送信
する。又フレーム検出部３５は、位相同期発振部３６か
らのクロック信号を基に親局からのフレームパルスを検
出し、ポーリング制御部３２にタイミング信号を加え
る。ポーリング制御部３２のアドレス照合部３９は、親
局からのポーリングアドレスと自子局のアドレスとを照
合し、照合一致の場合は自局が指定されているから、低
速／高速ポーリング情報識別部３８とデータ送信監視部
４０とに通知する。
し、又親局へ送出するデータや制御情報を変調して送信
する。又フレーム検出部３５は、位相同期発振部３６か
らのクロック信号を基に親局からのフレームパルスを検
出し、ポーリング制御部３２にタイミング信号を加え
る。ポーリング制御部３２のアドレス照合部３９は、親
局からのポーリングアドレスと自子局のアドレスとを照
合し、照合一致の場合は自局が指定されているから、低
速／高速ポーリング情報識別部３８とデータ送信監視部
４０とに通知する。
【００３３】データ送信監視部４０は、例えば、ＲＳ信
号やＣＳ信号を用いた監視／制御を行う端末装置からの
データ送信の要求の有無を識別し、データ送信ありの場
合は、そのデータの送信の制御を行い、データ送信なし
の場合は、制御情報作成部３４に通知し、親局への応答
のみの送出を行う。又トレーニング信号発生部３７は、
低速ポーリング期間に於けるポーリングに対する親局へ
の応答時に、親局モデム引込み用のトレーニング信号を
発生して送出する為のものである。又制御情報作成部３
４は、データ送信なしの場合等に於ける応答等の制御情
報を作成して親局へ送出する。
号やＣＳ信号を用いた監視／制御を行う端末装置からの
データ送信の要求の有無を識別し、データ送信ありの場
合は、そのデータの送信の制御を行い、データ送信なし
の場合は、制御情報作成部３４に通知し、親局への応答
のみの送出を行う。又トレーニング信号発生部３７は、
低速ポーリング期間に於けるポーリングに対する親局へ
の応答時に、親局モデム引込み用のトレーニング信号を
発生して送出する為のものである。又制御情報作成部３
４は、データ送信なしの場合等に於ける応答等の制御情
報を作成して親局へ送出する。
【００３４】図４は本発明の実施の形態の動作説明図で
あり、回線上の変調信号と、フレームパルスと、親局か
ら子局への下りの信号と、子局から親局への上りの信号
と、子局のアドレス＃８，＃２，＃３，＃２０と、親局
下りとして示す下り方向の信号と、子局上り高速ポーリ
ング時と、子局上り低速ポーリング時として示す上り方
向の信号とを示す。これらの信号は、セカンダリチャネ
ルとメインチャネルとから構成され、セカンダリチャネ
ルは、モデム用制御情報，アドレス情報，高速／低速ポ
ーリングを示すフラグ（例えば、高速ポーリング時に高
速ポーリングフラグをオン、低速ポーリング時に高速ポ
ーリングフラグをオフとすることができる），速度情報
等を含み、又子局上りの信号のセカンダリチャネルには
回線品質情報等も含むものである。又メインチャネル
は、親局下りと子局上りの高速ポーリング時に於いては
ユーザデータを含み、子局上りの低速ポーリング時に於
いては親局モデム引込み用トレーニング信号を含むもの
である。このトレーニング信号は、子局３１のトレーニ
ング信号発生部３７（図３参照）から発生することがで
きる。
あり、回線上の変調信号と、フレームパルスと、親局か
ら子局への下りの信号と、子局から親局への上りの信号
と、子局のアドレス＃８，＃２，＃３，＃２０と、親局
下りとして示す下り方向の信号と、子局上り高速ポーリ
ング時と、子局上り低速ポーリング時として示す上り方
向の信号とを示す。これらの信号は、セカンダリチャネ
ルとメインチャネルとから構成され、セカンダリチャネ
ルは、モデム用制御情報，アドレス情報，高速／低速ポ
ーリングを示すフラグ（例えば、高速ポーリング時に高
速ポーリングフラグをオン、低速ポーリング時に高速ポ
ーリングフラグをオフとすることができる），速度情報
等を含み、又子局上りの信号のセカンダリチャネルには
回線品質情報等も含むものである。又メインチャネル
は、親局下りと子局上りの高速ポーリング時に於いては
ユーザデータを含み、子局上りの低速ポーリング時に於
いては親局モデム引込み用トレーニング信号を含むもの
である。このトレーニング信号は、子局３１のトレーニ
ング信号発生部３７（図３参照）から発生することがで
きる。
【００３５】フレームパルスは、例えば、１２０ｍｓの
周期の場合を示し、子局に対するポーリング回数が多い
高速ポーリング期間と、子局に対するポーリング回数が
少ない低速ポーリング期間とに分け、低速ポーリング期
間に於いて、親局からセカンダリチャネルに低速ポーリ
ング対象の例えば子局アドレス＃８を設定して送出し、
それに対してアドレス＃８の子局が、前述の子局上り低
速ポーリング時（＃８）として示すように、アドレス情
報を含むセカンダリチャネルと、トレーニング情報を含
むメインチャネルとを用いて応答すると、親局は低速ポ
ーリング対象子局から高速ポーリング対象子局に変更す
る。
周期の場合を示し、子局に対するポーリング回数が多い
高速ポーリング期間と、子局に対するポーリング回数が
少ない低速ポーリング期間とに分け、低速ポーリング期
間に於いて、親局からセカンダリチャネルに低速ポーリ
ング対象の例えば子局アドレス＃８を設定して送出し、
それに対してアドレス＃８の子局が、前述の子局上り低
速ポーリング時（＃８）として示すように、アドレス情
報を含むセカンダリチャネルと、トレーニング情報を含
むメインチャネルとを用いて応答すると、親局は低速ポ
ーリング対象子局から高速ポーリング対象子局に変更す
る。
【００３６】又高速ポーリング期間に於いて親局から高
速ポーリング対象の例えば子局アドレス＃２をセカンダ
リチャネルに設定して送出し、それに対してアドレス＃
２の子局が応答すると、高速ポーリング対象子局のまま
とし、又高速ポーリング対象の例えば子局アドレス＃３
をセカンダリチャネルに設定して送出し、それに対して
無応答の場合、高速ポーリング対象子局から低速ポーリ
ング対象子局に変更する。又低速ポーリング対象の子局
アドレス＃２０を送出し、それに対して無応答の場合
は、低速ポーリング対象子局のままとする。従って、電
源オフ状態や障害発生状態等の子局は低速ポーリング対
象のままとなり、ポーリングに対して応答すると、高速
ポーリング対象子局に変更して、送信データあり又はそ
の可能性が高い子局に対して高速ポーリングを行うこと
によって、レスポンス向上を図ることができる。
速ポーリング対象の例えば子局アドレス＃２をセカンダ
リチャネルに設定して送出し、それに対してアドレス＃
２の子局が応答すると、高速ポーリング対象子局のまま
とし、又高速ポーリング対象の例えば子局アドレス＃３
をセカンダリチャネルに設定して送出し、それに対して
無応答の場合、高速ポーリング対象子局から低速ポーリ
ング対象子局に変更する。又低速ポーリング対象の子局
アドレス＃２０を送出し、それに対して無応答の場合
は、低速ポーリング対象子局のままとする。従って、電
源オフ状態や障害発生状態等の子局は低速ポーリング対
象のままとなり、ポーリングに対して応答すると、高速
ポーリング対象子局に変更して、送信データあり又はそ
の可能性が高い子局に対して高速ポーリングを行うこと
によって、レスポンス向上を図ることができる。
【００３７】図５は本発明の実施の形態の電源オン時の
処理フローチャートであり、親局に対して子局が３０局
接続された場合のポーリング通信システムに於いて、親
局の電源をオンとして（Ａ１）、初期化処理を行い（Ａ
２）、子局のアドレスを＃１〜＃３０とすると、最初は
総て低速ポーリング対象子局と見做して、低速ポーリン
グアドレスを＃１〜＃３０とする。そして、順次ポーリ
ングを行って、その低速ポーリングアドレスが３１を超
えるか否かで子局を一巡したことを判定し（Ａ３）、超
えた時は高速ポーリング処理へ移行する。
処理フローチャートであり、親局に対して子局が３０局
接続された場合のポーリング通信システムに於いて、親
局の電源をオンとして（Ａ１）、初期化処理を行い（Ａ
２）、子局のアドレスを＃１〜＃３０とすると、最初は
総て低速ポーリング対象子局と見做して、低速ポーリン
グアドレスを＃１〜＃３０とする。そして、順次ポーリ
ングを行って、その低速ポーリングアドレスが３１を超
えるか否かで子局を一巡したことを判定し（Ａ３）、超
えた時は高速ポーリング処理へ移行する。
【００３８】又低速ポーリングアドレスが３１を超えな
い場合は、低速ポーリングアドレスを、低速ポーリング
・アドレステーブル２３（図２参照）から取出して（Ａ
４）、セカンダリチャネルにそのアドレスを取込み又制
御情報の取込みを行い（Ａ５）、ポーリング制御部１２
の制御によりポーリングを実施する（Ａ６）。そして、
子局からの応答の有無を監視し（Ａ７）、応答なしの場
合はステップ（Ａ９）に移行し、又応答ありの場合は、
その子局アドレスを低速ポーリング・アドレステーブル
２３から高速ポーリング・アドレステーブル２４へ移動
し（Ａ８）、ステップ（Ａ９）に移行する。
い場合は、低速ポーリングアドレスを、低速ポーリング
・アドレステーブル２３（図２参照）から取出して（Ａ
４）、セカンダリチャネルにそのアドレスを取込み又制
御情報の取込みを行い（Ａ５）、ポーリング制御部１２
の制御によりポーリングを実施する（Ａ６）。そして、
子局からの応答の有無を監視し（Ａ７）、応答なしの場
合はステップ（Ａ９）に移行し、又応答ありの場合は、
その子局アドレスを低速ポーリング・アドレステーブル
２３から高速ポーリング・アドレステーブル２４へ移動
し（Ａ８）、ステップ（Ａ９）に移行する。
【００３９】このステップ（Ａ９）に於いては、低速ポ
ーリングアドレスを更新してステップ（Ａ３）に移行す
る。この場合、ポーリングを行うアドレスをポインタに
より示すことができるから、ポインタの更新により低速
ポーリングアドレスの更新を行うことができる。このよ
うな処理によって、ポーリング通信システムの運用開始
時に、低速ポーリング対象子局と高速ポーリング対象子
局とを自動的に設定することができる。
ーリングアドレスを更新してステップ（Ａ３）に移行す
る。この場合、ポーリングを行うアドレスをポインタに
より示すことができるから、ポインタの更新により低速
ポーリングアドレスの更新を行うことができる。このよ
うな処理によって、ポーリング通信システムの運用開始
時に、低速ポーリング対象子局と高速ポーリング対象子
局とを自動的に設定することができる。
【００４０】図６及び図７は本発明の実施の形態の親局
の処理フローチャートを示し、高速ポーリングか否かを
判定し（Ｂ１）、高速ポーリングでない場合は、低速ポ
ーリングの処理に移行する。又高速ポーリングの場合
は、高速ポーリングフラグをオンとし（Ｂ１２）、高速
ポーリング・アドレステーブル２４（図２参照）から高
速ポーリングアドレスを取出す（Ｂ２）。又制御情報の
取込みを行い（Ｂ３）、前述の高速ポーリング対象子局
のアドレスと、オンとした高速ポーリングフラグとを含
むセカンダリチャネルを有する信号を形成してポーリン
グ制御部１２によって高速ポーリングを実施し（Ｂ
４）、子局からの応答の有無を高速ポーリング応答監視
部２０により監視し（Ｂ５）、応答なしの場合はステッ
プ（Ｂ６）に移行し、応答ありの場合はステップ（Ｂ
７）に移行する。
の処理フローチャートを示し、高速ポーリングか否かを
判定し（Ｂ１）、高速ポーリングでない場合は、低速ポ
ーリングの処理に移行する。又高速ポーリングの場合
は、高速ポーリングフラグをオンとし（Ｂ１２）、高速
ポーリング・アドレステーブル２４（図２参照）から高
速ポーリングアドレスを取出す（Ｂ２）。又制御情報の
取込みを行い（Ｂ３）、前述の高速ポーリング対象子局
のアドレスと、オンとした高速ポーリングフラグとを含
むセカンダリチャネルを有する信号を形成してポーリン
グ制御部１２によって高速ポーリングを実施し（Ｂ
４）、子局からの応答の有無を高速ポーリング応答監視
部２０により監視し（Ｂ５）、応答なしの場合はステッ
プ（Ｂ６）に移行し、応答ありの場合はステップ（Ｂ
７）に移行する。
【００４１】ステップ（Ｂ６）に於いては、応答なしの
回数が３以上か否かを判定する。この回数設定は、３と
した場合を示すが、予め任意の数に設定することが可能
である。そして、応答なしの回数が３より少ない場合
は、ステップ（Ｂ１１）に移行し、応答なしの回数が３
以上の場合は、高速ポーリング対象子局から低速ポーリ
ング対象子局に変更する為に、その子局アドレスを高速
ポーリング・アドレステーブル２４から低速ポーリング
・アドレステーブル２３に移動して（Ｂ９）、ステップ
（Ｂ１１）に移行する。
回数が３以上か否かを判定する。この回数設定は、３と
した場合を示すが、予め任意の数に設定することが可能
である。そして、応答なしの回数が３より少ない場合
は、ステップ（Ｂ１１）に移行し、応答なしの回数が３
以上の場合は、高速ポーリング対象子局から低速ポーリ
ング対象子局に変更する為に、その子局アドレスを高速
ポーリング・アドレステーブル２４から低速ポーリング
・アドレステーブル２３に移動して（Ｂ９）、ステップ
（Ｂ１１）に移行する。
【００４２】又ステップ（Ｂ７）に於いては、データあ
りか否かを判定し、データなしの場合は、データなしの
回数が３以上か否かを判定する（Ｂ８）。この場合の回
数も、３以外の予め任意の数に設定することができる。
データなしの回数が３以上の場合は、低速ポーリング対
象子局とする為に、その子局アドレスを高速ポーリング
・アドレステーブル２４から低速ポーリング・アドレス
テーブル２３に移動する（Ｂ９）。又データなしの回数
が３より少ない場合は、ステップ（Ｂ１１）に移行す
る。又データありの場合は、データ受信終了か否かを判
定し（Ｂ１０）、データ受信終了でない場合は、ステッ
プ（Ｂ２）に移行し、子局からのデータ送信完了通知を
受け取るまで前回と同一のアドレスの子局に対してポー
リングを行う。又データ受信終了の場合は、ステップ
（Ｂ１１）に移行し、高速ポーリングアドレス更新によ
り次の高速ポーリングの子局アドレスを読出して、ステ
ップ（Ｂ１）に移行する。
りか否かを判定し、データなしの場合は、データなしの
回数が３以上か否かを判定する（Ｂ８）。この場合の回
数も、３以外の予め任意の数に設定することができる。
データなしの回数が３以上の場合は、低速ポーリング対
象子局とする為に、その子局アドレスを高速ポーリング
・アドレステーブル２４から低速ポーリング・アドレス
テーブル２３に移動する（Ｂ９）。又データなしの回数
が３より少ない場合は、ステップ（Ｂ１１）に移行す
る。又データありの場合は、データ受信終了か否かを判
定し（Ｂ１０）、データ受信終了でない場合は、ステッ
プ（Ｂ２）に移行し、子局からのデータ送信完了通知を
受け取るまで前回と同一のアドレスの子局に対してポー
リングを行う。又データ受信終了の場合は、ステップ
（Ｂ１１）に移行し、高速ポーリングアドレス更新によ
り次の高速ポーリングの子局アドレスを読出して、ステ
ップ（Ｂ１）に移行する。
【００４３】又ステップ（Ｂ１）に於ける判定で、次は
高速ポーリングでない時に、高速ポーリングフラグをオ
フとして（Ｂ１３）、ステップ（Ｃ１）（図７参照）に
移行し、低速ポーリング・アドレステーブル２３から低
速ポーリングアドレスを取出し、制御情報の取込みを行
い（Ｃ２）、低速ポーリング対象子局のアドレスと、オ
フとした高速ポーリングフラグとを含むセカンダリチャ
ネルを有する信号を用いてポーリング制御部１２の制御
により低速ポーリングを実施し（Ｃ３）、子局からの応
答の有無を判定し（Ｃ４）、応答ありの場合は、その子
局のアドレスを、低速ポーリング・アドレステーブル２
３から高速ポーリング・アドレステーブル２４へ移動し
（Ｃ５）、又応答なしの場合は、低速ポーリング・アド
レステーブル２３から次の低速ポーリングアドレスを読
出し（Ｃ６）、ステップ（Ｂ１）（図６参照）に移行す
る。
高速ポーリングでない時に、高速ポーリングフラグをオ
フとして（Ｂ１３）、ステップ（Ｃ１）（図７参照）に
移行し、低速ポーリング・アドレステーブル２３から低
速ポーリングアドレスを取出し、制御情報の取込みを行
い（Ｃ２）、低速ポーリング対象子局のアドレスと、オ
フとした高速ポーリングフラグとを含むセカンダリチャ
ネルを有する信号を用いてポーリング制御部１２の制御
により低速ポーリングを実施し（Ｃ３）、子局からの応
答の有無を判定し（Ｃ４）、応答ありの場合は、その子
局のアドレスを、低速ポーリング・アドレステーブル２
３から高速ポーリング・アドレステーブル２４へ移動し
（Ｃ５）、又応答なしの場合は、低速ポーリング・アド
レステーブル２３から次の低速ポーリングアドレスを読
出し（Ｃ６）、ステップ（Ｂ１）（図６参照）に移行す
る。
【００４４】図８は本発明の実施の形態の子局の処理フ
ローチャートを示し、ポーリング待ちの状態（Ｄ１）か
らポーリング受信を行うと（Ｄ２）、アドレス照合部３
９（図３参照）により、セカンダリチャネル内に設定し
たアドレスと照合して自局アドレス呼出しか否かを判定
し（Ｄ３）、自局アドレスと照合一致すると、ステップ
（Ｄ４）に移行し、照合不一致の場合は、ステップ（Ｄ
１）移行する。
ローチャートを示し、ポーリング待ちの状態（Ｄ１）か
らポーリング受信を行うと（Ｄ２）、アドレス照合部３
９（図３参照）により、セカンダリチャネル内に設定し
たアドレスと照合して自局アドレス呼出しか否かを判定
し（Ｄ３）、自局アドレスと照合一致すると、ステップ
（Ｄ４）に移行し、照合不一致の場合は、ステップ（Ｄ
１）移行する。
【００４５】自局呼出しの場合は、低速／高速ポーリン
グ情報識別部３８に於いて、セカンダリチャネル内に設
定した高速ポーリングフラグがオンか否かにより高速ポ
ーリングか否かを判定し（Ｄ４）、高速ポーリングの場
合は、データ送信監視部４０に於いて送信データありか
否かを判定し（Ｄ５）、送信データありの場合は、送信
データの取込みを行い（Ｄ１３）、送信データ終了か否
かを判定し（Ｄ６）、送信データ終了の場合は、データ
終了フラグをオンとする（Ｄ７）。又ステップ（Ｄ４）
に於いて高速ポーリングでないと判定した場合は、トレ
ーニング信号発生部３７を起動してトレーニング信号を
発生し（Ｄ１０）、ステップ（Ｄ９）に移行する。又ス
テップ（Ｄ５）に於いて送信データなしの場合は、デー
タなしフラグをオンとする（Ｄ１１）。又ステップ（Ｄ
６）に於いて送信データ終了でない場合は、データ送信
中フラグをオンとする（Ｄ１２）。そして、データ終了
フラグ又はデータ送信中フラグ又はデータなしフラグを
制御情報に取込み（Ｄ８）、データ送信を行い（Ｄ
９）、最初のステップ（Ｄ１）に移行する。
グ情報識別部３８に於いて、セカンダリチャネル内に設
定した高速ポーリングフラグがオンか否かにより高速ポ
ーリングか否かを判定し（Ｄ４）、高速ポーリングの場
合は、データ送信監視部４０に於いて送信データありか
否かを判定し（Ｄ５）、送信データありの場合は、送信
データの取込みを行い（Ｄ１３）、送信データ終了か否
かを判定し（Ｄ６）、送信データ終了の場合は、データ
終了フラグをオンとする（Ｄ７）。又ステップ（Ｄ４）
に於いて高速ポーリングでないと判定した場合は、トレ
ーニング信号発生部３７を起動してトレーニング信号を
発生し（Ｄ１０）、ステップ（Ｄ９）に移行する。又ス
テップ（Ｄ５）に於いて送信データなしの場合は、デー
タなしフラグをオンとする（Ｄ１１）。又ステップ（Ｄ
６）に於いて送信データ終了でない場合は、データ送信
中フラグをオンとする（Ｄ１２）。そして、データ終了
フラグ又はデータ送信中フラグ又はデータなしフラグを
制御情報に取込み（Ｄ８）、データ送信を行い（Ｄ
９）、最初のステップ（Ｄ１）に移行する。
【００４６】図９は高速ポーリングと低速ポーリングと
の状態遷移説明図であり、低速ポーリング対象子局アド
レス＃８，＃２０の場合に、低速ポーリングに対してア
ドレス＃８の子局が応答すると、高速ポーリング対象子
局に変更し、アドレス＃２０の子局が無応答の場合に、
低速ポーリング対象子局のままとする。又高速ポーリン
グ対象子局アドレス＃１，＃２，＃３，＃４，・・・の
場合に、高速ポーリングに対してアドレス＃３の子局が
無応答の場合、次回から、或いは、前述の無応答回数が
設定回数以上となった場合、低速ポーリング対象子局に
変更する。応答した場合は、高速ポーリング対象子局の
ままとする。
の状態遷移説明図であり、低速ポーリング対象子局アド
レス＃８，＃２０の場合に、低速ポーリングに対してア
ドレス＃８の子局が応答すると、高速ポーリング対象子
局に変更し、アドレス＃２０の子局が無応答の場合に、
低速ポーリング対象子局のままとする。又高速ポーリン
グ対象子局アドレス＃１，＃２，＃３，＃４，・・・の
場合に、高速ポーリングに対してアドレス＃３の子局が
無応答の場合、次回から、或いは、前述の無応答回数が
設定回数以上となった場合、低速ポーリング対象子局に
変更する。応答した場合は、高速ポーリング対象子局の
ままとする。
【００４７】低速ポーリングは、例えば、１秒間に８回
（１２５ｍｓに１回）の割合（図４参照）で、低速ポー
リング対象子局のアドレスを順次読出してポーリングを
行い、高速ポーリングは、１２５ｍｓ内に於いて高速ポ
ーリング対象子局の総てについて順次ポーリングを行う
ものである。但し、高速ポーリングの場合、ユーザデー
タの内容が途中で切断されてはならないので、低速ポー
リングと高速ポーリングとの割合いは一定とは限らず、
ユーザデータの電文長に応じて変化させる。
（１２５ｍｓに１回）の割合（図４参照）で、低速ポー
リング対象子局のアドレスを順次読出してポーリングを
行い、高速ポーリングは、１２５ｍｓ内に於いて高速ポ
ーリング対象子局の総てについて順次ポーリングを行う
ものである。但し、高速ポーリングの場合、ユーザデー
タの内容が途中で切断されてはならないので、低速ポー
リングと高速ポーリングとの割合いは一定とは限らず、
ユーザデータの電文長に応じて変化させる。
【００４８】又低速ポーリング対象子局の数と高速ポー
リング対象子局の数に応じて、低速ポーリング期間と高
速ポーリング期間とを変更することができる。例えば、
アドレス制御部１３（図２参照）の低速ポーリング・ア
ドレステーブル２３と高速ポーリング・アドレステーブ
ル２４とのアドレス数に応じて、ポーリング制御部１２
の低／高速ポーリング切替部１８により、低速ポーリン
グ対象子局数が多い場合は、所定のポーリング周期内に
於いて低速ポーリングの回数を増加して低速ポーリング
期間を長くし、反対に高速ポーリング対象子局数が多い
場合は、高速ポーリングの回数を増加して高速ポーリン
グ期間を長くするように変更して切替えを行うことがで
きる。
リング対象子局の数に応じて、低速ポーリング期間と高
速ポーリング期間とを変更することができる。例えば、
アドレス制御部１３（図２参照）の低速ポーリング・ア
ドレステーブル２３と高速ポーリング・アドレステーブ
ル２４とのアドレス数に応じて、ポーリング制御部１２
の低／高速ポーリング切替部１８により、低速ポーリン
グ対象子局数が多い場合は、所定のポーリング周期内に
於いて低速ポーリングの回数を増加して低速ポーリング
期間を長くし、反対に高速ポーリング対象子局数が多い
場合は、高速ポーリングの回数を増加して高速ポーリン
グ期間を長くするように変更して切替えを行うことがで
きる。
【００４９】図１０は電力線搬送システムの説明図であ
り、例えば、６６００Ｖの高圧から１００Ｖ又は２００
Ｖの低圧に変圧する変圧器５１に、低圧配電線５２が接
続されて、その低圧配電線５２に引込み線を介して家庭
内の分電盤５４に引込み、その家庭内の電灯線５３が接
続される。その電灯線５３に、家電機器としての例えば
冷蔵庫５５，ファックス装置（ｆａｘ）５６，エアコン
５７等が接続され、又は分電盤５４から分岐した図示を
省略している電灯線に家電機器が接続される。又電灯線
５３に接続したコンセントに、子局としての電力線搬送
モデム（Ｍ）６２を介してパソコン６３が接続され、変
圧器５１の位置に親局としての電力線搬送モデム６１が
接続されたシステムに於いて、家電機器については家電
ネットワークを構成して、例えば、ＣＳＭＡ／ＣＤ方式
により相互に、又は図示を省略した制御機器との間でデ
ータを伝送し、親局としての電力線搬送モデム１６と低
圧配電線５２，引込み線及び電灯線５３のコンセント等
を介して子局としての電力線搬送モデム６２とを接続し
て、パソコン６３をインターネット等と接続する電力線
搬送システムが提案されている。
り、例えば、６６００Ｖの高圧から１００Ｖ又は２００
Ｖの低圧に変圧する変圧器５１に、低圧配電線５２が接
続されて、その低圧配電線５２に引込み線を介して家庭
内の分電盤５４に引込み、その家庭内の電灯線５３が接
続される。その電灯線５３に、家電機器としての例えば
冷蔵庫５５，ファックス装置（ｆａｘ）５６，エアコン
５７等が接続され、又は分電盤５４から分岐した図示を
省略している電灯線に家電機器が接続される。又電灯線
５３に接続したコンセントに、子局としての電力線搬送
モデム（Ｍ）６２を介してパソコン６３が接続され、変
圧器５１の位置に親局としての電力線搬送モデム６１が
接続されたシステムに於いて、家電機器については家電
ネットワークを構成して、例えば、ＣＳＭＡ／ＣＤ方式
により相互に、又は図示を省略した制御機器との間でデ
ータを伝送し、親局としての電力線搬送モデム１６と低
圧配電線５２，引込み線及び電灯線５３のコンセント等
を介して子局としての電力線搬送モデム６２とを接続し
て、パソコン６３をインターネット等と接続する電力線
搬送システムが提案されている。
【００５０】このような電力線搬送システムに於いて
は、家電ネットワークに於けるトラフィック量に対し
て、パソコン６３等によるトラフィック量が多いもので
あり、且つ電灯線５３は共通的な電力線搬送の伝送路を
形成している。従って、相互に干渉する問題を解決する
ことが必要である。
は、家電ネットワークに於けるトラフィック量に対し
て、パソコン６３等によるトラフィック量が多いもので
あり、且つ電灯線５３は共通的な電力線搬送の伝送路を
形成している。従って、相互に干渉する問題を解決する
ことが必要である。
【００５１】そこで、図１１に示すように、親局として
の電力線搬送モデム６１から例えば１ｓ周期の同期用フ
レームパルスを送出し、家電ネットワークに於ける家電
間の通信は低トラフィックであるから、同期用フレーム
パルスの周期の中の１０ｍｓの期間を割当ててＣＳＭＡ
／ＣＤ方式等による通信を行い、パソコン６３等の電力
線通信は高トラフィックであるから、残りの９９０ｍｓ
の期間を割当てる。即ち、フレームパルスによる所定の
周期を、家電間の通信期間と、パソコン６３等によるポ
ーリング通信期間とに分ける。その場合、家電ネットワ
ークに接続された各家電側の送受信機能には、フレーム
パルスを検出して、家電間の通信期間を識別する手段を
設けるものである。それにより、家電ネットワークに於
ける家電間の通信と、ポーリング方式による電力線通信
との相互の干渉を回避することができる。なお、家電間
の通信の期間と、電力線通信のポーリング通信期間との
間にガードタイムを設けることができる。
の電力線搬送モデム６１から例えば１ｓ周期の同期用フ
レームパルスを送出し、家電ネットワークに於ける家電
間の通信は低トラフィックであるから、同期用フレーム
パルスの周期の中の１０ｍｓの期間を割当ててＣＳＭＡ
／ＣＤ方式等による通信を行い、パソコン６３等の電力
線通信は高トラフィックであるから、残りの９９０ｍｓ
の期間を割当てる。即ち、フレームパルスによる所定の
周期を、家電間の通信期間と、パソコン６３等によるポ
ーリング通信期間とに分ける。その場合、家電ネットワ
ークに接続された各家電側の送受信機能には、フレーム
パルスを検出して、家電間の通信期間を識別する手段を
設けるものである。それにより、家電ネットワークに於
ける家電間の通信と、ポーリング方式による電力線通信
との相互の干渉を回避することができる。なお、家電間
の通信の期間と、電力線通信のポーリング通信期間との
間にガードタイムを設けることができる。
【００５２】又電力線通信に割当てた期間に於いて、親
局としての電力線搬送モデム６１から各家庭の電力線搬
送モデム６２（Ｍ）に対してポーリングを行う。又この
場合のポーリング期間である９９０ｍｓの期間に於い
て、前述のように、低速ポーリング対象子局と高速ポー
リング対象子局とについてポーリングを行うこともでき
る。その場合、変圧器５１の位置に設けた電力線搬送モ
デム６１は、例えば、図２に示す構成とし、且つポーリ
ング制御部１２は、フレームパルスを基準にして、家電
間の通信に割当てた期間後の電力線通信の期間につい
て、前述のポーリング方式による子局との間の通信を制
御することができる。又屋内に設けた電力線搬送モデム
６２は、例えば、図３に示す構成とすることができる。
局としての電力線搬送モデム６１から各家庭の電力線搬
送モデム６２（Ｍ）に対してポーリングを行う。又この
場合のポーリング期間である９９０ｍｓの期間に於い
て、前述のように、低速ポーリング対象子局と高速ポー
リング対象子局とについてポーリングを行うこともでき
る。その場合、変圧器５１の位置に設けた電力線搬送モ
デム６１は、例えば、図２に示す構成とし、且つポーリ
ング制御部１２は、フレームパルスを基準にして、家電
間の通信に割当てた期間後の電力線通信の期間につい
て、前述のポーリング方式による子局との間の通信を制
御することができる。又屋内に設けた電力線搬送モデム
６２は、例えば、図３に示す構成とすることができる。
【００５３】本発明は、前述の各実施の形態のみに限定
されるものではなく、種々付加変更することが可能であ
り、例えば、複数種類のポーリング期間を設定した場合
に、送信データありの子局については、ポーリング回数
が多いポーリング対象子局に変更し、ポーリングに対し
て送信データなしで、応答のみの子局は、その時のポー
リング期間のポーリング対象子局のままとし、この送信
データなしの回数が設定回数を超えた時に、ポーリング
回数の少ないポーリング期間のポーリング対象子局に変
更する制御を行うことも可能である。
されるものではなく、種々付加変更することが可能であ
り、例えば、複数種類のポーリング期間を設定した場合
に、送信データありの子局については、ポーリング回数
が多いポーリング対象子局に変更し、ポーリングに対し
て送信データなしで、応答のみの子局は、その時のポー
リング期間のポーリング対象子局のままとし、この送信
データなしの回数が設定回数を超えた時に、ポーリング
回数の少ないポーリング期間のポーリング対象子局に変
更する制御を行うことも可能である。
【００５４】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、親局１
と複数の子局との間でポーリング通信を行うシステムに
於いて、フレームパルス等による所定のポーリング周期
内をポーリング回数が異なる複数種類のポーリング期間
に分けて、子局の電源オンか否か等の状態に対応したポ
ーリング期間に変更してポーリングを行うものであり、
従って、電源オフや障害発生等の子局に対するポーリン
グ回数を少なくし、送信データありの可能性の高い子局
に対するポーリング回数を多くすることが可能となり、
スループットの向上を図ることができる利点がある。又
複数種類のポーリング期間は、それぞれのポーリング期
間の対象子局の数に応じて適応的にそれぞれのポーリン
グ期間を長さを変更して、効率の良いシステムの運用を
図ることができる。
と複数の子局との間でポーリング通信を行うシステムに
於いて、フレームパルス等による所定のポーリング周期
内をポーリング回数が異なる複数種類のポーリング期間
に分けて、子局の電源オンか否か等の状態に対応したポ
ーリング期間に変更してポーリングを行うものであり、
従って、電源オフや障害発生等の子局に対するポーリン
グ回数を少なくし、送信データありの可能性の高い子局
に対するポーリング回数を多くすることが可能となり、
スループットの向上を図ることができる利点がある。又
複数種類のポーリング期間は、それぞれのポーリング期
間の対象子局の数に応じて適応的にそれぞれのポーリン
グ期間を長さを変更して、効率の良いシステムの運用を
図ることができる。
【００５５】又家電ネットワークと組合せたポーリング
通信システムに於いては、家電間の通信期間と、ポーリ
ング通信期間とを、フレームパルス等による所定の周期
内で分けることにより、同一の電灯線等を介した通信経
路を利用した場合の相互干渉を防止して共存を図ること
ができ、且つ高トラフィックの親局と複数の子局との間
の通信を円滑に行うことができる利点がある。又ポーリ
ング通信期間を、例えば、高速ポーリング期間と低速ポ
ーリング期間とに分けて、子局の状態に対応してポーリ
ング回数を異ならせることにより、送信データありの可
能性の高い子局に対するポーリング回数を多くして、ス
ループットの向上を図ることができる利点がある。
通信システムに於いては、家電間の通信期間と、ポーリ
ング通信期間とを、フレームパルス等による所定の周期
内で分けることにより、同一の電灯線等を介した通信経
路を利用した場合の相互干渉を防止して共存を図ること
ができ、且つ高トラフィックの親局と複数の子局との間
の通信を円滑に行うことができる利点がある。又ポーリ
ング通信期間を、例えば、高速ポーリング期間と低速ポ
ーリング期間とに分けて、子局の状態に対応してポーリ
ング回数を異ならせることにより、送信データありの可
能性の高い子局に対するポーリング回数を多くして、ス
ループットの向上を図ることができる利点がある。
【図１】本発明の実施の形態の説明図である。
【図２】本発明の実施の形態の親局の説明図である。
【図３】本発明の実施の形態の子局の説明図である。
【図４】本発明の実施の形態の動作説明図である。
【図５】本発明の実施の形態の電源オン時の処理フロー
チャートである。
チャートである。
【図６】本発明の実施の形態の親局の処理フローチャー
トである。
トである。
【図７】本発明の実施の形態の親局の処理フローチャー
トである。
トである。
【図８】本発明の実施の形態の子局の処理フローチャー
トである。
トである。
【図９】高速ポーリングと低速ポーリングとの状態遷移
説明図である。
説明図である。
【図１０】電力線搬送システムの説明図である。
【図１１】通信タイミングの説明図である。
【図１２】従来例の説明図である。
【図１３】従来例のポーリングのフローチャートであ
る。
る。
【図１４】従来例のセレクティングのフローチャートで
ある。
ある。
１ 親局
２ ポーリング制御部
３ アドレス制御部
４ 同期用フレーム発生部
５ バス
＃１〜＃３０ 子局
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(56)参考文献 特開 平３−198549（ＪＰ，Ａ)
特開 平３−190337（ＪＰ，Ａ)
特開 平６−164603（ＪＰ，Ａ)
特開 平４−139936（ＪＰ，Ａ)
特開 昭59−45742（ＪＰ，Ａ)
(58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名)
H04L 12/28 - 12/46
Claims (13)
- 【請求項１】 親局と複数の子局とを接続したポーリン
グ通信システムに於いて、 前記親局は、所定のポーリング周期内をポーリング回数
が異なる低速ポーリング期間と高速ポーリング期間とに
分けて、前記低速ポーリング期間と高速ポーリング期間
対応のポーリング対象子局のアドレスを保持するアドレ
ス制御部と、前記低速ポーリング期間と高速ポーリング
期間との切替えを行うと共に、ポーリングに対する前記
子局の応答の有無を含む子局の状態に応じて前記アドレ
ス制御部に保持された子局のアドレスについて前記低速
ポーリング期間と高速ポーリング期間のポーリング対象
子局の変更を制御するポーリング制御部とを有し、該ポーリング制御部は、前記所定のポーリング周期内に
於いて前記低速ポーリング期間にポーリングを行う低速
ポーリング対象子局の数が多い時は、低速ポーリングの
数を増加して前記低速ポーリング期間を長くし、前記高
速ポーリング期間にポーリングを行う高速ポーリング対
象子局の数が多い時は、高速ポーリングの数を増加して
前記高速ポーリング期間を長くするように変更して切替
える手段を有し、 前記子局は、前記親局からのポーリングに対して自局が
指定された時に送信データの有無に応じた応答を送出す
るポーリング制御部を有することを特徴とするポーリン
グ通信システム。 - 【請求項２】 前記親局のポーリング制御部は、自局か
らのポーリングに対する前記子局の応答なしの回数が予
め定めた数より多い場合、前記子局を所定のポーリング
周期内のポーリング回数が多い対象からポーリング回数
が少ない対象へ変更することを特徴とする請求項１記載
のポーリング通信システム。 - 【請求項３】 前記親局のポーリング制御部は、自局か
らのポーリングに対する前記子局の送信データなしの回
数が予め定めた数以上の場合、前記子局を所定のポーリ
ング周期内のポーリング回数が多い対象からポーリング
回数が少ない対象へ変更することを特徴とする請求項１
記載のポーリング通信システム。 - 【請求項４】 前記親局は、所定のポーリング周期内を
低速ポーリング期間と高速ポーリング期間との切替えを
行い、前記低速ポーリング期間にポーリングを行う低速
ポーリング対象子局のアドレスを示す低速ポーリング・
アドレステーブル及び前記高速ポーリング期間にポーリ
ングを行う高速ポーリング対象子局のアドレスを示す高
速ポーリング・アドレステーブルとを含むアドレス制御
部と、前記低速ポーリング期間と前記高速ポーリング期
間とを切替えて、前記低速ポーリング期間には前記低速
ポーリング・アドレステーブルによるアドレスに従って
ポーリングを実施し、前記高速ポーリング期間には前記
高速ポーリング・アドレステーブルによるアドレスに従
ってポーリングを実施し、前記低速ポーリング期間に於
けるポーリングに対して応答した子局は、前記高速ポー
リング対象子局に変更し、且つ前記高速ポーリング期間
に於けるポーリングに対して無応答の子局は、前記低速
ポーリング対象子局に変更するポーリング制御部を有す
ることを特徴とする請求項１記載のポーリング通信シス
テム。 - 【請求項５】 前記親局から前記子局への下り信号、又
は前記子局から前記親局への上り信号を示す信号がセカ
ンダリチャネルとメインチャネルとから構成され、 前記親局は、セカンダリチャネルに低速ポーリング対象
の子局アドレスを設定して送出する構成を有し、前記 子局は、上り低速ポーリング時として、アドレス情
報を含むセカンダリチャネルと、トレーニング情報を含
むメインチャネルとを用いて応答する構成を有すること
を特徴とする請求項１記載のポーリング通信システム。 - 【請求項６】 前記親局は、クロック信号を生成する位
相同期発振部と、該位相同期発振部で生成されたクロッ
ク信号に従って前記所定のポーリング周期のフレームパ
ルスを発生させる同期用フレーム発生部と、該同期用フ
レーム発生部で発生されたフレームパルスを入力して変
調した信号にて前記子局へ前記フレームパルスを送出す
る変復調部と、前記同期用フレーム発生部からのフレー
ムパルスを含むタイミング信号に従って前記低速ポーリ
ング期間と高速ポーリング期間との切替えを行うポーリ
ング制御部を有し、 前記子局は、第２のクロック信号を生成する位相同期発
振部と、変復調を行う変復調部と、前記位相同期発振部
で生成されたクロック信号を基に前記親局から受信して
前記変復調部にて復調された信号からフレームパルスを
検出して前記ポ ーリング制御部にタイミング信号を加え
るフレーム検出部とを有することを特徴とする請求項１
記載の ポーリング通信システム。 - 【請求項７】 親局と複数の子局と家電ネットワークと
を含むポーリング通信システムに於いて、 前記親局は、第１のクロック信号を生成する位相同期発
振部と、該位相同期発振部で生成されたクロック信号に
従って所定の周期のフレームパルスを発生させる同期用
フレーム発生部と、該同期用フレーム発生部で発生され
たフレームパルスを入力して変調した信号にて前記子局
及び前記家電ネットワークに接続された各家電に前記フ
レームパルスを送出する変復調部と、前記所定の周期内
を、前記家電ネットワークに於ける通信期間と、前記親
局と前記複数の子局との間のポーリング通信期間とに分
けて、該ポーリング通信期間に於いて複数の子局に対す
るポーリングを実施するポーリング制御部とを有し、前記家電ネットワークに接続された各家電は、前記親局
から受信した信号からフレームパルスを検出して前記ポ
ーリング通信期間と前記家電ネットワークに於ける通信
期間とを識別する手段を有し、 前記子局は、前記親局からのポーリングに対して送信デ
ータの有無に対応した応答を送出するポーリング制御部
と、第２のクロック信号を生成する位相同期発振部と、
変復調を行う変復調部と、前記位相同期発振部で生成さ
れたクロック信号を基に前記親局から受信して復調され
た信号からフレームパルスを検出して前記ポーリング制
御部にタイミング信号を加えるフレーム検出部とを有
し、 前記ポーリング制御部は、前記フレーム検出部から加え
られたタイミング信号に従って前記ポーリング通信期間
と前記家電ネットワークに於ける通信期間とを識別する
手段とを有する ことを特徴とするポーリング通信システ
ム。 - 【請求項８】 前記親局は、所定の周期内を、前記家電
ネットワークに於ける通信期間と、前記親局と前記複数
の子局との間のポーリング通信期間とに分け、且つ該ポ
ーリング通信期間をポーリング回数が異なる複数種類の
ポーリング期間に分けて、該複数種類のポーリング期間
の切替えを行ってポーリングを実施するポーリング制御
部と、前記複数種類のポーリング期間に於けるポーリン
グ対象子局のアドレスを保持するアドレス制御部とを含
む構成を有することを特徴とする請求項７記載のポーリ
ング通信システム。 - 【請求項９】 前記親局は、前記ポーリング通信期間を
ポーリング回数が異なる低速ポーリング期間と高速ポー
リングとに分けて、前記低速ポーリング期間と高速ポー
リング期間対応のポーリング対象子局のアドレスを保持
するアドレス制御部と、該アドレス制御部に保持された
アドレス数に応じて前記所定のポーリング通信期間内に
於ける前記低速ポーリング期間と高速ポーリング期間と
の長さを変更するポーリング制御部を有することを特徴
とする請求項７記載のポーリング通信システム。 - 【請求項１０】 親局と複数の子局とを接続したポーリ
ング通信システムに於けるポーリング制御方法に於い
て、 前記親局は、所定のポーリング周期内をポーリング回数
が異なる低速ポーリング期間と高速ポーリング期間とに
分けて、前記低速ポーリング期間と高速ポーリング期間
のポーリング対象子局のアドレスを保持する過程と、前
記低速ポーリング期間と高速ポーリング期間の切替えを
行うと共に、ポーリングに対する前記子局の応答の有無
を含む子局の状態に応じて、前記保持された子局のアド
レスについて前記低速ポーリング期間と高速ポーリング
期間のポーリング対象子局の変更を制御する過程と、前
記所定のポーリング周期内に於いて、前記低速ポーリン
グ期間にポーリングを行う低速ポーリング対象子局の数
が多い時は、低速ポーリングの数を増加して前記低速ポ
ーリング期間を長くし、前記高速ポーリング期間にポー
リングを行う高速ポーリング対象子局の数が多い時は、
高速ポーリングの数を増加して前記高速ポーリング期間
を長くなるように変更して切替える過程と、 前記子局は、前記親局からのポーリングに対して自局が
指定された時に送信データの有無に応じた応答を送出す
る過程を含む ことを特徴とするポーリング制御方法。 - 【請求項１１】 親局と複数の子局と家電ネットワーク
とを含むポーリング通信システムに於けるポーリング制
御方法に於いて、 前記親局は、第１のクロック信号に従って発生された所
定の周期のフレームパルスを含む信号を変調して前記子
局及び前記家電ネットワークに接続された各家 電に前記
フレームパルスを送出する過程と、所定の周期内を、前
記家電ネットワークに於ける通信期間と、前記親局と前
記複数の子局との間のポーリング通信期間とに分けて、
該ポーリング通信期間に於いて複数の子局に対するポー
リングを実施する過程と、 前記家電ネットワークに接続された各家電は、前記親局
から受信した信号からフレームパルスを検出して前記ポ
ーリング通信期間と前記家電ネットワークに於ける通信
期間とを識別する過程と、 前記子局は、第２のクロック信号を基に前記親局から受
信して復調された信号からフレームパルスを検出して加
えられたタイミング信号に従って前記ポーリング通信期
間と前記家電ネットワークに於ける通信期間とを識別す
る過程とを含む ことを特徴とするポーリング制御方法。 - 【請求項１２】 複数の子局を接続したポーリング通信
システムの親局に於いて、 所定のポーリング周期内をポーリング回数が異なる低速
ポーリング期間と高速ポーリング期間とに分けて、前記
低速ポーリング期間と高速ポーリング期間対応のポーリ
ング対象子局のアドレスを保持するアドレス制御部と、
前記低速ポーリング期間と高速ポーリング期間との切替
えを行うと共に、ポーリングに対する前記子局の応答の
有無を含む子局の状態に応じて前記アドレス制御部に保
持された子局のアドレスについて前記低速ポーリング期
間と高速ポーリング期間のポーリング対象子局の変更を
制御するポーリング制御部とを有し、該ポーリング制御
部は、前記所定のポーリング周期内に於いて前記低速ポ
ーリング期間にポーリングを行う低速ポーリング対象子
局の数が多い時は、低速ポーリングの数を増加して前記
低速ポーリング期間を長くし、前記高速ポーリング期間
にポーリングを行う高速ポーリング対象子局の数が多い
時は、高速ポーリングの数を増加して前記高速ポーリン
グ期間を長くするように変更して切替える手段とを有す
る ことを特徴とする親局。 - 【請求項１３】 複数の子局とを接続したポーリング通
信システムの親局のポーリング制御方法に於いて、所定のポーリング周期内をポーリング回数が異なる低速
ポーリング期間と高速 ポーリング期間とに分けて、前記
低速ポーリング期間と高速ポーリング期間のポーリング
対象子局のアドレスを保持する過程と、前記低速ポーリ
ング期間と高速ポーリング期間との切替えを行うと共
に、ポーリングに対する前記子局の応答の有無を含む子
局の状態に応じて、前記保持された子局のアドレスにつ
いて前記低速ポーリング期間と高速ポーリング期間のポ
ーリング対象子局の変更を制御する過程と、前記所定の
ポーリング周期内に於いて前記低速ポーリング期間にポ
ーリングを行う低速ポーリング対象子局の数が多い時
は、低速ポーリングの数を増加して前記低速ポーリング
期間を長くし、前記高速ポーリング期間にポーリングを
行う高速ポーリング対象子局の数が多い時は、高速ポー
リングの数を増加して前記高速ポーリング期間を長くす
るように変更して切替える過程とを含むこと を特徴とす
る親局のポーリング制御方法。
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