JP4053663B2 - 通信ノード - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、第1のネットワークと第2のネットワークが融合したネットワークシステムにおける第1のネットワーク上で、第2のネットワークに関係する管理あるいは制御を行う通信ノードに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、家庭内のネットワーク化が注目を浴びるようになってきたが、このような観点は従来からあり、特に、ホームセキュリティーをターゲットとしたホームネットワークとして、CEBusやLON等の標準規格が既に提案されている。さらに、AV(Audio Visual)機器を接続しているアナログAVケーブル(白、赤、黄のケーブル)も、一種のホームネットワークとして捉えることができる。このように、従来の家庭においても潜在的にネットワーク化の要求が存在するが、現状では、AV機器間を接続するためのAVケーブル以外はほとんど普及しておらず、家庭内でのネットワーク化は全く進んでいないと言える。
【0003】
これは、従来のAVケーブルがアナログ信号によってデータ転送を行うため、他のホームネットワークやパソコンとの接続ができなかったり、従来のCEBusやLONのようなホームネットワークは狭帯域データの転送しかできなかった、などの問題によるものである。さらに、従来のホームネットワーク化によるメリットをユーザが十分に享受できなかったことが、普及を妨げる大きな要因となっていたものと思われる。
【0004】
このような問題に対し、近年、SCSIの次世代バージョンとして開発が進められIEEE1394と呼ばれるシリアルバスの新規格が脚光を浴びている。IEEE1394バスでは、複数のノードをデイジーチェインもしくはスター型に接続し、1000Mbpsを越える広帯域のデータを転送することができるようになっている。また、その最も大きな特徴として、同一のケーブル上において、AsynchronousデータとIsochronousデータの双方を伝送することが可能となっている点があげられる。このため、元々、SCIの次世代バージョンとして検討が始まっていたIEEE1394を、AV機器間を接続するケーブルとして使用する動きが活発になってきている。
【0005】
これは、従来、AV機器間で転送される画像情報などの大容量データをアナログ伝送によって転送していたものを、IEEE1394におけるIsochronousデータ転送機能によって実行し、デジタル信号によって転送することを目的としたものである。このため、これまでのAV機器間の接続機能だけでなく、パソコンなどのデジタル機器との接続機能も実現できることから、IEEE1394が非常に注目されるようになってきている。さらに近年は、このIEEE1394バスを無線環境において実現する方法が考えられるようになってきている。例えば、赤外線を使って100Mbpsのデータ転送を実現する試みや、広帯域無線上にIEEE1394プロトコルを実装する試み等が始まっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上記のようにIEEE1394をAV機器間を接続するケーブルとして使用しようとの動きが活発になってきており、さらにIEEE1394バスを無線環境においても実現する方法がいくつか考えられるようになってきているが、しかし、赤外線を用いた方法などは、基本的にIEEE1394プロトコルをそのまま無線区間に適応することを考えており、現実のIEEE1394バスの使用状況には整合しないとの指摘がある。特に、無線ネットワークでは、その無線区間において使用する周波数やタイムスロット等の通信資源の割り当て処理などの、無線通信の管理処理が必要になるので、上記のような、IEEE1394バスと無線ネットワークとを融合していく場合には、この無線通信の管理処理を誰が実行するのかや、IEEE1394バスでつながっている範囲と、無線(電波)の届く範囲が異なっている場合に、どうやって無線ネットワークを運用していくのか、などの問題が現れることが予想される。
【0007】
本発明は、上記事情を考慮してなされたもので、第1のネットワークに接続された通信装置と第1のネットワークとは異なるプロトコルによる第2のネットワークに接続された通信端末との間のデータ通信を可能とする第2のネットワークの管理機能を実現するためのノード装置を提供することを目的とする。
【0008】
また、本発明は、IEEE1394バスと無線ネットワークとが融合したネットワークにおいて、無線ネットワークを介して接続される無線端末とIEEE1394バス上のノードとの間で通信を実現するための、無線ネットワークの管理機能を提供できるようなノード装置を提供することを目的とする。
【0009】
また、本発明は、IEEE1394バスと無線ネットワークとが融合したネットワークにおいて、無線ネットワークで通信できる範囲とIEEE1394バスが接続している範囲とが一致していない場合にも無線ネットワークの管理機能を提供できるようなノード装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る通信ノードは、第1のネットワーク(例えば、IEEE1394バス)のインタフェース手段と、前記第1のネットワーク上に存在する、第2のネットワーク(例えば、無線ネットワーク)の基地局となるための基地局手段を有する通信装置群の中から、該基地局手段による処理を実行する通信装置を1つ選択する基地局選択手段とを備え、前記基地局選択手段による処理を、前記第1のネットワーク上のプロトコルを用いて実行することを特徴とする。
【0019】
また、本発明に係る通信ノードは、第1のネットワーク(例えば、IEEE1394バス)のインタフェース手段と、前記第1のネットワーク上に存在する、第2のネットワーク(例えば、無線ネットワーク)の基地局となるための基地局手段を有する通信装置間で、互いに通信可能な基地局となる通信装置のグループを識別するとともに、そのグループ化された基地局となる通信装置群の情報を記憶するための基地局群識別手段と、前記基地局群識別手段により識別された各グループ毎に、実際に前記基地局手段による処理を実行する通信装置を1つ選択する基地局選択手段とを備えたことを特徴とする。
【0020】
好ましくは、前記第1のネットワーク上で、前記基地局選択手段によって選択された基地局手段による処理を実行する通信装置の、ノード識別子を記憶する基地局ノード識別子保持手段をさらに備えるようにしてもよい。
【0021】
好ましくは、前記第2のネットワーク上の基地局となるための基地局手段をさらに備えるようにしてもよい。
【0022】
好ましくは、前記基地局選択手段による処理を、前記第1のネットワーク上のプロトコルを用いて実行するようにしてもよい。
【0023】
好ましくは、前記基地局選択手段による処理を、前記第2のネットワーク上のプロトコルを用いて実行するようにしてもよい。
【0024】
好ましくは、前記基地局ノード識別子保持手段を提供するため、あらかじめ自ノード内の特定のレジスタまたはメモリ空間を割り当てておき、前記第1のネットワーク上の前記基地局手段を有する各通信ノードが、他の通信ノードの該特定のレジスタまたはメモリ空間に、自ノードのノード識別子を書き込むことによって、前記基地局選択手段による処理を実行するようにしてもよい。
【0032】
本発明のうち1つの発明は、概略的には、第2のネットワークにおける基地局となるノードを第1のネットワーク上で1つ選択するものである。
【0033】
第1のネットワークとしてIEEE1394バスを用い、第2のネットワークとして無線ネットワークを用いた場合に、本発明の通信ノードは、IEEE1394バス上に基地局手段を有するノードが複数存在する際に、IEEE1394バス上の適当な1つのノードを選択して基地局ノードとして動作させる基地局ノード選択手段を有する。この選択された基地局ノードによって、無線端末を収容するとともに、無線ネットワークとIEEE1394バスの間のプロトコル変換処理などを実行する。
【0034】
ここで、適当な1つの基地局ノードの選択方法としては、IEEE1394におけるROOTノードの選択と同様に、IEEE1394バス上に存在する基地局手段を有するノードから、割り当てられた物理IDの値の最も大きなノードを選択する方法や、無線インタフェース上の機能(例えば、最も早く立ち上がっていたノードを選択する方法などで)を用いる方法などがある。
【0035】
このような基地局選択手段を付加することによって、無線端末を接続するためのプロトコル変換処理を1つのノードのみで実行すればよくなるとともに、IEEE1394バス上で無線端末の移動に対応したハンドオフ処理などを実行しなくても済むようになる。
【0036】
本発明のうち1つの発明は、概略的には、第2のネットワークをグループ化して管理するとともに、第2のネットワークにおける基地局となるノードを第1のネットワーク上で各グループ毎に1つ選択するものである。
【0037】
第1のネットワークとしてIEEE1394バスを用い、第2のネットワークとして無線ネットワークを用いた場合に、本発明の通信ノードは、IEEE1394バス上に基地局手段を有するノードが複数存在する際に、各基地局手段を有するノードからの電波が届く範囲をIEEE1394バスの初期化時(立ち上がり時)等にチェックして、その電波が届く範囲毎に、1つの基地局ノードを選択して基地局として動作させる基地局選択手段を有する。この選択された基地局ノードが、実際に無線端末を収容するとともに無線ネットワークとIEEE1394バスの間のプロトコル変換処理などを実行する。
【0038】
ここで、適当な1つの基地局の選択方法としては、IEEE1394におけるROOTノードの選択と同様に、電波が届く範囲内に存在する基地局手段を有する通信ノードの中で、最も割り当てられた物理IDの値の最も大きなノードを選択する方法や、無線インタフェース側の手段もしくは機能を用いて(例えば、最も早く立ち上がっていたノードを選択する方法などで)選択する方法などがある。
【0039】
このような基地局ノード選択手段を付加することによって、無線端末を接続するためのプロトコル変換処理を実行するノードの数を削減できるとともに、無線に使用する周波数を有効に利用できたり、ハンドオフ処理を簡略化することができる。
【0040】
なお、装置に係る本発明は方法に係る発明としても成立し、方法に係る本発明は装置に係る発明としても成立する。
【0041】
また、装置または方法に係る本発明は、コンピュータに当該発明に相当する手順を実行させるための(あるいはコンピュータを当該発明に相当する手段として機能させるための、あるいはコンピュータに当該発明に相当する機能を実現させるための)プログラムを記録したコンピュータ読取り可能な記録媒体としても成立する。
【0042】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しながら発明の実施の形態を説明する。
【0043】
以下では、本発明を、無線ネットワークと有線ネットワークをインタワークする通信ノードに適用した場合について説明する。以下の説明においては、本発明の通信ノードにより家庭内に存在するIEEE1394バスに無線インタフェースによってノードが接続される場合を例にとって説明する。
【0044】
(第1の実施形態)
本実施形態は、概略的には、無線管理ノードとなるノードを1つ選択して無線ネットワークの管理を行うようにしたものである。
【0045】
図1に、本発明の第1の実施形態に係る通信ノードを用いたネットワーク構成の一例を示す。図1の例は、IEEE1394バスを介して各通信ノード間が接続されている場合を示したものである。IEEE1394バス上のノード101,102,103は、無線ネットワーク上での無線管理機能を実行するノード(以下、無線管理ノードと呼ぶ)を選択する無線管理ノード選択機能を有する通信ノードである。また、IEEE1394バス上には、無線インタフェース/無線管理機能/無線管理ノード選択機能を持たない通常の1394ノード201,202,203も存在する。
【0046】
ここで、通信ノード101,103は、無線インタフェースと無線管理機能/無線管理ノード選択機能とを持った通信ノードになっており、一方、通信ノード102は、無線インタフェースを持たないが、無線管理機能/無線管理ノード選択機能は持っている通信ノードとなっている。
【0047】
なお、本例では、1394ノード202が、IEEE1394バスのRootノードになっているものとする。
【0048】
図1の例では無線端末301〜304が示されているが、無線端末301,302は通信ノード101に収容され、無線端末303,304は通信ノード103に収容されているものとする。
【0049】
ここで、無線管理機能とは、図1の無線ネットワークにおいて基地局となる通信ノード(以下、基地局ノード)101,103と、無線端末301,302,303,304の間の無線通信の管理を行う機能である。具体的には、基地局機能を有する各ノード間や、基地局機能を有するノードと無線端末との間の通信に使用する、周波数やタイムスロットや帯域の割り当て処理などを実行する。通信ノード101,102,103は、IEEE1394バスにおけるバスリセットの発生後等の初期化時(立ち上がり時)に、これらの無線管理機能を有する通信ノードの中から、1つのノードを、無線管理ノードに選択して無線ネットワークの管理を実行する。
【0050】
本実施形態では、このような無線管理ノードの選択処理は、IEEE1394バスの初期化時(立ち上がり時)に実行される。図1において、通信ノード103が無線管理ノードに選択されたとすると、その選択された無線管理ノードとなる通信ノード(以下、無線管理ノード)103に、基地局機能を持った全ての通信ノード(図1の例では通信ノード101)が、各基地局ノードに接続する無線端末に関する位置登録情報を通知する。次に、通知された位置登録情報に基づき、無線管理ノード103が無線ネットワーク上での、周波数やタイムスロットや帯域などの割り当て処理を実行する。また、無線管理ノード103は、割り当て処理の結果を、各基地局ノード(図1の例では通信ノード101)に通知する。
【0051】
ここで、本実施形態における位置登録情報とは、以下のような処理において、基地局ノードから無線管理ノードに通知される、無線端末の接続情報のことを表すこととする。
(1)無線システム固有の方法によって、基地局ノードが定期的に送出している自己紹介信号を無線端末が聞き、無線端末が、どの基地局ノードに接続するかを決定する(例えば、電波強度の最も高い基地局を選択する)。
(2)無線端末が、基地局ノードに接続メッセージを送り、基地局ノードが了承する(基地局ノードが収容できる端末数の制限などがある)。
(3)基地局ノードが、自分に接続している無線端末に関する情報を無線管理ノードに通知し、無線管理ノードにおいて、この情報を登録/管理する。
【0052】
次に、図1のネットワーク上での無線管理ノードの選択処理手順について説明する。
【0053】
通信ノード101,102,103は、IEEE1394バスの初期化処理時(バスリセット時)に、新たなIEEE1394バスの構成情報を用いた無線ネットワークとのインターワーキング処理をスタートさせるため、まず、無線ネットワークを管理する無線管理ノードの選択処理を実行する。これは、図1のようにIEEE1394バス上に複数の無線管理機能を有するノード(通信ノード101,102,103)が存在する場合に対応するものである。具体的な方法としては、無線管理機能を有する各ノードが、自分が無線管理機能を有する旨をIEEE1394バス上の各ノードに通知し、それら無線管理機能を有しているノード群の中で、最もIEEE1934バス上で割り当てられている物理IDが大きいノードを無線管理ノードとして選択する方法や、あらかじめ無線管理機能の処理能力を表すパラメータを決めておき、無線管理機能を有する各ノードが、自分の無線管理能力パラメータをIEEE1394バス上の各ノードに通知して、それらの中で、最も管理能力の高いノードを無線管理ノードに選択する方法、等の方法が考えられる。また、この無線管理ノードの選択処理を、IEEE1394バス上のプロトコルによって実行する場合の他に、無線ネットワーク上のプロトコルを用いて実行する場合も考えられる。
【0054】
以下に、無線管理ノードの選択処理を、IEEE1394バス上のプロトコルによって実行する例として、その割り当てられている物理IDの大きさによって無線管理ノードを選択する例について説明する。以下のシーケンスでは、最も物理IDの小さなノードを無線管理ノードとして選択する場合を示しているが、必ずしもこのような選択方法だけでなく、逆に、物理IDの最も大きなノードを無線管理ノードに選択する方法や、将来の同期転送処理(Ischronous転送処理)の管理機能との整合性を考えて、IEEE1394バス上のIschronous Resource Managerノードに選択されているノードが無線管理機能を有している場合には、そのノードを無線管理ノードに選択する方法、等の方法も考えられる。
【0055】
図2に、この場合の処理シーケンスの一例を示す。
【0056】
(1)IEEE1394バス上でのバスリセットが発生する。
【0057】
(2)無線管理機能を持っている通信ノード101,102,103が、自分が無線管理ノード機能を有する旨を通知する。同時に、自分の物理IDも通知する。
【0058】
(3)無線管理機能を有する各ノードが、その通知された物理IDを比較する。
【0059】
(4)一定時間の後、通信ノード103は、自分の物理IDと記憶している無線管理機能を有するノードの物理IDの最小の値とが同じであることから、自分が無線管理ノードに選択されたと認識する。
【0060】
(5)通信ノード103が、自分が無線管理ノードになった旨(自分の物理ID)を、他の1394ノード/通信ノードに通知する。
【0061】
(6)IEEE1394バス上の無線インタフェースを持つノード(基地局ノード;図1では、通信ノード101,103)が、各基地局ノードに接続可能な他の基地局ノードや無線端末などの情報(位置登録情報)を、通信ノード103に通知する。
【0062】
(7)通信ノード103は、位置登録情報から、無線ネットワーク上で各基地局や無線端末が使用する、周波数やタイムスロットや帯域の割り当て処理を実行する。
【0063】
(8)通信ノード103が、割り当てた周波数/タイムスロット/帯域の情報を、各基地局に通知する。
【0064】
このような一連の処理により、IEEE1394バス上に存在する、基地局機能を有するノードによる無線通信の管理を行う、無線管理ノードの選択処理が実行できる。上記の一連の処理は、IETFにおいて検討が進められている「IPover 1394」でのNetwork Protocol Manager選択のための処理と同様の方法で実現してもよい(draft−ietf−ip1394−ipv4−08.txt参照)。
【0065】
ここで、上記(2)における無線管理機能を有する旨の通知方法としては、各通信ノード上のメモリ空間の一部(例えば、特定のレジスタ)に、無線管理機能に関する情報を記録する領域をあらかじめ決めておく方法が考えられる。この場合は、無線管理機能を有する旨を通知する際に、無線管理機能を有する各ノードが、お互いの無線管理機能に関する情報(例えば、自分の物理IDや無線管理機能の処理能力など)を記録するメモリ空間に、該当する情報を書き込みに行く。上記の処理では、この該当するメモリ空間への書き込み処理自身が、自分が無線管理機能を有する旨の通知に対応することになる。
【0066】
次に、上記(3)の処理において、各無線管理機能を有するノードから通知される物理IDなどの無線管理機能に関する情報を記憶する、各1394ノード中のレジスタの構成の一例を図3に示す。IEEE1394のプロトコルでは、通常、32ビットを一単位として定義されている。よって、図3の例においても、32ビットのレジスタの中に、無線管理機能を有する旨を通知して来たノードの中で、最も小さな物理IDを持ったノードの物理IDの値を記憶するフィールド(物理IDフィールド)と、上記(4)の処理における物理IDの比較の結果、自分が無線管理ノードに選択されたかどうかを示すフィールド(無線管理フラグ)を設けている。このようなレジスタを定義することによって、自分が無線管理ノードに選択されているのかわからなかった場合には、各ノードの上記レジスタの情報をチェックすることで、どのノードが無線管理ノードに選択されているのかを知ることもできる。
【0067】
次に、無線管理ノードの選択処理を無線ネットワーク上のプロトコルによって実行する場合について説明する。以下の例では、無線管理ノードの選択処理を無線ネットワーク上のプロトコルで実行し、各無線インタフェースを有するノード(基地局ノード)に接続可能な他の基地局や無線端末等の情報(位置登録情報)の通知処理は、IEEE1394バス上のプロトコルによって実行している。
【0068】
このような、無線プロトコルによる無線管理ノードの選択の具体的な方法としては、上記IEEE1394バス上の手順と同様に、無線ネットワーク上に「自分が無線管理機能を有している旨」を通知して、それら、通知されたノード群の中から適当なノードを選択する方法や、基地局機能が最も早く立ち上がったノードが無線管理ノードとなる方法や、デフォルトで、無線管理ノードになるノードを決めておく方法など、いくつかの方法が考えられる。
【0069】
以下の手順では、これらの具体的な処理に関しては省略しているが、このような何らかの手順によって無線管理ノードが選択されるものとする。
【0070】
図4に、この場合の処理シーケンスの一例を示す。
【0071】
なお、以下の例では、通信ノード101が無線管理ノードに選択された場合を示す。
【0072】
(1)IEEE1394バスの状態に依存せず、無線プロトコルによって無線管理ノードを選択する。
ここで、通信ノード101(n=4)が選択されたものとする。
【0073】
(2)通信ノード101が、自分が無線管理ノードである旨を、IEEE1394バス上のプロトコルを用いて他のノードに通知する。また、一緒に物理ID(n=4)も通知する。
【0074】
(3)IEEE1394バス上の無線インタフェースを有するノード(図1の基地局ノード101,102)が、各基地局ノードに接続可能な、他の基地局ノードや無線端末などの情報(位置登録情報)を、通信ノード101に通知する。また、一緒に各基地局機能を持つノードの物理IDを通知する。
【0075】
(4)通信ノード101が、受け取った位置登録情報を基に、無線ネットワーク上で、各基地局や無線端末が使用する周波数やタイムスロットの割り当てや、使用帯域の割り当て処理を実行する。
【0076】
(5)通信ノード101が、割り当てた周波数/タイムスロット/帯域の各情報を、それらを割り当てた各基地局ノードに通知する。
【0077】
(6)IEEE1394バス上のバスリセットが発生した場合は、バスリセット処理終了後に、上記(2)〜(5)の処理を実行する。
【0078】
(7)無線管理ノードに選択された通信ノード101がダウンした場合(無線管理ノードが変更)には、上記(1)〜(5)の処理を実行する。
【0079】
このような一連の処理により、IEEE1394バス上に存在する基地局ノードによる無線通信のための無線管理が実行できる。この方法では、無線管理ノードの選択処理をIEEE1394のプロトコルとは独立に実行できるので、IEEE1394バスのプロトコルに、新たなファンクションを追加する必要はない(バスリセット後に実行する、1つのアプリケーションとしてファンクションを作成すればよい)。
【0080】
無線管理ノードの選択にIEEE1394プロトコルを用いた場合における処理手順(図2の処理シーケンスにおける(6))や、無線管理ノードの選択に無線プロトコルを用いた場合における処理手順(図4の処理シーケンスにおける(3))で通知される、基地局機能を有する通信ノードからの位置登録情報を基にして、通信ノード101が作成する、無線ネットワークの管理テーブルの一例を図5に示す。
【0081】
図5の管理テーブルには、基地局101(n=4)と基地局102(n=2)と無線端末301と無線端末302と無線端末303と無線端末304の相互間における接続関係と、各接続に使用する周波数やタイムスロットや使用する帯域情報等が示されている。
【0082】
また、図5の管理テーブルには、各接続に関して1組の情報しか記述されていないが、例えば、基地局と無線端末の間のデータ転送速度が非対称である場合や、使用する周波数が異なる場合には、管理テーブル全体を用いて無線ネットワークの管理を行うことも考えられる。例えば、図5の右上のフィールドが、無線端末から基地局への(上り方向)通信に関する情報を表し、左下のフィールドが基地局から無線端末への(下り方向)通信に関する情報を表すような場合が考えられる。
【0083】
次に、図6に、本実施形態に係る通信ノード(101,103)の内部構造のブロック図の一例を示す。
【0084】
本通信ノードは、無線ネットワークのインタフェース処理機能を実行する無線インタフェース処理部601と、無線ネットワークとIEEE1394バスの間でのプロトコル変換処理を実行するプロトコル変換処理部602と、無線管理ノードの選択処理をIEEE1394バスを介して実行する無線管理機能選択処理部603と、IEEE1394バスのインタフェース処理機能を実行する1394インタフェース処理部604と、無線ネットワーク上での位置登録情報の管理や無線管理機能を実行する無線管理機能実行処理部605と、無線管理機能実行処理部605によって作成される、図5に示したような無線管理テーブル606とを有している。
【0085】
なお、本実施形態においては通信ノード(101,103)が無線インタフェース機能も有することから、図6では無線インタフェース処理部601やプロトコル変換処理部602を有する構成になっているが、基地局機能は本通信ノードが実行しなくてもよく、本通信ノードに無線インタフェース処理部601やプロトコル変換処理部602を設けないようにしても構わない(例えば、図1の通信ノード102がこれに該当する)。また、本通信ノードは無線管理ノードの選択処理を実行するが、無線管理処理機能は本通信ノードが実行しなくてもよく、本通信ノードに無線管理機能実行処理部605を設けないようにしても構わない。
【0086】
本実施形態によれば、無線ネットワークを介して接続される無線端末とIEEE1394バス上のノードとの間で通信を実現するための、無線ネットワークの管理機能を提供できるようになる。
【0087】
(第2の実施形態)
本実施形態は、概略的には、無線ネットワークの中に無線の届く範囲を規定して管理するものであり、電波の届く範囲と1394バスの範囲との間の不整合を解決し、周波数の有効利用を可能とするようにするものである。
【0088】
本実施形態では、例えば図7に示すように無線ネットワークが壁などの遮蔽物(以下、壁として説明する)によって遮られており、その壁の左側と右側との間での無線を用いた通信が不可能である場合に、壁の左側の基地局のグループ(グループ(A))と右側の基地局のグループ(グループ(B))とをそれぞれ独立の無線ネットワークとして運用する方法をについて説明する。このような場合には、無線管理機能を持った通信ノードが、IEEE1394バス上の各基地局ノードからの位置登録情報を基にして、無線ネットワークの区分けを行い、その区分けされた無線ネットワーク内での周波数やタイムスロットの割り当て処理などを実行する。
【0089】
ここでは、図7に例示するように、IEEE1394バスが壁を隔てて接続されているような環境での無線管理ノードの動作について説明する。本実施形態では、壁を隔てることによって無線通信のために使用している電波が、壁を越えては届かなくなる場合を想定している。
【0090】
図7の例においては、1394インタフェースを持ち無線インタフェース機能を持たない1394ノード703と、無線インタフェース機能(基地局機能)をも持った通信ノード701,702が壁の左側(グループ(A))に存在し、1394インタフェースを持ち無線インタフェース機能を持たない1394ノード704と、無線インタフェース機能(基地局機能)をも持った通信ノード705,706が壁の右側(グループ(B))に存在する。
【0091】
ここでは、図7の例において、第1の実施形態で示したような処理の結果、通信ノード706が無線管理ノードに選ばれているものとする。また、基地局機能を持った各通信ノードに接続する無線端末710,711,712,713が存在しており、無線端末710が通信ノード701に接続し、無線端末711が通信ノード702に接続し、無線端末712が通信ノード705に接続し、無線端末713が通信ノード706に接続するものとする。
【0092】
図8に、無線管理ノード706が作成する各基地局の接続可能情報に基づく管理テーブルの一例を示す。図8に示す管理テーブルでは、基地局ノード701と基地局ノード702の間、基地局ノード705と基地局ノード706の間では電波が届いているが、基地局ノード701や基地局ノード702と基地局ノード705や基地局ノード706の間では電波が届かないことがわかる。また、基地局ノード701,702と無線端末710,711の間、基地局ノード705,706と無線端末712,713の間では電波が届いているが、基地局ノード701,702と無線端末712,713の間、基地局ノード705,706と無線端末710,711の間は電波が届いていないことがわかる。なお、無線端末間(図中、三角で示している)については、無線方式等によって、接続可能である場合と、接続可能でない場合とがあり得る(この点は他の実施形態についても同様である)。
【0093】
この結果、図7のIEEE1394バス上の基地局としては、基地局ノード701と基地局ノード702が1つのグループ(A)として、基地局ノード705と基地局ノード706が1つのグループ(B)としてグループ化できる。
【0094】
無線管理ノードである通信ノード706は、図8に例示したような管理テーブルを基に、各グループでの無線ネットワークの周波数やタイムスロットや帯域の割り当て処理を実行する。
【0095】
なお、本実施形態では、上記グループ化処理と、無線ネットワークでの周波数割り当て処理などの無線管理処理を、同じ通信ノード706で実行する場合を示しているが、例えば、図8に例示した管理テーブルを各通信ノード間で通知できるようにしておけば、上記の無線ネットワークのグループ化処理と無線管理処理が異なるノードで実行されても構わない。また、本実施形態では、無線ネットワークのグループ化処理を実行している通信ノードが、無線インタフェースをも有する場合の構成を示しているが、本通信ノードが無線インタフェース機能を実行しなくてもよく、本通信ノードが無線インタフェースを持っていなくても構わない。
【0096】
図9および図10に、上記の無線ネットワークのグループ化の処理の結果を受けて、無線管理ノード706が作成する、無線ネットワーク管理用の管理テーブルの一例を示す(図9がグループ(A)に対応し、図10がグループ(B)に対応する)。図9の例では、グループ(A)の基地局として通信ノード701,702が存在し、無線端末として710,711が存在する。また、図10の例では、グループ(B)の基地局として通信ノード705,706が存在し、無線端末として712,713が存在する。これら、グループ化された各無線ネットワークの周波数やタイムスロットや帯域の管理を、通信ノード(無線管理ノード)706が実行する。この例では、基地局701に無線端末710が接続し、基地局702に無線端末711が接続し、基地局705に無線端末712が接続し、基地局706に無線端末713が接続した場合を示している。このような管理テーブルを用いて、無線管理ノード706が各無線ネットワークの管理を行うので、グループ(A)とグループ(B)の無線ネットワークで同じ周波数を用いてネットワークを運用しても問題にならない。
【0097】
ここで、無線管理ノード706によって、グループ化された無線ネットワーク毎の無線管理処理を実行する場合の処理手順について説明する。以下の処理手順においては、通信ノード701,702,705,706の4つのノードが基地局機能を持つので、IEEE1394バスの立ち上がり時(バスリセット時)に、それらの基地局を2つのグループ(グループ(A)とグループ(B))にグループ化してから、グループ毎の無線管理処理を実行する場合を示している。
【0098】
図11に、この場合の処理シーケンスの一例を示す。
【0099】
(1)IEEE1394バス上のバスリセット処理が発生する。
【0100】
(2)第1の実施形態のような手順によって、無線管理ノードが選択される。
ここで、通信ノード706が無線管理ノードになったとする。
【0101】
(3)基地局機能を持った通信ノード701,702,705,706が、基地局間や基地局と無線端末間の位置登録情報を無線管理ノード706に通知する。
【0102】
(4)無線管理ノード706が、図8のような管理テーブルを作成して無線ネットワークをグループ化し、各グループ毎に、基地局や無線端末が使用する、周波数やタイムスロットや使用帯域の割り当て処理などを実行する。
【0103】
(5)無線管理ノード706が、割り当てた周波数やタイムスロットや使用帯域の情報を各基地局(通信ノード701,702,705,706)に通知する。
【0104】
(6)無線管理ノード706が、具体的に使用する周波数やタイムスロットや帯域の情報を受け取り、通信ノード701,702,705,706が基地局機能を実行する。
【0105】
図12に、本実施形態の通信ノード(701,702,705,706)の内部構造のブロック図の一例を示す。
【0106】
本発明の通信ノード1101は、無線ネットワークとのインタフェース処理機能を実行する無線インタフェース処理部1101と、無線ネットワークとIEEE1394バスの間でのプロトコル変換処理を実行するプロトコル変換処理部1102と、無線管理ノードの選択処理をIEEE1394バスを介して実行する無線管理機能選択処理部1103と、IEEE1394バスのインタフェース処理機能を実行する1394インタフェース処理部1104と、無線管理機能を実行する無線管理機能実行処理部1105と、無線管理機能実行処理部1105によって作成される、図8〜図10に示したような無線管理テーブル1106と、位置登録処理によって送られてきた情報を基に、無線ネットワークの基地局のグループ化処理を行うグループ化処理部1107とを有している。
【0107】
なお、本実施形態においては通信ノード(701,702,705,706)が無線インタフェース機能も有することから、図12では無線インタフェース処理部1101やプロトコル変換処理部1102を持つ構成になっているが、基地局機能は本通信ノードが実行しなくてもよく、本通信ノードに無線インタフェース処理部1101やプロトコル変換処理部1102を設けないようにしても構わない。また、本通信ノードは無線ネットワークのグループ化処理を実行するが、無線管理ノードの選択処理は本通信ノードが実行しなくてもよく、本通信ノードに無線管理機能選択処理部1103を設けないようにしても構わない。
【0108】
本実施形態によれば、無線ネットワークを介して接続される無線端末とIEEE1394バス上のノードとの間で通信を実現するための、無線ネットワークの管理機能を提供できるようになる。また、無線ネットワークで通信できる範囲と、IEEE1394バスが接続している範囲とが一致していない場合で、かつ、電波の届く範囲がIEEE1394バス上に複数に切り分けられる状態である場合に、IEEE1394バス上に複数の無線ネットワークが存在するものとして無線ネットワークの管理を行うことで、周波数の有効利用を図ることができるようになる。
【0109】
(第3の実施形態)
本実施形態は、概略的には、基地局ノードを1394バス上で1つだけ選択するようにしたものである。以下では、基地局ノードを無線管理ノードが選択する場合と、基地局ノードをIEEE1394プロトコルを用いて選択する場合について説明する。
【0110】
本実施形態では、無線ネットワークを運用する際に、1394バス上の複数の基地局機能を有するノードの中から、あらかじめ1つのノードを選択し、その選択されたノードにおいてのみ基地局機能を実行させるような場合を示す。これにより、基地局が実行すべき、無線インタフェースと1394インタフェースの乗せ替え処理(プロトコル変換処理)を1つの通信ノードに集約できるとともに、無線ネットワーク内でのハンドオフ処理を省略できる等、無線ネットワークを運用するための繁雑な処理を軽減することができる。
【0111】
図13に、本実施形態におけるネットワークの一例を示す。図13のネットワークは、IEEE1394バスによって接続されたものである。バス上のノード1211,1212,1213は、1394インタフェースを有するが基地局機能は有しない1394ノードであり、ノード1201,1202,1203は、基地局機能をも有するノードである。
【0112】
ここでは、通信ノード1203が第1の実施形態に示したような手順で無線管理ノードに選択されているものとする。
【0113】
さらに、図13においては、通信ノード1201の基地局機能を介して、無線端末1221,1222,1223がIEEE1394バスに接続するようになっているものとする。
【0114】
本実施形態においては、無線端末を収容する際に、あらかじめ基地局機能を実行する通信ノードを選択し、その選択された基地局機能によってのみ、無線端末を収容していくことになる。以下の例では、まず、無線管理ノードに選択されている通信ノード1203によって、IEEE1394バス上に複数存在する基地局機能の中から、1つの基地局を選択して基地局機能を実行させる場合について説明する。以下に示す処理手順においては、通信ノード1201,1202,1203の3つの基地局機能を有するノードの中から、IEEE1394バスの立ち上がり時(バスリセット時)に、実際に基地局機能を実行するノードを選択する場合を示している。
【0115】
図14に、この場合の処理シーケンスの一例を示す。
【0116】
(1)IEEE1394バス上のバスリセット処理が発生する。
【0117】
(2)第1の実施形態のような方法によって、無線管理ノードが選択される。
ここで、通信ノード1203が無線管理ノードとなったとする。
【0118】
(3)基地局機能を持った通信ノード1201,1202が、基地局間や基地局と無線端末の間の位置登録情報を無線管理ノード1203に通知する。
【0119】
(4)無線管理ノード1203が、第2の実施形態の図8で示したような管理テーブルを作成して、IEEE1394バス上で実際に基地局機能を実行するノードを選択する。
ここでは、通信ノード1201が選択された場合を示している。
【0120】
(5)無線管理ノード1203が、通信ノード1201に、基地局に選択された旨を通知する。また、無線管理ノード1203が、基地局に選択されなかった通信ノード1202,1203に、基地局機能を停止するように通知する。これにより、無線端末が基地局機能を実行している通信ノード1201に接続する。
【0121】
(6)基地局機能を実行している通信ノード1201が、基地局間や基地局と無線端末の間の位置登録情報を無線管理ノード1203に通知する。
【0122】
(7)無線管理ノード1203が、基地局(通信ノード1201)と無線端末の間で使用する周波数やタイムスロットや帯域等の割り当て処理を実行する。
【0123】
(8)無線管理ノード1203が、割り当てた周波数やタイムスロットや使用帯域等の情報を基地局(通信ノード1201)に通知する。
【0124】
(9)無線管理ノード1203から、割り当てられた周波数やタイムスロットや使用帯域の情報を受け取ったら、通信ノード1201が基地局機能を実行し始める。
【0125】
上記の例では、無線管理ノード1203が実際に基地局機能を実行する通信ノードを選択する場合を示しているが、基地局機能を実行する通信ノードの選択方法は、このような方法だけではない。以下に、第1の実施形態での無線管理ノードの選択処理において実行したような、IEEE1394バス上のプロトコルを用いて、IEEE1394バス上で基地局機能を実行する通信ノードを選択する場合につてい説明する。以下の例においては、各通信ノードに割り当てられたIEEE1394バス上での物理IDを比較し、その中で最も大きな物理IDが割り当てられている通信ノードを、基地局機能を実行するノードに選択する方法を示す。この場合は、無線管理ノードの選択処理と独立に基地局の選択処理を実行でき、基地局から無線管理ノードへの位置登録処理を、基地局選択の後の1回で済ませることができるようになる。
【0126】
以下に、このような方法で基地局を選択する際の処理手順の一例を示す。また、図15に、この場合の処理シーケンスを示す。
【0127】
(1)IEEE1394バス上のバスリセット処理が発生する。
【0128】
(2)第1の実施形態のような方法によって、無線管理ノードが選択される。
ここで、通信ノード1203が無線管理ノードとなったとする。
【0129】
(3)基地局機能を持っている通信ノード1201,1202,1203が、自分が基地局機能を有する旨を通知する。同時に、IEEE1394バス上での物理IDも通知する(最も大きな物理IDを記憶していく)。
【0130】
(4)一定時間の後、各基地局機能を有するノードが、その記憶している物理IDと自分の物理IDを比較し、自分が基地局に選択されたかどうかを知る(通信ノード1201は、自分の物理IDと記憶している物理IDの値が同じであることから、自分が基地局に選択されたと認識する)。
【0131】
(5)基地局に選択された通信ノード1201が、無線管理ノード1203に対し、基地局間や基地局と無線端末間の位置登録情報を通知する。
【0132】
(6)無線管理ノード1203が、無線ネットワーク上の基地局や無線端末が使用する周波数やタイムスロットや帯域等の割り当て処理などを実行する。
【0133】
(7)無線管理ノード1203が、割り当てた周波数やタイムスロットや使用帯域等の情報を基地局(通信ノード1201)に通知する。
【0134】
(8)無線管理ノード1203から、具体的に使用する周波数やタイムスロットや使用帯域等の情報を受け取り、通信ノード1201が基地局機能を実行し始める。
【0135】
なお、ここでは、最も物理IDの大きなノードが基地局機能を実行する通信ノードになることにしているが、必ずしもこのような方法に限るわけではなく、最も早く基地局機能を有する旨を通知した通信ノードが基地局になってもよいし、最も物理IDの値が小さな通信ノードが基地局ノードになるような方法にしてもよい。
【0136】
また、上記の実施形態で、基地局機能を有する旨を通知するために使用する、1394ノードの中のレジスタは、例えば図3に示すような構成になっていればよい。すなわち、32ビットを1つの単位として定義し、その中に、基地局機能を有するノードであると通知して来た通信ノードの中の、最も物理IDの大きな通信ノードの物理IDを記憶するフィールドと、比較の結果、自ノードが基地局機能を実行する通信ノードに選択されたかどうかを示す、基地局機能識別フィールドが存在すればよい。これによって、各通信ノードは、自ノードが基地局機能を実行する通信ノードに選択されたかどうかわからなかった場合には、各通信ノードの上記のフィールドをチェックすることで、どのノードが基地局機能を実行しているのかを知ることもできる。
【0137】
図16に、本実施形態の通信ノード(1201,1202,1203)の内部構成のブロック図の一例を示す。
【0138】
本通信ノードは、無線ネットワークとのインタフェース処理機能を実行する無線インタフェース処理部1501と、無線ネットワークとIEEE1394バスの間でのプロトコル変換処理を実行するプロトコル変換処理部1502と、基地局選択の処理をIEEE1394バスを介して実行する基地局選択処理部1503と、IEEE1394バスのインタフェース処理機能を実行する1394インタフェース処理部1504とを有している。
【0139】
なお、本実施形態においては通信ノード1201が基地局機能も有することになっているので、図16では無線インタフェース処理部1701やプロトコル変換処理部1702を有する構成になっているが、本通信ノードは基地局の選択機能を持っていればよく、基地局機能は本通信ノードが実行しなくても構わないので、本通信ノードに無線インタフェース処理部1701やプロトコル変換処理部1702を設けないようにしても構わない。
【0140】
本実施形態によれば、無線ネットワークを介して接続される無線端末とIEEE1394バス上のノードとの間で通信を実現するための、無線ネットワークの管理機能を提供できるようになる。また、無線ネットワークに対しての基地局機能を提供するノードの数を制限することで、IEEE1394バス上でのハンドオフ処理などの、無線ネットワークとの接続に関する繁雑な処理を軽減させることができるようになる。
【0141】
(第4の実施形態)
本実施形態は、概略的には、無線ネットワークの中に無線の届く範囲を規定し、基地局ノードを無線の届く範囲毎に1つだけ選択するようにしたものである。以下では、基地局ノードを無線管理ノードが選択する場合について説明する。
【0142】
本実施形態では、第2の実施形態に示したような、無線ネットワークをグループ化して運用する際に、各グループ化された無線ネットワークにおいて基地局機能を実行する通信ノードを、あらかじめ1つ選択する場合を示す。これにより、無線ネットワークの電波の届く範囲と1394バスが届いている範囲との間の不整合を解決でき、周波数の有効利用等が図れるとともに、1394基地局ノードが実行すべき、無線インタフェースと1394インタフェースの間でのパケット乗せ替え処理(プロトコル変換処理)を1つの基地局機能を有する通信ノードに集約できる。また、各グループ化された無線ネットワーク内におけるハンドオフ処理を省略できるなど、無線ネットワークを運用するための繁雑な処理を軽減することができる。
【0143】
図17に、本実施形態でのネットワーク構成の一例を示す。図17の例においても、図7の例の場合と同様に、1394インタフェースを持ち無線インタフェース機能を持たない1394ノード1603と、無線インタフェース機能(基地局機能)をも持った通信ノード1601,1602が壁(遮蔽物)の左側(グループ(A))に存在し、1394インタフェースを持ち無線インタフェース機能を持たない1394ノード1604と、無線インタフェース機能(基地局機能)をも持った通信ノード1605,1606が壁の右側(グループ(B))に存在する。
【0144】
また、各基地局機能を持った通信ノードに接続する無線端末1610,1611,1612,1613が存在しており、さらに、通信ノード1606が無線管理ノードに選ばれている。また、以下に示すような処理の結果、無線端末1610,1611が通信ノード1601に接続し、無線端末1612,1613が通信ノード1606に接続するようになっているものとする。
【0145】
ここで、本実施形態での基地局を選択する基地局選択機能は、無線管理ノード1606が有することになっているが、この基地局選択機能を有するノードは、無線管理ノード1606との間で基地局情報を通知するための通信ができればよく、そのノードが無線インタフェース機能を有しているか否かには依存しない。よって、本実施形態のように無線管理ノード1606が基地局選択機能を有する場合だけではなく、無線インタフェースを有する通信ノード1601,1602,1605,1606や、無線インタフェースを有しない1394ノード1603,1604などが、上記の基地局機能を持っていても構わない。
【0146】
図18に、通信ノード1606が作成する、基地局の接続可能情報に基づいた管理テーブルの一例を示す。図18の管理テーブルでは、基地局ノード1601と基地局ノード1602の間や基地局ノード1605と基地局ノード1606の間では電波が届いているが、基地局ノード1601,1602と基地局ノード1605,1606の間では電波が届いていないことがわかる。
【0147】
この結果、図17のIEEE1394バス上の無線ネットワークとしては、基地局ノード1601と地局ノード1602がグループ(A)の基地局群として、基地局ノード1605と地局ノード1606がグループ(B)の基地局群として認識される。この結果から、通信ノード1606は、各グループの中で実際に基地局として動作するノードを選択する。この選択の方法としては、例えば、各グループに属する基地局に割り当てられているIEEE1394バス上の物理IDを比較して選択する方法や、各グループの基地局群の中で、通信ノード1606に最も早く接続可能情報を送ってきたノードを基地局に選択する方法などが考えられる。
【0148】
そして、無線管理ノード1606が、このようにして作成した基地局に関する情報を基に、グループ化された無線ネットワークにおける、周波数やタイムスロットや帯域等の割り当て処理を実行するとともに、その割り当て処理の結果を、各選択された基地局機能に通知する。この場合も、前述のように、基地局を選択する基地局選択機能を実行するノードと無線管理機能を実行するノードが、異なるノード(例えば、通信ノード1604と通信ノード1606)になっていても構わない。
【0149】
図19および図20に、上記の基地局の選択結果を受けて、無線管理ノード1606が作成する、無線管理用の管理テーブルの一例を示す(図19がグループ(A)に対応し、図20がグループ(B)に対応する)。図19の例では、グループ(A)の基地局として通信ノード1601が選択された場合を示しており、図20の例では、グループ(B)の基地局として通信ノード1606が選択された場合を示している。このように、IEEE1394バス上に2つの無線ネットワークが存在するように管理されるので、グループ(A)の無線ネットワークとグループ(B)の無線ネットワークで、同じ周波数やタイムスロットを用いても問題にならない。
【0150】
ここで、上記の基地局選択機能を有する通信ノード1606によって、各グループ化された無線ネットワーク毎に基地局を選択する場合の処理手順について説明する。以下の処理手順においては、IEEE1394バスの立ち上がり(バスリセット)時に、基地局機能を持っている4つの通信ノード1601,1602,1605,1606の中から、各グループ毎の基地局を選択する場合を示している。
【0151】
図21に、この場合の処理シーケンスの一例を示す。
【0152】
(1)IEEE1394バス上のバスリセット処理が発生する。
【0153】
(2)第1の実施形態のような方法によって、無線管理ノードが選択される。
ここで、通信ノード1606が無線管理ノードとなったとする。
【0154】
(3)基地局機能を持った通信ノード1601,1602,1605,1606が、基地局間や基地局と無線端末間の位置登録情報を、無線管理ノード1606に通知する。
【0155】
(4)無線管理ノード1606が、図18のような管理テーブルを作成して無線ネットワークをグループ化する。また、各グループで実際に基地機能を実行するノードを選択する(ここでは、通信ノード1601と1606が選択された場合を示している)。
【0156】
(5)無線管理ノード1606が、通信ノード1601,1606に、基地局に選択された旨を通知する。また、自ノードも基地局に選択されたことを認識する。
【0157】
(6)無線管理ノード1606が、基地局に選択されたなっかた通信ノード1602,1605に、基地局機能を停止するように通知する。これによって、図17中の無線端末は、基地局機能を実行している通信ノード1601,1606のどちらかに接続し直す。
【0158】
(7)基地局に選択された通信ノード1601が、基地局間や基地局と無線端末間の位置登録情報を無線管理ノード1606に通知する。無線管理ノード1606は基地局機能も実行しているので、自身の位置登録情報も一緒に管理する。
【0159】
(8)無線管理ノード1606が、各無線ネットワーク上の基地局や無線端末が使用する周波数やタイムスロットや帯域等の割り当て処理を実行する。
【0160】
(9)無線管理ノード1606から、具体的に使用する周波数やタイムスロットや帯域等の情報を受け取り、通信ノード1601,1606が基地局機能を実行し始める。
【0161】
図22に、本実施形態における通信ノード(1601,1602,1605,1606の内部構造のブロック図の一例を示す。
【0162】
本通信ノードは、無線ネットワークとのインタフェース処理機能を実行する無線インタフェース処理部2001と、無線ネットワークとIEEE1394バスの間でのプロトコル変換処理を実行するプロトコル変換処理部2002と、無線管理ノードの選択処理を実行する無線管理ノード選択処理部2003と、IEEE1394バスのインタフェース処理機能を実行する1394インタフェース処理部2004と、無線ネットワーク上の無線管理機能を実行する無線管理機能実行処理部2005と、無線管理機能実行処理部2005によって作成される、図18〜図20に示したような無線管理テーブル2006と、位置登録処理によって送られてきた情報を基に、無線ネットワークを複数のグループにグループ化するグループ化処理部2007と、基地局選択の処理をIEEE1394バスを介して実行する基地局選択処理部2008とを有している。
【0163】
なお、本実施形態においては通信ノード1606が基地局機能も有することになっているので、図22では無線インタフェース処理部2001やプロトコル変換処理部2002を有する構成になっているが、基地局機能は本通信ノードが実行しなくてもよく、本通信ノードに無線インタフェース処理部2001やプロトコル変換処理部2002を設けないようにしても構わない。また、本通信ノードは無線ネットワークのグループ化処理は実行するが、無線管理ノードの選択機能は本通信ノードが実行しなくてもよく、本通信ノードに無線管理ノード選択処理部2003を設けないようにしても構わない。
【0164】
本発明の実施の形態によれば、無線ネットワークを介して接続される無線端末とIEEE1394バス上のノードとの間で通信を実現するための、無線ネットワークの管理機能を提供できるようになる。また、無線ネットワークに対しての基地局機能を提供するノードの数を制限することで、IEEE1394バス上でのハンドオフ処理などの、無線ネットワークとの接続に関する繁雑な処理を軽減させることができるようになる。さらに、無線ネットワークで通信できる範囲と、IEEE1394バスが接続している範囲とが一致していない場合で、かつ、電波の届く範囲がIEEE1394バス上に複数に切り分けられる状態である場合に、IEEE1394バス上に複数の無線ネットワークが存在するものとして無線ネットワークの管理を行うことで、周波数の有効利用を図ることができるようになる。
【0165】
なお、以上の各機能は、ソフトウェアとしても実現可能である。
【0166】
また、本実施形態は、コンピュータに所定の手順を実行させるための(あるいはコンピュータを所定の手段として機能させるための、あるいはコンピュータに所定の機能を実現させるための)プログラムを記録したコンピュータ読取り可能な記録媒体として実施することもできる。
【0167】
本発明は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、その技術的範囲において種々変形して実施することができる。
【0168】
【発明の効果】
本発明によれば、第1のネットワークに接続された通信装置と第1のネットワークとは異なるプロトコルによる第2のネットワークに接続された通信端末との間のデータ通信を可能とする第2のネットワークの管理機能を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る通信ノードを用いた家庭内ネットワークの構成例を示す図
【図2】同実施形態における無線管理ノードをIEEE1394上のプロトコルで選択する場合の処理シーケンスの一例を示す図
【図3】同実施形態における無線管理用のレジスタの構成例を示す図
【図4】同実施形態における無線管理ノードを無線ネットワーク上のプロトコルで選択する場合の処理シーケンスの一例を示す図
【図5】同実施形態における通信ノード内に作られる無線ネットワークの管理テーブルの一例を示す図
【図6】同実施形態における通信ノード内の内部構成の一例を示す図
【図7】本発明の第2の実施形態に係る通信ノードを用いた家庭内ネットワークの構成例を示す図
【図8】同実施形態における無線ネットワークでの接続可能情報を管理する管理テーブルの構成例を示す図
【図9】同実施形態における通信ノード内に作られる無線ネットワークの管理テーブルの一例を示す図
【図10】同実施形態における通信ノード内に作られる無線ネットワークの管理テーブルの一例を示す図
【図11】同実施形態における無線ネットワークをグループ化して管理する場合の、周波数/タイムスロット/帯域等の割り当て処理のシーケンスの一例を示す図
【図12】同実施形態における通信ノード内の内部構成の一例を示す図
【図13】本発明の第3の実施形態に係る通信ノードを用いた家庭内ネットワークの構成例を示す図
【図14】同実施形態における基地局を1つだけ選択して無線ネットワークを運用する場合の、周波数/タイムスロット/帯域等の割り当て処理のシーケンスの一例を示す図
【図15】同実施形態における基地局を1つだけ選択して無線ネットワークを運用する場合の、周波数/タイムスロット/帯域等の割り当て処理のシーケンスの他の例を示す図
【図16】同実施形態における通信ノード内の内部構成の一例を示す図
【図17】本発明の第4の実施形態に係る通信ノードを用いた家庭内ネットワークの構成例を示す図
【図18】同実施形態における無線ネットワークでの接続可能情報を管理する管理テーブルの構成例を示す図
【図19】同実施形態における通信ノード内に作られる無線ネットワークの管理テーブルの一例を示す図
【図20】同実施形態における通信ノード内に作られる無線ネットワークの管理テーブルの一例を示す図
【図21】同実施形態における無線ネットワークをグループ化して管理し、各無線ネットワーク毎に基地局を1つだけ選択する場合の、周波数/タイムスロット/帯域等の割り当て処理のシーケンスの一例を示す図
【図22】同実施形態における通信ノード内の内部構成の一例を示す図
【符号の説明】
101〜103,701,702,705,706,1201〜1203,1601,1602,1605,1606…通信ノード
201〜203,702,703,1211〜1213,1603,1604…1394ノード
301〜304,710〜713,1221〜1223,1610〜1613…無線端末
601,1101,1501,2001…無線インタフェース処理部
602,1102,1502,2002…プロトコル変換処理部
603,1103…無線管理機能選択処理部
604,1104,1504,2004…1394インタフェース処理部
605,1105,2005…無線管理機能実行処理部
606,1106,2006…無線管理テーブル
1107,2007…グループ化処理部
1503,2008…基地局選択処理部
2003…無線管理ノード選択処理部

Claims (7)

  1. 第1のネットワークのインタフェース手段と、
    前記第1のネットワーク上に存在する、第2のネットワークの基地局となるための基地局手段を有する通信装置群の中から、該基地局手段による処理を実行する通信装置を1つ選択する基地局選択手段とを備え、
    前記基地局選択手段による処理を、前記第1のネットワーク上のプロトコルを用いて実行することを特徴とする通信ノード。
  2. 第1のネットワークのインタフェース手段と、
    前記第1のネットワーク上に存在する、第2のネットワークの基地局となるための基地局手段を有する通信装置間で、互いに通信可能な基地局となる通信装置のグループを識別するとともに、そのグループ化された基地局となる通信装置群の情報を記憶するための基地局群識別手段と、
    前記基地局群識別手段により識別された各グループ毎に、実際に前記基地局手段による処理を実行する通信装置を1つ選択する基地局選択手段とを備えたことを特徴とする通信ノード。
  3. 前記基地局選択手段による処理を、前記第1のネットワーク上のプロトコルを用いて実行することを特徴とする請求項2に記載の通信ノード。
  4. 前記第1のネットワーク上で、前記基地局選択手段によって選択された基地局手段による処理を実行する通信装置の、ノード識別子を記憶する基地局ノード識別子保持手段をさらに備えたことを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の通信ノード。
  5. 前記第2のネットワーク上の基地局となるための基地局手段をさらに備えたことを特徴とする請求項1ないしのいずれか1項に記載の通信ノード。
  6. 前記基地局選択手段による処理を、前記第2のネットワーク上のプロトコルを用いて実行することを特徴とする請求項に記載の通信ノード。
  7. 前記基地局ノード識別子保持手段を提供するため、あらかじめ自ノード内の特定のレジスタまたはメモリ空間を割り当てておき、前記第1のネットワーク上の前記基地局手段を有する各通信ノードが、他の通信ノードの該特定のレジスタまたはメモリ空間に、自ノードのノード識別子を書き込むことによって、前記基地局選択手段による処理を実行することを特徴とする請求項1ないし6のいずれか1項に記載の通信ノード。
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