JP2002043240A - 紫外線処理装置 - Google Patents

紫外線処理装置

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Abstract

(57)【要約】 【課題】真空下でなくても、均一に被処理体表面を改質
することのできる装置を提供する。 【解決手段】紫外線透過材料からなる天井を有するチャ
ンバー1と、天井の上に固定された紫外線ランプ9と、
チャンバー内に活性酸素源含有ガスを供給する複数の配
管11とを備え、被処理体Wに活性酸素源含有ガスを供
給し紫外線を照射する紫外線処理装置100において、
前記各配管11は、ガス供給源から天井の上面付近まで
延びる送気部11aと、それに続いて天井の上面に沿っ
て面方向に広がる拡散部11bと、それに続いて天井を
貫通する複数のノズル部11cとからなることを特徴と
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、紫外線処理装
置、特に半導体ウェハなどの表面に形成されている表面
膜にオゾンガス雰囲気中で紫外線を照射してその表面膜
を改質する紫外線処理装置に属する。
【0002】
【従来の技術】半導体ウェハの表面に形成されているシ
リコン酸化膜や酸化タンタル膜にN2Oガス又はオゾン
ガス雰囲気中で紫外線を照射し、その表面膜の絶縁性な
どの特性を向上させる技術が知られている。
【0003】この種の紫外線処理装置は、一般に天井が
紫外線透過材料からなる処理容器もしくはチャンバー
(以下、「処理容器等」という)と、処理容器等内でウ
ェハを載せる回転台と、処理容器等の天井の上に設けら
れて紫外線源となる水銀ランプと、処理ガス供給手段と
を備えている。そして、供給されたオゾンなどの処理ガ
スが紫外線や熱によって分解して活性酸素を生じ、それ
がウェハの表面膜を改質する。従って、ウェハの表面付
近のガスがウェハの面方向に均一に分布できるように工
夫しなければならない。
【0004】そこで、特開平10−79380号公報
で、改質を均一にするために処理ガス供給手段として処
理容器等の天井と回転台との間に格子状のシャワーヘッ
ドを設置するとともに、紫外線の減衰を抑制するために
処理容器内を真空引きする真空排気系を備えた装置を提
案している。又、減衰を抑制するために天井とウェハと
の間隔を狭くして水銀ランプとウェハとの距離を少なく
するとともに、水銀ランプを平面方向に往復を繰り返す
蛇行形状とし、その隙間に複数の処理ガス供給配管を配
置して天井より複数本のガス流を噴射させて均一な改質
を図る装置も知られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、特開平10−
79380号公報に記載の装置でも均一性が不十分であ
る上、真空排気系が必要となるといった欠点を有する。
また、蛇行形状の水銀ランプの隙間に複数のガス供給配
管を配置した装置の場合でも、水銀ランプによって囲ま
れる隙間の面積には限りがあるので、十分に均一な改質
が期待できるほど配管数を増やすことができない。それ
故、この発明の課題は、真空下でなくても、均一に被処
理体表面を改質することのできる装置を提供することに
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】その課題を解決するため
に、この発明の紫外線処理装置は、紫外線透過材料から
なる天井を有するチャンバーと、天井の上に固定された
紫外線ランプと、チャンバー内に活性酸素源含有ガスを
供給する複数の配管とを備え、被処理体に活性酸素源含
有ガスを供給し紫外線を照射する紫外線処理装置におい
て、前記各配管は、ガス供給源から天井の上面付近まで
延びる送気部と、それに続いて天井の上面に沿って面方
向に広がる拡散部と、それに続いて天井を貫通する複数
のノズル部とからなることを特徴とする。
【0007】この発明の紫外線処理装置は、前記特開平
10−79380号公報に記載の装置と異なり、天井を
貫通する複数のノズル部よりガスを供給するので、天井
と被処理体との間にシャワーヘッドのような障害物が無
い。そのため、天井と被処理体との間隔を十分に狭めて
紫外線ランプと被処理体とを接近させることができる。
従って、紫外線の減衰を抑制できる。
【0008】又、活性酸素源含有ガスの供給ルートが複
数の配管からなるので、それらの流量を個別に調節する
ことができるし、各配管が上記のように送気部、拡散部
及びノズル部からなるので、送気部を通過したガスが拡
散部で面方向に広がり、ノズル部より均等にチャンバー
内に噴き出す。従って、チャンバー内が真空下でなくて
も被処理体の表面にガスが均一に接触し、均一に改質さ
れる。
【0009】前記紫外線ランプは天井面と平行に間隔が
空くように往復を繰り返し、前記複数の配管の送気部は
その間隔を紫外線ランプの上方から通過していると好ま
しい。紫外線ランプが天井面と平行に往復を繰り返す形
状を有することで、均一に紫外線を照射することができ
るからである。
【0010】前記ノズル部は、平面視で送気部の直下と
異なる位置に設けられていると好ましい。送気部より拡
散部に入ったガスは面方向に広がる間に紫外線や熱の作
用で活性酸素を発生することがある。もし、送気部の直
下にもノズル部が設けられていると、送気部直下のノズ
ル部を通過するガスは拡散部で面方向に移動していない
のでチャンバーに入った後に活性酸素を発生することと
なり、拡散部で活性酸素を発生して別のノズル部よりチ
ャンバーに入ったガスとの間で活性酸素濃度にむらが生
じ、改質の均一化を妨げるからである。
【0011】本発明紫外線処理装置は、上記構成要素に
加えて更に、チャンバー内に取り付けられて被処理体を
載せる回転台を備え、被処理体に活性酸素源含有ガスを
供給し紫外線を照射する間、被処理体を回転台と共に回
転させることができるものであると好ましい。処理操作
中に被処理体を回転させることにより、直径線上にガス
が噴き出すだけで被処理体に均等にガスを吹き付けるこ
とができるからである。ノズル部が送気部の直下と異な
る位置に設けられている構成において、回転台の中心軸
を中心とする円周を想定したとき、各配管に属するノズ
ル部が互いに異なる円周上にあって、1つの配管の送気
部の下端を通る円周が別の配管のノズル部を通る円周と
重なるように前記各配管が設けられていると好ましい。
これにより送気部の直下でもガスを噴出させることがで
きるからである。
【0012】前記送気部は、各送気部の下端を通る円周
同士の間隔が外側に向かうほど密になるように設けられ
ていると好ましい。現実には配管が固定されて被処理体
が回転台とともに回転するのであるが、被処理体から見
れば配管が回転台の中心軸の回りに回転していることに
なる。従って、回転台の中心軸から送気部までの距離が
個々の配管で異なる場合、1つの送気部の1周長さ当た
りのガス濃度は外側に向かうほど小さくなることから、
その円周同士の間隔を外側に向かうほど密にすること
で、単位面積当たりのガス濃度をほぼ均一にしたもので
ある。
【0013】更に、前記拡散部は、各送気部を流れるガ
スがその拡散部で混ざり合うように各配管に共通の単一
のものであってもよく、その場合は拡散部が回転台の中
心軸より偏心位置に設けられていると好ましい。前述の
ように、回転台の中心軸を中心として被処理体に対して
相対的に拡散部が回転することから、拡散部を偏心位置
に設けることで、中心軸上と周辺部とでノズル部から噴
き出すガスの濃度が均一になるからである。
【0014】
【発明の実施の形態】−実施形態1− この発明の作用の理解を容易にするために、この発明の
実施形態に改良する直前の紫外線処理装置の形態を図1
に平面図、図2に図1のXY断面図として示す。紫外線
処理装置100は、ステンレスなどからなるチャンバー
1と、チャンバーの上に設けられたランプ容器2を備え
る。
【0015】チャンバー1の天井3は合成石英ガラスな
どの紫外線透過材料からなり、ランプ容器2の下面の一
部をも構成している。チャンバー1内には被処理体であ
るウェハWを載せるとともにウェハWを加熱するヒータ
4を内蔵した回転台5が回転軸6を中心として回転可能
に設置され、回転台5はリフトピン7によってリフトピ
ンハウジング8とともに昇降させられる。回転台5のう
ちヒータ4の周囲は窒化アルミニウムなどのセラミック
で形成されている。
【0016】ランプ容器2内部では紫外線を放射するた
めに、天井3と平行な面内で互いに重ならずに往復を繰
り返す対称形状の水銀ランプ9が天井3の直ぐ上に固定
されている。水銀ランプ9は、その対称中心では往復の
折り返し部分のみが存在するように間隔Dが開けられて
いる。この間隔Dの中心線は平面視で回転台5の直径線
と重なる。そして、外部から4本の合成石英ガラスから
なるガス供給配管10がランプ容器2の上面を貫通し、
間隔Dを垂下してその端面がチャンバー1の内部空間に
臨むように天井3に気密に接続している。接続方法は例
えば溶接である。4本の配管10と天井3との接続部は
回転台5の前記直径線と平行に並んでいる。4本の配管
10は図略の流量調整弁にて個々に流量を調整すること
ができる。各配管10の内径は少なくともランプ容器2
の上面の位置から端面に至るまで一様である。
【0017】この構造の紫外線処理装置によれば、特開
平10−79380号公報に記載の装置と異なり、天井
3と被処理体Wとの間に何ら障害物がないので、天井3
を低くしてランプ9を被処理体Wに十分接近させること
ができる。しかも配管10がランプ9から被処理体Wに
向かう光線を遮らない。従って、ランプ9から発せられ
た紫外線は被処理体Wに達するまであまり減衰しない。
使用済みガスは、図略の排気口から排出される。
【0018】しかし、配管10の直下とそうでない箇所
とでは被処理体Wの表面の改質の程度に差が生じ、例え
ば改質によって表面が酸化されるものとすると、酸化膜
の厚さに差が生じる。図3、図4及び図5は、この点を
改良した本発明の第一の実施形態の要部を示す平面図、
一部破断正面図及び図4のV部拡大断面図である。この
実施形態の装置では、図1及び図2の装置と異なり各配
管11の内径は一様ではない。但し、配管11の内径、
本数及び配置を除く他の構成要素の形状、材質及び互い
の位置関係は改良前の上記装置と基本的に同様であるか
ら図示を省略している。従って、他の構成要素について
は図1及び図2と同じ符号を用いて説明する。また、配
管の本数は5であって改良前よりも1多いが、これは実
質的な差異ではない。
【0019】5本の配管11の各々が、ガス供給源から
天井の上面付近まで延びる送気部11aと、それに続い
て天井の上面に沿って面方向に広がる拡散部11bと、
それに続いて天井を貫通する5〜12本の細いノズル部
11c、11c・・11cとからなる。5本の配管11
は、それらの送気部11aが前記間隔D内においてその
幅中心線上に並ぶように垂下している。回転軸6に近い
順に第一番目、第三番目及び第五番目の3つの配管が回
転軸6を挟む一方の側に、第二番目及び第四番目の2つ
の配管が他方の側にそれぞれ配置している。
【0020】送気部11aの内径は前記配管10の内径
とほぼ同じであってもよいが、拡散部11bは送気部1
1aの断面積よりも広くなるように天井面と平行な1の
方向に広がり、両端が円弧で中間部が一様幅の形状を有
している。一方、個々のノズル部11cの内径は、送気
部11aの内径よりも小さいが、全ノズル部11cの断
面積の合計は1つの送気部11aの断面積の合計と同等
もしくはそれ以上となっている。
【0021】5〜12本のノズル部11cは、拡散部1
1bの幅中心線上に一直線にほぼ等間隔に並ぶように形
成されており、送気部11aの直下には形成されていな
い。1つの配管11に属するノズル部11cの群及び送
気部11aとその隣の配管11に属するノズル部11c
の群及び送気部11aとは少なくとも次の2つの規則性
が保たれるように配置している。
【0022】第一の規則性は、回転軸6を中心とする円
周を想定したとき、1つの配管の送気部11aを通る円
周が別の配管の一方の端のノズル部11cを通る円周と
重なっている点である。第二の規則性は、送気部11a
を通る円周同士の間隔が外側に向かうほど狭くなってい
る点である。
【0023】これら2つの規則性を充足するために、こ
の実施形態では、第一番目の送気部を回転台5の直径線
上の偏心位置に垂下させ、その拡散部をそこから中心に
至るまで設ける。第二番目の送気部を反対側のしかも第
一番目よりも中心から遠い偏心位置に垂下させ、その拡
散部をそこから中心に向かって設ける。但し、便宜上、
第m番目の配管に属する送気部をTm、その配管に属す
るノズル部の群のうち最も内側のノズル部をNmcとする
とき、N2cを通る円周がT1を通る円周と重なるように
する。次に、T3をT1の外側に垂下させ、その拡散部
をT3を通る直径線に対して角度を有する方向に且つN
3cを通る円周がT2を通る円周と重なるように設ける。
N4cとT3との位置、N5cとT4との位置も同様の関係
が成り立つようにする。
【0024】以上のような規則性をもたせることで、送
気部11aより送られてきた処理ガスが全て紫外線と熱
の作用を受けてほぼ同じ組成で各ノズル部11cより噴
き出す。しかもチャンバー1内に入った後もガスの濃度
は中心からの距離に関わりなくほぼ均一である。従っ
て、処理されるウェハWの表面の改質の程度は中心から
の距離に関わりなく均一となる。
【0025】−実施形態2− 第一実施形態では、送気部、拡散部及びノズル部群が各
配管毎に独立しており、送気部より送られてきたガスは
チャンバー1内に入るまで混ざり合うことがなかった。
この第二実施形態は、送気部は第一実施形態と同様に独
立しているが、拡散部は全ての配管に共通の単一のもの
とする例である。図6及び図7は、第二実施形態の紫外
線処理装置の要部を示す平面図及び正面図である。
【0026】6本の配管21の各々が、図略のガス供給
源から天井の上面付近まで延び、平面視で1直線に並ん
だ送気部21aを備えている。ここでも第一番目、第三
番目及び第五番目の送気部T1、T3、T5が中心より
一方の側に垂下し、第二番目、第四番目及び第六番目の
送気部T2、T4、T6が他方の側に垂下している。T
3及びT5はランプ9の折り返し部分を回避するために
下端付近で鉛直線に対して傾くように曲げられている。
Tmを通る円周とTm+1を通る円周との間隔はmが大
きくなるほどに小さくなっている。
【0027】天井の上面にはその面方向に広がる長方形
の1つの拡散部21bが偏心位置に設けられている。上
記送気部T1〜T6は全てこの1つの拡散部21bに接
続している。拡散部21bで覆われる天井の部分には短
辺方向6列、長辺方向34列の合計204本のノズル部
21cが形成されている。但し、送気部T1〜T6の直
下には形成されていない。
【0028】この実施形態の紫外線処理装置において
も、送気部21aより送られてきた処理ガスは、直ぐに
チャンバー1内に入ることはなく、一旦拡散部21bで
面方向に拡散し、その間に紫外線や熱の作用を受けた
後、中心からの距離に関わりなくほぼ同じ濃度で各ノズ
ル部21cよりチャンバー1内に噴き出す。送気部21
aの直下にはノズル部21cが無いが、処理中ウェハW
は回転させられるので、その表面に万遍なくガスが接触
する。従って、処理されるウェハWの表面の改質の程度
は中心からの距離に関わりなく均一となる。
【0029】
【実施例】本発明の効果を確認するために、上記第二実
施形態の紫外線処理装置を用いてシリコンウェハの表面
を改質した。処理条件は次の通りである。
【0030】[処理条件] 紫外線強度 :30mW/cm2 処理温度 :500℃(回転台の温度) 処理時間 :600秒 O3供給量 :15SLM O3濃度 :80.9g/m3 チャンバー内圧:減圧 配管内ガス流量:外に向かうほどガス濃度が高くなるよ
うに各配管内ガス流量を調節した。
【0031】比較のために、図1及び図2に示した紫外
線処理装置と、配管数が10本である以外はそれと同一
構造の紫外線処理装置を用いて同様にウェハの表面を改
質した。処理条件は次の通りである。
【0032】[処理条件] 紫外線強度 :30mW/cm2 処理温度 :400℃(回転台の温度) 処理時間 :900秒 O3供給量 :10SLM O3濃度 :145g/m3 チャンバー内圧:減圧 配管内ガス流量:外に向かうほどガス濃度が高くなるよ
うに各配管内ガス流量を調節した。
【0033】改質後にウェハの表面に生成した酸化膜の
厚さを中心からの距離5mm毎に測定したところ、図8
のグラフのような結果が得られた。図中、○は第二実施
形態の装置によって得られた酸化膜、×は改良前の4本
配管の装置によって得られた酸化膜、△は10本配管の
装置によって得られた酸化膜の厚さを示す。但し、縦軸
の数値は、ある基準厚さに対する相対値(%)である。
【0034】グラフから明らかなように、第二実施形態
の装置によって得られた酸化膜の厚さは、基準値に対し
て最大106%、最小101%であり、中心からの距離
に関わりなく一定であった。これに対して4本配管の装
置によって得られた酸化膜の厚さは、最大117%、最
小97.5%とばらついており、10本配管の装置によ
って得られた酸化膜の厚さでさえ、同程度にばらついて
いた。一般に処理温度が低いほど厚さのばらつきは少な
くなる。しかし、第二実施形態の装置による処理温度が
500℃であるのに対して4本配管装置や10本配管装
置による処理温度が400℃であるにもかかわらず、第
二実施形態の装置による方が厚さのばらつきが少なかっ
たことは、本発明が著しい効果を生じるものであること
を裏付けている。
【0035】
【発明の効果】以上の通り、本発明の紫外線処理装置に
よれば、真空下でなくても優れたエネルギー効率で被処
理体の表面を均一に改質することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に改良する直前の紫外線処理装置を示す
平面図である。
【図2】同じく縦断面図である。
【図3】第一実施形態の紫外線処理装置の要部を示す平
面図である。
【図4】同じく一部破断正面図である。
【図5】図4のV部拡大断面図である。
【図6】第二実施形態の紫外線処理装置の要部を示す平
面図である。
【図7】同じく一部破断正面図である。
【図8】第二実施形態の装置及び比較例の装置によって
得られた酸化膜の厚さを中心からの距離5mm毎に測定
した結果を示すグラフである。
【符号の説明】
1 チャンバー 2 ランプ容器 3 天井 4 ヒータ 5 回転台 6 回転軸 7 リフトピン 8 リフトピンハウジング 9 ランプ 10、11、21 配管 11a、21a 送気部 11b、21b 拡散部 11c、21c ノズル部

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】紫外線透過材料からなる天井を有するチャ
    ンバーと、天井の上に固定された紫外線ランプと、チャ
    ンバー内に活性酸素源含有ガスを供給する複数の配管と
    を備え、被処理体に活性酸素源含有ガスを供給し紫外線
    を照射する紫外線処理装置において、 前記各配管は、ガス供給源から天井の上面付近まで延び
    る送気部と、それに続いて天井の上面に沿って面方向に
    広がる拡散部と、それに続いて天井を貫通する複数のノ
    ズル部とからなることを特徴とする紫外線処理装置。
  2. 【請求項2】前記紫外線ランプは天井面と平行に間隔が
    空くように往復を繰り返し、前記複数の配管の送気部は
    その間隔を紫外線ランプの上方から通過している請求項
    1に記載の紫外線処理装置。
  3. 【請求項3】前記ノズル部は、平面視で送気部の直下と
    異なる位置に設けられている請求項1又は2に記載の紫
    外線処理装置。
  4. 【請求項4】更に、チャンバー内に取り付けられて被処
    理体を載せる回転台を備え、被処理体に活性酸素源含有
    ガスを供給し紫外線を照射する間、被処理体を回転台と
    ともに回転させることのできる請求項1〜3のいずれか
    に記載の紫外線処理装置。
  5. 【請求項5】回転台の中心軸を中心とする円周を想定し
    たとき、各配管に属するノズル部が互いに異なる円周上
    にあって、1つの配管の送気部の下端を通る円周が別の
    配管のノズル部を通る円周と重なるように前記各配管が
    設けられている請求項4に記載の紫外線処理装置。
  6. 【請求項6】前記送気部は、前記回転台の中心軸を中心
    とし各送気部の下端を通る円周同士の間隔が外側に向か
    うほど密になるように設けられている請求項4又は5に
    記載の紫外線処理装置。
  7. 【請求項7】前記拡散部は、各送気部を流れるガスがそ
    の拡散部で混ざり合うように各配管に共通の単一のもの
    であって、回転台の中心軸より偏心位置に設けられてい
    る請求項4に記載の紫外線処理装置。
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