JP2002042441A - テープカートリッジ - Google Patents

テープカートリッジ

Info

Publication number
JP2002042441A
JP2002042441A JP2001142500A JP2001142500A JP2002042441A JP 2002042441 A JP2002042441 A JP 2002042441A JP 2001142500 A JP2001142500 A JP 2001142500A JP 2001142500 A JP2001142500 A JP 2001142500A JP 2002042441 A JP2002042441 A JP 2002042441A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tape
side wall
cartridge
corner
case
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001142500A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Kaneda
博志 金田
Motohiko Shima
元彦 志摩
Akio Momoi
昭夫 桃井
Masatoshi Okamura
昌寿 岡村
Takateru Sato
孝輝 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TDK Corp
Original Assignee
TDK Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by TDK Corp filed Critical TDK Corp
Priority to JP2001142500A priority Critical patent/JP2002042441A/ja
Priority to US09/855,657 priority patent/US20020047063A1/en
Publication of JP2002042441A publication Critical patent/JP2002042441A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B23/00Record carriers not specific to the method of recording or reproducing; Accessories, e.g. containers, specially adapted for co-operation with the recording or reproducing apparatus ; Intermediate mediums; Apparatus or processes specially adapted for their manufacture
    • G11B23/02Containers; Storing means both adapted to cooperate with the recording or reproducing means
    • G11B23/04Magazines; Cassettes for webs or filaments
    • G11B23/08Magazines; Cassettes for webs or filaments for housing webs or filaments having two distinct ends
    • G11B23/107Magazines; Cassettes for webs or filaments for housing webs or filaments having two distinct ends using one reel or core, one end of the record carrier coming out of the magazine or cassette

Landscapes

  • Packaging Of Annular Or Rod-Shaped Articles, Wearing Apparel, Cassettes, Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 一対のカートリッジハーフの相互離反を確実
に防止する。 【解決手段】 カートリッジハーフ211,212で構
成されると共にカートリッジハーフ211,212の各
側壁211b,212bで周壁が形成されるカートリッ
ジ本体と、テープリールとを備え、カートリッジ本体に
おける一の周壁のコーナー部にテープ引出し口が形成さ
れると共に、そのコーナー部に隣接する他の周壁をそれ
ぞれ形成するカートリッジハーフ212の側壁212b
およびカートリッジハーフ211の側壁211bの端面
同士が互いに当接し合うように構成されているテープカ
ートリッジであって、側壁211bは、その端面が側壁
211bの端面に対向する方向に沿って離反する移動
と、その外面側および内面側への移動とが規制された状
態で側壁211bに連結されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、磁気テープが巻回
されたテープリールをカートリッジ本体内に回動可能に
収容したテープカートリッジに関するものである。
【0002】
【従来の技術】特開平11−339436号には、内部
に磁気記録テープの情報を読み取りまたは書き込み可能
なICメモリ等のメモリ素子を備えた1リールタイプの
テープカートリッジが記載されている。このカートリッ
ジでは、メモリ素子に対する磁気的な影響を避けるため
に上下ケース(「一対のカートリッジハーフ」ともい
う)をねじ止めするに際して、メモリ素子に近いねじを
非磁性材料にすることが記載されている。また、メモリ
素子から遠い3つの隅部(「コーナー部」ともいう)近
傍は磁性または非磁性材料のねじで止められている。ま
た、磁気記録テープを引き出すための開口部(「テープ
引出し口」ともいう)が形成されている隅部では磁気テ
ープの引き出し、引き込みの邪魔になり、止めねじを使
用できないため、開口部を避けて他の隅寄りでねじ止め
されている。
【0003】具体的には、図35に示したように、上記
公報に記載の従来技術のテープカートリッジでは、上下
ケースは4カ所のねじボス27の箇所でセルフタッピン
グねじによりねじ止めされ、メモリ素子100の近傍の
ねじ27は非磁性材料性である。ケースの一隅部にはテ
ープを引き出すための開口部を構成する開口22が、ケ
ースの側壁を分断して形成されている。このため、この
一隅部では、ねじボス27は、開口22を避けてこの一
隅部から離れた他の隅部寄りに設けられている。
【0004】また、特開2000−231773号公報
には、磁気テープカートリッジ(単に、テープカートリ
ッジともいう)(1)が開示されている。このテープカ
ートリッジ(1)は、上ケース(2)および下ケース
(3)がビスによって締結されてなるカートリッジケー
ス(4)内に、磁気テープ引出部材としてのリーダピン
(5)が先端に固着された磁気テープ(6)を巻回した
単一のリールが回動可能に収容されて構成されている。
【0005】このカートリッジケース(4)における一
の周壁には、磁気テープ(6)を引き出すための開口部
(10)が形成され、この開口部(10)は、閉方向に
付勢されたスライドドア(11)によって開閉される。
また、テープカートリッジ(1)では、その不使用時に
おいて、磁気テープ(6)がリールに完全に巻き込ま
れ、かつ、先端のリーダピン(5)が、開口部(10)
の近傍における上下ケース(2,3)の内面に形成され
た凹状の格納部(20)に係止される。また、カートリ
ッジケース(4)の開口部(10)の近傍における上ケ
ース(2)の側壁(2a)内面には、下方に突出する弾
性爪(14)が突設され、側壁(2a)に当接する下ケ
ース(3)の側壁(3a)には、係合凹部(15)が設
けられている。この構成により、上ケース(2)と下ケ
ース(3)とを組み合わせる際に、弾性爪(14)が係
合凹部(15)に係止する。この結果、上ケース(2)
と下ケース(3)とが相互に固着して、カートリッジケ
ース(4)における開口部(10)近傍での剛性が高め
られている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述した2
つの従来のテープカートリッジには、以下の問題点があ
る。すなわち、前者のテープカートリッジでは、開口部
が形成されたケースの一隅部において、開口部を避ける
ために、この一隅部から離れた他の隅寄りでねじ止めさ
れている。さらに、開口22があるため上下ケースの各
側壁も分断されている。このため、開口22のあるケー
ス隅部は強度が弱く、落下による衝撃等で上下ケースの
各側壁が位置ずれを起こすという問題点がある。また、
ねじをまったく使用しないで例えば上下ケースの各側壁
全部を超音波溶着する構成を採用することも考えられる
が、この場合には、メモリ素子が配置された一隅部を構
成する上下ケースの各側壁同士も超音波溶着することに
なる。このため、場合によっては、超音波溶着の際に生
じる超音波振動が共振し、その共振によって精密部品で
あるメモリ素子に加わる振動が大きくなることに起因し
て、メモリ素子(特に、メモリ素子内のワイヤーボンデ
ィングなど)が壊れてしまうおそれがある。
【0007】一方、後者のテープカートリッジ(1)に
は、以下の問題点がある。すなわち、このテープカート
リッジ(1)では、上ケース(2)の弾性爪(14)を
下ケース(3)の係合凹部(15)に係止することによ
って上ケース(2)と下ケース(3)との相互離反を防
止する構成が採用されているが、上ケース(2)の側壁
(2a)に対する下ケース(3)の側壁(3a)の外面
側への移動規制がなされていない。したがって、下ケー
ス(3)の側壁(3a)に対して外面側に移動や変形を
生じさせる力が作用した際に、下ケース(3)の側壁
(3a)のみが外面側に移動するため、上ケース(2)
の側壁(2a)に対して下ケース(3)の側壁(3a)
が位置ずれすることにより、弾性爪(14)が係合凹部
(15)から離脱する。したがって、この際に、上下ケ
ース(2,3)に対して相互に離反する方向の力が同時
に作用している場合には、上ケース(2)と下ケース
(3)とが相互に離反することがある。このため、従来
の磁気テープカートリッジ(1)には、上下ケース
(2,3)の相互離反によってリーダピン(5)が格納
部(20)から外れ、これに起因して磁気テープの引き
出しを正常に行うことができないという問題点がある。
【0008】本発明は、かかる問題点に鑑みてなされた
ものであり、外力が作用したときであっても一対のカー
トリッジハーフの相互離反を確実に防止し得るテープカ
ートリッジを提供することを主目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成すべく本
発明に係るテープカートリッジは、一対のカートリッジ
ハーフが組み合わされて箱状に構成されると共に当該一
対のカートリッジハーフの各側壁で周壁が形成されるカ
ートリッジ本体と、テープが巻回された状態で前記カー
トリッジ本体の内部に収納されるテープリールとを備
え、前記カートリッジ本体における一の前記周壁のコー
ナー部にテープ引出し口が形成されると共に、当該コー
ナー部に隣接する他の前記周壁をそれぞれ形成する一方
の前記カートリッジハーフにおける第1の側壁および他
方の前記カートリッジハーフにおける第2の側壁の端面
同士が互いに当接し合うように構成されているテープカ
ートリッジであって、前記第2の側壁は、その端面が前
記第1の側壁の端面に対向する方向に沿って離反する移
動と、その外面側および内面側への移動とが規制された
状態で当該第1の側壁に連結されている。
【0010】この場合、前記他の周壁における前記テー
プ引出し口近傍の内面側に配設されると共に、その一端
が前記一方のカートリッジハーフに固定され、かつその
他端が前記他方のカートリッジハーフに向けて延出して
前記第2の側壁に係合する係止片を備え、前記第2の側
壁は、その外面側への移動が前記第1の側壁によって規
制されていることが好ましい。
【0011】また、前記第1の側壁の前記端面を、その
外面側が突出する段差状に形成し、前記第2の側壁の前
記端面を、その内面側が突出する段差状に形成するのが
好ましい。
【0012】さらに、前記係止片を金属板材で形成する
のが好ましい。また、前記係止片が、樹脂成形によって
前記一方のカートリッジハーフと一体的に形成されてい
るのが好ましい。また、前記テープ引出し口近傍の前記
端面の少なくとも一部同士を溶着固定して前記第1の側
壁および前記第2の側壁を互いに連結することもでき
る。
【0013】また、前記他の周壁における前記テープ引
出し口近傍の内面側に位置し前記第2の側壁の内壁面に
沿って前記第1の側壁に立設された係止片を備え、前記
第1の側壁の前記端面を、その外面側が突出する段差状
に形成し、前記第2の側壁の前記端面を、その内面側が
突出する段差状に形成し、前記テープ引出し口近傍の前
記端面の少なくとも一部同士を溶着固定して前記第1の
側壁および前記第2の側壁を互いに連結するのが好まし
い。
【0014】また、本発明に係るテープカートリッジ
は、一対の角形のカートリッジハーフからなるカートリ
ッジ本体内にテープが巻回されたテープリールが回動可
能に収容されており、当該カートリッジ本体内のテープ
リール領域外のコーナー部にメモリ素子が備えられ、当
該メモリ素子が備えられたコーナー部以外の1つのコー
ナー部にテープをカートリッジ本体外に引き出すための
テープ引出し口が形成されているテープカートリッジで
あって、前記一対のカートリッジハーフは、前記テープ
リール領域外でねじ止めされると共に、前記テープ引出
し口のあるコーナー部がねじ止め以外の方法で固定され
る。
【0015】この場合、前記テープ引出し口のある前記
コーナー部を溶着固定して一対のカートリッジハーフを
互いに固定するのが好ましい。
【0016】また、前記テープ引出し口のある前記コー
ナー部が、一方の前記カートリッジハーフに形成された
鈎型のフックと、当該フックに対応して他方の前記カー
トリッジハーフに形成された凹部とによって固定される
のが好ましい。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して、本発
明に係るテープカートリッジの好適な実施の形態につい
て説明する。
【0018】(第1の実施の形態)図1は本発明の実施
の形態を示す1リールタイプのテープカートリッジの分
解斜視図である。本カートリッジでは、上下ケース(一
対の角形のカートリッジハーフ)1,2からなるケース
本体(カートリッジ本体)内にテープを巻回(巻装)し
た(テープの図示を省略する)1つのテープリール3が
回動可能に収納されている。下ケース2は、装置の駆動
軸が挿入される開口21を有する。上下ケース1,2に
はテープ引き出し用のテープ引出し口を構成する開口1
2,22が形成されている。
【0019】テープリール3は、上フランジ31、下フ
ランジ33を一体に形成したハブ32およびハブ32の
下面に設けた金属板7を一体化して形成されている。ハ
ブ32の下面における金属板7の周囲には、装置の駆動
軸と係合する係合歯(図示なし)が一体に設けられる。
金属板7は軟磁性材料から製作されており、装置の駆動
軸に磁気的に吸着され、前記係合歯によってテープリー
ル3が回転するようになっている。テープ(磁気テープ
ともいう)Tはアルコールや水等によって直接ハブ32
の外周面に接着されるので、テープ固着用の固定部材は
設けられていない。ハブ32は、その内面に係合歯部3
5が設けられており、リールブレーキ(ロック部材とも
いう)5と係合して不使用時にテープリール3の不要な
回転を防止する。リールブレーキ5は、その下面側に、
ハブ32の係合歯部35と係合する歯部51を有してい
る。リールブレーキ5は、ブレーキスプリング(スプリ
ングともいう)4によって常時ブレーキ位置に押圧され
ている。リールブレーキ5は、その凸部52が上ケース
1の内面に設けた位置規制部14(図7参照)にガイド
されることにより、確実に上下動(ブレーキ位置とブレ
ーキ解除位置との間を移動)できるようになっている。
ハブ32とリールブレーキ5の間にはブレーキ解除板9
が介在している。ブレーキ解除板9は、主板91と脚部
92からなる。この場合、脚部92はハブ32の下面に
ある孔36に入り込んでおり、カートリッジ1が記録再
生装置に装着された際には、ブレーキ解除板9の脚部9
2が上方に持ち上げられ、これに伴いリールブレーキ5
が上方へ持ち上げられてテープリール3との係合が解除
されてテープリール3が回転することができるようにな
る。
【0020】テープTは、本体テープとしての磁気テー
プの先端にリーダーテープをつなげて構成されている
(以下、磁気テープとリーダーテープとを総称して、
「磁気テープ」ともいう)。また、テープTの先端(リ
ーダーテープの先端)には、リーダー部材8が固定され
ている。このテープTは、カートリッジが記録再生装置
に装着された際に、リーダー部材8が記録再生装置の保
持部材(図示せず)に保持されてテープがケース外に引
き出されるようになっている。リーダー部材8は、ピン
部材81、樹脂製C字形クランプ(留め具ともいう)8
2からなり、テープTはピン部材81に巻きつけられ、
その上からC字形クランプ82が嵌め込まれることで固
定される。リーダー部材8は、カートリッジの開口1
2,22からケース外に引き出される。ケース本体に
は、カートリッジ不使用時に、この開口12,22を閉
鎖しておくスライドドア(シャッタ部材ともいう)6が
設けられている。このスライドドア6は、ばね6aによ
って閉位置に付勢されている。カートリッジの開口1
2,22以外の一つの隅部には、図1に示すように、誤
消去防止部材110が配備され、さらに別の隅部には、
図3に示すように、メモリ素子100が配備される。
【0021】図2はテープカートリッジの斜視図であ
る。同図において、スライドドア6は閉じた状態であ
る。また、開口12,22を構成する上下ケース1,2
の角部13,23は壁が分断されている。具体的には、
上ケース1では、角部13において接する一対の側壁の
内の一つの側壁1aに開口12が形成されており、この
開口12は、第2の側壁としての他の側壁1b(図7参
照)に達するように形成されている。したがって、角部
13側において、側壁1aと側壁1bとが分断されてい
る。また、下ケース2では、角部23において接する一
対の側壁の内の一つの側壁2aに開口22が形成されて
おり、この開口22は、第1の側壁としての他の側壁2
b(図3参照)に達するように形成されている。したが
って、角部23側において、側壁2aと側壁2bとが分
断されている。
【0022】図3は、メモリ素子100を組み込んだ状
態の下ケース2の平面図である。また、図4は、図3に
おけるメモリ素子100の部分のA−A線断面図であ
る。また、図5は、図3において円で囲んだ部分の拡大
平面図である。さらに、図6は、図5におけるB−B線
断面図である。メモリ素子100は、図3,4に示すよ
うに、開口22のある角部の隣の隅部に下ケース2の底
壁(主壁ともいう)Xに対して45度傾けた状態でセッ
トされる。下ケース2の4隅部には、ねじ止め用のボス
27が形成されている。開口22のある隅部のボス27
は、図3に示すように、開口22を避けた位置に設けら
れる。また、図5に示すように、下ケース2の主壁Xに
おける開口22の内方には、ピン部材8を収容するU字
形の収納部(格納部ともいう)25が形成され、そのす
ぐ前面には、スライドドア6のためのガイド溝26が形
成されている。
【0023】開口22のある角部23を構成する一対の
側壁2a,2bの内の開口22の構成されていない側壁
(図3中の右側壁)2bの上端面には、図3,5に示す
ように、断面が三角形の溶着リブ24が設けられてい
る。これは角部23にはボス27が設けられていないた
めにこれを補強するためである。具体的には、この溶着
リブ24は、上下ケース1,2を合体させた(組み合わ
せた)後、超音波溶着工程において溶融することによっ
て上ケース1と一体に融合する。これにより、上ケース
1の側壁1bと下ケース2の側壁2bとが、それぞれ角
部13,23側において溶着されるため、ボス27が設
けられていない上下ケース1,2の角部13,23が補
強される。
【0024】図7は上ケース1の平面図である。ボス1
7、リーダー部材収納部15は、上ケース1の主壁W
に、下ケース2に対応して設けられている。また、上ケ
ース1のメモリ素子が収納される隅部における主壁Wに
は、リブ18が形成されている。このリブ18は、上ケ
ース1を下ケース2に被せたときにメモリ素子100を
上方から押さえ込む。さらに、図3からも明らかなよう
に、上下ケース1,2は、開口12,22の一方の端部
側においてボス17とボス27とがねじ止めされ、開口
12,22の他方の端部側(角部13,23側)におい
て各側壁1b,2b同士が溶着リブ24で溶着されるた
め、側壁1a,2aが分断されているにも拘わらず強度
を確保することができる。
【0025】また、溶着リブ24はメモリ素子100か
ら離れた位置のみに設けられるので、この部分を溶融す
るための超音波振動がメモリ素子100に影響を及ぼす
ことがない。なお、本実施の形態では、下ケース2に溶
着リブ24を設けた例について説明したが、上ケース1
に溶着リブ24を形成し下ケース2は平面状に形成して
も良いし、上下ケース1,2に溶着リブ24を分割して
設けても良い。
【0026】(第2の実施の形態)図8は、第2の実施
の形態に係るテープカートリッジにおける下ケース2の
平面図であり、図9は、図8において円で囲んだ部分の
拡大平面図であり、図10は、図9におけるC−C線断
面図である。また、図11は、同実施の形態に係るテー
プカートリッジにおける上ケース1の内面側から見た平
面図であり、図12は、図11において円で囲んだ部分
の拡大平面図であり、図13は、図12を左側から見た
図である。
【0027】本発明の実施の形態に係るテープカートリ
ッジは、上下ケース1,2の固定部以外は上述の第1の
実施の形態とすべて同じに構成されている。したがっ
て、同一の構成については同一の符号を付し、重複する
説明を省略する。この実施の形態に係るテープカートリ
ッジでは、上下ケース1,2の各側壁1b,2bにおけ
る開口12,22の端部同士は、溶着固定ではなく、下
ケース2に設けた鈎状のフック28と、上ケース1に形
成したフック28に係合させるための孔19とを組み合
わせて固定される。このテープカートリッジによれば、
上ケース1を被せるだけで開口12,22のある隅部が
固定されるため、溶着する工程を省くことができる結
果、テープカートリッジの製造コストを低減することが
できる。
【0028】また、この実施の形態では、孔19を貫通
孔として形成した例について説明したが、貫通孔としな
くともフック28が掛かる深さであれば凹部に形成して
も良いし、フック28と孔19の関係を上下ケースで
逆、すなわちフック28を上ケース1に設け、かつ孔1
9を下ケース2に設けることもできる。
【0029】このように、上述した各実施の形態の構成
を採用することにより、これらのテープカートリッジに
よれば、テープ引き出し用の開口12,22の隅部にお
いて上下ケース1,2を固定できるため、この隅部の強
度を向上させることができる結果、テープカートリッジ
の信頼性を十分に向上させることができる。
【0030】(第3の実施の形態)最初に、テープカー
トリッジ201の構成について、図14〜図25を参照
して説明する。
【0031】テープカートリッジ201は、例えば電子
計算機の主記録媒体に記録された記録データのバックア
ップメディアとして使用される1リールタイプのカート
リッジ式記録媒体であって、図14に示すように、ケー
ス本体(カートリッジ本体)202、テープリール20
3、ロック部材204、スプリング205、ブレーキ解
除板206およびピン部材207を備えている。なお、
テープリール203には、磁気テープが巻回されている
が、本発明の実施の形態では、各部の構成についての理
解を容易とするために、その図示を省略する。また、図
1に示したテープカートリッジと同様にして、磁気テー
プの先端は、ピン部材207に巻き付けられて留め具2
07aで固定されている。
【0032】ケース本体202は、図14に示すよう
に、それぞれ浅皿状に形成されて互いに組み合わせ可能
な一対の上ケース(他方のカートリッジハーフ)211
および下ケース(一方のカートリッジハーフ)212
と、シャッタ部材213と、バネ214と、係止片21
5とを備えて構成されている。また、ケース本体202
は、上ケース211および下ケース212が組み合わさ
れて、セルフタッピングねじ209によってねじ止めさ
れることによって箱状に構成される(図15参照)。ま
た、図15に示すように、ケース本体202における4
つの周壁の内の側周壁(一の周壁)202aの右側のコ
ーナー部(角部)には、側周壁202aに隣り合う前周
壁(他の周壁)202bまで達するようにテープ引出し
口202cが形成されている。この場合、テープ引出し
口202cは、シャッタ部材213によって開閉され
る。
【0033】上ケース211は、図16に示すように、
その壁面の内のケース本体202における側周壁202
aの一部を構成する側壁211aの右コーナー部側がテ
ープ引出し口202cを形成するために長方形に切り欠
かれて構成されている。また、上ケース211は、その
主壁Wの内面に、セルフタッピングねじ209をねじ込
むための4つのねじボス211c,211c,211
c,211cが立設されている。この4つのねじボス2
11c,211c,211c,211cの内の3つは上
ケース211の隅部に配置され、残りの一つは、テープ
引出し口202cを遮らないように、テープ引出し口2
02cが形成された隅部から、その切欠き長分だけ側壁
211aの左端側の位置に配置されている。また、ケー
ス本体202の前周壁202bの一部を構成する上ケー
ス211の側壁(第2の側壁)211bにおけるテープ
引出し口202cの近傍の内面部位には、係合凹部22
0が形成されている。さらに、上ケース211の主壁W
におけるテープ引出し口202cを臨む位置の内面に
は、ピン部材207を格納する凹状の格納部221が側
壁211bに近接して形成されている。また、側壁21
1aの内面側には、ガイド溝222が形成されている。
加えて、上ケース211の各側壁の端面は、図20に示
すように、その内面側が突出する段差状に形成されてい
る。
【0034】下ケース212は、図17に示すように、
ケース本体202における側周壁202aの一部を構成
する側壁212aの右コーナー部側がテープ引出し口2
02cを形成するために長方形に切り欠かれて構成され
ている。また、下ケース212は、その主壁Xの内面
に、セルフタッピングねじ209を挿入するための4つ
のねじ孔212c,212c,212c,212cがね
じボス211c,211c,211c,211cに対向
する位置にそれぞれ配置されている。また、図18に示
すように、ケース本体202の前周壁202bの一部を
構成する下ケース212の側壁(第1の側壁)212b
におけるテープ引出し口202cの近傍の内面部位に
は、一端(下端)が下ケース212に固定され、かつ他
端(上端)が上ケース211に向けて延出する係止片2
15が配置されている。具体的には、下ケース212の
主壁Xの内面における上ケース211の係合凹部220
に対向する部位に、図17に示すように、係止片215
の一端を固定するための固定部230が形成されてい
る。この固定部230は、一例として主壁Xの内面に形
成され、係止片215の一端を収納可能な凹部230a
の底面にボス230bを突設して構成されている。
【0035】一方、係止片215は、図19に示すよう
に、弾性を有する薄厚金属板材の一端側を直角に折り曲
げてL字状に形成されている。また、係止片215の折
り曲げた一端側には、固定孔215aが形成され、他端
側にはフック部215bが形成されている。この係止片
215は、図20に示すように、フック部215bの突
出する側の面が下ケース212の側壁212bに接触さ
せられると共にその一端が下ケース212の凹部230
a内に嵌め入れられ、かつ固定孔215aに挿通したボ
ス230bを溶融して潰すことによって下ケース212
に固定されている。また、テープ引出し口202cに面
する下ケース212の内面には、図17に示すように、
ピン部材207を格納する凹状の格納部231が側壁2
12bに近接して形成されている。さらに、下ケース2
12における側壁212aの内面側には、ガイド溝23
2が形成されている。また、下ケース212の各側壁の
端面は、図20に示すように、外面側が突出する段差状
に形成されている。
【0036】テープリール203は、図14に示すよう
に、ハブ216、一対のフランジ(上フランジ217と
下フランジ218)および金属板219を備えている。
ハブ216は、周囲に磁気テープを巻回可能な有底円筒
状に形成され、下フランジ218と一体成形されてい
る。また、上フランジ217はハブ216の上面に超音
波融着によって固定され、金属板219はハブ216の
外底面に固定される。
【0037】次に、テープカートリッジ201の組み立
て手順について図14を用いて説明する。まず、係止片
215を下ケース212に固定し、その下ケース212
の主壁Xの内面にテープリール203を載置する。この
場合、テープリール203には、磁気テープは装着され
ていない。続いて、テープリール203のハブ216の
内底面に、ブレーキ解除板206、ロック部材204お
よびスプリング205を順次載置する。次いで、下ケー
ス212のガイド溝232にバネ214とシャッタ部材
213とを嵌め込む。次に、下ケース212に上ケース
211を被せ、上ケース211と下ケース212とを組
み合わせる(嵌め合わせる)。この際に、ガイド溝23
2から突出しているシャッタ部材213の上側が上ケー
ス211のガイド溝222に進入し、さらに、係止片2
15のフック部215bが、図20に示すように、上ケ
ース211の係合凹部220に進入して係合する。ま
た、上ケース211と下ケース212の段差状に形成さ
れた各側壁211b,212bの端面同士が、同図に示
すように、隙間のない状態で凹凸嵌合する。次いで、図
14に示すように、セルフタッピングねじ209を下ケ
ース212の各ねじ孔212c,212c,212c,
212cに挿入して上ケース211のねじボス211
c,211c,211c,211cにねじ込み、上ケー
ス211と下ケース212とをねじ止めする。続いて、
ケース本体202を巻き取り機に装着してテープリール
203に磁気テープを巻回する。次いで、磁気テープの
先端にピン部材207を固定した後、更に巻回し、ピン
部材207を格納部221,231に嵌め込んでテープ
カートリッジ201が完成する。
【0038】組み立てられた状態では、シャッタ部材2
13は、ガイド溝232とガイド溝222との間でケー
ス本体202から抜脱不能、かつテープ引出し口202
cを閉塞する位置(閉塞位置)と開口する位置(開口位
置)との間で側周壁202aに沿ってスライド自在に保
持される。また、バネ214も同様に、ガイド溝232
とガイド溝222との間でケース本体202から抜脱不
能に保持され、シャッタ部材213を閉塞位置方向に常
時付勢する。また、ピン部材207は、上ケース211
の格納部221と下ケース212の格納部231との間
で挟持される。さらに、上ケース211の側壁211b
と下ケース212の側壁212bとは、図20に示すよ
うに、テープ引出し口202c側の端部において係止片
215によって連結され、離反する方向への移動が規制
される。また、上ケース211の側壁211bおよび下
ケース212の側壁212bは、段差状に形成された双
方の端面同士が凹凸嵌合することにより、側壁212b
に対する側壁211bの外面側への移動や変形が規制さ
れると共に、側壁211bに対する側壁212bの内面
側への移動や変形が規制され、その結果、係止片215
のフック部215bと係合凹部220との相互の離反が
規制されている。したがって、側壁211bは、その端
面が側壁212bの端面に対向する方向に沿って離反す
る移動(上方への移動)と、その外面側および内面側へ
の移動(側壁212bに対して外側および内側への移
動)とが規制された状態で側壁212bに連結される。
【0039】一方、何らかの原因でケース本体202が
変形や破損した場合、磁気テープが巻回されたテープリ
ール203のみをケース本体202から取り出して別の
新たなケース本体202に収納させて使用することがあ
る。このような場合には、テープカートリッジ201を
分解する必要がある。その際には、まず、セルフタッピ
ングねじ209を取り外し、前周壁202bに対向する
周壁側において、前周壁202b側を支点として上下ケ
ース211,212を回転させつつ相互に離反させる。
この場合、図20に示すように、上ケース211が矢印
A1の向きで回転する。この際に、側壁211bの端面
における内面側が突出しているため、突出部位Yが、て
この原理で係止片215をケース本体202の内側に弾
性変形させる。したがって、係止片215が固定部23
0を中心にして矢印A2で示す向きで弾性変形し、フッ
ク部215bも矢印A2の向きで移動するため、フック
部215bと係合凹部220との係止関係が解除され
る。したがって、テープカートリッジ201を容易に分
解することができる。
【0040】このように、このテープカートリッジ20
1によれば、上ケース211の側壁211bの端面と下
ケース212の側壁212bの端面とを凹凸嵌合させる
ことにより、係止片215のフック部215bと係合凹
部220との相互離反を規制できるため、テープ引出し
口202cを形成することによって他の隅部に比べて剛
性が一般的に低下する側周壁202aと前周壁202b
とで構成されるケース本体202の隅部を確実に補強す
ることができる。したがって、落下等によって衝撃が加
わった際にも、テープ引出し口202cの形成部位にお
いて上ケース211と下ケース212との相互離反を回
避することができるため、ピン部材207の格納部22
1,231からの離脱を確実に防止することもできる。
この結果、磁気テープの確実なる引き出しを保証し得る
高信頼性のテープカートリッジ201を提供することが
できる。また、係止片215を薄厚金属板材で形成した
ことにより、テープカートリッジ201におけるテープ
引出し口202c部位の空間を拡げることができるた
め、テープ引出し口202cからの磁気テープの引出し
をスムーズに行わせることができる。
【0041】(第4の実施の形態)なお、本発明は、上
記した発明の実施の形態に限らず、適宜変更が可能であ
る。例えば、第3の実施の形態では、係止片215の他
端に凸状のフック部215bを形成すると共に、係止片
215に係合する係合凹部220を上ケース211の側
壁211bに設けることによって、上ケース211の側
壁211bと下ケース212の側壁212bとの相互離
反を防止する構成のテープカートリッジ201を例に挙
げて説明したが、図21に示す係止片242を採用する
こともできる。この係止片242は、係止片215と同
様にして薄厚金属板材の一端を折り曲げて、その一端に
固定孔215aを形成すると共に、他端に係止孔242
bを形成して構成されている。一方、この係止片242
を備えた本発明の第4の実施の形態に係るテープカート
リッジ241は、図22に示すように、その上ケース2
43の側壁211bの内面に係止突起244を形成して
係止孔242bに係止可能に構成されている。このテー
プカートリッジ241であっても、上ケース243の側
壁211bと下ケース212の側壁212bとの相互離
反を防止することができるため、テープカートリッジ2
01と同様の効果を得ることができる。さらに、テープ
カートリッジ201(テープカートリッジ241も同
様)において、上ケース211の側壁211bと下ケー
ス212の側壁212bのいずれか一方の端面に凸部を
形成し、いずれか他方の端面に凸部を形成して、両ケー
ス211,212を凹凸嵌合させることもできる。
【0042】(第5の実施の形態)また、第3の実施の
形態では、下ケース212とは別体であって金属板材で
形成した係止片215を備えたテープカートリッジ20
1を例に挙げて説明したが、図23に示すように、下ケ
ース252と、フック部253bが上端に形成されると
共に下ケース252における側壁212bの内面から上
方に延出する係止片253とを樹脂成形によって一体的
に形成した構成を採用することもできる。この構成が採
用された本発明の第5の実施の形態に係るテープカート
リッジ251では、下ケース252を製造する金型の構
造上、図24に示すように、側壁212bの端面におい
て係止片253が延出形成されている部位(延出部位、
係止片253の横幅に相当する部位)と、この延出部位
に当接する上ケース211における側壁211bの端面
とが平坦面に形成されている。一方、図25に示すよう
に、側壁211b,212bの各端面の内の上記延出部
位以外の各端面は、テープカートリッジ201と同様に
して段差状に構成され、側壁212b(または側壁21
1b)に対する側壁211b(または側壁212b)の
移動や変形が規制されている。この構成によれば、部品
点数を削減できると共に係止片253と下ケース252
との組み付け工程を省くことができる結果、製品コスト
を低減することができる。
【0043】(第6の実施の形態)また、第1の実施の
形態で説明した上ケース1の側壁1bおよび下ケース2
の側壁2b同士を溶着リブ24で溶着することによって
固定する構成と、第5の実施の形態で説明した上ケース
211の側壁211bおよび下ケース252の側壁21
2bの端面同士を互いに凹凸嵌合させると共に係止片2
53を側壁211bの内面に沿って延出させることによ
って各側壁211b,212bの相互離反を回避する構
成とを組み合わせて構成することもできる。
【0044】この構成を採用した本発明の第6の実施の
形態に係るテープカートリッジ261では、上ケース2
71の各側壁の端面は、図26,27に示すように、そ
の内面側が突出する段差状に形成されている。この場
合、ケース本体の前周壁の一部を構成する上ケース27
1の側壁271bにおけるテープ引出し口202cの近
傍の領域Jに形成された突出部位Yは、その突出長L1
(図28参照)が他の領域Kに形成された突出部位Yの
突出長L2(図29参照)よりも長くなるように設定さ
れている。また、この領域Jの突出部位Yにおける先端
部位(L1−L2の差分)が溶着リブとして機能する。
また、この領域Jの突出部位Yは、図30に示すよう
に、その幅Uが基部部分Zにおいて側壁271bの外面
側に向けて次第に拡がるように設定され、この領域Jの
突出部位Yにおける基部部分Zは後述する角部に当接し
て溶着部として機能する。また、各領域J,Kにおける
突出部位Yの先端における角部は、面取りされることに
より、その断面形状がほぼU字状に形成されている。こ
のため、上ケース271の側壁271bと下ケース27
2の側壁272bとの嵌合が容易となる。
【0045】一方、下ケース272の各側壁の端面は、
図31〜33に示すように、側壁に沿って凹んだ凹状部
位V1が内面側に形成されて段差状に構成されている。
この場合、図33に示すように、この凹状部位V1の深
さL3は、例えば、各側壁全体に亘って同一(上ケース
271における領域K内の突出部位Yの突出長L2と同
一)の深さに設定されている。ただし、凹状部位V1の
全体に亘って同一である必要はなく、上ケース271と
の組立で突出部位Yに対応する深さに設定されていれば
よい。つまり、凹状部位V1の任意の部位における深さ
L3と、対応する突出部位Yの突出長L2とが、凹凸嵌
合による組立が可能に設定されていればよい。また、凹
状部位V1に対して相対的に突出した構成となる各側壁
の端面における残りの部位V2は、その角部(上記した
角部)がほぼ直角に形成されている。さらに、ケース本
体の前周壁の一部を構成する下ケース272の側壁27
2bにおけるテープ引出し口202cの近傍には、平板
状の係止片273が樹脂成形によって側壁272bと一
体的に形成されている。この場合、係止片273は、側
壁272bの内面側から上方に向けて(側壁271bに
向けて)立設され、かつその上端部は、側壁271bの
内壁面側を臨むように位置している。
【0046】次に、このテープカートリッジ261の組
み立て手順のうち、特に上ケース271および下ケース
272の連結手順について説明する。まず、下ケース2
72に上ケース271を被せ、上ケース271と下ケー
ス272とを組み合わせる(嵌め合わせる)。この際
に、上ケース271の各側壁の端面に形成された突出部
位Yが、下ケース272の各側壁の端面に形成された凹
状部位V1に進入し、上ケース271および下ケース2
72における段差状に形成された各側壁271b,27
2bの端面同士が凹凸嵌合する。この場合、側壁271
bにおける領域Jに形成された突出長L1の突出部位Y
が側壁272bの凹状部位V1(深さL3)における底
面と当接するが、(L1−L2)の差分(L1−L3と
も等しい)だけ隙間が生じ、上ケース271が持ち上げ
られた状態となる。すなわち、上ケース271と下ケー
ス272の各側壁の端面同士は、テープ引出し口202
cの近傍において完全密着していない状態となる。
【0047】次いで、超音波を各側壁271b,272
bにおけるテープ引出し口202cの近傍にのみ印加す
る。これにより、側壁271bの領域J内の突出部位Y
の先端が、この先端に当接する側壁272bにおける凹
状部位V1の底面と一体的に融合する。同時に、側壁2
71bの領域J内の突出部位Yにおける基部部分Zが、
この基部部分Zに当接する側壁272bの部位V2にお
ける内面側の角部と一体的に融合する。この場合、係止
片273は、側壁271bが係止片273側(テープカ
ートリッジ261内部側)に移動するのを規制すると共
に、超音波の印加によって溶けた樹脂のはみ出し部分や
振動によって生じた削れ粉がテープカートリッジ261
内部に進入して磁気テープ表面に傷が付いたり削れ粉が
付着したりするのを阻止する。以上のように、上ケース
271および下ケース272の段差状に形成された各側
壁271b,272bの端面の一部同士が溶着すること
により、図34に示すように、各側壁271b,272
bが隙間のない状態で凹凸嵌合する。なお、基部部分Z
と側壁272bの部位V2における内面側の角部との溶
着は必ずしも必要とされない。基部部分Zを側壁271
の端面に対して直角に形成して突出部位Yの先端および
凹状部位V1の底面のみを溶着する構成であっても、各
側壁271b,272bを隙間のない状態で確実に凹凸
嵌合させることができる。
【0048】組み立てられた状態では、上ケース271
の側壁271bおよび下ケース272の側壁272b
は、図34に示すように、突出部位Yと凹状部位V1と
が溶着固定されることにより、相互に離反する方向に沿
った移動が規制される。また、両側壁271b,272
bは、側壁271bの突出部位Yが係止片273と側壁
272bの部位V2とで挟持された状態で凹凸嵌合する
ことにより、側壁272bに対する側壁271bの外面
側および内面側への移動や変形が規制されると共に、側
壁271bに対する側壁272bの外面側および内面側
への移動や変形が規制される。
【0049】
【発明の効果】以上のように、本発明に係るテープカー
トリッジによれば、その端面が第1の側壁の端面に対向
する方向に沿って離反する移動と、その外面側および内
面側への移動とが規制された状態で第2の側壁を第1の
側壁に連結したことにより、両カートリッジハーフの係
合関係を強固に維持することができる。したがって、衝
撃等の外力が加わった場合であっても、両カートリッジ
ハーフの相互離反を回避できるため、例えば、テープ引
出し口に面して両カートリッジハーフ間で挟持されたピ
ン部材の離脱を確実に防止することができる結果、磁気
テープの確実なる引き出しを保証でき、これにより、テ
ープカートリッジの信頼性を十分に高めることができ
る。
【0050】また、第2の側壁の外面側への移動が第1
の側壁によって規制され、かつ係止片によって両カート
リッジハーフを互いに連結したことにより、両カートリ
ッジハーフの係合関係を強固に維持しつつ、必要に応じ
て一対のカートリッジハーフを開けてテープリールを取
り外すことができる。
【0051】さらに、一方のカートリッジハーフにおけ
る第1の側壁の端面の外面側を突出させた段差状に形成
し、かつ他方のカートリッジハーフにおける第2の側壁
の端面の内面側を突出させて段差状に形成したことによ
り、第2の側壁の外面側への移動を第1の側壁によって
規制できると共に第1の側壁の内面側への移動を第2の
側壁によって確実に規制することができる。また、テー
プカートリッジを分解する際に、他の周壁を支点とし
て、他の周壁に対向するカートリッジ本体におけるさら
に他の周壁側において一対のカートリッジハーフを離反
させることで、係止片と他方のカートリッジハーフの第
2の側壁との係合を自動的に解除させることができるた
め、テープカートリッジを容易に分解することができ
る。
【0052】さらに、金属板材で係止片を形成したこと
により、剛性を確保しつつ係止片を薄厚に形成すること
ができる。したがって、カートリッジ本体における磁気
テープの引出し部位の空間を拡げることができるため、
テープ引出し口からの磁気テープの引出しをスムーズに
行わせることができる。
【0053】さらに、係止片を樹脂成形によって一方の
カートリッジハーフと一体成形したことにより、部品点
数を削減できると共に組み付け工程を省くことができる
結果、製品コストを低減することができる。
【0054】また、第1の側壁および第2の側壁の端面
の少なくとも一部同士を溶着固定して互いに連結したこ
とにより、上下カートリッジハーフの構造を簡略化する
ことができる。したがって、これらを製造する際に使用
する金型の構造も簡単にすることができる結果、製品コ
ストを低減することができる。また、カートリッジ本体
における磁気テープの引出し部位の空間を最大限に拡げ
ることができるため、テープ引出し口からの磁気テープ
の引出しをスムーズに行わせることができる。
【0055】さらに、他の周壁におけるテープ引出し口
近傍の内面側に位置し第2の側壁の内壁面に沿って第1
の側壁に立設された係止片を備え、第1の側壁の端面
を、その外面側が突出する段差状に形成し、第2の側壁
の端面を、その内面側が突出する段差状に形成し、テー
プ引出し口近傍の端面の少なくとも一部同士を溶着固定
して第1の側壁および第2の側壁を互いに連結すること
により、超音波の印加によって溶けた樹脂のはみ出し部
分や振動によって生じた削れ粉のテープカートリッジ内
部への進入を防止することができる。したがって、テー
プ表面に傷が付いたり削れ粉が付着したりするのを十分
に回避することができる。また、簡易な構成でありなが
ら、段差状に形成された第1および第2の側壁の端面の
少なくとも一部同士を溶着することにより、両側壁が隙
間のない状態で凹凸嵌合する結果、両側壁の相互に離反
する方向に沿った移動を確実に規制することができ、か
つ第1の側壁に対する第2の側壁の外面側および内面側
への移動や変形を規制できると共に第2の側壁に対する
第1の側壁の外面側および内面側への移動や変形を規制
することができる。
【0056】また、本発明に係るテープカートリッジに
よれば、テープリール領域外でねじ止めし、かつテープ
引出し口のあるコーナー部をねじ止め以外の方法で固定
して一対のカートリッジハーフを構成したことにより、
テープの引き出し、引き込みの邪魔にならないようにし
つつ、一対のカートリッジハーフを強固に固定すること
ができ、テープカートリッジの信頼性を十分に高めるこ
とができる。
【0057】さらに、テープ引出し口のあるコーナー部
を溶着固定したことにより、上下ケースを強固に固定し
つつテープの引出し部位の空間を最大限に拡げることが
できるため、テープカートリッジの信頼性を十分に高め
つつ、テープの引出しをスムーズに行わせることができ
る。
【0058】また、テープ引出し口のあるコーナー部
を、一方のカートリッジハーフに形成された鈎型のフッ
クと、他方のカートリッジハーフに形成された凹部とに
よって固定したことにより、上下ケースを強固に固定し
つつ、必要に応じて一対のカートリッジハーフを開けて
テープリールを取り外すこともできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係るテープカート
リッジの分解斜視図である。
【図2】同実施の形態のテープカートリッジの斜視図で
ある。
【図3】同実施の形態のテープカートリッジにおける下
ケース2の平面図(メモリ素子100を組み込んだ状
態)である。
【図4】図3におけるメモリ素子100の部分のA−A
線断面図である。
【図5】図3において円で囲んだ部分の拡大平面図であ
る。
【図6】図5におけるB−B線断面図である。
【図7】同実施の形態のテープカートリッジにおける上
ケース1の内面側から見た平面図である。
【図8】本発明の第2の実施の形態に係るテープカート
リッジにおける下ケース2の平面図である。
【図9】図8において円で囲んだ部分の拡大平面図であ
る。
【図10】図9におけるC−C線断面図である。
【図11】同実施の形態のテープカートリッジにおける
上ケース1の内面側から見た平面図である。
【図12】図11において円で囲んだ部分の拡大平面図
である。
【図13】図12における部分の左側面図である。
【図14】本発明の第3の実施の形態に係るテープカー
トリッジ201の分解斜視図である。
【図15】テープカートリッジ201の斜視図である。
【図16】上ケース211を主壁Wの内面側から見た斜
視図である。
【図17】下ケース212を主壁Xの内面側から見た斜
視図である。
【図18】下ケース212における係止片215の取付
け部位の拡大斜視図である。
【図19】係止片215の斜視図である。
【図20】係止片215による側壁211b,212b
との連結構造を説明するための要部断面図である。
【図21】本発明の第4の実施の形態に係るテープカー
トリッジ241における係止片242の斜視図である。
【図22】本発明の第4の実施の形態に係るテープカー
トリッジ241の係止片242による側壁211b,2
12bの連結構造を説明するための要部断面図である。
【図23】本発明の第5の実施の形態に係るテープカー
トリッジ251の下ケース252における係止片253
の形成部位の拡大斜視図である。
【図24】図23におけるD−D線断面図である。
【図25】図23におけるE−E線断面図である。
【図26】本発明の第6の実施の形態に係るテープカー
トリッジ261の上ケース271におけるテープ引出し
口202c近傍の要部平面図である。
【図27】図26において側壁271b側から見た上ケ
ース271の側面図である。
【図28】図26におけるF−F線断面図である。
【図29】図26におけるG−G線断面図である。
【図30】図28における突出部位Yの拡大図である。
【図31】本発明の第6の実施の形態に係るテープカー
トリッジ261の下ケース272におけるテープ引出し
口202c近傍の要部平面図である。
【図32】図31において側壁272b側から見た下ケ
ース272の側面図である。
【図33】図31におけるH−H線断面図である。
【図34】側壁271bと側壁272bとが凹凸嵌合し
た状態を示す要部断面図である。
【図35】従来技術によるテープカートリッジにおける
下ケースの平面図である。
【符号の説明】
1,211,243,271 上ケース 2,212,252,272 下ケース 3,203 テープリール 4 ブレーキスプリング 5 リールブレーキ 6 スライドドア 8 リーダー部材 12,21,22 開口 13,23 角部 14 位置規制部 15 収納部 17,27 ボス 19 孔 24 溶着リブ 25 収納部 26 ガイド溝 28 フック 100 メモリ素子 201,241,251,261 テープカートリッジ 202 ケース本体 202a 側周壁 202b 前周壁 202c テープ引出し口 211a,212a,211b,212b,253b,
271b,272b側壁 215,242,253 係止片 216 上フランジ 217 下フランジ 220 係合凹部 T テープ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 桃井 昭夫 東京都中央区日本橋一丁目13番1号 ティ ーディーケイ株式会社内 (72)発明者 岡村 昌寿 東京都中央区日本橋一丁目13番1号 ティ ーディーケイ株式会社内 (72)発明者 佐藤 孝輝 東京都中央区日本橋一丁目13番1号 ティ ーディーケイ株式会社内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一対のカートリッジハーフが組み合わさ
    れて箱状に構成されると共に当該一対のカートリッジハ
    ーフの各側壁で周壁が形成されるカートリッジ本体と、
    テープが巻回された状態で前記カートリッジ本体の内部
    に収納されるテープリールとを備え、前記カートリッジ
    本体における一の前記周壁のコーナー部にテープ引出し
    口が形成されると共に、当該コーナー部に隣接する他の
    前記周壁をそれぞれ形成する一方の前記カートリッジハ
    ーフにおける第1の側壁および他方の前記カートリッジ
    ハーフにおける第2の側壁の端面同士が互いに当接し合
    うように構成されているテープカートリッジであって、 前記第2の側壁は、その端面が前記第1の側壁の端面に
    対向する方向に沿って離反する移動と、その外面側およ
    び内面側への移動とが規制された状態で当該第1の側壁
    に連結されていることを特徴とするテープカートリッ
    ジ。
  2. 【請求項2】 前記他の周壁における前記テープ引出し
    口近傍の内面側に配設されると共に、その一端が前記一
    方のカートリッジハーフに固定され、かつその他端が前
    記他方のカートリッジハーフに向けて延出して前記第2
    の側壁に係合する係止片を備え、 前記第2の側壁は、その外面側への移動が前記第1の側
    壁によって規制されていることを特徴とする請求項1記
    載のテープカートリッジ。
  3. 【請求項3】 前記第1の側壁の前記端面は、その外面
    側が突出する段差状に形成され、 前記第2の側壁の前記端面は、その内面側が突出する段
    差状に形成されていることを特徴とする請求項2記載の
    テープカートリッジ。
  4. 【請求項4】 前記係止片は、金属板材で形成されてい
    ることを特徴とする請求項2または3記載のテープカー
    トリッジ。
  5. 【請求項5】 前記係止片は、樹脂成形によって前記一
    方のカートリッジハーフと一体的に形成されていること
    を特徴とする請求項2または3記載のテープカートリッ
    ジ。
  6. 【請求項6】 前記第1の側壁および前記第2の側壁
    は、前記テープ引出し口近傍の前記端面の少なくとも一
    部同士が溶着固定されて互いに連結されていることを特
    徴とする請求項1から3のいずれかに記載のテープカー
    トリッジ。
  7. 【請求項7】 前記他の周壁における前記テープ引出し
    口近傍の内面側に位置し前記第2の側壁の内壁面に沿っ
    て前記第1の側壁に立設された係止片を備え、 前記第1の側壁の前記端面は、その外面側が突出する段
    差状に形成され、 前記第2の側壁の前記端面は、その内面側が突出する段
    差状に形成され前記第1の側壁および前記第2の側壁
    は、前記テープ引出し口近傍の前記端面の少なくとも一
    部同士が溶着固定されて互いに連結されていることを特
    徴とする請求項1記載のテープカートリッジ。
  8. 【請求項8】 一対の角形のカートリッジハーフからな
    るカートリッジ本体内にテープが巻回されたテープリー
    ルが回動可能に収容されており、当該カートリッジ本体
    内のテープリール領域外のコーナー部にメモリ素子が備
    えられ、当該メモリ素子が備えられたコーナー部以外の
    1つのコーナー部にテープをカートリッジ本体外に引き
    出すためのテープ引出し口が形成されているテープカー
    トリッジであって、前記一対のカートリッジハーフは、
    前記テープリール領域外でねじ止めされると共に、前記
    テープ引出し口のあるコーナー部がねじ止め以外の方法
    で固定されることを特徴とするテープカートリッジ。
  9. 【請求項9】 前記テープ引出し口のある前記コーナー
    部は、溶着固定されていることを特徴とする請求項8記
    載のテープカートリッジ。
  10. 【請求項10】 前記テープ引出し口のある前記コーナ
    ー部は、一方の前記カートリッジハーフに形成された鈎
    型のフックと、当該フックに対応して他方の前記カート
    リッジハーフに形成された凹部とによって固定されてい
    ることを特徴とする請求項8記載のテープカートリッ
    ジ。
JP2001142500A 2000-05-19 2001-05-14 テープカートリッジ Pending JP2002042441A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001142500A JP2002042441A (ja) 2000-05-19 2001-05-14 テープカートリッジ
US09/855,657 US20020047063A1 (en) 2000-05-19 2001-05-16 Tape cartridge

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000147957 2000-05-19
JP2000-147957 2000-05-19
JP2001142500A JP2002042441A (ja) 2000-05-19 2001-05-14 テープカートリッジ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002042441A true JP2002042441A (ja) 2002-02-08

Family

ID=26592222

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001142500A Pending JP2002042441A (ja) 2000-05-19 2001-05-14 テープカートリッジ

Country Status (2)

Country Link
US (1) US20020047063A1 (ja)
JP (1) JP2002042441A (ja)

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9011028B2 (en) 2009-03-31 2015-04-21 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Tape cassette
US9132682B2 (en) 2009-03-31 2015-09-15 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Tape unit and tape cassette
US9174476B2 (en) 2010-02-26 2015-11-03 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Ribbon guide in a tape cassette
US9352600B2 (en) 2009-12-16 2016-05-31 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Tape cassette
US9409425B2 (en) 2009-03-31 2016-08-09 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Tape cassette
US9427988B2 (en) 2009-03-31 2016-08-30 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Tape cassette
US9493016B2 (en) 2008-12-25 2016-11-15 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Tape cassette
US9498997B2 (en) 2008-12-25 2016-11-22 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Tape cassette
US9566808B2 (en) 2009-03-31 2017-02-14 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Tape cassette
US9573401B2 (en) 2009-06-30 2017-02-21 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Tape cassette
US9656495B2 (en) 2009-12-28 2017-05-23 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Tape cassette

Families Citing this family (19)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3739579B2 (ja) * 1998-11-20 2006-01-25 富士写真フイルム株式会社 磁気テープカートリッジ
JP2004253014A (ja) * 2003-02-18 2004-09-09 Tdk Corp ディスクカートリッジ
JP2005085362A (ja) * 2003-09-09 2005-03-31 Tdk Corp ディスクカートリッジ
US7290734B2 (en) * 2003-12-22 2007-11-06 Tdk Corporation Tape reel and information recording medium
US7258295B2 (en) * 2005-01-26 2007-08-21 Tdk Corporation Cartridge case and information recording medium
US20060214042A1 (en) * 2005-03-28 2006-09-28 Tdk Corporation Tape reel, cartridge case, information recording medium, and molding mold
US7334751B2 (en) * 2006-02-27 2008-02-26 Tdk Corporation Tape reel, cartridge case, and information recording medium
JP4864928B2 (ja) * 2008-03-31 2012-02-01 富士フイルム株式会社 記録テープカートリッジ
JP4875017B2 (ja) * 2008-03-31 2012-02-15 富士フイルム株式会社 記録テープカートリッジ
JP4947085B2 (ja) * 2009-03-31 2012-06-06 ブラザー工業株式会社 テープカセット
WO2010113236A1 (en) * 2009-03-31 2010-10-07 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Tape cassette and tape printer
EP2261040B1 (en) * 2009-06-10 2012-02-08 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Printer
US20100329767A1 (en) * 2009-06-30 2010-12-30 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Tape cassette
JP5326950B2 (ja) * 2009-09-09 2013-10-30 ブラザー工業株式会社 テープカセット
EP2371558B1 (en) 2010-03-31 2015-04-15 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Thermal printer
US8384750B2 (en) 2010-03-31 2013-02-26 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Printing apparatus
JP2013140657A (ja) * 2012-01-05 2013-07-18 Fujitsu Ltd カートリッジテープとそのドライブ装置
USD737347S1 (en) * 2014-01-05 2015-08-25 Makerbot Industries, Llc Filament spool holder for three-dimensional printer
USD900177S1 (en) 2019-03-19 2020-10-27 Makerbot Industries, Llc Drawer for a three-dimensional printer

Cited By (57)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9656497B2 (en) 2008-12-25 2017-05-23 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Tape cassette
US9566812B2 (en) 2008-12-25 2017-02-14 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Tape cassette
US11479053B2 (en) 2008-12-25 2022-10-25 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Tape cassette
US11285749B2 (en) 2008-12-25 2022-03-29 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Tape cassette
US10744798B2 (en) 2008-12-25 2020-08-18 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Tape cassette
US10661589B2 (en) 2008-12-25 2020-05-26 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Tape cassette
US10189284B2 (en) 2008-12-25 2019-01-29 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Tape cassette
US9855779B2 (en) 2008-12-25 2018-01-02 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Tape cassette
US9751349B2 (en) 2008-12-25 2017-09-05 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Tape cassette
US9682584B2 (en) 2008-12-25 2017-06-20 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Tape cassette
US9493016B2 (en) 2008-12-25 2016-11-15 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Tape cassette
US9533522B2 (en) 2008-12-25 2017-01-03 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Tape cassette
US9649861B2 (en) 2008-12-25 2017-05-16 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Tape cassette
US9498997B2 (en) 2008-12-25 2016-11-22 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Tape cassette
US9498998B2 (en) 2008-12-25 2016-11-22 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Tape cassette
US9511610B2 (en) 2008-12-25 2016-12-06 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Tape cassette
US9511611B2 (en) 2008-12-25 2016-12-06 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Tape cassette
US9511609B2 (en) 2008-12-25 2016-12-06 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Tape cassette
US9522556B2 (en) 2008-12-25 2016-12-20 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Tape cassette
US9656496B2 (en) 2008-12-25 2017-05-23 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Tape cassette
US9539838B2 (en) 2008-12-25 2017-01-10 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Tape Cassette
US9011028B2 (en) 2009-03-31 2015-04-21 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Tape cassette
US10201988B2 (en) 2009-03-31 2019-02-12 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Tape cassette
US9566808B2 (en) 2009-03-31 2017-02-14 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Tape cassette
US11945217B2 (en) 2009-03-31 2024-04-02 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Tape cassette
US9592692B2 (en) 2009-03-31 2017-03-14 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Tape cassette
US9616690B2 (en) 2009-03-31 2017-04-11 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Tape cassette
US9498987B2 (en) 2009-03-31 2016-11-22 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Tape cassette
US9132682B2 (en) 2009-03-31 2015-09-15 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Tape unit and tape cassette
US9381756B2 (en) 2009-03-31 2016-07-05 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Tape cassette
US9498988B2 (en) 2009-03-31 2016-11-22 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Tape cassette
US11707938B2 (en) 2009-03-31 2023-07-25 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Tape cassette
US9346296B2 (en) 2009-03-31 2016-05-24 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Tape cassette
US9427988B2 (en) 2009-03-31 2016-08-30 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Tape cassette
US9409425B2 (en) 2009-03-31 2016-08-09 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Tape cassette
US11254149B2 (en) 2009-03-31 2022-02-22 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Tape cassette
US9403389B2 (en) 2009-03-31 2016-08-02 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Tape cassette
US9656488B2 (en) 2009-03-31 2017-05-23 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Tape cassette
US11052685B2 (en) 2009-03-31 2021-07-06 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Tape cassette
US10201993B2 (en) 2009-03-31 2019-02-12 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Tape cassette
US10226949B2 (en) 2009-03-31 2019-03-12 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Tape cassette
US10744802B2 (en) 2009-03-31 2020-08-18 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Tape cassette
US10675894B2 (en) 2009-03-31 2020-06-09 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Tape cassette
US10618325B2 (en) 2009-03-31 2020-04-14 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Tape cassette
US9370949B2 (en) 2009-03-31 2016-06-21 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Tape cassette
US11225099B2 (en) 2009-06-30 2022-01-18 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Tape cassette
US9802432B2 (en) 2009-06-30 2017-10-31 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Tape cassette
US9676217B2 (en) 2009-06-30 2017-06-13 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Tape cassette
US9573401B2 (en) 2009-06-30 2017-02-21 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Tape cassette
US10265976B2 (en) 2009-12-16 2019-04-23 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Tape cassette
US9352600B2 (en) 2009-12-16 2016-05-31 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Tape cassette
US9539837B2 (en) 2009-12-16 2017-01-10 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Tape cassette
US11235600B2 (en) 2009-12-16 2022-02-01 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Tape cassette
US10265982B2 (en) 2009-12-28 2019-04-23 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Tape cassette
US11135862B2 (en) 2009-12-28 2021-10-05 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Tape cassette with indicator portion having pressing and non-pressing portion for indentifying tape type
US9656495B2 (en) 2009-12-28 2017-05-23 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Tape cassette
US9174476B2 (en) 2010-02-26 2015-11-03 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Ribbon guide in a tape cassette

Also Published As

Publication number Publication date
US20020047063A1 (en) 2002-04-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2002042441A (ja) テープカートリッジ
US20050145738A1 (en) Recording tape cartridge and method of manufacturing said cartridge
US7165738B2 (en) Record media cartridge
US20090084881A1 (en) Recording tape cartridge
JP4358557B2 (ja) テープカートリッジ
US6854679B2 (en) Recording medium cartridge
JP4369880B2 (ja) 記録テープカートリッジ
US6702217B2 (en) Recording tape cartridge and drive device thereof
JP2005174399A (ja) 単リール型テープカートリッジ
JP4076040B2 (ja) 磁気テープカートリッジ
JP4380434B2 (ja) 磁気テープカートリッジ
JP4516145B2 (ja) 磁気テープカートリッジ
JP4369881B2 (ja) 記録テープカートリッジ
US20120067999A1 (en) Tape reel and information recording medium
US6907614B2 (en) Disk cartridge
JP4317401B2 (ja) 磁気テープカートリッジ
JP2007042177A (ja) ディスクカートリッジ
US7380738B2 (en) Magnetic tape device
JP2007052831A (ja) リール及び記録テープカートリッジ
JP4865071B2 (ja) リール
JP2006018885A (ja) 磁気テープカートリッジ
JP2002313056A (ja) 記録メディアカートリッジ
JP2003036633A (ja) 記録テープカートリッジ
JP2002157856A (ja) カートリッジ
JP2002329381A (ja) 磁気テープカセット

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080108

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090611

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090630

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20091027