JP2002157856A - カートリッジ - Google Patents

カートリッジ

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JP2002157856A
JP2002157856A JP2000353681A JP2000353681A JP2002157856A JP 2002157856 A JP2002157856 A JP 2002157856A JP 2000353681 A JP2000353681 A JP 2000353681A JP 2000353681 A JP2000353681 A JP 2000353681A JP 2002157856 A JP2002157856 A JP 2002157856A
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memory
case
cartridge
tape cassette
pack
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JP2000353681A
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Kenji Hashizume
健二 橋爪
Tsuichi Sato
津一 佐藤
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TDK Corp
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TDK Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 信頼性を低下させることなくメモリの後装着
が可能なカートリッジを提供する。 【解決手段】 各種データを記録可能な記録媒体と、記
録媒体を収納するケースとを備え、ケース内部でメモリ
5を保持するメモリ保持部19がケースに形成されてい
るカートリッジ1であって、ケースの外表面には、メモ
リ5を挿入可能なメモリ挿入口15aが形成され、メモ
リ保持部19は、メモリ挿入口15aを介して挿入され
たメモリ5を保持可能に構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、テープ状またはデ
ィスク状の記録媒体を収納するケース内の所定部位にメ
モリを装着可能に構成されたカートリッジに関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】この種のカートリッジとして、データ記
録用の磁気テープと、インデックスデータや磁気テープ
の種別データなどを記録するメモリとをケースに内蔵し
たテープカセットが従来から知られている。その一方、
磁気テープの種別やケースの外観形状などに関する規格
が同一のために、メモリを内蔵しないタイプのテープカ
セットも従来から存在する。したがって、一般的には、
メモリの有無のみが異なる2種類のテープカセットを製
造する際に、メモリの内蔵を前提とするタイプのケース
と、メモリの内蔵を前提としないタイプのケースとの2
種類のケースを製造している。このため、2種類のケー
スを別個独立して製造することに起因して、その分大量
生産を行うことができない結果、両タイプのテープカセ
ットの製造コストを低減するのが困難となっている。
【0003】一方、特開2000−231774号に開
示されたテープカセット(テープカートリッジ)では、
メモリの内蔵が可能に構成された本体ケースに、メモ
リ、またはメモリと同形状の閉塞部材が選択的に装着さ
れる。この場合、本体ケースにおける下ケースの側壁に
は、メモリの端子部、または閉塞部材の対応部位を露出
させる開口部が形成され、この開口部の近傍には、メモ
リまたは閉塞部材を側壁内面に当接した状態で保持する
保持手段が形成されている。したがって、テープカセッ
トの組立て時にメモリを保持手段によって保持させるこ
とにより、メモリ内蔵タイプのテープカセットが製造さ
れ、閉塞部材を保持させることにより、メモリ非内蔵タ
イプのテープカセットが製造される。このため、1種類
のケースで2種類のテープカセットを製造できる結果、
このテープカセットによれば、大量生産を行うことがで
きるため、その製造コストの低減が図られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、特開200
0−231774号に開示されたテープカセットには、
以下の問題点がある。すなわち、このテープカセットで
は、その組立てに際してメモリおよび閉塞部材のいずれ
かを保持手段に選択的に保持させることにより、メモリ
内蔵タイプ、およびメモリ非内蔵タイプのテープカセッ
トを造り分けている。この場合、メモリが比較的高価の
ため、一般的には、メモリ内蔵タイプのテープカセット
は高額となっている。したがって、インデックスデータ
などの記録を希望しないユーザは、安価なメモリ非内蔵
タイプのテープカセットを購入する。しかし、メモリ非
内蔵タイプのテープカセットを購入したユーザが、後に
インデックスデータなどの記録を希望する場合、分解し
ない限りメモリ非内蔵タイプのテープカセットにメモリ
を後装着することができないため、メモリ内蔵タイプの
テープカセットを別途購入しなければならない。一方、
ユーザがテープカセットを分解してメモリを内蔵させる
ことも可能ではあるが、かかる場合には、テープカセッ
トの信頼性が極めて低下する。したがって、ユーザの所
有するメモリ非内蔵タイプのテープカセットが無駄とな
り、ユーザに対して不要な支出を強いることになるとい
う問題点がある。また、このテープカセットでは、分解
しない限りメモリを着脱できないため、例えば磁気テー
プが破損して録画不能となったときには、メモリが内蔵
された状態のテープカセットを処分せざるを得ず、高価
なメモリの有効利用を図ることができないという問題点
がある。
【0005】本発明は、かかる問題点に鑑みてなされた
ものであり、信頼性を低下させることなくメモリの後装
着が可能なカートリッジを提供することを主目的とす
る。また、メモリの着脱が容易なカートリッジを提供す
ることを他の目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成すべく請
求項1記載のカートリッジは、各種データを記録可能な
記録媒体と、当該記録媒体を収納するケースとを備え、
当該ケース内部でメモリを保持するメモリ保持部が当該
ケースに形成されているカートリッジであって、前記ケ
ースの外表面には、前記メモリを挿入可能なメモリ挿入
口が形成され、前記メモリ保持部は、前記メモリ挿入口
を介して挿入された前記メモリを保持可能に構成されて
いることを特徴とする。
【0007】請求項2記載のカートリッジは、請求項1
記載のカートリッジにおいて、前記メモリ保持部は、前
記挿入されたメモリを取外し可能に保持することを特徴
とする。
【0008】請求項3記載のカートリッジは、請求項2
記載のカートリッジにおいて、前記ケースは、上ケース
および下ケースを備えて構成され、前記メモリ挿入口
は、前記上ケースおよび前記下ケースのいずれか一方の
主板に形成され、前記メモリ保持部は、前記メモリ挿入
口の口縁から前記ケースの内部に向けて互いに対向する
ように立設された一対の第1の対向壁と、前記メモリに
おける挿入方向側の前面が当接可能に前記一対の第1の
対向壁の両先端部間に掛け渡された底板と、各壁面が前
記一対の第1の対向壁の各壁面に対してそれぞれ直交す
る一対の第2の対向壁とを備えて構成され、当該一対の
第2の対向壁は、互いに対向すると共にその先端部が前
記メモリ挿入口の口縁を臨むように前記上ケースおよび
前記下ケースのいずれか他方の主板に立設され、かつ当
該先端部に形成されて前記挿入された前記メモリの後面
に係合して当該メモリを取外し可能に保持する係合用爪
部を備えて構成されていることを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して、本発
明に係るカートリッジの好適な実施の形態について説明
する。
【0010】テープカセット1は、画像データ記録用の
VHS規格のカートリッジであって、図1に示すよう
に、本体ケース2、一対のテープリール3a,3b、お
よび前蓋4を備え、テープカセット1とは別個に製造さ
れた直方体のメモリパック5(本発明におけるメモリ、
図4参照)を装着可能に構成されている。この場合、本
体ケース2は、合成樹脂を用いて浅皿状にそれぞれ形成
された上ケース6および下ケース7を備え、両ケース
6,7の開口部同士を突き合わされて箱状の偏平直方体
に組み立てられ、その内部空間にテープリール3a,3
bを収納する収納スペースが形成されている。また、テ
ープリール3a,3bは、本体ケース2内に回転可能に
収納され、その周囲には、磁気テープ8が巻回されてい
る。この磁気テープ8は、テープリール3a(供給側リ
ール)から繰り出されると共に本体ケース2における前
面2aの一端側から本体ケース2の外部に引き出され、
前面2aの他端側から再び本体ケース2内に引き込まれ
てテープリール3b(巻き取り側リール)に巻き取られ
る。前蓋4は、上ケース6に回転可能に取り付けられ、
本体ケース2の前面2aに引き出されている磁気テープ
8を保護する。また、図3に示すように、下ケース7に
は、開口部9aが真円形の基準孔9と、開口部10aが
長円形の基準孔10とが形成されている。この両基準孔
9,10には、記録再生装置に配設されている一対の位
置決め用の基準ピンが挿通させられて、テープカセット
1が記録再生装置内の所定位置に位置決めされる。
【0011】この場合、VHS規格のテープカセット
は、その開発当初からメモリパック5などのメモリを収
納する前提で設計されていない。したがって、一般的に
は、テープカセット1と同規格の既存のテープカセット
では、メモリを収納するための専用の収納スペースが確
保されていない。また、図3に示すように、本体ケース
2における内部空間の大半は、両テープリール3a,3
bおよびその周囲に巻回された磁気テープ8の収納領域
(リール区画壁14,14・・で区画された領域)T
1,T2で占められている。したがって、本体ケース2
内において、磁気テープ8の巻き取りを阻害することな
くメモリを収納可能な領域は、本体ケース2における四
隅の領域A〜D、前面側中央部分の領域E、および後面
側中央部分の領域Fの6箇所に限られる。この場合、領
域A,Bには、本体ケース2の前面2aに繰り出される
磁気テープ8を案内するためのガイド部材11a,11
b,11c(図1参照)と、前蓋4の回動を規制するロ
ック部材16(図1参照)とが配置される。また、領域
E,Dには、上ケース6および下ケース7を連結して固
着するための固着部12a,12bがそれぞれ形成され
ている。また、領域Fには、両テープリール3a,3b
の回動を規制して磁気テープ8の弛みを防止するブレー
キ部材13a,13b,13c(図1参照)が配置され
ている。このため、このテープカセット1では、メモリ
パック5を収納するためのスペースとしての直方体形状
のメモリ収納空間15を領域Cに形成している。したが
って、このテープカセット1によれば、この領域Cをメ
モリの収納領域として利用することにより、既存のテー
プカセットとの形状面での互換性を維持しつつ、メモリ
パック5の収納を可能としている。
【0012】メモリ収納空間15は、図4に示すよう
に、メモリ保持部19で区画されると共に、下ケース7
の主板7aに形成された長方形状の開口部15a(本発
明におけるメモリ挿入口)に連通している。したがっ
て、メモリパック5は、開口部15aを介してメモリ収
納空間15に装着される。また、メモリ保持部19は、
図2,3に示すように、下ケース7における主板7aの
内側に形成された第1の区画壁17と、上ケース6にお
ける主板6aの内側に形成された第2の区画壁18とを
備えて構成されている。この場合、第1の区画壁17
は、図5(a)に示すように、一対の第1の側壁17
a,17bおよび底板17cを備えて構成されている。
第1の側壁17a,17bは、本発明における第1の対
向壁に相当し、互いに等しい長さで、かつ互いに平行に
形成され、開口部15aの口縁から上ケース6の主板6
aに向けて直角に延出させられている。また、底板17
cは、開口部15aに対向するように第1の側壁17
a,17bの先端部間に掛け渡されている。この場合、
側壁17a,17bの離間距離は、開口部15aの開口
幅(すなわちメモリパック5の厚み)L1と等しく規定
さている。
【0013】一方、第2の区画壁18は、図2,5
(b)に示すように、各壁面が第1の側壁17a,17
bの各壁面に対してそれぞれ直交すると共に互いに対向
配置された一対の第2の側壁18a,18bを備えてい
る。この第2の側壁18a,18bは、本発明における
第2の対向壁に相当し、開口部15aの開口幅(すなわ
ちメモリパック5の横幅)L2だけ離間した状態で、そ
の各先端部が開口部15aの口縁近傍に達し、かつ、そ
の口縁を臨むように上ケース6における主板6aに立設
されている。また、第2の側壁18a,18bの各先端
部には、メモリ収納空間15の内側に向けてそれぞれ突
出形成されると共にその端面が開口部15aに露出する
係合爪18c,18cが形成されている。この場合、両
係合爪18c,18cは、メモリ収納空間15に挿入さ
れたメモリパック5の後面(接続端子5aの形成面)に
係合してメモリパック5を取外し可能に保持する。ま
た、各係合爪18cにおける底板17cに対向する側の
端面と底板17cとの間の長さL3は、メモリパック5
の高さと同じに規定されている。この場合、各係合爪1
8cは、開口部15aに露出する側の端面が、底板17
cに向かって傾斜するように形成され、底板17cに対
向する端面が、底板17cに対して平行に形成されてい
る。したがって、開口部15aを介してのメモリ収納空
間15へのメモリパック5の装着が容易で、しかも、メ
モリ収納空間15に装着したメモリパック5の抜脱を確
実に回避することができる。なお、本体ケース2は樹脂
成形で製造されており、上ケース6の主板6aには、樹
脂成形するための型抜き用孔6bが形成されている。
【0014】テープカセット1は、メモリパック5を装
着せずに本体ケース2にテープリール3a,3bを収納
した状態、つまり、メモリ非内蔵タイプのテープカセッ
トとして出荷される。この場合、メモリ収納空間15に
メモリパック5を予め装着しておくことで、メモリ内蔵
タイプのテープカセットとして出荷することもできる。
一方、メモリ非内蔵タイプとして出荷されたテープカセ
ット1にメモリパック5を後装着する場合、メモリパッ
ク5の接続端子5a,5a・・が形成されている側の後
面を押し込むことによって開口部15aを介してメモリ
収納空間15にメモリパック5を装着する。この際に
は、最初に、メモリパック5における底板17cに対向
する前面と係合爪18cの端面とが当接し、次いで、第
2の側壁18a,18bがメモリパック5に対する押し
込み力によって互いに離間する方向に弾性変形すること
により、各係合爪18cの先端がメモリパック5の側面
にそれぞれ当接する。続いて、メモリパック5が底板1
7cに当接するまでさらに押し込まれた際には、係合爪
18cの先端とメモリパック5の側面との当接関係が解
除されて、第2の側壁18a,18bがその弾性復帰力
によって元の位置に復帰する。この状態では、各係合爪
18cの底板17cに対向する側の端面が、メモリパッ
ク5の後面に係合し、これにより、メモリ収納空間15
へのメモリパック5の後装着が完了する。以上により、
メモリ内蔵タイプのテープカセット1が組み立てられ
る。
【0015】この状態では、メモリパック5の4つの各
側面が、第1の側壁17a,17bおよび第2の側壁1
8a,18bによってそれぞれ挟持されると共に、前面
および後面が底板17cおよび係合爪18c,18cに
よって挟持される。したがって、メモリパック5は、容
易に抜脱することなく、接続端子5a,5a・・が開口
部15aから露出させられた状態で、メモリ収納空間1
5に装着される。
【0016】このように、このテープカセット1によれ
ば、本体ケース2における下ケース7の主板7aに開口
部15aを形成してメモリ収納空間15にメモリパック
5を着脱自在に構成したことにより、組立状態のテープ
カセット1に対して、本体ケース2の外側からメモリパ
ック5を容易に後装着することができる。したがって、
メモリ非内蔵タイプのテープカセット1を購入したユー
ザは、メモリパック5の利用を後に希望する際には、既
に所有しているテープカセット1に別途購入したメモリ
パック5を容易に後装着することができる。この結果、
ユーザは、メモリ内蔵タイプのテープカセットを新たに
購入することなく、手持ちのメモリ非内蔵タイプのテー
プカセット1をメモリ内蔵タイプのテープカセットとし
て有効に利用することができる。また、本体ケース2や
磁気テープ8が破損した場合にも、取り外したメモリパ
ック5を他のテープカセットに装着して再利用すること
ができる。一方、メーカにとっても、メモリ内蔵タイプ
のテープカセットを出荷するのと比較して、メモリパッ
ク5のコストのみならず、メモリパック5の装着作業に
相当する製造コストを低減することができる結果、安価
なテープカセットをユーザに提供することができる。
【0017】なお、本発明は、上記した発明の実施の形
態に限らず、適宜変更が可能である。例えば、本発明の
実施の形態では、直方体のメモリパック5を相補的形状
のメモリ収納空間15に装着する例について説明した
が、本発明におけるメモリの形状はこれに限定されな
い。この場合、接続端子5a,5a・・が開口部15a
側から臨める向きでメモリパック5をメモリ収納空間に
装着する必要がある。したがって、図6に示すメモリパ
ック55のように、その一つの角部を面取りし、かつメ
モリパック55に対して相補的形状のメモリ収納空間6
5を区画形成することにより、装着の向きを誤ることな
く、メモリパック55をメモリ収納空間65に確実かつ
容易に装着することができる。また、テープカセット1
における第2の側壁18a,18bの横幅L4(図5
(a)参照)を開口幅L1以上に長く規定し、かつ係合
爪18cの横幅を開口部15aの開口幅と等しく規定す
ることにより、メモリ保持部19と本体ケース2との隙
間を閉塞することができる。この構成によれば、開口部
15aを介しての塵埃の侵入を十分に防止することがで
きる。
【0018】さらに、本発明の実施の形態では、上ケー
ス6および下ケース7の各主板6a,7aから延出して
形成した部材によってメモリ収納空間15を区画形成し
た例について説明したが、例えば上ケース6や下ケース
7の側壁を用いてメモリ収納空間15を区画形成しても
よい。また、上ケース6または下ケース7の主板6a,
7aのいずれか一方にメモリパック5と相補的形状の凹
部を形成し、この凹部内にメモリパック5を接着剤で固
定してもよい。さらに、本発明の実施の形態では、一例
として開口部15aを下ケース7の主板7aに形成した
が、上ケース6の主板6aに形成することもできる。ま
た、本発明の実施の形態では、領域Cをメモリパック5
の収納スペースとして利用した例について説明したが、
本発明はこれに限定されず、テープリール3a,3bな
どの収納を妨げない限り、領域A,B、D〜Fのいずれ
かにメモリ収納空間15を形成することもできる。さら
に、本発明の実施の形態では、外部装置によって接触方
式で各種データを読み書きされる接触型のメモリパック
5を例に挙げて説明したが、本発明におけるメモリはこ
れに限定されず、外部装置によって非接触方式で各種デ
ータを読み書き可能な非接触型のメモリを装着可能に構
成することもできる。
【0019】また、テープカセット1では、メモリ収納
空間15に装着するメモリパック5として直方体状の専
用メモリを例に挙げて説明したが、本発明におけるメモ
リの形状はこれに限定されず、例えば市場に流通するマ
ルチメディアカード、SD、スマートメディア、コンパ
クトフラッシュ(登録商標)カードなどのカード形リム
ーバブルメモリを装着可能に構成することもできる。例
えば、カード形リムーバブルメモリを装着する場合に
は、図7に示すテープカセット31のように、本体ケー
ス32の側面に細長の開口部(メモリカード挿入用スロ
ット75a)を形成し、その奥側にメモリ収納空間75
を区画形成する。この場合、本体ケース32の主板に
は、メモリ収納空間75に装着した状態のメモリカード
85における接続端子5a,5a・・に外部接続端子を
接続可能な接続用孔75bを、メモリカード挿入用スロ
ット75aに連通形成する。さらに、装着したメモリカ
ード85を取り外す際に、メモリカード85の後端部を
指でつかみ易くするための切欠き75cをメモリカード
挿入用スロット75aの周囲に形成しておくことが好ま
しい。
【0020】加えて、本発明の実施の形態では、一例と
してVHS規格のテープカセット1を例に挙げて説明し
たが、本発明におけるカートリッジはこれに限定され
ず、DVやVHS−Cなどのテープ状記録媒体を収納す
るカートリッジ、およびMDやDVDなどのディスク状
記録媒体を収納するカートリッジにも本発明を適用する
ことができるのは勿論である。
【0021】
【発明の効果】以上のように、請求項1記載のカートリ
ッジによれば、ケースの外表面に形成されたメモリ挿入
口を介して挿入されたメモリを保持可能にメモリ保持部
を構成したことにより、信頼性を低下させることなく完
成品のカートリッジにメモリを容易に後装着することが
できる。この結果、メモリ非内蔵タイプのカートリッジ
を購入したユーザは、必要に応じてメモリを購入して後
装着することができるため、最初に購入したカートリッ
ジを無駄にすることなく、メモリ内蔵タイプのカートリ
ッジとして有効に利用することができる。
【0022】また、請求項2記載のカートリッジによれ
ば、挿入されたメモリを取外し可能にメモリ保持部が保
持することにより、例えば記録媒体やケースが劣化また
は破損したときに、メモリを取り外して他のカートリッ
ジに装着することができるため、メモリの有効利用を図
ることができる。
【0023】また、請求項3記載のカートリッジによれ
ば、底板によって連結された第1の対向壁と、先端部に
係合用爪部が形成された第2の対向壁とを備えてメモり
保持部を構成したことにより、簡易な構成でありなが
ら、メモリを確実に保持することができると共に、係合
用爪部による係合を解除するだけでメモリを容易に取り
外すことができる。また、この構成によれば、上ケース
および下ケースを樹脂成形によって形成することができ
るため、メモリを保持するための部材を別途形成してケ
ースに組み付ける製造方法と比較して、製造コストを低
減することができる。さらに、メモリを挿入するだけで
メモリ保持部によって保持されるため、例えば接着剤を
用いた装着方法と比較してメモリを容易に装着すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るテープカセット1の
分解斜視図である。
【図2】本体ケース2における上ケース6の平面図であ
る。
【図3】本体ケース2における下ケース7の内部構造を
示す平面図である。
【図4】主としてメモリ保持部19およびメモリパック
5の外観を示す斜視図である。
【図5】(a)は図4においてメモリパック5がメモリ
保持部19に装着されているときのX−X線断面図、
(b)は図4においてメモリパック5がメモリ保持部1
9に装着されているときのY−Y線断面図である。
【図6】誤挿入防止構造が採用されているメモリ収納空
間65の形状を示す要部斜視図である。
【図7】(a)は、本発明の他の実施の形態に係るテー
プカセット31の要部を示す側面図、(b)はテープカ
セット31の要部を示す平面図である。
【符号の説明】
1,31 テープカセット 2,32 本体ケース 5,55 メモリパック 8 磁気テープ 15,65,75 メモリ収納空間 15a,75a 開口部 17 第1の区画壁 17a,17b 第1の側壁 17c 底板 18 第2の区画壁 18a,18b 第2の側壁 18c 係合爪 19 メモリ保持部 85 メモリカード

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各種データを記録可能な記録媒体と、当
    該記録媒体を収納するケースとを備え、当該ケース内部
    でメモリを保持するメモリ保持部が当該ケースに形成さ
    れているカートリッジであって、 前記ケースの外表面には、前記メモリを挿入可能なメモ
    リ挿入口が形成され、前記メモリ保持部は、前記メモリ
    挿入口を介して挿入された前記メモリを保持可能に構成
    されていることを特徴とするカートリッジ。
  2. 【請求項2】 前記メモリ保持部は、前記挿入されたメ
    モリを取外し可能に保持することを特徴とする請求項1
    記載のカートリッジ。
  3. 【請求項3】 前記ケースは、上ケースおよび下ケース
    を備えて構成され、前記メモリ挿入口は、前記上ケース
    および前記下ケースのいずれか一方の主板に形成され、
    前記メモリ保持部は、前記メモリ挿入口の口縁から前記
    ケースの内部に向けて互いに対向するように立設された
    一対の第1の対向壁と、前記メモリにおける挿入方向側
    の前面が当接可能に前記一対の第1の対向壁の両先端部
    間に掛け渡された底板と、各壁面が前記一対の第1の対
    向壁の各壁面に対してそれぞれ直交する一対の第2の対
    向壁とを備えて構成され、当該一対の第2の対向壁は、
    互いに対向すると共にその先端部が前記メモリ挿入口の
    口縁を臨むように前記上ケースおよび前記下ケースのい
    ずれか他方の主板に立設され、かつ当該先端部に形成さ
    れて前記挿入された前記メモリの後面に係合して当該メ
    モリを取外し可能に保持する係合用爪部を備えて構成さ
    れていることを特徴とする請求項2記載のカートリッ
    ジ。
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